日常のページ

 

3/1(水) テレビ番組で食わず嫌いというのがあるけど、嫌いな食べ物で「カレー」を挙げる人はかなり少ないと思う。ラーメンと並んで、日本の国民食の地位にあるカレー。このカレーにも、ほんと、ビックリするほど、いろいろな種類がある。私も大好物の一つであるのだが、夜にお酒のアテとして食べるカレーはもうひとつや。。。。人から何と言われようと、朝食にカレーというのが、私のスタイルである。。。こんなことやっているから痩せへんにゃけどね。。。てなわけで、今日はカレーのお話。

 

 大阪梅田の阪急17番街という梅田駅の地下に、「インディアン」という有名店がある。大阪に行ったらついつい食べてしまうから、このお店のカレーの「引き」は強い。。。。このお店のカレーは、いつも行列が出来ているだけあって、さすがに旨い。昼時などは、かなり並ぶ覚悟が必要である。せっかく並んだのやからと、、生卵の黄身だけをカレーにに落としてもらうのを頼んだり、ルー2倍かけという特別なのをついつい頼んでしまう・・・・。でも、ここはいつも混んでいるので、気分的にもゆっくりと食べられない場合が多いね・・・。おまれにけっこう高い。。。

 

ちょっと前まで、京都大丸の地下1階にあった「ジャワ」っていう店も、本格的な香辛料が売りで、懐かしい味やった。。。いつもこの前を通ると、横にあるイノダのコーヒーの臭いとカレーの臭いが混じって、ついフラフラと、寄ってしまう人も多かったのやないやろうか。。。今はもうなくなっちゃったけどね。。。市立病院の所はまだやったはるみたいやけれど。。。閉店間際に記念にカレー皿とかスプーンはいらんかなって、言ってくれたはったっけ。。。あれ、貰っておいたら良かった。。。

 

今の建物やなくて、昔のレトロな建物だったとき、京都ホテル中二階にあったコーヒーショップのカレー・・・。これも旨かった。中二階がバルコニーみたいになっていて、お店にはいると河原町御池の交差点と京都市役所が見えた。コーヒーショップなのに1000円のカレーがあって、これがなかなかの本格派・・・・。小腹が空いた時には、ちょうどの量やったなぁ。。。JCの例会がある前にここのカレーか桃李のねぎソバ。これ定番やった。。。今はもう名前が変わっているやろうなぁ。。。オークラ系列になっとるからなぁ。。。

 

大阪駅前にある新阪急ホテルの1階のラウンジのカレーも旨かった。。。ここは、コーヒーショップやったんやけど、吉野家の牛丼みたいにカウンターがぐにゃぐゃとU字型に曲がっていて、カウンターに座ると、目の前でゴッツイステーキ肉を、フライパンで炒めてくれる。これを最後にフランベして、ボッとアルコールを燃やして飛ばした後、カレーソースと合わしてまぜですぐ出してくれる。これが絶品やった。。。みんな無くなっちゃうと寂しいもんやね。。。もう食べられないとなったら不思議なもので、ものすごく食べたくなる。。。

 

 河原町三条にある本格的なインドカレーのアショカ、京都新聞社裏にも、かなりシャブシャブの本場もののカレー屋があったけど、今もあるのかなぁ。。。烏丸御池上るにあったナショナルビル2階の喫茶店のオッチャンが作るカレーもなかなかコダワリがあって、特筆もんやった。。。人は食い物の味の記憶というものは、ええかげんやど、不思議に忘れないもんや。。。ただ、古い記憶ほど美化してしまう傾向はあるけどね。。。それにしてもいろんなカレー食べたなぁ・・・。最近は神戸のモザイクというところでもナンに付けて食べる本格的なカレーを食べた。これも辛くてうまかった。。。

 

 さて、お店に行かなくても家庭で簡単に出来て、なかなかバカに出来ないのが、最近のグルメブームである。カレーにもどんどん新しい製品が出てきて、スーパーやコンビニの陳列棚争奪戦が繰り広げられている。そんな、カレーにどんな種類があって、何が美味しいかは、立派な専用サイトがあるからそちらにお任せするとして、まず、昔ながらで、私的に、なかなかポイントが高いのが缶詰カレーである。

 

レトルトパウチ全盛の前までは、カレーと言ったら缶詰やった。その中でも具もしっかりしていて、色はやけに黄色いのだけど、しっかり辛くてバランス良く旨いのが、私の好物、「サンタ印のカレー」である。この缶詰、昔はどこでも売っていたのだが、最近はなかなか売っている所を捜すのが難しい。何年かぶりに京都の千本三条西入にあるタカギという食品の現金問屋さんで見つけて、ちょっと大きいヤツやったけど、思わず買ってしまった。。。今も変わらず美味しかったです。。。今は缶詰が売りにくいからみんなレトルトになっちうのかね。。。1人前のサンタのカレー缶はなかなか売ってないなぁ。。。。

 

 さて、150種類以上あると言われている、レトルトパウチタイプのカレーで、お奨めはけっこう多いです・・・。いろいろあるけど、そりゃ400円も500円も出せば、肉や具もでかくて美味しいのは当たり前。お店で食べるより、少しは安くなければレトルトカレーじゃないという点で、こんなのをカットすれば、意外にもグリコのLEE辛さ5倍あたりは私的にはポイントが高い。10倍や20倍は辛過ぎて、カレーを味わうという余裕がない。その点5倍ぐらいは「頃合い」である。お肉もまあまあのがしっかり入っていて250円ぐらい。安い時には220円というところか。。。

 

ハウスのカレーマルシェもなかなか。マッシュルームがちゃんと入っているのが嬉しいしね。。。100円カレーには無い高級感をうまく出している。さすがハウスのカレーという感じかね・・・最近少しマイナーチェンジしたけど、味の良さは変わらない。ちょっと高いのが玉に瑕だが、最近は数重視に出たのか、よく安売りに出てくる。188円以下なら買ってしまう。。。

 

ほかにも、ハチとかMCCとかはやっぱりもひとつかなぁ・・・。日本ハム、明治、エスビーにも今ひとつピンと来るものが少ない。。。あと、懐かしの大塚食品のボンカレーなんかも最近高いバージョン出しているけど、特に・・・ひきつける物が少ない。。。ネーミングは良いけど、また買おうという気にさせるものはなかなか少ないわなぁ。。。

 

 ただし、100円以下のカレーにもバカに出来ないものがある。私のお気に入りは「ハインツ業務用ビーフラレーの辛口」である。具は小さいがしっかり入っているし、飽きが来ない辛さと、おいしさもある。京都なら中央市場のODAで売っている。

 

あと、スーパーマツモトでたまに見かけるのが冷凍のすじ肉カレーも最近のヒット作。これが冷凍物の割には安くてうまい。。。さがせばいろいろ好きな味が見つかるから、B級グルメが楽しめる。。。これがカレーのええところやね。。。

 

カレーは、人によってコダワリが意外とある部類の料理。昔、飯ごう炊さんで作ったグリコワンタッチカレーやらオリエンタルカレーしかカレーとは認めないという人も多いし、ご当地カレーやら、挽肉を使ったキーマカレー、チキンやマトンなど種類も豊富。さて、今度はどのカレーを食べようか。。。痩せている暇ありませんわ。。。

 

 

 

さてさて、話はコロッと変わるが、奈良市で少年補導条例というのが、出来るらしい。街で、大人のいる前で平気で煙草を吸う明らかに中学生と判る子供たち、深夜にコンビニの前でたむろしている子供たち、24時間営業のファミレスには夜中の2時頃に未成年たちが「オール」と呼ばれる徹夜で楽しく話している。何があかんねん・・・。と言われて、明確に逮捕あるいは、補導出来るような法的な後ろ盾が今まで無かった。もちろん喫煙などは、禁止事項としてはあるのだが、罰則がない。。。ファミレスでの補導も下手すりゃ、お店の営業妨害になる微妙な問題や。そんな引け目が警察の方にもあった・・・。

 

 盛り場で小さい子供連れの家族をたまに見る。時計を見たら夜の11時・・・。この親にして、この子あり。。。こいつらに社会常識は通じない。。。警官がせっかく補導した子供を引取に来ない親も多いという。ここいらへんでも、この親にも制裁が必要やと私は常々思ってきた。今の世の中、何でもちょっとユルユル過ぎるで・・・。こんなんで、警察の方も、やる気を無くしている人も多かったんやないやろうか・・・。夜10時以降の子供外出禁止。これぐらいしてもバチは当たらんやろう。。。

 

 奈良市はこの条例で子供たちを何とか守ろうと行動を起こした。具体的な補導する基準をきっちり法律で決めて、これをきっちり守らせるような、当たり前のことに、やっと第一歩を踏み出したということや。。。この手の条例の背景には、「割れ窓理論」というのがある。ガラスが割れている窓をそのまま放置しておいたら、どんどんその回りの窓も割られてしもて、気が付いたらその地域全部のガラス窓が割られていた。ということになる。もし1枚でも割れているガラス窓があったら、出来るだけ早くこれを修理しなくては、その地域全体がスラム化するという論理である。

 

 その昔ニューヨークは、世界に冠たる犯罪都市だった。地下鉄は落書きに溢れ、まともな人は怖くて地下鉄に乗れないぐらい、かっぱらい、強姦、喧嘩、殺人などが無数に起きていた。これをどうにかしようと、ジュリアーニという人がニューヨーク市長になった。ジュリアーニがやったことは、まず徹底的に地下鉄の落書きを消すこと。ゴミを放置せずに掃除すること。壊れた施設や窓を直させること。警官を街角の辻毎に2人づつ配置することだった。効果は覿面に出た。

 

 今までなかなか出来なかった、スリや窃盗などのちょっとした犯罪も見逃さないようにした。犯行を見つけたら、徹底的に犯罪者を逮捕すること。これを徹底したから、今、ニューヨークは犯罪都市から観光都市になって、多くの観光客やビジネス客が集う街になった・・・。

 

日本も東京大阪などの都会では増え続ける外国人犯罪などから治安が極端に悪くなってきている。この傾向は大都市から地方都市へと拡がってゆく。当然、青少年がこんな犯罪に巻き込まれて犠牲になるそんな確率も上がってしまう。。。これを未然に防ごうというのが今回の奈良市の条例やろう。。。

 

 ところが、どこのアホかは知らないが、弁護士らが中心になって、子供たちの自由を奪うことになると、この条例の施行に反対している奴がいるんやと。。。日の丸、君が代を卒業式でするなと言っておる奴らと、同じような臭いのする感じやけど、この人たちは、いったい何を守りたいのかが、私にはさっぱり判らん。。。。

 

子供が深夜に盛り場を歩いたらあかんのは、麻薬や覚醒剤やら、カツアゲやら、ヤー公の手先になるような子を作らせないための最低限の社会のルールやろう。。。犯罪に遭った子は、今度はその犯罪の加害者になる。カツアゲされた子は、カツアゲする方に回るのである。犯人逮捕したらほとんどの人が、昔、被害者になったことがあるという事実。。。これは重いで・・・。ほとんどの悪くなる子は、その周りの環境がそうさせている。今もし、悪い子も、回りが厳しくなる事で、立ち直るキッカケができるというものある。もうちょっと、社会のタガを絞めないと、この国の国民全部がユルユルで腐ってくる・・・・子どもらを守るのは、どこの国でも、大人の最低限のお役目やと思うけど、違うか。。。

 

3/2(木) あぁ〜、もうええかげんにせえや・・・。ライブドアの偽メール事件・・・・、いつまでも、引っ張りすぎや。永田は、しょうもないヤツに引っかかって、騙された。騙されて国会発言した。ところがこれがガセだと判った。すみませんでした。間違いでしたと謝りよったんやから、もう水に流してやれや。小泉も安倍も、ネチネチ言いすぎや。当の本人の武部も、何故かオドオドしていて、大した反撃をしないのは、本当は核心突かれそうになったのと、違うか???と、疑いたくもなる。。。

 

 それにしても他に、やることないんかいなぁ、国会議員は・・・。民主党の存亡の危機やて・・アホらし。こんなので、議員辞められたら、高い税金使って選挙して、選ばれた議員の値打ちが下がり過ぎるわ・・・。自民党の一党独裁になるのは、国民みんな望んでないやろう・・・。自民党でさえ、望んでない。こんな自爆ばっかりやられてても、国民はシラケて行くだけや。。。。

 

間違いは素直に認めて、ちゃんと謝罪する。永田は、いらんこと言わないでよろしい。虎視眈々と、今度こそ本ホシにたどり着けるようなちゃんとした証拠を捜したらよろしい。それを見つけてから、どうのこうの言いなさい。グーの音も言えないような物証を見つけてから、言う事言うべきやね。。。。それまで大人しくだまっとれ。

 

 日本人は、すぐ「辞める」というのが最大の責任の取り方だということになる。しょうもないところだけ、武士道精神なんやから、困ったもんである。「腹かっ切って。。。」というのなら判るけど、そんなことは絶対にしない。野田のオッサンかて、国対委員長という党の役職を退くというだけで、国会議員を辞めるわけやないやろう・・・。せっかくなった大事な大事な議員先生のイスは、そう簡単に降りるようなもんやないやろう。。。多分。。。

 

 武部のオッサンがちょっとだけマシな事、言っておった。永田が詫びた相手は、武部なのか、国民なのか、前原なのか、小泉なのか、自民党なのか、国会なのか。。。判らん。謝罪になってない。メールが偽物だと認めたくせに、メールに書いてあった事は本当かも知れない・・・なんて、ナンの脈辣もない・・・。コイツ、東大出ていても、あんまり賢くないね。。。元大蔵官僚の政治好きバカボン・・・そんなところや。。。

 

 危うく逃げおおせた自民党の伊藤らと国交省役人らの耐震偽装グループは、しばらくほとぼりが醒めるまで、絶対に動かない。ライブドア関連やら、森元首相の息子、武部の息子、ホリエモンらの仲良しグループのルートの解明も、これで闇の中・・・。4点セットと呼ばれていたのに、どんどん民主党が自爆してゆくから、もう、何も出て来ない。ほんま、ど下手やなぁ。。。馬淵を見習えや・・・。トウシロなんやったら、野党議員なんか辞めてまえ・・・。永田は比例やから、誰かが上がるだけで、誰にも迷惑かからんわ。引いておいて、また次の選挙で当選して、「みそぎ」がすんだなんて脳天気な事、言うてるのも、国会議員のバカ連中の得意技やからね・・・。いつも決まって、国民は蚊帳の外や・・・。日本も、ええかげん「ペケ」をつける投票方法を、考え出さないとアカンかもね。。。

 

 

 しょうもない偽メール事件よりもよっぽど大事なのは、行財政改革や。この改革の大目玉になる可能性を秘めている平成の廃藩置県、道州制にいよいよGOサインが出た。まだまだ試行錯誤が続いて、役人連中の反発も大きいやろうけど、これは、やっていかないといけない改革や。。。アメリカには50の州がある。日本はカリフォルニア州よりも小さい国土なのに48もの都道府県がある。つまりこの数だけ知事がいて、この数だけ都道府県議会がある。これとは別に市町村にも市長や町長村長の他に議員がおる。こんな税金で食っている人を揃って大幅に減らす事が出来るのである。

 

 そんなに小さな単位の自治体は無駄が多いし、二重行政やという批判も多い。実際、京都市やら大阪市などでは府と市とは同じような課があり、同じような施設がある。市町村は一番小さい単位として必要やけれど、都道府県は、もう少し広域的にしても支障がないのと違うか?というのが道州制である。

 

 全国を北海道・東北・関東・甲信越・中部・近畿・中国・四国・九州などのやや大きな州に分けて、そこに今の都道府県のやっている機能や予算を集中することができたら、もっと低コストで質の高い効率的な行政サービスが出来るであろうというのが狙いである。そして、この州に権限や機能を国から移行させて、国の仕事をどんどん地方に移譲する。そして国はもっとコンパクトで小さな政府を目指す。北海道の片田舎の道路の補修工事を東京の霞ヶ関で予算を取るかどうかの審議をするなんていう馬鹿げた事を無くそうという狙いもある。

 

 実際、道州制になったら州都をどこにするのかがまたもめる。中国で広島と岡山が競い合い、四国では高松と松山が引っ張り合い・・・。でも、どこになろうとも、そんなもめ事よりも大事なのは、一緒になることや。大同小異、小さな事は目をつぶり、大きな事を成しとる。これが大事や。。。

