日常のページ

 

9/1(金) もう少しで涼しくなるという、惜しいところで会社の事務所のエアコンを換えた。業務用の天井吊りで33万もした。。。35度以上の気温になったら、オーバーヒートで何度も何度も止まってしまったのである・・・。もう少し、もう少しと、ずるずる交換時期を延ばして我慢してきたのやけど、この夏の猛暑でついにあきらめた。。。仕方無いね。。。年貢の納め時や。。。もう20年近いもんね。よう保った方やね。。。

 

 さて、ここでふと思った。。。電気製品というものは、いったい、どのくらいの耐用年数のあるものやろうか・・・。もちろん、ものによって大きな差はあるのやろうけど。。。でも最近の電化製品って、大分、保ちが悪くなってきたのや無いやろうかね。。。家に必ずあるものの代表格と言ったら、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、掃除機、あたりやろう・・・。最近はこれにパソコンとかビデオまたはDVDプレーヤーとか、音響機器なんかが加わる。家の設備としては、エアコンとか、床暖房、電気温水器、換気扇、照明機器、なんかがある。

 

その昔、アメリカで流行った言葉に「ソニータイマー」というのがある。ソニーの製品は確かに優秀で、故障は少ない。不良品も無い。でも、保証期間の3年間を過ぎたら、きっちり壊れよる。。。これを揶揄してソニータイマーと呼んだんやそうや。つまり、丁度3年間使い続けたて、しばらくして故障する。という意味である。

 

 でも、先に述べたような電器製品は、3年どころか、10年以上使うものが多いのやないやろうか・・・。私が結婚した20年以上前に買いそろえた電化製品は、かなりしぶとく長い間使えるものが多かった。アイロンなんて一生モノやし、ラジオや時計なんて、電池を替えさえすれば、壊れない。

 

 ところがその時に買ったものを買い換えたら、何と5年ほどしか保たないものも有った。仕方無いので買い換えたが、5年でダメになる掃除機はアカンやろう・・・。今年の春、PSEマークで、メーカーは、一旦、良心を国に売った。自分の会社が作った製品は、それが使えなくなるまでが、その会社の責任やろう。。。ところがこのPSEマークは、このマークの無い製品は、もう知りませんよと、メーカーにとって、特別に優位な、消費者に取ったら、ものすごく不利なルールを創ってしまいよった。

 

 ところが、これがみんなの猛反発で、ザル法に終わった。通算官僚は、丸坊主にでもせえ。世間をお騒がせしてすみませんと。。。松下電器は30年も前に売った危険な石油暖房機の回収に、膨大なカネをつぎ込んで、消費者の信頼を買った。さすが松下やと、みんな思った。このことで、これがスタンダードになってしまった。この罪は重いかもね・・・・。

 

 資金も体力もない弱小メーカーは、大松下さんの真似なんて、出来ひん。パロマなんて、同じ事やってたら、潰れてしまうのやないか・・・。そんなに儲かってる会社やないからね。。。でも、マスコミはパロマの不誠実を突き詰める。。。つまり、メーカーは自分の会社の製品に200%責任を負う。例え、それが再販されたものでも、保証期間が過ぎていたとしても、安全安心の前には、全て優先という、少し行き過ぎたルールが出来てしまったからね。。。

 

 どうせ、保証しんならんのやったら、今度はこれを売りにする業者が出てきた。コジマなんかでは、5年間の保証を売り物にしている。少し保険料は取られるけどね。。。1年で潰れる事が多いアイポッドとか、デジカメとか、モーター内蔵系にはこれは嬉しい保証やろうね。。。無事故で5年も使えるハズがないからね。。。

 

 本来、モノは使い続けるべきものである。買い換えるとなると、古いものをほかさなければあかんからね。。。「もったいない」という言葉が日本語にはある。ところが、この言葉、意外にも外国にはあんまり無い言葉なんやそうや。資源の少ない日本で、どんどんとモノを消費してはほかし、ゴミの山を大きくするだけの生活よりも、良いものを大事に永く使いたい人が日本には多いのやないやろうか。

 

先人たちのモノを大事にする心。これだけは、ずっと守り続けなくちゃ、あかんと思うで・・・。

 

9/2(土) 2016年のオリンピックを日本に招致するための国内候補地の決定があり、東京都が立候補することになった。また、東京かいなぁ・・・。よほど、日本人は、一極集中が好きなんやね・・・。石原都知事が3選出馬表明を同時にやった。あんた、自分の選挙のために、招致費用という、税金使う気か???

 

 私は、いろいろな面で、東京五輪には反対である。それは、今の東京に流れが無いからである。大阪や、名古屋が五輪に立候補して、IOC総会で、ことごとく敗れている。何故か・・・・。そのことの検証が全くなされていない・・・。大阪市は40億も血税使ったんやて・・・。それでも、最終選考で真っ先に落とされた。何故か。それは、今の日本には、オリンピックを開催しようという勢いも、必要性も無いからである。

 

 五輪を開催しようとする目的は、極言すれば、国のメンツのため、である。国威の掲揚と、世界への自国のアピールである。1964年の東京五輪の時は、日本も、さぁこれから高度経済成長するぞという、勢いがあったし、国民も五輪を切望していた。1988年のソウル五輪も韓国が成長するきっかけになったし、2008年の北京五輪も、恐らく中国躍進の原動力になるやろう。。。つまり、どの大会にも、その時に、その都市でやる意義があったのである。いまの東京にこれがあるか?甚だ疑問である。。。。

 

 まして、2016年の開催地決定の時期は、北京五輪開催の直後や・・・。アジア開催が終わったばかりの投票で、またアジアになるはずがないやんか・・・・。そのぐらい計算せえよ。。。

 

1964東京・1968メキシコ・1972ミュンヘン・1976モントリオール・1980モスクワ・1984ロサンゼルス・1988ソウル・1992バルセロナ・1996アトランタ・2000シドニー・2004アテネ・2008北京・2012ロンドンと来て、またアジアになるか?だから、必然的に東京は負ける。間違いなく。予言しとくわ・・・。

 

 アジア→南米→欧州→北米→欧州→北米→アジア→欧州→北米→豪州→欧州→アジア→欧州と来ているから、普通で考えりゃ、次の次以降ぐらいしかアジア枠は回って来ないやろう。北米が必ず今度は来るやろうからね。。。

 

 こういうビッグイベントの招致は、時の運、地の利、人の輪、の3要素が全部揃わないと出来ない。今の東京にそれがあるか甚だ疑問である。それに、東京という地価の高い密集した街に新たな莫大なる投資をする意味があるのか。またもや、地方の過疎を促進させて、東京の過密を促進するだけやないか。。。

 

 国家100年の計は、もっと巨視的に見ないとあかん。このままでは、東京がより肥大化するだけで、これが日本にとって、大変良くない事になる。アメリカのニューヨークがあまりに過密になり、いろいろな社会問題が出た。東京も大都市としてかかえる問題は大きい。これらの問題を解決するには、首都機能移転しか無いやろうと、私は思う。。。

 

 スクラップ&ビルドという言葉がある。建物をぶっ壊して建て直すという意味だが、これが実は、ものすごく非効率な事なのである。同じ8万人規模の競技場を東京都と、例えば山梨県あたりに創るとしよう。東京都なら今ある限られた土地にある建造物を一度潰して、新たに建て直す。山梨なら地価は桁違いに安いし、新たに造るのだから、取り壊し代も要らない。土地も余裕があるから、特大の駐車場も出来る。

 

 恐らく半分以下のカネで良いものが出来るのやないか。。。国会議事堂かて皇居かて官庁街かて、東京に再投資する費用の半分で新首都機能が整備出来るのではないか・・・。同じカネを使うなら、別のところに、移転した方が、良い。日本が、生き残るためには、思い切った戦略が必要になる。人口激減の日本が明るい未来を見られるようになるには、そのキッカケが必要や。

 

 100歩譲って、もし五輪を東京で開催するのなら、思い切って、東京都を神奈川県や静岡県まで合併してしまうのはどうや。今の静岡県あたりまで東京都にして、そこで東京五輪を開催する。いろいろな投資をそこに集中させて、首都機能まで移転させてしまう。それなら、みんなの税金を無駄なく使うことになるわ。

 

 もっと、極論すれば、どうせやるなら、日本中を東京にしてしまえ。どうせ、ちっさな島国や。日本中を東京の劣化コピーにしてしもたら、あんたらは満足なんやろう。。。でも、本当にそれを日本人全部が求めているのならね。。。多分、そうはならんやろうけど。。。

 

 これからの行政に求められるのは、国民ひとりひとりが、幸せや豊かさを感じられるということやろう。今の東京にそれがない。なぜなら、答えは単純である。物理的に狭いからである。開発したいやったら、街を拡げるしか無いもんね。街を拡げたいのなら、五輪のようなイベントは格好の材料やわ。。。。

 

でも、五輪の開催は、何かのキッカケにならなあかんと私は思う。これからの日本がどう生まれ変われるのか。その青写真も無しに立候補するのなら、やめとけ・・・。税金の無駄使いや。そんなカネ有るのなら、地道に国債の借金返しておけ。国の財政が良くなって、機が熟す時を待つ。今の日本に必要なのは、本当は、それと違うやろうかね。。。

 

機は熟してないと私は思う。

 

9/3(日) いよいよ自民党の総裁選が正式スタート。血液型が、B型の安倍晋三か。A型の麻生太郎か。O型の谷垣禎一か。まぁ、もう8割方の票を抑えた安倍氏の出来レースなんやけど、一応10日までが選挙戦なんやそうや・・・。安倍ちゃんといえば、お母さん方のおじいさんが岸元首相。大叔父さんが佐藤元首相。毛並みの良さから政界のプリンスと呼ばれているんやて・・・。

 

 早実のハンカチ王子の斉藤クンといい、安倍ちゃんといい、どうもマスコミはプリンスとか王子というニックネームをつけるのが、お好きのようやね・・・。

 

 さて、安倍氏は、出馬表明の時に、政権構想を発表していて。この中に、なかなか面白いのがある。B型の人の良いところは、旧来までの考え方に拘らず、思い切った事をするところである。。。憲法改正など、少し勇ましいのの陰に隠れているのだが、教育改革の一環で、高校卒業後に、日本の全部の若者が、半年間社会奉仕活動をやることを義務づけようと、しているのである。

 

 具体的には、大学への入学や企業の就職を桜の季節にやるという日本の風習を変えてまで、9月を入学・就職の季節にしようというのである。何となく欧米に合わせたような感じと、半年間の兵役代わりに、教育の一環として、社会の中で自分の果たす役割や、社会奉仕活動を義務づける事によって、何か全ての日本人にタガをはめようとしているとも、見える。

 

 世界のほとんどの先進国では兵役がある。日本も60年前まではもちろんあって、敗戦後、戦争放棄と同時に、兵役も廃止した。ところが、このことが、反社会的で、自由をはき違えた若者の増加要因になっているという考え方は、私も同感である。何か兵役に変わるような規律正しいものを日本の若者全員に体験させたい・・・。そんな思いは判らんでもない。

 

 でも、これをそのまま受け入れる事が出来る土壌は、残念ながら今の日本には無いやろうね・・・。簡単に諦めたらあかんけど。。。。。というか、突然これをやったら、若者から、とんでもないような反発が来そうやしね・・・。

 

もし、どうしても、強行するのなら、この社会奉仕活動の内容の精査がかなり必要になってくるやろうね・・・。道路の掃除、海辺のゴミ拾い、募金活動、老人福祉施設での介護補助、過疎地での雪下ろしやら、荷物運び、災害復旧・・・・こんなものと正反対の側にいる暴走族やら、ツッパリ君、受験受験でそれどころでない学生。。。ちょっと考えただけでも、ハードル高そうや。。。

 

 それに、どうしても軍隊方式にピシッとしたことをすると、回帰主義的やと取られる。特に、言っているのが超鷹派の安倍ちゃんやからね・・・尚更やわ。。。日本が兵役を再開したなんて、韓国や中国のヤツらに、ワンワン言われるかも知れないしね。。。

 

でも、安倍首相の良いところは、若さである。思い切った改革をできるのも、若さがあるからこそ。年寄りのように、もう守りに入ってしもた人より、どんどん失敗してもええから、自分が良いと思った事は、思い切ってドンドンやっていくバイタリティは、この人の持ち味だし、期待する部分でもある。

 

まぁ、しばらくはお手並み拝見やろうけどね。。。

 

9/4(月) 岐阜県庁で17億円もの裏金づくりが、組織的に行われていた件で、一部の現金を燃やしたと下手な言い訳をしていたが、これが嘘だったことが判った。アホなヤツや・・・。お札を燃やすはずがないとは、思っていたけれどね。。。。裏金を無かった事にしたい。口裏を合わせておきたかった。そんなところやろうね・・・。

 

 この裏金の使い道が、身内の飲み食い代やら以外に、パソコンの修理代やったと、言っているが、これも、どうかね・・・。パソコン1台の修理代を別に証明してもうたって、他の大部分は、身内の接待代やったんやろ・・・。問題は、みんながそれを組織的にやっとって、そいつらに罪の意識が無いということや。。。。

 

 これだけ問題になっていて、誰も逮捕者だ出てへんというのも不思議や。刑事訴追されても、文句言えないようなことやで、これは・・・。公金支出の際に、多い目の請求書を出させて、その業者に多い目のお金を振り込んでおいて、あとで、それをプール金にして、自分らが好き勝手に使う・・・。最もクラシックな手口やけど、まだまだ、こいつら、こんなことを日常的にやっとる・・・。

 

 民間大企業並の、「ええ給料」を取っておるんやから、わざわざそんなセコイ事をして、裏金を作らなくても、自分らの金で、飲み食いぐらいしたらええのに・・・。ほんま、公務員というのは、何を考えておるのか判らん・・・。公務員という人種は、倫理観の無い人というのと、同義語になったんか・・・。自浄努力のかけらも無いんか・・・。

 

 岐阜県庁だけやない。全国の役所や県庁、警察署や消防署、区役所や市役所、いたるところで、公金のちょろまかしが、横行しとる。これを見抜けない議員も情けないが、こんなに好き勝手出来るような構造になっとる組織が、もう腐っておる・・・。そんなところやろう・・・。

 

 公金だけやない。警察なんかの組織にはいろんな金集めの口実がある。地域の人たちから広告代と称して金を集めて、小冊子や名簿なんかを作ってそれを地域の人に配布するなんていう広告代理店顔負けの「事業」も、まかり通っておる・・・。集まった広告代の半分は印刷代に回っているが、余った半分は、温泉旅行代やら、幹部職員の人事異動の際の歓送迎会の飲み食い代に回っておる。。。裏金づくりの方法は、あの手この手やね。。。

 

 誰の金でドンチャン騒ぎやっとるんや・・・。そんな人のカネで飲み食いして、愉しいか???ワシやったら、そんなのでは、酔えへんけどね・・・よっぽど、面の皮がぶ厚いヤツやないと、平気やないやろう。。。まぁ、永いことお役人さんをやっていたら、そんなのもだんだん平気になってきて、だんだんそんな世間の常識からかけ離れた考え方になって行くのやろうね・・・。

 

 大昔のことやけど、宴会コンパニオンの女の子に聞いた事がある。どんな客が宴会で、一番「かなん」か?あくまで、京都での話である。

 

一番えげつないのが、ボンサン(お坊さん)の団体。二番が消防やら警察の公務員の団体なんやて。。。日頃の市民からのクレームばっかり受けていて、ストレスが溜まっているのかねぇ・・・。無茶苦茶しはるそうや。。。どんなに無茶苦茶なのかは知らんけどね・・・。

 

 その次が「さむらい商売」と呼ばれる人たちの団体。税理士・弁護士・社労士・会計士・・・。この人たちが田舎(失礼・・・)から京都に来て、羽を伸ばさはるのやろうけど、荒れ方がひどい。。。これも日頃のストレスかいなぁ。。。

 

 そういう意味では、公務員さんというのは、公僕というぐらいやから、確かに仕事の内容にもよるけど、ストレスの溜まる職種や。何せ、パブリック・サーバント(市民の奴隷)やもんね・・・。ただ、その裏返しが、ちょっとぐらいならええやろ。。。という裏金づくりやとしたら、筋が違うやろう・・・・。

 

 いつも、裏金という言葉が出てくるけど、これも、私に言わせたら「ちゃう」やろうと思う・・・。ええように、言っているだけで、これは、どう見ても、公金横領や・・・。刑事訴追されるべきものやわ。。。。。みんなのお金から不正に支出させて、蓄財してたんやからね・・・。

 

そのお金の使途がいくら少しだけ公的な雰囲気のする使途であっても、市民の代表である議員の決めた予算とは、違った目的のために支出したのやから、これは、法律違反にならんとおかしい。なのに、逮捕者が出ん。何故か・・・・。警察もやっとるからや。。。仲間意識が、逮捕を踏みとどまらせとる。そう思わんか???

