日常のページ

<今の建築現場>

 

4/1(金) 自宅の改築現場では、解体後お隣の壁の修復がほぼ終了。いよいよ来週は基礎工事の工程に進む予定になりそうである。7月9日の引越予定までに、あと3ヶ月とちょっと。。。果たして出来るのやろうかね。。。

 

さて、新年度といえば、いろいろと変わる。公務員さんの人事異動。言ったり来たりを数年毎に繰り返しているだけ・・・との批判も。。。高速道路で2輪の二人乗りが解禁。こりぁ、やっぱり、危ないのちゃうか。。。

 

もうひとつ、大きいのが、平成の大合併。日本中のあちこちで市町村の合併があったもんやから、運送関係、宅配関係の人は、もうたいへん。東近江市とか、南アルプス市とか言われたって、だいたいどこにあるのかは判るのだが、旧町名がどれであったのかが全く判らない・・・。私は、仕事柄、御香典返しなどの送り状をコンピータで打つ事が多いのだが、このソフトの更新がなかなか付いていかない。旧町名でわざわざ探し直したり、新市名で検索しても出て来なかったり、大字小字をいちいち外さなければならなかったり、要らん手間が本当に増えてきた。困ったもんや。。。

 

これからは、人口が減ってきてしまうような大変な時代。だから、税金もそんなに増えることは期待できない。行政も合理化を進めないと、国民が本当に負担に耐えられなくなってしまう。だから、行政機関を合併して、使う税金の総額を減らそうとするのが、平成の大合併である。ところが、この合併を進めるのに、国が地方に「あめ玉」を用意した事に問題がある。平成17年の3月31日までに国に合併しますよと申し込んだら、国から特別の補助金を出しますよというのだ。このお金の支出には、理由がない。お金の使い途も定かでない。悪く言えばいつもの「ばらまき」である。

 

金のない多くの地方自治体が国からの補助金で全てを運営している。これを食い物にしていると言って良いところも多い。その地方の唯一の産業が村役場なんて所も本当に多い。だから、その地に住む人は、田んぼ仕事をするか、公務員になるかぐらいの選択肢が無い。つまり雇用が無いのである。仕事が無かったら、都会に働きに行くしかない。こうして、地方は過疎化するし、都会には人口が集中する。この流れは変えられない。

 

しかし、この流れを止めるために、地方に税金をバラマキ続けるのは、意味がない。昔、ものすごい山奥まで舗装道路がどんどん延びた。にわか土建屋が税金を使えるからと、大儲けした。でもバブルははじけた。。。そんなことに、税金を使って本当に良いのか・・・。こんな反省だけが残った。地方は国のお世話にならなくても自立出来るような財源確保が急務である。その地方のことは、その地方からの税金で賄って行くのが筋である。だから、そこそこの規模でそのサイフを1つにしようとするのが良い。これが合併である。

 

合併のメリットは、無駄な市会町会村会議員や公務員の首を切れるところにある。ところが、国は地方の反対を恐れて、この議員さんたちの雇用確保も確約している。こんな大甘なことやってるから、税金の節約なんて出来ひんわなぁ・・・。どこかの合併した市の市議会が東京都より大人数になって、日本一になったそんな。どこの誰が考えた方法か知らんけど、こんなの絶対におかしいやろう。。。

 

国は、市町村合併を地方任せにせずに、もっとイニシアティブを取って進める義務があるのやないやろうか・・・。東京だけで日本中のことを考えるのは難しいから、日本も北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州ぐらいの行政機関に分けた、ゆるやかな連邦制が現実的な選択肢やろう。例えば近畿州には州議会があって、その他の市には議会も無しにすべきやろう。その州で集めた税金をその州だけで使う。国には上納金としてあげて、国の仕事をこの州にさせる。こうしたら、今の公務員さんは8割減らせる。その分、税金を下げられる。だれか、こんな、本当の行政改革やってくれへんかなぁ。。。

 

4/2(土) 社会保険庁が、あまりにも酷い無駄金を使っていた事で、国民は旧厚生族や厚生官僚ら、天下りして、「おいしいめ」をした元厚生省職員らに、真剣に損害賠償請求訴訟を起こしても、ええのではないかと思うほど、社会保険庁は腐っている。

 

NHK受信料を払わない人も増えているが、国民年金の掛け金を払わない人もどんどん増えている。もともと、年金掛け金はサラリーマンなら給料から天引きで100%(会社負担があるから50%やけど・・・)払わされているが、自営業者はまともに払ってない人が多い。払えるほどもうけが無く、生活が苦しいという人も多い。この時点で、すでにものすごい不公平が生まれている。

 

収入がほとんどなく、年金だけが頼りで生活している人も今後どんどん増えてくる。お年寄りを大事にしましょうという美辞麗句はええけれど、税金も払い、年金掛け金も払い、給料の3〜5割も、もっていかれるようになったら、果たしてこの制度が長続きするのかという素朴な疑問が生まれてくる。年金要らないから、掛け金払いませんなんていう人が増えて来たら、この制度自身が破綻するのやないか。。。。

 

もともと、日本は自由主義国家や。社会主義国やないから、国が国民の生活を一から十まで面倒見る必要は無い。厳しいようだが、「働かざる者、食うべからず」や。怠けて働いていない者が、一生懸命汗水垂らして働いている人より、良い生活が出来ているなんていうのは、おかしいことやろう。。。

 

もともと、年金という制度自身が胡散臭い部分がある。自分の払った年金掛け金よりも、たくさん貰えますよというのが年金の売り物。今の年金を貰っている人は、そんなに掛け金を積み立てていないのに、多くの受給を貰っているクチ。この制度は、人口がどんどん増え続けて、お金が無くなってしまうというツケを将来に勝手に回してしまう、恐ろしく無責任な制度であるとも言える。よくも、こんなあつかましい、無茶苦茶な制度を国が考えついたもんや。

 

お金を集める仕組みを税金と年金の2つに分けたのも大きな失敗。コストも2倍かかるし、要らん公務員も増やしてしもた。おまけに、やたら巨額のお金が集まるものやから、皆がよってたかって食い物にしてしまいよった。その挙げ句、残ったのが誰も使わない大赤字の保養施設とか、巨大なハコモノ庁舎。いったいこれ、どうすんねん。。。100億で作ったのを1億で地方自治体に売却やて。。。差引99億は、役人のミスならミスで、責任取って返してもらわんとあかん。お前ら、全財産差し押さえや・・・。

 

生活保護という制度がある。収入が低く、最低限の生活しか出来ないため、税金で生活を助けようと言う制度。この受給者が多く住む市営住宅になぜか、ベンツなどの高級外車が駐まっている。日本は、ほんま、おかしい国やで。。。生活保護と年金受給者の関係が難しい。税金で生活費を支給されている人と、年金を受給している人の明確な線引きが無いのである。これは、ほんま難しい問題や。一定以上の収入があると、生活保護を止められてしまったり、安い家賃の住宅を追い出されてしまうので、あんまり働こうとしない人を結果として増やしてしまっているのではないか。制度が人を悪くしている例かもね・・・。

 

4/3(日) 家が建て替え中というのに、町内の三役が今年、当たってしまって、その行事で八坂神社にお千度参りというのに出かける。夜にはお通夜の仕事が入っているので、なかなかゆっくり休ませてはもらえない・・・。

 

さて、先日工事の現場監督さんから工程表をいただいた。それによると、4/6〜4/27が基礎工事。4/28〜6/10が外装工事。5/22〜6/30が本体工事。6/27〜7/7が仕上げ工事。となっている。7/9には引越したい旨をお伝えし、7/11〜8/8の外構工事を前倒しするように、お願いした。祇園祭にはどうしても戻りたいしね・・・。

 

隣家の養生がほぼ終わって、少し問題も出てきた。お隣の家の壁を直すのに垂木のネタを打って、波板を張ったため、今までの境界線よりもこちら側にけっこう張り出してしまったのである。当初の予定ではブロックで境界線をぴつちり明示したかったのだが、このブロックが来るところに、隣家の柱や床下足下の補強のため、モルタルで固めざるを得なかったのである。何せ、お隣の建物もかなりの年代物だからお隣の柱の下の部分はすっかり朽ち果てていて、柱が宙に浮いているような状況だったのである。ここにモルタルで簡単な基礎を作って、柱を補強するという方法を取ったものだから、ウチの敷地内にまでコンクリートの基礎部分がかなり出っ張ってしまったのである。この前にブロックを立てる方法もあるのだが、そうなると土地の間口が狭くなって、車3台と通路という当初の予定が大きく変わってしまう。仕方ないので、ブロックやフェンスはあきらめて、壁に直接タイヤが当たらない程度に出っ張らしてそのままにしておくしか手は無さそうである・・・。いろいろ大変や。。。

 

今回、お隣に無理をお願いして、お隣の出っ張っている屋根庇のケラバと窓庇をカットさせていただいた。今回の計画で、電気、電話、テレビの電線をどうしてもここに通さないといけないという事情があるためである。ところが、せっかく入線ラインを開けて頂いたのに、またまた換気フードのようなものが、取り付けてある。こんな大きな出っ張りは、全然私は、聞いてないよ。。。台風などの強風のときは、このフードにカンカンと線が当たってしまいそうな予感がする。。。解体補修の大工さんは、恐らく、そんな事情は全然知らないのやろうね。。。これは、打ち合わせ不足や。。。困った困った・・・。大工さんは施主の言うこととお隣の言うことを両方聞かなくてはならないから、板挟みになったら大変やけど、わざわざケラバカットまでした理由を理解しておられなかったのは、困ったことやね。。。

 

4/4(月) みのもんたがやっている番組がこの春から増えた。朝も昼も晩も、そこいら中に出ている人なのだが、今朝は何が気にくわないのか、もひとつハッキリしないのだが、愛・地球博に噛み付いていた。

 

愛・地球博では、食中毒の可能性からか、弁当の持ち込みを禁止しているそうな。ところが、小泉さんが「弁当ぐらいは良いのじゃないか」と発言したものだから、鶴の一声で、手作りのお弁当に限り、4/1から持ち込みがOKになったそうな。困ったのが、高い契約金を支払って会場のレストランの権利を取っていた業者。3割は売り上げが下がったのやないやろうかと、言っていた。これにみのもんたが何やら偉そうな事を言って、噛み付いた。

 

万博は、来場者に出来るだけ多くの新しい技術や、珍しいものに触れて頂くのが開催趣旨。食堂やレストランに儲けさせるのに開催しているのではない、とのご意見だった。と、まあ、ここまではええのだが、社会保険庁みたいに、愛知万博を番組で叩くぞと、脅しとも取れる言葉を吐いたことが、大問題である。ご自身をいったい何様だと思っているのか知らないが、ちょっと視聴率が取れるからって、みのもんたも、あまりにも「ええ気」になっているのやないか。これは、明らかに脅迫に聞こえた。。。

 

会場で食事を出す業者は、半年という短期間の営業で、そこそこの利益を出すように計画して出店している。絶対赤字になるようなら、誰も店を出さないことになるから、これは有る程度は仕方ないことやろう。食事の値段が少々高い設定になっているのも、何にも無いところに連日7万とか10万とかいう人が押しかけるのだから、食べるものやトイレ、休憩場所などは、当然、必要になってくるものや。こんなことは想定内であるのが当たり前。山の上で飲む自販機のジュースが普通より高いけど、みんな納得して飲んでいるやろう・・・。それは運び上げる労力が大変やから、みんな納得して高いジュースでも飲んでいる。

 

もともと会場は、弁当持ち込み禁止にしていたのだから、食べる所がないのも致し方ない。レジャーシートでも敷ける場所でもあったらええのにね・・・。東京ディズニーランドは、飲食物持ち込み禁止で、地球博が持ち込み禁止にしたこと自体は、仕方無いと思う。ただ、それを方針変更するなら、フードコートのテーブル席を持ち込み弁当の人も利用できるように倍増するとか、芝生広場を開放するとか、そんな対策が大事やろうね。。。。

 

いずれにせよ、みのもんたさん、別にアンタが言うことやない。あんただけが国民の代表面されても、困ってしまうわ。。。愛知博の関係者の方が一生懸命、対策は考えるやろう。。。部外者は黙っていたほうがええのと違うか。。。一人の人気キャスターの一部の意見だけが、世論をミスリーディングする事自体が本当は怖いことやないやろうか。。。

 

4/5(火) またまたお通夜のお仕事。季節の変わり目は忙しい。それにしても毎日黒い服。白いカッターシャツが足らなくなってくるぐらい続くなぁ。。。。

 