 

 農林水産庁の仕事は全部地方に回せる。国交省も地方の州でやったほうが効率的。政府機能として残してもええのは、外務省と防衛庁ぐらいや。。。財務省も文科省も、厚労省も全部全部、解体して地方へ移転や。そうしたら、もっと国民の目が届きやすくなるから、無駄なカネを使っているヤツらとか、天下りなどで美味しい事ばっかりやっとるヤツやの利権を切ることも可能になる。国みたいに、どんな仕事やっとるのかが、ベールの向こう側やないから、当然、監視の目も厳しくなるからね。。。

 

 自分たちの利権構造が崩れることになるから、エリート官僚などは、必死になって反対してくる。抵抗勢力は多いけど、これをやり遂げんと、国の予算は火の車や。甘い事言って、いつまでも公務員たちの好きにさせておいたら、公金横領まがいの無駄遣いで、国が食いつぶされてしまうわ。。。究極の行政改革、役人の数を半分以下に出来る可能性のある道州制、これは絶対に進めるべき国策である。。。

 

3/3(金) 大阪ドームというオリックスバファローズのフランチャイズ球場が、この4月から5年間「京セラドーム」となることが判った。命名権(ネーミングライツ)を売って、少しでも大赤字の3セクの足しにしようと大阪人も、京都の冠の付いた企業に、呼び名を取られるのは、本当は不本意やろうけどね。。。

 

 そういえば、福岡ドームがヤフースタジアム、どこかも味の素スタジアムとか言ってたなぁ。。。この命名権、なかなかうまく考えてあって、野球の結果の欄に、巨人3−4阪神(甲子園)なんていう風に、何気なく必ず入ってくる。スポーツ紙に限らず、一般紙でもプロ野球の結果ぐらいは載せるから、年間80回以上は確実に全紙に載る。かなりお得な広告なのである。どの球場で試合があったのかは、新聞にとっても、載せるべき情報スペックやからね・・・。

 

 民放テレビ局でも、あの、みなさまの受信料で運営されている某国営放送でも、「本日、京セラドームで開催されたオリックス対日本ハム戦は・・・」なんて、企業名が必ず出る。国営の放送にも、企業名を宣伝してもらえるのやから、これはなかなか美味しい宣伝や・・・。この反面、京セラという京都に本社のある企業名が付いたドーム球場は、全国の人からしたら、京都にある球場であると勘違いする人も出てくる。地名がドームの名前に付いていないと、紛らわしさは、やっぱりある。。。ナゴヤドーム・福岡ドーム・大阪ドームの方が、明らかに判りやすいわなぁ・・・。

 

本当は、京都にプロ野球球団が1つぐらいおってもええのとちがうのかと思うのやけれど・・・。147万も人口があって、10人に1人がスポーツ好きの大学生。こんなに若者が多い、こんなええ条件の大都市は無いと思うのやけれどね・・・。ところが京都の人は、ロックコンサートでも野球の試合でも大阪まで行かなあかん。なんでやねん・・・。仙台でも楽天があるのに。。。

 

京都には有名芸能人やら海外アーティストが大規模なコンサートを開いたり、音響設備が整った場所が極端に無い。不足しているのではなく無いのである。ドーム1つ無い。。。。これは困った事や・・・。野球場も外野は芝生席の西京極球場1つだけ。お寒い現状や。。。もちろん観客席にもグラウンドにも屋根は無い。こんなところで野球のゲームやらコンサートをやるのはリスクが高すぎる。。。だから来ないという悪循環や。。。

 

京都は何事にも、日本一の多いところ。日本一の誇れるものが多い割には、この面ではムチャクチャお粗末や・・・。まず市民が全国的に誇れるようなドーム球場ぐらいは無いと、寂しすぎるで・・・。大阪のドームの名前がいくら京セラになっても、大阪まではいかん。地元のものやないと、愛着も湧かん・・・。もっとスポーツや芸能分野に力を入れてもええのと違うかねぇ・・・。

 

京都には、以前名前の出たエムケイやら、京セラ、佐川急便、日本電産、村田製作所、任天堂、日新電機、ローム、オムロン、ワコール、島津製作所、など京都には意外と個性的で、全国的、世界的な競争力を持つユニークで立派な企業さんが多い。その気になれば、すぐこんな話は進みそうなものやのに、パープルサンガというサッカークラブの本拠地ひとつなかなか決まらない。

 

京セラの稲森さんが何十億も寄付すると、せっかく言っているのに、横大路スタジアム構想はお蔵入り・・・。梅小路公園がええのとちがうかとか、いや西京極競技場を改修したらええ・・・とか、いろいろ話は出てくるのだけど進まない。私的には梅小路公園は私の実家の真ん前やから、ここのスタジアムが来たら、この地域の活性化にはうれしいような、逆に多くの人が集まり過ぎて迷惑施設になる部分では、困ったような複雑な気持ちや・・・。

 

京都は神戸のように、うまく都市計画を作って推し進めるというのは、どうも苦手なようである。三方を山に囲まれた京都盆地で、都市間競争に生き抜くためには、京都は南進するしかないのである。地下鉄を竹田駅から南へ延ばして、赤池・大手筋・横大路ここらあたりで、地下鉄東西線と連絡。より南進して、宇治川を渡って巨椋干拓地あたりにドかーんと副都心でも作るような度胸がなかったらあかん。地下鉄は学研都市まで延ばして新京都の背骨になる。田中角栄やないけれど、京都を改造して、生き残るためには南部開発にかかっている。

 

ここにサンガスタジアムと、京都ドーム、オリンピック選手を育成するような一大スポーツ施設やら、東京が万一災害等で崩壊した時に、受け皿となれるような第二首都機能を誘致、京都市役所も思い切ってここに引っ越してくる。久御山町を併合して久御山区にする。ショッピングセンターやらシネコン、建物の高さ制限を完全撤廃した大規模開発をして、新京都を作る。街中でマンションの日陰になってどんどん壊されて行く町屋をある一画だけに集中して移築してくるのも面白い。平安時代の屋敷や村を再現できたらテーマパークにもなる。潰されるより活かす・・・。こんな発想も必要や・・・。そんな大計画ぐらい描かないと、いつまでも先人の残してくれた観光遺産を守るだけの政策になって、良い人材はどんどん他へ行ってしまうで・・・。もっと元気になれ、京都。この街の持つポテンシャルはこんなもんやないはずや・・・。

 

3/4(土) どうも小泉政権のつくる法律は、名前と内容が違う、嘘の法律が多いような気がするのは私だけだろうか・・・。「障害者自立支援法」の時も、障害者切り捨て法ともいうべき内容で、多くの障害者が泣いて反対していたのに通してしまいよった。「道路公団民営化法案」も、名ばかりの民営化・・・・。「天下り防止法」も2年経ったら天下りOKやし・・・。それで今度は「電気用品安全法」や。

 

この法律、2001年というから、小泉政権が出来たばっかりの時に施行された法律で、通称PSE法という。何か狂牛病のBSEとよく似た名前なので紛らわしいが、電気製品の安全性を確保するために、2001年以降に製造された電気製品全てにこのPSEマークを付けなさい。このPSEマークの付いていない製品はメーカーがその安全性に責任を持たない製品であるから、このマークの付いていない電化製品の売買は禁止する。という法律なわけである。

 

もちろん法律だから、完全に施行するまでに猶予期間というのがある。エアコンやホットプレートなどは7年というから、まだあと2年有るのだけれど、猶予期間5年の電化製品がテレビ、冷蔵庫、洗濯機などほとんどやから、この3月31日をもって、2001年3月31日以前に製造され、PSEマークの付いてない製品は、5年の猶予期間が過ぎているので、事実上販売や修理も出来なくなる。

 

 これって、やっぱり、家電メーカーのための法律やね。。。この法律で、電気製品は法律で使用期限が完全に決められてしまって、これを過ぎて使ったりしたら、使用者の自己責任という変な理屈になってしまう。おまけに修理も出来ないとなったら、メーカーの責任は一体どこに行くのか・・。

 

この法律によって壊滅的なダメージを受けるのは、リサイクル屋や、中古家電を販売していた業者である。これらの業者は、PSEマークの付いていない商品を販売するためには、この販売業者自身が経済産業省に申請、検査して、この製品についてのトラブルが万一起こったら全責任を負いますよという確約をしないと、中古家電製品を販売出来ない。中古で1000円で売っているトースターから火が出たら、燃えた家の弁償や、火事で亡くなった人の賠償までやってられへんから、事実上、中古販売業者を廃業、倒産させるような法律なのである。

 

 もうひとつ、この法律の酷いところは、「物を大事にする」という日本人の心にまで土足で踏み込んでいる点である。中古で買った製品をいつまでも大事に使う事は、無駄な出費を防ぐとともに、不要なゴミを出さないという意味で、地球に優しい。20年前のテレビがまだちゃんと映っているのに、保証が無くなって修理が出来なくなるから、捨てて買い換えなさいと、政府が指導しているようなもんである。

 

松下電器が10年以上前に販売したFFヒーターが、使い続けていたら酸欠になったりの危険があるというので、史上最大の追跡作戦をやって大きな話題になったように、電器メーカーというのは、自社の製品に今までは、無限に責任を負ってきた。古くなった製品を使って起きた事故まで責任にされたらたまらんと、業界挙げて、議員に作らせたのが今度の法律や。こりゃ、消費者から見たら、ずるくて、不公平なところが多い訳や・・・。

 

10年間、使ったコタツからもし、火が出ても、メーカーには責任が無くて、そんな古いものを使っているアンタが悪い・・・と、責任のすげ替えをいするような法律や・・・。消費者からしたら、もっと怒らんとあかんのに、知らん間にこんな悪法作りよって。。。誰や責任者・・・。もっと、つるし上げたれ。。。裁判員制度の時もそうやったけど、この法律も知らん間に、そんなに話題にもなってないのに、もう施行が決まっている。何かやり方、汚いわぁ・・・。

 

3/5(日) 3月といえば春〜っ。今週辺りからどこも売り出しやら決算やらで新聞のチラシの数も半端や無いほど多い。寒い冬を終えてだんだん暖かくなる。人も少し浮かれ出す頃。その割にはまだ寒いし、雪も降る。。。変な気候やで・・・。

 

 家を新築して初めての冬。今まで隙間だらけの築100年以上の古家に住んでいたから、それから思ったら桁違いに暖かいのは確かである。なんせ壁に入っている断熱材の量がムチャクチャ多い。半端な量やなかったからね。。。オマケに窓はペアガラスか1階は防犯仕様のトリプルガラス。ガラスとガラスの間に空気層というのがあるから、防寒はもちろん、防音効果も高いので、外で雨が降ってても気づかない。出かけるとき、玄関を出てはじめて、あっ雨やったんか・・・という感じである。

 

 昔は、真冬に自室で寝ていたら吐く息が白い時もあった。そんな日は背中を丸めて布団に潜り込んで足の先が冷たくて冷たくてなかなか寝られんかった。今は、寒いと言っても、そこまではない。でも人間というのは贅沢なもので、まだ寒いもんはやっぱり寒い。と思う時もある。。。体感温度というものは、かなりええかげんなもんである。。。身体が軟弱になってきただけかも知れないけどね。。。

 

 家の気密性がよいというのは、意外な現象を引き起こす時がある。リビングダイニングの開き扉の閉まりがいつもなかなか、キチッと閉まってくれないのである。これは「空びき」といって、桐のタンスの引き出しを押し込むと他の引き出しが少し出てくる。あれと一緒の構造である。気密性が高くてこの扉が閉まらないのだが、面白い事に窓を少し開けた瞬間、カチッという音と共に扉がちゃんと閉まる。何かマジック見ているみたいやね・・・。

 

 気密性が高いと言うことは、空気の循環が悪いのではないかと思うのだが、そこは積水さん。さすがにハイテクな機器が付いている。空気の取り入れ口は、サッシにその機能が組み込まれている。各部屋には排気用の口があり、それが天井の中に埋め込まれた集中型の換気扇を通じて24時間作動している。だから知らない間に部屋の中の空気は常に交換出来ているという訳である。

 

 換気と防寒、冷房は、有る意味、相反するのだが、ここいらへんの折り合いはうまくできていて、部屋の中の温度にはあまり影響しない。吸気口にも排気口にも弁があって、これが上手に調整してくれているようである。南隣のお寺のお経もほとんど聞こえないし、お隣の料理屋さんのお皿を洗う音もほとんど聞こえない。これはびっくりやね。。。

 

 我が家は、リビングの床を電気式の床暖房にしたのだけれど、これはやっぱり補助暖房でしかないと痛感している。メインの暖房にしては、これは寒過ぎる。結局、床暖とエアコンに電気ストーブまでも使ってしまう。リビングみたいに広い部屋は床暖房するなら電気やなくて、エコキュートの温水式が良かった・・・とちょっぴり後悔もしている。。。オール電化だと、ガスの床暖ヌックが良いらしいのだが、これが使えないから仕方無いけどね。。。

 

床暖房というのは、かなり時間をかけてゆっくりと暖まってくる種類の暖房である。韓国にあるオンドルという暖房システムがなかなか良いと、日本でも取り入れたものやろう。ただ、我が家は、家にいる時間が少ないので寝室以外で、リビングダイニングで過ごす時間が朝の2時間夜の3時間ぐらいに限られる。だから割り切ってエアコンと電気の床暖でええわと思っていたのだが、どれも弱くて寒い。夏向きにはええのやろうけどね。。。電気の床暖房はあくまで補助。メインの暖房器具ではないというのが結論である。あぁ〜早く春になれ・・・。

 

3/6(月) 昨日、買い物をしていると今、うちが建てている京田辺の学生マンションの現場監督から携帯に電話があった。それも随分と慌てている。何事かいなぁ・・、と思ったらどうもマンションのアクセント外壁の吹きつけ部分の色を間違えたんやそうな。この色であきまへんかという電話やった。そんなに変わらないのなら良いけど、見てみないと、どうとも言えん。明日の朝一で現場行きますわ・・・ということにして、今日の朝、見てきた。

 

 あんまり、変わらないのなら、少々のことは目をつぶろうと思ってたのやけど、現場行ったら、壁の色が打合せとは、あまりにも違う。黒と言ってたのに白になっていたからね・・・、こりゃあかんわ。。。。結局、やり直しますということになった。3月末の引き渡し。何とか間に合うのやろうかね・・・。久々に現場に行ったもんやから、ついでに工事の進み具合を見せて貰った。ついでに写真も撮ってきた。

 

 マンションの現場というのは、普通の家の建築現場とは、大分違う。家の建築より、やや雑な部分と、逆に賃貸物件ならでわのノウハウもある。例えば、石膏ボートの壁だが、傷が付いたり当たりやすい壁の角には、マンションではプラスチック製の特殊な部材が壁に埋め込んであって、この上から壁紙を張ってある。これなら崩れやすい石膏ボードでも大丈夫や。

 

また、きょうびの学生マンションは、設備面でもなかなか凄い。インターネットのブロードバンドは当たり前。インテグラボートというのがあって、もしもの時は緊急通報も出来るし、来訪者はテレビの子画面で確認出来て、オートロック解除が出来るし、風呂とトイレは別やし、ちゃんと立派なクローゼット収納もある。エアコン完備やし、窓もペアガラスで冬は暖かく、夏は涼しい。キッチンもちゃんとしてるし、部屋の広さもまあまあで快適そのものや。

 

 ウチの子供部屋より、住み心地がええのと違うやろうか・・・。学生さんは1年から4年まで4年間をここで過ごす。この間、学生さんは、より良い物件を目指して、大学に近い、設備がよいなどの条件が良い所に、けっこう動く。もちろん、新築の物件は、ひっぱりだこやし、築年数の増えた物件は、人気が無くなってくる。20年もたったら、不人気物件になって、家賃も下げなくては入居者がいなくなってくる。ただ、学生マンションは、大学に近いという特殊事情がある。同志社がここを移転しないかぎり、マンションの需要がある。よっぽど酷い物件でないかぎり、需要は続くから、投資としてのリスクは随分低くなる。

 

