日常のページ

 

1/1(祝) みなさん、明けましておめでとうございます。今年も、よろしくお願いします。

 

 さて、昨年は、日常のページという私のホームページの1コーナーから抜け出して、アメブロさんというブログに進出。政治関係のランキングで80位ぐらいになるまで上がってきました。嬉しいやら、小っ恥ずかしいやら。。。いつも、ご愛読、有り難うございます。私のホームグランドである京都アイネットさんでのランキングでも、昔は100位そこそこやったのに、最近では40位前後まで、知らない間に上がっていました。ホント、正直、びっくりです。。。

 

 下手の横好きで始めたウェブ日記ですが、最近は、愚痴が多くなって、日記というよりは、下手な社説というか、論評というか、そんな感じになっています。もともと、私のホームページのタイトルが、キャンプ好きで始めた「アウトドアはお好きですか?」というタイトルなのですが、少しタイトルと内容とが乖離してきて、何度か、一新しようかなぁと思っていても、膨大なデータの前に、お引っ越しもままならず、書き殴りの書き捨て状態。。。何とぞ、ご容赦下さい。。。もう、ええかげん、ホームページの方も、タイトルを変える時期かなぁ。。。なんて、思っています。

 

 今、タイトルを思案中。アメブロの「京都発!言いたい放題」に統一することもエエかなぁ。。。と、思っています。何か、ええアイデアが有りましたら、教えて下さいね。

 

 さて、正月ぐらい、愚痴らずに過ごしたいと思っていたら、年末に嫌なニュース・・・。日本の人口が2年前の10月頃をピークにして、減少に転じたんやて。。。でも、長い歴史を紐解けば、日本のように狭い国土に1億2000万人もの人が住み続けるのも、無理があるのかも・・・なんていうことも、思ったりします。だって、江戸時代なんて、今の1/10ぐらいの人口やったんでしょ?それから、思ったら、つい、この200年程で、日本の人口は、10倍になったということやんか・・・。これを人口爆発と言わないで、何を言うのやろうね。。。

 

 世界的にも、随所で、これが起こっていて、全世界の総人口がついこの前まで50億やったのが、10数年で60億やて・・・。これは、どうにかせんと、人類はいつか、滅亡する道を辿っていると言えるのやないかね。。。食糧危機、石油などの資源が枯渇する危機・・・。その意味では、日本は、もうええかげん、人口が増え続けるのを抑え込むことに成功した、初めての例なのかも知れないと、思えてきたりして。。。

 

 これから、アフリカや南米などの国々では、どんどん人口爆発が起きる。。。。人類は、戦争をやったり、伝染病が流行ったりして、今まで、自然と人口の増加が抑制されていた部分があるからね・・・。平和な世の中になって、戦争が無くなり、医療の発達によって、病気による死亡に打ち勝つ事が出来た現在、個体数が増えすぎて、存続の危機がやってくるという問題に直面することは、誠に皮肉なことやね・・・。

 

ここ50年以内に、食料や資源の争奪戦による戦争や諍いが、起こるのは、間違いないやろうね。。。残念ながら・・・。この大問題に、どうして立ち向かえる事が出来るか・・・。これが、これからのキーワードになると思う。。。

 

1/2(火) 年末の特番で、日本テレビが、北朝鮮初のジャーナリストとして、脱北した人にハンディカムを渡して、北朝鮮に戻らせて、いろいろな画像を撮ってもらった映像が、オンエアーされていた。今までは、秘密のベールに包まれた国、北朝鮮・・・という感じやったけど、意外とものは有るし、意外と社会資本は整備されているし、何か今までのイメージと違っていて、私は正直、違和感を感じた。。。

 

 今までが、穀物が不足で飢餓状態にあるとか、何か哀れを誘って、食糧支援とか、人道的支援をもらおうとかいう、プロパガンダやったんやろうか・・・。と、思えたりした。。。何か、人に物をねだるときに、しきりと演技する乞食のような性格・・・。に、唖然とした。。。

 

 それと、その番組を見ていて、一番目に付いたのが、子供たちが、スリやら、かっぱらいをやっている姿や。。。厳しい学校教育・・・というイメージの北朝鮮で、戦後の闇市をうろうろするような、孤児たち・・・。そんなイメージ・・・。人を信じることのない暗い性格が、ものすごいアンバランスを感じさせた。。。

 

 反対に、川原で愉しそうに、焼肉をする若者たち興が乗って踊っている・・・。その横では、空腹を我慢してただ、寝ころぶ若い軍の兵士たち。。。何か変な感じ。。。これ、やらせなんやろうか。。。軍には食料が行き渡ってないけど、庶民は飢えてないと、言いたげな感じ。。。ちょっと、これ、匂うなぁ。。。

 

 そもそも、あれだけ、軍の警備が厳しい国で、ビデオ撮影をいとも簡単に出来るというのも、不自然やし、そのテープを大量に中国にいる日本人支援者に持ち出して渡せるというのも、何か不自然な感じがする。テレビでは、ごみ袋にいろんな物を入れて頭に乗せながら川を泳いで渡る映像が出て、やけに、どれだけ大変な思いをして、このテープを運んだか、悲壮感が漂っていた。。。これが逆に演技くさい。。。

 

北朝鮮政府の検閲というか、むしろ、北朝鮮政府の意図する官製映像の疑いもあるやんか。。。この国は、どこまでも、自国を取り繕う国である。金さんというたった一人の人を崇拝するためだけの国。。。このあまりにも、不思議な体制が、21世紀の今の世界まで、生き続けられて来たこと自体、大変、不思議である。。。これも、本当に民衆が、社会の中心に、たったの一度もなったことがない・・・という、この国の歴史的な不幸を物語っているのやろうね。。。

 

1/3(水) インターネットの出現というのは、本当に、便利なもので、いろいろな事が出来て、ほんと、コロッと、生活が変わってしまう位の革命的な事だったんだけど、良いことの裏には、どうしても、悪いことがあるというのは、世の常である。ヤフーオークションという日本一のオークションサイトで、家電ドットコムというところが、格安の液晶テレビやら、デジカメなんかを出品して、落札者から、お金をだまし取っていた。

 

 ヤフーは、出品者を有る程度、チェックしていたのだろうけど、利用した人の評判をあてにするなど、他人任せなところが、私には、前から気になっていた・・・。つまり、インチキしようとすれば、何処の誰でも、悪いことが出来てしまうような環境が、そこには有った訳である。ほんま、ひどい話やね。。。だから、ネットで通販はするけど、私は、オークションはやらない主義である。人が信用出来ないからね。。。残念だけど・・・。

 

 普通、消費者は、大きな電気屋さんなら、そこを信用して商品を買おうと思うものである。ところが、ネット上では、大きな店舗は必要がない。大手の電気屋さんでも、町の小さな電気屋さんでも、全く同じ土俵で商売が出来るというメリットがそこには、有った。ところが、その店とか企業への信頼の尺度というものが、ネット上では、なかなか見えにくい。秋葉原や日本橋に大きな店舗を構えている電気屋からなら、安心して買い物が出来るのだが、実際に行ったこともない地方の聞いたこともない地名の電気屋さんで、代金先払いで、商品を買うのは、いくら安くても、勇気の要る事である。

 

 この点が、ネットビジネスの盲点で、悪意の個人が、いかにも信用のありそうな電気店に成り済まして、代金を搾取する。。。こんなことも、残念ながら出来てしまう・・・。というリスクがつきまとうのである。。。

 

 このことについて、やっぱり、私は、インターネットの匿名性に問題が有ると思うのである。何処の誰と名乗らなくても、ネットの掲示板に書き込みが出来たり、ネットでバーチャルなショッピングサイトが運営出来てしまうこと自身が、大変危険なことであると、思うのである。全てのネット販売をする業者に、自分の、素性を公開する義務を課す。そして、そのネットのIDから、その者が、本当にその人であるという本人確認が、何か公的な機関で認証出来るというのが、理想やろうね。。。でもね、もぐりの詐欺師が商売出来無くする。。これがなかなか難しい事なんや。。。

 

 もともと、匿名で投書が出来たりすることは、内部告発などの時は、ええことかも知れないけど、逆に、自分の正体が人に知られなくて済む・・・ということから、「遠慮がなくなる」場合が多いのではないやろうか・・・。人は、普通、人と関わるとき、少なからず、その人の立場を考え、その人の人格を尊重するものである。それが礼儀につながり、ひいては、自分の人格をも、守ることになるのである。

 

 ところが、2ちゃんねるなどの掲示板サイトの書き込みなどは、どうだろう。。。自分の氏素性を、他の人に全く知られないことを良いことに、そこに、来ている人を、好き放題に中傷したり、人には知られたくないような、個人の情報を暴露したり、人間的な人格そのものを否定するような悪性の書き込みばかりが、蔓延っている。。。挙げ句の果てに、他人に成り済ましてまで、自分の思い通りに、物事を運ぼうとするヤカラまで現れてくる。自分で自分を演出し、他人に成り済まして、そこでせ繰り広げられている議論を、さも、自分に有利になるように、捏造しよるのである。。。ほんま、暇なこっちゃ。。。

 

 男のくせに、女の子のフリをする人をネットのオカマ。略して「ネカマ」と言う。こんなのに、騙されて、逢いたいなんて真剣に思っていた男の子は、悲惨で、でも、笑い話の洒落で済むかも知れないけど、詐欺という犯罪にまで使われたとなれば、洒落にならんわなぁ。。。とっとと、犯人捜して、捕まえんと。。。

 

 つまり、現代では、ネット環境というものが、普段の、人と人の付き合い方のようなものまで、決定的に規定してしまっていると、言えるやろう。。。これは、実際、少しおかしいことである。私は、ちゃんと調べれば、どこの誰であるかが、判るという前提で、ネットに繋ぐことができるというのが、大事なことだと思うのである。ミクシーというサイトが流行ったのも、顔の見える人しか、そのサイトにはいないという安心感から、なんやろうね。。。

 

 この辺の、案配が、けっこう難しい。。。あんまり、誰でも、何でもかんでも判ってしまって、個人が簡単に特定出来るようになってしまうと、女性はストーカーたちの餌食になってしまうし、誹謗中傷の虐めが、現実世界でも、起こってしまう。ネット上で受けた中傷を、現実の世界で、殺人という犯行に移すなんていう、バカげたことにもなりかねないしね。。。まぁ、最低限、犯罪として、法に抵触する。。。といううのが、プロバイダーが個人情報を開示して良い基準になるやろうね。。。

 

ネットの世界は、まだまだ発展途上の部分が多い分、まだまだ無法地帯であるところがある。この部分をちゃんとケアできる技術と、より現実的なルール作りが今、求められていると思う。。。

 

1/4(木) 安倍晋三総理が、新春の記者会見で、発言。今年行われる参議院選で、憲法改正を争点にすると、公表した。小泉さんの郵政民営化は、国民に支持されていたが、憲法改正は、特に第九条においては、まだまだ議論が分かれる部分が多い・・・。あえて、この難題に挑む姿勢を見せたのは、私はちょっと、キツイのやないかなぁ・・と思う。

 

 憲法改正論議は、自民党はもちろん、民主党の中にも、改正すべきであるという人は、確かに多い。ただ、問題は、その内容である。戦争放棄まで踏み入った内容の変更だと、その支持という数字はガーンと下るが、自衛隊を戦力として認める程度までならOKとか、専守防衛で、他国への派遣、交戦の禁止など、現行枠を拡げる内容なら、危機感を持つ人も多いやろう。。。海外派兵も、未だに議論が分かれるからね。。。

 

 派兵はするけど、どこか他の国に守ってもらわないといけない。。。こんな軍隊は、聞いたことがないからね。。。お嬢様部隊と揶揄されても、しゃあないからね。。。

 

 安倍内閣が、何か、外交的な、危機感を煽って、参院選を乗り切ろうとする姿勢も、少し危なっかしい・・・。中国、韓国を刺激し過ぎると、またまた反日の嵐になるから、北東アジアの安定には、マイナス要因となるからね。。。

 

 安倍内閣は、教育基本法改正など、やりたかった事を着実に進めている。自民党の中でも、特にタカ派と呼ばれていた安倍氏にしては、まだまだ、ネコをかぶっているというか、爪を隠しているという部分は大きい。あれだけ強行派だった人が、首相になった途端に、大人しくなって、威勢が良くなくなった。。。やっぱり、総理大臣というポジションは、ミスが出来ない位置だから、何でも、慎重にならざるを得ないからね。。。ただ、これからが問題や。。。いつか、馬脚を現す。。。そうなりゃ、安倍内閣は、総スカンになる可能性もあるからね。。。

 

 もともと、安倍氏は、保守の中でも旧生長の家という政治団体の支持が厚い人や。ライトもライト、最右翼の考えの持ち主やんか。。。威勢の良いのは得意やけど、拡がる社会的格差の是正や、経済問題などには、まだまだ未知数・・・。というか、門外漢的なところがあるのやないかね。。。それに、若いせいで、キレる癖もある。。。

 

 その反面、小泉のオッサンのような、ワンワードで「切る」のは不得意のようで、説明が長くて下手。「美しい国・日本」というのも、あまりにも抽象的で何をしたいのか、サッパリ、判らん。。。頭も、言っちゃ悪いが、そんなに良い方ではないのかもね。。。ただ、ルックスは良い。背も高いし、外国の首脳と向き合っても、ひけを取らない・・・。若さも武器だし、今までの首相のように、奥さんもおばあさんではなくて、若くてキレイというのも良いのやろうね。。。。

 

 国内的に改革の流れは、もう止められないやろう・・。今まで、好き勝手しておった役人連中、利権に群がっておった政治家や財界、このあたりを、バッサリやって、まともな税金の使い方を出来るような政府に作り替えてもらわんとあかん。。。

 

新しい議員宿舎は、民間に貸して、もっとええ家賃取れや。。。議員の年金もカットや。ちゃんとやることやらんと、消費税上げたり、年金掛金上げたり、出来ひんというのは、重々承知やろうしね。。。

 

1/5(金) 明日から新年会3連チャン。。。。あんまり、飲み過ぎたら身体が、保たんわ。。。。

 

 さて、私も、今日から仕事開始。お得意先に挨拶回りも、早々に午前中には、済ませた。今年は、去年より、もっと良い年になりますように。。。

 

 今年の正月は、スーパーなど、1日から営業するところが増えて、だんだんと正月らしさが無くなってきた・・・。景気が少しは良くなったのか、元旦の朝9時から、福袋の列に並んでいる人の数も多いし、百貨店などの2日から営業のところも、人が多かった。。。。私も、また並んで、今年の正月は福袋三昧やった。。。5万円分も入っていて10000円。。。確かに、お得はお得や。。。とは、言っても、自分の好みに合わないものもあるのが福袋の辛いところやね。。。

 

でもね、さすがに関西のオバチャンパワーは凄い。福袋とは言っても、とっくに、封が開けられて、中身が全部ムケムケにして、好きなものを、堂々と選んで、勝手に自分だけの福袋を作っている。。バイキングと違うにゃからね。。。。これってアカンやろう。。。どあつかましいにも程があるわ。。。

 

 そんなのもあってか、関西では、福袋の中身をディスプレイして、前もって公開しているのもある・・・。これなら、服のサイズだけ注意すれば、安心して買えるしね。。。最近、流行のチョイファー付きのダウンジャケットやら、9点も入って、10000円。私が、50になっても、着れる服も珍しいけど、思わず買ってしまった。。。チョイワルオヤジ風のファッション。吉本新喜劇に出てくるチンピラ役の人の衣装みたいや。。。と、酷評されるが、それにもメゲず、私の正月ファッションはこれで通した。。。ちょっと、ダウンは暑いぐらいやったけどね。。。

 

 それにしても、若者向けの服は、昔と比べたら、安くてええものが、増えてきた。ダウンジャケットが2000円代で買えるなんて、昔じゃ考えられへん。。。ユニクロの影響かね。。。

 

 格差社会と言われて久しい・・・。1/3の世帯が、情けないことに、貯蓄0世帯・・・・。1/10もの家庭が生活保護を受けているんやて。。。ほんまかいなぁ。。。何がまともで、何がおかしいのか・・・。若者の服は安く買えるが、本当に生活に必要な住宅やら、子供の教育やらの環境がなかなか良くならない。今年は、国民全員の所得が、もうちょっとは、上がるようにならんとあかんやろうね。。。

 

 ただ、生活保護を受けている人が中古のベンツ乗っていたり、朝っぱらから、パチンコ三昧してたり、競輪・競艇の博打ばっかりしているなんて話をよく聞く。。。そんな人らに、遊んで暮らしてもらうために、みんなの税金使われたんじゃ、堪らんわなぁ。。。社会の不公平が、こんな逆の不公平になっているのは、ゼッタイにおかしいし、本当に社会が保護すべき人のためにもならん。。。こんな、人らには、キッパリ支給停止してほしいもんや。。。そしたら、保護世帯が半分になったりして。。。役人も要らなくなる。。。そうか、それが困るから、生活保護所帯が増え続けているのと、違うか?ナンボ何でも本末転倒やで。。。。

 

最近、社会のルールが、どうも、おかしくなってきている。モラルが有るのかないのか。基準がふらついて来ているのやないやろうかね。。。行政が作ってしまった変な不公平を、一掃すべき時期も、近づいて来ているのやろうね。。。

 

1/6(土) 松の内も明けないうちに、北朝鮮がまたまた核実験の兆候があるとの報道・・・。ほんと、この国は何がしたいのか。。。この前が、かなり、中途半端な実験で、本当に成功したのか、失敗したのか、判らなかっただけに、今度こそ本当にちゃんと、やってくる。。。はずである。。。

 

 北朝鮮は、地図の上では、ほんとうに日本に近い。。。下手なことやられたら、こっちまで死の灰が飛んでくるかも知れないし、今度こそは、国の威信を賭けてやってくるやろうから、しっかり映像も出すはずや。。。これを見れば、本当に核兵器を保有したことになるかどうかが判るはずである。。。困ったもんや。。。

 

 この時期に核実験を、急がしたのには、少し理由があるような気がする。。。それは、多分、サダムフセインの死刑判決と、処刑であると思う・・・。恐がりの金さんは、フセインの哀れな最後を、確実に自分とダブらせているはすや。。。つまり、米軍が北朝鮮に上陸して、進軍してくるのを予想しているのである。そして、ロシアあたりで、ふん捕まり、裁判で死刑判決。絞首刑・・・というフセインの姿が、自分もいずれそうなるかも。。。という恐怖に苛まれているのやろうね。。。

 

 日本は、この困った隣人にどう向き合うべきか。。。日本からしたら、構いたくない相手である。ところが、何にもしていないのに、向こうからしつこく、つきまとって来るような相手である。。。本当にうっとうしい。。。。

 

 ここで問題になるのが6カ国協議である。朝鮮半島というのは、実は、まだ、精神的には、朝鮮戦争がずっと、続いているのである。38度線で、休戦には、なっているが、昔のロシアと中国が北を支援して、米国が南を支援する構造は、全くこの50年変わっていないのである・・・・。その間、歴史は動いていて、冷戦は終わり、米ソの対立は終わり、中国の台頭、日本、韓国の躍進など、北東アジアを取り巻く環境は、激変している。ところが、朝鮮半島の中での精神構造は、未だに1950年代のまま・・・なのである。。。。

 

 本来なら、6カ国協議というのは、朝鮮半島の2つの国を巡って、ロシアと米国、日本と中国が、お互いの陣営に入れようと、しのぎを削る構造になっているはずなのである。ところが、冷戦後はこの構造が完全に崩れ、どちらの陣営でもなく、1つの朝鮮半島の国にしようという流れになっているハズである。その国は、親米でも、親日でも親ロでも親中でもない、真の意味での独立国であるはずである。

 

 ところが、本来なら、もっと力を出さねばならない国である韓国が、実にふがいがない。。。本当に南北統一をやる気があるのか無いのか。。。本来、南北協調して、北を無害化するのは、大韓民国の大仕事であるはずなのに、それが全く出来ないものだから、日本や米国、中国、ロシアの手助けを借りよる。。。やる気がないから、当然人任せ・・・。ホンマ、困ったもんや。。。この点が、東西ドイツとは全く違うところである。。。

 

 国の統合というのは、本来、その国の国民が、権力者や、既存勢力を倒して、勝ち取るもの・・・である。ただ、この国は、かつて1度も、このような闘いに勝利した歴史が無い・・・。つまり、民衆の思いは、高まってボルテージは上るのだけれども、口だけで、いざ、ホントの戦争になったら、逃げ回り、敗走を続けた・・・こんな情けない歴史しか無い・・・。残念ながら。。。それだけ本当のパワーというか、実力が無いのである。韓国が、本当にやる気になってもらえんと、日本も応援出来ん・・・。ミサイルこっちに向けている国に、一銭も援助なんて、出来ひんからね。。。

 

 私は、北朝鮮の無害化は、韓国の責任に置いてやるべきであると思う。同じ民族なんやから。。。説得出来ひんなら、何にも出来ひんで。。。正味な話。。。国連総長になっても、利権集めが目的のお国柄やかね。。。どうなることやら。。。もう、ええかげん、キムジョンイルもお歳や。。。。説得に応じて、武装解除する道を何とか承伏させられへんものかねぇ。。。

 

ただ、そうなると、日本は、統一朝鮮という、筋金入りの反日国家と向き合うことになる。日本の憂鬱は、その後も、ずっと続く事になるのやろうね。。。どうせ、そうなるのが判っているのなら、今のままで、危ないオモチャだけ使わないと約束させている方がまだマシなのかも・・・。なんて、思ってしまう。。。

 

1/7(日) 日本人は、まだまだ働き過ぎだから、もっと休みを多くして、家庭を大事にしなさいと政府は言う・・・。いかにも、時流に乗った政策・・・ということなのかも知れないけど、私は、ちょっと待てと、思う。。。そこまで、政府に決めてもらって、法律まで作る事か???

