日常のページ

 

9/1(水) 先日終わったアテネオリンピックを開催したギリシャは全人口僅か1400万人の小国だった。小国でも立派にオリンピックを開催出来たという良い証明になったと、ロゲIOC会長は胸を張った。ところが、4年後の五輪開催国の中国は、その100倍の人口を擁する13億もの世界一の超大国である。中国にとれば、世界の中で自国の占める位置を大きくする国威掲揚の大チャンスである。13億もの自国民を束ねるのは、本当に至難の業で、いつも中国はこれに失敗して、民族的に、離合集散を重ねてきたお国の歴史がある。五輪は国内的にも国民を愛国主義の名のもとに、名実共に国民の目を1つ向けさせる千載一遇のチャンスでもある。

 

 確かに、中国選手が大活躍することによる民心の掌握手法は、今の中国にとっては良い方法なのかも知れないが、本当の意味での民主化運動から目をそらさす目的がその裏に隠れていることも見逃せない。まぁ、日本もいつか来た道ではあるけどね・・・。

 

 アテネでも中国選手が活躍する卓球会場などでは、中国の応援団が大挙して詰めかけ、観客席を大きく覆うほどの中国国旗を拡げようとして、当地の係員に制止された事件もあったという。かつて、日本でもあったように、少し経済的に余裕が出てきた都市部の中国人は、だんだんと高学歴になり、それが反政府運動への大きな流れになることを中国政府は極端に恐れている。13億もの人のうちほんの一部の人たちがこの反政府運動を初めたとしても、その拡大は瞬時に起こり、あっという間に政権中枢を転覆させるだけの数のパワーを秘めているからである。

 

 中国は永くの間、共産主義というタガによって、大変多民族の集合体である自国の内政をまとめてきた。ただ、一部の都市を除き、そのほとんどを占める農村部では、識字率が4割ほど。新聞を読む人は国民全体で1/20以下という現実が、まだまだ中国ではある。でも、この人たちの民度が上がってくると、政権の上層部が批判される。汚職、賄賂なども表立って暴露される。だから体制側は必死になって、不満分子や、反政府派を逮捕、処刑したりすることに躍起になる。インターネットの普及で、今まで見えなかったものが、中国の人たちにもやっと見えて来るようになってきた。

 

 そこへ、五輪の開催である。中国でこの前あったサッカーアジアカップでの事件を見ていると、日本にとっては嫌な雰囲気。やりにくいやろうなぁ日本選手・・・。マラソンでトップを走っているブラジル人選手がアイルランド人の暴漢に襲われた事件もあったし、日本のマラソン選手が、一部反日の若者たちのターゲットにならなけりゃ、ええのやけど・・・。なんて、いうのも心配になる。。。

 

 胡錦涛政権になってから、中国も多少現実的な対応をするようになってきている。好調の中国経済を維持するためにも、下手な手は打てない。今までみたいに、上層部の言いたい放題は、事実上、出来なくなるやろうね。。。日本の小泉首相はタカ派すぎて中国との首脳外交はなかなか進まないけど、そんな中でも、日本の中国への民間企業投資は続く。喧嘩したら損なのは、日本も中国も判っている。だから、揉め事になりそうな時は、両方必死になって火消しする。そんなので、ひっついたり、離れたりして、国の関係は続くのやろうね・・・。仲悪いよりは、ええ関係にしなあかん。喧嘩したらアカン。これだけは言えるのやろうね。。。

 

9/2(木) 昨日、今日とお葬式の仕事。今年の夏は暑かったから、9月になってから亡くなる方が多そうやなぁ・・・。忙しくなりそうな予感。。。浅間山は噴火するし、ロシアでは、300人も子供を人質にしたチェチェン独立派のテロが起こるし、事件には事欠かない秋の始まりになった。

 

 さて、昨日は防災の日、関東大震災の日だが、関西で地震と言えば、9年前の1月17日、阪神大震災。まだ赤ん坊だった子供を震災で押しつぶされたアパートから救急隊員が助け出した。そのあやちゃんという女の子が、グリーンスタジアム神戸で行われたプロ野球の試合の始球式で、助けた救急隊員と共に招かれて始球式をした。小学校4年生になった、その女の子は、「命を助けてくれてありがとう。おかげさまで、こんなに大きくなりました」と、救急隊員に御礼を言って、9年振りの再開を果たした。ほんと、涙無しでは見られへんわなぁ・・・。

 

 本当に多くの人が亡くなった震災で、ほんとに幸運にも助かった幼い命。運命だけでは済ませられないような、何かがあるのやろうね・・・。火事や地震、洪水など、究極の状態に陥った中で、人はどれだけのことが出来るのか。都会では失われつつある隣り近所とのつきあい。いざ、大きな災害が起こってしまった時、どれだけ、ご近所の人間関係というものが大事か。神戸の人は、思い知ったと思う。あそこの家には寝たきりのお年寄りが居る。ここの家には、小さい子供が留守番しているはずや。こんな情報が有るのと無いのとで、救助の手が差し伸べられるか、されないかが決まる。一瞬で失われる命、でもそのうちの何割かの命は助けることが出来るはず。災害は必ず、忘れた頃にやってくる。

 

 さて、華氏911で話題の映画監督マイケル・ムーア監督が、ABCのプレスパスをゲットして、事も有ろうにニューヨークで開催中の共和党大会に潜り込んだ。反戦有名監督の闖入で、場内は騒然。出席者はスピーチでも、ムーアのことを、イラクのフセイン時代がお花畑みたいに平和だったと嘘をつくような映画を作る人と強烈に皮肉っていた。場内のブーイングはブッシュ擁護で「モア4イャーズ(あと4年コール)」だったけど、ムーア監督は「モア2マンス」。ブッシュはあと2ケ月の命と指を2本立てて、応戦していた。

 

 ベトナム戦争の時もそうだったけど、戦争好きのアメリカ人も多いけど、反戦主義者のアメリカ人も多い。時は大統領選挙のまっただ中。戦争を政争の具にするアメリカは、やっぱり何にも昔から変わっていない。事の異常さと、軍需産業や武器カンパニーが主要産業で、拳銃協会が巨額の政治献金する国、アメリカは、常に何らかの揉め事や喧嘩をどこかの誰かとし続けなくては仕事にならないという歪んだ政治構造を内部に持っている。この国はクレージーであると言ったご本人も、ものすごくアメリカを愛している。ホント変な国やね・・・。

 

 9/3(金) 北朝鮮による拉致被害者である曽我ひとみさんのご主人ジェンキンス氏が、インドネシアから来日して、大分時間が過ぎた。いろいろ、事情聴取も進んでいるようで、氏の北朝鮮での待遇なども少しづつではあるが判ってきたようである。亡命当初は、同じ脱走兵2人とともに、電気も無い部屋に寝泊まりさせられたとか、ロシアの大使館に亡命を申し出たが断られたとか、金正日主席直筆の日本へ行けという命令書を受け取ったとか、小泉首相が2回目の訪朝で、直接交渉する前に、北朝鮮側から日本へ行くのは反対するように上層部からの圧力がかかったとか、妻と娘を日本で再会させたかったので、北朝鮮を出る決断をしたとか・・・いろいろな話が伝わって来る。

 

 このジェンキンス氏の来日問題で、アメリカは、終始、脱走の罪、亡命の罪、スパイの罪などで、もし日本に来るのなら、当然拘束して、軍法会議にかけると、厳しい態度を絶対に崩さなかった。イラクに派兵している米軍からしたら、1人の脱走兵の罪をうやむやにすることは、軍の指揮が下がることにも成り、看過できないと、退役軍人の政治団体を中心に厳しい意見が相次いだからである。

 

 では、なぜ米軍はジェンキンス氏を拘束しないのか。それは、ハワード・ベーカーという一人の男の大変な努力の結果であった。彼は、米国駐日大使という立場で、川口外相から、また、小泉首相から、ジェンキン氏は、拉致という特殊な事情に関わっている人物。日本は、一番にイラク派兵に同意し、憲法9条という、高いハードルを乗り越えてまで、米国との同盟関係を重視している。この同盟関係がたった1人の元米兵の訴追で崩れても良いのか、と迫られていた。

 

 ベーカー駐日大使は、日本贔屓過ぎると米国内で、批判を浴びつつ、政権中枢に粉骨砕身、交渉し続けた。今、日本で拉致問題は、日本の国論を大きく動かすパワーのある最重要関心事となっている。もし、米国がジェンキンス氏を拘束したりしたら、日本は一気に反米の気運が上昇するような雰囲気になる。ここは、司法取引などの方法で、北朝鮮情報を提供する代わりに、罪を免除または、微罪にとどめるべきだ。と、ネオコンの多いタカ派のブッシュ政権中枢に必死で働きかけた。

 

 そして、ついにベーカー駐日大使は、ジェンキンス氏が来日しても米軍は彼をすぐには拘束しないということを、川口外相に伝えた。川口外相が御礼を言うと、大使は「良かったですね。でも、私はアザだらけですよ・・・。」と、笑っていたそうだ・・・。国と国との間には、いろいろな問題がある。外交官や大使は、国としての代表という立場もあるが、その国との関係を如何にうまく維持してゆくかという、大変難しい仕事をしている。その意味で今回、ベーカー大使の果たした役割は、よくよく日本を知り尽くした彼だからこそ出来た大仕事やったと思うね・・・。

 

 現在の日米関係が良好だと言う人は多い。日本人の多くは日本がもし攻撃されたら、当然在日米軍が守ってくれるものと、思いこんでいる。しかし、これは、日米の極めて強固な同盟関係の上に、やっとのことで立っているということを忘れてはならない。例え、日米安保条約があったとしても、米国の国論が反対すれば、1機たりとも飛行機は飛ばないし、1隻も船は出ないし、1兵も動かない。それがアメリカである。

 

 共産党や社会党、それに民主党の若手の方が言うほど、安保関係というのは、絶対的なモノではないし、完全なモノでもない。日頃のちゃんとしたお付き合いもできないような世間知らずでは、心許ないというのは、社会での常識。国と国との信頼関係というものも、これと似てるのとちゃうやろかね・・・。

 

 9/4(土) ロシアの北オセチア共和国のベスランで起きた、武装勢力による、学校立て籠もり事件。人質の数は400人と発表されていたのに、実際は1500人近くもいたらしい。今朝の朝4時までにロシア軍が強硬突入して、制圧した模様だが、ロシアという国の体質が垣間見えた事件でもあった。

 

プーチン大統領は特務機関のKGB出身の大統領。情報操作は、言わばお手の物である。事件当初は、事件の動揺が拡がるのを恐れて、人質の数を少ない目に発表したし、強硬突入も、武装側が爆弾を爆発したため、仕方なく突入したとしているが、ジャストのタイミングでヘリは来ているし、一斉に攻撃している点を考えれば、ロシア軍の準備が整った時点で、計画的に強硬突入を、仕掛けたことは間違いないやろう・・・。これは、被害者への言い訳をするために考えられた手でもあるやろうね。

 

 突入現場は、子供たちが下着姿で助けられる映像や、血まみれの遺体に白い布がかけられていたり、泣き叫ぶ母親や、怒号が響き渡っていて、地獄絵の様相を呈していた。いくら理由があるにせよ、このような卑劣なテロ行為は絶対に正当化できるモノではない。今まで、チェチェンを支持していた人まで、敵に回す行為であるということを、犯人たちは知らなければならないやろうね・・・。

 

 もともと、旧ソ連は、チェチェン共和国には、独立させまいと随分酷い弾圧ををやってきている。それは、ここがロシアへの石油パイプラインが通っている地理的に大変大事な位置関係にあるからである。プーチン政権が比較的安定しているのも、ロシア経済が、今までより少しはマシな経済運営を続けていられるのも、石油を初めとする資源産業が好調だからである。ロシア経済の重要な拠点の1つであるチェチェンの南部の石油油田からロシア本国へのパイブラインは、ロシアにとって、まさにライフラインそのものでもあるのである。

 

 ところが、ここがもう100年も前から帝政ロシアの迫害を受けているという歴史があり、ロシア嫌いのお土地柄。チエチェン独立運動が起こって、ロシアはこれを徹底的に弾圧、次々と潰し、反対派を処刑し続けた。こうして、親ロシア派の首相を無理矢理選挙で勝たせた。まさに、力でねじ伏せてきたのである。反面、殺されたチェチェンの人たちは数知れず。その家族は、ロシアへの復讐を常に誓っているという現状である。

 

