日常のページ

 

4/1(土) 一体何やねん!桜の花は開いたのに、雹は降るわ、雪は降るわ・・・・。世の中がおかしいと思ったらお天気までおかしいわ・・・。やっぱり、異常気象なんかなぁ・・・。気象の専門家に言わせると、気象の異変というのは、実は、「地球が上げている悲鳴や」と言う人が居るのである。人間は、木を切ったり、石油や地下資源を採掘したり、海を埋め立てたり、川をダムでせき止めたり、地球環境を変えてしまうような悪い事ばっかりやっている。

 

 北朝鮮で、激しい燃料不足になって、山の木をどんどん切って、暖房用とか調理用の薪にしてしまうもんやから、山自身に保水力が無くなり、ちょっとした雨でもすぐ土砂崩れなどの災害が起こってしまうようになってしまったそうな。水をとどめる力が山になくなると、川は枯れ、農作物にも影響が大きく、不作が続いて、食糧危機に陥る。これが、北朝鮮の悪循環になってしまっとる・・・。

 

 日本でも、空港を海の上にバンバン作ったり、港湾整備のために大規模な海の埋め立てが続いている。そのための土は、山を削り取っている。。。瀬戸大橋などの大規模な工事が海の中でされたら、海流が変わったり、海の温度が微妙に変化して、今まで獲れていた魚が全く捕れなくなったり、ボラみたいな魚が大量発生したりする。

 

 気象学の上で、風は空気の温度差がもとで、海流も海水温の温度差によって起きるから、大気圏や海洋などの大きなところでは、ちょっとした変化でも、それが何十倍、何万倍に増幅されて、異常気象を起こしてしまうという理論に整合性はある。。。人間は、生きるために多くのエネルギーを使う。使うエネルギーはいろいろやけど、その多くは、ものを「燃やす」ことによって消費されることが多い。

 

ものを燃やすというのは、そのものを酸素と化合させることによって、その場所や近くの物体を熱や光で変化させるという。ものが熱くなるということは、分子の活動がはげしくなるということである。その物体だけ熱くなれば良いのだが、そのときに、その周りの空気や水まで熱くしてしまうし、車の排気ガスなど余ったエネルギーは大気中に放出されてしまう。。。

 

 これが、人間が地球に迷惑なことを行っているという大きな原因である。京都議定書がCO2の排出量を、規制して何とか地球全体の温暖化に歯止めを掛けようとしている。でも、ここでも、国によって温度差が出ている。先進国はアメリカを除いて、排出ガス規制に前向きだが、発展途上国やら後進国は、その意識そのものがまだ未発達である。

 

 ここでも、人口13億の中国が他の先進国並に経済発展をして、エネルギーの爆食を続けたら、えらいことになる。。。事は、中国一国だけの事で済まない。地理的に近い日本や豪州は、懸念して当然や。。遠いようで近い中国からは、日本に黄砂が遠く海を渡って流れてくる。迷惑なお隣さんやないけれど、影響が意外と大きいのである。

 

 何とか、今世紀中に、今使っているエネルギーを他のモノに変えてしまうという、「エネルギー革命」を起こさないと、今のまま、石油化学系のエネルギーを食いつぶすような方法を続けていたら、石油の価格は驚異的に高騰するし、石油を持つ国と石油の採掘権を持つ国に富が偏中する世界が作られてしまう。例えばブラジルでは、芋を発酵させてアルコールを造り、これを燃料にして車が立派に走っている。日本では電気とガソリンをうまく使い分けるハイブリッドカーをトヨタとホンダが世界に先駆けて市販化している。この流れは、止めたらあかんやろうね。。。。

 

 水を分解して、水素を取り出して、この水素ガスで走る車。。。太陽光を集めて発電。風力エネルギーを電気に変える技術。潮の流れやら地熱で電気を起こす技術。原子力発電など、日本はこの他にもエコな研究が進んでいる。それは、日本が資源が無い国やと思っていたのに、実は資源だらけの国に変えてしまう、一発逆転満塁ホームランでもあるわけである。

 

日本人は、研究熱心な国民性である。車と車が絶対ぶつからない車。相手を認識してしゃべる自販機。ロボット化された工場。今まで夢でしかなかったことをどんどん実現してきた。そんな誇れるような日本で有り続けて欲しいものやね。。。

 

4/2(日) ガセネタメールで、永田議員は議員辞職。前原代表は、代表を辞任。。。民主党はガタガタや・・・。自民も日本歯科医師会から1億円もらって議員辞めたくせに、胡錦涛に逢っている橋本龍太郎やら、ツッコミどころが、いっぱいやのに、民主党がエラーばっかりしよるから、楽な試合運びやね・・・。小沢のオッサンが党首になっても、どこか変わり映ええんなぁ。。。民主党には、もうちょっと、やり手の若手はおらんのかいなぁ。。。ヒューザーのオジャマモンを追求した馬渕なんてあかんのやろうか。。。

 

 政治家なんて、どうせ、そんなに人材がおらんのなら、もっと人数減らしたらどうや。今の衆議院・参議院合わせて一院制にして、100人にしたらどうや。半分は選挙区で半分は比例区で・・・。妥協となれ合いで出来た今の選挙制度の定数を抜本改革して、百分率という判りやすい制度にしたら、ええと思うのやけれどね。

 

日本の人口、1億2000万人のうち選挙権のある人が1億人として、200万人の人が1人の議員を選ぶようにしたらええ。選挙区は都道府県の枠組みは関係なしで純粋に北から約200万人ずつ緯度や経度で割って行く。人口を正確に50で分けるのは出来るやろう。。。このラインは選挙の度に少しは変わるけど、その代わり1票の格差はゼロや。200万人の代表の中から地方区で50人の代表。比例区で政党別に50人の代表を決めて100人の国会議員を選ぶ。この100人から首相を選ぶ。シンプルでええと思うけどなぁ。。。

 

 議員が1/3になったら、秘書も歳費も1/3や。役人、官僚も1/3にする。いらん税金は使わずに10年間はひたすら国家予算の1/3を借金の返済に充てる。増税しなくても、絶対に何とかなるはずや。。。それに、改革の模範になる意味も大きい。役人のクビを切るのに、議員の先生自らが身を切る。これは当たり前の事や。議員も役人も予算も政府も全部1/3にする。この大計画、やってみる価値大きいで・・・。

 

 昨日から、道路公団が民営化した。でも、どこかJTやらJR、NTTの時と違うような気がするのは何故なんやろう。。。今までの民営化は、もうインフラ整備が完了していて、これ以上は必要ないというところまで来ていた。ところが、道路はまだまだ足らないところは足らない。ここにちょっと無理が有った。ただ、不採算の道路は、今まで通り公金が投入されてしまうという途を残したから、ここがイマイチ、スッキリしないところや。

 

 莫大な公有地を道路会社が独占的に占有するという仕組みも、どこかスッキリせん。国鉄と私鉄の関係なら判るけど、国道と私道の関係というか、競争原理が全く無い。これがものすごく不自然なんや・・・。道路は、もともと人や車がただで通行すべきもの。これを利権にすり替えてしまったのが大失敗のもとや。

 

公債で作って、通行料金で完済したのなら、当然無料開放すべきものや。名神が償還終わっても金を取り続けるのは、嘘つき政治の始まりや。ただにして、将来的には解散させる。これが道路会社の宿命やろう。。。公金は、国民のために使うものやし、一私企業に独占的にもうけさせたらあかんで。。。

 

4/3(月) 今朝の読売新聞のトップは、天下り先への公金支出調査やった。。。中央省庁などの幹部OBを天下りで受け入れた法人で、国から2004年度に1000万円以上の支払いを受けたのは、何と、延べ1078法人もあるそうな・・・。支払った金は全部で6兆円以上・・・なんやこれ。。。それも、契約事業の9割以上が随意契約やったんやと。。。この中身を調べたら、一番多いのが補助金とか交付金という名の支払いで4兆1015億円やと。。。。

つまりほとんどが、業務とかの名目で、天下り先などの外部に、競争のない随意契約で発注されたケースである。件数の全体の95%がこれや・・。これらの支払総額は、何と、国の今年度一般会計予算規模の約8%に達している。つまり、こんな奴らのため、国民はせっせと税金払っとることになる。。。役人さん連中は、ほんま、やり放題しとるね。。。これって、自分らの先輩の行ったところにしか、注文出さないようにして、自分も、将来どこかでお世話になろうという魂胆がみえみえやんか。。。これは、絶対、一種の公金横領やで・・・。

例えば、防衛庁のケースでは、天下りOBの数が多い法人ほど、支払額も増える傾向にあったそうや・・・。わかりやすいわぁ。。。また、国土交通省所管の社団法人「関東建設弘済会」は133億円分全額が、農林水産省所管の財団法人「林野弘済会」は受注した26億円分のうち20億円分が、それぞれ「技術業務」や「コンサルタント業務」などの名目で随意契約で発注されていたそうや・・・。

つまり、ずぶずぶっちゅうこっちゃ。身内同士で公金使って、カタチだけの受発注ごっこ。実際には、天下り先へ金を流して、自分らの将来を確保する。これは、あかんで。。。歯止めが無いからやり放題や・・・。公務員は65歳の定年まできっちり、働いてもらう。定年前に辞めたのなら、その分、退職金を大幅に減らさせないと不公平や。

 

もし、その前に辞めて再就職するのなら、権利放棄させてからでないと、あかん。役人や役人OBたちに、利権のネットワークを堂々と作らせたら、また腐敗するから、随意契約額の上限を制限するのも、必要やろう。。。身内への発注が、役人やらOBに不利になるような仕組みづくりが出来ないと、こんなのはなかなか無くならない。

 

究極の行政改革は、役人に仕事をさせないことである。仕事をさせないようにするには、組織を潰すことである。楽で意味のない仕事をしたら減給するとか、役人達の仕事ぶりを監視する第三者的な機関がほんとうに必要や。。。役人達が震え上がるようなお目付役が、要るのやけどね。。。官僚達の能力を何か客観的数値で測れたらええのやけどね。。。ダメ役人やら、ろくな仕事してへんヤツは、減給とか・・・。仕事の内容1つ1つに、値段をつけるのはどうやろう・・・。この書類作ったら500円とかね。。

 

その前に、もっと天下り禁止を厳しくしなあかん。2年どころか、一生禁止にしたら、こんなこと出来ないようになる。終身雇用が今、日本で見直されている中、公務員だけが渡り鳥のように、こっちへふらふら、あっちへふらふら移動して、ええ目に逢っているという、ものすごい不公平は、直ささないと、他のサラリーマンから「天下り一揆」でも起きるで。。。ホンマ・・・。

 

4/4(火) 全銀協という銀行の団体は、日本全国の銀行で、2008年1月から、ATMによる自動振込を1回10万円に制限すると発表した。欧米をはじめ、世界各国で進められてきたマネーロンダリング防止が目的で、利用者には、不便がかかることも考えられる。つい、この前には、銀行は100万円以上の振込が出来なくなったばっかり・・・。何か、規制がどんどん厳しくなるなぁ。。。銀行さんは過去最高益を出しているのにね・・・。

 

 ただ、この措置は、本人確認が出来ないATMによる振込を制限したもので、その銀行に口座を持っている人が、自分の通帳やカードを使って振り込むのは、対象外ということである。だから、現金を銀行に持ち込んで送金していた人だけがこの規制を受けることになる。これは、不正に取得した金を、銀行に持ち込んで、海外送金するのに、身元が明らかでない人を事実上閉め出して、送金させないようにすることになる。

 

 不法滞在の外国人が、日本に出稼ぎに来て、母国にお金を送っていたのが、この不法滞在者は銀行に口座が持てないから、これからは出来なくなるということや。。。逆に、今までは日本では誰でも簡単に出来ていたのやから、これは怖い話や・・・。北朝鮮への送金なんか、直接は無理でも中国やら第三国経由で、やり放題やったんやからね・・・。

 

 どこの誰でも振込手数料さえ払ったら、自由にお金が送れるというのは、便利で良いことのように思われがちだが、実は大変怖い事でもあったわけである。中国の蛇頭やら、北朝鮮の工作員やら、南米や中東からの出稼ぎ労働者を斡旋して甘い汁を吸っておった、ヤー公くずれなんかにとったら、この措置は、大打撃やろうね。。。

 

 脱税しとるヤツも、困るはずや。香港やらスイスの海外口座へ送金していた金も、隠せなくなるから、調べようと思ったら、税務当局に丸見えになってしまう。ホント、この措置、遅すぎたぐらいや。。。反対に外国人にとって、日本の銀行を利用するには大きな障壁が出来たことになる。銀行にちゃんとした口座を持っていることがアメリカと同じように日本でもステータスになる時代が来る事になる。逆に口座を持つことだけに維持管理手数料を取る銀行も出て来る可能性がある・・・。

 

 銀行にとって、良い顧客は、大口定期をしてくれる客であり、それを担保に、お金をたくさん借りてくれる客であり、利益の高い外貨預金の手数料をたくさん払ってくれる客なのである。年金を受け取ったり、両替をするだけ、毎月1万円の積立預金をするような客は、はっきり言って、儲からない客だから、こんな赤字の客は排除したいのが本音なのである・・・。

 

 私は昔、学生時代に2ヶ月ほどアメリカに行っていた事があるのだが、その時、向こうの銀行に両替などの用事で何度か行くのだが、若い東洋人なんか、向こうの銀行は全く相手にしてくれない。クレジットカードも持たない人は、人にあらずという態度やった。アメリカという国は、移民の国なのだが、ロサンゼルスあたりには、不法入国したメキシカンなどが、山ほど住んでいる。こうした人たちは、銀行などは敷居が高くて近づけない。

 

 この時も、私が列に並んでいたら警備員がしずしずと近寄ってきて、何をしにきた。IDは有るか。本当に金は持っているか。パスポートをチェックさせろ。武器は持っていないやろうな・・・。こんな調子である・・・。まぁ、それだけ銀行口座を持つということだけが大変な事で、身元がまともじゃ無い人は、銀行制度自身も使えないようにガードしていたんやね・・・。この時代が日本でも来た・・・。そういうことやろう。。。

 

日本人は中流意識が世界一高い国だから、銀行なんて1円有れば、ただで通帳を簡単に作ってくれるし、どこでも偉そうにしていれば、銀行員はへいこら、するもんやと思いこんでいる。ところが、国際化によって、世の中には、身分証明を持てない人も意外と増えてきた。そういう事やろうね・・・。両替にも手数料を取る。同行の振り込みにも手数料を取る。小切手やら手形の用紙まで値上げ・・・。いつまでも、ええ顔だけは、してられない・・・。所詮、銀行も金貸し、サラ金、まち金なんかと基本的に変わらない・・・。金を貸す時と、金を預かる時のギャップはすごいもんや・・・。

 

4/5(水) 私の住んでいる京都市中心部の地域に、11年前まで格致小学校というのがあった。児童数の減少により、11年前に他の5校、7学区と一緒になり、洛央小学校に統合された。生徒たちは新しい小学校へ通うようになり、閉校になった旧小学校は、人影があまり見えなくなった・・・。洛央小学校に通っている元学区は、永松・開智・有隣・尚徳・修徳・成徳・格致の7学区だが、この11年でこの元小学校もどんどん姿が変わった・・・。

 

 永松小は四条河原町に一番近い立地からか、京都市教育委員会の施設として、先生たちの研修施設になった。開智小は、閉校になった学校が所蔵していた美術品などを展示する施設として、学校歴史博物館になった。尚徳中は下京中学として来年生まれ変わることになって、現在改築工事が進んでいる。修徳小は、老人健康施設として建て替え済み。成徳中は下京中学の体育施設になることが決まっている。

 

 有隣小跡は、五条署の建て替え時の仮庁舎になったり、今度建て替えが予想されている下京税務署などの入る庁舎のまたまた代替地になるのではないかという噂である。でもまだ最終的な成り行きは決まっていなくて、格致と同じく、「将来用地」となっている。京都市教育委員会は、学校統合の時、10年間という期限を切って、結論を先送りする事を明言していたが、その期限も近づいたのか、格致の跡地対策委員会というところに、「跡地をどうしますか?」という打診をしてきている模様である。

 

 現在、格致校跡には、空き教室を利用して、京都市ユースサービス協会と、立命館大学の研究部門の一部が入っている。体育館は堀川高校のクラブが使っているし、グラウンドの畑では洛央小の5年生が古代米というお米を育てている田んぼがある。地域の少年野球チームである洛央メジャーズのジュニアチームも練習しているし、体育振興会のバレーボールチームも、テニス同好会やらゲートボールクラブも、剣道クラブも使っている。運動会やふれあいまつり、体振の各種スポーツ大会でも、もちろん使っている。閉校になったとは、いいながら地域にとっては、中核施設であることに間違いはない。。。

 

 旧格致小学校は、もともと明治時代に、地域の人たちが、子供の教育のためならと、土地やお金を集めて設立した経緯がある。格致であれば、土地を寄付した黒田さんやら、お寺を移設した荒神さんなんかは、冗談だろうが、学校で無くなったのなら返して欲しいと言っている。土地の所有権の問題からしたら、京都市に寄付したのだから、京都市が煮て食おうが、焼いて食おうが、文句は言えないのだが、いろいろ寄付したりした地域の人たちからしたら、おらが学校的な意識がある。だから、京都市が、一方的に、跡地はこうしますと言えないような経緯がある・・・。

 