 

 この制度は、ホワイトカラーエグゼンプションと言って、ホワイトカラーつまり、現業部門でないサラリーマンをエグゼンプション、つまり除外するというのだ。何を除外するのかと言うと、年収400万円を超えるサラリーマンは、自分の仕事の出来に応じて、評価されるべきで、労働時間で賃金を決めない。つまり、残業手当の対象から「除外」するというのである。

 

 これって、携帯電話で言えば、定額で使い放題・・・ってことやんか。。。人間の仕事の価値まで、定額制にして、どうする?って、単純には、思ってしまうけどね。。。

 

 日本経団連が提言したこのホワイトカラーの残業代節約術。本当に日本にとって良いことなのやろうか?私は、そもそも、時間給で労働の対価を決めるやり方は、嫌いで、仕事をしてもしなくても、結果が出ても、出なくても、稼ぎが同じという賃金体系が、おかしいと、常々思っていた。時間さえ過ぎれば、貰うものが、貰えたら、誰も努力する人がいなくなるからね。。。

 

 営業なら、自分の取ってきた注文の大小や、利益の大きさで、評価されるべきだし、製造なら、ロス率の低さや、生産性の高さ、製品の優秀さなんかで、評価されるべきだと思うのである。経理や庶務の仕事だって、効率性の高さや、創意工夫具合、仕事の正確さなどで、ちゃんと評価出来るべきやと思うのである。その前提で、もし、結果が同じだったら、何も時間に束縛されることはない・・・という考え方には賛成である。。。

 

 だから、このホワイトカラーエグゼンプション自体には、私は大いに賛成である。でもね・・・、それって、お役人がわざわざ、決めることやないと思うのである。企業が、自分の会社に合わせて、他社と競合するカタチで進めて行ったらええことやんか・・・。

 

 アルバイトや、パートの人たちを雇う時、時間給いくらというのは、実際問題として、大変、効率の良い制度であった。ちょっと見では、拘束時間で、労働の価値を計るやり方は、公平にも見えるしね・・・。ところが、雇用者側が、これを都合良く、つまみ食いするという問題がある・・・。私は、外食産業にバイトで勤める息子が勤務する時間を聞いて、びっくりしてしもた。。。朝の11時から昼の2時まで働いてくれって言われて、お昼の2時から夕方の5時までは、家に帰れ・・・って言われるのやそうや。それでまた、夕方の6時から夜の11時までバイト。。。朝の11時から夜の11時までバイトしたら12時間になるけど、中抜きしたら、8時間で済む。。。これって、ものすご、勝手な雇用体系やと思わないかい?

 

 忙しい時だけ入ってもらって、暇なときは、バイト代を節約出来る。。。こんなことするから、人が続かないんや。。。そう思わんかい?だから、万年、人手不足で賃金は上がらない。。。こんな勝手な雇用体系を常態化させているから、ワーキングプアーの問題が起きるんや。。。こんなところで働いていたら、1ヶ月びっちり一生懸命働いても10万ちょっとほどしかならない。。。もっと、楽してカネになるバイトがあるやろうに。。。と、言っても、なかなか辞められないのやそうや。。。まぁ、社会勉強のうちはええけどね。。。

 

 昔の年功序列の賃金体系というのも、おかしかった。。。老練さが求められてない職場でも、就業期間が長ければ長いほど賃金が自然と上がって行く。。。これも、無理があるわなぁ。。。多くの場合、若い人の方が、物覚えも良く、創意工夫も発揮されるから、これは、賃金と成果が逆になる結果になるからや。。。だから、ある意味、これが壊れてきたのは、日本にとって、一歩前進やったと、言えなくもない。。。。終身雇用制も、無能な社員でも定年まで使い続けなくてはならないという、労働側にとって、とてつもなく有利な仕組みだったから、これが改善されるのも、無理はないと思う。

 

でも、あまりにも急速に終身雇用、年功序列が崩れていったから、熟年世代のサラリーマンたちの行き場が無くなってしまった。。。これが、大きな社会的不安に結びついてしまったことは、否めないやろうね。。。政府の失政が、格差社会の傷を拡げてしまって、セーフティネットの構築が遅れ遅れ、後手後手に回ったから、リストラされた人たちがホームレス化したり、一番弱い人たちにしわ寄せが行ってしまった・・・・。そういうことやろうね。。。

 

労働体系が時代に合わせて、変わって行くことは、ある程度は仕方がないことやと、思う・・・。でもね、一番求められるのは、正直者が得をして、努力した者が報われる社会やんか。つまり、社会での人間として尊ばれるべき、モラルの確立が、これからは、もっと大切なことになってくる。これを建て直す事が、本当に政府のやらんとあかんことなのと違うかね?そう、思わんか?

 

1/8(祝) いつの間にか、成人の日が1/15から1月の第二月曜に変わっておる。。。関西では、1/15は、小正月だから、この日までが松の内で、大事な日だったのに、こんな伝統やらを守るより、日曜日と祝日をくっつけて連休を増やして、消費を喚起する方が優先されるのかねぇ。。。ハッピーマンデー法案か何か知らないけど、私は、国会議員の越権行為やと、思うけどねぇ。。。娘の誕生日がせっかく1月15日で、祝日やったのに、平日になってしもた。。。

 

 さて、今日は息子の成人式がある・・・。息子が小さい時から、大きくなったら、息子と酒でも呑むのを楽しみにしていたが、本当に、なってみると、別にドおって事、無かった感じかね・・・。フツーやったし、大した感動もなく二十歳になりよった。。。それだけかいなぁ。。。何か、みんな、ホンマにちゃんと、青春してたんかいなぁ。。。なんて、ちょっと不安になる。。。

 

 自分の二十歳の時と、どうしても比べてしまうのやけれど、この頃の子は、あんまり、無茶をやってないというか、世渡り上手というか、こじんまりしていると言うか・・・。みんなの前で、上手にしゃべれる人が多いのはええ事なんやけど・・・、何か破天荒な、強い個性みたいなものを持っている人が少ないような気がして、少し心配や。。。良く言えば、「大人」なんやけど、本当はもっと、ガキで、ヤンチャな方が人間らしい・・・なんて、思ってしまう。。。

 

 何やかんや言ったって、あと10年、20年もすりゃ、この子たちが世の中の中心になって、世界は回って行くのだし、年寄りが、ああの、こうの、いくら言っても仕方ない部分でもある。。。でもね。世の中には、流れというものがあって、何月何日をもって、キチっと、こうなります。なんていうのは、ほとんど無い。大概の場合、少しづつ、だんだん、ちょつとづつ変わって行くもんや・・・。問題は、それをどう、捉え、どう導くかやね。。。

 

何かを始めるのには、エネルギーが要る。このエネルギーを、出し惜しみしよる人が多い・・・。そんな気がするんや。。。若いんやから、後先、全く考えんと、思いきって行ったらええのに、ちゃんと、後のことを考えて、セーブしとる若者の何と多いことか。。。

 

 これが、私にゃ、不満なんや・・・。もちろん、その方が結果的には、賢いのやろうけど、その代わり、真剣さやら、パワーみたいなもんが、あんまり、見えないし、感じられない・・・。若いっちゅうことは、何事にも思いっきりぶつかる事やろう???ところが、みんな、判で押したように、お上手なんや。。。それがモノ足りひんにゃろなぁ。。。

 

若気の至りという言葉がある。若いときの失敗は、買ってでもせえ。ちょっと、違うかも知れないけど、誰かの言葉や・・・。自分自身の限界も知らないうちに、セーブしてしもたら、ホントの自分が判らんやんか。。。これからの人生は、自分探しの旅や。こじんまり、収まらんと、何でも、挑戦してみぃ・・・。世の中、人と同じ事しとったら、自分を高められへんで。。。

 

これを二十歳になった息子への「はなむけ」にします。。。。成人おめでとう!

 

1/9(火) 何を考えているのか、平成のエロガッパ、山拓が、キムジョンイルに逢いたいと、北朝鮮を訪れるのだという。。。政府は不快感とか、報道されているけど、同じ自民党で、何とか汚名挽回したい山崎拓のスタンドプレイとも取れる今回の行動・・・。実は、行き詰まり常態の6カ国協議と、全く進展しない拉致協議、小泉元首相の3回目の訪朝の地ならし説など、諸説ふんぷんである。。。

 

 5日間も行くと言っても、VIP待遇やないから、取材などのお供も当然無い。。。と、言うことは、何も判らん。。。。まぁ、日本も、北朝鮮も、互いの交渉のチャネルを残しておきたい・・・。という点では、一致した・・・というところやろうね。。。訪朝して拉致被害者が帰るのなら、何度も行ったらえけど、その度に何千万円も、お土産持っていくようやったら、止めてくれ・・・とも、言いたくなる。。。せいぜい、喜び組のショーでも、鼻の下長〜くして、見に行っただけやったりして。。。

 

 小泉訪朝にしたって、現役の日本の首相が行ったから意味があったことだから、元首相という看板が、どれほどのものなんか・・・。なかなか計り知れないところがある。。。小泉のオッサンの主張していた、朝鮮半島での核廃絶と、拉致問題の解決という、日本の二大問題がもし、解決出来れば、日本は北朝鮮と国交回復してもええと思う。特異な存在である独裁国家を、だんだん、無毒化してゆくためには、他国とのいろいろな意味での交流が必要やからや。。。ただ、今のままでは、なかなか難しいけどね。。。

 

 スポーツや文化面で向こうの使節がやってきたり、逆に日本の人たちが行ったりするようになるには、まずは、向こうが武装解除してもらわんとねぇ・・・。核兵器という拳銃をこめかみに突きつけられたまま、経済制裁をやめろ、補償と賠償をしろ・・・と、いくら言われても、こっちも、聞くわけが無いからね。。。

 

 北朝鮮という国は、なかなか猜疑心の強いお国柄なのか、日本人のように、相互信頼関係で、お互いに分かり合い、助け合うなんていう文化が無い。隙あらば・・・と、いつも考えているようなところがある。こんな国との交渉は、一筋縄ではいかない。。。拉致被害者の一時帰国の時も、日本は拉致被害者を帰さないとして、嘘つきやと散々非難しとった。。。日本人が、精神的に、卑怯やとか、嘘つきや・・・とか、罵られるのを大変嫌っていることを、知り尽くした作戦や。。。

 

 向こうは、あの時、別に帰ってきても、帰らなくてもどちらでも良かったんやろうからね。。。まぁ、子供や、旦那がいるから、これが人質になって、帰るものやと、信じて疑わなかったという部分はあったろうけど。。。。向こうも、いがいったんやろうけどね。。。

 

 そう言えば、日本人で、向こうに行って政府の仕事をしている人もおったなぁ。。。向こうで仕事して、結婚して子供が居て・・・やったら、その人は、里帰りはしたけど、やっぱり、自分の意志で向こうに帰っていかはった。。。これが、いつでも行き来出来て、普通の国なら、そんなに問題にならへんのやけど、北朝鮮は、誘拐して、無理矢理向こうに住まわせていたんやから、ほんま、犯罪国家やね。。。

 

 拉致問題。。。北朝鮮も、もう、ええかげん重荷やろう。。。拉致した日本人なんて、全部返して、ホントに死んだり、殺してしまっていたのやったら、もっと素直に謝って、前向きになったらええのに。。。そこまでメンツが大事か。。。。日本人は、ある意味、おめでたいから、誠実に出来る限りの対応を向こうがしよった。。。となったら、国民感情かて、好転する。。。そしたら、北朝鮮にとっての道も開けるのにね。。。。

 

50年以上の睨み合い・・・、もうええかげん、終わりにしたらどうやねん。。。その先にしか、拉致も核も解決なんて、絶対に無いのやからね。。。

 

1/10(水) 昨日、「きっこのブログ」というのを見ていたら、ビックリ。京都1区選出で、我が家からほんの数十歩の距離にあるマンションにお住まいの、伊吹文明代議士のスキャンダルのことが書いてあった。伊吹さんは、今の安倍内閣で、文科省大臣という、いわば、火中の栗を拾うような損な役回りを、受けてられた。前にやってはった労働大臣とは、えらい違いや。。。就任した途端に、虐め自殺やら、教育基本法の改正やら、一躍、マスコミの脚光を浴びた感じやったね。。。

 

 ところが、安倍内閣になったら、どこからそんなネタを捜して来るのか判らんけど、いろいろ、周辺を嗅ぎ回って、新聞や週刊誌に売り込むような輩もおるんやろうね。。。安倍内閣の佐田さんが辞任したところ。愛人囲った大学教授の任命責任もあったから、安倍政権打倒を目指す勢力からしたら、何とか話題になるネタは無いかと、必死なんやろうね。。。

 

 伊吹文明さんのスキャンダルは、このブログの記述によると、京都の錦市場のアーケードを作り直すときに、商店主から、余分に金を出させて、それをポッポナイナイしたとか、とないとか。。。そんなこと、するかなぁ。。。もともと、伊吹さん。そこそこお金持ちやで。。。そんなセコイ事して、政治資金を集めるようなタイプの人と、違うで。。。と、私は思うけどね。。。

 

 まぁ、佐田さんの時もそうやったけど、良い、悪いの判断が分かれるような、経理処理の問題とか、見解の相違・・・そんな類や、ないのかいなぁ。。。

 

 伊吹さんと言えば、いつも、この人の京都での秘書をしてた人が、何と民主党のポスターに載っておる。。。自民党の秘書やってた人が民主党で参院選でも出るつもりかいなぁ?政治の世界は、わけがわからん。。。仁義も何も無いのか、それとも、喧嘩でもしはったのか???われわれ、素人には、何もわからんわなぁ。。。。

 

 しかし、ブログの世界とは、怖いもので、特定の個人のスキャンダルを平気で書いてしまうと、その人からしたら、致命傷になってしまうことがある。ただ、このきっこさん。本当に自分で京都まで来て、いろいろ調べた風には思えん。つまり、伝聞である。誰かが書いた記事か、情報が、正しいか正しくないか、客観的かどうか、そんなの、個人でなかなか判るもんやない。。。ところが、日本一影響力があると言われているきっこのブログに書くと、これがもう、すごい影響力があるから、怖い。

 

 もちろん、私もこのブログをお気に入りに入れて、ほぼ毎日見ている。他には無いような、この人が真実と感じた、あるいは、信じた情報とかしか、書かれないのは、判る。。。ところが、書き方一つで、同じ記事でも、ものすごく、見ている人の受け取り方が、変わるモノである。。。印象操作っちうやつやね。。。つまり、ある物事を、「きっこ」という一人の女性の色眼鏡を通して見ることに、一抹の不安を感じることがあるからである。。。

 

 少し、この頃は、きっこさんは、政治っぽくなってきていて、少し社会党系、共産党系かなぁ・・・左っぽいのが、目についてきた。。。耐震偽装の藤田社長のコメントやら、ライブドア関係、なんか、世間をアッと言わせるような記述は、知人関係が、よっぽど、その向きに精通してないと、知らない事が多いからね。。トップ屋の友達でも、いはるのかいなぁ?エイチエス証券の誰かが殺された事件でも、やけに詳しかったし、私は、ゼッタイに出しませんって、行ってた本も出して、けっこう、リッチになってるのかなぁ?なんて思ってしまう。。。

 

 電気・ガスを止められていて、マンションでキャンプ用のガソリンバーナーを使ったという危険な貧乏ネタも、本がベストセラーになったら、無くなるのかもね。。。。個人を特定するのは、怖いが、本を出すとなれば、憧れの印税収入。。。覆面の著者のままで、いられるのかね。。。ヘアメイクのお仕事をされている30ぐらいの女の人。そんな人、どこにでも居るのだけど、ここまで豆に毎日、文章を書き続ける人は、凄いと思う。。。

 

 ただ、公人のプライバシーは、無いというのが、現在の定説。現役大臣さんは、何もしなくても、格好の餌食にされる。祇園に飲みに行ったら、どこどこに通い詰めやとか言われるし、一挙一頭足が、報道の対象にされる。これは、有名人税やね。お気の毒に。。。と、思ってしまう。近所を散歩も出来ひんし、SPが護衛に付いてくれるのはええけど、四六時中つきまとわれても、大変や。。。息苦しいし、辛いのやろうね多分。。。

 

あぁ、有名人で無くて良かった。。。

 