自分の夫や子供をロシア軍に惨殺されて、途方に暮れた妻は「黒い未亡人」と呼ばれる人間爆弾になることを志願する。今回の学校乗っ取り団の中にも少なからずこの女性たちがいたが、彼女たちは、黒い民族衣装に身を包み。お腹の周りには、爆弾を巻き付けていて、いつでもどこでも自爆テロが出来る状態で乗り込んでいる。

 

 最愛の人を失った悲しみは、ロシアへの恨みに燃えて、今回のようなテロ行為に走ったと言える。テロは正当化出来ることは決して無いが、この人たちの過去や思いを考えたら、同情する部分もあったはずである・・・。

 

 人類の歴史は戦(いくさ)の歴史でもある。そこには、必ず殺される人と殺す人がいて、殺された人には家族が居る。その家族は、殺した人と、その国を当然、怨む。仕返しをしてやりたいと思う気持ちは、至極当然のこと。誰が自分の息子や主人が殺されて、喜ぶものか。

 

 自分の肉親を殺された沖縄や広島、長崎の人は、一生涯、アメリカ軍を許すことは無いだろうし、中国、朝鮮半島の人たちは、日本軍を許すことはない。イスラエルとアラブ諸国は、ずっと憎しみ合うし、イギリス、フランス、オーストリーの人たちも、心の底からナチスのドイツを許している訳ではない。この世から戦争というものが無くならない限り、この憎しみの連鎖は続く・・・・。平和な時の流れが続くことしか、この恨みを癒してくれるものは、恐らくないのだろう。。。人間は聖人君主ではないのだから・・・。

 

 

さて、プーチン大統領もそうだが、政治家というのは、最近パフォーマンスを上手く採り入れて、支持率や好感度を上げるという手法が、米国や日本などではよく使われる。アテネの金メダリストに直接逢って、健闘をたたえたり、韓国の有名女優さんと会談としたり、いろいろと話題づくりも大変、ご苦労様なことである。

 

 そう言えば、朝日だけが、安倍幹事長と小泉首相の亀裂を大々的に扱っていたなぁ・・・。恐らく人気のある2人を分断させておきたいという、またいつもの誘導報道。この新聞社は、ほんと変わっているなぁ・・・。

 

 さて、そのパフォーマンスのうち、先日、小泉首相が行った北方領土の視察もその一つ。今までの首相はヘリコプターで見て回ったが、小泉さんはわざわざ、巡視艇で行ったそうな。その船のキャビンの上で島を指さす姿。これがしたかったんやろうね。船ならテレビや新聞の報道陣もたくさん連れて行けるしね・・・・。

 

来年2月にロシアのプーチン大統領が来日するので、その前にこれをやっておきたかったのやろうね。この視察、ロシア側にとっては、タイミング的には、最悪。ロシアでは、チェチェン独立派が爆弾をたくさん持って学校に立て籠もっているし、プーチン大統領は、今大騒動のまっただ中。ロシア側にとって見たら、こんなときに、60年前に、せっかく手に入れた我が領土クリールを返せと、日本の首相がアピールしても、それどころやないわいなぁ。と、言ったところか・・・。ロシアの国内世論も冷たいやろうしね・・・。

 

 小泉政権にとったら、ロシアとの北方領土問題を解決するとか、北朝鮮と国交回復するとかして、何とか小泉首相が現役の間に、名を残したいという時期に入っている。4島は日本のモノやという、帰属問題にケリを着けて、別に返還は30年後でも構わない。日本は国後、歯舞、択捉、色丹の4島と、シベリア開発への経済援助をドーンとしましょう。日露平和友好条約を締結しましょう。というのが合意出来たら、大成功で、ロシアとの友好条約を締結に結びつけた名総理ということになるやろうしね・・・。

 

その大きな障害になっているのが、北方四島の帰属問題。一番南から2島の小島の返還だけの返還を、ロシアは主張している。少しは返す気はあるのや・・・。でも、大きな2島は返さず、小さな2島だけの返還で、ハイ、返しましたよ。でケリを着けたてのやろうね。それがミエミエやし、それではあと2島は永久に返さないロシア領土ということになるし、日本は絶対にのめない。4島の帰属が日本にあるということを認めさせて、返還時期はいつでも良い。ロシアの人も日本の人も共に住めるような島にしましょう。ここで観光産業や、資源の共同開発をしましょう。ロシア人の雇用を保障しましょう。ここだけビザ無し渡航も認めましょう。日本もロシアも軍事施設を設置しないという平和な島にしましょう。原子力潜水艦の解体費用を日本が負担して、この島で廃棄物を受け入れましょう。こんな提案が出来るのやないやろうかね・・・。

 

 日本にとったら、この小さな4島の価値は漁業権や資源開発権などが有るにしても、そんなに大したモノではないやろう。ただ、戦前は日本の領土であったこれらの島を、終戦間際のどさくさ紛れで参戦してきたソ連がかっさらっていったという、苦々しい経験が日本にはある。この屈辱の戦後を早く終わらせてしまいたい、そんな思いが日本側にはある。これは、主権国家としてのメンツの問題である。いつまでも、自国の領土を盗られたままの状態で放っておくのかという、右翼団体の批判も、全く筋が通って無くもない。これが終わらないと、ロシアと日本の関係が、普通の国と国の関係になかなかならない。今のままでは、敗戦国と、占領国の関係がまだまだ続いているという延長に過ぎないと、思っている人が、旧島民を含めて、多くの戦中を知っている日本人の間にはある。永くて深い問題が北方領土問題である。。。。

 

9/5() 自転車という乗り物は、便利なモノで、どこへでも手軽に乗って行けるから、車しか乗らないと言う人でも、1台は持っているのやないやろうか。ところが、この自転車、免許がいらないのもあるが、マナーが悪い人が多い。信号無視は当たり前、車道を走る時も、キープレフトなんて言葉も知らん。原付のミニバイクも最近、我が物顔で、車道のど真ん中を走ってオル。車からしたら、極端に低速な軽車両が朝の通勤時などは車道の真ん中を堂々と走るモノだから、追い抜けないし、車道を走る車全体のスピードが下がってしまう。まさに渋滞の原因にまでなっているのである。

 

 最近怖いのが、歩道を走るバイクや自転車が多いことである。京都市内の堀川通や五条通、御池通などの大通りの歩道では、道幅も広く、自転車専用のスペースも確保してあるから、あまり問題が無いのだが、問題は幅の狭い歩道である。私の自宅近くの高辻通堀川東入辺りでは、歩道が狭い上に、車道と歩道との間に手すりまで着いている。ここで自転車同士がすれ違いでもしたら、この狭さ。ハンドルとハンドルがぶつかるぐらいである。歩行者と自転車のすれ違いも怖い怖い。。。

 

 自転車は、道路交通法上では、軽車両。つまり歩道上の通行は原則禁止されている。通行できるのは、幅に余裕のある歩道だけである。そこには、歩行者と自転車の絵の入った青い丸い標識が立っている。その下には補助標識で「自転車通行可」と書かれている場合も多い。しかし、多くの幅の細い歩道上は、自転車の通行は禁止されているということを、ほとんどの人は知らない・・・。

 

 伏見にあるウチの会社の前の歩道も幅は約2メートルほど。狭いのでもちろん、この歩道の自転車通行は禁止なのだが、そんなのは知らん顔で、細い歩道を猛スピードで走って行く人がほとんどである。特に怖いのは、私が車で会社の敷地に入ったり出たりする時。この幅の狭い歩道を猛スピードで自転車が走り抜けて行くと、危なくぶつかりそうになる場合が多い。自転車の人は、他の車なんて、全然見ていない。最悪なのは、会社の前に路上駐車がある時。車を運転していたら、車で自転車は全く見えないので、まさに出会い頭のタイミングで、目の前に自転車が飛び出てくれるので、間違えなく事故になる。こんな危ないことはない・・・。

 

 一度、ひやっとしたら、運転する方は怖いので、最徐行する。ほとんど停まった状態でそろりそろりと通過する。それでも、猛スピードの自殺志願のような自転車は、走り込んでくる。お前ら、ちょっとはルール、守れよなぁ・・・。死にたく無かったら・・・。と、まで言いたくなる。。。

 

 9/6(月) 約1ヶ月近くお休みされていた吉岡さんの目で見るクイズが今日から再開。8月に入った途端、吉岡さんのパソコンのハードディスクが飛んで、残りの問題の画像がパーになるという大事件。ソーテックのパソコンだったそうだが、そんなこと、余り聞いた事がない。どこのメーカーのHDDやったんやろうね・・・。パーツが安物やったんやろうか・・・。いゃ失礼・・

 

 佳境に入るところやっただけに、参加者のテンションを元に戻すのも、ちょっとなかなかかもね。。。それより、2回目の取材行脚に行かれた吉岡さんもご苦労さまです。カメラ持って西へ行かはったという噂も・・・。いったい、どこやろね。。。

 

 さて、昨晩は久しぶりに大きな地震。震度4クラスが2回。揺れていた時間が長かったので、何かいつまでもこの揺れが続くのやないやろうかと、恐ろしくなった。こんな時やっぱり思い出すのは阪神大震災。あの時とは揺れの質もかなり違う感じがした。何か緩い地盤の上にコーヒーカップに乗せられて揺れている感じというか・・・。大地が液状化した感じというか。そんな感じやった。火山は噴火するし、地震は起きるし、台風は来るし、何か今年は異常気象が続く・・・。

 

 さて、今日の京都新聞を見ていたら、いよいよ京都迎賓館というのが京都御所の中に出来上がるとか。日本には赤坂離宮に迎賓館があるが、国賓、公賓などのVIPが日本に来られたとき、東京だけでは心許ない。京都にも和風の迎賓館をと、地元経済界が、平安建都1200年記念と、関西空港開港を記念して頑張って誘致した。共産党は無駄遣いやと反対。まぁ、ここは何でも反対するとこやしね。反対理由は、少年野球のグランドが無くなるからやて。そりゃ、説得力無いわ。。。

 

 こうして、京都がまんまと国におねだりして、作ってもろた迎賓館。当初は国と京都府、京都府が互いにお金を出し合って

作ろうとしていたのだが、いかんせん、この景気の悪さ。府や市にその余裕は全く無くなってしまって、結局、国が、100%の資金を出した格好になった。そのお金が何と100億円余り。まぁ、このお金も、地元の宮大工さんや、普段は絶対に使えないような最高の材料を使って作った調度品や家具なんかに充てられたのやから、京都経済にも、少しは潤った格好になったのやろうけど、完成間近になって、少しもめてきた。

 

 国は、100%国のお金で作ったのやから、赤坂迎賓館のように、VIPが来られたときに使用を限定するという方針。一方地元京都は、宿泊までは無理やけど、会議ぐらいは使わせてくれはらへんか。御所の中の一等地を国に提供したのやから、そのぐらいやってくれても・・・。そしたら、もっとレベルの高い国際会議も誘致できることになるのやないやろうか。との、皮算用・・・。

 

 実際、ここ数年、京都を来訪するVIPは、横ばい。警備上の理由と、VIPにお泊まり頂く施設の問題もあった。京都にVIPが泊まると、どうしても蹴上のオースティン都ホテルとか、宝ケ池のプリンスホテルとかの大規模ホテルを全館貸し切り状態にしなくてはならない。これは、ものすごい費用負担が大きい。一般観光客の宿泊も断らなくてはならないし、結婚式やその他の宴会も取りにくい。ところが、迎賓館が出来ると、この問題はかなりの部分で解決する。京都を訪れてくれるVIPも増えるのやないやろうか・・・。

 

 皇室の方々も、あまり京都に来られないケースが多くなっている。その大きな原因が、お泊まりになられる場所が古くさい施設である御所では、嫌やと内心思ってはるのやないやろうか。京都迎賓館が出来て、皇室の方々もお使いになることが出来るようにしたら、もっともっとお気軽に京都に来て泊まってもらえるのやないやろうか。私は、そんなのに使ってもええと思うのやけどねぇ。雅子様の静養も京都なら東京から新幹線のぞみで3時間弱。愛子様とゆっくり、東京の喧噪から離れて、遊びに来られたら気分も変わるというもの。誰も反対しないし、京都の人も大喜びや。

 

 京都にとってのVIPが来る経済効果は、付き添いやマスコミ陣が泊まったりも食事をしたりするだけだと、そんなに美味しくもないのだが、大きいのは宣伝効果である。例えば、アメリカの大統領が京都を訪れたら、多くの報道陣が、大統領の動向を逐一伝えるために大挙押し寄せる。その中で、極めて日本的な部分の代表でもある京都での休日をアメリカはもちろん、全世界へ伝えてくれる。京都は、来て貰うだけで、何もしなくても何十億円分の広告をして貰っているのと同じ宣伝効果があるという訳である。

