日常のページ

 

7/1(金) やっとやっとで梅雨らしい天気になってきた。梅雨前線が北陸から東北の方まで上がってしまうのは、本来の気候では梅雨の末期の状態。太平洋高気圧が強くなっているのが原因なのだが、暑くて仕方ない。湿気が高くて暑いから、仮住まいエアコン無しの私にはつらいところである。あと9日間で新しい家に帰れるのだが、まだまだ家はクロス貼りの最中。何とか、間に合うのかなぁ。。。

 

さて、子供に関わる事件が、これでもかこれでもかと続発している。中一の兄が小6の妹を野球のバットで殴って殺そうとしたり、高知の明徳義塾高校で、いじめられた恨みから、コールドスプレーを顔に浴びせてから、ナイフで同級生の胸を刺したり、何かが狂っているというしか、考えられない。

 

世相のせいにしては、いけないのだが、やっぱり、昔とは、人の考え方が変わってきているのやろうね・・・。何か今の日本には、だらけていて、異常なこの日本人の心を大きく転換させるようなきっかけが必要である。そのきっかけが何になるのかは、分からないが、意外にも、反日デモであったり、テロであったりするのかも知れない。日本でも、外交で点数稼ぎをするタイプの政治家が小泉さん以降続くかも知れないから、注意が必要や。

 

四方を海に囲まれている国である日本は、昔から、全方位外交を続けてきた。20世紀の半ばは、その政策に変更が生じて、ロシアや中国などと戦争をした。世界の流れを見るのに大きく誤ったこの時期を教訓にして、戦後日本があると言って良い。そして、60年もの間、平和と繁栄を謳歌した。ぼちぼち、そのツケが来ているのかも知れないね。日本人は平和惚けして、カネはあるけど、心が貧しい。豊かさを実感出来ない不幸な国の国民になってしもた。本当の心の豊かさと、生き甲斐のある人生観が描けない国に発展は無い。今は、それを探して、もがいている状況なのかも知れないね。。。

 

7/2(土) 7月に入ったと思ったら雨ばかり。おかげで、外構工事はストップしたまま。雨の止み待ちが続く。クロス貼りの方は、どんどん進んで、昨日中にほとんど済んでしまうような勢いである。いよいよあと1週間。ラストスパートである。

 

郵政民営化法案の方は、どうやら来週の月火が衆議院通過の山場らしい。自民党の中の反対派も多く、もう一波乱はありそうである。ただ、郵政だけが本丸というのは大変困る。改革の本命は「小さい政府」であるべきである。税金でメシを食っている奴らの数を減らして、これから少なくなって行く税収でも耐えられるような政府を作らなあかん。増税なしで今のレベルの行政サービスを維持するには、国の仕事を減らして地方に移譲する地方分権を進めなくてはいけないのは、当然の流れである。

 

国の行政機関なんて、突き詰めて行けば、財務省と外務省しか要らん。他は全部分割して、地方政府に分けるべきや。国会議員かて衆参併せて100人でええ。議員なんて銭食いの最たるものや。議員が減れば、他の公務員もどんどん減らせるやろう。人口の減って行く国に、今までみたいな考え方で予算を編成してたら破綻する。今、日本は世界で一番高額の借金をしている国になってしまった事をもっともっと危機感を持って望まないとあかんやろう・・・。

 

国会議員と官僚がなれ合いで、ええやんか、ええやんかと、赤字国債を発行し続けていたツケや。いつの間にか、国民一人あたり600万円の借金やて。こんな勝手なことしたヤツは誰や。責任を取れ!借金まみれの国や地方自治体は、ここ10年は借金を減らして行く方向に方針変換をせざるを得ないやろう。税収が減って行くのやから仕方がない。

 

ここで大事なのは、今までと同じ事をやっていたらあかんということや。お金の使い方を今までの予算主義から脱して、申請主義に変えていかなあかん。何か事業をしたいのなら、いちいち計画書を出して審議する。余った金は本会計に繰り戻させて、B会計を作らせない。もし、そんな金があったら、公金横領として厳罰に処する。

 

そして、決算書を提出させて必ず精算をさせるクセをつける。そこで厳しく精査して、不条理な支出が無いか議会がチェックする。お金を節約させようとすれば、予算より、決算の方が大事である。これが今のシステムでは甘すぎる。本来、これらのチェックは国会議員の仕事。ところが、相手が大きすぎてとても出来ない。相手、つまり省庁をもっと小さくして、風通しを良くしたらええ。その前に、国家議員が、国家公務員の「上がり」の役なっている実態を何とかせんと、なあなあの関係はなかなか無くならないやろうね。。。

 

7/3(日) いよいよ来週は引っ越しなのだが、今日もお中元セールのまっただ中なので片づけがぜんぜん出来ない。困った困った。ただ、家の取り壊しという厳しい現実があった前の引っ越しと違って、今度は、必要な物だけ運び込めば良いという気楽さがある。あまり、物を入れたくないのなら、この際、ゆっくり吟味して処分したりも出来るのが前の引っ越しとは全然違う。かと、言っても、5人家族の所帯道具はかなりの量。これを物理的に移動させなければならないのだから、そんな簡単な事ではない。。。

 

さて、引っ越しにつきものなのが関連工事。電気、水道、アンテナ、電話の4つは、今までハウスメーカーさんにお任せという訳にはいかない部分があり、工事の日程がかぶらないように調整する作業を施主がやらなければならないし、これに、新しく購入したベッドや物置、テレビや家具の搬入時間や日もかぶらないように調整する必要がある。これが結構たいへんである。下手な調整をすると、一度にいろいろな業者さんがやってきて、収集がつかない事態にもなりかねないからね。。。

 

ここへ来て、今までせっかくほぼノーミスだったのに、チョンボが発覚。中庭に貼られていたタイルが、今日触ってみたら何とツルツル。確かこのホワイトバーチというタイルは、INAXのショールームで見本をもらったのは、外床用でザラザラしていて、雨で濡れても滑らないようにしていたはず。どうも品番の指定ミスで、内床用のタイルを屋外である中庭に貼ってしまったらしい・・・。多分、タイルを割って張り直ししかないやろうね・・・。せっかくキレイに貼れていたのに残念。。。

 

7/4(月) 朝からけっこうな大雨である。四国は渇水やったのに、いきなり大雨で床下浸水している処もるのやて。ほんま、極端過ぎるわ。。。またまた、今年も異常気象なんやろうか。。。

 

さて、今日明日が郵政民営化法案の山場なんやそうな。水曜から小泉首相はイギリスへ先進国首脳会議へ出席する予定だから、どうしてもそれまでにカタをつけておきたいのやろうね。ところが、この法案、民主党なんかは反対するのだが、自民党の中にも反対派議員が多い。だから、自民党の党内で、党議拘束するぞとか、もし反対したら自民党から除名するぞとか、公明党も今度の選挙で応援せんぞとか。廃案にしたら、解散総選挙にするぞとか。やれるものやらやってみいとか。。。。何か醜い脅し合いになっとる。

 

いくら反対しても、法案が通ってしまう民主党や社民党、共産党より、まだ議論がかみ合うから、自民党の中で論戦が進むパターンは、自民党にとっては、結果的にプラスになるから不思議である。郵政民営化の問題は、都市部と農村部の問題でもある。都市部の代表である神奈川県選出の小泉首相と、農村部出身の議員さんたちの対立構造に置き換えられる話が多い。というのも、田舎に行けば、人口が少ないので、どうしてもビジネスとしては不利になる。

 

公的機関であった郵便局が民営化されると、どうしても効率優先、利益優先、不採算な部分は縮小ということになるから、いくら議員ががんばってみても、過疎地の郵便局の採算がとれる訳がないのである。言い換えれば、都市部で稼いで、農村部で損して、プラスマイナスが合っていた現状を変えてしまうと、農村部が都市部に依存している体制まで、見直さないといけなくなるので、田舎の議員さんにとったら、自分の選挙地盤から突き上げられることになる重要問題なのである。

 

しかし、都市部の人にとったら、どうでもよい。関心が低いというのは、都市部にはいくらでも代替えの金融機関があるからである。もちろん、保険商品もよりどりみどり。宅急便も電話1本で荷物をすぐに取りにきてくれるし、メール便も増えてきた。サービスはどんどん良くなっているのは都市部だけ。こんな現状が見え隠れする。

 

民間で出来ることは民間に。この流れは正しい。いつまでも国がやるべきではない。でも、郵政はするべき大きな改革のほんの一部分でしかない。役人天国を本当の意味で解消させないと、日本は役人たちに食いつぶされてしまう。。。

