日常のページ

 

12/1(水) 橋龍こと、橋本龍太郎元総理が、日歯(日本歯科医師会の略・にっし・と、呼ぶそうな)から1億円の小切手を受け取ったかどうかで聴聞会が開かれて、しぶしぶ受領を認めた。でも1億円もの大金を貰ったのに、「そういうことだったんだろう・・・」は無いわなぁ・・・。まさに、政治家さんという商売は、献金という名の賄賂的な闇のお金がドンドン入ってくるなんやろなぁという想像が出来る。そやけど、もうそんな時代やないわなぁ。。。献金で何とかその業界や、自分の商売に有利に事を運ぼうとする体質は、もう今の世の中では通じんように、させなあかん。

 

そやないと、いつまでたっても、良い政治家が育たないし、お金を出す人の意のままになってしまった政治家は、ただの利益代表になってしもて、言いたいこともやりたいことも出来ない不自由な立場になってしまう。。。。結局、金集めのうまい、声の大きい者がリーダーになってしまうという、旧態然とした体質が抜け切れていないのやないやろうか・・・。

 

日本を含むアジアでは、まだまだ賄賂という悪しき文化がまかり通っている。その面でのモラルが低いのやろうね。中国では、地方の役人が、自動車の輸入枠をある特定業者に優先的に割り振る見返りに、史上最高額(確か五億円ほど)の賄賂を取っていたのが発覚。この人はロシアまで国外逃亡していたり、子どもを海外に留学させていたり、大金を隠すために北京に家まで買っていたそうな。

 

韓国では、身内を役人に登用し、甘い汁を吸う体質が、いつまでたっても抜けない。大統領の肉親が逮捕されるのは、歴代大統領のお決まりコース。身内を大事にするといえば聞こえがええが、親族揃って公金をくすねる横領行為に等しく、逮捕して重罪に処されている。

 

政治と金の問題は、大昔から大きな問題である。究極の節約は、政治家の数を減らすこと。それをするのも、議員さん自信やから、困ったものである。三権分立の原則からすれば、司法・行政・立法のうちの立法機関である国会議員の数なんかは、司法か行政のどちらかが決めるのがええと思うのやけれどね。。。総理大臣が来年から国会議員を100人に減らします。なんていうことが出来たらええのになぁ。。。

 

12/2(木) 昨晩の夜11時頃、京都で震度3の地震があった。けっこう揺れたなぁという感じやったなぁ。今朝、店に来てみたら、陳列の商品が少しだけ倒れていたから、揺れ幅がけっこうあったんやろうね・・・。それにしても、今年は本当に災害の多かった年。地震や台風の数も記録的やったような気がする・・・。気象統計からしたら、異例中の異例やったんやなかろうか・・・。

 

そんな今年も、もう12月。今年の流行語大賞は「チョー気持ちいい」になったそうな。北島選手の金メダルを取ったときのインタビューで自然に出た言葉だったのだが、素直な気持ちが出ていて、作為的でないところが良かったのやないやろうかね。

「間違いない」は、「〜って言うんじゃない〜」に負けたみたいだけどね。

 

 さて、今朝の新聞で驚いたのは、首都高速や阪神高速の回数券が大量に偽造されて市中に出回っているというニュース。その数、何と25億円分というからたまげる。世の中には、有価証券というものがあり、お金でないのに、お金と同じような価値を持たせた金券のことで、商品券、お仕立て券、アイスクリーム券、お米券、図書券、切手、印紙、テレフォンカード、株主優待券、クオカード、新幹線回数券、映画のタダ券、お食事券、入場券など様々な種類のものがある。

 

 ここ10年ぐらいだろうか、昔の切手商などが、金券ショップというのを始めた。最初は古い記念切手などを額面の1割引で買取り、3%引きで売るような商売だったが、ここにいろいろな有価証券が持ち込まれるようになった。これが世の中が少しおかしくなってしまった原因ではないかと私は思う。少し、後ろめたいような、「ワケありの金券」が、換金されるようになったのである。

 

 サラリーマンは、出張旅費を浮かすのに、新幹線の回数券の残りを売る。役所の人間が、わざと余らした切手を売る。贈与税逃れのために、デパート券を大量に買って贈与してそれを換金する。サラ金の催促に窮した人がカードで大量に金券を買って、それを換金するために売る。など、足の着きにくい金券ショップは、規制する法律のないまま、どんどん悪いことに使われて行く。

 

 普通の人なら、絶対に持っているわけがない大量の高速道路の回数券。普通、こんなの売りに来ただけで怪しいやろう。でも、規制するような法律もないから、こんなのが簡単に売買されてしまう。少なくとも、売る人の身分証明と、本人確認はさせるような法律を作らんとあかんのとちがうやろか。大量の偽造高速道路回数券は、かなり精巧な出来なんだそうで、その多くが流通している。これら25億円のお金は、暴力団関係者の資金源になってしまっているという。そら、笑いが止まらんわなぁ。。。なんぼでも金券を刷れるのやから。。。

 

 偽造という犯罪は、世の中のモラルというものを、完全に覆してしまう重大犯罪である。それにもかかわらず、犯人は懲役数年で出てしまう。刑が軽いから、お気軽に犯してしてしまうような類の犯罪である。もっと、重罪の終身刑ぐらいが適当なのではないやろうか。。。印刷の技術は、日進月歩。少し高い印刷機を持っている印刷屋さんなら、偽造なんていうのは、簡単にできてしまう。新しいお札もそうだが、偽造出来ないような券を作るのが難しければ、何か別の手だてが必要な気がするのだが如何だろうか。

 

 その一つの防御策が、本人の認証システムである。都銀大手の東京三菱銀行が手のひらの血管のパターンを本人確認に使い出した。キャッシュカードの暗証番号は、他人の成り済ましは、見抜けないが、これなら本人しかこのカードで出金が出来ない。これを進化させることが出来たら、この手の規制が必要な売買行為に、本人認証が必要ということにすれば、匿名性が無くなり、違法行為が激減することが予想される。

 

 ただ、この方法の問題点は、個人の行動や、いつ、誰が、どこで、何を、どれだけ、買ったかなんていう、極めてプライベートな情報まで、国や特定の第三者に管理されてしまう点である。戦中の特高警察や、諜報工作員みたいな世界では、国家が国民を四六時中監視して、がんじがらめにしていたが、それの再来になってしまうのではないかという危惧があるのである。恐らく、左翼系の反政府運動を展開している人たちにとったら、とんでも無いようなことになる。国家による国民監視の強化や!と血相を変えて反対されるやろうけどね・・・。

 

 しかし、私は何にもやましいことをしてないのなら、堂々としていたらええのやないかと思う。最近の犯罪の証拠集めには、コンビニや商店街の防犯カメラが大変有力な証拠として活用される例が多く出てきた。ATMで誰が何時何分にいくら引き出したかなんていう情報が記録されるのは、仕方がないことだと思うし、逆にアリバイを作りたいような人にとっては、これを潰す切り札にもなる。日本人全部が自分の身分証明みたいなもので、記録されることを意識しながら行動するようになれば、犯罪が激減する可能性を秘めていることになるのではないやろうか。

 

 激増する外国人犯罪にも、これは応用できる。長期滞在の外国人は、日本人と同じように厳格な本人認証システムの洗礼を受けて貰う。これが無い人は違法入国者や不法滞在者ということになる。偽造パスポートも、本人の血管パターンなんて、極めて精密なデータなら、ほとんど作ることが不可能なんやないやろうか。

 

 ある時期、国民総背番号制やとか、グリーンカード制やとか、健康保険のカード化など、何とか国は国民一人一人を限定管理する方法を試行錯誤してきた。これらの方法は、一部の財産を隠している人たちには不都合で、一部の政治的に困った人になる人にも不都合で、一部の悪いことをしようと思っている人たちにとって、不都合という理由で骨抜きにされたので、いずれも完全なシステムにはなっていない。

 

未来型社会は良い意味でも悪い意味でも、有る程度は、国が個人を管理するのが必要になる社会になると言われている。その代わりに、国民は、自分が悪いことをやっていない、という逆の証明を手に入れることが出来るし、世の中から犯罪が激減するという恩恵も受けられる。社会モラルやルールまで、デジタル化する。そんな社会が近づいている・・・。

 

 12/3(金) 昨日は、ほんとにバタバタした日やった。大規模なゴルフコンペの賞品に毎年、ナマモノをご指定されるものやから、大変である。ゴルフコンペのあとの懇親会で渡される賞品やから、その直前まで冷凍、冷蔵されてなあかんというのが条件。これがなかなか難しい。安全策を採れば、12/1中に全部揃うようにしておきたい所なのだが、パレット1枚分にもなるナマモノを一晩おいておけるだけの大型冷凍冷蔵庫がない。解けてしまった商品を届けるわけにはいかないので、ギリギリの線として、12/2の午前中指定で、30点ばかりのエビやら牡蠣やら毛ガニやら干物やらタラコやらを一斉手配した。

 

ところが、12/2当日になっても、配送の難しさでなかなか商品が揃わない。12/2の午前中に到着したのは、全体の半分程度の商品。残りの半分は、約束のお昼になっても届かない・・・・。やらいこっちゃ。穴が空いてしまうがな。。。おまけに、到着した商品の中で1種類、7点注文した商品が、1点しか届かないトラブルが発生した。万事休す。。。

 

 普通、お歳暮は1点1点の注文がほとんどやから、出荷元の水産業者さんも、まさか7つも同じところに送るなんて思われなかったんやろうね。この商品は、鳥取は境港の高級干物の詰め合わせセットである。えらいこっちゃ、こんな特殊な商品、京都の中央市場をかけずり回ってもなかなか同じモノが揃わないやんか・・・。大至急シャディに電話して、調べてもらったら、やっぱり業者の受注ミスであることが判った。今の時間はお昼の12時、今日の夕方の納品までに、何とか走って、着けてくれと、お願いする。間に合うやろうか。。。

 

 鳥取県の米子市のまだ少し先にある境港市。日本海有数の漁港で、今回の商品はそこのマルワ水産さんという業者さん。大急ぎで干物のセット不足の6セットを車に積み込んで、京都に向かわれた。境港から京都までは、片道350q。米子自動車道が出来たおかげで、ものすごく時間は短縮されたとはいえ、かなりの距離である。

 

 一方、他の商品も5種類ほどまだ着いていない。12/2の午前中着指定をしてあったのだが、実際の配達は半分ぐらい。まだか、まだかの督促を入れて、午後3時ごろ、やっと残りの商品が到着。朝に配達してきたヤマト運輸の同じ運ちゃんである。すみません。高速が渋滞してまして・・・。やて、下手な言い訳や。商品は11/30に間違いなく出荷されていたから、多分12/1の営業所の冷蔵庫止めになってたんやろうね・・・。それを出すの忘れていただけやんか・・・。多分・・・。

 

 さて、問題は境港からの便。聞けばそこの水産会社の社長さんが荷物を乗用車に積んで走っておられるとか・・・。何とか5時頃には着くやろか・・・。と思っていたら、何と4時5分前に、社長さんのクラウンが到着。飛ばしてきはったんやろうね・・・。はぁ〜。助かった・・・。間に合った。。。もう、こんなヒヤヒヤは、こりごりやわぁ。。。

 

 12/4(土) 中国の首相が不快感・・・。日本は中国にODA(政府開発援助)というのを、25年前から総額2兆円もの税金を使って、中国の経済発展のための援助をしてしている。小泉首相は、もう中国は、ODAは卒業や。と、言った。この言葉に、中国首相が、不快感を表明されたということや。日本の国民感情からしたら、何で中国のように発展した豊かな国に開発援助を税金でしなくちゃならないのか、という素朴な疑問が残るのやけれどなぁ・・・。

 

 中国の「上海サーチナ」という調査会社が、中国で実施したオンラインでの中国人の意識調査で、日本が中国に対して行っているODAについて、「知っている」とした人は4割弱となったそうである。これは、日本の対中ODAについては6割を超える中国人が全く知らないことになる。つまり、中国の人たちに感謝もされていないし、その事実を中国政府が積極的に国民に知らすこともしていないと言うことの結果である。

 

調査結果によれば、ODAの実施について、「戦争に対する謝罪の意味も含めて当然」が18%であるのに対して、「日本の国際支援に対して感謝すべき」と考えている人が23%程度になっている。「謝罪的な部分もあり、国際支援でもあるので、感謝すべき点もある」との回答が最も多く、37%に達していた。

 このODAは、25年前の大平総理時代に始められたものなのだが、当時のお題目は、「日中友好」のため。でも実質は戦後保障の意味合いが濃かったようだ。中国はサンフランシスコ条約で、日本への一切の損害賠償請求を放棄しているのだが、それはそれ、これはこれという、訳の分からん論理である・・・。

