日常のページ

 

2/1(木) 冬場は、どうしても寒いので、いろんなスポーツも、なかなか盛んではない。今年は雪も少ないので、ウィンタースポーツも、もひとつやからね。。。そんななかで、プロ野球は、今日あたりから続々とキャンプイン。プロ野球選手は、4月から10月までは仕事があるけど、11月から3月までは、本番の試合がない。。。ええ商売やね。。。

 

 そういえば、去年は、この時期、ワールドベースボールクラシックスで、日本が優勝して大いに盛り上がったのだが、今年はどうかね。。。日本は、昔から、野球が盛んで、多くの子供たちが、少年野球をやっている。小さい頃からの夢が、プロ野球選手になること・・・と、いう子も昔から多かった・・・。もっとも、最近はサッカー人気も上がっては来ているけどね。。。

 

 しかし、日本は、今でこそ世界第二位の経済大国だと、胸を張っているけど、スポーツに関しては、最近、お寒い状態が続いている。。。野球が去年、世界一になったのが、本当に久々の快挙だと言われているぐらい、ボールゲーム、団体スポーツの類は、てんと勝てない。。。

 

 バレーボールが男女とも数回金メダルを取ったことがあるぐらいで、他の団体スポーツはメダルなんて、夢のまた夢。ホント、ぜんぜん勝ててない。。。もともと、日本人は、体格的にも、そんなに大きくないのだが、最近は、だんだん大きくなってきている。本当なら、もっと、いろいろなスポーツで、金メダルなんかを、たくさん取って欲しいのだが、どうも、なかなか成績が芳しくないのやね。。。

 

 水泳、柔道、マラソン、レスリングぐらいやないかね。。。メダル獲れるの・・・。オリンピックというのは、国威掲揚の場やと、割り切っている国が多い中で、日本は、どうも、全体主義的になりがちな・・・というアレルギーがまだまだあるのか、国を挙げての強化策というのを、してこなかった。これは、少し寂しい事やね。。。

 

 中国や東欧諸国が、幼い頃から、才能のある子供たちを集めて、英才教育をして、世界的に活躍出来る選手の育成に励んでいるのに、日本の現状を見ると、お寒い限りである。日本も、もっと税金使ってもええから、英才教育をするようなシステムは出来ないものかねぇ。。。金はあるのやから。。。

 

 気になる点は、同じような実力の選手同士がぶつかって、ここ一番で、なかなか勝てない事や。。肉体的には、けっしてひけを取らないのだが、精神的に、いまいち、どん欲さが無い。。。これが、あと一息のところで、なかなか勝てない点につながっているのやろうね。。。

 

 スポーツ選手の育成というのは、受験勉強によく似ている部分がある。有る程度のお金を掛ければ、結果が付いてくる場合が多い点である。優秀なコーチを海外から招聘したり、優勝経験のある監督を迎えたりしたら、やっぱり変わってくるもんね。。。ところが、このような費用をなかなか出すところがない。企業ベースのスポーツなら、スポンサーが引っ張ってくるのだが、日本全体のことなのだから、国が協会に補助して、こんな費用を援助出来たらええのにね。。。。

 

 その昔、日本人は、エコノミックアニマルなんて揶揄されていた時期があった・・・。仕事人間が多くて、商売ばっかりやっていて、人間的な部分とか、文化的な部分とかが、無視されているような社会ではないかと、世界からは思われていた。実際、男たちは、家庭を顧みず、仕事が優先。休みの日さえ、会社の人とゴルフ・・・なんていう人も多かったんやないかね。。。それならば・・・と、何とか、人間性を取り戻したいと、いろいろな政策が採られたのだが、週休2日制とか、ゆとり教育とか、もっと、頑張らないで仕事をこなすという、公務員さんの感覚で、これを進めてきたものだから、ちょっと、薬が効きすぎて、世の中、頑張らない人が、あまりにも増えすぎて来たのと、ちがうか?困ったもんや。。。

 

 この結果、昔は、日本人全部が、寸暇を惜しんで、一生懸命働いてきたし、必死に学んできたのに、今の社会は、頑張らないし、真剣さが足らない人が増えてきてしまった。。。でも、そのせいで、実は、頑張った人がもっと稼げて、あんまり頑張らない人の稼ぎが下がってきて、その格差が大きくなってきたことから、「格差社会」なんていう言葉や、ワーキングプアーなんていう言葉が出来て来た。。。。

 

 でもね。実は、日本の所得格差なんて、世界的に見たら、ものすごく少ないのやて。。。新入社員の給料と、上場会社のトップの貰っている平均的な給料の差が、たった十数倍だけ。。。こんな国は、日本だけなんやて。。。つまり、日本はまだまだ世界一、格差のない、珍しい国であることに、間違いがないらしい。。。

 

 じゃあ、そんなに格差の小さな社会で、富はどこに集まっているのか。それはね、やっぱり、大企業に集中しているのやろう。。。企業は、稼いだ利益を再生産のための、内部留保に回して、配当も上げない。社員の給料やボーナスも上げない、なんていう、都合の良い政策を続けているのである。。。これが、空前の好景気が続いていているという、本当の理由なんだと思う。だから、ほとんどの人は、豊かさを実感できないし、好景気なのに、消費がなかなか上向かないのである。。。

 

これからの日本は、自分に投資する時代である。自分の趣味や、興味のために、人はお金を使いたいと思う。スポーツなどは、その最たるもの。。。健康づくりのためには、運動は良いし、見るスポーツが振興することは、心を豊かにして、文化の振興にもなる。企業はもうかっているのやから、こんな費用をもっと負担すべきやろうね。。。

 

 まだまだスポーツは、「遊び」の一種であるという、間違った考え方が根強い・・・スポーツは、実は文化の一部であり、心の支えにもなりうるし、見て愉しいスポーツは、人の心を感動させて、世の中の景気を高揚させる効用さえもある。。。これからの、日本は、高速道路を、人もぜんぜん通らないようなど田舎に造ったり、つまらない、使えないハコモノなんかに、税金を使わずに、本当に使う値打ちのある国民の健康とか、優秀なスポーツ選手なんかの育成にお金を使うべきやろうね。。。

 

 大企業は、一時、リストラで、企業スポーツを真っ先に切り捨てよった。。。廃部が続いて、せっかく集めた優秀な選手が活躍できる場が、大いに失われた。。。企業メセナが、ただ単なるその企業の広告塔だけで終わっていた時代は済んだと思う。。。これからは、企業がその社会的な責任を果たしてゆくのが求められるのやないかね。。。企業がスポーツを通じて、日本のスポーツ界を盛り上げるのに一役も二役も買って欲しいし、国や行政も、何とかそれを後押しして、強いニッポンを取り戻してほしいものや。。。

 

 そのための、2回目の東京五輪なら、みんなで、真剣に誘致したいもんやね。。。

 

2/2(金) 久間防衛省初代大臣が、ブッシュのイラクへの派兵は、「間違いだった。」と、明言した。。。正直な人やね。。。だって、大量破壊兵器は、ついに出てこなかったんだもの。。。と、至極、当然な発言をした。ところが、これを問題発言だ〜っ、とか、閣内不一致だとか言って、民主党は、大喜びしている。まぁ、米国を、無理矢理支持してきた日本の立場からしたら、少し逸脱しているのやろうけどね。。。

 

 私は、久間大臣のこの発言は、今の世界の流れをよく見ていると、思う。。。米国は、未だに、イラクへの3万人もの増派を決めてはいるものの、米国民が、ブッシュに愛想をつかして、下院選挙で惨敗させたという、米国の空気をよく読めている。。。今度の大統領選で、ブッシュ共和党はまず当選しないだろうし、穏健派のクリントン元大統領のヨメサン・ヒラリー夫人が初の女性大統領になる可能性が高くなって来たしね。。。米国という国は、武器産業の後押しのある共和党と、国内重視で、保護主義的な民主党が、交互に政権を取ることで、政治的なバランスを取ってきた歴史があるからね。。。。

 

 今度の選挙で、ブッシュを推す、共和党は惨敗したからね。またまた、日本は、米国内の保護主義とか、対米輸出の規制、米国内産業の手厚い保護と、外国企業への、厳しい規制と、戦わないとあかんことになる。。。。

 

 イラク戦争の問題は、米国にとって、ベトナムの教訓が何一つ、生かされていなかった。と、思う。米国は、イラクからの撤兵をなかなか出来ないし、反米勢力がまだまだたくさん居る事もあって、泥沼状態になりつつある。。。親米政権を何とかイスラム教徒の国で。。。という、ブッシュ大統領の願いは、なかなか、実らないままやろうね。。。

 

 つまり、アメリカは、結果として、実は、何の関係も無かったイラクという国を、いきなり攻撃し、なかなか、言うことを聞かない、サダム・フセイン政権を、結果として潰しただけ・・・。またしても、おせっかい米国の癖が出てしもたかんじやろうね。。。つまり、頼みもしないのに、米国は、偽善の押し売りをしてきた。おまけに、米国にとっての国内向けには、ありもしない、アルカイダなどのテロ組織撲滅への支援をデッチ上げていたからね。。。

 

 こんなのも、全部嘘やったのがわかった。。。つまり、米国は、少しの人種的な諍いは有ったが、いちおう、国として成立していた、イラクという国に、土足で乗り込んで、無理矢理、政権を倒してしまった。。。こんな、無茶苦茶なことを、我の都合で、仕掛けていた。。。そういうこっちゃろうね。。。

 

 日本の自衛隊も、この片棒を担いで、サマワで基地を作って、鉄砲玉からは、逃げまくって・・・いったい、何をしに行ったのやろうかね。。。何がうれしいのか、航空輸送を、未だに、続けている。。。輸送機を飛ばしているのは、自衛隊であり、その費用は、税金でやっとる。。。。

 

 日本からしたら、縁もゆかりも薄いイラクの地に、いつまでも米軍が駐留するなんて、あんまり好ましくないやろう。。。北朝鮮は、いつ核ミサイルを撃ってくるかわからないし、中国も軍拡しとる。東アジアが手薄になるのは、ミニタリーバランスを取る意味でも、あんまり好ましく無いのである。。。

 

 つまり、久間氏の言いたかった事は、さっさと、米国は、イラクの利権を離して(日本はいつの間にか、イラクでの石油利権を手放さされている)ちゃんと、日本を守ってくれ。。。という本音の部分だと思う。。。

 

 実は、日本の自衛隊の装備は確かに良いのだが、いろいろな部分で、専守防衛の縛りを受けている。航空機の航続距離とかは、極端に短いし、艦艇の燃料タンクの容量1つ取っても、他国に危害を与えないように、小さいものしか、装備されていないのである。。。つまり、そんなところにも、配慮されて作っているのである。。。

 

 外国を攻める・・・という前提には立っていないので、日本は、上陸用の船は一隻も持ってないし、他国に攻め込むための空母とか、何かにつけて、攻撃的な兵器は、軒並み、わざと、スペックダウンしている。。。まぁ、くそ真面目というか、バカ正直に・・・と言おうか。。。だから、いろんな意味での実戦向きの装備は、意外なほど少ないし、丸腰のような、ちゃっちい装備しか、持ってないのやね。。。情けない・・・。

 

 ただ、米国の兵器産業に貢献させるために、無茶苦茶、高額の最新兵器は、しっかり買わされているけどね。。。1発1億円のミサイル、たくさん持っていても、100q以上は飛ばないのにね。。。

 

 北朝鮮による拉致問題だって、実は、日本の海保や海上自衛隊が、全く機能していなかったということの裏返しやんか。。。平気で何度も、日本の海岸に他国の工作船が乗り込んでこられたり、その把握すら出来なかったのやからね。。。

 

 日本ほどコンパクトな国は少ないのやから、せめてレーダー網とか、巡洋艦とか、立派な艦船で、国境の警備ぐらいは、ちゃんと出来ないものなんかねぇ。。。今でも、中国の船とか、不審船とかが、気が付いたら日本に入っていたなんていう、お粗末な事案が、しょっちゅうあるぐらいやしね。。。不審船の臨検も出来なくて、北朝鮮船籍の検閲なんて、本当に出来るのか。日本の海保はね他の国から、なめられまくっている・・・なんて話を聞く度に、ホント、情けなくなる。。。自衛隊員の何もしない病が、いざとなったら、何にも機能しない張り子の虎にならなければええけどね。。。

 

 自衛隊の本来任務に、災害復旧が加えられたり、海外のPKO活動が上げられたのは、私は、良いとは思うが、いつまでも、お嬢ちゃん部隊なんて言われるのも、腹が立つ。。。そんな、中途半端なのなら、いっそのこと、平和維持活動と災害復旧に専念する特殊部隊のような精鋭の自衛隊に、隊の性格を変えていったらどうや。。。万が一のための防衛・・・というと、まぁ、出番がない場合がほとんどやんか。。。そうなりゃ、戦争好きな奴らが、ドンパチ始めたいとうずうずしてきても、かなんしね。。。

 

そんなことまで、戦争好きの米国の真似なんか、せんでもよろしい。。。久間大臣は、本当は、そう言いたかったのかも知れないね。。。

 

2/3(土) どうも、安倍内閣の閣僚たちは、ぼろぼろと問題発言が多すぎる。女性は子供を産む機械やと発言して、問題発言や、辞めろとの大合唱。。。柳沢氏自身は、なかなか仕事の出来る政治家やと思うのだが、発言にセンスが、少し無さ過ぎやね。。。世の中の半分は女性・・・。この女性を敵に回して、生き残れるはずがないやんか。。。アホやなぁ。。。この人、もうお歳が行き過ぎている。。。男尊女卑の世代に、生きてこられたから、そのへんが、こんなバカ発言の根底にあるのかね。。。

 

 野党は、ここぞとばかりに、安倍政権を非難。。。どんどん閣僚が更迭されたら、閣僚ドミノが起きてしまって、事務所費とかの件もあるから、打撃が大きすぎる。ここは、正念場やろうね。。。

 

 それにしても、このことで、助かったのは、小沢一郎やろう。。。。4億どころか、10億ほども、政治資金でマンションをあちこちに買っていたり、不動産を手に入れていたのが、せっかく、発覚したのに、世間の感心は、「女性は機械」発言に向いてくれて、矛先が変わった。。。本当は、小沢一郎は、公金横領の疑いまで、話が発展するところやったのにね。。。国会で開き直って、いくらでも、公開するなんていくら、言っても、公金の入った政党助成金というお金と、政治献金で、私腹を肥しておった事には、変わりがないからね。。。これ、許したら、なんでもOKになってまうがな。。。小沢こそ、辞めなあかんのとちゃうか?いくら、法律が許したって、世間の常識が許さへんで。。。

 

 しかし、自民も民主も、野球で言えば、エラーばっかりや、、、なんや、下手くそな、草野球ばっかり見せられているような国民は、どんどんしらけてしまうがな。。。

 

 政治資金で、今まで家や事務所まで買うようなヤツは、いなかった。当たり前や。公金で、自分の所の家とか、不動産なんて、いちいち買えていたら、何処までが個人のもので、どこからが公的なものであるという区別がつかなくなるからである。ところが、小沢は、事務所費という経費項目が、明細や領収書の添付が必要でないことをええことに、これを隠れ蓑に使っておったのが判った。。。都内に誰も住んでない空き家のマンションを何軒か持っているらしいが、これを事務所費で買っておいて、いざ選挙になったら、売却して、選挙資金に充てる。。。こんな、都合の良い、金の使わせ方してええのかね。。。モラルという言葉は、この男には無いのか。。。

 

 柳沢やめろ〜もええけど、アンタのやっている事は、ひよっとしたら、塀の中に入って貰うのが相応しいようなことやで。。。問題のレベルの大きさが違いすぎるわ。。。ソーリ、ソーリの辻本清美も、福島瑞穂も、久しぶりに元気になってもらったのはええけど、何でもかんでも、女性問題に絡めてしまうのも、どうかねぇ。。。この人たちの攻撃を見ていたら、まさしくサイボーク並みに正確無比や。。。機械なみやね。。。と、言ったら、怒られるやろうか。。。

 

女性を機械にしたのは、確かに酷いけど、亭主元気で留守がいい。。。とか、働くだけ働いてやっと定年になったと思ったら、熟年離婚。。。亭主がいるのに、ヨン様の追っかけやらやっている人。温泉地のホテルやら、観光地はおばさんで、いっぱい。。。旦那さんの姿はほとんど見ない。。。男性の方が、現実的には、もっと虐げられているのやないやろうかね。。平均寿命も女性よりかなり低いやんか。。。自分たちが、一生懸命払い込んだ年金掛金も、実は平均寿命の長い女性の方が、貰っている人が多い。。。悲しい性やね。。。男って。。。

 

何やかんや、言ったって、この世の中には、男と女しかおらへん。。。男性は太く短く生きるものらしいが、女性は、太くしぶとく生きるのだそうである。。。泣く子と、オバサンには、勝てない。。。この騒ぎ、何とか抑えることが出来るのかねぇぇぇ。

 

2/4(日) 東京では1月に1度も雪が降らなかったのだという。。。暖冬も暖冬。事故が少なくなってええのだけれどね。。。

 

 サテ、早いもので、暦の上では、今日が立春。本当は、一年中で、一番寒い時期なのだが、今年は、どうも違う。。。京都では、節分祭が始まって居て、私の近くの壬生寺というところでも、たくさんの屋台が出て賑わう。真冬の数少ないエクスカーションやからね。タコヤキでも、こうてこようか。。。。

 

 先週の日曜日も、地域の餅つき大会と、防災訓練が有ったのだが、今年は暖かかったせいか、人出が例年よりかなり、多かった・・・。寒いとどうしても、家の中に閉じこもり勝ちになるけれど、これだけ暖かいと、ちょっと出かけて行こうかね・・・という気分にも、なるというものやからね。。。今年の壬生さんも、多分、多いのやないやろうかね。。。

 

 さて、京都市では、先日、大胆な建築規制や、屋外広告の規制プランが発表されて、各方面で、物議を醸している。。。都心部のビルの高さを、大幅に低く規制する内容だったから、去年末までの、滑り込み着工するマンションの多いこと。。。中には、建築主も決まってないのに、とりあえず、プランだけ出しておいて、建築確認申請済みにしてから、オーナーを捜そうなんていう、本末転倒の営業戦略まで、やってくる業者もいる。。。確認申請付にしたら、高く売れるのやろうね。。。収益物件は。。。

 

 そりゃ、今まで7階建てのマンションが建てられたところが、規制後は、4階建てしかダメ・・・なんていうところが、たくさんあるのだからね。。。3層も高さ規制が厳しくなった日にゃ、採算が合わなくなるから、マンションを建築する会社がいなくなる。。。部屋数が建築費に見合わなくなるからね。。。市内中心部のマンションブームも、これで、とどめをさされるかもね。。。

 

 それにしても、京都の市内の高さ規制は、法律が実施された時期によって、実に、バラバラや。。。烏丸通や御池通の大通りは、やっとこさで、揃ってきたというのに、またまた法律を変えたら、またスカイラインが揃わなくなるやんか。。。古い建物は、高いままで、新しい建物は低くしか建てられない。。。イコールそんな建物を中心部の土地の高いところで、建てても仕方ない・・・となると、将来的には、都心部が寂れてしまって、スラム化する可能性が出てくるやんか。。。昔のロサンゼルスのダウンタウンみたいに、古いビルは取り壊されて、駐車場だらけ。。。いったい、行政は何を考えているのやろうね。。。

 

 祇園や、岡崎、嵐山や、清水、嵯峨や、下鴨など、京都の原風景がしっかり、残っているところに、厳しい、建築規定を科すのは、私も賛成である。京都の京都たらんところを、後世の子孫にしっかりと、、残すのも今を生きる京都人の役目やからね。。。

 

