日常のページ

 

3/1(木) 昨日のニューヨーク株は大幅安・・・。前日の中国市場のバブル崩壊的な株安から、火が点いた感じかね。。。この影響で、ドルは急落して117円代までドルが下がった。反面、資金流入が予想される債権市場は暴騰した。。。相場が急変するときは、一大チャンスというが、素人がなかなか押し目買い出来るほど、この世界は甘くない。。。私は、信用取引をしない方針だから、あまり、ドツボを踏まない代わりに、大もうけも出来ない。でも、それでええのや。。株なんて、全財産をつぎ込んでやるもんやない。。。ヤクザな世界やからね。。。

 

 さて、今日一番の関心事は、タミフルというお薬のこと・・・である。このお薬、皆さんもよくご存知だろうが、今から6年前から使われ出した、インフルエンザによく効く特効薬である。ところが、このお薬、3500万人もの服用例があるにも関わらず、14例もの異常行動による死亡事故がある曰く付きのお薬なのである・・・。それも、その全部が中学生なのである・・・。タミフルを服用したある一部の中学生は、その直後に目をむいて、大声を上げて、腹からうなり声をあげたんだそうである。恐ろしくなった両親が必死になって抑え込んで、救急車を呼んで、何とか事なきを得たらしいが、恐ろしい事やね。。。

 

 タミフルを服用して異常行動を起こし、死んでしまう中学生には、一つの共通点がある。それは、いずれもマンションの高層階に住んでいて、高いところから、自殺ではなく転落して死亡している点である。あるいは、急に車の前に飛び出して轢かれてしまった例もある。このことを考えると、どうも、この子たちは、泥酔状態の酔っぱらいか、覚醒剤中毒の患者のような症状になっていることが考えられる・・・。

 

 お酒を飲み過ぎて、ぶっ倒れたことのある人なら、判ると思うが、人間、泥酔してしまうと、ベッドに横たわっていても、天井がぐるぐる回ったり、自分がちょうどビックハウスの中にいるような状態になる。こなん人が表に出て歩くと、まっすぐ歩くことが出来ないし、車道と歩道の区別もつかないし、マンションの手摺りなんか平気で乗り越えてしまうことになる。。。この症状と、タミフルの実例がよく似ていると思わないだろうか。。。

 

 何故、中学生にだけ、こんな症状が出るのか・・・。この謎は、アルコールに対する免疫がないことと、妙に不思議に符合しないやろうか・・・。つまり、あまり、お酒を飲んだことのない子供が、始めてお酒を飲んだときのような感覚・・・。タミフルを飲むと、一種、アルコールを飲んだとき、あるいは覚醒剤、麻薬を摂取した時のような、特別な高揚感を感じさせる何かがあるのかも知れないということが、想像されるのやないかと思うのである・・・。今回亡くなった子供が、服用後まだ7時間しか経過していないのに、またタミフルを欲しがった・・・という行動が、私には少し違和感を感じさせたからである。。。風邪のお薬を欲しがる子供なんているのやろうか。。。

 

 これだけ死亡例があるにも関わらず、厚労省は、またもや自分たちのメンツに拘っている・・・。自分たちが承認してしまった薬で、多くの死亡例が出ているという事実・・・。これを認めたく無いのやろうね。。。ミドリ十字が起こした薬害エイズ事件の教訓が何一つ生かされていないという証拠やわ。。。

 

 薬というものは、直接、身体に注射したり、服用したりするものやから、細心の注意を持って扱われるべきものである。牡蠣を食べた人が100人中、1人の人が牡蠣の貝毒で、体調を崩すのが当たり前なのだが、お薬の場合は、そうはいかない・・・。牡蠣なら食べ泣けりゃあたらないのだが、お薬は医師の判断で服用が強要される類のものだからである。

 

 タミフルの服用によって子供を亡くした親たちは、せめて、タミフルの副作用の説明を十分に行って、患者にも、服用の是非の、選択肢を持たせてくれと訴えている。3500万人のうち、14人の人の命が失われたことを、たった14人と思うか、14人も・・・と、思うのの差だと思う。。。

 

 誰だって、そんな恐ろしい薬は、出来ることなら服用したくない。でも、インフルエンザは大流行すると、極めて伝播製の高い病気で、蚊や空気が媒介しても広まる。体力のない人がかかると、死にも至るから、医師はどうしても、特効薬であるタミフルに頼る。。。でもね、この薬、たった6年前に出てきたばかりの新薬やんか。ホントに十二分な検証がされているのか。副作用の存在が、十分使用者に理解されているのか・・・この2点が、どうも、あやふやである。。。

 

 疑わしきは罰せず・・・というのが司法の原則なのだが、疑わしきは、使用せず、あるいは、十分な説明喚起がされなければ使用出来ないような、劇薬指定も含めて、考え直されるべきなんやないのかねぇ。。。

 

国(厚労省)は、国民の命を預かっているのやから・・・・。その責任は重いと思うで。。。国民は役人のメンツなんかに関心は無いで。。。

 

3/2(金) 今日から3日間、組合の旅行で韓国の釜山に行ってきます。ブログは、いつもの通り、書き溜めしておきますので、ご容赦を。。。

 

 それにしても、安倍総理は、次から次へと、支持率の下がることばっかりやるね。。。郵政反対組の復党問題にしたって、お友達やから・・・。こんな理由でいちいち復党させていたら、周りに示しがつかへんやんか・・・。ケジメがない人は、みんなから認められないよ。。。

 

 安倍ちゃんのええとこは、歯に衣着せないその発言の鋭さやったはずや。。。外国にもしっかりと日本の主張をする。今までの情けない日本の外交を、まともなものにしてくれるのやないやろうか。。。そんな、淡い期待が安倍総理待望論者の中にはあったんやないやろうか。。。それが、どうや。。。。中韓には遠慮して何も言えない。それは、まだええわ。日本の将来に慎重になった結果やったらね。。。でも、拉致の安倍・・・これだけでは、何とも心許ないやんか。。。でも、本当に拉致しか点数稼ぎが出来ないのなら、他の部分は、もっと周りがサポートしたげんとあかんわ。。。

