日常のページ

 

8/1(月) サッカーの試合中、誰かが怪我で倒れていたら、選手はボールをデッドにするためにわざとボールを外に蹴り出してゲームを止める。昨日の日本対北朝鮮戦でも、そんな光景があった。いくら政治的に日本と北朝鮮の仲が悪いとは言っても、スポーツをやっている選手同士はフェアープレイスピリッツがある。相手にボールを蹴り出してもらった方のチームは、その後、マイボールを放棄して、相手にわざとイージーボールを渡して、ボールをデッドにしてもらった御礼をするのがエチケットになる。会場の日本人サポーターからは拍手がわく。

 

昨日の北朝鮮対日本の東アジア選手権が行われていたのは韓国。第一試合の中国対韓国が1対1のドローで終わったので、第二試合の北朝鮮対日本戦にそのまま居残った韓国サポーターは当然、同じ民族である北朝鮮チームを統一旗で応援する。日本にとっては、アウェイそのもの。そんな中、このボールをデッドにする騎士道精神みたいなのが垣間見えるシーンがあって、何か一服の清涼剤のようなものを感じた。

 

途中交代はさせられたが、北朝鮮チームには確か2人ほど現役Jリーガーが居たはず。在日朝鮮人の彼らが居たから、このプレイの意味も、格好良さも伝わったことだろう。結果は日本のじじくさい守りで1点を取られて、0−1で負けたが、良いではないか。日本はワールドカップ予選では勝たせてもらったので、遺恨試合にならずに済んだだけで、結果オーライである。あとの中国戦と韓国戦に頑張ったらええ。

 

北朝鮮チームは日本に勝った事で、鼻高々で凱旋帰国出来る。6カ国協議でも、そんな隣国同士で鼻つきあわせて、喧嘩してても、仕方ないじゃないか。という雰囲気になれたら、無駄な核兵器なんか持たずに済むのにね。。。「目には目を」という西洋的ハムラビ法典的な発想ではなく、中国流に言えば、「一衣帯水の仲」でいがみ合う事無く、共存共栄の道を模索したらええ。小泉のオッサンが宣言しているように、日朝国交回復を少々強引にでも、やってしまうのも、一つの手である。

 

第二次世界大戦中、日本が世界から孤立して、戦争への道を突き進んだ。同じ轍を北朝鮮に踏ますことは、得策ではない。孤立は爆発を誘発するものである。韓国の主張する太陽政策のように、北朝鮮の体制を、だんだん軟化させて、金正日の独裁政権のたがを緩めて行くのが、一番現実的な手であろうと思う。クーデターは判りやすくて格好ええけど、血が流れすぎる。東アジアの安定は、各国の経済発展という共存共栄精神が解決するような気がする。

 

8/2(火) 先日、中古車の登録に必要だということで、竹田駅にある証明書発行コーナーという所へ行った。本当なら区役所まで行かなければならないのに、近くの駅で印鑑証明が取れるのはホント便利なことである。証明書と一緒に、領収書をもらったら、そこに書いてあるのが京都市文化市民局京都市出納員 区推進課長 地下鉄竹田駅京都市証明書発行コーナーと、ものすごく長い名前が書いてあった。そういえば、ここの窓口のオッチォン2人も公務員さんなんや。住民票の写しとか、戸籍謄本とかを扱うのやし、やっぱり秘守義務のある公務員さんやないと、かなんわなぁ。。。

 

4月に個人情報保護法というのが施行されてから、いろいろな意味で、個人情報の扱いが厳しくなった。毎日のように個人情報が入ったノートパソコンをどこどこの警察が紛失したとか、どこのネット会社から流失したとかがマスコミを賑わしている。しかし、どうも、この法律が、私にはピンと来ない。そりゃ、クレジットカードの番号が他人に判れば、他の人がその番号を使って高い買い物をしたりすれば、実害が出るのは判る。でも、そんなのは、カード会社が補償してくれるし、カード番号を変えて再発行してもらえばええだけのことや。

 

生年月日が判れば、偽造したりして、サラ金から不法に金を借りるような不逞の輩がおるというのも判る。でも、そんなのはすぐ足が着く犯罪やろう。。。もちろん女性の方の生年月日がばれて、お歳が判ってしまって恥ずかしいと思われる方がおられるのは、当然で、これはこれで全く別問題ではある。

 

人が生きて行く上で、人と関わらずに生きて行くのは、なかなか難しいことである。ただ、世の中には、何らかの理由で、世間から隠れて生きて行きたいという人もいる。何らかの過ちを犯してしまって、更正した人。公判中、人とはあまり関わってはいけない裁判官などの職に就いている方。借金取りに追われていたり、自己破産して、世間に顔向けが出来ない方。人はいろいろな事情のある方がいるものである。

 

この特殊な事情のある方々が、電話帳に自分の住所や氏名、電話番号を不掲載にしてくれとお願いされるのは仕方がないと思うが、それ以外の方が必要以上に個人情報漏洩過敏症になってはいないだろうか。。。私は仕事柄、ギフトの送り状を毎日たくさん発行する。その際に、電話帳に掲載された個人情報を宅配用送り状に利用している。ところが、若い人ほど固定電話を持たない人が増えたのか、携帯だけで事が済むからなのか、個人の住所確認が全く出来ない人が増えてきている。

 

何にも悪いことしているわけじゃない人まで、電話を付けない、電話帳に掲載しないのは、少し行き過ぎやないかと思う。立派にお仕事して、普通に家庭を持ち、生活する人が、どんどん見えない世界に隠れていってしまうような現状が少しおかしいような気がする。もちろん、電話番号が知られると、ストーカー電話やら、子供がいれば塾の介入やら、わけのわからん投資話、マイラインの営業、リフォーム詐欺まがいの話、いろいろ受けなくてはあかんような話も多い。

 

ただ、そんなのは、電話機がいたずら電話対策機能を持っていたり、留守電にしてかけ直すとかいろいろ対策はある。いやなら、最悪モジュラージャックを抜いてしまって、自分が発信するときだけつなぐなんていう手もある。悪いのは、電話という公器、つまり電話を掛けたら必ず誰かが出るという、性善説に立った道具を悪用する輩であり、そんな会社や悪いヤツはどんどん取り締まったらええ。悪い人が多くなったから、電話を付けない、電話番号を公開しないというのは、本末転倒な話である。

 

高額なマンションでも、女性の一人暮らしの所は、表札を出さない人も多いと聞く。郵便屋さんはこれに頭を悩ませている。表札という最も基本的な個人情報を伏せられると、郵便物、宅配物は原則的には届けられない。そこの住人がその郵便物、宅配物の正規の受取人であるという本人確認が出来ないからである。だから、その郵便物は宛名に訪ねどころありませんで、返送されてしまう。郵便が着くというのは、そこに住居があるという証明にもなることなので、着かないということは、逆に住んでいても、住んでいない事にされてしまうことにもなる。これは怖い事や。。。

 

行き過ぎた個人情報防衛は、世の中のルールを閉鎖的な方へ、冷たい関係へと変えていってしまう。個人情報は大切に守るべきである一方、これらを使って利益を得ようとする者への規制や制限をもっと厳格にすべきである。私は、誰でも土地の登記簿謄本を本人の了承や委任状なしに閲覧できたりするのは、おかしいと思うし、こんなのを許している今の制度がザル法になっている事実に気づかない政治家が居ることの方が、はるかに滑稽であるように思う。。。

 

8/3(水) 昨日、個人情報の過保護の事を書いたら、今日の読売新聞が行き過ぎた個人情報保護の記事を出していた。天下りした人の氏名や、問題を起こして退職した教師の氏名など、法、本来の意味とは別の「保護される必要のない情報」まで、個人情報保護法を楯にして、行政が公表を渋るケースが多くなったというのである。この身内の恥をさらしたくないという役人根性を記事は批判していた。

 

そういえば、尼崎脱線事故の時も、怪我をした人やお亡くなりになった人の氏名を病院が公表しないという、「変な対応」が問題になった。個人情報保護法自体の趣旨が曲解されて、乱用され、一人歩きしている証拠だろう。こんな不備のある法律は早急に再改正されなあかんやろうね。世の中の本当の流れがつかめてない政治家が法律を作るからこんなことになる。もっと、思慮分別の出来る人がじっくりよく考えてから法律は作られるべきやろう。

 

こんな法律を作ったら、いったいどんなことになるであろうかという予想は、最低限やるべきだし、そんなことも出来てない法律は世に出すべきではない。それが立法府の良心であるし、務めでもある。そういえば、最近では、何やこれというのがあった。裁判員制度である。重大事件の審判をど素人にさせるという制度。何の議論も無いまま、もう法律が出来てしまったんやて。そんなの聞いてないで。というような不意打ちみたいな法律や・・・。

 

国民の三大義務というのがある。納税、教育を受けさせること。勤労。この3つであると学んだことがある。これに1つ追加するような法律の大改正なのに、知らないうちに決まってしまってええのやろうか・・・。アメリカの陪審員制度を真似た裁判員制度。果たして、こんな法律でうまく行くと本当に思っておるのやろうか・・・。大混乱するのは目に見えている。

 

たとえば、ある日突然、うちのトラックの運転手さんが裁判員に指名されたとしよう。大企業ならまだしも、中小企業の従業員が1人、仕事が急に出来ずに、裁判の度に休まれる。法律では、出席が義務づけられていて、出席を妨げてはならないから、当然代わりに誰かがその仕事をしなければならない。裁判に出て頂くために、そんな余分な人を雇っておく余裕などないから、裁判員に指名された人は、使いにくいから、仕事を自然と回さない。出来高制の運転手さんの給与体系では、収入減になる。

 