 ところが、今回の京都市の規制は、あまりにも、広範囲で、非現実的なものが多い。例えば、家の「庇」(ひさし)である。全ての建築物に、50センチの庇を義務づけたらどうなるか??。京都は、鰻の寝床と呼ばれる間口が狭くて奥行きが長い家が多い。この町家を、建て直した時に、今のままなら、お隣との間に、各々80センチは間を空けて建物を建てなくては庇が出来ない事になる。

 

 3間間口の家なら、幅員が540センチ。両側に合計、160センチも取られてしもたら、実質建物を建てられる幅員は、380センチしかなくなってしまうやんか。。。つまり、これは、もう、家としては、成り立たない計算になってしまうのや。。。もうちょっと、現実的な案を出してえな。。。いくら良い案でも、みんなが、守れないような案やったら、全く意味が無くなってしまうからね。。。

 

 住宅を造るハウスメーカーにとっても、深刻や。。。都心部に洋風な家やら、シンプルモダンな家は、建てられなくなるのやからね。。。ここまで、行政が規制して、ええもんやろうなんやろうか。。。あまり、規制し過ぎると、不動産価値が下がってくるようなことにも、なる可能性がある。。。そのへんも、ちょっとは、考えてもらわんとなぁ。。。

 

 京都は、1200年の都である。ただ、143万人もの人間が、そこで住み、生活している大都市でもあるんや。。。保存と開発の問題は、長いテーマやけれど、メリハリの効いた政策を打ち出せないで、何でも共産党の言うような規制ばっかりやっていたら、街に活気が無くなって行く。。。旧市街地を保存重視にしたいのなら、南部に思い切って市役所を移転するとか、市民に判りやすい方向性を、もっとハッキリ示すべきやろうね。。。

 

中途半端なことばっかりやっているから、どっちつかずの、つまらない街になってゆく。。。京都は、もっと都市間競争の現実を直視すべきやろうね。。。

 

2/5(月) この世の中には、筋の通らない事が多すぎる。その最たるものが、私は、パチンコだと思う。当然のことなのだが、日本では、賭博は禁止されている。パチンコは、誰がどこから、どう見たって、ギャンブル以外の何者ではない。。。こんな筋の通らない話はないのやないかね。。。

 

昭和10年代の日本には、朝鮮半島からの多くの人が来ていた。日本が満州を併合していたのだから、当たり前なのだが、朝鮮半島も台湾も、日本の一部だったんやから当然なのだが、仕事とチャンスのある内地を目指して、多くの朝鮮の人たちが来ていた。この人たちは、日本で炭鉱労働者やら、建築現場やら、きつくて汚い、日本人も嫌がる仕事をしていた。

 

 社会的にも、日本人は、朝鮮人を差別していて、日本人より下に見ていたのは、当時の国の力関係もあったんやろうね。。。ところが、日本は敗戦。。。今まで差別されていた人たちは、我々は反戦国民ではない。戦勝国民でもないが、第三国の人間であるということで、三国人という言葉も生まれた。当時の、この人たちが、ここぞとばかりに、駅前の一等地を不法に占拠して、二束三文で、戦争で廃墟となった土地を奪い、日本人を追い出してしまいよった。

 

当時の駅前は、闇市が盛んで、そこしか人が集まらないから、ここの利権を握ることが、大もうけ出来る秘訣やったんやろうね。。。復興になった今でも、駅前に必ずと言って良いほどパチンコ屋があるのは、朝鮮人の人たちが、ここに居座って、そのままパチンコ屋を営業し続けているからに他ならない。。。日本のパチンコ屋の半分以上が、韓国・朝鮮人の経営というのは、こんな流れがある。。。。

 

では、明からに、賭博であるパチンコが、なぜ、営業を認められたか。。。これは、長年、朝鮮・韓国人の人たちの凄まじいばかりの威嚇行動に根負けした経緯があるのやないやろうかね。。。とりあえず、何かがあったら、集団で抗議するんやからね。差別や〜。と、ヤクザ、愚連隊と呼ばれる人から、鉄砲、刀を持って、殴り込みに近いことを、徹底的にやるもんやから、役所や警察も、仕事にならん。。。それで、だんだん、しぶしぶ、今の景品交換方式という、下手な言い訳のようなシステムで、博打ではない、玉と交換に景品を渡しているだけ。。。交換所のおばちゃんは、景品を買い取っているだけ・・・という、回りくどくて、滑稽なシステムになったというわけや。。。警察がヤクザと、なあなあの関係になってしもたというのも、あるのやろうけどね。。。

 

元々、役人たちも、人のことは言えない・・・。競輪、競馬、ボートレースに、オートレース。民がやるのは、御法度にしておいて、官が博打を堂々とやっとる。。。人にやったらあかんと、言っておいて、自分で博打の胴元をやっているのやから、人のことを言えへんわなぁ。。。博打は、胴元が一番儲かるのに決まっておるからね。。。

 

ギャンブルというものは、努力しないで、大金が手に入ってしまう点。一発逆転を狙って、どこまでものめり込んでしまう点など麻薬のような魅力がある・・・。その反面、ものすごく、反社会的な側面も持っている。

 

大の大人が、仕事もそっちのけで、パチンコ屋の新装開店の行列に並ぶ今の日本の姿は、世界の人たちから見たら、とても奇異に見えるのやろうね。。。このまま、野放しにしていたら、アホな日本人や、下流社会と呼ばれる人たちは、いくら稼いでも、これらの産業に、どんどん貢がされて、這い上がれない現状を変える事は出来ないような気がする・・・。

 

かくいう私も、若いときには、せんど、パチンコ屋通いをした。。。学校も行かず、食事の時間、寸暇を惜しんでパチンコの玉を撃つ。。。確かに面白くて、たまに大金が手に入るという「飴」があるから、いくら負けていても、行ってしまう。。。ほんま、怖いものである。。。でも、ある時から、パッタリ、行かなくなった。。。

 

お金の価値観が、あまりにも現実離れしているのと、やらなければならない事が多いのに、そんなのに時間を取られている自分が、とても馬鹿に見えたからである。時間がもったいない。。。正直そう思った・・・それから、パッタリ行かなくなった。。。まぁ、卒業したという感じかね。。。

 

人間、真面目に働いて、稼いだ金というのは、大事に使う。そりゃ、がんばって、苦労したんやからね。。。一生懸命努力した結果が、そのお金になるのやからね。。。その反対に、ギャンブルで、あまりにも簡単にお金が手に出来る方法を覚えてしまうと、もう、まともに、額に汗して働きたいという気が失せてしまう。。。これは実は、ものすごく恐ろしい事なんや。。。こんな事、いつまでもしてたらあかん。。。そう、みんな判っているのに、パチンコ屋通いを続けている人。。。そんな人は多いと思うで。。。

 

これだけ、副作用の大きいパチンコや、競輪、競馬などのギャンブルを、なぜ、日本人は世の中から、無くせないのやろうね。。。人としての心のちょっとした隙間に、付け込まれてしまう弱い自分が、そこに居るのとちがうかね。。。文化や、遊び、ゲームとしてのパチンコやスロットなんかはええけど、もう少し、射幸性を抑えるような方向性にして、欲望を抑えることで、これを克服するようにせんと、弱い人間は、どこまでも、のめり込んで行ってしまうのやないかね。。。

 

格差社会、ワーキングプアーというのは、今の時代を象徴するキーワードだが、いつまでもギャンブルから卒業出来ない人がいる限り、この傷口は、どんどん大きくなって行く気がする。今の世の中、貯蓄のない人が半分もいるのやて。。そんな人も、ちゃんと将来のために、コツコツと、貯蓄する人も増えて来て、いま、貯金箱が売れているのだそうである。日本人は、もともと、世界一、貯金の好きな国民性がある。将来が不安だから貯蓄するのだが、これは、日本人が国や行政を信じてないという側面もある。

 

そこで、提案やけど、この堅実で、真面目な日本人の国民性まで、無くしてしまう前に、まず、パチンコなどのギャンブルは、全て、公営にしてしまうような政策は採れないやろうか。。。民がやるには儲かりすぎやし、脱税などで、いつもやり玉に挙がっている不動の第一位が、いつもパチンコ産業やんか。。。まともに、この人たちが、ちゃんと税金払っているなんて、全く思えないし、一民間企業が、こんなに、好き放題にギャンブル業を経営出来て、ボロ儲けしてしまう事自体が、ものすごく不公平やし、モラル的にもよろしくないと、思う。。。。

 

在日の人たちの特権の中でも、最大なのがパチンコ産業。。。ココで得た利益が、北朝鮮に送られて、日本に向けられた核ミサイルになっているなんて思ったら、いったい、政府は、何をしておったんや・・・ということにもなる。。。資金源は、ちゃんと、国がコントロールして、国益に利するように使うのが筋である。。。

 

何でも民営化というのが、今の流れかも知れないけど、最も民営化に相応しくないのが、ギャンブル産業である。パチンコ屋の「公営化」・・・。突拍子のない提案のようにも見えるかも知れないけど、一度、真剣に考えてみたらどうや。。。私には、既得利権をブッタ切る意味においても、なかなかええ考え方やと思うのやけれどね・・・。

 

2/6(火) 国会は、柳沢発言を受けて、野党が審議を拒否している。女の人を機械に例えてしまった空気を読めない言動で、ストップ。。。。71才のお歳を考えると、まだまだ昔の男尊女卑の感覚が、心のどこかに残っていたということやろうね。。。

 

 まぁ、それにしても、民主党も、伝家の宝刀である国会審議拒否を、あまりにも簡単に使いすぎと違うかね。。。社民党の言うとおりしてたら、ろくなことないで。。。もともと、国会議員は、国会に出てナンボの商売やんか。。。国会出ないのやったら、日割りして、議員報酬減らしたったらええねん。。。出ても出えへんかっても、貰えるものもらえるから、すぐサボって、街灯演説しとる。。。国会開会中に、街頭演説しとって、それでも、ちゃんとお金もらえるのやから、ええ商売やね。。。

 

 この辺が、庶民感覚から、ずれとるわ。。。自民党の言うとるように、国会の場で、追求したらええやんか・・・という方が筋が通っておるやんか。。。問題発言をした大臣のいるところで、審議が出来ないなんていう言い訳は、だだっ子の論理しか聞こえへんわ。。。国会で、柳沢のオッサンを、ガンガン、つるし上げたったら、国民には、もっと判りやすいと思うで。。。

 

 しかし、柳沢はんも、少し引いて考えたら、広い意味で、「生け贄」にされたところがある。。。いつも間にか、他の大臣の事務所費問題とか、政治活動費問題、それに、アパの耐震偽装問題なんかから、スーっと、目をそらされてしまったからね。。。これは、わざと、この事件を演出して、目くらましに使ったような、何か、そんな意図のようなものを感じるなぁ。。。

 

 今の総理官邸は、何か、そんな、コソコソしたマスコミ工作は、上手みたいやけど、あんまり本質的には、もひとつかなぁ。。。ケツフキばっかりやっているやんか。。。

 

 話題といえば、青森の公金横領事件のチリ人妻アニータが、またまた日本に観光旅行で来て、スポーツ紙や、芸能マスコミは、この話題ばっかりや。。。8億も横領しとったのを、見抜けないシステムも、間抜けやけど、それにしても、何で、横領犯人の妻が、豪邸建てたり、海外旅行してたりしとるのに、お金を取り返せないのかね。。。何とかならへんのが、悔しいわ。。。

 

 日本とチリの間には、犯罪人引き渡し条約が締結されてない。。。今度のことで判ったんやけど、日本がこれを結んでいるのは、米国と韓国だけなんやて・・・。知らんかった。。。つまり、日本で外人が悪い事をして、他の国に逃げよったら、よう捕まえられへん・・・というこっちゃ。。。ルパン三世に出てくるような、インターポールとか、国際警察なんていうのは、小説だけの世界なのかね。。。悪人を囲うような国には、経済援助出しませんよ。。。と、日本が言ったら、少しは影響力が有るのちがうやろうかね。。。

 

 そういえば、その犯罪人引き渡し条約を結んでいる韓国でさえ、いざ、事件になって、犯人を追いかけたら、自国人を守りよる。。。これは、心情的には仕方ないことかも知れないけどね。。。日本で違法操業しとる韓国の漁船を追いかけたら、いつも、向こうに逃げ込みよる。。。漁業の世界では、こんなのが現実や。。。違法な漁業やっていくら言っても、そんなことはしてない・・で、逃げよるからね。。。

 

 悪い事をやりよったと言っても、殺人犯とかの凶悪犯に限られているのやろうけどね・・・国の壁というのは、けっこう大きいからね。。。日本では犯罪だけれど、他の国では、そうではないこともあるし、その逆もある。法律は、国によって違うから、日本人が、にせものブランドのバッグや、違法コピーのソフトなんかを、悪いことと、認識するのと、中国人が、ガンガンニセモノを作っておる感覚と、ものすごい意識の開きがある。。。これは、今の時点では、仕方のない事かも知れない。。。

 

 でもね、国連なんかで、「これはやったらあかんこと」であると言うことを統一見解で作るという事は、大事なことやと思うのやね。。。そんやないと、各国がバラバラの基準でルールを好き勝手にしていたら、問題が大きい過ぎるからね。。。

 

 チリ人妻、アニータは、夫が、泥棒してきたお金で、自分に貢いでいたことを知っていたはずやんか。。。青森県住宅供給公社という公的機関の公金を、たかが、一人の外国人の出稼ぎホステスに、取られて、黙っておる方が、おかしいやんか。。。この感覚は、何処の国でも同じ違うか?日本の警察は、逮捕したったらええのに。。。だって、公金横領の共犯者やんか。。。

起訴できないから、逮捕出来ないのなら、それこそ、法律の不備や。。。国会議員は、早急に、対応して法改正に走るべきと違うか?

 

2/7(水) マカオで、金正日の長男、金正男が目撃されて、JNNの記者がインタビューしとった。。。この小太りのオッサン、左手にはブランドモノのポーチを持って、右手にはストローの刺さったキューイージュースのペットボトル。。。以前に日本に来た時の顔と少し変わっていたが、意外と、肉声で、ちゃんとした英語で応えとった。。。吉原にも、来ていたやんか。。。と、記者が聞いたら、そんなことまで、知っているのやったら、何にも聞かんでもええやんかと、切り返しとった。。。

 

 それにしても、日本と国交の無い国の人が、こうにも簡単に東京に来て、ディズニーランドに家族連れで遊びに来れたり、吉原のソープランドやら、銀座のクラブなんかで、豪遊出来るのやから、日本の平和惚けは、相当なもんやね。。。どうせ、パスポートを偽造しとるのやろうけど、それでも、「そんなのありか?」と、感じるのが、普通の日本人の感覚なんやないやろうかね。。。

 

 日本の出入国管理局というのは、いったい、どんな仕事をしとるんやろうね。。。日本に入るのも出るのも、あまりにも、イケイケやんか。。。

 

 最近、ブラジルからの日系ブラジル人の入国が急増しているのだという。人口が減っている国、少子高齢化が進む日本にとって、労働者状況は、依然、供給が足りない状況が続く。昔は、豊かな国、日本を目指して、中東の国々やら、中国やらから、ワンサと、人が来ていたのやけど、最近は、日本がいろいろ問題を起こす、不良外国人を閉めだして来た成果が出て、減ってきた。その代わりになったのが、日本人の顔をした外国人である、日系ブラジル人たちである。

 

 戦後、日本は、海外に人を送り出す政策をしていた。敗戦で経済がボロボロになっていたこともあり、豊かな新天地を求めて、日本人は、広く海外に出ていた。戦前からハワイや、アメリカ西海岸に渡った人は多かったが、中でもブラジル移民政策は、狭い日本の耕地不足もあって、多くの日本人が、広い土地で農業が出来るという、大きな夢を持って渡航した。。。そして、苦労されて、向こうの国で成功された。。。この人たちの子孫が、おじいさん、おばあさんの祖国日本に、いま、大量に「里帰り」しているというのも、何か、皮肉めいたものを感じるね。。。

 

 ブラジル移民を日本政府が奨励していた時と違って、日本は、高度経済成長や、バブルを経て、今や、金はあるけど、未来のない国に近づいている。。。その日本の労働力不足を、その昔、祖国を捨てた人たちの子孫が助けているのやからね。。。

 

 日本人というのは、実は、まだまだ、ものすごく排他的な人種で、肌の色とか、目の色、髪の毛の色の違う人を、なかなか信用しない。自分と同じ考え方を持っていて、阿吽の呼吸で、物事が済むという社会に、慣れ親しみ過ぎていて、異人種をなかなか受け入れることが出来ないのである。。。

 

 ところが、日系ブラジル人は、当たり前だが、日本人と同じ顔をしている。だから、日本人は、自分たちと同じ仲間であると認識してくれる。だから、働きやすい、就職もしやすいという利点があるのだという。。。その反面、当然のことなのだが、彼らの国籍はブラジル人。ブラジルで生まれて育って、日本語はカタコトしかしゃべれない。。。ここに、悲劇がある。

 

 周りの人たちは、自分を外国人とは認識してくれないのに、実は、自分は外国人。。。これは、正直、辛いで。。。日本で日本人の顔してたら、誰でも、日本人やと思うからね。。。でも、実はブラジル人。。。日本でなら、お国の4倍ぐらいの収入になるから、頑張れているのやろうけどね。。。

 

 これだけ、世界が平和で、人の行き来が盛んになっても、人間はなかなか、完全に理解しあえない。。。まして、単一民族国家に近い日本などでは、なかなか、本当の意味での国際化は難しい。中には、外国人を出来る限り排除して、流入してくる後進国からの質の悪い人たちを受け入れないようにとてほしいと、考える人たちも多い。外国人による犯罪が多くなればなるほど、この傾向は強くなるし、何処の誰が、自分の家の前の道をうろうろしているか、判らない事に不安を感じる人たちが多いというのも、判る。。。

 

 日本は世界一治安が良い国であるという自負があった。それは、実は、社会が、異民族を監視して、「よそもの」を排除するという、因習に頼っている部分が大きかったと思うのである。濃いコミュニティの地域では、どこそこに、どんな人が住んでいて、その人はどんな考え方の人かまで、わかっている。それをみんなが相互に判っているから、始めて、安心を得られる。。。という部分があった。。。

 

 ところが、隣に住む人の顔も知らないし、挨拶もしたことない。。こんな人間関係を一切排除した社会で、生活していると、どうだろう。隣で殺人事件があっても、知らん顔。こういう社会は、実は、悪いことをしようと思っている人たちに取ったら、とても好都合な社会なのである。。。

 

地域のディフェンス力とうのは、実は、コミュニティが良好なところでしか成り立たないし、抑止力にまでなるには、もう一歩の緊密さが必要なのである。。。そんな社会を、みんなが望むかどうか。。この事に、社会の安全、安心は、かかっているのやけれどね。。。

 

2/8(木) NHKの朝の連ドラ「芋たこなんきん」が面白い。。。。この前の、朝の連ドラが、名古屋制作の「純情きらり」で、これが、また、戦中の暗い話が多すぎたから、余計にそう感じるのかも知れないのやけれどね。。。関西のネイティブな文化みたいなものも感じるし、何と言っても、田辺聖子という1人の女流作家の話だから、もともと、面白い話が多いのに、台本が、飛び切りうまい・・・。ドラマなのに、演技っぽい、お芝居じみた部分が少ないのも、また、いいね。。。まぁ、これは、主演の藤山尚美の良さもあるけど、「かもかのオッチャン」役の旦那さんの俳優さんの良さもあるやろうね。。。確か、國村隼とか言う人やったなぁ。。。

 

 このドラマで、毎日のように、よく出てくるのが「たこ芳」というおでん屋さんである。ここの女将が、イーデスハンソン・・・。おぉ、懐かしい。。。病院の婦長さんが、なこれまた懐かしい山田スミコ。。。吉本を小さい頃から、見続けている関西人だったら、この人を知らない人は、いいひんわなぁ。。。。あのダミ声で怒鳴るオバハンである。。。これまた、懐かしい。。。