 

7/5(火) 毎日のようにテレビのワイドショーを賑わせいてる若貴騒動だけど、お兄ちゃんが相続放棄をしたという。貴花田部屋を存続するためとはいえ、全財産を弟さんに行くことになるから、思い切った行動やね。いろいろテレビで愚痴こぼしていた弟が、ぐうの音も出ない幕引き。どうせ、人んちのゴタゴタやけど、弟の度量の狭さ、幼さが目に付く結果になったなぁ。仲直りしたらええのにね・・・。

 

さて、新築工事をしていた我が家の引き渡しがいよいよ7/8に決定。7/9には引越して、少しは後工事が残るけど、何とか希望だった祇園祭までに帰るという目標は達成できそうになった。ただ、昨日の現場は、電気屋さんが2名、エアコンの取り付けが1名、水道屋さんが3名、タイル屋さんが4名、大工さんが2名と、大入満員状態。そこいら中でどんどん工事が進んでいるので、何を写真に撮っておいたら良いのか判らないぐらいたくさんの変化。いよいよラストスパートやね。

 

それにしても、3月に100年以上も経っている古家を解体し始めてからほぼ3ヶ月半で新しい家が建って、もう住めるのだから、工場で作ってくる家はやっぱり早い。内装工事は、大方1ヶ月かかるが、それを除けば、ほぼ1月で出来てしまう事になるから何やら不思議な感覚である。48歳の私がもう、恐らく死ぬまでは、ここで住む「終の棲家」になるだろう家の改築を決めてから、ほぼ10ヶ月。お金は、びっくりするほどかかってしまって、溜め息が出るが、今は大仕事がやっと終わったような思いである。。。

 

しかし現実は、こうゆっくりと、回想気分に浸っている場合ではない。7/9の大引越に向けての荷造りやら、工事の詰めやら、搬入の段取りやら、買い物やら、用事が次から次へと出てくる。今週は大忙しの一週間になりそうである・・・。

 

7/6(水) 郵政民営化法案は、何と5票という僅差で可決した。自民党から51人もの造反者が出たということは、小泉人気で大勝した総選挙の時期の事を思うと、自民党もえらい変わりようや。小泉政権も末期に入ったという事やろうか。国会のシステムは、もし参院で否決されても衆院で再度可決されれば、法案が通るから、事実上、郵政公社が4つの民間会社に分社されて、公務員の数が、現在より3〜4割減ることが決まったということになる。

 

その意味で、この意義は大変大きい。親方日の丸で仕事をしてきた人が、民間会社の社員になって、仕事することは、JR、JTなどでは、うまく民営化できだが、郵便・郵貯・簡保が一度に民営化することは、物凄い大変化になる。おまけに、赤字の零細局は潰せない、非効率な局の再編が出来ないなど、多くの足かせが反対派の意見を入れて出来てしまった。しかし、国会が、民間会社の支店や営業所の統廃合などを規制したり、禁止したりする法律を作るなど、自由主義社会のルールからしたら、おかしい法律まで作ってしまった。これは、禍根を残すことにならないだろうかね・・・。

 

反面、いろいろな事を出来る自由も郵便局は手に入れた。コンビニみたいに、24時間営業をやろうと思えば出来るようになったし、いろいろな物を自由に販売できるようにもなった。世界一の金融機関である郵貯バンクが、低金利で個人の住宅ローンをやったら、民間の金融機関は、戦々恐々やろうね。。。ぼろもうけしている街金も、場合によっては、潰せるぐらいの衝撃が走るかも知れん。審査が簡単で、大きな担保も必要とせずお金が低利で借りられたら、これは受けるやろうからね・・・。

 

大きなネットワークを生かして、宅配便の預かりサービスなんかも脅威になる。現代人は忙しい。大変困るのは、荷物の受け取りである。大きな郵便局まで行かなくても、最寄りの郵便局で24時間預かっていてくれたら、受け取る人はありがたい。コンビニでやっているサービスを郵便局が出来たら、ものすごく便利な施設になる。特定郵便局同士が売り上げを競い合うようになると、サービスも良くなるし、人あたりも良くなる。

 

世の中のコミュニケーションの方法はどんどん変わって行く。郵便を出す人は激減し、メールなどに取って代わられる。保険や貯蓄でも民間はサービスを競っている。いままで国だからという安心感だけで、安直にお金を集められてきたが、これからはそうはいかない。変わらないのは、変われないからであってはならないし、郵便も世の中に合わせて、変わって行かなければならない。

 

7/7(木) いよいよ明日は家の引き渡し日。その前に追い込みの外構工事や造園、家の中のワックス塗り、竣工検査などが行われる。土曜の引越に備えての荷造りはことのほか早く終わって、前の引越とえらい違いや。。。今度の引越は、前より楽そうです。

 

さて、2012年の夏季五輪の開催地がイギリスのロンドンに決まった。サミットを開催しているのもイギリスだから、この話題は、物凄くタイムリーやね。ブロア首相のポイントも、随分上がったやろうね。反対に、ぼちぼち引退かとささやかれているのが、シラク大統領。フランスのパリは大本命と言われていたのに、2回連続の敗退。五輪開催の切符を手に入れて、下降している支持率を上げようと目論んでいたのだが、あてが外れた格好になった。

 

オリンピックは、世界中が注目する大イベント。でも、たった2週間の大会のために何百億、何千億ドルのお金が必要になる。こんなお金が出せる国は、そこそこの大国に限られる。昔は共産国が国の威信をかけてと、国家予算をぶち込んででも開催していたが、今は、そんなアホな事も出来ない。北京五輪が見栄でやる最後の五輪やろうね。だから五輪に立候補するような都市は、今回はニューヨークとかパリ、ロンドン、マドリード、など大都市ばかり。個人的にはニューヨークで何で五輪なんかと思うのだが、都市型の五輪は、田舎でやる冬季五輪とちがって、何かとわくわくするものである。

 

夏の五輪はやっぱり都会型なのだが、なかなかスポーツ施設の整備は大変だし、跡地利用などもいろいろ難しい面が多い。京都では京セラ会長の稲森さんや、堀場製作所の会長が、京都パープルサンガの専用サッカースタジアムを作ろうと、運動しているようだが、昨日堀場のオッサンが事も有ろうに梅小路公園にサッカー場を作ろうと言い出した。言うのは勝手だが、田んぼのど真ん中に作るわけやないのに、こんな町中に5万人収容のスタジアムをいきなりボーンと作ろうなんて、少し勝手過ぎる考えやね。

 

この人は、ベンチャーベンチャーで、いろいろマスコミにも出るし、なかなかおもろいオッサンなのだけど、京都の経済界からしたら、京セラ、任天堂、ワコール、日本電産、村田製作所、なんかのきら星のような企業とちがって、スケールが小さい。5万人もの人が入れるスタジアムの周りに住む人からしたら、この施設がどれだけ迷惑施設なのかを、この人はぜんぜん考えていない。来場者の駐車場とか、交通アクセスの事を考えたら、梅小路公園の最低5倍の敷地が要ると思う。そんな土地は、稲森さんが言っている横大路に京阪の駅を作って建てるか、地下鉄烏丸線を南に延ばして、巨椋池干拓地にでもドーンと作らないと無理やろう。

 

3方を山に囲まれた京都市は、南へ延びるしか明日はない。南進策は京都が唯一生き残れる道でもある。京北町が京都市右京区になったし、お金持ちが多い久世郡久御山町を説得して、なんとか京都市にして、全国レベルの都市間競争に参入しないと、京都の相対的価値は、日本の中でどんどん落ちる一方や。いくら観光客が5000万人も来てくれたって、観光で食っている人は、京都人のたった1割なんやからね。。。

 

7/8(金) 今日はいよいよ待ちに待った家の引き渡し日。支店長さんも顔を出されて、現場監督さん、設計さん、営業さんが勢揃いされて、いろいろのご説明。ご苦労様でございました。アンテナ工事と光ファイバーの工事もこの日だったし、サイクルポートの取付やら、砕石を入れて地ならし、門扉、などいろいろごっちゃまぜで、忙しい忙しい。。。何か疲れた。。。明日はいよいよ引越ということで、その積み込みもあるし、仕事にも何にもなったモンじゃない。。。

 