つまり、結果的に、この運転手さんは、いくら法が指名したとしても、仕事を取るやろう。生活の方が大事やろうからね。これから一生、生活の面倒を国が見てくれるのなら別やろうけどね。。。だから、何のために赤の他人の裁判に出ないといけないのか。→裁判に出席しない→裁判員制度が成り立たない。こんな図式になるのが見えているのである。こんな当たり前の事が、東大出で、生まれてこの方、生活に困ったことがないような人には、想像が出来ないのやろうね・・・。だからこんな非現実的でアホな法律案が出来てしまう。裁判官は、国民の税金で高い金もらってやっている業種やろう。社会的地位の高い人の言うことやから、下々の者は、言うことを聴くんや。残念だけれど、頭の程度の低い人の言うことなんて誰が聞くねん。きれい事ばかり言ってるから、こんな非現実的な制度を机の上だけで作ってしまうことになる。私はこれは大失敗やと思うけどね。。。

 

仮に、私が悪いことをして裁判にかかったとして、裁判員席に、パープリンのバカ女や、何にも考えてないアホなヤツが座っていて、「オッチャン、デブでキモイから有罪!」なんて言われてしもてみ。。。あ〜ぁ、俺って不幸・・・。と、諦めるしかないのかいなぁ。。。。やっぱり判決は、人徳のある、よく法律に精通した人にやってもらわんと、不公平感がものすごく大きくなるのとちがうやろうか。。。ホンマ、こんな法律作ってしまう人の頭の構造、おかしいのとちゃうやろうか・・・。それとも、ただの世間知らずなんやろうか。。。

 

8/4(木) 自殺者まで出してしまった郵政民営化。いよいよ参議院での山場が近づいている。公務員の1/3を民間人にするという大改革やから、そらいろいろ抵抗勢力が出てきて当然である。もともと、国家予算の1/3は、役人さんの給与や賞与などの人件費と呼ばれている。国も地方も借金まみれで、国債、地方債の発行残高が毎年史上最高を更新している中、税金で食べている人の口減らしは、絶対やらなければならないことで、待ったなしである。

 

手っ取り早く、公務員の数を減らせる郵政民営化は、政治家さんからしたら、取っつきやすい課題であるといえる。しかし、郵政はもともと税金をあまり使わずに運営されている、いわば優良会社。この優良会社をいくら民営化しても、税金で食っている人の数を減らすことにはならない。このあたりが、JRの時なんかと大きく違う所である。まぁ、政治家さんは、選挙の時に使える、公務員を30%も削減しましたとアピール出来りゃええ。という本音が見え隠れしている。

 

経済改革の本丸は、官僚主導型の今の行政システムを政治主導型に変えることにある。明治維新以来、東大出のエリートたちをトップにして形作られてきた今の役人天国の体質を抜本的に改革することや。川は流れるからいつも水が清い。澱んだ川は、どうしても腐敗役人の温床になるのは、いつの世でも、どこの国の歴史においても同じである。今の日本の官僚制度は、営々と積み重ねられてきたもの。退職金を2重3重取りしたり、天下りして、ろくな仕事をしなくても、元職場の顔で、高額の官需を受注出来てしまうシステム。生産的な仕事をする人(出る杭)は打たれて、事なかれ主義がはびこる職場。公務員の職場に厳しい競争原理や、職能評価基準や、第三者による監視制度、能力の低い者は雇用されず、高い者は重用される風土が出来るかどうかが、この国が良くなって行くかどうかの分かれ目である。

 

国民は、小泉のオッサンに、この理想郷の一端を少し見せてもらったから、小泉人気が爆発した。今までの派閥順送りの自民党なら、国民の選択肢はノーやったはずや。民主党にさせてもええし、自民で出来るのならやってみてほしい。この前の総選挙は、そんなところやったんやないやろうかね。。。旧態然とした自民党がもし、見えたら、今度は国民は自民党を選ばないやろうね。そのあたりを判っているかどうか。今の自民党の長老さん方も変わらないとあかんわなぁ。。。

 

8/5(金) 明日は60回目の原爆忌。60年前の8/6午前8時15分。広島は一瞬にして死んだ。1つの都市がたった1発の新型爆弾で無くなってしまうのだから、その威力の凄まじさを痛感するとともに、果たして人間が人間に対してこんな酷いことをやることが許されるのかという事を考えさせられる。日本は世界最初、そして唯一の被爆国である。日本人である限り、このことを後世に伝えておくことは義務であり、責務である。

 

もう60年も経ったから良いのではないか・・・。この原爆投下によって、第二次世界大戦が終わったのだから、より犠牲を少なくできた。こんな戦勝国の屁理屈のような論理がアメリカではまかり通っている。日本もなぜかしら、この屁理屈を受け入れて、アメリカさんに守られ続けている事に何の疑問も持たずに、平和惚けしている。戦後、米軍は日本を占領し、まだ在日米軍基地が残っている限り、アメリカの占領政策は続いているという人さえいる。

 

国の防衛という、国の仕事として最も重要な事を戦争に敗れた国に60年以上もやってもらっている。このことを異常なことであると感じない日本人ばかりになってしまった。日米安保のおかげで、日本は繁栄を謳歌し、他国から侵略されるというリスクを回避できた。でも、日本人全員を骨抜きにこれを裏返すと、一人では何も出来ない国に成り下がったし、大きな足かせのおかげで、独自の世界観を描くことが出来ないでいる。

 

こと核問題に置いては、日本は他のどの国より主張できる国である。そのことが今の政治的なバランスを崩すことになる可能性は秘めているが、核兵器廃絶というただ1つの点においては、右の人も左の人も多くの人が支持すると思う。それやないと、ヒロシマ・ナガサキで亡くなられた何十万人もの人たちにあまりにも申し訳ない。原爆記念公園の石碑にはこう書かれている。「安らかにお眠り下さい。過ちは繰り返しませんから」

 

8/6(土) お通夜の仕事も入るし、地蔵盆の準備やら、納品やらなんやかんやで結構忙しい。しばらく暇やったのに、ここに来て急にバタバタしている感じである。

 

さて、国会議員さんも、この時期に何やらそわそわと忙しい。小泉のオッサンが参院で郵政民営化法案を否決されたら、衆議院を解散して、国民に信を問うと公言しているからである。何とか可決して念願を叶えたいという思いは判るが、衆議院の解散という、いわば伝家の宝刀をそう簡単に抜いて良いものなのだろうか・・・。

 

国会のルールでは、参議院で否決されても衆議院で再採決して可決されれば、法案は通る。なぜ、その手を使わないのだろうか。疑問が残る。今、衆議院を解散すれば、自民党は政権を民主党に渡すことになる。公明党は、またまた民主が勝てば、そっちに付くなんて言う日和見的な事を言っているし、政局は混沌とする。民主党の政権担当能力がどれぐらい有るかは未知数だが、見てみたい気もする。日本にとって、これはちょっとした博打になる可能性がある。

 

小泉さんの目的が、政権維持ではなく、自民党をぶっつぶしてでも、政権改革をやろうという意気込みは良い。でも、そこは、「変人」。意見がこれだけ違う人たちが、政治的な党を維持できるかどうか。自民党という党を見直す大きな契機になることだけは間違いなさそうである。。。

 

8/7(日) 民主党の岡田代表が日曜朝の報道2001に出て、話してたけど。。。。もし、解散総選挙になって民主党が棚ぼた式に政権を取っても、大丈夫かいなぁ・・・という感じやったね。小泉首相は今でも49%も支持率がある。こんな人気者に対抗するにしては、スター性があんまりないジャスコの御曹司岡田さんじゃ役不足かもね・・・。

 

そもそも、自民党内部の分裂騒ぎが今回の発端である。郵政民営化反対をネタにして、小泉降ろしを画策しても、それに対抗するのが亀井や藤井なら、勝負にならないのやないやろか。。。。格が違い過ぎるわ。小泉のオッサンを首班指名して、首相にした時から、郵政民営化は党の政治公約になっているのやから、今更反対するのもどうかと思う。小泉に反対はしたいけど、一人じゃ嫌や。みんなで反対するならやるでは、自民党という枠組みの意味は何やということになる。

 

昔の新自由クラブや保守党、自由党、新自民なんかと同じで、橋本派や宏池会など昔の自民党の本流派が党を割ってでも巻き返しにかかっているだけやろう。自民は分かれたり、ひっついたりを繰り返す。そんな歴史の繰り返しだけやね。今、小泉のオツサンがまだ高い支持率を誇っているのは、官僚主導で役人天国になっている今までの政治システムに戻って欲しくないという国民の意志の現れやと思う。「自民党をぶっこわす」というアピールはインパクトが強い・・・。だから、本流派を気取っている輩は、選挙になったら、軒並み惨敗するやろう。若い名もない民主党の議員さんたちが国会の勢力図を塗り替える事になるかも知れないから、しばらく目を離せないね。。。

 

道路公団改革やら郵政民営化は、本当はまだ行政改革の入り口であるはずや。人口がこれから減って行く日本で、今までと同じ事やってたら、身が持たない。公金の使い道をもっと厳しく見守れて、無駄な金が漏れていかないような堅牢なシステムに作り替えなくてはあかん。それには、税金でメシを食っているヤツの数をどんどん減らして、「小さな政府」にしなあかん。今までの役人がやってきた拡大思考の全く逆のことをやらせないとあかんのやから、これにはものすごいエネルギーと抵抗があるやろう。でも、それを誰かにやってもらわんと、この国は役人たちに食いつぶされてしまう。官僚という手強い猫に鈴を付ける役はいったい誰や。。。

 

8/8(月) 実は昨日まで4日連続で、外で飲む機会が続いた。4連チャンは、50手前には少しつらい・・・。早寝早起きが日課の私が夜遅くまで酒を飲むと、睡眠不足になって、どうも体調管理が難しくなる。こんな時に夏風邪にかかりやすくなるから注意が必要である。

 

さて、世の中は夏休みモード。朝の番組のテレビキャスター、大塚さんやみのもんたもお休みで別の人がやっている。今週末の13〜16日ぐらいが、お盆休みのピークのようだが、多くの大会社やお得意先はこの時期お休みに入るから、仕事も暇なものである。盆明けまでこんな感じやろうね。。。

 

