日常のページ

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8/1(金) 北朝鮮関連のニュースがしばらく無いと思っていたら急にいろいろと出てきた。NPOの代表に北朝鮮の高官が拉致家族の子供たちを逢わせて、その子らの手紙や写真を託したそうな。また北朝鮮の核開発問題では、今までアメリカと二国間協議にしか応じないと言っていた北朝鮮が、ロシアを含めた6カ国協議になら応じると、ロシアに表明した。また、タイのバンコクには脱北者と見られる10名が日本大使館に駆け込み。亡命希望者と見られる。また、ロシアは、北朝鮮の核攻撃が韓国へ向かった場合を想定して、ロシア極東部に放射能汚染が拡がるとして、核戦争を防ぐためとしながらも、ロシア軍のミサイルで北朝鮮の核施設を破壊する計画を持っていることが発覚。韓国の二流紙が、拉致被害者の子供を日本に帰すと近く表明すると報道。万景峰号が東南アジアから調達した救命艇や、スプリンクラーなどを搭載して日本向けのPSC(ポートステートコントロール)に備えた対応。まさに、北朝鮮関連ニュースのラッシュとなった。日本の態度を軟化させるための、いつもの揺さぶり工作かも知れないが、結果として良い方向に向かえば良いのだが。。。

 

8/2(土) 昨日あたりから、やっと夏らしさが戻ってきた感じ。遅れて来た夏か・・・。お店では早くも秋まつりのポスターやちらし、ポップなんかが続々と届き、秋からの新商品もほとんど到着。8/5の中元セールの終了とともに、ディスプレイも秋一色に模様替えする予定。長く続いた日曜出勤もいよいよ明日で終わり。あぁ、長かった〜。でも、交替で1日だけ休めたので楽だった。

さて、私の自宅の近くでは今5軒のお家が新築中、ほかに1軒が改築中。まさにラッシュという感じ。毎日少しづつ出来てくるお家を見ていると、他人事ながら楽しいものである。4軒は今までの呉服屋さんをつぶして、新たに分譲した木造3階建て。えっ、こんなに小さい敷地なの?という感じだが、3階建てになったら、結構な大きさになるのだろう。時折写真を撮ったりする人が来られているから、この人たちが住まわれるのだろう。去年マンションが建って住人が一挙4倍になったウチの町内。今まで何十年と、変わらなかった町内に、大きな変化が続いている。。。

 

8/3(日) 昨日は、ヨメさんと1ヶ月交替で行っている洛央小のPTAバレー。暑さでかなりみんなバテ気味。参加者も少ない目・・・。ヨメさん連中は元気で。夜に西京極までパープルサンガのゲームを見に行った。ほんま、元気・・・。何やら行く予定の誰かさんが行けなくなったそうで・・・。ついでに、試合後、四条新町上るの居酒屋で、オバちゃん4名で盛り上がったそうで、おかげで二日酔いの今日のお仕事はお休みだそうで・・・。私は仕方なく一人で店番へ行くことに・・・。

はてさて、今日は町内のファミリー会という親睦会のビアパーティ。今年は私が会長ということで、いつものロイヤルホテルをホテルオークラの17階、オリゾンテというバイキングレストランに変更。行ったことがないので、どちらが良いかは判らないが、もともと京都ホテル。京都一の格式のホテルなので、食べ物も期待したいねぇ。京都のホテルで味がよいと評判が良いのは、ここホテルオークラ(旧京都ホテル)、宝ケ池のプリンスホテル、リーガロイヤル(旧グランドホテル)、が御三家。これに続くのが、蹴上の都ホテル、全日空ホテル、ホテルグランビア、東急ホテルあたりか。国際ホテル、パークホテル、ロイヤルホテル、プリンセスホテル、そうそう、駅前のセンチュリーホテルや新阪急ホテルなんかも、まあまあかなぁ。後はノーコメント。当たりはずれもあるけれど・・・。

 

8/4(月) 朝から、格致のラジオ体操当番で汗だくである。昨夜は、飲み会だっただけに酒抜きには丁度良いかも。。。しかし、それにしても朝から暑い。湿気の多いいつもの夏がやっと戻ってきた感じである。昨晩はバイキングということで、飲み放題、食べ放題は、ついつい食べ過ぎてしまうから恐ろしい。体重計に乗るのもついついやめておく。夏やせという人が多い中、不思議と夏太りする体質なので・・・。気を付けないと・・・。

さて、拉致家族の子供さんからの手紙や写真が、地村さんや曽我さん蓮池さんのもとに国を経由して届いたとのこと。どうやら向こうに住む子供たちには、日本に親が抑留されていると、説明しているらしい。恐ろしいことに、子供たちには、自分たちが日本人であることはもちろん、親が日本人であることさえも、知らせてないという。また、この子供たちに、帰ってきて欲しいと手紙に書かせているあたり、何か作為的なものも感じざるを得ない。これがもし本当だとしたら、どうしてそこまで洗脳教化する必要があるのか・・・。全体主義国家の恐ろしさを感じる。もし、自分たちの国籍が向こうで敵国、もっとも憎むべき日本という帝国主義国の国であると知らされたら、向こうの考えしか無い子供たちは、恐らく、ものすごいショックを受けるのだろう・・・。日本が戦時中、鬼畜米英と言っていたのと、全く同じ。こんな国がまだ日本のすぐ側にある・・・。

 

8/5(火) 日本の治安が悪化しているというニュースを今朝のテレビでやっていた。これの原因は警察官の人数が少なすぎることよるものだという指摘である。日本は1人の警察官が700人ほどの国民の安全を守るという比率だそうである。欧米各国が250人前後だということを比較すれば、警察官を今の3倍近くにしなければ、欧米並とは言えないそうだ。もともと島国である日本は、単一民族国家ということもあり、治安という意味においては、もともと尋常でないほど良かった。今でも郊外の農家に行くと、その家の玄関には鍵がほとんどかかって無く、誰でも平気で中に入れる。村意識が高いから、近くに住んでいる人は誰でも知り合いばかりだから、「よそ者」が来れば、警戒すれば良いだけだった。

ところが、都会を中心に「よそ者」だらけの街が増え続けた。隣に住む人の顔も知らないという、最悪の人間関係が増えてきてしまったのである。治安が良いということは、言い換えれば最大の行政サービスである。人の財産が完全に守られていたり、良好な人間関係の中で生活したいという欲求は、人が住む上で、最も基本的な要素であり、このことが守られない街は、納税者は反乱を起こして良いほどの必要最小限の条件が揃っていないと言える。

ところが、行政の怠慢によって、警察官の増員はここ数年全く行われず、犯罪検挙率は下がり、凶悪犯罪は増え続けている。このままでは、東京は不法滞在の外国人らの天国になり、この無法振りは全国的に波及してしまうのは明かである。