 

しかし近年、中国の経済成長は著しいものがあり、日本も成功していない有人ロケットの打ち上げを成功させたり、オリンピックの招致に成功したりして絶好調。世界中から低賃金の豊富な労働力を目指して投資が集まり、現在は世界第6位ぐらいの経済大国になっているという。

 

ここで、注意する点は、中国が軍事費を大幅に増大させている点。この軍事費は台湾や、米国、日本などを仮想敵視しているのではないかという指摘がある。それに、この前の原潜の領海侵犯事件・・・・。世論が、そんな国に、何故援助が必要なのかという意見が出るのも当然である。援助したお金が、日本に向けたミサイルや原子力潜水艦や空母の建造費になっていると言えなくもないからね・・・。

 

もう一つ問題なのが、日本から援助を受けている中国が、フィリピンなど別の国へ援助をしていることである。開発援助は、貧しい国々にとって、有り難いお金。お金を出して貰った国に感謝したり、政策的に協力してもらったり、言葉は悪いが、「援助してもらってる国の言うことを聞く」のは至極、自然な成り行きになることが多いものだから、日本の援助は、悪く言えば、中国の外交戦略のために迂回利用されているとも言える。

 

そんな、中国に払うお金があるのやったら、日本人のために使ってくれ。自分たちのまだ生まれてもいなかった時の戦後賠償をなぜ今の世代の人が延々と続けなあかんのか。そんな意見は、どんどん大きくなってくるやろうね・・・。多分。。。

 

12/5() 12月だというのに台風が発生してフィリピンで大暴れ、幸い日本へは上陸前に温帯低気圧になったけど、その影響か、昨日、今日と少し天気は荒れ模様。午前中だけ時間を作って、積水の現地見学会にのぞきに行く。現実の家の竣工目前の姿を見ると、絵空事のような展示場ではなく、リアルな現実がそこにはある。

 

ハウスメーカーの展示場は、7〜80坪近い敷地に、まさしくモデルルームとして建築されているので、実際に自分の家を建てるとなると、ぜったいに、こんなスペース空けへんやろうとか、こんなとこにバカほど大きいバルコニー普通付けへんやろう・・・とか、こんな変わった壁紙、使えへんやろうとか・・、非現実的な場合が多い。

 

そりゃ、夢を売る商売やから、日常から少し切り離した所にポイントを置いておかとあかんわなぁ・・。現実の家には必ずある窓に填める網戸もショールームでは見たこと無いし、必ずそこにあるはずの、洗濯機や、ゴミ箱も多分置いてない。日常を連想させるしね・・・。

 

ところが竣工直前の実際のお家を公開する現地説明会は、わけが違う。家には、その人の思いが少なからず入る。神棚が作ってあると、あぁ、ここはおばあちゃんの部屋なんやなぁというのがわかるし、何故、コンセントがこんなにたくさんあるのか判らないと思っていたら、ここのオーディオルームやったり、ロフトがあったら子ども部屋やろうなぁというのがわかったり・・・。

 

ただ、施主さんの気持ちになったら、赤の他人に自分の家を見せるのは何か恥ずかしいような、嫌なような気がするはず。積水さんは、この辺の所もよく承知していて、値段交渉の終わりにポロッと、この手の話を持ち出す。少しの値引きとセットでね・・・。ハウスメーカーにとったら、現地説明会というのは、新たなお客さんを呼び込む千載一遇のチャンス。建築中にどんな家やろうかと、好奇心満々のご近所さんの欲望も満たせるし、あわよくば、二匹目のどじょうも、望めるしね。。。

 

ただ、私が施主ならあんまりこの手のイベントは堪忍してほしい方である。ご近所のひがみやっかみの部分と、どこに何があるかまで、来た人全部に判ってしまうのは、あんまり気分の良い事ではないし、もし、お隣さんが自分家の食堂の前が便所だと判ったとしたら、猛抗議されるやろうからね。。。つまり間取りは有る意味プライバシー。不特定多数の人に見せるために作っているのではない。防犯上も困るしね・・・。

 

現場見学会へ行くと、もう一つ気になるのが来ている人。家を建築中の人なら施主の気持ちも判るから、ちゃんと貸して貰った白手袋もするし、出来る限り壁などに身体が触れないように気を付けるのだが、そんな気のない人も来られる。収納や扉は、がちゃがちゃと開け閉めするし、スイッチ類は必ず点ける。窓は開け閉め、ベランダは出てみる。子どもは走り回る。手垢はつき放題・・・。施主にしたら、こんなもの、やるもんやない・・・。

 

ただ、家を建てている人に共通して言えるのは、どこかでちょこっと、ここまでやっているのですよと、見せびらかすのではないけれど、少しは自己主張したい部分が無いわけではないと思う。人は、褒められたら悪い気はしないモノ。そこらへんをハウスメーカーさんは、うまくくすぐるから、現場説明会の開催を承諾する人も多いのだと思う。でも、私は、どこの誰でも・・・というのはご遠慮したいと最初から申し上げている。家づくりを今考えてられて、参考にしたいと言う方がおられて、その方だけに見て頂く程度なら良いのやけれどね。。。

 

12/6(月) 昨日の東京は気温が26度もあったそうな。12月としては初めての記録とか。片や、豊岡ではまたまた豪雨で浸水。大雪のところもある。日本も広いけど、やっぱり異常気象やね・・・。

 

さて、大阪梅田にある阪急百貨店が全面建て直しになるというニュースが出た。梅田阪急といえば、ターミナルデパートの本家本元。阪急電鉄の小林一三という創業者は、今の日本の百貨店スタイルの基礎を作った人でもある。電車と電車の乗り換えをあんまり便利にしすぎたらあかん。少しお客さんに歩いて貰って、その途中に何かモノを売ったり、食べてもらつたりしたら、ええ商売になる。。。。こんな発想から阪急百貨店は駅からわざと少し離して建ててある。私は大学を卒業してから7年間、吉忠マネキンという会社に就職していて、この間ずっと大阪営業所勤務やったから、この百貨店への思い入れは強い。

 

私は、阪急電車で京都から大阪へ通うのやから、当然毎日梅田は通る。ご存じの方も多いと思うが、この百貨店のメインの顔は、広い広い地下鉄連絡通路に面したシースルーウィンドゥーというショーウィンドゥーである。この装飾を一手に引き受けていたのが、私の会社だった。閉店後から次の日の開店までが模様替えのタイムリミット。この数時間で全ての飾り付けを終了するのが仕事。当然、徹夜になる。大変な仕事やった。

 

とは、言っても私の担当は、天王寺にあるアベノ近鉄百貨店。近鉄百貨店の本店である。当時の大阪営業所は、阪急百貨店だけが別格で担当営業マンが課長さんを含めて4人〜5人もいた。ウチの会社の売上的に言えば、全国一のお客さんやったから無理もないのだが、私はもう一つの大きいグループであった近鉄グループにいた。私の担当していたアベノ近鉄、通称「アベ近」は全国ランクで第二位の売上げ。いくらがんばっても阪急の売り上げをあと少しのところで抜けへんかった。だから、阪急は永遠のライバルや。

 

でも、会社の利益額で言えば、ダントツの1位やったという自負はある。阪急は会社にとっての顔でもあったし、その分、納めている値段も厳しい。1体何十万もするマネキン人形を、平気で電ノコでカットして、ポーズを変えて改造マネキンを作るのだが、これをたった1本8000円/月でリースしていたのである。使い終わったマネキンは別注やからあとは使いもんにならへん。つまり廃棄。全然、もとが取れてないのである。それでも会社は大阪の梅田阪急という名前が宣伝費になると考えていて応じていたのである。

 

私がいくら会社に頼んでも近鉄では、動いてくれない。天王寺ではあかんかったんやなぁ・・・。年末になると思い出すのが地下のウィンドウでお歳暮のショーイングをやっていた時のこと。バイトの子を使って、何百というアイテムのお歳暮商品を広いショーウィンドゥ一杯に並べる。根気と辛抱が要る作業である。今はどうかは判らないが、天王寺というお土地柄で、ここらには、浮浪者の人が多かった。

 

11月の中旬ぐらいになると、少し寒くなってくるものだから、浮浪者のオッチャンたちが地下街に降りてくる。ここなら寒さをしのげるからだ。その日は、事も有ろうに、仕事をしなければならないショーウィンドウの真ん前で、車座になって酒盛りを始めた。見れば、手には大きな透明のポリ袋を持っていて、その中には、見たこともないような量のマクドナルドのフライドポテトが入っていた。近鉄百貨店の1階角には、全国のマクドナルドでベストテンに入るほど売上の良いマクドがあり、ここでは、大量の廃棄が出る。浮浪者のオッチャンは、まんまとこの廃棄のマックフライポテトをゲットしていた。

 

お酒は、そこいら中の酒屋さんを回って飲み残しを集めて回っているのか、買ってきているのかは不明だが、手には少し汚れた日本酒の一升瓶がある。ウィンドウの前なら明るいし、そんなに邪魔になる場所ではない。ここにダンボールを敷いてゴザ代わり。酔いも回ってきてええ調子である。

 

たまらないのは、仕事中の私たち。真ん前で宴会をやられたんじゃ仕事にならない。おまけに、オッチャンたちのええ肴にされている。兄ちゃん、そのハム、うまそうやなぁ、ちょっとくれや。ワシはそのチーズでええわ。と賑やかである。カッティングシートというフィルムみたいなモノをガラス面に張りたいのやけど、浮浪者のおっちゃんが邪魔で、張れない。悪いけど、ちょっとのいてや。なんて言おうものなら、寄ってたかって袋だたきに遭いそうな気配。。。。結局、地下鉄の終電が終わって駅員さんに追い出されるまでこれが延々と続いた。やっぱり天王寺やなぁ。。。阪急とは違うわ・・・。しみじみ、そう思った瞬間やった・・・。

 

12/7(火) 朝はかなり冷え込んできた。昨日は比良山が初冠雪。もう雪が降ってもおかしくない季節やね。さて、寒い時期に大変なお商売というのは多い。それは、やっぱり水を使うような仕事は大変やろう。京都に「大久保衛生」という名の会社がある。会社の場所は東大路通松原と書いてある。この会社、実は京都の国公立小学校で小学生時代を過ごした人なら、恐らく誰でも一度は見たことのある超有名企業?なのである。

 

この会社は名前の通り、衛生会社。平たく言えば、主に学校をお得意先にしているであろう便所掃除専門の会社なのである。学校というところは誠に変な所で、先生たちの職場であると同時に子供たちの学舎(まなびや)でもある。人が集まる所だから、当然、トイレで用を足すという必然性がある。多くの人が使う学校のトイレは特に汚れやすい。まして、小さい子が使うと便所はどうしても汚れやすい。

 

これが普通の企業なら、社員の誰かが交替で便所掃除をするというのが、昔は普通だったのだが、嫌がる人が多いため、だんだん掃除のオバチャンのような人を別に雇ったりしていた。それがビルの管理会社のようなところが請け負って衛生会社に外注するスタイルに変わりつつあるのやないやろうか。

 

ところが、学校は、大昔から、先生さまは聖職者やから、掃除なんかは絶対にしない。何でやらなあかんにゃと、言ったか言わなかったかは知らないが、とにかく先生という人は、そんな仕事はやらない人種やった。だから真っ先に、用務員さんという職種が存在した。恐らく明治時代の大昔からやろう。。。用務員のオジサンは、学校を掃除したり、伸びてきた木の枝を切ったり、水道の故障や、暖房の世話、ちょっとした修理など、学校の中のあらゆる、細々とした事一切合切をやってきた。ところが、その用務員さんでも、唯一やらないことがあった。それが便所掃除である。

 

考えてみれば、便所掃除なんか、用務員さんがやってくれたら、そんな外注なんかしなくても良いのに・・・と子ども的には思っていたのだが、大人になってから変に合点した。それは、用務員さんも、やっぱり公務員やったということや・・・。やりたくない仕事は、外注してしまうのである。ここに公務員さんの仕事ぶりについての象徴的な体質がある。。。。出来るのにやらない。。。どうせ、みんなのお金やから、節約しても誰も褒めてくれへん。どうせやったら、使う方に回った方がええ。業者を使ったら、へいこらするから、気持ちもええし、何よりこっちがお金を払う権限を持っているのやから、盆暮れの付け届けぐらいは、持ってこいと言うたら持って来よるやろう・・・。

 

こんな発想から、公務員さんは、自分で出来る仕事も、どんどん予算を取って、外注したがる。全てがこれや。。。役人さんは、商人の発想というか、経済観念が欠如しているのやろうね・・・。

 