毎年、続いていた夏キャンプも、さすがに子どもが高校生や大学生になると来ないから、去年まではオッチャンたちだけで細々と海へ出かけていた。それも今年は都合が合わなくなって、今年の夏は各家族で分散して、バラバラになってしまった。行くところのない私たちは、りんくうのプレミアムアウトレットでも行こかということになり、すぐ近くにある全日空のゲートタワーホテルをネットで予約した。観光地や行楽地、温泉なんかのホテルはお盆に行く人が多いからすぐ満室になったり、あってもお盆価格でバカ高いのだが、東京や大阪のシティホテルはこの時期ビジネス客はいないは、人は帰省していていないは、がら空きなのである。

 

そこで都会のホテルではサマーキャンペーンと題して、室料をドーンと値下げしたお得なプランを企画するところが多く、部屋の広さと、西日本一の高層が売りのこの高級ホテルも、朝食付でわずか税込みの7400円/1人(トリプルルーム・1室3人)で予約が取れた。ここの朝食バイキングは53階のレストランで発着する飛行機を間近に見ながらゆっくり食事が出来るので有名。お値段は朝食だけで2000円だから、ルームチャージは税金を抜くと5000円ほどの計算になる。これじゃ、そこいらのビジネスホテルよりも安い。この時期ならではの価格やろうね・・・。

 

りんくうプレミアムアウトレットというのは、チェルシージャパンというところが運営しているアウトレットパークなのだが、これが、アメリカにあるアウトレットと限りなく似ている。似ていて当たり前で、アメリカと同じ会社が運営しているのだが、これが少しだけ海外に来たような雰囲気を感じさせてくれる。そんなに欲しいものがたくさん有るわけは無いのだが、見ているだけでも結構楽しめるから買い物の好きな人はたまらないようなブランドのオンパレード。

 

別に時計や香水や高級バッグだけがブランドではない。スポーツウェアとかアウトドア用品、生活雑貨からファッションまで幅広いお店が入っていて、どこもアウトレット価格でお安い目玉商品もあるから、それを探すのも楽しい。アメリカでは当たり前のフードコートも、日本のスーパーマーケットにあるそれではなく、アメリカのそれに限りなく近い雰囲気を持っているのがいい。これで人が少なけりゃもっと良いのやけどね・・・。

 

8/9(火) 参議院での郵政民営化法案の廃案を受けて、小泉首相は予定通り衆議院を解散した。1回、500億円とも言われる衆議院議員選挙が8月30日公布、9月11日投票で開催されることになった。総理には衆院の解散権があるにせよ、国民への信の問い方として、これが果たして正しいやり方なのか。私には少し疑問が残る。これが出来れば、しゅっちゅう選挙をやらなあかんことにならないか。参議院議員の方が法案に反対した理由である、議員の首を賭けさせたような強引な手法が、果たして許されて良いものなのだろうか。

 

会議の進め方として、ロバートルールというのがある。例え、少数意見であっても、それを尊重する。その上で、より活発な論議が出来るように工夫したルールなのだが、この趣旨に少し今の国会審議のやり方は反する。最後は多数決というのは判るのだが、大事なのはその課程である。反対派と、賛成派が各々意見を戦わせて、他の会議構成者はその討論を通じて、自分の意見を構成して行く。

 

ところが、今の議員さんたちの動きを見ていると、旧来の官僚主導型の意志決定システムを支持する人たちと、これに反対する人たちの戦いと言っても良い。元官僚の議員さんが多すぎるわ。。。民主党は、本当なら自民のこの戦いの傍観者であってはダメであろう。もちろん、労働組合の支援の厚い民主党だから、公務員の数を減らそうとする方向性には反対するのは当然である。ところが、民主党のやろうとしているマニュフェストを見ていると、どうも自民党のそれも小泉首相のやろうとしている改革に近い意見も多い。本来なら民主党も2つに割れて、自民とシャッフルし直して二大政党になるのが自然な姿のような気がしてきた。

 

小泉のオッサンは、9.11の選挙で公明党と共闘して過半数の議席を取ろうとしている。郵政民営化法案に反対した人たちを自民党は公認せずにやると公言しているから、自民は分かれる事になる。反対派を首にして自民党から追い出して、我田引水しようという強引な手法に少し無理は無いだろうか。ポピュリズムの批判が高まる中、人気だけで政治を動かせて良いのであろうか。また、日本は危険な道に進むのではないか。そんな不安が頭をよぎる。

 

行政改革は国民の支持があるが、靖国や右傾化は心配する向きである人が多いと思う。その辺りが選挙の流れを決めると思う。岡田ではまだまだ民主党は勝てない。そんな中途半端な拮抗した結果が出そうな気がする。。。

 

8/10(水) 永田町は解散総選挙で、誰もいなくなった。議員バッチを外した議員さんはほとんど地元に帰って、あたふたと選挙準備。議員さんたちの夏の陣が、突然始まった。予期してなかった総選挙で、議員さんも選挙資金を借金する人も多いのと違うやろうかね・・・。大変なのは議員さんだけやない。選挙のポスターを作っている会社とか、必勝ダルマを作っている所とか、選挙事務所さがしとか、掲示板づくりの会社とか、急にお盆休み返上の大忙しやろうね・・・。選挙の投票日も9/11に決定した。同時テロの日やし、うちも祖父の法事を予定していた日やし、変更が必要か悩むところである。それだけいろいろ影響力が大きい事やということも考えてもらわないと、かなんわなぁ。

 

自民党は、この総選挙でまたまた背水の陣を敷くことになる。思えば、森政権の末期、上の国発言などで、自民党は下野する寸前やった。ところが、古い自民党をぶっ壊す。行政改革を断行すると言って、大喝采の中、小泉人気で自民党は復活した。小泉のオッサンは、確かに今までとは全く違う手法で、自民党の派閥政治を壊してきた。

 

これが旧守派からしたら、今までさんざん小泉のオッサンの好きな通りにされてきたから面白くない。人事も思う通りにならないし、第一、言った事を全く聞き入れない。もう我慢出来ないと、反旗を翻したのが今度の反乱、郵政民営化反対である。小泉さんからしたら、倒閣運動やとか、切り捨ての言葉が並ぶ。亀井のオッサンがなんぼ吠えたって、自民党に公認されないのは本人やから、負け犬の遠吠えしか聞こえないわなぁ。綿貫のオッサンやら、亀井、藤井、野田あたりの反対派が無所属で当選してきても、小泉のオッサンは意地でも自民党に復党させないやろう。例え野党に転落したとしても。。。逆に反対派の選挙区に有力な刺客を送り込んで、再選を阻止する構えや。ネームバリューのある小池百合子なんて突然立候補されたら、勝ち目無いやろうしね・・・。

 

となると、反対派の人たちは、苦労して当選しても、無所属のまま、ほとぼりが冷めるのを待つか、民主党に入って政権を狙うか、そんな選択肢しかなくなる。自民党の本体を取り返すような馬力は、この人たちには無いやろうね。。。中国や韓国なんかは、小泉のオッサンが首相でなくなるのを待っている感じだが、欧米からしたら、小泉改革が頓挫してしまったら、世界経済に良くない影響が出るのを恐れるやろうね。ポスト小泉が安倍になるのか、それとも岡田になるのか、それとも誰か、石原慎太郎みたいなダークホース的な人が出てくるのか、しばらく目を離せない展開が続く。。。

 

8/11(木) それにしても、新聞もテレビも、自民党の話題ばっかりや。民主党がマスコミ各社に公平公正な報道をお願いしますと、わざわざ要望するぐらい話題は自民党の賛成派と反対派の事ばっかり。反対派の地元には、有力な自民党の賛成派候補者を全部立てる。この反対派いじめが、えげつなくて、面白いものやから、マスコミは飛びつく。民主はそんな話題は無いから当然紙上には載らない。そんなところやろうね。やっぱり、小泉のオッサンは、この方面では、天性の才能があるのやろうか・・・。

 

亀井のオッサンのテレビでの発言も聞いたが、話がぜんぜん面白くない。党内の民主化が崩れただとか、政治の空白を作ったらあかんだとか、小泉は専制君主だとか言っているが、話にぜんぜん説得力が無い。こんなオッサンが自民党を愛しているなんて言っても、別に何にも感動が無いわいな。あんたらが、その自民党に造反して、党の公約に反対して出たのやから、今更そんな事を言われても、知らんわ・・・。おまけに反対派は、まさか本当に自民党が公認してくれないとは思ってなかったのか、今更、「郵政民営化には賛成です。」と、無様な弁明書を出す輩が続々と。。。ホント、恥ずかしく無いのかねぇ。。。恥を知れ!京都でも田中英夫という4区の国会議員が郵政民営化に反対した。果たして、これにどんな対抗馬を立ててくれるのか、楽しみである。

 

しかし、よくよく考えてみれば、衆議院を解散に追い込んだのは、民主党ではない。自民党の反対派である。だから、民主党は鬼の首を取ったように言っているが、本当は何の功績もない。もし反対派を受け入れるような流れがあれば別だが、言っているような過半数奪取は難しいのやないやろうか。

 

民主党の支持母体の一つが、郵便局員さんの労働団体やから、郵政民営化に反対しなくちゃいけないのだけれど、民主党のマニュフェストと、このことはかなり矛盾する。民主党も、切るべきところを切らないと、どっちつかずの政党になりそうやね・・・。民主党は、小泉のオッサンの不得意な靖国参拝や、中国との協調性の無さなんかのアジア外交あたりで、小泉のオッサンの弱点を突かないとアカン。このまま、小泉さんに任せておいたら、日本はえらいことになる。もっと、アジアと仲の良い平和主義の日本にしましょうというのを強調した方がええのと違うやろうか。そのためには、もっと、ちゃんとお膳立てしておかないと・・・。小沢副代表とかその辺を、胡錦涛に会わせて、もし政権を取ったらよろしくとか、一度、民主党に任してみても大丈夫かいなぁ・・・というような、安心感を国民に持ってもらうようなアピールや演出をしておかんとアカン。この辺が、ホンマ下手や。。。

 