東京都の石原都知事、神奈川県知事は相次いで、警察力の増強を決定。かつてのニューヨークの二の舞はごめんである。少なくとも、中学生がタバコを平気で大人や警官の前で吸っているという現状は全く異常である。こんなところから、まともにしないと、どんどん日本はおかしくなって行く。

今日、私は五条署の職員さんらと一緒に、街頭パトロールという少年補導委員会の活動に出ることになっている。四条河原町近辺の繁華街のゲームセンター等を見回る活動で、今時の中高校生にとっては「へ」でもない活動かも知れないが、ええことと悪いことの区別が出来ない子がいる限り、こんな活動の意義もあるかなと思う。

 

8/6(水) 9月から一般酒販小売業の免許が軒数規定も無くなる。とはいえ、税務署に提出させられる書類は、納税証明関係など、以前より増えるという。まさに、時代に逆行している・・・という感じ。おまけに、酒屋さんの組合か何かが政治家を使って、過去3年間で1割以上、売上が減った酒販店がその管轄税務署内に過半数おれば、この軒数制限の撤廃を1年間延長するという、誠にくだらない法律を作らせたようである。なぜ、落ちぶれた、あまり売れない酒屋さんの生活を守るために、せっかくの規制緩和のための施策を遅らせなければ行けないのか。全く、あきれてモノが言えない・・・。

税務署管内で何軒という考え方も全くナンセンス。客は、税務署管内の枠を越えて自由に動くし、もし、仮に伏見区で規制が遅れて、下京区で1年先に緩和されたとしたら、同じ、京都市という都市の中で、新たな不公平を作ることになる。そんなことが許されて良いのか。もし、そんなことになれば、遺失利益の損害賠償請求訴訟を国や、酒販連相手に起こす人が続出する可能性もある。誰がこの責任を取るのか、見物(みもの)である。とわいえ、ウチもこの秋にはまたまた山ほどの申請書を提出して、酒販免許の獲得のために頑張らなくてはならない。酒の販売という利権を無くすこと。これも構造改革。この国には、変な規制が多すぎる。

 

8/7(木) そもそも、日本の酒税法は、われわれ、しもじもの者が、お酒を販売することを禁止する。ただし、お上が認めた者だけそれを許そう。という構造の上に成り立っている。道路交通法が、車を道路上で運転することを禁ずる。ただし、免許を持っている人だけには、車の運転を許しましょう。と、いうのと、法律的な考え方は同じ。問題は、酒の場合は免許する人を限定して、その人たちから上納金を吸い上げて政治家や役人が食いものにしてきたことである。こんな規制のおかげで、日本のビールは約半分が税金。アメリカで98セントで缶ビール6本売っているのと比べれば日本のビールは高すぎる。酒やタバコなら高い税金とっても、文句を言わないだろうというお上の根性が丸見えである。

酒税なんて、酒のメーカーからだけ取っているのだから、この免許制度自体を無くすだけで、全国で何千人もの税務署員が不要になる。そんな人たちは、人手不足の税関や、北朝鮮船の臨検に回っていただいた方がよっぽど良ろしい。こんな仕事は年収1000万円も取っている国家公務員さまではなくて、リストラされた高齢者の方でも十分できます。税務署ではなくて、区役所に届けるだけにすれば十分。

酒の小売り免許なんて、お米の販売みたいに、届出制にして、誰でも取れる価値のないものにしてしまえば、しょうもない利権も無くなる。誰でも酒が売れるようになって、青少年の飲酒が増えてしまうという論理は判ります。でも、それ以外に免許制度を維持するという正当な理由は無いような気がする。青少年の飲酒の問題は警察の仕事であって、税務署さんの仕事ではありません。

また、過去3年間の財務諸表や、個人企業ならプライバシーの侵害と思われる部分まで提出さされて、資産内容や、出身学校、役員の経歴書、会社が借地であるかないかとか、連帯保証人とか、販売する売り場の地図や、その販売計画まで提出させるという神経が判らない・・・。赤字会社には免許が降りない。とか、いうのもおかしいし、赤字だから酒を売って売上を伸ばそうとするのでしょう。それを今まで免許を持っている人を守るために、障壁を高くして、貧乏人や、お商売を始めたばかりの人は、すぐ会社をつぶすかも知れないから売らせませんという論拠は通らないへ理屈である。売れるか売れないかは、その人や会社の努力のたまもの。それを、あまり売れないだろうから、お酒の免許を出せませんなんて、論理的に破綻している。

今度の改革は、今までだめな酒屋さんの売上不足が、そのお店の販売努力不足にあるということを白日の下にさらして、楽して儲けすぎてた酒の小売り業の体制自身が丸裸になることになる。いつまでも、酒販免許の上にあぐらをかいていられる時代ではない。

こんなことをすると、必ずまた中小の商店を保護するために、またまた税金で保護しようという動きが出てくる。世の中の構造改革の波に乗れない人は、厳しいようだが、負け組。負け組の人たちを保護するために、我々の血税を使うのはやめてほしい。そういう社会にしないと、日本は、努力しなくても食べられる言う、行き過ぎたぬるま湯社会である、社会主義国みたいになって、国民負担が限りなく増大していってしまう。日本は変わらないといけない。。。

 

8/8(金) ウチの会社の近くに京都南大橋という2車線橋、2本からなる真新しい橋がある。新堀川通が鴨川をまたぐ、かなり大きい橋で、昨年全4車線のうち、片側通行で1本の橋、2車線が暫定開通した。もう1つの数メートル下流にある橋は、橋、本体は完成しているのだが、橋の北側で立ち退き交渉が遅れているのか、なかなか工事が進まない状況が続いていた。道路予定地にはビタエックス食品工業という会社がでんと居座っていて、これが最大のネック。橋への取りつけ道路がその部分だけ工事が出来ない状況になっていた。ところが、昨日、やっとやっとでこの会社の取り壊し作業が始まり、いよいよ京都南大橋の全面開通に向けて、動き出した。

この意義は大変大きく、国道1号線のバイパスとして、近く新堀川通が本格的に供用されることになり、車の流れも一変して、名実共に、新堀川通が京都南部のメインストリートとして発展してゆくことが期待される。

京都市南部地域では、このところ相次いで新しいインフラがどんどん整備されつつある。第二京阪、久御山ジャンクション、京滋バイパス、洛南道路、新十条通、新久我橋、京都高速道路油小路線、などなど・・・。この8月10日にはいよいよ京滋バイパス久御山〜大山崎間が開通、大阪から滋賀名古屋方面へ向かう車は、混雑する京都南インターや京都東インター、大津インターなどを迂回して、大山崎から空いている京滋バイパス経由で、同じ料金で直接、草津まで行けることになる。このことは、京都の人にとっても、大変大きな意義あることになる。インターチェンジの慢性的な渋滞は、一気に解消され、多くの車が混む京都市内を通らず、バイパスして走るようになると、所要通過時間も減少するし、トータル的に生み出されるメリットタイムは計り知れない。大気汚染もより郊外にルートがふれる事により改善される可能性も高い。