 

 総理は、もっと他にもやることがある。。。拉致や核の進展も望んでいるけど、もっと他の点でポイント稼いでもらわんと。。。首相という仕事は、常勝を義務づけられた職責なのやからね。。。

 

 中川氏が、閣議で首相が入室したら、起立もしない閣僚がいる・・・とか、発言する背景には、安倍首相自身が、実は優しすぎて、リーダーシップが取れていない。。。と、他の人に見られている・・・。この現れやないかという部分が確かにある。。。

 

 人間は、その人、自信が天賦で持っている「強さ」というのがある。これは、実は、その人を構成するいろいろな要素の中で、かなり大きな部分を占めているのではないかと、思う時が結構ある・・・。子供時代から、いつもみんなを笑わせたり、話題の中心になり続けている子って、クラスの中に必ずいるやろう。。。もちろん、社会に出てから、その力を発揮する人もある。。。本当の自分にいつ気が付くかだけの問題なのだが、この本当の自分の力が、この「強さ」に大きく関わりがあると、私は思うんや。。。

 

 安倍氏は、有る面では、この「強さ」を兼ね備えているのだが、別の面では、全く欠落しているかも知れない。。。こう思う場面に気付くことがあるんや。。。この、場面に出くわせた時に、安倍ちゃんは、自分の弱さを必死に隠そうとするのか、ついつい声を荒げたり、気持ちがついつい顔に出てしまうのである。。。

 

 国会答弁でも、最近はやっと、役人の準備した原稿ではなく、自分の言葉でしゃべるようになったが、痛いところを突っ込まれた時、どうしても、露骨に嫌な顔をするから、相手にあぁ、こう言われたら嫌やんにゃなぁ・・・。というのがバレバレになる。。。これが良いことなのか、悪いことなのかの判断は別にして、外見的に見ると、これが実に頼りなく薄っぺらく見えてしまうから不思議である。。。

 

 米国では大統領に、どうしたら国民に信頼を得られるか。どうしたら、支持率が上がるか・・・。こんなのを専門にアドバイスする人たちがいるそうや。その人は、他の首脳との会見での立ち位置や、握手のタイミング、その時の表情や、取材陣のカメラのアングルまで、事細かに助言するそうや。。。

 

ルックスもいい。性格も真面目。人気も高かったはずの安倍首相が何故、ここまで不支持率が下がるのか。。官邸は、もっともっと支持率アップのために、真剣に勉強すべきやろうね。。。日本は、そこいらの土候国(失礼・・)ではない。世界の先進国の一角を構成する国なら、それなりの専門家が周りにいるべきだろうし、そんなのも、国の品格を守るためにとか、首相の支持率を上げるためにもっと、ちゃんと仕事してええのやないかね。。。

 

そんなことを含めて、国民は日本にもっと立派な国になってほしいと願っているんや。。。その真の意味を・・・もっと認識してほしいもんや。。。このことは、美しい国づくりの延長線上にあることやと思うで。。。もちろん、格好だけでも困るけどね。。。

 

3/3(土) 今日は、おひな祭り・・・。あんまりウチには、ご縁がないけど、お内裏様とお雛様だけは、ちゃんと、和室に飾ってある・・・。この人形を片づけるのが遅れたら、その家の娘の嫁入りが遅れるのだそうである。。。二人娘が居る我が家からしたら、家から出て行って欲しいような、出て行ってほしくないような複雑な気持ちやけどね。。。上の娘は、この春から就職で家に居なくなるから、少し寂しくなる。。。

 

 さて、おひなまつりで、私のようなオッチャンが関係あると言えば、お酒である。。。何かにつけて呑める機会があるのは、ええこっちゃ。。。ひなまつりの白酒は、今で言えば濁り酒か、「どぶろく」のようなものやったんやろうね。昔は、どの家でも、自分のウチでお酒をこさえておったのやろうね。ところが、このお酒という代物は、原料にお米を使うから、なかなかの贅沢品やったはずや。。。。だから、下々の物がお酒を造るのを御法度にして、一部の者だけに造らせて、これを統制していた。こんな昔から、多分、利権ったあったんやろうね。。。酒を造る商売というのは、お上が管理して、儲けすぎたり、横流ししたりするのを、昔から厳しく取り締まっていたんやからね。。。

 

 平成の今の世の中になっても、まだアルコールを庶民が誰でも造ることは禁止されていて、お上のお許しがないと、勝手に造ることは出来ないのやて。。。何や、昔とぜんぜん変わってないのやね。。。そもそも、お酒の製造販売というのが、儲かりすぎているから、そこから、きっちり管理して、税を取り立てるという、酒税の本質は、昔も今も変わらないようである。。。

 

 サラダ館というギフトのお店をやっているウチも、3年ほど前から、酒の小売り免許というのに、チャレンジし続けてては、抽選に漏れ続けてきた。酒販免許が緩和されて、他の地域はどんどん酒の小売り免許が承認されたのだが、お店のある伏見区では、既存の酒店の政治的抵抗により、最大3年も待たされて、今年やっとのことで酒販免許が手に入った。。。ほんま、酷い話や。。。最後まで、ゴネられて、なかなか酒が売れなかったから、えらい損失やで。。。

 

 その反対しとった酒屋がどうなったか。。。たくさんの店が廃業しとる。。。そりゃ、コンビニやスーパーで、24時間、そこそこの安売りをして、売られていたら、今までの酒屋で、お酒を買う必然性も、理由もなくなるからね。。。言い換えたら、今まで、お上の庇護の元で、大した努力なしに、のうのうと商売してきたのやから、ざまぁ見ろというところはある。これで、お酒が、特別な商品ではなくなったということやね。。。

 

 ところがところが、ここに、お酒屋さんの組合というのが以前からあった。お酒の小売店と、税務署の関係のつなぎ役をやったり、小売店からの酒税の納税をとりまとめたり、税務署からの方針を小売店に周知徹底したりしていたのだが、ここが、酒の小売店の相次ぐ閉店で、この酒販組合なるものも、窮地に陥った。お酒を販売するところの数は、コンビニ、スーパーなど、どんどん増えているのだが、今まで酒販組合なんか、必要ないと、ぜんぜん、入ろうとしないのである。そりゃそうや。こんなのに加盟させられるほど暇はないし、いろいろな税務署の事に手を取られるのはかなわんからね。。。