今の国民の最大の関心事は、年金と、社会補償。これを行政改革とセットでやろうとしているのが今の小泉改革だから、けっこうな支持が集まる。「小さな政府」を目指すのが自由主義、「大きな政府」を目指すのが社会民主主義。民主党は、どっちやねんという取捨選択。この問いに答えられないからアカン。小さな政府を目指すには、公務員の大リストラをやらなあかん。その公務員は民主党の支持基盤の人たち。だから出来ない。つまり、小泉の方に今の時代の流れの分があるのである。この辺の流れを判ってないし、風は、自分で吹かすものだという気概が無いとあかん。もっと、頑張れ民主党。。。。

 

8/12(金) 一昨日、私の銀行口座の残高をネットでチェックしていたら、心当たりのないお金が突然、51180円引き落としになっている。なんじゃこりゃ・・・新生銀行に早速問い合わせて見た。考えてみたら、これは怖いことである。ある日突然自分の口座から、知らないお金が引き落とされて無くなっているのだから、防御のしようがない。

 

明細を見ると、JCB)トウブトラベルとある。私はカードを持っているが、VISAカードである。JCBもお守り代わりに、ドライビングサポートカードという、万一の時にロードサービスが受けられる特典のあるカードを持っているが、全く使っていない。だから、JCBからカードの支払い請求書が来た事は、最初に使った1回だけ。だから、絶対に使ってない自信がある。これはおかしい。。。。

 

新生銀行の相談窓口に問い合わせても、なかなかラチがあかない。自動引き落としの契約を私がしているのは、京都市水道局・NTT・VISA・クレディセゾン・みずほファクターそしてJCBローンの6社。最後のJCBローンが集金代行業務を東武トラベルという旅行代理店から請け負ってやっているのだという。

 

私には東京の旅行代理店であろう東武トラベルと取引した覚えは全くなく、ましてJCBカードは最近全然使っていない。これは、新手の詐欺に巻き込まれたのやないやろうか・・・と疑心暗鬼になった・・・。しかし、新生銀行の女の子にいくら食い下がっても、引き落とされたお金の問い合わせ先を教えてくれない。何でやねんと、何度も頼んだが、それは無理との事。こっちは途方に暮れた・・・。

 

それならばと、インターネットでJCBの問い合わせ先を探して、そちらに電話してみた。ここからのJCBカードの対応には、はっきり言って驚いた。カード番号も告げず、名前と生年月日を聞かれただけで、ピタッと私を捜し当てて、このお金は高校の修学旅行の積立金です。と、即座に答えが返ってきた。あっ、そうですか・・・・ハィ、すみませんでした。。。

 

そういえば、一番下の娘が高校に入ってしばらくして、そんな書類をヨメさんが書いていた。銀行口座番号を聞くから書くのは任せて、ハンコを捺した記憶がかすかにある。クレジットカード会社やら引き落としのある公共料金やらプロバイダー代やらなら、何月何日にどこどこの口座からいくら引き落としになりますよという案内が来るから、こちらも予定しやすいが、いきなり口座から、5万も落ちていたものやから、こっちはパニクってしまった。。。

 

正当な支払いだった事にホッとしたのだが、ホント、少し怖い目に遭った感じである・・・。新生銀行の担当の方、疑ってゴメンナサイ。。。世の中、情報化時代である。知らない間に今回のような事になってないか、常に注視してないと、えらいことになる可能性がある。。。。それと同時に、私のどんな物を、いつ、いくらで買ったとかいう、詳細な個人情報が、思いの外正確に信販会社に握られている現実を知らされて、何か少し恐ろしいような気がした1日だった・・・。悪用されたら怖いなぁ。。。

 

8/13(土) 絶対に参拝すると言っていた小泉首相が今年は8/15の靖国参拝を見送るという。選挙直前のこの時期に参拝して、またまた中国韓国から文句が出て、大騒ぎになるのが見えているから、そんな馬鹿な事はしないということやろう・・・。逆に参拝しないことで、日本遺族会なんかから文句が出るかもしれんけど、そっちの方が影響は少ないやろうという読みや・・・。

 

もともと、靖国問題は、日本の朝日新聞社が始めた反軍国主義キャンペーンである。左翼的なマスコミが、戦時中の軍国神道主義の総本山的な靖国神社の存在そのものを叩こうと、画策した記事だった。少しご年配の方なら、当然ご存じだが、当時、靖国神社は、戦争に出て行った人たちが、死んで帰ってくる場所だった。出征する多くの人はお国のためならと、死ぬ覚悟で戦地に赴いた。「靖国で逢いましょう」が合い言葉だった。つまり、生きては帰ってきませんという決意の表れだったわけである。そして、実際に多くの人が亡くなって、この神社に祀られた。

 

学校では、戦時中に、軍部が国民を一つにまとめるために、神道という宗教を使い、天皇を偶像に祀り立てて、日本を軍国主義に走らせた。と、教えられた。しかし、実際の私が祖父や父から聞いたそのころのリアルな雰囲気は、ちょっと微妙なズレがある。学校で教わった事が、戦後教育のお手本みたいな言葉で、日本の戦争責任を指摘しているが、それは、戦後、戦勝国たちが日本に押しつけた考え方であることに、多くのご年配の人たちは判っている。

 

「原爆投下が、戦争の早期終結のために役に立った」なんて考え方は、アメリカが世界で最初に、禁断の武器で大量の無差別殺人をやってしまった犯罪国家であるということを、自ら認めたくない屁理屈である。実際の被爆国である日本人なら、アメリカが、日本中の都市と名の付く都市すべてに空襲して、焼夷弾で焼き尽くしてきたという恨みや屈辱は、けっして忘れていないだろう。防空壕の中で空襲が収まるのをじっと息をひそめて待っていた経験。。。終戦になっても、「戦争に負けたから悪いんや。。。」多くの日本人は、そういう認識やった。。。

 

日本の終戦は、「あきらめ」から始まっている。全ての、日本人が自信を無くし、やる気も無くし、途方に暮れていた。でも、その焼け跡から今の日本を築き直してきた。この時、日本人の価値観、人生観、世界観は一度リセットされていると言って良い。もう二度と戦争は嫌や。でも、いつまでも他の国を恨んでいても何も生まれない、すべての人や国を一度、全部許そう。心を入れ替えないと、日本は立ち直れない。。。そして、奇跡の復興が始まった。

 

日本は仏教国である。それに国家神道がごちゃまぜになった宗教観がある。全国津々浦々、どこにでも神社やお寺があるが、感覚的にはゴッチャである。。。でも、少し仏教的なのは、人が死んでからのことである。日本人は、例えその人がどんな悪いことをした悪人でも、一度死んでしまったら、その人を許すという感覚がある。ところが、韓国や中国なんかでメジャーな儒教では、けっして許さない。未来永劫、憎み続ける。ここに大きな宗教観の差がある。小泉のオッサンがいくら説得しても、この感覚を他国に理解してくれというのは、なかなか難しい。

 

もっともっと、仲良くなって、多くの中国人や韓国人が、日本人というものを深く理解出来れば、その時、やっと初めて判る感覚である事を、いくら口で言っても無理やろうね。。。靖国に他の戦死者たちと、一緒に祀られているA級戦犯にも、死んでしもたら一緒やと、いくら言っても、我々を不幸のどん底に陥れた戦争責任者を、またまたあがめ、拝むとは、どういう気なんやと、文句が出る。そんなつもりはないと100ぺん言っても、判らんのやろうね。。。不幸なことや・・・。

 

8/14(日) 終戦までの日本は、確かに不自由な日本やった。自由というものが何やと聞かれても、誰も答えられへんかったやろう。今の北朝鮮みたいなもんや。誰か、政府転覆を狙っておるような危険思想を持っているヤツはおらへんやろうかと、特高警察が嗅ぎ回っている。隣組制度を使って、お互いに監視させたり、密告を奨励したり、今の中国に近い制度もやってた。

 

自由は無かったけど、人はそれなりに生きてきた。社会のシステムとしては、昔の日本も良かった事もあったかも知れない。少なくとも、現在の日本のように、隣に誰が住んでいるのかも知らない。ある日突然、隣人に意味もなく殺される。なんていう殺伐とした人間関係ではなかった。プライバシーの保護を良い事に、犯罪者が社会に隠れて見えない。そんな問題も今はあるが、戦前はそんな事は絶対無く、よそ者は常に監視の的だった。だから、しょうもない犯罪も少なかった。

 

ロンドンのテロで英国の警察は、異例の早さで犯人を挙げた。世界は驚いた。これは、島国というメリットでもあると思う。海という天然の国境線で囲まれていると、空港か国際港湾以外での出入国はかなり難しいから、外国人の管理はしやすい。陸続きの国からしたら、ザル状態の出入国管理も、島国なら簡単である。よそ者の監視システムも、こんな時は、有効に働く。

 

安全というものは、ある程度は、不自由さと引換になるのは致し方ない。空港で、セキュリティチェックで、靴を脱がされたと怒ってみても始まらない。実際、プラスチック爆弾を機内に持ち込まれて爆発させられるより、ずっとマシやからね。爆破予告が入ったからと、例えウソでも避難させるのも仕方ない。本当だったら取り返しのつかないことになるからね。でも、もっと大きな問題は、飛行機や商業施設を爆破させたろと思うようなヤツをどうして監視するかや。

 

危ないヤツは日本に入国させない。例え、個人の移動の自由という、最も基本的な自由を奪ってでも、守らなくてはならないものもある。日本じゃ下手なこと出来ないなぁ。目立ってしまうし・・・。こんな、日本人の国民性からくる、ディフェンス力が、今必要なんやないやろうかね。。。昔の日本みたいに・・・。

 

8/15(月) 今年のお盆は、2カ所お墓参りへ行った後、全日空りんくうタワーゲートホテルという西日本一高いホテル(値段ではなく背の高さです)に1泊して、関空とプレミアムアウトレットで買い物の予定である。いつものキャンプはやめて、嫁さんと娘と私3人だけで小旅行。少しだけ近場でリゾート気分が味わえる所というので探してみた。ただし、このホテルの入っているビルは、悪名高い大阪府3セクの持ち物だから、いつ無くなるかわからんけど。。。

 