道路建設は、国の基本的な国民サービスの最たるモノ。都市部での道路建設は、建設目的の多くがその渋滞解消、通過所要時間短縮にあり田舎の道と違って、その恩恵にあずかる人がケタ違いに多い。無駄な道はいらないが、必要な道は、これからもどんどん整備していってほしい。

 

8/9(土) 台風10号が珍しく京都を直撃。しかし、さすが1000年も都があったところ。こういう場所は統計的に大規模な災害が少ないものである。少し強い風と雨が降っただけで、今日のお昼には北陸へ抜けた。テレビの中継とか見ていると、三重県や和歌山なんかすごい風雨だったのに、京都は嘘みたいに、すぐ風も収まった。東京一極集中のお陰で、ひところ東京遷都論が盛んだったが、宮城は地震が多いし、岐阜愛知は台風の通り道、畿央は一番京都に近くて、災害的には合格かと、台風が来たときには思う。日本もええかげん、首都機能を少しは分散して、リスクヘッジを計らないといけない。東海地震が起きたり、大規模テロ、北朝鮮の核ミサイルが1発飛んできただけで、日本全部が沈没するわけにはいかない。少なくとも関西は日本第二の人口集積地域であり、十分その役は担えると思う。

 

8/10(日) 6月のお中元セールはじまりから、ずっと休み無しが続いてたが、やっとお店は休み。今週末は和歌山へ行くので、その準備でものんびりしましょうかね・・・。お盆休みは昨日からのところが多く、名神高速は大渋滞。年中行事の民族大移動は、やや分散化されたとはいえ、健在。今日から京滋バイパスで名神渋滞迂回できるはずやけど。。。結果はいかに・・・。

 

8/11(月) 夏休みも早、半分終わったとか。今週はサマーホリデーウィーク。土曜からお盆休みに入っている人が多いのか、昨日、ジャスコに行っても、そんなに人が多くない。日曜日の買い物は久しぶりだが、今週末の和歌山行きのお菓子やらジュースやらの買い物が中心。以前から行ってみたかった函館市場というちょっと高めの回転寿司屋さんも行けたし、ビーブイというレンタルCD屋さんで、桑田圭祐やBoAやケミストリーやそれから何だったっけ、あっ、倉木麻衣か。。そのCDアルバム借りてきて、旅行の車内で聞くCD−Rに焼いたり、今までやりたくても休みが無くて出来なかったことをまとめてやった感じ。おかげで少し疲れてしまった・・・。さぁ、盆休みまであと3日。がんばろぅ〜!

 

8/12(火) 東北北部は梅雨明けせずに、早くも秋の気配だと、テレビのニュースで言っていた。関西以西はまあまあ暑くはなっているのだが、以東は冷夏が続いているとのこと。この異常気象は全世界的なもので、ヨーロッパでは熱波が続いているとのこと。これの原因は偏西風の流れの問題が原因だそうだ。低気圧と高気圧の力のバランスが崩れて、偏西風の流れを変化させているとのこと。やっぱり夏は暑くないといろいろ問題が多いようだ。

昨日は、お店がけっこう忙しくバタバタした。お盆前の駆け込み需要といったところか・・・。在庫の消化が進んで、洗剤のボリューム陳列をやめて、1点展示に入れ替えたので、すっきりした感じに。お中元も秋まつりに模様替えが完了。秋は忙しくなるかなぁ・・・。

 

8/13(水) 湘南の海の家からの中継で、お客はガラガラ。売上はぜんぜんで、寒いので海に入らないという人ばかり、夏は暑ないと、いろんなところで問題が起こる。葬儀社は暇になるし、水着は売れない。かき氷のシロップは、売れ残り。ビールやアイスクリームなんかの夏物も、不振で赤字のところが続出とか。ウチも明日からやっと盆休みだが、明日、明後日と雨模様。土曜は曇りとか。天気予報も湿りがち。明日から和歌山の白浜に行く予定だが、雨ならつまらんなぁ・・・。

 

8/14(木) 早朝4時30分に家を出発。まだ暗い名神高速や近畿道、阪和道を一路、和歌山方面に走る。目的地は和歌山県白浜町の少し先、椿温泉にあるリゾートマンション。心配していた天気だが、今日は何とか曇りといったところか・・・。42号線や、湯浅御坊道路はよく混むので、吉備インターあたりで有料道路を降りて、山の中の国道を龍神方面に走る。昨年も通ったコースは、少し距離的には長くなるが、絶対に渋滞しないというのがメリット。ごく一部狭い部分はあるけど、さすが保守王国。道路は良い。

朝9時には現地に無事到着。今回は西田くんの奥さんの実家がお持ちのリゾートマンションに、居候させていただくという有り難いプランである。さすがに、1部屋に16人は無理なので、管理人さんにお願いして1部屋空き部屋をお借りした。これが地下2階なのだが、海側から見れば1階。つまり傾斜地に建っている11階建て、海側から見れば13階建ての立派な建物である。さすがに30年ほど前の建築なので、少々お古いことは古いのだが、海辺のキャンプから比べたら雲泥の差。何せ、エアコンがある。テントを張らなくても屋根と床がある。おまけに海が目の前。プライベートビーチ感覚。すごいことに、温泉がいつでも入れる。

そんな願ったりかなったりの素晴らしいところである。唯一の欠点は、買い出しするスーパーが車で20分ほどかかることぐらいか・・・。せっかく早く着いても、天気は生憎の雨。今井君のヨメさんと、息子さんとその友達が京都から特急くろしおで追いかけてくるので、それをお迎えしにJR椿駅へ向かった。そこは、まさに田舎の駅で、無人かと思ったら、2人のボランティアのおじいさんがいる以外には、駅前も閑散としたもの。つぶれた喫茶店の看板がもの寂しい。この椿温泉には旅館もあるようで、2台ほどマイクロバスのお迎えが来ていた。

雨が降り止まないので、オオクワ日置川店という、ここらでは1番大きいスーパーに買い出しへ出かける。オオクワは和歌山県一のチェーン展開を図るスーパーマーケット。と、いうよりここ以外にまともなスーパーがここらへんには無い。せっかく紀伊半島の先っちょまで来たのだから、地元の漁港で上がった新鮮なお魚を食べようと思うのが人の常。ところが、そんな魚を売っているような店は皆無。このスーパーでは、どこの町でもあるようなノルウェー産の甘エビ。インド洋で捕れたまぐろ。瀬戸内海の太刀魚、高知のかつお、と、品揃えはなかなかだが、肝心の地元の魚は無い。。。お刺身と、巻き寿司、バラ寿司なんかで、今夜の夕食は決まり。明日は晴れるかなぁ・・・。