 

 公務員さんは、民間企業とは違って、出る杭は打たれる。いらんことをして、目立ったら、いじめられたり、人事で報復されたり、かなり閉鎖的な雰囲気の職場が多いやろう。若い、やる気のある行政マンにバリバリ仕事をやられると、古手の何にも大した仕事もいないで高給もらっとるヤツらが困るからね。。。だから、組織を乱すということは、一番のタブーというような、目に見えないような掟があるのやろう・・・。

 

 問題は、この掟が、組織力の強化につながり、今回のような組織的犯罪の温床になることや。組織の中で仲がよいことは、実は危険なこと、腐敗を生み出す元凶であるという意識が必要なのに、現実は、昔からの悪い慣行を刷新することは出来ない。外圧でないと変われない。これが公務員さんの組織の実状やろう・・・。

 

多くの優秀な行政マンにとって、相次ぐ公務員の不祥事は、本当に不本意やろう。でも、自分らもその共犯者にならざるをえない・・・・。そんな空気が、この手の事件の火種である。内部告発のような形でしか、これが明るみにならないのは、大変残念だけど、事実である。これを必要悪と思うか。不正として叩くか。叩かれるから、やめておく・・・。という思考パターンではなく、もっと、公金の使い方というものを根本的に見直すような方策が必要なのかもね・・・。

 

小うるさい、大阪のオバチャンとか、福島瑞穂みたいな口うるさい弁護士とかが、役所の金握っておって、「フン」と納得せんと、公金支出が出来ないやうにするとか・・・。どやろ。。。。。。やりにくいやろうけど、何らかの歯止めが無いとなぁ・・・。こいつら、好き放題やっとる・・・。

 

9/5(火) 血液の癌・・・。血液の中には白血球という外部から体内に入った外敵を殺すための成分がある。この大事な白血球の作用が失われていって、死に至る病気。これが白血病である。私が幼稚園の時に大病をして、入院した時に、隣のベッドに寝ていた子供がこの恐ろしい病気やった・・・。

 

 ある朝、隣のベッドを見ると、その子の姿は無かった。恐らく亡くなってしまったんやろう・・・。子供心に、涙が出てきた・・・。命のはかなさと、あまりのあっけなさ。。。この病気の恐ろしさ。。。そんな記憶しか無い。。。

 

 この白血病という病気に罹ってしまったら、今は放射線治療というのが有効な手段なんだそうである。病気の進行を遅らせる事が出来るらしい。。。ただ、この治療法は、恐ろしい弊害・副作用がある。男性の生殖機能まで放射線でやられてしまうのである。放射線の影響で精子に悪影響が起きて、奇形児が生まれてしまう確率がものすごく上がってしまうのである。

 

 若い夫婦のうち、ダンナがこの白血病に罹ったとき、放射線治療を行う前に、自分の精子を冷凍保存しておいて、万一の際には、自分の子孫が残せるように出来る技術が開発されている。この技術を使えば、精子は液体窒素の中で休眠状態になり、環境条件が許せば、かなりの期間、精子を殺さずに生きながらえさせることが出来るというのである。

 

 ただ、この技術が進めば、例えば種の選別という、人間の倫理観とは別のところでのビジネスが可能になってくる。例えば男前で人気の高い木村拓哉とか、ノーベル賞の田中さんなんかの精子を保存しておいて、これを欲しい人に売るような商売が考えられる。こんなのを許してしまったら、世の中、キムタクやら田中さんに似た人ばっかりになる。これはアカンやろう・・・。

 

 また、これは、考えてみれば恐ろしい技術でもあって、例えばヒットラーとか金正日のような独裁者が、自分の子孫を未来永劫残そうと、自分の精子を冷凍保存させて、100年後、200年後に誰かに人口受精させて、妊娠させられたら、自分の分身を何百年後の世の中にまで、残せてしまうという悪魔の技術でもあるのである。。。これって、有る意味で、精神的には、不老不死の命を得たような感覚に近い事にならへんか???

 

 このことは、生命の倫理で当然規制されるべきことなのに、日本ではまだまだ法整備がされてなくて、問題になっている。世界的には、アメリカがこのような技術には比較的寛大で、欧州が保守的な考えの国が多いという。

 

 日本においても、冷凍精子の保存は、実際にその父親が在命中に限られるし、亡くなってしまった夫の精子を死後、人口受精で命にすると言う行為は、問題が多いとされている。ところが、昨日、最高裁で結審した裁判のケースでは、夫の死後2年も経って、妻は医師に夫の死亡を知らせずに受胎に成功、実際に男の子を授かり、今現在5歳になっている。

 

 妻は、この子の父親が亡くなった夫であると認めてもらいたいのだが、もう死んでしまった夫を父親に認知することは出来ない。戸籍もないからね。。。つまり、こんなことは、想定していないのが、今の戸籍法なのである。この妻のやった行為は、医の倫理規定からは、逸脱した行為であり、2年も前に亡くなった夫の子供を出産出来るという、びっくり仰天の裏技が、実現出来るのやから、今の技術に驚く。。。。

 

 この妻の訴えは、その心情からしたら、何とか愛する夫の分身でもある我が子を授かりたいという、強い想いを感じる。出来ることなら、その願いを叶えて上げたいと思う人も多いやろう・・・。

 

でも、その子からしたら、どうなのだろう・・・。生まれたときに、既に父親は、それも2年も前に亡くなってしまっている・・・。そんなことは、無いとは思うが、ひょっとしたら、どこの誰かも判らない精子で生まれた子なのかも知れない。。。取り違える確率がそんなに低くは無いやろうからね・・・。

 

不妊で悩む夫婦も多い。人工授精の技術は日進月歩である。今後も、どんな新しい事が起こってくるか判らない。もっと早く、時代に則した法整備をちゃんとしてゆかないと、この国の倫理観も守れないのやないのかね。。。

 

9/6(水) 妊娠医療関係のネタが2日続くが、今日は秋篠宮紀子さんのご出産の日である。何か、前もって誕生日が決まってしまっているのも、何かねぇ・・・。部分前置胎盤は、子宮口を塞いでしまっているから、帝王切開しかないみたいやし。。。事前の噂どうり、男の子とか。。。エコーでおチンチン見えるもんね・・・。これも味気ないし、感激も薄いか・・・。

 

 祝、男子ご誕生!!!これで、あれだけ大騒ぎしていた、皇室典範の改正論議が、しばらく集結することになる。直系男子が天皇になるということになるしね・・・。皇太子さんの誕生は、ものすごいビッグニュースになるし、将来、この、9/6という日は、天皇誕生日で祝日になることになる。そこまで考えたら、この産婦人科医さんは、この日に出産を決めた人ということになるし、この人の意志で国民の祝日を自由に設定出来たという、珍しい経験をする人になるやろうね・・・。

 

 さて、前もってお誕生日が判っていると、新聞各社やら、テレビ番組なんかは、前もって皇室ネタの記事やニュース映像を十分に準備しておける。恐らく、大冊の特別号外やら特集号の新聞が出るやろうし、テレビでは特番ばっかりやろう。。。なんせ、皇太子の誕生は、40年以上ぶりやし、めでたいことや。。。

 

 これがきっかけで、ベビーブームが起こるかも知れないと、証券市場では、育児関連株が上がってきているし、少子化に少しでも歯止めが掛かったら、こんなにええことは無い。そういう意味では、皇室の存在というのは、日本では意外と大きいといえるやろうね。。。

 

 下世話な話であるが、もし愛子さまが女帝で天皇陛下になられるより、背が高く、少しイケメンの秋篠宮さまのお子さんの方がちょっとかっこええし、人気が出るかも知れない。愛子様はなかなか笑われないし、いつ見ても口を少し半開きにされていて、「お口閉めて!」と突っ込みたくなる・・・。

 

 その点、秋篠宮さまの真子さま、佳子さまは、なかなかのべっぴんさんで、どう見ても、かわいい。申し訳ないけれど、家系的に、絶対こっちの方が、人気者になる素養があるやんか。。。

 

 新皇太子様の誕生で、気になるのは、雅子さまやろうね。精神的にキツイ宮中で、皇太子妃というプレッシャー。なかなかお子に恵まれないという不幸。並の人やったら、神経がもたん・・・。雅子さまも人並の人やから、どうしてもそのプレッシャーに押しつぶされてしまう。

 

 自分が生むべき子を秋篠宮さまに、男子が生まれたとなると、この方の心中はどうやろう・・・。穏やかでないのか。逆にプレッシャーから解放されて、楽になられたのか。われわれ、下々の者には、到底計り知れないようなことやけれどね。。。

 

いずれにせよ、人はみんなから祝福されて生まれてくるものである。望まれなくて生まれてくる命なんて無いと信じたい。子供を平気で殺したり、逆に親を殺したりイヤなニュースを、吹き飛ばしてくれるような良いニュース。この人は、特に、日本中の人から、期待と運命を一身に背負って、生まれてくる。これからの日本と皇室に幸多かれと祈りたい。。。

 

これからの日本が、もっと良い国になりますように・・・。

 

9/7(木) 消費者金融というのが、どうも世の中にのさばっておる。高利貸し、金貸しなんて、まっとうな商売であるはずがない。金を貸して、利息を取るだけの商売は、何の生産性もないし、本来の意味での、何の社会的貢献もない。金のない人を、より貧乏にするだけの、むしり取り屋である。

 

 金融庁が、あまりにもマチ金がのさばっていて、多重債務者が増え、社会現象までなっているのを、見逃してはあかんと、貸金業の規制に乗り出した。ところが、その業界から横やりが入って、その法案が骨抜きにされてもうた・・・。おまけに、大手6社が寡占できる状況を拡げられる新規参入規制まで、盛り込みよった。何やねこれ。。。

 

 後藤田政務官が貸金業法改悪に抗議して、辞任したぐらいやからね・・・。これは酷過ぎる。。。。こいつらは、銀行でカネを借りられないような人らへ、無理な貸し出しをして、債務を膨らませて、どこか他にケツを持って行く・・・こんなのを繰り返しておる。そして、空前の好決算や。。。

 

 金を借りるのに、生命保険に入らせて、返せなくなったら、死んで死亡保険金で返済させる。死亡保険金の支払いの1割が、貸し金業者への返済のための自殺やという事実。。。あまりにも、モラルがなさ過ぎるのやないか。。。死んでお詫びを・・・というのは、江戸時代までの話や・・・。お金を返す能力が無い人にまで、無理に貸した業者の責任は、どこにあるんや。。。

 

 自殺者に死亡保険金を払うのを許したら、命がけで金をチャラにしようなんていうヤツがどんどん出てくる。保険会社も、これだけ頻発すると、保険料を上げないと割が合わないようになるやろう。となると、何の罪もない一般の保険契約者が迷惑を被ることになる。何で、マチ金のケツフキを、他の保険契約者がやらなあかんねん。。。世の中、おかしいわ。。。

 

 もともと、高利貸しなんていう商売は、日陰の商売や。堂々とお天道様の下でやるようなもんやない。借金ということは、恥ずかしい事やという良識を、反故にしてまで、こいつらに金儲けをさせなければならない理由がどこにあるんや・・・。金融庁は、利息制限法という法律と、最高利率を示すことで、これに歯止めをかけていると言っているが、これはまやかしや。。。

 

 グレーゾーン金利と呼ばれる年率28%もの高利でしか金を借りることの出来ない人にとったら、金利の高低なんて関係無い。明日の1万円よりも、今日の1000円にも困っているんやから・・・。もともと、そんな人は、カネを借りれるような人では無いのである。返せないのだから。そんな人から、まだ結果的にむしり取るような商売。それが貸金業である。

 

 大通りに、どんどん出来るATM。健康保険証やら運転免許証1枚で、あまりにも手軽にお金が借りられる。このことの方が、よっぽど問題である。収入のない学生がパチンコ代ほしさに、ちょっと手を出す。競馬ですったヤツが、今度こそはと種金を借りる。遊び過ぎて、家賃を払えなくなったヤツが次の給料日までのつなぎに、ちょっと借りる・・・。便利なようで、大変怖いのがマチ金である。

 

大手を振ってコマーシャルしておる大手のマチ金の本当の仕事は、あこぎな借金の取り立てをやっとる元暴力団の元締めだと認識している人が、世の中にどれだけいるのだろう。。。。広告禁止、マチ金のATMを規制廃止する方向性を示せない政府は、一体何をやっとるんやと、言われても仕方ないのと、違うか???

 

それとも、日本人の良識まで、ヤー公に売り飛ばすつもりか???暴対法で身動き出来なくなった暴ヤンは、今は企業舎弟とか経済ヤクザに商売替えしとる。そいつらの片棒を金融庁が担いでどうする?与謝野のオッサン。なんぼ、もうとるねん。。。

 

9/8(金) 先日発表された世界の人口推計によると、全地球中の人口が65億を超えたそうである。1位は16億の中国、2位は11億のインド。3位は、移民などが増えたアメリカで、初の3億代に乗せた。日本は1億2800万で世界10位は変わらなかった。

 

 これだけなら、ふーん、そんなもんか・・・というぐらいのニュースなのだが、ものすごい問題は、実は、2050年の推計なのである。何とあと、たった42年後、私が生きていたら91歳になるころには、今の世界人口、65億が90億人になるそうなんや。。これを人口爆発と呼ばずして、何を言う・・・というような驚くべき数字なのである。

 

 先進国で少子化が深刻な問題なのだが、発展途上国、後進国では毎年4%も人口が増えていっている国が「たんと」あるのである。この4%という数字。大したこと無いと思う人も多いかと思うが、実はそんなことはないのである。

 

今年、仮に100だった人口が1年後に104、2年後108、3年後112、4年後116、5年後121、6年後126、7年後131、8年後136、9年後142、10年後148、16年後には倍の200以上になる計算・・・。4%という数字は、見かけ以上に恐ろしい数字なのである。

 

 食料不足、資源不足、水不足、居住地不足、その他、どんなことが起こって来るかわからない。ある日突然、気付いたら、もう最悪の状況になっているかも知れない・・・。もうそうなったら、どんなに金を積んでも資源や食料が買えないような時代になる・・・。恐ろしい、恐ろしい。。。そんなに成る前に、私は死んでおこう・・・。

 

 食料や資源が金で買えないような時代になると、腕づくでも取ろうとする国が出てくる。そうなりゃ、戦争は不可避になる・・・。資源や食料を奪い合うための争いが近い将来、必ず起こってしまうのである。。。

 

 皆さんは、今までの、人類の歴史を見てみると、不思議と、人口は何らかの力みたいなもので、自然と調整されて来たとは、思われないだろか?人が増え出すと、不思議と、何らかの天敵が現れてくる。それは、時には、干ばつであったり、飢饉やら、戦争やら、感染症などが起こって、人口を調整してきたような気がしてならないのである。

 

時には政治的に、粛清やらで、あんまり人口が増えないように、自然と調整がされてきたという事実がある。だから、今までそんな人口爆発が起こらなかったのである。そんな仮説が成り立つし、神さんがそれを調整したきたのやろうか・・・と、思う事もある。。。

 