 

 酒販組合という組織。。。私が睨むところによると、恐らく、税務署と、かなり密接に、つながっておる・・・。。。つまり、税務署の職員が定年直前になって、天下っていたりして、役人が使いやすいような組合になっているのやなかったやろうかね。。。酒の免許の自由化で、慌てたこの人らは、またまた、とてつもないアホなことを思いついた。。。

 

 それは、酒販免許を持っている者を集めて、定期的に講習を法律で義務化して、1店から、4000円の講習費というのを取って、自分らの組織防衛策にしたのである。。。酒の小売り免許を持つために、せんど、間口を狭めておいて、やっと取れたら、今度は講習会に出て、定期的に講習費を払えやと。。。いったい、どこまで、バカにしているのやろう。。。いったい、どんな講習をやると言うのだろう。。。未成年の人にお酒を売ってはいけません。。。これを100ぺん言ったら4000円の講習費が取れる講習会になるのだろうか。。。訳が分からんわ。。。こんなの、もう必要性が無いのなら、潰してしもたらええのに。。。

 

 税務署は、何とかかんとかして、関連のある企業を、自分たちの傘下に多く取り込んでおきたい。そんな魂胆がミエミエや。。。税務署だけやない。。。消防署は、防火責任者を選任させて、講習会をやる。他にも、国交省は、運行責任者、厚労省は、医療機器販売士、こんな勝手なお役目を、お手盛りで、勝手気ままに作りよって、年に数度の講習会で、またまた、自分たちの仕事を確保しようと、必死である。。。私は、これを役人による、役人生き残りのための、講習会商法・・・と呼んでいるが、警察が防犯委員会や少年補導委員会を傘下にして、何とか市民を自分たちの仕事の中に組み入れて、正当化し、自分たちの組織や地位や仕事を、未来永劫、確固たるものにするために、必死になって競ってやっておる。。。これと、一緒の手口や。。。

 

 おかげで、付き合わされる一般市民は堪らない。。。いくら法令に決められているとはいえ、昨日は、どこの講習会、今日はどこの委員会、明日はここの責任者会議・・・。あんたらは、仕事やから、ええけど、こっちは、無給で、あんたらの仕事に付き合わされる。。。こんな馬鹿な話は無いやんか。。。こっちかて、仕事があるのやからね。。。

 

 また、私の会社には、しょっちゅう、いろいろな役所やお抱え団体から、アンケートのお願いというのが来る。分厚い封筒を空けて中身を見てみると、たくさんの設問のあるこれまた分厚い質問の書いた紙と、回答用紙が入っている。そして、お手数ですが、○月○日までに、どこそこへご返送下さいとある。。。ほんま、お手数やわ。。。

 

 でもね、せっかく、高い費用を掛けて、お送り頂いたのやから、ガンバッテお答えしないといけないと、アンケート用紙に一生懸命記入するのだが、これがなかなか大変で、いろいろ調べながら会社の実績やら、財務諸表まで、見ながら書かなくてはいけない。。。結局、このアンケートにお答えするために、半日も費やしてしまった。。。お陰で、仕事はその分貯まって、、残業までするハメに。。。

 

 しばらくしたら、また別のアンケート。。。もう、いいかげんにしてくれ。。。と、こうなる。。。このアンケートを回収して、これまた業者に、こんな仕事はさせて、またまたアンケート調査という仕事を造る。。。つまり、私は、これを役人たちのアンケート商法・・・と、呼ぶが、この人たちのお仕事をやっていただくために、何で私が、仕事の時間を犠牲にしてまで、お答えしなくてはならないか。。。あまりに、アホらしくなってきた。。。こんなのに、付き合わされていたら、堪らないわ。。。それ以来、私は、無報酬のアンケートへの、回答を一切止めることにした。。。。

 

 役人たちは、どうやら、どうしても、本当にやる必要のない事と、絶対にやらなければならないことの区別が付いていないらしい・・・。いや、気が付いていないフリをしている。。。この世は役人天国と言われるが、何をやっても失敗しても責任を取らない仕事ばっかりやっている人たちなんかに、お付き合いをしている暇はない。。。本当の行政改革は、税金で食っている奴らの数を如何に減らす・・・かである。。。そのためには、いかに、やらなくてもいい仕事をさせないか。。。これにかかっていると思うのである。。。

 

 役人たちは、何も生産しないが、われわれは、何らかの社会への貢献している自覚がある。こんなのに、足を引っ張られて、邪魔をされたのでは堪らないわなぁ。。。

 

 本当に必要な役所の仕事というのは、実はものすごく少ないと思う。それを、これでもか、これでもかと拡げてくる役人さんたちに、我々はどうして、対抗して行けば良いのだろうか。。。役人の仕事を1/10にしてくれる政治家がもしいれば、私は、そのまんま東でも、アホなスケベなお笑い芸人でも、誰にでも、投票するぞ。。。

 

役人天国をぶっつぶしてまえ!!!ほんま、そう叫びたくもなるで。。。

 

3/4(日) 今日、釜山から帰ってくる予定です。辛い物の食べ過ぎで、しばらくキツイかもね。。。

 

 さて、激動の釜山と慶州のレポートは、また後日にするとして、今日は、激動の京都駅前のお話・・・。京都の駅前には、明治の時代から、丸物という百貨店があった。京都物産館という前身の名前が示すとおり、もともとは、駅前で、京みやげを商っている大型のおみやげ物屋やったんやろうね・・・。他の大丸、高島屋などの百貨店の前身が呉服屋だったのと異なり、京都初のエスカレーターを設置したり、いろんな意味で、時代の魁となってきた・・・。

 

ところが、世の中の変化にだんだん取り残されて、京都の繁華街の地位も四条通に移ったことなどから、業績が悪化。。。その後、近鉄百貨店に買収されて、それでも、まだ、毎年十数億円もの赤字だった・・・。その近鉄百貨店が、ついに、赤字に耐えかねて、2月28日をもって、この百貨店を閉店させた。。。87年間の営業にピリオドをうったこの建物のシャッターは、もう開くことは無いのやね。。。何か、寂しいものを感じるね。。