 京都市の方からしたら、いろいろ使いたいアイデアは有るのだろうが、たたき売って地域に反感を売っても仕方ないし、地域の方から要望が上がってこないと、なかなか手が出せないといったところだろう。。。ところが、跡地問題というのは、地域エゴがぶつかり合うところが大きくて、案を一つにまとめるという作業は、途方もないほどのエネルギーが必要やし、片一方を立てれば、こっちが立たず。の繰り返しになる。誰も火中の栗を拾う人もいないから、まず決まらないし、リーダーシップをとる人もなかなかいない・・・。

 

 数年前に広報委員会というところで、跡地アンケートというのをとってみたが、これが、本当に千差万別・・・・。体振関係の人たちは、グランドやら体育館をどうしても残せというし、老人施設にという人も多かった。緑地公園にしてほしい人もいれば、下京ドームに、いや図書館にと、ほんまいろいろ出てくるものや・・・。

 

私自身は、ちゃんとバレーボールのコートが1面取れて、少しでいいから観客席のある屋根の高い体育館が1個はどうしても欲しいと思っているのやけどね。。。格致の体育館は堀川高校の子らが、校舎の建て替えの時に、床をボコボコにしてしまったから、何十カ所もテープが貼ってあって、それに足を取られるからほんま危ない・・・。天井も低すぎるし、サーブを打つところは何と幅員30センチしかない。ほんま情けない欠陥体育館や・・・。まぁ、こんな調子でみんなが好きな事を言い出したら、結果的に何にも出来ないことになる。

 

京都市に任せたら、またどうせデイケアの施設やら、身障者の施設やら、役所の書類保管庫やら、埋蔵物の管理場所やら、ろくなものを持ってこないやろう・・・。つまり、役人達に都合の良いようなものになってしまう。これだけは避けたいところや。。。

 

 そこで、いろいろ話が出ても、あんまり収拾がつかないやろうから、私なりにちょっと、何か条件で整理してみようと思う。私は、学校の2軒となりに住んでいる者として、言わせてもらえれば、何を優先するかの条件で決めてみてはどうかと思うのである。ではどういう条件の施設が良いか・・・。

 

@      周りは背の高いマンションばっかりなので、せめて3階建てまでの低層の施設であってほしい。

A      夜間に施設周辺部が暗いので、防犯上でも、照明が常にある、明るい施設にしてほしい。

B      浮浪者やら暴走族が集まらないように、夜間は閉鎖され、管理された施設であってほしい。

C      当たり前だが、騒音や排気、危険な物質や菌などの出ない施設であってほしい。

ご近所としての要望は意外と少ないけど、こんなもんである。これなら、そんなに高いハードルではないと思う。

 

 では、現実的にどのような施設がここに望ましいのだろうか。ここ堀川高辻近辺では、染色関係の人が多い。また呉服の下絵を描いたり、紋書き屋さんであったり、糊を置く仕事であったり、デザイン系の仕事も多い。また、祇園祭の山鉾のうち5つの山鉾がこの地域にはある。これらの特色を生かす方向性になれば・・・・。私の勝手な妄想案であるけど、ちょっと考えてみた。

 

@      祇園祭ミュージアム・・・現在山や鉾のある町内では、会所と呼ばれる祇園祭の山鉾の装飾品やら部品を保管したり、お囃子の練習をしたりするところが、減ってきているという。本来なら、その町内の篤志家が家屋を提供して会所にしていたのだが、マンションの建設やら、後継者不足などで会所の維持管理が困難になってきている。そこで、各町内が管理している装飾品などを一元管理し、また、常設展示として、公開出来るものは公開して、祇園祭期間中以外の時期でも観光客に見て貰うアイデアはどうだろう。旧格致校では、現在でも四条傘鉾の子供たちの踊りや、お囃子の練習に使われており、地域の人などが自由に見学出来るのも良い事だろう。また、祇園祭期間中には、集客施設としての情報発信基地やら、イベント会場としての利用も考えられる。

 

A      若者文化を育てる・かくちスタジオ・・・京都市民の10人に1人は大学生という京都でも、音楽をやっている学生の練習場所が意外にもほとんどない。音楽といえばロック、うるさいと思われがちだが、クラシックや、ビッグバンド、コーラスなどの練習施設などは、驚くほど少ない。地下に作るなどの工夫をして、完全な防音対策を施した施設が有れば、若者文化の発信基地になる。レコーディングスタジオや、写真スタジオ、伝統的なデザインを若者に継承する施設としての活用方法も考えられるのではないか。。。また、ちょっとしたイベントやら、コンサートが開けるイベントスペースがあれば、賑わいが生まれる。新風館のような成功例があるのだから、官がやるのではなく、どこか優秀な民間会社にコンペさせて貸し出してみるのも手かも知れない・・・。あんまり賑わい過ぎても、困るかも知れないけどね。。。この部分はご意見の分かれるところや。。。

 

B      ショッピングモール・CAKUTI館と町家レストラン・・・京都には日本中に誇れるような第一級の伝統的な職人さんが多い。そんな職人さんたちが使うプロの道具は、なかなか普通のところでは、売っていないことがおおい。京都ならではの刷毛だけを売る店。染め物の染料やら特殊な糊、画材やら、金箔なんかの変わったモノを商うお店は市内に点在しているのだが、観光客やら一般の市民にも、そんな道具は興味津々なのではないか。こんな変わったもの売れるもんか・・・という商品が今売れる時代でもある。。。一澤帆布とか、あぶらとり紙のよーじやとか、舞妓さんが使うおしろいとか、そんなものを売るお店が集められないものやろうか・・・。ついでに、今流行の町家で、ちょっとした美味しいモノが食べられるレストランなんかもテナントで入ってもらってもええのではないか。お洒落な施設が出来ると、その街全体もお洒落になって、上る時代です。表参道ヒルズなんかの施設が出来るだけで、その街がぐっとステータスが上がる。今はそんな時代でしょうね・・。

 

C      京都彩り創作館・・・呉服業界、染色業界には、あさぎ色、うすねず色など本当にたくさんの色があります。また、格致は、憲法染めと呼ばれた黒染めの発祥の地でもあります。染め物を古くさいモノと考えずにね新しい目で、光を当てることにより、後継者の育成にも役立つ事が考えられます。日本独自の色の世界をいろいろ体験しながら実際に自分で染め物が作れたり、自分のデザインした図案がタペストリーになるようなインテリアを作ったり売ったりする施設はどうでしょうか。インテリアは老若男女を問わず関心の高い世界で、日本のように高度成長した社会では、市場としても有望です。呉服が不振でも着物地を使ったアロハシャツなどはよく売れているそうです。染め物もモダンなインテリアとしての将来があると思うのですがね。。。

以上、ちょっと考えてみました。

 

4/6(木) 小澤か菅か。前原民主党代表の辞任で、民主党は、4/7に次の代表を決定するというので、新聞やらテレビは、盛り上がっている。あれだけ、表に出ないフィクサー的に役割をずっと続けていた小沢氏が、その豪腕ぶりを発揮して、同じ選挙するなら、圧倒的に勝つ。遠慮はしないと言っているように、今度ばかりは小沢が有利かもね・・・。いささか、遅きに失した感はあるけどね・・・。

 

 もし負けても一兵卒になって、支えると菅氏が発言したと言うと、小沢側が、そんなにやりたいなら菅を一兵卒にしてやれ。。。と、言ったとか言わなかったとか・・・。あんまり、品のある方やないのかねぇ・・・。この人、表ズラも強面やけどもね・・・。

 

自民党にとって、「一番嫌な相手は小沢」という自民幹部の発言も、逆に小沢を助けて、後押ししているようになっているから面白い。偽メールだけでボロボロになった民主党を立て直して、小沢の言うように、本当に二大政党時代にしたいのなら、代表を小沢にして、自民からも兵隊を引き抜くというのはどうだ。自民の圧倒的有利がいっぺんに崩れて、民主が強くなることも可能性はある。。。それには、政権担当能力が民主党の中にもあるということを、ここでちゃんと、示すべきやろうね・・・。

 

 腐敗や独裁を防ぐのに、二大政党制というのは、なかなか良い風に作用するものである。先進国になって、国民の民度や、社会通念が有る程度のレベルに達すると、政府の政策というのは、どうしても似通ってくるものである。現代の日本でも、極端な意見というのは、だんだんスポイルされてきて、あの共産党でさえも自衛隊の存在を認めるようになってきたし、好戦的な人の意見も、平和惚けの日本では、あまり意味が無く、無視されるようになってくる。つまり、政策がどんどん中道化してゆくのである。

 

 政党の出すマニュフェストやら、政策が似通ってくると、焦点は、政策の数少ないほんの小さな差だけを、論議するだけでよくなってくる。日米同盟は大事。これは共通だけれど、アジアも大事。いや、アジアとは慎重に付き合うべきや。で、差が出る。こんなもんである。日本は、今、この政権交代が可能な民主党という党を、みんなが育成しようとしている。自民党だけが40年も50年も政権担当していては、国民の選択肢が狭くなりすぎて、不幸になるからである。

 

 反対反対、何でも反対・・・・のつまらない野党ではなくて、ちゃんと自民党に変わって政権担当が出来る健全野党の存在は、国民に夢をもたらしてくれる。それがダメなら次の選挙で戻せばよいし、良かったら続ければよい。シビリアンコントロールで一番大事なことは、このバランス機能が正常に働くことである。よくできたもので、昔はアホやアホやと、政治家連中にバカにされてきた国民も、そんなにアホやなくて、意外とみんな真剣に国の未来を考えているもんや・・・。

 

 日本人が政治的関心が元来、低いのは、日本が島国で、他人とあんまり対立したくないという、日本人の気質から来ている。日本人は、もし、人と意見が違っても、滅多に言い争うような人は少ない。自分に危害や不利益が被るまで、だまっている。相手を変に刺激したり、変に喧嘩をしたくないという意識が、どうしても働いてしまう民族性なのである。。。

 

 だから、自分はこの人やら政党やらを支持すると、ハッキリ言わない人が半分以上もいる。この人らは投票も関心無い場合が多いし、政治に期待もしていない。でも、最近の若い日本人はちょっと変わってきている。主張することが、善であり、主張出来ない事が、悪であるという西洋的な発想がここにある。ディベートして、相手を言い負かす。自分の意見に相手を従わせる。これが出来る人が、評価の高い人であるという価値観が、知らず知らずの間に植え付けられてきているのではないか。

 

人の気持ちを思いやったり、弱きを助け、強きをくじく。自分を押さえて、人のために見返りのない仕事で働ける。こんな人徳のあることが、まるで全く意味のない「負け組」にカテェゴライズされてしまったという、罪は大きいやろうね。。。人は徳を積むために生きている。そんな素晴らしい昔からの日本人の価値観は、どこ行ってしてしもたんやろうね・・・。日本の政党も、もっと重みのある「徳」を積まないとあかんのやろうね。。。ペラペラと薄っぺらい政治ばっかりやっていたら、国民はもう飽き飽きしてくる・・・。どっしり、ぶれない、民主党期待してまっせ!

 

4/7(金) 会社法というのが改正されたというのは、皆さん、ご存じだろうか。会社というものに関する法律には、じつに色々な法律があって、今では10ヶぐらいの法律が、どんどん、つぎはぎのように追加改正され続けてきた。中には大昔の法文のモノもあって、カタカナと旧字体の難解な、法律独特の言い回しも多かった。こんなもん、普通の日本人でも意味が判らんわ・・・というのもあった。

 

 そこで、こんな法律を1つにまとめて、記述も現在の日本の現状に則したものにしようというのが、今回の法改正である。とはいえ、経済を規定するような法律は、常に流動的で、グローバルな流れが起こる。米国などの外資の仕掛けてくるヘッジファンドやM&A、敵対的買収やら、なんやらわからんホワイトナイトとかポイズンビルとか、そんな新手がどんどん現れてくる・・・。法律はルールを決めるという性質のモノだから、これらをしっかりフォローして、より国益にかなうもの、より公正なもの、より国民のためになるものにフレキシブルに対応していかなくてはならない。そうしないと、取り返しの付かないような甚大な被害を日本企業が受けることもあるだろうしね・・・。

 

 この改正法案の陰に隠れて、実は、大きな大きな法改正も行われた。それはこうである。今まで会社という形態には、株式会社のほか、有限会社、合資会社、相互会社などがあった。株式会社は資本金が最低1000万円無いと設立出来ないし、有限会社でも300万円無いと出来ない。つまり、会社は、どこのだれでも作ることが出来るモノではなかったわけである。

 

 ところが、今回、このハードルを大幅に低くして、たった1円の出資金でも株式会社が設立出来るようになったのである。それと、事実上、有限会社などが無くなった。全ての会社は株式会社ということに、法律上はなったことになる。このことが何を意味するか・・・。これを考えてみよう。

 

まず、1円出資で会社が設立出来るということは、株式会社の設立に証紙代やら定款の登録料などで24万円の費用が最低限かかるが、240001円あれば、どこの誰にでも会社の社長さんになれるということや。以前は、5年以内に資本金を1000万円に引き上げないとあかかったんけどね。。。。この事は大学生の学生さんが社長になって、どんどん起業するなんていう事を促進して、経済をどんどん活性化しようという政策や。これはこれでええこっちゃ。

 

 でも、こんなことが可能になったら、雨後の竹の子のように、会社をどんどん作って、5年以内にどんどん潰すような輩が出て来るのではないやろか・・・という心配がある。どうせ会社を潰すのなら、好きなことバンバンやって、稼ぐだけ稼いで、自己破産して、会社を潰して、また作ればええという、ピンポンダッシュのようなヤツが出てくるというこっちゃ・・・。起業家支援という美名の元に、こんなアホな案を考えた役人も役人や。ぜったい、これ問題になるで。。。

 

 会社というのは、その会社がやっていること自身やら、信用が会社の「売り」であるはずや。だから、そんなええかげんな会社をのさばらせたら、会社自身の値打ちというのが、だんだん無くなってくる可能性があるから怖いんや・・・。会社の社長さんは少なくとも、リスクを負って何某かの商売をやっている。

 

 たとえば普通の主婦の人が会社を設立して、社長さんになるのはいい。さて、この人は、自宅でインターネットだけで商品を仕入れて、それを転売するだけの会社をやったとしよう。ところが、この人は貯金が10万円ほどしか無いようなスカンピンの人かも知れん。ところが、この人が売るのは50万円のコピー機。市価は100万円ほどするコピー機やから、みるみる注文は集まった。。。コピー機のメーカーはこのスカンピン主婦の作った会社に商品を卸して、はたしてこの代金がちゃんと回収出来るかいなぁという疑問を当然持つやろう・・・。

 

 ひょっとしたら、この主婦は、1つの商品を写真にとってバーチャルな商店街に上げて、20人に売るだけ売って、金だけ集めて、夜逃げしてしまうかも知れない・・・。こんな会社にコピー機の注文を出して、金だけ払って、ドロン。商品は待てど暮らせど来ない。。。こんなことも、出来るわけや・・・。普通、消費者やら取引先は「会社」という、一応「お上が認めた金看板」を信用して、この会社なら大丈夫やろう・・・と、注文をするのだが、この看板へのハードルがあまりにも低くなりすぎると、これが金看板ではなく、ただの身分証明書ぐらいの価値しか無くなってくるのである・・・。

 

 現在、日本には300万社もの会社があるという。ところが、この中で、まともなと言えば語弊があるが、ちゃんと申告して納税している会社は何とたった8万社だけなのだという・・・。つまり、大多数の会社は、名前だけのペーパーカンパニーであるという実態がある。このニセ会社が何をしているのかというと、資産運営やら、営業権や免許の取得とか、節税のために「名前だけ」活動している会社なのである。こんな実態を放置しておいて、またまたペーパーカンパニーやら実態のない会社を作るハードルを低くするのは、ほんとうに大問題である。まともな会社がバカを見たり、不公平感が増えるような政策は、支持出来ない・・・。

 

全部の会社が株式会社ということになると、今まで株式会社にまでは出来ないけど、こじんまりと有限会社をやっていた街の八百屋さんやら電気屋さん、小さな不動産屋さん、などは、会社組織ではなくなり、ただの個人経営商店になるというこっちゃ・・・。この面では、会社を「足きり」することになり、決算の義務化などの費用が嵩むから、ペーパーカンパニーの割が合わなくなる可能性も有るわけである。

 

この事は、ひょっとしたら、会社数の激減を意味することになる。今まで社長さんやった街の電気屋さんは、自分の稼ぎを給与という名の人件費で落とせる会社じゃなくて、個人経営者になって、専従者の青色申告になるから、税務的により不利になる可能性がある。人を雇っていたなら、この人の身分も変わってくる。会社の厚生年金なら、社会保険も会社と折半やったのに、高い掛け金の国民年金にせなあかん。つまり、またまた格差社会が拡がって、大企業は勝ち組、小企業は負け組ということに繋がりかねない要素が大変多いのである。。。日本もホント、弱肉強食の怖い世の中になってきたもんや。。。国民みんなが、ほんとうに、それを望んでいるのかいねぇ・・・。

この日常のページをアメブロのブログページに公開するようにしました。ランキングが上がるようにこっちも、よろしくお願いします。

http://ameblo.jp/eeho/

4/8(土) 世の中ブログというのが流行っているというので、この日常のページというのもアメブロというブログのサイトに登録することにした。普通のの日記ページとの違いは、見た人がコメントというのをしてくれたり、TBというトラックバックというのをしてくれたりするらしい・・・。この違いが私にはもひとつ分からん・・・。情けないなぁ・・・。まぁ、ランキングも出る事やし、少しは励みになるかいなぁ・・・というところである。

 