 ところが、最近は、皮肉なことにも、途上国で難病治療が進んだり、平和が続いたりしたから、この人口が減る原因が無くなってしまった。良い事なのだが、今度は、無秩序に人口が増え続けると、当然のように食べ物が足りないし、いろんな問題が起こる。人は、どの国に生まれても、全て平等な生きる権利を持つ。というのは、実は理想であって、現実は、もっと厳しい。不衛生な環境での出産で、乳児の死亡率は、後進国ほど格段に高い。

 

 つまり、先進国のベービーは、大事に扱われて、後進国のベービーは、ぞんざいに扱われている。というのが現実なのである。同じ命であるのに変わりは無いのにね。。。社会的な問題として、中国は文化大革命の時に、1500万人とも言われている粛清をして、自国の人を殺している。また、出産を極端に減らさせる一人っ子政策のおかげで、男の子ばっかり、選別して生んだため、ある年代の子供は、配偶者が極端に少ないという社会問題まで起こっている。

 

 つまり、人が政策として、タブーであるべき「口減らし」をやったことによって、歪んだ人口構成になっとるっちゅうことやね。やっぱり、神のまねごとをした罰かね・・・。本来、人は、生まれるべくして生まれるべきであって、そこに何らかの作為が入れば、おかしなことになる・・・。

 

 人口爆発の防止策は、発展途上国の近代化とも言われている。低開発国の人たちに、早く文化的な生活をさせれば、人口の増加が防げる効果がある。育児コストが生活レベルに見合うかどうかが、子をもうけようか、どうかの壁になるからね。。。

 

 これが無ければ、歯止め無く、人間は子作りをしてしまう。後先なんて考えない。とりあえず身内や仲間が増えることは、豊かになるための近道やからね。。。多くの子が生まれ、多くの子が死んで行く。。。。人の尊厳のためには、少ない命を大事に育てるという考え方が広まらないとあかん。ただ、たくさん生んでおけば、確率的に生き残る子が多くなるでは、イヌネコと同じである。。。。

 

 人口爆発問題は、ひたひたとやってくる。気が付けば大変なことになっていたと、ならないように、日本は、食料の自国での調達率、つまり自給率を上げるべきである。今は安い食料が大量に中国から入ってくる。生産性の悪い国内で作物を作るより、人件費の安い外国で大量に食料生産をする方が、よっぼど良いという理屈は判る。

 

 でも、本当は、外国に依存するということは、それだけ自国内の産業を滅ぼしているということやと、早く気付かないとあかん。少々高くても国内の食料を食べて、生産者の生活も確保していかないと、第一次産業に従事する人がいなくなってしまう。そうなりゃ、日本は自分で自分のクビを絞めているのと同じ事になる。。。。

 

 食料自給率を上げるとともに、大事なのがエネルギー革命の推進である。資源のない日本は、外国からの石油や液化天然ガス、鉱物資源などが入らなくなると、第二次世界大戦直前と同じ状況になってしまう。石油やガスなどが、実は、ミサイルやら戦艦以上の戦略的な武器になるのである。

 

中東からの石油が止まると、日本は生きて行けない。だから水やら太陽光、風力、燃料電池、原子力などの資源をバカ喰いしない技術を高めて、来るべき、資源危機にも備えないといけないのである。えらいこっちゃね・・・。でも、ちょっと呑気に構えすぎとちがうか???あとたった40数年後の話なんやで。。。

 

9/9(土) 毎朝、通勤する車の中から、いつも、気になる場所がある。堀川通を京都駅から少し南へ行った小学校の前に、毎朝、校長先生が、校門の前に立っおられるのである。この方は、雨の降る日も雪の日も、毎朝通学してくる子供たち一人一人に「おはよう」と挨拶されているのである。この先生をお見かけするようになって、もう数年になるのだが、先生がおはようと言っても、生徒たちのほとんどが残念ながら、口を開かないのである。

 

 挨拶ができるというのは、教育の基本中の基本・・・。最初は、小っ恥ずかしいから無理だろうけど、慣れてくれば、挨拶は出来るはず・・・。この挨拶が出来ない子供たちが増えてきているのは、深刻な問題だろう。。。もちろん、日本中の小学校で統計をとれば、ちゃんと挨拶が出来る小学校は多いだろうけれどもね・・・。

 

 でも、校長先生が毎朝ガンバッテいても、やっぱりなかなか出来ない学校もある。この問題は、その学校ではなく、人の心の中にあるのは間違いない。先生のやる気、親の躾。地域の協力。いろいな要素がある。先生という職業は、人と人のぶつかり合いの仕事である。だから、慣れが怖いし、人として、新人の20歳の頃から定年の60歳近くまで、同じテンションを保って同じ職務を続けるという事は並大抵のことやないと思う。

 

 でも、子供たちと先生という関係は、ずっと続く。25歳の先生とその人が齢を重ねられて、50歳になったら、同じ先生だけど、子供との向き合い方が違ってきて当たり前である。人と人の関係が教育という均一化されるべき部分と、そうでない部分が微妙に混ざり合っている。それが学校という特別な器の中のことなのだろうね。。。

 

 学校というのは、モノを大量生産する工場のように、均一化された人間を世の中に送り出すようなものではない。誰にでも好かれ、よい子を作り出すような学校など、逆に気色悪いやんか・・・。人は、みんな違って当たり前だし、人には、いろいろな個性がある。その個性を伸ばしてやるのが教育の務めやと、言われていた時期があった。でも、そんなの、あくまで理想論に過ぎないというのは、現場の教師が一番判っていたはずや。。。

 

 今の学校に期待するものは、最低限の社会常識を身につけさせること、勉強もももちろんやが、人の話を聞くときは自分は黙る。授業中は、立ち歩かない。目上の人と話す時は、けじめをつける。お年寄りや身体の不自由な人を大事にする。ゴミは拾う。散らかしたら片づける。自分のことは自分でする。人の気持ちになる。みんな大事なことや。。。

 

 こんな話をすると、学校・家庭・地域のなすりつけ合いになる。そんなことは、家庭でしつけることやと、先生も逃げよる。でも、そのしつけが出来てないから、学校にすがるのが情けない親の現実・・・。少子化は、親が子供をかわいがり過ぎると共に、わがままな子をどんどん増やしておる・・・。甘やかせ過ぎやね。。。他人で、子供の暴走を止めることが出来るのは先生しかいない。大変やけど、先生に頼るしかないというのが、親の実状なんやないやろうか。。。

 

 親や学校は、先生に少しの体罰を認めるべきである。今の先生は、丸腰で戦地に赴く自衛隊員のようなものである。入学時に全員の生徒の親に、念書を書かせて、先生に体罰という武器を与えてあげないと、教育現場は、もう抑えの効かないような状況になっているのではないか。

 

 教師のほとんどの人は隠すが、中学校で授業中に生徒が勝手に立ち歩き、平気で授業中に教室を出る。先生の話なんて聞かずに、友達としゃべり続けたりして、授業が成立していないようなクラスがかなり有る。生徒は、先生が手を出せないのを判っていて、わざと先生を挑発して、殴ってみろと、からんでくる。。。。もぅ、無茶苦茶や。。。

 

 挙げ句の果てに、隠れてタバコを吸うヤツ。粋がって金髪に髪を染めるヤツ。ピアスまでつけて学校に来よる。。。ほんま、どうしようもない。。。先生が逃げ出したり、ノイローゼで出勤出来なくなった例も増えている。先生の方もおかしくなる。。。そんな状況のところも多いんや・・・。

 

義務教育は、国の政策として、けっして間違ってはいない。しかし、こんな酷い状況を放置すると、まともな人は、私立に行くようになり、普通の人も公立へ行けなくなる。公立教育を守るためにも、今、教育にメスを入れないと、この国の未来は無いぐらいに思わないと、教育改革なんて、出来ひんで・・・・。

 

9/10(日) 山口県周南市の福山高専で起こった事件。。。夏休み中の学校内で起こった殺人事件は、11日後、容疑者と思われる19歳の男性の首つり自殺と思われる遺体発見で、最悪の結果となった。

 

 亡くなった20歳の学生さんと、この19歳の男は同級生で、レポートの提出の心配をするなど、仲が良かったようだが、二人にいったい何が有ったのか・・・。永遠に判らないままになってしもた・・・。

 

 首つりの遺体が見つかったのは学校から容疑者の家までの間の途中で、学校から僅か5qの地点の高速道路脇の山中である。こんなに近くだったのに、何故今まで見つからへんかったんやろうね・・・。山口県警は本当に捜すつもりは有ったんか???

 

 今回の事件は、少年法との絡みの問題が多かった。殺人事件の容疑者が逃走していて、自殺の可能性もあるのに、顔写真も公開せずに、氏名も公表せずに、どこが公開捜査や。。。どこのだれかも判りませんけど、捕まえてください。。。こんな指名手配なんて、何か間抜けな、アホな話やんか・・・。

 

 今週金曜発売の週間新潮が、容疑者の実名と顔写真をどーんと載せたその日に、皮肉にも遺体が見つかった。。。この少年のポケットには、首をつるためのビーニールロープを買ったレシートがあったそうや。もし、すぐにこの少年の写真と名前が公開されていたのならば、この少年の自殺を街の誰かが止めることが出来たかも知れなかった・・・。

 

 しかし、逆に公開してしまっていて、この少年が捕まったら、何で少年やのに、顔写真まで、公開したということになるから、この判断は本当に難しい・・・。マスコミなんて勝手なもんやからね。。。今回は、少年の自殺が十分予見出来たということもあり、その理由で顔写真を公開するという判断もあった・・・。まぁ、こんな論議も少年が既に自殺してしまっていたということで、水泡に帰すことになるのだが。。。

 

 それにしても、今回の事件で、印象に残るのは、この事件の関係者で、テレビでコメントする人が、みんな、至って「まとも」な人である事である。友達のインタビューにしたって、被害者の中谷さんの両親にしたって、容疑者の親やおじいさんやおばあちゃんにしたって、ものすごく「まとも」で、しっかりした受け答えをされている。悪い人がいないのである。。。もちろん、この容疑者の少年が殺人をしたのだろうから、悪いのだろうけど、何かまっとうな理由があるような気がしてね。。。

 

 歩さんの死後、高専の仲間たちは、容疑者の自殺を防ごうと、必死でこの男性を捜していたそうやから。。。その思いも届かず、結果として、容疑者は歩さん殺害直後に自殺していたということになる。。。本当は一緒に死にたかったのかもね。。。それほど、思い詰めていたんやろう。。。

 

 まぁ、人を殺すのに何の正当性もないのだけれど・・・。ただの性的呂辱殺人事件だけではないような雰囲気を感じるのだけれどね・・・私は。。。

 

 普通、こんな大それた事件をしでかすようなヤツは、やっぱりな・・・というようなヤツが多いのだが、そんな雰囲気も無い・・・。容疑者の両親の出したコメントも、被害者のご両親に細心の心遣いをされたものだったし、娘を殺された両親が、ものすごく冷静に気丈にインタビューに応えてられる姿を見ていると、ちゃんとした親御さんに、育ててこられたのやなぁ・・・というのが判る。

 

それだけに、若い二人に何があったのか・・・。恋愛感情のもつれ。。。。三角関係???身勝手な片思い。。。心中未遂???何にも判らん。。。個人情報の過保護、少年法の趣旨の曲解が、悪い方に使われてしまった悪例かもね。。。

 

高等専門学校は16歳から20歳の5年間もの間、比較的閉鎖的な学校で、青春時代を若者が送る。今回の事件の舞台になってしまった高専も、工業建築土木系で、ほとんど男ばっかりの学校やったはずや。

 

その男子校みたいにところに、数少ないカワイイ女の子。若い男女の間に、特別な感情が目覚めない方が不自然かも知れない。最悪の形で無くなってしまった2人の命。。。。失われなくても良かった命やったのではないのか?

 

遺族は、自問自答しながら、これからのツライ人生を送ることになる。。。。

 

9/11(月) それにしても、よくぞこれだけ毎日毎日人が死ぬような大きな事件が起こるもんや・・・。人の命の値打ちが下がりすぎて、大バーゲンセールやね・・・。そんなに人間って、軽いものやったんやろうか・・・。日航機がハイジャックされて、北朝鮮に亡命しよった時に、当時の福田赳夫やったかが「人の命は地球より重い」という名言を吐きよった・・・。

 

 その本来、重くあるべき命が、どうも最近、軽い軽い・・・。子供が言うことを聞かなかったから、はり倒したら殺してしまった・・・。子供も負けてへん。昔年の怨みから、親を殺す。かと思えば、年老いた90歳の夫を耳が遠くて、いらいらしたとおばあさんが殺してしまう。。。何という世の中か・・・。人を人とも思わぬ人。これは人ではない。鬼である。鬼になった人は、人を殺めて、平気な顔をしとる。そして、何喰わぬ顔をして平然と生きておる。。。まさに、渡る世間は鬼ばかりや。。。

 

 だから、人の命がナンボのもんか、判らないまま殺してしまったり、する人が多い。そんなに軽いもんやないで・・・。多分それは、世の中全体が、自己中心的というか、個人完結型というか、一人で生きて行くのが当たり前なんていう、誤った考え方が蔓延しているのが原因なのとちがうやろうか???

 

 人は、自分一人で生きているモノやと、勘違いしている人も多い・・・。その人は不幸やね・・・。誰の助けも借りないような人は、本当に可哀想や。。。。自立している??そんなの絵空事やで。。。。

 

その人が生まれてくるには最低1人の母と一人の父がいるはずや。その親にもまた親がいるし、その人の兄弟や友達、仲間もいる。結婚したら子供もいるやろうし、その子がまた子供を産むかも知れん。つまり、人は本来、天涯孤独ではない生き物である。

 

 その人が生きて行く時に、多くの人たちと関わりを持つ。その人たちは、例えば配偶者であったり、会社の上司であったり、部下であったり、取引先であったり、下請けであったり、いろいろである。人が生きて行くというのは、少なからず、その人たちのお世話になる、ということである。

 

 このことを、「人に迷惑をかける」ということと、勘違いしているアホな人が多い。「人に迷惑をかけさえしなければ、何をしても良い・・・」みたいな、変な価値観を、どこかのアホが教え込んでしもたようやけど、私は、これが大きな間違いやと思う。人は、誰かに何らかの迷惑をかけて生きているものであると思うのである。このことを、言い換えれば、人さまのお世話になるということである。

 

 人さまのお世話になって、今の自分があると考えたら、人のお世話になるということは、実は、自分とその人とを結ぶパイプを太くする、ということに他ならないのである。だから、「よく生きる」ということは、実は、人とお互いに大きく影響し合うということなのだと思うのである。

 

 このためには、人さまをお世話して、自分も人に影響を与えるパワーを大きくしなければならないし、人さまから物事を吸収出来るような能力を強くするということも大事やということになる。この作用を一生懸命、死ぬまでやれることが、幸せ感、達成感、よく生きる、ことにつながることになると思うのである。

 

 私は、ある人から、自分が苦手やなぁ・・・嫌いやなぁ・・・と思う人とこそ、ガンバッテ関わりを持ちなさい、と言われた事がある。自分も勝手なモノだから、どうしても自分と気の合う人、好きな人としか付き合わないし、関わりを持ちたいと思わないものである。これは、どんな人も当然やろうと思っていた。

 

 でも、それは、ものすごく自分は損をしていることに気が付いた。自分が苦手やと思っている人、嫌いやと思っている人は、実は素晴らしい考えや、魅力的な自分には無いものを持っている人の場合が大変多いのである。だから、その人を自分の中で拒否することは、自然と自分もその人に「嫌いオーラ」を送っていることになり、その人も自然とそれを感じて、近寄りがたい状況を倍加していたのである。

 

 自分の嫌いな人とも仲良くなるには、まず自分を変えなければならない。変な拘り、偏見を脱ぎ捨てると、今まで嫌いだった人、苦手だった人が、実はそんなに変な人ではないのに気付く。こんな場合がほとんどである。そのとき、初めて判る。あぁ、自分は何て偏狭な人間やったんやと・・・。