 

 私が小さい時、百貨店といえば、大丸と高島屋とこの丸物だけだった。もちろん、藤井大丸やBALなんかも出来たし、その後、阪急百貨店とか伊勢丹、近鉄の西京都、MOMO、洛西の高島屋、大丸の山科店なんかもどんどん出来たけど、あんまり、百貨店らしい風格やスケールが無かったしね。。。やっぱり、百貨店は屋上に遊園地がないとね。。。

 

 私の記憶では、確か、丸物の屋上遊園地には、建物の外周を一周する子供用の汽車の乗り物があったはずや・・・。これが、建物の一番外側の縁いっぱいに線路が造られていたものやから、ほぼ、真下に烏丸通や木津屋橋通が見えて、子供心に、スリル満点だったのを覚えている。。。その後、ここから飛び降り自殺する人が増えて、この汽車の乗り物は無くなり、代わりに背の高い殺風景な背の高いフェンスになってしまったけどね。。。

 

 もともと、この丸物のあった土地は、東本願寺さんの土地やったはずや・・・。そこに百貨店が建てられていて、地代を、毎月ずっと、東本願寺さんに払っていたんやて。。。これがとても重荷やったから、近鉄になったときに、必死におひがしさんに、頼み込んで、土地を買い取らせてもろて、やっとのことで、会社の物になったという話を聞いたことがある。

 

 丸物は、もともと枚方やら岐阜やら、東京やら、意外にも、全国16店舗も拡げていた上場企業やった・・・。ところが、これを近鉄に身売りして、創業者一族はサイナラ。栄枯盛衰とは、寂しいもんやね。。。

 

 今度閉店した近鉄百貨店の建物は、今後、解体後、全面的に建て直されて、ヨドバシカメラになる・・・。この頃は、カメラ屋さんがやる家電量販店が、どこでもえらい勢力を伸ばしていて、大阪梅田のヨドバシカメラも、大阪の電気の街・日本橋を吹き飛ばすぐらいの勢いや・・・。この波がどうやら京都にも飛び火しそうで、この地域には、新規出店計画が目白押しや。。。

 

京都駅の西側には、東京から、ビッグカメラが新店を進出してくるし、今まで近鉄百貨店に入っていたソフマップは、八条通のアバンティに引っ越して、再来年には、京都駅は、一躍カメラ・電気戦争の戦場になる。。。秋葉原みたいに、オタクがうろうろするのやろうか。。。いずれにしても、京都には大激震の震源地になることには間違いがない。。。

 

 もひとつ、おまけに、京都駅南側にある松下興産の土地では、大規模商業施設の建設が進んでいて、何か、とてつもない規模のものを造っている。。。何が来るか・・・興味津々や・・・。アウトレットが来て欲しいのやけどあかんやろうか。。。東急ハンズでもええわ。。。

 

それにしても、京都の駅前に、これだけ広大な土地が残っているのも、松下電器の最後の工場跡地だからこそやろうね。。。満を持しての登場や。。。この動きに呼応して、京都市も京都駅の南北自由通路を、八条通をまたがせて南側まで延伸する工事の予算化に踏み切るなど、駅周辺が、一躍、活気のある地域になりつつある。

 

 これに影響されたかのように、百貨店で逃げ出したはずの、親会社近畿日本鉄道が、新都ホテルが真ん前にあって、この前倍に増床したばっかりやのに、今度は、近鉄京都駅の線路のある駅舎の上に、新しいビジネスホテルの建設を発表した・・・。鄙びたガード下イメージ強かった近鉄名店街も、これに併せて全面立替に踏み切るようで、まだまだ駅前のホットなリニューアル合戦は続くと見られる。。。

 

よく考えて見たら、大阪の駅前って言ったら、もう再開発がされ尽くされていて、それでもまだやるか・・・という感じやんか。阪急百貨店も重い腰を上げたし、三越も梅田出店で、再挑戦してくる。。。今は、どこもすしこも、なりふり構わぬ、積極的な出店計画で、何とか、勝ち組になろうと、あらゆる企業がしのぎを削っている時代や。。。京都だけ、そのままでいられる訳がない。。。条件の良いところや、人が集まるところは、まるでブラックホールのように、あらゆる物を吸い寄せてゆく。。。たまたま、今度、京都駅前が、大手のしのぎ合いの戦場に選ばれた。。。そういうことやろう。。。

 

さて、勝つのはいったい、誰やろ・・・。高みの見物はオモロイもんや。。。

 

3/5(月) フリーズかプリーズか知らないけれど、小泉純一郎さん以来、ワンワードポリティクス、つまり一つの言葉で、何か言いたいことを端的に表現することが、流行っている。。。東京都都知事選挙に、一番遅れて立候補表明した浅野史郎さんは、この年代の人の好むオヤジギャグ、または、ダジャレのご趣味がお有りなのか、一言で表現するのがお好きのようである・・・。

 

 少し間違うと、お寒いギャグになってしまうこんな言葉も、その中に、うまくその時の状況や、本当の気持ちが凝縮されていたら、ペーソスの効いた言葉、とか、ウィットに富んだ表現とかいう、賞賛を得られる。そりゃ、おもろいで・・・自分の放った言葉が、次の日の新聞の見出しになったら。。。政治家としたら、たまらんやろうね。。。

 

 まぁ、その都知事選やけど、保守系が石原慎太郎と黒川紀章で分かれて、民主党系が浅野1本でまとまる。共産党系が1人・・・。これは、党員の票しか取れないとして、浅野さんは、ひょっとしたら、当選の目が出てきたと判断したんやろうね。。。

 

 石原慎太郎という人は、熱狂的なファンも多い代わりに、大嫌いな人も多い。反石原票を黒川・浅野で分け合う展開になるか、やや右よりな頑固な保守票を、石原・黒川で分け合う展開になるかで、流れが変わるやろうね。。。

 