8/15(金) どうも、私の生活リズムは、他の人と違いすぎる。このところ、早寝早起きが心底身に付いている私は、夜は9時には眠くなる。その代わり、当然の事ながら朝4時には目が覚めている。昨夜もみんなは12時頃まで飲んでたようだが、朝、目が覚めるといつもひとりぼっちなので暇である。まず、このマンションの真ん前にある漁港へ散歩に出かける。この人たちは、私と同じで早起きの人たち。朝早くから、防波堤で釣り糸を下げて、いわいる五目釣りというのを楽しんでいる。それらを一通り見て、ちょっと声をかけると、釣りをしている人にもいろいろな人がいることが判る。無視する人も多いが、大概は楽しみに来ている観光客。どちらからですかとか、少しだけは話も進む。おこぜみたいなのが釣れてたり、見たこともない魚がいて、これ何ていう魚ですか?て聞いたり。私も判らん・・・と、大笑い。

釣り見物に飽きると、今度は椿温泉めぐり。温泉街とは御世辞にも言えないほどの規模だが、ここには、リゾートマンションが多い。旅館、民宿より、18階建ての立派なマンションや、200室は優に超えるほどの大規模なものもある。もっとも、昔は会社が社員の保養施設的意味合いで買っていたものが多いとか。個人で毎月3万ほどの維持管理費は痛いだろうに。。。

さて、散歩から帰ってきてもまだまだ皆さんはご就寝中、仕方ないので7時から開いている温泉へ。これが地下1階にあるのだが、かなり広々とした良いお風呂である。目の前は太平洋。お湯は単純炭酸泉で、少しぬるぬるした感じ。ところが、風呂から上がるとスベスベになるという感じの良いお湯である。私は朝と夕と2回づづ、2日で都合4回入らせていただいたが、大満足の湯である。

お風呂から上がってもまだまだみんなは起きてこない。仕方ないので一人朝食にカップ麺を食し、洗面して、髭を剃って・・・。さて、昨日はさんざんだった天気も、今日は曇り。時折薄日が差す程度。我々は真ん前のビーチにタープを出し、炭火焼きの準備をして、やっとやっとの海へ。ここの海はさすがは太平洋に突き出した岬。水がきれいである。黒潮が流れている関係か、いろんな魚が泳いでいる。私は近視なので、度付きのゴーグルを付けて潜ると、そこは別世界のような光景が・・・。沖縄やグァムにいるような熱帯魚のようにカラフルな魚がいたかと思えばふぐのようなもの、うつぼのような外道もいたり、まさに生きている海という感じ。何時までも何時までも潮だまりに浮いていて、魚たちを見ていたいという衝動にかられる。

この海は、また干満の差がかなり激しい。朝方や夕方の満潮時には砂浜は奥行き5メートルと、いたって狭い浜辺なのだが、お昼時の干潮時には遠く40メートルほど先の小島までが陸地で地続きになる。海底は宮崎県の青島などで有名な千畳敷のようにまるでノコギリの刃の形をした岩。うっかり転ぼう物なら、そこらじゅう血まみれになる。昨年、ここに来て止めひも付きのビーチサンダルで、そこいら中、足が傷だらけになった痛い経験があって、今回は「磯シューズ」なるものを持参した。今年は冷夏の異常気象のお陰で夏物の安売りが早くて大幅。私の磯シューも1000円のが3割引で700円。それがまだ5%引きで、665円という代物。でも十分使えた。ここらの海にはこの靴が必需品。特に底の厚くないものでなければ、使い物にならない。

 

8/16(土) 今日はもう帰る日。午後からの42号線は、しに(42)号線というぐらい渋滞が厳しい。特に白浜町と田辺町辺りは1本道で逃げ道が無い。お盆でなくても午後は渋滞がキツイ。これが嫌で、私は10時半には椿を出た。これぐらいだと、ゆっくりお土産も買えるし、地元の回転寿司もゆっくり食べられるし、帰り道にあるりんくうプレミアムアウトレットという、大規模モールで2時間ほど買い物も楽しめる。我が家は昨年に引き続いてこのパターンで6時には、ゆっくり帰宅。他のみんなは4時半まで遊んで、夜中に帰宅するパターン。深夜帰宅は、早寝早起きの私にはツライし、へとへとになるのでね・・・。

 

8/17() お盆休み最終日。娘がやれ、テープレコーダーを買え。やれ。ワンショルダーのナップサックを探せとうるさいので買い物へ。いつもの日曜日が戻ってきた感じである。コジマ・カナート洛北・七条ニックの西となりにある安いスーパーなどを徘徊。。。

 

8/18(月) 昨日、雨で延期になった高校野球。第一試合から、京都代表の平安が、春の選抜優勝の高知明徳に逆転勝ち。やった〜っ!!平安といえば、七条大宮にある実家からスグの、最も近い高校。小さいときから、大宮の丹波口通を西へ行った南側がグランドで、そのコンクリート製の塀をよじのぼると、よく野球部の練習風景が見えた。私が広島ファンなのも、もともと衣笠祥雄選手が平安高校出身だからで、この高校、全国一甲子園の出場回数が多い高校。頭の方は、以前はイマイチだったけど、この春から共学になるなど、だんだんと良くなってきそうな予感である。春の優勝チームを倒したことで、久しぶりに京都が甲子園優勝・・・なんていうのも夢では無くなったかも・・・。

さて、またまた北朝鮮ネタ。韓国の大邱で開催されるユニバーシアード大会に、またまた北朝鮮は直前まで参加を表明しておきながら、ドタキャン。8月27・8日あたりと予定されている日米韓露中との北朝鮮の6カ国協議のカードとしてまたまた使ってきた感じか・・・。この6カ国協議はもともと北朝鮮の核開発を周辺国みんなで阻止するのが目的。拉致家族一人10億円なんていう阿保な取引はしないという毅然とした態度が日本には求められる。北は拉致問題を6カ国協議の場で取り上げられるのを極端に嫌っており、この議題を外そうと必死。もともと、北朝鮮の金正日体制を米国が保証すれば、核開発は凍結するなんていうのだろう。日本は、何とか北朝鮮を普通の国にしたいというのが本音。日本のこんな近くに、核ミサイルをこっちへ向けて準備している国があること自体が、日本にとって脅威。経済の破綻なんて「へ」とも思ってない国を、如何にして民主主義国に近づけて行くことが出来るかというのが、本当に難しい命題である。中国のように市場経済体制に向かえば、望みも拡がって行くのだが・・・この国はダメだろうなぁ・・・。

 

8/19(火) 中国チチハルで、旧日本軍のものと思われる毒ガスが見つかり、負傷者が出ているという。建設工事現場から出てきたドラム缶の中にマスタードガスと呼ばれる物質が入っていて、その錆びたドラム缶を掘り出した時、中身が漏れだしたり、処分方法を誤って、そのドラム缶をくず鉄屋へ売ったりしたため、またまた被害が拡がったようである。日本軍は、当時相当数の毒ガスを貯蔵していたとされていて、終戦を迎え、地中に埋めて投棄したものが50年以上の年月を経て、発見されているというケースが増えている。