 

「我以外皆師(われ・いがい・みな・し)」自分以外の人さまは、みんな自分の人生の先生である。こう考えると、生きて行くのが楽になるし、人さまや自分を大切に思うことが、命の尊さを知る事につながると思うのだけれど、どうだろうか。。。そうみんなが思えたら、簡単にその大事な命を奪うことが、いかに大それた事だというのが判るのだけれどもね。。。。

 

今日は、ちょっと宗教がかった話でした。。。チャンチャン♪

 

9/12(火) 人間、いがみあってばかりいては、しょうもないで・・・。小泉首相がヘルシンキの会合に行ったけど、韓国やら中国の首脳とは、プィと横向いたまま。意地の張り合いをこの5年間続けてきた結果がこれやったら、やっぱり少し寂しいで・・・。小泉のオッサンはこの9月に任期が切れるけど、振り返れば、いったい何のための5年間やったんやろう。。。変人はやっぱり損やで。。。

 

 もちろん、小泉さんはええこともたくさんやった。政治のスタイルを変えてしまうような大改革も功績や。派閥ごっこがいかに、ヤクザの親分子分と同じようなアホらしい体制やというのを、見事にぶっ壊してくれたし、政治を国民の手の届く、判りやすいものにしてくれた。これは、この人の最大の功績やろう。

 

 景気が立ち直ったのは、実は運もある。もうぼちぼち景気が上向く頃にたまたま当たっただけという見方も出来る。経済改革が功を奏したとは、ちょっと、評価し難いね。。。それから、国民の関心が公務員に向けられるようになったのも、ええことや。。。

 

 格差社会とか言われているが、年収1000万円以上の人たちは、収入を伸ばして、500万円から1000万円までの一番平均的と言われている年収の人たちの収入が、実は、どんどん下がってきているのではないやろうか・・・。今までボーナスを100万貰っていた人たちは、実はどんどんリストラで、その数が減ってきて、派遣社員であったり、アウトソーシングの会社の社員に、切替られていて、年収が低く抑えられている。

 

 今まで、社員でずっとやってきた物流や工場などの現業部門の人たちが、どんどん減らされてパートや派遣に置き換えられているのである。会社からしたら、管理職さえ社員にしておけば、高い給与は保証しなくていいし、厚生年金の掛け金の負担はしなくていいし、景気が悪くなったらいつでも簡単に切れるような都合の良い雇用形態は、ものすごく大企業の体質改善になる。こんなずるいことを許したらあかんのやけれどね。。。

 

 まぁ、こんなことが大企業で横行するようになると、この500万から1000万の年収の人たちがどんどん減ってきているのである。ところが、いつまでたっても変わらないのがお役人たちである。この人たちの年収というのは、大企業の社員さん並みという規定がある。そもそもこれがおかしい。仕事に大したノルマもない。仕事が直接自分の収入に影響のない。つまりリスクゼロの公務員の給料が何故、良い時は良いけど、業績が悪化したら一気に収入が下がるかも知れないハイリスクハイリターンの民間企業と同じにしなければならないのか。

 

 身分保障にしたって、公務員は恵まれ過ぎているやんか。定年まで、クビになる心配はないし、リストラされずに、能力の低い人でも、給料一緒。おまけにバカ高い退職金は保証されているし、天下りという美味しい退職後もある。。。

 

 世の中でこの500万から1000万の年収をもらえる人の絶対数がどんどん減っていっているのに、この範囲に入る人たちのなかで、公務員さんに該当する比率がどんどん上がって来ているのと、ちがうやろうか。。。つまり、同じサラリーマンでも、超エリートで、会社に大きな利益をもたらすような人が年収1000万やら2000万円。その下は、何にも努力せんでも高給が保証されている公務員さん。その下の500万円以下の年収の人が普通の中小企業の民間サラリーマン。そのまた下に、派遣やバイト、パートで働くラーキングプアーと呼ばれるような人たち。今の世の中、そんな構造になっとる。。。。

 

 つまり、相対的に見て、役人たちは、今の世の中からしたら、「楽して儲ける」職業になってしまっているということなのである。公務員の年収は「大企業の社員さんの年収」を調べてそれに合わしておる。そもそも、これがおかしい。人事院勧告も、ごく少ない上場企業の社員さんの給料ばっかり調べないで、パートの主婦の年収も含めた、もっと本当の平均年収というのを調べて、それを参考にしないと、不公平感やと思うのである。こんなモラルハザードが起こるような事態を続けているから、格差社会がどんどん拡がってゆくんや。。。

 

役人は、公僕である。パブリックサーバント。民の奴隷である。この奴隷であるべき公務員が、飲酒運転で人を殺したり、国民の本当の平均年収の倍もの給料を取っておる現実。これは、どう考えてもおかしいで。。。役人の数を半分に出来ひんにゃったら、役人の給料半分にせえ。国と地方の借金は山ほどあるのに、役人の給料だけ、そのままなのは、民間の感覚からしたら、とても許せるモノではないで・・・。

 

みんな、そう思わんか???

 

9/13(水) どうも、今の世の中、急激に右旋回しとるんやないか・・・。ネット右翼と呼ばれる20代30代40代の人たちは、まぁ私もそうだが、戦争をあんまり知らない。私らの年代の人は、日本史を小学校でも中学校でも、高校でも習っているのだが、一番肝心の近代史は、いつも、ろくすっぽ教えないで、後は自習・・・・これで終わってしまったいたのやないやろうか。。。。

 

 縄文時代、弥生時代、平安時代、鎌倉時代、安土桃山、なんて克明に教えるのに、明治維新が済んで、戦中戦後になったら、あとは、自分でよく見ておいて下さいで、終わっている人が多く無いか?近代史は、社会の先生にとって、大変教えにくいし、主観が入りやすいし、思想やら、イデオロギーが出てしまうので教えにくいところなんやろうと思う。。。戦後、日教組が営々として続けてきた自虐史観もええかげんにしてほしいけどね。。。

 

 日本史の先生が、第二次世界大戦を、日本が欧米列強に追いつめられて、仕方なしに開戦したと、教えるのと、日本は、帝国主義により、中国や朝鮮半島、東南アジアに権益を求めて侵略したと教えるのと、随分、生徒の受ける印象が違う。

 

 だから、日本が戦争で他国の人を殺しまくって、随分酷いことをしたなんてことは、あんまり詳しい歴史を知らない人には、日本は悪くないという風に、どうしても考えたいから、日本のやったことを正当化してしまう傾向がある。南京事件みたいに、5000人ほどしか殺してないのに、30万人も殺したと言いよるのも酷いけど、これは五十歩百歩・・・・。殺したこと、酷い事したことには変わりがない。。。。

 

例えば、日本は満州という傀儡国家を作って、日本の権益を拡げようとした。その際、朝鮮半島でいろいろ鉄道やら道路やら建物やらの投資をしている。このおかげで韓国は近代化した。それは、結果としては、確かにそうだっただろう。

 

でも、朝鮮人の人からとったら、土足で人の国に進出して来て、日本語は強要するは、日本の風習やら何もかもを押しつけるは、仕方なく、これに従っていた。。。その思いが、50年経っても、まだ怨みの感情として残っておる・・・。

 

 そんな人らに、日本のおかげで近代化出来たとか、文盲率が下がったとか、いくら本当の事でも、いくら言っても収まらない。頼まれもしないのに、勝手な事をやっておいて、感謝せえでは、向こうの人の自尊心が収まらないのやろうね・・・。だから、反発する。。。

 

 日本人の中にも横柄な心があって、ロシアみたいな大国に勝ったもんやから、日本も調子に乗っていて、日本は、アジアを代表する先進国や・・・というおごりがあった。白人にはへつらうくせに、アジア人やと見下す。。。。。それを見た他国の人からしたら、好き勝手なことをやっておいて、何や・・・という感じやろう。。。。これは、日本人が常に意識しておくべきことやろうね。。。そんな配慮が無いから角が立つ。。。。小泉の5年間は、角が立った5年間やった。。。そうとも言えるやろうね。。。。

 

 戦争をしらない世代は、平和が当たり前やと思っておる。これが実は一番怖い。自分の家の前で肉親が外国の軍隊に殺されるまで、戦争というもののリアリティが判らなさ過ぎる。ゲームの画面の中だけのことやと思っておる。だから、核ミサイルやら空爆やらが戦争やと勘違いしとる。戦争の現実は殺し合いなんやで。。。

 

 私は、吉田茂元首相が、米国の作った日本国憲法9条を楯にして、戦後60年もの間、自衛隊という軍隊を持ってはいても、その戦力を使わずに済んだということが、日本にとって大変良かった事やと思っておる。朝鮮戦争の時に再軍備をさせたかった米国を必死に断った・・・・・。おかげで、戦後ずっと、そんなに大きな軍事予算を使わずに済んだし、何より日本人は、終戦後誰一人、戦死していないし、誰一人殺していない。こんな理想的な状況が、地球上のこの世の中にあってええものか?

 

 こんなラッキーな状況は無いものやから、これを放棄してまで、威勢のええことをやろうという人の気が知れん。軍事力を放棄するというのは、スイスの永世中立ぐらいスゴイ事やと思うけどなぁ・・・。他の国は、いくらずるいと言われてもええやんか。まだ、アメリカやら連合国の押しつけた憲法やと、逃げておけ。これで、日本が戦争に人を出さなくて良いなら、それに越したことは無いやんか。。。。

 

 今の世の中はきれい事じゃ済まない。ブッシュはイラクの石油権益を欲しかったから、イチャモンをつけてサダムフセインを有りもしない大量化学兵器を製造していると、難癖をつけて、攻撃した。日本も結局、それに乗らされた・・・。あくまで、アメリカのご都合主義に、乗らされただけやったのが、最近になって判った。つまり、あのイラク戦争に正義なんや無かったのである。。。

 

 イラクの人からしたら、アメリカやらその仲間やらが、イチャモン付けて、自分らの言うことを聞く政権を無理矢理作るために、喧嘩をしかけた。。。そうしか見えないやろう・・・日本は、何千億円も税金を使って、この政治ゲームに参加させられただけ・・・。なんやね、これ。。。

 

 今度の安倍ちゃんになったら、憲法改正するやて。勇ましいことや。。。政治の一番の責任は、国民の生命と財産を守ることや。でも、今の流れは、逆にこれを危うくしてないか?日本がいつか来た道にまた戻らないように、それだけは、よろしくお願いしたいもんや。。。

 

日本は平和惚けぐらいがちょうどいい。。。その選択肢を作るも、壊すのも政治家・・・。だから偉大な政治家は、何が本当に自分の国のためになるか。これを常に思っていてくれなあかん。日本は、いつまででも、平和憲法のせいにして、人殺しゲームに参加しなくてええように、頬被りしていたらええやんか。かっこ悪くてええやんか・・・。言いたいヤツには言わしておけ。卑怯者呼ばわりされてもかまわんやんか。ええかっこしたいだけのヤツは、道を誤るで。。。国民に人気のある人ほど、注意しなあかん。日本のヒットラーになるかも知れんからな。。。

 

国の行く末、見誤る事なかれ・・・。

 

9/14(木) 秋篠宮家の新宮様の名前が「悠仁」に決まった。この字だけ見て、「ひさひと」と読める人は少ないやろう・・・。「ゆうじん」とあだ名されるのが関の山。。。せっかく、決めはったのに、ケチを付ける気は、さらさら無いけど、あんまり、ええ名前や無いね。。。国民誰からも親しまれて、誰にでも読める名前にしとかはったら、良かったのに。。。

 

 まぁ、皇族方は、これからいろいろ称号やら、特別なお名前やらが付いてくる。「○宮」の幼名は、天皇か皇太子の子しか付けられないらしいけどね。。。そんなのええから、何とかの宮さんって、付けてあげたらええのにね。。。

 

 まぁ、これでしばらく「悠」の文字は、子供に人気の名前になるだろうし、お印の高野槇なんていう変わった樹も、人気が出るのやろうね・・・。この高野槇という樹は、世界5大美木のひとつなんやて。。。。槇っていうのが樹の名前だっていうのを、今回初めて知ったわ。。。勉強になります。。。

 

 もう少ししたら、紀子さんも退院やろうし、しばらく赤ちゃんフィーバーは続きそうやね。。。ハンカチ王子といい、新宮さまといい、今年は、ロイヤルネタが人気になる年やね・・・。ところが、早実の斉藤投手ことハンカチ王子に、早くも今年の流行語大賞のお声がかかりそうだという話題に、高野連がかみつきよった。。。。

 

 高校野球の一選手があまりにも脚光を浴びすぎるのは、教育的見地からよろしく無いやて。。。あほ、ちゃうか。。。こいつらの頭の中は、何が詰まっておるんか、わからん。頭、硬過ぎやわ。。。流行語大賞の授賞式で、斉藤投手が賞状を貰ったら、何か悪いことがあるのか?ひがみやっかみが起こるから悪いことなのか?

 

 歴代の甲子園のスターは、もっと凄かったぞ。。。一人のちょっとかわいい男の子が、その活躍で人気になり、多くの人が彼を見たがることはね別に悪い事やない。度が過ぎるなら、周りの人が気遣ってあげたらええ。ヨンサマ狂いのオバチャン連中が斉藤君の追っかけをやるのなら、それも、仕方無いことやろう。。。人気者はツライけど。。。

 

 斉藤クンといい、悠仁新宮さまといい、新しいスターがどんどん出てくると言うことは、ええことや。沈滞した雰囲気を一蹴してくれるからね。。。何か、元気で、うきうきするような雰囲気が日本に現れることが、日本中を元気にするからね。。。浮かれてばっかりもアカンけど、失われた10年も永かったおかげで、日本も大分自信が無くなった時期が続いたからね。。ちょっとぐらい上向いて、いかんとアカン。

 

今はそんな時期なのかもね。。。。

 

9/15(金) 日本の外交姿勢が今、岐路に立たされている・・・。実は、イラクは世界第2位の産出国である。少し前まで、1バーレル10ドルちょっとだった原油価格を70ドル近くまで、引き上げてしまった張本人は、実はアメリカのメジャーである。危機を煽ってボロ儲け。。。。やることがえぐいわ。。。日本は、中東地域に90%も原油の供給を頼っている・・・。中でもイラク原油には、日本はキルクーク近郊の油田に75%もの権益を持っている。

 

 ところが、今、これがピンチなのである。資源確保戦争は、もうとっくに始まっていて、中国、インドが虎視眈々と後釜を狙っておる。アメリカメジャーは、イラクには全く権益がない。だから、イラクに、安価で豊富な原油を国際市場にどんどん出されたら、せっかく高値維持でボロ儲けしとる現状を、維持できなくなる。

 

 イラク戦争は、実は、もっときな臭い原因があると指摘した人がいるが、その人の意見は、米国の、特に石油利権を握っておるユダヤ人が、自分らの思い通りにならない勢力を封じ込めるために、戦争を始めさせたという意見もあるぐらいである。

 

 アメリカには9.11の復讐という大義名分があった。アルカイダやら反イスラエル勢力が犯人やと決めつけて、テロの報復という言い訳を使って、イラクのフセイン政権を叩いた。ところが、今は、フセイン政権とアルカイダなどのイスラム過激派組織の関係が、実は全くなかったというのが、明らかになった。。。つまり、アメリカは、イラクに言いがかりをつけて、反米というだけで、何の罪もない国であるイラクのフセイン政権をつぶしたということになる・・・。

 

 日本は、アメリカの尻馬に乗って、イラクに自衛隊まで出して、忠犬ポチぶりを発揮したまではええが、振り上げた拳の持って行き場が無い状況・・・。何のために部隊を出したのか、何のための戦争やったのか・・・。小泉のオッサンは、このことには、だまりこくっとる。。。もう、済んだことで、済ます気か。。。

 