さて、私は夜寝るのが早いので、ぜんぜん知らなかったが、ロンドンで同時テロやて。オリンピックは決まるし、サミットは主催国やし、今全世界がイギリスに注目している中で、この卑劣なテロ。むちゃくちゃするなぁ・・・。爆発が起こったのが地下鉄という至極日常的な場所だけに、当局も警戒のしようがない。日本でもいつ起こっても不思議ではないから、ほんま怖い。人混みの中へ行くのさえ怖い時代になったのは、ほんと不幸な事や。。。こんなことするヤツらは、何とか捕まえられないものなのかねぇ。。。

 

7/9(土) 引越日。2tトラック2台分なのだが、思いっきり詰め込んでいるので、かなりの量。。。エレベーターが無いので、全部改段でいろいろなものを、いったい何十回上り下りしただろう。。。疲労困憊とはこのこと・・・。午前中に運び込みは終わったが、ダンボール開けがまた大変。まともな生活に戻れるのはいつの事やら・・・。

 

何十ケースものダンボールを開けては棚などに納めて行くのだが、この作業がなかなか大変な作業である。出来れば、1発で決めたいのだが、なかなかそうも行かない。試行錯誤を繰り返しながら、使い勝手の良さを考えながら、本棚や衣類の収納に入れていく。この作業をやっていて感じるのは、さすが積水ハウスさん。という感じやね。本棚にしても収納棚にしても、実に良く研究されていて、既製品のセットアップのそのままで、棚を移動したり全然しなくて良いぐらいである。つまり、いろいろ収納パターンを研究されつくしていて、実にうまく収まるのである。この辺は、ノウハウの固まり。一流のハウスメーカーさんの標準組立は、さんざん、クレームに対処してきた大メーカーさんだから、ありがたい。

 

腰は痛いし、腕はだるいし、手のひらは握力が極端に落ちいてる。体力の限界や。。。

 

7/10(日) 引越日。仮住まいにまだまだたくさんの忘れ物。あれがない、これがない、ばっかり。まずはカーテンを付けないと、表から丸見えなので、着替えも出来ない。カーテンレールやら、お風呂のオケやら、ゴミ箱やらロールブラインドやら、物干し竿、スリッパ、等々、買わなければならないものが多い。こんなに買ったのは新婚以来やね。

 

だいぶん前から予約してあった2100×1100のダイニングテーブルと、テレビなどが配達された。朝一番から、物置も組立に来てもらった。今度のカードの請求書は、どうやら過去最大の請求額になりそうな予感、、、。まだ火災保険やら、税金やらで高レベルの出費が続きそうで、少し憂鬱である。

 

さて、私の住む下京区北部では、今週は祇園祭ウィーク。今年は曜日の回りが良くて、17日の日曜日が山鉾巡行。18日も祝日とあって、宵山が土曜日という事もあって、史上最大規模の人出が予想される。私の家の真裏が太子山という山の町内なので、我が家は絶好のロケーションでもある。この時期になると、山鉾見物のお客さんも多いし、今は駐車場もどどーんと大きくなって、うまく駐めれば、軽なんかの小さいクルマなら7台、普通車でも5台は入るから、何とか、それまでにアスファルト舗装をしてしまってくれと、お願いしている。

 

7/11(月) 雨の週明け。昨日の晩はお通夜の仕事が入り、またもや雨の中、ご自宅での現場施行。暑いし、濡れるし、忙しいし、疲れは最高潮に達する。会館でのお葬儀のありがたさが身にしみるね。。。

 

さて、家づくりの方は、ほぼ完了。まだまだ落ち着かないけど、かなり満足なのは、当たり前。でも住宅という業界は、クレーム産業とも呼ばれるほど、いろいろ不具合が出てくるのが当然。それに、どれだけ熱心にお付き合いいただけて、どれだけ早い対応をしてくれるかが、ハウスメーカーの実力の差になる。積水ハウスさんは、この点はかなりのCS(コンシューマー・サティスファクション・顧客満足度の意)ポイントが他のメーカーさんと比べて高いのが特徴。その分、家の価格は1〜2割は高いけどね。。。

 

今回は、小キズや、荒い施工などの不具合は、ほとんど無い。それより、引越の時に付けてしまった改段回りの壁のキズや、少し歪んでしまった屋外灯や、車が早くも当たって曲げてしまったフェンスなんかが少し残念・・・。まぁ、だんだんと、こんなキズも気にならなくなるのだけれどね。。。それにしても、タンスや、ベッドなどの大物家具は、クロス貼り前に搬入出来たら良いのにね・・・。回り改段の場合、ほぼ100%クロスを傷付けてまうからね・・・。そうそう、不具合を連絡しなければ。。。

 

7/12(火) 姉が保険の代理店をしているので、火災保険への加入を勧められているのだが、なかなかこの手の種類の保険は、ええお値段がする。ちょっと調べてからにしようと思う。今日の現場では、駐車場のスペースにアスファルト舗装がされる予定である。今日だけは車の乗り入れをしないでくれと釘を刺されている。タイヤの跡がずっと付くのはやっぱり避けたいからね。。。。

 

引越荷物の片づけもどんどん進み。家にいるときは、いつも何か片づけをしている感じ。お茶碗や丼鉢、お箸やお皿なんかを使おうと思っても、ダンボールのハコの中に入ったままだったら、使えない。どこに何を片づけるかが、なかなか大変で、使い勝手の良い整理状態になるには、まだ少し時間がかかりそうである。少しは、使わなくなった食器なんかは廃棄すればいいのにね。。。

 

さて、我が家は、関西電力の子会社であるケイ・オプチコムという会社のやっているeoホームファイバーというのを採用したのだが、どうも新築の戸建てには、不向きなようである。というのも、なかなか開通に時間がかかるのである。NTTなら即日開通するのに、eo光電話は、NTTの回線がすでにあるのを前提に、工事のスケジュールが組まれるようで、まだまだ電話が使えない。

 

家族全員が携帯電話を持っているので、固定電話は使えなくても、そう不自由ではないのだが、ネットに繋げないから、何かの調べモノや、通販の申し込みなんかが出来ない。これが意外にも、かなり不便なのである。インターネットが、それほど便利で、普及していて、頼っている存在に、知らないうちになっているということやろうね。。。

 

先週の金曜日に光ファイバーはもう家まで来ているのだが、光電話アダプターというのが1週間ほどで、送られてくるのを、自分で取り付けないと、電話もネットも使えないのだそうだ。なかなか、段取りがしんきくさいものやね。。。せっかく工事の人間が2人も雁首そろえて来ているのに、なぜ、その人たちに持たせないのやろうね。不思議でしょうがない、、、。

 

ただ、NTTの固定電話というものは、全く使わなくても、基本料金というのが17〜1800円ほどはかかる。eoの光電話というのは、独自に入線することによって、NTTの回線が全く不要になるという画期的なシステムなのである。おまけに、4900円出せば、パソコン4台が10メガクラスのブロードバンド常時接続が可能なのだという。いくら繋いでも、通信料が同じ。これは家族全員でつかえば、ものすごく良い通信条件となる。早く、来ないかなぁ・・・。

 

7/13(水) 今日、我が家の駐車場のアスファルト舗装工事が行われて、大きな工事は、一応終了予定である。長かったようで、短かったようで・・・。工事や荷物が片づいて無いと、気持ち的になかなか落ち着かないけど、今日でやっと一区切りというところやね。祇園祭に何とか間に合った。。。

 

家の近くでは大通りで鉾立てや、曳き初めが始まっているので、四条通などでは、毎年の事ながら、大渋滞になっている。ただ、普通の渋滞と違うのは、ドライバーの人たちも、鉾を見物しながらの渋滞なので、そんなに殺気だった雰囲気は無い。いつもながらの祇園祭の雰囲気である。

 

さて、ウチの近くのお商売をされている方は、明日あたりから4連休を取るという人も多い。祇園祭の山や鉾が建つと、車の通行が出来ないから、商売に成らないからである。お客さんの接待にこの時期を使う呉服屋さんも多いが、職方さんや悉皆屋さん、整理屋さん、などの呉服関係の人は、仕事を休んで、平日料金のゴルフや、温泉旅行を楽しむ人も多い。この時期は、まだ学校も夏休みに入っていないし、旅行するのにも、安い料金で行ける。そういえば、同じ町内の会長さんは、ニューヨークへ行かはるそうな。ええなぁ。。。

 

祇園祭の地元の人は、これを祇園祭休みと言って、結構楽しみにしている人も多い。もっとも、自分の町内に山鉾が無い人だけの話だけれどね。。。人様が働いている時に、大手を振って休める一年で数少ない日。貴重なお休みやね。下手に地元にいると、お客さんのお相手をしなけりゃいけないので、こんな時は、逃げ出すのに限る。こんな祇園祭の使い方も地元ではある。。。