 ウチも学生マンションは、借金して建てているから15年ほどしないと、儲けはなかなか出て来ない。そのころから、やっと儲けやから、どれだけ長い間、使えるかが重大な経営のポイントである。よく街中で、レオ○レス21とか、大○建託とかの作った2階建て鉄骨アパートを見る。ウチも当初これらの会社から猛烈にアタックを受けていたのだが、何せ、作る建物がアレ。新品の間はええけれど、10年もしたら借り主がいるのやろうか・・・。あいつら、空き地見つけては所有者を調べ上げて、営業攻勢かけてくるからね・・・。20年経ったらどこも彼処も錆びてきて、設備をやりかえなあかんし、大幅改装しなければ、それこそボロアパート。30年たったら家賃をかなり安くしないと埋まらないから、スラム化することになる。。。。あんな建物作ったら、一生後悔する。

 

どうせ作るならRC、鉄筋コンクリート造のタイル外壁が一番、保ちもええし、外観もきれいなままメンテナンス代も少なくて済む。というわけで、少々高くても鉄筋コンクリート造のちゃんとした建物を作ることにした。鉄骨アパートは新しいウチはまだ良いけれど、古くなると錆びるし、防音、断熱性能がどうしても低いからね。。。錆びた鉄階段をコンコン上がる人の足音。あれも、寂しいからね。。。

 

鉄骨アパートは投資額が低いと言うのが売りである。ところが、マンションの見積りというのは、かなり競争の激しい業界なので、意外に1戸あたりの建築費が低い事に驚く。同じ壁面積の1軒家のクロスを張るのに例えばクロス屋さんが2日かかるとする。でも40戸のマンションを張る場合は2日×40戸=80日とはならない。つまり、次から次に作業が出来るので、大変効率がよいのである。この例でクロス屋さんが50日で上げられたとしたら、30日分の日当が浮く計算になる。つまりその分は安く出来る。

 

お風呂も40個、トイレも40個、キッチンも40個、電気温水器も40個、エアコンも40台、玄関扉も窓ガラスも全部同じ物をまとめて買えるから、値段も1個よりもはるかに効率的である。ここいらが建築費が大幅に削減出来る理由である。ただ、使う機器のランクはどうしても注文住宅に使うような高いものは使えないのも事実である。家1軒が4000万円するのに、39戸の学生マンションが、その5〜6倍だけの2億数千万で出来るのも、こんなところが違うのやろうけどね・・・。建物の引き渡しまであと数日・・・何とか今月間に合ってくれよ・・・。

 

3/7(火) 「そこまで来ているのか・・・」アメリカの3大自動車メーカーのひとつGMが自社の保有する日本の軽自動車メーカースズキの株式を大量に売却すると言ってきた。。。。GMのスズキ株の保有比率は、この売却によりわずか3%まで下がることになり、この発表をしたススギ自動車の会長は、かつて世界を制したアメリカの自動車産業のあまりの凋落ぶりに、思わず溜め息とも、本音とも取れる発言をした。

 

 米自動車産業といえば、かつては一世を風靡した一大産業である。ビッグ3と呼ばれた、フォード・GM・クライスラーのうち、GMはそれでも世界一の売上を続けていた世界最大の自動車メーカーである。その世界一の座にいま、トヨタが挑戦していて、ここ数年で抜くのではないかと言われている。フォードも車の生産台数ではすでに、日産・ホンダに抜かれており、かろうじて資産運用で利益を装ってはいるものの、本業の自動車ではすでに赤字に転落。クライスラーに至っては、ドイツのダイムラー社との合弁に望みをつなげているトラックバス部門で何とか食いつないでいるというお寒い状態になっている。

 

 世界の自動車産業は、生き残りを賭けて提携合弁合併の嵐の中にある。GMは今回のスズキの他に富士重工から早々に撤退、残る日本の提携先はトラックのいすず自動車だけというお寒い状況になっている。こんな中、日本のトヨタ・ニッサン・ホンダ、韓国の現代など小型車を中心にしたメーカーは好調で、明暗がはっきり分かれた形になっている。

 

 またエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドカー開発戦争も、トヨタ・ホンダが先行していて、米国メーカーに水をあけている。このような勢いの違いの他に、アメリカには自動車労働組合・ユニオンというアキレス腱がある。この労組の委員長はアメリカではものすごい力を持っていて、米国大統領選まで左右するだとか、副大統領ぐらいの権力があると言われているのだが、強い労組は必ず企業経営にはマイナスになっている。事実、米国内にある自動車工場はGMだけでも今回12もの工場が閉鎖されるし、30000人もの労働者が解雇されるという。

 

米国のように所得の高い国で車を生産して、こんなに強い組合があったら、あんまり働かないのに高給を要求する労働者ばかりということになるから、競争力が低くなるのは当たり前や。。。。ものづくりの現場、米国内で空洞化がどんどん進み、世界の工場・中国や、ブラジル、メキシコ、東南アジア等の質が高くて安い労働力のある場所に置き換えられてゆく・・・。製造業が米国から無くなって行く、そして、いつかこの流れは日本へも来るのではないか。。。。そんな気がする・・・・。夏草や強者どもが夢の後。。。。自動車の街、デトロイト近郊には廃墟と化した自動車工場がまた増えて行く。。。。

 

3/8(水) またまた日中協議は物別れ。中国側からの新しい提案があると聞いて、いったい何やろうかと期待したら、尖閣列島付近で日中共同開発をやろうやて。。。この国はどこまでずうずうしいのや。。。尖閣は日本の領土や。中国もウチの領土やと主張しているけど、日本は実行支配している珍しい地域や・・・。韓国との争いになっている竹島、ロシアと争っている北方四島の二つは、相手の国に実質的に支配されているから、日本としては尖閣まで取られたらメンツがたたんと、海上保安庁ががんばっている。

 

 アメリカも尖閣については、沖縄返還の時に本島と一緒に返還した経緯があるから、明らかに日本の領土やと援護射撃しているし、中国側からしたら、少し旗色の悪いところや。中国からしたら、日本の領海域は中国が太平洋に出るのにがっちりガードされているところやから、何とか一画を崩しておきたいところなんやろう・・・。春暁などの海底ガス田はFEZ日本中国中間線からほんのわずか中国側に寄っただけのところ。日本は、ガスの鉱脈が日本側に伸びていないのを証明しない限り、日本は絶対に操業は許さないと言うべきやろうね。

 

 これは、「天然ガスどろぼう」の可能性があるのやから、日本も少々強い態度で臨まないとあかんやろう。実際、伸び盛りの経済力を背景に中国は最新鋭の軍艦をこの海域に配備していて、まるで昔の黒船なみのパファーマンスや。今まで日本があまりにも弱腰やったから、中国に好き放題やられていた部分がある。河野洋平元外相・・・。あんたの罪は重いで・・・。

 

日本外務省のあまりにも中国寄りの政策、チャイナスクールと呼ばれる親中路線を推し進めてきた自民党のハト派、なんでもかんでも日中友好。田中の角さんは国益よりも、我が身の利益優先。列島改造で日本中の土建屋の数を10倍にして、この矛先を中国に求めたかったんやろうか・・・。だから、国のメンツとかなんか、どうでも良かったんやろうね・・・。商売にさえなったらええ。。。そんなとこやったんやろう。。。

 

 中国も少しひつこい。靖国靖国と言い過ぎと違うか。日本の首相が1つの神社に参るか参らないか、そんなことが国際的に何の影響があるというのか。事実、日本はこの60年間、どこの国とも、たった一度も、戦争はしていない。一方、中国はチベットへ進行して、ダライラマは国外逃亡しているし、カンボジアにも攻め入っている。北ベトナムでは代理戦争しているし、朝鮮半島では北朝鮮を事実上支援して米韓軍と対峙している状況が半世紀も続いている。まさに戦争国家やんか。。。こんな国に日本は、血税で政府開発援助(ODA)をせっせとやってたんや・・・・。戦後賠償の代わりにね。。。

 

 こんな国が、日本の総理がまた軍国主義的な動きをしていると、イチャモン付けても、あんまり説得力無いわなぁ。。。あんたとこは、リアル戦争をずっとやっているのやから・・・。実際、日本が中国を軍事的脅威になっているというのも事実である。反日教育施設をどんどん作ったり、日中戦争の時の被害を年を経る毎に、どんどん大きくしていって、国民に愛国教育、反日教育を続けている中国共産党こそ、いつか日本と戦争やるつもりと違うやろうか・・・と、疑いたくなる方が自然やで。。。権力維持に使うだけ使って、矛先をいつも外へ向けさせる。。。いつもの手や・・・。

 

 でも、この手は昔の中国は使わなかった。韓国なんかの真似をしているだけや。中国は、もっとおおらかで、豊かで、人としての徳を重んじるお国柄やったはずや。。。なんでこんなに悪くなってしもたんやろう。。。これ以上中国ファンを減らさないでいてほしいもんや。。。

 

 今の中国は、あまりにも日本の研究が足らん。今の日本が中国と戦争をやる気があるかないか、北京は本当に判ってないのか。。。だとしたら、真性のアホである。中国共産党の諜報能力は低すぎる。恐らく、中国政府も、そんなことは百も承知なのである。でも、北京でアンケートを採ると、日本はいつまた戦争をしかけてくるか判らないと、ほんと多くの人が思っているらしい・・・。この国のプロパガンダはしっかりしている。こっちの方が、困った問題である。街の人がそうなのだから、政府の要人はもっと日本がまた攻めてくる病にかかっている。心の底では、日本のことをどこかで恐れているのやろうね、きっと。。。。

 

 この感覚の差があまりにも大きくなると、ホント怖い事になる。中国は普段は、人と仕事するときは、わあわあと、にぎやかで交渉好きであるが、日本人は本当に怒らしたら怖いと思いこんでいるフシがある。これは日本人にとって、好都合に使える。いつも穏和な日本人がこれだけ怒っているのだから、仕方ないと諦める。これも中国人でもある。

 

だから日本人は中国人と交渉する時には、一度相手がビックリするほど、キレて見せるのも手である。大声で恫喝して、最後には少し引く。これが向こうの人との交渉術であるそうである。詳しくは中華的生活「多少銭?」http://chinalifecost.seesaa.net/というサイトが大変面白いので、参考にされてはと思います。どちらにしても、ええかげん、両方とももうちょっと仲良くしてもうてもええのと違うかねぇ・・・。

 

3/9(木) どうも、嫌な世の中になってきたもんだ。今日は、人の不幸を喜ぶというより、待っている、あるいは、虎視眈々とボロが出るのを待っている人たちがいるというお話。

 

 長野県に信濃毎日という地方紙がある。もともと、保守的な地方で、地道に長野県の地元ニュースを伝え続けてきた新聞である。この新聞が長野県知事戦で田中康夫が当選した途端、何とかボロが出ないものかと、田中知事に張り付いているのだそうな。もともと保守的なお土地柄。地方紙の発行元といえば、その土地では名士の家が代々受け継いでゆくものである。地元に超密着型のマスコミにとって、田中知事は、どこからか飛んできた宇宙人であり、仲間の和を崩す悪人であったのだろうね。。。田中知事の一挙手一投足も、見逃すまいと、徹底した取材体制でボロが出るのを待っていたそうな。

 

 もともと田中氏の若いときのスキャンダルやら、女癖やら、選挙期間中は、いろいろ難癖つけてきて、地元候補を応援していた。それが負けたら、今度は足を引っ張るネタ探し。。。恥ずかしくないのやろうか・・・。

 

 この信濃毎日新聞社のオーナーさんは小坂家と言って、何と、今をときめく小坂文部科学相のご実家だというからビックリである。小坂文科省と言ったら、トリノオリンピックで、荒川静香が滑った後の、ロシアのスルツカヤ選手が転んだのを喜んだ発言をしたとして、謝罪したあの人である・・・。私も正直言ってガッツポーズしてしもたから同罪やけれど、人の失敗を待ち望んで、大喜びしたのだからしゃあない。でもこれを公言したらやっぱりまずいわなぁ・・・。実家の新聞社が田中康夫のミス待ちしていたのに、自分が転けちゃった・・・から、ちょっと間抜けやね・・・。

 

 ちょっと前、春の選抜野球に出る予定の駒大苫小牧が、卒業生が卒業式後に酒呑んでタバコ吸ったと、甲子園を辞退した件でも、どうかと思う事があった。卒業式済んでいるのだからもうええとか、夜中の12時過ぎたら高校と縁が切れる。。。とか、いや3月31日までは高校生の「身分」やとか・・・いろいろな意見があるやろう・・・。それにしても、何でもんかでも連帯責任の高校野球。。。何かちょっとした事でも、今の現役選手のせいやなくても、一生懸命選抜出場を目指して苦しい練習に耐えてきた選手からしたら、ホンマたまらん事件や。。。こんなの選手たちが可哀想過ぎるわ・・・。この体質は何かおかしいで・・・。

 

と、思ったら、全国の高校で、特に各地区予選やら秋の新人戦で、準優勝やった高校の野球部の親が、何かスキャンダルになるネタは無いものかと、必死になってネタを捜しているというのである。暴力事件とか、喫煙とか、万引きとか、全く無い学校の方が珍しいわいな。きょうび・・・。監督が選手を「しばく」ことぐらい、有って当然やろ、野球部なら・・・。これを探して、出場辞退させて、自分たちの子が繰り上げ当選で出場させたい・・・。親心としては判るが、考え方がセコ過ぎるやろう・・・。人として、一番情けない行為やんか。。。恥を知れ〜!

 

3/10(金) 京都の教育委員会が事実上、学校週休2日制を事実上、見直すと発表した。文部省がやった戦後最大の失政は、この学校週5日制やと、私は思っている。日本のように資源も何もない国で、世界と勝負出来るのは人間だけや。その人間の教育というのは、国と国との競争になった時に、必ず差となって現れてくるハズである。その日本で一番大事な課題である教育の面で、「ゆとり教育」の名の下に、大幅に授業時間が削られてしまったのである・・・。アホな事したもんや。。。。

 

 それまで世界一を誇っていた日本の教育レベルは韓国やら香港やらに抜かれた。オチこぼれも増えたんやないやろうか。。。良い学校に入って、良い会社に勤める事が、「良いこと」であるという価値観も、そこそこ稼げればよい。それより、家庭や自分らしい生き方を大事にしたいという価値観に変えてしまった。一見、このことは良い変化のように見えるが、実は、大変な落とし穴がここにはあった。。。

 

 日本全体が「日本は、先進国になって、もう十分に豊かになった」と慢心して、仕事の時間は減らすは、休みは増やすは、大人が休みになったら子供も休みにしなあかんとか、学校の先生も労働者やから週に2日休ませろと言ったかどうかは知らんが、日本中が知らない間に週休2日制になってしもた。学校、役所、大企業は真っ先に週2日も休みになった。でもほとんどの中小企業やらサービス業小売業の人たちは、週に2日も休んだら、自分の収入に直結してしまう。だから休みたくても休めない人と、フツーに休む人の格差が付いてしまった。。。それに、もっと恐ろしい事に、日本人のやる気まで変えてしまった。仕事人間が減って、自己や家庭中心的な指向が高くなってしまった。。。

 

 その結果、どんなことが起こったか。。。バブル崩壊後の失われた10年・・・。長く抜け道の見えない長期不況。リストラやら、賃金カット、経済の後退。。。。これらと、週休2日制は、意外と無関係でないと私は思っている。そのことに気づいて、日本もぬるま湯体質から脱却しなあかん。世界の標準に持っていかなあかん。と、苦労したのが構造改革やった。。。ところが、一度ゆるんだタガを締め直すは、並大抵の事やない。抵抗も大きい。

 

 学校現場で、私立の高校は週に6日授業があって、公立の高校は週5日。この年間30〜40日の差が、進路や学力の差に如実に出た。公立高校の生徒の成績が、私学に比べて、ハッキリ判るほど下がったのである。このままでは、公立離れが進んでしまう・・・。公立高校の土曜授業の復活は、こんな背景から来ている。

 

 もともと、学校の先生の勤務体系は、他の職業から見たら、際だって休みが多い。夏休みに冬休み、春休みはもちろん、最近では秋休みなんていうのも有るらしい。ただ、クラブの顧問の先生なんかは、日曜の出勤なんかも多いらしいけどね。。サービス出勤になっている日曜も代休を認めるとか。。。おいおいまだ休み増えるのか。。。

 