ほな、こんなことさせないように、どうしたらええか。それには、やっぱり競争論理が足らんのやろうから、ちょっとは競争してもらうようなシステムが必要やろうね。予算を減らせたり、自分が教えた子供たちの成績が上がったり、自分が顧問のクラブが入賞したりしたら、先生の給料も上がるような仕組みが要るのやないやろうかねぇ。。。

 

反対に問題のある先生も多すぎる。保護者や地域の間で問題視される前に、管理者である校長先生や教頭先生は判るやろう・・・。もっと、いろんな意味で外部から評価されるような形、つまり開かれた学校という形に持って行かんと、あかんやろう。。。学校改革も、有る意味、社会のシステム改革の意味がある。人間にとって、次世代の国民である子どもたちの教育とは、国の命運をかけた大仕事、永遠のテーマやからね。。

 

寒風の朝、今日も大久保衛生のカブは学校へ急ぐ。荷台には木で出来たみかん箱より少し大きいぐらいの青いペンキ塗りの木箱が取り付けてある。その箱には丁番で蓋が着いていて、ゴム長やゴム手袋、掃除用洗剤などの掃除七つ道具が満載されていてる。便所が詰まったときに使う竹製の長いロープのようなものも輪にして、しっかり箱の横にくくりつけてある。この木箱には、手書きで社名が書いてあり、この文字の白ペンキが何度も上から書き足してあるのか、コテコテになった部分があったり、少し塗装がひび割れている部分があったりする。40年ほど昔から今もほとんど変わりはなく同じである・・・。こんなバイクを見るたびに、私は小学生時代をちょっとだけ思い出す。ちょっとレトロで、ノスタルジックな京都の人しか判らない風景である・・・。

 

12/8(水) 15歳の子供たちの学力を国際的に比較した、データが発表された。この手のデータでは、日本は昔から常に世界一の結果を出し続けていた。なぜか。それは日本が資源のない国だからである。言い換えれば、日本人という「人」そのものが人的資源。その人の能力が他の国の人よりちょっと高いか、少しは努力しているから、たまたま世界有数の経済大国になれたとも、言えるやろう・・・。

 

ところが、このアドバンテージが少し緩んできた。理解力というカテゴリーで日本の15歳は、世界で第14位と、記録的なランクダウンを記録したのだ。いったい何が原因か。ゆとり教育のせいだと言う人は多い。日本は一貫して、義務教育を徹底してきた。金持ちの子しか学校へ行けなかった時代と違って、日本に住む子どもは、どんな山奥に住んでいる子どもでも、どんな離島に住んでいる子でも、小学校と中学校は国の役目として、必ず教育が受けられるようにした。教育の機会を全ての子供たちが受けられること。実はこれは画期的な事なのである。

 

この事が何をもたらしたか。日本人の識字率はほぼ100%に限りなく近い。文字を学べなかった人の割合は、どんどん減り、情報の伝達という最低限のインフラが整った。知識や能力の高い子供たちは、やがて大人になり、レベルの高い製品の開発や、効率的な仕事の方法、外国とのコミュニケーションの容易さなど、日本の経済発展の基礎となったと言って良い。

 

その反面、日本の学歴社会化が進んだ。今でも霞ヶ関の役人さんは、東大出身派閥が幅をきかせているし、子どもを高校へ行かせるのは当たり前、経済的に苦しい家庭でも、何とか子どもにだけは大学まで出て欲しいと、競って子供たちを必死に勉強させた。ちょうど今の韓国みたいなもんやね。まさしく、どこの大学に入れるかで人生が決まったのやから・・・。

 

加熱した受験戦争は、子供たちを追いつめて、自殺者が出たり、行き過ぎた競争社会が批判された。そこで、文部省が出した方針が「ゆとり教育」。この原案は日教組が提案した中にあった。どうも、この頃から日本は少しおかしくなってきた。もう日本の経済成長は十分やないか。日本人は働き過ぎやなんて、他の国に言われて、ハイそうですかと、学校を週休2日制にした。あほちゃうか。。。大会社も週に2回も休むようになった。これが日本の経済発展を止めてしまう致命傷になったと、私は今でも思っている。

 

人間、向上心やハングリースピリッツを一度無くしてしまったら、もう一度上へ向いて進むのは中々難しい。一度、楽をしてしまったら、昔の苦労は出来ないモノである。日本の経済成長は1990年頃のバブルの崩壊とともに止まってしまった。

 

ゆとり教育では、学校で教える内容を大幅に少なくして、「落ちこぼれ」を無くそうとした。科目によっては教える内容が半分にもなったのもあるという。そして、公立学校での教育は、一番能力の低い子を基準にしたのである。たまらないのは、普通の子と、受験を目指している子どもたちである。学校の勉強だけやっていたのでは、上の学校に行けないという現実に直面した。

 

だから親は、塾へ行かせたり、家庭教師を頼むことで、子どもを守ろうとした。折しも、少子化の時代、子どもの教育費は、今ではお父さんのお小遣いをはるかに上回る支出を家計に強いている。塾通いの子供たちの増加は思わぬ社会現象まで引き起こしてしまった。今までは、子どもにとって学校というのがほぼ唯一の社会やったのに、それ以外に塾という別の社会を持たせてしまって、子どもの幼い精神構造の中に、大人の現実社会が土足で入っていった。子どもが塾通いのため、夜中にウロウロせざるを得ないという状況を作ってしまった。その結果、少年による犯罪も急激に増えた。ゆとり教育という名の大人の都合主義的なプログラムが招いた悲劇とも言えるかも知れない・・・。

 

今頃になって文部科学省は「ゆとり教育の見直し」を挙げている。今頃、遅いわい。当時、日教組が出した案をそのまま鵜呑みにした文科省も悪いが、先生の労働組合に代表されるような公務員的な体質の組織にこの責任はある。我々も労働者やと、先生の団体が、労働者の権利や!と主張として、週に2日休みたいが為に「ゆとり教育」打ち出したフシがある。

 

ただでさえ、教師は春休みと夏休み、冬休みとまとまった休みが取れる特殊な勤務体系。個々の先生方はクラブの顧問なんかやってたら、休みは無しなんていう例も多いが、全体としたら無茶苦茶優遇された職種やないやろうか・・・。夏休みの8月は出勤わずか5〜6日でちゃんと1ヶ月分の給料を貰えるのやからね・・・。

 

学校の週休2日制が始まると、会社も大企業を中心に我も我もと休みだした。ところが中小企業は休めない。休むこと=売上・収入の減少になるからや。世界の経済常識で考えれば、仕事の時間が減れば経済的に、マイナス要因になるのは当たり前。公務員さまや大企業は、下請けイジメといたらええから、自分らは休める。このことは、極論すれば日本に1つの大きな溝を作ったとも言える。たっぷり休んで多い給料を貰える勝ち組と、休みは無しで、働き続けないと生活に困ってしまう負け組や。

 

その結果、出てきたのが貧富の差の増大感。でも、大局的に見れば、今の勝ち組は、そんなにいつまでも少ない仕事量で大きな収入を得られるほど甘くはない。いつか、大きなしっぺ返しが来るやろう。。。いずれにせよ、右肩上がりやった日本の成長を止めてしまったという責任は大きい。やっぱり、教育は国家の基本やからね。。。責任者出てこい!

 

12/9(木) 曽我さん、ジェンキンスさんのご家族が佐渡にようやく帰宅。永いことかかったけど、良かったね・・・と、ホッとしたのも束の間。先日、外務省などの北朝鮮訪朝団が持ち帰った遺骨が横田めぐみさんのモノとは全く別人でかなり高齢の女性のものと、もう一人全く別人のモノであるのが、鑑定の結果、判明した。やっぱりと言うか、またまたというか・・・。さすが、ケンチャラヨー(気にしない気にしない)。な国や・・・。ほんま、あまりにもヒドイ、ええかげんな国や。。。、怒る人も増えている。

 

人によっては、経済制裁を今すぐやれ!という人もいるけど、そこまではという人もいる。しかし、何故、そんな簡単にバレルような嘘を1度ならずも、二度までもつくのやろうか。人骨を焼いてしまったら、DNA鑑定も出来ないとか、判らないだろうとタカをくくっていたのか。もともと、まじめに捜査なんかする気が全くないのか。それとも、日本人の一人や二人の死んだ、死なないなんて、ちゃんと記録するような国では無いのかも知れないなぁ。ほんま、ええかげんやから、何でもかんでも。。。

 

北朝鮮にとって、こんな嘘がばれたら、食糧支援が止まったり、日本の態度が硬化して、良いことは一つもないはずや。でも、何にも残ってないというのは、国としてのメンツがたたないから、適当に誰か墓を掘り出して、北朝鮮では風習のない火葬に見立てて、わざわざ2度も骨を焼いて、焼骨にしたのか。証拠捏造までして。。。この前の、カルテの捏造も認めたし、横田さんの合成写真といい、今度の骨といい、嘘で塗り固めた国やなぁ。。。ホンマ。日本も舐められたものや・・・。外務省職員はまんまと偽物をつかまされた事になる。そりゃ、もっと怒らなあかん。ええかげんにせえ、って。

 

でも、日本はいきなり強烈な経済制裁をすることは、避けるべきやろうね。カードは多いほどええから。まずは、万景峰号に乗る乗客の、日本から持ち出す現金を、厳格にチェックすることぐらいやろう。在日の北朝鮮系企業が、脱税したり、不法な貸し付けによって得たお金でないか、ちゃんと調べる。これだけでも、かなりの効果がある。

 

次の段階では、北朝鮮への海外送金の国への報告を義務付ける。アングラマネーをいかに白日の下に晒すかで、暴力団などが北朝鮮から密輸した覚醒剤などの代金を日本から出させない対策を取るのはかなりの有効打になる。年間ものすごい額の円が北朝鮮に送られているそうやから、不正送金の取締をするだけで意味がある。

 

それでもダメなら、北朝鮮へのお金の持ち出し禁止とか、北朝鮮籍の漁船や客船の入港禁止、などの強硬制裁手段にだんだん移行して行けばよい。政治カードはすぐに切ってしまわないで、使わず持っているところに意味がある。経済制裁は、宣戦布告とみなすと行っている、かの国に取ってみれば、日本は中国、韓国に次いで、全体の貿易額の2割を占めている第三位の貿易相手国。日本にとってはへでもない額であるが、北朝鮮にとっては、大事な金づるである。何らかの譲歩をせざるを得ないやろう。

 

北朝鮮にとって、拉致被害者の5人や10人を返さないだけでは、割に合わないはずや。きっと、動いてくる。まずはね軽いカードから切るべきやろね。この国は、圧力をかけんと、物事が動かない。。。

 

一番アカンのは、いきなり「送金停止」「入港禁止」なんているキツイカードを切ってしまうこと。キレた北朝鮮は、ミサイル打ちまくるかも知れん。これは、日本にとってはゴメンや。。。誠実な態度や行動を取らないと、送金の取締をきつくやるぞ。ぐらいでええ。まずは、それで様子見や・・・。

 

12/10(金) 先日、ある郵便局に行ったとき、前代未聞の事件が起きた。私はごくごく少額の配当金を郵便貯金の口座に入金しに行っただけやった。郵便局のええところは、近頃の銀行のようにあんまり待たせないところ。窓口に座っている人も、いつも同じやから、こっちも知っている人やし、向こうもこっちのことをご存じな場合が多い。良くいえば、地域密着型やね。こんな郵便局員という職業は、公務員さんにしては珍しく、サービス業としての基本が民間並みに出来ていると私は思っている。小泉改革の郵政改革。もっと他に改革するところ、あるやろう・・・と私も思っている。税金で食ったはるわけではないしね・・・。

 

その日も、そのまま窓口に通帳と書類を渡して、少し前に来た女の方の処理をされていた。この若い方は確か、最近、とは言っても3〜4ヶ月前からか、女の子に替わってこの郵便局に来られた方。お若いのでテキパキと仕事も速い。前の女の方に通帳を渡されて、ありがとうございました。女の人は通帳を受け取られて、局を出て行かれた。

 

やっと、私の番か・・・。私のを、これから処理してくれているのやなぁ・・・。と、思ったら、しばらくして、その男性局員さんの顔色がスゥーっと変わった。すっくと立ち上がるやいなや、ものすごく慌てて、出口の方に走って、外へ出て行かれた。何事かいなと、思っていたら、やっぱり・・・。私の通帳をその女の人に渡してしまったようである。おいおい、そりゃないで・・・。若い局員さんは右に左に、さっき出て行った女の人を探すが、少し時間が経っているので、自転車か自動車で、もういない。。。

 