1/11(木) インドとパキスタンというのは、昔から仲が悪いので有名で、お互いに核実験なんてやって、意地の張り合いをしている・・・。世界唯一の被爆国、日本からしたら、この核実験にも、当然の事ながら、反対してきた。ところが、世界の情勢が変わってきて、インドが経済復興してきて、いろいろな関係から、日本もインドと手を組んだ方が良いということになり、本来なら、核実験をするような国とは、原子力に関する物資や設備の取引を禁止してきたのに、これを認める方向になってきた。

 

 日本の商社や、原発プラントビジネスを進める日立なんかが、インドに原発をプラント輸出できるように働きかけたのかね。。。広島・長崎に原爆が落とされて60年・・・。日本人の核アレルギーは、相当なものやったのだが、だんだんそれが薄れてきて、過去のものになってきたんかね。。。今の60歳70歳以上の人、以外は、教科書でしか習わない事という認識しか、なくなってしまうのは、少し怖い気もする。。。。

 

 原子力というのは、ある意味においては、まるで夢のような技術で、ウランから抽出されるプルトニウムという物質には、放射能という大変危険なものと、不滅のエネルギーという有り難いものが、共存している。赤い薔薇には刺がある。美味しいフグには毒がある。の、例えのように、ひとつ間違えれば、大変なことになるほどの危険と隣り合わせで、原子力は開発されていると、行って良い。。。あまり、低い技術力しかないと、これをコントロールする技術力が無く、人海戦術で、人の命まで犠牲にしている、とんでもない国も多い。

 

 スリーマイル島の事故、チェルノブイリの事故、日本でも、原発の冷却水がちょろっと漏れただけで、大騒ぎになる・・・。ところが、核技術というのは、とてつもなく省エネで、化石燃料とかに頼らなくても良い分、大変コストも低い。うまく使うと、大変価値のある技術にもなるのである。その反面、下手なことをされたら、近隣諸国までその被害は拡がる。。。だから、管理されるべき技術であるし、透明性を高めて、隣国などに公開されるべき情報であると言って良いやろう。。。。

 

 世界の傾向で言えば、欧州は、その危険性から、完全に原発反対で、どんどん原子力発電が淘汰されつつある。ところが、資源のない日本は、どんどん原発を作ってきて、今や全電力の1/3は、原子力で発電している。。。それでもって、核兵器は作らないのだから、日本は、核の平和利用の優等生的存在なわけである。。。。原発の技術のほとんどは、安全対策のノウハウである。日本で実績を積んだ企業が、他国に原発をプラント輸出して、稼ごうと思っても、全く不思議ではない。。。

 

 その昔、原子力によって、痛めつけられた日本が、原子力の技術を他の国に輸出する。。。何か変な、皮肉めいたものを感じるねぇ。。。資源のない日本にとって、原子力技術は、大変有り難い技術で、まさに、夢の技術である。世界が、石炭、石油、鉄、銅などの資源を求めて、利権が動いてきた歴史を考えると、この核技術というのは、有る意味、世界のキャスティングボードを握れるような、利権に成長する可能性のある技術でもあるのかも、知れないね。。。

 

 北朝鮮が、核保有国になったと、大はしゃぎしているが、これは、核を持つことで、アメリカと対等に話せると、金正日が思いこんでいるフシがある。イランやイラクは核を持たなかったから、アメリカに簡単に攻め込まれた。。。核ミサイルを持っていたら、いつ、アメリカ本土に向けて核弾頭を載せたテポドンが飛んでくるか判らないから、おいそれと、攻めてこられないだろう・・・と、思いこんでおるところがあるのである。。。国力が違いすぎるのにね。。。まるで、インデアンの酋長さんの感覚や。。。

 

 つまり、核技術は、今この地球上で最強の武器であると、みんなが思いこんでいる。でもね。本当は、何とか戦争せずに、戦わずして平和に生きられる方が、ずっと大切なことなのにね。。。

 

人類の英知は、果たして銃や戦車やミサイルを、この地球上から根絶することが出来るかに、かかっとる。。。人が互いに相手を殺し合うという愚行を繰り返している限り、この答えは永遠に出ないのだけれどね。。。。また、米軍はアルカイダ相手に攻撃を始めよった。。。。

 

1/12(金) 9.11のニューヨークテロは、いろいろな面で、戦争って何やろう・・・と、考えさせられた。。。アメリカは、世界の警察気取りで、兵力を増強し続けて、世界のどこの地域での紛争でも、ちょっかいを出して来よる。。。そのバックには、武器を作る企業がおって、ここを潤わせるために、定期的に、くだらない戦争をしかけているようにも見える。ところが、9.11は、武器ではない民間の旅客機が、乗っ取られて、どのミサイルよりも強力な武器となってしまいよった。。。ほんと、どこにでもあるモノがね。。。

 

 北朝鮮がやれ、ノドンや、テポドンやと言っているのがアホみたいに、敵対する国にあるもので、それを武器にしてしまうのやから、これほどお手軽なものはない。。。先進国というのは、実は、武器になりそうなモノの宝庫で、多くの危険と、隣り合わせで人が生きているから、少し行動をするだけで、簡単に大量殺人やら、大量の人を巻き込むようなテロ行為が出来てしまう部分がある・・・。

 

 地下鉄サリン事件は、首都の大動脈である地下鉄をいとも簡単に麻痺状態にしたし、悪いヤツが、悪いことを、もし、しようとすれば、いとも簡単に出来てしまうことになる。。。水源地に猛毒をまいたり、原子力発電所を部分的に爆破したり、そんなこと、常識のある人なら、絶対にしないであろう・・・という大前提で、日本の社会は動いているから、意外と、アホなことするヤツがいて、それが例え、ちょっとした出来心でも、ものすごく多くの人を巻き込むような事が簡単に出来てしまう。。。

 

 線路への置き石とか、新幹線運転手の狙撃とか、お菓子への青酸カリ注射やら、エレベーターへの細工とか、いとも簡単に出来て、大事になるとこが日本にはたくさん有りすぎやし、いろんな意味での危機管理に、あまりにも無防備な部分が多すぎるのやないか?あんまり、こんな事を書くと、犯人に智恵を付けることになるから、書けないけどね。。。

 

 日本人が海外旅行をして、よくスリとか、置き引きに遭うという。日本なら周りの人が、カバン忘れてますよと、教えてくれるけど、こんな国は、なかなか他には無いからね。。。まっ、平和ボケというか、危機意識が低いというか。。。外国のダウンタウンを平気で日本人の若い女の子がタンクトップ姿でうろうろしとる。。。非常識この上無いのも、日本人である。。。

 

 中国の人が日本に来て驚くのが、日本人が横入りをせずに電車待ちの列に並ぶことなのだそうである。。。多分、東京のことやろうね。。。大阪は、そういう意味ではアジアっぽい。。。でも、エスカレーターは、どちらも、右左の別はあるけど、西も東も、急ぐ人にどちらかを空ける。。。。これって、マナーが良いことなんやろう。。。中国人が驚くのやからね。。。

 

スポーツ観戦でも、敵の国の選手でも、良いプレーには、大きな拍手をする。これも、見ていて清々しい。。。これも、先進国でしか見られないプレーかな・・・。このへんのマナーというのは、実は、その国の豊かさのバロメーターであり、人は悪いことをしないものである・・・。という大前提に、立っている。だから、綺麗な町並みに、落書きをするような低俗な人はいないのがあたりまえ。その地に住み、その地で生活している人に、まさか、そんな悪いことをする人は、いないということで、世の中のルールが出来ている。

 

 日本の田舎へ行くと、大きな家が多いが、まだまだ、そのほとんどの家に鍵がない。。。泥棒に入るような悪い人は、この地域には住んでいないという前提で、田舎の生活が成り立っているからである。ところが、だんだん都会化してきたら、どうだろう。。。他の国の人や、自分の顔見知りでない人たちが、周りに生活するようになる・・・。そんな人は、多分、お金もあんまり持ってないから、つい、泥棒や、かっぱらいなどをするようになる。そうなると、家に鍵を掛けなくてはならなくなるし、お相手が、いったい、何を考えているのか、計り知れないような隣人と、生活しなければならない。。。この不幸は、けっこうキツイ。。。

 

 つまり、日本は、いつまでもマナーの良い、上品な国民性のままでは、最早、居られなくなってきているほど、国際化が進んでた・・・ということや。。。隣人を見れば、泥棒と思わなければならないほど、寂しいものはないのやけどね。。。日本は島国のままで、いつまでもいられなくなる。。。

 

 先頃、日本とフィリピンの間で、人的な労働力の移動が少し開放的になる協定が結ばれたんやそうや。。。フィリピンと言えば、その昔、ジャパユキさんで有名になった。。。なかなか産業が根付かない国、フィリピンでは、何と、国家の1割以上が、海外に働きに行った人の仕送り収入なんやそうや。。。つまり、フィリピンは、人を海外に輸出している国と言っても過言ではないね。。。ジャパユキさんの時代は、手軽に稼げる豊かな日本を目指して、ダンサーやらホステスやら、水商売の人たちなど、多くの人が日本へやってきた。もちろん、出稼ぎのためである。

 

 その他に、日本の農村が嫁不足なのに目を付けて、日本人と結婚するフィリピン人女性も多かった。。。当局がしっかり取り締まってからは、この手の産業は中国人ブローカーに取られてしまった感があるけどね。。。

 

 日本が、今度のことで、フィリピンに期待しているのは、実は、看護師さん、なんやそうや。。。日本の病院では、慢性的に看護師不足である。女性の多い職場で、キツイ、キタナイという部分のある職業やからね。。。。睡眠時間が短くて、過労が多い、感染症の危険、給料が安い・・・。いろいろな悪条件のせいで、日本は看護婦さんがぜんぜん足りてない。。。これを何とかフィリピンから来てくれる人で、賄えないか。。。という腹のようである。。。

 

 今のフィリピンで、看護学校を卒業した人がもらえる給料は、いくらガンバッテも、月に50000円程度。。。日本に来たら、4倍は稼げる。。。そんなところが、今回の締結につながったのやろうね。。。でもね、このおかげで、フィリピンで働く優秀な看護師が減ってしまう・・・。という国内の異見もある。。。難しい問題やね。。。

 

 まぁ、日本が豊かになればなるほど、いろいろな国から、色々な人が日本にやってきて、働きたいと思う。。。その中で、日本に永住する人もいるやろうし、日本人と結婚して永住権を取る人もいる。。。良い人もいるやろうけど、悪い人も入ってくる。。。だから、どんどん、日本の社会のルールが、変わってきている・・・そんな気はしないやろうか?国際化は、結構なことなんやけれど、価値観がどんどん多様化するのも、良いのやろうけど、世の中のルールや、規範や、マナーまで、変わってしまうのは、どうかと思う。

 

 どこかで、日本人が日本人として、守っていかないと、日本は、国際化の大きな波に飲み込まれて、全然、別の国柄になってしまう危険性があると思う。。。フランスが移民の人たちを大量に国内に入れて、大失敗したと言われて久しい。日本だって、かつて、多くの朝鮮半島の人を大量に国内に入れたばっかりに、60年も70年も後悔させられている。。。日本という国は、有る程度、同じような考え方で、似たような所得のある会員制クラブのようなものであるからね・・・。ここに、いきなり、ホームレスのような人や、危ない武器を振り回すような人たち、社会のルールを守れないような人たちが大量に入ってきたらどうなるか。。。

 

 日本人は、国際化というものと、引換に、安全を悪魔に売り渡し、良いマナーという心を失ってしまいつつあるのかもね。。。人を見たら、悪いことをする人なのかも・・・と、疑う癖をつけないと、いつ、悪戯や、生命の危機に遭遇するかも知れないという、リスクを負わなければならなくなった。。。実は、これは、日本人のものすごい不幸なのやろうと、つくづく考えさせられた、今日この頃でした。。。

 

 アジアのマフィアの仕業かと思っていた渋谷の2件のバラバラ殺人事件。。。両方、肉親の犯行やった。。。日本人も、どうにか、なってきとる。。。いくら、人が憎くても、死体をノコギリでギコギコ切り刻むか??

 

狂っておるとしか、思えんわ。。。。

 

1/13(土) それにしても、予定のある日ほど、よく葬式が入る・・・。こう毎日、黒い服ばっかり着ていると、終いに、学生服みたいにテカテカになってくる。。。寒いときは、やっぱり、亡くなられる人が多いね。。。

 

 毎日といえば、またまた、茨城でもバラバラ殺人事件。。。そんなに遺体を切り刻むなんていう、恐ろしい事が、平気で出来るような人間が増えてきたのやろうか。。。恐ろしい恐ろしい。。。犯人の共通点は、死んだ人を、崇める気持ちとか、遺体として尊重する気持ちが全くないことやろうね。。。まるで、生ゴミを扱うようにしている。。。人間、ここまで、割り切れるものやろうか。。。こっちの方が、精神的な部分で、もっと恐ろしいわ。。。。

 

 その他にも、最近は、いろいろな事件や、出来事が満載や。。。不二家のシュークリームは、消費期限切れの牛乳を使っておったのが判明した。この事件の問題は、このことを2ヶ月以上隠蔽しようとしていた体質やろうね。。。正直に、すぐに発表して、全部を総点検したのなら、まだ、消費者は安心したやろうに。。。どうせ、世間には、何にも言わないで、どうしたら、一番ダメージが少ないかを検討しとったんやろう。。その根性が、食品を作る立場の人間失格やんか。。。経営者総退陣や!。。。。新しい人を入れて、そんな体質を無くさないと、雪印と同じ目にあうで。。。ペコちゃんも、泣いておるわ。。。

 

 さて、円/ドルも、とうとう、120円になった。どんどん円安が進んで、輸出関連企業の株は上がっているのだけど、あんまり急激な動きは、どうなんやろうね・・・。今回は、円安というより、ドル高、ユーロ高、という感じかね。。。私は、ニュージーランドドルの外貨定期をしていたが、ひどいときには、1割近くも目減りしていた・・・。ところが最近、他の外貨同様に、ニュージーもどんどん上がっていたので、やっと損を取り戻したところの79円位で、円転してしもたら、何とその後も、まだまだ上る上る。。。84.50円ほどまで、行きよった。。。もう少し待っていたら良かったのだけれど、まぁ、損しなかっただけ、マシか。。。なんて思っている。。。外貨やら、為替やらは、相場の動きがエグイから、やっぱり怖いね。。。

 

 さて、その他にも、日本のタンカーが米国の原潜と衝突したニュースとか、宮崎で鳥インフルエンザが発生したとか、大きなニュースがボンボン飛び込んでくる。。。よくもまぁ、こんなに。。。これって、まさか、自民党の大臣さんが領収書無しの事務局費スキャンダルが出て、大騒ぎになるのを避けようと、いろいろな事件を貯めておいて、一気に発表しているんやないやろうね・・・。と、疑いたくなるような感じになるほど、多すぎないか?

 

 内閣府のようなところが、諜報局とか、日本版CIAの真似事をして、こんな情報操作を、もし、やっていたのだとしたら、とんでもない事やね・・・。即刻止めささないと。。。本末転倒や。。。そういえば、似たような事が、耐震強度偽装事件で、あった。あの時は、このまま行くと、全国で建築会社のやっていた偽装工作や、他の手抜き工事が、徹底的に、次々と暴露される状況やった。。。本格的に火が点いたら、日本の建設業界全体が、崩壊するぐらいの大事になったかも知れないからね。。。これの火消しに、姉歯と、イーホームズが、スケープゴートにされて、とかげの尻尾切りのように、罪を被されて、抹殺された。

 

 噂のあったAPAやら、安物の建物を量産しとった東横インなんかは、いつの間にか、ちゃんと営業しとる。。。ええかげんなもんや。。。消費期限が1日過ぎたミルクで作ったシュークリームを食べたぐらいで、お腹は壊さないけど、鉄筋の少ないマンションやホテルにずっと住んだり、利用したりする人たちは、いつも地震に怯えながら過ごさなくちゃあかんやんか。。。こっちの方が、もっと、やっていたことは、悪質なのにね。。。

 

 こんなことを、いろいろ、目の当たりにすると、どこも、かしこも、「やらせ」をやっている。。。という疑いの目を向けざるを得ない。。。内閣府まで、演出をして、外に出して良い情報と、出しては困る情報を抑えたりの、コントロールをしている。。。と言って良い。このことは、国家とか、危機管理とか、情報操作とかのプロなら、やって当然なことなんやろうけど、日本のような、阿吽の呼吸とか、ツーと言えばカーと答えるような、比較的、相手の思っていることが読めるような、「濃い」社会では、なかなか、これが見え透いていて、不快である場合が多い。。。

 

 それとも、国が意識して、日本という国を他の諸外国と同じように、あえて、「薄い」人間関係で、隣の人が何を考えているか判らないような社会にしたいと、本当に思っているのやろうか?その方が、為政者にとっては、都合の良い社会であると、言えるのかも知れないが、それは、日本人の幸せとは、反対の方向に有るものやと、私は信じたいね。。。

 

 人間、誰だって、良い人間関係の中で、暮らしたいと思うのは、当然だし、どうせなら、人を疑うような社会より、人を信じる社会に住みたいやんか。。。今の時代の流れは、どんどん、この方向から言えば、真逆の方向に進んでいるような気がしてならない。

 

人を憎しむことより、人を愛する方がええに決まっているやんか。。。愛していた人を切り刻むなんて、そんな残虐性が日本人に有ったなんて、信じたくはないやんか。。。

 

1/14(日) さて、国連で北朝鮮への制裁が、決議されてしばらく経つが、実際に経済制裁をしたと、国連に報告した国が、たった1/4だったというのが、判った。。。まぁ、世界の190以上の国にとってみれば、極東アジアの人口わずか2〜3000万ほどの国に、いくら核実験をしたとしても、経済制裁をしようが、しまいが、全く関係がない。。。というのが本音やろうね。。。

 

 ホントのところは、米国や日本が、これだけ、一生懸命やってるだから、いろんな利害関係も考えて、「お付き合い」している国がほとんどやから、どれだけの国が、日米の本当の仲間かという踏み絵になっている結果と言ってええやろうね。。。今は、中国に遠慮して、意見を出さない国も多くなってきたからね。。。

 

 まぁ、地球というのは広くって、ほんの一握りの先進国が、世界の富のほとんどを握っている・・・のやから、当然、この強い立場の先進国になびくか、それとも、なびかないか・・・。それが、その国の生き方という事になる・・・。

 

 戦国時代の日本で言えば、織田に付くか、豊臣に付くか、はたまた徳川に付くか・・・てなところやろうね。。。力の弱いところは、どこかと組まないとええことがないからね。。。

 

 日本は、昔、全方位外交と言って、どこの国とも、分け隔て無く、等間隔で付き合って行きましょう。。。という外交方針でやってきた・・・。言い換えれば八方美人外交やね。。。その時は、日本の首相がその国を訪れるたびに、ものすごい大歓迎を受けていたという・・・。そりゃ、そうや。首相が行く度に、何百億円もの経済援助とか、ODAとか、無償資金提供を申し出るものやから、歓迎しないわけがない。。。まぁ、お金のばらまきやね。。。大平はんとか、竹下さんの時代や。。。