 イラクの石油担当大臣は、日本には、まだまだ友好的だが、対米追随の方針と、イラク原油の権益との難しい選択を迫られていることになる。つまり、「原油」という日本の生命線である踏み絵を、踏めとイラクから言われているのである。踏まないのなら、インドでも中国でも、他に権利を渡すぞということや。。。

 

 イラクでの日本の権益を守ることは、日本の絶対的な国益である。ところが、イラクから原油を買うことが、イラクに豊富な資金を与えることになり、この資金が反米のための核開発などに使われると米国は反対しているのである。。。よくよく考えたら、勝手な意見である。イラクの核開発疑惑も、本当のところはどうか判らないし、アメリカの本当の狙いは、親米政権を打ち立てて、原油価格を自由にコントロールして、資源戦争で、イニシアティブを獲ることにあるのやろうけどね・・・。

 

資源を制する者が、世界を制する。資源獲得戦争は、とっくの昔に静かに水面下で始まっているのである。。。

 

9/16(土) 皆さんは、京都へ来られたことがあるだろうか。年間5000万人もの観光客が訪れる京都だから、1度ぐらいは、修学旅行で訪れた人も多いやろう・・・。ほとんど枕投げと、大型バスで眠りこけていた人も多いやろうけどね。。。

 

その、他府県から来られた人が、あれっ?と思われるのが、普段見慣れたはずの看板が、京都の景勝地や風致地区では、全く違った色になっていることである。

 

 例えば、マクドナルド。マクドと言えば、赤色の看板に白抜き文字が当たり前だが、京都の景勝地では白い看板にエンジ色の文字である。コカコーラの自動販売機といえば、真っ赤が当たり前だが、ここでは、白か、周りの色に合わせて、茶だったりする。ローソンのブルーの看板さえ白である。

 

 ちょっと昔に北野武のカレー屋が嵐山に出来た時に、派手な真っ黄色の看板が出来たが、いつの間にか無くなった。京都市は風致地区やら景観保全地区というのを指定していて、この指定地区内では、一切の広告物やら建物の色も規制の対象になる。だから、古都の風情が守られているという訳である。

 

 建物や看板の色を規制するというのは、実は、自由を制限することである。だから、本来の意味からしたら、個人あるいは、企業の利益を規制することでもある。もっと、商品を売りたいのであれば、ど派手な広告で、人を引きつけたいし、目立たなければいけない。でも、それよりも、その地域の雰囲気を大事にしよう・・・というのが法律になったのが風致地区条例である。

 

 その意味では、京都は日本一規制のきつい都市でもある。せっかく高い土地を買っても、高い建物を建てることは許されないし、安っぽい建材は使いにくい。周りとの調和を要求される。でも、それは、みんなでこの街の価値を落とさないように努力しよう・・・。そういうことなのである。

 

 東京の方でも、千鳥ヶ淵にイタリア文化センターみたいな大きな目立つ建物が出来て、話題になっている。このビルの設計者に言わすと、漆器の朱の色をイメージしたという赤いビルである。ところが、周りに住む人からとったら、血のような真っ赤な色・・・と、こうなる。ここは、戦没者を慰霊する公園がある文教地区。この地区に突然現れた真っ赤なビルに騒然となったのは、当然のお土地柄だったんやろうね・・・。

 

 イタリアの国旗の色は、確か赤と白と緑だったと思う。建物として、イタリア好みの色を使う自由と、そのビルがその街の風景になるのを嫌う住民たち。この問題は、何でもありやったはずの東京で、一石を投じることになった。

 

 雑貨を深夜まで販売することで有名なドンキホーテも、自社ビルの屋上に絶叫マシーンを設置しようとして、もめた。夜中の2時3時まで若者がこのマシーンで、「きゃあきゃぁ」やられたら、うるさくて、周りの人は寝てられないしね・・・。第一、ビルの屋上に、そんな乗り物が有っても、ちっとも美しくない。目立ちゃ勝ちの今の世の中。何でもありにしてしもたら、何をやるかわからん。。。ラスベガスみたいにしたいのかね・・・。

 

きっと、東京での景観論争は、まだ始まったばかりなんやろうね。。。

 

9/17(日) 日中国交回復の外交交渉の経緯を書いた、「田中角栄と毛沢東」という本がある。何故、この時期に、日中が、アメリカに先駆けて、日中平和友好条約をすんなりと締結出来たか・・・。この外交の裏側を描いた本である。

 

 この本を少し引用させていただくと・・・

 

周は(田中角栄との)首脳会議で、国交正常化の見返りに日本側の懸案だった賠償金請求権を放棄すると示唆した。中国が最大のカードを切った目的は、日本と台湾の間に楔を打ち込むことだった。周は「内部講話」で、対日賠償請求権を放棄して日本に恩を売り、台湾との関係を切らせるのだ、と演説している。賠償は「友好」の美名のために放棄されたのではなかった。それは日本が台湾を見捨てることを引き換えにした取引だったのである。

 

と、ある。。。

 

 ところが、朝日新聞が安倍ちゃんを、歴史認識を語る資格がない、とまで、こきおろした社説では、ちょっとちがう。。。中国は、国内的には、日本国民は、本当は悪くはない、悪いのは、軍部を指揮していたA級戦犯たちである。だから、この者たちを、絞首刑などの厳罰に処することで、まだ反日感情の残る国民を何とか納得させ、その代わりに対日賠償権を放棄してやった。日本は、それに乗って国交回復を実現させた、とある。。。これは、少しおかしい。いゃ、大分おかしい・・・。

 

 中国が対日賠償権を放棄した主たる理由は、台湾と日本との間で、手を切る約束をさせるためだった。この中国にとって、絶対に引くことが出来ない、この絶対条件のために、最大の政治カードである対日賠償権を放棄したというのが、通説なのに、いつの間にか、A級戦犯をちゃんと断罪して、日本は謝ったから、周恩来氏のお慈悲で、賠償はもう許してやるという美談にすり替えている。。。。ほんま、この新聞はよく捏造する。。。中国政府のスポークスマンの新聞か。。。

 

 だから、そんなにまでして、日本人をかばってやって、賠償まで放棄してやったのに、またまたA級戦争犯罪者を、日本の代表が、参拝して、重く奉ると、日本人はぜんぜん反省していないやないかという事になり、中国政府は、中国人民に申し開きが出来ないようになるやんか。。。というロジックである。だから、参拝してくれるな。頼む・・・。という論調なのである。。。


 どうも、この論理は、後から都合の良いように、作られている・・・。毛沢東も周恩来も、本当のところ、そんな広い心で賠償をあきらめたのやない。ええかっこ言っても、こうでもせんと、日本は元日本国台湾省であった中華民国との有効を、諦めない。。。何が何でも台湾は、中国の一部であると、認めてほしい。そんな思いで必死やったんやろうね。。。そして、何とかその通りなった。。。台湾を国際舞台から引きずり降ろすのにも成功した。。。。そして、その後釜に、中共がどっかと座った。。。。

 

 でも、もともと、台湾にあった国民党政府が、本家本元の中国やという人は多い・・・。歴代の中国の至宝は、全部台北の故宮博物館にあり、北京の故宮博物館は、がらくたばかり。。。というのは、両方行った人なら、一目瞭然や。。。戦乱の中国を統一したのは、国民党であり、毛沢東率いる八露軍は、あちこち、逃げ回っておっというのは、誰でも知っている史実やからね。。。お里が知れる。。。。

 

 結果的に、最後には、台湾に追いやられた国民党が、本来の中華のご本家筋。。。でも今は北京が中国唯一の政府・・・。そんなところや・・・。だから北京の毛沢東・周恩来なんていうのは、もともと、どこの馬の骨かも判らないような、田舎者の成り上がり者・・・。所詮、国家の元首の器やないわ・・・。と、台湾に渡った中国人に言われたら、グーの根も出なかったのである。

 

 だから、昔は台湾の中華民国が、国連でも、常任理事国やった。第二次世界大戦の戦勝国がそのまま、国連の常任理事国やからね。。米英仏露中。。。これを中華人民共和国、つまり中共が、何としても台湾から、この座を何としても奪い取りたかった・・・。これが本音やんか。。。

 

 毛沢東は、金日成にその生い立ちが似ている。ロシアの後ろ盾で何とか建国したというところがね・・・。この2つの国は、とても変わっておる。こんな国と向き合わないといけない日本は、有る意味不幸である。でも、日本は隣人を選べない。だから、今回のような嘘つきは、はっきり「違う」と言わないとあかん・・・。

 

 国と国との決め事は、文章で残すのが全て。例え、裏でどのような経緯が有ろうとも、文章化されていないものは、決して後世に残すべきではない。安倍氏の言う方が、筋が通っている。

 

 日中国交回復の際に、日本が1つの中国を認める代わりに、中国は日本への戦争賠償を放棄した。それ以下でも、それ以上でもない。だから、周恩来氏の慈悲で国家賠償を請求しないこととしたというお話は、後から出てきたニセモノの美談である・・・。そんな作り話を平気で社説に使う朝日新聞という新聞は、やはり、少し歪んだ歴史観をお持ちの方が記事を執筆されていると言わざるを得ないね・・・。

 

よく考えたら、後から、「しもたっ」と思っているのかね中国は。。。朝鮮みたいに、これからもずっと、日本にたかってやったら良かったなんて思っているのかね。。。だから、旧日本軍の毒ガス弾処理費の名目で、日本の金をちょろまかそうと狙っておる・・・。まぁ、日本からしたら、中国にODAやら、この爆弾処理やら何やらで、事実上、戦争賠償のようなものをやっているようなものやけれどね。。。

 

いつまで、やらされることやら・・・・。

 

9/18(祝) オウム真理教の松本被告に、10年も経ってやっと死刑判決が出た。カルト教団の極みと言われたオウムは、日本国憲法が保障する信教の自由を良いことに、浅原という変なヤツ一人への、個人崇拝で多くの信者を集め、その破天荒で、傍若無人な活動は、世間から恐れられ、全国各地で問題化されてきた。

 

 暴力団の事務所より嫌がられてきた、わけの判らない新興宗教教団、オウム。。。先鋭化したその活動は、地下鉄サリン事件や松本サリン事件など、いろいろな騒動やもめ事、テロとも言える殺人事件を起こし、人々に恐怖を与えてきた。。。その親玉がやっと死刑になりよった・・・。まぁ、法の下で自分が「ポア」されることになったわけや。。。

 

 もともと、この松本という男は、20代の時に、薬事法違反で一回捕まっておる。効くかどうかもわからない訳の分からない薬を作って売ったという罪である。その後も、こいつの入ったお風呂の水を信者に売りつけたり、とことん不潔感が漂う話や。。。あぁ、気持ち悪っ。。。

 

 空中浮遊とか、言って宙に浮いている写真。。。ジャンプ写真やろう。。。こんなのに騙されるような人、いたのかねぇ。。。

 

 それにしても、いかに日本人というのが、宗教に弱いものなのか・・・というのを、この事件は知らしめてくれた。。。日本人は宗教に、あまりにも無頓着であり、そのひ弱さのため、国民的な宗教感とか、倫理観とかいうものの裏打ちが、あまりにもなさ過ぎる・・・。

 

 欧米各国や諸外国には、その国の根底を成すような宗教があり、この下に国がまとまっていると言って良い。それが日本には残念ながら無い。もちろん、日本にも太陽信仰とか、自然崇拝とか、原始的な宗教はずっとあった。それから仏教が伝来し、日本のメジャーに宗教になった。

 

 本来、別であるはずの神道も、田舎などの人口の少ない地域を中心に拡がった。だから、日本人の中で、本来全く別の宗教であるはずの仏教と、神道がごっちゃになってきたし、時の権力者たちも、あまりにその勢力が大きくなるのを恐れて弾圧してきた。

 

 キリスト教など、比較的後から入ってきた宗教は、迫害され、弾圧されてきた歴史もある。ところが、戦時中、日本は、天皇を中心に、国民を束ねるために、国家神道という宗教を利用した。日本は神の国だから、戦争に負けるはずがない。全国民は、天皇陛下のしもべとなって、団結して、鬼畜米英と戦おう。。。

 

 そして、敗戦。。。。日本は、戦時中の反省から、宗教は怖いもの・・・、誰か、時の為政者に利用されたら、日本は小さな島国だから、すぐに右向け右・・・と、なってしまう。。。だから、宗教を毛嫌いする人が増えてしまった。。。そして、経済成長。。。

 

 宗教とは、人間が何か悩んだり、壁にぶちあたったりしたときに、教えを請うものである。日本があまりにも、調子のええ時期には、こういう需要はあんまり無かった。。。だから戦後生まれ世代は、しっかりした宗教観が無しに大きくなった。ここを、鋭く突きよったのが、新興宗教である。

 

 何も、心のバックボーンの無い人を言い負かすのは、簡単や。。。。少し、弁が立ったり、ちょっとだけ教義のようなものを勉強した人にとったら、一般のイノセントな人たちを入信させることは、赤子の手をひねるように簡単なものである。こうして、旧来、日本にあった仏教や、神道、キリスト教の、あまりにも布教活動力が弱いというか、やる気がないのにも助けられて、新しいちょっと違った宗教が台頭してきよった。。。

 

 創価学会、パブリックリバティ、インナートリップ、金光教、天理教、統一教会、立正佼成会、モルモン教、エホバの聖人・・・・まさに、百花繚乱である。。。皆、まともな宗教なんやろうけど、中には金儲け主義やら、派手好きやら、信教の自由、宗教法人の宗教行為や布教活動には、税金がかからないのをええことに、これを利用して、どんどん大きく成ってきた。。。

 

 まさに、宗教にとって日本は、草刈り場。。。。スパイ天国、いゃ、布教天国・・・・まぁ、やり放題やね。。。まぁ、それだけ、宗教に対して、スグに改宗したりする・・・節操がないということや。。。お宮参りやら七五三は神社、クリスマスや、結婚式はキリスト教会で、葬式やお墓は仏教。。。「何でも来い」やんか。。。

 

 宗教とは、心のよりどころである。人を一生懸命、入信させるために活動したり、金を集めるのが、宗教の目的ではない。組織を肥大化させようという野望は、本来の教義に自信がないからかも知れない。。。自然と人々が集まるような、自然と人々が寄進したくなるような、そんな健全な宗教が理想やろうね。。。

 

 公務員らと同じで、組織防衛やら組織拡大を目的にした宗教団体は、憲法の保護を外すべきやろうね・・・。人集め、金集めが、どれだけ、逆に人の心を惑わせるものか。。。宗教者は、本来、このとこを、一番知っておく必要がある。宗教者が職業である者は、人に後ろ指をさされる人ではあってはならないし、清廉潔白、喰わねど高楊枝・・・。でなくてはならない。

 

それは、宗教者であることの、第一前提だと私は思うが、どうだろうか。。。

 

9/19(火) 自民党の総裁選はいよいよ明日まで。。。。みんなの興味は、新内閣のポストにとっくに移っている感じやろうね・・・。

 

さて、昨日の休みは、久々に大阪に行ってきた。吉本興業の株主優待で、NGKなんばグランド花月の午後3時半からの席がやっととれたからであるが、少し早い目に出て、ついでに、なんば付近をぶらついてきた。

 

 難波は、キタと並ぶ大阪の繁華街だが、上品すぎて大阪らしくないキタと違って、ミナミは、コテコテの大阪の街である。そのナンバも、かつての大阪球場がなんばパークスとかになっていたり、新しい集客施設でどんどん出来ていて、しばらく行かないと、浦島太郎状態である・・・。

 

 日本橋の電気屋街は、すっかり寂れて、メイド喫茶とか、キモい、オタクの街になっとる。。。秋葉原と同じやね・・・。何でこんな街になったのか???オタクと電気屋街の関係は???と、考えたら、コンピータマニア=引きこもりの人が多い=オタクという図式なんやろうね。。。

 

 確かに、昔から電気屋街をうろうろしている人たちは、女の子と付き合ったことのないような、電車男のような、ナヨッとしたような、何とも気持ち悪いヤツが多い。どうして、こんな人たちが増えて来てしまったんやろうかね。。。この傾向は日本だけやないらしいけど・・・。それだけ日本が平和な証拠なんやろうかね。。。。