この時期のホテルは、観光地や行楽地なら、どこもいっぱいで、その上、特別料金を取られるところが多いが、東京や大阪のビジネス客が多いシティホテルは、閑散としているから、特別安い。1泊、2000円相当の朝食バイキングがついて、1人7400円(税サ込)これは、まあまあ安いでしょう。りんくうのホテルだから関空までは無料の送迎バスがある。海外旅行するわけではないのだが、関空に行くと、ちょっとだけその気分を味わえる。

 

関西国際空港も、民間から社長を入れた事で、いろいろ面白いことをやっている。送迎デッキではフライトシュミレーターとか飛行機のコクピットがあったり、宇宙旅行のシュミレーションが出来たり、世界の航空会社に実際に機内食を提供している会社がファーストクラスの機内食を食べられるレストランを経営していたり、第二期工事の空港島にバスで行けるツアーを出したり、イベントをやったり、なかなか盛りだくさんである。

 

8月27・28日の両日には、関空自動車道の橋が2日間、無料開放されるとあって、釣り竿を持った家族連れが多く訪れて大盛況になるそうである。対岸のりんくうプレミアムアウトレットでも去年の12月に約40店ほどの店舗が新たに加わり、150店ほどの規模になった。2度ほど行ったことがあるのだが、今度は1泊泊まりだから、3時間の無料駐車場の限度を気にせずに夜9時まで、買い物や食事が出来るという。夜の関空で、飛行機でも見て、酒でも飲む。これもええやろ。。。。

 

8/16(火) 京都のお盆は大文字の送り火でしめくくり。ただし、今年は町内の役に当たっているので、子供たちのおもちゃなんかを50個ばかり買い物に行かなくちゃいけないのと、いろいろ準備に忙しい。8/21が地蔵盆。8/28が地域のお祭りがある。まだまだ、暑い夏は終わらない。。。

 

さて、お盆休みも今日までだが、今日もお通夜の仕事が入っている。仕事が薄い時だけに、有りがたいことである。ただ、その前に、今週の日曜日にある地蔵盆の買い物をしなくてはいけない。子どもが50人もいるので、福引き用のおもちゃも50個必要。子どもの年齢を勘案して、その年齢に応じたおもちゃの景品を男女別で買い求めるのは、なかなか大変な作業になる。

 

買い物が終わった後も、福引きのための「くじ」づくりと、景品の袋詰めと番号付け。金魚すくいのポイを買いに行ったり、大人用のおつまみやらプラコップなど、けっこう準備は大変である。しかし、この地蔵盆は、町内行事としては、運動会と並んで、マンションの新住民と旧住民の貴重な交流の場でもある。お付き合いをしたくない人を強制的に参加してもらうのではなく、自然なかたちでお手伝いをしてもらうのには、絶好の機会なので、いろいろと子ども向けの遊びも準備してある。まぁ、のんびりと皆さんが楽しんで頂ければそれでよい。。。

 

8/17(水) 9/11の衆議院選が決まって、亀井、綿貫の反対派は新党を立ち上げるようである。自民党の分裂が決定的になったということや。。。でも、郵政民営化反対というだけで、考えの近い人がわざわざ選挙目当ての政党を立ち上げるのもいかがなものか・・・。そんなのに、国民の支持が集まるのだろうか・・・。支持母体が全国郵便局長会だけの新党なんて何の意味があるのか。ただの反小泉だけなら、やめとけ。。。

 

小泉のオッサンは放っておいても、来年9月には引退するそうやないか。次が安倍になるのか、誰になるのかは知らんけど、意地でも郵政民営化法案を通してくるやろうね。多分、今の勢いなら、よっぽどの事が無い限り、小泉自民が勝つやろう。となると、岡田克也は民主党党首から外れる。自民は、小泉シンパばっかり集めた内閣を組んでくる。小池、高市早苗や猪口なんかの女性閣僚もたくさん入れてくるやろう。小渕優子も自民に踏みとどまったようやし。なかなか華やかな内閣が出来そうやね。

 

小さな政府にしようという小泉改革は判りやすい。人口が減ってくる。高齢化が進む。少子化も進む。税収は落ち込むのに、年金や福祉の負担は増えてくる。増税せずに何とかしようとすれば、一番効果的なのが、役人の数を減らして少ない人数で効率的な仕事をしてもらうことになる。ところが役人という人種は、仕事が少しでも忙しくなれば、外注したり、派遣を雇ったり、バイトを採ったり、楽をすること。自分たちの仕事が減らないように、増えないように努力してしまう習性がある。

 

この性根が変わらないと、本当の行政改革なんて出来ない。では、どうすれば良いか。役人から仕事を奪ってしまうのである。これしか手はない。当然、行政サービスのレベルは低下するが、もともと国民生活に直結した行政サービスは、地方自治体がやっている仕事であり、国がやっている仕事のほとんどは、地方に移譲出来るものばかりである。

 

究極的に国は、外務省と財務省と防衛庁しか要らない。他の省庁のやっている仕事は、全部地方自治体に権限を委譲して、つぶしてしまって良い仕事ばかりである。都道府県は、その多くの仕事を市町村と重複してやっているので、これもどんどん委譲したらええ、民間に出来ることは民間に。そして、厳しい競争社会の中でサービスを競っていただくようになれば、そちらの方がより良くなる。だから、国民は、小泉改革を支持している。もう、今までのシステムは制度疲労を起こしている。これが国民の判断やろうね。

 

8/18(木) 女優の東ちづるは断ったが、ホリエモンが出そう。毎日毎日、有名人の名前が出たり入ったり。ホンマにこの人が議員さんをやるのに相応しい人かどうかなんて関係ない。票が取れるか取れへんか、関心事はこれだけかいなぁ。。。まぁ、その人たちを選ぶのは、国民やから、選ぶ人がしっかりしてたらええのやけれどね。。。

 

ただ、いつも選挙の時に思う事やけど、自分の考え方に近い立候補者が自分の住む選挙区になかなかいるとは限らない。ほとんどの人は選択肢が少ないと思っているのやないやろうか。これは、選挙のシステムそのものに問題がある。昔の全国区なら、この人ならという人がいて、投票出来たかもしれないけど、今はやっぱりどぶ板選挙。地元のどれだけたくさんの人を知っているか、どれだけ特定の宗教支持者がたくさんいるか。とか、そんなので結果が出てしまうことが多い。

 

選挙というのは、国民の声を集約するものと、能書き、建前はよろしいが、実際、本当に真の国民の声を集められているか。これにはかなりの疑問がある。なぜなら、選挙の争点が毎度毎度、絞り込めて無いからである。自民党はこうします。民主党ならこうします。でもこの問題については、また違う。なかなか絞りきれない。だから争点がぼやける。

 

そういう意味で、「郵政民営化」という1つのテーマに特化した小泉作戦は、大変判りやすい。民営化賛成の人は、賛成派の人に、民営化反対の人は反対派の人に投票してくださいと言っているのは、白黒がはっきりする。だが、チョット待て。衆議院の総選挙が郵政民営化というたった1つのテーマで争われて果たして良いのだろうか。と、いう疑問は残る。もし、小泉作戦が成功して、民主党を蚊帳の外にして、自民内部だけの論争の選挙にして、郵政民営化賛成派が多数を取り、法案が通ったとしよう。そうなれば、もうその議員さんたちは「用済み」ということにならないのやろうか。。。。

 

後をどうするねん。使えないイエスマンだけの議員さんを大量に抱えて、有名人だけの並ぶ内閣メンバー。実際の方針は小泉のオッサン1人だけが決める。だんだん、独裁者みたいになってきた・・・。北朝鮮の金正日と2回も逢って、少し影響されたんやろうか・・・。何か似てきてないか・・・。挙げ句の果てに、北朝鮮と任期中に国交正常化すると言っている。小泉のオッサンも、何とか来年9月までの任期中に、歴史に残るような事をしたい。そう思っているのは間違いない。

 

日中国交正常化をした田中角栄のように、北朝鮮と国交が回復できたら、まぁ、教科書に載るかもね・・・。ただ、それだけを狙われても、国民の方からしたら困るけどね。。。本当に北朝鮮と国交正常化が出来たら、日本の安全保障には、プラスになるけど、拉致問題やら核開発の停止など、ハードルが高い事柄が山積している。長期的には、勇ましい敵対的な態度を採るのは日本にはあまり得策ではない。ご近所さんとは、やっぱり喧嘩して得なことは無い。仲良くせんとね・・・。

 

8/19(金) 理由はどうあれ、今度の選挙に投票へ行くと答えた人が80%を超えているそうな。何やカンや言っても、政治に関心を持たせたという点では、小泉さんや他の自民党メンバーの功績は大やろうね。やっぱり、政治を判りやすくして、面白くしないと、なかなか人は動かない。これも、ホンマや。

 

それにしても、選挙へ行く人の割合の資料を見ていると、20代、30代がものすごく低い。私一人が投票へ行こうが、行くまいが、結果に関係しないという「あきらめ派」。もともと、そんなことに関心がない「無関心派」。投票したい人がいないと言う「言い訳派」。投票に行かない人には、いろいろなパターンがある。でも、社会的な関心が高まれば、そんな年代の人にウケる方法がある。日本も少しづつ変わって行くのやろうね。。。

 

アメリカは、俳優さんが大統領になる国。日本ぐらいやろ、人気の無い人が世代順送りで、総理大臣をやってきた国は。。。。首相や大統領を、国民が直接公選する国が多い中、談合で次の国の代表者を決めるなんて、前時代的な事をいつまでもしているから、日本では、政治に関心のない人がどんどん増えてくるんや。岡田対小泉の直接選挙でもやって、衆議院選や参議院選は立法府の構成員を選ぶだけにしておいたらどうやろう。盛り上がるし、自分が投票した1票が国の代表者を決めるのやから、関心も絶対上る。

 

首相公選制に反対する人らは、当選する自信の無い人ばかりやろう。選挙区民の顔色ばっかり伺って、地縁、血縁、カネ、地盤、カンバン、鞄の世界でしか生きて行けない議員先生ばかりが集まって、国の行く末を議論せえと言ったって、そら無理やわ。自分の地元に国の予算を引っ張ってくるのが私の使命やと、公言して、我田引水ばっかりやっている議員さんに、国政の抜本改革なんて絶対出来ひんわいな。こんなのやなくて、今の政治家に求められるのは、清貧さと、志の高さ、勤勉さと、リーダーシップである。素晴らしい人が、日本の指導者になる。そんな、当たり前の、良い選挙になったらええね。。。