中国は、終戦時に日本に対しての損害賠償請求を放棄しているため、日本政府は、公式には賠償には応じられないが、中国側はそれとは別の、現在の事件として、実際に被った被害の弁償を求めている。日本側も専門家のチームを派遣し、対応しているが、まだまだこのようなケースが将来頻発する可能性があるため、今回の事が前例となるため慎重にならざるを得ない模様である。日本にとっては50年以上も前のタイムカプセルが出てきたような感覚だが、現地の人にとっては自分の家の真下に、物騒な物が埋まっていたことになり、怒りは理解できる。後世に残されたツケとして、日本政府は除去費用や、消毒、危険物の再調査などを受け入らざるを得ないだろう。いくら50数年経っていても、これは日本の責任であることには変わりがないのだから。

 

8/20(水) やっとのことで夏らしい夏。昨日ぐらいから、か〜っと暑くなりだした感じ。遅いっちぅねん。

北朝鮮は昨日の韓国盧大統領の謝罪を受けて、ユニバーシアード大会に選手派遣を急遽決定。行くのか行かんのか、いったい、どっちやねん。まさに、子供の喧嘩みたい・・・。ワシのことバカにしたから、もう、おまえトコなんかいかへんわぃ。謝ったら許したるわ。って感じか。。。

そして、6カ国協議を目前にして、またまた、万景峰号の新潟港入港申請。またまたこのカードを切ってきたか・・・。日本は入港拒否はしないが、強烈なPSCで対抗。徹底的に検閲する体制を取っている。朝鮮総連などは、これを批判。またまた一波乱ありそう。北朝鮮は、この船に対する検閲は、宣戦布告とみなすと強弁。ただ、日本側に文句を言われないように、スプリンクラーを設置したり、高速救命船を乗せたり、しっかり時間とお金をかけてこれでもかというほど準備した模様である。ただ、新潟で24時間監視されたら、ヘタなことは出来ないだろう。注意を新潟に向けておいて、他の船で他の港を狙うのだろうか・・・。9/9が北の建国記念日だからそのための贅沢品が積み荷だとか。ワインやらキャビアやらなら別に日本から買わなくても良いだろうに・・・。やっぱり在日資金がないと、食いつなぐことが出来ないのだろうか・・・。北朝鮮にとって、この船の運航は生命線であることだけは間違いないようである。

 

8/21(木) 昨日、今日と久しぶりにお葬式の仕事。ただ、屋外なのでその暑いこと暑いこと。真夏に黒い長袖の服を屋外で着れば、まるでウェットスーツを着ているのと同じ。汗が体中から噴き出す感じである。葬儀会館慣れしていると、たまに現場行きだと、堪える。。。会館のありがたさを実感するところである。

さて、イラクで国連施設を狙った自爆テロ。イスラエルでも自爆テロがたて続けに起きて、またまた中東は混沌の中に入ろうとしている。今朝のテレビのコラム解説者がアメリカはイラクでの「戦闘」では勝ったが、「戦争」には負けた。と、うまく、今の状況を言い当てていた。いったい、いつまでイラクに駐留しなければならないか。米軍は、ほとほと嫌気がさしているタイミングだろう。米国駐留軍は、イラク国民には結局、何時になっても受け入れられないだろうし、ただ、駐留しているだけで、生命の危機に常に晒されているという極限状態に、人間はそんなに長い間、耐えられるものではない。いずれは、米軍はイラクから撤退する時期を探るようになる。米大統領選のこともあり、ブッシュは負けを認める訳にはいかないだろうが、長く駐留して、成果が無く、治安が悪化し、新政権の誕生が遅れれば遅れるほど、手詰まりになることも、アメリカは知っている。日本やヨーロッパの同盟国を何とか巻き込んで、国連主導で事が進のが理想だが、そう一筋縄でゆくような国ではないのは、世界中の国が知っている。。。

 

8/22(金) 今日もカーっと暑い日になりそう。ウチの町内では、前にも書いたけど、新築のお家が5軒も工事中である。通る度に現場をのぞかせてもらうのだけれど、私の実家が去年新築した時と、決定的に違う点が1つある。もちろん、工法が違うのだから当たり前と言えば当たり前なのだが、やけに気になる違いなのである。

今、新築中の5軒は、全部在来工法と呼ばれる木三(木造三階建て)という、京都の町中では極めて一般的なもの。昔と違うのは建て方工事までに、材料をほとんどプレカットと呼ばれる事前加工を施している点である。現場の大工作業を少なくして、高い人工代を削減する決定打となっている。主だった柱や梁は、クレーンで一気にくみ上げるところは、積水ハウスの重量鉄骨3階建てなんかと同じなのだが、大きく違うのは、外壁部分が、なかなか取りつけられず、ずっと後になるという点である。現在、建築中の5軒は、屋根や床はどんどん出来るのだが、いっこうに外壁が出来ない。大工さんには涼しくて良いのだが、雨が降ったら床などは吹き降り。施主感情としては、床板のベニヤが濡れまくっているので、カビが心配だし、あんまりびしゃびしゃになるので、嫌なものである。人ごとながら、心配してしまう。

その点、積水ハウスの工事は、建て方が始まって僅か1週間で外壁が大方出来ているので、床がほとんど濡れない。現場の整理整頓具合もさすがという感じ。その分、2〜3割高いけどね。

とは、いえ家の新築工事の現場が近くにあると何だか景気が良くなったような気になる。活気があることは良いこと。いつまでも沈んでばかりはいられない。

 

8/23(土) 4日連続の酷暑だそうだ。京都の夏はまだまだこれからなのか・・・。さて、韓国の大邱(テグ)でユニバーシアードが開催されているが、いっこうに記録のニュースが入ってこない。入ってくるのは300人余りの北朝鮮の派遣した美女軍団のニュースばかり。いつもの、一糸乱れぬ応援。大学生ばかりの若くてきれいな女の子ばっかり集めた異様な集団にマスコミが競技そっちのけで取材するのも、いたしかたないか・・・。北朝鮮は韓国には美女軍団、日本には万景峰号を送り込んで、何かあれば引き上げるぞという、いつもの訳のわからんカードを自作自演している。別に船が入らなくても一向に日本には関係ないし、美女軍団が引き上げてもそれは同じ。何かあったら、日本や韓国のせいにするという、いつもの訳のわからん手である。8月26日の6カ国協議のタイミングを明らかに狙ったこの2つの作戦。一度ぐらいは裏をかいてやりたい感じもするのだが・・・。