 石原慎太郎には3選批判と、高額な知事交際費批判。歯に衣着せない放言癖批判、など、マイナス要因も多い。ポイントは、東京五輪招致運動が、吉と出るか凶と出るかかなぁ。。。いずれにしても、なかなか話題が豊富な知事選になりそうやね。。。

 

 もうひとつ、最近、気になった言葉・・・「悪魔が殺せと命令した・・・」やと・・・。心神喪失状態の男が、全裸で車を運転していて、悪魔の命令で人をひき殺したという変な事件の裁判での判決である・・・。嫌な事件やね。。。この男は、総合失調症だったため、殺人という大罪を犯したのにも関わらず、無罪・・・なんだそうである。。。こんなのに、殺された人の遺族は堪らんね。。。

 

 それにしても、この悪魔のセリフ。。。以前外国人の男が女の子に悪戯しよった時にも言っておった。。。ほんま、被害者からしたら、神経を逆なでされるような嫌なセリフやね。。。この殺人は、私の中の悪魔がやった犯罪で、だから、私は悪くない・・・。こんな言い訳をされて、それが通った日にはお天道様が西から昇るわ。。。。心神喪失状態の者を、世間の皆さんに迷惑を掛けるかも知れない状況にしていた人に、代わりにこの罪をかぶって貰わんと、とても納得出来るもんやないで。。。

 

 伊吹文明文科大臣が、人権、人権と、あまりにも世の中の人やら、マスコミなんかの一部の人が、言い過ぎていて、「人権メタボリック」になっておると、指摘したら、またまた問題発言やと騒ぎよるアホがおる。。。伊吹代議士の言いたい事は良くわかる。。。この頃の刑事事件は、加害者の人権には配慮しすぎているのに、被害者の心情には、無視っていうのが多いやんか。。。

 

 奥さんと子供を殺されたダンナさんの事件だって、強姦して殺した犯人を死刑に出来ず、どれだけ被害者が精神的に蹂躙されてきたか。。。日本は法治国家であると、偉そうなことを言う前に、普通の人の人生を滅茶苦茶にして、平気で生きながらえているような、また、何十年化して、更正したとして、そいつが出所してきて、幸せな生活を送ったり、またもや同じような犯罪を起こすような現実・・・。これを直視して、本当にどちらに正義があるか、もう一度、司法制度そのものを変えるべきだと、気付いてほしいもんや。。。

 

それが出来ないのであれば、日本は法治国家でござい・・・なんていう看板を下ろして、放置国家に成り下がっていると言えるのかもね。。。被害者に復讐、仇討ちを許していた江戸時代の方が、よっぽどまともな、血の通った制度やと、思うからね。。。

 

3/6(火) 無事、釜山から日曜日に帰って来ました。。。。釜山って、想像したよりぜんぜん大都会で、びっくりしたぁ。。。人口400万人やからね。。。大阪より大都市やわ。。。建物も立派やし、高速道路は、センターブロックを外したら、戦闘機の飛行場になる・・・10車線ぐらいのがドーンっと通っているし、何やら韓国のエネルギッシュなところが、結構、凝縮した感じで、ソウルとはまた違った感じでした。。。慶州(キョンジュ)というところも行ったのやけど、こちらは、奈良市や飛鳥村のような長閑な雰囲気でした。。。

 

 いろんな物価は、日本とそう変わらないか、ものによっては少し安いかなぁ・・・ぐらいな感じ・・・。20000円を空港で替えて、10000ウォンの札が17枚ぐらいどばっと来たから、少しだけお金持ちになった気分になれる。。。10000ウォンが、1213円ほどがレートで、これが一番の高額紙幣だから、すぐにポケットがお札で膨らんでしまう。10万ウォンとか5万ウォン札とか、出さないのかねぇ。。。

 

 釜山は、福岡からも近いこともあって、観光地では日本語が使えることも多い。でも、そうでないところは、特に若い人には、通じない。英語と、日本語とカタコトの日本語で何とかカンとか、買い物ぐらいは出来るのやけれどね。。。それにしても、国際市場なんかに行って、思うことは、これだけ豊かになった韓国でも、観光地での客引きはなかなか凄い・・・。客引きの兄ちゃんはもちろん、日本語ペラペラ。ニセブランドのバッグやら、靴やメガネなんかの客引きははっきり言ってウザイ。。。そんなの買う人、今どきいるのかねぇ。。。

 

 でも、その道を二度目に通ると、もうそんなに、ひつこくは言い寄って来ない。この辺が、生活のかかっている後進国とは少し違う。諦めも早い。。。客引きに、屋台の出ているところはどこかとか、こんなのを売っているところはないかとか、聞くと、意外とちゃんと、丁寧に教えてくれる。

 

 この国際市場で道路のど真ん中で売っている屋台のひとつで、ちょっと買い食いをした。白いウインナーソーセージのようなカタチをしたお餅を唐辛子味の味噌で煮込んだトッポギ。ニラやキャベツを小麦粉で溶いたネタに混ぜて、鉄板で焼くチヂミ、少し太い目のボリュームのあるギョウザ、こんなのを頼んでみて、同行の人たちと一緒に、味見してみた。。。これが、うまいのうまく無いのって。。。今回、いろいろなところで、骨付きカルビやら、海鮮チゲ鍋などの高級な料理を頂いたが、それより、よっぽどうまい。。。クセになりそうである。。。まぁ、雰囲気で熱々を食べるのだから、うまいのだろうけどね。。。

 

 ただ、このチヂミやら餃子やらは、醤油に唐辛子やらゴマやらを加えたタレに浸して食べるのだが、このタレがどんぶりぐらいの大きめの鉢に入っている。これが何と、二度付け三度付け、し放題なんや。。。みんな、こっちの人は、同じタレの壺に、チョコンと浸けて、平気で食べている。。。大阪の串カツがソースの二度付け禁止と違って、こっちの人は、ケンチャナヨー。。。そんなの全然気にしないそうである。。。それより、かえって、そんな他人行儀な事をするな〜っていうことらしい。。。そうやなくて、衛生的な問題なんやけどなぁ。。。まぁ、しゃあないか。。。

 