教育現場では、生徒を抑えきれない技量の低い若い先生も増えてしまった。これも生ぬる過ぎた教育制度の結果かも知れん。悪循環は連鎖してしまうもうやからね・・・。いつか、どこかで悪の連鎖を断ち切らないと、ずるずると泥沼に引き込まれてしまう。。。。今や、先生も選ばれる時代やからね。。。それにしても、大学の先生なんて半年学校に来てなくてもしっかり給料もらっている。。。ええ商売やなぁ。。。今年もまた授業料の納付の時期。子供が二人も大学に行っててくれるから、親の脛は細る一方や。。。ちゃんと勉強してや。。。ほんま・・・。

 

3/11(土) 大阪の亀田三兄弟が最近よくテレビに出ている。ボクシングの選手で世界戦を目指している20歳の長男に続いて浪速の弁慶とかいう名でこの前に次男坊が見事デビュー戦を飾った。三人に共通しているのは、ビッグマウス。大口をたたくということである。彼らの場合は、有言実行だから、まだ許されるのであろうが、今までの日本人の人格の善し悪しという観点から見たら、こいつらは、どうも品がない・・・。

 

 そんなわけで、私は亀田三兄弟が嫌いである。スノボのハーフパイプで奇声を出して目立ちたがり屋の成田童夢も同じく嫌いである。好き嫌いというよりは、肌が合わないと言った方が適切かも知れないが、好きには絶対になれない。。。ところが、気になるからついつい見てしまう。大口たたきよって、大したことないやんかと、いつか得心したいから、ついつい見てしまう。こんなところを、マスコミやら興行主は狙っているのだろうけど、うまく何でも話題に変えてしまっている。

 

 彼らは悪態を付く事によって、注目を集めるという「手」を使っているわけだから、「よい子」になったら魅力が無くなる。良い人になったら値打ちが下がる。いつもハラハラドキドキ、今度はどんなもめ事を起こすのだろう・・・・と見ている人に感じさせるのが彼らの仕事なのだから、これはこれで良いのかも知れん。。。

 

 でも、本当の悪役がヒーローになる社会現象は、ちょっといただけない。正義の味方がかっこわるくて、ちょいワルがうける世相というのは、どこか歪んでいる・・・。悪いことをしたのに平然としていて、これっぽっちも悪く思ってない姉歯とか・・・。かわいこちゃんのアイドルより、エロかっこいい「倖田なんとか」がうけるのは、日本が成熟した証しなのか、それとも堕落した証拠なのか・・・わけわからん・・・。

 

良いもんは良い。悪いもんは悪い。今はヒーローが不在の時代や。荒川静香や浅田真央、イチローなんかが出てきて、やっぱりちゃんとした日本人像が、やっぱりかっこええという社会にせんと、あかんのと、ちゃうやろうかね。。。

 

3/12(日) 少しは暖かくなってきたかなぁ・・・。会社の近くにある京都南大橋には橋の凍結なんかを知らせるためにデジタルの温度計があるのだけれど、朝でも11℃ぐらいはある。昼間だとこの前は18℃までいっていたから、やっと冬は終わりかなぁと言う感じやね。オヤジさんを載せて家まで送るとき、大正9年生まれのオヤジさんは、春になるとホッとするという。寒い時は、年寄りにとって辛い季節やからね。。。

 

 暖かくなると、いろいろなことが動き出してくる。京都に住んでいると、急に観光地は混むようになってくるし、いろいろな催しも増えて人出が多くなってくる。昨晩は久しぶりにJCの同窓会をやった。40で卒業やから、もう9年か・・・。現役の会員の人は、もうほとんど知っている人がいないが、同窓会なら昔に戻れる。。。9年は一昔・・・。みんな何とか元気にやっている。太った人、痩せた人、仕事が順調な人、商売替えをした人、いろいろや。。。

 

 幹事さんがたん熊北店の社長さんで栗栖君。この人、テレビも出るし講師もしているしなかなか有名人である。そういえば、昔、広報誌に載せるために無理を言って、ここの厨房で京料理の写真撮らしてもらったなぁ。。。賀茂なすの海老あんかけ。これうまかった・・・。ここは、大きなホテルに入って大成功してはる。でもホテルで食べる「たん熊」と本店で食べる「たん熊」はやっぱり別もの。そりゃ200人前の懐石を出すのと、10人やら20人前の料理と、気の配り方も違うし、少ないほうが熱い物は熱いうちに食べられるのは当たり前や。。。

 

春のまだ明るさの残る夕暮れ時、裏木屋町の路地の中にあるたん熊北店さんののれんをくぐる。だんだん日も長くなってきてまだ少し明るさが残っている。きれいに打ち水のしてある土間から小上がりを上がって、左にはお馴染みさん専用の小さなカウンター席があり、その裏は調理場。2階に座敷があり窓を開けると路地裏の風、料理屋さん独特のおだしの香りや、焼き魚の香りやお酢の混じったような良い香り。あぁ、京都の春やね。。。

 

さて、休みの日の買い物と言ったら、車で行ける、どうしても大きい目のスーパーでまとめ買い・・・・になってしまう。我が家の近くにはいろいろお店があるのだが、五条通のハナ、西大路通のらくなん、壬生川五条のマツモト、西大路高辻のライフ、四条大宮のサカエ、あたりになってくる。普段のヨメさんの買い物は、四条西洞院の24時間営業のフレスコが多いのだが、休みの時にはここでは買わない。

 

 休みの日の行き先は、生鮮品の他に何か買い物するものが有るかどうかで、このお店が変わってくる。買いたい本があるとか、娘の靴を買いたいとき、電化製品が要るときなどは、どうしても複合店舗に行くと、車を1カ所に駐車して、全部の用事が終わってしまう、「ワンストップ・ショッピング」が便利である。スーパーも、その辺は理解していて、GMS(ジェネラルマーケットストア)という形態が日本でも増えて来ている。スーパーマーケット1軒だけではなく、レストラン街があったり、映画のシネコンがあったり、スポーツ用品店やらホームセンター、おもちゃ屋だったり、子供服屋やったり、ファッション関係やったり、まさに組み合わせは多種多様である。

 

この日は、ジャスコ系に飽きたので、久しぶりにダイエーの桂南店に行ってみた。久世橋を西へ渡って右折スグの場所である。ココの至近距離にジャスコ洛南があるし、少し北へ行けばマツモトがある。以前行った記憶では、客が少なく、空いているスーパー。。。という印象やった。ところが、どういうわけか、この日は駐車場もいっぱい・・。なぜか元気と活気がある。。。あれ〜。。。

 

 店内に入って判ったのだが、どうもこの店はこの金曜にリューアルオープンしたばかりのようである。確かにトイレやら店舗は新しいクロスに貼り替えられ、新店のように綺麗になっている。この2階にミドリ電化という電気屋もオープンしていて、ちょっとのぞきに入ってみた。電気屋さんの競争も、かなり激しいためか、お店もかなり淘汰されてきて、今、京都で元気なのは、ヤマダ電機とカメラ屋さん系である。客の入りを見ていれば判るが、八千代ムセンが乗っ取られたケーズデンキやら、コジマなどはやっぱり店が空いている。ミドリもどちらかと言えば、このヒマ系なのに、なぜかこの日は目玉があるためなのか、全部安いようである・・・。

 

 電化製品なんて、そこそこ揃っているので電池かMDぐらいしか買うモノなんて無い。と、思っていたら、ホットプレートが目に付いた。もちろん、我が家ではホットプレートは必需品で、かなりよく使う方の電化製品である。結婚した時から数えて現在使っているのは2代目。何かの通販で買ったまん丸の鉄板型である。これが、ぼちぼち、よく焦げ付くようになっていたので、買い換えようかと思っていた。お好み焼きをやってもうまく裏返せないぐらいやったからね。。。いっちょ、これでも買うたろうか・・・。

 

 ホットプレートの原理は鉄板の下にシーズーヒーターという電熱が仕込んであって、これが最大1300Wで加熱されてこの熱が鉄板に移ってものが焼けるという至ってシンプルな仕組みである。ところが、この鉄板が、昔と違って、なかなか多種多様なので面白いのである。関西人の必須アイテム・たこ焼き鉄板とか、焼肉をして無駄な油が下に落ちるようになっているヘルシーな溝付き穴あきの焼肉鉄板、下に水を入れておいて蒸し焼きが出来るスチーマー鉄板、もちろん定番の普通の鉄板もある。普通の鉄板と言っても、これも何か特殊な加工が表面にされていて、使い勝手はなかなか良さそうである。これが半々で組み合わせられたり、中のパーツである鉄板だけ交換すればすぐ別の用途に使えるようになっていたり、なかなかこの世界も研究が進んでいるのである。

 

他にもテフロン加工の大敵である傷が付きやすい何と鉄製のコテが使えるもの。昔はパッケージの箱に毎回大事に片づけていたのに、使っているとこの箱がボロボロになってくる。それならと、あれこれ散らばって片づきにくいパーツをうまくひとまとめにして、コンパクトに立てて収納できるスタンドが付いているもの。など、なかなか進化しているのである。私は以前、シャープのヘルシオというオーブンを買おうと思っていて、電子レンジ機能が無いのが判って諦めた(注:今はこの機能が付いています)経緯があって、この蒸すという調理法がなかなか使えそうでもやってみたかったのもあって、蒸しの出来るというサンヨーのホットプレートを買ってみた。14800円のがオープン特価で税込み9980円の目玉というのもあったけどね。。。今日はもう鍋の用意をしちゃったから、今週末あたりは焼肉かお好み焼きかたこ焼きか手作りで蒸しシューマイや小龍包(ショウロンポウ)なんていうのも、ええよね。。。

 

3/13(月) もう春だというのに、京都では今、何と雪が舞っている。。。。何やねん・・・この天気。。。ディズニー経営のアナハイムスタジアムでは、イチローの先頭打者ホームラン。アメリカチームを本気にさせるには十分やったみたいやね・・・。夢のWBCもいよいよ佳境や。。。

 

どうも、日本は戦争を経験した世代がだんだん、いなくなってからおかしな時代になってきた。日曜朝の8チャンネル、報道2001を見ていて、久しぶりに痛感した。お茶の水女子大の先生が行ってた言葉なんだけど、日本は10000人の人殺しが増えても、どおってこと無いけど、10000人の超エリートを作り出す教育をやめてしまってから、国が良くない方向に向かっているというのである。

 

 昭和20年の終戦まで日本にはナンバースクールという、国の超エリートを育成する仕組みがあった。京都にも、三高−京大というエリートコースがあった。この卒業者は学者になったり、政治家になったり、研究者になったり、外交官やら高級官僚になったりしていた。。。。。この人たちは、国の発展のため、例えおのれの命を投げ出しても、日本の行く末を第一義に考えるべく教育されてきた人たちである。それが敗戦でGHQに解体させられ、アメリカの思うがママの61年間・・・。アメリカの国益のために、日本は発展させられてきた。

 

 そして、この頃、「会社は経営者と従業員のもの」であるという日本の良い企業形態を、「会社は株主のもの」という、アメリカ流のグローバルスタンダードに無理矢理合わせられて、日本は食い物にされている。投資なんて、美辞麗句であって、企業の乗っ取り以外の何者でもない。。。と、バッサリ切るから、この学者さん、なかなかおもろかった。。。言われてみりば、そうやなぁ。。。株主なんて、値上がり益やら投資効率なんてばかり考えていて、その会社の行く末やら、世界の流れなんかナンにも考えてへんからねぇ。。。

 

 この学者さんは「国の品格」が無くなってきたとぼやく。経済がちょっとくらい上がった下がったなんてどうでも良い。そんなことより、人は、人を立てて、和をもって仕事をするという極めて日本的な社会を、競争して「能力の無いものは去れ」という、弱肉強食の社会構造に替えてしまった罪は大きいとおっしゃる。これを立て直すには何十年もかかるからね・・・。

 

 平気で嘘をつく、ホリエモンにオジヤマモン、姉歯に、東横イン・・・。みんな、ちょっとぐらい嘘をついても、良いやんか・・・。うまくその場さえ、やり過ごせたら良い。そんなヤツらばっかりや・・・。嘘を付くことは、万死に値するぐらい、生き恥をさらすこと。ここには、日本人が古来から持っていた潔さや、日本人としての誇りのかけらもない。。。。このようになってしまった原因は、教育にある。

 

 教えを請うものの方の力が、強くなりすぎて、教育を受けることを権利と思い出した事が、まずまずの間違いでもある。教師と生徒の力の上での立場が逆転してしまったことは、本当に不幸な事である。。。。歪んだ民主主義は、権利ばかり教えて、義務を教えない。人は社会の一員であるという、最も大事な事を教えられずに、個性とわがままの違いも分からない輩を大量生産する。。。困ったもんや・・・。自己を主張する前に、これだけは最低限は守らないと、他の人に迷惑がかかるという当たり前のことが判らない。いや、判らないふりをしている。。。

 

 日本は、有りがたいことに平和が60年も続いている。ということは、日本人の60歳以下の人は全員、軍隊の経験がない。これは、世界ではものすごく稀なことで、こんな脳天気な国民はいないのである・・・。アメリカさんが日本に、たまたまいてくれるから、他国は手出し出来ない。このことは、傘の下でぬくぬくと平和をむさぼっているうちに、日本人は、性根までアメリカに抜かれてしもたとも言える。。。

 

愛する家族や街、国を他の国からの攻撃から守るために、世界中の国には、必ず例外なく自衛軍がある。国民を守るということは、まず一番の国の仕事であり、国という機関や組織が存在する最も基本的な理由でもあるからである。もちろん、こんな危険な目に遭うのは、だれでも嫌だから、そんなことを言ってたら、だれも軍に入る人はいない。だから、兵役を課す。誰でも自国を守るために一度は軍隊の訓練を受けてきた。これが日本人には全くない。。。

 

他の国が日本に攻めてきたらどうするという問いに、びっくりするほど多くの若者が「逃げる」と答えるそうである。どこに逃げるのかと聞いたら外国にやと・・・。ほんま、この意識の低さ・・・どうしようもないわ。。。別に、戦争なんてアホなことは、せんでええから、男女全員10歳になったら、1ヶ月だけでも軍隊体験したらどうや。。。日本中の甘えの構造を何かで防がないと、どうしようもなくなる。。。共産党の学校の先生は軍国主義復活やと、わぁわぁ言うやろうけどね。。。先生が左巻き過ぎるのも日本の教育界の不幸な癌やね。。。

 

こんな人たちにかかったら、何でもかんでも昔の軍国主義の復活やとなってしまう。。。敗戦と一緒に欧米に無理矢理捨てさせられた日本人の心の中の部分にキラッと光るものがある。これを取り戻すことに何か、今の時代を良くする鍵が眠っているような気がしてならないのやけれどね。。。こんなことやから、韓国やら中国に靖国靖国と利用される。「さすが日本やなぁ」と思わすものが日本にはあるはずや。他の国と同じ土俵に降りて行く必要は無い。。。。

 

3/14(火) 野球のワールドベースボールクラシツクスで日本は米国とええ試合をした。タッチアップで3塁を離塁した足が早かったか、セーフやったかは、審判のジャツジや・・・。残念やけど、早いと判断されたのなら仕方がない。スポーツは何でもだが、いちいち審判に逆らっていてはゲームにならない。確かに、審判も人間だから、ミスジャッジはあるやろう。だも、それも含めてゲームなのだから、それも含めて勝たなくてはならないのがゲームである。くさったり、恨んだりしてはいけない。それを引きずっている子供みたいな真似は、どこかの国に任せておけばよい。爽やかにいこうぜ!