私の通帳はどうなるんや。。。再発行してくれるのか。。。局員さんの手には間違った女の人の通帳・・・。そこには、しっかり私の僅か数百円の株主配当金が記帳してあるのとちがうやろか。。。おいおい。。。すみません、すみません、通帳を取り違えました。。。あとで、ちゃんと通帳はお届けしますから。。。ちゃんとって言われたかてなぁ・・・。待っていても仕方ないので、その場は引き下がって、会社へ帰った。

 

ものの5分ほどしたころだろうか、局員さんは無事、粗品のラップ片手に通帳を届けて下さって、事なきを得た。どうやら、その女の人が自分の通帳と違うのに気づいて、戻って来られたようだ。良かった良かった。私は、この郵便局の口座で給与振り込みを受けているが、ほとんど毎月、給料日には、ほぼ満額をシティバンクへ振替えているから、通帳の残高は僅か5000円ほど。その女の人も、びっくりしたやろね。残高が僅か数千円になっていたんやから。。。でも、これがもっと高額が貯金に入っていて、何らかの悪巧みに利用されたらと思うと、恐ろしい気がする。気ぃつけてや。。。局員さん・・・。ほんまに。

 

さて、厚労省の役人さんが、またまた自分たちの利権を拡げるために、全く理不尽で馬鹿げた法律をまんまと通すのに成功した。その法律とは、薬事法である。この薬事法改正(私は改悪やと思うけど・・・)によって、平成17年4月1日以降、自動血圧計や電気マッサージ器などの家庭用医療機器を販売するためには、各営業所毎に「販売管理者」という責任者を置いて、届けなくてはならなくなった。その販売管理者は、国の実施する販売管理者講習会というのを必ず修了しなくてはならないという。

 

もし、これを受けなければ、これらの商品の販売はできませんよという、法律である。家庭用医療機器と一口に言うけれど、安いモノでは、オムロンのけんおんくん1本980円のなんていう商品もある。こんな商品は、コンビニでも売っているし、ギフト業でも血圧計とか、体脂肪計なんていうのがあるから、百貨店、ドラックストア、スーパー、ホームセンター、ディスカウントストア、など日本にある雑貨を売っているようなお店のほとんどが、これに該当してしまう。

 

これら全部の店に1軒あたり受講料17000円也を支払わせて、社団法人日本ホームヘルス機器工業会なんていう、いかにも厚労省のうまく取り入ったようなところ1つに独占的に全国で講習会を開催させて、自分たちの仕事に取り込もうとしている。こんな横暴許したらあかん!。全く持って悪法である。どうせ、この手の法律の目的は、消費者に安全な医療器具を提供するためにという大義名分があるのだろうけどね・・・。

 

役人たちは、あの手この手で、民間人をなんとか自分たちのコントロール下に置こうとしている。それも、いろいろな所が縦割りで、あれもこれもとやられるものやから、こんなのに付き合わされる国民の方はたまったもんやない。

 

例えば、国土交通省は、全国全ての運送会社に運行管理者という名の責任者を置かせている。これの講習会を全国で実施して、1〜2年に1度はこの講習を義務づけている。私もこれに行くのだが、朝から夕方まで延々と下らぬ話をされるものだから出席者の8割〜9割は寝ている。こんなもの、仕事をさぼって行かされる方はたまったもんやない・・・。年に1度か2度の講習会の為だけに、高給取りの専任の職員が何人か、1年中仕事している。NPO法人という名になっているが、役人の天下り団体や。本当に必要なら下請けに出さずに、役人が直接やれよ。無駄もええとこや。。。

 

倉庫業も国交省運輸局の管轄なので倉庫管理責任者やて。いったいいくつの肩書きを作ったら気が済むのか。。。。他にも、消防署は、防火管理者や消防団、警察署は防犯委員や、少年補導委員、市役所は市政協力委員、選挙管理委員会は、地域ボランティア、とにかく、役人サンは、民間人の人使いが荒い。紙切れ1枚で民間人の貴重な時間を平気で奪って行く。それに従わなければ、販売できないとか、指導とかいう名の警告で脅す・・・。

 

ウチは、運輸倉庫業と、ギフト卸売り、小売り業やから、いろいろな役所にお付き合いさせられる機会が多い。一番困るのは、お役人さんたちが何の調整もしないで、我先に好きな法律をご都合主義でどんどん作ってしまうことである。

 

以前にこんな事があった。所轄の消防署から、消火施設とか、消火栓、消火器の検査に署員さんが来られた。その際に、この倉庫の窓が小さい。おまけに窓に格子が入っている。もし、火事になったら、この窓では十分な排煙ができないし、避難が出来ないところやから、もっと大きな窓を低い場所に作りなさいと、消防署員さんはおっしゃるったのだ。

 

ところが、ところが、倉庫業を所管する国交省の運輸局の指導で、防犯、盗難のための施設として、この倉庫を作るときに提出した設計図を見て、当時のご担当の人は、防犯上の理由で窓を高い位置に変えなさい。容易に割られたりされないように窓には網入りの上、外から鉄格子をハメなさいと、指導があったからこうしています。私らは、一体どっちの言うことを聞いたらええのですか。と、聞き返した。その消防署員さんは、それから一切、このご指摘は無くなった・・・。

 

役人サンは、民間から見たら、全くいらんお仕事をどんどん作って下さる。そのほとんどが、役人さんの仕事を作るためのお仕事。それを止めたら、その役人さんの仕事は無くなる場合がほとんどである。私らから言わせれば、ほんと、放って置いてくれ。たのむから、せめて民間の邪魔をせんといてくれという感じや・・・。あんたらに付き合っているほど、民間人は暇や無いわぃ。。。980円の電子検温器を10本売って、ナンボになるのか、おまえら判っているのか????といいたい。

 

田舎の70のおばあちゃんが一人でやっている荒物屋がサラダ館になったようなお店まで、こんなことやらそうとするのか。そんなに医療機器を素人に売らすのが怖いのやったら、病院でしか、売れないようにしたらええやんか。そんなことしたら業界は黙ってへんやろうけど。。。こんな販売管理者なんて七面倒なものがないと、あかんて言わはるなら、そんなもの売りませんという業者が続出するで、これは・・・。そんなことしたら、消費者が不便になる。これは、ほんま悪法や。。。。

 

医療機器という厚労省が自分勝手に決めた商品の分別をまず止めるべきやね。使い方を間違って生命の危険があるような商品は、医者や看護婦、薬剤師などの、しっかり国家資格を持つ人しか貸したり売ったり出来ないようにしたらええ。でも、電子血圧計は安全装置があったらええやろうし、体温計なんて、どこで無資格で、売っていても問題ないやろ。あんたらのやってること、非現実的なんや。

 

この法律が目指している理念と目的が本当に今の世の中に絶対に必要なモノなのか。なかったら、どんな危ないことが起こりうるのか。そんな説明責任を十分果たしているとは言えないやろうね・・・。こんな何十万人にも及ぶ人たちを巻き込むような他人迷惑で、規制緩和という時代の流れに真っ向から逆行するような法律は即刻、廃止にすべきや。公務員は国民の僕であって、上司ではない。国民にこうさせて下さいと、お願いする立場やったら、こんな法律出来ひんやろう・・・。マスコミの人、もしこれ見てはったら、取り上げてくれへんでしょうか?頼みますわ。。。ホント・・・。

 

12/11(土) 日本一ケチで有名なケチ本こと、大阪マルビルの吉本オーナーが、借金の返済のために、自宅を売却して3億円もの個人資産を、返済にあてていたことが判った。昔なら当たり前のことだったのだが、今は、会社は会社、個人は個人のご時勢。会社は大赤字にしていても、オーナー個人はしっかりお金持ちのままなんていう、債権者からしたら、煮え切らない形の世の中になっていただけに、ケチもと、いや吉本氏の潔さが目立つ。

 

この世の中、何でも責任を取らないヤツが多すぎる。ノーリスクで好きな事やって、勝手に失敗したで許されたら、そらずるいわな。そごうのオーナーは、あれだけ社会に迷惑を掛けておいて、何億もする絵画を私蔵していたり、していて世間の批判を浴びている。会社が破綻したのは、経営者が悪い。そんな会社にお金を貸した銀行が悪いのであって、何の罪もない国民のお金である税金を使って、私企業を助けるなんて、誠におかしい論理である。

 

その会社を潰すと、大きな社会的な動揺を起こすということに、ビビって、貸し続けた銀行に非はないのか。貸した金が焦げ付いたのやったら、銀行員は給料3割カットぐらいにならなあかんわなぁ・・・。貸した銀行にも責任があるんや・・・。ルール無視やね。これは。日本は社会主義国なんか。。。

 

業績の悪くなった企業は、衰退して、良くなった企業が生き残る。ビジネスの社会は、弱肉強食主義というのが当たり前や。それを、いくら会社があかんようになったからと言って、血税で助けてどうする。傷口を大きくするだけかも知れんで。そのリスクや責任を誰が背負うねん。国か。そんなもん、国がやるようになったら、ほんま社会主義国や。。。多くの中小企業は、いつ潰れるのか判らないほど、不安で一杯の世の中や。ダイエーやそごうなんかの大企業だけが救われるのは、あまりにも公正さを欠いていて、卑怯やとほぼ全員が思っていることやろう。

 

産業再生機構の担当者の方は、再生出来なかったら、自分が首になるという覚悟は必要やろう・・・。そのくらいやないと、税金使ったらあかん。それと、国民に選ばれた公正な人がこの整理部門には必要。そやないと、公金流用をする部門やから、人間、アホになる。常に透明感のある部門で、国民の監視の目に晒されている所やないと、絶対に悪いことする。

 

役人の腐敗は、どこの国でもあることやけど、いかにモラルを高く保てるかは、国民の民度と品位の問題や。品格有る、他国から尊敬される日本を目指すのだったら、まず、公務員のつまみ食いをやめさせなあかん。これだけ毎日毎日役人の不祥事ばっかりニュースになってたら、誰がちゃんと税金を払うかいな。そんなことになったら、日本人のモラルは地に落ちるわなぁ・・・。

 

12/12() 来年開催されるサッカーのワールドカップアジア予選で、こともあろうに日本は、北朝鮮と第一戦で対戦することになった。サッカーの試合はホームアンドアウェー、自国と敵地で1戦づつ対戦するのが大原則。2月の初戦は埼玉県の浦和スタジアムが有力。6月ごろに北朝鮮で開催するアウェーのゲームは、金正日スタジアムでということになるやろう。世界で日本と唯一国交のない国、北朝鮮。だから、直行の飛行機の便がない。またまた北京経由で10時間も掛けて行くことになるのやろか・・・。

 

何より心配なのは、日本の反北朝鮮感情と、北朝鮮の反日感情。何か、事件、事故が起きなければええが・・・。北朝鮮は何千人?もの日本人サポーターやマスコミ関係者をすんなり受け入れるやろうか・・・。日本のマスコミは、日本人サポーターがチャーター便で大挙、平壌に押しかけて、現地のサポーターとトラブルになる事を心配しているのだが、私は、逆に日本での試合で、北朝鮮と対戦した時の日本人サポーターの対応が少し怖い。なぜなら、拉致問題の深刻化で、今の日本は、史上かつてないほど、反北朝鮮の空気が強い。何かがきっかけになって、暴動のようなことにならないやろうか、もめ事にならないやろうか。の方を案じるのである。

 

普通の日本人にとって、北朝鮮は怖い国。サッカーの応援に行ったはええけど、ちょっと派手に応援しすぎて、当地の公安当局に逮捕されて、監禁されて、日本に帰してもらえないのやないやろうかなんていうイメージがある。またまた人質になったりしてね。。。在日朝鮮人の人なら、向こうに親戚がある場合が多いから問題なく万景峰号などで行けるのだが、日本の過激なサポーターが向こうへ行って、試合に負けて、フーリガンとならない保証はないし、右翼の政治運動家が、この機会に向こうに乗り込んで、無茶苦茶暴れたり、誰かの暗殺を狙ったり超過激な事をする可能性もあるから、北朝鮮当局はそうはすんなり受け入れへんやろうね・・・。

 

あんまり日本人を入れないやろうから、恐らく北朝鮮での試合は、軍服を着た人たちらを大量に動員する型になるやろう。スタジアムは、マスゲームのように整然とした雰囲気で応援も一糸乱れぬすごいものになるのやろうね・・・。僅かばかりの日本人サポーターが、いくら騒いだってかなう相手の数ではない。だから、多分かえって揉めないやろうなぁ・・・。実力の方は、日本が少しだけ上やろうという予想やけど、試合は水もの。対戦成績は5分5分である。両国は友好国ではないから、ほとんど対戦しないし、相手の情報もなかなか入ってこない。今度の試合も93年以来10年ぶりだという。