 

 この頃の日本は、何処の国からも好かれたし、何処の国とも仲良くしようとしてた・・・。それが素晴らしいことであるという理念が政府にあったからね。。。だから、事実、日本は、世界から、かなり、有り難がられていた。。。まぁ、何でもお金を出してくれる、ええバトロンやつたからね。。。本当やったら、日本はこの時に、常任理事国に、なっとかんとアカンかったんや。。。ところが今は、日本がしっかりと対米重視の色分けをしてしもた。つまり、イスラムやら北朝鮮などの、反米の国のほとんどを敵に回すことになったわけや。。。ほんとうに、これが、日本にとって良かったんやろうか。。。米国と仲良くはするけど、言わなければならないことは、ピシッと言う関係も、必要やなかったのかね。。。

 

 米国と日本は、現在、確かに運命共同体的な部分がある。でも、中国と下手に対立するような手も、あんまり得策ではない。。。欧州を歴訪して、そこかしこの国で、対中武器の禁輸をお願いして回る安倍ちゃんを、中国は、どう見ているか・・・。少し、心配になる部分もある。。。これからの日本は、少し米国と距離を置かざるを得ない関係になるはずや。ブッシュの後には、リベラルな共和党政権が待っているやろうからね。。。

 

 となると、日本は、米国頼りの外交から離れて、独自外交をやって行く必要がある。その、お相手は、やっぱり、地理的関係で言えば、中国になって来る。媚びる必要は無いが、無用な諍いは、慎みたい。。。これが日本の本音やろうね。。。

 

 日本は、今まで、ずっと中国の成長を待ち続けていた部分がある。昔の中国は、日本人が行くと、専門のガイドがピタッと付いて、下手なところへ行かせないほど監視をしていた。ちょうど、今の北朝鮮と、同じやね・・・。汚いところ、反政府的な弱みを他の国の人には、見せたくない・・・。そんな感情やったんやろうね。。。

 

 ところが、そんな中国も開放改革路線を選択した。つまり、時代の流れが、共産主義という赤い壁を壊してしまった。。。そのおかげで、中国は一気に自由主義国っぽく変貌し、自動車の販売台数でも、日本を抜いて、世界第二位にまで、なった。。。まぁ、流れは決まった・・・。という風に私は思うのやけれどね。。。

 

 日本は、今しばらくは、米国から、中国に乗り換えるべき時期に、差し掛かっているかも知れない・・・。今世紀中に、中国は米国を追い抜く超大国になるのは、このままでいくと、見えてきたからである。日本が生き残るためには、米国と中国という二大大国と、どう付き合って行くかという、このことにかかっている。。。もちろん、チャイナリスクとも言われる通り、中国には、まだまだ、共産党政権という、一気に体制が変わってしまうような激変の可能性があるけどね・・・。この国は、しっかり投資したって、ちゃんと帰ってくるような保証がないのである。ただ、それを上回って余りある経済発展がある。。。

 

これからも、いろいろと利害が対立することがあるやろう。でもね、それを、何とか乗り越えていかないと、北東アジアの安定と平和は無い・・・。ミニタリーバランスも大事や。相手国の空母建造とか、軍事大国化などには、日本はどんどん牽制球を投げるべきやし、軍事的な対立を互いに望まないような関係を構築すべきやろうね。。。

 

 そのために、日本は、過熱する中国経済を抑制する冷やし玉政策も、時には必要やろう。。。日本企業の中国からの撤退や、タイやベトナムへの工場移転など、いろいろな方策がある。国内の民主化があんまり進まないことも、アメリカと一緒になって、ドシドシと、言っていかなあかん。経済発展を自国のためだけやなく、他国の援助や、国連の拠出金増額などに向けさせる方策も必要になってくるやろう。。。

 

こうして、ここ、しばらく、日本は、米国とも、中国とも、少しだけ距離を置く政策運営を余技なくさせられるやろう。。。そうなると、大切になってくるのは、英国・仏国などの欧州先進国などとの協調や。国連常任理事国入りに向けたドイツなどとの協力になってくるのやろうね・・・。その意味で、日本の仲間づくりをやっている安倍ちゃんの欧州歴訪は意味がある。。。

 

日本も、これからは、世界を見据えて、世界平和を求める先進国、他の国からお手本になるような、本当の意味での「美しい日本」にならんとね。。。

 

1/15(月) 今日で松の内も終わり。正月気分も、もうええかげん、抜いておかんとね。。。

 

 さて、安倍首相は、海外遊説が続いていて、昨日は中国、韓国のトップと鼎談したようで、しっかり、北朝鮮包囲網と、拉致問題で、ポイントを稼いだ感じかね。。。この人、外交では、活き活きしているのやけど、国内に帰って来たら、少しどうかねぇ・・・。というイメージが出てしまう不思議なキャラクターの人やね。。。

 

 安倍首相は今回の欧州歴訪の旅で、国連常任理事国の全ての首脳と、これで、会見をこなした事になり、まずまずのデビュー戦を終えたというところやろう。ただ、いくら拉致問題で共通の認識を・・・って、言ったって、遠いヨーロッパの人たちが、遠い東洋の人が誘拐されたって言っても、何も関心なんて湧かないわなぁ。。。何の興味も示さないと言っても不思議やないわなぁ。。。

 

 北朝鮮がいくら、麻薬作ったり、偽札作ったり、誘拐したり、無茶苦茶な国であることを、日本が一生懸命に伝えたとしても、なかなか6カ国協議の中身が進展したり、北が核放棄につながったりはしない。中国なんかは、なぜ、北朝鮮の核武装に反対するのかと言えば、実は、日本や韓国が、武装力を強化する口実にされるのが、本当は一番困るのだろうと思う。日本、韓国が軍事力を増強すると、将来的に北東アジアの緊張が拡がるからね。。。

 

 かくいう、中国も、急激な経済発展を背景にして、ものすごい軍事増強を進めておる。中国みたいにデカイ国が、アメリカ並に軍事費を使うようになったら、もの凄い強国になる。なぜ、中国が、というより、中国共産党が、軍事大国を目指すのかというと、本当のところは、別のわけがあるのを皆さんはご存知だろうか?

 

実は、中国にとっての軍事拡張は、まだまだ、国内的平定・・・の意味合いが強いのである。軍部を掌握するのは、時の権力者だが、意外にも中国のように大きな多民族国家というのは、常に分裂の危機にさらされているところがあるのである。多くの部族は、北京の言うことなんてなかなか聞かないし、中国という1つの国の事を、本当に我が国と意識している国民は、実は漢民族だけで、他の民族は、従属的に力ずくで服従させられた民族であるという意識が、まだまだある。

 

 ところが、中国という国は、民族的な独立を求める動きは、徹底的に抑え込んで、指導者を虐殺して、カタチばかりの国内統一を維持してきた歴史がある。つまり、本当は中国ではなく、自分たちの民族だけで、独立国にしたい・・・。という多くの地域がまだまだあるのである。それを、押さえつけているのが、人民解放軍である。天安門事件が、その象徴的な事件だったが、今まで外国に攻め込まれないために・・・と、言ってきた人民解放軍が、学生たちに向けて発砲したのである。。。人民を解放するための軍が、何と、人民に銃を向けたのやから、国民はびっくりしたやろうね。。。でも、そこで、この軍が何のためにある軍なのか、その意味を先進的な人たちは、やっと気付いたのやろうね。。。

 

 都市部の学生たちの矛先は、腐敗役人や、政府高官、その身内、親戚などばかり重用するような体質に向けられていて、実は常に大ピンチに晒されている・・・。この怒りの矛先を外に向けさせるのが反日官製デモやったのやろうし、こんなことを国策として、今もやっているのが裏の中国である。

 

 テレビの、中国の奥地、西部地域を探訪するドキュメンタリー番組を見ていると、内モンゴルの地域なのに、鉄道の駅には、なぜか、漢民族の顔をした軍隊の姿が必ずあるし、昔の文化大革命の時などは、インテリ層である都市部の反政府的な学生たちを、有無を言わせず地方の農村に、無理矢理移住させる政策を採っている。これは、都市部の反政府的な動きの牙を抜く目的と、地方の独立を目指すような、反政府的な動きを封じるための、一挙両得の手やったんやろうね。。。

 

 まぁ、あの手この手で、何とか国内的な不満のガス抜きをしなければならない中国なのだが、北京五輪や上海万博などは、中国にとって、実は、国民に夢を見させる大イベントなのである。その視点で見ていると、中国は、なかなか面白い・・・。韓国などでは、日本の昔の経済発展のモデル通りに、国が進んできた部分があるが、中国は、他にモデルがない、まさしく、中国のやり方で、経済発展が進んで来ているのやからね・・・。

 

 日本から見ると、中国は、どこか歪な発展を続けて来たと思う・・・。北京・上海などの大都市では、日本を凌駕するような、何万人もの億万長者が出て来ているのに、地方の農村では、まだ1日に1ドル以下の生活しか出来ない超貧困層がたくさん居る。一番不思議なのは、共産主義思想とは、全く相反する政治体型の国なのに、自由主義の典型のような服だけを纏っていることである。

 

 人は、豊かになると、自己実現を拡げるものである。ところが、中国は、政治の世界では、国民一人一人の幸せの実現という目標と、国の目指している体制が、なかなか一致しないのである・・・。つまり、社会のの中に、日々の生活中に、究極の矛盾があるのである。国家のためではなくて、自分のために頑張るのが本音やからね。。。

 

 共産主義というのは、国家が強大になって、国民一人一人がそれに奉仕することが大前提になっている・・・。ところが、貧しい人たちを強い国が養っていく・・・という社会主義国独特の感覚より、努力した者だけが報われて、成功した者だけが、良い生活を送ることが出来るという理念が、実は世界一似合っているのが中国人であるという現実がそこにはあるのである。。。

 

 中国は、マンパワーの国である。何が凄いって、それは、中国の人口である15億人とも言われる中国人は、60億の全世界から見れば最大で、何と世界の4人に1人は中国人であるという事になるのである。。。ただし、その分、人の命の値段は、世界一安いのか、平気で処刑するし、人権が世界一軽んじられている国でもある。国の安定のためなら、何十万人殺しても、屁とも思っておらん。。。そういう歴史の国やからね。。。

 

 実際、中共は、圧倒的な軍事力を背景にして、独立国家だったチベットに侵攻し、ダライラマ14世をインドに亡命させてしまった。この時の戦争で虐殺されたチベット人は120万人とも言われている・・・。90%の僧院を破壊し、チベット仏教の経典を焼き、数々の仏像を破壊した。。。そして、仏教徒を改宗させて、中国共産党の下に跪かせたわけである。。。こんなことをしてきたお国柄やからね。。。

 

 つまり、中国にとっての人民解放軍というのは、実は、国内の統一を維持するための軍隊であるというのが判る。。。強大な軍隊のバックの下に、中国という国がバラバラにならないで1つの中国でいられるのである。。。

 

 このことから、中国の政府にとって、国家統一というのは、実は、国の存続についての、最重要項目であるというのが判る。。。台湾の統一に血眼になって、あんなに必死になるのは、中国が、ずっと永い間、分裂国家であったという歴史が、物語っているし、祖国統一というのが、今まで漢民族が、かつて成し得なかった悲願やからね。。。

 

 よくよく考えて見れば、日本だって、北海道は蝦夷の国だったし、沖縄は琉球王国だったし、細かく言えば、その地方地方で豪族が治める国やったけどね。。。でも、日本人にとって、国内の統一という作業は、中世の時代に、とっくにもう、終わっていた事で、未だにやっている国というのは、やっぱり、1つの国として維持するのに、無理があるということを指していると、私は思うんや。。。

 

 あれだけ強大な力を誇ったソビエト連邦だって、自由化の波は、多くの民族独立運動と、多くの独立国を作ったし、中国だけが、いつまでも、1つのイデオロギーで、多くの言語と、異なる文化や生活を持つ国々を維持しつづけるのは、難しい事やと思う。。。私は、21世紀から22世紀の大きな流れとして、日本は、中国の平和的な解体に尽力するのが、日本の国益と安全保障に役に立つのではないかと、思っている。

 

 中国という国の、特に漢民族は中華思想というのがあって、自分たちは、世界の中心で、地球は自分たちを中心にして回っている・・・という、考え方がある。この思想の延長線上にあるのは、実は、かつての日本がやっていた大東亜共栄圏的な発想があるのである。アセアン+日中韓でのFTA構想などは、この典型で、日本は、この東アジア地域での経済交流を活発化させて、アメリカとEUに対向し得る、一大経済圏の成立を狙っていて、これに、中国が独自の中国中心の経済圏構想をぶつけて対立している。

 

 外から見ると、日本と中国が、東アジアでの覇権を争っているように見えるが、世界は、もうすでに、中国の完全な勝ちを見抜いていて、この地域への投資は、毎年13%もの伸びを続けている。。。まぁ、日本は、否応無しに、この流れの中に飲み込まれてしまうわけなのだが、日本は、あまりにも強大な力を持つ中国の独走を、少し抑える役割を担うことになると思うのである。それには、中国のアキレス腱である、中国が一番拘っている「1つの中国」という概念を、俎上にするのが最も効果的である。

 

 人権問題と中国帝国の分裂を、中国人は一番、つっこまれるのを嫌っている。ところが、現実問題として、ずっと、中国国内では、民族独立運動の火がくすぶり続けていて、いずれ、中国から独立したい国が、かなり有るように思われる。中国は、この動きについては、一番敏感で、独立の気配があれば、どんな手を使っても、国の威信を賭けて潰しに回る・・・。日本は、この独立派を平和的に、経済的に支援して、国連などの場で、中国国内の人権抑圧を採り上げて、けん制することも出来る。

 

中国があまりにも大きくなり過ぎる肥大化現象は、日本にとってあまり良い事ではない。過熱する中国経済を軟着陸させるためにも、中国には、少し障害も必要になってくると思う。中国を政治的にも安定化したリスクの少ない国にすることも、日本にとって大事なことだし、革命的な事件や、内戦などなしに、自由主義社会の本当の仲間にする地道な作業が、日本の役割になってくるのかもね。。。

 

1/16(火) 不二家が、消費期限切れの牛乳や卵を使ってお菓子を製造していたり、プリンの消費期限を1日余分に表示していたりした件で、ついに社長が辞任会見を行った。消費者の立場からしたら、心情的にも、許せない事件で、雪印の時と同様、まさに、袋だたき、サンドバッグ状況やね。。。

 

 ただ、今回の騒動を少し引いて見てみると、誰一人、不二家のお菓子を食べてお腹を壊したわけでもなく、何も法令に違反したわけでもない・・・。企業の内部告発によって、発覚したこの騒動だが、見方を変えれば、不二家だけではない・・・という食品業界全体の甘さが見え隠れする。。。食品への信頼が無くなったとき、どういうことになるか。。。またまた、食品メーカーのスキャンダルは、堂々の上場企業の存続を、たった5日間で危うくしてしまうほどの事態に発展した。。。

 

 もともと、日本人は、世界一、品質管理にうるさい国民性である。アメリカ産牛肉の時も、そうやったけど、ややヒステリック過ぎるほどである。。。まぁ、自分の食べるもののこと、健康被害のことは、個人の生命に直結する事やからね。。。食べ物に、関心が高いのは、無理もないお国柄やけどね。。。先日も、あるある大辞典という人気番組で納豆を1日2食食べて、ダイエットに成功なんて、出たら、日本中のスーパーの食品棚から納豆が売り切れたし、健康に良いとみのもんたが言っただけで、ココアがばか売れ・・・。何でも飛びつく日本人の体質は、変わらない。。。

 

今回のことも、日本人が世界の標準から比べて、異様に食品の鮮度管理について、厳しい感覚を持っていることが、騒動の根底にある・・・。海外のスーパーに行けば、消費期限、賞味期限の切れた食品などは、平然と売られているし、日本のように誠実に2割引だとか、5割引などを表示しているようなのは、あんまりお目にかからない。中国や韓国、東南アジアの国々のマーケットなどでも、我々の目から見たら、明らかに、もう、アカンやろう・・・というような食品が、山積みになって売られている。。。無神経というか、大らかというか、お腹が少々のモノを食べたって下らないように、鍛えられているのかね。。。確かに、海外旅行へ行って、お腹を下す日本人は多いけどね・・・。

 

 つまり、これらの国々では、社会全体のルールが日本に比べればルーズ・・・。でも、言い換えれば、日本が厳しすぎる・・・とも言えるのやろうね。。。別に、1日期限が過ぎたプリンを食べたって、まぁ、まずお腹を壊すことはないやろうし、そういう意味で、期限の設定の仕方が、あまりにも極端な条件で100%の安全という目安であるから、それをあまりにも律儀に守りすぎると、別の問題も起こってくるのである。。。

 

 コンビニの業界などでは、製造から何時間経つと、おにぎりやお弁当などは、廃棄されるマニュアルになっている。お店にも、よるのだろうが、この廃棄がへたをすると、売れる量と同じだけほかされているところもあるのだそうである。。。これって、本当は、ものすごくもったいない事やないやろうか。。。品質保持の為に、有る程度は仕方ない事とはいえ、コンビニで買うおにぎり1個は、廃棄されるおにぎり1個の分も消費者は払っていることになるし、その廃棄おにぎり1個の犠牲の上に成り立って居ると思えば、なにか我々日本人が、とても、傲った飽食の時代に生きているのだということを再認識せざるを得ない。。。

 

 今回、騒動になった不二家の埼玉工場は、ISO20001を取得しているらしいが、この世界基準は、実は環境に優しい事業所に与えられるもので、不二家は、大量の期限切れミルクを下水に流すことは、許されなかった・・・という皮肉もあったという。。。環境に優しいを優先させるために、製品の品質を下げてしまう結果になることは、本末転倒やけどね。。。。

 

 豊かな日本人は、よくよく考えてみたら、ものすごい食料のゴミを、毎日毎日廃棄している。ホテルのバイキング料理や、宴会の食べ残し、数十分で廃棄されるマクドのフライドポテト・・・1日にドデカイ袋に10個はほかされておる。。。そんなのの総量は、何と全体の2割とか3割になっているとの調査も見たことがある・・・。食べるものの無い国の人から見たら、神への冒涜。。。と映るのやろうね。。。。もったいない・・・。この視点より、100%の安全安心を優先した日本。。。。世界からは、きっと、特殊な目で見られているのやろうね。。。

 

 ただ、食品に関する限り、日本人の神経質さは、ある意味、世界をリードしている部分がある。でも、食品産業は何でもそうだろうが、せっかく仕入れた材料を、全く無駄なく使いたい。。。と、思うのは心情である。。。例えば牛肉なら、もう古くなって色が茶色くなった牛肉は、火を入れてしぐれ煮にして、売る。獲れすぎて、製造過剰になったミカンは、缶詰などの加工用に回される。。。こんな、智恵が現在でも生かされている。。。

 

 それは、安心で安全な食品を食べたいという消費者と、少しでも無駄を無くして、利益ももちろんだが、結果として、心情的に廃棄したくない生産者のせめぎ合いの部分は、あると思う。。。