 

 さて、いよいよというか、とうとうというか・・・。ライブドアが上場廃止になることが決まった。嘘つきに罰が下るのは当然だが、嘘を付かれて騙された人は、アホな株を買ってしまったことを、どうぞ後悔してください。それが株のリスクや・・・。時価総額1兆円間近と言われたライブドアも1株たったの66円。。。まだ下るのやろうね。。。世の中から8000億円という恐ろしい金が消えたのやから、この罪は重いやろうね。。。

 

 そうやけど、このライブドアのおかげで、株式市場全体に与えた影響は大きい。どこまで人に迷惑かけたら済むねん。。。と、怒っている人も多いやろう・・・。IT関連は致命的な痛手を受けているし、他のまともな会社まで、株がバンバン売られて、値が下がり、大損をしている。ホリエモン憎しの人は、ホンマ多いと思う・・・。

 

 もともとこのライブドアという会社は、時価総額を上げるというのが、第一義に来るという異常な経営形態の会社やった。私に言わせりゃ、ワイドショー的な会社やった。。。何か常に話題を作って、それにより株価の上昇を狙い、上がったら、投資組合を隠れ蓑にして、高値で売り抜け。これを繰り返していた。これをライブドア本体に環流させて、実際は赤字のクソ会社を立派な高収益会社に見せかけていたんやからね。。。だいたい、これだけ株式操作をバンバンやっている会社が無配当であるというのがくさい。。。株主にはぜんぜん配当せずに、値上がり益だけでお返ししますなんていう会社がまともな訳がないわなぁ。。。。

 

 マザーズという市場が将来の一部上場を目指した肝いりのマーケットだったけど、あ〜あっ、やっぱりな・・・。と、いう感じにしてしまったから、罪は重いわなぁ。。。マネーゲームだけであまり実態の無いこんな会社をいとも簡単に上場させてしまう東証の体質も考え直さないといかんやろうね・・・。

 

正直者が馬鹿を見るという社会は、確かにあかん。でも、あんまり馬鹿正直なのばっかりでも、のし上がれない。社会というのは、新陳代謝が大事や。ホリエモンは、この新陳代謝を促す意味では大変、巧があったのやけれど、出る杭は打たれるの格言どおり、調子に乗っていたら足をすくわれたというところやろう。嘘つきはやっぱり、経済人失格やわなぁ。。。。

 

3/15(水) 今日の朝刊に都道府県別の1人あたりの所得ランキングが載っていた。1位の東京都と最下位の沖縄県の差は倍以上。格差は拡がっているのだという。2位の愛知は経済の好調を物語っているし、4位の滋賀はさすが近江商人の里。お金持ちが多いのやね。。。京都は大都市圏の割には中の上といったところやね。徳島よりもまだ下やった・・・。兵庫も意外と低かった。ここは県が広いからね。

 

 いくら格差社会と言われても、世界的には、まだまだ日本は中流の人が多い。不景気や不景気やと言われていた時代にも海外旅行者の数はあんまり落ちないし、新入社員の初任給と社長さんの給料の差は10倍程度しかない。こんな国無いで。。。ホンマ。。。失われた10年と言っても、世界第二位の経済大国の座はぜんぜん変わらなかった。。。なんやかんや言っても、ニッポンは凄いね。。。

 

 今話題になっている事に、2007年問題というのがある。太平洋戦争が終わってすぐに生まれた昭和21年〜22年生まれの人たち。やっと平和になって、子供が生まれても戦争に取られないとわかったら、親がなかなか子供を産まなかったのが急に産み出した。この時代に生まれた人が、もうすぐ60歳の定年を一斉に迎える。ベビーブーマーが世の中を動かしてきたと言われたのが、この人たちが一斉に引退するわけである。そんなこんなで、来年再来年の大卒就職戦線は、それまでが嘘のように好転したそうである。

 

 もう二度と起きないだろうと言われてきた人手不足の時代が、ひょっとしたら、やってくるのかも知れない。反対に引退した60歳の人の動向にも注目が集まる。そこそこのお金を持っているこの世代の人たちは、まだまだ消費の担い手でもある。老後を海外で過ごそうと移住を計画する人、趣味を活かした小さな商売を始める人、ボランティアに没頭する人。いろいろである。

 

 年金もまだたっぷり入るから、そんなにがむしゃらに働く必要もないのだけど、この時代の人たちは、根が貧乏性に出来ていて、何か仕事をしてないと安心出来ない人も多いのだろう。。。そこそこお金もあるのに、死ぬまで何か働きたいという人もいる。もちろん、年金の面での格差も多い。厚生年金に入っていた人は、かなりの額をもらえて、国民年金だけの人は、ちょびっと少ない。国民年金に加入するのがまだ自由だった時代だから、仕方ないけど、無年金の人もけっこういる。。。まさしく年金格差時代の到来である。。。

 

 年金というものは、税金からの補填があるものやから、ややこしい。自分の払った年金の額の分だけ出してもらえるのなら良いのだが、それ以上にもらえる。専業主婦だった奥さんは年金掛け金を全然払って無くても、旦那が払っていたからけっこう貰える。。。年金は死んだらもらえなくなるから、長生きする人が多くなれば多くなるほど財政は逼迫する構造になっている。つまり、ちょっと悪く言えば、早死にした人が貰うべき年金を長生きした人がもらえるような、生きたもん勝ちのルールになっているのである。

 

 これが新たな不公平を生んでいる源泉にもなっている。格差の原因は社会保険庁の利権である。金が集まるところには、人が群がる。。。税金は、いややいややとい言うのに、年金は文句を言う人が少ない。おまけに、ついこの前から、介護保険なんていう金まで集めるようになった。サラリーマンの給料からは紙切れ一枚でいとも簡単に何兆というお金をピンハネしよる・・・。役人たちはハイエナか。。。

 

 介護保険にしても、年金にしても、本来なら税金で何とかしたらええ事や。それを取りにくいもんやから、何とかかんとか名目を替えて取りよる。。。福祉目的消費税やて。。。役人らの考えそうな名前や。。。。特別な目的のために集める税金とかは、この世の中にはびこっていて、手を替え品を替え作られる。これは、はっきり言って、新たな不公平をどんどん作り出していると言ってよい。

 

 道路の建設に使うだけを目的にガソリンや軽油には、恐ろしい額の税金が掛けられている。だから日本の燃料費はムチャクチャ高い。原価が高いから日本のトラック運賃は世界的に見て高い。これは日本の物価にも跳ね返っている。値段も何もかもつり上げて、結局誰が儲かっているのかと言ったら、役人とその天下り先だけが潤っているなんていう馬鹿な社会になっとる。。。これは、いつか、いっぺんご破算にせんとあかんのと違うやろうか。。。

 

 日本の国家予算の作り方は「前年比」という、誠にくだらない理論で組み立てられている。1個橋やダムを作ったら、来年も作らなければあかんのか。そんなことないやろう。来年、作らないのなら予算は0のはずや。今年、やった補助金は本当に来年も必要なのか。そんなことないやろう。ずるずる前年を引きずるから、「去年の予算」というのが「既得権」になる。これを許すから、本来使わないでよい金が、無理矢理どんどん使われてしまう。アホな話や・・・。3月は役人達にとって、必死に予算を使い切ろうとする特別な月や。予算を使わなかったら、来年度の予算が減らされる。それがいややから、必死になって使い切ろうとする。補助金なんて、必死に使ってくれる先を捜しておる。本末転倒もええとこや。。。。。

 

 予算を余らせたら、報奨金をやったらどうや。節約出来たら役人の給料が上がる。こうしたら無駄な金が来年に繰り越せる。5年間に全体予算を何パーセント節約出来たかで競わせたらどうや。節約できたら昇給。ニンジンもぶらさげないとね。。。それより一番の問題は、今までコツコツ積み上げられた既得権という垢や。。。特別会計みたいなズルをいつまでも続けてたらアカンわなぁ。。。澱んだ水は濁る一方や。。。

 

こりゃ、一度無血クーデターでも起こして、今までの制度、法律、人事、組織を「全部なし」という風にせんとあかんところまで来ているのと違うやろうか。国民が本当に望んでいるのはもっと別の政府やろう。。。簡素で効率的と口で言うだけではなく、仕事をさせないようにするのが一番の行政改革・・・・。情けないねぇ。。。平成改革で、国家公務員は一旦全員クビ。能力とやる気のある人は、再度採用しなおします。ということにしたらどうや。もちろん予算は毎年0ベース。前年予算なんてどうでもよい。必要なら使うし、無駄なら使わない。補助金は単年度しか認めない。首相が替わったら、組織も人事も政策も総入れ替え。。。これってアメリカじゃ、当たり前のことではないか。。。

 

3/16(木) 息子がキャンプに行くからと、車を交換してくれと。。。息子の車は若者向けのS−MXやから、何かオッサンが運転していると、変な感じや。。。

 

 さて、野球の世界一を決めるワールドベースボールクラシックスで、いよいよ今日、日本は運命の韓国戦や。これに絶対に勝たないと日本は決勝リーグに上がれないから、ここ一番が大勝負や・・・。相手の韓国は、格上と見られていた日本をアジア予選で僅差で破った。また別格と言われていた米国まで破って絶好調や・・・。今度こそ、本気で今度は雪辱しとかんと、調子に乗らせたらえらいことになる。

 

 アジア予選の時は、日本はもう準決勝進出を決めていたから、本気モードにならなくて良かったが、今度はそうはいかん。今度こそ、本当の実力差を見せつけないと、終わってしまう・・・。日本・韓国・米国の3カ国が固まったこのグループではメキシコは例外として、全チームが2勝1枚で並ぶ可能性が出てきた。こうなると、効いてくるのが得失点差。日本は6−1で快勝したメキシコ戦、僅差で敗れたアメリカ戦があるから有利は有利やけど、それも今日の韓国戦に勝てばのお話や。。。

 

 韓国は投手の継投継投で目先をどんどん変えてくるチーム・・・。やっぱり、投手力の差は否めないから、どんどん投手を替えて、目が慣れるまでにまた次の投手という作戦や。。。WBC独特の球数制限があるというルールがあるから、これはなかなか有効かもね。。。打つ方は打ちにくいわ。。。でも、日本のプロ選抜チームは各球団選りすぐりの選手たちばかりや。たった1球の失投を見逃さないほど勝負慣れしている。何とか打ち勝ってほしいもんやね。。。

 

 さて野球の盛んな日本からしたらこの世界一を決めるワールドベースボールは、夢の大会やった。オリンピックで野球が種目から外されるのが決定して野球関係者はかなりしょげていたことやろう・・・。欧州やらアフリカでは全然人気のないスポーツやからね・・・。アメリカンフットボールと野球はやっぱりアメリカ国内向けの見せるスポーツとして発展してきた。ところがこのスポーツを世界的に広めようとする努力を米国はあんまりしてこなかった。これがアメリカ人の内向的な面を顕著に表している。

 

 アメリカ人というのは、もともと、「アメリカ国内が世界の全て」だと勘違いしている大らかな田舎者が多いのである。中国の中華思想とも似ているのだが、米国が何でも世界一、米国一が世界一だから、知らない外国のことなどどうでも良い・・・。こんな考え方の人が多いのである。先進国によくありがちなのだが、イラクで戦争してようが、イスラエルが無茶なことをしてようが、多くの主婦の最大の関心事は今週のショッピングセンターの安売り商品であり、多くの労働者は、今日の野球観戦でお目当ての選手がホームランを打ってくれるかどうかの方が人生最大の気がかりなのだ。。。

 

 こんなアメリカ人からしたら、アメリカのメジャーリーグは、当然、世界一だと信じて疑わない。日本チームとか韓国チームとかが来ても、下手くそばっかりで、アメリカチームの相手には、ハナから、ならんやろうとタカをくくっていた。だから、そんな無意味な大会を開いても仕方がないというのがメジャー関係者の反応やった。実際、多くの有力選手がWBCには参加しないと表明。アメリカチームに大スターが何人かは出ていない。。。

 

 日本の松井秀喜もWBC不参加。でもイチローは日本チームに参加して活躍している。そんないろいろな事件があって、やっと始まった第一回の大会やった。。。。アメリカはメンツにかけても優勝せんといけない。ところがところが・・日本戦には大苦戦、かろうじて勝ったものの、韓国戦には何と、負けてしまった。。。本気出さんと負けてしまう・・・。選手は目が覚めたやろうね。。。

 

日本の強みは、小さい頃からみんな野球一筋。。。キャリアではアメリカと変わらん。違いは猛練習でプロ野球選手まで上り詰めた人ばっかりや。野球という文化が本当のその国に根付いているかどうかが、いざという時の差となって出てくる。野球センスというのは、1プレー1プレーのつながりやなくて、ほんの一瞬の判断力がゲームの勝敗を変える時に出てくる。タッチアップ事件でケチはついたけど、子供みたいにくさってないで、すぐ頭を切り換えているのはさすがプロやね・・・。ただのベースボールやない、ホンマの日本の一球入魂の「野球」を見せてほしいもんやね。。。

 

3/17(金) 野球は惜しかったね・・・。王監督の「相手に勝ちたいという執念が韓国の方が勝っていた」という言葉が全てやろうね。。。日本は、いろいろな意味で、もう十分豊かになりすぎていて、選手一人一人が、豊かになりたいとか、ぜったい勝ちたいとか、何が何でものし上がってやろうとか、そういうガッツというか、根性とか、そういうものが弱くなってしまっていたのやろうね。。。

 

 野球というスポーツは、その辺りがもろに出るスポーツで、3塁のタッチプレーでも、気合いさえ入っていれば、落球なんて、するはずない。気合い負けや。。。一度、人間は、楽をすると、そこからはい上がって、苦労を取るようなことから逃げてしまう。そのまた上を目指すためには、これが出来ないとなかなか無理や・・・。日本の選手の中に、この後、始まるシーズンの事を少しでも考えて、こんなところでケガだけはするまいという、迷った気分が少しでもたったのなら、恐らくこれが敗因やろうね。。。こんなことしてたらプロ野球はだんだん廃れて行くわ・・・。イチローぐらいの悔しがり方せんと嘘や・・・・。

 

 さてさて、捨てる神有れば拾う神有り。。。。今や資産価値が1/10になってしもたライブドアの株を、フジテレビからUSENの宇野社長が個人で買い取ったとして、この宇野社長が一躍、時の人になっている。個人で90億からの株を買える事自体、びっくりやけど、この宇野社長、ほんま周囲がびっくりするほど、「いい人」であるという評判である。

 

 無くなったお父さんは、大阪有線放送の創業者。夜な夜な、夜の町を営業して、スナックやら喫茶店ラブホテルなんかに有料で音楽を流す商売。これを全国的に拡げたのが宇野先代や。ところが、この商売は、かなり法律違反スレスレの商売で、いつも警察から追っかけられとった。。。関電の電柱を自分の所の線を引くのに勝手に使ったとかで、しょっちゅう、裁判沙汰が耐えなかった。大阪でムチャクチャやっとる有線。。。。そんな世間の評判やったんやろうね。。。ヤーサンとも関係が深い商売やし、どうしてもダーティイメージが払拭できひんかった。

 

 その反面、有線放送大賞とか、歌謡曲、演歌の世界では、有線放送というのは、切っても切れない関係。ヒットした曲は有線から・・・と、夜の世界では大きな金になる事業やったんやろうね・・・。どんどん地方にも手を伸ばしてはった。。。。

 

 そんなお父さんの死亡で、宇野氏は、大学出てからリクルートコスモス社に入社、1年で人材派遣会社を立ち上げていた息子は大阪有線放送を継ぐことになった。社長就任以来、社名をUSENに変更、ヒカリファイバーは引くし、ケーブルテレビ事業は伸びるし、映像配信事業は立ち上げるは、業績は急拡大。今や時の人になったというわけである。

 

総個人資産1000億の人が90億の投資をしたって、至って普通。ライブドアの株はあの人が買うならと少し持ち直しているみたいや。ヒーローは出てくるものやね。。。聞けば、この人、どこかのイノシシ社長と違って、いたって常識人。取材の人への受け答えやら、発言がものすごく腰が低い。それでいて、実績がすごいから、この人、ええ人やんか・・・という評判になる。それにイケメンで、えらそうな人を言わないし、謙虚で人をたてる。日本人のええとこを全部持っている人やね。この人、これからもっと話題になるかもね。。。

 

3/18(土) 我が家には、今度高二になる一番下の娘がいるのだが、この娘の言っている事が、たまに親にはサッパリ判らん時がある。何かモノを買ってくれというのだが、どこに売っているのかと聞いたら、「ダイハナ」やという。ダイハナ?漫才の大助花子かいな。。。何のこっちゃと、聞き直したら、「ダイヤモンドシティ・ハナ」を略してダイハナないやと。おまけに洛南ジャスコは「ラク・ジャス」なんやと・・・。何でも略すのは若者の常やけど、これ、オッチャンにはなかなかわかりにくいわぁ。。。。

 