 さて、民主党は小沢一郎が党代表に決まって、これからしばらく小泉VS小沢の、同い年対決のなるようである。若いものええけど、若気の至りが続いて、大失策になった民主党にとったら、信頼を取り戻す最後の切り札を遂に切ったというところやろう・・・。カードの少なさがちょっと気になるところやけどね・・・。今日の読売なんかは、小沢のことを劇薬とか言って、豪腕で対立する人をどんどん切って行く人。自分で物を言わず、側近に言わす側近政治やとか、自由党や自民党をぶっ壊してきた張本人だとか、今までの政治手法を紹介している。問題はこの態度を変えられるかどうかやろうね。。。

 

 私は、この小沢という人は、本人も言うように「口べた」な人やと思う。雄弁さが無い分、どうすれば、自分の重みが増すのかという演出は上手になってゆく。テレビや新聞などのマスコミ受けは、小泉のオッサンと比べたらやっぱりど下手やろう。そのかわり、裏工作とか、根回しとかいう昔の自民党の手法は、知り尽くしている。なかなか対照的なお二人になるやろうね。。。

 

 さて、話は変わって、2007年問題というの世の中を騒がしている。昭和21年、22年に生まれた団塊の世代の人口は640万人もいるという。この塊の人たちが2007年から大量にリタイヤする。この人たちは、生活にも余裕があり、住宅ローンなどの負担もかなり減っていて、消費に向かうのではないかというので、世の中景気の良い話になっている。

 

 この団塊世代の人たちにアンケートをとったところ、会社を辞めたら、退職金を使ってどうしたいと聞いたら、趣味に生きたいが1位、2位が旅行、3位がローンの返済だった。戦後の世の中でいつも景気に大きな影響を及ぼしてきた年代だけに、この人たちがお金をどんどん使うと、景気がどんどん良くなっていく。また、何に使うかによって、注目点が動くので、目が離せない世代なのである。。。

 

 そこで、こんな年代の人たちを対象にした商売が盛んになっているのだという。海外旅行でも熟年世代専用の旅行会社が立ち上がった。このパックツアーが、大変ユニークなのである。「マサイ族とバーベキューパーティをするツアー」が有ると聞いた私は、なんやねんそれ・・・。と、びっくらこいた。。。いくら物好きでも、そんなのは行きたくないぞ・・・私は。。。

 

 アメリカ人たちが老年を迎えて、世界各国を旅行するのを見て、当時の日本人は、ワニに食べられそうになるメコン川ツアーなんて、誰が行くねん・・・と思っていたのだが、日本人も似たような感じになってきたから不思議や・・・。もう、いろんなところに行き過ぎて、普通の旅行では、飽き足らないようになってきているのやろうね。。。。この年代の人たちは、団体旅行でガイドさんの説明を一生懸命聞くし、メモまで取るような世代の人たちである。

 

 この年代の人たちの特徴は、海外旅行に行くと、一生に一度しか、こんな珍しいところに来ることはないだろうから、せっかく来たのだから、いっぱい見なければ損、写真もパチパチ、山ほど撮らなくてはいけない。。。というスタイルの旅行を続けていたはずや・・・。ところが、これが飽きてくる。どこへ行っても一緒やね・・・。と、なると、若い人ならダイビングや釣りなどの特別な目的を持って、海外へ行く。熟年世代もやっと、修学旅行みたいなスタイルの旅行から解放されて、旅の目的が変わってきたということやろう・・・。

 

ところが、悲しいかな、語学力はあんまりないし、不慣れな旅先で単独行動は不安がある。だから、相変わらずパックで、高級で変わったものに手を出して行く。そういうこっちゃろうね。。。海外に行ったら、重い洋酒を無理矢理お土産に買っていた時代、安くもないビトンのバッグをわざわざ香港のデューティフリーで買う。こんな愚行をする人も減ってきたやろう。。。このコールデンウィークに旅行をする人は何と2000万人を超える。そのうち海外は50万人とか・・・。豊かな日本人は、これから先、いったい、どこに向かうのやろうね。。。

 

4/9(日) 今日は、京都府の知事選挙の日。私は選挙の立ち会いの役が回ってきていて、午後から格致小学校の体育館に張り付きや。。。

 

 今回の知事選は現職の山田知事と共産党の衣笠さんという自共対決。いまいち、盛り上がってない。投票率も低そうやから心配やね。京都というところは、都を東京に取られてから、反中央の気質が強いお土地柄である。長い間、共産党の知事が当選を続けていた。でも今は、自民系の知事が続いている。米ソ冷戦が終わって、共産主義自身が崩壊してから、日本が共産国になる可能性は限りなく低くなったからね・・・。

 

 それにしても、他の都道府県と比べて、傑出した人材がなかなか出て来ないのか、あんまり選挙戦が盛り上がらない。それは、知事という役職が、もう京都という地域であまりにも存在意義が薄れているということやろう・・・。京都府には京都市という大政令指定都市がある。この京都市長と京都府知事というのは、はっきり言ってかなり重複する。大阪府もそうだが、高校に府立高校と市立高校があって、府立のホールと京都市立のホールがあって・・・つまり京都市に住む者からしたら、二重行政以外の何者でもないのである。

 

 私は、市という単位は、最小の行政単位として必要だと思うのだが、人口の多いところでは区という行政単位だけで十分な気がしている。役人や議員の数だけ増えて、何ひとつ存在意義を感じないのである。都道府県というのもいらん。近畿という州が国の仕事をして州議会だけあったら、それで何とかなるのやないかと思っているのである。

 

 もし、この制度が実現したら、今の市会議員・府会議員・市職員は全部要らないことになる。つまり州で全てを決めて、区なり市で実務をやる。シンプルで機能的な行政が可能になるのである。もちろん、国の仕事も国防やら外交以外は全部この州にさせる。行政改革とは、税金でメシを喰っとるヤツの頭数をいかに減らすかが鍵である。やってほしくもない仕事をどんどん無駄に作るのを黙認してきた議員さん方は、このツケを払うために自らの職も賭けてもらわんとあかん。

 

急には無理だから、だんだんと、役人達に仕事をさせないようにせんとあかん・・・。仕事が増えること=税金が上がること、であるという認識が必要やろう・・・。誰も頼んでないし、望んでないような国民一人当たり500万円もの借金。これを作った人たちに、ちゃんとツケを払ってもらわんとあかん。。。

 

4/10(月) お昼過ぎから、投票終了の午後8時まで・・・選挙係のお仕事は長かった〜。特に、ほとんど人の来ない7時から8時までが辛かった・・・。寒いし、眠たいし・・・。さて、この選挙というもの。実は、けっこうなお金がかかるものである。この日、私が下京区の選挙管理委員会から、事務従事者様委託料という名目で封筒の中に入ったお金をいただいた。この金額が6250円やった。こんなにもらってええのかと思う反面、休みの日を潰された割に合わんと思ったり、ご意見はいろいろやろう・・・。それにしても、この250円の端数はいったい何やろう。。。消費税ではないやろうけど。。。なんて、しょうもない事を考えてしまう・・・。

 

さて、この金額が高いか安いかは別にして、選挙には、この他にお弁当代やら、区役所の人の休日出勤代やら、時間外手当やら、会場設営・準備や撤去、障害者の方の介護、トイレや食事の交代要員などに必要なアルバイトの学生さんに払うバイト代やら、臨時電話の設置料、投票箱の移動の為の経費、職員の移動のためのタクシー代、選挙監視という名で回ってこられる議員の先生方の視察経費、こんなの入れたら、いったい全部で何億かかったことやら・・・。

 

 ところが、選挙に関して、先日神戸市からのニュースで面白いのがあった。神戸市は、今まで当然のように即日開票していたのを、止めて、翌日開票にするというのだ。選挙に立候補している人や、選挙事務所に詰めているような人は、今か今かと待ち続けている選挙結果なのだが、そのために、職員さんの残業代やらバイトくんたちの費用が大変多くかかる。これを翌日の月曜日の普通の時間帯にやれば、職員給料の中で開票作業が出来る。目から鱗とは、このことや。。。

 

 そうや、何にも無理して、どうしても当日に開票する必要なんて無いんや・・・。マスコミの開票速報番組やら、徹夜で新聞の早刷り競争をしている新聞社には申し訳ないけど、明日の朝の就業時間帯に開票作業をすることによって、ものすごい税金やら無駄なエネルギーを使わなくてもすむ。こんなええ事、なんで早く気づかなかったんや・・・。全国レベルの選挙でも、これをやったら、何千億円の節約になるんとちがうやろうかね。。。これは、真剣に全国でやるべきやろう。。。。

 

 選挙といえば、やることが決まっていて、いつまでもそのままのやり方を続けていたらええと思ったらあかんやろう。携帯で投票出来たり、ネットで時間外投票が出来たりしたら、選挙にかかる経費は限りなく安くなるはずや。みんなの税金、出来るだけ、いらんお金を使わないで節約できたら、ええのにね・・・。そんな知恵を出していく努力も、これからは必要やと思うし、この案を恐れず提案した神戸市の職員さんは、特別賞をあげて、特進優遇させてあげるべきやろうね・・・。

 

4/11(火) 京都には京都新聞という地方紙がある。147万人の人口のある京都市では、圧倒的シェアを持つ地方紙で、中日新聞を除けば、日本一の地方紙だと言われている。この日本一という基準はあくまで発行部数と市場占拠率においてということだが、反東京、反中央の地方気質を反映しているのか、もともとそういう社風なのか、どうも、どちらかというと、ちょっと左系な記事や論説が多い。

 

 地方紙の弱点といえば、国際的なニュースとか、東京発のニュースや、他の地方発のニュースがなかなかタイムリーに入らない点にある。これを補う意味であるのが共同通信社という会社で、社名そのまま、共同で国際的なニュースとか、全国的なニュースを配信している。このおかげで、地方紙でも、全国紙並に紙面にあんまりもれなく大ニュースが載っていることになる。この共同通信社の論調も反日的というか、朝日的というか・・・。どうもなぁ・・・。昔の朝日といえば、インテリの人が読む新聞というイメージやった。

 

 20歳までに共産主義に傾倒しない人は、熱意が足りない。でも、二十歳を過ぎて共産主義を信奉している人は、知恵がない。という言葉があるように、左翼系の運動というのは、はしか的な要素が強い。まだまだ、こんな呪縛から解き放たれてないような人が多いのかねぇ・・。とっくに、イデオロギー論争は、ソ連や東欧の崩壊で、もう決着は付いているのにねぇ・・・。

 

 さて、その京都新聞の今日の記事のなかで、少し首をかしげるような記事があったのでご紹介しよう。。。。「相次ぐ京都市バス事故−民間委託増に件数もスライド−」というものだった。タイトルだけ見れば、京都の市バスが赤字解消のためどんどん民間委託されているのに伴って、どんどん委託されている会社が市バスで事故を起こす比率がどんどん上がっているようにも受け取れる。だから、民間に委託するから、安全がおろそかになる。民間委託イコール、安全軽視になっているのではないか・・・と、いうのが、いかにも言いたいように取れる。。。

 

 ところがところが、記事を良く読むと、どうも計算が合わない。現在、京都市には750台の市バスがある。これを運転している京都市交通局の職員さんは、もちろん公務員さん。ところがところが、この人たちの年収が最高で1500万円、平均でも1000万円近くだということが発覚した。同じような仕事をしている私営のバス運転手さんの平均が450万円程度だから、倍以上。。。そりゃ、京都市の市バスは赤字になるわ・・・。

 

 この指摘を受けて、京都市は市バスを民間会社に委託していく方針を発表。2000年の3月から阪急、近鉄などの民間会社に委託開始した。この委託比率は現在約4割。来年度までには、約半数に達するという。

 

 一方、この市バスが1年間に起こす人身・物損の事故は年間平均160件前後で推移しているという。このうち、民間委託した会社が起こした事故2001年〜2003年度の民間委託率が1割台だったときは、年間3〜7件の事故だったのが、委託率が3割に達した2004年には40件になったという記事だった。

 

 これだけ見たら民間に委託したら、民間委託した事故がどんどん増えているという風に見えるのだけれど、この記事をそのまま表にしてみると判るのだが、この記事の数字を分析すると、

                市職員        民間

2000年           160          0    160件 (委託率 0%) 市の1台あたり事故数 0.21件

2001年〜2003年   153〜157     3〜7   160件 (委託率10%) 市の1台あたり事故数 0.23件

2004年           120         40    160件 (委託率30%) 市の1台あたり事故数 0.30件

 

 つまり、この記事の数字をそのまま数字に置き換えると、京都市の運転しているバスが750台→675台→525台と減っているにも関わらず、1台当たりのバスが事故を起こす率はどんどん増えていっているということになるのである。つまり、市バスの運転手の方が民間の運転手よりはるかに事故率が高い事を意味する。

 

 ところが、この記事の見出しは、民間委託に伴い、民間委託したバスの事故率が増えているかのように、書かれている。これは明らかにおかしい・・・。本当は、民間委託することによって、事故率が減っていると書くべきなのにね・・・。これは、悪く言えば捏造である。ではなぜ、こんな論調の記事になってしまうのか。。。これは、新聞記者さんの中にある、あるつまらない意識が原因していると思うのである。

 

 日本の新聞の多くは、「正義の味方」を気取りたがる。正義の味方は庶民の味方、貧乏人の味方ですよという図式が新聞の記事を書く人の頭の中にある。お金持ちやら、お役人やら、権力者は敵であり、いくら罵倒しても良い対象である。叩けば叩くほど、民衆に受けるという、迎合主義がまかり通っている。ところが、この概念は、実はものすごく古くて、今はいくら日本が格差社会と言われても、まだまだ日本は世界一中流な国である。

 

 昔は安月給で宮仕えと言われて、敬遠されていた公務員は、今や、全く逆差別の最たる存在である。優遇された手当や雇用条件、保証された身分、指定業者制度を使っての格安での買い物、格安の家賃や互助組合への税金での補助金・・・民間に比べて、優遇されすぎているという批判の声が大きい。

 

昔は、大企業がいつも矢面に立たされていたが、超不況を脱するために頑張ったのもやっぱり大企業のあかげ。日本経済の再生は、やっぱり大企業がなかったら、中小企業も喰っていけないというのが、痛いほど今度の不況で判った・・・。だから、今までのマスコミが、守ってきた対象であった、一般庶民の代表である労働組合なり、安月給の公務員が、今、社会的な批判にサラされておる。

 

官から民へという小泉自民党の政策により、今までマスコミ連中が一生懸命守ってきたそのような人たちがピンチになった。それを助けたいけど、世の中のトレンドは、逆になった。こんなところやないやろうかね。。。でも、新聞は嘘をついたらあかんで・・・。そやないと、新聞の信用まで無くなるで・・・。新聞はいつも、日和見的なものである。いつも、いったい何が正しくて、何が問題であるかという事には敏感になっておくべきものやろう・・・。

 

今回の場合、本当にスポットを当てるべきなのは、市バスの民間委託によって「事故率」が減ってきた事であって、批判するべきは、運営台数が減っているにも関わらず、事故数がそれに見合って減らない京都市交通局の体質の方やと私は思うけどね。。。

 

4/12(水) 今日のニュースで私が一番印象に残ったのは、日航やスカーイマークエアラインズが整備不良の航空機を運航していたとして、国会に参考人招致された、そこでのヤリトリである。スカイマークエアラインズの西久保慎一社長は、「安全は当然の前提だが、健全な収益性を確保しなければならない」と述べた。また、不採算の路線の撤退にも言及したようであった。

 

 これに対し北側国交相が、「公共交通機関としての自覚がない」とこれを非難した。つまり、西久保社長は、利益追求を株主から常に求められる企業である限り、利益が出ない路線は撤退するし、より儲かる路線は増便するのは当たり前だと主張したのに対し、北側国交相は、いくら赤字でも、続けるのが公共交通機関としての責務であるという無茶な主張をしたという、くだりがあったのである。おぃ、北側のオッサン、ほな、あんたやれや。。。アホかこいつは。。。。

 

 この論戦は、いろいろな意味で良い問題提議になっている・・・。公共交通の安全性というのは、利用者の立場からしたら、絶対に守ってほしいものである。これは当たり前の事である。ところが、誰が、何の基準を持って、これを監視・監督するべきなのかという、大変難しい問題を含んでいるのである。

 

 例えばこの飛行機のタイヤは、3000回離発着を繰り返したら、どんなことが有っても交換してくださいと、航空機メーカーであるボーイング社が顧客である航空会社に指定していたとする。でも、この航空会社は、3000回も使うのは怖い、2000回で交換しようと内規で決めていた。逆にもう一つの航空会社は、5000回までタイヤを換えないということを決めていた。それは、その会社が事故というリスクをどう考えているかという一点に関わることである。

 

 ここで、出て来るのが、国土交通省というお役所である。国土交通省は、ボーイング社が交換までの発着回数を3000回と決めているのだから、3000回離発着までにタイヤを交換しなさいと、航空会社に指導したとする。これって、本当に何の意味があるのか・・・・。もし2999回目の着陸時に飛行機のタイヤがパンクして、死傷者で出る事故が起こったとする。航空会社は国の定めた基準通りに整備していたから、私のところには責任が無いという。そうなれば、基準を決めた国に責任が発生し、税金で死傷者の保証をしなければならなくなる。

 

 だいたい、国土交通省なんていう役所が本当に必要なのか・・・。世界の常識は、航空会社は、自らのリスクで航空機を整備し、安全に運行する。万が一のリスクは、その会社が負うというのが、当たり前やろう。。。事故ばかり起こしている会社は、当然、乗客が逃げるし、安全性を売り物にしている航空会社は、運賃が少々高くても顧客を集めるだろう。これが、自然の競争原理で、良いところは残るし、悪いところは淘汰される。。。これを弱肉強食というか、税金で守ってでも続けさせるか・・・。そういう問題やろう。。。