日本は新潟港でポートステートコントロールを厳格に実施。→朝鮮総連や北朝鮮はそれに強烈に反発。→6カ国協議の場で日本を批判。→拉致問題を6カ国協議の議題から外さす。日本・米国が強行姿勢・中国・ロシアが譲歩姿勢、韓国が同胞友好路線、で協議を決裂させて、時間稼ぎ。→北朝鮮の体制維持の保証だけ実質当面確保する。→いつでも核を開発出来るぞというカードを北に残させたままになる。→日本との2カ国協議で拉致の子供たちさえ返したら、その代償に巨額の経済支援をせよ。というような北のシナリオが見え見えのような気もする。

日本が今、しようとしているのは、拉致被害者の家族全員の帰国交渉はもちろん、北朝鮮から半ば国家犯罪的に、資金稼ぎのために日本に非合法密輸されている覚醒剤、麻薬取引禁止のための取締強化。日本の北朝鮮の出先機関からの、核開発やミサイル開発に使われている軍事資金を北へ送ることの取締り。修学旅行や親戚の結婚式への出席、親戚の家へのお土産と称して、大量の資金や、家電製品、食料を実質、北へ送っている旅客船への取締り。日本海をうろうろしている漁船を偽装した北朝鮮工作船の検閲。などであろう。少しクラシックな言い方をすれば、北朝鮮に兵糧責めをしているも同じ。ただ、この方法を続けて、北の体制が崩壊、クーデターが起こる可能性はかなり低いとは思うが。。。

 

8/24() 昨日のテレビで、日本の朝鮮大学の学生が今度の万景峰号に修学旅行として乗るとして、インタビューに答えていた。その女学生にテレビ朝日が取材して、「われわれの祖国に行くのを邪魔しないで・・・。」「なぜ、我々が母国に行くことが悪いことなのか・・・」と訴えていた。いつものプロパガンダではあるが・・・。この朝鮮大学、今ではかなりマイナーな存在になりつつあるようだ。多くの在日朝鮮人の人たちは、小さい頃から朝鮮学校というところに通う。そして日本の中学や高校にあたる学校までほとんどの人が通う。その後は、日本の高校や大学に通う人が多いからである。

日本の文部科学省は、この学校を各種学校の扱いでしか認めていないのだが、最近日本の有名国立大学が相次いで、高等朝鮮学校の卒業者に大学受験資格を付与すると発表している。事情があって、学校に行けなかったり、不登校であったり、海外からの帰国子女のために、高校卒業程度の学力があるかどうかを判定する「大検」という制度があるのだが、この大検なかなか難しく、朝鮮学校関係者はこの廃止をまたもや、朝鮮人差別とからめて反対してきた。京都大学など旧帝大が相次いで朝鮮学校に大学の門戸を開いたのには、少し驚きを感じる。これでは、大検の意義が全く無くなってしまう。

もともと国立大学は国民の税金で設立、運営されている大学。外国人、特に学校でも反日教育を幼少時から徹底的にやってる学校に、入学資格を与えることが、本当に納税者の理解が得られるのか。いささか疑問に感じる。ただ、優秀な生徒を欲しいのはどこの大学でも一緒。これも時代の流れかと思っていたら、もうひとつ見逃せない問題が発覚した。

これらの大学への入試に朝鮮語が第二外国語で選択出来るというではないか。朝鮮人の人たちにとって朝鮮語は母国語。当然、日本人が英語以外のフランス語やドイツ語、中国語などを選択するレベルよりも、はるかに高得点を取ることが出来る。これは、またまた新たな不公平を生み出す。これには、何らかの歯止めが必要。放っておいたら、比較的韓国朝鮮人の人口の多い関西では、有名国立大学は、在日韓国、朝鮮人の人たちばかりが通うような異様な大学になってしまうかも知れない・・・。

 

8/25(月) 昨日は町内の地蔵盆。この地蔵盆の習慣は、ある逸話に由来しています。むかし、滋賀県大津の三井寺に常照という僧がおられたが、この方が30歳という若さで、急病でお亡くなりになり、地獄に堕ちられたそうである。地獄で苦しんでいる常照にお地蔵さまがその姿を現されて、お前は小さい頃からよく私を拝んでくれた。だが、お前は自分だけが正しいと言って、人の気持ちになることが出来なかったから地獄に堕ちたのだ。私がもう一度生き返らせてやるから、世のため人のためになる人間になりなさいと、蘇らせました。この日が8月24日だったので、この日を中心にして、地蔵盆が京都を中心に、大阪・奈良・滋賀の一部で開かれるようになったということです。

さて、問題は、この時のお地蔵さんへの御供えです。私は、このお供えをする時に、どの水引が良いのかはたと悩み、いろいろ調べて見ました。実際、ウチの町内ではもビールやジュース、現金などをお供えされる方が多いのですが、ほとんどが赤白水引の「のし」を付けておられます。これは、おそらく、お酒屋さんが、赤白の水引の付いたのし紙しか、店に備えてないことが原因かと思います。。。皆さん、お店任せにされているのですね。ただし、町内の長老の方は、さすがにちゃんと、白無地の紙に御供とされてます。

いろいろ調べると、地蔵盆は、お地蔵さまの誕生日と思い違いをされて、のしの付いた赤白の水引のかかったもので、お金や品物をされる方が多いのですが、これは明かな間違い。地蔵盆はおくまでも「お盆」であり、仏教行事のひとつなので、黄白の水引や金封が正解だそうです。表書きは「御供」とします。よく黄白は不幸の水引だとお考えになる方も多いのですが、この黄白は「生ぐさではない」という、精進水引の意味で、特に土を表した黄白は、お地蔵さまのお供えに最も相応しい水引であると言えます。また、白無地でも間違いではございませんが、心を結ぶという意味でも、黄白の水引がかかったものが宜しいようです。(出典・京の儀式作法入門・光琳社出版刊)勉強になりました・・・。

 

8/26(火) いよいよ明日から北朝鮮の核開発を巡る6カ国協議が始まる。日本は、北朝鮮の核ミサイルが常にこっちを向いているという、いわば、のど元にナイフを突きつけられているという状況。この状況を改善させて、いかに円満に北朝鮮の核開発、保有を諦めさすのが、とりあえずの日本の取るべき道である。中国は北に経済開放政策を取らせて、経済的に少しづつ豊かにしてゆくことにより、だんだんと北の孤立を解いて行くという方針。これは、日本にとっても歓迎すべき方法かと思う。

しかし、今、日米が北朝鮮の軍事政権体制を保証してしまうと、北朝鮮の独裁政治をこれからも認める方向に行ってしまって、結果としてかなりの遠回りになる可能性がある。日本は、北朝鮮に「北東アジアを平和安定させて、不要な軍事費なんか使わずに、あなたのお国も、もっともっと豊かになる道を選ぶようにしましょうよ」と、北に言いたいところである。そのためには、南北朝鮮が出来るだけ早く、平和裡に統一するのが一番望ましいのである。ところが、かの国の唯一の存在目的が国民ではなく、何でもかんでも金首領様、一人のために・・・というお国だから難儀である。この統一の障害になっているのが、今の金体制だとしたら、この体制が何らかのきっかけで、崩壊する方が、明らかに早く物事が進む。だから、今、不可侵条約を締結するのは、日米とも二の足を踏まざるを得ない状況なのである。