さて、中国で日本の国連常任理事国入りに反対するデモが暴徒化して、日本のイトーヨーカドーや西武、イオンなどでガラスや看板が壊される被害が出ている。ただ、注目すべきは、北京や上海などではなく、地方都市で起こっている点。それにいつも、ベストショットでテレビの報道映像が撮影されている点やろう・・・。かなり、ヤラセっぽいなぁ、これ・・・。日本のマスコミも、あまりにもストレートにおいしい映像をそのまま流し過ぎや。。。プロパガンダの臭いがプンプンや。。。

 

日本であんなことをやったら、即、器物破損材で逮捕やろう・・・。中国では他人の看板やガラスを壊しても、何のお咎めもないのか・・・。ほんま、腹の立つ事や。。。この手のデモをやっている連中はいつも20代30代の若い人たちである。戦争を経験したことのあるような高齢者や中年の人がやっているのを全く見たことがない。このことが何を意味しているかや・・・。中国は、若い人たちに、徹底した愛国教育という名の「反日教育」をやっていて、その「成果」が現れているという事やろうね・・・。

 

日本人に今、大事な事は、こんな挑発に乗らない事やろうね・・・。冷静に冷静に・・・。ここで、過剰に反応すると、この一部の人たちの反日運動が、「ほんまもん」になってしまう可能性がある。日本は、靖国、尖閣、教科書、と次々にイチャモンを付けられて来たという感覚がある。日本人にとっては、全部、中国側からのいいがかりやと不快に思っている人も多いやろう。しかし、あんまり酷い事になると、何らかの政策を打ち出さないといけない事態になる可能性がある。

 

中国にとっても日本にとってもお互いは、最も重要な関係のはずや。国レベルでは判っていても、中国のような大きな国になると、民主化運動の圧力がどんどん大きくなって、もう若い民衆のエネルギーは爆発寸前まで、行っているのではないか。そこへ持ってきて、中国では既存の中国共産党の役人の腐敗構造が酷い。いくら訴えても、逆に訴えた方が、反国家的やと逮捕されてしまうような無茶苦茶なお国柄や。

 

ところが、反日運動となると、さすがに北京や上海などの日本人も外国人も多く住んでいる街では、させないように圧力がかかるが、田舎の都市ならそんな規制があまりかからない分、自由にデモでも何でもさせている。これが、いかにもわざとらしい。。。つまり反日を黙認することによって、中国政府自身が推奨しているフシもあるから困ったもんや・・・。政府としたら第二の天安門事件のような民主化運動は、徹底的に抑え込んで、体裁を保っているが、反日運動に若者のエネルギーを向けさせることによって、スケープゴートにしているというのは、日本では通説になりつつある。

 

でもこの風景、何か、日本の1960年代の学生運動にとても似ているのやないやろか・・・。安保粉砕、闘争勝利のシュプレヒコールの声と、今回の中国での反日デモがダブって見えるのは、私だけではないやろう・・・。やっと、中国も少しだけまともな国に近づいているプロセスを進んでいるのだと言えるのやろうね・・・。いつまでも共産党一党独裁は、無理や。。。そのことは中国の人も、とっくに気づいているやろう。。。問題は、どうして軟着陸させるかや。血を流さずに社会体制そのものを大変革させる。これは、歴史的な実験の場でもあるような気さえする。。。

 

4/6(水) 4/1からのペイオフ解禁で、いったいどういうことが起きてきているか。ぼちぼち動きが伝わってきた。今までは定期預金だけだったのが、銀行の普通預金まで、一人1000万円を越える額の保証が無くなった。いわば、オウンリスクの拡大である。これだけなら1000万円を越える預金を持っている人は、いろいろな銀行に分ければ良いだけなのだが、外資系銀行などは、1000万円自体も保証されない可能性があるから、えらいこっちゃ。

 

ご存じの通り、郵便貯金の預け入れ限度額は普通貯金と定額貯金を合計して1000万円まで。都市部では、銀行なんて、よりどりみどりだが、農村部には、郵便局と農協しかないやんか。そこで、この田舎の資金が向かったのが、郵便局で斡旋している個人向け国債。元本保証で安全だろうということで今、もの凄い勢いで個人向け国債が売れているのだそうな。その額150兆円とテレビで言っていたから、バカに出来ない巨額である。ただ、ちょっと待ったという意見も出てきた。

 

今、正念場を迎えている郵政民営化の行方が、このことに大変大きな影響力を持つ可能性があるというのだ。現在の郵便局は、郵貯と簡保含めて350兆円もの資金量を持っている。この資金量は、世界でも異様なほどの金額。ダントツの世界一の金融機関なのである。それはそれで誇らしい事なのかも知れないが、問題は、このお金が、どんなものに使われているかだ。

 

この資金の支出運用先は1位が国の借金である国債。今、国の借金は国民一人当たり550万円とも言われているが、この借金がいとも簡単に出来るのもこの膨大な資金量があるからこそ。他に財政投融資と称して、無駄な道路建設に使われたり、三セク地獄でヒーヒー言っている地方債に回されたり、米国債も恐ろしいほど大きな額を買っている。人のふんどしで相撲を取るという言葉があるが、まさに国は国民の預けた貯金や簡保の積立金で、好き放題なことをしている訳である。日米交渉で日本が最後に持ち出すのは、そんなことを言ったら、「米国債をもう買わないよ」という話しで、終わると言うから、これは交渉事の武器にも使われてきた訳である。

 

小泉のオッサンが本当に狙っているのはこの点で、この裏に回っているものすごい額のお金を例え半分でも民間に回せたら、ものすごい経済波及効果があるのではないかということである。例えば郵便局が民営化して、郵便貯金銀行になる。となると、この銀行は、預金者から集めたお金を何らかの形で運用しないと、利息を払えないし、社員の給与も払えない。あたりまえのことやね。ところが、住宅ローンの審査とかする能力が無いとか、貸し付けの営業ノウハウが無い。まぁ、役人さんは民間のようなあくせく働くような仕事はして来なかったんやから、無理も無いけどね。。。

 

郵貯は多分どこかの民間会社と、融資先の開発などで、どんどん提携してゆくことになるやろう。民業圧迫の批判をかわす必要もあるからね。。。そうしたら、国債なんて低利の運用先は、真っ先に切られる事になる。そうしたらどうなるか。今まで黙っていても郵貯が受け入れてくれていた国債が、ダメになるため、大量に市場に出回るようになって、国債価格が暴落する。となると、今、一生懸命個人向け国債を買っている人たちは大損をすることになる。そんなことになったら、一気に社会不安が大きくなって、日本経済そのものが、はじけてしまうよんな事態になるのではないやろうか。。。ちょっと先読みしすぎの感はあるが、この予感当たるような気がしてならないなぁ。。。

 

4/7(木) 急に暖かくなって京都は25℃。急に夏になったようで、昨晩のバレーでは大汗をかいたぐらい・・・。これで桜は一気に満開やろうね・・・。仮住まいが続くと、毎週1回のバレーボールも、遠いのでサボり勝ち。運動不足になるから、ちゃんと行かないとあかんなぁ。。。

 

先日、来年の4月から使う教科書検定があって、「日本と韓国の両方が領有権を主張している竹島」という表記を、「韓国が不法占拠している竹島」という表記に直させた事にまたまた韓国が抗議。いちいち人の国の学校教科書にイチャモンをつけるとは、暇な国である。

 

もともと、どこの国同志でもいろいろな歴史がある。仲の良い時期もあるし、戦争していた時期もあるもんや。国が自分たちの子供たちに、どのように教え伝えて行くかというのは、その国の国家主権に関わる事やないか。言い換えたら、どうように教えようと、その国の勝手でもある訳である。よその国にとやかく言われる筋合いの無いものに、日本のマスコミがいちいち過剰反応するものやから、国際的な問題になってくる。

 

韓国や中国の歴史教科書を見てごらんなさい。自国の歴史をことごとく美化して、自国なりの歴史観を作って、それを子供たちに教えているではないか。豊臣秀吉は日本では立身出世の歴史上の有名人であるが、韓国では、朝鮮征伐を完工した極悪人になる。それは国が違うのだから、当たり前のことなのである。その当たり前のことにいちいち目くじらを立てられても日本は困りますよと、ハッキリ言えば良い。喧嘩する必要は無いが、言うべき事はしっかり言っておかないと、無言は、かの国では向こうの主張を認めてしまったことになる。そんな誤解だけは与えてはならない。

 

韓国小学歴史教科書の冒頭第一ページは孫と祖父の対話で始まっている。
「わしはわが民族を偉大な民族だと思っているんだ」というおじいさんに、
孫のドンウギは「よその国から侵略を受けるたびにこれを打ち破り、
雄々しく国を守ってきたのは誇らしいことだね」という。
そして「そうだよ、それにわれわれはこれまで世界に誇る文化を花咲かせ、
よその国にも教えてあげたんだよ」というおじいさんに、
ドンウギは「おじいさん、ぼく歴史をもっと知りたいなあ」という。

 

第二次世界大戦まで、貧しい生活しか出来なかった国で、自国に自信も夢も希望も持て無かった韓国も、戦後60年になって、ほんとうに豊かで良い国になったという証拠やろう。良い生活が出来るようになれば、自国の歴史を、美化したいと思ってくるものや・・・。

 

ただ、戦後、ものすごい金額を援助し続けてきた日本には、全然、感謝の気持はなく、何かあればすぐ謝罪と賠償を求める体質は、いったい何時まで続けるつもりだろう。戦争の反省が無いと言っても、実際、今の80歳以上の人の話やろう・・・。戦争を知らない世代ばかりになった、戦後60年。悪いことも何もしてもいないと思っている世代の日本人に、何を謝れと言うのか。脅されるたびに、経済援助やODAなどの巨額資金を出してきた日本政府も悪いが、ええかげんにせんと、日本のネオコン主義が台頭して、竹島を武力解放せよとかいう、物騒な話にもなりかねない。少し、日本をなめすぎやないか・・。中国も韓国も。。。あんまりにも、日本を刺激しすぎることが昔の極右主義者たちを利する事になるのを、この人たちは判らないほど幼いのだろうか。。。それとも、それを望んでいるのだろうか。。。

 

4/8(金) 昨日から一気に初夏。桜もついに満開になった。こんなに暑いと、散るのも早いかもね・・・。

 

さて、小泉首相のライフワークとまで言っている郵政民営化が、ここへきて大詰めを迎えている。綿貫前衆議院議長を頭に、郵政民営化に反対する議員たちが開いている勉強会は、毎回参加者が増え続けてきており、政府案を与党である自民党が承認しないまま、本会議にかける可能性も出てきた。

 

小泉首相は「そんなに反対なら、私を替えれば良い」と発言して、支持率の高さを背景に中央突破を計ろうとしている。よく考えてみれば、自民党は小泉さんを替えて、次の選挙に惨敗するのが怖いからなかなか、強い事を言えないだろうとの読みである。しかし、この事を良いことに、持論の郵政民営化を押しつけようと言う手法に反発の声は多い。

 

国会議員はいろいろな地方から選出されてくる。自民党の議員さんは全国郵便局長会なんかの応援も受けている人もいるから、そんな人たちはもちろん反対する。しかし、地方地方の選出議員が、地元の利益のために議員活動をするという昔ながらの国から金をぶんどってくるという感覚の議員さんたちは、少しこれからの時代は、厳しいのやないかと、私は感じるなぁ・・・。郵政民営化は、見方を変えれば、都会対地方の対決という一面がある。

 

私は、国会は立法機関であるという原点に戻るべきやと思う。地方から選出されているとはいえ、国会議員たるものは、国のことを考えて行動すべき。我田引水、自分の地元のために行動するのは間違っていると思う。その意味で、今回の郵政民営化や、道路公団民営化などは、田舎軽視になる可能性があるから反対が多かった。その踏み絵的な意味合いさえもあるのかもね・・・。

 

都会と田舎という分け方が適切かどうかは判らないが、小泉首相は、神奈川県の出身で、久々の都会派の首相。都心部の人たちは、自分たちの払った税金のうち多くが、地方に回っていて、我々は損をしていると感じている人が多いのではないだろうか。都会に住む人がたくさんいるから、国民一人当たりで考えたら、随分田舎の人の方が国の恩恵を受けているのではないかと疑心暗鬼に陥っているフシがある。

 

実際、国の予算配分を見てみると、一見公平なように見えていて、国民一人当たりという尺度に置き換えると、都会に低く地方に高い。都会で大企業がたくさん払った税金を、産業のない過疎地に平等という名の下にばらまかれていると言っても良い。つまり、本当に必要な所にお金が使われていなくて、必要でないところに、一見平等なように、無駄につぎ込まれている。これが今の日本の予算体質や。。。

 