 

8/20(土) 知人のお薦めで、合唱をやってみることにした。年末になったら、よくやっている「ベートーベンの第九」というヤツである。毎週金曜日に練習があって、本番までに、腹式呼吸の練習や、発声練習、ストレッチなどもやるという。団費は14000円。と楽譜代が500円。団費は練習場所の借り賃などに充てられる。小学校の時にNHKの合唱コンクールの練習をがんばってした覚えはあるが、それ以来、歌は、カラオケぐらいなもの。大声を出せるのは、ストレス発散にも良いし、新しい仲間も出来るし、良いですよ。とのお誘いである。

 

ただ、人間50近くになると、新しい事にチャレンジするのに、少しおっくうになるもの。実際、行ってみたら、いきなりドイツ語の発音教室。何が何やらちんぷんかんぷん。パートはテノールですかバスですかと、ど素人に聞かれても、訳が分からん。。。ここに来ている人は、初心者もいるけれど、ほとんどは合唱の経験者か、第九の経験者。みなさん、素人とは思えぬ本格派の方ばかりである。音符は高低を追いかけるだけ。ドイツ語は生まれて初めての私にとっては、引いてしまう。。。

 

練習が終わってからは、誘って頂いた人と、飲み会に参加。少しホッとする瞬間。これから年末の12/13まで毎週練習。続けられるやろうか・・・。早速、車に今日買ったばかりの楽譜を忘れるし、先が思いやられるわ。。。

 

8/21(日) 亀井静香の地元広島で、ホリエモンが出馬表明。この人、政治家なんてやるものやないとか、今年3月発刊の自著の中で書いておきながら、立候補やて。なんか、言ってる事とやってる事がバラバラや・・・。しかし、どの選挙区でも、自由に立候補出来る日本は少し変やね。地方区選挙のええところは、その地元民の意見を集約して。。。という建前があることにある。地域の代表という意味から、国会議員を構成する意味がある。

 

そこに、縁もゆかりもない人が突然やってきて、立候補して、有名人だからといって、票をかっさらって言ってしまう。俗に言う落下傘候補なのだが、これは、あまりにも品がないのではないか。少なくとも1年はその地に住んでないと被選挙権が無いぐらいにしておかなくちゃアカンのと違うやろうか。

 

ここまで、どこでも立候補が可能なのなら、地方区の意味がないから、全部全国区というか、比例区にしてしまえという意見も出てくるのやないやろうか。まぁ、議員の先生方自身が、自分の都合の良いように考えた法律やから、自分たちに不利なようには考えてないわなぁ。。。選挙制度だけ、三権分立で一番影の薄い最高裁判所が作ったらええのに・・・。なんて、素人の私は思ってしまう。。。

 

このホリエモンなる人物。何をやるにもちょっと中途半端なとこが気になる。選挙の立候補理由を聞かれても、郵政反対派の急先鋒がいるからとか、なぜ広島でという理由になってない。亀井つぶしだけのために、選挙に出られたら、地元の人が迷惑するわ。コイツ、ライブドアの社長を辞めるつもりはないらしいし、選挙に勝つつもりもない。ただの話題づくりで、自分の会社の株が上がればええ。そんなスケベ根性で出てきたんやないやろうか・・・。

 

広島の田舎の人にとったら、いきなり東京の有名人がやってきて議員に立候補した。若い人はホリエモン効果で、けっこう入るかも知れないが、対抗馬の民主党候補は、自民が票割れするハズが、自分の票をホリエモンに持って行かれる事になるから、ひょっとしたら、亀井静香にとっては、有利に働くかもしれんね・・・。この選挙区、亀井が取るに1票。この予想当たりそうな気がする・・・。

 

8/22(月) 今度は田中康夫長野県知事が党首で新党日本やて。地方の知事のままの立場で、政党の党首をするというのは、珍しいパターン。しかし、雨後の竹の子のように新党が出来るのも、政党助成金が欲しいから。それと、比例区との重複立候補で、選挙区で落ちても比例で復活する可能性があるから、セコイ話、それが欲しいのがミエミエや。。。

 

そもそも、こんな選挙制度を作ったのが国会議員。手前みそもええとこや。自分たちの作った法律で、しょうもない政党の林立を招いて、無駄な税金が使われる。ただでさえ、選挙は直接的に300億円。間接的には500億円もの金がかかる。その多くは税金で賄われるのやから、国民はたまったもんやない。解散権の乱用は、国民から損害賠償されてもおかしくないで。。。

 

さて、ここにきて小泉首相の支持率がぐんと上がってきた。自公で過半数を取るという目標は、どうも達成されそうな勢いや。民主党はこの前の選挙の勢いを失って前回議席を下回るのやないやろうか。なんせ、勢いがあんまり感じられない。郵政民営化に反対なのも、時代の流れに反している。早く、いつまでも自治労からの支援をもらっている関係を断ち切れないと、苦しい事になるやろうね。もうちょっと、頭の回るヤツは、民主党にはおらんにゃろうかね・・・。

 

一方の自民党だが、例え衆議院で過半数取れても、またまた参議院で否決される可能性もある。ただ、今度は、かなり強硬な態度で執行部が臨んだので、そうそう法案に反対出来ない雰囲気にはなるやろう。反対なら除名するぞと言われてまで反対票を出せる人は、少ないやろうからね・・・。さてさて、どうなることやろうか。郵政秋の陣。。。

 

8/23(火) 今日明日と大阪でシャディの研修会。私は京都からなので、別に泊まらなくても良いような距離なのだが、スケジュール的にかなりキチキチで詰めてあるので、泊まった方が何かとうまく行くため、大阪のリーガロイヤルに一泊する。1名だけはシャディのご招待だしね。

 

この泊まりには少しだけ他に意味があって、いつもバラバラの各チェーン店が集まるので、いろいろ情報交換や、意見交換、シャディへの要望のすり合わせ等をこの機会にやる。京都府下のサラダ館全部が入っている京都トマト会という会があって、私はそこの会計さん担当やからね・・・。夕食後の二次会の席がいつもこれで、トマト会の人がみんな集まって、いろいろ、ああでもないこうでもないと、わいわい懇親する。これも、大事な事やからね。

 

トマト会のメンバー同士仲良くしていると、急な注文の時、在庫を融通しあえたり、何かのツールを貸し借り出来たり、いろいろ便利な場合が多い。お客さんの紹介のし合いも出来るしね。お互いライバルやけど、紳士協定の意味合いもある。仲良くしておいて、損は無いしね。。。

 

翌日(8/24)はシャディの秋冬ものの展示会があって、新商品の現物展示を見に行く。良い者が有れば仕入れる。まぁ、シャディさんは、このためにやっているみたいなもので、これであんまり買ってもらわないと、経費がでない。でも、アホみたいに売れないものを仕入れる訳にもいかないからね・・・。こっちも。。。

 

今年の展示会場はOMMビルやて。ここでやるのは初めてやなぁ。経費節減のためかなぁ。いつもはホテルか、大阪城ホールとか他のところでやっていたのに・・。あっ、大阪城は1月か。。。どうやったかいなぁ。。。あんまり秋冬ものの展示会は記憶がない。どうやったかいなぁ・・・。

 

8/24(水) 夏の甲子園大会は北海道の苫小牧に京都外大西校が敗れて終わった。ところが、苫小牧の監督が選手を殴ったということが、父兄の訴えで判明し、校長が釈明会見。27才の野球部部長は謹慎やて。聞けば6月のは、平手打ち。8月の甲子園初戦では、スリッパでパシンと殴っただけやて。こんなのがなんで問題になるのか、訳が分からん。。。

 

これで、優勝旗返還、準優勝の京都が優勝旗貰ったって、ぜんぜん嬉しくないわいな。それより、スポーツ部の監督が選手を叩くことなんて、当たり前のことと違うやろうか。1000本ノックされるほうが、選手はキツイわ。言うこと聞かないヤンチャな子を、言うこと聞かせて、クラブ員として、立派な野球選手、にするため、人格形成のために、体罰が許されへんかったら、コーチや部長、監督なんて、やってられへんわ。

 

まして、全国一の野球部にするには、並大抵のことでは無いやろう。殴ること自体を、ただの暴力としか、考えられない人は、クラブスポーツの経験がない人やろう・・・。人は殴られて初めて判ることもある。いじめ的な暴力や、日常的な体罰は許されへんけど、涙をこらえて心を鬼にして、やった愛の鞭まで否定されたら、人はだんだんひ弱になる。軍隊のない日本で、これ以上教育をお上品にしすぎると、生徒は指導者をなめるし、いくら威厳を持てと先生に言われても無理やわなぁ。。。

 

悪いことをしたら、どうぞ思いっきり殴って下さいと、クラブの先生にお願いするのが親の務めやろう。やりすぎは困るけど、有る程度、先生にお任せせんと、クラブとしてのまとまりも何も無くなる。これは、推測だが、自分の子が出場機会がなかったからとか、そんな理由で、大きな大会が終わってから、学校を脅すような親の態度も、気に食わん。クラブやる資格なし。とっとと、そんな子は辞めたらええ。

 

クラブ活動はあくまで、教育の一環というのが建前。しかし、実は、学校は全国から金で有名選手や有名監督をかき集める。甲子園大会など、日本中が注目するスポーツ大会などで、その学校が活躍すると、学校経営上、非常に良い宣伝効果があるからである。だから甲子園で活躍するような高校はどこも、スカウトされたような子ばっかり。本当にその地域だけの子では、なかなか勝てないという現実がある。いやな傾向やね。体罰騒動は、こんな事が裏にあるのではないかと思う。。。

 

8/25(木) 日本に台風が接近中。今晩ぐらいに関東から東海地方に上陸するみたいである。去年と比べたら、格段に少ないけど、やっぱりなめたらあかん。新しい家になってはじめての台風なので、しっかり窓なんかは閉めておいた。