 

 私らの年代からしたら、ナョッとしたヤツと言ったら、オカマっぽいヤツ・・・という感覚やった。ところが、オタクというのは、どうも、このカテゴリーには、入らない人たちである。つまり、我々の世代には、あんまりいなかったような人たちなのである。ちょっとエロっぽいパソコンゲーム好きやら、アニメが命・・・みたいな人たちやら、結婚しない女が増え、結婚出来ない男が増えたら、子供の数が増えるわけが、あらへんわなぁ。。。

 

 まぁ、こんなオタッキーな人は、別やけど、近頃の若い人は、ホントお洒落になってきた。ファッション雑誌から、そのまま抜けてきたような人とか、そのまま芸能人で通じるような人も多い。オオサカって言うたら、ヒョウ柄のケバケバしいオバチャンというイメージやったけど、若い人はちがう。京都もそうやけど、どこも東京と変わらない・・・。

 

 若い人のファッションという点においては、テレビや雑誌が、これだけ全国津々浦々まで拡がっていたら、どんな山の中でも、日本人の均一化が出来てしまう・・・・。それには、流行という要素が加わって、ファッションリーダーと呼ばれる人たちが、1つ変わった事をすると、我も我もと、真似をする人たちが出てくる。そう言えば、ガングロなんて酷かったわなぁ。。。日本中の若い女の子が、どこかの土人さんの国の人になったのかいなぁ・・・と思ったぐらいである。。。

 

 日本人は、一部の人を除くと、ほとんど同じ言語を使い、小さな島国に住んでいるから、1つの事が流行ると、ネコも杓子も、同じ事をやりよる。吉本新喜劇でも、みんなが青いハンカチを持って、早実斉藤クンの真似ばかり・・・。ハンカチ王子ブームも、吉本がやりよったらホンマモンかもね。。。

 

流行ものというのは、日本では特にそのスピードが早い。ただ、流行るのも早いけど、忘れるのも早い。小泉首相が、5年半前に、あれだけ熱狂的に民衆に迎えられたことを、どれだけの人が覚えているか。。。安倍ちゃんに、これと同じ事は出来ない。。。

 

せめて、政治の世界ぐらいは、流行廃りのない、確固たる指針があってほしいものなんやけどね。。。

 

9/20(水) タイで、クーデターが起こった。タイ陸軍が、タクシン首相のニューヨーク出張中の留守を狙った格好である・・・。タクシン首相は、ニューヨークでの国連総会で演説予定だったが、これを急遽キャンセルして、行方不明。一部では、帰国の途に付いたとの情報もある。。。

 

 東南アジアの国は、どうも、留守狙いがクーデターのきっかけになる。マルコスの時もそうやったしね。。。。おちおち、外遊もしてられないのが、これらの国々の首相なのかもね。。。

 

 ただ、タイのバンコックには、20000人以上とも言われる日本人が生活しており、政情不安がどのような影響を及ぼすかが、注目される。長引けば、経済的にも深刻な影響が出る。向こうに進出している日本企業も多いしね・・・・。日本人にとって、クーデターと言えば、国家転覆とか、血なまぐさい内戦とかをイメージしてしまうが、どうも、今回のバンコクでの行動は、ちょっと違う雰囲気である・・・。

 

 タクシン首相は、国内的には、株のインサイダー取引やら、親族を重用するなど、国民の批判が拡がっていたそうや・・・。軍部が、これを受けて、今回の官邸占拠という行動に出たというところだが、今のところ、何の武力的な衝突も起こっていないという。

 

 陸軍司令官は、官邸制圧を宣言して、戒厳令を敷いたまではええが、具体的には、軍事政権の樹立までは宣言していなくて、タクシンを追い落とすのだけが目的だったという見方もある。。。反対にタクシン首相は、この軍部の陸軍司令官の更迭をニューヨークで発表。国内に非常事態宣言を発令した。

 

 どうなるのかねぇ・・・。タイは、日本にとって東南アジアの中でもトップクラスの親日国である。現在、国連では、次の国連事務総長を決める選挙選が真っ直中で、今回はアジアからという流れのようで、日本はこの国の候補者を推すのではないかと、思っていただけに、今度の政変は、少し痛いと思う。このままでは、韓国のパン外務相が有力候補になるからね。。。

 

 まぁ、この国は、政治的にも、国民の支持的に見ても、在位期間のとてつもなく永い国王がいる。今回のゴタゴタも、結局、タイ王室の大岡裁きで、決まるのやないかと、楽観視する見方もあるしね。。。

 

 もともと、この国の人は、平和好きで、争い事を嫌う国民性である。無意味な流血事態にならないで、平和裏にもめ事が収まったらええと、願うしかない。。。

 

日本にとったら、対岸の火事かも知れないが、政情不安が長引けば、地域経済への影響は大きくなる。日本じゃ考えられないような展開だが、発展途上国では、よくあること。。。。今日、誕生する安倍政権にとっても、看過出来ない問題にもなりかねないしね。。。。御祝いムードでうかれている場合やないで。。。

 

9/21(木) 今まで、そんなに目立ってなかっただけ。。。昨今の飲酒運転事故の報道を見ていると、何やねん、急に。。。と、感じる人も多いのやないやろうか。。。ずっと前から、酒を飲んで車を運転するなんてことは、危険極まりない行為として、非難されてきた・・・。

 

 ところが、ここにきて飲酒原因の死亡事故や、公務員の飲酒事故が増えてきた。飲酒・公務員、このキーワードは、マスコミには、好都合やったようで、一斉に、どこも大きく採り上げるようになった。。。福岡の子供3人死亡事件がきっかけかねぇ。。。

 

 今まで、確かに、田舎の町に行くと、不思議な光景は多かった。立派な広い駐車場のあるスナック・・・。平気で車で来ている人にビールを出すラーメン屋・・・。祇園などの歓楽街で、いつも満車の駐車場。。。。よくよく考えたら、これって、有り得ないことやんか。。。

 

 田舎の人は、酒を飲みに街へ行くのに平気で車で行く。そりゃ、電車なんて、もともと走って無いし、バスなんて2時間に1本。そんなところに住んでりゃ、食事や、飲みに行こうと思ったって、車で出かけるしか無い・・・。そんな人は、車で来て、飲んでしまったら、代行という自分の車を代わりに運転してくれるタクシー会社みたいなところに頼む。

 

 それでも、行き帰りともタクシーで、街に出るより安く付くのだそうである。そりゃ、タクシーで家まで迎えに来て貰ったら、倍かかるしね。。。。

 

 田舎のスナックも、そんなことは十分承知の助。。。。車ででも、お客さんが来てくれんと、店の売り上げが出来ひんしね。。。。ただ、この時、田舎のスナックのオバハンの稼ぎと、飲酒運転を無くすのと、どっちが大事かということになる。。。

 

 この論理は、駐車場の無いラーメン屋が、自分の店の前で、頻繁に駐車違反が取り締まられるようになって、ぜんぜんお客が来なくなってしまった。。。という論理と似ている。。。飲酒運転も駐車違反も、それ自体は、殺人事件とか、強盗事件なんかと比べると、軽微かもは、知れないのだが、犯罪は犯罪なのである。下手すりゃ、何人もの命を奪うことになる可能性もあるのやしね。。。

 

 問題は、これを守ろうとする気持ちというか、心構えの問題なのである。法律を守るというのは、日本が法治国家である限り、最低限、守られないと、不公平や、他の人に不利益が生じるということを規定しているのだと思う。コンプライアンス(法令遵守)というのは、人や企業が、世の中に対して、社会的に責任を負うということにおいては、自由を制限してでも守られるべきものであると規定されている。

 

 この場合、駐車違反をしてまで、このラーメン店で食事をする必要は無いし、スナックのママの生活のために、飲酒運転が容認されることが、あってはならないのである。ところが、日本という国は、まだまだこれに、無茶苦茶甘い・・・・。自分に甘いのである。。。ちょっとぐらい。。。もう醒めたから。。。そんなに酔ってないから。。。運転には自信がある。。。もし、こんな考えで、自分に甘えて、飲酒運転をしてしまった人がいるなら、今すぐ絶対にやめてほしい。

 

 かく言う私も、昔、少し酒を飲んでしまって、運転したことが、正直、ある・・・。普段より、慎重になるが、やっぱり怖い。判断力は悪くなって、反応が遅れる。罰金の高額化、厳罰化で、今は、ゼッタイに飲んだら乗らない。車の免許は、仕事に不可欠だしね。。。。自分が絶対に飲むなら乗らないを実践していると、酒酔い運転やら、酒気帯び運転は、アホなヤツのやることや。。。という、気持ちにもなる。

 

 田舎にポツンとあるスナックの駐車場は、1台も車が駐車していないのが、当たり前やし、祇園などの歓楽街のパーキングは、申し訳ないけど、開店休業になってもらうのが、正しい姿や。国道沿いのラーメン店には、生ビールをメニューから無くすのが、当然である。そのぐらい厳しくすべきであるし、しなけりゃあかん。

 

日本人はアルコールを甘く見過ぎてる。。。外国では、人前で酒を飲んでたりするだけで、逮捕される国もあるんやで・・・。アルコールは、その人の人格そのものも、平気で壊してしまう恐ろしいものでもある。。。何でも、「酒の上の話・・・」で済ましてしまう遅れた文化は、もっともっと、意識改革が必要やろうね。。。

 

「ミラーマン」から「サワリーマン」になった植草はん。あんたも酒で失敗するタチやね。。。こんな人が日本には多すぎや。。。。

 

飲酒運転で、懲役1週間の刑・・・・と安い車が1台買えるぐらいの罰金100万・・・これぐらい厳罰が要るでホンマ。。。

 

9/22(金) 昨日から秋の交通安全週間です。みなさん、ねずみ取りには、気を付けましょう。警察官さんも、公務員さんですから、暑いとき、寒いときの交通取り締まりは、やっぱりつらいです。だから春と秋の気候のええ時に、取り締まりをされます。

 

 普段は、何にもしていないところでも、急に取り締まりをしているときがありますから、恐ろしいものです。まぁ、私は、普段から、そんなに飛ばすことも無くなってきましたけどね。。。罰金も15000円と、高くなってますからね。。。

 

 交通取り締まりは、たまにやっているから、捕まる人が多いのだけど、本来、いつもやっていて貰うべきものなのかもね・・・。たまに、やっていて、捕まると、どうしても「運が悪かった・・・」と、思うものやからね。。。いつもは、びゅんびゅん飛ばしている車が多いのに、その時だけ、制限速度ぎりぎりで走る車が増える。

 

 すると、不思議なことに、取り締まり渋滞が起こる。普段50qで走っている車が多いところで、制限速度の40qでみんなが走ると、車がつまってくる。みんなが40qで走って道が混むと、取り締まりに誰も引っかかってくれないという矛盾が起こる。

 

 それなら、この道路は制限時速50qが適正な制限速度じゃなかったのかという論理になるのやないのやろうかね。。。そもそも、制限速度なるものは、その都道府県の公安委員会というところが、指定することになっている。でも、実質上は、各警察署が決めるのやろうね。。。

 

 警察は、お役人の論理で制限速度を決めるが、これが本当に適切かどうか・・・。日本全国を捜せば、おかしいところが、たくさんあるのやと思う。。。田舎の直線道路で、見通しが良く、対向車も少ない。こんなところで、もし、スピードオーバーの取り締まりをするためだけに、制限速度を60から50に落としているところがあったら、本末転倒やで・・・。

 

 ほんま、やったら、その地域の代表のような人たちの意見を聞いて、道路の規制は決めて行ったらどうやろうかね・・・・・。それにしても、日本の道路交通法というのは、ものすごく矛盾点が多い。そもそも、この法律、否定から入っているからね・・・。

 

 全ての道路での車の運転を禁じます。ただし、運転免許を持っている人は、車の運転をしてよろしい・・・。全てがこんな調子や。。。道路標識も異常に種類が多くないか?都市部の大通りで見る標識なんか、無茶苦茶数が多い・・・。役人さんの事なかれ主義の積み重ねの賜やね。。。

 

 前から、変やなぁ・・・と、思っている標識も多い。「落石注意」石が上から落ちてきて、果たして、注意してて避けられるのかいなぁ・・・と、思わず突っ込みたくなる・・・。「警笛鳴らせ」山道のカーブに多いこの標識。この標識通りに、ここを通る車が全部クラクションを鳴らしていたら、ここの近くに住んでいる人は、うるさくて仕方無いのやないやろうか。。。

 

 その他にも「!」やて。これ何かに注意やて。何らかの危険がある。何に注意したらええねん・・・。ただ、脅しているだけちゃうか???こんな標識でも1本何十万もするんやろう・・・。少し整理してみたらどうかね・・・。

 

まぁ、これから京都は行楽シーズン真っ盛り。安全運転でお願いします。出来たら、車は置いて、バスや電車で来てもらったら、観光地の恐ろしい交通渋滞に遭わずに、ゆっくり秋の京都を満喫出来ますよ。。。

 

これからの京都は、一年で一番美しい時季を迎えます。

 

9/23(祝) ついに私のブログもアメブロ政治ジャンルで88位までに上昇中。最近では、かなりの方に見て頂いているようで、有り難いやら、恥ずかしいやら。。。私のホームタウンの京都アイネットでのランキングも40位代で安定してきてます。おおきに。。。。

 

 さて、先日、ミクシーという会社がジャスダック市場に上場した。この会社は、インターネット上で、いろいろなブログやら掲示板サイトを運営する会社らしいのだが、何で、どこが優れているのか、オッチャンにはさっぱり判らなかった。

 

 上場初日には、買い注文ばかりで値段が付かなかったほど人気になったらしいけどね。。。。インターネットといえば、いろいろな問題があるけど、やっぱり、その最たるものは、「匿名性」であろう。どこの誰か、名乗らなくても、気軽に掲示板に書き込みが出来たり、自分の意見を発表出来たりする。

 

 そのほとんどの人は、LOMと言って、リードロンリーメンバー。つまり、読んでいるだけで参加しない人たちである。では、なぜ、せっかくのネット環境がありながら、参加しないか。それは、何処の誰か判らない人たちは、実は少し怖い人かも知れないという恐怖観念があるからである。

 

 個人が限定出来てしまえば、ストーカー被害なども考えられるしね。。。

 

 実際、ネットなどに書き込むと、そこの主(ぬし)みたいなヤツが仕切っていて、よそ者を排除したり、平気で人を中傷したりしよる。初心者の人が書き込んだりしたら、集中砲火的に説教の嵐や。。。自分の正体がばれないことをええことに、普段の現実の世界では、出来ないようなことを、「うさばらし」的に使いよる奴らがいるのである。

 

 そこで、このミクシーという会社は、会員を募って、その人個人が限定出来ることを前提に、いろいろなサービスを始めたそうである。つまり、今まで無法地帯であったネット社会に、ある一定の歯止めをかけて、良識あるシステムを構築することに成功した。そんなところやろうね。。。

 

 2ちゃんねるという、日本一の掲示板サイトがある。ここへは、誰でも、いつでも、どんな内容でも書き込みで出来る。だから、ここの描いてある事は、玉石混合。嘘も多いが、ホントもある。その程度の情報レベルであると思っておいたほうが良い。

 

ここでは、個人が限定されない。男が女のフリをするネカマ(ネットのおかまの意味)。子供が大人のフリをする中学生を意味した厨房(ちゅうぼう)。人の意見を否定して、脅しすかしをして、その掲示板スレッドを書き込み難くする「あらし」など、いろいろな文化も生まれている・・・。

 

 ただ、一般の人からしたら、ここは、まだまだ特殊な世界の人たち。。。という感覚が強いのやないやろうか。。。こんな人たちでも、安心して相談出来たり、教えて貰えたり出来るのが、このミクシーという会社のサービスなんだそうである。

 

 ネットの怖いところは、人の良心に付け込むヤカラがおるというところや。例えば、どこの家でも、電話機のベルが鳴ったら、電話に出るやろう。それは、その人の良識で、電話のベルが鳴ったら、その電話に出るものであるという大前提がある。