ところが、郵政というのは、国がやっている営利事業である。税金を使わずに、事業利益の中から郵政職員の給料は出ている。つまり、国のやってきた国策事業、製鐵、製塩、製糖、アルコール、タバコ専売、国鉄、電電公社、道路公団、などの事業とは、少し趣が違う議論になる場合が多い。他は、役割が過ぎたり、他の民業が育ってきたり、あまりにも借金が膨らみ過ぎたりして民営化された経緯があるが、郵便・郵貯・簡保は、バリバリの現役事業で、独占排他的要素も高く、場合によっては、成長産業になる可能性も含んでいるのである。

 

国民が変える必要をあんまり感じてないのが、問題やろうね。。。民営化で郵便局が24時間営業になるとか、区役所の仕事を郵便局がやるようになるとか、アイデアは良いが、現実問題、ど田舎の郵便局に夜中の3時に訪れる人がいるような需要があるなどと考えにくい・・・。都心のコンビニ感覚で、全国一律のサービスを地方にまで求めたら、コスト高になって、ソロバンが合わないようになるのは、目に見えている。

 

まして、今まで安穏としておられた郵便局長さんたちが、人を追加で雇ってまで、今の郵便・貯金・簡保以外まで事業拡大をしたいと思っているような人が何人いるのか。。。これは、絵に描いた餅になってしまうきらいがある。

 

一方、民間の方は、虎視眈々と参入機会を狙っている。クロネコヤマトは、続々と都心部にデポと呼ばれる宅急便の集積所を増やしてきている。運送屋はトラックでモノを運ぶモノという常識を破って、若い女の子が緑色のカートをガラゴロ押しているのをよく見る。

 

昼間に家にいない人が増えて、宅配荷物の受け取りたい時間帯も夜の9時10時という人が増えてきた現在、これに対応した体制をクロネコヤマトは構築してゆくべきと考えているのやろうね・・・。ここまでユウパックはやれるかなぁ。。。どうせ、改革をやるのだったら、その地方地方に合わせた改革があるはずや。何でも民営化したら良くなるという幻想は、少し修正する必要が私は有ると思うのだが、いかがだろうか・・・。

 

4/9(土) 桜満開の週末。来週はもう散っているだろうから、お花見は今のうち。潔く散るのも、桜のええところ。長い1年のうち、たった10日間ほどだけ、これでもかと派手に咲き誇る。日本人の心情に訴えるモノがあるから、これだけ人に愛されるのやろうね。。。

 

さて、怒濤のような引越から4週間。仮住まいでの生活もだんだん慣れてきたところである。実家の周りにも、いろいろと新しいお店が出来ていて、犬の散歩のついでにいろいろと新発見がある。へぇ〜っ、こんなところにという所もあるし、昔有ったのに無くなっているところも多い。七条大宮近辺で、近頃よく目に付くのは、学生マンションの増加である。西本願寺さんのお隣に龍谷大学の大宮学舎がある。昔は、お寺さんの師弟が京都に来て勉強する大学だったのだが、今は立派な総合大学に成長していて、偏差値のレベルも上がっているという。

 

 大学のランキングというものは、昔から有って、関東で言えば、東大が別格で、慶応、早稲田などのブランド大学があるが、東京のことはあんまり知らん。JALといえば、上智、青学、立教の略だという事ぐらいは知っているが、東京六大学というのがどこなのかと聞かれても判らん。国士舘、お茶の水、日本大、学習院・・・関西人が知っているような東京の大学は限られているわなぁ・・・。

 

関西には、昔から関関同立(かんかんどうりつ)という、言い方がある。関西学院大、関西大学、同志社大学、立命館大学のことを指すのだが、この他に、産近甲龍(さんきんこうりゅう)という呼び方があるのを知ったのはごく最近である。京都産業大、近畿大、甲南大、龍谷大の事を指すのだが、関西の大学にもブランド化の流れは来ていて、こんな大学の呼び名は、その流れで出来たものらしい。龍大はこれに入っているのやから、人気のある大学なんやろうね・・・。

 

大宮学舎の改築に伴って、今まで全然学生さんが居なかった構内も、人が増えて活気が出てきた。人が増えると、コンビニが増えたり、ラーメン屋や食堂、ハンバーガーショップなんかが出来てくる。学生さんは出来るだけ学校に近いところに住みたいから、学生マンションの需要も増える。

 

七条大宮近辺は、龍谷大、平安高校の他に、昔は梅小路の貨物駅があった。これが全部緑地公園になったのが梅小路公園。市内でも有数の広場がある都市型公園である。この公園の真ん前である私の実家では、今まで倉庫街だったのが急に公園になり、周りの雰囲気が一変した。土日にはたくさんの人がやってくるし、イベントもよく行われる。賑やかなもんや。。。いつまでも変わらない街もあり、どんどん変わって行く街もある。街は生き物やね・・・。

 

4/10(日) 汗ばむほどの陽気になったり、震えるほどの「花冷え」になったり・・・。この時期の日格差は10℃以上有るから、体調を崩しやすい。

 

さて、仮住まい中の我が家でも、どこか別の新聞を取ろうということで、いろいろ悩んだ挙げ句、毎日新聞にした。もともと、以前から京都新聞と読売新聞を取っていたから、仮住まいの間ぐらい、浮気をしてみようということである。産経にするか毎日にするか朝日にするか。やや右寄りの産経、左寄りの朝日、真ん中やや左の毎日でええか・・・というところやろうね。。。

 

ところが、正直、毎日は新聞が薄い。読売や京都よりも薄い。京都新聞が京都市内でシェアが高いので、チラシなんかも、京都新聞にはたくさん入るが、シェアの低い毎日新聞にはあんまり入らない。だからやたらと薄いのである。

 

4/11(月) 中国での反日学生運動の勢いが止まらない。連日のように、テレビで、デモ隊のやっているあまりにも失礼極まりない行為を見せられたら、嫌中、嫌韓の人が日本でどんどん増えて行ってしまうことに、怖いモノを感じる。デモ隊のトマトや生卵、石やペットボトルを日本の大使館や日本のスーパー百貨店などに投げつけたり、看板やガラスを割ったりするのを、多くの日本人は苦々しい思いで見ているからである。

 

なぜ、こんな野蛮極まりない行為をした人を逮捕しないのか。多くの日本人は、こう思っているのやろうね・・・。中国当局が、強硬手段に出ないのは、出ないのではなくて、出れないのである。中国は、天安門事件の時、警察を総動員して、これを抑えようとして、失敗。ついに人民解放軍まで投入して、学生たちの民主化要求を抑圧した経緯がある。これが、当時、人権弾圧やと、世界中から袋だたきに遭った。

 

今回の反日デモにも流れがある。中国当局は、もはや、インターネットの氾濫を制御出来ない状態になっていると、言って良いだろう・・・。それほどインターネットの世界はボーダーレスになってきている。当局の規制は難しい。実際、反日のサイトでは、日本に原爆を落として粉々にしてしまえだとか、日本製品不買運動を展開するものだとか、靖国、尖閣、教科書以外にも様々な反日サイトがあり、これがどこも、ヒートアップしているのである。この反日サイトの呼びかけに応じた2000人に、どんどん賛同する人が加わって、10000人ものデモ隊になり、シュプレヒコールを繰り返す事によって、だんだん、日本を憎んで憎んで憎みぬくような考えに染まって行く。これがホンマ、怖いことや。。。

 

日本にとったら、何故、急にこんなことになってしまったのか・・・。日本は何も悪い事をしてないじゃないかという感覚やないやろうかね。。。。ところが、中国では日本の会社が中国にどんどん進出してきて、どんどん利益を上げて、中国から搾取していて、その利益が日本軍の軍事費に回っているという、屁理屈がまかり通っているという。これは、中国当局が、日本は3兆円にも上る経済援助という名のもとに行われた、戦後処理賠償費代わりのお金を、全く国民には知らせず、民主化運動へのエネルギーを愛国運動にすり替えて、体制維持を狙ってきた政策のせいである。

 

中国側には何の責任もないというが、本当は、暴徒を黙認している点からすれば、官製のデモであると言われても仕方ない事やないだろうか・・・。日本製品不買運動も、よくよく中国の人も考えたら判ることなのだが、天にツバする行為なのである。多くの日本メーカーの商品は、今、ほとんどがメイドインチャイナ。中国人民の労働者が自動車や電化製品を作っているのである。このことは、多くの中国人の雇用を促進し、中国人の所得を10倍以上にしているという事実がまるで判っていない。。。これには、目を向けずに、自らの幼い精神構造を世界に知らしめる行為は、世界の常識から考えたら、中国の恥でもあるだろう。こんな雰囲気のまま、北京五輪をされたら、日本はたまらんやろうね。。。

 

中国に進出した多くの日本企業の悩みは、中国にいくら投資しても、なかなか金を国外に持ち出せないという点である。中国で上げた利益は、中国国内で再投資させるように厳しく持ち出しが制限されている。共産国家ならではの規制やね。これは。。。そんなことは、中国の一般大衆は全く何も知らない。。。だから、多くの日本企業は部品輸出という形で日本から部品を輸入して、その対価として、支払う事によって、かろうじて利益を持ち出すカタチを取っているのである。。。

 

デモが暴徒化するのは、このお国の特色。1960年代の日本の学生運動のノリと同じや。。。日本の正しい情報が中国には伝わっていない。これが大きな原因だと思われる。実際、情報の行き渡っている香港などでは、反日デモは起こっていない。中国が1990年代から、積極的に推進してきた愛国運動という名の反日教育の成果が、いかに今の中国の若者の愛国心に火を付けているか。中国政府からしたら、大成功のプロパガンダやね。これは。。。今の中国の若い人は、うまく政府に利用されている。。。この事にええかげん気付かなあかんわなぁ。。。

 

好調な経済も、中国人たちの中に、自信を持たせている。わずか20年か30年前の中国は、労働者の平均月収がわずか3000円だった国である。この頃は、何を言っても相手にされない、世界最貧国の一つやった・・・。それが、開放政策が功を奏して、世界の工場になって、世界中からどんどん企業が進出してきた。どんどん生活レベルは上がって、人々の気持ちの中にも余裕が出てきた。それまでは、食べるだけで必死だったけど、いろいろな事に関心が拡がり、役人の腐敗や、政治にも不満を抱く人が増えてきた。貧富の差もひどい。沿海部の人は大金持ちになってゆくが、未開の西部の人たちは貧しいままや。。。都市部へ出稼ぎに出ようと思っても、政府が移動を規制している。。。民衆の不平不満はドンドン溜まって行く。こんな悪循環や。。。

 

こりゃあかん、このままやったら、えらいことになると、始めたのが愛国教育という名の反日教育。政府批判など体制へのデモは徹底的に取り締まるけど、日本を悪者にしておいたら、政権は安泰やろうという猿智恵である。だから、抗日運動は、中国当局が指導、煽動している運動であるとも言える。ただ、ちょっと薬が効きすぎてきたなぁ、ぐらいは思っているやろうけどね。。。。

 

中国には200カ所以上の愛国記念館がある。そこでは、日本軍がやった拷問を、それは、ひどくデフォルメして、展示している。多分、それを1度でも見た人は、誰も、「日本人ほど世界で悪い人はいない」と思うほど、強調して展示しているほど酷い内容である。中国を侵略した国は日本だけではなく、英国やオランダ、ロシアなどの列強各国のやった蛮行は、戦争だから同じような事をしていても、全く触れない。日本だけをターゲットにしている。これは、ひどく不平等である。ここに意図を感じる。中国は韓国から学んだ。日本はいじめたら、いじめるほど、文句を言わずに、金を出す国やと・・・。

 

ところが、日本でも、いくらなんでも、ひどすぎると、発言する人が増えてきた。それに血気盛んな中国の学生が反発しているのが今の状況やろうね・・・。ただ、日本人からしたら、13億人の中国人のうち、デモをしている人たちはほんの数万人。これは、ほんとの一握りの人たちだという視点も必要やろうね。。。。

 

デモが土日という週末だけというのも、学生の他に、出稼ぎに来ている一般労働者の人たちもデモに加わっている事が考えられる。小さなデモでも、厳しい規制があって、絶対に御法度の北京で、愛国運動だと言えば、堂々と自己主張が出来るのも変だ。石や生玉子を投げてガラスを割ったり、看板を壊したりも、相手が日本企業や日本大使館なら、警察に黙認されることを知って、どんどん楽しみながら、ストレスを発散している。そんな風にも、デモは見えた。。。まさしく抗日運動は、庶民や学生たちによる反政府運動の代わりとして、若いエネルギーのはけ口になっていると言えるやろう。。。

 

4/12(火) 前にも書いたことがあるが、私の生まれて初めて、行った海外旅行は、1967年の中国本土だった。天津、瀋陽、大連、北京の4都市を2週間かけて回った。特別な訪中団のツアーだったので、ものすごく厚遇していただいて、私はこの時の良い印象から、中国を嫌いではなかった。