 

7/14(木) 昨日、駐車場のアスファルト舗装が終了して、やっと本格的な工事は一区切り。やっと、ちょっとは落ち着いた。。。今日は、祇園祭の宵々々山。今晩から、けっこうな人出になりそうである。でも、今夜はお葬式の仕事が入っている。こればかりは、待ったなしやからなぁ。。。

 

関西電力のやっているイオ・ホームファイバーという、光ケーブル通信サービスに申し込んだのだが、この光電話というのが、なかなかつながらないで困っている。昨日やっと、光電話アダプターというのが宅配便で送られて来た。早速、今朝LANケーブルやらモジュラージャックをセットアップして、指示通り、137にコールして、切替工事を申し込んだのだが、7/21の正午までまだ電話が使えないそうな・・・。どうやら、イオの場合は、NTTの電話が先につなげられているというのが、大前提条件なのである。私のように家を建て替えたタイミングで光電話に切り替えた時には、NTTの工事をすると、無駄があるので、どうしても電話が使えない期間が2〜3週間も出来てしまう。これは、絶対改善せんとあかんやろう。。。

 

今は携帯があるから、そうでも無いが、電話は、ある意味、ライフラインの一つでもある。電話が無い事で、救急車が呼べなかったり、命が助かったりするからである。その大事な電話をメンテして、いつでもちゃんと使える状態にしているNTTと比べると、関電のイオは、「ええとこ取り」をしていて、何か少し信頼感に欠けるように感じてしまう。まあ、光ファイバーの常時接続で、4900円/月というのは、安いけどね。。。

 

もともと電話は、かなり単純な構造の機器だから、線さえちゃんとつなげておけば、話すぐらいの単純な電気信号のやりとりだけなら、どんな線でも、ちゃんと話せる。ところが、インターネットなどにつなぐと、そうはいかない。画像やソフトなどのデータもこの電線を通って流れてくる。通るデータの量が大きくなってきたら、どうしても細い普通の電線だけでは、心許ない。大量のデータをこの線上に流そうと思ったら、どうしても、光ファイバーというのが有利な選択肢になってくる。

 

このような選択の幅が拡がってくると、今までの電話という既成概念を持ったままでは、世の中の流れについて行けない。電話は、ベルが鳴って、人が受話器を上げて、話をして、終われば、電話機に受話器を置くものであるという概念は、まだまだ定着しているが、おかしな事も増えてきている。

 

企業のフリーダイヤルや、サポートダイヤルなどは、交換手が普通に出て、電話を振り分けする所など、すでにあんまり無くなってきているのではないか。音声の自動応答システムで、こっちが何番とかのダイヤルボタンを何度か押して、やっと機械が担当者につないでくれる。その前に、こちらの登録番号やら、クレジットカードの番号やら、トラブルの原因のアンケートみたいなものを延々と電話機で操作させるパターンのモノも多い。あれ、味気ないし、嫌なものなのに、企業側からしたら、交換手の経費は削減出来るは、電話台も節約出来るは、クレームも排除出来るは、でどんどん増えて来ている。

 

コンピータを使って、いろいろな電話にワンプチでコールだけして、その電話自体の通信状況のデータを集めるようなことをしている所もある。そういえば、最近、受話器を上げた途端に切れていたり、FAXからの電話のように、ピーポー音しか聞こえない無言電話がよくかかりませんでしょうか。私は、最近、かなり増えたと思います。せっかく電話に出たのに、無言だったり、機械の声やったり、急いで走ってきて損した。なんて、しょっちゅう。ホンマ、腹のたつ。。。まじめに電話に出た人がバカを見るような電話のモラルが拡がってきたら、あんまり世の中には良い事は無いやろうね。。。企業側も効率だけ追求してないで、血の通った対応が出来るところが、また見直されるようになると思うのだけれどね。。。

 

7/15(金) 祇園祭のそぞろ歩きは空いている宵宵々山ぐらいに限る。仕事を終えてから、昨晩もちょっと夜店見物をしてきたが、ご近所さんで地元の人によく逢う。みんな明日、明後日は、お客さんの世話やら、人出がものすごく多くなるので、今日のうちに出ておこうという人が多いのやろうね。

 

祇園祭はでかいお祭りやから、夜店の数も半端やなく多い。今年の傾向は、やっぱり子供向きの光りモノ。カラフルなLEDのライトが仕込んであるチューブとか、棒のようなものが今年の新作のようで、買い求める人が多いみたいだ。食べ物では、イカせんべいの上に目玉焼きをのせてソースや天かすをかけたタマゴせんべいが目新しかった。

 

目立つのは、プロのテキ屋さん以外の素人の出店。ちょっとした空き地や100円パーキング、会社の駐車場などでは、ビールやバーベキューコンロなんかを並べて、しっかり商売してはる。もちろん、常にお商売している店も負けていない。コンビニの前では、冷たい飲み物やスナックを売るバイトさんの呼び込みが元気だし、お好み焼き屋さんも、12個300円といういつもながらの値段でたこ焼きを売っていて、割安感からか、行列が出来ていた。

 

午後10時までの四条通の歩行者天国が終わるまで、営業している地元のお店も多い。昨日も、四条通のふたばさんで、遅くまで店を開けてはったので、ワラビ餅とちまきを買って帰った。お好み焼き、ネギ焼き、焼き鳥、串カツ、フランクフルト、焼きそば、たこ焼き、かき氷、クレープ、牛串焼き、などのジャンクフードばっかりしか売ってない夜店では、こんなお土産が有りがたい。祇園祭は、いよいよ明日宵山。今年はいったい何十万人の人出になることやら。。。祇園祭が終わったら京都は梅雨明け。本格的な京都の暑い夏が始まる。。。

 

7/16(土) あまりにも休みが無いので、交代で無理矢理休みを取ろうかということになり、私は、土曜に休むことにした。ただ、休みとは言っても、朝から庭と玄関前のタイルをゴシゴシとデッキブラシという銭湯でお風呂を洗う時に使うもので、大掃除。アスファルト舗装が出来る前は土の上に砂利敷きだったから、どうしても靴に土が着いてきてしまった。だから、せっかくの真っ白なタイル床は、随分土で汚れてしまっていた。

 

これが前から気になって気になって・・・。やっとの休みでまず朝一番からホースの水を高圧洗浄機というのに付けて撒く。この洗浄機はなかなかの優れもので、ホースの水をものすごい勢いの水流に変えてくれる。20〜30メートルは高圧の水が飛ぶんやないだろうか。。。我が家の外壁はセラミック製の25ミリ厚。上の方は汚れてもあんまり目立ちにくいブラウン系にしたが、真っ白の外壁材は、どうしても埃がたまる。これは洗い流すしか無いわな。そこで、この洗浄機の登場。これなら余裕で3階の外壁まで洗える。ただ、この高圧洗浄機、かなり音がデカイ。ブォーンという音がご近所さんの顰蹙を買いそうなので、そんなに頻繁には使えないなぁ。。。

 

休みを待ってましたとばかりに10時になったら、電気屋が開く。下の娘に以前から買って買って買ってと100ぺんは言われていた個室のテレビをヤマダ電機に買いにいった。DVDとビデオが絶対一緒に見たいと粘られて、そのプレーヤーも。ところが、これを見た上の娘が何で私には買ってくれないのかと怒られて、もう1台テレビを買うはめに。。。家を建てると、こんなので出費が嵩んでゆく。。。

 

やっと娘から解放されたかと思うと、今度は息子。しばらくブリの親の休みを待っていたようで、中古車を見に行くので着いてきてほしいと。。。。夕方まで10軒ほどは見て回っただろうか。。。炎天下で当然エアコンの効いていない中古車を見て回るのは、地獄である。。。かなり疲れた。。。ホンダのS−MXが良いなぁと乗り気になったのだが、やや予算オーバー。なかなかうまくは行かないものである。。。

 

7/17(日) 友人の料理屋さんが毎年この宵山の時に井傳さんという錦の西洞院東入のお店前で、天然物のウナギを焼いて、ミニうな丼を売っている。たこ焼き、焼きそば、お好み焼きなんかの、ジャンクフードばかりの夜店の物は、なかなか買う気にならないが、これはおいしいのでいつも買いに行く。小が500円、大が1000円だが、たこ焼きでも何でも500円の屋台と比べたら、よっぽどうまい。ここ、お奨めです。

 