 ガイドさんに悪気は無いのやろうけど、観光地を回っていると、どうしても、日本の占領地時代の話とか、秀吉の朝鮮征伐の時の話なんかが出てくる。まぁ、日本語ガイドだから、そんなにキツイ事は言わないけどね。。。それでも、対馬なんて、韓国の方がずっと近いのだから、くれたら良いのに。。。なんて、アホなことをポロッと言う。。。竹島も不法占拠しているくせにね。。。次は対馬だ・・・なんて、無神経なことを、よう言うわ。。。

 

 釜山でのホテルはロッテだったから、ここは、なかなか良かった。真横にロッテデパートがあるし、ロッテ免税店も同じ建物。雨でも濡れずに行ける。2階にはカジノが24時間営業しているし、上の方には立派なサウナが有って、予約すれば、アカスリも、やってもらえた。。。一般の人はあまり来ないところで、高級感もある。会員制のサウナのようなところみたいやった。宿泊客はこのサウナが半額の8000ウォンなんやそうや。。。。

 

 このアカスリ。。。私は2回目の経験なんだけれど、ここのが、なかなか気持ちいい。。。力の強そうな男の人がゴシゴシやってくれるのだが、これがものすごく丁寧で、こんなところまで・・・なんてところもしっかり擦って、洗ってくれる。。。これ以上もう、垢が出ない。。。と思うほど気持ち良かった。。。これで20000ウォンはお得かも。。。

 

 外国人専用のカジノではルーレットで2日とも少しづつだけど、勝たしてもらった。。。。だいたい、滞在中のお小遣いぐらいは、勝たせてもらった感じかね。。。カジノで2日続けて勝つのも、始めてやで。。いつも、遊ばせて貰ってるだけやからね。。。カジノで思うのは、いつも、カンカンになってやっている日本人の多いこと。。。そんな人らは、往々にして品が悪い。。。9割日本人、1割米国人てな感じのカジノの中で、大声出して、偉そうにしている日本人を見ていると、オッサン、ちょっとは、他の人の迷惑も考えや。。。って言いたくなる。。。

 

たった二泊三日の旅行だけど、毎食のキムチ責めには、少し胃の方が降参したのか、最終日には体調を崩してしまった。。。やっぱり、意外と私の胃は柔なのかもね。。。

 

3/7(水) どうも、この一週間ほど、株安円高の流れが止まらない。上海市場のバブル崩壊から、株価の暴落が世界中に波及して、今まで高止まりしてきた感のある株価を一気に冷やしてしもた・・・。そんな感じかね。。。それと、同時に進行したのが円高や。。。何でいつも、この組み合わせになるんや。。。

 

 情けないのは、日本の通貨当局者が、「円相場は市場で決まっている」なんていう、円高を簡単に容認するような発言を、いとも簡単にすることや。。。こんな発言ばかりするから、また米国になめられるんや。。。ニューヨークの株が下がれば、日本の株も下がる。アメリカがくしゃみをしたら日本が風邪を引くという状況は、そのままで、経済的に台頭してきた中国株式市場が、これにまた連動する。。。世界は変わってきているのやから、少しは抵抗せえよ。。。

 

 いつも、私は思うのだけれど、アメリカは、いつも、自国の株価暴落のツケを、為替で解消しているフシがないやろうか。。。こんな姑息な手がずっとまかり通っている事に何の疑問も感じひんのやろうか。。。株式の暴落をドル安にすり替えて、円高にして、日本経済をいじめることで、リスクをヘッジしているような気がしてならへんのや。。。

 

 米国の株価が下落することで、市場価値全体が下がるやろ・・・。その損した部分を、ドル安にすることによって、米国に入る製品や資金の為替レートを変動させることによって、調整しているのやないかと思うのである。そんなことされたら、結局バカを見るのは日本の輸出関連事業と税収が減る日本政府と言うことになるやんか。。。つまり、ニューヨーク株の暴落の帳尻あわせを為替で日本国がケツ拭かされている状況になっとる。。。。いつまで、こんな体質を続けないといけないのやろうかね。。。

 

 中国もそうやけど、日本も、とてつもない量の米国債を買っておる。この債権の引き受け量を多くしたり少なくしたりすることで、市場に対する影響力を持たす事が出来るはずなんやけどね。。。日本はこれをおおっぴらにはしない。為替相場への介入もなかなかしない。。。日本は、あんまり、積極的な対策を持ってないというか、アメリカさまの言うとおり。。。成されるがママ。。。という情けない方針や。。。

 

 日本には、金融為替政策で、もっと力を発揮して、日本の国益を守っていくような積極的な姿勢が求められているのやないのかね。。。経済だけは一流のはずやから。。。水は高いところから低いところへ流れるが、金はより大きな利を生むところに流れる。。。もっと、日本にしたたかになってもらわんと、あかんわ。。。

 

 政治的に、米国と同盟関係を続けるのは日本にとって仕方のない事やし、今の日本はそれしか生き残る手はない。でも、だからといって、日本独自の金融政策まで、アメリカに丸投げするのは、どうかと思うんや。。。中国なんて、市場がどうあれ、元の切り上げ幅を、国がコントロールして、しっかり金融政策で安定成長させるように、しっかり誘導しとる。日本は、このしたたかさがない。市場に全部任せてしまうのは、金が全てを握ってしまうこと。つまり、日本企業は、より強い外資にどんどん買収されて、アイデンティティを失っていく。規制緩和の怖いところは、こんなところなんやけどね。。。

 

そうならんためには、どうしたらええのか。ホントに国はちゃんと考えているのかねぇ???