 

 実は、このドラマに出てくる小道具が、またまた、いいのである・・・。たこ芳では、みんなが「関東だき」をつつきながら、わあわあと、しゃべりながら、お酒を飲むのだが、このお酒を飲む時にお銚子代わりになっているのが、「たんぽ」なのである。チロリとも言うかなぁ。。。蓋のない直接日本酒に燗を付ける金属製の酒器なのだが、これが、味があってええ雰囲気を醸し出している。だだ、これが、なかなか売ってないんや。。。。私もこれが欲しくて、いろいろ探し歩いた。。。コーナンやニック、アヤハデュオなどのホームセンターレベルでは、なかなか売って無くて、この前、京都の大丸でやっと見つけたので、やっと、買った。錫製で、1個で1合サイズなのに、18000円もする。清水の舞台から、飛び降りちゃった。。。

 

 このたんぽ・・・・どっしりと重みが有るから、お湯の中に空で浸けても、以前買った安いアルミかステンレス製のちろりのように、器が浮き上がって来ることはまずない。逆「し」の字型の大きな取っ手には、細い竹が丁寧に巻いてあり、持っても熱くないように工夫されている。もともと、私は、晩酌は日本酒党なので、以前は電気の酒燗器を使っていたのだが、潰れたのを機会に、いろいろ代わりのモノを捜していた。

 

 日本酒は、特に冬場は、暖めて呑むとおいしい・・・。外から帰ってきたばかりで、冷め切った身体に、少し熱い目の燗酒を流し込む瞬間は、やっぱり至福の時やし、喉もとをゆっくりと流れ落ちる熱いものは、気持ちもほっこりさせてくれるしね。。。

 

 ただ、一口に、お酒にお燗をつける・・・と言っても、やかんに日本酒を入れて、直接、火にかけるだけでは、脳がない・・・。お酒の暖め方にも、お作法があって、日本酒を熱しすぎてしまうと、風味も何も飛んでしまって、お酢のように、酸っぱくなる。ぬるすぎると、アルコールのとげとげしさが残る。何より、お酒の適温を、呑んでいる間じゅう、維持するというのが、実はけっこう難しいものなのである。。。

 

 その点、お湯を沸かして、その中にお銚子などを入れる湯燗は、直接お酒を熱しないので、お酒を温め過ぎず、風味を残すような、優れたお燗の理想的なつけ方であると、言って良いやろうね。。。ただ、家庭で、この湯燗を付けると言ったら、台所でやかんをレンジにかけてお銚子をその中に入れるやり方が一般的だが、これだと、何度も席から立たなくてはいけないやんか。。。。電子レンジでチンするのも良いが、これも、邪魔くさいし、後の方になったら醒めてきよる・・・。そこで、ズボラ者の私からしたら、こんなのはダメなので、自分の席近く専用に、IHの小さなコンロを1つ買ってきた。大阪のヨドバシカメラまで、特別小さいサイズのIHヒーターをわざわざ探しに行った。。。

 

 このヒーターの上に、ステンレスの小さな鍋にお湯を沸かして、これに、例のたんぽを入れて、お酒を燗しているのだが、これが、とてつもなく、具合が良ろしい・・・。たんぽの中には1合もお酒が入らないので8勺ぐらいかなぁ。。。何度もこまめに継ぎ足すので、いつでも適温で呑めるのがまたいい。いゃ、ほんとにいい。ついつい、お酒が進み過ぎてしまうのが、玉に瑕だが。。。

 

 このお湯を沸かすための鍋も、実は、なかなか良いのが見つからなかった・・・。条件はIH対応であること。高さ15センチほどのたんぽが入るので、そこそこの高さが必要である。ただ、小さいたんぽを入れるだけなので、そんなにバカでかい鍋は使いにくい。いろいろ小さな鍋かやかんを捜しているのだが、なかなか、「これっ!」というものに出会えないものである。。。難しいものやね。。。南部鉄の物も買ってみたが、小さすぎてあかん。。。IHヒーターが反応してくれなかった。。。アルミ製のものは、もともとIHではお湯が沸かないし、銅製のものも、発熱してくれないものが多い。。。かと言って、三層鋼などの最新のパスタ鍋は、でかくて、情緒がない。。。今は、いろいろ悩んだ末に、キャンプ用品のスノーピークというブランドのソロ用の小さなやかんを使っているが、何か良いのがないかなぁ・・と未だに捜している・・・。大阪なんばのカッパ橋みたいな業務用のものを扱うようなお店が有れば良いのがあるのかも知れないけどね。。。

 

 酒器と言えば、芋たこなんきんでは、よく夫婦で茶の間で酒を飲む。この時に使ってはる酒器がまたいい。私も似たようなものを捜して買ってきたが、直径20センチほどの陶器製で、高さは10センチもない。つまり円盤形の器に、茶器のように注ぎ口と、蓋がついていて、蔓の巻かれた持ち手が付いている。

 

 私は日本酒党だと言ったが、実は最近は、焼酎党に少しづつ変わりつつある。なぜなのかは、判らないけど、今の日本酒が、醸造用アルコールを使って、大量生産されていることと、昔ながらの良い酒は、高すぎて、晩酌には向かないこと。たまに呑んでも、ブランドものの日本酒は、飲み口が良すぎて、お米のワインみたいで、どれも、そんなにガツンとくるようなうまさを感じられるものが、少なくなって来たからかなぁ。。。黒松白鹿の1級酒、今の上撰か・・・、あれうまかったのやけどね。。。だんだん、もひとつになって来た。。。

 

 その点、焼酎はなかなか奥が深い。昔なら、どうしても鼻についていたあの独特のくせのある香りも、慣れるとあれが癖になる。。。もっと凄いのは、前の日からお水と半々ぐらいに、予め少し薄めておいて、次の日、ちょびちょびとそれを呑むような飲み方である。これがまたいい。もともと、癖があるから、ストレートでも、ロックでも、お湯割り、水割り、ゾータ割りなど、何でも来いで、いろいろな飲み方が出来るのが愉しい。。。

 

飲み過ぎたら、ちょっと薄目にして、お湯をたっぷり入れたら、また呑めるし、飲み過ぎても、次の日、そんなに残らないのも、良いしね。。まぁ、お酒が美味しくいただけるのも、健康なうち。。。有り難いことやと思わないとね。。。人生、愉しくいかんとね。。。

 

2/9(金) それにしても、おかしな世の中になってきたもんや。。。マスコミは、柳沢発言を面白可笑しく、叩き続ける。。。まるで、いじめやね・・・これは。。。これは、強い者が、弱い者を、どんどんバッシングしているようなもんや。。。揚げ足取りもええとこやんか。。。第一、寄ってたかっては、ほんま、卑怯やわ。。。

 

 男と女が結婚して子供が生まれる。1人と1人が結婚するのやから、子供を1人しか産んでくれないと、日本の人口は、2人が1人になるのやから、どんどん減って行く。。。2人が結婚して2人の子供を産んでくれて、やっと現状維持。。。まぁ、死ぬまでのタイムラグがあるから、少しは人口が増える方に向く。国民のみんなに、何とか子供2人を産んで欲しい。。。というのが、切実な願いであるのは、分かるやろ。。。

 

 柳沢氏は、若い人たちを対象に行ったアンケートを引き合いに出して、将来、結婚をしたいと、思っている人の割合が予想外に多い。子供を二人以上ほしいと思っている人の割合も、意外と多い・・・。という結果が出た。少子化少子化と言うけれど、これは、大変うれしいこと。このように、若い人たちが、思ってくれていることを、「健全」である。と、発言したのである。。。これのどこが問題発言なんや。。。それとも、マスコミは、大臣のように少しお歳を召された人の発言を封殺するつもりか。。。こんなことに、いちいち、問題視されていたら、古い世代の人たちは、何もしゃべるな・・・ということになってしまうやんか。。。こっちの方が、よっぽど問題やで。。。言論の自由への脅威やからね。。。

 

 世代が違うのだから、受け止め方も、感性も違うのは当たり前やんか・・・。そのへんを加味して上げないと、戦前派の人たちは、どうなるねん。。。あんたらのおじいさんの世代の人は、どうやった?家で食事の後かたづけをやったり、裁縫したりしてたおじいちゃんなんか、私は見たことなかったけどな。。。それは、そういう時代やったということや。。。それだけを捉えて、女性蔑視や・・・とか、男性も家事をやれ。。。という議論とごっちゃにされてもなぁ。。。

 

 それにしても、この発言の、どこをどう、こねくり回したら、女性で子供が一人しか産めない人とか、結婚していない人が不健全である・・・という発言にすり替わるのや。。。記者の頭の中が、ひねくれている以外の何者でも無いやんか。。。漫才のツッコミやないのやからね。。。

 

 この前の、女性は機械発言だって、かなり、発言の一部だけを取り出して、曲解している部分がある。。。柳沢氏は、発言のその直後、機械や装置に例えたのは失礼やったと、すぐに言っているやんか。。。発言の内容をよく聞けば、女性お一人あたり、出来るだけたくさんのお子さんを産んで欲しい・・・。という趣旨であることは、少し読解力のある人やったら、誰でも分かることやんか。。。

 

 以前、テレビのニュースで、発言内容の一部だけを取り出して、うまく編集してしまって、全く別の意味になるような、印象操作がされたとして、石原東京都知事が怒った事件があったけど、今回の舌禍事件も、これに似たようなところが無いか???こりゃ、おもろいと、全マスコミがアホみたいに、問題発言だと繰り返す・・・。この騒ぎが大きく報道されることで、一番、助かっているのは、誰かを考えた方がええのかもね。。。

 

 今の若い人たちは、「ディベート」というのを習っている。直訳すると、「討論」のようになるのやろうけど、このディベートは、欧米流の教育の一部で、向こうでは、「相手の人」を言い負かす能力を教えるのだという。相手を言い負かす事が出来る人が、能力の高い人であるという思想がここにはある。

 

ところが、日本人は、相手の意見を聴いて、意見が異なれば、何とか共通点を見つけて、折衷案を作り上げ、合意に結びつけるように努力する民族である。そこには、「和を持って尊し」となす・・・という思想がある。

 

 つまり、相手の意見を徹底的に否定して、自分の意見だけを絶対的なものとして、通させるという欧米式の思想とは、全く異なる文化がここには、あると思わないだろうか?私には、世の中、いろいろな人がいて、いろいろな考え方があり、いろいろな年代の方が、いろいろな発言をすることが、極めて日本的であり、意見の集約方法として適していると思っているので、今回のような、今の世の中は、女性問題は、こう考えて頂く方しか、厚生労働大臣には不適格だなんて、驕り高ぶった言い方をするような、民主党や社民党の女性議員のような人の言うことは、絶対に信じられない・・・。自分を何様だと思っているのやろうか。。。。とさえ、思ってしまう。。。

 

人間、いつも時代も、謙虚さを無くしてしまったら、もう終わりやね。。。

 

2/10(土) 今年の2月の連休は、乗鞍高原にスキーに行ってます。この原稿は、書き貯めしたものなので、お許しを・・・。

 

 しかし、私たちの若い頃は、スキー場と言えば、連休なんか、いっぱいで、滑りに来ているのか、リフト並びに来ているのか判らなかったぐらい混んでいたものなんやけど、この頃は、正月でも、ガラガラ・・・。お金のかかりすぎるスキー・スノボは、やる人が、少なくなったのかねぇ。。。

 

 おかげで、スキー宿に泊まるお値段の安いこと。。。これを安くしないと、若者は、なかなか来ないから、リフト券も付いて一泊二食付きで10000円なんていうのが、ざらにある。。。まぁ、さすがに50を超えたオッサンは、スキー場でもそんなに多くはないけど、食事内容が若者向き過ぎて、やや辛い時もあるけどね。。。

 

 さて、今年の冬の暖冬も、かなり異常気象の部分があって、雪はあんまり降らないし、節分の一番冬の寒い時分なのに、最高気温が16度もあったりして、もう梅が咲いたという話題も。。。地球温暖化だとか、エルニーニョだとか、原因は、いろいろ囁かれてはいるのだが、どれも、これだっ!と、言い得ているものは、少ないと思う。

 

 ちょっと前まで40億だった全人類の総人口も今は60億にまでなっていて、人類は、どんどん爆発的に個体数が増えていって、地球という天体にある様々なものを、資源として食い潰している。これは、森林の木材であったり、石炭石油天然ガスであったり、鉄や銅、アルミなどであったり、ウランなどの放射性物質であったり、するわけだが、いずれにせよ、人間が生きて行くために必要と考えて、地球上にあるものの形態を変えて、燃やしたり、加工したりしているのてある・・・。つまり、言い換えると、人間が生きているだけで、地球環境には悪い事ばっかりやっていると、言っても過言ではないんやね。。。

 

 そこで、出てくる思想が、エコロジーである・・・。出来限り、地球上の生態系を崩さないで、今以上の変化を出来る限り抑えて、地球の寿命を少しでも、延ばそうという発想である。。。でも、資源を出来る限り使わないで、自然に近い生活をするということは、実は、現代人にとって、大変つらい一面がある。

 

 極寒の地に住む人たちは、何かで暖を取らないと生活出来ないし、九州に住んでいる人が、辛子明太子を作るには、北海道から、大量のたらこを輸送してこなくてはならない。これには、ものすごいエネルギーが要る。大量生産、大量消費に慣れきってしまった今の生活は、自給自足の生活には、もう、絶対に戻れないし、近くにお店がないと、明日食べるものも調達出来ないという生活に慣れきっている。。。

 

 私は、エコロージーというのは、一人一人が「心がける」べき、「もったいない運動」だと思うのである。現代の生活は、よくよく考えてみたら、無駄だらけである・・・。無駄の代償として、贅沢している部分が多いのやないやろうかね。。。。。蛇口をひねれば、安心な水が出る。スイッチを点ければ、明るくなる。リモコンを操作すれば、地球の裏側で起こっていることまで、すぐ判る。電話をかけるだけで、世界中から欲しいものが手に入る。。。どこか、これで、ほんとうにええのやろうか・・・。と、思った事は無いやろうか。。。

 

 今の経済は、人々のこのような欲望を充足する形で、発展してきた。時代に受け入れられた、便利なこと、愉しいこと、うれしいこと、が生き残って、世の中をどんどん雪だるまを作るときのように、膨らませてきたんや。。。。このまま、行ったら、どうなるのや。。。ふと、立ち止まると、言い表すことが出来ないような、不安感にかられるときがある。。。

 

 英語には、「もったいない」という単語がない。だから、「MOTTAINAI」という日本語が英語で使われている。この言葉の語源を調べると、勿体がない・・・。勿体という言葉は、日本で作られた和製漢語で、もともと、物体と書く。威厳とか、重々しいもの・・・という意味なのだが、これが無いという否定の意味から、自分には、分不相応に威厳のある素晴らしく良い物である・・・という意味になり、これが転じて、物を粗末に扱われて悔しいとか、ありがたい・・・という意味に使われるようになったのだという。。。

 

 もともと、資源の少なかった日本には、物を大事にする習慣があったし、少ない米をみんなで分け合って、出来るだけ長い間、保たせようという発想になった。。。農耕民族特有の、始末すね発想やね。。。反対に狩猟民族である欧米人は、獲物が無くなれば、自分が移動して、獲物がいるところに動くから、食べ物にしたって、無くなればまた獲れば良い・・・。という思想が根底にあったのやないかね。。。

 

 この、欧米流の、何でもどんどん使い捨てるような、発想が、今の地球のトレンドになってしまったから、いろいろな問題が出てきた。こんなところが、反省点になって、もったいない運動が拡がってきたのやろうね。。。日本は、もう十分に、先進国で、豊かなのだが、この西洋流の波に、あまりにも簡単に毒されてしまったのではないかという反省点がある・・・。便利さと引換に、何か大切な物を、悪魔に売り渡してしまったのではないか・・・。そんな、後ろめたさがある。

 

物がどんどん売れて、大量に消費されないと、経済が回っていかないという現実は判る。でも、そんななかで、日本には、例えば、水だけで走る自動車とか、太陽光発電システムとか、テクノロジーの分野で、地球環境を悪化させないような役割が有ると、思うんやね。。。資源が無い国だからこそ出来る夢のような研究。。。この分野は、まだまだ明るい未来が拡がっているような気がする。。。

 

2/11(日) 若いって素晴らしい・・・なんて歌が昭和40年代にあったが、最近、自分が50歳の大台になって、やっと、この本当の意味が少しだけ、解ってくるようになってきた。。。今まで、自分が、まだ若い、まだ若いと思っていたのが、急に年寄りの仲間内に入るような年代になってしまったことへの葛藤やろうけどね。。。

 

 私は、この歳になっても、まだ毎週水曜日と、月に1回ほど、バレーボールをやらせていただいている。バレーボールというスポーツは、結構、ハードな部類に入るスポーツで、正直、いっぱい、いっぱいの時が、情けないことに、最近、結構ある。。。飛んだり跳ねたり転んだりの運動レベルが、だんだん下がってくるから、はっきり言って、バレーは、お年寄りには、少しハードなスポーツだからやろうね。。。ただ、このスポーツを女の人は意外とご高齢の人でも、まだやっておられる人が多いのである。なぜ、男の人がダメで、女の人なら出来るのかは解らないのだが、不思議と女性の方が多い。。。女の人の方が、生物学的に強い何かがあるのかも知れないね。。。寿命も男性より長いし。。。

 

 さて、この前、いつもの水曜日に、地域の体育館に行くと、珍しく若い男の子と女の子2人が来ていた。私の住む地域の体育館は、毎週水曜日、体育振興会のバレーボールチームの練習をやっていて、学区民やその知り合いなら、誰でも比較的自由に参加できるスタイルを取っている。だから、たまに地域の中学生が友達をつれて、バレーをしに来たり、高校生が受験勉強の合間に、少し身体を動かしに来たり、けっこう自由参加の「お客さん」がある。その自由さのおかげで、来てくれるのやろうけどね。。。他のところは、どうしても排他的な雰囲気になるからね。。。

 

その日、来ていた子は、私の息子の同級生で、今も現役で大学バレーをやっているのだと言う・・・。つい、この間まで、小学生で、子供のバレーをやっていた子が今はもう二十歳になっていて、顔も女の子から、女の人になっていたから、こっちは、少し、勘が狂う・・・・。そういえばあれから8年ほど経っているのだから、当たり前と言えば当たり前なのだが、私のこの8年と、その子のその8年とでは、その変化があまりにも違う。。。

 

 しゃべると、向こうは小学生の時のままの感覚やから、気軽に「オッチャン」と、呼んでくるのやけど、こっちは、この、「オッチャン」という言葉が、とても傷つく。。。お兄さんと呼べとは言えないから、やっぱり「オッチャン」が正しいのだろうけど、友達の父親やから「オッチャン」と呼ぶのが相応しいのやけど、どことなく、このオッチャンという言葉から来る、ひどくお年寄りで、裏びれたようなイメージがたまらなく、寂しかったのである。。。

 

 自分の息子の同級生の女の子が、しばらく見ないうちに、見間違えるようなべっぴんさんの別人に変わっているように見えて、バレーをやっている姿も、元気はつらつ。。。力も強くなって、動きも速い。。。フライングレシーブなんてしてくるし、年寄りは、こんなのに、ついて行くのがやっとや。。。正直、この子らが、輝いて見えたし、若さが羨ましかった。。。今まで、不思議と、こんな感覚になった時は少なかったけど、この時は、特に若いって素晴らしい。。。なんて、感じたね。。。

 

 人間、うまいこと出来ているもので、お年頃の女の子は、彼氏が出来て、伴侶を求めないといけないから、当然のように美しくなる。。。男も男らしくなるし、女の子もキレイになる。この時期は、その人の人生にとって、外面的な部分では、恐らく一番輝いている瞬間やろうね・・・。

 