 

さて、改めて言うが、日本は自由主義国である。なぜ、こんな事を書くのかと言うと、日本の社会保障制度が、あまりにも社会主義国的に充実しすぎているのではないかと、思う部分があるからである。民主党は、今度の選挙のマニュフェストの中で、国民の年金を一元化して、誰でも1人1ヶ月7万円を支給すると、言っている。選挙公約よりも強い意味を持つマニュフェストの中にある項目である。

 

65才以上の人すべてに、その人が今までに払った年金掛け金と、それだけでは足らないから、税金から今の1/3補助を1/2補助に増額してまで、7万円を毎月支払うようにするそうである。このことが何を意味するか、おわかりなのだろうか。年金は国のやるお年寄りの扶養制度である。でも、これをやってしまったら、貰う人は、ろくに掛け金を払って無くて貰えて、今、掛け金を払っている人は、将来まともに貰えるかどうか判らないという、矛盾が出てくる。

 

日本人なら誰でも普通にしていたら、ある年齢になれば、お上からお金をもらえる。これが、「働かざる者、食うべからず」の自由主義国家として当たり前のルールを無視していて、お金をばらまいている事になるから怖いことである。老後の生活のために、多くの人は貯蓄している。でも、貯蓄をしなくても、国に食べさせてもらえるとしたら、人はどうなるだろう。誰も生活の心配無しに、消費するようになる。官僚達は、これによって、世界一高い日本人の貯蓄性向を変えさせようとしているのである。

 

ところが、日本人、とりわけ、戦後生まれの団塊世代の人たちは、なかなか金を使わない。逆に若い世代の人たちは、ちゃんとした就職をせずに、派遣やバイトで安月給でいいから普通に生活出来りゃええという考え方。つまり、いつも金がない。これが、年寄りが大金を持って使わない。いや、使う機会がない。若い人は金を使いたいが金がないという、社会的に極めて不幸な関係を続けている。

 

役人達は何とか年寄りのお金を若い人たちに回さそうとしているのだが、これはどうだろう。日本には、親から子にお金を回せば、贈与税という税金を取るシステムがある。この税率が、飛び抜けて高いから、まとまった金を贈与したら、物凄い金額のお金を国に納めなくてはいけない。

 

私は、この贈与税という税金は、国の不労所得だと思っている。国は何もしないで、人から人への資産の移動に税を掛けて、ピンハネしているだけなのである。こんな悪税は無い。人が死ぬと相続税というのも取る。これも、かなり高率の税金なので、2代相続したら、その重い税率のために、事業をやっていた会社は確実に潰れるという。赤の他人にお金を回すわけではない。相続という、実の子どもにお金を回すことに、なんで国が口銭を取らなければならないのか、何が不公平なのか。法の思想が、あまりにも社会主義国のそれのようで、自由主義国ではないような気がする。

 

資産はそれを作り出す絶え間ない努力によってのみ作り出されるし、維持される。これを国は守るべきであって、つまみ食いすべきではない。個人資産を国が保証しないと、だれも努力する人がいなくなる。努力なしで、誰もが均一レベルの生活が、何の努力も無しに出来るというのは、必ず国が衰退してゆく。競争の無いところに、成長は生まれない。今一度、日本の社会の仕組みを考え直さないといけない時期になっているのではないだろうか・・・。

 

8/26(金) 台風一過。久しぶりに夏空が帰ってきたが、朝夕は少しだけしのぎやすい。ほんのちょっとだが、秋が近づいてきた感じやね。昨晩は、下の娘が念願のSMAPのコンサートに行ってきた。このコンサート、1年越しで、わざわざファンクラブに入らないと、なかなか手に入らないプラチナチケットらしく、ネット上でもアリーナ席の良い所は、7000円のものが20万円以上で取引されているそうな・・・。変な世界や。。。

 

SMAPのファンクラブに入会したての人は、良い席が当たるとの噂通り、ヨメさんと2人が座ったのは、ものすごく良い席だったそうで、花道からも舞台からも数メートルのほとんどカブリツキ。6時から10時までの大阪ドームコンサートは、最高に楽しかったようである。良かったね。

 

さて、今日は利権の話。世の中には、契約やらもうけ話には、何らか役得が付きものである。民間なら、別に接待攻勢されようが、お中元の中に札束が入っていようが、ご自由なのだが、こと公金が絡むとそうはいかない。税金で何かするには、厳しい監視の下に置かれるのは当然で、変な収賄でも見つかれば、それこそ、その人は懲戒免職。出世は絶望。となるのだが、そこまで行かなくても、小さな役得や利益供与は、よくあるものである。

 

税金を集めて使う部署にいる人間は、自分のお金と公金の見境がつかなくなる人がいるようで、よく逮捕されたり、左遷されたりしている。社会保険庁は、無駄遣いの最たるものと、各方面から叩かれているが、これは氷山の一角。他の省庁でも、大いなる無駄があるし、大いなる役得が存在する。なぜ、そうなったのか。それは、お金を使う権限を持った人がどんどん増えた。つまり利権の構造がどんどん増殖してしまったことに原因がある。

 

倫理観の厳しかった昔の組織では、厳しい経理的部門が、無駄や不正がないか、厳重にチェックしていた。これは民間でも官庁でも一緒だった。今でも、民間は、不正の発覚は、直接経営に結びつく大事になるから、経営者が歳出に目を光らすのは、当然。というチェック機能がある。ところが公官庁には、どうせ「人の金」という感覚しか無い。より沢山のお金を使わせてもらえるようになれば、より良い目に会える。そんな感覚しかヤツらには無いから、どんどん予算を増やして取りたがる。予算という公金の引っ張り合いを全公務員がやっている訳である。

 

この体質は本当に困ったことを引き起こしている。役人達は、少しでも予算の付きそうな仕事を一生懸命考える。その役人になる人たちが、東大や京大を出た、エリートたちだから、至極巧妙かつ、良いプランを出す。結果としてどうなるか。どんどん国の仕事を増やしてしまうことになる。仕事が増えると、人も増やさないといけない。この繰り返しで、どんどん公務員の数や仕事が際限なく増えてゆく。

 

たとえば、環境省という役所がある。昔は全く無かった役所だが、地球の温暖化や公害問題のやろう。ところが、今や排ガス規制のための脱硫排煙装置の補助金を出したり、いろんな所へ首を突っ込んで、どんどん利権をのばしている。国土交通省と重複している仕事もあるし、農林省や他の省庁と仕事の取り合いをして、予算をどんどん集めて利権を伸ばしてきた。これって、本当に国民がこんな大金を掛けて、役所にやってくれとお願いしたい仕事なんやろうか。かなり疑問に思うことが多いのと違うやろうか。

 

今の社会は、役人が企画立案したものを議員の先生方が国会に提出し、法律にして施行する。そんな流れになってしまっている。つまり、役人たちが、議員先生をうまく使って、やりたいようにしていると言って良い。役人のトップ達で、次官まで上り詰めた人たちが、次々と国会議員に当選するのは何故だろう。それは、役人天国をより強化する体制づくりだと取れなくもないのやないか・・・。だから、族議員が跋扈する。。。

 

こんな流れをどこかで断ち切らないと、いつか、役人達にこの国は食い潰されてしまう。役人達の仕事を、厳しく精査して、やらなくても良い仕事をやらせないという仕組みづくりが大事になってくる。去年、この仕事をやったから、今年もやらなくてはいけないなんて事は絶対にない。既得権や利権を、役人達の手から国会に取り返す事が、まず第一歩や。国民の逆襲が出来るかどうか。選挙で良い方向に少しでも向いてくれればと、思うのだが・・・。いつも期待しては裏切られている。。。

 

8/27(土) 「リセット」という言葉がある。セットしなおす。と、いう意味なのだが、電気製品やゲームなどでは、工場出荷時点の設定に戻す事を指す言葉なのだが、このリセット。実は、ものすごく便利な機能なのである。世の中が移り変わって行く中で、もう一度、あの時の、あの時点に戻れるという凄い機能だからである。言い換えれば、タイムマシンで過去に戻れるようなものなのである。

 

日本も戦後、物凄い経済成長を続けていた世界一元気な時期があった。勤勉で仕事好きな日本人は、エコノミックアニマルなんて言われた時代があった。24時間働けますか。会社人間。日本は飛ぶ鳥を落とす勢いやった。いろいろな問題もあったけど、少なくとも今よりは、国民は、生きる希望に満ちていたし、明るい未来を望んでいたし、人々の倫理観がまだ残っていたし、地域のコミニティも健在で、人々が驚くような犯罪も少なかったのではないか。

 

信じられないような事件が続いたり、人々の心の荒廃を感じさせるような事柄が起こると、ふと、今の日本をリセットできたらなぁ・・・。なんて思ってしまう。もちろん、そんなことが出来るわけはないのだが、もう一度、あの時の気持ちに戻って、やり直そうと心に決めるのは、良いことなのかも知れない。八方塞がりになった時、落ち込んだ時、良かった時の事を真似してみるのも有効な手だてだからである。

 

今度の選挙がこのリセット出来るチャンスかも知れない。昔は良かったの回顧主義ではなく、一度いろいろな意味で、国のやるべき仕事を昔のレベルに戻してみてはどうか。実はいらなかった仕事を、延々と惰性でやっている事が物凄く多いのに気づくやろう。国民の政府や行政に対する要望のレベルを思い切って昔のレベルまで下げてみてはどうか。いかに無駄な予算が多かったのかがわかる。

 

公務員さんは、たとえば選挙の度に、試験や面接して、その政権や、行政にとって本当に必要な人がどうかを精査してはどうか。その仕事に必要でない人が、何の制約もなく、雇用が完全に保証されているのはおかしいのではないか。有能でよく仕事する人は、いくら高給をとってもええ。問題は無能で、ろくすっぽ仕事もせんと、自身の保身ばっかりしている奴らや。そんな人たちをリセットして、排除出来る仕組みを作らないとあかん。これがないから、役人たちは腐ってゆく。。。

 