 

 小泉首相も言っていたが、日本は、こと観光という部分においては、世界的に見て後進国である。高すぎる滞在費が主な原因だが、日本、特に京都に行ってみたいという外国人は大変多い。その国に行ってみたいという魅力的な部分があるかどうかは、国の行く末すら左右するような大事である。もっともっと、観光産業というものを活性化させる政策が、今の日本も必要やないやろうかね・・・。もっとも、京都人にとったら、交通規制やら何やらで、ちょっとは大変やけどね。そのぐらいは辛抱しなあかんのは、みんな判っている。。。後世にも残る立派な京都の宝、今までただ守るだけと思いこんでいた「文化遺産」が、また1つ京都に加わったという意味に置いても迎賓館の完成は意義が深いのやないやろか・・・。

 

 9/7(火) 昨日、京都のええ宣伝という部分のことを、京都迎賓館にからめて書いたけど、考えてみれば、京都は歴史の教科書に書いてある事や、高名な歴史的文書において、常に舞台になったお土地柄である。まぁ、1000年もの長い間日本の都やったんやから、当たり前やけどね。どんなに素晴らしい人がいて、後世に残るような事をやっていても、言っちゃ悪いが、田舎でそれをやっていたのでは誰も認めてくれない。都でそれをやって初めて名が残る。

 

 今年、京都はNHK大河ドラマ「新選組!」で多くの観光客が壬生寺や、隣にある屯所と呼ばれる新撰組が詰めていた場所、島原の遊郭などへ訪れる人が多い。にわか作りの誠のハッピを売る店や、便乗商売でお土産ものや新撰組グッズを売るショップも出ている。今年いっぱい、これが続くし、来年の大河ドラマが牛若弁慶になったとの報道がなされると、京都はまたまた京都舞台のドラマやと喜んだ。

 

 一昨日の夜、西洞院通の松原下るにある五条天神という神社では、地元商店街である松原商店街主催のイベントが開かれていた。京の五条の橋の上〜で始まる牛若弁慶の歌。今の五条通は国道1号線になっていて、片側4車線もある大きな道路だが、当時の五条大橋は、今の松原通の橋といわれている。まして、この五条天神さんは、牛若弁慶ゆかりの社。地元では、早くも牛若餅などを発売すべく、企画が進んでいるという。

 

 京都は年間5000万人もの人が観光に訪れる街。京都の人口が143万人やから、凄い数やねこれは。割る365日で、1日平均に直すと、毎日毎日13万人の人が京都に来ていることになる。つまり、人口の1割が観光客やということ。この観光産業で食っている人が約1割やから14万人。つまりほぼ同じ数の京都人が同じ数の観光客を毎日毎日何らかの形でお世話して、食べさせてもらっている勘定になる。この数は、ものすごい数である。毎度、おおきに・・・。

 

 9/8(水) 昨晩の台風18号。凄かった〜。オンボロ築100年以上の我が家は、屋根の庇部分上のトタンが3枚はがれて飛ぶ被害。この前も別の部分が台風で飛んで直して貰ったばっかりなのに、またまた頼まんと出来ないような修理。台風さんよ来すぎやぞ、今年・・・。

 

さて昨日、プロ野球の選手会がとりあえず9月いっぱいの間、土日ストライキをすることを決めた。目的は近鉄オリックスの合併を1年間延期して、その間にスポンサー探しをすればええという、極めて筋の通ったお話。でも、ストライキというのは方法がチト過激過ぎひんやろうか?お陰で世間は大騒ぎになるし、プロ野球がもっと下火になるのに輪を掛ける結果になりそうで・・・。日本プロ野球の週末ストは、もし、回避出来なければ史上初めての異常事態となる。

 

 テレビも土日に、プロ野球中継入れていたところは大あわて、ドームが増えたので雨天時の対策はテレビ局もしてない。まるまる2時間以上何か入れなあかんし、あと4日しかないし、そりゃ慌てるわなぁ。。。かえってええ映画が見られたりして、そっちの方がええかもね・・・。

 

 この騒動、もともとは、プロ野球パリーグの大阪近鉄バファローズが「毎年20億円も赤字や」として、嫌なら他の買い手を捜しゃええのに、会社の体裁を考えて、元阪急のオリックスブルーウェーブに合併を申し出たのが事の始まり。球団を手放したら、近鉄全体のイメージダウンになると考えたんやろうけど、これがそもそもの失敗やなかったやろうか・・・。中村ノリ一人に5億円やろ。そりゃ、ちょっと出し過ぎやわなぁ。。。

 

 野球の球団経営は、言い換えたら興業主。プロレスや相撲、ボクシングなんかと同じで、言葉は悪いが「見せ物」である。プロスポーツと言えば、聞こえが良いけど、所詮お客さんに見てもろてナンボの商売のはず。今回の騒動も、その興業主のうちの一人が、儲からんから辞めたいと言い出しただけ。ほな、ウチと一緒になりまひょかと言うのがオリックス。千葉のロッテも、福岡のダイエーも野球興業であんまりええ結果が出てへんし、ウチらもこの際、考えよか。

 

 ところが野球は1チームだけでは出来ないスポーツ。お相手が絶対に要る世界やから、そんな1チームだけの勝手には出来ない。そんならというので、同業者の親方ばっかりが集まる会がある。球団社長さんばっかりの会で、いろんな決め事を話し合うのやけど、この組織が、超閉鎖的で、自分らの都合のええ事ばっかり言っている会。野球チームは、みんなのものやと、ファンは思っているのに、球団は自分のモノという感覚が非難の的になっている・・・。巨人がパリーグへ行くと言ったら他のセリーグのチームは大あわて。ほんまに行かれたら、1ゲームのテレビ放映権だけで1億というドル箱の巨人戦が無くなる。

 

 反対にパリーグのチームは巨人が来たなら、テレビに映るし、大金は入るし、大喜び。まぁ、巨人という人気チームの言いなりみたいなものやね。これは・・・。全く節操のない泥試合の様相を呈している・・・。誰かスパッと大英断を下すようなまともな人はおらんのかいな。ほんま、格好悪い。。。

 

 これは、球団経営というもの自身が、とても古くさい、興行主的な体質で、プロ野球の発展のために寄与するという高い志を忘れて、目先の利益や利権確保に走った結果やと思う。本来、うまいことすれば、球団の経営は大金が入るビッグビジネス。日本がいくら景気が悪いと言っても、そこそこ儲かっている企業は多いのとちがうやろうか。プロスポーツのスポンサーも、時代の流れとともに、どんどん変わっていって、儲かっている企業が球団を持てるような流動性のある仕組みにしないとアカンのちゃうやろうか。プロ野球の加盟料50億円は浮世離れした数字やないかいなぁ。公正取引委員会も、もっと吊し上げたったらええのに・・・。

 

 ライブドアが球団を持ちたいとせっかく言っているのに、そんなワシが知らんような会社はあかんとか言う体質自身にもっと非難の目が向けられて良いと思うのやけれどね・・・。そう言えば、オリックスの時もそんなことあつたわなぁ。でも、オリックスは球団持って、名前も売れたし、値打ち有ったのとちがうやろか・・・。

 

トヨタとか、ソニーとか、キャノンとか、NECとか、IBM、NTTとかスポーツに理解のある大企業は、日本に一杯あると思う。都市対抗野球に出てくるような企業の野球部は、ノンプロといって、ほとんど野球漬けの毎日を過ごしているはず。こんな企業がスポンサーになって、アメリカの大リーグみたいに、3リーグ目を作ることも夢やない。Jリーグみたいに1部2部の入替制が有ってもええ。逆に、チーム数をあと6チーム増やしたろかいなぁぐらいの戦略があってええのとちゃうやろかなぁ・・・。

 

 9/9(木) 日本人は世界で一番、他の国からどう思われているのかを気にする国民性やと誰かが言っていた。じゃあ、実際に世界で一番、親日的な国はどこやろう・・・。少し前の読売新聞にこのことが載っていた。

 

 何と意外なことに、世界一の親日国は、トルコ共和国なのだそうな。その理由はなぜなんだろう。話は、1890年(明治23年)にさかのぼる。和歌山県串本町の沖合1.6qに浮かぶ大島という島がある。9月16日の夜、四国地方を台風が北上し、大島は猛烈な東風が吹き荒れていた。横浜港を出発したオスマン・トルコの駆逐艦エルトゥールル号がこの大島付近でマストが折れ、操舵不能となり遭難した。親善航海に来ていた650人もの乗組員が荒れ狂う真っ暗闇の海に投げ出された。

 

 僅か59世帯しかいない大島の住民が、島民総出で69人の生存者を一生懸命、介抱し、当時、非常食である貴重品、ニワトリを食事に提供した。この生存者はこの後、政府が派遣した医師の治療を受け、3週間後、日本海軍の軍艦2隻で本国に送り届けられた。本国に戻った乗組員は日本人の温かさをずっと、語り継いでいった。トルコ人ならみんなが知っているのに、日本人はほとんど知らない、エルトゥールル号の実話である。

 

 この事故から15年、トルコは、帝政ロシアの南下政策に悩まされていた。エルトゥールル号の航海目的も、同じロシアに困らされている国同士、日本と手を結ぼうとしていたものだった。この小国日本海軍が、何と当時世界最強と呼ばれたロシアのバルチック艦隊を見事に破ったのだから、トルコの人たちは大喜びした。

 

 話は1985年の中東へ飛ぶ。イランイラク戦争が激化していた3月17日、イラクのフセイン大統領は48時間以降のイラク上空を飛ぶ飛行機は、例え民間機であろうと砲撃すると宣言。イランにいた多くの日本人商社マンや家族が脱出出来ずに取り残されていた。イランの日本大使だった野村は、欧州、中東の各国に救援を依頼した。当時、日本の自衛隊は、法律上出ることは出来ず、民間のチャーター機も、安全が確保されないと、飛べない・・・。時間がない・・・事態はせっぱ詰まった状況に追い込まれていた。

 

 中東の国々はどこも自国のことに手一杯で、大変な混乱状態だった。そんな中、唯一援助の手を差し伸べてくれた国があった。トルコだった。野村大使がテヘラン空港で身動き出来ずにいた日本人262人にこの事を知らせたとき、歓声が起こった。トルコ航空機が日本人262人がイラン上空を脱出出来たのは、デッドラインの僅か1時間前だった・・・。

 

 2002年6月18日、日本ではサッカーワールジカップが開催されていた。日本の勝利を願って全国が沸き上がっている中、和歌山県串本町の住民は、日本とトルコ両方の国旗を持って応援した。その応援ぶりを知ったトルコサッカー協会の会長からは、御礼にトルコ代表選手のユニフォームが届いた。その胸には、こう書かれていた「エルトゥールル号殉難将士の御霊に捧ぐ」

 

 あかん。書いてて、泣けてきた。。。人は、大事にしなあかんね。世界中の国がみんな相手の国を思いやれるような、そんな関係になれたら、戦争なんて無くなるのに・・・。

 

 9/10(金) 昨日は久しぶりの飲み会。京都市東山区祇園町へ行くのもホント久しぶり。花見小路通の四条一力茶屋を下がったところから建仁寺までの間を歩くのも、ホント久しぶりだった。この辺りのお店も雰囲気も一変。暗かったここらも石畳がキレイに張られて、明るくなり、歩く人も多い。お上りさんになった気分やね・・・。

 

さて、小泉首相の郵政民営化。とうとう外交日程のため、閣議決定のタイムリミット間際になって、ワンマンぶりを発揮、民営化委員会なんて無いのと同じ。持論の郵政公社を4社に分けるという案をごり押ししてきた。ご持論はそれなりに研究され尽くしてきた最強の案だろうと思うが、いかんせん、実際にやるとなると疑問符が付く部分がある。

 

 まず郵政公社を窓口ネットワーク会社・郵政銀行・簡易保険会社・郵便事業会社の4つに分けるというこの案。想定しているのが都市部の郵便局という臭いがプンプンする。荒井元議員が反対するように、田舎の特定郵便局では、実質2〜3人で何でもこなしている。この局員をどうして4社に分けるのやろうか・・・。そういうところの郵便局は全部が窓口ネットワーク会社の社員になり、他の会社の仕事である郵便や貯金、保険の仕事をやるというのなら、今と何が変わるのか。意識だけ変わっても何も変わらん。郵便局がよく田舎にあるような、よろず屋と呼ばれるような、なんでも屋にしようというのやろうか・・・。