 そして、結婚して子供が出来、母になり、父になり、年老いて行くのやけど、このごろ、少し「老い」という言葉が、あまりにも、後ろ向きで、情けなく、汚くなるようなイメージがあるのに、やっと気が付いた。誰も、そうなりたくないのに、身体は衰え、若いときのように動けないし、どんどん気持ちも後退してしまう。。。

 

 でも、今の人たちは、やっぱりもっと前向きな人が増えて来たのやないやろうかね。。。老け込まない。いつまでも若い者には負けないという気甲斐性がある。身体は衰えても、気持ちはいつも若いときのまま・・・。そんなお年寄りが増えてきた。

 

 これを良いことと見るのか。老人の害と言って、老害と見るのか。。。これはね難しい事やね。。。

 

世代交代というのは、いつの世も、一番難しい。気力、体力、知力というのは、いつまでも、バランス良く、どこの誰にも備わり続けているものではない。いつか、やらなければならないけど、多くの場合、これが、重なってつながる場合がほとんどや。。。年寄りは自分より若い人たちを頼りなく感じるし、若い人は、年寄りをいつまでも出しゃばる邪魔な人たちと感じる。。。これは、永遠のテーマやね。。。何処の世界でもね。。。

 

2/12(祝) 実を言うと、今日は私の結婚記念日・・・。いつだったかなぁ・・・と、思ったら、左手の薬指のはまっている指輪を外して、裏の刻んである文字を見てみる。。。

 

ところが、指輪を外そうとしても、外れない。。。やばぃ。。。太ってきたから、指も太っている。。。指輪なんて、年に一度ぐらいしか外さないしね。。。

 

洗面所へ行って、液体のハンドソープを少し左手の薬指に塗ってみた。。。

 

すると、嘘みたいに簡単に、するりと抜けた。。。

 

良かった。。。

 

でも、指輪って外せないと、少しパニックになるもんやね。。けっこう、焦る。。。

 

いくら、力ずくで外そうと思っても、痛いだけやからね。。。あぁ、良かった。。。

 

 外した指輪をよく見てみると、もともと円形だった指輪が、微妙に楕円形になっとる。。。これがなかなか外れなかった原因かと、指の方を見てみると、左手の薬指には、クッキリと、指輪の跡。。。そこだけ、少しくびれたような状態。。。やっぱり、指の方も太っておった。。。

 

 私は、もともと、いや、正確には18歳ごろから近眼で、ずっとメガネをかけてきた。遠い所はぼやけるが、近くはけっこうハッキリ見えていた。ところが、この1年ぐらいかなぁ・・・。老眼が少し始まってしまって、細かい字が少し弱くなってしまった。。。ほんま、目が悪いのは不自由やね。。。

 

 まぁ、近視の私は、メガネを外して、指輪から10センチぐらいの至近距離にしたら、どんな細かい文字でもクッキリ見えるから、まだましなのかも知れないけどね。。。そうして、意外なほど、苦労して指輪の裏っかわの文字を見ると、1984.2.12の刻印。。。もう結婚して23年か。。。

 

 子供も3人いて、その間には23年もの、年月が経っているのに、まだ、ついこの間のことのように思えるのは、不思議な物やね。。。歳を取るというのは、実は、時間を超越することなのかも、知れない・・・なんて、自分勝手な悟りを開いてしまう。。。

 

現実的には、今日まで、粉雪確約で有名な(ほんまかいな???)乗鞍高原というところにスキーに行ってます。ただし、夫婦だけで、ラブラブで行っているのではなくて、22人もの団体さんです。みんな、私より年上がほとんど。。。皆さんお元気です。。。無事帰ったらもまた報告します。ではまた。。。

 

2/13(火) 北朝鮮を巡る6カ国協議は、進展したのか進展してないのか。。。欧州で米朝協議があって、そこで米国のヒル国務次官が北のキムゲガンとか言う人物と、先月合意していたと、朝日新聞は、スッパ抜いたが、これは、あっさり米側に否定されよった。。。朝日の記事は憶測に基づくものやったんかねぇ。。。

 

 私の勝手な想像によると、北朝鮮は、やっぱりホンマ物の核兵器をまだ作れて無かったのやろうと思う・・・。ウランからプルトリウムを抽出したところぐらいまでは、出来ているやろうけど、それより高いレベルの工作機器は、どうせ、みんな日本から隠れて買ってきているのやから、今のように厳重な経済制裁されたら、日本の機械が手に入らないからね。。。ところが、せっかくやった半分失敗したような核実験で、核保有国宣言をしたのだから、このカードが嘘だとばれないうちに、交渉で使っておきたいというのが、バレバレやんか。。。

 

 今まで北朝鮮という国の、はしゃぎ方を見ていたら判る。。もし、本当に核実験に成功していたのなら、もっと大々的に、世界中に必死になって宣伝するはずや。。。それをしないのは、やっぱり、核実験の映像が、全く公開出来るレベルのものではなかった・・・ということの、何よりの証明やんか。。。

 

 つまり、いくら金正日が、必死になって、核実験を成功させろと、下に支持しても、どこかの国から、科学者を連れてきて、そいつにやらせるレベル。。。自国の本当の自前技術なんて、そんなに高いはずがないやんか。。。

 

 だから、北朝鮮は、今なら世界を騙して、本当は、持ってもいない核兵器を、さも、持っているかのようにして、相手の譲歩を引き出す事に使えると踏んでいるのやろう。。。。だから、核関連施設の停止なんていう、ブラフのカードで、食料や、燃料、飼料、電力などを、何とか騙し取ろうとしているのやろう。。。ほんま、乞食みたいな国や。。。

 

 他の国に、いろいろ恵んでもらうのだから、素直に感謝したらええものを、この国は、支援したいならしろ・・・とか、我が国が欲しいと言ったのではない・・・。そちらが、勝手に申し出て来たのだ。。なんて、言う、ひねくれた国やからね。。。そんなに言うなら、使ってやる。。。という、負け惜しみみたいな事ばっかり、言っている国やからね。。。プライドばっかり高くて、全く可愛げが無い。。。

 

 はっきり言って、日本は、これらの国と、どう向き合って行くかという腹が座っていない。日本国内での、北東アジアにおける日本の外交政策というものが、キッチリと確定したものが無いのが原因なのやろうね。。。

 

 北朝鮮は、中国の属国化を進められるのか、同じ民族である韓国と、統一すれば、どういう位置関係と、国民感情的には、どんな危機がもたらされる可能性があるのか、虎視眈々と狙っておるロシアは、何か、仕掛けてくるのか。米軍は、日本に、これだけ多くの軍隊を、置き続ける意図は、どこにあるのか。在韓米軍を引き上げたら、どういうミニタリーバランスになるのか。。。こんな、戦略的な国の安全保障に関わるような、重要な課題が、実は、ほとんど論議されてないんや。。。これは、怖い事やと私は思うのやけれどね。。。

 

 日本にとってベストは、韓国と北朝鮮が段階的に統一し、自由主義国の一員として、この地域の安定に、日本の負担無しで、貢献する・・・というパターンである。ただ、日本にとって要注意な問題は、この統一朝鮮国が、必要以上に、プレゼンスを上げてきて、反日、反米になってしまうパターンである。今までの共産主義・社会主義と、自由主義の境目が38度線だったのが、対馬海峡まで下がってくることだけは、日本は御免被りたいパターンであるからね・・・。

 

 だから、この境目を、何とか、中朝国境や、露朝国境まで押し上げるためには、どうしたらええかに、日本は精力を傾注する必要があると思うのである。

 

 ただ、今の北朝鮮のやり方を見ていると、クリントンがやった過去の馬鹿な失敗を、またまた繰り返すような気がしてならない。。。核開発を断念させる代わりに、軽水炉式の原子力発電所を、日本や韓国、米国などの協力で建設するなんていう、おかしな駆け引き。。。原子力発電所が出来たら、プルトリウムがまた核兵器の材料になる。。。向こうにとったら、一挙両得の作戦やんか。。。こんなのに、ホイホイ、また、乗せられたら、えらいこっちゃ。。。

 

 逆に、日本と韓国の合弁企業が北朝鮮の経済特区に進出して、そこで、いろいろな工業製品を生産するような前向きな方法は、どうやろうか。今の中国のように経済発展で、社会的に国が潤ってきたら、いろいろな問題は、少しは解決する方向に向くはずである。ただ、北朝鮮は、金さんというタダ一人の人を個人崇拝する国である・・・というリスクが、あまりにも高すぎる。金さん一人が、あかんと言うだけで、せっかく何百億も投資した工場を、向こうに取られてしまう可能性のあるところに、誰が投資するやろうか。。。

 

 在日の方が何か関係されているのだろうが、紳士服の量販店が、以前、北朝鮮に縫製工場を持っていて、10000円スーツなんていうのを、作らせていたなんていうことを、聞いた事がある。今は、経済制裁で、どうなったんか、知らないけれどね。。。

 

 韓国は、北風と太陽のお話から、旅人の服を脱がすには、強い北風を吹かすより、暖かい太陽で照らす方が良いとした、太陽政策を採りたがっている。もともと、同じ民族だから、無茶はしたくない・・・。50年近くも、睨み合いが続いている状態を、早く何とか解消したい・・・。いつ、なんどき、攻め込まれて来るか、判らない恐怖から逃れたい。。。いろいろな感情が、混在しているのやろうね。。。

 

 そんなことを、いろいろ考えると、日本にとっての最大の国益は、今のまま・・・という、最も消極的な結論になってしまう。。。それも、北朝鮮を無毒化出来るかどうか。。。この一点が、大変重要になってくる。。。

 

 このためには、どうすりゃええか。

@      北朝鮮に入るあらゆる製品や資金、兵器などの物資を徹底的に、抑えて、兵糧責めにして、向こうが降参するのを待つ。

A      米軍が韓国軍と協力して、日本が後方支援して、北朝鮮を攻撃する。ただ、中国ロシアがどう動くかが未知数やけど・・・。

B      金正日を暗殺して、親米の大統領を送り込み、少ししてから、韓国と統一させる。

C      北朝鮮を豊かにして、他の周辺諸国に近い感覚が持てる国にして、徐々に平和的な統一に結び付ける。。。

 

 と、いろいろな手が考えられる。でもね、この国の人って、自分たちの手で、国の統一を実現するということが、多分、出来ない人たちではないかと、私は、思うのやね・・・。。アメリカ、ロシア、日本、中国などが、何度も手助けしても、なかなか、うまいこと出来ないような気がするんや。。。

 

 パンギブン氏が国連事務局長ということから、国連が仲立ちをして、国と国とを統一出来たらええのやけどね。。。そのための、最も大きな障害は、やっぱり、北朝鮮という中世のような精神構造の国をどうして、普通の国のように、変えさせていくか・・・というこの一点に尽きる。。。まず、北朝鮮国内に体制維持のためだけの統制を止めさせて、周辺諸国から情報や、人、モノ、カネが、行き来出来るように、国連軍が国境を開放させらけたら、ええのにね。。。

 

 北朝鮮で、携帯電話禁止のお触れが出たそうや。。。インターネットにつなげられたり、隣国の情報が、手に入るようになるからね。。。それに、韓国の映画のDVDもコピーされて、国内で密かに出回っているのやと・・・。その、昔、立てこもった日本兵を降伏させようと、ビラやラジオを空から投下したらどうやという話が有った。もし、中国か韓国から、大量の携帯端末とか、隣国の様子を図り知ることが出来るようなものを、北朝鮮内にたくさん、入れることが出来たら、面白いことが起こるかもね。。。内から変えないと、外からは、なかなか変えられない国やからね。。。

 

金正日も、実は、判っているのやないかねぇ・・・。もう、今の国の体制維持の方法では、限界があることをね・・・。

 

2/14(水) 関東の方で、鉄道に飛び込み自殺をしようとしていた女性を助けようとして、大けがをしていた警官の方が、残念ながら、亡くなった・・・。地域に親しまれていた警官の方だったようで、殉職を惜しむ声が多い。。。

 

 警察官や、消防士、自衛官など、職業上、生命の危険にさらされる可能性のある人がいる・・・。自らの命を賭けて、職務を全うする姿に、感動する人は多いし、時として、感情的に人々の胸に、訴えるから、国や軍隊などがする国威掲揚とか、美化した宣伝材料として、使われる事が多い。。。日本も戦時中、これを最大限利用されていたしね。。。

 

 命を落とした遺族の気持ちを考えたらどうやろうね。。。そりゃ、自分の旦那のお通夜に、安倍首相が来てくれるのは、有り難いことなのかも知れないけど、それって、どうなのかね。。。インタビューで、名前も間違えとったし。。。それより、命を返してくれ・・・無念や・・・と思うやろう・・・。

 

 戦時中、お国のために散っていった多くの人たちが、周りの人から、気の毒がられながら、その名誉だけは、保たれたという行動が、良かったのか悪かったのか。。。今から見れば、異常な精神構造の上に、このことが、成り立っていたと、冷静に見れば、やっぱり、人の死を利用する行為は、何か、虚しいものを感じる。。。

 

 今回の飛び込み自殺に関しては、一義的には、自殺をした女性に憤りを感じる。自らの自殺行為が、この警官の人の命を結果的に奪ってしまったんやからね。。。道連れにされた方からしたら、たまらんわ。。。やっぱり、それより、自らの危険を顧みず、この女性の命を助けようとした行為は、いくら、職業とはいえ、出来る事や無い。。。いや、職業でも、そこまでやる義務は無いのと違うか・・・。ここまで来りゃ、やっぱり、個人的なその方の、正義感からやろうね。。。

 

 東京の駅で、同じように、飛び込み自殺した人を助けようと、韓国人と日本人の2人の男性が線路に助けに入って、亡くなった話題が、映画になった・・・。確か、「あなたを忘れない」という映画だったけど、外国人の人が、取った勇気ある行動に、感動する人は多かったし、天皇皇后両陛下も、この映画に行かれたそうや。。。

 

 ところが、この事を、いろいろ、こねくり回して、文句を言いよるアホなヤツがいる。。。この映画が、韓国人留学生の人ばっかりにスポットを浴びせて、一緒に無くなった日本人カメラマンの方は、ぜんぜん焦点を当てていない・・・とか、天皇皇后両陛下を映画に来て頂くことで、政治利用化している・・・とか。。。どうして、もっと、素直になれんかね。。。

 

 私は、警察官も、韓国人留学生も、日本人のカメラマンも、みんな、勇気のある素晴らしい人やったと思うし、とっさの時、自分に、そこまでのことが出来るかと、聞かれたら、自信は無い。。。でも、一番、大事なことは、自分の目の前で、人が死にかけている時に、何とか、助けられないものだろうか。。。と考える人間として当たり前の感情なんやないかと、思うわけである。。。この至極、正常な感覚、「健全」な精神構造なんやと思うんやわ。。。

 

 今の、社会、「我関せず」という人が多すぎやんか・・・。今の世の中、変な人と関わりにならない方が安全な場合が多いやんか。。。人が虐められているのに、知らんぷり。下手に関わると、おはちがこっちに回ってくるからね。。。明らかに未成年のガキがタバコを吸っておるのに、トラブルになりたくないから、注意をしない大人ばっかり・・・。道に気分が悪くて、うずくまっている人がいるのに、誰も大丈夫ですかの、一声もかけない・・・。。。これが、異常でなくて、何が異常なんや。。。

 

 飛び込み自殺があったら、そこには、多くのそれを見ていただけの人がいたはずや。。。駅員に言って、何とか列車を非常停止させる手を打つ人がいなかったのか・・・。みんなで何とか、助け出そうとする気になれなかったのか。。。多くの人が、見殺しにしていたんと違うかね。。。本当の今の社会の病巣は、ここにあるんやないやろうかね。。。

 

 傍観者は、有る意味、こんな事件の共犯者であると思うんや。。。。もちろん、こんな人たちを裁くような法律は無いのやけどね。。。こんな、無関心が、人の命を結果的に奪ってしまっている。。。こんな、背筋の寒くなるような、こんな、世の中が、本当に、戦後60年間もかけて、日本の目指していた、理想の世の中なのかいなぁ。。。

 

そうではない・・・ことだけを、信じたいものやね。。。。

 

2/15(木) 6カ国会議がやっと合意・・・。またまた、米国は、クリントンの失敗の二の舞になるのかねぇ。。。日本は軽水炉建設のために、大金だけ出さされて、挙げ句の果てに、裏でどんどん核開発を進めておったんやから、そう、おいそれと信用出来るはずがないやんか。。。拉致の進展が無い限り、国民感情的にも、支援金の支出は難しいしね。。。

 

 もともと、北朝鮮が核の無力化なんて、する筈がないやんか。。。やっとのことで、核保有国に、なったなった、誇らしい誇らしい・・・と、小躍りしておるような国が・・・。本当に、そうさせるのやったら、核施設の封印とか、監視なんて、なまっちょろい事をせずに、リビアのように、核関連施設や、もし、ほんまに有るのやったら核爆弾の解体をささんと、あかんわ。。。肝心のものを、他に引越しさせていたら、こんなの、全く意味がないからね。。。

 

 私は、北朝鮮が、まんまと、ちゃんとした核兵器も実は持っていないのに、支援を引き出したずるさ・・・。これが、成功した。。。そう、見るね。。。つまり、北朝鮮は、核兵器の保有も、核実験の本当の成功も無しに、ポーカーで言えば、ノーペアなのに、ブラフで、残り5カ国、ポーカーで言えば、フルハウスの相手を降りさせて、重油100万トンを確約させたということやしね。。。

 

 もともと、世界中にその映像を公開しているような核施設なんか、運転停止しようが、封印しようが、向こうは屁とも思ってない。。。もし、本当に持っているのなら、もっと北部の山の中とかに、隠していると見るのが本当やろう。。。それも、原子力発電所で使い切ったプルトニウムの、核のゴミだけかも知れないけどね。。。これに、ありったけの爆薬を仕掛けて、爆発させて、放射性物質をまき散らして、核実験を偽装しただけ・・・。そんな気がしてならないんや。。。

 

 そもそも、勝手に、核兵器を作っておいて、これを使われたくなければ、カネを出せ・・・なんて、強盗と同じやんか。。。日本は、強盗に、こめかみに拳銃を突きつけられているような状況で、さぁ、カネを出せって、言われているようなもんやんか。。。これを、強盗の論理と呼ばなくて何を言うのや。。。こんな、精神構造の国と付き合わなければならない周辺各国は不幸やね。。。やっぱり、まだまだ北朝鮮は、中世の山賊の国のまま・・・。脅したら、カネを出すと思っているし、自分から、他の国の助けなんか借りなくても、何とか自立できるという、本当の意味での独立国家ではないのやろうね。。。

 

 私は、中国、ロシアに、もっと、しっかりと、ケツを拭かせるべきやと思うのやけれどね。。。50年前の朝鮮戦争のツケをちゃんと払ってもらわんと。。。ロシアや中国の支援した北朝鮮は、もう、独立国家の体を成していないのやから、中国に引導を渡させるような方向に、なんで持っていかへんのか、不思議でしゃあない。。。アメリカは、中国が何とか出来ないのなら、米韓で攻め入るぞと、脅せへんのかねぇ。。。米国の力も、それだけ弱くなってきて、北東アジアでの存在感も落ちてきた証拠なのかね。。。

 

 はっきり言って、北朝鮮は、もう、息も絶え絶えの状況なんやろう。。。日本や米国から外貨が入って来ないし、石油や食料も買えない。。。普通の国なら、国内から暴動やクーデターが起こって当然の状況やんか。。。それを、マインドコントロールと、厳しい国民監視政策で、抑え込んでおる。。。食料が少なくなれば、口減らしして、軍や幹部さえ、ちゃんと食べられたらええ・・ぐらいしか、思っておらん国やからね。。。

 