 

3/8(木) 浅野氏が、石原慎太郎知事のことを、「隣国の悪口を言っちゃいかんなぁ・・・」と、都知事選絡みの前哨戦として、舌戦の口火を切った・・・。三国人発言など、在日朝鮮人など、日本で戦後、酷いことをやった人たちを、事実として言って何が悪い。。。と、切り返した石原さん。この人のこういうところが、小気味よくて人気があるのだが、本当はね。浅野さんの言っている方が、私は、まともなことだと思うよ・・・。基本的には、仲良くしないかん。。。お隣同士なんやからね。。。

 

 人間、自分たちだけで、生きているんやないのやから・・・・。誰だって、自分の隣の人と喧嘩なんかしたくないでしょ・・・。隣がヤクザな人な人やったり、騒音オバサンやったりしたら、これはかなり嫌だけど・・・、普通なら、大概、どんな人でも、有る程度、お互いに辛抱して生きてるやんか。。。隣のガキが弾くピアノがうるさいって、マンションの上の部屋でドンドンするっていったって、人間なら、ちょっと抗議はするかも知れないけど、何とか、良好な人間関係を保って、快適に生きて行きたい・・・って思う方が普通やと、思うやんか。。。

 

 国と国との関係かて、これと一緒やと思うんやね、私は・・・。隣の国がいくら嫌いな国でも、文句を言ったら、どこかへ引っ越してくれるわけがないし、あんまり仲が悪くなって、喧嘩(戦争)になっても困る・・・。お互いに、何とか、大人の関係で、紳士協定を結んで、出来たら、罵り合いとか、お互いを批判し合うなんて、醜いことはしたくないものやからね。。。いくら、相手に責任があっても、耐えるときは耐える。反対にこっちが、少し熱くなったときは、向こうが辛抱する。お隣同士というのは、こんなもんやと思うのや。。。喧嘩して、ええことない。。。浅野さんの言いたい事は、そういうことやと思うよ。。。

 

 それが、ネットの反応を見ていたら、またまたひどいね。。浅野氏は、あっち系やとか、反日左翼やとか、南朝鮮にへつらうヤツやとか。。。どうして、そうなるのかね。。。どうも、極端な人が増えてきて、この頃は、オッカナイ。。。こういう、人たちは、隣人とかと、全くお付き合いが出来ない、社会性の欠落した人たちなのやろうかね。。。だから、何かにつけて、スグカッとなって、訴訟する〜!訴えたる〜やから。。。。

 

 安倍総理が、従軍慰安婦に関して、ついに我慢出来なくて、「日本軍が積極的に関与した明確な証拠は見つからなかった」と反撃した。これは、従軍慰安婦の存在を認めて詫びた河野発言からは、かなり逸脱した発言で、河野談話を踏襲するという前言からは、明らかに一歩も二歩も踏み出していて、またまた、韓国が噛み付いてきよった。。。こんなの言わなきゃええのに・・・。また、靖国、竹島、尖閣、に続く、ネタを、相手に与えてしまうことになるからね。。。

 

 私は、例え、日本軍が軍隊として正式に女性を慰安婦として集めてはいなかったとしても、現実問題として、貧困のためとか、人身売買とか、あるいは、半分騙されてとかで、売春婦に仕立てられたという、事実は、少なからず、あったと思うのや。。。それが、例え、朝鮮人のブローカーが、人集めをしていたとしても、実際問題として、私たちの祖父や父親たちの年代の人たちは、戦地で軍票を握りしめて、慰安所の列に並んでいたのやから・・・。これは、紛れもない事実なんやからね。。。性奴隷にしたといえば、した。。。そう言うしかないからね。。。それをしらばっくれてもね。。。

 

 もちろん、当時は、赤線は認められていて、売春行為も合法やった。だからといって、この事実を、後世で全く正当化するのは無理やと思うのや。。。日本にとって、後ろめたい事やからね・・・もちろん、こんなことは、どこの軍隊でも当たり前のことやったやろうし、ロシア兵や、米兵も、随分酷いことをしていた。日本だって、生きるためには、無茶苦茶なことをやったし、自分の命を守るためには、人殺しもしたし、みせしめの処刑もしたやろう。。。今の、日本のお年寄りも、随分酷いことを日本はやった。。。と、認めている。。。これを、いくら、仕方がなかった。。。とか、法律で認められていたから・・・とか、百ぺん言ったって、正当化するのは難しいで。。。やっぱり。。。

 

 お年寄りに、戦争のことを聞いても、なかなか、口が重い。。。それが当時の宿命やったのやけれど、日本は、中国・韓国で、結果として、随分酷いことをした。それだけは、認めざるを得ないことやと、思うんや。。。これを、酷いことをされた側の身のなって考えてみたら判る。酷いことをやった方は、忘れても、やられた方は、末代まで怨みを持っておる。。。これは、無理もないことや。。。

 

 本当は、韓国人だって、日本のお陰で、自分の国がかなり良くなった事を知っておる。でもね。多くの自国民が、酷い目に遭っていたのに、掌を返したように、日本に媚びるようなことは、国民性からして、出来ひんのや。。。そんなことをしたら、他の酷い目にあった人たちから、ボロクソに言われる。。。それが、ホントのところやないやろうかね。。。

 

 日本人は、基本的に韓国人に、怨まれておる。日本人自身が、へぇ〜こんなに〜と、意外に思うほど怨みを持たれている。なんで60年以上も前のことをいつまでも、グジグシと、蒸し返してくるのか、こんな韓国が日本人は嫌いである。ところが、韓国人は、先祖が受けた憎しみを決して忘れないように、しっかり、時には、誇張までして、子孫に教えとる。。。誇張するのは、この国の人のくせや。。。そんなことにいちいち文句言ってもしゃあない。。。だから、今の若い韓国人も、反日感情はねバリバリなんや。。。

 

 日本と韓国の温度差は、韓国の歴史教育と日本の近代史の差でもあると思う。日本で、近代史をちゃんと習った人はいるか?多分、時間が無くなって、試験の範囲には入っているけど、よく読んでおくように・・・で、終わっている人も多いのやないかね。。。韓国は、ここら、やられたことをガンガンにたたき込んでおる。。。だから、同じ年代の若者でも、全く認識が違うんや。。。

 

確かに、韓国は誇張、捏造しとるところもあるやろう。でも、基本的なところは、そうずれてない。いちいちケチ付けてもあんまり、意味無いのやないかね。。。喧嘩は、殴った方はすぐ忘れるけど、殴られた方は、ずっと忘れないもんなんや。。。だから、昔はすまんかった。と、素直に謝ったらよいし、しょうもないことは、一切言わなくて良い。。。。下手なことを言ったら、せっかく謝ったとこが無駄になる。。。そういうもんやないやろうかね。。。謝った時の気持ちを、こっちが持ち続けていたら、向こうだって、いつか、解けてくるって。。。