 

 まだまだ、わからん事だらけである。国民にとっての最大の関心事は、民営化していったい、どうなるのか。という一点につきる。今まで、国家公務員やった人を大量に民間人にするというのは、ええにしても、それって、国による大リストラということだけと違うのかいな。もともと郵政職員の給料は、税金を使わず、収益金から賄われていたのとちがうのかなぁ・・・。そしたら同じことになるだけやないのやろうか・・・。民間になれば、一般の会社と同じく、納税義務があるというのは、ええけど、それがサービスや料金に跳ね返る事にならへんやろうか・・・。そんな事への影響を国民は一番心配していると言ってええやろう・・・。いずれにしても説明責任は、小泉首相本人にあるやろうね・・・。「それでどうなるの?」これが今のキーワードやね。

 

 改革して、ええことがあるかどうかが、判断材料やろうね。もし、この改革が、看板の掛け替えだけに終わったり、より非効率で、サービスの悪い組織になったりしたら、国民からは、痛いしっぺ返しが来ることだけは、覚悟して置いた方がええかもね。小泉さん・・・。

 

 9/11(土) 昨日の午後5時がタイムリミツトだったプロ野球が史上初のストライキは、直前になって回避された。近鉄バファローズとオリックスブルーウェーブの合併に反対し、1年間の延期を要求するのがストライキの要求。落としどころがあるのか無いのか・・・。もともと、この合併話は、今年急に出てきた感がある。あまりにも性急な話で、もう1年考えて、その間に身売り先を捜してくれというのが選手会側の言い分。至極、真っ当な話である。選手からしたら、大量のクビになる選手や職員が出る大リストラに対抗する手だてが、ストしか無かったとも言える。

 

 しかしながら、野球をプレーしてナンボの選手が、野球をやらなければただの人。会社の損失も大きいが、選手も職場放棄の汚名がかかる。セリーグ首位をゆく中日の選手は出来たら早く試合がいたいというのが本音やろうし、2軍の選手にとったら、1軍がストするぐらいやったら、オレを出してくれという人も出てくるやろう。ストライキに反対する選手も一部ではいるやろう。

 

 プロ野球選手は、1人で5億とか3億とかの年俸を取っている人もいれば、500万円の人もいるという、実力本位の世界。球団は選手個人と契約するし、一人親方に似た制度。総じて高給取りなのは、保証が無い。仮に35歳で引退したら、後の生活は誰も見てくれない、というのがある。つまり15年ほどの間に一生分の収入を上げておかなければ、ならないという宿命みたいなものがある。コーチや監督、解説者や、バッティングピッチャー、トレーナー、球団職員などで再就職出来る人は、全体から見れば、極々まれ。ほとんどは引退して、家業や他の自営業やサラリーマンになっているのやないやろか・・・。

ストライキ中止の理由も、近鉄が存続する方法を検討するという曖昧なモノ。新規参入を阻害してきた60億円の加盟料は撤廃されるようだが、出口はまだまだ見えて来ない・・・。来週の金曜日に先送りという感じやろうかね・・・。

 

9/12() 金曜日に発表された労働経済白書というのに気になる記事があった。「働く意欲のない若者52万人」――1年で4万人増―――というものだ。この労働経済白書というのは、最近の雇用情勢を分析したもので、若者の厳しい雇用情勢を反映して、働く意欲がなく、職探しもしない無業の若者の数を初めて推計した。それによると、2003年は52万人で、前年より4万人増え、増え続けているフリーターや、高止まりしている失業率に加え、若年雇用対策の課題となっていることを裏付けた格好になった。無業の若者は、厚労省が労働力調査(総務省)をもとに、15―34歳で学校卒業後、職探しも通学もせず未婚という条件で推計。「ニート(Not in Education,Employment or Training)の略」と呼ばれるそうな。

 

 まあ、このニート、一言で言うたら、やる気のないヤツが増えていて、それでも何とか食っていけるのやから、日本はええ国やということやろう。「働かざる者食うべからず」という、この世の中の常識がまた一つ崩れてしまったようで残念な気もする。こうしたフリーターの人も、何もしていない訳でも無い。アルバイトで、自分が食っていける分だけは稼いでいるのである。ただ、この種の人たちが増えて行くと、年収の低い人の割合がどんどん日本人の中で増えていくことになる。これは、日本にとってぜんぜんええことやない。景気にも大変悪い影響を与える。

 

 日本人の職業観が様変わりしてしまって、久しい。より高い給料は、しんどいことも多くなるので、そこそこでええ。もっと、簡単に楽で楽しく大金を手に入れる方法があるはずや。仕事は仕事、食うためにやっている。せっかくの自分の人生、楽しくやらんと損や。こんな感じかね。その反面、やるヤツはやる。頑張ったら、周りがあんまり頑張らへんヤツが多いから、目立つし、簡単に成功できる。やる気あったら、どんどん儲けることも出来る。そんな日本に変わって行くのやろうね・・・多分・・・。

 

 9/13(月) 昨日は、格致学区のソフトバレーボール大会。このソフトバレーというのは、誰でも手軽にバレーボールを楽しんで貰おうと、4人制で柔らかい少し大きいめのボールを使うバレーボール。コートも2回りほど小さい。ところが、なかなか奥が深い部分があって、余り強くボールをスパイクすると明後日の方向へ飛んでいってしまうし、アンダーハンドレシーブも、完全にボールの芯で捉えないと、コントロールできないなどの特徴がある。

 

 格致では、5度目ぐらいになるこの大会だけれど、今年は出場チームも多く、なかなかの盛況だった。ウチは何とかくじ運にも恵まれ、決勝まで進んだが、惜しくも2−1で敗れて、準優勝。少し、腰が痛い・・・。

 

 さて、ぼちぼち9月も中旬になってくると、朝夕だけは少しは涼しくなる。株の世界では、権利月というのがあって、ある指定された日に株主だった人に配当や、優待をする制度がある。3月末と9月末にこの権利月を設定している企業が大変多く、9月の末までの安い時期を捜して、株を仕込んでおく優待ファンは多い。

 

 面白いモノで、普段は株を持っていなくても、この権利日にだけ持っておれば、配当や優待の権利が得られるので、この日の直前になると、みんなの買いが増えて、株価が上がるのが普通である。反対に権利落ちといって、この権利日以降に株を売る人が増えるので株価は急に落ちる。株を買ってから4日後に確定するというルールがあるので、9月末が権利日の会社の株は、それより4営業日前、今年だったら9月24日の金曜日がその日にあたる。

 

 優待や配当はいらないから、株価が最高の時に売りたいというのなら、この日は素人でも簡単に判る日だし、個人投資家の割合が増えてきている今、バカに出来ない数の取引が集中するから、活況を呈する特異日と言うことが出来る。逆にこの日に買うのは、下るのが判っている株をわざわざ買うことにもなり、大きいリスクを覚悟することにもなるという訳である。

 

 さて、その9月の権利月企業のなかから、私が狙っているのが東映・松井証券・ぴあ・オリコン・アサヒビール・タナベ経営あたり。もう大分優待狙い株も増えたのだが、いずれもちょっとおもろい優待を用意している企業。あんまり株式に傾倒するのも怖いけど、ほとんど無金利に近い昨今、ちょっとのリスクは覚悟しても、楽しまな損というところもあると思う・・・。

 

 9/14(火) 朝鮮半島から、あんまり好ましくないニュースが続いて入ってくる。1つは韓国。朴政権時代に、核開発につながる可能性のある研究をしていたというもの。核兵器の製造までには、私たち素人には判らんが、ウラン鉱からウランを抽出、精製、濃縮、などの色々な工程を経て、プルトニウムにして、やっと発電などの利用が可能となるそうな。

 

 こんな、いつでも核兵器に転用できるような危ない事を、世界中の国でやられたら堪らんということで、核保有国が共同でが作ったのがIAEA。核査察や監視をする国際機関である。核の利用をしようという国は、この機関に届け出て、ここの監視のもとに研究開発をしなければならないというものだが、当の韓国は民間が勝手にやったこととして、これを報告をしてなかった。これに、つけ込んだのが北朝鮮。6ヶ国協議も断るええ口実を与えてしまった格好になった。

 

 そりゃ、北朝鮮に核開発をするなするなと言っていた当事者が、核開発をしていたのやから、説得力無いわなぁ・・・。日本は、韓国にも抗議しなあかんわ。ええかげんにせえって・・・。韓国の核開発は、北朝鮮に向けたものなのか、日本に向けたものなのか、はたまた中国やロシアを敵国想定しているのか、はっきりしないところがある。何せ、当時の韓国は軍事政権やったしね・・・。将来朝鮮半島が統一した時に、その国が核兵器を持っていたら、日本としては脅威やろう・・・。そこまで見とかんと、日本もおちおちしてられへんわなぁ・・・。ヨンサマ、ヨンサマ、言っている場合やないで。。。これは・・・。

 

 さて、もうひとつは、おとついの夜中の謎の大爆発があった北朝鮮。すわっ、核実験かと、大騒ぎになったが、どうやら、いつもの、どんくさい事故らしい・・・。北朝鮮当局は、電力開発のためのダム建設が目的で、山に爆弾を仕掛けて爆破したと言っているが、どこの世界に深夜一時に危険な発破作業をするアホがおるねん。アメリカのパウエル長官は、これを鵜呑みにしているけど・・・。恐らく武器庫か地中に隠してあった何かが誤爆したんやろう・・・。リョンチョンの時と同じや・・・。どんくさ・・・。

 

 アメリカの大統領選を狙ったなんて、言っている人もいるけど、そこまで多分考えてないやろう・・・。北朝鮮は最近ちょっと元気がない。金正日のヨメサンが死んだことなんかが原因やろうけど、あんまり国際世論にも食ってかかって来なくなった。もともと、経済的に北朝鮮は世界の最貧国。危ないことでもしなければ、他の国に何の影響もない。言葉は悪いが、相手にされない国という面もある。まぁ、触らぬ神に祟りなし。そーっとしておきたいのが、周辺各国の本音なのかもね・・・。

 

北朝鮮もさすがにも少し国の体制が変わる兆候なのかもね・・・。拉致被害者も意外とすんなり帰したし、残りの10人はもう死んでしもたから、正しい調査結果なんて口が裂けても言えない。どうせ、ろくな調査もする気がない・・・。あとは、未公表の日本人拉致被害者か、日本人妻でも探し出して、公表してくるか、そんな手しか日本のご機嫌を取る手は無いしなぁ・・・。食糧不足で餓死者は出るし、国から逃げ出す人も多い。でも国は相変わらず何もしない。国の崩壊を待つしかないのやろか・・・。

 

 9/15(水) 日本でも、嫌なニュースが続く。子供が事件に絡んでいるから、話が悲惨や。栃木県・小山の事件でも、何やら訳がわからん。実際の父親が居るのに4歳と3歳の子を他人に預けて、虐待。児童相談所も判っていて、見て見ぬふり。挙げ句の果てに、犯人を橋の上から放り投げた。「子捨て」かいな。この時代に・・・。こいつ、どうやら薬漬けのどうしようもないヤツやったみたいやけど・・・。

 

 昔は、田舎で多すぎる子供を生活苦から養子に売ったり、売れなかったら、置き去りにした子捨てという社会現象があった。それが21世紀になってまで復活するとはなぁ・・・。かと思ったら、17歳の子供が金目当てに強盗に押し入り、放火。もう、無茶苦茶や・・・。世の中、けったいな人が増えすぎや。これは、日本人みんなが甘えの構造の中にいることが原因なのやないやろか・・・。

 

 不登校の子供も、あまりにも簡単に世間が許してしまう。子供は、学校へ行くものや。授業中に教室内をうろうろしても、先生が子供を注意しない。授業中は、ちゃんと座って、先生の話を聞くもんや。先生が生徒を叱ると、その親がカンカンになって校長に文句を言ってくる。こんなダメ親、放っておけ。夜遅くに子供が繁華街にいてても、誰も注意しない。親の顔がみたいわ・・・。茶髪にピアスの校則を守らない高校生が大手を振ってオヤジ狩りという強盗犯罪を日常茶飯事のようにやっている。何ですぐ逮捕せえへんねん・・・。少年法かいな。。。

 

 これら全部、社会が大甘になってしまっている結果やろうね・・・。誰もしつけなんてしない。親も先生も誰もその子の教育に責任を持たん。そのツケが今、来ているのかも知れんね。物事の善悪、やってええことと、悪いこと。人が社会の中で生きて行く上で、最低限守るべきルールさえも守れない人を増やしてしまったこと。これは、大きな反省点やと思う。