 普通の感覚の国やったら、もう、参りました。と、降伏するのやろうけど、この国は、何とか他の国からカネや食料を援助させて、生き延びようと言う発想しか出来ないんやろうね。。。国民を飢えさせて、何が朝鮮労働党委員長や。。。

 

 中国は、金正日を無血で降ろさせて、北朝鮮と大韓民国を統一させるそんな責任が有るのとちがうかね。。。北朝鮮の宗主国なんやから・・・。本来、この問題は、北朝鮮が、中国の言うことを聞かずに、好き勝手なことをやりだした事に原因があるやんか・・・。中国だけでは、手が付けられなくなったから、ロシアや米国、日本まで巻き込んで、中国の責任回避を図ろうとしたのが、6カ国協議であるとも、見れるやんか。。。

 

 ここは、一度、原点に戻って、中国と朝鮮の関係改善をしてもらうのが、日本の国益に叶う筋と、思うのだが、どうだろうか。。。日本や米国は、北朝鮮に攻め入ろうなんて、気は毛頭無いやんか。。。それを、向こうは、いつ、韓国軍と、米軍が一緒になって、日本が後方支援して、攻め入ってくるのやないかと、ビクビクしておる・・・。だから、核兵器でも持って、対等になりたい・・・。そんな発想になるのやんか。。。

 

 朝鮮半島は、その昔は、確かに、米ソ超大国対立の象徴的な存在やったし、共産主義・社会主義VS自由主義のぶつかり合いの最前線やった。。ただ、ヨーロッパでは、ベルリンの壁が無くなって東西ドイツが統一して、もう何年になる?ソ連も、解体して、多くの独立国が生まれ、社会主義国はどんどん、市場経済の恩恵を受ける自由経済体制に変わっていっている。。。そんななか、実は、中国が一足先に、自由経済の恩恵を受けることに成功した。中国共産党という、一党独裁体制は、そのままやけれどね。。。

 

 この中国式の成功は、国民の生活がどんどん良くなると、国民の民度が上がり、意識が高くなって、いずれ、共産主義というもの自体に意味が無くなっていくと思われる。ところが、ここに、ただ一国、取り残されたのが、北朝鮮である。この国は、軍主導の絶対君主生活を、21世紀の現代も、未だに続けている不思議な国家である。中世のまま、現代にタイムスリップしたような、精神構造の国なのである。

 

 この国を雪解けさせるには、やっぱり、周辺各国と、人やモノやカネが、どんどん、行き来するような流れにしないと、なかなか、難しいのやないやろうかね。。。幸い、中国北東部には、朝鮮族が多いし、朝鮮半島の南部には、経済勃興に成功した韓国がある。。。何とか、北朝鮮がこれらの国々に対して、門戸を開かせる事が出来たら、意外と、早く何とかなるような気がするのやけれどね。。。

 

 そのために、一番大事なポイントは、金正日という絶対君主を、何とか、諦めさせることや。この人は、プライドばっかりは、高いくせに、自分たちや、その取り巻きである幹部連中に忠誠を誓わす事だけに、その感心がある。全てがその一点に向けて、国内の政治が進められているのやからね。。。

 

金正日は、意外と日本や韓国のことをよく知っているから、もう、日本や米国が、本当に攻めて来ないのが判ったら、少しは、軟化してくる可能性もあると思うんや。。。まして、自分が高齢になってきて、死んだ後のことも、少しは考えるやろう。。。そうなったら、いつまでも、今まで通りの方法が通用しなくなってくるということも、少しは判っていると思うんや。。。

 

 そうなると、今の内に、いかに有利に物事を進めておこうか・・・となる。何とか、資金を出させて、外貨を稼げるような国になるにはねどうしたらええか。。そんなことも、考えるのやないやろうかね。。。ここまでくると、日本は、国交回復して、支援して、経済発展のための手助けぐらいは、やっても良くなるのやないやろうかね。。。金正日の心の扉は、そう簡単に開かないのかも知れないけど、日本の首相で2回も訪朝した小泉のオッサン、それに随行していた安倍氏。。。

 

意外と、日朝国交正常化が、北朝鮮の金王朝を無血開城させる近道になる可能性があるのかも知れないなんて、楽観的な直感もある。。。

 

2/16(金) 安倍政権の支持率が、就任以来、下がり続けて、ついに不支持率が、支持率を上回った。自民党からしたら、一番人気があったはずのエースの、意外な不人気に、困ったなぁ・・・と、思っているのは、今度の参議院選に出る自民党候補やろうね。。。

 

 もともと、安倍ちゃんは、少し物事をハッキリと言い過ぎるところがあって、これが、悪いところなのだが、逆に小気味よい、ええところでもあったわけや。。。ところが、就任以来、いざ、自分が総理になると、そんなに下手を打てないというところから、どうしても、思い切った発言が出来なかったり、どこか、誰かに遠慮して、奥歯に物の挟まったような言い方しか、出来なかったのやないやろうか。。。

 

 靖国参拝を本当はしたいし、尖閣や海底資源では、対中で、竹島やら反日教育では、対韓批判もしたいのだが、個人の発言と、国の代表としての発言は、根本的に違うから、そんな思い切った発言は、小泉のオッサンのように出来ひん。。。そんなところやないやろうかね。。。これが、大人の対応であると、少し勘違いしてないかね。。。まぁ、難しいところやけれど。。。

 

 このあたりが、どうも、いろいろな人に不満になっている原因になっているのだと、思う・・・。ただ、一国の総理は、いつも、選挙目当てで、威勢の良い事ばかり言っていても困る。対立と融和。どちらを選べと言われたら、どちらかというと、融和の方に、軸足を置いてもらわんと、うまいこと、いかないと思うからね。。。

 

 ところが、北朝鮮による拉致被害者は、そうはいかん・・・。自分らの身内が北朝鮮に捕らわれたままになっているのやからね。。。そんなところに、日本が税金で援助されたら、たまらん・・・。これが本音や。。。では、もっと多くの拉致被害者を抱える韓国は、どうやろう。。。ところが、ここは、日本とは、全く感覚が異なっていて、やっぱり、北は、同じ民族の国だから、相手の国に、誘拐された・・・という感覚までは、持たない・・・。これが、実のところやろう。。。南北離散家族と、同じような感覚や。。。

 

 でも、日本からしたら、拉致は、完全に国家がやった誘拐事件・・・。としか、取れないしね。。。北朝鮮は、とんでもない国や。。と、こうなる・・・。この辺が、日韓の温度差になって、現れて来る・・・。日本にとっても朝鮮半島というのは、実は、ものすごく近いところである。九州の人からしたら、北海道へ行くより、釜山に行く方がずっと近いのやからね。。。平壌でやっと、北北海道ぐらいの感覚かね。。。

 

 こんな至近距離に、別の言葉を話して、自分たちとは、全く別の考えを持ち、全く違う生活をしている、似たような顔をしている人たちが生活していることに、日本人は、本当にあまり、意識していないし、ひょっとしたら、気付かないふりをしている。これが、現実なんやないやろうかね。。。

 

 北朝鮮外交は、実のところ、安倍政権の命綱になってきている。6カ国協議の合意で、安易に北への援助を口にしたら、安倍批判が爆発するし、参院選大敗北、政権交代なんてことにも、成りかねない。。。だから、対北政策では、いくら他国が言っても、バスに乗り遅れる、孤立すると、言われたって、引くわけにはいかないからね。。。

 

一歩引いて考えたら、この外交戦略は、日本にとって、久しぶりに成功した外交事例であるとも、取れる。。。今までの日本の外交と言えば、アメリカの言われるがママ、他国から批判が有れば、それ、見たことかと、日本政府が批判されてきた。他国と波風を立てないのが、良い外交であると、思われ続けていたからね。。。

 

でもね。もう、そんな時代やないやろう。。。お互いに、言いたいことは、言って、主張するところはして、その上で、合意点を見つける。こんな外交スタイルに切り替えていってもらわんとね。。。別に、どんどん喧嘩をせえと、言っているのではない・・・。日本は、日本の主張をちゃんとして、その上で、国民が納得できる結論に落ち着かす。そんな先進国として当たり前の分相応な外交を、日本も、もう、ええかげんやってほしい。。。これが、国民の真の気持ちなんやないやろうかね。。。

 

振り返って見れば、戦後の日本の外交は、第二次世界大戦で敗れたため、かつての日本の占領地や、戦勝国へ、謝罪しつづける外交やったと、言わざるを得ない。。。奇跡的な経済復興に成功した後でも、経済支援という名の、戦争賠償金をばらまくだけの、土下座外交。。。つまり、カネで友好を買い続けていた・・・という史上まれに見る、情けない外交やった。。。こんなことをやっていたのは、地球上で日本だけやったのやないやろうかね。。。

 

でも、このお陰で、日本人は、お金持ちで、気前がよい。。。という、日本人観が、世界に定着した。このことは、良かった部分と、悪かった部分があると、思うのやね。。。良かった部分は、日本の経済発展とともに、日本企業の世界進出にもつながったし、より日本が豊かになるための「良循環」が出来たことや。。。どこの世界でも、気前の良い人は、歓迎されるし、羽振りの良い人の周りには、人が集まってくるしね。。。

 

その反面、これを、快く思わなかった人たちもいた。日本のお陰で戦争被害を被った人たちや、僻み、やっかみの目で見ていた国も、多かったはずや。欧米でも、黄禍論、つまり、黄色人種が、世界を牛耳ってしまうのではないかという、白人たちの危機感があったりした。。。

 

だから、ココでも、日本は、何とか西洋社会に取り入って、世界の一等国の地位・・・これを得ようとしたんやね。。。でも、このなりふり構わない日本の外交のおかげで、失ってしまったモノも多い。それは、日本人としてのプライドである。土下座、バラマキ、エコノミックアニマル・・・いろんな蔑称が、日本人に付けられた。。。日本人の中にも、このことを快く思っていない人は多くいて、このことが、今の日本外交の転換期につながってきているのだと思う。。。

 

日本は、中国へのODA打ち切りを宣言したし、韓国の竹島近海への調査船派遣や、中国の春暁などの日本近海での天然ガス田開発にも、文句を言い出した。。。これは、気付かない人も多いかと思うけど、実は、戦後、初めての事なんや。。。今までの日本なら、抗議はするけど、形だけ。。。波風立たないように、机の下では、握手しとったからね。。。

 

安倍氏に期待したのは、今までの土下座・バラマキ外交から、ちゃんと普通に、主張する戦略的日本外交に、舵を切ってほしい・・・。そんなところやなかったんかね。。。ところが、もひとつ、歯切れが悪い・・・。喧嘩にまではならないようにして、それでもって、日本の国益は、しっかり守る。。。日本も、なかなか、したたかになって来よった。。。うかうかしてられないぞ・・・。このくらい、世界から思われるぐらいで、今は、丁度良いぐらい・・・だと、思うのだけれどね。。。どうやろ。。。

 

2/17(土) 今年はどういう訳か、不思議に、どんどん、イベントが続く。。。2月の連休には乗鞍と野麦にスキーに行ったばかりなのに、わずか2日空けただけで、今度は、トマト会という京都府内のサラダ館ばかりの集まりで、京都府北部の伊根町というところで、カニ三昧のお泊まり・・・。3月には、釜山行きが決まっているし、4月には、ベトナム・カンボジアへ。。。こんなに続く年も珍しいわぁ。。。何も無い時は、2〜3年も、海外無しなのにね。。。

 

 さて、サラダ館というのは、シャディというギフトの卸売会社が組織したギフトショップのことである。もともと、小さなギフト店であったり、お酒屋さんだったり、洋品店であったり、お菓子屋さんであったりしたのを、副業として始められた人が多いのも、特徴である。冠婚葬祭の派手な地方では、けっこうな売上になるのだそうで、皆さん、よく売ってられる。。。都会向きは、なかなか苦戦が続いているけどね。。。

 

 さて、一昨日の会では、そのシャディから京都地区担当のF支店長が来ていて、今度、東京の営業本部に栄転されるそうで、ご挨拶をされていた・・・。若くて、やり手の彼だが、北海道から大阪に来て、たった3年で、今度は東京・・・。宮仕えの厳しいところやね。。。単身赴任ではなく、子供も転校させて、家族全員で動かれるそうである。。。子供の将来を考えて、お父さん1人が転勤する人の多い中、家族全部で動くのは、大変やけど、ええことやね。。ガンバッテ、偉いさんになってください。。。このブログ見てるって、言ってたから。。。お世話になりました。。。

 

 さて、シャディが、林信一郎という創業者から、UCC上島珈琲に身売りされて、もう、早いもので、3年目になる。。。。大阪・松原市の河内の雑貨安売りのイメージの強いシャディを何とか、イメージアップを図って、泥臭さを薄めようと、シャディに乗り込んできた上島豪太社長は、なかなか大変や。。。最初は様子見を、してはったんやろうけど、だんだん、いろいろなものが、少しずつだが、上島カラーが出てきた。印刷物のデザインや、カタログの編集方針、POPやのぼり、テレビコマーシャルに至るまで、大分、変わってきた・・・。

 

 前が、酷かったから、やっと、マトモになったという感じかね。。。少なくとも、東証一部上場企業やから、最低限のレベルはね持っていてくれんとね。。。

 

 ただ、前述したとおり、まだまだギフト業というのは、地方の百貨店のない地域の粗供養やら、香典返しなんかで食っているところがある。田舎に強いシャディなのだが、そんな田舎にも、大きなショッピングセンターが出来て、スーパーがギフト商品を扱ってきたり、都心では、大手の現金問屋を装った小売り点が幅員を効かせていたりして、なかなか売上高は伸びて来ない。一時は、1000億円企業を目指すとしていたシャディだが、惜しいところで1000億は超えなくて、その後は700億代まで年間売上は下がって来ている。。。

 

 普段の3倍ものチラシを使って、昨年末の歳暮は一時的には活況を呈したが、なかなか、通常の売上が、嵩上げされるところは少なく、前年度を上回っている店舗の比率は、どんどん下がっているのやないやろうかね。。

 

 一昨日の懇親会でも、各店の社長さんなどからは、なかなか厳しい声が飛ぶ。。。まぁ、地域的な要因も多いのだが、みんな、全体的な売上低下に頭を痛めている・・・。そんなところかね。。。チェーン店とはいえ、各店は独立採算性の個人経営だから、売上低下は、個人の生活に直結するしね。。。

 

 日本には、いろいろな形態のチェーン店がある。問題になった不二家は、個人経営のお店と、直営店と呼ばれる、企業が直接経営している店舗が混ざっているが、概ね、他の企業の商品の販売を禁止している。シャディの場合は、このあたりが少し緩くて、シャディの店では、ギフトはもちろん売っているのだが、その横には、タバコも売っていたり、ビールが売っていたり、カーディガンが売っていたりする。。。サラダ館は、少し束縛が強い契約なのだが、コンビニなどのように、厳しいマニュアルは無い反面、比較的自由に販売しているため、お客さんから見たら、全国一律のレベルに達していないお店まで、サラダ館を簡単に経営出来たりする。

 

 これは、お客さんにとったら、実は、大変判りにくい事で、日曜が休みだったり、水曜が休みだったり、営業時間も、各店ばらばら、近くのチェーン店同志は、実はライバルなのだが、お客にはこれが判りにくい。。。A店でカタログを貰って、B店で商品を買うというお客さんがいれば、実際のところ、A店は、困ってしまう。。。

 

 経費の使い方のルールも、実は、少しおかしい部分がある。。。普通、チェーン店なら、本部の発刊したカタログなどを使って、販促をするのだが、この販促物が、実はかなりお値段が高い・・・。この費用を負担しているのは、実はチェーン店自身なのである。つまり、シャディのシステムでは、商品の仕入れ金額だけではなく、カタログやら、チラシ、ポスター、POP、プライスカードに至るまで、全て、チェーン店が費用の全額出す・・・。つまり、チェーン店は、仕入れたくないものまで、シャディの言うがまま、このような販促品を買い続けなくてはならないのである。。。

 

 普通、ローソンなんかのオーナーさんは、バレンタインや、恵方巻きのお寿司、クリスマスケーキなんかのパンフレットを本部から買わされているのやろうか。。。飾り付けのポスターやら、値札まで、買わされているのやろうか。。。多分、そんなのは、本部の費用で支給なんやないやろうか。。。ところが、シャディ本部は、この経費を一切負担しなくて、全て、チェーン店に売りつけるだけ・・・という、誠に都合の良い商売のやり方を押しつけている。。。そりゃ、儲かるわ。。。商品が売れても、売れんでも、高いカタログを売りつけるだけで、本社は儲かるなんて・・・、少しこの商売のやり方、おかしいのやないやろうかね。。。こんな事やっているから、辞めるチェーン店が増えるんや。。。と、言う人もいる。。。

 

 本部とチェーン店の関係も、少し微妙なところがある。。。それでなくても、今は、IT時代である。全国からシャディに入った注文は、近くのチェーン店に成果を割り振るとは言っているが、実際のところどうだろう。。。チェーン店のない地域では、結局シャディが直接、商品を売っている。。。この情報開示が、株主にも、チェーン店にも公開されてない。

 

 シャディのメイン商品であるカタログギフト・アズユーライクでも、商品券化したのは良いのだが、最後まで、ハガキの還らない方の分に関して、毎年、数億もの、隠れ利益が出ているのに、これが、全くチェーン店に還元もされないし、データ内容の公開もなされていない。。。つまり、悪く言えば、儲けを、国と山分けしている。。。という部分がある。。。そりゃ、公開したくないわなぁ。。。でも、実際、これだけ交換されてない方もいますというのは、発表しないと、フェアーじゃないのやないかねぇ。。。これは、マイナスイメージやけど、仕方無い部分やと思う。。。

 

 そんなこんなで、いろいろあるシャディやけど、お店をやっていると、嬉しい事も、たまにはある。

 

ウチのように小さな店でも、いつもご贔屓にしていただく方があって、その人のご紹介で、快気祝いをご注文いただいたり、結婚の引き出物をさせていただいたカップルが、数ヶ月後、計算が合っているのかは判らないけど、今度は、出産の御祝い返しをしてくださったり・・・。続いて同じ方が来て下さるのは、こちらも、本当に嬉しいものである・・・。

 

ギフト店なんて、生まれたとき。結婚した時。病気をしたとき。死んだとき。この4つだけに利用する人が多いやんか・・・。この他にも、中元歳暮があるけど、この二大イベントを除くと、普段は、あんまり利用する人の少ない店やんか。。。だから、同じ方が続けて来て頂く事が普通はあんまり無いんやわ。。。

 

古いお家なら、法事が毎年のように、結構あるから、粗供養ぐらいは買って頂くけどね。。。後は、新婚さんのご近所への挨拶回りの粗品。。。これなんかも、頻度は高いのだけれど、実はそんな大きな売上にはならへん。。。まぁ、人生の節目に必要なモノを売る商売やから、そんなに、毎日賑わうもんやないしね。。。

 

そんなこんなのサラダ館やけれど、正直、ちゃんとした給料を取って、うまく運営してゆくのに、年間の売上高が最低限で4000万円は必要である。つまり、損益分岐点がこのあたりになる。。。ところが、このレベルを達成しているチェーン店は、全国に3000店舗あるお店のうち、上位500番以内ぐらいなのやないかねぇ。。。つまり残りの2500店舗は、お店をやるにはやっているけれど、儲けが出ているというレベルまで達していないということやんか。。。

 

華やかに見えていても、実際はそんな厳しい懐具合。。。これが実状やろうね。。。

 

2/18(日) 東京都の知事選が、直前になってもまだ民主党候補が見つからない。。。人気の高い石原慎太郎の対抗馬だけに、誰も対立候補に立ちたくない・・・。こんな本音が見え隠れする。。。

 

 石原慎太郎に対向出来るだけのネームバリューと、力のあるような人は、なかなか、いないからねぇ。。。菅直人も宮城県前知事も、二の足を踏むのも仕方ないで。。。誰だって、勝ち馬に乗りたいからね。。。