 10コぐらい年下の知り合いが、よく「そこのイナイチの交差点を曲がって。。。」って、言うのだが。最初は、これがハテ、何の事かわからへん。。。良く聞けば、国道171号線を「イナイチ」と読み替えているだけだと判る。言葉は文化と言うけれど、実際に使う言葉はどんどん若者が変えて行く。これはええ事でもあり、置いて行かれるものにとっては、少し寂しい事でもある。置いて行かれまいと、無理して若者言葉を使うのも、「ええとし」して、あほらしいし、迎合しているようで癪に障る。

 

 でも、ことばは、いつもその時代を象徴しているだろうし、我々の世代でも昔の祇園で使っているような言葉は「はぁ?」って思ってしまうことも多い。京都の年配の女性がよく使う「おたのもうします」。この言葉も、私が気になる言葉である。「よろしくお願いします」の意味なのだが、東山の花街なんかでよく使う言葉で、京都の他の地域ではいくら同年代の人でも、使うと、あっ、この人昔、そういう仕事したはったんや。。と判る。

 

 ファミレスに入ると、もう辺りは真っ暗やのに「いらっしゃいませ。コンニチワ・・・」マクドナルドでは、安いキャンペーンで、105円のハンバーガーだけ買おうと思ったら、必ず「ごしっしょに、お飲物はいかがですか?」この飲物が200円はする。。。。マニュアルというのは、けっこう企業の本音も出るもんや・・・。

 

居酒屋さんの若い子の使う、接客用語も、変なのが多い。何でも最後に「喜んで〜」というのを付けるチェーン店がある。店に入ってきたら「いらっしゃいませ〜。喜んで〜。」鶏の唐揚げを頼んだら「トリカラ1丁、喜んで〜」。あおいそ、頼んだら「おあいそ1丁、喜んで〜」おいおい、何でも付けりゃええもんやないやろう。。。。

 

一万円札で払ったら、10000円のお預かりから、お先に大きい方、6000円と、残り小さい方250円のお返しになります・・・。このおつりの返し方も、ここ10年ぐらいで、こう言うのが普通になったね。。。10000円−3750円の計算を、2分割しているんやろうね。。。いろいろ、クレームがあったり、間違いがあったりして、これが一番間違い難い返し方なんやろうね。。。私らの年代なら、そのまま6250円渡すのやけれど・・・。

 

この、小銭を渡すとき、必ずお客さんの手に少し触れて小銭を渡す店もある。若くてカワイイ、レジの女の子が、手をぎゅっと握って、握ったおつりの小銭を渡すものやから、ほろ酔い気分のオッチャンは、ちょっとだけ、嬉しい気分で帰ることになる。またこの店来よう・・・と素直に思うから・・・単純やけど、これだけはええマニュアルや。。。でも、これを、スーパーでパートのオバチャンにやられたら、ちょっと怖いけどね。。。

 

3/19(日) 今日は、体振のバレーボール大会。年にいっぺん、京都市体育館を借り切って、下京区だけの体振のバレーチームが集まっての大会である。こんな広いところ使えて、ええなぁ・・・。狭い体育館でばかりしかバレーをやったことないから、広いところでやったら、球拾いがたいへんや。。。体育館の天井も高いから、勘が狂うわ。。。

 

 さて、WBCで死んだと思った日本チームは、何とアメリカがメキシコに敗れるという大波乱で、日本が2位でベスト4進出できることになった。タナボタというか、漁夫の利というか。。。アメリカチームに緊張感というか、必死さが無かったというか・・・。もう帰ってくると思っていたら、サンディエゴで三度、韓国と対戦やて。。。他のゾーンのチームとやって、決勝に韓国やったら良いのにね・・・。

 

 それにしても、必死さという点では、韓国チームはすごい集中力や。この執念がいったいどこから来ているのか不思議で仕方なかったのだけれど、何と、韓国チームは、「兵役免除」がかかっていたというから、びっくりである。韓国は、今でも北朝鮮と、休戦状態が続いている国だから、当然、軍隊があり、国民には兵役がある。韓流スターも、野球選手も、当然のように一定期間、軍隊生活を送ることが義務づけられている。日本は、平和憲法と、金ばらまき日米安保のおかげで、兵隊さんに行かなくて良い、珍しい国であるから、このありがたさは全く理解できない人がほとんどだろうけど、世界の普通の国の若者にとって、兵役というのは、みんなが絶対好きではないのは当たり前だろう。

 

 この兵役を、国民的な同意で免除するというのは、不公平感からしたら、韓国にしたら、よっぽどの事である。兵役に行ったら、韓国チームが弱くなる。だから是が非でも、法律をねじまげても、日本に勝ってくれ。。。そんなところやろうね。。。それが、今回、2回も日本に勝った。韓国のえらいさんは、大喜びして、韓国チームの選手全員の兵役免除という「ご褒美」をプレゼントした。

 

 ところがところが、運命の悪戯とはよく言ったもので、日本との3度目の対決が予期せずやってきた。兵役免除を言ってしまったえらいさんは、シマッタ・・・と、思っているやろうね。。。この試合でもし、日本にリベンジされて韓国チームが負けるようなことになったら、国民からは非難囂々や・・・。もうちょっと、この発表は後にすべきやったね。。。人間、目の前にニンジンをぶらさげておかんと、なかなか、ここ一番で踏ん張れない。。。。兵役免除を確定してしまった韓国選手は、日本の敵やない。。。と、思うのは私だけやろか。。。今度は、ボロがちの予感がする・・・。

 

まぁ、韓国は異常なまでに、日本を気にするお国柄である。何事でも、日本に勝ったか負けたかで、国民全部がわあわあ言っている。。。。いつまでも、この雰囲気はなかなか変わらない国やね。。。もう、ええかげん、そこそこ所得も上がってきてるんやし、もうちょっと、雰囲気が大人しくなりそうなもんやのになぁ。。。この国はワカラン。。。

 

3/20(月) 野球のワールドベースボールクラシックは、何と、私のボロ勝ちの予感が的中して、6−0で日本の勝利。ヤッタネ!!!いよいよ明日、最強のアマチュア軍団、キューバと対戦する。この勢いで松坂大輔には、力投して世界一を勝ち取ってほしいものやね。。。

 

 さて、昨日は西京極で体振の試合。Aチームは、見事、2勝して表彰してもろた。こっちは声援で声が枯れてしもて、喉がちょっと、おかしいけどね。。。明日はお彼岸というのに、昨日は小雪の舞う荒れた天気。一体、いつまで寒いんやろうか。。。

 

 バレーから帰ったら、娘が服なんかを買って欲しいという。そんな買い物は、いつもハナあたりで済ませていたのだけど、たまにはちょっと違うところへ行こうかということで、六地蔵にあるMOMOへ行ってきた。ここは近鉄百貨店と専門店の複合施設で、中にはいるのは初めてだったけど、意外と広くて、面白そうな店が入っているのにびっくりした。遠いのでなかなかここまでは足が伸びないけど、時間があればもう少しゆっくり見たかったかなぁ。。。

 

 京都にもいろいろショッピングセンターがここ数年でたくさん出来ている。ハナ・パセオダイゴロー・ラクト・らくなん・久御山・MOMO・ラクセーヌ・新風館・ポルタ・ゼスト・カナート・京都フゥミリー・アバンティ・・・まだまだある。。。車を1カ所に駐車して、いろいろな買い物やら食事をして、また車で家に帰るというライフスタイルが、日本でも定着している証拠やろう。昔は、四条河原町界隈しか京都のこの機能が集約されている地域がなかったのだが、今はこれが郊外に分散化する傾向にある。今までは、ダイエーとかイズミヤとかの核テナントの大手スーパー1店だけだったのが、いろいろ含めた複合施設にならんと、生き残れないみたいや。。。。

 

 アメリカでいうGMSという形態は、先進国では世界的な傾向で、このショッピングセンター間の競争が激化してゆく。人をたくさん集められる施設が勝ち残れるのだが、いかにその魅力を維持出来るかが鍵になる。つまり、ショッピングセンター内のテナントも競争させて、集客力の無いところ、売上が悪いところは、どんどん撤退させて、元気なところを入れていく。新陳代謝をサボったところが負け組になるから、厳しいもんやね・・・。

 

その反面、売上が良いとか、集客力があるというテナントは、どうしても大手の有名どころが占めてしまう。どこへ行っても無印良品、ユニクロ、マクドナルドにミスタードーナツやらKFC、ライトオンにABCストア、なんてことになる。。。まるで金太郎飴や・・・。これでは個性の出しようがない。大手のテナントさんがいろいろな意味で消費を寡占してゆくようになるのやろうかね。。。

 

3/21(火) 暑さ寒さも彼岸まで。。。やっと春らしくなるのやろうか・・・。和歌山なんかでは桜が咲き始めたそうやけど。。。この10日間ほどで、急に春らしくなるのやろうね。。

 

 桜と言えば、日本人ならお花見。酒飲みからしたら、年に一度の無礼講とかで、毎年、いろいろもめ事が多い時期や。若い人からしたら新入社員やら、新入部員の入るシーズン。新しい出会いと、ぶつかるから、野外宴会はいやがおうでも盛り上がる。ところが、最近の若い人は、あんまりたくさんお酒を飲み付けてない人が多いのか、身の程知らずな飲み方をする。自分の酒量を知らない人がついつい自制心が緩みがちな場で酒を飲むと、悲劇も起きる。。。

 

 花見の席は、「非日常」を演出してくれるから、お酒も進む。知らない間にたくさんの酒を飲んでしまっていたという人も多いやろう。毎日晩酌でもしている人は、このぐらい自分が呑んだら、どういうことになるかという経験がある。しんどい目、痛い目に何度か遭っている人も多いやろう。お酒は百薬の長とも言われるけど、毒にも薬にもなる。

 

 先日、面白いと言っては失礼だけど、少しユニークな「和解」があった。これは、飲酒運転で幼い子供の命を奪ってしまった加害者と、被害者の親との間で取り交わされたものだった。刑事事件はその人の罪を決めるのだが、それとは別に、事件の加害者は、被害者の遺族と民事的な賠償も受けなければならないのは当然である。

 

被害者の親は、亡くなってしまった子供のために、金額的な賠償請求とは別に、この加害者に、「一生、お酒を飲まない」ということを約束させた。この約束には、ひょっとしたら守られないかも知れないが、亡くなった子供への親の熱い思いが隠っている・・・。酒を飲んで運転することが、どれだけ無謀で危険な事か。この加害者は、この約束を死ぬまで貫くことで、被害者の許しを請うことやろうね・・・。やっぱり、酒は愉しく呑みたいからね。。。

 

3/22(水) いゃ〜。おめでとう世界一。ニッポンの野球がベースボールの世界でついに、一番になった。ちょっと。醒めた雰囲気で始まったワールドベースボールクラシックは、この20日間で、ここまで盛り上がることになるとは、予想出来なかったなぁ・・・。アメリカのメジャーリーガーやら、ひょっとしたら日本チームの選手達も、シーズン直前の大事なこの時期に、思い切ったプレーをして、ケガでもしたら大変や。。。ぐらいに思っていたやろう。ところが、韓国チームなんかは必死でプレーしてくるし、疑惑の審判やら、ふがいない負け試合、イチローの真剣さ、このあたりが支えになって、本気モードに変わって来たのやろうね。。。日本チームを本気にさせてくれた、デービット審判やら韓国チームのおかげでニッポンは勝てたような気がする・・・。

 

 さて、昨日はお彼岸ということで、お墓参りと、お買い物という、至って普通の休日だったのだが、このごろ、関西では大型のホームセンターやら、ショッピングセンターの出店が盛んである。3月というのは、人が出かけだす時期。売上も伸びる時期やから、このあたりを目指して、大規模商業施設はオープンする場合が多い。

 

 この日は2つの施設を見てきた。1つは、ジョーシン電機が国道24号線大久保バイパス沿いにオープンさせた、エキサイトという大型家具店。ジョーシンというば関西中心の電器店だが、電器一本ではなかなか難しいということで、家具も扱う大型店舗をオープンさせていた。1階は普通の郊外型電気店なのだが、2階はれっきとした家具店。家具と家電というのは、なかなか相性がよいので、プラズマテレビを置く台とか、コタツなど、電器がらみの家具はもちろん、大量に外国から輸入したインテリア小物とか、座椅子なんかが普通の家具店にはない品揃えで面白かった。

 

 もうひとつは、ちょっと遠いが、八幡市と京田辺市の境ぐらいにある京阪ローズタウン内にオープンした、巨大ホームセンタームサシである。ここは、関東系のホームセンターなのだが、今までのホームセンターの既成概念を完全に打ち破ってくれた。私は、3年ほど前に、ニューヨーク郊外の大規模ショッピングセンターを10箇所ほど回る経済視察ツアーに行ったことがあるのが、この時見たアメリカのホームセンターをはっきり言って、超えていた。それほど凄いのである。。。

 

 何が凄いのかは、なかなか言葉で表現しにくいのだが、今まで百貨店やスーパーやらが扱っていなかったような商品が、巨大な売り場に山盛りなのである。リフォームのコーナーには何十種類もの壁紙の現物が売られているし、座布団のコーナーでは現物がたくさん見やすく陳列されている。趣味の工芸、手芸用品、画材、インテリア、アートフラワー、レザークラフト、など趣味の用品も、これでもかという品揃えである。これ、何に使うのやろうと思うような商品がたくさんある。。。ここまで大規模で、ここまで品揃えの豊富なところは今までホント見たことがない。。。ただのホームセンターやと思っていたら、全然違う、このギャップにホントびっくりした。。。。この日は、2階だけ見て、1階と、併設されている食品スーパーは時間が無くて入れなかったが、もう一度ゆっくり来ようと思うスッゴイところだった。。。。

 

ここ数年、関西では、このような施設がしのぎを削っていて、凄まじいサバイバルゲームを繰り広げている。果たして生き残れるのはどこなのか。消費者は、トレンドをどんどん追いかけて行くだけで良いのだが、売る方は、ほんと厳しい時代になるのやろうね。。。地の利を活かした都心型と違って、郊外型のGMSは、新しくて大規模なところしか生き残れない。。。そんな予感がする。。。。

 

3/23(木) 勝ち組、負け組という言葉やら、格差社会、下流社会なんていう言葉が流行っているそうである。小泉改革で、改革について行けずに、会社をリストラされたり、職に就けない人たちの「言い訳」に都合良く使われていた言葉なのだが、今の世の中、少しおかしいことになっている・・・。

 

日本はホント、有りがたい国で、小中学校の授業料は、義務教育で無料である。ところが高校からは、当たり前のことなのだが、授業料が必要である。ところが、2004年、都道府県立の高校で文科省が調査したところ、何と11人に1人が授業料を減免されていることが判った。資料がある96年度からこの比率は上がり続け、8年間で5.4ポイント増え、生徒数で2倍になった。都道府県別では、大阪が最も高く24.6%、最低は静岡の2.0%だった。学校間でも大きな開きがあった。

 

 特に、大阪やら鳥取、北海道、兵庫、福岡、東京などの都市部で、それもかなり一部の高校に減免を受けている生徒が多く、その比率が高いところでは60%を超えていた。おいおい6割っていうことは、4割しかまともに払ってないってことやんか。。。これは、まともに払っている人がバカを見るっちゅうことやね・・・。私は、こんな酷いことになった原因のひとつは、日教組にあると思っておる。。。共産主義的な思想が強いこの団体は、教育は国が全部丸抱えでやるべきものであるという考え方が強い。だから、この授業料の不払いも、悪く言えば、奨励しているような部分があるのではないかと、疑っているのである。。。

 

 それと、日本人の教育観の変化も大きい。。。。昔は授業料を払えないということが「恥ずかしかった」のが、今は、「積極的に払わない」人が増えた事や。。。子供に肩身の狭い思いだけは、させたくないという、「東京タワー」にでてくる「オカン」みたいな考え方の人は減ってしまって、みんが払わないものをウチだけ払うのは「損や・・・」というバカ親が増えたということや。子供の気持ちなんてどうでもええ。これが、世渡り術やと、子供に教えたいのやろうか。。。そんな親を子供は尊敬するなんて、思っておるんやろうか。。。情けなくて、酷い話や・・・。

 