 

 怖い人が、この世の中から無くなると、人はどんどん助長してゆく。オヤジが怖く無くなって、先生が怖く無くなって、警官が怖く無くなって、後は軍隊ぐらいか・・・。じゃあ、どうしたらええか。今度は、この逆をやればええ。まず警官は悪いことをしたら逮捕される怖いモノやという権威を取り戻さなあかん。先生は、有る程度の体罰を認めて、教育上認められれば、訴追されないような弱い特権がいるろね。そしてオヤジも、少しは家でも近所でも煙たがられるようで丁度、にならなあかん。難しいけどね・・・。何でも好きなことをやってええということが、自由やと勘違いしている人が多すぎ。その前に、最低限やらなあかんことが有ることに、早く気づけよなぁ・・・。

 

 9/16(木) 大阪教育大附属池田小学校で起こった残忍な連続殺人事件の犯人、宅間が14日、死刑執行された。死刑判決から1年以内というスピード処刑やったそうな。もともと、死刑判決が出たら6ヶ月以内に処刑をしなさいと法律に書いてあるのに、実際は、えん罪の恐れや、再審の可能性が残ってしまうなどの理由で、タイムリーに処刑が進まないため、死刑判決が軽々しいものに、なっているという意見も多い。

 

 罪人であるとはいえ、人が人の命を奪うと言うことは、大変なこと。日本で、合法的に殺人が出来る人は、死刑執行人だけということやからね。日本では、まだ処刑されていない死刑囚が60人もいるのだそうな。その中にはオウムの麻原やら、ヤクザやら、が含まれているのやろうけどね・・・。死刑廃止を求めている団体に国際アムネスティ協会というのがある。現在、最高の刑事罰である死刑は、人間としてやってはいけないこと、と、訴え続けている。

 

 そもそも刑罰とは、やられて一番嫌なことがあるという「抑止効果」があるから意味がある。死ぬのは嫌だから、人を殺さないという大前提に、この刑罰というものは成り立っているのだが、その意味では、もう生きるのが嫌になった人にとって、死刑は何の苦でもない。同じ死ぬなら、出来るだけ多くの人を巻き添えに死んでやろうなんて思っている今回のような輩(やから)には、死刑は全く意味のない、いや、早く楽にさせることが出来る分だけ、本人の意に沿った刑罰になってしまっているとさえ、言える。

 

 楽に死ねることなく、一生、後悔と懺悔をさせる終身刑の方が、より重い刑罰であるという、法律家の意見もあるぐらいである。事件には、多くの被害者がいる。その被害者家族にとっては、その男を10ぺん殺しても、殺し足りないお気持ちだろう。男は死んだが、失われた幼い命は帰ってくることはない・・・・。残念である・・・。

 

 9/17(金) 先日、世界人口白書が発表された。それによると、世界の総人口は63億7700万人に迫り、国別ランキングでは1位が中国、2位がインド、3位がアメリカだった。意外やったのは、日本1億3000万人で、何と、世界8位。へ〜っ、日本って、小さな国やと思っていたのに、こんなに人口の多い国やったんや・・・・。変なところで見直した。

 

 ところが今から46年後の2050年には、日本の人口は1億1000万人を切り、15位辺りまで順位が下る。その頃の世界人口は、89億人。まさに途上国で人口爆発が起こると予想している。今でも、全人口の4割にあたる人が、1日2ドル以下で、かろうじて生きている極貧の状態。豊かな国日本で生きていれば、全く気づかない現実がそこにはある。

 

 この2050年には、インドが中国を抜き、世界一の人口の国になっていて、人口ベストテンにはアフリカ諸国の名が連なる。世界最貧国で人口だけ異常に増えたらどうなるか。食糧危機は確実にやってくるのとちゃうやろか。注目されるアメリカは、現在の2億5000万人ほどの人口が、6億まで増えているという。それだけ、多くの移民が入らないと、こんな数字にはなかなかならない。他民族国家の強みというか、まだまだ若い元気な国であるということも言えるのやろうね・・・。

 

 では日本は、どんな国を目指すのか。昨今、急増する外国人犯罪は、日本へ押し寄せる貧しい国からの人の流入を止めてしまう可能性がある。日本は地理的に島国なので、閉鎖的で単一民族意識が高く、日本の国際化の大きな障害になっている。その反面、経済難民などの大量流入を物理的に阻止しやすい条件が整っている。少子化が進む日本で、経済発展を続けようとすれば、パイを拡げることになる人の移入は避けて通れないことになる。どうせ、人が入らないとやっていけないのなら、犯罪をやるような人や、風俗嬢、単純労働者、生活苦のための経済難民のような人たちやなくて、ちゃんと日本のためになるような良い人に日本に来て欲しいものや。

 

 人しか資源のない日本で、これからは、いかに優秀な人材を集められるかが、国際競争力を維持発展させるための鍵となる。松下電器産業は、来春入社予定の大卒社員の日本人比率が初めて5割を切ったそうな。日本の会社だから、日本人を優先して雇うなんていうのは、最早ナンセンスなことになっている。優秀な人材は、世界から集めてくる時代になる。日本人の意識とは別の次元で、企業の国際化は、どんどん進んでいっていると言えるやろうね。。。もうちょっとしたら、ハングリースピリットの無い多くの日本人は、日本の会社に要らない人材になってゆく可能性すらある。そうなると、国って何やろうね。と、いうような事にもなる。こうして、ボーダーレス社会は拡がって行くのかも知れない。。。

 

 9/18(土) さて、ついにプロ野球がスト突入。来年からプロ野球の経営をやりたいという企業がライブドアと楽天とシダックス。野球機構側は、新規参入企業の審査が十分に出来ひんから、来年からは拒否やと。アホちゃうか。球団の経営に失敗して辞めて行くような会社が、何で新規参入企業の審査が出来るお立場にあるねん。ダメ会社はクビで、新しいやる気のある会社がやったらええやんか。そんな新陳代謝がちゃんと出来ないような体質やから、あかんのとちゃうか???

 

さて、ニューヨークへ行ったことのある人なら、一度はニューヨークでパスタを食べはったことがあると思います。そこで、多分、気づかれた人も多いと思うんですけど、メッチャ、柔らかくありまへんでしたか?代表的なパスタであるスパゲティには、アルデンテやったかなぁ?少し硬い目のゆで加減というのがあって、日本で少しでも名のあるイタメシ屋へ行ったら、当然この少し硬い目のゆで加減のものを食べさせてくれます。ところがニューヨークでは、ラビオリや他のパスタ、そう日本ソバやラーメン、うどんまでも、しっかりしっかり完全に茹できったものが出てきます。

 

 所変われば何とやら。最初は本場のイタリアや、ソバなら日本などと同じものを出されていたのやと思います。しかし、ニューヨークっ子は、硬い目のスパゲティも、コシのある蕎麦も、茹で不足であるとクレームするのだそうな。アメリカ人からは、完全に火が通ってないパスタ類はどうやら認めて貰えなかったようですね。

 

 何でも本場の味が一番で、有り難いと思う日本人とは違って、そこには、何でもアメリカ流にしてしまう文化力があるような気がする。お寿司にアボガドを入れたり、マヨネーズを使った寿司ネタを使うのもそう。ええもんは、どんどん受け入れて、自分流に変えてしまう。そんなパワーがアメリカには感じられる。

 

 一方、この癖は、アメリカ人が他の国に行った時にも発揮されるから困ったものである。日本人はくそまじめに、旅行先の言葉を少しでも理解出来るようにちょっとは勉強する方やけど、アメリカ人はそれはしない。いや出来ない。自国語が世界語やと勘違いしているムキまである。

 

イラクやイランなどの中東の国にアメリカ流の民主主義を押しつけようとするのも、こんなアメリカンな思想から出ているような気さえする。自分たちが常に一番で、他の国は劣っている。だから我々は施しをしている。それがなぜあかんのか?きっと、アメリカ人は、全世界の国をアメリカ化するつもりなんやろうね・・・。何でそれが愚かなことやと気づかへんのやろ。人は一人で生きているのではない。国も一国だけの意志や利益で動くものではない。ええかげんアメリカも普通の国にならなあかん頃やろう・・・。

 

さて、話は変わって、私の住んでいる地域では、その地域に住む子供たちが20歳になった時、お祝いの会を少年補導委員会主催で毎年開催している。何で、少年補導委員会が、そんなことをするのか、些かの疑問も残るが、来年の1月で4回目になるそうである。

 

 成人式は京都市主催で、岡崎にある京都会館か最近ではみやこメッセで、全市の新成人を集めて開催するのが京都の定番。私も昔はデュークエイセスか誰かを呼んでもらったのに、参加した覚えがある。参加する子供からしたら、この会は、中学や高校の時の友達と久しぶりに逢う同窓会みたいなもの。大人になったし、お酒もたばこも大手を振ってという部分もあるので、いささかハメを外すようなヤツも出てくるが、この日ばかりは無礼講と勘違いしたヤツがテレビでも毎年問題になる。

 

 地域での「20歳のつどい」と題されたパーティは、5500円の予算で市内の立派なホテルで行われ、参加者は2000円の会費。差額3500円をどういう訳か、少年補導委員会の予算。つまり、ひいては地域の住民から集められた自治会費と称した町費の一部も使われて賄われる。まぁ、地域からのお祝いという感じかな。昔なら、初めてのお酒に、飲む量も判らず、ぐでんぐでん。。。なんて失態をさらす子も有ったやろうけど、今日日、酒の飲み方を知らない子なんていうのは、ごく少数派。みんな知らんうちに、ちゃんと大人になっている・・・。

 

 まぁ、今までせんど、子供が酒飲むな、タバコ吸うなと、言っていた団体が主催して、飲み会を開いてあげるのやから、何か変な感じやね・・・。連合会主催にしたらええのに・・・。と、思うのは私だけやろか。。。来年のこの会の準備委員会に参加したのだけど、何かもひとつピンと来ない・・・。20歳になった人のための同窓会を大人がお世話しているという構造に少し無理がある感じ。これなら、20歳の子たちに企画させて、金だけ出してやった方が、よっぽど面白そうな事が出来るような気がするのやけどね・・・。四半世紀もの年代差のある人が、この会の企画をするのには無理があるような気がする。。。

 

9/19() 醒泉小で四体振のバレーボール大会。その後、私は大原へ年に一度のゴルフへ。その後、久多へオヤジだけのキャンプへ行く予定。キャンプとは言っても、コテージなのでテントは不要。のんびり、焚き火でもやりながら何か旨い物でも焼こかいな・・・。と、思っていたらお葬式の仕事が入った。こんな時は辛いねぇ・・・。仕事してから行こ・・・。

 

お葬式を終えて、大急ぎで荷物を積み込み、大原のパブリックコースへ。ここは、薄暮プレーというのがあって、2時40分スタートでハーフだけ4500円ほどで廻らせてくれる。万年初心者の私としては、ここのハーフぐらいで十分。けっこうな坂があるので、よく歩く歩く・・・。よくチョロもするから、よけい歩く。ああしんど・・・。

 

5時半頃には終わって、ゴルフ場のお風呂でゆっくりした後、久多のキャンプ場へ。あとはいつもの野外飲み会。焚き火も楽しんだ。ゴルフでオッサン4人はええけど、キャンプ場でオッサン4人は少し浮く・・・。ほとんどが若いファミリーかカップルやもんね。我々は、全然気にならないけど、他の人から見たら、ええ年したオッサンが4人で何をしているねんと、白い眼で見られているのやろうね。。。。

 

9/20() 9/15が敬老の日やったのは、昔のこと。ハッピーマンデーとかで、月曜日が祝日になって連休に。有り難い連休やね。。。国会もたまにはマシなことやるやん。

 

 テント泊とちがって、コテージには、流しもあるし、冷蔵庫もある。ベッドも2段ベッドやけど、ちゃんとある。でも、寝るだけやから別に一緒やね・・・。まぁ、これで一泊5000円やから、安いもんやね・・・。少し寝不足と、二日酔いの頭を持ち上げて、近くの散歩へ出る。ススキやコスモスの花が道ばたに咲いている。まだまだ暑いけど、やっぱり秋やね・・・。

 

 9/21(火) それにしても、もうお彼岸の入りも済んだのに、今日も真夏日やて。大阪は今年90日目の真夏日。記録更新やて。暑さ寒さも彼岸までというのは、どこ吹く風。今年の異常気象はまだまだ続きそうやなぁ。。。