 

 アメリカや日本などの先進国では、食品を少しでも永く食べられるように、合成保存剤などの薬品が多用されるケースが増えてきた。ロスを防ぐためには、企業は、どんどん努力して、より永く売れる商品を開発する。その裏に、身体に安全ではないモノも、どんどん添加されて、どんどんインチキ食品が氾濫してゆく・・・という皮肉めいた状況が進む。プリンだって、防腐剤やら、保存剤を大量に入れれば半年も保つ製品は、出来る。それより、できたて製造から3日以内の方が、美味しいし、安全なのは、判りきっている。。。このジレンマがある。

 

 大量生産、大量消費の世の中で、製造場所から消費場所が近くて、少量他品種で、安全、安心の商品が、消費者からは、好まれている。不二家は、同族経営で、昔ながらのやり方で、少ない工場でたくさんの製品を作り、それを全国のチェーン店に配送するという、やり方を、ずっと、続けてきた。この食品メーカーとしての、物流形態が、少し今の世の中に、合わない部分が出てきていたのかも知れないね。。。。

 

戦後の食糧難を生き抜いてきた、65歳の不二家の古い職人が、少し古い牛乳を試飲して、まだいけると判断していた・・・。こんな品質管理のやり方が、もう今の世の中では通用せんようになっているのやろうね。。。この職人さん。町の洋菓子屋さんやったら、別にこんなに大問題にならへんかったやろうに。。。多くの製品を供給する者には、それだけ大きな責任が課せられる。。。これだけは、思い知ってもらわんとあかんやろうけどね。。。

 

「もったいない」と、「消費期限」のバトル。。。これは、いつまでも続く、古くて新しい問題や。。。

 

1/17(水) マスコミというのは、どうして、こうもワンパターンなのかね・・・。共産党の機関誌「赤旗」が自民党の議員の政治資金報告書の中から、事務所費という項目を見つけ出し、これをまんまと、スキャンダルネタに育てるのに、成功しよった。。。

 

 決め手になるのは、議員会館の中にある議員の事務所の家賃は「無料である」というキーワードである。事務所の家賃が無料なのに・・・何千万円もの事務所費を計上するのはおかしい・・・というフレーズが、いかにも、巨悪を暴いた。。。というイメージになるから、全マスコミがこれに飛びついて報道した。。。ほんま、アホやね。。。

 

 政治系の番組でも、事務所費がぜんぜん領収書の要らない特別な費用になっている。。。隠れ蓑になっている。。。なんて、鬼の首を獲ったように報道しているのやけれど、ホンマ、さもしいネタや。。。

 

 共産党からしたら、参院選のある今年に、政敵を叩いておくのに、大変好都合なこの時期を狙って、現役閣僚をねらい打ち。。。こんなに悪いことしてまっせ・・・と、言いたいところやんにゃろうけど。。。あんまり、実がないように、私は思う。。。

 

 そもそも、本来の欠陥は、経費公開のルール自体の不備にある。事務局員の夜食代とか、他の議員事務所の家賃やらを何でもかんでも、この事務局費に放り込んでいたから、こんな問題になったのやろうね。。。まぁ、共産党からしたら、まんまと、自民党閣僚のイメージダウンに成功したんやから、万々歳やろうね。。。釈明する方も、下手やったけどね。。イメージ操作でも、大失敗やろうね・・・自民党からしたら。。。

 

 まぁ、産経も、小沢民主党代表が何億かの事務所費を計上しておったのを見つけてスクープしとったから、まぁ、政治家は、ほとんどみんな、この事務所費という経費項目を、都合良く利用していたという実態も判ったけどね。。。そこまで、言うなら、事務所の家賃なんかも、公開基準の中に入れたらええのにね。。。

 

 さて、この事務所費という費用、なかなかみんなが、口ごもってしまって、歯切れが悪いのは、多分、何かがあるのやろうね・・・。国会議員なんかは、地元からの陳情を受ける・・・。自分の地元では、市会議員、県会議員なんかが、東京に上京してくる。こんな人たちは、いざ、自分の選挙になったら、フル活動で、地盤を支えてもらっている人たちやから、当然、議員がいろいろ面倒を見ることになる。

 

 東京でのホテル代とか、料亭での宴会代、2次会でのクラブ代・・・まぁ、議員さんは、地方議員さんを、ご接待するのやろうね。。。そんなカネは、なかなか表に出せない金である。つまり、構造的に、国会議員と地方議員は、親分子分の関係になる宿命がある。地方の統一選挙なんかになったら、餅代とかの現金を渡して、選挙資金を助けてあげる必要があるらしいから、こんなお金も必要・・・。こんなのが、実態なのやろうね。。。。

 

 実際、聞いた話なのだが、ある選挙で、事務所開きをすると、顔見知りの人がやってきて、飲み食いはするは、選挙応援と称して、選挙を食い物にするヤツがおる。そんなヤツらは、借金取りに追われていて、選挙事務所に駆け込んで来て、すぐ返すから、20万貸してくれ・・・なんて来るのやそうや。。。選挙中の議員さんなんて、弱いものやから、顔見知りから頼まれたら、断れないらしい。。。当然、そんな金が返ってくるはずもない。。。こんなのが、ドブ板選挙の実態なんやなぁ・・・なんて思ってしまう。。。

 

 政治とカネの問題は、なかなかきれい事では済まされない。。。私は、地方議員は、無給にして、ボランティアでやってもらうのが本来だと思っているので、年収1500万円もの稼ぎになる議員先生を職業とする人たちは、あんまり感心出来ない。議員を、もっとあんまり魅力的な職業でないようにせんと、必死になってみんながなりたい仕事にしてしまうと、その立場をゲットするために、せんど、悪い事をしよる。その見返りに、先生になったら、それを税金や、利権から取り戻そうとされたんじゃ、国民は不幸やからね。。。

 

やっぱり、政治家は、小泉のオッサンのように、清貧でないと、尊敬されないものである。。。この職業自身が、社会やお国のためのボランティアであるという位置づけが、やっぱり求められているのやないやろうかね。。。

 

1/18(木) 京都市北部の岩倉というところに、京都精華大学というのがある。周りは田んぼに囲まれた、のどかな場所なんやけど、ここの漫画学部という全国でもここだけという珍しい学部に通う20歳の男性が、見知らぬ男に、ナイフで滅多突きにされて、失血で殺されるという悲惨な事件が起こった。。。この大学は、左京区という京都は京都でも京都盆地の、かなり北の端にあって、知っている人も多いだろうが、周りはそんなに人家が少ないような地域である。大学は、こんな事件で名前が出たくは無かったやろうけど、宮城県から京都に来て、1年足らず・・・。実家の親御さんのお気持ちを考えたら、堪らんね。。。

 

 報道によると、事件の直前の目撃証言があって、言い争っていたようだったみたいだから、何か、言いがかりを付けたか、付けられたか・・・そんな、しょうもないことが、原因なんやろう・・・。それにしても、何が有ったのか知らないけど、人の命を何と思っておるんかね。。。あまりにも、命が軽すぎるやんか。。。。

 

 連日のように報道される事件を見ていると、何か、言い表し得ないような、社会的に病的なモノを感じるね・・・。旦那を朝駆けで、ボウリングのボウルで殴る妻。。。殺した妹の身体を切り刻む兄・・・。性格不一致の旦那を殺しておいて、血の付いた壁や床を無くすために、リフォームをしたり、防犯ビデオ対策など、必死で、証拠隠滅を謀る妻。。。。この妻、殺人の後も平気で友人と話す会話が公開されて、ふてぶてしいのを通り越して、呆れてしまう・・・。

 

 それにしても、何とも、胸くそ悪い事件が続くもんや・・・。命が軽い・・・と言うことの裏返しは、自分も大事にしない人が増えてきたということやね・・・・。自分を大事にする人は、人を大事にするからや。。。人様を大事にする人が、初めて自分を大事に出来るもんや。。。このことは、人を思いやれるかどうかにかかっている。ところが、今の世の中、自分の事だけで精一杯で、余裕のない人が多すぎる。人間って、そんなに単純やないけど、少なくとも、自分の身の回りにいる人のことを、気に掛けること・・・。これが基本やんか。。。

 

 べつに、相手の心の内まで、全部見通せなんて、言ってない。そんなの無理や。でもね。何で、その人がそんな言葉を言うのか。そんな態度を取るのか。そんな仕草をするのか。そんなことを推察することは出来るやろう。。。それと、言葉を口にする前には、しっかり、自分で咀嚼してからの方がええ。何にも、考えずに、口走ってしまった言葉には、ろくなことがない。。。一呼吸、置いてから、しゃべった方が、絶対良い事が多いからね。。。

 

 売り言葉に買い言葉。。。つい、口が滑って。。。人間は、言葉で失敗することが多い。口は禍のもと。なんて、諺もある。。。でも、人間にとって言葉は、一番重要なコミュニケーションの方法である。でも、このコミュニケーション力の低い人が増えてきてしまっているのが、今の現代社会の大問題につながっているのやないかと、私は思うのである。。。

 

 昔の日本の家庭は、ほとんど大家族だった。おじいちゃん、おばあちゃんもいたし、兄弟の数も多かった。親子三代で住むのが当たり前やった。。。つまり、生まれながらにして、人とうまいこと接していけないと、生きて行けないような環境が、もともと、ほとんどの日本人に、有ったわけである。

 

ところが今はどうやろう・・・。核家族がほとんど、子供は一人、なんていう家ばっかりやんか。。。お父さんはもちろん、お母さんもパートで仕事。当然、子供は一人・・・。学校と塾と家庭以外に子供に社会はないから、学校で人とうまくいかないことが、何かあると、人と関わること、そのものに、おっくうになり、時には怯えてしまうことになる。これがひどくなると、対人恐怖症的な性格が形成されてしまって、酷いときは、ひきこもりになる。。。。

 

 こんな人たちが、どんどん、大人になって、人と関わることが、とても不得意な人の割合が大変多い社会になってしまう・・・。。。すると、どうだろう、何かあると、すぐキレる。。。ちょっとしたことで、自己防衛反応が、異常に激しく出てしまって、時に、殺人など、爆発的な犯罪を犯してしまう・・・。こんな流れがあるのやないかね。。。

 

 どこかの大学が、コミュニケーション学という科目を採用したのをテレビで見たことがあるが、まさしく、これが現代社会に一番必要な学問のような気がする。今の社会に住む人たちの全員が、大なり小なり、程度の差があるにせよ、何らかの精神的な疾病に罹っているのである。人との付き合い方がわからない・・・関わり合い方が下手・・・自分の考えている事とやっている事が合致しない・・・。いろいろなケースがあるだろうが、もう「普通」なんていう言葉は死語にした方が良いぐらい、世の中は多様化している。

 

 多様化し過ぎは、実は、個性を伸ばすという、無責任放任主義という、変な教育制度のおかげでもある。ここで、今の教育は、完全に勘違いをしている。子供をのびのびと・・・と、言葉はキレイだが、タガを緩め過ぎた部分がある。。。悪さをした子供には、ちゃんとした罰や躾が必要なのに、何もしない甘すぎる親や教師。。。こんなのが、この現象の背景にあるのやないかね。。。。

 

ほな、どうしたらええねん。。。NHKの朝の連ドラ、芋たこなんきんは、こんな社会へ、いろいろな意味で警鐘を鳴らしている。昔は良かっただけではない何か。頑固オヤジが居て、でも家族愛に溢れていて、ちゃんと筋が通っていて、有無を言わせないほどの正論。。。いつの間にか、日本人が忘れてしまったような、日本の良さを思い出させてくれる。。。ただ、この通りには今は出来ん。。。その答えは、やっぱり、今生きて居る人が、ちゃんと出さんとあかんことやからね。。。みんなで、もっと、真剣に考えて行くべき問題やろうね。。。

 

難しい答えは、なかなか見つけられへんやろうけど、まず人に優しくなれること。これから始めてみたらどうかね。。。自分が変わると、周りが変わる。周りが変わると社会が変わるで。。。

 

1/19(金) まだまだ、変な事件が続く・・・。大阪の八尾で小さい子供を、何と歩道橋の上から、放り投げる男。。。子供は幸いにも、重傷を負いながら、何とか一命は取り留めたそうだが、取り押さえられた男は、授産施設に入っていた心身障害者やった。。。幼い子供に異様な興味を持つタイプの人やったみたいで、施設のほうでも、注意はしていたようだったが、止められなかったそうや。。。

 

 ところが、調べて見ると、この男は今までに幼児を誘拐するような事件を何度も何度も犯していた・・・。つまり、常習犯。。。何度か、刑務所に出たり入ったりを繰り返していたようで、幼い子供を持つ親からしたら、身の毛もよだつようなお寒い現実や。。。

 

 この事件を語るとき、どうも、ネットでは、そんな危ないヤツをどうして隔離しないんや。。。という風な論調が目立つ。。。孤島のようなところに、危ないヤツらばかりを集めて、半分軟禁常態して、シャバに出して来ないようにすべきである・・・。という論調である。これには、確かに一理はあるし、そうしてほしいと願う人は多いやろう。。。

 

 ところが、心身障害者という人たちは、先天的にそうだった人もいるし、何らかの事件事故によって、そうならざるを得なかった人、また、精神的な疾患のある人など、いろいろなケースの人たちがいる。この人たちの人権とか、社会性を、どうして、守って行くべきか・・・。という壁に突き当たるのである・・・。

 

それでなくても、現代人は、精神的なストレスの多い人は多く、職場の人間関係がうまくいかなくて、会社を辞めた人・・・、自分の受け持っていたクラスが学級崩壊になって、退職した教師・・・。子供の頃に受けたいじめが原因で、対人恐怖症になり、就職が出来ない人・・・。こんなような人が何十万人といる。。。明日は我が身・・・という部分もある。。。心身障害者予備軍は、日本人全員なのかも知れないからね。。。

 

 こんな人たちを十把一絡げにして、やれ、社会と、隔離せよ。やれ、山の中の施設に押し込んで、街に出すな・・・なんていう議論は、実は、全く現実的でないのが実状なのである。。。身障者を子供に持つ親たちは、それこそ、自分の命の果てるまで、その心身障害者の子供と付き合う覚悟で生きているのだが、その親たちが老いて亡くなったとき、残された子供たちは、どうなるか。。。社会が受け皿にならざるを得ないという、宿命も残るのである。。。。

 

 そんななか、授産施設の運営というお仕事をやっていてくださる人は、ほとんどが、ボランティアに近い・・・。誰もやりたがらない仕事・・・。行政からの僅かばかりの支援、援助で、どうにかこうにか、助けられてやっている人ばっかりや。。。その多くは、天職であるとい覚悟を持ってやられている方ばっかりや。。。この仕事・・・・なかなか、出来る事やない。。。

 

 今度の事件を引き起こした犯人のいた授産施設も、恐らく、そんな施設のひとつやったんだろう。。。この犯人を抑えきれなかった施設の理事長をいくら責めたって、何の意味があるのか・・・という無力感に迫られる。。。

 

 人は、もともと生まれながらにして、清く正しい心を持って生まれてくるものであるという、性善説と、人は、もともと邪悪で、よこしまな考えを誰でも持っていて、何かに監視されないと、すぐ悪い事をしてしまうものであるという、性悪説がある。あなたは、どう思いますか?

 

 このことを深く考えると、人間、何のために生きているのか、生かされているのか・・・、という議論に行き着く事が多いと思います。私の出した結論は、人は、人を信じるために生きている・・・そう信じたい・・・・という、格好良すぎる答えでした・・・。人が人を疑って生きて行くなんていう人生を生きたいかと、聞かれれば、そうではないと、答えるからです。何度も何度も過ちを繰り返すような、この事件の犯人にも、どこか人間の心を持った素晴らしいところがあると、信じて上げる人が、この世の中のたった一人の人でもいないと、この男の生きる意味が無くなると思うからです。。。この世の中に無くて良い命なんて無いと信じたいからです。。。

 

もちろん、この男のやった行為は、何があっても正当化できる事ではないと思いますし、もし、この投げ落とされた子供の親なら、この男を何度殺しても殺し足らないらいに憎むでしょう。。。でもね、この男の行為を、けっして許せないという自分と、何でこの男がこんなことをしてしまうようになってしまったのか・・・という自責が周りの人たちには有ると思うんですよね。。。精神的に病気であるこの男のやった凶行を、この男を重い罪で、罰するだけで終わらせないで、みんなで考える機会にすることも、重要なことやと思うんですよね。。。

 

1/20(土) 昨日、今日と、大阪でシャディの展示会に来ています。1年に1回のブロック大会という、全国のシャディのお店やサラダ館が集まる会議と、展示会です。私は京都なのだから、別に大阪ぐらいなら泊まらなくてええのですが、まぁ、年に一度の事ですから、中之島のリーガロイヤルホテルにお泊まりさせてもらいます。。。

 

 シャディも、UCCに身売りしてもう3年目。。。上島珈琲の息子さんがシャディに乗り込んできて、社長さんにならはったことで、少しづつ良い方に改革が進んでいると信じたいところです。。。例年の展示会も、今年から、いつもの大阪城ホールではなく、インテックス大阪に変更。新しい場所での展示会になりましたし、いろいろな宣伝材料なんかも、今までが、コテコテの大阪商人丸出しのイメージから、少し上品で神戸の雰囲気が感じられるような都会的なものに変わって来ています。田舎に強いシャディから、都会でも強いシャディに脱皮しないとあかんからね。。。ほんとうに、一番変わらなければいけないのは、売っている方の、私たちだったりしてね。。。うまくいけば、ええけれど。。。

 

 さて、ここ最近、また2ちゃんねるという日本一の掲示板サイトが、存亡の危機であるという記事が週刊誌上を賑わしています。ご存知の方も多いと思いますが、2ちゃんねるというのは、誰でも、匿名で書き込みが出来るという掲示板がいっぱい詰まったサイトです。ここには、ほんと、いろいろな人がやってきて、情報収集したり、逆に提供したりします。ここに書かれた事は、匿名であるが故に、無責任なモノも多い反面、匿名であるが故の真実も有り、それを見極めるためには、少々の知識と経験が必要とされると思います。。。

 

 このサイトの強みは、やはり、「数」です。アクセスする人が多いから、書き込む人の数も多い。。。どこそこの学校でいじめ自殺があった・・・という事件でも、本当の当事者がこのサイトに来ている人の中にいますから、実名やら、顔写真なんかが、すぐに公開されたり、下手なマスコミより、正確で迅速、詳細なニュースがここにあったりもします。。。

 

 ただ、この膨大な掲示板サイトを運営管理している人が、ほんの僅かな人、あるいは個人であり、全部に目が行き届かないという問題もあります。私なんかは、ここまで大きいサイトに成長したのだから、広告料収入なんかで、十分会社組織にして、社会に貢献するようなサイトに育てはったら・・・生きて行けるのに・・・なんて、思うのですけどね。。。

 