 

ただし、誠に不思議なことに、Jリーガーの中に北朝鮮出身のサッカー選手がいるのだという。へぇ〜っという感じ。在日の人かどうかは知らないけれど、日本語はペラペラやった・・・。昔はワールドカップで3位にもなった実績のある強豪、北朝鮮。このチームとの対戦が日本にとって、最も目前の大きな壁である。普通に勝ってや〜。。。

 

12/13(月) 昨日の日曜日、お昼前、母が会社へ来て、伏見区下鳥羽にあるかっぱ寿司でお寿司を買っているわずか10分程の間に、車上狙いにあって、運転席側の窓ガラスを割られて、後部座席に置いてあったカバンを盗まれた。伏見で車上荒らしが頻発していて、用心が悪いなぁと思っていたが、まさかこんなに身近に事件に巻き込まれるとは。。。

 

かっぱ寿司の下鳥羽店は、国道一号線に面していて、車の往来が多い。日曜のお昼と言えば、お客さんもどんどん来る時間帯。こんな時間に白昼堂々と、よくもこんな犯行が出来るモノや。。。被害額は現金60万円ほどと書類。それにカバン本体。これだけをピンポイントで狙っておったんやろう。ほんま、悪いヤツがおるもんや・・・。人の物を盗むのを「へ」とも思っておらへん。。。

 

大分してから警察が7〜8人、来て指紋の検出などの現場検証。まぁ、犯人が捕まることはなかなか無いやろう・・・。本人は大分ショックを受けているから、殺されへんかっただけでも、マシやと思わなしゃぁないなぁと言っている。年末は、ほんま、物騒や。。。

 

それにしても、今年は、ウチは、会社に2度泥棒に入られるし、社員の人は、ひったくりに遭うし、今度は車上荒らし。ほんま、三隣亡やなぁ。。。お払いでも行かんとあかんわ。。。

 

12/14(火) 漢字検定協会が募集していた今年を表す漢字第一位は「災」・・・。地震は起こるは、台風は10個も上陸するは、ほんま災害の多い年やった。来年こそは、「災い転じて福となす」となってほしいものやね。。。

 

さて、昨日は久しぶりにお通夜の仕事。喪家さまのご要望により、普段とはちょっと勝手が違って疲れた・・・。この仕事は、人の死に関する部分に深く関わるので、極限まで気を遣わなければならない。胃に穴が空くのやないやろうかと思うほど、精神的に厳しい部分がある。大変なお仕事ではある・・・。

 

今年の仕事のピークみたいな忙しさ。今日はこれで失礼。。。

 

12/15(水) 奈良の楓ちゃん殺人事件の犯人と思われる者から、楓ちゃんの携帯電話を使って母親宛に「今度は妹も・・・」というメールが昨日送られていたことが判った。もしこれが、いたずらではなく、犯人からのものだとしたら、全く非常識の極み。もう人間ではない悪魔やと言わざるをえない。無茶苦茶、腹が立つ。。。

 

娘を失った親の気持ちが一体、どんなものであるかなど、犯人は知るよしもないのは、当然かも知れないが、鬼畜以下の神経しか持ち合わせて居ない、冷酷非情さ。こんな子は、どういう環境のもとで育ったんやろう・・・。やっぱりこれは、親の責任、そして教育の責任やろう・・・。犯人の親や先生たちも同罪やでこれは。。。

 

子どもを育てるには、「やさしさ」と「厳しさ」の両方が必要やと思う。子どもの言いなりになる親が多いなか、時には厳しくしつけなければならない時もある。子どもは親を見て育つもの。自分にも厳しくないと、信用無くなるから、親にとって、子どもに厳しくするのは、自分を律しなければならないから、大変難しいこと。でも、やらなきゃいけない。。。

 

子どもは、ある程度タガを填めておかないといけない部分が、少なからずある。最低限の社会的なルールとマナー、これは大事である。これを教えるのは、昔は家庭も学校も両方であった。今は、これを、親と学校で、押しつけ合っているのやないやろうか。家庭は「学校で教えろ」と言うし、学校は「家庭でしつけて下さい」という。それだけ、本人の身につけさすことは、難しいことなんやね・・・。

 

学校は週休2日制という馬鹿げたルール変更を平気でしておいて、今更、学力が下がったのも、学校が荒れているのも、生徒が先生の言うことをきかないのも、家庭のせいや、と言うのか・・・。いったいどれだけの人が土曜日に、仕事を休めているのか知っているのか。大企業の社員さんと、公務員さんだけやで、週に2日も休めるの。。。せいぜい3割〜4割ぐらいやないやろか。他の人は、ほとんどの家庭で、奥さんもパート務め。旦那も毎晩遅い。。。そんなとこやろ・・・。

 

休みだけ、そんなのに無理矢理合わせられても、世間一般のルールまで変えてもろたら困るわ。先生は、教育のプロや。これでオマンマ食べてはるんやったら、子どもらの成績が自分たちの評価になるはず。子どもをどれだけええ学校へ入れられたか、子どもがクラブでどれだけの良い成績を上げられたか、どれだけ子どもの補導件数が少なかったか、どれだけの教育的な賞を獲得出来たかで、評価され、収入に反映されるべきやないやろうか。

 

今の状態では、学校は、勉強では、塾以下。社会的な常識も子どもに身につけさせることが出来ない。生徒が荒れるのを抑えられない。学校が、ただの事なかれ主義の公務員さんたちの集まりに成り下がっていないか。そんな危惧を感じる時がある。土曜も日曜も、夏休みも冬休みも春休みもあるしなぁ・・・。

 

熱意も何にもない先生や、親に育てられた子供たちは、感情を表に表さない、いや表せない人間に育って行く。昔、酒鬼薔薇聖人という名前で「さあ、ゲームの始まりです 愚鈍な警察諸君 ボクを止めてみたまえ」という犯行声明で、日本中の親を恐怖のどん底に落とし込んだ、神戸の連続殺人事件があった。

 

2人の幼い子どもを殺した少年も、もう22歳になって、来年の元旦から退所してくるという。殺された子どもの親の手記が涙を誘う・・・。この少年Aを社会は受け入れられるのか。この2人の幼い子どもの命を奪った少年が悪かったのは当然だが、このような少年を生んでしまった教育のあり方に反省すべき点が多いのではないか。今、この少年Aの社会復帰とともに、変えなければならない部分が多いのやないやろうか・・・と私は感じる。。。

 

12/16(木) 来年3月から半年間、愛知県で愛・地球博という万国博覧会が開催される。万博と言えば、私が覚えているのは、大阪万博。確か、1970年やった。当時、中学生1年生やった私は、期間中、確か11回、万博へ行ったと思う。見るもの、聞くもの、全てが物珍しく、あぁ、これが21世紀やんにゃなぁと、ぼゃっとした感覚があった。

 

中一の子どもにとって、万博へ行くというのは、小旅行である。阪急電車に大宮から乗り、茨木市駅からバスで万博会場へ。いつも開場の時間9時の朝一番に並ぶのが、当時のセオリーである。ソ連館、アメリカ館、三菱未来館、などの人気パビディオンは、朝一に行かないと、平気で2時間待ちにすぐなってしまったからや・・・。1日に回れるのは10〜15ほど、全部を回り切るには10回ほどは足を運ばないと、難しかったのである。みんながはまっていたのが、当時の日本のパスポートそっくりに似せた、公式スタンプ帳なるもの。500円ほどのものだったが、ここに行ったパビディオンのシャチハタのカラーハンコを押して行く。

 

全部のスタンプを押したのが確か2000円ぐらいで売られていたから、それほどブームやったんやね・・・。今から思ったらたわいのないことなんやけど、その頃の日本はまさに高度成長期。黙っていてもみんなの給料は毎年上がっていった時代やし、10年倍と言って、10万円を貯金したら10年で20万円になった時代やった。それだけ金利が高かったんやね。今から思ったら嘘みたいや・・・。

 

それだけ金利を高くしても、お金がどんどん借りられてゆくから、景気がどんどん加熱して、1990年頃のバブル崩壊までずっと戦後最大の景気拡大が続くことになる。そんなきっかけがこの万博やった・・・。日本中の人がこの万博にこぞって出かけたもんや。そこで、元気やったのが農協の団体さん。万博会場のような大きな所に来たら、誰かが迷子になる。そこで登場したのが超モダンなデザインのサンバイザーである。ピンクや水色のカラフルな帽子は、農業をやったはるおじいさん、おばあさんがかぶる帽子としては、あまりにも不釣り合いで、なんじゃこれ。と、思った覚えがある。

 

この農協さんツアーが始まったのも、この頃、この万博で、ツアーという旅行の楽しみを知った田舎の方々も多かったんやないやろうか・・・。これが後の農協さんの海外旅行ツアーブームになってゆく。。。世界中で、ガイドさんの旗の下、一糸乱れぬ行列で移動する団体旅行のスタイルは、ここで生まれたんやないやろか。。。いろんな意味でターニングポイントになった。そんな万博やったんやなかろうか。。。

 

万博でお昼となると、何か食べなきゃいかん。ここで、よく売れたのが、マクドナルドのハンバーガーと、カレーライス。今までの日本の昼食の概念を全く変えたのがこの時やった。紙皿や発泡スチロール製の容器は、たいへん珍しかった。何よりたった1回だけ使って、すぐに洗わずに捨ててしまうという文化が衝撃的やった。衛生上の問題で、食器を繰り返して洗って使うのが当たり前と教え込まれてきた人たちには、ドカーンと後頭部を殴られた感じやったね。。。おばあちゃんなんて、勿体ないから、持って帰るとカバンの中に、プラスチック製のスプーンやフォークを入れてはった人もいたぐらいやった。

 

今から、思ったら、アメリカから入った使い捨て文化を、ここでなんとか食い止めておくべきやったんやろうね・・・。そうしたら日本のゴミも、ここまでは、増えへんかったやろうに・・・。お金持ちになった日本は、どんどん使い捨てるというのが、かっこええ文化として、採り入れてしまった。これが大失敗。34年たって、日本はゴミ戦争の負け犬や。日本みたいに国土の小さい島国と、アメリカみたいに大きな国で、ライフスタイルが違うのはあたりまえ。ゴミだって、日本はじき詰まるが、アメリカは、あと何万年たってもゴミを埋めてしまうだけのスペースがあるんや・・・。

 

食堂で食べるうどんは、スチロールの使い捨てはやめて、昔ながらの陶器がよろしい。ビール飲むのに、紙コップより、ガラスのコップがやっぱりええ。缶ビールは便利やけど、やっぱり大ビンでつぐのがええ。ペットボトルは割れないし、ええけど、ちゃんとリサイクルに回すために水洗いが必要。紙の牛乳パックもリサイクルには大量の水が必要や。そんなこと言い出したら、今の世の中、便利になりすぎていて、もうとても昔の生活には戻れない。でも、少しだけみんなが気をつけたら出来ることはあるのとちゃうやろか・・・。

 

日本の割り箸は捨てられるけど、韓国の鉄箸は何度も洗って使い回しされる。何か、日本もこれだけは、他の国に負けへんような、地球環境を愛せるようなええところが出来ひんかね・・・。そんな「愛・地球博」であってほしいもんや・・・。

 

12/17(金) 昨晩は、珍しくコンサートなるものに行ってきた。最近では綾戸千絵以来や。もともと私は、映画館やコンサート会場のような人混みはあんまり好かん。めったに出かけへんのやけど、ヨメサンが京都新聞トマト倶楽部で、ジャズとゴスペルクリスマスライブなるものをしっかり見つけて来たから、ええなぁというので、この日になった。

 

会場は同志社大学の別館みたいなところにある寒梅館という立派なホール。出演は、その昔、よみうりテレビ系列でやっていた11PM(イレブンピーエム)に出演していて、今はニューヨークのハーレムでハモンドオルガンを演奏したはる人。名前は忘れた。ドラムとギターと黒人ボーカルのシンプルなジャズスタンダードナンバーを、凝ったアレンジで聞かせてくれた。コンサート会場で見るものというより、ウィスキー片手にバーで聞きたい音楽という感じかね・・・。

 

驚いたのは、そのコンサートの客層。ほとんどが60代前後の老人やった・・・。ジャズ喫茶が大流行した世代の人たちが、ジャズを生で聞きに来るといのうは、至極当然やけど、コンサートとしては、誰も立たないし、手拍子もまばら、たまに立った客がいたら、後ろのオバチャンが、見えへんし、座って!やて。。。乗りの悪いこと、この上ない。でも、老人直前世代は、暇と金があるからなぁ。。。でもなかなか、良かったよ。。。

 