 外遊中の小泉総理。この前はブラジルにいてたかと思うと、昨日はニューヨーク。松井からヤンキースのジャンバーをプレゼントしてもらって、始球式。大はしゃぎやね。グローブはブッシュ大統領からのプレゼントやて。高いグローブにならへんかったらええけどね・・・。これから、国連総会でのスピーチがあるそうな。

 

 今の日本の外務省の思っている悲願は、国連の常任理事国入り。アメリカ、ロシア、中国、イギリス、フランスの5ヶ国しか、この国連の常任理事国というのは無いのだが、もともと国連は、日独伊に対抗するために作った連合国という意味。英語で言えば、ユナイテッド・ネーションズ。国連憲章の中には、敵国条項というのがまだあって、なんぼ日本がこれを外せと言っても、なかなか変わらない。

 

 戦後60年近くも経って、そのままの体制。こんな組織は、あかんわなぁ。肥大化して、コレステロールが貯まりすぎとる。だから、国連改革、国連改革と皆が言っている。日本は、アメリカに次いで世界2位の拠出金を国連に払っている。この額は、ロシア、中国、イギリス、フランスの4ヶ国を合計した額より多いそうな。まぁ、金だけおだてられて払わされているけど、口は出せないという、極めて不利な状態に、日本はあると言って良いわなぁ。

 

 アメリカも、世界一の拠出金を払っているのだが、なかなか思う通りにならない国連がお荷物と考えるようになっている。アナン事務局長も、ニューヨークの国連本部の住人なのだが、同じ国にワシントンのホワイトハウスがあり、権力の二重構造になっている。日本が常任理事国になるのはええけど、本当の国連改革が出来ないと、負担だけ増える格好になって、国民の理解が得られないのやないやろか。火中の栗を拾うだけにならなきゃええけどね。。。

 

 さて、おかげさんでこのページも毎日毎日1400人ぐらいの人から見て頂いているという数字が出ている。有り難いことです。たまに、いつも見てるよと、ご連絡頂くことも・・・。八田さん、毛利さん、見てます?つまらんことを書いている時も多いけど、たまには、ええこと(自己満足やけど・・・)も書いてますので、また、ご贔屓に・・・。いつもおおきに。。。

 

 9/22(水) 今日は昼から、亀岡で、トマト会がある。京都府内にあるサラダ館ばっかりが集まる。現在京都には32店もサラダ館があるのだが、名前だけであんまり熱心に売ってられないところもあるので、実質、シャディの全国1000位までに入っているお店は、20店ほどか。現実はなかなか厳しいもんや・・・。実際にギフトの店をやっていると判るのやけど、このランクで500位以内に入ってないと、これだけでメシを食うのは、やっぱり難しいかもね。サラダ館は、元お酒屋さんやったり、元布団屋さんやったり、元荒物屋さんやったり、元呉服屋さんやったり・・・。サラダ館は何かのお店と兼業されているところが多い。だから、何とか潰れずに、もっているのやろうね・・・。

 

 実際、いろいろなお店の社長さんにお話をお伺いすると、皆さん、大変ご苦労されている。みなさんおっしゃるのは、中元歳暮だけですわ、忙しいのは・・・。後は、お店にお客さんが来られるのはタマのことや。春や秋は、いくらチラシ打っても、いくらカタログ配ってもサッパリですわ。まぁ、法事の粗供養と、結婚、出産、快気ぐらいがパラパラやね・・・。どこも同じやなぁ。。。

 

 この会の名前は、サラダ館の看板がトマトマークであるところから来ているのだが、2年ほど前から、京都新聞トマト倶楽部というのが出来て困っている。お店に来られる方の3人の一人ぐらいの割合で、この会員証を間違って出される。やっぱり京都は、京都新聞を取っている人が多いからね・・・。

 

 この商売、年に数回、中元や歳暮、春祭りに秋祭りなんかに、集中的に新聞折り込みのチラシを打つことがある。その時に、いろいろな新聞の配達エリアが描いてある地図とにらめっこして決めるのだが、この地図がけっこうおもろい。さすがに京都新聞は、配達網が一番細かくて、1エリアあたりの折り込み軒数もきめ細かいので使いやすい。朝日、読売、毎日、産経、日経あたりになると、ものすごく新聞販売店1店あたりのエリアが広い。その割には軒数が少ないから、この地区ではどこの新聞が強いなんていうのは、一目瞭然や。

 

 お店のある伏見は意外と、読売が強い。下京区の私は新聞販売店の粗品なんて貰ったこと無いけど、伏見あたりは人口も多いのか、洗剤は配るは。何かのタダ券は配るは。景品サービスが切れたら、新聞変えるみたいな人もいるとか・・・。競争が激しいのやね。ウチの実家は、京都と朝日。この組み合わせは、インテリに多いそうな。まぁ、ウチは関係ないけれど・・・。私は京都と読売。巨人ファンでもないし、そんな景品も無いけどなぜか読売。京都は、葬式広告が京都しか入らない場合も多いから外せない。地元密着ネタも多いしね。京都新聞見てないと、話題から外れる時もあるぐらいやから・・・。

 

 でも、新聞を京都しか取っていなかった時期がしばらくあった。何やら世間と少しずれてるなぁと思う事があって、発行部数全国一というだけで読売を追加で取るようにした。京都の記事が半日遅れの時もあるのに驚いた・・・。でも、京都新聞は、一地方紙のわりには、なかなか優秀な新聞で、記事の内容も、全国紙にそんなに引けを取らない。昔は新聞なんて、どこでも全部一緒やろうと思っていたら、大間違い。京都新聞は、意外と左寄りの新聞やったんやね・・・。全国一共産党が強い、遷都以来の東京への反発、まぁそんな京都人気質もあるのやろうけどね・・・。

 

 記事の内容や社説の意見なんかを見比べてみると、新聞社には最近、かなり「色」が出てきている。右と左で言えば、朝日>毎日>読売>産経という感じかなぁ。京都は朝日と毎日の間ぐらいに入るぐらい。中国や朝鮮の反日の話題になると、この傾向は、最も激しくなる。靖国、尖閣、独島、北方領土、歴史教科書、拉致、歴史捏造、核兵器、話題には、事欠かない。。。たまに、この新聞社はどこの国の報道機関なんやと、ツッコミを入れたくなるほど反日本政府に肩入れしているところがあるのも驚く。

 

もっと、しっかりやってや!と言う意味で、自由な意見をマスコミが堂々と言える日本は、ええ意味で健全な民主主義が育っていると言える。でも、昔みたいにマスコミが愚民を誘導しているなんて傲った感覚は、もうやめた方がええ。日本の国民は、そんなにアホやないというレベルになっていると思う方がええやろう。民度も上がって、自分なりの意見を持つ人が増えていると思う。大衆迎合というのやなく、この指とまれ型のリーダーシップのある人やないと、日本人を束ねて行くのは、これから難しくなってくるやろね。多分・・・。

 

 9/23() 秋のお彼岸の中日。少しは暑さもマシになってくるかいなぁ・・・。さて、国連で小泉首相が演説した。何でも、小さな国の首相のスピーチと順番を変わって貰って初日にさせてもらったそうな。その代わり、ODAを何十億も出すのやろうなぁ・・・。フランスやアメリカは日本の常任理事国入りに賛成してくれていたのだが、中国がなんぼお金を出してても、歴史認識を正さないと尊敬されへんやと。そんなチャチャ入れんでええのに。別にそんな頑張って日本は常任理事国にならんでもええのとちゃうの?

 

 そもそも、一番民主的な運営をすべき国連で、常任理事国なんていう、拒否権なんて強権を持つ一部の国を作っている事自体、不公平やんか。せっかく他の国々が全部賛成して、決まりかけた法案かて、たった1国の拒否権で廃案。いったい、何やねそんなルール。

 

いっそのこと、常任理事国を選ぶのも、立候補と投票にしたらええのに。。。。そうなりゃ、みんな人気取りのために頑張ってええことをしようとするのやないやろか。日本人は、国連に世界政府のようなイメージを持っている人が多いようだが、すぐ全く別ものであるということが判る。何百もの国が世界にはある。日本やアメリカのような大国と、言っちゃ悪いが、数千人しか人口のない南海の孤島の国が、同じ1票の権利を持つのも不公平。ただ、アメリカみたいな大国は、自国の政策に有利なように、票を持つ小国に援助や何かで買収して、自国の国益を守り、拡げようとする。そんなどろどろした世界なんやね。現実は・・・。

 

 あんまりお金を出す国ばっかりが発言力のある組織にすれば、貧乏な国は文句を言う。また、基準を変えて、人口のある国の力を強くすれば、人口の少ない先進国がソッポを向く。なかなか、これが一番ええ方法やというのは無いから難しいものや。いかにも、民主的に見える選挙も、ヒートアップすれば、国と国との派閥を作るような結果に、一歩間違えればなってしまう。そうなりゃ国と国のエゴのぶつかり合う修羅場になるし、そりゃまずいわなぁ。。。

 

 小国は、大国の圧力に怯え、何も物が言えなくなってしまう。あまりにも小国の数が多くなってくると、今度は大国が嫌気をさしてくる。そうなると、例えばG8とかの枠組みで大国だけが物事を決めて行くことになり、国連は空洞化する。それをさせないためのギリギリのバランスで、成り立っているのが今の国連やろうね・・・。

 

 私は、国連というのは、「場」であってええと思う。各々の思想や文化や価値観、人種が違う国々が自国の意見を堂々と述べる「場」は絶対に必要である。この「場」が無ければ、かつての国際連盟を脱退した日本のように孤立化して、戦争になる。つまり、場があるだけで、救われる場合も多いのである。

 

 一方、国連で決議することには、ろくな事がない。この国はけしからん。という場合がほとんどやから、紛争解決のための手段として、戦争になる場合が多いからである。国連の巨大化が平和安定につながると言っていた人もいたが、肥大化した組織は、負担に耐えきれなくなっていずれ崩壊するもの。その前に手当てする事が必要や。

 

 世界遺産認定。マラリア撲滅。食糧支援。医療支援。教育改善。貧困問題。人権問題。平和維持。国連の役割はどんどん増え続けている。その多くは豊かな者から、貧しい者への施しの発想から抜け切れていない。地球上の全ての人々が幸福になる。そんな夢のような世界になる日がいつか来るのだろうか?私には、それが途方もなく永い、終わりのない旅のように思えてならない・・・。国と国との決め事は、そんなきれい事で済ませられるようなものやないからね・・・。

 

9/24(金) 昨日、日本プロ野球機構と選手会による話し合いが妥結して、ようやくストライキはしないことが決まった。結局大幅譲歩したのは、経営者側やった。普通の会社の労使交渉というのは、金を持っている経営者と、お金をあまり持ってない労働者側という図式で成り立っているのだが、選手会側の各球団の選手会長らは、1億円以上の年俸を取っている選手たちがずらり。球団社長なんて、せいぜい1500万円ぐらいの給料しか貰ってないのに、こんな交渉させられて、割があわんわぁと思っている社長さんも、多いのやないやろか。

 

 とわいえ、今回の交渉で、理がかなっていたのは、やっぱり選手会側。マスコミもファンも、古田を筆頭にした意見の方が、筋が通っていたから応援したのやと思う。プロ野球球団の経営に失敗した人がいる。反対に、球団経営をやってみたいという人がいる。ところが、メンツのためか、近鉄を身売りではなく合併という形にこだわった。そりゃおかしいわ。選手やファンの気持ちにはどうなるねん。ええかげんにせえっ。というのが今回のいきさつやね。

 

 結果的にどうなるのかはまだ少し、様子を見る必要があるけど、どうやら、過去に、阪急、南海、近鉄という3つの球団を擁していた大阪から、ついに1つも野球のチームが無くなることになりそうな感じ・・・。阪神は厳密には兵庫県やしね・・・。宮城県や、長野県やといろいろ候補地は二転三転しているけどね・・・。

 

 平成16年度の日本の都市人口ランキング(推計)によると、一位東京が8.397.617人、2位横浜が3.552.857人、3位大阪が2.635.405人、4位名古屋2.200.793人、5位札幌1.867.310人、6位神戸1.519.251人、7位京都1.465.984人、8位福岡1.390.182人、9位川崎1.305.264人、10位広島1.143.463人、11位さいたま1.067.067人、12位仙台1.024.830人、13位北九州1.000.490人と続いている。

 