 ここに、個人のプライバシーを暴露された人が、2ちゃんねるの運営管理者を相手取って、訴訟を起こし、恐らくサイト側が、敗訴するだろう・・・、そうなりゃ、2ちゃんねるも、取りつぶしだ〜ということで、週刊誌は騒いでおるようです・・・。

 

 もともと、私は、匿名というのは、日本人の感覚から言えば、卑怯極まりないと思う方の人間ですので、この2ちゃんねるのなかで、自分は、安全なところにいて、弱い人間を闇討ちするようなところがある掲示板というシステムは、私はあんまり好きではありません。名をちゃんと名乗れ。それから、自分の言ったことに責任を持たないのであれば、発言するな〜と、言いたいところですからね。。。

 

 ここで、日々、繰り広げられている騒動は、モロに人間の悪意というものを前面に出してしまっている場合がとても多いです。自分の正体が相手に知られないことを良いことにして、まるで、人に対する遠慮がない・・・。つまり、普通の社会なら、当然身につけていなければならないような、相手の人を立てるとか、人の意見をちゃんと聴くとか、相手に敬意を払うといった、人間として当然身につけていなければならないマナーのようなものが、なかなか見受けることが少ないからです。これは、本当に残念なことであると、同時に、ここに書き込む人たちが、比較的若い人たちが多いこともあって、その年代の人たちの思考パターンが推測されて、なかなか興味深いものです。。。

 

 また、日本人というのは、まだまだ、島国根性が抜けていないらしくくて、2ちゃんねるのような、狭い限定されたサイトの中だけでも、勝手なルールを作ってしまって、それに従わないものを、異端児扱いしたり、礼儀知らず扱いして、ボロクソに、虐めます。ほんとうに、心の狭い事です・・・。こんな人たちは、世界的な仕事は、けっして出来ることはない・・・なんて、思ってしまいます。異なりを認め合って、はじめて、何か事が始まるという世界の常識からは、全くかけ離れた世界がここにはあります・・・。狭い、日本人だけにしか判らない感覚の中でしか生きて行けない価値観しか、持ち合わせていないことに、危機感すら覚えます。。。

 

 とは、言っても、2ちゃんねるに登場して、書き込んでいる人たちは、実はものすごく限られていて、ほとんどが、ROM(リード・オンリー・メンバー)、ロムっている人です。書き込みをしている一部の人たちは、実は、自分をこの世界の中に入れ込んで、悦に入っている人たちが多いのも、事実だと思います。電車男などで有名になりましたが、昔からパソコンにかじりついて、家から一歩も出ない・・・。人との現実の関わりを極端に嫌うような、引きこもりのような人たちは、いました。パソコン・オタクと呼ばれた人たちも、その数が多くなると、街に出て、アキバを占領したりして、立派に市民権を得た感があります。

 

 それに、昔だったらパソコンは、一部のカルトな人たちが使うものだったイメージがあるのですが、これだけ普及して、現代人にとって、必要不可欠なツールにまでなると、そのカルト性も、だんだん薄れて行っていると言えるでしょうね。。。ここまでくると、パソコン、というより、インターネット上のブログであったり、掲示板というものは、文化であるという域まで達していて、既存の本やら、新聞、CDやらいろいろなメディアは、どんどんインターネットに置き換えられて、世の中の流れや、流通までも、どんどん変えていってしまっています。。。

 

 私の子供の頃に想像していた21世紀・・・。それと、今、本当に21世紀も、もう7年目に入った今とを比べることは、あんまり意味のないことなのかも知れないけど、昔は想像も出来なかった事が、今は出来たりしているところを見ると、凄いことになっている・・・という実感は、湧きますね・・・。でも、それと、反比例するかのように、人間の精神的な部分が、だんだん蔑ろにされて、人の価値というものまで、何か訳の分からないような物差しで測られてしまうような、言いようのないような恐怖感にかられるときもあります。。。

 

時代は変わっても、人として、一番大事な物は、「優しい心」である・・・という、いつまでも変わらない・・・という価値観だけは、しっかりと、若い人も、持ち続けて行ってほしいものやね。。。

 

1/21(日) 先日、夕刊を見ていたら、今年4月から採用の看護婦さんが26000人の募集に対して、14000人ほどしか集まらないのやて・・・。あっ、今は看護婦やなくて、看護士さんって、言わなきゃならないのやったか。。。

 

 いざとなったら、人間がお世話にならないといけない病院。ここで働く人が、なかなか、なり手が居ないのはねホント不幸なことである。人の命を救うという崇高な指命とは、裏腹に、長時間労働、キツイ、キタナイ、職場環境、職業に卑賤は無いとは言っても、この仕事をしたいと思う人の絶対数が少ないというのは、ほんと、困った問題である。。。

 

 ところが、このお仕事、何処の誰でも出来るような仕事やない。。。人の命を預かる仕事やから、当たり前といえば当たり前なのかも知れないけど、厳しい国家試験に受からないと、看護士になれない。。。つまり、医師に準じる仕事なんや。。。責任も重い。。。。

 

 看護士不足というのは、実は、先進国病の一つで、アメリカで、最も手っ取り早く米国市民権を持つことが出来るのは、看護士になることと、言われるぐらいである。つまり、看護士になって、病院に勤務する人が少ないから、慢性的に看護士不足の状況なのは、日本も米国も同じというわけである。。。

 

 こんな中、日本は、フィリピンと、労働のFTAを結んで、フィリピン人の人の看護士さんを日本の病院で勤務出来るように法律を改正することに合意したという。。。フィリピンで、看護士学校を卒業して、国内の病院に就職すると、月給は僅か40000円ほど、日本に行けば収入は5倍以上にもなる。。。またまた、ジャパ行きさんが増える。。。のやろうか。。。フィリピンの人も、優秀なフィリピン人の看護士が国外流出するのは、反対する人も多いようやけど、この国の経済は、国外で働く人の仕送りで成り立っている国やからね。。。

 

 日本では、看護士さんだけではなく、建設現場で働く人とか、汚れる仕事、人の嫌がる仕事などで、海外の人やら、在日の人たちの助けが無いと、社会がうまく、回らない部分が、構造的な問題としてある。日本がいくら、純血主義で頑張ったって、なかなか、これらの部分で、困ってしまう部分がどうしてもあるんや。。。問題は、この日本で働く外国人の人たちを何処まで受け入れて、どこからは、規制するかなんや。。。

 

 実際、六本木の街なんかを歩くと、本当にここは、日本か???と、思ってしまう人も多いやろう。。。外国人の人の比率が極端に高い街やからね。。。私の住む京都も、外国人比率は多い方だろうけど、みんな観光客が多いからね。。。真冬のクソ寒い時に、Tシャツ・短パンで、観光するデブッチョ白人のお年寄りには、こちらも、ビックリする。。。何と、季節感の無い。。。。

 

 まぁ、六本木なんかは、本当に特殊な街だから、仕方ないのだけれど、日本のほとんどの地方都市なんかでは、このあたりの感覚は、まだ江戸時代の日本人の感覚と、あんまり変わっていない人も多いのやないやろうかね。。。黒人の人が、地方の街を日本人とアベックで歩いていると、まだまだ白い目で見る人は、多いだろうし、外国人お断りのアパートもある。それは、日本人が、異文化の人たちを恐れている部分でもあり、自分たちと考え方や、行動が違う人たちを、どうしても、疎んじてしまうという、排他的な面が、頭をもたげてしまう。。。

 

日本の本当の意味での国際化は、進んでいるようで、実は、遅々として進んではいないのかもね。。。

 

1/22(月) 宮崎県知事選で元タレントのそのまんま東がダントツの当選・・・・。福島県・和歌山県・宮崎県で、談合で知事が辞職、3つ合わせて談合3兄弟。。。なんて、くだらないオヤジギャグを言ってた人が、一夜明ければ、地方の王様とも言われる知事さまになっておる・・・。この人で大丈夫かなぁ。。。これでええのかなぁ。。。と、心配になる。。。

 

 タレント候補というのは、古くは横山ノックとか、西川きよし、青島幸男に、コロンビアトップ、橋本聖子にアントニオ猪木、その他、抜群の知名度を生かして議員さんに華麗なる転身をする人は、多かった。この人なら悪いことは、せんやろう・・・と、いう安心感だけで、投票した人も多いし、成果が出なくて、次の選挙には落選なんていう、田中康夫長野県元知事の例もある。。。

 

 つまり、選挙民というのは、実は、あんまり豊かでない選択肢から、1人の代表を選ばなくてはならないという不幸を、もともと、抱えている。そこには、この人なら・・・と信じれる人がいたら良いのだけれど、大概は、この人より、この人の方がマシだろう・・・という、比較論で投票するしかないという、現実がある・・・。東も、口を滑らせて、「談合は必要悪や・・・なんて、バカを言ってしまっておる・・・」

 

 宮崎のように、役所の談合体質に、ほとほと嫌気がさしていて、この停滞した県政を何とか一新してくれる人は誰かを選ぶ時、国の役人やった人やら、県庁の出身者やらが、出てきて、果たして今までのしがらみを、捨てて、透明度の高い清新な県政運営を出来るかどうかと、言ったら、まぁ、出来んやろう・・・。今までと変わらんやろう・・・と、判断したから、そのまんま東が、批判票の受け皿になっただけ・・・というのが今回の結果やろうね。。。

 

 そのまんま東のような、ズブの素人の人が、いきなり地方の行政のトップなんかになって、どうすんねん。。。宮崎も終わりや・・・という人も多いのは、無理もないと思うで・・・。でもね、これも、含めて民意や。。。素人なら素人なりに、田中康夫のように、どんどん今まで闇の中になっていたことを開示してゆくしか、手はないと思うんや。。。知事のイスを立派な革張りのものから、パイプイスにするとか、公用車を止めてタクシーにする・・などの素人考えの「うけ狙い」だけが、通用すると思ったら、えらい間違いやで。。。そんなの、みんな県民はお見通しやからね。。。

 

素人が知事になって、今までずっと働いていた県庁職員が、急に心変わり出来るとは、絶対に思えへん。それほど、この人がカリスマ性を持ったリーダーシップを発揮出来る人とは思えないしね。。。まぁ、これからしばらくは、抵抗勢力との闘いや、県庁の役人やら、議会やら、全部が政治的な敵と戦うのに、この人の性格や、弱い意志で、果たして通用するかね。。。すぐに、周りに上手に丸め込まれて、接待攻勢されて、グルグルになってしまうのやないかね・・・。そうならんことだけを、願わざるを得ないね。。。まぁ、おきばりやす。。。

 

まぁ、しばらくは、お手並み拝見や。。。離婚してまでなった知事のイス。。。この人が本当の「瓢箪から駒」になってほしい。。。そのかすかな願いが、この人に一票を投じた宮崎県民の思いやからね。。。

 

1/23(火) 食の安全を脅かすような事件が続いている反面、健康オタクブームも、まだまだ、根強く続いているようである。関西テレビ制作のあるある大辞典という番組で、納豆がダイエットに効果があるという情報を放送した途端、都心部のスーパーから、一斉に納豆が姿を消すという珍現象が起きた。

 

 消費者がこの番組の影響を受けて、買いに走ったのが原因なのだが、どうやら、この珍現象長続きはしなかったようである。スーパーの店頭には、今まで見たことのないようなメーカーの納豆まで山積みにされ、そのショーケースには、お一人様2パックまでにお願いしますという文字。。。ところが、山のように商品が売られているものの、品薄にはなってないようである。。。

 

 それは、その前日の夕刊に、この番組の「やらせ」が発覚したという謝罪記事が出ていた事と、大きな関係があるようである。。。

 

 納豆といえば、大豆を蒸して、麦わらなどにある納豆菌を付けて、発酵させた食品である。欧米人が、戦時中に捕虜になって、腐った豆を食べさせられた・・・。というエピソードが残っているように、どうやら、東洋だけの食品のようである・・・。良質のタンパク質と、善玉菌のおかげで、身体によい食品であるということは、以前から言われていたのだが、ダイエットに良いとまでは、聞いたことが無かった。。。案の定、憶測や裏付けのないデータが捏造されて、体よく面白可笑しく、受け狙いの、番組に仕立てられていたようである。。。まぁ、マスコミなんて、話題づくり・・・ぐらいの感覚でしか、物事をそんなに深く考えて無いからね。。。

 

 チャンス到来と、納豆の製造ラインを増設したり、無理して設備投資した業者なんかは、悲惨やね。。。話題だけで、資金の回収が出来るのやろうかね。。。まぁ、そんな一時的なブームに乗るか、乗らないか。。。ビジネスは、博打の要素が有るものだけど、社会的な影響の大きさを考えると、テレビ局の罪は大きいね。。。

 

 それにしても、日本人の健康オタクぶりは、半端やない。。。今でも世界一の長寿国なのに、これ以上、長生きしてどうするねん。。。アフリカなどの後進国では、45歳で亡くなる人が多いのだと・・・。そんなのを聞くと、日本人の70歳、80歳なんていう、平均寿命というのは、少し異常に長いのかもね・・・。人間の値打ちに差なんてないはずなのに、日本では80のばあさんが、少しでも長生きするために、身体によい食品を吟味する。。。良いことなのかも、知れないけど、何か矛盾のようなことを感じるね。。。日本人だけやなくて、他の国の人も、長生き出来るようになったらええのに・・・と、思うけど、そんなに単純な問題やない。。。。

 

 人の命が長くなるということは、実は、その分、生産性や経済が上がっているということ・・・でもある。50で死ぬ人より、80で死ぬ人の方が、30年分も、多くの商品を買い、多くの製品やサービスを生み出したり、消費したりしているのやからね。。。このことをよく考えると、高齢化は、実は経済的には、プラスに貢献していることになる。。。ただ、年よりは、若い人よりは、なかなかお金を使わない。。。いつまで生きられるか判らないから、それまで、少しでも蓄えを残しておきたいと思うのだろうからね。。。

 

 どこかの経済学者が言っていたのだが、お金をたくさん持っている年寄りに、お金を使わせるには、若い人にお金を回させるような政策が良い。棺桶の中まで、札束持って行かないのだから、親が資産を持っていたら、そこそこ贈与税を緩和させて、子供や孫世代に消費に使ってもらったら、世の中の金回りが良くなるという寸法である。

 

 子世帯が家を買うときに1000万の無償贈与を認めたり、実際に死んでしまう前に、資産を移して景気浮揚につなげようと言う作戦である。。。まぁ、それにしても、今の年よりは元気である。スポーツジムや、温泉旅行、韓流ブームのおっかけ、と、やることがなかなか派手で、バイタリティに溢れている。。。

 

団塊の世代が大量に引退する2007年問題。。。まだまだ、年寄りと呼ぶには早すぎるリタイヤ組が、どんなカネの使い方をするかが、注目の的になっておる。健康ブームで、まだまだ自分に投資する人。。。いくつになっても、元気な年寄り・・・。50兆とも言われる退職一時金。。。日本は、またまたこれで、バブルになるのかねぇ。。。まだまだ、団塊の世代が、日本を引っ張る時代がまだ20年も続くのかねぇ。。。

 

その後に来る日本の社会の激変のことを考えると、少し恐ろしい気もするね。。。どうぞ、お手柔らかに。。。

 

1/24(水) どこもかしこも、そのまんま東・新宮崎県知事の話題ばっかり・・・。他にやること無いのかねぇ。。。まぁ、有名人が知事になると、全国から注目されて、少しは、宮崎が、活性化されるから、ええ事なのかも知れないけどね。。。取材陣が何百人も押しかけただけで、ビジネスホテルや食い物屋は、少しは潤うからね。。。

 

 早速、やりたいことは、早稲田の野球チームのキャンプを宮崎にしてもらうこと・・・なんやて。。。まぁ、こんなのは、東に向いているかな。。。そういえば、この人、知事に就任したら、東国原(ヒガシクニバル)という本名を使うそうや・・。そりゃそうや、、、認定書とか、表彰状に、そのまんま東・・・って書いてあったら、何か、ぜんぜん値打ち無さそうやしね。。。しゃあないか。。。

 

 実は、私、もう15年ほど前の大昔、この人に一度、逢った事がある。沖縄県のオクマというビーチリゾートに泊まっていた時、近くのスナックか、何かのお酒を飲むところで、タケシ軍団の人気がちょっと出て来たところだった彼は、地元かどうか知らないけど、若い女の子たちを引き連れて、わぁわぁと、飲みに来ていた。。。その態度が、あまりにも、偉そうで、、、ワシは芸能人や・・・文句有るか・・・という風な、大騒ぎぶりだったので、大変気分を害した覚えがある。。。

 

 確か、そのとき、ビーチバレーの大会とかをオクマビーチでやってたんやないやろうかね。。。まぁ、その時の印象が悪過ぎて、私は、二度とこんな人は、好きになれない・・・ぐらいの感覚やった。。。その後、何かで捕まりよって、ざまあ見ろ。。。という感じ。。。その後、かとうかずこと結婚したとかで、またビックリ。。。そういえば、かとうかずこも、私、見たことある。。。テレビの撮影か何かで、京都駅に来ていた。オーラが有っても女優さん〜っていう感じやった。。。こんな綺麗なヨメサンもらいよって、クソッと、世の男性なら、みんな思ったやろうね。。。

 

 それにしても、テレビは、こんなええネタを逃すもんかと、不祥事の時には、せんど叩きまくっておったくせに、ここぞとばかりに、宮崎詣でや。。。ほんま、節操がないのう。。。しかし、芸能ネタと、政治ネタが、ごっちゃになるのも、どうかと思うけどね。。。

 

 もうひとつ、おかしいのは、ここぞどばかりに、そのまんま東の立身出世伝みたいなものを、各局がボンボン出してきよることや。。。この人が宮崎から出てきて、専修大学からお笑い芸人になったり、一念発起して、早稲田の政経学部に入り直したり、今までの自分を変えたなんて、ほんまかいなぁ。。。と、思うような事をどんどんたれながす。。。どうせ、また、結果を出せなかったら、ボコボコの袋だたきにするくせにね。。。

 

 これって、マスコミにとったら、ものすごくいじられ易いネタっちゅうか、人っていうか。。。まぁ、しばらくはマスコミが取り囲んでいるから、何にも出来ないやろうけど、役人たちからしたら、ど素人が何をするねん。。。というところやから、知事に内緒で、何でも蚊帳の外にする作戦に出るやろうね。。。

 

 そのまんま東が、成功するには、やっぱり、かなりの優秀な秘書と、片腕以上になる副知事が必要不可欠やろうね。。。こんな人でも、うまいこと使えば、いろいろ宮崎のためになれる。それには、裏でうまいこと、そのまんま東を使って、操るぐらいの度量のある人物が必要やろうね。。そんな人と、タッグを組めるかどうか。これにかかっている。もし、一人で何でもやろうと思ったら、役人たちの思うつぼにはまるのは、間違いないからね。。。

 

役人たちは行政のプロ。煽てれば木に登るサルの使い方は、お手の物やからね。。。

 