今の北朝鮮は、戦前の日本によく似ている。世界から孤立し、国は貧しくても、天皇陛下だけを現人神に奉って、神の国だからきっと、どこと戦争しても負けない・・・。まるで今の北と同じである。日本は、原爆投下で、天皇の玉音放送により、戦争が終わったのだが、金総書記が玉音放送をする日は、来るのだろうか・・・。争い以外で、この国を解放できる方法が、果たしてあるのだろうか・・・。北朝鮮国民が、今の恐怖政治をはねのけて、蜂起するような事が起こるのであろうか・・・。残念ながら、この国への包囲網があまりにも狭まると、すぐにでも暴発しかねない状況にあるとも言える。もし、この国が核ボタンを1度でも押すような事があれば、日本も核武装すべきだという意見が出てくるし、日本はもちろん、韓国、中国、ロシア、米国も含めた地域紛争、戦争に発展する危惧もある。アメリカは、イラク戦争で長いトンネルに入り込んでしまっているし、ブッシュの支持率は下がる一方。6カ国協議を受けたのも、北朝鮮は今が好機と踏んだのであろう。ただし、譲歩し過ぎるのは禁物。相手は、タフなネゴシエーター(交渉人)であることだけは忘れてはならない。

 

8/27(水) 私の乗っている車は、ビスタアルデオというトヨタの車である。この車、中古で買ったのだが、雑誌によると、顧客満足度がなかなか高い車だそうである。パッと見は、地味で、そんなに売れ筋の車ではないのだが、一度乗ると妙にピタッとくる車なのである。私が2年ほど前に、中古車センターに同じトヨタのガイアという、ホンダの大ヒット車オデッセィのトヨタ版みたいなミニバンを見に行った時のことである。たまたま横に駐めてあったビスタアルデオが目に入り、ちょこっと乗ってみたらいっぺんに気に入って、急遽買う車をこれに替えたことがある。この車に乗ったときにポイントが高かったのが、運転席の左側にある肘掛けである。これがあると、何か運転している時に、ゆったりしていて、優雅な気持ちになれるから不思議である。この幅員僅か15センチ、長さが30センチほどのキャンバス張りの肘掛け一つで、長時間の運転も楽に思える。

この肘掛けが今年のお盆に、ひょんなことでつぶれてしまった。どうやら、娘が上から体重をかけてしまって、支持金具の溶接ををボキッと折ってしまったらしい。人間という物は不思議な物で、今まで左のひじが、いつも定位置にある肘掛けに乗っていたから気づかなかったが、その肘掛けが僅か2〜3センチ下に下がっただけで、上体が左に傾いてしまって、運転していて、やけに具合が悪い。この姿勢で運転することがこんなにストレスになるとは意外で、しかし、どうしようもないのでしっくりこないまま、しばらく運転していた。先日、時間ができたので、思い切って以前にリアワイパーを修理してもらった事のある、トヨタビスタのディーラーさんのサービスに、見てもらいにいった。この会社は私が中古車をお世話してもらった同じ会社の新車部門である。ここのサービスマンの人は、いわいる茶髪のヤンキーサービスマンは一人もいない優良サービス工場で、若い一生懸命の大人しそうなサービンマン君は、悪戦苦闘して、応急修理をしてくれた。お金はと聞くと、今回はけっこうですと。以前のリアワイパーも重要部品なので、保証期間内で無料交換してもらった。何か、申し訳ない感じ。ほんとにいいのか。。。ありがとう・・・。さすがはトヨタさん。町の修理工場とはひと味もふた味も違う。ここらが、ナンバーワン企業の違うところなんやろうね。「全ての仕事は顧客の欲望を充足するためにある」「利益は、顧客が満足して初めて、その後から付いてくるものである・・・。」私の大学の時のゼミの先生であった岡本教授の座右の銘。私もこの言葉を全ての仕事の基本にさせてもらっている。

 

8/28(木) 昨日、国税局から緊急措置対象地域の発表があった。一般酒販業小売免許が実質上、今年の9月から枠が撤廃されるのに反対して、小売酒販連などが政治家を使って、今年の春にごり押しで作らせた法律にある対象地域に、該当するか該当しないかの発表であった。その法律はこの税務署の管内にある酒小売店の売上が10%以上下がっている店が全体の半分以上あるかどうかという、何やら共産主義か社会主義の国のような計画経済に起因した規定なのである。つまり、お酒の売上の悪い小売店を守るために、新しいお店の参入を制限して、自由競争をさせないという、訳のわからん法律なのである。これにはホント頭に来る。日本は自由主義国やぞ!

酒類は、普通の商品と違って、戦後、統制品として、塩やタバコ、米、などと並んで販売できる業者を制限することによって、自由な販売を抑制してきた。これは、極端な安売りなどを制限する代わりに、広く国民に安定して商品を供給するとか、青少年に酒類を販売しないとか、という大義名分のうえに立っていて、戦後50年来、営々と続けられてきた制度である。ただ、これだけ飽食の時代になって、専売制度の意義は完全になくなり、独占的に販売できるという利権だけが残り、不公平感と、消費者の不利益が指摘されていた。実際、酒の小売業の免許は何百万円という金額で取引されていたという・・・。

しかし、やっとのことで、規制緩和の流れはだんだんと進み、やっとやっとで、ウチも今年の9月から販売出来ると思っていたら、昨日の発表でガックリである。指定地域は、京都市近郊では山科区や右京区、伏見区、長岡京市なんか。率にして27%の地域がお酒の売り上げが悪い店が半分以上いるという、屁理屈に認定され、一年間も規制緩和が延期されることになったというのである。これらの指定地域では今、酒販免許を持ってないところはコンビニなんかでも酒の販売は1年間出来ないし、指定されてない地域では、どこでも申請さえすれば、お米屋さんやコンビニやら、タバコ屋やらスーパーやら、どこでも、どんどん酒を売ることが出来るから、余計、指定された地域の酒の販売量は相対的に減ってしまうというアホ丸出し、小学校でも判る計算式である。こんな法律、既存の酒小売店の何の養護にもならないというオマケ付きである。何より、指定の外れた地域では、当然のことながら、価格やサービスの競争が激化するから、無料配送、ラッピング、粗品進呈、などのサービスや価格破壊が進むことにより、一般消費者が一番利益を受けることが出来る。