 

中国共産党の一党独裁の政権ということもあり、どこへ行くにも、ガイドさんというか、監視員というかがピターっと着いて来られたから、少し変な国やなぁとは思ったが、今から考えたら丁度、今の北朝鮮のようなものやったんやろうね。。。。悪いこと、汚いこと、恥ずかしい事は、絶対に外人観光客には見せない。そんな政府の方針やったんやろう。。。

 

学校とか、商店で何かを質問すると、いつも赤いスカーフを付けた紅衛兵という優等生の子や、リーダー的な人が「偉大なる毛主席のおかげで・・・」とか、「人民の全面的勝利によって。。。」とか、もう何か答えが準備されているような話ししかしない。。。ものすごい国の統率力やなぁと思った。この人たちは、自由が何であるかも判らないまま、年老いていかれるのやなぁ。。。と気の毒にも感じた。。。

 

同時に、当時12億人とも言われた中国国民を統率していくには、共産主義しか無かったのやろうなぁ。。。とも感じた。この国は、幾度も分かれて、幾度と無く戦争し、他民族国家が、滅ぼしたり、滅ぼされたりを繰り返してきた歴史がある。この考え方や、言語や、顔も違う人々を1つの国としてまとめるのには、軍事力を背景にした強固な軍と、それを支える一糸乱れぬ強力な政治体制しかなかったのだろう・・・。

 

文革と呼ばれている文化大革命では、ものすごい思想弾圧がされた。政府の言うことを聞かない人たちは、徹底的に再教育されるか、粛清されたという。一説では5000万人もの人が殺されたのではないかと言う人もいる。13億分の5000万。。。中国では大した数では無いのだろう。。。世界一、人の命の値打ちが低い国や。。。

 

本当は、今の中国の中にも、多くの独立を希望する国々がある。チベット人たちは、それを望んでいるし、台湾は中国から独自の路線を歩んでいる。それを抑えているのが、中国共産党の一党独裁体制である。ところが、この体制は、世界の非共産党化の流れからは、政治体制だけが取り残されてしまっているという変な状態になっている。ソ連や東欧諸国の民主化、自由化の流れは、どうやらユーラシア大陸の西部だけの話しで、北朝鮮、中国にはその流れが来なかった・・・。

 

中国は、自由主義国の「ええとこどり」だけをしようと、経済開放政策を採った。ところが、これが当然予想されていたことだが、富の大きな偏りを生んだ。それも、超ド級の貧富の差である。「豊かになれる者から豊かになりなさい。。。」当時の歴代の中国指導者・毛沢東、周恩来や、それに続く人たちは、経済は自由主義、国の運営は共産主義という「大きな矛盾」を内包したまま、国を発展させてきた。そのツケが今、来ているのではないか。。。

 

共産主義・社会主義と、自由主義の大きな差は、国の個人に対する関与の大きさである。共産主義や社会主義の国は、国民の生活の全てをコントロールし、その生存権や、生活の全てを国が面倒を見る。当然、そこには、全ての国民が平等であるという大原則がなければならない。全ての国民は、自国の社会システムの維持発展のために努力するという思想が、根底にある。

 

家や土地、会社は全て国のものであって、当然、私有は認められていなかった。だから、財産という概念が低い。お金を稼ごうという努力をしない人が増えて、国にぶら下がる人が多くなり、活力が削がれて、経済が縮小し、国が大赤字になり、多くの社会主義国は20世紀中に崩壊した。

 

ところが中国は、矛盾したまま、中途半端な形で、開放政策を進めてきた。自由や、民主主義を望む国民が増えると、今までさんざん「ええ目」をしてきた地方の高級官僚たちは、糾弾のターゲットとなるのは、至極当然である。腐敗役人たちは、中央の役人たちに富を上納するシステムやから、うまいこと振る舞っていたヤツらは、民主化すると、それが出来なくなる。これでは、放っておくと内乱にもなりかねない。。。。

 

実際、天安門事件と呼ばれる民主化要求の大デモ隊は、政府転覆のクーデターとして、人民解放軍により鎮圧された。この時からである。中国当局のひつこいばかりの愛国教育が始まったのは。。。若者たちに、二度と政府転覆の行動を取らせまいと、徹底的に自国を愛する教育を刷り込んだ。。。このことに、誰も、口をはさめる人はいなかった。その結果、今の中国の若者は、日本という国に行ったこともないのに、憎んでも憎んでも、憎みきれないような憎悪の感情を抱くようになってしまった。これは、国による洗脳教育であると言わざるを得ない。。。

 

中国の指導者の方に言いたい。あの、おおらかで、懐の広かった中国は、どこに行ったのですか?これ以上、日本を悪者にして、何がいいこと有りますか?ええかげん、あなた自身のお国の人たちと、真剣に向き合ってください。他国が危惧しているチャイナリスクのことをもっと考えないと、えらいことになるような気がしてなりません。もう、ええかげん、愛国教育、抗日、反日教育はキッパリ止めてください。。。絶対に・・・。

 

4/13(水) 昨晩、今日とお葬式の仕事。忙しいことは有り難いことである。さて、自宅の新築工事もやっと基礎工事が着工。基礎工事専門の業者の方が腰ぐらいの深さの太い溝を掘って、基礎型枠の準備に取りかかっておられる。鉄骨プレハブは、7〜8割方を工場で作ってくる工法。今頃、頑張って工場で作って頂いている頃やろうね。4/28の第一便の到着が待ち遠しい・・・。

 

さて、日本と中国の仲がこのところあんまり宜しくない。今度は中国の温家宝首相が反日デモと、日本の国連常任理事国入りを絡めて、暗に日本の常任理事国入りに反対してきた。日本の歴史認識が歪曲されていて、侵略戦争への反省の態度が無いだと。ホント、敗戦国は嫌だね。。。戦勝国は、どんな酷いことをやっていても正義で、敗戦国はいつまでもいつまでも反省し続けろという論理になる。何故、そんな60年も前の、大昔のことを、いつまでも、いつまで引きずらないといけないのか。今の日本人に取ったら、こんな発言は、時代錯誤ではないか、とさえ思ってしまう。

 

日本で言う国際連合、略して国連は、日本人の感覚では「世界政府」的なニュアンスを持っている。ところが、世界の常識では、例えば英語ではUnited Nations。中国語では聯合国。つまり、連合国という意味。この連合国というのは、第二次世界大戦の時に、当時の三国同盟、日本、ドイツ、イタリアに対抗して戦略的に作った「世界連合」の意味合いがまだまだ強い。

 

国連憲章の中に未だに「敵国条項」があるのはこのためで、まだこれが戦後60年も経っているのに消されていない。驚いたことに、日本にとっての国連は、まだ敵国連合の組織なのである。。。。組織的にも、当時の列強5ヶ国である米国、英国、フランス、ロシア、中国の5つの国が、他の100以上のどの国が束になって決めた事でも、たった一国の反対で否決出来る、絶対的な拒否権を持っていて、ものすごい不公平感を他の国が持っている。

 

日本は現在、米国に次いで世界第二番目の国連拠出金を出している経済大国であるが、この常任理事国には、入れない。この5ヶ国だけが強大な力を持つ「戦勝国だけのクラブ」。これが、今の国連の実体である。。。

 

この矛盾を訴えて、日本の他にもドイツ、インド、ブラジル等の国々も国連での地位向上を望んでいる。ただ、各国の思惑があり、微妙に絡まっているため、なかなかすんなりと国連改革は進まない。韓国や中国、パキスタンなどは国連改革には消極的で、日本などの常任理事国入りに反対している。

 

韓国が反対しているのは、東アジアで中国と日本が国連の常任理事国になれば、相対的に韓国の地位が下がってしまう。置いてけぼりになるのを危惧しているのである。韓国がこの中に入れるのは、まだまだ順番が遠いからね。。。

 

中国は、もともと、第二次世界大戦終了時からかなり長い間は、今の台湾にある中華民国が戦勝国として常任理事国のポストを握っていた。もともとの孫文の中国政府は、毛沢東の八路軍に負われて台湾に逃げたんやからね・・・。それを1つの中国を盾にして、中華人民共和国こそがその権利がある国やと、ねじ込んで、常任理事国に潜り込んだ。

 

日本がこのクラブに入ってくると、旧自由主義国陣営の強化になるのと、東アジアの盟主を自負する中国の地位を脅かされる事になるから、日本の常任理事国入りには反対の立場を取る。拒否権をもつ中国が首を盾に振らないと、常任理事国入りは難しいから、今のままでは日本は難しいやろうね。。。

 

日本は、そんなにまでして常任理事国にならんでもええのやないか。今でこそ、世界第二位の経済大国やけど、5〜60年後には、人口も減り、世界5位とか10位ぐらいに下る可能性もある。そうなると、国連への負担が重く国民にのしかかってくる事になる。その辺も計算しておかんとあかん。

 

そうなる前に、何とか世界的に良い地位を確保しておきたいと思う方の気持も判るが、あまり性急に常任理事国入りを望めば、そのことを、他国に外交カードに使われてしまう。全世界で二番目の負担を日本はしていますのですよ。文句を言うのなら、おたくが負担しなさいなんて、子どもの喧嘩みたいなことは、絶対言えないが、国連の常任理事国になるためには、土下座して謝れという中国や韓国の態度は、日本国民のプライドからしたら、耐え難い事やろう。

 

だったら、そんなにまでして国連国連って言わなくていいのやないかということになる。日本は、昔、第一次世界大戦のころ、ABCDラインで経済封鎖までされて、国際連盟から脱退させられた経緯がある。日本に鉄や石炭石油などの資源が行かないように、徹底的に船舶を狙われたのである。思えば、日本はいじめられやすい子の体質を持っている。その後の日本が突き進んでしまった道は、あの戦争である。そんな事を何度も繰り返す訳には絶対いかない。

 

日本人は、単一民族単一国家で特殊な日本語という言語を話す民族である。島国であるということから、自然と他国や他民族と海で隔てられているという地理上の理由で、昔から楽に、自国の防衛は出来ていた。いくら他国が攻めてきても、台風で退散したり、大変有利だったのではないか。その分、人付き合いや交渉事は、国際的に見れば、かなり下手なのではないだろうか。今の日本人も、その歴史的なDNAをずっと持ち続けている。

 

背の高い白人の外人さんを見たら、英語で話して来られたらどうしようかと、ドキドキするし、膚の色の真っ黒な強靱な黒人の人を見たら、生理的に恐れを感じてしまう。まだまだ、そんな劣等感を心の奥底に持ってしまっているのではないか。そんな島国根性的な発想からなかなか抜け出せないでいる。

 

そんな、日本は、真面目にコツコツと世界で売れる商売を続けてきた。そのおかげで、お金持ちにはなった。ただ、お金があるからといって、世の中、それだけが全てやないよと、世界は言っている。何かライブドアのホリエモンの発言と似た構造やね。今度の抗日運動の事も、もっと、日本人的な良い着地点があるような気がするのだけれどね。。。隣の人と、大喧嘩しても絶対に良いことが有るはずが無いのやからね。。。

 

4/14(木) フジテレビとライブドアの買収劇は、どうも、和解が成立して、終わったらしい。ライブドアがニッポン放送株の15%をフジテレビに売却。フジテレビは、ライブドアが増資したライブドア株を引き受けて、互いに持ち合う形の「大人の解決」となったようである。今までの騒動は何やったんやろうという決着。ちょっと、周りが騒ぎすぎて、会社の買収まで、ワイドショーネタにしてしまったのが、どうも今の日本的というか、何か刺激を求めていると言うか。。。何やらすっきりしない幕切れやね。

 

ホリエモンからしてみたら、膨大な借金をしてニッポン放送株を50%超まで買い進んだものの、社員やらからは総スカン。万一、ニッポン放送株が上場廃止や、株価が暴落したままやったら、身動きが取れなくなる。だから、長期戦には絶対に持ち込めへん。借金の金利も払わなあかんから、6月の株主総会と言わずに、もっともっと早い解決をしないと、身が持たない。そこへフジテレビから好条件の提案。これは、飲まざるを得なかったやろう。。。そんなに高額の買い戻しではないやろうから、ライブドア側はそんなに儲かりはしなかったやろうけど、この一連の騒動で、儲けたのは、村上ファンドと、ライブドアに資金提供をしたリーマンブラザーズ証券という外資だけ。こいつらは、絶対に損をしないように、仕掛けてくる。。。

 

それにしても、次から次へとフジテレビの出してくる新手は、今回の乗っ取り騒動に、対抗する手段として、世間を驚かせた。一体、誰がコーディネイトしているのやろうね。。。かなりM&Aに精通したブレインのような人がバックに必ず居る。日本も欧米型になったもんや。。。日本にとったら、第二の黒船。日本中の脇の甘い上場企業のトップは、震え上がったやろうね・・・。