 

 ところが、この電話に、いたずら電話ばっかり、掛かってきたりして、電話を受けたくない人がいたとしよう。その人が受話器を取らないようになってしまったとしよう。こんな人が増えて来たら、ベルが鳴ったら電話の受話器を取るという常識が、無くなり、メールや携帯で事を済まそうとする人が増える。

 

 実際、忙しい仕事中に、セールスの電話が掛かってきても、その人のお相手をしなければならないという、矛盾を感じている人は、多いやろう。faxかメールで送っておいてくれ。時間のある時に見る。そういう、仕事の仕方というか、時間の使い方をしていかないと、いたずらに無駄な時間がかかるからね。。。。

 

 ネットの世界でも、何か、これに似た、恩着せがましいルールがある。掲示板に質問を書き込んだら、誰かが回答してくれた。それを見るだけで、御礼を書き込まなかったら、非人間扱い。つまり、その人の価値観を、人に押しつけているのである。

 

 ネットの創世記には、メールのルールがあった。メールが来たら、必ず返信しましょう。htmlのメールは重たいので、テキストで送りましょう。画像などの添付ファイルは、相手の通信環境を考慮して送りましょう。マックに送るには文字化けするので、機種依存文字は使わないようにしましょう。。。などなど、うるさいものやった。。。

 

 ところが、今はどうだろう。このほとんどは解決されているね。。。私のところには、メルアドを公開していることもあって、毎日200通以上の、メールが来る。そのほとんどが、出会い系サイトやら、ウィルスメールやら、スパムメールである。昔は、英語ばっかりやったが、最近は日本語の、それも、ものすごく、もっともらしいタイトルが付いているので、本当に困っている。

 

 個人名やら、Reを使ったり、先日はありがとうございました。当選オメデトウ。振り込みました。人妻です。。。。こんなのばっかり・・・。毎日、まともな用件を捜すのに四苦八苦や。。。これも、メールは、ちゃんと開封して読むもの・・・という、人の善意につけ込んだようなDMやと思う。。。

 

 個人情報保護条例の施行以降、日本の個人情報を扱うことは、異常なほど、慎重になった。少し、薬が効きすぎて、かえって不自由になっているのと違うかと、思う事もある。情報は、それを扱う人がどう使うかが肝(キモ)である。少し、緩めるべき部分と、もっと、厳重に管理すべき部分とかあると思う。

 

 アメリカでは、ストーカー犯罪者の居所が、ネットで公開されている。日本の性犯罪者とか、幼児趣味の変態のやつらなど、再犯率の高い人たちは、世の中で生活させるのなら、厳しい世間の監視の目にさらされるべきやろう。。。

 

 動物園で、檻に入れるべきなのは、獰猛な猛獣の方であり、お客が檻に入らなければならないような状況は、少しおかしいと思うのだが、どうだろう。。。

 

9/24(日) 日本は、北朝鮮企業に対する経済制裁を、微妙なタイミングで決断した。規模としては、たった17社と1つの団体だけやけどね。。。だが、制裁をやったということに意義がある。。。と、持ち上げる人がいる。。。小泉政権の最後っぺ・・・。安倍新首相が非難をされないように、小泉のオッサンの責任期間中に、やってしまおうというところやろうね・・・。

 

 北朝鮮本国への送金停止は、在日朝鮮人の人からしたら、ある意味、助かることになるかも、知れないね。。。北の首領さまへ金を貢がなくて良いような、ええ、言い訳が出来るという部分もあるしね。。。

 

 ただ、永い目で見て、北朝鮮みたいな特殊な国、一国を追いつめてしまうのは、あんまり得策やない。あんまり追いつめると、爆発する可能性があるからや。。。手負いの獅子は、恐ろしい・・・という言葉もある。追いつめられた北朝鮮は、何をしでかすか判らないからね・・・。

 

 核実験とか、核弾頭とかをどんどん作って、見境い無しに撃ってきよったら、日本だって無傷ではおられへん。。まさにキ○ガイに刃物や。。。発足早々の、安倍首相は、外交を何かゲームのように、進める可能性がある。一番の得意分野やからね。。。この分野では、勉強も積まれているだろうし、国民ウケする政策もどんどん出してくるやろう。

 

 私の予想では、恐らく来年の参議院選付近で、何か、危機を煽るようなイベントをしかけてくる。安倍訪朝か、拉致解決か、それは判らんけどね。。。それで、参院選を乗り切る。。。よくよく、考えてみれば、安直な手や。。。

 

 でも、一番心配するのは、安倍氏が、もし、その手を打ったら、相手がどういう風に思うかとか、また、いらん怨みを、買うのではないか・・・なんていう考えには、組みしないことである。。。必要以上に相手の国に、歯ぎしり、地団駄を踏ませることが、果たして、日本の安全保障上、得策なのかどうか。。。このへんの検証が大分、足りないように思うのである。。。

 

 ただでさえ、朝鮮半島の国の人は、「怨み」というのをエネルギーにする人たちである・・・。あのとき、日本が、アメリカと一緒になって、経済制裁しよった・・・、だから祖国の統一がまた10年も遅れた。。。。こんなのを100年も200年も、執念深く、繰り返し言われたら、日本もたまらん。。。その辺も、考えといて、くれんとね。。。意地ばっかり張ってたら、取り返しの付かないことにもなりかねん。。。

 

イスラエルは、隣国と対立して、常に戦争を何十年も続けておる。日本がもし、そんな状況に陥ったら、えらいことや。中国やらロシア、朝鮮は、日本にとったら、みんなしたたかで、出来たら付き合いたくない、困った隣人かも知れんけど、日本は隣人を選べないのだからね。。。

 

だから、そこそこ、仲良うしなあかん・・・。嫌なことも、少しは我慢しなあかんし、相手にも我慢してもらう時には、我慢してもらわんとあかん。金のばらまきやなくて、まともな国と国の関係改善をする。

 

今は、そんな時やと思う。

 

9/25(月) 東京都教育委員会が、入学式や卒業式で国歌斉唱、国旗掲揚の時に、起立しなかった教員を処分した件で、教職員が国歌・国旗を強要するな。皇国思想の押しつけであると、処分無効と、教職員に対する慰謝料を求めていた裁判で、東京地裁は、国旗・国歌の押しつけは違憲であるという判決を出した。

 

 国歌斉唱・国旗掲揚というのは、軍国主義的イメージやら、復古調のイメージがあると、この人たちは考えているのだろう。でも、どこの国でも、自国の国歌や国旗の掲揚をするときには、起立して、脱帽するのは、当たり前なのやないやろうか。。。

 

 何故かと言うと、国旗というのは、その国、そのものを指し示すものであり、国歌は、その国を象徴するものであるからである。この方々は、外国でのミーテングとか、スポーツの大会でも、起立せず、相手の国旗や、国歌に対して、敬意を表さないのであろうか。。。。

 

 こういう人を「失礼な人たち」という・・・・。国旗、国歌の問題は、実は礼儀の話であり、これを政治的な信条とか、信教の自由とかいうのと、全く別のものである。うまく、話をすり替えている・・・としか言いようがない。。。

 

 こう言うと、いや、そうではない。我々は、君が代、日の丸に反対しているのである・・・。と、おっしゃるのである。それなら、それに代わる国旗や国歌を作って、これを国旗、国歌にしようという運動でも、されたらよい。多分、国民投票をしても大敗するやろうけどね。。。

 

 国旗・国歌法案が国会を通った時点で、日の丸が国旗、君が代が国歌であると、正式に法律で、決まったのであるから、それを個人的、組織的に認めないのは、多数決で決める民主主義の根底をも否定することになる。つまり、みんなで決めたことを、自分の考えとは違うからと、その決定に従わない、ただの「だだっこ」に他ならない。。。

 

 ただ、民主主義というのは、少数意見の尊重というのも、唱っていて、実際の決定とは別に、例え、意見が異なっていても、十分な発言の機会が設けられなくてはならないとされておる。でも、最終的に採決されて、決定されたものに従うこと。これが、民主主義の基本やろう。。。

 

 しかし、それにしても、未だにバリバリの日教組組員はいるのやなぁ・・・。組織率が2割を切っていると聞いていたけど、こんな共産党バリバリの先生を許しておいてええのかなぁ。。。

 

子供を持つ、親の立場からしたら、こんな赤い先生方に子供を教えられたら、正直、かなん。こんな先生を担任から外してもらう権利は、無いのか。。。と、言いたくなる。。。

 

 生徒が先生を選べない方が、問題が多いような気がするね・・・。こんな先生は、かなり協調性のない人が多い。自分の意見、思想をしっかり持つのは、ええけど、これを人に押しつけたらあかんわなぁ・・・。先生は、有る程度の中立性が求められるはずや・・・。自分の言う事は、立派に主張するけど、人の意見には耳を貸さない・・・。相手を言い負かした方が勝ち。。。いやな世界やね・・・。

 

 子供たちに、自分たちの偏狭な歴史観やら、変な正義感とか、赤い思想を刷りこまれたら、たまらん・・・。そもそも、教師というものは、聖職やと、昔は言われておった。ところが、しばらくしたら、ただの人になって、最近は、ただの宗教家になったのか。。。競争のない学校という、外から隔離された器の中で、何をやってもええという時代は済んだ。

 

問題のある先生は、罷免出来るようなシステム作りが必要やろうね。。。

 

9/26(火) 安倍内閣の顔ぶれが、今日の午後あたりに発表されるという。小泉さんの手法を真似するには、少し歳が若すぎるから、どうしても、周りの言いなりになってしまう部分があるのは、仕方がないやろうね。。。。だからと言って、例えば、入閣待望組を、古いからだけの理由で入れてしまったら、国民から「な〜んや」と言われるから、難しいやろうね。。。組閣人事は、首相の一番大切な仕事やからね・・・。組織は人事なり。。。

 

 今回の目玉は、そんな組閣よりも、官邸スタッフの公募にあると思う。アメリカの大統領側近は、大統領が替わったら、総入れ替えになる。日本の首相の周りには、それぞれの省庁から出向してきた人ばかりだったから、どうしても省益を優先しよる。。。だから、それをバッサリと切って、公募で集められたスタッフだけで、首相周辺を固めるというのは、良い事だと思う。ただし、その集めるブレインの質を見極めるのも、難しいけどね。。。

 

 大臣さんというのは、何も議員さんが永年やってきて、ご褒美でやる役職やない。今まで国会議員は、この役職が一番欲しかった人ばっかりやったんやね・・・。大臣になると、警備のSPは付くし、待遇も違う。何より、閣僚経験者という勲章が貰える。。。その程度しか、考えておらんヤツが多すぎた。。。

 

 そんなボンクラ大臣だったから、役人がしっかりしんと、あかんかった。。。国会の答弁まで、全部、役人が作っておった・・・。そもそも、これがおかしい。。。これでは、大臣は、役人に頭が上がらない。自分が恥をかかないように、大臣の側近は、必死に原稿を作ってくれるのやからね。。。

 

 だから、ここに、自分の考えを入れることは、なかなか難しい。。。。だから、役人がのぼせ上がるし、つけあがる。大臣はすぐ替わるけど、役人連中は、ずっと同じ仕事を続けてやっとる。総入れ替えなんて出来ない。このシステムがあかんのやろうね。。。

 

 優秀な人材は、役人の中におる・・・。でも、その人らは、東大やらのええ大学出てから、ずっとその同じ役所で、上を目指して、出世レースを繰り広げる。けっして、他の役所へ行く事がない。これが、省庁が、組織的に、閉鎖的であると言われる原因になっておる。

 

 良い人材を「花いちもんめ」のように、あの子が欲しい、あの子じゃわからん。A子ちゃんが欲しい。相談しよう、そうしようと、引き抜き出来るようなシステムが出来ひんもんかねぇ。。。役人は、身分が保証されておる。その保証をええことに、人事異動がどうしても閉鎖的になりよる。

 

 良い人材には、高い給料を払ってもええ。ただし、その人が、良い仕事や、効率的に仕事を、やったらや。。。ところが、役人の中には、全部が全部、そんな人ばかりやない。。。出る杭は打たれる。目立った事を頑張ってやったら、他の人が何にもやってないことが目立つから、頑張る人の足を引っ張りよる。

 

 こうして、少ない仕事を出来るだけ大人数で、やる癖が付いたり、自分たちで出来る仕事も、スグに下請けに回す癖が付いたり、とりあえず、非効率な組織運営に精を出すようなヤカラも多いのである。こうして、その組織をブクブクと肥大化させて、組織防衛に専念する。。。。こんな役所ばかりになってきているのやないやろうかね・・・。

 

 肥大化した国と地方の借金。。。この最大の犯人は、役人という名の組織団体である。。。予算という事業をやるためのお金の、どれだけ多くの部分を、人件費に使っているか。。。世の中でいちばん高いもの・・・。それは人件費である。。。

 

安倍政権が目指すべきなのが、コンパクトで効率性の良い政府。この流れだけは、止めないでほしいもんやね。。。

 

9/27(水) 振り込め詐欺・架空請求詐欺が流行っているそうで、先日もテレビの番組で、この犯人を追っかける特集をしていた。イマイ記者という日テレの記者さんが、視聴者から寄せられて来たハガキや封書を元に、被害者のフリをして、業者に電話をかけまくるというものだったが、これがなかなか痛快で面白かった。リダイヤルを繰り返す記者さんが頼もしくさえ思った。この人、メゲずに、ようやるわ。。。

 

 架空請求をしておるようなヤツは、絶対に自分の居場所が分からないように、架空の住所を使っておる。インチキ会社が、アダルトサイトに接続したやろう・・・と、法外な何十万もの請求をして来て、また、そんなのに騙されるアホがおるもので、ほいほいと脅されて払い込みよるヤツがおるのだという・・・。一度払うと、カモリストに載って、次から次へと別の架空請求が来るという。

 

 こいつらの追い込み方も、このテレビは、つまびらかにしていて、家やら会社に押しかけるぞ・・・。とか、サラ金での借金の仕方まで指南しよる。挙げ句の果てには、記者は、根負けした業者から、1ヶ月に1億も入るとか、月給は500万ほどやとか、いろいろなことを聞き出しよる。

 

 しかし、それにしても、どうしてこんな犯罪が可能になるのかねぇ・・・。やっぱり、銀行口座や、電話契約を持つのに、必要以上の秘匿性があるからやないやろうかね・・・。銀行やNTTは、必要以上に契約者情報を秘匿するから、これが、個人情報の保護条例が施行された背景になってしもて、今の世の中が随分風通しの悪い、覆面社会になってしもた。。。

 

 少なくとも、警察には、銀行の口座番号や電話番号で本人を特定出来るような権限を与えるべきやろうね・・・。それが出来ないから、こいつらやり放題しとる・・・。これだけあくどい事をやってて、誰も逮捕もされないのは、おかしいで。。。

 

そもそも、法人名義の電話を開設する時は、全て電話帳に住所と名前の掲載義務を課したらどうやろう・・・。携帯電話でも、法人はその情報を公開する義務がある事にすれば、電話帳に載っていない=イカサマという判りやすいルールが出来る。振込銀行の口座名も、法人口座は、公開したらどうや。どこどこ銀行のなになに支店の何番と打ったら、その会社の住所と名前電話番号などが、自動的に判るようなシステムを作るんや。

 

 これは、悪いことをしようとたくらんどるヤツからしたら、脅威やで。。。まともな会社なら、公開されて、具合の悪いことはないし、これで、ゴタゴタ文句を言うような奴らは、何か後ろめたいことをやっておるヤツやということになる。。。

 

 以前、これと似たような話で、グリーンカードと言って、国民総番号制というのが、取りざたされた。赤ちゃんからジッチャンバアチャンまで、全ての日本国民に、識別番号を付けて、この番号で、本人確認やら、納税を管理しようというものだった。ところが、何故だか、この法案は、握りつぶされた。税制の不公平を直す画期的な方策だったのに・・・。何故、これが廃案になったか・・・。