 確か昔、私が学校で習った人口の順位は東京・大阪・名古屋・横浜・京都・神戸・福岡の順やなかったやろか。7大都市とか言うて・・・。横浜、札幌、なんかの人口の伸びが大きいね。。。でも、プロ野球球団が12もあるのに、何で人口7位の京都にプロ野球が無いのやろうねん。京都人口の10人に1人は大学生。野球見に行くと思うけどなぁ・・・。何で県営宮城球場しかない仙台やね。どこか忘れてはらへんか???まあ、東北は興行的にはええとは思うけどね。野球好きも多いしね。

 

 京都にプロ野球をと言ったら、ちゃんと、西京極球場というのがある。でも、場合によっては、新堀川通の先、久御山ジャスコ行くまでに広大な巨椋干拓池の跡地があるやんか。ようやく六地蔵まで伸びた地下鉄東西線を今度は西へ伸ばして、今は竹田までしかない地下鉄烏丸線を横大路より南まで南進させた三栖あたりに、どか〜んと、誰か「みやこドーム」かなにか新しいドーム球場、つくらへんかいな。地下鉄の駅前でもあるし、駐車場はバカほど広いのが取れるで。ロサンゼルスのドジャーススタジアム級のええドーム球場を作るのが可能や。野球のない時は、パークアンドライド用に、この駐車場を観光客に開放。ここの駐車料金だけで、京都駅か烏丸御池までの地下鉄のタダ券進呈にしたら、観光地の駐車場不足もかなり解消するで。。。

 

 京都の若者は、誰か大物タレントのコンサートとか行こうと思っていても、いつも大阪か神戸まで行かされる。なんでか?それは、京都に興行的にペイできるような席数を備えた施設が無いからや。大阪城ホールや、なみはやドーム、大阪厚生年金会館はあっても、京都会館では1200席しか無いじゃね。。。。これじゃ効率悪過ぎるから、京都ではやるところがない。せっかく大学生が12万人以上もいるのに、なんでやねん。最低3万人は入るような屋根のある施設が、京都にも絶対必要やないやろか・・・。何とかしてや桝本市長さん、山田知事さん。。。

 

 9/25(土) 昨晩は、洛央小の7つの体振が合同で開催するソフトバレーボール大会。皆さんよく練習されていて、そんなに簡単に勝たしてくれない。普通のバレーと大分違うからねぇ。。。

 

 バレーといえば、全日本女子バレーの栗原恵が何と、NECを辞めたって。へえ〜。栗原はまだ20歳になったとこ。葛和監督率いるレッドロケッツのバレーはどちらかと言えば、速攻コンビネーショーンバレー。大砲タイプの栗原に合わないと言っているらしいが、本当のところは何か他にあるのやないやろか・・・。

 

 メグちゃんは、今や日本のバレーボールにとって、今や、一番の視聴率を稼げる人気選手。彼女の出る試合は、観客が多く、その試合が終わったら、帰ってしまう人もいるほど。どこのチームだって、日本一の人気者は欲しいわなぁ。可愛いし、絵になるし、これでもう少し、かぶり、後傾気味のスパイクフォームが直ったら、もっと強いスパイクが打てる。今のままにフォームやったら、いつか腰を痛めそうな感じ・・・。力学的な効率も悪いしね。カナちゃん並みのパワーが付いたら、鬼に金棒といったところか・・・。若いし、外国出るのもええかもね。。。。

 

 さて、ソフトバレーの後は、近くの居酒屋さんで12時まで打ち上げ。パパさんバレーの仲間もこのソフトバレーには多いからねぇ・・・。そう言えば、今日も今日で体振の宴会がある。毎日大酒飲んでたら、そらしんどいわなぁ・・・。

 

 9/26() 今週は20日も休みやったし、23日も休み。何か、気合いが入らへん週やね。そうこう言っているうちに、来週の日曜日はもう、格致区民大運動会。またまた、大変な一日になりそうやなぁ・・・。町内にマンションが建つ前まで僅か28軒の小さい町内やった我が喜吉荒神町も、4年前のマンション建設で一気に100軒以上の大町内に躍進。もともと以前から何度も優勝したりして、運動会は強かったのやけど、今度は、いかにいろいろな人に出てもらうかが大変。まんべんなくにすれば、競技的に弱くなるリスクもあるし、かといってせっかくたくさんの人がいるのに、全然出て貰わないのもね・・・。マネージャーさんは大変や。

 

 せっかくマンションが出来て、私の年代の人も増えたと思っていたら、とんでもない。増えたのは30代と50代、40代は数えるほどしかいやあらへん。谷間の世代は辛いねぇ。。。またまた、88sの巨体を揺らしながらリレーに出んならんとは。。。とほほ・・・。

 

 運動会と言えば、ウチの町内は伝統的に自然と盛り上がる。前日と前々日には町内で練習もするし、運動会当日は、夜にうちの隣の観音寺さんの駐車場いっぱいに座布団を敷いて、「足洗い」と称した大宴会がある。これがまた、大人数なので盛り上がる。ここ10年ほどは、優勝か準優勝ばっかりなので、またまた盛り上がる。また、この秋一番、盛り上がる季節の到来である。。。

 

 9/27(月) 10月は法事のシーズンである。先日亡くなったおばあちゃんのさとの満中陰の法要が10日に、24日には父方のおばおちゃんの三十三回忌。日曜日は全部埋まってしまいそうな感じやね・・・。こういう法要はどうしても時候のええ時季にやるものやから、どうしても暑くないとき、寒くないときになる。5月、10月に法事が多いのは、そんなわけやね・・。

 

 さて、ホームページを公開していると、どうしてもメルアドも晒してしまうことになる。生きているメルアドは、インターネットの世界では、商品として売買されることになるので、どんどん売られて、訳の分からんメールが連日山ほどくる。私のお世話になっている京都アイネットは、月々わずか500円の激安プロバイダーなので、ウィルスチェックの機能が無い。(あるけど、有料になる)ので、わざわざ仕事で使っている別のニフティ系のええプロバイダーにメールを全て転送してから、ウィルスチェックしてもらったヤツを開けている。

 

 しかし、1日に2〜3回、メールチェックするけど、1回あたり50件ほど。旅行に出たりしていたら、2〜3日分が貯まっていて、200件以上のスパムメールのお相手を、せなあかん。ほとんどは外国のエロサイトとか、バイアグラの通販、出逢い系サイト、街金、商品取引、お付き合いしてください、エッチ画像、もうこんなのばっかり。99%は見ないで捨てるのだけど、あと1%が大事なメールやったりするから気が抜けん・・・。

 

 今朝、朝一のメールチェックしていたら、京都アイネットから、警告メールが来ていた。私のドメインで、ウィルスメールがまき散らされている。早くウィルス対策をしてくれへんと、使用停止にするぞとの脅しの内容。まぁ、ここは人をお客さんやとは思ってへん役所みたいな感覚のところやけどね・・・。また、ご丁寧に、同じ内容のFAXまで送ってきはった。そんなに大変なら、そっちで駆除してくれたらええのに・・・。

 

で、パソコンの方を見たら、そんなウィルスメールを発信したという指定の時間に送信記録が全くない。これは、どうやら娘たちが使っている方のパソコンから発信したメールがウィルス感染しているような感じやね。そう言えば、この前から何故かインターネットに接続出来んように2回ほどなったそうな。ウィルスチェックに罹って、設定消されたのやろか・・・。わからんけど。。。

 

 永いことパソコンやっていると、ウィルスなんて慣れっこになっていて、邪魔くさいだけ。ノートンか何かで駆除するのやけど、一端感染したのがばれたら、またすぐ新手のヤツがやってくる。いたちごっこ。ネットワーク社会では、いくらPC単体で駆除してもあまり意味がない場合が多い。となると、接続業者の存在が大切になってくる。優秀なプロバイダーは、常に最新のウィルス情報を更新していて、対応すべく更新を繰り返している。この安心感がプロバイダーの差になって出てくるのやけどね・・・。もちろん、料金の差もあるのやけれどね・・・。

 

 9/28(火) 小泉首相は、第二次小泉内閣の組閣直前に外遊に出た。そこで、ブラジル移民の人々の永年に渡るご苦労に涙した。日本人は、情に弱い国民性やから、一国の首相が公式の席で涙するなんていう普通では無い状態に弱い。これでまた、好感度が上がって、小泉首相の支持率も上がったのやないやろかね。今まで歴代の首相とは、やっぱり純ちゃんは違うねと、いうことになるから得な人やね。

 

 その反面、元自民党一の人気者橋龍こと、橋本龍太郎は例の日本歯科医師会の、一億円献金疑惑で元幹部が起訴される始末。青木参議院幹事長や野中広務なんかもその席に同席していたというから、橋本派は腐っとる。そんな噂ばっかり日本人は聞かされてきたから自民党なんてあかんとなった訳や。

 

 ところが、小泉のオッサンは、そんなダーティな部分がぜんぜん無い。清貧を絵に描いたような人。悪そうなところがぜんぜん無い。だからまた支持率が上がっているのやろね。一時は、もうあかんかと思ったけど、何とか乗り切らはったか・・・。まぁ、今までよりは大分まし。どんどん若手の元気でクリーンな人を前に出して、古い自民党の膿のような人をお払い箱にしたら、自民党もまた生き残れるかもね。民主党が頼りなかったら・・・。

 

 さて、それを知ってか知らずか、小泉首相は、今までの長老が自分への忠誠を尺度にしていた大臣の椅子を見事に取り上げてしまった。これはえらい。派閥にいて、当選回数さえ増えていけば、自然と大臣になれるなんて馬鹿なシステムはあかん。それなら国会議員も公務員と一緒になってしまう。適材適所、ええ人材はどんどん引き上げる。能力の低い者や、努力しない者は、いくつになっても登用しない。それが当たり前や。官僚制度の土手っ腹に風穴を開けないと、この国は、優秀すぎる役人たちの食い物にされてしまう。それが小泉改革の本丸やろう・・・。

 

 さて、小泉改造内閣の人事。あんまり新味は無いなぁというのが率直な印象。郵政民営化内閣と自らネーミングしたのはええけど、さすがにそれだけではマズイと気づいたのか、後から構造改革推進内閣と言い直した。そりゃそうやわ。旧郵政省の事ばっかりやられても、国民は困る。小泉さんに求められているのは、今まで連綿と続いてきた官僚主導の政治を、政治家主導の政治に変えることにある。その政治家は国民が選ぶのやから、ひいては国民が主導する政治ということになる。

 

 古手の政治評論家は、愚民政治と言って、国民は愚かでアホなものやから、優秀な官僚や、力のある政治家が主導してしっかり日本の舵取りをしておかなあかんというのが、今までの日本政治の定説やった。ところが、マスコミが思うほど、国民はアホやない。ポピュラリズムと言われる民意主導型政治を小泉首相は、史上初めてやった首相であろう。自民党は、この50年、政党主導の政治を続けてきた。これは、カネを集めるのが上手いヤツ、声の大きいヤツ、仲間を集めるのが上手いヤツがリーダーシップを取ってきた政治を、国民の人気が高い人がリーダーシップをとる時代に変えた。これは、功績やろう・・・。

 

 小泉首相は自民党内では、小派閥の森派。金があるわけでもないし、人脈がある訳ではない。それでも小泉首相が長期政権を続けていられるのは、国民の内閣支持率がまだまだ高いからである。今、他のどの人間が総理をやってもこの高い人気は無理やろう。まぁ、安倍ちゃんぐらいやわね。だから亀井も古賀も青木も野中も、表だっては、文句は言えん。下手したら今度の選挙で岡田民主党にひっくり返されるかも知れん。そんな時に小泉はようやっとる。小泉以外では自民党は負けるというのを、選挙のプロである代議士たちは肌で判っているのやろうね・・・。

 

 ただ、それだけで安直な政治をやられても国民は困る。大目標は、増税しなくても国の運営が出来るように、ぶくぶくと肥大化した役人体質をどこまでスリムに出来るかや。税金でメシを食っとる人間の数を減らして、税金を払う人や会社を増やす。これが唯一、今の政府が必死になってやらんならんことやろう。。。増え続けた借金も、思い切って半分以下に減らさんと、将来の負担が大きすぎる。何せ、日本は将来、人口が減って行く国なんやから。。。早よ何とかせんとあかんで。。。

 

 9/29(水) 春から早く早くと言っていた「格致おやじバレーボール倶楽部」のユニフォームがようやく決定した。バレーのユニフォームは、ミズノ・デサント・アシックスのほぼ3社の独占。このごろの日本はバレーが弱いのも影響してか、デザインもあんまり元気が無い。カタログやインターネットを見てもどれもありきたりのものばかり。そんなこんなで、なかなかデザインも決まらない状態が続いていた。