昨晩はその鰻丼を5つ買って、木賊山の池田家へ寄る。8時頃には一人また一人と集まってきて、いつもの祇園祭の宵山。夜遅くまでちびちび酒を飲んでいたので、少し二日酔いか・・・。外は何十万人もの人出で、どこも人混みだが、こんな日はエアコンの効いた部屋でゆっくりしているのが良い。。。

 

今日は、朝5時半集合で山鉾巡行。巡行に参加する人は、早朝から大変や。。。ご近所の知り合いの人たちも、たくさん参加するけど、紋付き袴の着付けやら、回りの人も大変や。。。終わってからも後かたづけと、足洗い。早朝から深夜まで、ふらふらになる。でも今年の、この曜日の回りは良いね。海の日が月曜でハッピーマンデーにしてあるから、一日ゆっくり休養出来るし、今晩いくら遅くまで飲んでいても平気やからね。。。

 

京都のホテルや旅館は、当然半年前から満員状態。大津や大阪のホテルに泊まる人も居るそうな。そら、ビッグイベントやからね。。。観光業界は、ホクホクやね。雨も珍しく降らなかったし、昨晩も例年のような蒸し蒸しした暑さじゃなかったし、まだマシだったんやないやろうかね。観光客の人にも良かったように思う。

 

7/18(祝) 祝日やけど、お中元セール中なので、出勤。しばらく、仕方ないね。。。家の片づけも大分進んだのやけど、まだ電話もネットもつながらない状態が続くので、ちょっと不便である。ケイオプチコムの光ケーブルが入っているのだから、説明書通りに接続したらネットは使えるはずなのだが、パソコンがブロードバンドルーターをなかなか認識してくれない。困ったもんや。。。なかなかうまいこといかんもんやね。。。

 

さて、家が変わると、いろいろ、あれが足らん。何を買ってくれ。が増える。ゴミ箱が足らんとか、時計が足らん。反対に今まで使っていた延長コードなんかが大量に余ってくる。新しい家は、コンセントをたくさん付けてあるからね。。。整理をしてゆくと、なかなか片づかないものが、置物や、写真、卒業証書や、子供たちの昔描いた絵やら、アルバム、表彰状やらカップトロフィメダル・・・。本当は捨てたいのだけど、なかなか捨てられない。。。

 

心を鬼にして、エィヤッと、いろいろ捨てるのだが、貧乏性なのか、かなりのモノが残ってしまう。これらを収納しておく場所が無い。困った困った・・・。それだけ「モノ」に囲まれた生活をしていたんやね。周りに、必要最小限のお気に入りのモノだけしか置いておかないというのは、実は最高の贅沢でもある。ところが、家族の価値観はなかなか統一出来るモノではないし、ここには絶対に置きたくないなぁ・・・と思っていた所に、平気でゴミ袋が置いてある。。。ここは、これだけにしておきたいなぁと思っていた所に、他の気に入らないモノが飾ってある。

 

「想い」が異なるのは、お互い人格が違うのだから当たり前といえば当たり前なのだが、「こだわり」の度合いと、「妥協」で決まっていってしまうと、「ストレス」にもなるものである。価値観の完全共有というのは有り得ないが、しばらく、せめぎ合いが続くのやろうね・・・。

 

7/19(火) 昨日、中国地方から関東甲信越にかけて、梅雨明け。本格的な夏のスタートである。とは、言っても今年の梅雨は初めのほうから雷がガンガン鳴ってたり、地域によってはぜんぜん雨が降らない空梅雨であったり、集中豪雨やったり、変な天気が多かった。異常気象はやっぱりホンマもので、地球温暖化はやっぱり進んでいるのやろう・・・。

 

環境問題で、人間というものは、本当に他のモノや生き物に、悪い影響を及ぼさずにはいられないものである。先日、ユネスコの世界遺産に関する会議で、大変深刻な議題が取り上げられた。世界遺産に認定される数は、どんどん増えて行っているのだが、問題は認定するだけではなく、その遺産を保護することである。アフリカの最貧国では、生きるために野生の動物を獲る。たとえそれが絶滅種に指定されている動物であろうとなかろうと。だから、初の世界遺産の解除が起きるかもしれないとのことである。

 

環境問題は、先進国と発展途上国、後進国の生活レベルの格差問題でもある。先進国は、これからはあまり爆発的にエネルギーをたくさん消費したり、CO2の排出量が大きく増えたりすることは少ない。ところが、これから発展してゆく国は、これからどんどん増えて行く。発展途上国からしたら、先進国は今までさんざんエネルギーや資源を消費しておいて、その物差しで、我々の生活やら生産活動を制限されてはたまらないという事になる。

 

中国がアメリカや日本並みに車を持ち、石油を消費し出したら一体、どうなるか。世界の原油の需給バランスは崩れて、エネルギー資源の価格は高騰し、二酸化炭素の排出量は、飛躍的に伸びて、大公害が日本にも影響すると言われている。人間が豊かになろうとすると、どうしても環境を傷つけてしまう。地球に取って、人間はかなり迷惑な存在である。人は地球を救えるか、これが22世紀の課題やろうね。。。

 

7/20(水) 引越して10日間。何とか荷物も片づいて、少しだけ生活のリズムが出来て来た感じ。でも、まだまだ、どこに何があるのかが判らない状態がしばらく続きそうである。昨晩も積水ハウスの営業Tさんが引き渡し後、初めて来られて、いろいろ不具合の検証をされていた。ただ、7月は積水さんの決算期なので、今月末竣工という現場が多く、関係者が一番忙しいそうで、少し時間を下さいとのこと。良いですよと答えておいた。

 

住宅産業はクレーム産業と呼ばれている通り、全部が全部100点満点なんて有り得ない。建具の立て付けや、干渉、汚れキズのたぐい、クロスのはがれや、外壁のキズ、サッシの滑り、いろいろな気になる点はあるものである。でも、今回の積水さんの仕事は、十分及第点を上げられる。かなりレベルの高い施工をしていただいたと、感謝している。あまりクレームするところが無いので、頼りないぐらいである。本当にありがとうございました。

 

まぁ、クレームが無いと言っても、少しは不具合があるのが、家というもの。玄関ドアに付けた電気錠のご機嫌が少し悪い時があり、誤作動するのと、同じく玄関ドアの閉まり具合が少し悪いのと、キー自身の発信機能が不良なものが1個あること、トイレのドアノブの色が合ってないのを交換してほしいこと、照明関係のセンサーの効き具合の調整が必要なのと、パッキンの外れ、切れ、ドアークローザーの調整が必要なこと、などをお願いした。近いうちに直して下さるとのことである。

 

さて、火災保険なんて要らないわいなぁ・・・と思っていたが、姉の勧めで、清水の舞台から飛び降りるつもりで、結局入っておいた。一番、お金の無い時だから、この保険料の出費は追い打ちをかける。。。ただ、毎月毎月保険料を支払うタイプはなかなか性に合わないので、一括前払いで保険料がかなり安くなるタイプを選んだ。4100万円の建替保障で、30年補償で70万強、これは高い。。。予算オーバーや・・・。そこで期間を20年にして57万。何も無ければ要らないお金だが、我が家は木造家屋に囲まれている。実際、30年ほど前に我が家の裏のお家が燃えて、離れの納屋が類焼している。真裏の賃貸マンションのベランダはこっちを向いているから、タバコの火とか、火事になった時の貰い火は、やっぱり怖い・・・。

 

お隣さんと家が近接しているから、いくらうちの外壁材が少しは火に強いセラミックスであっても、お隣が本格的に燃えたらひとたまりもない。。。こんな、いつ貰い火事をしてもおかしくない状況やから、これは入っておいた方が安心というところである。もう一度、家を建てる元気もお金も無いからね。。。最低限、今と同じ建物が建てられる火災保険。これだけは入っておかないと、安心出来ないわなぁ。。。

 

7/21(木) 小泉首相が来年9月までの任期中に北朝鮮と国交回復をしたいと表明した。対中、対北朝鮮強行派だった小泉さんに取ったら180度の方針転換のような部分があるが、2回の北朝鮮への直接訪問で、彼なりの感触をつかんだんやろうね。そら、喧嘩するより、しない方がええ。首相があと1年少しの任期しか無くなったとしたら、なんとかこの間に後生に残るような事をしたいという欲が出てもおかしくない。日中国交正常化を果たした田中角栄が名を残したように、郵政民営化だけでは弱いというのが、小泉さんにも判ったんやろうね。だから北朝鮮国交正常化を言い出した。日ロ平和友好条約や、北方領土返還は難しそうやからね・・・。

 