 

さて、話は変わって、昨日警視庁のホームページがDOS攻撃というクラシックな妨害行為で、アクセス出来ない状態が続いた。何者かは不明だが、どうせ中国か韓国なんかの反日団体がネットで呼びかけてやっている事やろう。また、中国の学生たちの反日サイトで、日本企業のお客様センターのフリーダイヤルの一覧が掲載され、13億人がワンギリでこの電話番号にかけろ!というキャンペーンをやっているそうな。暇なことをするもんや。イジメとかにつながるような発想で、全く、幼稚としか言いようがない。こんなことをしたら、恥をかくのは、それを主導した方やと言うのに気づかないのやろうか。。。

 

ネットで呼びかけと言えば、またまた今週の末、16、17日に反日デモを呼びかけている団体があるという。デモが禁止されている中国で、反日なら逮捕されないというのが判って、このままでは、ものすごい数の人が集まる可能性も出てきた。中国当局も、暴徒化したデモに、世界から批判が来ているため、自制を呼びかけており、先週のような事にはならないと言っていて、今度は少し規制が厳しくなる可能性もある。政府首脳のなかにも、明かな行き過ぎを指摘する穏健的な人も居るのだろう。中国の若気の至りに、眉をひそめている反応も伝わってきた。

 

中国側も、こんな事をしていたら、国益に反すると判っている人も多いのだろう。。。ただ、あんまり学生たちを抑え込むと、矛先が政府への民主化運動に、いとも簡単に変わってしまう事を、恐れているフシがある。もし、そうなったら、今度は天安門事件の二の舞は出来ない。北京五輪、上海万博とビックイベントが続く中国。ここで、絶対に転けられない中国に、民主化の踏み絵は踏めるのか。今、世界中が注目している・・・。

 

4/15(金) 大阪市の職員厚遇問題は、ついに国税当局が、入って過去5年間の職員スーツ代や、互助組合のかけていた退職金共済保険の公金での補助、勤続○周年の旅行券代、などは、明らかに給与の一部であるとして、追徴課税する方針を発表した。今まで、馴れ合いでやっていた労使関係が、脱税行為という犯罪であると認定されたことになり、他の地方自治体でも、戦々恐々の状態になっている。

 

公務員さんは、民間並み民間並みといって、はるかに大変な仕事をしている(仕事の大変さを測る尺度はなかなか無いが。。。)大企業の社員並みの待遇をと、いろいろな要求をしてきた。厚生年金の掛け金は、普通のサラリーマンなら本人負担は半分、残りの半分は各企業が負担している。これに準じて、公務員さんの年金掛け金も、本人半分で、同じように補助をして欲しいと言うのは判らないでもない。問題は、この補助が税金から直接出ているということや。

 

大企業には福利厚生施設があり、従業員さんの健康増進や、疲労回復、リフレッシュなどの目的で使われている。公務員にも、これを認めてくれと、立派な職員厚生施設があったり、契約施設では、格安で利用できたり・・・。何でもかんでも「民間並み」という風に公務員さんは要求し続けてきた。

 

ところが、民間大企業と公務員さんの間には、一つ、根本的な大きな違いがある。大企業は、利益を出して、その余剰金の一部で社員の福利厚生に回しているのだが、公務員さんは、一銭も稼がないということや。つまり、公務員さんは基本的には、税金というお金を使うだけの仕事。つまり、その人のお給料は全部、税金で賄われているということである。

 

残念ながら、公務員さんの間では、この意識がとても低いし、勘違いしている部分がある。つまり、公僕である公務員さんは、民間と同じ福利厚生制度はなじまないのである。納税者である国民以上の厚遇は、税金を払う側の理解が得られないし、公金で給料が支払われている以上、そこには、当然、透明性と、情報公開が求められる。予算上の人件費以外に、不明瞭な支出が公金からされ、調べて見たら、裏給与でしたでは、通らないのではないか。

 

大企業でも、民間企業なら、会社の業績が悪ければ、社員の年収は下がるし、良ければ上るというリスクが伴う。場合によっては、定年前に首になるケースだってある。公務員さんには、安定した収入と、雇用が保証されている。この2つのケースが同じ待遇で、同じ給料であるなら、これは、著しく公務員さんの方が良すぎるやろう。。。

 

民間企業は売上ノルマに追われて、常に結果が求められるシビアさがある。9時から5時まで、頑張らないで時間が過ぎたら良いだけの公務員さんとは全然違う。これで民間の社員の処遇が、公務員より悪かったら、あまりにも不公平やろう。。。民間の方が高い収入があって当たり前。公務員さんは、給料は安いけど安定している。そんな図式やないと、納税者は納得しないのやないやろうか。。。

 

4/16(土) 昨晩、今日とお葬式のお仕事。このごろ、やけに忙しい。。。桜の季節も終わると、少しずつ暖かくなってきて、お通夜に屋外で居ていても、そんなに寒く無い良い季候になってきた。やっぱり春は一年で一番良い季節やね。。。

 

子供たちは一番下が鳥羽高校に今年入学。クラブは女子バレーをやるのだとか。厳しいのに大丈夫かいな。。。長男はギター。それも、クラシックギターをやるそうな。何を考えているのか。。。夜中の2時までバイトで頑張っているのは、どうやら自分で車を買うつもりらしい。今、親は新しい家の支払いでキューキュー言っているので、車を買ってくれとは、なかなか口に出せないのだろう。。。頑張るのはええこっちゃが、親としては少し申し訳ない気もする。。。

 

さて、早いもので仮住まいしてからもうひと月になる。どんどん月日は流れて、何かこのごろ、時の経つのが早いなぁ。。。と感じ出した。子どもの頃は、なかなか進まなかったような気がするものなのだが、早く感じだしたら、自分が歳をくった証拠やろうね。。。仮住まいをしていると、自宅に来た郵便物は、仮住まいの方に自動的に転送してくれるサービスがある。転送で我が家に来る郵便物は細いシールのようなものが貼り付けられていて、数通束になってナイロン袋に入れられていたり、そのままだったり・・・。5人家族に来る郵便物だから、携帯の請求書から、株主総会の案内、進学塾のDM、証券会社や銀行からの残高報告書、満期の案内、など多種多様。

 

その中に先日NHKの口座引き落としの案内があった。おいおい、うちの場合、3月〜8月は家が全く無い状態やのに、NHKの受信料は、1年分を4/27にしっかり引き落としまっせという内容やった。早速、料金センターというのに、クレームした。家がないのに、受信料を払えとは、どういうことや。2月にわざわざ、3月から8月は自宅改築をしますからという連絡をNHKにしているのに、何でや。。。。

 

翌々日になって、NHKの京都の集金センターから電話がかかってきて、すみません。6ヶ月分はもう割り引く形になっています。やて、おいおい、1年分の請求書を出しておいて、もし文句を言わへんかったら、そのまま引き落とされるとこやったんやで。。。しっかりしてやNHK。。。不払い運動で大変やろうけど、こんだけ払わへん人が増えてきたら、払っている人がアホみたいになる。NHKも広告出して、民営化したらどうや。。。公営放送の役割は、もう半分以上は終わっておるのと、ちゃうやろうか。。。

 

4/17(日) 先週の土日で中国、韓国で反日デモが起きて、一大事になったが、日本人からしたら、何が原因なのかさっぱり判らんという感じなのやないやろうか・・・。日本が国連の常任理事国になってもらっては困るというのか、日本が侵略した反省が無いというのが、腹が立つのか、領有権をお互いに主張している竹島や、尖閣諸島に関する発言が気にくわないのか、日本が悪くないように書いてある新しい日本の教科書に文句があるのか。いずれにせよ、ここ1ヶ月の間に始まった事ではない。日本は何もしていないのに、中韓で叩かれているという印象を持つのも無理はない。

 

ところが、向こうの人の感覚だと、今の若者は、自国に都合良く書かれた教科書で、歴史を学んでいて、この内容がまた酷い。人のことは言えない状況なのだが、どこの国も、自国の事を悪く子供たちに教えないものだから、日本から見れば、かなり偏った内容の歴史を教えているため、日本を嫌いな人ばかりになってしまっている。海外にいる中国人の人たちは、この事を判っているので、反日デモを批判的に意見する人も多い。

 

でも、そんな人たちでも、「日本の方に責任がある」という。こう中国の人が考えるのは何故だろう。最近の日本もネオコンとまでは行かないまでも、少し勇ましい事を言う政治家が人気を博してきた。小泉さんや、安倍ちゃん、麻生氏、中川氏、石破氏など、日本の国益とか、経済制裁とか、資源争奪戦、北朝鮮との事もあるが、少し今まで日本がやってきた土下座外交やなくて、日本も言うべき事は言わないとなかんのやないか、という人が増えて来たのも事実やろうね・・・。

 

そして、その人たちの、一挙手一頭足が、注目を浴び、それが海外に報道されて、また、日本が攻めてくるのやないか。とか、日本はアジアの盟主を狙って、中国に圧力をかけようとしているのではないか。と、感じているのでは、無いだろうか。。。

 

不安にさせて、ごめんね。とか、怖がらせてすみません。とかはまでは、言う必要は無いけれど、首相が日本第一位の貿易相手国、中国に一度も行かないというのは、なんぼほんでもあかんやろう。ジェンキンス氏は国交のない北朝鮮にまで迎えに行ったのにね・・・。「話せば判る」という言葉もあるけど、中国の人を安心させてあげるだけの努力を日本はしても良かったのやないやろうかね。絶対に、あなたの国には、今後一切攻め入る事はありません。ずっと仲良くしたいですと、一言、言いに行くだけでも意義があるのやないか。

 

靖国神社への参拝だって、日本人からしたら、何で他の国の人にとやかく言われなあかんねん。と、いう感覚なのやけど、中国韓国の人からしたら、また、日本が軍国主義に逆戻りせえへんかと、ひやひやしているのやろう。。。それだけ恐れているから、日本は侵略した過去を忘れるなと60年も前のことをいつまでも何時までも言い続けているのやろう。。。

 

そこまで判っていて、無理にパフォーマンスで靖国参拝するのもねぇ・・・という意見の人も多い。ご自分の主義信条なのは、理解出来るし、悪い事だとは私は思わないが、首相在任中は自分の立場の事も考える必要がある。問題なのは、政治センス。お隣さんに遠慮し過ぎてもあかんし、喧嘩してもあかん。人と人のお付き合いというものは、そういうもんや。

 

靖国問題は、ご近所付き合いに似ている。お隣りの庭で、風の強い日に焚き火でもやられたら、隣の人は、火事になると危ないからやめてくれと言うやろう。でも、今日は、死んだおじいちゃんの命日やし、どうしても遺品を焼いてしまいたいと、言って、焚き火を敢行してしまった。お隣は、そんな危ない事しやがって、非常識やと非難する。焚き火をした本人は、自分の主義主張を貫徹するために、お隣りさんと、諍いを起こして、仲が悪くなってしまった。そんなところやないやろうか・・・。

 

小泉さんに弱点があるとすれば、それは独身であるということや。政界では変人というあだ名があるぐらいだからね。。。政治手腕はピカイチやけど、人付き合いが下手くそ。これが日本にとって悪いことになったら不幸なことや。。。

 

小泉首相は、北朝鮮や、中国などと、対立する構造を作って、国民から高い支持率を得られ続けてきた。よくよく考えたら、これは、小泉首相一流の政治手法やないかという疑いもある。国民みんなが、それに乗せられているだけやないやろうかとも思う時がある。対立の構造を作れば、憲法改正や、自衛隊の海外派兵、軍事費の拡大なんていうのまで、支持される可能性があるからね。。。国民支持率が10%なんて人気の無い歴代首相の時でも、日本は他の近隣諸国とうまくやってきたし、経済成長もちゃんと果たしてきた。小泉さんを替えて、少し穏健派に日本の舵取りを戻す政策も視野に入れるべき時代背景なのかも知れないね。。。

 

4/18(月) 毎週土日に中国で起こっている反日デモ。昨日は町村外相も北京へ行って向こうの外相に抗議したけれど、相手は絶対謝罪しない。日本が悪いと・・・。まぁ、ここで中国の外相が日本に謝ったら、中国中から弱腰外交やと非難が集中するから、向こうも謝れないというのも、判ったらんとあかんけどね・・・。

 

それにしても、デモが暴徒となり、器物損壊を繰り返しているのに、それを抑えない中国当局これは、問題や。。。。この事は、「愛国無罪」つまり、愛国主義運動をしていれば、何をやっても許されるという、間違った昔の中国共産党時代のスローガンが、逆手に取られているのが、滑稽である。残念ながら、まだまだ、中国民衆の民度が低い証拠やろうね。。。