 

 朝日・毎日などの左翼系大好きのマスコミさんは、選挙前になって、いろいろ石原都知事の身辺を洗い出して、何か、失脚させられるようなネタは無いかと、必死で嗅ぎ回っているのだが、知事交際費が少し使いすぎ・・・ぐらいしかネタが出て来ない。。。日本の顔である東京の知事なら、そんなに下手なしょぼい事は出来ない・・・。これで、たいがいケリが付いてしまうからね。。。

 

 それにしても、民主党のふがいなさが目立ってしまう。。。こんなので、参議院選挙戦って、政権交代なんて、出来るのかねぇ・・・。と、政権担当能力を疑うわいな。。。

 

 知事というのは、ある意味、地方の王様やから、権力が大きい。現代のようにみんなで何でも決めて行きましょう・・・。という流れの中で、この知事というポジションは、たった一人に権力が集中している珍しいお役目である。その権限が大きい故に、いろいろと誘惑は多いし、何かとマスコミから、叩かれたり、必要以上に目立ったりしてしまうもんや。。。

 

宮崎の東国原知事もそうやったけど、ここ10年ぐらいかねぇ。。。知事に注目が集まるようになったのは。。。高知県や長野県、三重県に鳥取県、大阪府、滋賀県なんかで、目立った知事さんが、どんどん誕生して、その人たちが、良い結果を出したものだから、知事が替われば、沈滞した今までの体制を変えることが出来る・・・。そういうのが、市民にも判ってきたのやないやろうかね。。。

 

 所謂、改革派の知事さんは、今までの旧体制を切って、新しい改革を,もたらしてくれるのでは無いだろうか。。。こんな、期待から、市民は新しい知事を選ぶ。。。ところが、これがなかなかうまいこといかん。。。知事が替わったかて、府庁、県庁というのは、地方公務員の牙城で、がっちりと、組織が出来上がっている。議員だって、役人の出身の人が多いし、既存の権益を守ろうとする。

 

 議員だって、いろいろなしがらみのある人ばっかりや。。。また、しがらみが無いと、選挙なんて、当選しないからね。。。つまり、こんなのに、がんじがらめになって、どんどん動脈硬化に陥っている。。。これが、今の地方自治体の現状やろうね。。。なかなか、特効薬は無いし、地道な改善を繰り返して、細かい無駄を無くして、借金を減らしていかなくてはならないし、思い切った政策は、なかなか採りにくいのが現状なのやないやろうかね・・・。

 

 石原氏は、あの年代の人特有の、ズバッと、物事を言い切るのが魅力である。その小気味よさが、人気の秘密であり、独自の世界観や、やや排他的な対アジア観も、昔こそ、いろいろ批判を浴びて来たが、今では、慣れっこになったのか、採り上げられないようになってきた。。。まぁ、逆に、時代が石原慎太郎の意見に近づいてきた・・・。そんなところかも知れないね。。。

 

 何処の国とも仲良く・・・と、してきた戦後日本の全方位外交から、ハッキリと、自分の意志を出して、嫌なことは嫌と、キッパリ言う日本になってきた。。。国益優先主義というかなぁ・・・。多少の波風をわざと立てて、対立軸をしっかり作って、それを使って、国民の支持をつないでゆくような考え方。。。こんな政権運営方法が、すっかり、最近のトレンドになってしまったね。。。

 

 だから、政治の世界まで、ワイドショー化してきていて、意図的に新しい政策を発表する時期を調整したり、いろいろな事件への対応を見図ったり・・・。こんなのを、官邸がやっとる。。。自分らに都合の悪いことは、別の大事件をぶつけたりしてね。。。

 

 これって、有る意味、新聞の一面を飾るようなニュースを、意識的に作っている。。。そんな感覚なんやないやろうかね。。。政府まで、「やらせ」かいなぁ・・・なんて、思ってしまう。。。ここまで、官邸がコントロールしてどうする・・・。という批判も出てきそうや。。。

 

 まぁ、国政とちがって、石原慎太郎氏という人は、あんまり、このような策を弄する人やないから、こんなのとは、対局にあるような人なんやけどね。。。この人がもう少し若かったらなぁ。。。日本の首相になってほしい人のベストワンなのにね。。。

 

 アホには、首長は務まらん。。。石原氏のように、頭が切れて、どんどん新しいことの挑戦するような人が、日本中に出てきたら、もっと日本も変わっていくのにね。。。東京が羨ましいわ。。。

 

2/19(月) 昨日は、パパサンバレーの試合があった。一年に1回しかやってないのに、もう第十回か。。。40歳なら出来ることも、50歳になったら厳しい事もある。バレーボールは、なかなか厳しいスポーツやしね。。。50のオッチャンにはね。。。アイタタ。。体中が筋肉痛や。。。

 

 さて、先週末、大手百貨店同志の業務提携が話題になっていた。大丸と松坂屋である。百貨店の売上高は、景気の動向調査に使われることが多いが、この業界の4位の大丸と8位の松坂屋が統合すれば、首位の高島屋を抜いてトップになるから、これは業界再編の大きな引き金になるね。。。

 

 ただ、私は、今どき、百貨店の売上高に一喜一憂するような御時世が、ちょっと、おかしいと思うのやけれどね・・・。皆さん、どうやろう。。。私は、ここ最近少し行くようになったけど、それまで、ここ5〜6年、私は、百貨店で買い物をしたことがないし、入ったこともない・・・。欲しいモノが百貨店ではなく、アウトレットショツプやら、インターネットやら、ショッピングセンターなんかで買えてしまうからである。こんな人たちがもし、増えているのだとしたら、こんな指標は、もう、全く意味のないものになっていると思うからね。。。

 

 これだけ、モノが有り余っている時代に、わざわざ繁華街にある百貨店に行ってまで、モノを買う必要があるかどうか。。。消費者は、アメリカもそうやけど、ワンストップショッピング。つまり、1カ所に車を駐車して、そこで、日用品から、食料品、贅沢品とか、趣味のモノまで、全ての買い物が済んでしまうのを望んでいると思うからである。百貨店に行く人は、車を運転しないお年寄りや女の人が、やっぱり多いからね。。。

 

 考え方も、変わってきた。。。。たまの休みに、繁華街の人混みの中へわざわざ出かけていって、くたくたになって買い物をして、大きな荷物をかかえて、家に帰ってくる。。。このことの、何が楽しいのか。。。それより、子供たちと自然の中に、デイキャンプへ出かけたり、自分の好きな趣味に多くの時間を掛けたい。そんな人が多くなってきているのやないやろうかね。。。

 

 つまり、数少ない特別な場所であった百貨店の相対的な地位が、今の社会の中でだんだん、下がってきた。。。そういうことやろう。。。日本中、どこへ言っても、イオンのショッピングセンターがある。この中には、専門店街もあって、食事も出来るし、映画も見れる。ゲームで遊べるし、本屋もある。CDやゲームソフトも売っているし、料理教室やスポーツクラブまで併設されているところがある。。。

 

 ここまで、至れり尽くせりの施設が出来ると、お正月とかお盆とかは、ここしか営業していないから、すごい盛況である。。。やっぱりイオンは、流通の勝ち組やね。。。

 

 でも、百貨店も、黙って指をくわえているわけではない。。。他には無い品揃えと、スーパーには出来ない、丁寧な接客などで対抗している。今回の百貨店統合もそのひとつである。百貨店の合併は、協同仕入れと、一気に多店舗化が進むからね。。。バイイングパワーが大きくなれば、圧倒的に有利に働く。。。

 

 そごうと、西武が一緒になって、ミレニアムグループというのを形成しているのだが、これが今、業界2位なんやと。これって、少し意外やった。。。西武もそごうも、どちらも、私には、あんまり馴染みが無いからね。。。高島屋の1位は判るし、伊勢丹も元気やし、三越は下がってきたけど、大阪駅に出たりして、巻き返しに必死。。。阪急も本店が建て替えで盛り返すやろうし、阪神百貨店とも統合しとる・・・。ますます、この業界は戦国時代になるやろうね。。。

 

 私は、百貨店という、「くくり」はもう、止めておいた方が良いと思う。サックリと、小売業ランキングで、ええと思うんや。ジャスコとかイトーヨーカドーなんかが百貨店よりも大きな売上を上げているのやから、土俵を一緒にしとかんと、おかしな事になる。。。それに、百貨店とスーパーの垣根がかなり、無くなりつつあるのやないかね。。。

 

 定価販売だったはずの百貨店が、友の会制度とか、カードやポイントを充実させてきて、実質値引き販売をやっとる。ホームセンターなんかで売っているものと、百貨店で売っているモノの差はあるが、近い商品も増えてきた。。。メーカーが、インショップ形式で出店する形が増えてきて、百貨店もテナント料をとって、店内に店を出して貰うスタイルが増えてきて、ショッピングセンターとの差別化が難しくなってきた。。。等の理由が考えられる。。。

 

 その反面、デパ地下と呼ばれる地下一階の食品売り場は、どこも、スーパーマーケットの売り場と変わらないぐらいに、充実してきていて、今までのスーパーマーケットの領域を浸食している。営業時間も、昔は6時で閉店するところが多かったけど、今は9時頃まで開いているところも増えた。もう、殿様商売で、安穏としていられる状況やないからね。。。

 

小売業が元気なのは、消費者にとっては、有り難いことである。客は、新しくて、キレイで、そこそこ高くなくて、珍しいし、魅力がある・・・そんな、一見わがまま過ぎるようなお店でお買い物をしたいものである。消費者の欲望を満たし続けられる事が出来るところが、生き残っていける。今はまだ、そのサバイバルレースのスタートが切って落とされただけなのかも知れないね。。。

 

2/20(火) 先日、スキーの帰りに、少し、「おっ」と思ったところがあった。それは、尾張一宮PAという、高速道路のパーキングエリアでの、ことやった・・・。いつも、信州などからの帰りには、不思議と同じサービスエリアで休憩する癖が付いていて、この日も、養老SAまで走ろうと思っていた。ところが、少し長い目の大渋滞に入ってしまったので、そこまで、お腹が保たないから、少し早いけど、何か食べようかということになった。それで、予定とは異なるこのPAに入ったのである。

 

高速道路の食事といえば、多くの人が、手早く食事が出来るようにと、ラーメンとかカレーとか、牛丼とか、うどん、そば、そんなものが多い。でも、なかなか、どこどこのSAにあるレストランりアレが美味しかった。。。なんていうのを、あんまり私は聞いたことがない。。。概ね、高くてまずいものが多いと思わないか?

 

 日本道路公団というところは、一部の地元業者さんに、パーキングエリアやサービスエリアでの、独占販売権を与える代わりに、高額のテナント料と、売上からの歩合で、利益を吸い取っていよった。。。えげつないこと、やりよるわ。。。もともと、税金で整備したスペースやのにね。。。

 

 このもうけたカネを、自分たちのファミリー企業内に環流させて、自分たちだけで、美味しいところを、いわば、独占しておったんや。。。高速道路に乗っていたら、腹が減ったら、食事をしなければならないし、ガソリンが減ったら、補給しなければならない。つまり、高速に乗っている人は、好むと好まざるとに関わらず、どこかで、お金を落とさなければならない宿命にあるわけである。

 

 だから、一部の企業に独占的に、レストランなんかをやらすと、どうしても、高くてまずいものでも、飛ぶように売れてしまう・・・・。競争の無い社会とは、こういうものである。パーキングエリアの食堂なんかだと、もっと、いろいろな企業に競わせて、売上の良い評判の良いところに、ドンドン替えていけばいいのに・・・。と、素人は、考えるのやけれど、実は、ここに利権があったということやろう・・・。日本道路公団というところは、道路施設協会という、外郭団体があって、ここに、ありとあらゆる利権を集めていたフシがあった・・・。

 

 レストランや売店なども、この利権で、ここに入っている会社に、職員がそこそこの年齢になったら、天下りはするし、そいつらは、何も仕事をしないで、公団への上納金の支払いと、自分たちのバカ高い給料をこんなので、払わせていたのである。本来、こんな道路通行料以外の副収入は、どんどん、道路の建設費の償還に回せば、どんどん、償還期間は短くなって、無料化は出来るはずなのに、こいつらは、けっして、それをしない。。。結局、儲けは、全て、身内の懐の中へ入れてしまうような、うまい仕組みを作り上げよったんや。。。

 

 さすがに、数年前の、道路公団民営化で、少しはマシになったのだろうが、基本的なところは、今も、何にも変わっていないのやないやろうかね・・・。ただ、普通なら、当然有って欲しいような施設が、少しずつだけど、出来ていて、それが、この尾張一宮PAには、有った。それは、コンビニである・・・。今まで、道路施設協会は、既存の売店の売り上げを確保するために、コンビニのPA・SA内への開設は、反対してきたフシがある。。。それが、やっとで実現した。小泉改革のちょっとだけ、良くなった点やね。。

 

 調べてみたら、他のところには、マクドナルドやスターバックスなども、サービスエリアに出店するようになったようで、その数はどんどん増えてきているようである・・・。それでこそ、やっと、マトモになっただけやけどね。。。

 

 誰かが、言っていたのやけれど、社会主義国には、行列がつきものなんやて・・・。競争のない社会では、例えパンを国民に配るのにも、1つのお店が独占しているから、行列をつくらないと、買えないんや。。。ところが、自由主義社会では、たくさんのパン屋同士が努力して、よりよく売れるパンを作ろうと、競争するから、パンの味も良くなるし、逆に客はお店を選べるようになる。こっちの方が、エエ社会やろ。。。というのが、この話のオチなのだが、これと、似たような話が、高速道路のパーキングエリアにも、結びつく。

 

 ハイウェイオアシスなんていう高速道路の付帯施設やら、道の駅併設のところなどは、まるで、サービスエリアの中にあるショッピングセンターで、高速道路側の入り口と、一般道側の入り口があって、利用者は、どちらからも利用できる。これは、有る意味、理想だが、ここでは、利権よりも、利用者の利便が最優先されていて、24時間、食事が出来たり、おみやげ物が買えたり、朝っぱらから、中華料理が食べられたりする。。。。

 

 これは、有る意味。高速道路のパーキングエリアを、何とか、特殊な場所にしておいて、テナントから、より高い家賃を取ろうとか、そこでの「上がり」をかすめ取ろうとかいう、セコイ役人たちの、魂胆を見事にぶっ壊していて、面白い。。。

 

 高速道路は、もともと、財政投融資という名の、国民の税金や貯蓄で、造られていて、その利用者が、その建設費を負担して、どんどん借金を返していっているものである。いつかは、タダにしますというから、その日を夢見て、黙って、利用の度に、黙々と、払っているのに、いざ、償還が終わったら、料金をタダにするどころが、まだ上げよる。。こんな無法がまかり通っている。

 

 それどころか、国民の財産である高速道路を、「一部の会社のもの」のようにして、永久に料金を取り続けられるようなシステムを、勝手に作り上げてしまいよった。。。これを詐欺と、呼ばずに、何を言うんや。。。西日本・中部・東日本などの高速各社は、未来永劫、国民からの預かりものである高速道路を私的に運用して、儲け続けさせるのが、本当に、筋の通った話なんやろうか。。。私は、これは、アホな話しやと思うけどなぁ。。。

 

 道路会社は、今の通行料金を、道路を最低限維持管理出来るだけの費用に下げるべきや。利用1回につき、500円か1000円を限度にしたら十分なんやないか?日本の道路の通行料の多さを考えたら・・・・。それから、道路でメシを喰って良い人の数を、法律で限定させて、利益の移出を徹底的に抑えさせるべきや・・・。そして、全ての上がりを国に払わせる方式にしないと、この話は、筋が通らないで。。。

 

 JRも国有財産を、私企業にしたのやから、使用料を国に払っておる。その見返りに、国が持つ株券を市場で売却して、莫大な益金を国庫に入れておる。専売がJTになったときも、何らかの措置がとられたやろうし、郵政民営化では、郵貯銀行・保険会社・窓口会社などに別れて、国の資産が動くはずや。。。。

 

 私の不勉強なのかも知れないけど、道路各社は、この手の話が、あんまり、話題に上らないのと、違うやろうか。。。何か、猪瀬のオッサンにうまいこと、煙に巻かれたようなところがあるけど、この民営化に完全納得している人は、そんなに多くないと思うけどね。。。

 

道路会社は膨大な土地を私的に利用して、料金を未来永劫徴収出来るという、大きな利権を持ってしまうことになる。これが、本当に許されて良いものなのやろうか。。。私が、目の前にある高速道路のほんの一部を運営する会社をさせてくれと、言って、もしやらせてもらえたら、私は、何の出資もせずに、ある日突然、通行料を取れる立場になったとする。こんなの、誰も、認めてくれんわなぁ。。。じゃあ、なぜ、西日本道路会社一社だけが、こんな独善的なことが出来るねん。。。民営化して、一私企業になったのなら、他の企業も、同一条件でこの事業が出来なくては、あまりにも不公平やんか。。。

 

 つまりね。。。そもそも、道路という、最も公共的なものを、一民間の企業に運営、維持管理、させるということに、無理があるんや。。。なぜなら、私企業の自由な競争をあまりにも、極端に制限させてしまうからね。。。つまり、道路は、もともと、誰でも、誰に制限されることなく、自由に通行してよいという、国が、あるいは、地方自治体が認めた空間なのだから、その建設費を返すために、料金を取るという理由は、例外としては、何とか許される事なのかも知れないけど、それは、借金を返し終わったら、タダにして、国民の皆さんにお返しする。。。これが筋である。

 

 ところが、この大大原則を、ひん曲げて、自分らの利権にして、いつまでも、これに、ぶら下がり続けようとするような、悪い奴らがおるから、話がおかしくなる。

 

 例えば、ヤクザが、自分の所有し、他のみんなも利用する私道を通せんぼにして、そこを通る人から、1回100円の料金を取ったとしよう。こんな理不尽な事は、認められないと、その私道を通らざるを得ない住人が警察に訴えた。警察官が、このヤクザに、通行料を取るなんて許されない。すぐさま、徴収を止めなさい、と、言った。ところが、ヤクザは、高速道路で、お国がどうどうと、料金を取っているのに、何でワシらが、同じ事をやって、罪になるねん。。。と、反論した。。。

 

これに、屁理屈はこねられても、真正面からは、反論出来ないのである。。。そもそも、道路は、みんなのもの・・・という概念があるからね。。。その大原則を無理矢理変えてしまった国交省の役人さんたち。。。この人の罪は、想像以上に深いと思うで。。。

 

2/21(水) 大阪の吹田市で、長野県の白馬村のバス会社が運営するスキーバスが、運転手の居眠り運転から死亡事故を起こした。このバス会社は、あずみ野観光というバス会社なのだそうだが、実は、家族中心に経営していてる、かなり小規模なバス会社だというのが判ってきた。

 

 この会社、社長さんも、奥さんもバスの運転をする・・・。当然、21歳になったばかりの長男の息子さんも運転手・・・。おまけに、バスの誘導補助員として、16歳の息子さんまで借り出している。。。今回、亡くなってしまったは、この三男の息子さんや。。。従業員数約10人・・・。社長・奥さん・長男・三男・・・これだけでもう4人。。。つまり、他人は6人。それなのに大型バス10台。中型バス2台を保有。。。何か、ものすごくアンバランスなものを感じるね。。。

 

 2000年に、道路運送車両法というのが改正になって、今まで、運送会社やバスタクシー会社は、国交省の陸運支局に免許を申請して、これをパスしないと、この事業を出来なかった。これを、少し、言葉は悪いが、何処の誰でも出来るようにしてしまった。。。免許事業が、認可事業に変わったのである。

 

 この結果、バス事業に参入する人がどんどん増えて、何の安全運転マニュアルも持たない、何のノウハウも持たない、言っちゃ悪いが、ど素人でも、大型二種の運転免許さえ持っていたらバスの運転が出来る・・・そんな人を平気で雇うような会社がどんどん増えてきたんや。。。