ただ、日本と北朝鮮の国交を正常化すると一口に言っても、大変な問題がある。あまり、両国の人間の行き来を頻繁にすると、北朝鮮のスパイが入り放題になる。ただでさえ、日本には朝鮮総連という在日の人たちの組織がある。この組織がいろいろ過去に拉致に関わったり、不正送金を行っていた事は、明白で、北朝鮮の高官が日本製品や日本の高級食材を手に入れられているのも、この組織のおかげ、この活動が活発になるのと、脱北者が日本に潜入する可能性が高まることが危惧さける。

 

日本人の人口はこれから減って行くのに、中国や韓国、北朝鮮などからの移住者はこれから増えてくる事が予想される。東京の六本木なんかを歩いていると、ここは、本当に日本かと思う時がある。それほど、日本の国際化は思った以上に進んでいる。これに伴って外国人絡みの犯罪も増えてきている。中国人犯罪組織は出てくるし、中東の人たちや東南アジアの人たちも、加害者になったり、被害者になったり。。。

 

犯罪は、貧富の差や、文化、宗教、意思疎通の困難さなどから起こる。平和ボケの日本人からしたら、外国人は、「友人」かも知れないが「犯罪者」かも知れないという、人を見る力を要求される。これがまた、日本人は不得意や。良い人そうという価値観は、対日本人に対しては有効だが、対外国人に対しては全く無防備であると言って良い。日本は良い国だと、多くの外国人が言ってくれるのは良いけど、楽に悪い事が出来る意味での良い国であっては困る。日本も警察などの治安維持にもっとお金をかけないといけない国になるのは、間違いないやろうね。。。

 

7/22(金) 中国が人民元を約2%切り上げた。やっと、というか、遅かったと言うか・・・。11年ぶりの改定だけど、まだ小幅過ぎるとの批判もある。人民元は、事実上米ドルに固定制にしていたため、為替相場というものが存在しなかった。つまり、中国政府の思いのまま、レートをコントロールしていたというのが実情だった。ただ、このことは、他国からしたら、安い中国製品の洪水を巻き起こしていることになり、あまりにも不公平であるという批判が各国から出ていた。

 

今回の改定で中国は、事実上、固定相場制を放棄して、バスケット制ではあるが変動相場制への移行を宣言したことになる。思えば、昔、日本も1ドル360円の時代がずっと続いていた。変動相場へ移行したとたんに円高ドル安が雪崩のように起きて、あれよあれよという間に、1ドル300円、250円、200円、180円ぐらいまで行ったのやなかったやろうか・・・。日本の輸出産業は壊滅的な打撃を受けて、その後のニクソンのドルショックなどの例もあるように、円相場は国際政治の駆け引きに使われてきた。

 

その後、日本経済は底力を付けて、先進国の仲間入り、世界第二位の経済大国に成った。うまく行けば中国もこのレールの上にいるのは明かである。ただ、大きな懸念材料は、中国の政治体制である。共産主義という仮面のまま、最も自由主義的な世界の経済大国にも成ろうとすると、国内で社会的な矛盾がどうしても出来て来る。価値観や思想、宗教、政治的な自由が保障されていない今のまま、中国が経済大国になると、どうしても国民と政府の目的のズレが生じて、体制批判が起きるのが自然な流れだからある。

 

民主主義国家なら、政治的な自由があるから、政権交代勢力が台頭してきて、比較的穏便に政権交代が行われるのだが、中国共産党一党独裁の中国で、これが出来るとは思えない。イデオロギー的な自由がない中国は春先の反日デモで見せたような危険性を内包している。あんな危ない事が起こるような国には投資出来ないと、多くの日本企業は思ったやろうね。日本人の中国への観光旅行も3割に激減したそうやから、あの官制デモとも言われた反日デモは、当局の大チョンボやったやろうね。中国は、何千億ドル損をしたか判らないね・・・。

 

中国で政権交代が起きる可能性は、民主化要求によるクーデターのほか、腐敗役人追求デモ、貧富の差の拡大による経済格差デモ、人権弾圧に対するデモ、国内の独立国志向のある民族デモなどがきっかけになる可能性が高い。多民族国家の今の体制を維持しようとしたまま、これらを乗り切って行こうとするのは難しいやろうね。ロシアみたいに少しは分裂するかも知れない。それがいつになるのかは判らないけど・・・。

 

中国国民の民度の差も激しい問題である。中国国内では発展した沿海部と、未発展の内陸部のいろいろな意味での格差が大きい。東西問題と中国国内では呼ぶらしいが、この解消はなかなか難しい。もし、中国国内で大きな内戦になると世界への影響も大きいから政府は必死に軍事力強化をして、人民解放軍の増員増強をしている。日本などは軍事費の増加を懸念しているのだが、実は軍事力の強化は中国の国内面の問題でもある。軍の力だけが今の中国の政権を担保している部分があるからね。。。

 

7/23(土) 人民元切り上げショックで昨日の相場は激しく反応した。中国経済に影響の大きいアジアや豪ドル、ニュージーランドドルなどが暴騰。米ドルはひとり暴落した感じやね・・・。注目の人民元は、中国政府がなりふり構わぬ市場介入して、中国の発表した0.3%以内というボックス圏内に無理矢理押し込んだ感じである。中国当局は、ものすごい規模のドル買い介入をして、市場をコントロール出来ると証明した格好だが、市場というものは生き物。いくら社会主義国が計画経済で人民元レートを維持しようとしても、メジャーの為替利食い屋たちが、そんなのを見逃す訳がない。

 

いずれじりじりと元高になっていくのやろうね。中国は欧米が予想するような10%以上の元の切り上げをしなかったことで、ますます再度の切り上げを今度は市場から要求されるようになる。中国は変動相場制というパンドラの箱を開けてしまった限りは、もう後戻りは出来ないやろう。米ドル・ユーロ・円に次ぐ第四の世界通貨として、元がデビューしたのだから、これからは、中国一人で勝手なことも、あまり出来なくなるのではないか。

 

しかし、中国はものすごい規模の米ドル買い介入をして、そのお金を米国の国債を買うのに使っているという噂がある。ご存じの型も多いと思うが、米国債を世界一買っているのは日本で、中国はもう第二位になっているのだとか。昔はオイルマネーとか、ユダヤマネーとかが米国債を握って、アメリカ経済。つまり世界経済を握ったと言われていたから、国債、つまり国の借金を他国に握られると、いろいろ政治的に要素に使われる事がある。

 

日本は世界一米国債を持っているから、米国にモノが言える。米国債を売るぞというのが「脅し」になるからである。中国がこれを手に入れる事の政治的意味は大きい。米国の経済の首根っこである、債券市場をコントロール出来てしまうからである。中国が米国債を売るぞと発言したら債権市場が暴落。買おうかなぁと言っただけで暴騰なんてことになる訳やからね・・・。

 

7/24(日) さて、為替のレートが大きく動いた事もあって、一昨日、外貨定期を思わずしてしまった。ニュージーランドドルは、経済的に安定していて、ちょっと前までは15%なんていう夢のような金利が付いていた。今はさすがに5%まで下がっているが、日本のバカみたいな低金利の貯金なんてしてられない。ただ、外貨なので、円をニュージーランドドルに換えるのに1ドル1円も取られる。昨日のレートで1ニュージーランドドルは77円ぐらいだから、米ドルなんかと比べてもたくさんの為替手数料が必要なことになる。

 

現地通貨を円に戻す「円転」にも1ドル1円の手数料がかかるので、はっきり言って、かなりコストの高い外貨定期である。つまり、500万円をニュージーランド・ドルに換えると65000ドルほどになる。片道65000円+帰り65000円で、何もしなくても13万円もの為替手数料が自動的に銀行に取られる。これだけだと大損なのだが、65000ドルの5%が利息だから、3250ドル/年もの金利が付く。1ニュージが77円だとして250250円。12ヶ月で割ると20854円。税金を払って毎月18000円ほどのお小遣いが円で入ってくるのである。

 

この外貨預金は、シティバンクにいた人が外に出て、バリバリやっている元気な新生銀行の金融商品。おこづかい型外貨定期というネーミングも、余剰資金の多い高齢者にターゲットを絞った商品やねぇ。。。で、正式名は、外貨定期パワーサポートプラスという名の外貨定期である。

 

ここまでなら、ええ事ばっかり。13万の為替手数料を払っても1年で22万ほどの金利が入ってくるのだから、利率の良い貯蓄に見えるかも知れないが、外貨預金の欠点は大きなリスクがあること。為替相場という魔物のおかげで、そんな僅かな利息はスグに吹っ飛んでしまうから恐ろしい。500万円預けたハズが300万円になっていたなんてしょっちゅう。くれぐれも外貨預金は、余裕のある資金でしかやってはダメ。テンパッタ状態でやると、精神的な余裕が無いから、大損する可能性が高い。レートが好転するのは3ヶ月や半年の周期が必要。それまで待てないようなお金を外貨定期にするものではない。