1/25(木) 日本人が、食品の消費期限とか、賞味期限とかに敏感なのは、なぜだろう。。。不二家に端を発した食への不安の輪は、とどまることなく、他にも波及していて、他の業種でも、不正発覚、スキャンダルを自ら発表する企業が相次いでいる。。。うちのマーガリンに金属片が混入している可能性が有ることが判りました。。。うちのストーブが不完全燃焼する可能性があることが判りました。。。。うちの携帯電話の電池が爆発する可能性があることが判りました。。。。まさに、情報開示の嵐である。。。

 

 このことは、一見すると、その企業の透明度というか、社会的責任をちゃんと考えてますよ〜という度合いを見定める基準のようにもなっていて、そんな良い評価を得ようと、必死になって不良品を回収する姿勢を宣伝している。。。でもね、この裏には、しっかりした企業の計算が隠れていて、もしも、自ら発表しないで、週刊誌やテレビ、新聞などに、すっぱ抜かれたら、えらいことになる。そうなる前に自ら、発表したら、この企業は、お客様を第一に考えてくれている会社であるという、良い評価を逆に得たい。。。こんな本音が見え隠れする。。。。

 

 よくよく、考えてみたら、このことが、少しおかしいことであることがわかる。もともと、良い企業とは、そんな不良品を絶対に出さないように、日々研究して、ちゃんと、チェック体制を整えている企業であることには、間違いがない。ところが、この頃の風潮は、コンプライアンス(法令遵守)や、ディスクロージャー(情報開示)などに、少し重点が置かれすぎていて、何か、何にも無い企業が、閉鎖的な企業である、実は悪いことを隠蔽しているのではないか・・・なんていう、馬鹿な論理につながっている場合すら、有るのではないかと、思うのである。。。

 

 何万個、何十万個の製品を作る工場では、不良品やら、不具合、出来損ないなどの製品が出ることは、実は当たり前のことなのである。問題は、これをちゃんと見つけ出せたり、そうならないように、防止する技術であったり、対策であったりするはずである。。。工場の中をいろいろな虫や埃などが入らないように、クリーンルームにする技術、ロスが出ないように管理する技術、最後は、そこで働く人の良心の問題にまで、行き着くのである。。。

 

 昔の食品などには、製造年月日というのが、入っていた。この製品がいつ作られたものであるのかを表示するルールである。これが、生ものなど、概ね数日したら品質が変わってしまうものは、「消費期限」という表現になり、比較的品質保持期限の長いものがおいしくそのものを食べられるという「消費期限」という表示義務になった。

 

 ただ、この期限、実は、あくまで目安であって、実は、そんなに絶対的な数値ではない。。。そりゃそうやわなぁ・・・・。真夏の日なたに、生ものを放置しておいたら、消費期限内でも、食品はほとんど腐ってしまうし、これが真冬やったら、1週間経っても大丈夫や。。。よく日の当たるような店頭で売られているインスタントラーメンは、あっと言う間に、酸化が進んで、まずくなるし、ちゃんと冷暗所で保存された調味料なんかは、まず、傷まないなんていうのは、主婦なら、経験で判っている。。。。

 

 ところが、厚生省という役所が、消費期限、賞味期限という、1つの物差しを作りよった。。。このこと自身は、国民の食に関する安全安心を守るという観点からは、評価して良い事なのだけど、あまりにも、過敏な日本人にとって、絶対的な権力というか、火に油を注ぐというか・・・、良い口実みたいなものを与えてしまったという副作用が有ったのではないかと、思うのである。。。

 

 もちろん、誰だって、より安全で、より安心な食べ物を食べたい。その反面、われわれは、つい、食品の消費期限を見て買い物をする癖が、ついてしまったと、思わないか?コンビニに並ぶ、おにぎりは、前の方が古くて、後ろの方が新しい。スーパーの牛乳だってそうや。なかなか、前の方から買っていく人は少なくて、後ろの方の商品がよく売れる。店の方も、たまに、陳列方法を逆にしたりして・・・・。まぁ、狐と狸の化かし合いみたいな話だけど、こんなのを毎日のように繰り広げている・・・。

 

 社会全体のことを考えたら、古い商品から、買いましょう・・・というルールは判るのだが、いざ実際となると、みんな、自分だけは少しでも新しくて新鮮なモノを・・・と、思うのが人情である。。。この結果、恐ろしいほどの量の廃棄される食品を産んでいるし、その廃棄される食品の価格は、当然、売られている商品の価格を押し上げてしまっていて、実は、消費者は、自分で自分の首を絞めている部分があるという事が判る。。。。

 

 食品の品質管理は、当然守らなければならないし、もし、健康被害に遭うかも知れないという恐怖から、逃れたければ、よく売れている店で買うとか、消費期限を必ず確認して買うとかの自己防衛策を取るしかなくなるからね。。。このことを、言い換えれば、こと、食品に関して言えば、国は、メーカーや、国民を脅して、必要以上に、無駄な規制をしているのではないか・・・という、疑問を持つ人は、私だけやろうか。。。こんな、ひねくれた考えは、したくないのやけどね。。。

 

例えば国は、牛乳の消費期限を例えば、何度で何秒殺菌したものは、加工日から3日以内に消費しなさいという基準を作った。ところが、この基準は、誰がどれだけのことを保証するのかという裏打ちが、実はあんまり明確でないと思わないか?この基準内で製造されたミルクを飲んで、お腹を壊した。この基準を作ったのは国だから、メーカーも国も、被害者に謝って、慰謝料を出せ。。。なんていう訴訟を起こされたとする。これでもし、国が負けたとなっさたらどうだろう。今まで3日間だった消費期限を、平気で2日間に変えるやろう。。。責任を取らされたらかなんからね。。。

 

 つまり、この物差しというのは、私の思うには、かなり、厳しすぎるレベルで作られているのではないかと、思うわけである。厳しすぎて、何が悪い。。。もしもの事があったのなら、お前が責任を持つのか。。と、言われたら、何にも言えないのだけれどね。。。

 

 私の言いたいのは、ひょっとしたら、この厳しすぎるかも知れない基準のために、実はまだ、ぜんぜん大丈夫な食品が、平然と廃棄され、安全のための犠牲になっているという点である。飽食の時代、日本社会に流通する食品全体の、2割も3割もの食品が、日本人の胃の中に収まらずに、無惨にも捨てられている状況。これを、異常だと、感じない日本社会は、果たしてまともな社会なんだろうか・・・と、思うのである。。。

 

その昔、親に米粒ひとつ、残したらあかん。目が潰れるで・・・と、厳しく言われた・・・。最早、日本は、戦後の食糧危機の時代ではなく、もうそんな時代とは違う・・・と言われればそれまでだが、食べ物を粗末にするような、そんな政策が、何か、一番大事な、モノを大切にすると言う、当たり前のことが出来ない、今の日本の社会の精神的なベースの部分を、壊してしまっているような気がしてならへんのやけれどね。。。

 

1/26(金) 政治家の事務所費とか、政治活動費が、何処に何で使ったかを、5万円以上しか、記録しなくて良いというルールが問題視されている。このネタは、もともと、週刊朝日が、反自民党キャンペーンのネタとして、暖めていた記事で、よくよく考えたら、少しおかしい部分がある。

 

 政治家は、政治資金規制法という法律に基づいて、誰からいくら寄付をもらったとか、政党助成金などから、いくらの収入があって、これをどう使ったのかを公表する義務がある。これは、変な袖の下を貰って、その団体や個人に有利になる国会質問をしたり、省庁への働きかけをしたりをしていないかを、国民がチェックするためという目的がある。政治家は、昨年度の分を毎年、公表するわけだが、今回の問題になっている事務局費とか、政治活動費というのは、とっくの昔に公開されているもので、その公開された時は、誰も問題視していなかった事なのである。

 

 それが、このタイミングで出てくるというのは、明らかに、統一地方選や、参議院選の前哨戦として、自民党などのイメージダウンを狙ったという感が、拭えないからね。。。もともと、民間の我々一般人や中小企業は、詳細にわたって、領収書をちゃんと保管していないといけないし、もし税務署の調査が入ったら、これこれに使いましたと、証明しなければいけないから、絶対にちゃんと1円まで領収書を保管する。

 

 ところが、この法律のおかしいところは、5万円以上の支出しか、領収書の保管義務が無いとしているところである。つまり、極端な例で言えば、4万円づつ1000回使いました。と、言えば、全く何の証拠もなく、4000万円も使ったことにしてもええことになるわけである。。。これは、なんぼなんでも、アカンやろう。。。こんな逃げ道を作っておいたら、ひどすぎるわ。。。

 

 もともと、この5万円という限度額の根拠なんて何か有るのか?今すぐ、この限度額は廃止して、全部のかかった経費の領収書を保管しなければならないように、変えるべきやろうね。。。それとも、これが出来ない何か、理由が有るのだとしたら、そっちの方が、もっと問題やしね。。。

 

 政治とカネの問題は、いつまでたっても、切っても切れない。この問題は、議員の先生方という、特別な存在であるという前提をまず、認めないというところから、始めないとね。。。それでなくても、役所という大組織を、何とか、効率的で、金のかからない組織に変えていくしか、日本の構造改革が生き残れる道はないのだから、議員さんが、まず率先して、利権を離してもらわんと、何にも始まらない。。。これが出来ない議員さんには、とっとと辞めていただくぐらいの意気込みが欲しいところやね。。。

 

 この議論になると、いつも、出てくるお話は、政治は金がかかる。。。という言い訳話である。確かに、多くの利権が群がるところに、カネは動く。税金は、払う人と使う人という両面性が有るからね。。。誰だって、使う方がええにきまっておる。この使う方のカネを目指して、いろんな人が集まりよる。この大事なお金を使える権利を、一部の人に集中して持たすから、おかしいことになる。この権限を出来るだけ1個所に集めないで、公開された場で、使い道を決めたり、使い先を決めたり、所謂、透明性を高めるというのが、一番難しくて、いちばん、やらなければいけないこと、なんやろうね。。。

 

 実際、政治家の活動には、金がかかる。年賀状1つ出すだけでも、何十万人に送ってみ。。。10万の人に、50円のハガキ10万枚送っただけで、500万円も要る。。。自分の選挙の地域で、知り合いも当然多い。その支援者の人が亡くなったら香典せんならん。息子さんが結婚するとなったら、御祝いもせんならん。そんな、お付き合いが広いと、もの凄い金額の交際費が居る。

 

 そのまんま東が、出来るだけお金を使わない選挙をしたと、言っていたのだけれども、それでも1500万円ほどのカネは必要やったそうな。そりゃ、選挙になったら、何万枚ものポスターは要るし、そのポスターを張って貰う人もいる。。。選挙事務所は、借りなあかんし、ウグイス嬢や、事務所やビラを配布するスタッフも、アルバイトをたくさん雇わないとあかん、電話や広報も配布しなあかん。立ち会い演説会の動員もお願いしなあかんから、普段からのお付き合いも欠かせない。。。これが現実なんやからね。。。一口に金のかからない政治って言ったって、それがただ単に、綺麗事で終わってしまうという、虚しい現実もある。。。

 

こんな、金のかかる政治というものに、あまりにも多くの議員さんが関わり過ぎていないだろうか?もっと、少ない人数で、実質的なお仕事をやってもらえる人を選ぶことが出来ないだろうか。政治の世界の費用を抑えるためには、口減らししか、方法がないと思うのだけれどね。。。

 

1/27(土) 自民党の議員さんは、どんどん事務所費問題で上げられているさなかに、何と、民主党の小沢代表が4億円を超える事務所費を計上していたという記事が産経の一面に出た。これって、いったい何や・・・・と、調べたら、何と不動産の取得に使われたそうや。。。政治家の事務所は、借りるモノ・・という常識を覆して、堂々と自宅兼事務所を、悪びれる事無く建ててしまったこの人。。。この人に、世間の常識をコンコンと、教えてあげられる人は、民主党には、おらんのかねぇ。。。。

 

 もし、政治献金やら、政党助成金が原資であるお金で、政治団体が不動産を購入して、事務所として使用することを認めてしもたら、これは、あまりにも、政治家個人と、政治団体の関係を逸脱しているんやないやろうかね。。。

 

 もし、小沢氏が選挙で落選したどうなる。。。この不動産は、個人のものになっちゃうんやないかね?もし、小沢氏の息子がこれを相続して、この政治団体の代表になったらどうなる?この小沢氏の息子は、何の相続税も支払わずに、政治献金やら、政党助成金という、限りなく公に近いカネで、立派な事務所という豪邸を個人のモノ同然に持てることになるやんか。。。これって、あまりにも、矛盾が多すぎるわなぁ・・・。

 

 こんなのが、表に出てきたら、自民も民主も、同じように、脛に傷を持つ仲間ということになるし、お互いに、相手を深く追求することが出来ないことになる。。これは、国民にとって、ホンマ、不幸なことやね。。。他の政党は、頼りにならへんからね。。。

 

 それにしても、公金を使って平気で、自分の家というか、事務所というか、そんなのをよく、購入出来るもんや。。。これを厚顔と言わないで、どれを言うのかねぇ。。。公金を私のものにするのを、認めてしまうような、けったいな法律を作った人たちにも、責任がある。モラルも何にも有ったもんやないやんか。。。

 

 もし、これがホンマやったら、大至急、小沢の事務所兼自宅を、国に返還させないと、これは、立派な公金横領やで。。。厚かましいのにも、ほどがあるわ・・・。いくら、法律が認めたって、世間の良識が認めへんわ。。。民主党も、下手な人を代表にしたもんや。。。

 

小沢代表が難破船に乗っていて、突風に吹き飛ばされて、それを鳩山と、菅が助けるおの政党コマーシャル。誰が作ったのか、知らんけど、今の哀れな民主党の姿そのままやんか。。。もうちょっと、小マシな代表は、おらんのかいなぁ。。。ホント。。。

 

今の、世の中、法律にさえ触れへんかったら、何をしてもええ・・・なんて言うことが多すぎやね。小沢も、自分の自宅を公金でうまいこと回したお金で建てて、恥ずかしくないのかね。。。豪腕と呼ばれた小沢も、こんなので、男を下げてしまったら、お終いやんか。。。。この人の旬は、もう、とっくに済んでるで。。。

 

自民党を倒して、政権奪取する・・・。2大政党制のええとこは、いつでも、交替可能な政権を、常に横において、もし、現政権に不具合や、失敗があれば、すぐに交替して、日本の社会の安定化を図れるところにある。そのためには、民主党という、自民党とは違う、別の勢力に、ガンバッテもらわんとアカン。ところが、民主党がこのザマやろ。。。国民は、いったい誰に、政権を託したらええねん。。。

 

宮崎県みたいに、一地方なら、そのまんま東・・・みたいな人で何とかなるのかも知れないけど、日本という一国を束ねる人たちというためには、そういうわけにはいかん。民主党には、ちゃんと、この政党に任しても、何とかなる・・・という政党になってもらわんと、あかんのや。。。その選択肢が無くなると、国民は、政治不信にまたまた陥る。。。そして、政治三流の歴史が続いてしまう。。。情けないね。。。

 

1/28(日) 小学校で毎日、子供たちが食べている給食。この費用を払わない親が増えてきているという。。。その総額が年間22億円。。。足らなかったお金は、給食全体の費用に影響するというから、つまり、ちゃんと払っている人がバカを見るという結果になっているのだそうである。。。モラルハザードもここまで来たか・・・という感じやね。。。

 

 そもそも、この給食なる制度は、食料事情が悪かった戦後、子供たちだけは、お腹いっぱい食べさせてあげたいという、大人たちの親心から始まっている。ところが、いつの間にか、教育の一環という風に、すり替えられてしまっている・・・。私は、ここに、そもそもの問題点が有ると思うのである。

 

 親が、子供を食わせて、大きくするのは、至極、当たり前のことである。まず、この大前提を確認しないといけない。小学校と中学校は義務教育だから、国が給食を含めての教育を無償で提供するのは、当たり前であるという人がいるのだという・・・。これは、給食が教育の一環であるという、そもそもの前提が間違っているという部分がある。。。

 

 食糧不足の時代が過ぎて、給食は全国でまだまだ続いていた。給食の現場では、管理栄養士や、調理師さんなどが、ずっと働いていて、その雇用を続ける必要があった。だから、給食は、協同作業をするから教育の一環になる。食事のマナーも一緒に教えられる。偏食の防止につながる。と、次々と、給食を続けるための「理屈」をひねり出して来た。この結果、給食を、教育の一環として、学校教育の一部にすることに成功したわけである。。。

 

 ところが、その費用を誰が負担するのかという問題になってきた。それから給食は、材料費を保護者が負担し、給食の献立を企画したり、調理する人の人件費を税金で負担するというルールが自然と、出来て来たのだと思う。保護者が負担する材料費は、昔はかなり安かった覚えがあるのだが、給食の贅沢化もあって、このごろは、1食200円を超えて給食費を取るようになったところも増えてきた。

 

 なかなか、給食を止められないのは、実は、納入業者との利権があるのではないかと、思われる部分がある。どこで、何をどれだけ仕入れるかは、一部の担当者に任されてる。1つ決まれば大量に食材を供給することが出来る業者は、必死になって、売り込みを謀る。。。この関係に癒着が出来ない方がおかしい。つまり、これが利権になる。公務員が定年退職して、こんな業者なんかに、天下りするなんてこともあるのやろう。。。つまり、学校という器を使って、利権を持ち続けることが出来るという給食制度は、学校にとっても、メリットのある制度であり続けた。。。そうとも言えるのやないかね。。。。

 

 こんなのが何十年も続いたこともあって、給食コストもだんだん上がって来た。。。。。ここで、まず、生活保護を受けている家庭などが、子供がいたら、その分、上乗せされた生活保護費を受けているにもかかわらず、それを他に使ってしまって、給食費を払えないという事態に陥った家庭が出て来た。すると、あの子のところだけ払わないのに、うちだけ払うのはアホらしいというバカ親が増えてきた。今では、給食費未納の親のうち、何と67%の親が、給食費を払えるのに払わない親になってしまったらしい。。。

 

 それにしても、馬鹿な親が増えて来たものやね。。。自分の子供が食べている食事代を払わないなんて。。。食い逃げと一緒やんか。。。

 

 この問題の対策は2つしかない。給食費を払わない親の給料を差し押さえるか、給食そのものを辞めてしまうか・・・である。学校の現場で、この子だけ給食を出して、この子のところは、給食代を払っていないから、出さないなんて、なかなか出来ないやろうからね。。。

 

 給食というのは、働く親にとっては、とっても有り難い制度である。母親は、毎朝、早起きしてお弁当を作り続けるという、重労働から、解放される・・・。この事に感謝するどころか、逆に給食の存続を危うくするような事をするとは、何事か?ホント、バチあたりめ・・・。

 

 中学などで、給食をやっているところは、生徒が選択して、業者のお弁当を取って貰っている。これを小学校でやっても、ええのやないかねぇ・・・。自分の所で、お弁当を持たす子。コンビニでおにぎりを買ってから学校へ行く子。学校で給食弁当の業者が作ったお弁当を頼む子供。いろいろ、あっても。。。ここまで、多様化が進んでいるのやったらね。。。

 

 今の給食問題の問題は、実は給食を教育の一環であるとした屁理屈に、無理や無駄があると思うのである。全小学校で、給食を廃止してごらん。そりゃ、調理師さんや栄養士さんなど、多くの人が職を失う大問題かも知れない。でも、逆に考えれば、現在の学校給食を維持管理するために、実は、驚くほど高価なコストが、実はかかっていたという部分が明らかになることやろう。。。

 

 最新の厨房施設、高価な食器洗浄機、ほんとうに、ここまで必要なのかと思わせるような保冷庫や冷蔵庫、保温庫、1人あたり、年間600万も700万も払っている人件費。。。公務員さんやからね。。。高すぎる給料と、ほんとうに、これだけの人数が必要なのかと、思うような人員配置。。。こんなのも、俎上に載せなくては不公平やろうね。。。

 

 これらのコストを一度試算してみたらええ。1食あたり200円強の給食費が、実は、本当にコスト計算したら、800円も1000円もかかっていた・・・なんていう、笑えない結果になるところも、出てくるような気がするのだけれどね。。。役所の体質は、こんなところまで、蔓延っているからね。。。つまり、もの凄い、税金の食いつぶしがここのあるかも知れないのである。。。

 

 この世の中、けっこう、物事の理屈が、根底から、ひっくり返されてしまうような事が多くないか?みんなが、当たり前だと思っている事に、そんなのが多い。今回の給食のことも、一度、給食をやめてしまったら良い。どれだけ、給食が有り難いことであるか、が判るやろう。。。保護者の側で、なんとか、再開してほしいという要望が多く出るまで、給食費未納の親の比率が多い学校は、給食停止。。。これも、選択肢にすべきやろうね。。。

 

 給食は、お上から与えられるものやない。親が勝ち取るものや。。。その意識の改革が今は必要や。それに、その費用まで、税金で払ってもらうのは、筋違い。いくら、少子化の世の中だって、甘えるのもええかげんにせえ。バカ親ども!