 

 それは、私が思うに、2つの面があったからだと思う。1つは、国家による国民を管理する面が、その人の人権やら、思想やらの統制にまで、利用されるのではないかという心配があったからや。これは、主に戦時中に、反政府運動として、左翼を統制していたことから、左寄りの人からの反対の声やった。国に管理されるのは、ごめん。そんな感情的な部分やね。。。

 

 もう1つの面は、主に資産をたくさん持っている人からの反発である。放っておいたら、日本の税制は、みんな持っていきよる。だから、必死になって、自分がいくらの資産を持っているのかを、隠しよる。国に自己資産を全部掌握されるのを極端に嫌ったのである。

 

 しかし、よくよく考えてみれば、これは、おかしい話である。悪いことをしていないのであれば、尚更、国にこのシステムを導入してもらって、不公平の無いように、ちゃんと徴税して貰った方が良いと考えるのが正しいのではないか。問題は、この導入に反対している人の都合や理由である。こいつらに、税務調査かけたら、ボロボロと脱税が出てきよるで。。。

 

 これだけ、情報化された時代に、国の基本である個人の情報が、一元化されていない方が、不思議である。日本はお役所仕事全盛やから、外務省はパスポート。厚労省は、健康保険証。警視庁は、運転免許証。地方自治体は住民基本カード。農林省は米穀通帳(古い〜)。社保庁は、年金手帳。なんて具合に、いろいろな個人を特定するようなものを作っておる。その各々に何十万名もの、役人がぶら下がっておる。

 

 これを、もし、全部一体化出来たら、どれだけの役人のクビを切れるか。。。パスポート兼免許証兼保険証兼年金手帳などを全部ICカードにするんや。何かするにも全部このカードが無いと出来ない。名寄せの必要が無くなると、随分たくさんのアングラマネーが表に出てきよる。これは、是非やってほしいね。。。

 

 このカードは、不法滞在者やら、行方不明者の追跡にも役に立つ。指紋や歯形などの身体的特徴もデータとして入ると、万一の時の本人確認に使える。アパートを借りる人も、このカードが無いと借りられないから、どこの誰が住んでいるのかも判らないというようなことが無くなる。

 

 何より、これから日本は、人口減少国になる。となると、必然的に、外国からの労働者が、豊かな国日本を目指して押し寄せてくる。この人たちの多くは、善良なる市民になるのだろうが、中には、強盗スリなどの目的で日本にやってくる奴らもおる。こういう招かれざる客を、閉め出すのに効果があるのである。

 

昔の日本は、みんなが良い人で、みんなが悪いことをしない人・・・・という大前提で世の中が回っていた。だから、人を信じることが大事やった。。。。ところが、今は、誰も信じられないような世の中になってしもた。ほんと残念でならない。なんで、こんな日本になってしまったのか、今、是非とも検証しておくべきやろうね。。。

 

嘘つきはどろぼうのはじまり。刑罰に百タタキの刑を追加したらどうやろね・・・。意外と犯罪防止に効くかも知れんで。。。

 

9/28(木) 論功行賞・・・。安倍新総理がいくら否定したって、やっぱり、誰が見たってそうやわなぁ・・・。でも、自分の総理になるために、お世話になった人が、そのポストに相応しい人やったら、御礼にそのポストに就かせてあげることは、私は、そんなに悪い事ではないと思うのだけれどねぇ・・・。お世話になった人にお返しをする。極めて日本的な美徳の部分がある。。。

 

 今までの、小泉のオッサンが少し変わり者だっただけに、安倍ちゃんは、むしろ戦後一番若い首相なのだから、先輩の言うことを、ある程度よく聞かないと、うまいこといかんやろうしね・・・。有る程度、これは、仕方ないと思うで。まぁ、それでも、自分の側近を自分の近くに配置するのは、当たり前や。やりやすいように人を配置せんと、やりたいことも出来ひんからね・・・。

 

 さて、それにしても安倍ちゃん。「美しい国・日本」というのは、また抽象的なテーマにしたねぇ。郵政民営化とか、道路公団民営化というが、ただの経済改革、小泉改革より、より具体的だっただけに、いったい何をしたいのか判らん。みんなを右に向かせたいのだけなら、ちょっと反発食らうかもね。。。

 

 しかし、この人には運があるのかもね。ひょっとしたら、今度の参議院選で、与野党の逆転もあるのかも・・・とって時に、神風が吹いて、民主党の小沢党首が入院。心臓病かも知れんやて。。。敵のエラーで勝つかもしれん。。。強運も実力のうちかもね。。。。

 

 やりたいと言っていた、公立学校改革も、日教組と対決となるやろう。外交政策も、対立がつきまとう。どこかと、何かと対立を演出して、人気を維持するやり方は、小泉のオッサンから学んだことやろうけど、問題は、この対立が、取り返しの付かないほどのものになって、またいつもの持論を繰り返してたら、中韓とは、またもっと緊迫した場面になるやろうからね。。。

 

 この人なら、竹島から韓国軍を撤退しないかぎり、日韓首脳会談に応じないなんて、言いかねないし、中国の一番嫌がる台湾問題を、引き合いに出してきそうな気もする。。。まぁ、小泉以前のアジア外交が、あまりにも、自虐的で、金をばらまき続けるのが友好という変な癖が付いてしまっていたから、この反動で、少しなめられないようにする位ならええけどね。。。。

 

 中韓とは、表面上は友好を装っていたらええと思う・・・。ただ、深入りは禁物や。これらの国と、本当に胸襟を開いてまともな話が出来るようになるには、まだ100年ほどかかる・・・。それまでは、そこそこのお付き合いにとどめておく。これが一番の得策やろう。。。

 

 そして、今度の内閣の目玉のひとつが再チャレンジである。一度失敗した人が何度でも挑戦できる社会・・・。これを目指すんやて。。。多重債務者の借金をチャラにしたって、何喰わぬ顔で、また人生がやり直し出来る・・・。私は、これはちょっと、許せへんで・・・。その前に多重債務者にならないようにするための政策の方が大事や。。。。

 

 そりゃ、そうやろ。例えば私がある人に200万円債権が有って、この人に何度督促しても、支払えなくて、自己破産してしまいよった。この人が、また同じ商売で、平気な顔で仕事しとったら、どう思う???誰だって、200万円も踏み倒しよって・・・。よう、平気な顔してまた商売やれるなぁ。。。と怒るやろう。。。金返せと思うやろう。。。ところが、国が借金をチャラにするのを認めてしまいよったから、お金を返してもらえない。。。こんなアホなことがあるか?

 

 失敗しよった人には、それなりの理由がある。まともに働いて税金を納めた人のカネを、下手打った人のために使うのは反対や。そんなことしたら、モラルハザードが起きるで。。。

 

 「そごう」やら「ダイエー」やらに、産業再生機構とかいう政府の組織が、本来なら、倒産すべき会社に血税で助けよった。。。。もし倒産したら、社会的な影響が大きいから。。。というのがその理由やった。でも、それは、正しい判断やったんやろうか。。。社会主義国やあるまいし・・・。

 

 私ら中小企業なら助けずに、大企業は助ける・・・。この不公平感は、どうしてくれるんや。。。

 

こんな大きな税金の使い道の変更は、本来なら、一旦、国民に信を問うべきやろうね。。。無作為抽出の10000人の人が、アンケートのように、こんな大きな政策決定の時には、国民代表投票でもしてみたらどうやろう・・・。もちろん、憲法改正も。。。今の、代議士に政策を100%白紙委任するような選挙方法は、金がかかりすぎるし、無駄が多い。第一、利権を呼ぶ・・・。

 

 かつてのスイスは、国民全部が投票する直接選挙制というのを採っていた。今の日本の技術力と、IT技術を使ったら、簡単に出来るのやないか?ついでに、裁判も裁判員制度なんかやめて、裁判も、国民投票で決めることにしたらどうや。おかしな判決もど〜んと減るで。。。

 

今の制度は、本当の意味で、国民主権になってへんやんか。。。国民投票が、真の最高機関になる。これ、やってみようや。。。

 

9/29(金) 巷では、安倍内閣の閣僚たちの古傷が、早くもマスコミのスクープ合戦になっとるようである。。。入閣した面々を見て、ようこんだけ、きわどい人を集めたなぁ。。。との批判も。。。週刊誌もしばらくネタに困らないやろうね・・・。

 農林相に収まった松岡利勝。6回目の当選で61歳。やっとやっとの初入閣。この人の地元は鳥取県で、BSEのときに、国に無理矢理牛肉の買い上げをさせて、その結果、ハンナンなどが、巨大詐欺事件に発展した。6兆円とも言われるウルグアイラウンドのつかみ金。地元鳥取にものすごいハコモノ公共事業をひっぱっとる・・・。川辺川ダムがらみの巨額献金疑惑など。。。ヤバイネタのオンパレードみたいな人やね。。。

 通産大臣になった甘利明は、サラ金業者が支持母体。神奈川選出で、グレーゾーン金利問題では、業界のために必死に立ち回っとる・・・。マチ金の政治団体である全政連が、パーティやってて、このパー券を30万円も買っていたんやて・・・。何か逆のような・・・。何か裏があるのやろうね。。。

 防衛庁長官の久間章生も、道路公団関係企業や、ヤーサンとの関係が取りざたされている人。関西国際空港の第2期工事でも、何度か名前が出ていた。。。

 自民党幹事長の中川秀直も、女性問題と、ヤーサンとの交際の噂、覚醒剤まで、いろいろ噂が出た人。。。警察沙汰になる寸前に、当時、国家公安委員長やった伊吹文明がもみ消した・・・。今回は、その御礼で入閣・・・。ほんまかいな。。。それにしても、こんなのばっかり集めて、大丈夫かいなぁ。。。

かくいう、安倍氏自身も、どこか、訳の分からない新興宗教の信者であるという噂がある。アメリカでもどこかのハリウッドスターが、新興宗教にのめり込み過ぎて、映画から降ろされた話があったけど、日本は宗教に対して甘いからね。。。政経分離とか、言っておきながら、公明党は創価学会という立派な宗教団体100%の組織だし、自民党の支持団体の中にも、宗教関係はある。

 

政治とカネの関係は、なかなか切っても切れない・・・。私は、基本的に議員の先生は、そこそこのお金持ちにやってもらった方がええと思う。お金に汚い人がやると、好き放題出来る世界やからね。。。政治の世界は。。。お金に余裕のある人なら、そんなに悪いことはせんやろう・・・。との単純な予測なんやけれどね。。。

 

安倍首相は、いきなり自分の給料の3割カットを宣言した。大臣も1割カットやて。これは、安倍氏が、お金にはお困りではない、オボッチャマな面を示すと共に、実は、役人たちへの先制パンチでもあるのである。

 

役人たちの給料は、上下関係が厳しい。一番上の人の給料がこれぐらいなら、次の人はこれぐらいという風に、順序が決まっているのである。だから、総理大臣の給料を下げると、大臣はそれ以上もらえないから、必然的に下る。またその下の次官級も下るまたその下も下るということになるからである。

 

だから、役人たちは、自分の上司の給料を必死になって上げたがる。自分たちの給料が、それに釣られて上がるからである。これを押さえ込むための一撃。こりゃ、一番役人には効くで。。。。

 

政治家の理想は、一番利権に遠い人たちにやってほしい。国家の舵取りの仕事は、そういうドロドロした腐敗、汚職とは無縁であってほしい。小泉政権の5年半、これにかなり近かった。

 

これだけは、引き継いで欲しいね。。。

 

9/30(土) 小泉元首相が、これだけは、やり残したことは?と、マスコミに聞かれて、「遷都」と「デノミ」を上げたそうや。。。。やっぱり、この人、おもろいね。。。

 

諸外国は、その国の首都を移動させて、国全体のボトムアップをしてきた歴史がある場合が多い。日本も、奈良・長岡京・京都・近江・鎌倉・東京などと、政治の中心地は動いてきた。東京一極集中は、みんなにとって不幸。遷都は、ものすごい経済効果のある政策やで。。。

 

 一時、我が国でも、首都機能移転論が華やかに論議されてきた時期があった。ところが、いつの間にか、石原都知事が猛反対したからか、景気が低迷していたからか、この論議が消えてしまった。候補地まで決まりかけていたのにね。。。

 

 そのときの議論では確か3地区まで、移転候補地が絞り込まれていた・・・。調べてみたら

1.        北東地域 ( 宮城・福島・栃木・茨城県に連なる地域 )

2.        東海地域 ( 静岡県遠州・愛知県三河・岐阜県東濃に連なる地域 )

3.        三重・畿央地域 ( 三重県伊勢平野から滋賀・京都・奈良県境にわたる地域 )

の3カ所やった。ただし、これが決まったのは、1998年1月の国会等移転審議会のことやけどね・・・。まぁ、判りやすく言うと、北関東か、濃尾平野か、伊賀甲賀か、この3カ所に絞らはったというこっちゃ・・・。どこも、一長一短やけれどね・・・。台風がよく通るところ、大雨が降るところ、地震が怖いところ、王城の地は、やっぱり、自然災害の少ないところがええしね・・・。京都と東京は、そういう意味では、災害の少ない地域やった。だから、都が永く続いた・・・。

 

 あと、全国から集まりやすいところだと、どうしても真ん中に近いところがええわなぁ・・・。となると、やっぱり、東京と京都の間にある、どこかとなる。新幹線も通っていて、空港があるか、近くに作れるか。。。。

 

 よく考えたら、皇居は、別に、東京のままでも、ええやんか・・・。皇居まで一から作るのは大変やし・・・。国会や官庁だけ静岡から名古屋の近くあたりに引っ越したらどうか。岐阜でもええよ。土地いっぱい余っていそうやから。。。そんな首都移転なんて大げさに構える必要がないやんか。。。日本で、やったら、途端に百万都市が出来る。ワシントンみたいに、政治だけが中心の都市にしたらええ。

 

 東京は、ここまで大きくなったら、なかなか廃れへんわ。。。横浜も東京のおかげで、ものすごい大都市になってしもた。と、いうより、東京と一体化してしもた・・・。住みにくいで・・・。人が多すぎや・・・これは、もう、限界やで・・・。首都機能移転しても100万人か200万人しか人口減らないやろう・・・。まだ多すぎやわ・・・。

 

国会と官庁街、どーんと、お引っ越ししたらええ。理想的な効率的でコンパクトな政府の器をまずつくるんや。そこに入れない人は、東京に残しておく。そして、だんだん減らしてゆく。。。。公務員改革にもこれ、使えるで・・・。ついでに道州制にしてしもて、県庁やら府庁を統合してしまう。一気に構造改革や。。。

 

 もうひとつ小泉のオッサンの言っていたデノミも、ええ考えやんか・・・。1/100デノミやったら、1ドルが117円やなくて、1円17銭になる。円の価値が、これだけ大きくなっているうちに、思い切ってやってしまうべきやろうね・・・。日本だけ、先進主要国で3桁表示なのは、何か、前時代的な感じがする。大きな通貨統合に向けての準備的意味合いも、デノミネーションにはある。

 

 1円の価値も、100倍に上がると同時に、今まで10000円やったものが、100円になるのやから、消費が少しは伸びるかも知れん。計画的なインフレ誘導や。少しは物価も上がってもらわんとあかん。1%〜2%程度のインフレは、実は、国債の返還などに大変有利に働く。10年後の物価が少しは上がっていれば、返済額が実質的に減る。これで、国と地方の借金も、大幅に減らすことが出来るっちゅう寸法や。。。ええことずくめやんか。。。やろやろ。。。。

 

 政治家とは、国民が何を望んでいるか、それを察知する能力が要求されると、思う・・・。また、それを実践することによって、どういう結果を求めたいのか、常に探求する努力が求められるのである。この点において、小泉純一郎は、素晴らしい政治家であり、何が今、やらなければならないことか、的確に掌握出来ていたと言えると、思う。

 

この人の最期のコメント。かなり、重要な意味があると思うで。。。

 

 

 

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