 

ただ、このパワーサポートプラスのおもしろい所は、いつでも円転の指示が出来るというところ。つまり為替をちょっと見ていれば、得なレートになった時に円のパワーサポートプラスの定期預金に換えられるのである。これは、実はものすごく画期的なことで、定期といえば、満期まで待つのがあたり前、だったのが、為替のタイミングを気にせずにマイペースで取り組めるというのが凄い。あと10日満期が早かったらなぁというのが無いのである。こんな外貨は見たことない。。。外貨やる人、これ、おすすめですよ。

 

7/25(月) 今年初の台風が日本に接近中である。明日の午後は暴風雨になるそうな。しばらくまとまった雨が降ってないので、少しは降って欲しいのだが、台風はやっぱり恐ろしい。我が家はまだ台風の洗礼を受けていないので、ちゃんと対策をしておかないとね・・・。

 

さて、いよいよ6カ国協議が再開する。北朝鮮が核兵器による恫喝外交を続けるか、融和策を受け入れるか、キーポイントは、中国次第やろうね。北朝鮮は、どうしても中国にいろいろな面で依存している国だから、中国の言うことを聴かないと生きて行けない。周りの国全部を敵に回すなんて愚かなことは出来ひんやろうからね。

 

この問題は、社会体制が似ている中国と北朝鮮という2国の共通の課題でもある。両国とも強大な軍事力を背景に国内を掌握している軍事政権という性格がある。しかし、中国は改革開放路線を進み、経済成長を手にした。一方、世襲制という古典的な政治体制を未だに維持している不思議な国、北朝鮮は、この体制維持に必死で、クーデターを起こさせないように、他国から攻め込まれないように、という事が体制維持の第一義になっている。

 

この体制を変えて、ソフトランディングさせるには、金主席の死去のタイミングを待つしかないのやろうね・・・。北朝鮮という国は、戦前の日本にかなり似ている。天皇を神や象徴として、その個人崇拝に国民の気持ちを一点集中させて、国を一つにまとめようとした。まるで今の北朝鮮と同じや。。。金王朝が続く限り、この個人崇拝的に国をまとめようとする状況は変わらないやろう。首のすげかえしか、やらんやろうからね・・・。

 

何十年もの個人の思想弾圧によって、人々は洗脳されているから、民主化への国内のエネルギーはゼロに近い。そんな大それた事を企てたら、生きては行けない国やろうからね。改革出来る芽が有るとすれば、脱北者が力を付けて帰国するとか、韓国との統一という流れしか考えられない。南北統一で現体制がだんだん南に近づいて行くのが良い流れやろうね。。。

 

7/26(火) 日本道路公団の副総裁が逮捕された。談合事件の捜査は、ついに実質上の道路公団トップまで到達した。道路公団の組織は、総裁には近藤さんという人を総理が財界から指名して、就任している。普通の会社で言えば、会長さんが公団の総裁という感じ。副総裁は言い換えたら社長さんやね。東大出て、道路公団に入って頂点まで上り詰めた人やから、いわばエリート中のエリート。超官僚やろうね。この人まで司直の手が伸びた事の意義は大きい。

 

もともと日本の官僚制度や、天下り制度、なあなあ体質や、競争をさせずに、公平にそこそこみんなが儲かるようになんていう体質は、極めてアジア的な発想で、公共の利益より、仲間内や、特定の個人の利益を優先する体質は、アジア人なら残念ながら、どこでも誰でも持っている。いくら法律が「あかん」と定義しても、その網をかいくぐって、何とかしようとする。この非競争的な体質が、どれだけ国民に不利益をもたらして、一部の奴らが甘い汁を吸ってきた事か。

 

捕まった副総裁かて、今までみんなが、せんどやってきた当たり前の事やのに、何で自分だけ。。。という感が強いやろうね・・・。でも、ええかげんこの体質を改善出来ないと、日本は国際化に耐えられないのやないやろうか。ビジネスの世界では、賄賂やら接待攻勢するのは当たり前である。ただ、日本の特異な所は、官制談合であるというその1点である。

 

道路公団やら国土交通省やら大きな税金を使って仕事を発注する立場にあるところは、より厳しいモラルやルールが要求されて当たり前やのに、受注する側が元発注側の人間、つまり天下りした人だったらどうだろう。こんななあなあの体質で国民の血税を浪費して、官僚どもが好き勝手に予算を食い物にしている。これが異常な世界なのである。

 

発注企業への天下り禁止。談合への懲役20年以上の実刑強化。最低これぐらいはせんと、絶対、直らないのやろう。。。「フェアーであること」が当たり前の世界がどうしたら日本中で実現出来るか。政治家が、一番真剣に取り組んで欲しいテーマやね。。。そやないと、いつまでも国民は政治やお上や役人に不信感の塊を持ち続けなければならない。。。

 

7/27(水) この前の日曜日にぷらっと、京都駅の方に行ってきた。別に何をするでもなく、何を買うでもなかったのだが、ソフマップという会社の株主優待券が3000円分もあったので、何かを買っておこうかなぁというところだった。そのときは、何も知らなかったのだが、昨日の新聞でついにプラッツ近鉄がヨドバシカメラに建物を210億円で売るという記事が出た。

 

丸物時代から、近鉄百貨店は、私にとっては、家から一番近い百貨店だったので、何かと親しみがあった。丸物がだめになって、京都近鉄百貨店になってからも、私が吉忠マネキンというディスプレイ会社で、近鉄百貨店の阿倍野本店の営業担当だったご縁などから、近鉄百貨店とは何かとご縁が深かっただけに、少し感慨深いものがある。

 

屋上にあった遊園地は、子供の時の一番の楽しみだった。屋上の一番外のフェンスに乗り物のレールが取り付けられていて、すぐ真下に下界が拡がっていて、けっこうスリルがあったものである。プラッツ近鉄になった時も、けっこう思い切った手に出たなぁと思っていた。パソコン量販大手のソフマップや、人気のあるGAPやコムサ、無印良品、大きな書籍売り場、元気のあるデパ地下、これでまた人が集まるなぁと思っていただけに、意外に早い白旗に少し驚いた。毎年10億ほどの赤字に近鉄が耐えられなかったという事やろう。近鉄は、野球の球団も手放すし、百貨店も縮小傾向やし、どうも勢いがない。今回の事も、その流れやろう。

 

京都駅前で元気なのが伊勢丹。開業当初は、あんな少ない売り場でどうすんねん。と、思っていたが、そこは、関西有数の乗降客を誇る京都駅のメリットを最大限生かして、ものすごい集客力がある。観光客向けのお土産販売の好調も、売り上げに随分寄与している。

 

ここ京都駅前には、今回のヨドバシカメラのほか、大手のビックカメラが駅西部に新ビルで開業を表明しているし、これから一気に集客施設が集まる事になる。京都の繁華街も四条河原町だけだった感があったのが、ここ数年、御池通、三条通や四条烏丸、二条駅前や、京都駅前などマルチ化の傾向がある。これからは集客合戦の時代。京都という狭い地域の中だけでも、客の奪い合いという大戦争がもう始まっている・・・。

 

7/28(木) クーラーを点けっぱなしで寝たものだから、たった一晩で喉が腫れて、風邪を引いてしまった。お通夜の仕事が今晩入っているので、休む訳にはいかんのが辛いところである。葬式はいつも待ったなしや。

 

さて、昨日、ケイ・アプチコムのサポートの方が来てくれて、光ファイバーのインターネットとの接続をやってくれた。こんな事ぐらい自分で出来るわいなぁとタカをくくっていたが、パソコンのOSを再インストールしてしまったために、イーサネット何とかというLANボードをなかなか認識してくれない。10日ほど、ああでもないこうでもないをやっていたのだが、結局あきらめていた。LANボードを認識させるためのドライバーソフトがデルのサポートCDの中にあるので、サポートの方はいとも簡単に認識させてしもた。

 

さすがプロ。こればっかりやっているだけはあるわいな。LANボードを認識させるまではすんなり進んだのだが、今度は2つ以上のパソコンからブロードバンドルーターにアクセスしているため、競合が発生して、うまく行かない。1つのパソコンのソフトを一端アンインストールしたら、すんなりと成功した。あっけないもんや。

 