 

デモというのは、デモンストレーションの略。自由主義国家では、自分や団体の意見を広く他の人たちに訴える行為として、自由に認められている。信教の自由、結社の自由、集会の自由など、昔でいえば、西側世界の自由特権でもあった行為。国は、これを国民の権利として認めなくてはならない。

 

デモの自由がない中国でも反日運動以外でも、家の集団立ち退きに反対するデモや、環境破壊を糾弾するデモなどは、あちこちでやっているという。ところが、腐敗役人の糾弾や、国の政策に関わる民主化要求に関するデモは、中国政府は、徹底的に取り締まって、絶対にさせない。民衆の不満は、やり場のない不満として膨れあがっていく。

 

そこへ反日デモである。参加者を見ていると、みんな笑っている人が多い。週末のストレス発散、レクリエーション的に参加している人も多いのではないか・・・。

 

ところが、このデモが、ヒートアップして、暴徒となる。生玉子を投げつける、トマトを放り込むなどは、まだマシで、石や小さいレンガ、パイプなどを投げる、ガラスをたたき割る。看板を破壊する。日本人と判れば、取り囲んで殴る。日本車に乗っている中国人にお前の買った自動車のお金で日本人は武器を買っているのだぞ。。。だと・・・。言っている事がまるで子どもである。

 

その車のガラスを割ったり、ボコボコに凹ましたり、日本人を殴ったり・・・・。ほんま、聞いていて腹が立つ。。。これは、テロ行為に近いのではないか・・・。このテロ行為を黙認して、何も手だてを講じないのは、中国当局がその行為を推奨したり、利用したりしていると言うのと同じ事になる。となると、中国はもう自国民を統治する能力を持たない国になってしまったと言うことになる・・・。天安門の時には戦車まで出動させた中国がね。。。

 

中国はもともと13億もの人口に50以上の人種の国である。これだけの人を束ねる事が出来ないということは、よく考えてみれば、至極当然である。人が人として、だんだん尊重されるようになると、人の欲求や、欲望も大きくなるのも当然である。それを今まで大きな軍事力で統率しようとしていた中国だが、開放改革路線を採択した時点で、本当は平和的に民主政府に替えておくべきだった。ところが、それをせずに、今までの利権構造を残したものやから、国民の願う方向と、中国当局の狙う方向が国内的に矛盾したまま、今日まで来てしまっている。

 

今、中国全土で起こっている反日運動は、純粋に中国の国内問題である。日本の政権は何もしていない。歴史認識に腹を立てているなら、60年前からもっと腹を立てなさい。60年も経って、日本けしからんというのは、中国が熱心に自国の若い人たちに、日本人は、戦争の時に、こんなに悪い事をしたと、繰り返し繰り返し教え込んできた成果でもある。戦争だから、それは酷い事もしただろう。でも中国国内でこの5000年間に起こってきた残虐非道な内戦は棚に上げておいて、日本とのたった5〜6年の戦争をいつまでもいつまでも政治利用するのは、きっぱり止めていただきたい。戦争を知らない今の世代の日本人には、何の罪もないと思うのだが、どうだろう。。。

 

ただ、日本人の方も、戦争被害を受けた国の人たちの感情は、もっと理解してあげないといけない。いじめっ子といじめられっ子の関係で、いじめた子は、あんまり意識していない事も、いじめられた方は、ものすごく心に傷が深く付いている場合が多いではないか。その辺のところが判らない日本人ではないのではないだろうか。。。

 

4/19(火) ライブドアとフジテレビの買収合戦が昨日決着した。大人の解決とはいうけれど、あれだけ罵り合っていた人たちが壇上で仲良く握手するのは、周りの人からしたら、一体何やったんやねん。。。という感じやね。ぽか〜んと、あっけにとられる感じや。。。一体何がどうなって、ホリエモンがあきらめたのか。結局、マネーゲームを仕掛けただけやんか・・・。という印象しか残らない。業務提携と、株の高値買取が目的だったライブドアなのだが、ITとテレビ、マスコミのコラボなんていう崇高な目標は、いったいどこへ行ったんや・・・。これやったら、ただのお騒がせ人やないか。。。この人、何でも中途半端やなぁ。。。

 

さて、留まりを知らないのが反日運動。ただ、少し中国のお国の事情のようなものも見えて来た。町村外相が、唐氏と会談した内容が、どうも中国は国内向きに捏造して報道しているのである。日本側報道では、町村外相は、暴徒化した反日デモが、ウィーン条約による治外法権であるはずの日本の在中大使館、公館への襲撃となってしまった事に、中国側に謝罪と賠償を求めた。と、なっている。

 

ところが、中国側の報道では、日本の町村外相が、過去の日本の歴史認識の誤りを認め、謝罪したと報じている。どうやら、中国の中には、一党独裁の中国共産党と、開放改革派の中国政府の2つの大きな流れが有るようである。中国共産党の方は、日本の右傾化や、対米強硬的色合いが強い。一方、中国政府の方は、好調な経済発展を続けるために、何とかこの騒動を治めたい。そうしないと、えらいことになると、真剣に考え出したようだ。だから、外相会談の内容まで変えて、国民に謝罪しているのだから、もう良いではないかというメッセージを送ろうとしているのではないだろうか。。。

 

中国首脳は、このところ日本の一政治家の発言にまでピリピリしていて、少し過剰に反応することが多い。安倍氏が言った「このままで、五輪や万博がはたして開催出来るのか」という発言に「日本は北京五輪をボイコットするつもりなのか」と少し視点をずらした微妙な反応をしている。安倍氏の主張は、治安維持の出来ない中国政府を批判したものなのに対し、唐氏は、日本だけが北京五輪をボイコットすると、中国のええように解釈しているのも不思議や。。。韓国の真似をしてるのか・・・・。少し、斜め上に微妙な論点のすり替えをして、とんでも無い方向の結論を導き出す。日本人からしたら、ついて行けない発想やね。。。

 

中国側も、暴動で被害のあった日本食レストランに、密かに損害賠償をしたり、反日サイトの書き込みを制限したり、即座に消させたり、反日運動のグループを町村外相の来る北京から遠ざけた所に隔離したり、いろいろな配慮を行っているフシがある。中国も、これ以上の騒動になるのは、中国の大きなマイナスイメージになるということを、十分判っている人も多い。

 

でも、今そんなことを言える状況ではないのが、中国の国内事情。親日派のレッテルを張られたり、弱腰だと批判されるから、心は別でも、態度は強気を装わなければいけない。そんなところやないやろうかね。。。韓国と同じような構図やね。一体こんなこと、いつまで続くのやろう・・・。小泉政権が続く限り、なかなか改善されないやろうね・・・。今度、何かの会議で小泉さんが中国の首相と会う。この時に、何か日本に出来ることがあるかどうか。日本が先に謝れ。これだけでは、こっちのメンツも立たんから、何か良い案を外務省の官僚は、今頃一生懸命探している頃やろうね・・・。

 

不戦、友好の印として、何か象徴的な事が有ればええのやけれどね。。。日本の国の花、ソメイヨシノの桜の木でも何千本と贈ったらどうかね。反日デモで折られるやろうか。。。折られても折られても贈り続けたらええ。ワシントンのポトマック川の河畔は、さくらの名所となっているし、花は人の心を和ませる。北京の近くに日中友好の花見が出来るような桜の名所が出来たら、人の憎しみも少しは薄れるような気がするのやけれどね。。。

 

日本が中国に経済援助を3兆円近くしていても、一般の人はほとんど何も知らない。でも、北京空港や上海空港の建設資金の一部を日本政府が拠出しているのを、いくら広報しても、日本は戦争で迷惑を掛けたのだから、そのくらいは当然や。日本は何でも金だけで済まそうとする。と批判されるのがオチや。あんまり意味がない。金の使い方が下手くそな日本人。日本がパンダで喜んだように、中国人に桜で喜んでもらえへんやろうかね。。。

 

4/20(水) 日本の教科書問題に中国や韓国が捏造だと主張しているが、中国の教科書こそ歴史を歪曲しているのではないかという意見は日本人の中に根深いものがある。以下は中国で実際に使われている国定教科書で日本がおかしいと指摘している点である。どこの国も自国に都合良く教科書に載せているのやね・・・。まぁ、こんなことを言い合いしていても、何の意味もないのだけれどね・・・。

 
@元寇に関する記述が全く無い点(「中国は今まで侵略戦争した事が無い」という主張のため)
A日露戦争に関する記述が全く無い点(日本がロシアに勝って、満州の権益を得た事実を隠すため)
B第二次大戦で日本は米国ではなく中国共産党軍により敗北させられた、と教えている点
C戦後の日本に関する記述が教科書に全く無い点(中国の主張する日本脅威論に不都合なため)
D戦後、中国軍はチベットやウイグルや内モンゴルや満州やインドやロシアやフィリピンやベトナムに侵攻した事実があるのにそれを載せないで、「自衛以外の戦争はしたことがない」と教えている点
E1950年代に毛沢東による大躍進政策で三千万人が餓死した事に関する記述が全く無い点
F北朝鮮軍の侵略で始まった朝鮮戦争を「米国と韓国が北朝鮮を侵略したことで始まった」 としている点
G民主化デモを武力弾圧した天安門事件を「騒乱分子が国家基盤を危うくした犯罪行為」としている点
H東京裁判では130万人とされた日中戦争における中国側の死者数が、今や3500万人にも増やされている点。

 

今の中国の若者たちは、まだまだ社会的に未成熟な部分が多い。中国政府もまだまだ国民に都合の良い事だけを知らせるという方針を採っている。だから、報道規制や、検閲などをしっかりしているが、インターネットはもともと自由に色々なことを広めてしまう。だから、中国の人もインターネットなら中国政府のフィルターを通さずに色々なことを知れる機会が増える。また、中国人は世界一の人口を誇る。世界中に中国人は進出していて、そこからもたらされる情報は膨大である。

 

政府のプロパガンダが正しいか間違っているか、中国以外の国に住む中国人は、よく判っている。だから、なかなか完璧な情報規制はこれからどんどん難しくなって行くだろう。日本人の感覚で言えば、テレビに出ている情報や、活字になっている情報は、全て同じで正しいものという概念がある。ところが、このことが脆くも崩れ、今や情報の流し合いの様相を呈している。情報によって、模擬戦争しているとも言える。

 

まだまだ日中両国はお互いの国を知り合えていない。共通の価値観を持てるまでまだあと50年ぐらいの月日を必要とするだろう。それまで、しばらくのごたごたは続くだろう。ただ、この事に臆病にならずに、もっとお互いの事を知り合えるような努力が双方に必要である。北東アジアの国々は儒教思想が共通項である。礼を失する事のないような、お互いを尊重することが今求められていることだろうと思う。

 

4/21(木) 昨日は、お葬式がやっと終わったと思ったら、またお通夜。続くなぁ・・・。工事の方は、雨降りになったので、コンクリートの打設は今日に延期になった模様である。雨降りに生コン工事を強行するような会社じゃ、積水は無いしね。。。

 

さて、松下電器製の古い石油ファンヒーターが老朽化して、ホースに穴が開いて、二酸化炭素中毒で死者まで出ていたことが大きく新聞報道されていた。製造年が1984年〜1993年というから、一番新しいものでも10年以上前の製品。電化製品で、古くなったもので、どこまでメーカーが責任を持つのかという問題にも発展しそうである。

 

メーカーが自社製品に責任を持つのは当然であるが、それが永久であるというのは、やっぱり難しいやろう。特に火災や事故の可能性のある商品なら尚更である。昔から「ソニータイマー」という言葉がアメリカではある。SONYの製品は他社と比べて故障も少なく優秀だが、保証期間の1年を過ぎたら、きっちり壊れてくれる。その故障や不具合の出るタイミングまで計算されているというものだ。日本製品の優秀さと、保証期間を過ぎれば高い修理代を請求される消費者の心理を言い当てた言葉である。

 

古くなった電気製品が何時までも安全に故障無く使えることは、大変素晴らしい事だし、廃棄処理しなくて良い事は、地球環境にも優しいことである。しかし、フィラメントの切れない電球をメーカーが作ると、電球の買換需要が極端に落ちてしまう。家電製品も有る程度の期間で買い換えてもらわないと、メーカーが成り立っていかないという大量消費社会の現状がある。

 

欧州では、耐久消費財のほとんどにリサイクルしやすいような製品づくりを義務付けている。日本ではやっと昨年家電リサイクル法が施行されたばかりである。本来、資源のない日本のような国には「もったいない」という考え方が本当は必要なのに、アメリカ的な使い捨て文化が横行している。故障したら、直して使う。無駄なものは買わない作らない。モノの洪水から逃れられたら、多分もっと人間は豊かな気持になれるような気がしてならない。