 それに、減免を受けている親が家賃十数万円もする高級マンションに住んでいたり、減免を申請するために、高級外車で乗り付ける。こんなヤツがおるという話を聞いたりしたら、これは、別の意味で、公金を不正に受給するための、詐欺行為と違うかと疑わざるを得ない。そんな金あるんやったら、子供の授業料ぐらい払えるやろう。。。こん奴らを行政が甘やかすから、新たな不公平が生まれる。。。授業料のカタに、この外車押さえたれや・・・ホンマ。。。

 

 授業料の集金というのも、公務員の大事な仕事のひとつのハズや・・・。ところが、先生方は、我々聖職者である教師のする仕事ではないと、言い張る。。。。教育はもともと崇高なモノであるという、カタチだけそのままにして、授業料なんて、国や行政の負担すべきもの、あなたたちは、勉強にしっかり専念しなさいと、きれいごとを言う日教組理念の押しつけが、この問題の裏には無いだろうか。。。言葉は綺麗だし、生徒や父兄にウケはええやろうけど、誤った社会ルールを教えてしまっていることは、結局、ツケが生徒達に回ってくるで。。。。

 

実際、授業料さえも、全く払わない学校に、執着心とか、愛校心なんて湧く訳がないし、これが、中途退学、不登校なんかの遠因に、ホントになってないか。。。親が、もし、ええかげんでも、子供だけはまともに育てるという気概が、先生たちにあるか?この子達の人生を左右する教育というものすごく大事な仕事を、ちゃんと役目として果たしている自信は有るか。。。今、先生たちに本当に問いたいね。。。いつまでも、親と先生が、責任のなすりつけ合いをしていたら、どうしようもないことになる・・・。先生がこれからの世の中や、モノの考え方を変えてゆく・・・。そのために今の人材育成をしっかりとやらなあかん・・・。そのぐらいの気概所が欲しいもんや。。。。

 

3/24(金) しかし、やること無いんかね国会も・・・。未だに永田メール事件のことをやっとる。。。もうええかげんにしとけや・・・。もし、匿名記者の名前を明らかにしても、何の意味も無いのやないかね・・・。どうせ、特ダネねらいの一発屋が、大スキャンダルを捏造したかっただけやろうからね。。。でも、武部ジュニアとホリエモンとかが仲が良かったのはホントらしいし、武部のオッサンも本当は、叩かれれば埃も出てくるのやろう・・・。それがバレそうになっているものやから、必死に叩き返している。こっちのほうが怪しいと思うのは私だけやないやろうからね・・・。

 

 武部のオッサンも、この人、判りすぎや・・・。演技が下手というか、良くいえばバカ正直なお人柄やから、何かあったらすぐバレバレや・・・。痛くもない腹を探られていた、というストーリーにしたいのは、やまやまやけど、ホリエモンやら、その周辺のややこしい人らとの交流があるものやから、それを表に出すのを、極端に恐れている風な様子がチョンバレやんか。。。

 

 メールが、「ガセネタや」とわかって、永田議員が国会の議席で、直接逢って謝罪した時かて、このオッサン、本当なら、もっとえらそうにしたらええのに、立って丁寧におじぎしたはった・・・。これだって、普通なら腑が煮えくりかえって、ドヤシつけてもおかしくないやろう・・。この人は、人間出来とるなぁ。。。と、いう風に見えとった。

 

でも、これって、よくよく考えて見たら、武部のオッサンかて、「ひやひやもん」やったんやないやろうか。。。永田が自分の間違いや、と言ってくれたおかげで、自分に火の粉が降りかからないようになった。ほんと、ホッとした、助かった。。。そんな気持ちやったんやないやろうか・・・。だから、立っておじぎまでした・・・・。

 

森元首相の息子とかも、ヒルズ族やら、ホリエモンと仲が良かったらしい。これらを徹底的にもみ消した。。。さすが飯島秘書官は、こんな仕事させたらピカイチや・・・。おかげで自民党ジュニアたちと、ホリエモン、ややこしい人たち、との人脈は、社会に公表されずに済んだ。参議院選やら、ポスト小泉総裁選挙などの政治日程に関わる一大事やからねぇ。。。

 

こんなしょうもない事やっている間に、どうやら世界はちょっとづつ、動いておる。この頃、北朝鮮からみのニュースが減ってきたと思ったら、何かある。。。北朝鮮では、金正日は病気やなかろうかとか、後継者選びが難航しているとか、いつもにぎやかで元気な北朝鮮系のニュースがパタっと途絶えたような気がする。。。何かが起こる前触れかもね。。。

 

マカオのマネーロンダリングがばれたとか、偽ドルづくりが出来ないようになったとか、在日の運ぶ金に監視がきつくなったとか、いろいろ原因はある。中国が北朝鮮を併合しようとしているとか、韓国が統一して、祖国を立て直したいと思っているとか、在韓米軍がぼちぼと引き上げる気配とか、刻々と情勢は変わっている。。。朝鮮半島の無毒化は、日本の安全保障上も大事なことである。でも、それより、中国の軍事力が日本の10倍の予算を使って増強中というのも怖い。。。

 

東アジアで、あまりにも中国を肥大化させないために、日本はインドなどと手を組んで、この地域のバランスを保つようにしないとあかん。中国問題は、エネルギーや食料の問題でもある。13億の人間がもし、日本人と同じレベルの生活をするようになったら、確実にエネルギーと食料は不足する。日本の省エネ技術やら、ハイブリッド化、ハイテクバイオ技術などがこれを救う鍵になる。このあたりが日本の目指す世界的な役割なんやろうけど、まだ日本の政治家は、つまらない嘘つきゴジップ記者の事ばっかり。。。ホンマ、緊張感無いなぁ・・・。日本の政治は、ツッコミどころが多すぎや。。。

 

3/25(土) ガセネタ・永田はんよ。西澤孝の名前を出したまではええやろうけど、まだ、発刊されてもいない雑誌の購入費用として、1冊1000円で400冊分、税込みで42万円を払ったのなら、これは誰が見ても、立派な情報提供料としての対価やで・・・。これが世間一般常識っちゅうやつや。。。これはアカンで。。。結局あんたは、結果的に情報屋に金払って、ガセネタを買って、それをもとに、国会質疑をしたことになる。これは、逃げおうせられへん。。。もう、議員バッチは諦めて、朝まで生テレビでわあわあ言っているタレントの方が、あんたには似合うで。。。議会制民主主義の崩壊や・・・と嘘泣きしていたのも、芝居がかってるわ・・・。

 

 西澤は、偽メールは渡してないって言っているらしいし、永田の言ってる事と、つじつまが合わない。平沢勝栄のオッサンは、とうに西澤から裏取っていたから、今更何やという感じやろうけどね。。。このオッサンは、さすが元検事や。ちゃんと、ピント合わして来よるわ。。。でも、このオッサン自民党員やんか・・・。自分の身内に火の粉が降りかかるかも知れないから、追求はそこまでやろうね・・・。エイチエス証券の社長殺害?自殺偽装?事件まで踏み込めるかどうか・・・。が、焦点やろうね・・・。

 

 さて、以前ここで書いたPSEマーク。経産省が家電業界からの突き上げで、作らせたような法律なのだが、これが世間の思わぬ抵抗に遭って、事実上、廃案になりそうである。もともと、この法律は、2001年に作られていて、5年間〜7年間の猶予期間が設けられていた。2006年4月1日から、このPSEマークの付いてない電器製品の売買を禁止するという内容で、ちょっと見た目では、消費者が古い電化製品を使って火災などの事故に遭わないようにという消費者保護的な意味合いの法律に見えるのだが、実は松下が20年以上前のストーブの修理回収に膨大な経費をかけさせられているように、企業の製品保証の責任を、古い商品は回避させるのが目的の法律だったのである。

 

 企業側からしたら、そんなに古い製品をずっと使い続けてくれたら、製品の保証をいつまでもしなくてはならない。まして、古い製品から火が出たり、酸欠になって、死者でもでようものなら、裁判をかけられて敗訴する。こんなことをやられたらたまらんということで、ここ数年の製品にはPSEマークをつけて、このマークの付いていない製品は、いくら裁判されてもメーカーとしての保証はしませんよという「お墨付き」が欲しいが為の法律だったのである。これが企業側の本音。。。ずるい法律や・・・。

 

 ところが、電器メーカーも経産省も、日本がもう、そこそこのリサイクル社会になっているという視点が欠落していた。製品というのは、例えメーカーが1年しか保証しませんよと言っても、潰れたり、動かなくなったりしない限り、ずっと使い続けられる性格のものである。20年前のテレビや冷蔵庫、エアコンなどが今でも立派に現役で使われているのである。何とかメーカーは、あの手この手で買い換えさせようとするのだが、「もったいない」が信条の日本人は、修理してでも使い続ける人も多い。

 

 また、家電製品には、中古のマーケットが存在する。学生さんは、大学4年間をアパートで過ごすが、単身者向けの電化製品は、まだまだ使えるものが多く、後輩に譲ったり、リサイクルショップに売ったりして、立派に中古の製品として流通する。電器メーカーからしたら、せっかく新しい製品を売りつけるチャンスなのに、中古の製品を格安で売られては、困る。忌々しい存在なのである。そこで、議員さんを焚きつけて、PSE法なる中古家電業界ツブシの法律を仕立て上げたという訳や。。。

 

 家電と一口に言っても、電気製品にはいろいろある。真っ先に反発したのが、オーディオ・楽器・シンセサイザーなど、年代モノ、ビンテージものの中古電器製品を扱う業界である。アンプやスピーカーは、ものすごい高値で売買されているものもある。これが、4/1からもう売買出来ませんよとなったら、廃業しなくてはならない業者がわんさか出る。

 

 数的に多いのは、中古の家電製品を扱う業者さん。2月ころ、やっとこの法律のことが話題になりだして、4/1から売買禁止。。。こりゃ、えらいことやと、大騒ぎになった。中古家電でも経産省に申請したり届け出したりしたら、このPSEマークを付ける事が出来るのだが、そんなコストのかかることをやっていたらソロバンが合わない。第一、その中古業者が何かあったら責任を負わないといけないなんていう法律になっていたもんやから、大手家電メーカーの責任逃れのための法律やという、隠れていた部分が表に出た。

 

役人たちは、大慌てしたやろうね。。。世間から突き上げられて、大反対にあう法律なんてそんなにない。。。役人のメンツも丸つぶれになるけど、引っ込めるしか方法が無くなった。。。そんなところやろうね・・・。ほな、PSEマークを全製品に付けているメーカーは、どうなるねん。その役人達個人をまな板の上に載せて、損害賠償請求の訴訟でも、起こしたれ。そのぐらい、こんなダメ役人やら族議員にはお灸をすえたらんとあかん。日本は、まだまだ、こんなところは、ベタ甘や・・・・。

 

3/26(日) 日本の国が抱える借金が2005年の12月末の段階で、800兆円を超えたそうである。これに地方の借金まとめて、約200兆円を加えると、1000兆円を超えることになる。これを日本の人口1億2000万人で割ると、何と国民一人当たり830万円もの借金をしている計算んなる。。。誰がここまで借金せえというたんや。。。まさしく、国の借金が食い物にされているとしか言いようがないわぁ。。。。

 

 ただ、この財務省の発表した数字には、少しからくりがあると思う。。。。国債残高を普通の家庭や企業のようなものに置き換えて考えるやり方には、少しそぐわない部分があるからである。事実、国債というのは、国の借金という部分の他に、債券市場という相場的部分と、安定利回りを国が保証しているという面がある。国が保証してくれているから、国債は、他の債権とは異なり、市場でも安定的に取引されている。その国債を誰が買っているのかといえば、国民であったり、機関投資家なのだから、踏み倒される事のない債権・・・・、これが国債の実態なのである。

 

つまり、国の信用を買っていることになり、少し飛躍して考えれば、日本という国が、日本銀行券というお金を発行して、国民や世界中の国の人に日本円という通貨を安定的な価値のある通貨として保証しているように、国債も、日本の国債は安定的な利率を日本という国が保証しますよという前提で成り立っているのである。

 

 だから、国債は国の借金とは言うものの、普通の人がサラ金やら銀行でお金を借りる借金とはかなり性格が異なるのである。国の財務というものは、そのぐらい幅員のあるもので、国債の償還に困ったら、語弊はあるが、日本銀行券をどんどん刷って、市中に出回る通貨を増やせばええのである。もちろん、そんなことをしたら、日本はインフレになるし、日本円の価値はどんどん下る。だから軽々な事は出来ないのだが、例えば、こんなような政策で、チャラに出来る可能性のあるものなのである。

 

 私には、財務省がこのような発表をして、国民を脅しにかけているように、見えてならない。国の借金が国民一人当たり636万円もあります。だから、税金を上げさせて下さいといいたいのだろうが、どっこい、そうは、問屋が卸さない。借金を公表するなら、反対に、国の資産も同時に公表するのがフェアやろう。そもそも国の資産は誰のモノなんや。総理大臣のものか、天皇陛下のものか、違うやろう、国民のモノやろう・・・。もし、国民1人あたり1000万円の資産があって、636万円の借金なら、仕方ないレベルになるし、国民一人当たり1億円の資産があるとすれば、636万円なんて、無視出来るようなレベルになる。

 

全国にある国の施設やら官庁、公営住宅の土地やら建物、高速道路や橋、JRやらNTTやら道路公団、郵政公社やらの持っている資産や株式、これらは膨大な金額になるはずや。。。これら全部計算しても、あんまり意味のない事やというのが判るやろう。。。だから、国債総額をこんな一方的なカタチで発表するのも、無理があると、私は思うのである。増税の根回しのための姑息な国債残高の記者発表。こんなもの要らんわ。。。。

 

3/27(月) 朝から京田辺の学生マンションの竣工時施主検査・・・。39室を不具合がないか1つづつ見て回るのは、想像以上に疲れた。。。仕事は年度末で忙しいし、町内会長さんのお父さんは亡くなるし、町内の引継ぎ会の設営は決まらないし。。。忙し過ぎるわ。。。

 

 さて、政局は、もう9月のポスト小泉に向けて走り出している。この期に及んでも、まだ靖国の事ばっかり言っている小泉のオッサン。私はウヨでもサヨでも無いつもりだけど、もうええかげん靖国のことはもうええのと、ちがうのん。。。と、思ってしまう。

 

そりゃ、日本の首相がどこの神社に参ろうが、参るまいが、他国に、とやかく言われたくはない。でも、それを朝日毎日の比較的左寄りのマスコミが、いちいち、わあわあ騒ぐもんやから、韓国やら中国につけいる隙を与えてしもた。この頃は、北朝鮮まで、こりゃ、ええネタやと、ツッコンで来よる。。。

 

 中韓がうるさいから、首相の間は参拝やめとこかかいなぁ・・・と思うのが普通の人やけど、この小泉のオッサンは、これをネタにして、逆に中韓と対立構造を作りよった。やっぱり、この人、変人や・・・。勇ましいのも、たまには結構やけど、日本の安全保障上、危険度が上がるのは、いただけないのやないか・・・。この危機をあおるような手法は、ヒットラーやらムッソリーニなどの第二次世界大戦時の独裁者が採ったやり方や。。。。民衆は熱狂的に支持するようになるけれど、ポピュラリズム(大衆迎合主義)と独裁が混ざると、ホント、怖い事になる・・・。

 

 事実、ネット右翼と呼ばれる敏感な若い人たちは、ネチズン社会で、嫌韓・嫌中の輪を拡げて、相手国の反応や反日行動をつぶさにモットにあげて、要らない摩擦を大きくしているフシがある。。。。中国でも韓国でも、自国を愛する愛国主義は、あまりにも激しくなりすぎると大変危険な要素を含んでいて、昨年春の、官製の反日デモもネットの若者が主役やったみたいやね。。。

 

 中国という国は、まだまだ未成熟な部分があって、ちょっと前の文化大革命の時には、その地域のリーダーだった人たちを軒並み、つるし上げて、プチブル(プチなブルジョア)たちは、小作や、労働者たちから自己反省しろ、資本主義の犬めと、ちょっと金持ちだっただけで、ボロクソやった。。。。だから、そのときまでは、金をたくさん持ったり、働き過ぎるのは、ダメというお国柄やったんや。。。それが180度変わって、今は、ここ20年ほどは解放改革路線やろう。。。豊かになれるものから豊かになれ・・・と大転換や・・・。

 