 

 あんまり決まらんので、この前の日曜日、洛央小の参観日の後、メンバーの青見君を迎えに行って、一緒に伏見横大路にあるヒマラヤスポーツで決めてきた。いろいろ見れば今はサッカーのユニフォームが一番デザイン的にも素材的にも旬やなぁ・・・。それもブラジルチームのカナリアカラーが良かったので、黄色をベースにして、背番号と腹番号はサックス(水色)にした。パンツを何色にするかで悩んだが、黄色にあうのは白ぐらい。オヤジバレーのロゴも作って、背中に張ることに・・・。バレーで言えば、スウェーデンのナショナルチームのカラーリングやね。

 

 昔のバレーのユニフォームの名入れと言えば、フロッキープリントが主流。ただ、これは長い間使っているとひび割れしてくる。最近の背番号は切り文字のキレをアイロンで圧着するのが主流。ただ複雑なロゴはこれでは出来ないので、サッカーのユニフォームで使う方式ですることにした。普通、この方法はスライディングするバレーでは滑りすぎるので使わないのだが、着ける場所が背中のクビの下背骨の辺りということで、問題無いやろうということで、ゴーとなった。

 

 格致に男子バレーボールのチームを作ろう作ろうと言って、早2年、なかなかチームまではたどり着けなかったけど、ユニフォームというモノから入ればやっと初の対外試合が組めそう。モノから入らんとおやじは前に進めへんからなぁ。。。今から初試合が楽しみやねぇ・・・。

 

 さて、今日は日中国交回復から32年目にあたる日だとか。当時の首相田中角栄が中国の周恩来首相と調印した日中友好条約。当時私は15歳か。。。。田中角栄がその時の挨拶の中で、「日本が中国でかけた迷惑」という言葉で、周恩来は激怒したそうな。中国での迷惑と言う言葉は「人に少し水を掛けてしまった」という程度のお詫びの言葉だというから、無理もない。これを抑えたのが毛沢東。毛主席は、当時のニクソン米大統領とも歴史的な国交回復を実現して、米ソ冷戦集結の遠因にもなった。

 

 私は、それから5年後の20歳の時に「京都府民日中友好の船訪中団」というので当時の中国に行った。舞鶴港から船旅やからのんびりしたものやったけど、瀋陽・大連・天津・北京を訪れて、ものすごい歓待を受けた覚えがある。この旅行を主催していたのは、バリバリ共産党系の団体やったろうから、船の中でミーティングなんかで唱う歌は「インターナショナル」や「我愛北京天安門(私の愛する天安門)」なんていう中国共産党推薦の歌ばっかりやった。今でも覚えているわ。。。私よりは5〜6年上の年代の人は学生運動でよく歌っていた歌やろね。インターナショナルは。。。インターナショナル我らがもの♪。。

 

 その中国へ行った当時の私の感想は、やっぱりあれだけの人口を擁する国民をまとめるのは、共産主義しか手がなかったのやろうね・・・。という結論やった。旅行中、今の北朝鮮みたいに、我々の行動は完璧に向こうのコントロール下にあった。出迎えの港では大げさではなく何千人もの幼稚園児が一糸乱れぬ統率力でピンクの花輪を前後に振り続け、「歓迎歓迎、熱烈歓迎(ファンヤーフォンヤー、ルーリーファンヤー)」と小1時間以上も、かわいい声で延々と叫び続ける。なんやねこれ・・・。

 

 船から下りて、少し小型のバス20〜30台に分乗して、市内を走るときも、沿道には熱烈歓迎の小旗。交差点の信号は、警察が先導しているからか全部青信号。他の車は通行禁止にしている。どこへ行ってもこれや。市内の友誼賓館というデパートも、われわれ日本人の団体が着くと、店内の電気を点けて開業。帰れば閉店。ほんとVIP待遇やった・・・。これで感激せえへん人はいないやろう。。。

 

 夕食もわざわざ一人一人に墨文字で栗塚大一郎先生と書かれた招待状が北京市共産党委員長名で来る。何やねこれという感じ。。。それから30年。。。。しばらく日本と中国はかなりええ関係でずっと来たはずやった。実際、中国に好感を持つ日本人は多かったと思う。少なくともあの天安門事件までは・・・。

 

中国は、東アジアで早く発展した日本や韓国、台湾、香港なんかを、見習おうという政策にある時から切り替えた。中国も、過去の歴史を振り返るより、前に進むことが大事という政策に切り替えた。それが功を奏して、都市部ではどんどん大金持ちが生まれた。毛沢東も「先に豊かになれる者からなりなさい」と、今までの共産党の論理を全否定するような政策の転換を迫られ、実行した。東西冷戦終結、社会主義国の崩壊。世界の流れはもうとっくにそんな嵐が吹き荒れていた。

 

 そのころから、中国の中では自己矛盾が大きくなってきていたはずや。共産党一党独裁体制でありながら、社会主義国の衣をまとったままで、自由主義国に近い体制にならざるを得ないところまで、一部の国民が富と力を持ち出したからである。豊かになった国民は、より大きな富を求めるし、権力や政治力も持ちたがる。その反面、9割以上の国民は未だに世界最貧国。中国西部の農民は1日1ドル以下で暮らしている。この貧富の差の激しさから、必ずいつか共産党政権は崩壊し、中国の成長が止まる時が来る可能性が高い・・・。

 

少しええ暮らしが身に付いてきた中国人たちは、当然、政府批判をする。ところが、中国では、政府の批判は、絶対絶対ご法度のお国柄。何とかしてそのエネルギーを国外に向けておかんと、現政権が危ないことになる。実際、北京の天安門前広場では、民主化要求デモが大暴動になり、政府は人民解放軍を出動させてまでこれを制圧した事件が起こった。このとき、中国は多くの国民に向けて銃を撃った。この後、公安により徹底的に反政府分子を逮捕処刑した。

 

それと同時に始まったのが、愛国教育という名の反日教育である。日清戦争や第二次世界大戦で日本軍が中国でやった蛮行を、かなり誇張し、捏造までして、国民に刷り込むための施設である抗日博物館を中国全土に200も作った。展示してあるのは、日本人が中国人を拷問しているシーンを再現したものや、日本人は人肉を食べるといった子どもみたいな嘘をインチキ写真で堂々と見せているから恐れ入る・・・。なにしろ、一度そこに行った人なら誰でも、日本人を憎みたくなるような施設であるそうな。あほな日本政府は税金で、そんなことも知らずに延べ5兆円ものODAを中国にし続けている。空港や橋や鉄道に使われた日本の政府開発援助は、形を変えて、中国の予算をそれだけ節約させたことになるので、こんな反日施設の建設にも廻っていることにもなる。ほんま、あほかいな・・・。反日教育を止めささん限り開発援助は出さんとなんで言わへんのや。日本国民の血税やろそれ。

 

 今、中国は2050年に米国を抜き、世界一の経済大国になろうと目標を設定しているそうな。人口が世界一で、年率9%もの成長を続ける中国に死角があるとすれば、それは中国共産党やろね・・・。

 

9/30(木)  「技術安保」という言葉がある。日本企業は少し前までは、高度な技術を要するモノ、付加価値が高い製品は日本国内で、大量生産でコストダウンして価格競争しなくてはならないものは人件費の安い海外で生産するという暗黙のルールを守っていた。これは、日本の最新技術を韓国や中国に渡せば、いつか日本は追い抜かれ、日本経済が空洞化するのやないやろかという危機感があったからである。

 

 ところが、今やそんなことを言ってられないほど、経済はグローバル化していっている。かつての日本のお家芸だった家電品のほとんどは中国、インドネシア製。今や、世界の工場になった中国はまた、経済力が付けば、世界一の市場にもなりうる。日本はその中身である電子部品を作って輸出し、それをまた日本に逆輸入したり、現地でそのまま売ったりしている。多くの中国企業も、日本から鉄鋼や電子部品を多く輸入し、全世界へ輸出している。日本企業も、世界一優秀な設備や、最新技術をのマザーマシンを中国工場に惜しみなく投入している。昔なら、ココム違反や、高度技術の流出やと大騒ぎになったところやろうね・・・。

 

 そんななか、日本の主要貿易相手国第一位が米国から中国に今年初めて代わったそうな。東アジアは、今、新時代を迎えていると言って良いやろうね・・・。今のグローバルスターダードは、その製品を世界で一番効率の良い場所で、世界で最も安く作らなくては、国際競争力を持たない。マーケット(市場)とファクトリー(工場)が近ければ近いほど流通コストが低いので有利になる。日本のように島国で市場も限られている場合はやはり地理的に不利な部分がある。

 

 日本の工場は血のにじむような努力をして、どんどん人減らしをして、さらに工場をロボツト化なんかして何とかかんとか、生き残っている。なんでこれが可能やったんやろう。日本でも単純大規模大量生産の工場は実際どんどん無くなっている。しかし、小規模でフレキシブル、小ロットのものづくりは、日本にとってお手のもの。日本の工場で、今作っているものと、来週作っているものが違うのである。これが日本の強みなのである。こんなことは他の国の工場じゃ出来ひん。新製品、試作品がすぐ出来る体制。これほど強いものはない。中国、韓国では出来ない。研究、開発は企業の心臓部。この部分は海外流出しない。だから日本は生き残っているのと違うやろか。

 

 その中から常に新製品が開発され、それが世界市場のマーケットに拡がりはじめたら、韓国や中国のメーカーが真似して作る。こんな繰り返しになってゆくのとちゃうやろかね。カメラ、ラジオ、電卓、ゲーム機、半導体、メモリー、液晶テレビ、携帯電話の基板、値が張って比較的小さいもの。日本が得意なのは、やっぱりこんなものやね。まぁ自動車は別格やけど、自動車部品も考えてみれば高度な技術の要るものばかり。特殊なもんで勝負していかなあかんにゃろね。日本は。。。

 

 日本の企業は、技術移転で、日本からもの作りが無くなるのではないかと、心配していた。だから、韓国や中国に最新の技術は絶対に移転するなという至上命令が出ていたはずや。これは、日本の技術安保。つまり、日本が他の国より優位に建ち続けるためのよりどころが、日本の技術力やった。

 

 ある日本の電気メーカーが韓国に進出した時、韓国工場でブラウン管テレビの製造を始めた。案の定、現地社員を通じてその技術はそのまま、他の韓国の電気メーカーに盗まれて、現地の韓国メーカーの工場では日本製のテレビと寸分違わぬ全く同じテレビが生産されていた。部品も似たようなのを安いところから仕入れたのやろうね・・・。ところが、韓国のお役所が韓国製テレビから火が噴くというので、韓国の電気メーカーの社長を呼びつけて、原因究明めために設計図の提出を求めたそうな。

 

 ところが、いつになってもその韓国メーカーの社長は図面を提出しない。怒ったお役人が、いったいなぜ設計図を出さないのかと、問いただした。すると、その社長が白状したのは、設計図は全部日本の電気メーカーのものだったから、出せなかったというのだ。この韓国のテレビメーカーは、日本のメーカーの設計図どうりに作ったのだから、火を噴くのは日本の電気メーカーが悪いと、言い逃れをしたそうな。おいおい、それはないやろ。どうせ安い部品メーカーから仕入れたトランスか何かが悪かったのやろうけどね・・・。

 

 生産技術は盗めても、部品の優劣が製品の性能を決める大きなポイントになるのは、当然のこと。ええ部品を開発出来なければ、いちばんおいしいとこは取れないセットアップメーカーだけで終わってしまう。この最たる例がパソコンやろう。マザーボード、メモリなどの汎用部品は、世界自由でものすごい価格競争の波にさらされているのだが、肝心要のCPUはインテルとAMDのほぼ独占。値段も高い。OSもリナックスが増えたとはいえ、ウィンドウズがほぼ独占。アメリカは美味しいとこだけは、しっかり抑えとるわ・・・。

 

 日本も、家電製品や自動車部品、携帯電話などに組み込まれるハイテク部品は無茶苦茶強い。世界シェア1番の分野も多いから、たいしたもんや。こんなので日本は生きて行けたらええけどね。しかし、特許とか知的所有権なんかは、中国韓国はまだまだ概念として未開発な部分が多い。これらの国で、いろいろなものの海賊版が横行するのも、恥ずかしいと思わないぐらい意識が低い。当局がもっと罰を強化して、違法コピーは、割の合わない商売やということにせんと、これらの国は、まだまだええかげんなままやろうね・・・。技術安保、どっこい生きている日本の安全保障でもある・・・。

 

 

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