 

松下は15年前のファンヒーターのパイプを無償交換して金属製のパイプにしている。何時までも使い続ける事が出来るという価値観が今、本当に必要である。次のを売りたいから、時期が来たら潰れるようにするという発想は、おかしい。何時までも安全で不具合無く使える事が出来る製品。そんなサービス体制も含めて、消費者は買う商品のメーカーを選ぶべきである。

 

4/22(金) 17歳の男の子が幼児の頭を鉄のハンマーで殴って殺そうとしたり、35歳のプログラマーが切れて年寄りを地下鉄の線路に突き落としたり、70過ぎの女が超高層マンションのベランダからモノを下に投げ落としたり。。。それにしても、今の世の中、ようこんだけ、次から次へと「何をするねん・・・」てなニュースが多すぎや。。。社会が病んでいる証拠やと言ったら、言い過ぎやろうか・・・。

 

こんな事件は、いったい何が原因なのやろう。人と人の間がギスギスしていて、人間性がだんだん失われている。心の余裕の無い人が増えている。そんな感じがしてならない。よく、世相は、日本のトップリーダーの性格が反映されたものになる傾向がある。「変人」である小泉さんが少し勇ましい事を言うと、国内政治的には国民ウケが良いのだが、外交的には、反発を食らう。反日デモが続いたのは、日本にも、かなりショックだった人が多かったのではないか。

 

日本はお金持ちで人が良く世界中の人は日本人のことを好きと思われていると勘違いしていた日本人は多い。実際、全方位外交と言われた日本外交は、首脳がある国を訪問したら、その度に円借款や政府開発援助をバラ撒いて、その国との親交を買うというような、面があった。日本はエコノミックアニマル。世界中の国から儲けて、その円パワーで他国に援助してきた。日本は世界の票を金で買い漁っている。そんな批判をしている国もある。。。

 

経済援助は、割り切った国々では表面上は感謝されるが、本当に日本の事をありがたがっているかは、なかなか判らない。特に第二次世界大戦で八紘一宇、大東亜共栄圏という美辞麗句の下に、日本が侵略したアジア各国では、反発が多くて当然やろう。その植民地支配の方法が、欧米各国と少しは違ったからと言って、それを正当化して良いものではないだろう。侵略された国の人たちの気持ちを考えたら、日本の首脳の一言一句に敏感に反応するのは致し方ない事かも知れない。

 

その国々にとったら、どこの国と仲良くしておいたら、ええ事があるか、という打算が働く。日本のようにお金のある国と仲良くしておいたら良い事があると思う国が多いのは当然やろう。でも、それは打算。国民感情とは全く別物であると考えておいた方がよい。今度のことは、そのことを日本に痛感させた。

 

今日、胡錦涛・小泉会談が実現するようだが、恐らく劇的な進展は望めないだろう。なぜなら、両首脳とも国内的に弱腰な発言は出来ないからである。今の日中の問題は、どちらの国も「相手が悪い」と言い合っている事にある。どうしてもっと素直になれないのだろう。

 

小泉さんが「これからは、日中友好のために、中国の人たちの気持ちもよく考えて行動や発言をします。配慮が足りない部分や、誤解を与えた部分がもしあったとしたら、大変申し訳なかった」と、一言、言えば良いだけのことではないか。そうしたら胡錦涛さんも「デモの暴徒により、日本のみなさんに大変ご迷惑をおかけしました」と言えるやろう。「ごめんなさい」を言える人は立派な人です。言えない人は駄目な人です。

 

今回の反日騒動に幕引きをできるかどうかは、その人、個人の資質にかかっています。日本も中国もこれ以上の大事にはしたくない。双方の努力が有れば、劇的な幕引きが可能だろうし、日本にも、中国にも、十分過ぎる薬になっただろう。この週末は、中国は国家の威信をかけて、デモ制圧をかけてくるやろうね。世界が見ているからね。。。中国はこれ以上、事が拡がったら、大きなイメージダウンになる。これを一番心配しているやろう。。。

 

4/23(土) 小泉・胡錦涛会談が実現する前の日に、自民党を中心とした議員80人が春の例祭にあわせて、靖国神社を参拝した。この中には現役閣僚の麻生太郎もいたから、またまた、もめ事にならへんやろうかと、ひやひやした。何で、こんな事に気を遣わなあかんのやろうと思うけど、タイミングとしては最悪・・・。日本は口では謝罪するけど、やっていることは、軍国主義への回帰やないか。。。という他国の疑問にもなる・・・。

 

私を含めて多くの日本人は、日本が軍事国家への道に二度と逆戻りすることはないとは思うが、これ以上日中間の互いへの嫌悪感が大きくなると、何か恐ろしい事にならないか心配になってくる。日本がいくら靖国の意味を中国韓国の人に説明しても、日本人と中国人がお互いを良く理解し合えるまで、まだまだの理解の時間がかかるやろう・・・。それまで、いくら頑張って日本人の心を説明しても、なかなか完全に理解してもらうのは、難しいやろう・・・。困った問題や・・・。

 

京都大学の梅原孟さんという有名な哲学者の方が、今日の京都新聞に興味有るコメントを載せられていた。小泉政権は、その昔国民に人気のあった近衛政権に似ているというのである。どこが似ているのかと言えば「ええかっこしい」の所だという。近衛氏は、旧皇族出のカッコの良い人だったが、ええかっこばかりで、何も歴史に残ったようなことはしなかった。そればかりか、けっして好戦家ではなかったはずの彼が、国民にええかっこし続けた結果、日清戦争に日本を突っ込ませてしまったというのである。

 

ポピュラリズムという言葉がある。国民へのウケの良い政治は、必ずしも良い政治では無い場合が多い。国民の支持率が国の行く末を決めるのは、昔の全体主義、軍国主義の時のように、英雄、強い独裁的リーダーを世の中が求めてしまう傾向があり、ヒットラー、ムッソリーニ、東条英機的な人を生んでしまう素地になる。今、日本に必要なのは、ええかっこしいではなくて、真面目でコツコツと、日本の行く末を見て、着実に仕事を進められる人ではないか。小泉さんの役割は、もう少しで終わっても良いような気もする。。。

 

4/24(日) 昨日のは梅田のハービスアントにある四季劇場に行く。題目は「マンマミーア」2年前にニューヨークへ行った時に、ブロードウェイでかかっていた演目や・・。そして、今日は格致学区のソフトボール大会。私は息子と一緒に借り出されて、久しぶりにスポーツということになる。

 

さて、ゴールデンウィーク直前だが、仮住まい中の我が家の連休の予定はなかなか立たない。5/3−4日ぐらい、1泊でどこか温泉かへ行きたいのだが、今からではなかなか取れないか。キャンセル料のかかる1週間前を過ぎた頃に狙いを定めて、なんとか予約をゲット出来ないか思案中。ダメなら、キャンプという手もあるがね・・・。のんびり出来たらどこでもええわ。。

 

さて、一番下の娘が今度高一になって、音楽の教科書を見せてもらった。高校なので音楽は選択科目なのだが、開けてすぐが桑田佳祐の「TSUNAMI」なのには驚いた。私たちの時代には、流行歌とか歌謡曲は、学校へ持ち込み禁止、学校ではクラシックや唱歌や民謡などを教えるモノという固定概念があったから、隔世の感がある。他にもたくさんの曲が載っていたのだが、英語の歌がほんとに多い。もちろん、中国や韓国の曲も載っている。

 

音楽は言葉の違いを乗り越えて、世界中で通用する万国共通語の意味合いがある。いろいろな国の良い音楽に触れられるのはほんま良い事やね。。。日本の歴史教科書が話題になっている昨今、中国人の言い分も少しだけ日本人に理解出来る部分が、今度の騒動で増えてきたのかも知れない。

 

中国人の女の子がテレビで意見を言っていたが、「もし、アメリカの教科書に広島や長崎に落とされた原爆の事を載せないようにしたら、日本の人はどんな気持になりますか」という趣旨だった。今回の反日行動の根っこにあるのは、中国の嫌日。日本のやった戦時中の悪行を、日本よりかなり詳しく教えている中国。日本にとっては、忘れてしまいたい過去を、ちゃんと子供たちにも教えろといわれている日本。こんな図式が見えてくる。

 

日本にも、中国は、あんまり誇張して残虐に教えるなとか、ウソであると日本が主張している事まで捏造して教えているという批判はある。でも、概ね日本が戦時中に中国で戦争だからということで、無茶な事をやっていたことは事実。もし、日本が最終的に勝っていたら、「戦争だから」で済まされた事かも知れないが、敗戦国日本を見る中国人にとっては、ただの集団的人殺しの犯人であるというしか、中国人の目には映らない。。。。これは、見方の問題や・・・。一番大事なのは、もう二度と戦争なんて馬鹿げた事をやらんこと。これは、日本も懲りている事や。

 

日本の自衛隊の戦略的兵器削減と引き替えに、中国も、軍事費の削減をやらへんかと、提案したらどうやろう。東アジアのデタント。緊張緩和は、世界から歓迎されるのやないか。。。日本がホンマにやらなあかんのは、安全保障の確保や。。。

 

4/25(月) 土曜日の劇団四季のマンマミーヤは、かなり良かった。久しぶりにええミュージカルを見たという感じやね・・・。そして、昨日は、格致学区のソフトボール大会。私は例によって、キャッチャーで7番。1回戦は辛勝して、2回戦でバックホームとの交殺プレーで、左手の親指を突き指してしもて、途中リタイヤ。その後、みんなで早々とヤキニクパーティを開催。楽しかった・・・。久しぶりに酔ってしもた・・・。

 

さて、今日の新聞一面は、自民党が福岡と宮城の衆議院補選で2タテ。福岡ではエロガッパこと、山崎拓が返り咲き。相手がペパダイン大学卒という学歴詐称事件で議員辞職した民主党の候補の代わりやから、ネームバリューでまたまた議員になれるのやね・・・。宮城も民主党の選挙違反スキヤンダルで退職した後の選挙やから、自民が勝って当たり前と言えば当たり前。低投票率には、国民のあきらめの意味も含まれていると、真摯に受け止めて欲しいものやろうね・・・。

 

よくよく考えてみたら、議員という商売も、ええ商売や。「みそぎ」という意味で、何度も何度も、やり直しが効く。普通の人なら、何か大きな事をやってしもたら、やり直しなんて絶対出来ないもんや。人生変わってしまうのが、世間の常識なのに、厚顔にも、何度も選挙に出てきて通ってしまう。女性スキャンダルで失職した割りに、この人しか選べない福岡の人も不幸やけど、そんな人を担がな人材がいない自民党も、あかんやろう。。。

 

さて、やっぱりというか、当然というか、この週末、中国では反日デモはほとんど起きなかったし、暴徒騒ぎにもならなかった。中国が国家の威信をかけて、封じ込め作戦をしたからやろうね。中国に取って今回の騒動の誤算は、予想外に欧米の反応が日本寄りで、中国に批判的やったことや。英国のマスコミは、中国の北京五輪の開催を危ぶむ社説までを展開したし、アメリカの大手マスコミも、中国政府の官製デモやとブチあげた。

 

これでは、中国は四面楚歌。必死になって反日運動を抑えないと、中国という国自身の信用が無くなってしまう。あんな危険な国に投資しようとする企業が確実に減ってしまう下手な大宣伝をやってしまったのと、同じやからね・・・。中国人には「中華思想」がある。いつも自分が世界の中心にいるという考え方で、何でも物事を計ってしまう傾向があるのである。ところが、世界は色々な角度から物事を見るという複眼的視点というのが、今、重要になってきている。

 

韓国や中国の国定教科書はたった1つしかなく、このことは、世界の流れと逆行している。1つの、あるいは、1人の意見でその内容を決めてしまっているということが、実は本当に怖い事なのであるという事を中国の人は知らないのだろうか・・・。昔の日本は、まさにこれで、戦争への道を突き進んでしもたのであるのにね・・・。価値観や意見のの多様化は、平和という意味では、安全弁的な要素を持つ。

 

歴史的事実というのは、1つであるように見えて、実は1つではない。例えば、中国の歴史教科書に載っている1枚の写真。南京大虐殺の時の写真と解説されているが、軍服のようなものを着た日本兵らしき人が、南京市民と思われる母子に銃剣を突きつけて、今にも殺そうとしている写真がある。ところがところが、横にいるその兵士の仲間と思われる人が手にしているのは青龍剣と呼ばれる中国人しか絶対に持たない武器。これを見たら誰だって、日本人なら、この写真は日本人じゃ無いなぁと思う。それを堂々と日本兵として扱っている。これには笑ってしまう。

 