さて、広島県の男子高校生が、同級生の家に遊びに行って、その家であるマンションの鍵を持ち帰った。その鍵を使って、そのマンションに5人組で泥棒に入り、金庫ごとをまんまと盗みだしたという。ところが、犯人の一人の家のマンション屋上で金庫をバールでこじ開けて、びっくり何と1億1000万円のお金が入っていたそうな。一人2千万円ほどを山分けにした少年たちは、わずか4ヶ月でこのお金を使い切ったそうな。

 

それにしても、びっくりしたんやろうね。まさかこんな大金、見るのも触るのも初めてやったそうやから・・。この子どもたちの豪遊振りが新聞を賑わせている。この5人は遊び仲間で、うち2人は暴走族メンバーやったそうな。警察の調べに対し、山分けした金は、高級ブランド品やら貴金属を買ったり、東京、大阪などに贅沢旅行したりした。また他の学生は、飲食やパチンコ、バイクの免許を取るのにも使って、9月末には全てなくなった、と供述。また、その犯行を知った暴走族仲間に、口止め料として900万円も支払っていたことも明らかにした。 まぁ、半分脅されていたのやろうけどね・・・。

 この5人は、広島市内の無職少年(17)と、16〜17歳の広島県立高校2年が1人、1年が3人で、いずれも男子生徒ばかりやった。盗んだ金庫はこじ開けた後、広島港に捨てたということや。一応、証拠隠滅はしとるんやなぁ。そやけど、そのあとがあかん。広島市内の繁華街の飲食店から「金遣いの荒い少年がいる」との情報を得て、警察が捜査、5人が浮かんで窃盗容疑で逮捕された。この辺がやっぱり高校生やわ。黙って隠してたらバレへんかったかも知れんのに・・・。悪い事は出来ひんもんや。。。

それにしても、高校生が悪ガキとつるんで友達の家に泥棒に入るか・・・。世も末や・・・。犯人の親の顔が見たいわ。絶対、こいつらには、自分で働いて盗った金を、返済させなあかん。世の中、そんな甘いもんやと思わしたら、この子らの為にならん。天国のあとは、地獄やで・・・。

 

12/18(土) いよいよ、今日がお歳暮セール最終日。オンライン宅配の受付締め切り日というだけやけどね・・・。毎年季節感が薄くなってゆくけど、暖かすぎて年の瀬という感じやないわなぁ・・・。今朝の新聞を見ていても、スキー場は軒並み積雪0p。暖冬もここに極まったと言う感じかね。スキーやスノボ客で食っている人たちは死活問題やわなぁ・・・。

 

さて、前の台湾の総統が日本に観光旅行に行くというので、日本にビザの申請をした。ところが、いつもの通り、中国が認めないと、反発。日中の政治的な関係は、ここ数年で最悪なので、これを反映して、日本政府はビザを発給する見通しである。

 

もともと、独立国である日本の主権行為であるビザの発給するかどうかの判断に、他国が口を出すこと自体が異常なこと。今までは、チャイナスクールとまで揶揄された親中派の外務省が中国政府に気兼ねしていたのだが、最近の日本政府の方針変更で、気兼ねなしに独自判断するようになっただけのことである。自由主義国である日本は、個人の行動を国家的に制限するような社会主義国ではないから、日本にとって自然な流れである。

 

そもそも中国政府の主張は、台湾の前総統が日本へ行くことによって、1つの中国をひっくり返されて、台湾独立派の加勢になるとこを、極端に恐れている。戦時中、台湾は、台湾省と言って、日本の1つの県みたいなものやったから、今でも年配の人は日本語を話すし、日本に親しみを持っている人も多いお土地柄。地理的にも沖縄のすぐ向こうやからね・・・。

 

もともと、今の台湾にある中華民国政府(中国は政府とは認めていないが・・・)は、大陸から逃げてきたものの、本来の中国政権本家本流の流れである。だから、台北の故宮博物館と、北京の故宮博物館との展示品を比べたら、格段に台北の方が、良いモノが多いそうな。中国本土から、逃げてくる時に、最高のものだけをごっそり持ってきたやから、無理もない。。。国連の常任理事国も今は中華人民共和国だが、ちょっと前までは台湾にある中華民国やったのは、少し年配の人ならご存じのはずである。

 

今の北京にある中国政府は、もともと、戦争の時に中国国内を、ろくに戦わずに逃げ回っていた毛沢東率いた八路軍の流れ。これは、僅か数十年前のことである。。。だから、今の中国政府は、まだ少し台湾に、精神的な負い目を感じているようなフシがある。だからこそ、なおさら1つの中国にものすごくこだわっている。

 

日本は、世界の流れに合わせて、一つの中国の立場を堅持している。北京の政権を中国唯一の政権であると、国として認めている。この姿勢は変わることはないやろう。ただ、台湾の民主化の流れは、止められないのも事実。香港の返還が意外にも、驚くほどうまくいっているので、私は台湾も1国2制度、ダブルスタンダードでうまくゆくものやと思っていたが、実際はそうはいかないようである。

 

それは、台湾の人たちの心情が、香港の人たちのそれと全く異なっている事に原因していると思う。戦後の台湾は、日本、韓国、等と並んで、飛躍的な経済発展をした。台湾は、中小企業の多く集まるところで、不思議と大企業は少ない。鶏頭牛後。牛のお尻になるよりも、小さい鶏でも頭になれ。の故事にあるように、台湾の人たちは、独立心が強い人が多いと思う。サラリーマンになりたい人より、小さい店や会社でも良いから、社長になりたい人が多いお土地柄なのである。

 

この人たちの考え方は、北京の社会主義的なイデオロギーは、ものすごく嫌悪感を持って見られる。戦後苦労して築き上げてきた財産を、中国になったら没収されてしまうのではないか。そんな心境が成功した台湾の人たちの中にある。だから、アメリカやカナダなどに移民する人も多い。台湾問題は、中国の1国2制度という大問題を解決するための踏み絵の問題でもある。。。

 

12/19() お歳暮セールも昨日で終了。いよいよ、今年も押し詰まってきたなぁ〜っていう感じ。やっとやっとのお休みは、何に使うか考え中。どうせ、家具屋さん巡りで終わってしまいそうやけどね。。。

 

お正月にオッサンだけで斑尾高原へスキーに行く計画を立てていたのだが、スケジュールが合わず、断念した。ところが、当のスキー場の積雪状況を見て、びっくり。何と積雪1pやと。あのあたりの豪雪地帯でさえこの有様やから、今年は北海道でも行かないと滑れないかも知れんね。。。ほんま異常気象や・・・。

 

寒くなると、一度心筋梗塞の発作を起こしたことのある私にとっては、嫌な季節になる。何でもない時に、心臓がどきどきしたり、ときたま、キューっと軽く痛むような感じになる時があるからである。ああ、私も身障者やんにゃなぁと思う瞬間である。そういう意味で、今年の冬が暖かいのは、私にはありがたいね。。。ずっとこうなら、ええのやけど。。。

 

12/20(月) 何で、こうなっちゃったんやろうね・・・。日本人が中国に親しみを感じるという人が激減し、韓国に親しみを感じるという人の割合がアップした。韓流ブームの方は、冬ソナの大ヒットやヨン様現象やし、判りやすいけど、嫌中の方は、どうもサッカーの試合なんかだけのことではないやろう・・・。日本の悪い意味のナショナリズムが台頭してこないかが、心配しなくてはならなくなるかも知れん・・・。

 

評論家の先生によると、日本と中国は、今まで、お互いに遠慮しながら、相手の言うことを、良く聞いて、揉めないように揉めないようにと、配慮し続けてきたところがある。言いたいことを言い合う仲になったんやから、むしろ良いことだと言う人もいる。

 

中国は急速に成長していて、GDPは日本の1/3までなってきている。日本と中国の間の貿易額は、どんどん大きくなって、今や世界有数の貿易額。日中はお互いに切っても切れない関係になっている。ところが、取引額が大きくなってくると、いろいろな問題点も大きくなっている。

 

日本側が感じている不安や不満は、中国側の決済のあいまいさ。商品を売っても、なかなか代金が回収出来ない。日本の銀行が中国に行った融資も、かなりの焦げ付きが出ている。日本が中国にどれだけ投資しても、日本に元を持ち出させないという、社会主義国独特の経済障壁を作っていること。日本企業の中には、中国への投資をあきらめて、ベトナムやタイに生産拠点を引っ越すところも出てきた。

 

中国と合弁企業を作っても、制度上、100%自社資本にさせないし、結局、設備や技術、全てを現地人に取られてしまう結果になることに嫌気がさしてのことである。この狡猾さが、中国への投資や技術移転を躊躇させている最も大きな原因になっている。

 

国内的にも中国には問題が多い。中国でのインターネット人口は1億人。爆発的に増え続ける「ネット民主主義」に、中国政府は、対抗措置を持てない。インターネットの世界では、大きな自由があるので、いくら政府が規制しても、検閲しても、全くお手上げ状態が続くことが予想される。

 

では、どういうことが起こるか。中国国内の民主化要求のパワーは、どんどん大きくなり、腐敗役人への不満。貧富の差への不満、政府の政策への不満がどんどん大きくなって、これらを押さえ込むことが出来ないようになっている。反日サイトも、作っては消されを繰り返し、手に負えない状況が続くと思われる。この、国内の不満エネルギーを外国に向けさせるという今の胡錦涛路線が、いつまでも続かないのは明白で、第二の天安門事件は、形が変われど、必ず起きる。

 

日本は、つかず離れずが、ええ手やろうね。下手に中国の国内問題である民主化問題に手を出したら、エライ目に遭う。中国を侵略していた国は英国、米国、などたくさんあったのに、日本だけが侵略したように言われるし、実際は毛沢東が殺した中国人まで、「日本軍が中国人民1000万人を殺したと」、言われるし・・・。この国、無茶苦茶や。。。後から、どんどん新しい歴史を捏造するのは、絶対、抗議しなアカン。でも、それ意外は、出来るだけ冷静に対処すべきやろうね・・・。日本は・・・。

 

小泉さんは、昔は変人と呼ばれていた。だから、お付き合いはどちらかと言えば、下手な方なんかも知れん。この面では、中国の方に分がある。日中は、もっと、仲良くならなあかん。前みたいに中国べったり、謝罪ばっかりでもアカンけどね・・・。大きな原因は、相互理解の不足。日本も、もっと北京以外の中国が、本当の中国やということに気づかなあかんし、中国は、戦時中の日本軍へのイメージを早く忘れて、今の日本をもっと知ることが必要。日本人が目玉をくり抜いたり、耳をそぎ取ったりするような野蛮人やと覚え込まされれているのやから、しゃあないけど、ほんとの日本は、全然違うことは、多くの人が知っているハズや・・・。もっと、もっと、知ってほしいもんやね・・・。

 

12/21(火) NHKの度重なる不祥事発覚で、受信料の支払い拒否をする人が増えている。もともと、放送法なんて法律は、放送設備の乏しかった日本で、全国津々浦々まで電波を届かすために、多くのお金が必要やったから出来たような法律。21世紀の現在となっては、NHKの存続理由が無くなってきたのではないか。

 

偏りのない、正確な情報、日本唯一の国営放送としてのNHKは、明治以来、日本の放送文化をリードしてきた。新しい放送技術にも積極的に挑戦し、世界的にも、様々な国の放送を支援したりした功績は大きい。ただ、日本放送協会というのは、国営であること。でも、税金を使わず、国民1家庭毎が支払う受信料で成り立っている放送局であるという点を忘れてはならない。収入は、当然かなり公的な意味を持つ。

 

ところが、そのお金の使い方が、不明瞭で、贅沢三昧や、おかしなことをしているというから、怒る人が多くなるのも無理はない。今回のことがきっかけで、受信料不払い運動が拡がると、年金掛け金の時と同じで、払っている人がバカを見ることになりかねない。もともと、受信料を取らずにやっている民法各社からしたら、放送法という法律に守られて、スポンサーを一生懸命探して、宣伝している苦労を一切していないNHKは、ズルイと映るのではないだろうか・・・。

 

受信料を払っている方の意識も少し変わってきている。スカパー、スターチャンネルなど、有料のコンテンツを配信する放送局が増えているからだ。これらの局の放送を買うか、買わないかは、当然、視聴者の自由である。ところが、NHKの受信料は、絶対にNHKを見ないから、払いませんというわけにはいかない。これが、おかしいのだ。NHKは放送局やから、たくさんの人に見て貰ってナンボ。ところが、視聴率なんか関係ない。つまらない番組ばっかり流してても、入ってくるお金は一緒。こんな体質やから、競争論理が働かない。

 