 

 当然、競争社会では、整備費やら人件費、機内サービスなどを極力削って、運賃を安くして運行する航空会社も出てくる。その方が安くて良いと思う人はそっちを使うし、やっぱりこの会社の飛行機は、ひょっとしたら落ちるかもしれないから、高くても他の航空会社で行こうと思う人もいるし、滅多なことでは命まで落とさへんやろう・・・と思う人は、安売りの航空会社に乗る。。。。

 

 自由主義国で、サービスや価格で、競争があるのは当然のことで、安全というのはもちろん最低限のサービスであるという見方もある。ただ、日本のように、そのレベルを維持させるのに、役人がのこのこ出て行って、多額の我々の税金を使って管理するというのは、ちょっと違うんやないかと思う訳である。このことを言い換えれば、航空会社という私企業を監視するために、国土交通省という役所の何千人という人の給料を使っているということなのである。

 

 つまり、見方を変えれば、本来航空会社がちゃんと機体の整備しているかという監視という仕事を、税金で賄ってしまっているということにならないか。本来、航空会社は、例えば共同で整備監視の組合や組織を、自前で運営すべきなのに、これを税金で肩代わりさせていることになる。

 

 これは、日本社会というものが、何から何まで、お役所の役人の監視やお許しがないと、何も出来ないという異常な社会であるという、そんな意味も持っていると私は思う訳である。。。日本は何でも官僚が物事を決めて、それを監視、うまく運営させるために、国という組織をどんどん膨張させてきた。こんな風に、国が一から十まで、全てを決めてしまっては、まるで共産主義国や社会主義国やないか・・・。もう、ええかげんにさせないと、この国は役人の力が強すぎて、役人を喰わすために国民みんなが納税するという、おかしな国になっている。

 

挙げ句の果てに、何かあったら、何でも国が税金で、そのケツ拭きをする。役人達には何のおとがめも、なし・・・。こんなアホな事は、ない・・・。役人達の社会主義的な発想を、今の時代に則した、本当の自由主義国的発想に切り替えて、仕事をさせないようにしなあかんわなぁ。。。ただし、このことは、今回のスカイマーク手抜き整備事件の話とは全く別。これは、言語道断や。不真面目で不誠実な会社には天誅が下るべきや!。という意見である事は念のために申し添えておく。

 

4/13(木) 満開の桜に無情な雨・・・。今年は気温がいまいち上がらないので、桜の時期が長いなぁ・・・と喜んでいたのに、花散らしの雨・・・・が降り続いている。桜といえば、やっぱりこの時季、陽気に誘われての、お花見やね。。。。毎年、お花見のマナーの悪さが夕方のテレビのニュースで流れるが、まぁ、それはそれ。日本人は、やっぱり「お花見」という野外宴会がやっぱり好きな人が多いのだろう・・・。長い冬をやっと終えて、良い季候になってゆくベストシーズン。学校や会社でも新しいメンバーが入ってきて、色々に事が、生き生きと動き出す季節でもある。

 

 ところが、ここ数年、問題になっているのが、お花見会場でもある公園で寝泊まりしているホームレスたちである。寝泊まりというから、キャンプのテントのようなものかと思ったら、なかなか本格的なバラック程度のものまである。この時期、決まって、公園を管理する公園課は、公園法という法律を楯にして、ホームレスたちの排除をする。ところが、どこからか、出て来るのがホームレスを支援する人たちの団体である。この人たちの意見が、とびきり、ふるっている。ホームレスには生存権がある。この権利は憲法で認められているのだから、格下の法律である公園法より上や。だから、ホームレスたちの公園での居住を認めろというのである。

 

 こんなおかしな話があるかいなぁ・・・。こんな支援団体やら、左まがりのマスコミくん、やらは、ホームレスを排除することに、どうやら反対の人が多いようである。みんなの公園を一部の人が独占していて、汚くて恐ろしいために、一般の人が近寄れない事が異常な事であるという認識が、この人たちは、判らないのであろうか・・・。

 

 公園に勝手に住む権利を、「ホームレスの生存権」にすり替えて、主張すること自身、終わってます・・・。私は役人が好きではないけれど、この件に限っては、公園管理をちゃんとしようとしている職員さんが、マスコミの連中につるし上げられているのは、可哀想だし、マスコミやらホームレス支援団体の人の言う事の方が、間違っていると思うけどね・・・。

 

 そんなに言うなら、立派な新聞社や、テレビ局の地下駐車場をホームレスに開放してあげて、手厚く守ってあげたらどうやねん・・・。そして、そこで毎日ホームレス中継しとけや。。。アホちゃうか・・・。いつも、思うことやけど、ホームレスを支援している人達って、いったい何のために、この運動をやっているのか、不思議でしゃあない。。。本人が、本気で社会復帰する人なら、行政が支援するのはええ事だと思うけど、ホームレスを支援する事によって、何をしたいんやろう。。。

 

 生活保護を受けている人たちの待遇改善をしたいのやろうか・・・。選挙で支持して欲しいから支援しているのやろうか・・・。いずれにしても、仕事に就かないで、住所も持てない人たちに、行政はいろいろ手をさしのべている。それを拒否して公園暮らししている人は、やっぱり規制しないと、他の利用者からしたら、大変困ることになるのとちがうか・・・。

 

ただ、お花見客のために、ホームレスが追い出されて、終わったらまた戻ってくる。酔っぱらい客や、桜の木を折るヤツら、大きな音でのカラオケ、大喧嘩、これを市民にやっていただくためだけに、ホームレスを年に一度追い出す・・・。こんな矛盾もまた、別の問題やけどね・・・。やっぱり、お酒は愉しく飲まんとね。。。

 

4/14(金) 北朝鮮に拉致された横田めぐみさんが、向こうで結婚させられていたのは、やはり韓国から誘拐してきた当時の高校生キム・ヨンナム君だった。これは、キム・ヘギョンちゃんという北朝鮮に住む女の子のDNAと韓国に住む金さんのDNA鑑定で明らかになったという。

 

キム・ヘギョンちゃんと、横田さんとは、すでにDNA鑑定が済んでいて、横田めぐみさんの実の子であるということが判っているので、今回の鑑定で、めぐみさんのお相手が判明した事により、北朝鮮がいろんなところから、外国人を誘拐してきて、自国に無理矢理住まわせて、その人を教師にして、他国への諜報員を育成していた実態が証明されたことになる。

 

 また、このことは、北朝鮮と同じ民族だからと、拉致問題がなかなか大きく採り上げられなかった韓国でも、自国民が北に誘拐されていたという現実を突きつけられた事になり、親北朝鮮、反日反米路線を採っていた盧大統領も、政策路線変更を余儀なくされる事になるやろう・・・。自分の国の国民が、同じ民族とはいえ、他国に誘拐されていて、黙っていたらあかんやろう・・・。そんなん、国やないわ・・・。

 

 それにしても、北朝鮮が日本に説明していためぐみさんの夫は北朝鮮の諜報員であるということとが、全部嘘っぱちだったことが、これで確かになったことになり、この国のあまりにも、ケンチャナヨー(どぉってことないの意)なところに、ほとほと、呆れる。。。いったい、何を隠して、何をしたかったんやろう。。。この国は・・・。

 

 そもそも、この国は他の国の人を誘拐してきては、教師にして、スパイを養成してきた。このスパイは世界各国に飛んで、多分、その国で諜報活動やら、何か儲かることを探らせていたんやろう・・・。日本では麻薬であったり、米国では偽ドルであったり、中東では安物の兵器であったりやろう・・・。この国は、もともと金日成という山賊の大将が作った国や。ごたごたに乗じて、ロシアに逃げていた金正日の親が、ソ連や中共の後押しで国王に居座った国や。。。

 

 だから、金日成一族は、いつ寝首を苅られるかと冷や冷やしているから、軍事や警察面で、自国民を徹底的に統制してきた。不満分子は容赦なく殺したし、刃向かう者は刑務所送り、自分の地位を奪いそうな出来るヤツは、粛清・・・。金日成だけが一番偉くて、これに代わるような人は絶対に認めない。そんな中世の日本で言えば殿様みたいな体制の国なのである。家臣は全部殿様のためになら命を投げ打ってでもお守りする・・・。これって、17世紀の日本と同じやんか・・・。

 

 歴史は繰り返すとは、よく言ったもので、昨年、中国各地で起こった反日デモを見ていると、何か1960年代の日本の学生運動を思い出さないか?安保!・粉砕!・闘争!・勝利!ってやっていた日本の学生たち。。。。あのときは、相手がアメリカやったけど、これが中国にとったら、日本に代わっただけや。。。つまり、歴史上は、これらの事は、「はしか」と同じで、いつか通る道であるということも、言えるかもしれない・・・。

 

 と、すると北朝鮮にとって、いつかは日本の「大政奉還」のようなことが起こるはずや。絶対君主を立てて、その人一人のカリスマ性に、国家の命運を賭けてしまうなんていのは、とても危険な事であると、民衆がどうしようもないアホでも判るようになる日が来るはずやからね・・・。私は、北朝鮮は金正日の急死で、ドラマティックに南北統一が実現するような気がする。

 

 もちろん、北朝鮮の内部で軍部や力のある者たちの間で、少しは権力闘争が有ると思うけどね・・・。いざ戦争になれば、逃げ出す者が多い・・・。これがこの地域の人たちの気質であり、歴史が物語っているからね・・・。だから、崩壊した北朝鮮体制はすぐ併合の道へ進む・・・私はそう見ている。。。

 

 中国も、その辺のところはよく読んでいて、何とか統合朝鮮国が親中というか、出来れば北朝鮮のように、中国の手下の国家にしておきたいところやろう・・・。出来たら北朝鮮を中国の一部にして併合してしまいたいというのが、裏の本音やろう。ただ、米日韓が、そうは簡単にさせないやろうから、朝鮮国という反米、反日国を作っておいた方が得策やということになる。

 

では、日本はどうすればよいのか。今の世の中の流れは、自由主義社会の全盛や。何とか日本にとって、地理的に朝鮮国は、中共の力を押さえ込む、くさびにしておきたいところである。拡大路線の中国は、放っておいたら、どんどん自国の領土を拡げてくるあつかましい隣人やからね・・・。だから日本は、中国の近隣諸国を大事にしておかないとあかん。インドやマレーシアベトナム、タイなどの国々の地理的な位置は、これからどんどん重要性が増すことになるからね。。。東アジアにおける、中国の暴走を押さえる抑止力は、日本にしか作れないやろうからね・・・。

 

4/15(土) 先日、固定資産税の納付書が3通も送られてきた。このうち、1つは、以前から京都の梅小路公園近くに持っているガレージにしている土地のものだから今までと同じなのだが、2つは、家を改築してから初めてのものである。。。いったい、いくら払わされるのやろう。。。ドキドキもんである・・・。

 

 我が家は、もともと「うなぎの寝床」といって、間口が狭く奥行きが深い土地の形状になっている。これは、その昔に税金を納める基準となっていたのが道路に面した「間口」の広さであったことから、出来るだけ安い負担で快適な家を建てたいという願いから、このような土地に家がひしめき合うようなことになったのだという。

 

固定資産税というのは、家の床面積やら、何で出来ている建物か、とかが算定基準になるという。だから80坪近い土地に目一杯の3階建てなんて建てようものなら、当分、ものすごい税金を納めないとあかん。だから、バカ広い家は諦めて出来るだけコンパクトに設計したつもりである。。。。

 

 さて、ウチの場合、建て替える前の家は、築100年は経っていたであろう超古家だった・・・。それも階段もない、平屋造りの建物だった。固定資産税なんてほんの数万円だったと思う・・・。土地は79坪というから、まあまあ広いのだが、間口が8メートルほどしか無かったし、何せ不動産価値のあんまりない建物が上に建っていたから土地の評価も低かったはずや・・・。しかし、今度の家の建て替えでの我が家のプランは、家を一番裏に近い部分に3階建てを建てて、土地の約半分を駐車場にすることにした。

 

 5人家族の我が家では、もう子供たちも成人してきて、5人のうち4人が運転免許を持っている。仕事にも使うから、3台の車を駐車出来るスペースも必要である。京都の街なかでガレージを借りたら1台当たり20000円以下では効かん・・・。借りたら大変やけど、逆に貸せたら、少しは足しになるやろうと、2台の駐車スペースを他の人に貸している。これが固定資産税の算定に来ていた人に見つかってしまって、ヤバいなぁ・・・と思っていたら、やっぱり。。。土地と建物を入れて、年間24万ほど税金を払いなさいという納付書が入っていた・・・予想より高い・・・。

 

 年に24万って言ったら、月に2万やんか。。。自分の土地と家に住むのに、なんで月2万も、家賃並の税金を払わないとあかんのや・・・。何やらおかしい話しやで。。。固定資産税は市税やから、区役所の人がいちいち査定に来る。これで税金の額が決められるのだが、1度決めたらなかなか変わらない。市はずっと毎年、安定してお金が入ってくるんや。民間的に言えば、不労所得・・・。何にもせんでもきちんきちんとお金が入ってくる。国とは、ええ商売やね。。。つまり、まるまる駐車場1台分の駐車料の上がりを市が持って行ってしまいよる・・・。これが現実や。。。トホホッ。。。

 

この固定資産税が何に使われているかというと、これで家の前の道路の工事や歩道を造ったりしているんや・・・と考えると、私も、しゃあないなぁ・・・と、納得も出来る。でも、実際、2割ほどは、市の役人さんなんかの給料に消えていると思うと、何かやるせない気持ちになるのは、私だけやろうか。。。納税は国民の義務やけど、その税金をちゃんと、無駄なく、悪いことせずに使っているかというのは、ちょっとは文句言わせてくれ〜!ついでに、もうちょっと、まけてくれ〜!高すぎるわ。。。

 

4/16(日) 4月も後半に突入と言うのに、まだまだ肌寒いなぁ・・・。ぽかぽかしていて、日中は少し汗ばむような、春ののどかさは、どこへ行ったのやろうね・・・。

 

 さて、今週は海の事故が2件続いた。1つは九州でホッピーとかいう名の高速艇が謎の物体と接触して100名以上の人がケガをした事件。もう一つは、東京湾口で貨物船とコンテナ船が濃霧の中接触、コンテナ船が沈没した事件である。

 

 九州の方の事件は、当初、くじらと高速船が接触したのではないかと報じられていた。私はおかしいなぁと思っていた・・・。なぜなら、この高速艇は時速80キロのスピードで、水の上を飛ぶように走る高速船である。その船の後部に傷があるということは、後ろから何かがぶつかったということやろうと思うのである。鯨が時速何キロで泳ぐのかは知らないが、鯨が80キロ以上の猛スピードで船にぶつかるなんてこと・・・そんなことってあるのかいなぁ。。。と、思ったのである。

 

 そんなに高速で走る船なら、何かの拍子にジャンプして、着水したところにたまたま鯨がいていたのなら判るけど、船の傷み具合が何故か腑に落ちない。。。何か鋭利な岩のようなものか、浅瀬にそこだけ乗り上げたのやろうか・・・、それとも海上にあるものといえば、ブイか定置網のようなもの、あるいは流木やドラム缶のようなもの、やろうか・・・と、いろいろ考えてみた。

 

 北海道では、ハングル文字の書かれた石油のドラム缶がたくさん漂着しているし、少し遠いけど、これが原因かも知れんなぁ・・・とも思った。でも、時速80キロで疾走する船の後部だけに傷を負わせるのは、なかなか考え難いなぁ・・・。というのが本音やった。。。

 

 じゃぁ、一体何や。。。ひょっとしたら、中国の潜水艦が隠密行動を取っていて、それがばれそうになって慌てて何か魚雷のようなものでも撃ったのやろうか・・・。真相はまだまだ闇の中や・・・。日本近海も物騒になっているから、用心するに越したことはない。。。。

 

 さて、千葉県沖で起きた、もう一つの東京湾口の衝突事件・・・。衝突されて、沈没したコンテナ船の乗組員は幸い、全員救助された。最初、このニュースを見た時、日本の貨物船が498トン、フィリピンのコンテナ船が6182トン。日本の小さな船が、どデカイ、フィリピンのコンテナ船にぶち当たって、デカイ方のコンテナ船が沈んでしもた・・・という、けったいな、ニュースかいなぁと思っていたら、この船のトン数というのは、ちょっくら調べてみたら実にたくさんの種類があってびっくりした。

 

 一般的に船舶の大きさを表すのは、その船の実際の重さや容積を「総トン数(GT)」で表す。そのほかに、実際にその船に積み込む人や貨物の部分だけの重量を表す「純トン数(NT)」や積載可能な重量を表す「載貨重量トン数(DW)」やその船の排水量を表したものやら、いろいろ有りすぎて、何やら訳が分からない。。。。この他に、まだ国際総トン数というのもあるようで、いったいどれが統一見解なんやと言いたいところやけど、全部正しいといのが正解なんだそうである。

 

 もともと、このトンというのは、空の酒樽を叩いたら「タン」という音がしたから、これがなまってトンになったんやそうや・・・。この酒樽1本が約1000キロちょっとやったことから、1000キロが1トンという質量を表す単位になったそうである。ところが、このトン数がそのまま、船の大きさを表す単位にならないところが、難しいところで、世界では、4重や5重のスタンダードが乱立していることになる。

 