 

 普通、バスの運転をするには、18歳で普通免許を取って、3年間の無事故無違反で、やっと、大型二種の免許を取る資格が出来る。でもね。バスの運転って、多くの人の命を預かる仕事やろう。。。誰も初心者マークの運転手の運転するバスなんか、乗りたく無いやんか。。。以前までのバス会社も、何度もベテラン運転手の横乗りをして、少しずつ慣らせていくもんや。。。いくら、免許を持っていても、急ブレーキは踏むわ、自己管理や、睡眠時間の確保、危険予知など、本当の運転に必要なモノは多いからね。。。

 

 今回、事故を起こした21歳の長男さんは、去年、7月に大型二種を取った。もう6ヶ月も運転していたのなら、スキル的には問題無かったのかもしれん。でもね、若い人は、自分の体力に自身があるのか、ついつい無理をしてしまうもんや。。。少しぐらい眠くても、若いから大丈夫なんて思ってしまう。。。本来なら、500q以上も運転するのなら、横にベテラン運転手が居て、交替して運転すべきやのに、そんな人件費もかけてられない。。。そんな無茶な運行そのものが、事故の原因なのやないかね。。。

 

 役人たちは、去年、無理な運行計画をやっていたと、この会社に是正勧告を行った。。。それを直さないこの会社が悪い。。。こんなのでカタを付けよる。。。役人たちは、いくらでこの運行を請け負っているとか、そんな事は関係ない。。。50万円の売上を上げるために、平気で70万円も経費がかかってしまう「命令」や「勧告」を平気でしよるからね。。。つまり、実態が全く把握できて無いんや。。。

 

でもね、もともと、ちゃんとした運行が出来ないような規模の会社に、バス事業をやって良いと認めた役人の責任は、どうなるねん。。。と、私は言いたいね。。。規制緩和をええことに、誰でもバス会社を安直に経営しても良い事にしてしまったツケが、こんなところに回ってきているんやないやろうかね。。。

 

 バスの車輌は、中古でも1台1500万円ほどもする。それを毎日運行して、モトをとるのに3年はかかる。いくら、運賃を貰ってはるのかは、知らないけど、この業界は、新規参入が多くて、値段の叩き合いになるから、多分、かなり安い運賃で請け負っていたんやろう。。。人をたくさん雇っていたら、ぜんぜん、採算が合わないのやろうしね。。。

 

 規制緩和は、大いに結構、どんどん競争して、利用者は便利になり、価格が下がって喜ぶ。。。でもね。。結局、こんなところにしわ寄せさせているだけ・・・。こんな、隠れた実態が、やっと表に出て来ただけやんか。。。

 

 大手のバス会社なら、ちゃんと社員に安全研修をして、もちろん、交代要員をちゃんと、付けて運行する。そんな法令遵守をやっていたんでは、実は利益が出ない。。。だから、無理しても安く請け負う・・・こんな小規模なバス会社がどんどん増えてきて、社会を不安にしている。。。そんな気がする。。。昔からのバス会社はどんどん潰れて、新規参入組の新しいバス会社が、これ、儲かるで・・・と、どんどん増える。。。そして、プロのバス運転者が減って、若い経験の浅い運転手さんが増えて行く。。。。

 

 この事故だけを見たら、確かに、21歳の長男さん運転手の、ただの居眠り運転が原因や。。。でも、この人にとったら、自分の弟を殺してしまった。。。この会社の社長さんや常務の奥さんにとったら、かけがえのないまだ16歳の息子を殺してしまったんや。。。何で、この子は、死ななくてはならなかったのか。兄の居眠りだけでは済まない何かが、この裏には有ると私は思うね。。。

 

ズブの素人に、あまりにも簡単にバス会社を経営できてしまう現実・・・。ここに、本当に問題が無いと、本当に断言出来るか?何の安全対策も、危険予知も出来なかった会社の体制が大問題やし、こんな営業を安易に認めてきた役人連中も、同罪やと思うけれどね。。。

 

2/22(木) 小沢一郎が、自分の政治資金管理団体の使っていた事務所費の内訳を公表した。10億円にも上る異常に高い金額の公表に、お詫びの一つも出るかと思っていたが、むしろ、開き直っておる態度に、開いた口が塞がらない。。。

 

 この政治資金の原資は、小沢一郎自身が、いろいろな企業や個人から献金やらパーティやらで集めた金である。だから、本人は、この金が、自分のモノと勘違いしているのだろうが、この他に、政党助成金というお金も含まれている・・・。こちらの方は、立派な公金からの支出である。つまり、元は税金やんか。。。こんなお金の含まれている政治資金で、都内にバカスカ投資目的のマンションやら土地、家屋を買いよって、誰も住んでいないし、ほとんど事務所としても使っていない・・・。明らかに資産運用が目的や。。。そもそも、こんなのが、許されてええはずないやんか。。。

 

 政治資金規制法では、こんな政治資金を不動産投資に使いよるなんてことを、全く、想定していないやんか。。。だから、「不動産の購入に使ってはいけない・・」なんて、確かに一言も書いてない。。。でもね、そんな盗っ人たけだけしいことを、大手を振ってやられて、開き直られてもねぇ。。。

 

 これらの、不動産の登記には、政治資金管理団体の名義では、登記が出来ないやんか。もともと、法人格もないしね。。。だから、これらの不動産の全部が、小沢一郎の個人名義になっとる。このことは、世間一般の常識では、小沢一郎の政治資金管理団体から、小沢一郎個人に、贈与がなされたと考えるのが妥当や・・・。つまり、もし、これが正しい処理やと、主張するのやったら、半分は税金で持って行かれないとおかしい・・・。いゃ、その前に公金を私的に流用しているのやから、立派な公金横領罪が適用されて当然やないのか?こんなのを許していたらあかんで。。。

 

 伊吹文明やら、他の閣僚の事務所費に、料亭の支払いやら、秘書の飲み食い代や、他の名目で処理すべきものが含まれていた・・・等の細かい問題とは、このことは根本的に異なると思う・・・・。額も、桁違いに多いからね。。。ところが、この小沢のオッサン、何を考えているのか、自分も出したのだから、みんなも出せ・・・やと、事の重大性が、ホンマに判っていないし、すごく間抜けに見えるわ。。。

 

 凶悪な殺人犯が、万引きした高校生を捕まえて、どっちも同じ犯罪者や。。。って、言っているようなもんやんか・・・。悪どさから言えば、小沢の方が100倍以上悪いと思うけどね。。。

 

 おまけに、もし、小沢一郎が落選とか、引退したら、この不動産はどうなるんや。。。個人の持ち物になってしまうやないか?という質問に、この不動産は、後進のために使うやて・・・。嘘つけ。。こんな白々しい下手な言い訳を誰が信じるねん。。。もうちょっと、まともな嘘をついたらどうやねん。。。

 

 政治とカネの問題は、根深い問題である。政治は、お金に淡泊で、志の高い人にやってもらわんとあかん。。。先生の地位を利用して、金儲けするような輩が跋扈するようになるから、いつまでも日本の政治は三流やなんて、言われるんや。。。

 

小沢は、今すぐ、4億もの政治資金を、国庫に帰して、党首も議員も辞職すべきである。人のことを言える立場や無い。。。こんな、えげつなく、類い希な悪い事をやったんやからね。。。逮捕されへんのが不思議なくらいや。。。

 

政治家が金集めのための「集金人」やら、国のカネをくすねる「泥棒乞食」になってしもたら、この国は、お終いやで。。。

 

2/23(金) 日銀が公定歩合を0.25%から0.5%に引き上げた。。。公定歩合は、日本銀行が市中銀行にお金を貸し出す利息のことなのだが、長引く不況に苦しんでいた日本は、ゼロ金利政策を、去年まで続けていた。金利ゼロというのは、いくらお金を借りても、元金さえ返せばよいという、異常な状況やったから、今回の利上げは、日本の金融を正常化しようとする意志の表れとも取れるやろうね。。。

 

 市中銀行からしたら、日銀から、金利無しでどんどんお金を供給してもらえるものやから、タダで仕入れて、金利取って貸すのやから、仕入れ原価がゼロみたいなものやんか。。。これは、儲かるわいな。。。預金者に高い金利を払わなくても資金調達が出来るから、預金者を大事にしたり、預金者獲得に努力する必要が無くなってしまっていたから、銀行のサービスの下がったことこの上ない。。。

 

 現在の日本の金利は、世界から見たら、とても異常な状態が続いている。日本の投資家は、日本の銀行で運用すれば、年利1%にも届かない金利しか得られない。海外での平均利回りが6%と言われているから、これでは、日本の資産が、どんどん海外へ流出してしまうのも、無理はない。。。誰だって、1000万円を1年間預けて、7万ほどしか成らない金利と、同じ1000万円を海外に預けたら60万円も増えるのともどちらが良いかと聞かれたら、高い方へ預けるわなぁ。。。

 

 まぁ、外貨預金には、為替リスクという魔物が住んでいるけれどね。。。この為替リスクも、長い目で見れば、ヘッジ出来るからね。。。慌ててはダメや。。。

 

 最近、中国の外貨準備高が、史上最高を記録したというニュースが出ていた。絶好調の経済に加えて、どでかい貿易黒字があるからね。。。中国は、この外貨を何に使っているかと言えば、米国債に大半を振り向けているんやそうや。。。昔の日本と一緒やね。。。米国では、オイルマネー、ジャパンマネーに次いで、チャイナマネーの流入で、債券市場は活況を呈している。。。

 

 でもね、これって、中国が、アメリカ買いをしているってことなんやけどなぁ。。。中国が、米国債を売りに転じたら、米国経済を大混乱に出来る。つまり、中国は、米国の急所を押さえることになるんや。。。マネーは、ナショナリズムを超えて、国境も越えて、イデオロギーも超えて、常に強いモノの方向に流れて行く・・・。まさしく、そんなところやね。。。

 

 これから、日銀は恐らく半年ごとに少しずつ、金利を上げていって、3%程度までにしたいのやろう。。でもね、これには条件が付く。日本の景気拡大が続いて行く・・・これが必要や。。。景気判断の指標を見ていても、他のはまあまあやけれど、個人消費が、どうも本物やない。。。企業の設備投資やら、業績判断はプラスが続いているのやけど、実は、大企業だけ。。。中小企業やら個人商店のまで、景気回復のおこぼれが回ってくるのは、まだまだ先やし、ひょっとしたら、そのおこぼれすら、回ってこないかも知れへん。不況時のリストラ、コストカットで、せっかく筋肉質になった企業が、また、なあなあで、贅肉を付けたいとは思わないやろうからね。。。

 

 つまり、これからは、良いところは、どんどん良くなるし、アカンところは、どんどん悪くなるという、いわば当たり前の世界が続いていくっちゅうこっちゃ。。。こんなのを、野党は、格差や、格差やと言っているのやけど、私は、これは、ちょっと、ちがうでと思う。。。町の酒屋さんとか、金物屋さんとか、布団屋さんとか、八百屋さんとかが、昔ながらの商売のやり方のままで、食べられるようにするのは、政治や行政の仕事ではないと思うんや。。。そんなのまで、税金で補助したりして、生きながらえるようにするのは、困った税金の使い方やと、思うからである。

 

 判りやすいように、お酒屋さんに例を取ってみよう。。。小売りの酒販免許は、以前は、その免許の売買に、何百万もの値が付くぐらいの特別なものやった・・・。お酒の販売は、自分のテリトリーがお上にキチンと、守られていて、安定した売上が確保できたからね。。。。だから、酒屋さんは、自分の地域さえしっかり守っていれば、特段の営業努力をしなくても、そこそこの売上が出来たし、まぁ、その上にあぐらをかいていたんやね。。。ところが、一定の要件さえ揃えば、誰でも免許の申請が出来るようになった。つまり、今までの特権が全く無くなったわけや。。。

 

 よくよく考えてみたら、今までが、ものすごく、おかしい事やったんや・・・。外国のスーパーは、どこでもビールやウィスキーのお酒が売ってあるのに、日本のスーパーやコンビニには、昔は、ほとんど置いてなかった・・・。これは、酒の小売り免許が、役人たちに守られた一部の人たちだけに与えられていた特権やったからである。。。

 

そんな、酒屋さんも、もう免許制度が無くなったからと、コンビニに商売替えして、成功しているところも多いやろう。。。焼酎の専門店にして、インターネットで通販をやって、よく売っているお店もある。つまり、みんな、時代に併せて、自分たちの商売のカタチを変えて行っているんや。。。こんな一生懸命努力している人が報われる社会にしないとあかんのや。。。ところが、それを、自分のお店や会社の業績が悪いのを、人のせいに、しよるヤツが多すぎると思うんや。。。

 

 だから、自分のせいにせずに、景気のせいにしたり、社会のせいにしたり、行政のせいにしたりしよる。。。挙げ句の果てに、役所にかけあって、補助金にすがったり、既得利権を守ることばっかりに、必死になっとる。。。

 

 ここで、えらいこっちゃと、お店の業態を変えて、時代に対応したものにしようとした人と、反対に、小売酒販免許の一般化に反対運動して、議員を使って、2年も3年も、屁理屈を付けて、導入を遅らそうとした人たちがいた。。。その税務署の管内は、まだ酒の小売りが増えたら、状況が激変するからと、緩和地区に指定したりして、抵抗しとった。。。そして、そんなお酒屋はどうなったか。。。

 

 今までは黙っていても売れる殿様商売やった人が、他の事業でなかなか通用するはずがないやんか。。。結果、随分、たくさんのお酒屋さんが廃業した。。。何が言いたいのかと言えば、この状況を、小泉改革で、構造改革が進んだ結果と前向きに捉えるか、改革のお陰で、今までの既得権益を壊されたと、怨みに思うか・・・の違いやと、私は、思うんである。。。確かに、格差は出来た。でも、既得権益を無くして、その果実を、みんなが公平に得られるような方法を考える。これが、社会正義やった・・・と思うのである。

 

 駅前の商店街がシャッター通りになって、恐ろしく寂れて、郊外に出来た大手のショッピングセンターだけが一人勝ち・・・。寂れた商店街には、車を持たないご近所のご老人たちだけが、パラパラと、お買い物をしている。。。こんな風景が全国どこでもある・・・。商店街の一店主の力だけでは、とても大手に対抗できない。。。そんなところに、いくら税金をつぎ込んで、一時的に商店街の活性化を図ってもなかなか難しい。。。。かしこいお店は、人の来なくなったところに、人を呼び戻すのではなく、人の集まるところに移転しようと考える。。。だから、大手のショッピンクセンターの中に入り込んで、お店を続けていくところもある・・・。人が集まらないところに、いつまでもしがみついていても仕方ないという、積極的な動きである。。。

 

流行廃りは、世の常である。常に時代の流れにアンテナを張っていないと、生き残れない・・・。もう、そんな時代に、なってきているのやろうね。。。何か、寂しくもあり、厳しくもあり・・・。複雑やね。。。

 

2/24(土) 首都高速で、1台のトレーラーが壁をなぎ倒して横転し、橋脚に乗っかった状態でやっと止まった。このトレーラーは40フィートの海上コンテナを乗せていて、積荷は組み立て式の家具。大井埠頭から昭島市へ向かう途中やったそうである。

 

 私は牽引免許なんて持ってないから、トレーラーを運転したことはないが、この手のトラックは、頭の部分だけが、かなりのハイパワーの車体で、荷台の部分とは、連結器でつながっている構造になっている。トレーラーでなくても、大きい車なら、よくあるのだが、高速道路でまあまあのスピードを出して走っていると、ローリングという、横揺れ現象を経験する事がある。スピードを落とせば、収まることが多いのだが、このローリング現象は、同じようなスピードで走っていると、一度揺れ出すとなかなか収まらなくて、だんだん大きくなっていくようなケースが多い・・・。一度左右に揺れ出すと、図体がデカイ車は、片輪が浮くような感覚になるまで大きくうねることもある。。。ここにカーブが来て、大きなモーメントがかかったら。。。自重46トンある大型トレーラーとコンテナでも、意外と簡単にひっくり返ってしまうもんや。。。

 

 このトレーラーが事故った首都高のコーナーは、テレビによるとこの4年間で107回も事故の起こっている魔のカーブなんやそうである。。。それも、やっぱり、大型トレーラーの事故が多いそうな。。。首都高速が出来たのが1960年代。そんなころに、これだけデカくて長い車が、ビュンビュン走るなんていうのは、想定してなかったのやろうね。。。

 

 魔のカーブは、R75というから、半径が75メートルのカーブ。。。これは、かなりの急カーブで、最近設計されたような高速道路なら、ここまでの直角カーブに近い道路は造らないやろう。。。という代物や。。。これだけ事故の多い地点だったら、何か、減速させるような工夫とか、何か出来なかったものかねぇ。。。

 

 うちの会社の真ん前の交差点が、よく事故の起きる交差点で、あんまり、直進と右折の事故ばっかりだったから、右折禁止にしてしまいよった。お陰で、事故は激減した。。。全国、どこにも、交通の難所はあるもので、その難点を何とか無くして、安全な道にしようと、努力されておるのだろうが、なかなか一度出来てしまった高速道路なんかを、改良工事とかするのは、難しいのやろうね。。。

 

 このトレーラーの32歳の運転手さんも、亡くなってしまったそうや。。。高架道路の上から、事故って外に投げ出されたのやから、生きていられる方が難しいやろうけどね。。。

 

 手塚治虫の鉄腕アトムというマンガに、21世紀の世界がよく描かれていた。車が空中を走っているような絵だったけど、よくよく考えたら、今はもう、21世紀や。。。高速道路は、何重も入り組んでどんどん建設されているのに、未だに事故防止のための装置や技術は、意外と進んでないのやないやろうか。。。

 

 自分の車から前後左右に電波が出ていて、一定の車間距離を保つような技術。。。アクセルを踏み続けなくても、一定のスピードで走り続けられるオートパイロットシステム。こんなのがもっと進めば、危険個所では、自動的に車のスピードを下げさせて、事故が起こらないようにするシステムなんて、意外と簡単に出来そうな気がするのやけれどね。。。

 

自動車は走る凶器。。。一瞬にして、その人の人生や家族の夢、そして、周りにいた人の命さえも巻き添えにしてしまう。。。何が怖いって、これほど怖いもんはないやろう。。日本のテクノロジーが、こんな事故防止に役立って、どんどん交通事故で亡くなる人の数が減ってくるようなそんな投資が出来たらなぁ・・と思う。。。

 

2/25(日) 在日韓国朝鮮人の人たちが年金を貰えないのは、不公平だと、裁判をしている。本人は、同じ日本で生きているのだから、日本人と同じように扱って欲しいという気持ちは分かる。でもね。国籍って何なんやろう・・・って思うんや。年金というのは、あくまで、日本国政府が自国民のために制定した制度やろう?外国人であるこれらの人々が、日本国政府から年金を貰うことが、全く筋違いのことであると、私は思うのだがどうだろう。。。

 

 今や、日本に住む在日韓国人・朝鮮人の人たちは、3世4世の時代に入っている。一年間に10000人もの人たちが、日本に帰化して日本人になる事を選択して、特別在留許可無しに、日本人として生きることを選択している。それが、民族的な抵抗感より、より、現実的な選択として、受け入れられているからだと思う。日本で生まれて育った人たちは、今更、韓国や北朝鮮に帰っても、生きて行けない・・・。生活の基盤が無いし、おまけに、日本語はしゃべれても、朝鮮語をちゃんとしゃべれない人も多いからね。。。

 

 ところが、不思議な事に、毎年10000人もの人が帰化しているにも関わらず、在日韓国朝鮮人の人たちの総数が、統計上全くと言って良いほど減ってないのである。。。このことが何を意味するか。。。在日の人たちが特別子供をたくさんもうけてないとすれば、その裏には、「呼び寄せ」の実態がある。韓国にいる親戚の人を、こっちの方が、ええ生活が出来るでと、呼び寄せているのである。。。