光ファイバーにしたら、やっぱり早い早い。画像なんて待たんでいい。ソフトのダウンロードも、ものすごく早い。これが当たり前になったら、ダイヤルアップ接続なんて、なかなかやってられない。時代は進んでいるのやねぇ。。。1ヶ月4900円という値段はそんなに安いものではないけれど、家族4人が使い放題というのは、やっぱり値打ちある。これで電話代を気にせずにネットできる環境が整った事になるから、しばらくはこの投資は仕方無いと思う。

 

7/29(金) インターネットの普及によって、一般の人が知らないうちに、ネット上で話題になる事が、実際の経済も塗り替えてしまつているという例が出てきた。楽天市場という日本のネット上で、一番売り上げのある商店街では、楽天トラベルという旅行会社が取り扱い量を大変伸ばしているそうである。3年後にはJTBを抜いて見せると楽天・三木谷社長の鼻息が荒い。

 

Yahhoでは、ネットオークションで様々な物が安価に売買されていて、若者には人気だが、トラブルも多い。2ちゃんねるという日本一の掲示板サイトで有名になった「電車男」は本にはなるし、テレビでも映画でも公開されて、好評を博している。その柳馬場の下の2匹目のどじょう、という訳では無いのだが、「嫌韓流」という漫画がアマゾン.comというこれまたネットでの本の通販ナンバーワンのところで第一位の売り上げなんだそうな。

 

この漫画の著者である山野車輪なる人物は、2ちゃねらーで、最近の若者が陥っている、ちょっと右翼的傾向があり、石原慎太郎東京知事や、安部晋三元自民党副幹事長、などのご意見に同調されているようである。嫌韓、嫌中は、いわば韓国、中国での反日と同じ性質の物で、日本の愛国主義的な部分が、かなり全面に押し出されているのが特徴である。あまりにも直接的にナショナリズムに訴える手法が、判りやすく、新鮮に見えて、これが若者に受けている理由だろう。

 

戦争を知らない世代の子供たちは、戦前戦中に日本がやったことが、あまり正確に教えられてない事が多い。日本対中戦争や満州政策が、侵略戦争であったと認めたくない。正当化した部分のみに興味を持って、事のすべてが自虐的な歴史観に乗っ取って、戦後の教育に悪影響を及ぼしていると言っている。本当はどうだったか。

 

確かに日本の戦後教育は、敗戦という一大契機を区切りに180度転換した。日本はナショナリズムという大きな時代の流れに乗りやすい国民性である。島国であり、言語的、民族的にも、他国と比べ物になせないぐらい、団結力と協調性がある。だから、声の大きい方へどうしても皆がなびいてしまう。。。これを世界中が恐れて、教科書を骨抜きにした。欧米の考え方を押しつけたかたちではるが、思想の入れ替えという壮大な社会実験とこれを考えると、この改革は大成功したのではないか。

 

ただ、戦後60年も経つと、どうしても欧米押しつけの思想が許せなくなってくる。日本人独特のアイデンティティを持ちたいと日本人自身が思い出したのやろうね。だから、またまた勇ましい事を言う首相が受けて、総理になった。ポピュリズムなる、大衆迎合主義とでも訳そうか。それである。大衆は久々に自分たちの中での燃えたぎるものを感じたのやろう。これらは、少し危険なエネルギーを持っている。

 

外国人とディベートすると、どうしても自分が悪いとは言いにくい。言ったら負けやしね・・・。悪いことをした日本もあり、ひょっとしたら、たまたま結果として、それがうまいこと行ったものも有るやろう。その両方の間に真実がある。一方的な意見や、独断と偏見に満ちた書き込みだけに惑わされずに、いろいろな文献を見られたらええやろう。とかくネチズンの人は、右とか左とか、プロ市民であるとか、反日的だとか決めつけたがる。もっと本当の意味で、幅広い視野で物事を見て欲しいもんやね。。。中高生や大学生の書き込みを見ていると、すぐ北朝鮮を核ミサイルであぼ〜んしてしまえとか、ひどく差別的だったり、過激極まりない物が多く、少し怖い気がする・・・・。これもネットの恐ろしさや。。。

 

7/30(土) カネボウという会社がある。風船ガムやら化粧品やらいろいろやっているのだが、元々は鐘紡という漢字だったから、繊維関係の会社だった。化学繊維全盛期は随分大きくなった会社だったけど、今は繊維不況や、中国への工場移転、国内繊維産業の総崩れで、本業と違う業界で生き延びている。

 

ところが、この会社。実際は儲かってないのに、儲かっているように偽装して、株主を欺いていたというのである。世の中にはいろんな会社があるもので、儲かり過ぎている会社が儲けを小さくして、税金を免れようとするのは、物理的にまだ、訳が分かるのだが、その逆に赤字なのに、黒字であるように見せて、株価の維持を図ったり、会社の存続を図るという感覚は、大会社ならではである。

 

中小企業なら、儲かってないものは儲かってないから、赤字なのに、黒字に見せかけて、税金を払ったり、株主に配当するなんていう芸当は絶対に出来ない。ところが大企業は、作ってでも体裁を取り繕う体質がある。サラリーマン社長だから、自分の会社という感覚が希薄な証拠である。前任者から引き継いで自分の時だけ赤字にするのは嫌だから、嘘を付いてでも黒字であると言い張る。

 

会社の経営内容を監査すべき監査法人、つまり会計士さんも、抱き込んで「問題ありません」と言わせる体質は、どこか公務員さんのなあなあ体質に似ているね・・・。右肩上がりの時代なら、売り上げが伸びていったから、少しぐらいの粉飾決算は誤魔化せたが、売り上げが下がって行く最近のご時勢なら、そんな余裕は無いわなぁ。。。そして、ついに経営陣の事情聴取。捕まったのは運が悪い。先輩方も、同じような事をやってきているのに、なぜ、我々だけが。。。捕まった人の本音はこうやろうね・・・。こんなところまで公務員体質に似ているわ。。。これじゃ、生き残れるはずが無いわなぁ。。。

 

日本の社会というのは、産業再生機構なんていう組織を作って、税金でこんなダメ会社を建て直そうとしている。これは、本当に大きな間違いやと思う。国が民間の企業に税金を支出して、立て直したら、「フェアー」でなくなる。同業他社は、その会社が倒産することによって、大きな利益が得られたかも知れないからである。つまり、つぶれるべきところは潰れてくれないと、世の中のルールの筋が通らない。国が一民間企業に資金援助をするのは、共産主義国や社会主義国の発想や・・・。日本という大船団方式の経済運営は、もうとっくに見直す時期が済んでいる。今更、一人の犠牲者も出さない方式の行政は無理があるやろう・・・。日本は自由主義国である。。。。

 

7/31(日) 家が出来てからの生活のリズムがまだ少し取れない。疲れもあんまり取れない。人間の体というものは、意外と順応性が無いものやね。。。私だけでなく家族もみんなそうみたいで、少し疲れが貯まっている感じである。家が新し過ぎて、落ち着かないのが原因だと思う。もう少し、これが日常になるまでには幾らかの時間が必要であるようである。

 

さて、もう終わってしまった感があるお中元。関西では8月1日から15日までに先様に着くように送るものだったのが、だんだん関東流の新歴のお盆が基準になってきてしまって、7月上旬が忙しくなってしまう。同じ京都でも府北部の方へ行くと、まだまだお中元は旧暦のお盆である8月のものらしく、けっこう忙しいそうである。難しいものやね。。。

 

さて、明日から8月ということで、お盆休みにどこへ行こうかという話になるのだが、今年は家を建てたこともあり、なかなか先立つものがない。息子の車の払いもあるし、まだまだ家の税金やら、たくさん買い物をしたカードの払いも回ってくる。まさに金欠なので、家族で100万はかかるお盆の海外なんて絶対行けない。またまた近場でどこかと思っていたのだが、あてにしていた白浜の西田君ところのリゾートマンションは、西田君の都合が悪くなってボツ。今井と私だけ、2週間前になって、行くあてが無くなってしまった。

 

さて、どうしたものか。今からでも間に合う近場のどこかを探すか、泊まりはやめて、泉南のアウトレットだけでも行くか。吉本興業の株主優待でも使ってなんばグランド花月でも行こうか。。。伸びんなぁ〜。今年の夏は・・・・。

 

戻る

 

2000年9 10 11 12

2001年1         10 11 12

2002年1         10 11 12

2003年1         10 11 12

2004年1         10 11 12

2005年1         10 11 12

 

<最新の日常のページへ>

 

inserted by FC2 system