 

 世の中が、こんなバカ親どもを甘やかせすぎて、子供が生まれたら、自治体から御祝い金。出産費用は保険から出します。。。おまけに、児童手当や養育費を負担します。子育て支援のために税金も安くします。育児休暇をつくって、職場へ行かなくても、ちゃんと、給料もらえるようにします。小学校の授業料はタダです。教科書代もタダです。私学にもし行きたいなら、授業料の補助もします。。。こんなバカな政策ばっかり、やっているから、こんな、勘違いする親を大量生産してしまったんやないやろうかね。。。

 

社会が、バカ親たちを、甘やかせ過ぎやで。。。甘やかされすぎた子供たちが、大きくなって大人になり、また社会をどんどん狂わせてゆく。。。これって、悪の連鎖やんか。。。

 

1/29(月) このごろ、世間を騒がせるニュースが、どもう、京都発というのが、少し異様に多く無いか?長岡京と神奈川での主婦殺人やら岩倉でのマンガ科大学生殺人・・・。火曜サスペンス劇場やあるまいし。。。。京都○○殺人事件っていうのが多すぎやんか。。。あんまり、嬉しい事やないで。。。ほんま。。。

 

 かと、思ったら、今度は京都駅の近くに出来た、真新しいAPAのホテル2軒が、耐震構造のデータが改ざんされていたのが判って、何と70%ほどしか、無かったんやて。。。それも、2つともやて。。。このホテルの前を毎日通って、このホテルが毎日どんどん出来上がって行くのを、見ていた私からしたら、そういえば、やけに、鉄骨が細いのと、やけに、建つのが早かったような印象を持ったのを覚えている。。。この事件がリークされて、やっぱり、そうやったんか・・・。。。というのが正直な感想である。。。

 

 東横インとかAPAは、安くて便利なところにあるビジネスホテルをどんどん展開して、急に大きくなって来た企業である。この成長の裏に、格安の建築費で建った建物が有ったのは、残念な事やね。。。ホテルは、お客さんの大事な命を預かる商売やんか。いくら、綺麗な内装したって、いくら、大浴場が有ったって、いくら、女性の視点でのサービスが売りであったって、やばい建物に泊まらせられていたのなら、そんなの全部吹っ飛んでしまうやんか。。。。

 

 それにしても、国土交通省は、姉歯の事件から、いったい何ヶ月経っていると、思っているのか???あまりにも、遅すぎないか?検査が。。。イーホームズの藤田社長が、APAの建物はヤバイって、ものすごく早くから、言っていたやんか。。。いったい、これまで何をしてたんや。。。APAの社長は、石川県の財界では有名人や。当然、森元首相のお膝元。。。これが、何か関係ないと言えば嘘になると、勘ぐらないわけにはいかんやろうね。。。

 

 もともと、何で、この人は、こんなにどんどんホテルを建設出来るだけの資金力があるのか?ホント、不思議やないかい?バックに誰かいる・・・と、勘ぐられても、仕方無いのと、違うか?政治家の口添えで、カネを出す金融機関、その裏で、とてもやないけど、手に入らないような好立地の土地をどんどん手に入れる力。。。こんなの、ヤーサンがらみやないと、無理なんと、違うやろうか?堅気の人間やったら、無理な手口やで。。。

 

 APAの社長は、何とか、耐震偽装を政治家を使って、もみ消そうとした。カネも使った。。。でも、それに失敗して、今回、公表された。。そんな感じやないのかね。。。会見で見せた、名物おばはん社長の真っ黒なマスカラの混じった涙の裏には、どす黒い何か・・・が、有った・・・そうとしか、思えない私は、ひねくれものやろうか。。。。

 

 そりゃ、普通で考えたら、そうやろ。ビジネスホテルの経営で、一番最初の大きい投資は建物の建設やんか・・・。仮に、30億ほど建築費がかかる物件が有ったとしよう。これが耐震構造をちょっといじっただけで、3億や5億も安く出来るとしたらどうや。。。初期投資5億ダウンは大きいで。。。安く作れるホテルを、たくさん作って、商売していたのなら、そりゃ、もうかるわなぁ。。。。それで、もし万一、本当に、地震が来たら建物潰れてしもて、それもこれも、地震のせいにしたらええのやから。。。そんなの阪神淡路大震災で実証済みや。。。。やっぱり、自然の力は恐ろしいね・・・で、切り抜けられる。。。やんか。。。

 

 もともと、100年に1度、有るか無いかの地震に備えて、頑丈な建物を作るなんて、もったいないという、思想が、多分、そこには、あったんやろうね。。。そんなに建物の耐用年数を超えるほどのスペックが必要なホテルなんていらん。安く作って、稼ぐだけ稼いだら、誰かに転売して、地震か耐用年数経過のせいにすれば良い。。。そんな、ずるい計算が、この事件の裏に見え隠れするやんか。。。

 

 建物を実際に建築していた熊谷組とか、アパ建設かて、そんな、やばそうな設計やったら、判らないと嘘や。もし、本当に判らないで、設計図通り、ウチは作っていただけ・・・で、逃げるのやったら、こんか会社に、建物を建築する資格なんか無いわなぁ。。。つまり、そんなはずないから、みんなグルに決まっている。。。発注したAPAも、建築会社も、設計した水落も、みんなグルでないと、この手の建物は、絶対に出来ひんのや。。。

 

 建築なんていうのは、素人には、なかなか判らない部分が多すぎる。ここをうまく利用して、見えないところで、手を抜いて、材料を節約して、結果として、安い材料費で、おんなじような建物を建てるのは、有る意味、プロやないと出来ない芸当や。今回の偽装発覚は、実は、日本中の建築屋が、多かれ少なかれ、うまく、建物を作って、損しない商売に、明け暮れておった・・・。このことが、やっとのことで、バレた。。。そんなところやないかね。。。まだまだ、氷山の一角やないかね。。。

 

 イーホームズの藤田社長が、スケープゴートにされて、偽装を見抜いた側やのに、逆に、資本金を多く見せかけたという罪で、逮捕させたのも、ほんま、臭い。。。つまり、藤田社長は、どんどん、暴露されては困るネタを公表しよった危険人物視されたんやろうね。。。だから、ツブされた。。。こんなのは、容易に想像がつく。。。

 

 この事件の裏には、黒幕と呼ばれた総研のコンサルのオッサンがおる・・・。こいつが、格安にホテルやマンションを作る方法を指南しまくって、ガッポリ、儲けておった。つまり、コンサルの立場を超えて、やってはいけない禁断の果物に手を付けたよった・・・わけや。。。どうせ、判らない。。。どうせ、バレない。。役人たちも、カネで口封じ出来る。政治家も抑えた。。。そんな慢心が、安かろう悪かろうの建物を作り続けられたんやろうね。。。

 

それにまんまと、乗ったのが、APAや、オジャマモン(懐かし〜)小嶋やったかなぁ・・・・。グランドステージなど、数で稼いでた奴ら・・・。そんな構造やったんやろうね。。。まだまだ、耐震強度の偽装ショツクは、続くで。。。

 

1/30(火) 日本人が好きな人間性に、「潔(いさぎよ)い」というのがある。日本は、「恥の文化」であるとおっしゃったどこかの文化人類学者の方が言われたが、まさしく、昭和の御代までは、恥が、人生で一番困ったこと。いちばん不名誉なことで、辱めを受けるぐらいなら、死んだ方がマシ。。。という、精神的な構造が、どこか、日本人の中に残っていたと思う。。。

 

 ところが、平成の時代になってから、どうも、この精神構造が揺らいできた。明らかに、品が無くなって来たのである・・・。社会のため、人のために、一生懸命に汗することが、「格好悪い」とか、いう価値観が蔓延してしまっているし、人より目立って、派手に振る舞った者勝ちのような御時世が、どうもねぇ・・・。

 

 つまり、まじめで優等生な人より、ちょいワルで、どこか影のあるような人の方が、受けるという世の中になってきたということや。。。2枚目の俳優より、3枚目のお笑い芸人が、もてはやされて、藤原紀香と結婚するのやからね。。。この現象を、日本の文化が堕落したと見るか、成熟したと見るか・・・やね。。。

 

 民主党の元代表の岡田さんとか、前原誠司なんかも、実は、あまりにも優等生キャラで、それが、時代に受け入れられなかったところが、有ったんやないかねぇ。。。小泉さんなんかは、ちょっとヤンチャやっていた感じがあって、そのへんが、人気につながっていたような気がする。。。安倍さんはどうなのかね。。。

 

 時代の寵児と言うものは、どんどん移り変わって行くモノである。ホリエモンも過去の人になったと思ったら、そのまんま東が、お笑いから知事に華麗なる転身を果たす。。。この人、意外と本人が一生懸命、地方自治やら、政治のことを勉強していたというバックボーンが有ったから、うまくいったのやろうけどね。。。

 

 この流れの逆を行っているのが、実は、安倍総理なんやないかなぁ。。。。首相就任当初は、70%もあった支持率が、何と今は、38%・・・。まぁ、朝日新聞の数字やから、ちょっと辛い目やけどね。。。どうも、教育基本法の改正とか、防衛庁の省への格上げとか、国民投票法の改正とか、憲法改正とか、やることが少し性急で、ちょっと右な部分が、国民の支持の低下につながっているのやろうね。。。ある意味、国民は、よく見ているし、振り子の原理も作用している。。。

 

 ただ、安倍首相の、本当の持ち味は、「潔さ」とか「美しい日本」とかいう、昔から日本人なら、誰でも持っていたような価値観を、もういちど見直そうという部分にあることに、他ならないと思うのやけれどね・・・。これが、今の日本の雰囲気と、どうしても合わないから、アレルギー反応が起こっているのやないやろうかね。。。

 

 どうしても、安倍ちゃんが言うと、復古調のイメージにしか、残念ながら、ならないからね・・・。安倍首相は、実は、今しばらくは、我慢している部分があると思う。靖国参拝はしたいけど、小泉首相の二の舞になって、中韓と、またまた事を構えるのは避けたい。。。温首相も来日することやしね。。盧武鉉とも、やっと反日が少し収まりつつあるのに、また事を構えるのは得策ではないという判断があるから、思う通りは出来ない。。。そんなところやないかね。。。

 

 もともと、安倍氏は、対中、対韓とも、かなりの強行派やった。本来なら、日本の国益を守るため、ガンガンと、新しい施策を進めたいところなんやろうけど、前首相がかなりのことをやってしまったから、相手がどう反応するかが、もう判ってしまっている。。。だから、手出しが出来ない状態に、追い込まれているとも、言えるのやろうね。。。

 

 安倍首相は、多分、参院選前ぐらいになったら、何か、威勢の良いことを、仕掛けてくるはずや。。。例えば、韓国が、ずっと軍隊や高射砲まで設置して、不法に占拠している竹島。これを国際裁判所に提訴する。日本海で不法操業を繰り返している韓国漁船を、どんどん取り締まる。前にも、いろいろあった海洋調査とか、資源調査を日韓の微妙な地域で実施する。そんなことが、考えられる。

 

 対中国では、海底資源調査の対向実施や、言いがかりでしかない部分の多い、旧日本軍の毒ガス兵器の廃棄作業の打ち切りとか、中国のチベットでの人権問題の追及や、知的所有権問題での、さや当てなどが考えられる。。。でもね。今は中国と事を構えるのは、あんまり得策やないかもね。。日本は、アメリカから、うまいこと行って貰って、国連の常任理事国になりたいところや。そこで、対立するのは、中国とロシア。拒否権持っているからね。。。

 

 まぁ、これらの作戦は、実は、両国関係を緊張の方向へ向かわせてしまうから、なかなか、いざ、一国の総理になると、簡単に出来るものやないからね。となると、どうするか。。。北朝鮮を、共通の敵として、立てておくしか、なくなるやろう。。。つまり、北の核武装や、核開発、核実験、査察受け入れなどを、引き続き非難して、拉致問題も最大限、言い続けるしか、対外的に選挙に勝つネタが無い・・・という現実がある。。。

 

 安倍政権は、発足以来、かなり大きな期待が有った割には、意外と、面白みに欠けて、無難に無難に、切り抜けられていて、果たして、本当の改革に向かっているのか?という不信につながっているのやないかね。。。

 

ブッシュが負けて、世界は、緊張緩和(デタント)の方に舵を切った。反戦的な雰囲気が、これから進むなか、日本だけが、軍事大国化してたら、世界はどう見るか。。。空気読めよ・・・。と、言われるのやろうか。。。政治家は、風を読む才能も求められるものやからね。。。

 

1/31(水) 今の世の中は、まさにクレーム社会であると言って良い。現在のように、消費者意識が高くなってくると、企業に求める製品の信頼性やら、サービスの質は、どんどん高いものが要求され、企業は、より大きなパーセンテージの努力を顧客対応に求められていると、言って良い・・・。

 

 しかし、あんまり消費者の意識が高くなり過ぎると、モラルと良識を超える場合が出てくるのではないかと思うことが、しばしばある。。。例えば、ある人がスーパーで、お湯だけで戻るご飯のパックを買ったとしよう・・・。そのお米の中に、何かの拍子で、白い小石が混入していたとしよう。米というのは、農産物である以上、土に生えていて、その精米課程で、そのようなものが混入する可能性が極めて高いと思う農産物のひとつである。

 

 その顧客が、知らずにそれを食べてしまって、口にした途端、ガリッという音がして、歯が欠けてしまった。。。腹の立ったお客は、スーパーに電話して、クレームを付けた。おたくで買ったご飯のパックに小石が混じっていた・・・。それを誤って食べてしまったので、歯が欠けてしまったやんか・・・。歯の治療費ぐらいは、出してもらわんと。。。良くあるケースである。。。

 

 この場合、スーパーは、恐らく誠実に対応するのだろうが、一つ間違うと、こうなる。クレームをした人が、このご飯のパックを製造したメーカーにクレームした場合は、どうなるか。このメーカーは、何百万食もの、ご飯のパックを製造販売している。異物が混入していたとなると、全商品を回収するなんていう事態になりかねない。。。そのクレームをした人は、有る意味、このご飯パックを製造したメーカーを脅すような、少し変な立場に置かれることになるのである。。。

 

 この顧客は、メーカーに異物混入をしていた事への謝罪を要求するのと共に、この小石の混ざったご飯を誤って食べてしまったために、歯が欠けてしまったという事で、企業に、製品の回収やら、事態の公表など、途方もないような負担を強いる立場になってしまう。。。

 

 昔なら、企業の担当者は、顧客ところへ出向いて、菓子折持って、お詫びをして、何とかご内密に。。。もちろん、歯の治療費ぐらいは、当社で負担しますので。。。というので、ケリが付いた話やったやろう。。。

 

 ところが、この頃は、違う。タチの悪い人が増えて来たのもあるやろうけど、平気で、その企業を脅すような人が、どうも増えて来たのである。そりゃ、落ち度は、その企業側に有るのだから、そっちは、弱い立場である。ただ、その立場を必要以上に、悪用して、このことを公表されたく無かったら、慰謝料よこせ・・・。なんていう輩も、増えて来たのやろうね。。。そんな人は、自分の思い通りにならなかったりしたら、週刊誌や新聞、テレビなんかのマスコミに、このことをリークする。それをマスコミは、ホイホイと、記事やニュース番組で流す。。。

 

 結果的に企業は、マスコミの袋だたきに逢って、莫大なる損害を被る。。。なんていう図式になっている。。。よくよく考えたら、この顧客は、このことで、企業を恐喝している・・・。あるいは、強要出来てしまうような、力を持ってしまうことになるやんか。。。この事・・・。実は、犯罪である恐喝罪と、紙一重になる部分なんや。。。多くの企業は、顧客の言いなりになるし、何とか、自分のところの被害を最小限にしようという、意識が働くからね。。。

 

 消費者が強くなることは、そんなに悪いことではない。でもね。少し、今の世の中の風潮は、おかしいと思うところはね無いですか?私は、やっぱり、大分、おかしいと思う。もちろん、もともと、弱い立場である消費者は、守られるべきであると思うし、泣き寝入りをすべきでないとは思う。でもね、その立場を利用して、企業を脅すまでいくのは、やりすぎや。。。逆に、その人は、恐喝罪という、犯罪を犯した人として、扱われるべきであると、思うわけやからね。。。

 

 こんな世の中になってきたら、企業は、脅されるぐらいやったら、こちらから公表して、「黙っていてやる」という意味を無くしてしまう方がマシ。。。という判断を下すところが増えてきた。。。だから、どうや。。。全国紙の新聞に、よくもこう毎日、リコールの広告やら、製品回収のお知らせとか、製造年月日の誤りのお詫びとか・・・が、しょっちゅう出ている。。。そうした方が、この企業は、しっかり公表しているのだから、安心であるという、逆の広告効果があると、ふんでいるからやろうけどね。。。

 

昔、給食弁当屋が、やくざに、訴えられて、お前のところの弁当を食べて、おかずに入っていた魚を食べて、その骨が喉に刺さってとれなくなった。。。慰謝料払えなんていう裁判を思い出した。。。魚には骨があるのがあたりまえ。注意義務は、その弁当を食べる人にある・・・というのが判決だったけど、その事に近い状況の事案が、けっこう、あるのやないのかね。。。もちろん、人の生命にかかわるような事なんかは、どんどん公表してもらわんと困るけどね。。。

 

 

 

 

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