 なんで、バラバラなんかいなぁと思ったら、例えば運河を通行したり、港を利用したりする船は、料金を徴収されるのである。ところが、ところ変われば品変わる・・・の例えがあるとおり、その国や地域によって、料金の徴収基準が違うというのが実情のようである。だから、基準の統一が出来ないというのが本当のところなのやろうね・・・。

 

さて、話が横にそれたが、今回事故を起こした日本の津軽丸498トンは全長75メートルの船。沈んだフィリピンのコンテナ船は全長100メートルの船ということで、だいたい同じぐらいの大きさの船同士がぶつかったんやなぁ・・・というのが判って、ちょっと納得した。。。。日本の貨物船の前が大きく潰れているんやから、普通の交通事故と同じで、オカマした方が悪い。。。霧が濃かったこともあるけど、多分、津軽丸の前方不注意が原因やろう。。。日本の船の方が悪かったのなら、ちゃんと、早く謝るべきやろうね・・・。

 

ところがところが。。。。びっくりするような新事実が明らかになった。。。ほんま、真実とは奇なるもので、この沈没した船は、何と、この1月に暴力団がらみの騒ぎがあった疑惑の船だったのである・・・・。逮捕されたフィリピン人の船員2名は、拳銃と実弾をこの船で密輸していて、摘発されていたのである。。。こりゃ、2度びっくりや・・・。密輸団の船がたまたま海難事故に遭って、沈没した・・・。何や、ドラマみたいな話しやんか。。。。

 

日本は四方を海に囲まれている国や。海は、日本という国を他国から守るには、バリヤーの役割も果たしてきたが、逆に言えば、気を抜けば容易に侵入されてしまうという危険性もある。拉致事件も国境線のある国なら、そんな容易ではなかったやろう。。。日本という国家が本当に自立独立した法治国家なら、海の国境線警備は、国のやる大事な仕事の一つなんやなぁ・・・というのを改めて認識しなあかんで!ホンマ。。。

 

4/17(月) チワワなどを使ったユニークなコマーシャルをやっているアイフルというサラ金業者が金融庁から業務停止の処分を食らった。この会社は京都の五条烏丸に本社があり、全国に1800もの営業網を持つ業界第三位の会社なんやそうや・・・。おまけに、上場までしていて、異例の業務停止まで至った原因は、いったい何やったんやろう。。。。

 

 京都というところは、お土地柄なのか、もともと都市銀行の基盤が弱く、その代わり、信用金庫のシェアが異常に高いところである。京都中央信用金庫と京都信用金庫という2大信金は、全国でもベスト2と3の資金量を持つというのを聞いたことがある。なぜ、こんな風に、京都の金融界がなったのかは、判らんが、京都が中小企業の街である、というのも、間違いがない事実である。

 

 京都の町衆は、こじっかりした経営をする。そして、お金がいるときは、同業者同士で融通しあったり、助け合ったりする気質があったのやと思う。だから、大手の銀行のように、通り一辺倒の対応しか出来ないところは、流行らなくて、融通や、小回りの利く金融機関が伸びて行ったんやないかと思われる。

 

 呉服関係の会社は、自社の商品の貸し借りを平気でするし、お互いの振り出した約手をお互いに保証し合ったり、台風手形(台風の来る日が年の初めから数えて210日ぐらいだったことからこう呼ぶ)という、大変支払いサイドの長い手形で支払ったりして、儲けより、取引先との信用と、取引の継続を大事にしてきた。有る意味では、リスクの分散を図ってきたのやろうが、バブルの崩壊の時は、この互助システムが仇になって、どんどん呉服会社が倒産廃業したけどね。。。

 

 京都はそんな街だから、約束手形での支払いが多かった。約手は、ある一定期間支払いが猶予されるが、期日が来たらちゃんとお金になりますよというものである。ところが、支払いを早くやらなければならないとか、資金繰りが苦しくなると、受け取った約手を期日まで持っていられない。だから、業者に渡して、この約束手形を現金化してもらう商売が盛んになった。

 

 いわいる、手形割引である。これで伸びたのが、昔の「日栄」今のロプロである。この会社も「借金返せへんなら、じん臓売れや。。。」で有名になった会社や・・・。もし、その会社に資産があるのなら、普通はそれ担保を入れて、銀行から借入が出来る。でも、担保できる資産も無しに金が必要になると、高利貸しに金を借りた。いわば、自然発生的にお金を貸す仕事がどんどん増えて、そんな会社が大きくなっていった。それが今のアイフルのような金融会社やろう。。。

 

 お金を貸すという事は、本来極めて公益性の高い仕事であるはずである。ところが銀行はお高くとまっていて、なかなか悪い条件があると金を貸さないものである。住宅ローンなどを組んだ事のある人ならご存じだろうが、銀行でお金を借りるには、もし借金が払えなくなったら、かわりにこうしますという誓約書とかをいろいろ書かせられる。土地や家屋が借金のカタに取られるのはもちろん、借金を肩代わりする連帯保証人、保証協会という、保証料というお金を払って、保証してもらう組織にも依頼されるし、万一死なれたら困るというので、生命保険まで入らされて、その保険料も払わないとあかん。死んでもその死亡保険金で、借金がチャラになるようにしているのである。

 

 絶対に取りっぱくれが無いようにしているのが、銀行。リスクを背負って、その代わり高い金利を取っておるのがサラ金。そんな構図やろうね・・・。そのサラ金も、今では、ローン会社やとか、クレジット会社とか、体裁良く名乗ってはいるが、所詮、金貸しは金貸し。まっとうな人なら、ちゃんと銀行でお金を借りれば良いものを、そこで借りられない人がバカほど高い金利を承知で金を借りよる。今の世の中、ちょっと今月ピンチだからと、平気でお金を借りてしまう人が多いのも驚く。

 

 ずるいのは都市銀行で、こんなサラ金にバンバン裏で金を貸しておる。銀行はサラ金を使って、本来ならお金を借りられないような人にまで、事実上、迂回融資をしているとも言えるのである。サラ金のバックには、いつも都銀がおって、裏で操っておる・・・そんなところやね。。。

 

 人様から、お金を借りるということは、お金を返すのが前提。そもそも、サラ金から、まともな人が、カネを借りるわけがない。返せないかも知れない人が借りるのである。何の担保もなしで貸す方も貸す方だが、貸す限りはそのリスク分を上乗せしておかないと、あかんから、当然貸し出し利率は高くなる。高い金利になったら、余計返せない。となると、取り立て屋の登場である。

 

 この世の中はお金で回っている。人からお金を借りたら、返すのがあたりまえなのに、返せなかったら、当然、取り立てられる。それが嫌なら借りなければよい。人に金を返せと言う仕事は、本当は、とても嫌な仕事である。だから、儲けや稼ぎが低いと、やってられない。成り行きとして、この手の仕事をやる人は、柄の悪い人になる。すごみを効かせた兄ちゃんが、金返せと言わないと、若くてカワイイか弱い女の子がいくら督促しても、金は返って来ないからねぇ。。。

 

 今回、アイフルは、お金を貸す金利が高すぎるから業務停止になったわけではない。金を返せと督促するやり方が、少しエグかったかららしい。。。。これは、アイフルだけやないが、借金の取り立てに、良い・悪いのルールなんて、無い。強いて言えば、そんなところから借りた人が悪いのである。マスコミも、サラ金業界から大量の広告料収入を得ているのやから、同じ穴のむじなや・・・。テレビのコマーシャルやら、新聞のチラシやら、何の規制もなしに、普通の人まで、ちょっと借りてみようかと、思わせるような、今の世の中、ちょっと異常やないか・・・。街の一等地に並ぶサラ金のATM・・・。これだけは使ったら最後であると、その前に大きな立て看板でも立てとけや・・・。

 

金を出す者が強いのは、世の常や・・・。でも、今回、異例の業務停止処分を食らったアイフル。さて、どうするアイフル。。。

 

4/18(火) 世の中、どこも、かしこも、アイフルを袋だたきやけど、これも、ちょっと話の筋がおかしいと思う・・・。いつでも、庶民の味方を気取るマスコミは、今回も、強い者いじめしてたら、世の中から支持されると、大きな勘違いをしていると、私は、思う訳である。。。

 

今の世の中、ものすごい勢いで、自己破産する人が増えているという・・・。お金を借りた人は、返せなくなって、また他からお金を借りる。そして、どんどん泥沼に落ち込んで行くのである。消費者金融業者というのは、担保や保証を無しで高利のお金を貸すのではない。実は、その人が返せる能力か、返せる人脈があるかどうかを判断して、金を貸しているのである。だから、金が返せなくなったら、勤め先の給料を抑えようとするし、田舎の親や親戚の資産までも取りに行こうとするものなのである・・・。取り立てにルールなんて無いも一緒。そういうもんや。。。

 

一部上場の会社であろうが、督促の電話ですごんだとか、暴言を吐いたって、いくら言っても、これを定義して、法律にして禁止するのは、なかなか難しいやろう。。。貸した金を返すというのは、当たり前のルールであり、ルールを破っているのは、金を借りた方なのだから、いくら文句言っても、筋が通らん。。。

 

 業者は、有る程度は、貸し倒れを見込んで金を貸している向きはあるものである。でも、ボランティアやないから、金をちゃんと返さない人に取り立てをするのは、当たり前なのである。ところがところが、今の世の中、金を貸す人より、返す人の方が強い。返す金が無い。どうしようもないと、平気で言う人が多いのである。このどうしようもない人を、本当に助けるべきなのやろうか???そんな人は、平気で自己破産する。まるで駆け込み寺であるかのように、裁判所へ破産手続きをやりよる。。。

 

 自分の会社が納めた商品の代金が払ってもらえなくて、相手が破産。借金がチャラになって、またまた平気で似たような商売を興して、簡単に商売しとる・・・・。こんなの、本当に許されてええのか。。。前の金払え、金返してから、ちゃんとせえ・・・と言うのが、当たり前やろうと思う・・・。司法や弁護士さんは、こんな人を人権を楯にして、いとも簡単に自己破産を創り上げて、借金をチャラにするという魔法を使いよるけど、これは、こんな権力を簡単に悪いことをしたヤツに、与えすぎやと、私は思うのである。。。

 

 私は、金融業という商売が、どこの誰でも開業、出来て、あまりにも簡単に成り立っていること自体が、あかんと思う。今の世の中で、金のない人に簡単に金を貸すから、本当に良くない。本来、お金を借りるだけの能力のない人にまで、お金を貸すから悲劇が起きる。お金の無い人は、無い人なりの慎ましやかな生活を送っていれば良いものを、なまじっか、簡単にお金が借りられるから、ついつい贅沢をし、分不相応な生活や、アホな支出をしてしまうのである。

 

 このことは、言い換えれば、今の金融政策が、資金力のあまり無い人にまで、余分な消費をさせるために、金を供給してしまっているということになる・・・。そして、結果的に、多くの人に迷惑をかけ、借りた本人のためにも、絶対ならないような悲惨な結果が待っている。。。こうなるのが、判っているのに、押さえられないのは、政治の不作為による作為であると、言えなくもないやろう。。。

 

今回のアイフル事件、第一義的に悪いのは、金を返せないかも知れない人にまで、無理に貸した消費者金融かも知れん。でも、本当に悪いのは、返せないかも知れない借金をした人、本人であり、こんな人に金を貸すマチ金を、野放しにしている国である。金融庁は、営業停止もええけど、もっと融資のための資格審査を厳格に審査をしなさい、と、サラ金業者に言わなければならないし、街角にある金融会社のATMは、青少年の健全育成のためにも、完全撤去させなあかんやろう。。。借金をすることは、恥ずかしいことやのに、堂々と表立ってやられたら、困る・・・。恥が恥じでなくなったら「恥知らずな国になる・・・」ヤー公の好きにさせておいたら、ろくな社会にならへんで。。。ホンマ・・・。

 

4/19(水) 今から7年前、山口県光市で起きた強姦殺人事件で、犯人(当時18歳)の裁判が何と最高裁まで進んだ。普通、この手の裁判は、地裁、高裁止まりが普通。最高裁まで進んだのは、この事件が社会に与えた影響が大きいということと、人を2人も殺したのに、無期懲役にしかならないという、理不尽さがこの事件ににじみ出ているからやろう・・・。

 

この犯人は、当時水道工だった犯人が、社宅アパートに水道の点検を装って上がり込んだことから始まる。この犯人は23歳の奥さんに乱暴しようとして、羽交い締めにしたが、抵抗されたため、首を絞めて殺した後、強姦したという。。。また、鳴き声がうるさいと、近くにいた11ヶ月の赤ちゃんまで床に投げつけて殺そうとしたが、より大きく泣かれたため、ロープで2重に首を絞めて殺したという、全く血も涙もないぐらいの極悪人である。奥さんを殺した後、レイプている点や、殺した赤ちゃんを天袋に入れて隠そうとした点なども、こいつが非人間であるという証明でもある。。。犯行当時、コイツが18歳だというので、当初は少年法の扱いだったが、さすがに刑事事件相当ということで、裁判になったんやそうや。

 

 また、この犯人が、友達に出した手紙がまたひどい・・・。犬が散歩していて、ちょっとかわいい犬がいたのでやっちゃっただけ。。。遺族の夫には、調子に乗っとるだけ、言いたいだけ言わせておけ。。。やと・・・。

 

 ところが、一審二審とも、下った、量刑は無期懲役のまま・・・。検察が上告しつづけてきた。。。この犯人の弁護士を2週間前に買って出たのが、死刑反対の急先鋒である弁護士だった。コイツは、公判前日になって、裁判をドタキャン。。。山口県から東京に出てきた原告7名は、空振りを食らって怒りの記者会見をした・・・。これ以上の屈辱は無いと・・・。

 

7年前、新婚の妻とかわいい子供を殺された旦那は「司法が手を下せないのなら、この犯人を私の手の届くところに、ヤツを出してくれ。この手で殺してやる・・・」という会見で発言して、話題になった人でもある。。。。このご主人の無念を思うと、クソ人権弁護士が、必死に死刑廃止やら、更正論を述べるたびに、ヘドが出る思いになる。。。

 

 死刑という極刑がないと、世の中、一体、どうなるか・・・。人の命を奪っておいて、のうのうと生きながらえよるヤツがいるだけで、遺族の人生はメチャクチャや・・・。歴史上、最古の法律であるハムラビ法典でさえ、目には目を。という言葉で復讐を認めている。江戸時代の日本でも、敵討ちだけは認められていた・・・・。今のような社会になっても、その犯人を法律が罰し、法律で「死」以外の償い方が無いという罪が無ければ、犯罪を抑止することにはならない。

 

 人は、死ぬのが嫌だから、生きているという部分はある。死ぬのが怖くなくなったら、人の理性というのは、歯止めが効かない。怨みというものは、そういうものである。もし、私がこの旦那だったら、まず、同じようにコイツを殺して、自分も死ぬ道を選ぶやろうね・・・。ところが、よくよく考えて見て欲しい。こんなヤツを殺すためにね自分まで死ぬのは、あまりにもアホらしくないか。自分が手を下すのではなくて、法が鉄槌を下す。これであたりまえや・・・。ここが中世の時代と現代の違うところや・・・。

 

人でなしのこの犯人。反省のかけらもないそうや。日本の法律は、社会復帰や、更正の余地という言葉が好きである。でも、それが可能かどうか判断する能力が裁判官やら刑務官に果たしてあるのやろうか・・・。人が人を裁けるものではないというのは、キリスト教的発想で、アムネスティなんかが言っている事である。人は、悪いことをするものである。性犯罪者の多くが再犯する現代。もし、こんな奴らがいつか、世の中に出てくるのだったら、せめて、チンチンをちょん切ってから、出獄させなあかん。

 

そやないと、またやりよるで・・・。ホンマ。。。まぁ、今度の犯人は、ちょん切りしてから死刑にささんと、気が済まへんやろうけどね。。。

 

4/20(木) まぁ、子供とはかわいいものである。一昨日、ちびまる子ちゃんの実写版が始まって見ていて、ええとしして、不覚にも泣いてしもた・・・。サザエさんの時もそうやったけど、有名な漫画を、実際のドラマにしてしまうと、どうも漫画の原作のイメージと違う部分があらになってしもて、もひとつやなぁ・・・と、思うのが普通なのだが、フジテレビの作ったこの実写版ちびまる子ちゃんは、その点、なかなか及第点の方やったと思う・・・。

 

 このドラマの筋書きは、原作通りのドタバタコメディなのだが、その中に、友達との熱い友情劇が有りいの、お姉ちゃんとの姉妹愛が有りいの・・・。何か、今の世知辛い世の中が、すっかり忘れてしまっているものが有ったような気がしたね。。。このちびまる子ちゃん役の子供が、なかなか好演していて、この国民的なアイドルである、ちびまる子ちゃんを、自分なりに咀嚼して演じていて好感が持てた。普通、この手のドラマをやると、どうしても、「くさい芝居」になる場合が多くて、そこの、ぎりぎり崖っぷちに踏みとどまっている。。。そんな感じかね。。。。

 

 子供といえば、今、日本一有名なお子様は、やっぱり「愛子さま」やろう。。。この春から学習院の幼稚園にご入園とかで、女性誌のネタは、これ一色。。。皇室好きの国民性からしたら、せめて日本の皇室ぐらいは、まともであってほしい・・・。そんなところやろう。。。

 

こんな事、言ったら怒られるかも知れないが、子供のかわいさとして、どうしても比較してしまうのが、秋篠宮さんのお二人の女の子。愛子さんより、眞子さま、佳子さまの方が、カワイイなぁ・・・と思ってしまうのは、私だけやろうか。。。愛子さまは、いつも少し口が開いたままになっているのが、オッチャンとしては、どうしても、だらしなく見えてしゃあなぃ・・・。口をちゃんと閉めて・・・と、テレビの映像を見るたびに思ってしまう・・・。