お上は、伏見税務署管内に住んでいる人は、例えば南区にあるジャスコの酒屋で特売のお酒を買わないものだとでも思っているのだろうか・・・。ホント、税務署の管内を区切りに使うなど、全くナンセンスな法律である。これでは、制限地域に指定されてしまった地域でお酒を販売しようとしていたお店は、指定されてない地域にあるお店と、お酒を販売出来ないという不当に不利な条件で、戦わなくてはならないので、著しい不平等が生じてしまう。これでは損害賠償請求を国に訴えを起こすという会社が出てきてもおかしくはないほど・・・。不平、不満だらけの法律である。伏見区の一番北にあるウチと橋1つ渡っただけの川向こうの南区と、いったいどんな販売環境や守らなければならない国民の不利益の差があるというのだろうか。

同じ京都市という街で商売しながら、一方ではお酒が売れて、一方ではダメ。同じ条件で税金払っていて、これ以上の不公平は無い。法の下の平等という最低限の大原則である条件すら守れないような、明確な憲法違反とも言える法律は、全く不備であると言わなければならないし、こんな法律を作った政治家や業界団体も何らかの責任を取ってもらう必要がある。ほんま、ええかげんにせぇぃ。。。。

また、この法律にあった既存酒販店の組合が作ったコピーだけの経営改善計画書や、売上金額の根拠となる書類が、捏造されていないか、第三者に向けて公開していただく必要もある。万一、そこに不備が見つかるようなことがあれば、公文書偽造等、法令に照らして厳格な措置が講じられるようにしなくてはならない。こんな法律、一刻も早く無くして、全国で何万人もいる酒税担当の職員の非生産的でアホな仕事を無くして、何百億もの税金で払っている人件費を節約しなさい。こんなアホな法律の維持のためにも使われるなら、こんな税金払うのはもう嫌になった。もっと納税者や、一番不利益を受ける一般消費者は本気でもっともっと怒るべきである。ほんまにほんま、ええかげんにせぇ〜!

 

8/29(金) まさに「きちがいに刃物」。精神障害者の人に配慮して、最近はこんな言葉を使ってはならないようになったが、大阪教育大学附属池田小学校で起こった殺傷事件の大阪地裁判決で、被告の宅間は、何の反省、謝罪の言葉もなく、結審を迎えた。どうせ、死刑になるのやから、最後ぐらいしゃべらせろと言って、退廷を命じられ、最後まで傍若無人ぶりを発揮して、遺族や関係者をあきれさせた。3回の離婚、精神病院への入退院を繰り返していた元航空自衛隊員。宅間という男の異様な犯行動機やその歪んだ性格は、まさに今、戦後日本が一番モラルの無い時代に突入しているということを、感じざるを得ない事件であった。

近所に住む人や、アパートの大家は、早くからこの男の異様な性格や行動に気づいていて、車のタイヤをパンクさせたり、窓からゴミをほかすなど、再三警察沙汰にもなっていた。しかし、警察は決定的な証拠がないと、取り合わなかった。サインはあったのである。そして、殺傷事件が起きてしまって、阻止することが出来なかった。

これは、日本が戦後、経済成長した時代を終えて、成熟社会を迎えているとともに、治安の悪化、自由のはき違え、教育の放置、道徳の欠如がもたらした最大の結果であり、まだまだ起こるかも知れないという恐ろしさを予感してしまう事件でもあった。持って行きどころのない遺族の方々の憤り、そして僅か7歳という短い人生を、訳もわからないまま終わらされた被害者の子供たちに、改めて、ご冥福をお祈りします・・・。

 

8/30(土) 明日で8月も終わり。何かポンカスみたいな夏やったなぁというのが、今年の夏の感想である。

さて、北朝鮮の核開発をめぐる6カ国協議が昨日北京で終わったが、あまり目立った進展もなく、北朝鮮が他国の出方を探る機会だけに終わったような印象である。その中でも新しいコメントは、北朝鮮の「核保有宣言をするぞ」「核実験をするぞ」という、脅し文句だけ。中国もロシアもこれには唖然。何のためにここに集まっているのか北は判っているのだろうか。中国が北朝鮮の目的であるアメリカとの体制保証や不可侵条約の締結のためだけに、奮闘したという印象しか残らなかった感じである。

もともと、北朝鮮という国は、将軍様、首領様が中心の国、首脳以外の外交の場面で、外交官が驚くべき新事実を明らかにするのは、ごくまれである。今回も北の代表は常に平壌と連絡を取って、指示通りに動くだけのロボット外交しか出来ないというお国柄であることを露呈しただけだった。

アメリカや日本も、中国や韓国に配慮したのか、対話と圧力と言っていた割には、経済制裁、海上封鎖、送金停止、万景峰号入港拒否、朝鮮総連やアメリカにいる北朝鮮人の資産凍結など、考えられ得るカードは1枚も切らなかった。これは、武力衝突無しに北東アジアの和平を進めようと言う韓国、日本の方針にアメリカが配慮した結果のようである。日本は拉致問題を核に絡めて進めようとしたが、日朝だけの問題と反発することも予想出来たが、拉致問題は将軍様が謝ったのだから、もう解決済み。拉致した5人を北朝鮮に戻さなかったの日本は約束違反との、いつものコメントを繰り返しただけだった。この北朝鮮という国は、今世界で最も危険な国。この暴発させるのは得策でないのは、誰でも判っている。この国との交渉に果たして、未来はあるのだろうか・・・。

 

8/31() 今日は私の住んでいる地域である格致学区の夏祭りがある。格致小学校は閉校してもう11年になるが、学区という京都独特の住民の区割りは、営々と残っていて、下京区の多くの学区では、毎年盆踊りなどのイベントが、この学区単位で催されている。とりわけ、11年前に洛央小学校に統合された我が格致学区は新洛央学区の一番西端で、早急に跡地を何か特別な施設に改築したり、住民からの要望がまとまったりはしていないこともあり、元小学校としてそのまま施設が残り、この施設を利用して、毎年他学区より盛大に開催されてきた。

今では、地域の人々はもちろん、新たにマンションが建設されて新しく住民になった方々や、近隣学区の人々なども集うふれあいの場。少し悪く言えば、ここらで一番派手な、一日野外居酒屋、宴会場となりつつある。これらのことに批判的な人たちもいるが、年に2度、夏祭りと冬のお餅つき、区民運動会がこの地域の人たちのいちばん多くの人がふれあう場。たのしみにしている人も多いと思う。この小学校の卒業生がこの祭りのために里帰りして、にわか同窓会を催したり、ふだんは話もしないマンションの隣人と親しくなったり、昔憧れていたクラスのマドンナと20年振りに再会したり、このまつりがきっかけで結婚が決まったり、人それぞれのドラマがそこにはある。

天気が少し心配されるけど、今年もまた新しいドラマが生まれるかも・・・。お近くの方はどうぞ格致校へお立ち寄り下さい。午後5時からです。ちなみに私は、金魚すくいのオッチャンをやってます・・・。

 

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