家電メーカーは、NHK映りませんテレビを売り出したらどうか。これは、放送法を変えさすのが目的や。他のメーカーがどんどん追随したら、ものすごく大きな流れになって、NHKは経営が成り立たなくなって、他の民法に身売りなんていうことになるかも知れん。。。これが時代の流れというものやないやろか。。。いつまでもお金払わないと見られない放送の時代やない。。。

 

有料コンテンツを配信してメシを食っている放送局からしたら、NHKは極めて不公平な会社やと思うのではないやろうか・・・。NHKは、とりあえず、将来の民営化という方向を目指して行くべきではないか。公共放送という役割は、もう要らないのではないか。常にこれを考えて、運営に当たらないと、組織として腐って行く。エビ様こと海老沢会長さん。そこんとこ、よ〜考えや。。。。

 

12/22(水) 中国が台湾の李登輝元総統の日本への観光旅行について、またまた横やりを入れている。日本の外務省は、中国には気遣いながらも、15日間の観光ビザを発給する模様である。李登輝氏といえば、台湾独立派の急先鋒。日本に行って、公演したり、旧知の政治家などと会って、政治活動をするのではないかと、中国は懸念している模様である。

 

ここで、日中両国の大きな政治体制の違いがある。日本は自由主義国、中国は社会主義国である。社会主義国では、国民の行動は国家が規制管理するものだという発想があるのだが、日本では、行動の自由を束縛なんかしたら、逆に訴えられる。これを判っていて、日本は台湾元総統の来日を許さないように、考え直しなさいと言ってきている。これは、あきらかに日本の主権侵害である。それほど、中国は日本に交渉とかするネタが全くない事の裏返しでもある。

 

もし、これが逆の立場で、中国要人の例えば訪米とか訪欧に、日本が反対して、その国にビザを絶対発給するなと言ったりしたらどうだろうか。中国の国民世論は、燃えさかって、日本を核ミサイルで攻撃せよとか、過激なことまで言い出すような人が出てきたりして、収拾がつかなくなるような事態になるのではないか・・・。中国は中華思想の国である。自分が世界の中心であり、地球は自分を中心に回っていると勘違いしている。

 

言い換えれば、人の立場に立って物事をなかなか考えられない。日本人はその逆で、人からどう見られているのかを常に気にするような国民性である。これが、今までの日中関係の中で、客観的に見れば少しいびつな関係を作り出してきたのではないだろうか。

 

小泉首相は、今までと違って、中国に遠慮せずに物を言って、その上で相互理解を深めて行こうという考えである。言い換えれば、次のステップに進まないと、いつまでもお互いを褒め称えるようなだけのうすっぺらな関係ではダメだよ。もっと、腹を割った話の出来る間柄にならないと、あかんのと、ちがうやろうかと思っているフシがある。買いかぶりすぎやろか。。。

 

中国には、今大きな問題が山積みである。台湾問題、独立派問題、貧富の差、エネルギー不足、人権問題、地域間格差の解消のための西部開発、中国的ルールと世界的なルールの差を解消する問題、イデオロギー論争、民主化問題、役人の腐敗、五輪の開催、通貨の変動制以降、中国バブルの崩壊を防ぐ問題、ほんと山積みである・・・。

一方、日本には比較的大きな問題は少ない。だから靖国や一台湾人のビザ発給など、ぐらいしか、日本に注文を付けるネタがないのである。だからちょっとしたことでもすぐ何でも言ってくる・・・。ホンマ、困ったもんや。。。

 

12/23(祝) 大阪市など、公務員のお手盛りや、ヤミ給与、ヤミ手当などが次々に明らかになって、世間の批判を浴びている。昔は、公務員さんと言ったら、ボロボロの役所で働いて、給料は民間より低いめに設定されていた。公僕やから、税金を払って頂いている方より、たくさんの給料なんか取ったら、怒られる。第一、税金を払う人より、たくさん給料なんか取っていたら、誰がちゃんと税金を払うものかという良識めいたものが、昔は有ったのやないやろうか。

 

だから、公務員さんたちは苦労して、いろいろな手当やらをあんまり表にでない形で、ひねり出す智恵を身につけた。背広代、退職金の積立て金の補助、など裏金に回るようないろいろな手を編み出したんやろうね・・・。ところが、世の中がドーンと景気が悪くなってきた。民間並みとしていた公務員給与のレベルも、比較すればかなり割高になってきた。他が下がったと言っても良い。民間の給与水準が下がってくると、公務員の給与が高すぎるんやないか。ヤミ給与は、公金横領やないか。と、言われるようになってきた。

 

さんざん、安い家賃の官舎も批判されるし、異常にふくれていたヤミ給与も、ひどいのやないかということになる。キツイ人になると、損害買収請求を市に起こす人も増えてきた。役所は、これに対抗するのに、またまた税金で裁判するというアホなことになっている。そこで、収入役とか、市長とかに直接多すぎた支払いを戻せと言う人も出た。役人受難の時代やろうね。今まで、が良すぎた揺り戻しが、出ているとも言えるやろうね・・・。

 

12/24(金) クリスマスイブは、50前のオッサンに取って、全く縁のないもの。チキンを買って食べる以外、ヨメサンが流行の電飾を付けまくって、落ち着かないことこの上ない。。。若い時とは違うもんや・・・。

 

さて、ここ2〜3日は、少し寒くなってやっとのことで北の方に雪が降った。暖冬暖冬とは言っても、やっぱり冬。今年もあと1週間と押し詰まってきた。お歳暮も、シャディの年内お届けの締め切りが22日まで延長になったが、締め切り。あと、チラシ掲載商品だけなら24日まで手配は出来るが、オンラインで宅配は終わってしまう。宅配というのは、難しいもので、贈る方と、受け取る方の両方がちゃんと揃わないと出来ない。

 

早い企業なら12/25までで会社は終わりというところもある。12/26から帰省してしまわれたら、荷物の受取手がいないことになり、戻ってきてしまう。年末年始を海外で過ごす人も増えているから、12/28に御用納めが平均なら、12/27届がタイムリミット。となると12/25出荷が最終ぐらいになるのやろうなぁ・・・。

 

一番気を遣うのは、仏事のお返し。香典返しは年内に何としても届けないと、来年に回ってしまうと、大変である。正月早々、香典返しが家に届くと、縁起でもないと、怒る人もいるから、松の内(1/1〜1/15まで)は、香典返しの宅配が出来ない。だから、何としても年内に届けなきゃならない。だから、年末はけっこう、これが集中する・・・。

 

12/25(土) 今日の新聞で目に着いたのは、「既得権益」という言葉。市会議員さんは、京都市、大阪市、神戸市の3都市では、現役時代はもちろん、退職してからも、ずっと地下鉄や市バスが無料のパスを持っておられるのだそうな。市役所の職員さんが、この権利が無くなったのやから、市会議員さんも、交通局大赤字時代の中、無料パスを返上したらどうかという意見が多くなってきている。

 

もともと、議員の先生は、運転手付きの自家用車で移動をなさるイメージが強いのだが、現実は普通の人。バスにも乗るし、グリーン車ではなく、普通車に乗られる。給料1000万円強が高いか安いかは別にして、選挙にお金がかかることを思ったら、そんなにええ商売やない。議員活動以外に仕事を持っている人も多いのやないやろうか・・・。

 

公務員の改革を叫ぶなら、まず率先して自分たちから。というのは、当たり前。議員さんの既得権の放棄が進めば、公務員さんの意識も少しは変わるというもの。率先して進めて頂きたいものや。。。これが今のご時世や。。。

 

今、政府が取り組んでいるのは、公務員の数を減らすこと。全国家公務員の1/3が郵政関係の職員さん。これを民営化すると、ものすごく公務員数を減らした事になる。小泉さんはこれを狙っているのやけど、ちょっと待て。郵政は、自前で稼いで、自前で給料払ってオルはずや。大枠として。だから郵政職員をいくら民間人にしたって、税金の節約には何にもならへん。

 

もっと減らすべきは、社会保険庁、厚生労働省、国土交通省、文部科学省などの既得権の塊みたいな奴ら。国なんて極論すれば、財務省と、防衛庁、外務省だけでええ。他の省を全部廃止して、地方の州政府に移管したらええ。日本を北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州の8つに分けて、アメリカみたいに州にしてしまえばええ。今の都道府県や市町村なんて組織は、一切いらん。議会や予算も全部ここでする。

 

京都市内がそうなったら、今の区役所ぐらいの単位が出先機関として各区にあったらええ、近畿全部で200カ所ぐらいになるかな。これを1つの近畿州が直轄する。こんな思い切った改革をしたら、ものすごい金額の節約が出来る。市会議員、町会議員、村会議員全員の首が切れる。この人たちを税金で食わしておく必要はない。議会に関わっていた人全員の仕事が切れる。京都で言えば市役所は要らなくなる。区役所の上は大阪にある近畿州政府や。それでええやんか。

 

ゴミ収集やバスの運転、などの現業は、大幅に外部委託して、毎年競争入札で新しい業者に委託、民営化する。これだけでも、コストは半分以下になるのと違うやろうか。地方の市民サービスで残すべきは、警察と消防、救急、これは今以上に充実させる。つまり市役所のデスクワークをしている人を8割カット出来る可能性がある。教員さんにはもっともっと競争してもらう。評価の高い先生は給料が上がって、低い先生や問題のある教師は、排除されるシステムが要るやろうね・・・。医者や看護婦さんもサービスや技術を選ばれるように競って貰って、どんどん民営化する。図書館、美術館、動物園、植物園、博物館、などの職員さんも民間委託で出来るやろう・・・。

 

「公」が税金でやっている事を民間に任すことで、よりよいサービスで、より低コストで出来ることになる。これが改革の本丸でなければならないはずや。この改革の一番の抵抗勢力が、「既得権益」であることは間違いない。楽して金貰っている人たちを、競争社会の荒波の中に放り出すことになるのやから、抵抗も無理はないけどね・・・。

 

でも、これをやらないと、これからの高齢化社会、国のサイフも、個人のサイフもパンクしてしまう。税金を上げずに、節約して、何事も「勿体ない」という気持ちが大事や。役人とは、「やらなくてもええ仕事を、高い金を掛けて、楽しながら、外部に委託して、責任を取らないで済む方法で、ゆっくりやる人たち」のこと。

 

これを、「本当にやらなければならない仕事だけを、出来る限り安い予算で、苦労しながら、自分たちだけの力で、責任を持ってやってもらう」ようにしなければならない。こんなことは、全く容易なことではない。どうしたら、こうなれるか。もっともっと、政治は、頭をひねらねばならないのやないやろうかね・・・。

 

12/26() 今日は、烏丸御池に新しくオープンした積水ハウスのSHICプラザという所へ行ってきた。以前はゼロックスのショールームだったのを空いたので積水が先月から借りたそうな。積水ハウスには木津町に納得工房という大規模ショールームがあるが、そのミニ版といったところか。ここでは、外壁や扉壁紙やタイル、建具やクロス、取っ手や瓦など、家の部品がいろいろ見られるようになっている。ここの打ち合わせ室には、大きなディスプレーがあって、テレビ画面で、建築前の家の様子がウォークスルー出来るようになっている。

 

変更に次ぐ変更で、無難に無難に変わって行くのは、いつもの通り。建具の色とかクロス床材なんて、一度建ててしまったらなかなか変えられないものね・・・。そうなると、余り奇抜な色やデザインの組み合わせは、どうしても敬遠しなくてはならないようになってくる。こうして、どんどん積水さんパターンになってゆく。家づくりが初めての人は、どうしても営業や設計の人の言うガママになりがち。この部屋は、誰に何と言われても、これでゆくという信念を持たないと、なかなか対抗することは難しいわなぁ・・・。

 

部屋のコーディネイトのやり方は、まず、最初に床の色を決めると合わせやすい。私の使った床材は、積水さんの床材で行けば、一番真っ白なのがスノーバーチ(SB)これはほとんど真っ白なので、この次がモダンライト(ML)という色である。この床色は表面がシート貼りの新製品で、傷が付きにくいほか、フローリングによくある欠点である溝からの液体の染み込みに強いというSCGフロアである。フローリングというものは、表面が少々濡れても直ぐ拭けば大丈夫なのだが、目地部分はほとんどの製品がベニアのままノーガードである。1ミリ以下とはいえ、隙間は隙間。ここに、こぼしたジュースや醤油がしみこんだら、まず拭いても取れないし、シミにもなる。

 

ところが、このSCGフロアは溝までコーティングしてあり、V字の溝も掃除しやすそうである。ただ、シート張りだから、悪く言えば、ベニアに写真で撮った木目の柄の写真を貼り付けてあるようなもの。表面はかなりガードされているが、決定的な傷になると、補修が難しくなるかも知れないというリスクもある。積水の建具のほとんどが、このシート貼りという方式で、そこそこの見栄えのものが出来ているのを信じて、このフロアをリビングダイニングと玄関ホールという一番頻度の高いところに使ってみた。ちょっと冒険やけどね。結果は10年後に出ると思う・・・。