 

 秋の紀子さまのご出産まで、皇室典範の改正論議は事実上、ストップしている。男の子がもし、生まれたら、いろんな意味で、また話が違ってくるから当然やけど、大奥の時代でも、今でもお世継ぎ問題の本質は変わらない。かわいい子供は人気が出るのは、良い事やし、子供が生まれないとか、欲しがらないという世界が、如何におかしくて、異常な社会であるかという「世の中の常識」が、今、問われているのかもね・・・。

 

 少子化の現代、子供を産んで育てるというのは、人間の種の保存という意味で、大変大切なことである。子供のことをかわいいと思えて、子供を生んで育てることが、人間として一番素晴らしい事、生き甲斐でもあることが、若い人みんなの共通意識にならないと、なかなかこの問題は解決しないやろうね。。。昭和21年、22年生まれの団塊の世代の子供たちが、団塊ジュニア。この人たちが昭和50年くらいに、多く生まれているのやけど、今度はこの人たちが、たくさんが子供を産むピークが30歳としたら、ちょうど今ごろやろう・・・。

 

今、この人らが、たくさん子供を産んでもらわんと、日本はえらいことになる。。。結婚してくれ・・・。子供を産んどけって・・・。今しか、子供は産めへんで・・・。子供ってええもんやで・・・。歳いったら、ホント、判るわ。。。

 

4/21(金) 関西は全国的に見て、昔から私鉄が随分、強い地域である。もっとも、JRも今は私鉄であると見るべきなのかも知れないけどね。。。さて関西の大手である近鉄・阪急・南海・京阪・阪神は、各々競合して、お客を奪い合っている。ところが、この6つの鉄道会社はJRを除けば、阪神間が阪急と阪神、京阪間が京阪と阪急とが競合しているだけで、阪和は南海やし、阪奈や京奈、阪名は近鉄と、うまく棲み分けが出来ている。

 

 電鉄各社は、自分のテリトリーを、ちゃんと沿線開発して、いろいろな事業を行う、遊園地を作ったり、スタジアムを作ったり、劇場を作ったり、もちろん、宅地開発も行う、人の集まるターミナルには、大規模な百貨店をつくるし、映画館やホテル、レストランなどの集客施設も作る。。。つまり、電鉄会社の経営というのは、実は言い換えれば、「総合縄張り産業」なのである。。。

 

 これに目を付けたのが村上ファンドで、関西では圧倒的な人気を持つ阪神タイガースというコンテンツと、梅田にある阪神百貨店やら新規オープンしたばかりのハービス・エントなどの含み資産などを材料に阪神に投資した。この人は、投資ファンドで利益を得ようとする人だから、もともと会社の経営をすることには、これっぽっちも興味がない。だから、買い進んだ阪神株を誰かに買ってもらわんと、あかん。そのお相手が、何と最大のライバル会社である阪急やから、えらいことになった。

 

 大阪の阪神ファンは、かつて、プロ野球を見捨てた阪急が、また球団の親会社になるんかと、反発。夕刊紙やらスポーツ紙は、この話題で持ちきりや。。。でも、いっそのこと、合併するんやったら、新しく社名も変えて、「関西電鉄」にでもしてしもたらどうや。。。「京阪神急行」っていうのでも、ええけど・・・。阪急タイガースは文句出るけど、関急タイガースとか、関西タイガース、京阪神タイガースとかやったら、阪神ファンの多い京都の人も喜ぶで。。。

 

 

 さてさて、話は変わって、私の住む京都でも、ちょっとした変化がある。京都のような歴史都市でも、他の都市に比べたら微々たるモノだが、少しは、いろいろ新しいものが出来たりする。スクラップ&ビルドが、出来ひんと、都市としての機能が落ちるし、街の活気が無くなるからね・・・。

 

京都は、有る意味、昔から保存ばっかりしてきた。素晴らしい歴史遺産は大事にしなあかんけど、全てにおいて、ガードをかけすぎて、いろいろな意味で身動きが取れなくなっていた部分があった。何でも反対してきた共産党市政の時代は、京都の道路は、穴ぼこだらけやったからね。。。道路の補修の予算まで組まなかったんや。。。ほんま、ひどい時代やった。

 

 宝ケ池の方に行く道路に、「狐坂」という有名な坂道があるのだが、ここが、かなりの急なヘアピンカーブで勾配も急な坂だというので、冬場は道が凍結して車が上がれないは、交通量が多い割には、ここでスピードダウンする車が多くて、いつも渋滞していたりした。2〜3年前からここをスムーズに通れるように高架橋の工事が進んでいて、今月18日に開通したそうである。この狐坂は、私にとっては、大文字駅伝という京都市の小学生の駅伝大会で、息子が走った区間やったから、無くなるのは少し寂しいけどね。。。まぁ、大金かけて、車の通りは格段に良くなったのやろう。。。こういうのも、京都という街の都市機能向上である。遅ればせながら、京都も少しづつインフラ整備が進んでいる。そんなところやろう・・・。

 

 今の京都は、昔と違って、祇園地区などの伝統的な部分は、しっかり規制をかけて開発から守るけど、そのほかの部分では、新しいものがどんどん出来るようになってきた。京都は147万人もの人が住む大都市やから、遊ぶ場所も要るし、買い物やら食事する場所も要る。その割には、いろいろな施設が規制のために抑えられてきたところがある。これが規制緩和で、どんどんオープンになってきた。そんなところやろう。。。

 

 京都の繁華街と言えば、昔から、四条河原町というのが当たり前やった。京都の人がどこかへゆくと言えば、四条・・・ここの事やった。修学旅行で京都に来た事のある人なら、新京極通でお土産を買って、祇園町やらを散策というのが定番コースである。ところが、最近、少し、人の流れが変わってきた。

 

 もともと、河原町通や四条通は、車の通行も多いし、人もたくさん通る。その割には地下街が、昔の因縁の反対運動で建設出来てないし、インフラ整備が全く進まない。ビルの建て替えはままならないし、出来てもペンシルビルばっかりで、全然美しくない。。。京都の人にとったら、昔ながらは、ええけれど、日曜日の四条通の歩道は混雑して歩きにくいし、車道も慢性的な大渋滞。何とかしたいけど、何とも出来ない空間やったのである。

 

 そこに、京都駅にドカーんとデカイ、伊勢丹と駅ビルが出来て、プラッツ近鉄が今度また大手のカメラ電気店になる。新しいビルも出来て、またこれがカメラ屋さん。駅前の方がどんどん元気になってきよった・・・。ヒトも集まりだした。。。

 

河原町通や四条通のあまりにもインフラ整備されないのに、しびれを切らしたかのように、三条烏丸あたりに出来た新風館という施設が、多くの若者を集める流行のスポットになった。古くからの建物が並ぶ三条通も、京都の人でも、しばらく通らないと、へ〜っと思うほど人通りが増えて、お洒落なお店がどんどん増えている。

 

潰れた呉服屋さんの店舗がファッションビルに生まれ変わっていたり、古びた町屋が粋に改装されて、お洒落な町屋居酒屋レストランになったりしている。四条通の大丸の向かいにルイビトンが出来たり、私はあんまり判らんが、トゥモローランドというのも有名らしい。。。

 

烏丸通四条下るには、「COCON(ココン)烏丸」というお洒落なインテリアを扱うアクタスという家具屋やシネコンがテナントに入っている。このビルはもともと京都丸紅という商社のビルやった。それをそのまま使ってうまく改装だけして使っている。。。古い建物をうまく活用して、現代風にアレンジし直したパターンのお店の勢いはとどまらない。。。。昔の建物は古くさいのだけれど、本物を使っていて、今の建材なんて足下にも及ばないほど立派なモノが多い。これを利用しない手はないわなぁ。。。。これが今の改装ブームの根本にある。

 

つまり、いま、京都の中心地が四条烏丸界隈に移りつつあって、大変貌を遂げているのである。それに輪を掛けるかのように、四条烏丸交差点の北西角にあった、旧USJ銀行京都支店跡を持っていたロームが、新風館で実績のあるNTT開発にこの建物を売却することが一昨日判った。この建物、もともとが大理石造りの大変立派な建物で、地下一階地上5階建て。延べ床面積が4100uとなかなかの広さもある。だから、またNTT開発が、何か新しい集客施設をしかけて来るのではないかという期待が集まっている。

 

これ以外でも、京都では二条駅近くに、ビビ二条という大型シネコンがオープンしているし、ダイヤモンドシティ・ハナが島津製作所の工場跡地に出来ているほか、田の字とよばれる堀川通・河原町通・御池通・五条通で囲まれた地域では、どんどん新しい分譲マンション建設が進んでいて、それが全部完売しているということである。。。つまり、ヒト・モノ・カネが少し広い、この中心地域にどんどん集中しているということやろう。。。街は生き物である。変化をし続けるから生きてゆける。立ち止まった時、その街の命が終わるときでもある。元気都市・京都が、少しづつやけど、実現してきたということやろうね。。。

 

4/22(土) 何と60年間も日本語をしゃべらなかった元日本兵が日本に帰国した。岩手県出身の上野石之助さん(83)である。上野さんは、終戦当時、樺太(サハリン)にいて、その後、1958年に連絡が途絶え、2000年には、亡くなったとして、日本で死亡確定がなされていた。ところが、その後、ウクライナで家族と暮らしているのが判明。今回、娘さんと一緒に日本帰国となった。ご年齢的にもラストチャンスやろうしね・・・。

 

 それにしても、日本を離れて、63年間か。。。戦争がこの人の運命をどう変えたのかは、私には、判らんが、旧ソ連のウクライナで、結婚して無事に暮らしているのが判った。何とか、死ぬまでに、ふるさと岩手の桜を見たい・・・。でも、今まで日本に帰れなかった何かがあったんやろうね・・・。今更、どのツラ下げて帰れるモノか・・・。この時代の人はこう思ってしまうものやからね・・・。

 

 上野さんは20歳までは日本で暮らしていたことになる。徴兵されて軍隊で樺太に渡り、敗戦後の過酷な生活を乗り越えて、何とか生き延びてきた。そんなところやろう・・・。一人の日本人として、素直にお帰りなさいと言ってあげたいね。。。

 

 ところで、この上野さんは、死亡確定がされていて、多分、もう戸籍が無い。法務省はこの人らのことは、どうするのかねぇ・・・。特例措置をするのやろうけど・・・。戸籍上、もういっぺん生き返らすのか。パスポートはどうなるのか。このような人は、けっこう居たはるのやないやろうかね・・・。

 

そういえば、日本には、他にも特例な人がいる。皇族方である。皇室の人たちのパスポートというのも、あんまり、聞いたことがない。外国に訪問されて、イミグレーションを通られている絵も見たこと無いし、多分、この方々は、何にもいらんのやろう。。。

 

 第一、皇室の人たちは、パスポートにどういう名前を書いたらええのかも判らない。。。この前、愛子さまの入園式で、愛子さまの呼び名が話題になっていた。皇太子殿下が学習院に入られた時の呼び名は「徳仁(なるひと)親王殿下」という呼び名だったのだが、これに倣うと、「愛子内親王殿下」ということになる。

 

 ところが皇太子さんは、「姓名で呼ばれる他の園児たちと同じように」をご希望され、「敬宮(としのみや)愛子ちゃん」と呼ばれる事になったという。皇太子さんが、自分一人、違う名前で呼ばれる事に、違った感情を持たれていて、今までの前例を覆した。こんなところにも、親としての優しさがお見受け出来る。。。。

 

4/23(日) さて、今、韓国が大変な事になっておる。日本が公海上の海底地形を調べるための調査船を竹島付近に2隻、派遣しようとしたら、韓国側の主張するEEZラインに入ったら、拿捕するぞと、大変な剣幕や・・・。この国の人は、自国の領海とEEZラインの区別も付かないのか・・・。公海上の船の往来を規制するような国際法なんて、この世に存在しないぞ・・・・。たった2ハイで、夜も眠れず。。。。日本の調査船は黒船の来航かいな・・・。

 

 韓国の主張するEEZラインとは、李ラインとも呼ばれていて、韓国側が主張する独占排他的経済ラインである。この線引きの根拠となっているのが竹島の所属である。日本と韓国は各々この竹島の所属を主張しており、両方引くに引けない状況になっておる。

 

 日本は、ロシアと北方4島で領有権を互いに主張しており、ここはロシアが実効支配している。中国とは尖閣諸島の領有権を争っており、ここは、日本が実効支配している。韓国とは竹島を巡って、つばぜり合いをずっと繰り広げているのだが、この島は、韓国が実効支配しており、軍隊は駐留させるは、韓国領と島に文字を刻むは、郵便番号は作るは、独島切手は発行するは、ヘリポートは建設するは、韓国旗は掲げるは、とにかく必死である。。。

 

 まして、ノムヒョン政権は、現在、総選挙直前で、国民の支持率が低いので、これも必死。反日さえ掲げていたら、支持率が上がるお国柄やから、やることが極端や・・・「独島は我々のモノ〜」と叫んでハラキリはするは、世界中のサイトに独島独島の書き込みをするは、もう、ホンマひつこい・・・。

 

 この国の価値基準というのは、ムチャクチャで、もし、公海上の公船を轟沈なんかしたら、世界中から「ならずもの国家」の烙印を押されるかも知れないということが、本当に判らないのだろうか。。。この国に世界の常識は通用しない・・・。でも、多分、そんなムチャクチャな事でも、本当にやってくるかも知れない、困った隣国やから、頭が痛い。

 

 実際、この国は過去に日本の漁船を何度も拿捕しているし、何と、殺しもしている。それも何千人という数である。海賊と変わらへんやんか。。。領土の問題は、双方に言い分がある。ところが、この国は、ガンとして譲歩しようとしない国である。ほんとに困った国が日本の隣国や。。。これは、有る意味、日本の不幸である。でも、こんな隣人とも何とか付き合っていかなければならないという、宿命でもある。。。

 

 竹島の領有権は、日韓どちらも引くに引けない問題やから、棚上げして、実質の漁業権の交渉をする。日韓はこれで長いことやってきた。ところが、本当のところ、境港から出港する漁船は、漁業交渉が成立したはずの海域で、事実上まともに操業はさせてもらえなかったり、韓国の警備艇に拿捕されかかったり、ルール無視の底引き網漁法で根こそぎ資源を持ってゆくという、ことになっているという。

 

 問題の解決方法として、いろいろな案が考案されてきた。どうせ東京ドーム5個ほどの小さな島やから、「爆破してまえ」という過激なものから、竹島のどまんなかに国境線を作れという案。竹島に米軍基地を作って、米軍に駐留してもらえ。。。なんていう、非現実的やけど、面白い案。。。竹島は韓国領だと認める代わりに、日本海上の、李ラインは日本の主張近くまで、セットバックさせて、実を取るライン確定を図る案。。。どれも、なかなか実現は難しいやろうね。。。

 

 竹島の日を制定した島根県からしたら、日本の国は自国のEEZというのに、その中に韓国漁船が入って、ゆうゆうと、漁をしているのに、自分たちが韓国の主張するEEZラインとの間のグレーゾーンに入ったら、規制される。。。そんな、ダブルスタンダードな現状に、辛抱たまらなくなって、制定したとも言えるやろう・・・。

 

 両国の主張はずっと平行線のままのはずや。でも、今は、EUなど、世界では国境線というものがどんどん無くなって、経済統合して、通貨統合もしていこうと、している時代に、まだ中世のように領土戦争をやっている場合なのか・・・。それとも、まだまだこの国は、後進国の政治レベルしか、持ち合わせていないのか・・・・。国境線が今の県境ぐらいの意味しか無くなる時代は、来ないものかね・・・。

 

4/24(月) 日本には終戦後、ずっと米軍が駐屯している。終戦当初は、占領軍GHQとして、文字通り、日本を占領するために駐屯していたのだが、それがいつの間にか、対共産主義という、米国の戦略のための駐屯に変わり、またまたいつの間にか、日米連帯、蜜月を背景にした、日本を防衛してもらうための駐屯に変わっていった。。。

 

 日本は、戦後60年間、米国の核の傘の下で、平和を享受し、経済を発展させてきた。これは、紛れもない事実やろう。日本はこの間、自衛隊を結成して、防衛力は、もうとっくに、自前で持てるほどになっている。世界の警察としての米国の戦略は、9.11の同時テロ以来、おせっかいな米国への風当たりも強く、ただ1つの軍事大国として、君臨し続けてきた。。。情勢が変わってきた事もあり、米軍はフィリピンで完全撤退し、韓国でも縮小、でもでも・・・在日米軍は、居座り続けてきた。

 

 その間、日本は、一見、理不尽とも取れる米国の変な要求にも応じてきた。在日米軍の駐留経費を、毎年毎年、税金で払い続けてきたのである。部軍基地を無償で提供するのはもちろん、基地内で働く人の人件費や、食費、光熱費、水道代、なんでここまで払うねんというところまで、支払ってきた。つまり、日本は、日本の言うことは、ぜんぜん聞かないのに、いっちょまえにカネだけは取るような「米軍」という用心棒を雇っていたことになる・・・。

 

 米軍は、当たり前のことやけど、日本の用心棒のくせに、日本の言うことは聞かずに、米本国の意志で動く。いくらお金を出していても、日本の要請で、動く事はまずないし、何かあっても、日本を守ってくれる保証なんて、ぜんぜん無いに等しい。。。それなのに、何十年も居座り続けてきた。何でや。それは、日本がアホで、お人好しやからや。。。どこの世界に他の国の軍隊を自国内に住まわせて、その費用、一切合切を面倒みている国があるんや。。。