8/28(日) この日は、格致まつりという、地域のお祭りがある。夏休み最後の日曜、多くの地域の人々がこの行事に参加する。校区から学校の無くなってしまって12年。ただの学区民総出の屋外大宴会やんか・・・という批判もある。しかし、実際に多くの学区民が参加し、マンションの新住民の人と旧住民の人たちの良い交流の場になっていることは事実である。

 

みんなのお金を使って、そんな交流いらんわなんて、いう人もいるが、これは、隣に住んでいる人の顔も知らないという関係が良いか、より良い人間関係の中で生きたいか、の問題である。こんなまつりの機会に、一言二言でも言葉を交わす。意外と気の合う人が見つかったり、良いご近所つきあいが始まったり・・・。そんな部分もある。

 

もっと良いのは、まつりをお世話する側に入ることである。焼きそばや、金魚すくいをやっている人は、もちろんボランティアである。お商売ではないから、テキ屋さんの代わりをするだけではつまらないし、そんなのならやる必要がない。お世話役の人たちは、いろんな団体に入っている人たちだけど、仲間も増えるし、いろいろ聞けなかった事なんかも、親しくなると話せる。

 

イベントをお世話する人は、なかなかご苦労が多いが、楽しい部分もある。もちろん、やっている人が「まつり好き」という部分はあるけどね・・・。そんないろいろなものがミックスされて、まつり全体のイメージを醸し出しているのやろうね。。。。若い子の中には、まつりが同窓会代わりになって、幼なじみの子と再会して、恋が芽生える事もあるやろう。他の地域の懐かしい人たちも集う。お年寄りにとっては、一年一度のカラオケステージは、晴れの舞台である。みんながそれぞれ、楽しみ方をみつけてゆく。そんな機会が、地域のまつりである。楽しくなければまつりじゃない。

 

8/29(月) 珍しく、朝早くから娘が起きていると思ったら、今日から学校なんだそうである。へぇ〜っ。8月にもう2学期が始まるのかって言ったら、「お父さんは遅れているなぁ」と言われそうなので、言わなかったが、8月31日までが夏休みと思いこんでいた私にとっては、少し意外だった。

 

いよいよ、明日は衆議院選挙の告示日。これから、この2週間ほどは選挙一色やろうね。テレビも、新聞もしばらく、これ、ばっかのやろうね。そんな中、昨日の朝の報道2001というテレビ番組で、自民党の武部幹事長が大失言。来年9月に小泉政権が終わったら、消費税を上げると、言ってしまった。アホちゃうか。選挙の時にする発言としては、不注意極まりない。この人、失礼ながら、以前からあんまり頭の良い人じゃないと思っていたが、つい本音がポロッと出てしもたんやろうね。

 

小泉政権期間中は消費税を上げない=小泉政権が終わったら消費税を上げる、ということには、必ずしもならないのに、こんな大事な国民全部の一大関心事を、不用意に口にするなんて、政治家としての資質に欠ける部分がある。不人気だった前の森首相に似とるわ、この人。。。

 

本来、消費税値上げは、国民全体の年金や社会福祉など、高齢化により、国民負担がどうしても大きくならざるを得ない時、最後の最後に、国民のコンセンサスが得られて初めて、実施出来る政策である。それなのに、税負担のあり方の論議が全く無しに、税率だけ5%を8%とか、10%になんて言っても、誰も支持せえへんわ。選挙戦中盤にこんな大失言をしたら、選挙選全体の中で、大きく風向きが変わってしまう事ぐらい、この事は判らないのやろうか・・・。政治的センスゼロやね。。。

 

この消費税というヤツ。国民全部がするお買い物全部に課税されるから、税の支払い方法としては、極めて公平な税金ではある。ただし、この使用目的が、たとえば年金とか、福祉だったのなら、年金を受け取っている人や社会福祉を受けている人にとったら、納税と給付が同時に行われている事になる。つまり、国から貰ったお金で、また納税している事になるのである。こんなことなら、初めから、貰うお金を減らして、税を払わないようにした方が、公務員の仕事を増やさないという意味では、効率的であるという論議に陥る懸念がある。

 

この時期に、まだ、景気対策、公共事業なんて言っている亀井静香は論外として、今、採るべき政策は、国の仕事をいかに減らして、我々の納めた税金や社会保険料、年金掛け金などの「公金」をいかに無駄なく効率的に使って、余らせたお金で、国や地方の借金を減らし、無くさせるかである。

 

ところが、経済というのは、縮小傾向に有れば、どんどん、しぼんでいってしまう。国家予算を減らせば、景気に大きな影響があるから、この難しい矛盾する2つの政策を同時に進めなければならない。これが、トンでもなく難しい。景気は有る程度、上げなくてはあかん。だけど、借金は返さないとあかん。これは、これからの政治の永遠のテーマやろうね。。。。これだけはやらなあかんのは、無駄な公務員のリストラ。これを徹底的にやってくれたのなら、消費税は上げなくても済むはず。と、言うより、今の範囲で、何とか国の財政をやりくりしてほしい。収入に応じた支出。借金してまで、お金をさんざん使った挙げ句、世界一の借金大国になった日本。責任者出て来〜いっ!多分、責任者は、こんなの許した国会議員と、国民や・・・。

 

8/30(火) またまた、小泉内閣の支持率が上がって、68%やて。日本に本格的な二大政党時代が来るのかと思っていたら、民主党のふがいなさばかりが目につく。選挙戦のすべてが、自民党ペースで進んでいるような気がする。本来、バトルになるべきは、自民対民主の政策論争で盛り上がらなければならないのに、国民の関心は、郵政民営化反対派対賛成派になっている。そりゃ、女性有名人やホリエモンやら、話題に事かかないからね。。。

 

本来、民主党は、既成概念を破って、何か新しい事をやってくれるだろうという期待感を、国民に持ってもらうべきなのに、労働組合という支持母体があることを、逆に自民党に利用されている。何十万人もいる郵政職員の組合、逓信何とかという大きな組織が支持してくれる構成員の中にいると、そこに気を遣わないといけない。これが、何か歯切れの悪い岡田代表の口ぶりに出てしまっているのを、国民に見抜かれている感じやね。

 

これでは、民主党のイメージとして、自民党の昔の悪いイメージをそのまま民主が持たれているのも同じである。民主党は、民主主義をベースに、庶民の政党のイメージ、若々しい政党のイメージを本来、持っていたはずなのに、こんな古いしがらみから抜けきれない政党というイメージを持たれてしまっているのは、イメージ戦略や、党内の意志決定機関が脆弱な証拠である。

 

自民党は、小さな政府を目指す。民主党の目指しているのは、大きな政府やと、攻撃ポイントも、なかなかうまい。小泉のオッサンにとって、大きなのは、海外のマスコミのウケが良いこと。とかくわかりにくいと批判される日本の政治構造のなかで、争点が外人でも判りやすいというのが今回の選挙の特徴でもある。郵政民営化に賛成か反対かやもんね。。。争点のずらし方も小泉さんは、超ど級にうまい。国民の本当の関心は、年金や景気なのに、自分の土俵に喧嘩をうまく持ってきている。これは、天賦の才能やろうね。役者が一枚上っちゅう感じがする・・・。

 

8/31(水) 今日で、8月も終わり。夏も終わりかぁ〜。年を経る毎に、感動や季節感も少なくなってくるから、これは、注意信号やね。若い時には感じなかった事だけど、時の流れが単調に感じたり、無駄に齢を重ねたり、物凄く時の経つのが早く感じられたりしたら、人間は、とても焦ってしまうものである。このままで良いのか。精神的にきっと貧乏性なのやろうね・・・。

 

さて、我が国は、少子高齢化が進んでいるのだが、この一番の原因が、結婚しない若者の増加である。女性の社会進出という言葉がもえ死語になるくらい、働く女性が増えてくると、下手なニートの男性なんて、お相手にならない。女性の方が稼ぎも有って、生活力が強いのか、男性に依存する結婚生活を望まないのか、キャリアウーマンで、子どもなんて要らないという風潮が今の日本を席巻している。

 

これは、考えてみたら、ものすごく恐ろしいことやないやろうか。人間は子孫を残したり、増やしたりすることで、発展進化してきたのに、この流れを止めてしまうことになるからね・・・。社会体制も、企業が年金掛け金を負担しなくて済む派遣社員やパート社員の雇用を増やすなど、明らかに大きな変化が起こっている。この結果、年収200万円に満たない人が、ものすごく多くなってきた。日本は世界一、貧富の差の無い社会だという金看板を外してしまって、どんどん社会的な格差が広がる社会になりつつある。

 

私は、結婚しない若者が増える大きな原因は、働く若者の年収の低さにあると思う。毎月10万少しの月収でボーナスも無し、こんな収入で、結婚して、たとえ共働きでも、子どもをもうけたり、育てたり、そんな生活が、事実上無理だからである。それどころか、自分たちの食っていくのだけでも大変である。だから、結婚に自信が無くなり、結婚出来ないのである。

 

つまり、究極の少子化対策は、補助金や福祉やお手当なんかじゃなくて、若年層の収入をいかに上げるかという事につきると思うのである。まず、年金の掛け金を企業に半分負担させるなんて馬鹿げた制度は止めるべきである。その上で、法人税を同じだけ上げなさい。企業負担は変わらずに、正社員の比率を上げさせるには、これしかありません。

 

正社員の比率が上がれば、生活が安定して、年収も上がってくるので、生活に余裕が出てくる。余裕が出来たら、人生に欲が出てくる。欲が出れば、できたら結婚したいし、子どもも欲しいとなる。少子化は、日本の社会が大きな流れを読み誤って、対策が大幅に遅れた「政策ミス」である。こんな私ごときが気がつくような理屈は、プロの方々なら、とっくに判ってなければならない。ところが、これをしない。不作為は罪。これを肝に銘じるべきやね。。。

 

 

戻る

 

2000年9 10 11 12

2001年1         10 11 12

2002年1         10 11 12

2003年1         10 11 12

2004年1         10 11 12

2005年1         10 11 12

 

<最新の日常のページへ>

 

inserted by FC2 system