 

 近くにこんな人がいて、日本人男性が韓国人の妻を娶って、そのお母さんを日本に呼び寄せているのである。このお母さんは、日本語が全くしゃべれないのだが、何とか日本の生活を送っているようである。。。これが、特別在留許可者の総数がなかなか減らない原因になっているのやないかと思うである。

 

 私は、この呼び寄せが、良いのか悪いのかの判断は難しいと思う。年老いた親を一人にさせるより、一緒に住んだ方が自然であるという意義があるからね。。。それより、問題なのは、特別在留許可が、本来は認められていないような、特権が認められていて、それこそ、本来は、「特別」な措置なのに、これが未来永劫続いてしまうような性格になってしまっている事なのだと思うのである。だんだん、無くしていって、正常化させる努力を政府は怠っては成らないと思うからね。。。これは、日本の主権にも関わることやからね。。。

 

 戦時中、日本の企業は確かに台湾や朝鮮半島を自国の領土として、そこに住んでいた人たちを日本の軍需産業や、炭坑労働などの重労働の要員として、雇った。韓国朝鮮では、多くの人が日本に渡り、日本人として日本のために働いていたんや。日本の敗戦後、多くの人が本国に戻ったのだが、本来、帰国事業で還るべき人が、こっちの方が良いと、選択して、居残った人たちが在日、韓国朝鮮人の人たちである。

 

 ここでの問題は、今まで朝鮮半島も日本も日本だったから、みんな日本人で良かったのだが、日本の敗戦、サンフランシスコ講和条約により、在日の人たちは、日本人ではなくなったのである。つまり、日本に住みながら、日本人ではない大量の人たちが、住み着いて帰らない・・・という状況になったわけである。日本人からしたら、本国に帰って欲しい。韓国朝鮮人からしたら、せっかく生活の基盤をこっちで作ったのに、今更還れない。。。こんな睨み合いのような状況になってしまったんである。。。

 

 そんな状況から、もう60年以上の年月が流れた。。。日本に生まれて育って結婚して子供が出来て、その子供たちももう結婚して子供を産む。。。60年とは、そんな長い年月である。。。その長い年月が、国籍という重い扉を開くことは無いのに、なあなあの関係を、だらだらと先送りしてきたから、いろんな問題が出てきた。

 

 在日韓国朝鮮の人たちにも、参政権を与えろとか、日本人と同じように、年金を支給せよという、おかしな議論である。本来、国って何や?日本という、その地域に住む人たちが国民であり、人種は例え違っていても、日本国籍を持つ者が国民であるはずや。その日本国籍を持たない人に、参政権を与えたり、年金を支払ったりする事は、日本の「国」という概念を、根底から覆してしまうことになりかねないやんか。。。

 

 在日の人にこのことを、言うと、われわれも日本人と同じように、税金を払っている。それなのに、日本人と同じサービスを受けられないのは、差別だと言うのである。でもね、それって、歯車のかみ合っていない議論だと、いつも思うのである。日本人が外国を旅行しても、その国の税金を払う。日本の企業が外国に進出して利益を出したら、当然、その国に納税を支払う。。。それは、その国のインフラを使わせてもらっているから、当たり前という感覚なのだが、それがこの人たちには理解出来ないらしい。。。

 

 何でも、日本人と同じでないと気が済まないという国民性にあるのか、それを怨んで、差別やと、曲解するいつもの話は、結局、それやったら、日本に帰化するか、本国に選挙権もらったり、本国に年金貰えや。。。という話でお終いになってしまう。。。。

 

 日本国籍を持ってない人に、参政権や、年金や、生活保護をするのは、絶対におかしいと、私は思う。差別するわけではないが、神奈川県などでは、在日韓国朝鮮の人たちがかなり、公務員である教師になっているのだという。。。日本人が外国の人に、教育してもらうのは、外国語を除けば、あんまり好ましい事やないと思うのやけれどね。。。先生っていうのは、大人考えている以上に、子供に対する影響力があるからね。。。日本人らしさ、そのものが、だんだん無くなっていってしまう。。。

 

これって、怖い事やで。。。

 

2/26(月) 先週、日本が4基目の偵察衛星の打ち上げに成功した。1発目の打ち上げに失敗して、500億円がパーになったと酷評された日本の自前の監視システムだが、これで、世界中のどの地点で起こったことも24時間以内に画像が手に入る体制が整ったんだそうである。

 

 日本の現在の偵察衛星は4基。2基が光学衛星で、2基がレーダー衛星なんやそうや・・・。ただ、日本の光学衛星の解像度は、まだまだ低く、地上にいる人の性別が判断出来るという、米国の認識9センチというレベルには、全く手が届かないのだという。。。世界的なシェアを持つ日本の光学産業からしたら、これって、ちょっと情けない事なんやけどね。。。なんとか、ガンバッテほしいもんや。。。

 

 でも、そもそも、この手の偵察衛星を日本が手に入れる意味は何やと聞かれて、即答出来る人は少ないやろう・・・。世界の警察を自認していたアメリカの真似をして、どうする。。。なんて意見もあるのやないやろうかね。。。

 

 この手の質問をすると、北朝鮮の核実験や、ミサイル発射の情報を、米軍頼みではなく、日本の自前技術で早期に察知するため・・・なんていう答えが返ってくる。。。そしたら、偵察衛星をずっと北朝鮮の上空350qの静止軌道に置いておいたらどうやねん。。。と、私なんかは思ってしまうのやけれどね。。。

 

 日本の裏側の国の政変の情報まで、日本が高い国家予算を使って集める必要が本当にあるのか。。。世界中の国が、我先にと、衛星を打ち上げて、偵察のやりあいをすることに、何の意味があるのか。。。その根本的なところの論議が欠落しているのやないかね。。。

 

 地球温暖化、オゾンホールや、異常気象の観測、災害の予知のためなら、国連やASEANなど、その地域の国々がお金を出し合って、衛星を共有するようなシステムが出来れば良いのにね。。。ただでさえ、これらの宇宙空間は、混み合ってくる。この前の中国の衛星破壊実験で、デブリという、破壊した衛星の破片が、いろいろ危険な影響を及ぼすから、中国は、世界中から、批判された。。。

 

 まちなかで、平気で痰を吐く国やからね。。。公共マナーの何たるか・・・という感覚が、まだ中国では育ってないのやろう。。。道路にゴミを捨てないということと、宇宙空間にゴミを放置する・・・この感覚がお国柄を表していて、何か、滑稽にさえ、思う。。。

 

 ただ、中国は、自分の国が他国から監視されている。。。この感覚が許せない。。。このことを言いたかったんやろうね。。。誰だって、他人から自分の家の中のことをジロジロ見られていたら、嫌だろう。。。これと、一緒で、アメリカ偵察衛星が、いつも自国の上空にいて、常に監視されているのが、我慢成らないほど腹立たしい事であるということが、中国は言いたかったのやと思う。。。

 

 日航機の機長が、自分の彼女の部屋に盗聴器を2つも取り付けて、彼女の会話を2年間も盗聴し続けてきたんやそうや。。それにしても、違法性の高い盗聴器なんていうものが、秋葉原なんかで、年間30万個も平気で売られている事自体、異常やけどね。。。それにしても、この人、よっぽど、自分に自信がなかったんやろうね。。。それほど、彼女に浮気されるのが心配やったんやろうか。。。スパイ衛星って、実は本質的には、その盗聴器を勝手に取り付ける行為と、基本的には変わらない部分がないか???

 

 他の国家による国際ストーカー行為にNOと、世界で始めて中国は主張した。日本は、始めて、この感覚に気付かされた。。。そんなことやなかったんやろうかね。。。このことは、立場を逆転してみれば判りやすい。日本の上空に、中国やら北朝鮮やらロシアやらのスパイ衛星がうようよしていて、自衛隊の基地や港を常に監視していたら、日本人だって気分が悪い。。。その裏返しだけのことやんか。。。

 

 宇宙の軍事利用が問題視されるようになって久しい。。。衛星から、いきなりレーザー光線が発射されて、ある人物の狙撃やら、施設の破壊なんていうことが出来るようになってしまったら、どうなるだろう。このスーパー宇宙兵器の操作レバーを持った人は、地球上のどんな人でも、抹殺できていまうという、恐ろしい「力」を手に入れてしまうことになる。この力を求めて、また各国がしのぎを削る。。。

 

もう、ええかげん、こんな殺し合いの意味が、全くないことと、そのことが、とてつもなく虚しい事になるということに、みんなが気付いて、世界中が平和になったらええね。。。

 

2/27(火) 熊本県で、日本初の「赤ちゃんポスト」が設置に向けて検討されているのがわかった。捨て子・・・。嫌な響きやねぇ。。。この赤ちゃんポストを日本社会として受け入れるのかどうか・・・、その制度自身の是非について、様々な人の意見が交錯している状況かなぁと思う。。。

 

 この前、テレビでこの番組をしていたのを見ると、私にはかなりショッキングな映像だった。。。ドイツでのものだったのだが、病院の裏口のようなところに、それは有った。。。まるで、ゴミを捨てるようなシューターのような引き上げ式の扉と、引き出し式のベビーベット・・・、その入り口に、何とも、言いようのない寂しさと、恐ろしさを感じた。。。。

 

その施設では、赤ちゃんを連れてきた人のプライバシーが最大限配慮されていて、監視カメラはあるのだが、顔は映らなくてよいようになっている。。。そのポスト内のベビーベットの布団の上には、1通の手紙が置かれていて、いつでも、気が変わったら取り戻せる等の説明書きと、本人を取り違えることのないような、合わせ絵の、工夫がなされていた・・・。もちろん、赤ちゃんポスト内には、冷暖房設備等が完備されていて、赤ちゃんを置いてから1分以内に、担当者に判るようになっているという。。。

 

 日本では少子化の問題と、このことが、ごっちゃに論議されることが良くある。せっかく授かった命を亡くしてしまわないように・・・という考え方からなのだろうが、人間としての倫理観の問題と、産んでも育てることが出来ない若い母の問題、それに、子供が欲しくても出来ない夫婦などの話が、全部一緒くたになっていて、私は、不快である。。。

 

 そもそも、赤ちゃんポストという発想は、避妊に失敗して、子供を育てていく意志も能力もない赤ちゃんの幼い命が、闇から闇へ消されているという実態から出ている・・・。米国では、赤ちゃんポストという名の物はないが、全国の警察署で、24時間受け入れるというシステムが出来ているのだという。子供が欲しくても出来ない夫婦は、養子縁組希望者として、前もって登録され、もし、捨てられた赤ちゃんがいたら、24時間以内に、速やかに養子先に連絡され、スピーディに「処理」されるのだという。。。

 

 日本でも、養子が欲しい夫婦は、需要は多いやろう。。。不妊に悩む人たちは、結果的に子供を持つことを断念しなければならないし、それなら、捨てられた子供を引き取ってでも、自分たちの子として育てたい・・・そう思っても不思議は無い。。。ただ、この需給バランスは、常に供給不足の状態にあるから、これが、他国では、人身売買などの問題になってゆく。。。豊かな先進国の不妊夫婦が、貧しいアジアの子供たちをどんどん養子にして、育てている。。。こんな世界が日本でも、進んでくるのやろうか。。。

 

 この養子制度は、「ドライな割り切り」がある。自分の子供でない子を育てる。。。このことが、子供にとっても、保護者にとっても、とても大きなハードルになるはずであるし、血がつながっていないという意味を、お互いに受け入れないと、この前提が大きく崩れてしまう。。。

 

 人は、幸せになるために生まれてくる。。。こんな名言を言った人がいた。人間、だれでも、幸せになる権利を持って生まれてきたはずである。でも、明らかに養育不能な年齢の母親が、子育てをする。。。このことをテーマにした14歳の母・・・とかいうテレビドラマが話題になっていたが、まだまだ、こんな現実に目を向けられない人は多いと思う。。。

 

 妊娠や出産は、その女性にとったら、命がけのことである。自分の命と引換に子供を産む人や動物も多いやんか。。。それだけ、子孫を残すという行為は、人類にとって、とても重いはずなのに、意外と軽んじられている。。。そんな気がする。。。軽々な妊娠や遊びでのセックス・・・その結果としての妊娠・不幸な出産。。。この先に何があるのか。。。

 

 子供を虐待する親・・・。親としての自覚のないまま、子供が大人になってしまった悲劇。。。こんなのが、繰り返されている現状を考えると、赤ちゃんポストも、満更悪いことではない。。。容認すべきものなのかなぁ。。。なんて、心がぐらつく。。。

 

出来たら、「捨て子」を容認して、ひょっとしたら、安易な妊娠を奨励してしまうことになる赤ちゅんポストは、無い方が良いに決まっている。でも、この施設がないことで、日本だけで年間、数万人もの命が闇の中に入り込んでいる。。。生まれた人を殺したら、殺人罪なのだが、出産時に処理したら、堕胎という行為になる。。。こんな矛盾の横行する現代が、実は、狂気の時代なのかねぇ・・・なんて思ってしまう。。。

 

キリスト教の素地のあまり無い日本で、このシステムが受け入れられるかどうか。。。これが、今の関心事である。このことが、新たな不幸を生み出すことになるのか、それとも、荒んだ社会の救世主になれるのか。。。まだ、その本当の結論は100年は出ないのかもね。。。

 

2/28(水) 宮沢総理大臣の時に、当時の官房長官であった河野洋平氏が言った、「河野談話」が、最近、話題になっている。というのは、米国の下院で、日本は従軍慰安婦に正式に謝罪と賠償をすべきであるという決議案が、ひょっとしたら可決されるかも知れないことが報道されたからである。

 

 この決議案というのは、何の拘束力を持つものでもないし、この問題に関しては第三国である米国下院がなぜ、今更こんな問題を採り上げてくるのかに、理解に苦しむ人も多いだろう・・・。この決議案の採択にやっきになっているのが、日系3世のホンダなる人物。。。日本人は、第二次世界大戦中、米国内で迫害され、強制収容所に閉じこめられた。ただ、米国は正式に日本人に謝罪した。ところが、日本は、慰安婦のおばちゃんたちに、ちゃんと正式謝罪をしていない。日本も、ちゃんと自らの罪を認めて、従軍慰安婦の人に詫びてほしい。そう訴えているのである。

 

 このホンダなる下院議員の意図は、もひとつ分からないが、米国政府は、ちゃんと謝った・・・。というのを強調することで、米国民の正義感を刺激して、自らへの支持の拡大を狙っているのかなぁ・・・なんて、思ってしまう。。。

 

 それにしても、悔やまれるのは、ホンダ氏が主張する。日本が本当にやっていないのなら、何故、河野氏や小泉氏は謝ったんや・・・という指摘である。。。欧米社会では、謝罪したということは、罪を認めたと言うこと。。。日本のように、その場の雰囲気で、丸く収めるために、とりあえず謝罪しとく・・・なんていうご都合主義は、全く理解してもらえない。。。このことを、つくづく感じたね。。。実際、この時も、一度、認めてくれたら、もうコレで追求は終わりにする・・・なんていう韓国側の言葉に騙されたのらしいけどね。。。

 

 日本の主張は、軍が主導して、慰安婦を募り、半ば強制的に戦地に連れて行き、売春婦として扱った事実は無いとしている。日本軍は、その代わりに、ぽん引きの親玉に、売春婦集めをさせて、戦地での兵隊の性的な欲求を充足させるために、公的な娼婦に近いことをさせたということは、認めている訳であるし、これは、戦争やら軍隊のあるところに、娼婦あり。。何処の国でも、似たような話である・・・。との主張である。

 

 だから、問題は、軍が主導的にやったか、それとも、ぽん引きの親玉が女の子を募って、ボロ儲けさせていたか。。。そのレベルの話だったんだと思うのである。日本だったら、自分が、昔、売春婦をやっていたことなんて、口が裂けても公表したくないことなんやろうけど、やっぱり、ところ変われば考え方も違う・・・。悪く言えば、金になりそうなら、何でもする・・・。という部分があったんやろうね。。

 

 元売春婦のオバサンたちが、日本政府に謝罪と賠償を請求してきよった。。。日本でも昭和32年の売春防止法の施行までは、娼婦やパンパンは一つの職業であったし、戦時中も当然、遊郭もあったし、売春婦も多かった。。。戦争があると、外地まで出かけて行って、荒稼ぎする娼婦も日本人、朝鮮人に限らず多かったはずや。。。

 

 ただ、戦地、外地では、その娼婦の数が極端に少なかったから、身体の健康を害するまで、働かされる人とか、家が貧しくて口減らしのためと、生活のために身売りされる人、軍の仕事だと、騙されて行って、売春行為を強要されていた人など、いろいろやろう。。何せ、特別な状況であったやろうしね。。。

 

 だから、こんな人たちは、何万人もいたことやろう・・・。従軍慰安婦なんていう言葉を作って、さも、日本軍が、普通の家庭に押し入って、嫌がる女性を無理矢理連れて行ったみたいなイメージを作って、どうせ負けたのだから、日本軍をボロクソに叩いて、憎き日本に仕返しをしよう。。。そんな意図も働いたんやろう。。。勝てば官軍、負ければ賊軍のようなところがあるからね。。。

 

 だから、敗戦後の日本は、何も反論しない・・・これが続いていた・・・。向こうの言いたい放題にさせてきた。反論すると、お前たちは、こんな酷いことをやっておいて、何を言うのや。。。って、いつも言われ続けてきたからね。。。最近になって、ちょっとは、公開されてきたけど、日本は戦後、ずっと、ほとんどのアジアの国から、石を投げられるような状況が続いていた。1940年〜1950年代のアジアでのスポーツ大会でも、日本人はどこへ行っても罵倒され続けていたんや。。。

 

 だから、日本は、世界一、他の国からどう思われているのかを気にする国になってしもた。。。。この酷い状況を、少しでも、何とかしたかったから、日本の外務省は、これらの国に、謝り続け、これらの国に、経済援助という謝罪の裏返しの金を、大量にバラマキ続けてきたんや。。。これが50年も続いたから、やっとアジアでの反日感情が韓国・朝鮮・中国を除いて良くなったんや。。。実際、日本の援助で後進国だった国々は、随分暮らし向きは良くなったし、大きく発展した。。。

 

 ところが、この三カ国とは、国交の回復も遅れたし、関係もとりわけ深かったことから、なかなか反日感情が解けない状態がづっと続いてきた。。。これらの国は、よく他の国に日本がやってきたことを知っていて、日本はこれだけ酷い事をした。だから、もっと金をよこせ・・・。こればっかりやってきたんや。。。

 

 日本が、もう60年も経ったのやから、ええかげん、賠償は、ええやろうと言うと、やれ日本軍は南京で30万人殺した。。。無理矢理、女性を引っ張って売春を強要させた・・・と、いろいろチャチャを入れてくるのである。。。

 

 まぁ、日本も、そこで戦争していたのやから、少々の無茶な事は、やっていたやろう。戦争は綺麗事やないからね。。。売春婦がもしいなければ、現地の若い女の人を襲うような不埒なヤツも出てくるやろう。だから、娼婦の親玉のような業者も同行させておった。。。そんなところやろう。。。

 

 それにしても、情けないのは、日本の発言力の無さと、ロビー活動の下手さである。日本は数千人の被害者しか出てないと主張している南京事件でも、中国はだんだん被害者の数が増えてきて30万人も殺したなんて言っている。。。おまけに、レイプオブ南京なんていう、中国側の一方的な創作映画まで作られて、何も反論しない。。。。

 

反論しないっていうのは、有る程度容認してしまったことになる・・・っていう世界の常識を、ここでも、ちゃんと認識すべきやろうね。。。沈黙は金ではなく、主張しないと、相手の言っていることを認めてしまうことになる。。。日本は、もっと、このことを学ぶべきやろうね。。。

 

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