歴史は1つのようで1つでない。その当時の日本軍には、当時は日本国民であった朝鮮半島の人や一部の中国人も雇われて、日本軍として、活動しているし、ひょっとしたらこの写真はそんな人たちのものなのかなぁとも思ったりも出来る。また、南京から逃げ出した中国国軍が、南京から引き上げる時に、どうせ、日本に取られるのなら、金目の物は、持っていってやれと、民家から勝手に強奪していったという記録もあるようである。つまり、そこで何が起こっていたのかというのは、その場にいた人の証言や、確実な記録というのがちゃんと無い限り、後からどんどん変えられていってしまう危険性と同居している。

 

こういう歴史的な事を出来る限り正確に理解しようとする時に、必要なのは、見方の違ういろいろな人の書いた出来るだけ多くの文献や資料を集めることである。1つの資料だけでの、その著者の恣意的な意見が増幅される可能性が高いし、いろいろな資料を比較検討して、自分なりの感じ方で、歴史的事実を追求するというアプローチ方法が重要だと思うのである。マルチプルな視点があるということは、それだけ物事を正確に知れる可能性が高いということ。だから、日本の教科書は、いろいろな会社がいろいろな編集方針で出している。興味が有れば、いろいろ比較が出来る環境が整っているということである。

 

選択肢がないということは、実はかなり不幸な事で、教科書もそうだが、教師もバリバリ共産党の先生に教わった歴史は、ものすごく狭い考え方しか出来ない場合が多い。山拓しか選べなかった福岡県民も、もっと広い選択肢があったら良かったのにね。。。小選挙区制の悪いところや。。。

 

4/26(火) JRが尼崎で史上最大級の脱線事故を起こした。死者72名、負傷者が442名。まだ、20名前後の人が1両目に生死不明で残っているのだという。電車という、人々の日常の中の日常で起こった悲惨な事故だけに、衝撃が大きい。

 

現場は、線路が半径300メートルという電車にしては急なカーブになっているところ。ここをスピードオーバーで走行した快速電車が脱線して、2年半前に出来た新しいマンションの1階駐車場部分に突っ込んだ模様である。この電車の運転者は運転手経歴11ヶ月、今まで車掌時代にオーバーランしたのに非常ブレーキをかけなかったということで、1回訓告処分を受けていたり、事故の直前の伊丹駅で8メートルも停車位置をオーバーして、バックしたため、1分半の定刻遅れの運転になったため、遅れを取り戻そうとしていた可能性もあるらしい。

 

また、目がうつろで、危ないのではないかと、乗客から指摘されたこともあるらしい。再研修でまた現場復帰したらしいが、少し問題のある可能性のある運転手だった可能性も否定出来ない・・・。司令室の呼びかけにも答えてないようであるし・・・。また、JR西日本の検証で10pぐらいの置き石を踏んだ後に出来る粉砕痕が見つかっていることから、事故が事件の可能性もある。

 

真相は未だ解明出来てないのだが、多くの人命が奪われた事だけは確かである。血の海に上から人が降ってきたと、恐怖体験を語る被害者。一番安全だと信じて疑わなかった電車で起きた事件か事故だけに、社会的影響は極めて大きい。。。人災なのか、事故なのか、テロなのか。原因究明が待たれる。

 

いろいろ、電車に乗っていた人の話を聞くと、どうやらこの運転手に速度超過の疑いが濃いようである。人間、定刻に遅れたら、減給されたり、ボーナスの査定に響いたりしたら、だれでも遅れを取り戻そうとするものである。前の駅でオーバーランして、あせって飛ばしていた可能性は、誰が考えてもある。電車には、ハンドルがない。アクセルとブレーキだけや。だから、車と違って、よっぽどスピードを出しても大丈夫だという過信が、この運転手にあったのやないやろうか。

 

実際、このカーブで脱線する可能性があるスピードは計算上では133q/hだという、この電車が出せる最高スピードが130q/h理論上は、脱線しないのに、小石をはねたことがきっかけになって、脱線してしまった。そんなのが、おぼろげながら想像出来る。怖い話しや。。。。

 

4/27(水) 尼崎の脱線事故での死者は、90人になった。過去最大の列車事故で、ほんとうに多くの人が犠牲になった・・・。亡くなった人は二度と戻ってこない。。。原因解明はまだまだ先になるのやろうけど、運転手がスピードを出しすぎていた事と、何らかの要因がたまたま重なって起こった事故というのが有力である。

 

今回の事故で、見えて来たものは、JR西日本の労務管理体制の意外な厳しさである。日本の鉄道は、世界でも有数の正確さを誇ってきた。海外旅行に行かれた人は、外国での公共交通機関の時間のええかげんさを知る事になる。日本に帰ってきて、やっぱり日本はええなぁ。。。と思う1つは、時間通りに列車が運行されているという点でもある。

 

今回の事故でこの列車は伊丹の駅をオーバーランしている。当初の発表では、その距離は8メートルなのだが、本当は40メートルだったらしい。なぜ、ウソの報告を車掌はしたのか。それは、運転手に課せられた厳しい罰則にあると思う。電車の運転手は、オーバーランなどのミスがあると、処分を受ける。重なると、乗務を外されたり、再研修に行かされたり、最悪の場合は失職することもある。高見という運転手さんは、どんな人なのかは判らないが、今まで数回、ミスがあったようだ。ここで、40メートルもの通り過ぎという報告がされて、まして、定刻遅れになると、ヤバイ。。。そんな心理が働いていたということは、容易に考えられる。

 

列車は、定刻から90秒遅れで伊丹を発車。この遅れを取り戻そうと、フルパワーで必死に運転したのやろう。乗客も、いつもより無茶苦茶スピードが出ていたと複数の人が言っている。多くのマスコミは、この事が事故原因だと決めつけているが、どうだろうか。遅れていたらなんとかカバーしようとしたことは、人間の心理からしたら、無理もない事やと思う。実際この区間は、「飛ばせる」区間だったらしく、時間短縮が出来る場所でもあったらしい。ただ、鉄道にはスピードの出し過ぎになったら、危険を察知して、安全な速度まで自動的に落とすような仕組みが絶対必要や。これをやらへんかったのは、やっぱり会社の責任やろ。。。高見運転手だけにほおかぶりさせたらアカンのとちゃうやろうか。。。運転手の遅れを取り戻そうとする本能だけに責任を求めるの間違いとちがうやろうか。。。

 

テレビで専門家の人が言っていたが、この7両編成の快速電車は、前3両+後4両が連結して走っていたらしい。この前と後ろの車両の製造年が違っていて、前3両は古く、後ろ4両は新しかったという。鉄道マニアの人しか知らない事らしいが、電車の車両を受ける台車の規格も微妙に違っていて、このことが、前と後ろの列車の揺れ方の違いを生んで、不安定な走行になり、脱線の遠因になった可能性もあるという。そんな変則な連結をしていたのも会社の配車体制である。事故は、いろいろな原因がたまたま重なって起きてしまうもの。その1つだけでも無かったら・・・。

 

4/28(木) 大阪市の職員厚遇の批判が高まっている中、今までから問題視されていた「専従」にやっとメスが入りそうである。この専従という人たちは、大阪市全体で300人もいると言われているが、大阪市職労などの労働組合活動しか仕事をしないのに、本来の職場では、不在のまま、出勤簿にハンコだけ押されていて、出勤扱いになっている人たちの事である。

 

つまり、この人たちは、税金で給料を貰いながら、大阪市職員の待遇改善や、福利厚生などの組合活動だけをやっていたということになり、改めて、税金の無駄遣いの批判が高まりそうである。大阪市の関市長は、給与の返還を求めていくとしているが、そんなことは至極当然。今まで、その人の上司なんかは、ずっとこの事を黙認してきたのやから、こんな人たちも同罪やろう。。。

 

それにしても、お役人さんは気楽なもんや。そんなに組合活動が大変なら、組合員から集めたお金で人を雇うのが筋やろう。それを、組合員の中から、仕事をしなくていい人を集めて、その人の分まで、血税から給料が出ていたのやから、これは、形を変えた、公金横領事件といえるやろう。。。この人たちには当然給料を全額返金してもらうのはもちろん、組合活動だけを専従でやっていたのやから、組合から給料を払ってもらったらええ。もちろん、公金から組合への補助金はどんな形であろうと、禁止や。

 

しかし、お役所の常識とは、こうまで世間の常識とかけ離れているものか。。。あきれて、開いた口が塞がらない・・・。役人天国をのさばらしてきた背景には、役人という職種を連綿と守り育ててきた歴代役人たちの歴史がある。大昔から、役人は、金と権力を握ってきた。ただし、その上に、時の権力者が必ずいた。今は、ひょっとしたらその権力者とか、特に力のあるリーダーがいないという不幸な時代なのかも知れないね。。。。

 

強力なリーダーがいないのをええことに、頑張って自分たちの優秀な仲間たちを増やし続けてきた役人たちの好きなようにされている。今の国会議員の中に族議員と呼ばれる元高級官僚の何と多い事か・・・。今はもう、そんな時代なんやないやろうか。東大を出たような優秀とされる人たちは、高級官僚を目指して出世ゲームを繰り広げる。そこには、凄まじい競争社会があるのだが、ある意味、権力抗争の世界でもある。この競争に勝ち残った一握りの人たちが、今の日本を動かしている。

 

選挙のある政治家と違って、こんな人たちは一生生活が守られていて、ピラミッドの頂点を目指す構造になっている。そして、実質上の利権や権力を集中させるように組織が出来上がっている。この組織は、ひょいと来た首長や大臣なんかでは、どうにもならんほど、崩せない強固な体制になっている。今、これがあかんことやと、批判を受けているのである。

 

今、表に出ている郵政改革、道路公団改革、などはほんと氷山の一角である。問題の多い大阪市などの地方行政にも、積年の垢が溜まりまくっている。誰か強力なリーダーが、これを大掃除して、軽くて効率の良い無駄のない体質に作り替えなければならない。こうしないと、今のままでは、国民が重税に耐えられない時代がきっとくる。公務員削減。旧郵政省の職員を民間人にしただけでは、まやかしの公務員改革や。税金で食っている人の頭数を、実質的にだんだん減らしていかないと、日本の役人バブルがはじけてしまう。。。

 

4/29(祝) 昨晩は久しぶりに祇園まで飲みに行ったものだから、珍しく二日酔い・・・。夜の9時までには寝る人が1時まで飲んでたらあかんわなぁ。。。さて、今日はみどりの日。昭和天皇さんの誕生日やった日や。ゴールデンウィークがいよいよ始まった。ただ、子供たちが高校になってしまったら、親は暇なモノ。今まで休みの度に行っていたキャンプも、今年は、5/3−4の日程で、オッチャン4人で行くことになった。かろうじて中学生の子どもが2人だけ来るみたいやけどね。。。

 

さて、今日は何をしたろうか。。と思っていたら、お葬式のお仕事。。。出かけるのは諦めて、衣替えでもやろかいなぁ。。。仮住まいは、何かと不便なモノである。。。

 

自宅の新築の方は、以前の予定では昨日が第一便到着だったが、基礎コンクリートの遅れから、5/2第一便到着に変更。5/12が最終便というから、4回に分けて来る感じやね・・・。いよいよ、前半戦のクライマックス。空飛ぶ外壁や。。。

 

4/30(土) サッカーワールドカップのアジア予選で、日本が北朝鮮と6/8に敵地、アウェイ平壌の金日成スタジアムでやらなあかんかったのだが、北朝鮮は、他の国との試合で、観客が暴徒化して、えらいことになったものやから、国際サッカー連盟から、平壌での開催権を剥奪されてしまったそうな。

 

中国で起こっていた反日デモの影響もあったのかもね。。。中国と北朝鮮は、似たような国やからね。。。その裁定によると何と試合は第三国でやるという。そこまでなら、良かった良かったやけど、何と、観客はゼロで試合をするそうな。。。勿体ないなぁ。。。テレビの中継はあるのやろうか。。。

 

無人のスタジアムでの試合。。。何やら練習試合みたいやなぁ。でも、今回のFIFAの措置は厳しいね。日本も下手なことになったら、同じような処分を受ける可能性があるということや。。。くわばら、くわばら。。。でも、問題があったら、罰を加えることは、スポーツマンシップに則った、フェアーな裁定やと言える。これは、ピシッと、線を引いたという意味では、ええ決定やったのやないやろうかね。。。

 

反対に、グーの音も出ないのが、北朝鮮。どうせ最下位やし、政治利用しようと思っていたのやったら、ボイコットしてくるかもね。。。国と国との関係というものは、付かず離れずというのがええ。あまりにも親しくなりすぎると、遠慮のない関係になってしまうし、逆に疎遠になったら、相手に恐怖心を与えてしまう。お付き合いとは難しいものやね・・・。

 

 

 

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