 

 そして、今度、この国がグアムに自国の軍を引き上げるという。そしたら、今度、この引越代まで出せと言い出した。ただし、この引越代と言っても、これが普通やない。物理的な運送費用なんかいなぁ・・・と思ったら、グアムにつくる新基地の建設代金を出せと、言っているのである。そんなアホな話しがあるか。。。日本からしたら、自分らを守ってもらっていた軍隊がいなくなるんや。いなくなるモンに、何でカネ出して、出ていってもらわなあかんねん。筋が通らんわ・・・。

 

 まして、グアムに新基地を作るのは、当然、アメリカの資産や。これに日本の国民の税金を使ったら、いったい、どうなる。日本が所有権を持つなら良いのだが、当然これは、アメリカ国のものやろう。それにアホな日本ならお金を出すやろうと思われたんやろうか・・・。あまりにも、なめられ過ぎやんか・・・。

 

 もともと、米軍が沖縄からグアムに引っ越すというのは、こちらが要望したからではない。向こうの都合や。もちろん、多くの米軍基地をかかえる沖縄からしたら、基地の負担は大きいから、出ていってもらうのを喜ぶ向きもある。でも、そこにつけ込んで、米国領であるグアムに作る基地のカネまで出さすのは、異常やろう。ど厚かましいにも、ほどがあるわ・・・。

 

 まして、辺野古の新飛行場は、あっと言う間にV字案で決着やろう。。。いくら、カネ使わしたら気が済むねん。。。ほんま、アホらしい。日本はアメリカのポチと、言われても反論も出来ひんわ。。。あぁ、情けなっ。。。

 

 

さてさて、話は全然変わって・・・・やっとのことで、耐震偽装事件の調べが始まった。あれだけ大問題になっておきながら、誰一人、まだ逮捕者が出ていない・・・。日本はホント、不思議な国である。マンションやホテルなどの工事費を安く上げて、安かろう、悪かろうの建物を作っておった。。。この犯人は誰や。。。この悪巧みをして、一番儲けとったのは誰かで、この犯人は判るはずや。

 

ヒューザーの小嶋が最大の被害者は私だと、いくら叫んでも、筋の通る話しやない。。。そもそも、建物には、最低限はこれだけの地震が来ても大丈夫なような強さがないと、あきまへんでという、お国の基準がある。日本は地震国で、火山帯の上にのっかっているような国やから、しょっちゅう地震がある。地震のあんまり無い国の建物を見たら、ホンマ、こんなのでええのかいなぁ・・・。と、思う事がある。

 

日本の新しい建物は、かなりがっちりしていて、少々の地震が来ても大丈夫という信頼感がある。多くの日本人は、こう、信じ切っていた。まして、新築のマンションを買って、これが耐震強度の足りないマンションだなんて、素人は絶対に気付かない。。。。工事をやってる人だって、いつもより、鉄筋の数がちょっと少ないなぁ。。。でも、ちゃんと検査に通っているのやし、大丈夫なんやろう・・・。そんな感じやったのやろうね。。。

 

強度を検査する人かて、まさか数字をいじくってまで、弱い建物をわざわざ建てる人はおらんやろう。。。そう、タカをくくっていたところがある。このなれ合い、もたれ合いの体質。これが、今回のように弱くて安い建物を作らせてしまった裏にある。。。事実、国家資格のある一級建築士が構造計算して、「大丈夫でっせ」とお墨付きを与えたものに、なかなか文句は言えない。この「建築士の先生」の立場を、巧妙に利用して、数値を捏造させ、会社に膨大な利益を与えさせた。これがこの事件の現実やろう。。。

 

さて、オジャマモンはどうやろう。。。ヒューザーというのは、マンションの販売業者である。普通で考えたら、自分の売る建物に、耐震強度を偽装してまで、安く上げる方法を採るとは、普通は考えにくい。普通はね・・・。マンションの販売業者の立場なら、他より広いのに安いを売り物にしていたとはいえ、地震で倒壊したり、ひびが簡単にいったりしたら、クレームになるからである。

 

ところが、このオッサンの考え方は、普通では、なかった。総研のドンと組んで、日本の建築基準法はきつすぎる。ちょっとぐらい鉄筋を間引きしても、そんな大事にはならない。それより、もっと安く出来て、もっと広くて売りやすい建物にせえ・・・。どうせ、分譲マンションなんて、売ってしまったら、後はどうにでもなる。

 

もし、大震災が起こったら、耐震強度が弱かったなんて、絶対にばれないし、地震のせいにして、逃げ仰せる・・・。こう考えたんやろうね・・・。不動産屋は、相手に所有権を移転してしもたら、あとは、知らんぷりが出来る数少ない商売である。知らぬ存ぜぬを通せば、なんとかなる。それより、今、稼げるだけ稼いでおくのが、勝ち組や。。。こんなところやったんやろう・・・。

 

この事件は、本来、そもそも、有ってはならないという「建物の強度」という聖域を踏みにじった事に特徴がある。多くの国民は、「建築士の良心」を信じていたのに、もう何も信じられない・・・。この信頼を裏切った事は、大きかったね。。。日本の法律というのは、人は悪いことはしないものであるという性善説に立って作られている。

 

ところが、欧米の法律は、悪いことをするやつがいる。と、いうことを前提に作られている。ここが問題やね。日本も、他の国のように、悪いヤツが出たらどうするという厳罰を規定しないとアカン。マンションやホテルという、多くの人たちの命がかかっている場所で、たった一人の人が計算をした強度で建物が簡単に建てられてしまっているという事実・・・。これは、本当に重い事である。建築士という仕事は、この建物を使う人の命を預かる大事な仕事である。ところが、そんなことを認識して仕事をしとるヤツが少ない。これが大問題や。。。

 

そんな大事な仕事をやっている人が、もし悪いことをしても、ホンの微罪しかならん・・・。これも、一番の問題やろう。。。建築士の社会的責任は、今回の事件で大きくクローズアップされている。この機会に、この仕事の重要性がより認識されて、より厳格なチェック方法が開発され、強力な再発防止策が採られたら良いと思う。。。

 

4/25(火) 千葉県で日曜日に行われた衆議院議員の補選は、タイミング的にも民主小沢が誕生した直後ということもあった、僅差ながら民主党候補の女性が当選した。この方は26歳と、今まで最年少国会議員だったタイゾー君よりも、まだ若かったそうである。この女性候補は、元キャバ嬢やとか、いろいろ言われていたけれど、これからの日本の政治動向を占う選挙として、多くの有名政治家が応援に千葉入りした。

 

 土下座のハマコー、ようやるわ。。。「最初はグー」とじゃんけん作戦。何の事やら判らんが、民主党の候補のいつもやるポーズがVサインやから、それに勝つには、じゃんけんのグーやと・・・。何や子供だましみたいやね。。。そんなんしてるし、負けるんや・・・。人気の高い小泉自民党、次もまた安倍ちゃん。。人気者が続くけど、ちょっと待てや・・・千葉の人は、強すぎる自民党に、少し危なさを感じて投票した・・・・そんなところやろうね。。。

 

 私は、もうひとつ、疑っていることがある。それは、竹島付近への調査船の派遣のことや・・・。どうも、タイミングが、唐突な感じが拭えへん・・・。日本の国への危機感を煽ったら、流れがこっちに来るのと読んだ、自民党幹部のセコイ猿芝居やなかったかって、疑っているのである。ところがところが、韓国が異常にきつく反応しすぎて、逆効果になってしもた・・・。下手にもめ事になったら、えらいこっちゃと、韓国が予定もしてないドイツの海底の地名命名会議なんていう、マイナーな情報を流して、言い訳した・・・。そんな風に取れなくもない。。。

 

 日本は失うものが無かったと、多くのマスコミは言っているが、とんでもない。日本は韓国に、命名会議に提案するぞという、脅しのカードを教えてやったという、大失態を演じたとも、言えるわけやないやろうか。。。。オマケに国内的には、谷内事務次官が2日かがりで、交渉をまとめたということになっているが、向こうは、何にも譲歩しているわけではない。日本の政府の自作自演臭い臭いがプンプンする。。。。古い手使いおって・・・・。

 

 どうも、安倍ちゃん近辺のやることは、ひとつ間違えたら戦争になるような、危ない事を平気でやるから怖い。。。安倍ちゃんが次の総理大臣になることへの黄色信号が少し点りかかった・・・。そんな気もする。。。。日本は、確かに今まで「事なかれ主義」の外交を続けてきた。言いたい事があっても、ぐっと我慢して、ODAや経済協力などの名目で、相手の口を封じた。

 

 このことが、日本を「文句を言えばカネを出す国」にしてしまったことは否めないやろう。。。でも、逆に言えば、カネがあったから、他の国が一切、文句を言わなかったということも言える・・・。これが60年も、平和に日本が保てた秘訣かも知れない・・・という見方も出来る。これは、確かに、潔くないし、後ろめたい事かも知れん・・・。でも、結果的に平和な日本を守ってきて、そのおかげで奇跡的な経済成長も続けられた。これを私は、日本の「負けるが勝ち政策」と名付けたいね。

 

 国と国との勝ち負けは、戦争でどちらかの政権を倒すことによって決着を見る。けっして、敵の国の国民全員を殲滅することではないし、そんなことが出来るはずもない。勝った勝ったと、言いたいがための戦争に、いったい何の意味があるのか・・・。日本は戦勝国になったり、敗戦国になったり、せんど、戦争をやってきて、戦争の虚しさ、意味のなさ、平和の有り難さ、を知っている大人の国になったはずである。だから、経済戦争という、血の流れない別の戦争で勝とうと一生懸命やってきた・・・・。これでずっと勝ち続けてきた。それでええのではないか・・・。

 

今の韓国を見ていると、日本の昭和10年代、そのままや。国威高揚が、国家の仕事。メンツが生きてゆくための最大の意味のあること・・・。いつか日本の来た道ではないか・・・。日本も同じ土俵に上がったらあかん。負けておいたらええやんか。何を言われても。。。威勢のええ、ヤツの尻馬に乗ったら、ろくなことはない。そんなもんや。。。

 

4/26(水) さてさて、若葉の美しい季節になってきた。気候というのは、不思議なもので、多少不順になっても、きっちり平年値に戻ってきよる。曇りや雨の日が続いていたかと思えば、この前の日曜日などは、初夏を思わせるような日差し。またまた、季節は一つ進んだようやね・・・。

 

 この時期になると、比較的、天気も安定してきて、寒くもなく暑くもなく、過ごしやすい気候になってくるものである。この良い時期を迎えて、うまくしたもので、日本にはゴールデンウィークという長いお休みがある。昔から日本で、長いお休みと言えば、お盆と年末年始やった。地方から都会に出てきた人たちが、里帰りするこれらの時期と違って、4月末から5月初めの黄金週間は、行楽のイメージがあり、全国各地にある観光地では、この日に合わせて、イベントを組んだり、祭りをやったりして、行楽客の誘致合戦を行う。

 

 京都も例外ではなく、年間4500万人もの観光客の訪れる京都市でも、長い冬、そして桜の季節が終わって、やっと本格的な活気が戻ってくるのも、この時期である。年間5000万人の集客を目指す。京都市も鼻息が荒い・・・。ゴールデンウィーク中に京都では、4/29に「曲水の苑」というのが、私の会社近くにある伏見区の城南宮さんである。平安貴族の扮装をした歌人が、俳句を詠んで、これを川面に流す。優雅な都人の遊びは、いつも全国ネットのニュースで流れる定番である。

 

 他にも京都では、5/3に下鴨神社で流鏑馬神事があったり、各寺社では祭礼や狂言など様々なイベントが行われて、どこも人で賑わう。上賀茂神社・千本えんま堂・神泉苑・藤森神社・今宮神社などほんと、京都には寺も多いが神社も多い。面白いことに、こうした神社には各々、「縄張り」があるのを、皆さんはご存じだろうか。

 

 たくさんの神社がある京都では、氏子という神社の運営を支える町衆たちがいて、その氏子たちの寄進によって、いろいろな祭礼がなされる。私の住む下京では、ちょうどこの境界線が入り組んでいて、下京区の東寄りで、概ね堀川通より東が「祇園さん」と呼ばれる八坂神社のテリトリー。同じ下京でも松原通より南側は、「お稲荷さん」と呼ばれる「伏見稲荷大社」の縄張りになる。また、下京の概ね堀川通以西になると、お酒の神様で有名な「松尾さん」・松尾大社の地域になるからややこしい・・・・。

 

 この線引きは、大昔からなのだが、明治以降出来た、時代祭で有名な平安神宮というのがあって、これは、京都市全部がテリトリーやと、言い出したから、大変や・・・。

 

もともと、京都の人は、一党一派に偏らないというのを、モットーにしてきた。なぜなら、時の権力者がコロコロ変わってきた京都で、1つのところと懇意にするのは、共倒れになることを意味したから、リスクヘッジする意味で、薄く広くお付き合いをするという、自然発生的な防衛本能が身に付いていたのである。こうしないと、長く都に住み続けられない。つまり、都を追われる「都落ち」になったからなのである。都人の生活の知恵。これが薄く広くのお付き合いになっていったんやろうね・・・。

 

そのかわり、このお付き合いは、大変や。京都の人は、お稲荷さんに初詣するは、初えびすにはゑびす神社、成人の日は三十三間堂で通し矢、初弘法では東寺にお参り。節分には壬生さんで狂言を見て、桃の節句は北野の天神さん、醍醐の花見、と休む暇がないほど行事がある。葵まつりに祇園祭、時代祭。あぁ、数え切れない・・・。

 

 ホンマ、こんなのが、年がら年中ある。まさに、京都は、街中がイベント会場のような街である。誰かが京都は劇場型都市やと言った。人に見せるタイプの観光が多いからなのだろうが、住んでいる者からしたら、実は、参加型のまつりなんやけどね・・・・。他の町のまつりは、確かに神輿であったり、面白い風習であったり、愉しさを前面に押し出したものが多いのだが、京都のまつりやイベントは、意外と、見ていて「楽しい」と思うようなものは少ないかも知れない。

 

 それは、何故か。動きが無いのである。その代わり、本物の、逸品を見せて、見ている人を魅了するタイプのものが多い。京都しか出来ないオンリーワンがそこにはある。だから、どこにも真似が出来ない。それが京都のええとこやろうね・・・。さて、今度の休みあたり、ぶらっとどこかへ出かけて見ましょうか?

 

4/27(木) とても、そんな恐ろしい事件を起こすような人には見えなかった・・・。とても、温厚な性格の人だった。。。ヤクザ映画に出てくるような、いかにもワルなヤツが殺人事件を起こすのなら、世間は納得するのだろうが、どこにでもいるような、大人しい高校生が、残忍な殺人事件を起こす。。。いつも、ニュースの度に、繰り返して報道されるパターンである。

 

 人間なんて、そんなに単純でもないし、みんながみんな、聖人君主やない。意外と弱っちくて、ちょっとしたことで、心がバラバラになることもある。そんな生き物なのである。

 

 和歌山県の高野山町で、70歳の写真屋のおじいちゃんが、メチォメチャに殴られて殺されていた事件で、犯人の高校生が大阪府にいた時の塾の講師に付き添われて自首してきた。この子にとって、この塾の先生だけが心の中で唯一の「味方」やったんやろうね。。。この子は、この春転校したばかりの、和歌山県のこの高校で授業中に携帯音楽プレーヤーで音楽を聴いていたのを先生に注意されて、むしゃくしゃして、人殺しをしたそうや・・・。

 

 評論家のオッチャン方は「八つ当たり殺人」なんて好き勝手な名前を付けているが、もっと根が深いところに原因があると私は思っている。。。。犯人の男子生徒は、大阪府の高校に通っていたが、この春から全寮制の高野山町の高校に転校したばかりやった。転校の理由は「自立したかった」なんやそうや。。。。

 

 でも、この子はやっぱり何か、心の中に闇を持っていたのやと思う。高野山の高校では、将来福祉関係の仕事に就きたいということなのだが、介護関係の仕事は、今でこそ注目を浴びてはいるが、現実は大変な肉体労働だし、勤務時間も長くつらい仕事である。収入的にも、そんなに高くはないし、若いうちしか出来ない仕事のひとつである。これを目指そうというのは、立派だし、何も文句を言う立場やないのやが、なぜ、この子がこれを目指すようになったのか・・・。こっちの方が大問題なのである。

 

 今の高校は、やっぱり受験戦争のまっただ中や。勉強を頑張らないヤツは、自分の将来を若いうちから、早く決めろ、早く決めろ、と言われて、本当に決めきれるものなのか。。。自分に何が向いていて、何がやりたいのかなんて、まだ15、6歳ぐらいの時から、決めなければならないなんて、無理やと私は思うわけである。ところが今の先生は、早くから自分の目標を設定させて、それに向けて進路指導という名の、決めつけをする。

 

 この少年が自ら転校した、というのは、よっぽどの理由があったんやと思う。何か、問題を起こしたとか、精神的に参ってたとか、友達とトラブルがあったとか・・・・。まして、高野山にある高校やろう・・・。ここは、精神修行の山やんか。。。まして、この高校、全寮制やろう。。。普通、自ら進んで全寮制の学校なんて入りたいと思うか????何か無いと、こんなとこ行かないやろう。。。

 