 

我が家のメインフロア材は、クリアメイプル(CM)という白っぽくてやや節目のある床色のフローリング材である。1階の和洋折衷の部屋のほか、子供たちの部屋全室、と各階ホールは全部これで統一してある。ヨメさんの部屋は、本人のたっての希望で、正方形の畳が4枚だけ入れてある関係もあって、ナチュラルウォルナツト(NW)という濃い茶色の木目のある床材になっている。私の部屋は黒っぽい柄のカーペット敷きやけど。他にリビング横の三角形のサンルームというところには、真っ白のホワイトバーチというタイルを張る予定である。水を使うところはクッションフロア(CF)が一番という大原則を崩さずに、キッチン、洗面所、便所、脱衣場はクッションフロアでゆく。

 

この色に壁紙を合わせて行く。一口に壁紙と言っても、星の数ほど種類や柄、材質の違いある。その中から、ウチが選んだのは、ペット対応の壁紙。汚れに強く、すぐ雑巾で拭ける。価格もSDクラスで安い。種類は8種類ぐらいしかないが、白ベースに少しベージュがかったものを選んだ。玄関、和室、各階ホール、階段室、各寝室まで全部これでゆく。変えるのはリビングを少しモダンにしたいので真っ白でいったのと、1階便所をモノトーンにしたかったので真っ白、どうでも良い半地下収納は、コンクリート打ちっ放し柄のクロスにした。意外と悩んだのが3階便所。愛着のある今使っている便器を使いたかったので、それに合わせて、壁一面を濃いブルーにして残りは白。意外とあっさり決まったもんや・・・。まだ変えるかもしれんけどね。。

 

床と壁が決まったら、必然的に幅木や窓縁、収納の扉、建具の色が決まって行く。ハンドルも少しずつ変えて、いろいろ付けてみようか。。。そんなに値段変わらないし、そこそこ遊べるところである。朝9時半から午後2時までびっちり打ち合わせ。ああしんど・・・。

 

12/27(月) 最近の新聞を見ていると、新聞は役人たたきの記事ばっかり。よくもまあ、これだけ毎日ネタがあるなぁと思うほど、毎日1面に記事が載る。

 

例えば、大阪市の職員さんは、3年に1度、イージーオーダーの背広が支給されるという。この32000円の背広は、貸与というのが原則だけど、退職したからと言って一度も返されたことが無いから、事実上、あげているのと一緒やわなぁ。この言い訳がせこくて面白かったので少し紹介する。

 

大阪市の職員さんは、出入りの洋服屋さんに採寸してもらって、背広を作るわけだが、もちろん、自分にぴったり合った背広にするのは当然だが、生地まで選べるという。ここが他の政令指定都市と違うところ。ところがこの背広、左胸のポケットに蓋があって、不細工にも、ここにOsaka Cityと刺繍がしてある。こんなの付けられたら、誰も着れへんわと思ったが、何とここに仕掛けがあって、このポケットの蓋をポケットの中に入れてしまえば、普通の背広と変わらないのである。これでは、公金で個人の服を買ってあげているのと同じ。役人根性ここに至れりゃ。。。

 

他にも、色々な手口が明らかになっている。大阪市の職員さんには共済会というのがあって、ここには指定業者制度がある。指定業者になると年間数万円の会費を払わされるが、市からの買い物、つまり文房具や、公用車、トイレツトペーパーから食堂、贈答品や、料理屋さん、料亭にホテル、ありとあらゆる業種の企業が指定業者になっている。つまり、公費を使っていただく見返りに、公務員様が個人でお買い物をされる時には、特別割引しますよという制度を構築しているのである。

 

このことは、「市」という金看板を背景にした、利益誘導であるとも言える。例えば、公費で1台10万円のテレビを10台買うとしよう。この時は使うのが公金やから、言わば人の金。役人さんにとっては、どうでもええから、このテレビを値引き無しの10万円、そのままの値段で買う代わりに、個人が買い物するときは、1個5万円にしてくださいと言っているようなものなのである。業者にしたら7万円で売っている物を5万で売るのだから、赤字なのだが、予算(税金)で買ってもらう方がずっと多いだけに、業者のソロバンは合う。これは、本来、テレビの市価が10万の3割引になるとしたら、1台3万×10台だから30万の値引きをしてもらう代わりに、これをこのまま税金で払っているのだから、この時点で公金横領の可能性もある。10万円のテレビが市価で7万円、市の職員さんがこれを僅か5万円で買えるカラクリはここにある。

 

この共済会には、胡散(うさん)臭い部分が多い。共済掛け金というものは、本来公務員の給料の数パーセントという風に、決めて、給料から天引きで支払われるものだが、これとは別に予算(税金)から補助という形で補填がされている。この補填は、退職時などの一時金のための積立の一部とも考えれ、裏給与であるとも言える。こうすれば、税金を払わなくてもええしね・・・。

 

本来、市民の模範となるべき市職員が、裏給与で、脱税まがいなことしていたらアカンわなぁ・・・。これは問題やで・・・。これで、大阪市が赤字で、なんぼ金が無い金が無いといっても、ぜんぜん説得力がないわなぁ・・・。こいつらが全部食ってしもとるんやから。。。まず、こいつらに、裏金、裏給与全部返還させなあかんやろう・・。市のOBも含めて、ちょろまかした税金、全部返せ!話は、それからや。。。

 

12/28(火) 年末というか、季節感がないと言おうか・・・。と、言うより年の瀬を感じられるようなところへ行くのを拒んでいる感じかね。。。この前の日曜日にジャスコ洛南へ行ったら、さすがにおせち料理の食材ばっかり、あぁ年末なんやなぁ・・・と思う。

 

さて、災害の多かった今年を締めくくるように、インドネシアでマグニチュード9.0という、史上4番目にデカイ地震があった。まだあるか。。。ものすごい数の被害者が出ているのだが、主にこの被害者は、津波によるものだという。年末のこんな時期に海外旅行に行ける人はうらやましいが、大学などが冬休みの入っている関係もあって、多くの日本人も被害にあっているようである。プーケット島などのリゾート地では、壊滅的な損害が出ており、南国の楽園は、1日で地獄になってしまった格好である。

 

自然災害だから、誰にもどうすることも出来なかったのかも知れないが、地震発生から2時間半もしてから津波の第1波が来ていることから、正しい観測と予知がもしあれば、多くの人命が救えたかも知れない。全く残念である。

 

日本政府は、早速医師団を派遣、調査団も送り込む予定で、素早い対応を取っている。同じアジアの日本人にも大変馴染みのある有名観光地なだけに、当然の対応だと思う。ただ、どれだけのことが日本に出来るか。イラクとは違う、切羽詰まった状況がここにはある。点数稼ぎではない、実のあるスマートな救急救援、復興支援に注力してほしい。

 

12/29(水) いつも年末のとどの詰まりになってから、御香典返しを通夜や告別式の受付のその場でする即返しの仕事がよく入る。今年のうちに済ましておきたいという喪家さんの心理やろうね。今日がお通夜、明日が告別式である。いつもこれで年末気分が吹っ飛んで、季節感が毎年無くなって行く。

 

店と会社の方は、一応今日までで営業終了。それでも、末締めの請求書やら、新春用の商品の入替やらで、けっこうやらんとあかん事は多い・・・。

 

今年を振り返ってみたら、災害が異様に多かった年やった。政治の方では、世の中の不公平感が拡がった年やなかったやろうか。景気は回復基調にあるものの、国民は世界比較ほどの豊かさを実感出来ずにいる。世界的に見れば、日本の年収300万円クラスの家庭でも、大金持ちやで。でも、そんな豊かでないと感じるのは、政治の責任かも知れない。

 

楽して、収入の高いイメージのある公務員さんにも不公平の批判が集まっている。超割安家賃の家、お手盛りの優遇制度、公的補助の出る共済制度、カラ残業、使い放題のタクシーチケットや無料パス、裏金づくりに、高額退職金、渡りとよばれる天下り制度、いずれもいかに、誰にも文句を言われずに、お役人さんたちが、日夜組織防衛に励んできた賜や。

 

公務員以外の人が不満に思うのは、あまりにも優遇されすぎているその体質やと思う。公務員さんかて、いてもらわんと大変困る人たちや。あかんのは、いんでもええ人たちを、たくさんたくさん作ってきて、その割合がどんどんふくれてきて、誰もチェックや、抑えが効かなくなっていることと違うやろうか。。。歯止め無く、お役人の仕事をどんどん増やしていかれては、納税者が保たない。だから、膨れあがった行政にも大リストラが必要や。

 

民間は、経済効率という歯止めや、チェックが自然とかかる仕組みになっているのだが、公は、そんなものお構いなし。意味のない楽な仕事をどんどん増やして、嫌な辛い仕事はどんどん税金を使って外注する。行政改革の究極の目的は、小さい政府、小さい行政の確立である。行政改革をすれば、減税も出来る。つまり、減税も出来る政権というものが、国民にとって、良い政権ということになる。既得権益を白日の下に晒して、これを打破して行けるかどうかが、第二次小泉内閣の最大のポイントやろうね・・・。

 

12/30(木) 午前中はお葬式の仕事で、昼からは大掃除と買い物。何か疲れる一日になりそうやね。。。

 

さて、家づくりも佳境に入っていて、ああでもない、こうでもないをここ数ヶ月続けてきました。積水ハウスさんには、打ち合わせ時間の節約のために、毎朝8時前と夕方6時前に、変更点を箇条書きにして、FAXにして入れています。多分ちょっと嫌がられていますやろうけどね。。。

 

家づくりではホントにいろいろな部分で、施主のリクエストが出てくるものです。あまりにもその項目が多いので、口頭で依頼すると、電話を受ける方も大変。一言一句聞き逃さないようにしていても、絶対漏れが出てしまいます。それも人間のやることやから仕方ない。でも、その漏れを最大限少なくするのがFAXだろうと思います。FAXは必ず文書で残るので、言った言わないが、まず無い。クロスや設備の品番なんかも厳密に指定出来るので、間違いが少ない。このFAXもファイルに束が出来るほど厚くなってきました。FAXは家を建てる人には絶対に必要な方法やと思いますね。。。

 

でも、ここで注意点。あんまりきっちりと、全部が全部、こっちが指定してしまうと、プロの視点が入る余地が無くなってしまうので、勿体ない事があります。プロの人でも、こっちはお金を出す立場やから、施主の言った事は、基本的には絶対的な要望。最大限に採り入れようと努力してくれます。でも、その通りにして、結果としてバランスの取れたものになるかどうか。これは疑問です。

ここの壁は白が良いのか黒がよいのか、茶色が良いのか、素人は固定化した概念しか抱けないが、プロは別の素材を持ってきたり、自分のやった施工例が頭に入っている。だから、想像も出来ないような展開が期待出来るケースがある。これは、家づくりには必要不可欠なことやと思います。全部を施主が指定するのなら、設計家は要らないし、ハウスメーカーの営業もいらない。一番安い工務店さんに頼めばよい。プロにもしっかりアドバイスしてもらって、力を発揮してほしいから、ハウスメーカーが成り立っているのだと思う。まだ正式に工場発注まで1ヶ月もあるし、飽きずに、今のテンションを続けられるかどうかは疑問です。このエネルギーは大変なもの。だれも後悔したくないから、ホント、必死です。今は、これを楽しむぐらいでちょうどかなぁと思います。

 

12/31(金) この日常のページも、2000年9月からやから、もう5年目に突入しています。ホンマ、よう続いているもんや・・・。私のプロバイダーである京都アイネットの統計を見ると、おかげさまで、一日に800〜1500人近い人に見て頂いている計算になります。ホント、ありがとうございます。逆に、あんまりアホなことも書けへんなぁ・・・と、思う次第です。でも、毎日毎日更新しているので、ネタのない日は、ほんとに辛い。逆に、書きたいことが多すぎて、書いても書いても、書き足らない時も・・・。

 

言いたい放題、書きたい放題のこのページにも、いろいろなご意見を頂くことも多いです。時には、恐ろしい事もあります。向こうは匿名、こっちは実名やもんね。。。でも、何とか続けられるだけこのページ続けようと思っています。来年もどうぞよろしくお願いします。皆さんも良いお年を!

 

戻る

 

2000年9 10 11 12

2001年1         10 11 12

2002年1         10 11 12

2003年1         10 11 12

2004年1         10 11 12

2005年1         10 11 12

 

<最新の日常のページへ>

 

inserted by FC2 system