 上海などの大都市では、大金持ちが増えてきて、ところが田舎の農民は、未だに月収6000円。。。都市の企業労働者は30000円ぐらいになっているから、この格差はものすごい。。。役人の腐敗はひどいし、文句を言ったら、簡単に粛清されるほど、命の値段の安い国。。。ところが反日運動は、お咎め無しやから、一部の人の不満のはけ口になっとる。。。

 

 日本人がテレビをみてたら、中国は酷い国やとなるけど、日本大使館に投石しとるようなヤツは、昔の日本の全学連みたいなもんや。。。他の大多数の人は、そんなの何の感心もない。。。そんな感じやろう。。。対立をあおりたい人は、国内で自国の国民を束ねるネタが、それしかない哀れな人たちや。。。支持率だけが、政権基盤やというのは、新しいようでかなり古くさい大衆誘導型の政治や。福田のオッサンの支持率が上がったと、報道機関が騒ぐのも、同じ自民でも、福田ならもうちょっと、中韓と、上手にお付き合いするのとちがうやろうか、という期待もあるのやろうね・・・。

 

3/28(火) 午後3時頃、凄いものを見てしまった・・・。空がにわかに、かき曇り、一雨降るなぁと思っていたら、ものすごい雷。ドンドンバチバチやっているなぁと思ったら、バケツの水をひっくり返したような大雨。これがしばらく続いたと思ったら、雨にしては音がものすごく大きくなってきた。何やろうと、外を見ると何と「雹(ひょう)」である。それも直径10ミリもあろうかという、大きさや。。。

 

 一面、雹が積もってまるでシリカゲルを道にばらまいたみたいになっていた。京都は昨日、桜の開花宣言が出たところ。寒の戻りとは言うけれど、これだけすごい雹は49年生きてきて初めてや。。。気温が高いので、アッという間に溶けてしもたけど、すごい光景やったなぁ。。。

 

財務省関係の審議会か、諮問会議か知らんけど、このまま行ったら、えらいことになると、またまた脅しの報告書、これに合わすように谷垣大臣も来年秋から消費税の引き上げ発言。。。構造改革、行政改革といくら言っても、利権、金権を一度握った官僚連中は、絶対に離さない。。。。。

 

 国の仕事を止めさせて、こいつら官僚たちの存在理由を無くさないと、この悪循環は切れない。。。役人という人種は、何も生産しないのに、組織防衛どころか、組織増大や利権拡張に精を出すばっかりの連中やから、こいつらのクビを取らんと、公金食いつぶしはぜんぜん収まらない。。。

 

 特別会計とよく言うが、この中に、本当に必要な年金掛け金やら、介護保険、やらを十把一絡げで含めると、みのもんたみたいに、非現実的なコメントになる。80兆円の一般会計に対して220兆の特会。この1割削減したら国債の利払いがよくなる。こんな机上の意見ばっかり言っていると、何も前に進まない。

 

 日本の法律は、積み上げが多すぎて、何十年前に作った法律がそのまま運用されている。だから複雑怪奇で、対処療法的な法律ばかりになる。1つの法律を作ったら、重なる法律も廃止しないと、筋が通らないのに、そのまま。。。全てがこの調子や・・・。公務員を全員年俸制にして、身分保障を外すような方向性を出さないと、あかん。澱みの水は濁るから、3年に一度は、省の枠をハズして、組替えをしなあかん。縦割りのなあなあの組織を、いつも緊張感のある弾力的な組織にせなあかん。

 

 人事院には財界からやり手の人材を呼んで、権限を持たせろ。ろくに仕事してない組織は、給料が下がるような仕組みも必要や。ちゃんと、ええ仕事する人には、ええ給料を出してええし、東京の一等地の官舎でも文句は言わん。そのかわり、ダメ役人はクビを切れる仕組みも必要や。天下りはもちろん禁止。生涯賃金2億の契約なんてもでもええで。その代わりそれ超えたら、ボランティアで退職金も無しや。。。特会は7割は潰せる。特殊法人やらNPOも10割潰せる。もう、そんな人たちを雇っておくような余裕は日本には無いんや。。。

 

3/29(水) 姉歯元建築士の妻が自殺。。。暗いうえに、また暗いニュースや。ほんま、とことん暗い・・・。昨日のニュースの中では、ちょっと変わったのもあった。子供が縁日などでほしがる「綿菓子」この心棒は普通、割り箸が使われる。この割り箸を口に挟んだまま、どうもこの子は転んでしまったらしい。運の悪いことに、この割り箸がのどの上の部分に突き刺さってしまった。

 

 慌てた親は子供を病院に連れて行った。当直の医師は、大丈夫だと診断して、子供を家に帰した。ところが容態が急転し、その子は亡くなってしまった。この子の親は、この杏林病院と医師を訴えた。昨日、その判決があった。医師は無罪。裁判長は、医師の過失は認めたが、もしその過失が無くても、割り箸は脳まで達していて、命は救えなかったとした。

 

 でも、普通、割り箸が脳まで突き刺さった子供を、大丈夫ですと、家に帰すか・・・。と素人は思ってしまう。その反面、この事件は誰が悪いのかと言えば、口に割り箸をくわえたまま、転んでしまった子供が、一番悪いし、そんなことをしたら危ないと、子供をきつく叱らなかったか、目が行き届かなかった親が次に悪いのである。それを医師や病院のせいにするのも、どこかおかしいぞ・・・という見方も成り立つ。

 

 普段、われわれは、いろいろな危険と隣り合わせになっている。万一の交通事故で大けがを負ったら、病院とお医者さんに助けて貰わないと、命が無くなる。ただ、そのお医者さんが、たまたま、手術や処置が下手くそな人だったり、大事なところを見逃してしまったらどうだろう。その医者がたとえベストを尽くしたとしても、緊急時で、小児科の先生が外科手術をどうしてもやらなくてはならなかったり、麻酔科の先生が心臓手術をやらなければならなかったり。。。。。

 

 救急救命に、もしもはない。生命が助かるか助からないか、のどっちかや・・・。情けないことやけど、運もある・・・・。どんくさい医師や、怠慢な医師は、排除されなあかんけど、悲しいことやけど、諦めなくてはならない命もある。。。可哀想なこの子のご冥福を祈るしかないなぁ。。。今回の事件で、同じような事故で亡くなる小さい子の数が、少しでも少なくなれば・・・と、思う。。。

 

 

3/30(木) 日本国民の80%が中国との関係改善を望んでいる。。。これが、朝日や毎日などのやや左よりと言われている新聞の調査やなくても、これが日本国民のある意味、本音やろう。。。。日本は戦後、全方位外交という立場で、どこの国とも分け隔て無く仲良くという外交方針を貫いてきた。ところが、ここ数年、特に小泉のオッサンになってから、付き合う国を区別するようになってきた。良く言えば、国の意志を持ったことになるし、悪く言えば、国民に他国との対立を煽って、広い意味で国民を扇動したことになる。

 

 具体的には、日本はアメリカの51番目の州とも揶揄されるように、対米ベッタリ、追従路線を敷いてきた。米国が、大量破壊兵器がイラクにあると、テロ支援国家やと名指しして、9.11の敵討ちの戦争を仕掛けた。英国、オーストラリア、日本、韓国、タイなどの親米国が、これに助太刀した。ところがフセインを捕まえたはええが、大量破壊兵器なんて全然みつからない。格好付かないので、親米政権が出来るまで米軍が居座っている。自衛隊もおつきあいや。。。何している事やら・・・。

 

 これを反米国サイドから見たら、米国が、罪のない国に、自分の言うことを聞かないからといって、世界一の兵力を使って、政権転覆のために戦争を起こしたことになる。独立国の尊厳を、踏みにじる、ならずもの的な行為や。。。こりゃ、どう見たってそうなるわなぁ。。。アメリカは「正義の味方」を自負するけど、実のところ、軍需産業に金を回させるために、定期的にどこかで戦争を起こさないと持たないという異常な国や。。。そやないと、弾やらミサイルは売れないし、海兵隊やら陸軍などは、何もしないと国家予算がどんどん削られてしまう。だから、訳もなく戦争をしかけよるキチガイ国家でもあるのである。。。

 

 その米軍が沖縄に駐留する米軍をグアムに引き上げるという。ただし、これは日本が頼んだのではなく、米国の作戦行動の一部である。中国に配慮して、ここは少し、引いておこうというところやろう・・・。中国との関係は米国にとって、ここ半世紀、最も大事な関係になるやろうからね。。。アメリカは、この米軍基地の移転費用に、当初75億ドルの移転費用を見積もったという。おいおい、引越代になんでそんなに金が要るねん、と聞いたら、ほとんどがグアムで新たに建設する基地の建物やら豪華兵舎、家族宿舎なんかの建築費用やという。おいおい、何でアメリカの軍隊の基地建築費用を日本の税金で出さなあかんねん。

 

そんなに出せ無いと、日本側が言ったら、次に出てきた答えが「やっぱり、ちゃんと見積ったら、100億ドルやった。その代わり米側が25%出すから、日本は残りの75%を負担してくれ」やて・・・。おいおい75億ドルかぃ。ぜんぜん変わってへんやんか。。。判りやす過ぎるわ。。。アメリカは。。。完全に、日本をカモとしか見てへんやんか。。。。吉本ぐらいにおもろいギャグをマジで言いよる。。。

 

 日本は、日米安保条約で米軍に日本を守ってもらっている代わりに、わけのわからん「思いやり予算」という金を米軍に払い続けてきた。つまり、アメリカ軍さんの日本駐留経費は、国民の税金で賄われてきたわけである。。。日本人は国防という、独立国としてあたりまえの行為まで、アメリカに外注していたことになる。そのかわり、日本は何もせずに、結果として60年も平和が守られてきたのやから、これはこれで、しゃあないかも知れん。でも、グアムの米軍基地建設費、いくらなんでも、これはアカンで・・・。どこまでアメリカを甘えさすつもりや。。。国外はなんぼ何でもあかん。けじめは必要やで・・・。

 

 アメリカに文句を言うのが日本は怖いんや。アメさんの機嫌を損ねたら、政治・経済的な日本の位置が危うくなる。だから、アメリカに「ええ顔」をし続けて来たわけやけど、相手があんまり遠慮が無くなったら、日本も、言うこと、言わなあかん。日本の諺で言えば、「親しき仲にも礼儀あり」や。こんな事、これっぽっちもアメリカは思ってないから、困ったもんやね・・・。

 

 今の日本は、アメリカとのつきあいは、ほどほどに、少し距離を置いた外交も必要やと思う。どこの国ともあんまり親しくなりすぎても、あんまり疎遠でもあかん。これは、人づきあいの極意と、似たところがあるんやないやろうかね・・・。そりゃ、考え方、宗教、人生観やら所得やら、その国の常識まで、違うところはホント多い・・・。国が違えば、顔も言葉も違う。当たり前のことや。

 

 確かに、日本人は、中国、韓国に対して、気に入らないところは多い、かも知れん。でも、異なりを認め合って、はじめて国と国との、まともなお付き合いが出来る。相手を認めんと何にも始まらへんのは当たり前や。。。日本が金を出すだけの時代は、もう終わりにして、60年前の戦争の反省を忘れずに、仲良くしていきましょうという気持ちを持っていれば、これ以上中韓との仲は悪くならないやろう。。。

 

韓国も中国も、トップが反日を政権維持の道具に使っているフシがある。日本もそうや。お互い、相手の国の教科書がどうとか、領土がどうとか、資源がどうとか、感情的になる部分は、封印して、それには触れないことにして、ここ何十年、うまくやってきたはずや。つまり大人の対応やね・・・。領土はどっちの国も引くことが出来ない問題や。だから解決なんて無理や。棚上げしか出来ひん。天然ガスや漁業の資源は話し合いで何とかなる。両方徳になる方法を探せるはずや・・・。本当の意味で、もっと大人な対応がどこの国のトップにも、必要やろうね。。。。大所高所に立ったら、そんな問題は、実は、そんなに大きな問題では無いはずや。。。。子供の喧嘩みたいなことは、ええかげんに止めて欲しい・・・。相手が悪い・・・。これを言ってたら何にも進まんわ。。。

 

3/31(金) 国会は、しょうもないメール問題ばっかりやりおって。。。と、思っていたら、今国会に提出される法案の中に、出入国管理法改正案というのがあるのを見つけた。この法案は、テロリストたちの入国を阻止する目的で、原則として来日する16歳以上の外国人からの指紋採取と顔写真撮影が義務付けられる。ただし、当初は、在日韓国、朝鮮人が殆どを占める『特別永住者』は除外されることになっていた。

 

そんなことしたら、またザル法になるやんか・・・と思っていたら、私の他にもやっぱりそう思っている人が多かったようで、政府と入管は、出入国審査をスムーズにするため「自動化ゲート」という新兵器を用意しているそうである。この自動化ゲートというのは、希望者が事前に指紋情報を登録すれば、高速道路のETC(自動料金収受システム)みたいに、迅速にイミグレーションを通過できる仕組みで、空港のゲートで登録済みの指紋と照合すれば、旅券への押印や入国審査官の対面審査をせずに通過できるという。

 

今国会提出の入管法改正案に、再入国の許可を受けているなどの条件を満たす在日韓国・朝鮮人ら特別永住者を含む外国人もゲートを利用できる規定が新設されたため、日本人の利用については今後、同法施行規則で定めるらしいが、来秋にも導入の予定なんだそうである。

 

このゲートの意味は、実は大変大きくて、ゲート利用者となる日本人や特別永住者らの指紋情報が、犯罪捜査にも利用される可能性があることから、大幅に犯人などの限定がしやすくなるのである。政府は「自動化ゲートで日本人や問題のない外国人の利便性が高まる」としているが、指紋という極めて個人情報の色合いが強いものであるから、指紋情報の扱いが議論になりそうである・・・。

 つまり、
やましい事の無いほとんどの日本人やら、特別永住者は多分、ほとんど、自動化ゲートを利用するやろう・・・という狙いなんやろうね・・・。まあ、悪いことをしない人は、別に自分の指紋を採取、登録されても文句はないし、混んでいるイミグレーションを早く通れるなら有りがたいところだと思うわけや。。。。

 逆に何らかの理由、つまり犯罪歴があるとか、これから悪いことをしようと思っている人?やら、指紋を採取されたり、登録されたくない日本人とか、特別永住者は今まで通り、対面方式でじっくりと、出入国の審査をすることになる。こりぇ、ええ考えや。普通で考えたら、自動化ゲートを選択する人は多くなるはずやし、ヤバそうな人はすぐにバレやすい。こりゃ名案や。これなら、人権侵害なんて言わせない。。。

 おまけに今の日本は、出入国する人の数がムチャクチャ多くなったし、これに対応する入管の職員を確保するのも大変や。今回の自動化ゲート導入で、対面審査する人の数が減ったら審査官の人件費も減らせるし、おええことずくめ。おまけにどこかの国のお得意技である、偽造パスポートも見抜けやすくなる。絶対、これやらなあかん。。。。

 こんな素晴らしい案を出しても、必ず反対しよるアホがおる。これで在日の人たちの、外国人でありながら指紋を採取されないという特例は限りなくゼロに近づく事になるかもね。。。プライバシー云々を言っとる奴らは、昔の国家総動員法による国の検閲やとか、プライバシーの侵害やと騒ぐかも知れないけど、これで、スパイ天国と言われている日本のセキュリティが格段にアップすることになるのなら、日本人全員の指紋を採られる不自由もいとわない。。。。日本の安全の方がよっぽど大事や。。。

 

国民総背番号制の制定の時にも、問題になったけど、こんなのに反対するのは、何か都合の悪い人たちである。都合の悪いなら、悪い理由をとことん調べてもらいましょうか。ただし、この情報、乱用されても困る。指紋はその個人を特定できる「ハンコ」みたいなもんや。これをもし偽造されたら、逆に何にも悪い事してないのに犯罪者に仕立てられる可能性もあるわけや。でも、しっかり管理さえすれば、これほど強い証拠は無い。。。この法律、日本の治安悪化防止の切り札になりそうな予感がする。。。

 

2000年9 10 11 12

2001年1         10 11 12

2002年1         10 11 12

2003年1         10 11 12

2004年1         10 11 12

2005年1         10 11 12

2006年1         10 11 12

<最新の日常のページへ>

戻る

inserted by FC2 system