学校側の会見も気になる。「学校行事にも、積極的に参加してくれていた。。。」おいおい・・・、生徒が学校行事に、参加するのは当たり前ちゃうんかい。学校が「くれていた・・・」こんなに下でに出るのは、この高校が普通の学校ではないことを暗示しとる。言っちゃ悪いが、不登校とか、落ちこぼれの学校やなかったんか、ここ。。。学校側からしたら、自分の所の生徒が町で問題を起こした。。。管理責任を問われるのが恐ろしい・・・。だから、余計に普通の生徒を演出しよる。。。

 

 さて、この高校に転校してきた生徒は、心機一転、空手部に入ろうとして、今回犯行現場になった写真屋さんに10日前に来ている。入部届に貼る写真を撮って貰ったようである。この時、ここのご主人さんと何があったのか。。。これは、判らん。でも、ひょっとしたら、「もう少し、髪の毛を少し短くしたら・・」ぐらい言われたのかも知れん。。。

 

 こんな小さな事で、少年は「ムカッ」ときてしまうぐらいこの少年の心は微妙に、そしてガラスのように繊細で、触るだけで割れてしまうぐらいになっていた・・・。そんな風に考えられないか・・・。先生に注意されて「逆ギレ」するほどの勇気は無い。あの写真屋のオジイなら、絶対勝てる。。。そんなところやなかったんやろうか。。。そして、ちょっしたキッカケでこのおじいさんを殴り続けた。殴ればスカッとする。でも、この少年は人を殴った事など、生まれてこの方無かった。つまり、加減を知らなかった。殴ればスカッとする。これが快感になっていた。

 

 そして、あまりにも殴りすぎて、気が付いたら死んでいた。。。。

 

世間は、ムカムカして、誰でも良かった。八つ当たりした。と、言う向きが多いが、やっぱり、この事件にも背景はある。心の闇は、他の人にはなかなか判らないものである。。。。。

 

もう、普通の人は、何に気を付ければ良いのか、全く判らない時代や。。。今の教育制度の中で、「心の教育」というものが、全然出来てない。その責任を親と教師がなすりつけ合いしている・・・。そんな事が、端的に出てきたような今回の事件やね・・・。

 

4/28(金) 耐震強度偽装関連でやっと、逮捕者が出た。何で、今まで何も出来なかったのか・・・。ちょっと遅すぎひんか。。。。まして、今回の逮捕は、いわば別件逮捕や。。。。有名になった姉歯という、変わった名前の建築士。彼がこの疑惑の中心にいることは、どうやら間違いない。世間は、木村建設の東京支店長やらに、強要されて耐震強度を偽装したと言っているが、全部そうやったとは、言いにくいと思う。

 

 姉歯は98もの物件について、耐震強度の偽装をしたとしているが、木村建設の仕事ばかりやない。ホンマに言われたからした・・・それだけやろうか・・・かなり疑問である。。。彼が一級建築士事務所を開設して、独立したのは、バブルの崩壊直後である。恐らく、この時期の建築業界といったら、どんどん会社が潰れるような経済状況やったやろう。その中で、建築会社から、材料費が出来るだけ安くなるように設計する経済設計を強く、依頼された。これは、いわば当然の事やろう。

 

 鉄筋の使う数というのは、建築基準法で厳格に規定されているから、これを減らすことは通常、簡単には出来ない。だから建物のデザインや設計で、いかに鉄筋が少なくて済むように設計するのは、多分、設計士の腕一つにかかっていたはずや。。。うまい設計士さんに頼んだら、材料費が安くすむ建物が出来る。建設会社がそんな設計事務所を重宝して、仕事を優先的に回したというのも、当然と言えば、当然やろう。。。

 

 ここで問題になるのは、建物の強度をどこまで落としてええか。法律に触れずにどこまで安くあげられるかと、普通なら、こう考えるはずのものやのに、この順序が逆になり、「法律を破ってまで安い建物を設計する」というパンドラの箱を開けてしまった事やろう。。。これだけは、やったらあかんこと・・・なのに、仕事が欲しい。カネがほしいために、設計士のプライドと良心を売り渡してしまった。。。そんなとこやろう・・・。

 

 役所でチェックされたら、やり直せば良い・・・。ぐらいの軽い気持ちで確認申請を提出したら、あっさりこれが通ってしもた・・・。なんや、コイツら、ぜんぜんチェックしてへんにゃ・・・楽勝やんか。。。。それなら、いっそ、これを売り物にしてまえ。姉歯は多分、こう思ったのやろう。。。そして、世の中不況や不況や、言われていたのに、姉歯のところには、仕事がどんどん来た。そうなったら、今更止められない。。。姉歯にも良心のかけらは少しはあったやろうから、ひょっとしたら、誰かが見つけてくれ。指摘されたらインチキが止められる。。。そんな気持ちもあったかも知れん。。。でも、ぜんぜん見つからなかった。。。そして、強度不足の建物の書類偽装をついつい続けてしまった。。。。悪い事とは知りながら・・・。

 

 建設会社やマンションの販売会社、ビジネスホテルの会社などは、安い予算で、良い建物を建ててくれることが全てである。違法性は無い、と信じていたと、言われれば、逃げおうせる・・・。ちょっとヤバイかなぁ。。。ぐらいの感覚はあっても、自分が住む家じゃあるまいし、建築費の一番安いところに頼むのが常識である。まして、流行の総研なるところは、安いのに、そこそこちゃんとした建物が出来る工法というのを売り物にしとる。。。建築確認という国の制度をパスしていたのなら、問題が無いやろう・・・と思うのが本当のところやろう。。。

 

 ヒューザーのオッサンは、全てを無くしたが、耐震偽装発覚後の物件を何とか売り逃げしようとしていた点では、逃げられないやろう。そりゃ、こんなババ抜きのババみたいな物件を何とか人に押しつけてしまいたいという気持ちは分かる。ただ、ここまで事件が大きく発覚しているのに、それをやるという感覚が異常や。。。

 

 ババ抜きのババをつかんだのは、「広いのに安い」という売り文句に騙されて、ヒューザーなどのマンションを買ってしまった人たちや。。。人間、一生のうちに2つも家を買うなんて、なかなか出来るもんやない。今の強度不足のマンションのローンを払いながら、その取り壊し代、再建築費まで負担して立て直すそんなことが出来る人は少ないやろう・・・・。ほんま、可哀想やと思う。思うのだが、これがババ抜きのルールでもある。個人資産である住宅に、国の税金を入れて助けてあげることは出来ひん。こんなことしてたら、国はいくらお金があっても足りないからね・・・。

 

 イーホームズなどの建築確認機関の落ち度を指摘する人も多い。この人が見抜けなかったのが悪い。そう言われりゃ、そうや。ちゃんと見ていたら防げたかも知れない。。。ここで、日本の法律の壁がある。日本の法律は、もともと、人は悪いことをしないものである。ということを前提に作られている。耐震強度を偽装するなんて悪いことをする人はいない・・・。という事を前提に審査をしていたとしたら、国家資格である一級建築士さんが自らの責任において、強度計算をしたのであるから、それを信じるしかない。それがおかしいと言う事は、波風を立ててしまうことになる。。。これを嫌うという日本の風土もある。こんなことが今回の事件の背景にあると思うのである。。。

 

今回、関係者がやったことは、実際は耐震強度が不足していたのに、ちゃんとした建物ですよと言って売った、詐欺罪である。でも、もし、大きな地震が起きて耐震強度の足りないマンションやホテルが倒壊して中にいた人に、大きな被害が出たとしたらどうだろう。危ない建物を建てたり、設計したり、売ったりした人には、もっと重い殺人未遂罪が適用されてもおかしくないやろう。法律というのは、罪が重いから、それが嫌だから、その犯罪をしないだろう。。。という建前がある。

 

一度、万引きをしたら、100万円の罰金を課すという厳罰主義にしようという動きがある。これは、100円200円のものを万引きして、100万円も罰金を取られたら割に合わない。。。と、犯人に思わせる事でその法律を守らせるという抑止効果がある。それでは、今回、耐震偽装した姉歯には、どんな罪が相応しいやろう。偽装されたマンションのオーナーさんたちが、怨みを込めて、ののしりながら、一人づつ、パンツ一丁の姉歯の尻を叩く。姉歯は一人づつに「もうしません、許して下さい」と言う。。。これを延々テレビで中継する。こんな恥ずかしい事はないから、もうこんなこと二度とやらん。。。と、いうことになる。

 

こんな罰は、どうかね・・・。これが抑止力があるかどうかは判らんが、かなり効くで・・・。

 

4/29(祝) 韓国は、どうも日本の竹島付近の海底調査の件で、日本に一本取られた!と、思っていて、これが悔しくてたまらないのか、対日問題の特別チームを立ち上げたようである。そういえば、今回の日本の仕掛けは、何か少し、日本らしくない周到なところがあった・・・。韓国がドイツの海底呼称命名会議に、韓国名で働きかけをするというのが、ホンマか嘘かは知らないが、この国は日本海を東海にしたくて、したくて、世界中の地図の版元に、抗議文を送りつけて顰蹙を買っている。ほんま、ひつこい国なのである。

 

 竹島付近の海底にある対馬海盆という海底の台地の名前が、例によって、日本の植民地政策の時に勝手に日本が付けた名前であると、またまた言いがかりを付けてきた。そんなん、どうでもええのとちがうのか・・・と私は思うのだが、この国は、何かにつけて、日本の事が気になって仕方がないらしい・・・。他にやること無いのかねぇ・・・。

 

 韓国の人からしたら、日本が日露戦争の時に、朝鮮半島に出て、ロシアと戦った際、朝鮮を併合して、日本の領土にされた過去が、いつまでも一までも、悔しくて悔しくて、たまらないのだろう・・・。日本が朝鮮半島に進出したとき、朝鮮人は一切の抵抗らしい抵抗していない。つまり当時の朝鮮は、あまりにも弱すぎて勝負にもならなかったし、戦争にもならなかったのである。日本の侵略戦争と、韓国はよく言うが、この時、日本は朝鮮とは全く戦争らしい戦争はしていない。日本の関東軍は、ロシアと戦争していたのである。朝鮮の人は徴用され、給料を貰って、日本兵として、この手伝いをしていたのである。

 

この時、日本は、満州鉄道を建設したり、文字も書けない人が98%だった朝鮮の人に教育をして、あばらや住まいで、衛生観念も低かった朝鮮半島の人たちの生活を画期的に改善させて、日本なみの生活に近い状況にした・・・・でも、そういくら言っても、それは余計なこと。そんなことしてくれなくても、韓国は自前で立派な国になっていたはずや・・・。と言って聞かない国である。。。

 

しかし、今回の日韓交渉では、日本は「ウインウイン」、つまり両方とも勝ちの答えを持って、韓国に乗り込んでいる。韓国の国内的には、日本のいまいましい海底調査船を韓国が主張するEEZ線の中に入らせる事を阻止できたことで、「勝ち」。日本からしたら、韓国のドイツでの提案に釘をさせたことで「勝ち」。これを仕掛けたヤツは、賢いね。。。誰やろう・・・・。

 

平和惚けの日本では、昔の諜報活動なんていうのは、戦後はタブー視されてきた。しかし、諜報戦というのは、兵隊の命も犠牲にさせなくてよいし、カネもあんまりかからない。という兵法の一種なのである。戦争を永久放棄した日本にとったら、平和を維持するためと、戦わずして勝つ方法というのは、研究し過ぎて、し過ぎることはないほど大事である。

 

日本のように資源が無く、他の国と喧嘩をしたら生きて行けない国、食料のほとんどを外国に頼っている国からしたら、相手にしまったと思わせないで、どうしたら「ウインウイン」の関係を築けるかということは、かなり大切な国の仕事になる。これ、これからの日本の大きな課題やろうね・・・。

 

4/30(日) 昨日からゴールデンウィークに突入!世の中は連休景気で賑わっている事やろうね。さて、休みだから、何かをやると言っても、なかなか何も出来ないものである。買い物なんかは、するが、今度のゴルフに備えて、打ちっ放しでも行こかいなぁ・・・。そんなぐらいしか予定が無いのも寂しいものである。ここは、ちょっとどこかへお出かけの予定でも組まないとあかん。。。

 

 さて、自慢やないが、私は少々、いやボチボチ、まあまあ、けっこう、太っている。でも、いくら、人から、デブや、と言われても、なかなか痩せようと思ったことが少ない。なぜなら、私は、生まれたときから「固太り」だからである。つまり生まれながら太い体型なのである。。。骨も太いし、筋肉も意外とドーンとある。でも自分への言い訳で、身体が太い割には体内脂肪とか、皮下脂肪の率は、普通の人よりは高いが、意外と脂肪太りではない。そう、思いこんでいたフシがある。。。

 

私の小さい時からのあだ名が「クリブー」なので、今でも小中学校時代の同級生に会うとこのあだ名が出てくる。そんな私でも、高校時代は、バレー部でクラブをやっていたのと、背が遅ればせながら、人並みに伸びたので、さすがに、このあだ名は返上となったが、社会人になって、楽をして、運動不足になると、もともとの体質が出てきて、どうしても太ってしまう。

 

 最近では、極めつけだったのが、数年前の心筋梗塞の発作の時、である。その当時、私はチェリーという煙草を1日に2箱以上吸っていたし、食事は1日に4食になることもあった。それでも、食事量が煙草で抑えられていたのか、体重は82sぐらいやった。もちろん、これでも太りすぎなのだが、私の場合、あんまり急激に太ったり痩せたりすることはなく、毎年安定して少しづつ体重が増えてきたという感じだった。

 

 心筋梗塞の発作が起こって、救急車にのせられ、入院して、心臓のカテーテル手術を受けたのを契機に、煙草は一切止めた。止めたのはええのだが、退院してから、口が寂しいのか、何と96sまで一気に体重が増えてしまったのである・・・。身長173センチの私からしたら、理想体重は68s前後・・・。でも82sから、さすがに13s以上も体重が増えたら、ほんと、これは、しんどい・・・・。よく、息苦しい時もあるし、階段の上り下りも、はぁはぁ言っていた。。。やっと、煙草の無い生活に慣れて、食事量も安定してきた時、体重は88sにまで減っていた。

 

 ところが、ここからがなかなか下がらないのである。心臓病があると、水分はたくさん採らなくてはならない。ところが、水でも太る体質の人には、せっかく汗をかいても、すぐ体重が戻ってしまう。バレーボールの試合なんてあったら、2sは体重が減るのだが、お茶やらスポーツ飲料で次の日には、しっかり体重が戻っておる。

 

 私ぐらい体重のある人からしたら、2〜3sというのは、いわば誤差の範囲である。1sやそこら、減ったからと言って、いちいち一喜一憂してられない。これは、あかんと、生まれて初めて、「痩せよう」と思った。別に理由などはない。車から降りる時、ベッドから起きあがる時、どうしても「よっこいしょ」となるし、バレーをしていても、歳というのもあるが、少し緩慢になる時がある。いっぺん、痩せてみたろうか・・・。こんなところである。

 

 それと、最近になって、体脂肪計という体重計と、体脂肪率なんかを計れる機械を買ってみた。オムロンの出しているカラダスキャンという商品である。この機械に身長やら、年齢などのデータを入力して、ヘルスメーターのようにのり、手で持つ握りバーを水平に手を伸ばして持ち、顔の正面にインジケーターがくる。しばらく計測時間まで待つと、カラダ年齢が表示される。ガ〜ン。何と61歳・・・。私はまだ49歳やのに。。。12歳も年寄りの表示が・・・。こりゃ、ちいとは、痩せんとあかんかなぁ。。。。こんなきっかけで、ダイエットを始めてみた。

 

 さて、普通、ダイエットとなると、どうしても極端な事を考えがちである。食事を半分にするとか、慣れないハードなスポーツをやるとか。。。来年50の私には、こんなのは難しい。。。どんどん体重が減れば、そりゃ楽しいやろうけど、そんなに簡単な事やない・・・。

 

 私の場合、消費するカロリーより供給されるカロリーの方が多い、カロリー過剰型であることは、自分の事やから、充分に判っているつもりである。自分の食生活を反省すると、食事の時間が来ると、お腹が減っている、減っていないに関わらず、義務的に食事をしていたことがあった。だから、お腹が減った〜と、思う事があんまりない。胃の中に常に何かが残っている感覚が続いていたのやないかと思うのである。おまけに、食べる量が、多い。胃がそのことに慣れていて、胃が大きくなっている。だから私の体型を横から見ると、みぞおちの部分がポコッと出ている。

 

 俗に言う、胃が出ている体型なのである。これを改善するには、食べる量を減らして、胃を小さくする努力が必要になってくる。私の食生活で他の人と違うのは朝食である。朝から大盛りのカレーとか、牛丼、ラーメンなんていうのが多かったが、これをご飯一膳だけに変えてみた。たった4日目だが、昼食前にかなり、空腹感を感じるようになった。

 

 私の朝は早い。4時半には起きて5時か5時半遅くとも6時までには朝食が終わっている。次に胃の中に食物が入るのが12時だから、6時間以上空いている。そりゃ、消化されるわなぁ・・・。食べる量を減らすと、ストレスになり、やけ喰いになりやすい。これがリバウンドの主因になる。だから、そのストレスと上手に付き合いながら、たまにはストレス解消しながら、少しづづ痩せるのが良い。判っていてもこれがなかなか難しい・・・。

 

一番良い薬になるのは、煙草をスパッと止めた時のように、危機感を持つ事なのかもね・・・。オムロンのカラダスキャンで、まともな自分の年齢に戻るまで、しばらく、ダイエットを続けてみようと思う。。。

 

 

 

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