 

3/9(金) 北朝鮮と米国とが急速に雪解けムードになってきた・・・。明確な理由は、わからないが、少し日本は戸惑いがあるね・・・。まぁ、安全保障上のことで、米朝和解が進むのは、危機が遠くなるということだから、日本にとって悪いことではないけどね。。。それにしても、いったい、何があったのやろう・・・と、勘ぐるほどの変わりようや。。。バスに乗り遅れても、日本は別に構わないのだが、後から、請求書だけをこっそり回されるような事だけは避けたいところやね。。。

 

 恐らく、北朝鮮は、核保有国になったことで、米国と対等になった・・・。このことを、とてもとても、誇らしく思っているのだろう。それまでは、テロ支援国として、相手にもしてもらえなかったからね。。。それが、いつの間にか、6カ国協議の枠組みを離れて、まんまと米国と直接交渉が出来るようになった。。。このことが、北朝鮮のご機嫌が良くなった一番の原因なのかもね。。。

 

 今まで、口を開けば、日本やアメリカの非難ばっかりやっていた国が、手のひらを返したように、強硬な発言をしなくなった。。。これは、少し疑っていいかもね。。。本当に核兵器を造るのに成功した裏返しかも知れないからね。。。要注意や。。。日本に対しては、あれだけボロクソに拉致は解決済みって言っていたのに、今回、日朝会談に応じるのは、日本の援助が喉から手が出るほどほしいのか、それとも、よっぽど国内的にも追いつめられているかの、どちらかやろうからね。。。。

 

 そういえば、先日、面白い北朝鮮関連のニュースが有った。金正日には、東京ディズニーランドや北京で目撃され、有名になった長男の金正男の他に、金正哲、それに謎の多いあと2人ほどの子供がいるのだが、北朝鮮の後継者選びで、どうも、北朝鮮は、世襲ではなく、複数の首脳による共同指導体制に移行するつもりではないかと、報道されたのである。

 

 このニュースの出所が明示されていないので、いまいち、いつものとおり、不明なことだらけなのだが、どうやら、中国が、社会主義国の首脳が、そのイデオロギーからは、一番矛盾する金家の「世襲」というシステムに、「ノー」をつきつけたという事ではないか・・・と、思うのである。そりゃ、そうや。民衆の総代表である人が、一人だけ贅沢して、自分に忠誠心を誓う人だけを個別に優遇することなんてしたら、普通の国なら、クーデターがいつ起こってもおかしくないやんか。

 

 ところが、この国の人たちは、お上に抵抗するなんていうことは、歴史上ほぼ、やったことがない。漢民族に責め入れられたら、いとも簡単に白旗揚げて、敗北を認めて、何でも言うことを聞きますと、隷属するし、抵抗して、未だかつて、独立を勝ち取ったということがない。。。というか、貧しすぎて、戦う意欲も無かったという方が正しいかも知れない。。。つまり、いつも、長いものには巻かれろ。。。という歴史が続いているのである。。。

 

 だから、この国に、国民の中から反乱が起こって、クーデターになって、政権が交代するなんていうことは、期待しない方がええ。つまり、政治的な、自浄作用というもの自体、この国には全く無いと考える方が良いと思うのである・・・。ほな、どうしたらええのか。。。

 

 キーは、中国が握っていると、思う・・・。中国は、これから、ほぼ間違いなく、北朝鮮に中国方式を指導してくるやろう。。。経済の開放改革路線で、国を開かせて、外からの投資を集めることで、国を豊かにしようとしているのである。金家のメンツとか、国家の体制維持なんか、全く関心の外・・・そう思っているのやろうね。。。昔の中国と同じ事を未だにやっているのが北朝鮮やからね。。。だから、中国の成功例をそのまま踏襲させて、あわよくば、北朝鮮を中国の一部にしてしまいたい・・・。もひとつ、あわよくば、韓国まで含めた統一朝鮮まで手中に・・・。そんなことまで考えていると違うかねぇ・・・ここまでいくと、国のM&Aや。。。。

 

 そこで、邪魔になってくるのが、在韓米軍や、日本の存在である。こんな、中国の覇権主義を食い止めようとする方向に、日米はあるからね。。。でも、中国がどんどん台頭する勢いをなかなか、食い止めるのは難しいやろう。。。何故なら、地球上の4人に1人は中国人という、圧倒的な人間力の差があるからや。。。人は国家の基本やからね。。。

 

 日米は、韓国による北朝鮮の平和的な併合を夢見ている。だから、これからは、中国方式VS日米方式の闘いが問題化してくると思うのや。。。ところがところが、朝鮮民族というのは、一筋縄ではいかない。朝鮮独自の統一国家方式をやりたい。。。と、こうなる。だから、朝鮮方式を含めての、3パターンの北朝鮮改革方式が、入り乱れて来るはずや・・・。これが、実にややこしい・・・。日米は、一番に嫌気を出して逃げ出したいところやけど、向こうがそれを許さない。

 

 つまり、ええとこ取りだけされて、とことん、利用される。。。そんなところやろう。。。そんなことが判っているのに、付き合わされる日本や米国は、一番哀れかもね。。。

 

 韓国に家電メーカーが出来たとき、韓国の電気メーカーの人間が日本の工場に来て、見学させてくれ、見せたら、今度は、作り方を教えてくれ。今度は、韓国内に工場を造るから、技術指導してくれ。やっと自前で製品の組立が出来るようになったら、新製品の開発者までヘッドハンティングして、持って行きよった。LGやサムソンは、今や日本企業を凌駕する世界企業である。

 

 中国式は、チョット違う。。。日本の会社にそのまま進出させて、中国に合弁企業を造らせる。その資本比率が49対51で向こうが必ず大きくさせておく。そこでの生産が軌道に乗ったら、現地の法人が、企業諸共、技術も人も資産も、そっくり全部取ってしまう。。。こっちのやり方の方が、えげつないわ。。。

 

 つまり、中国相手に、こちらの常識で付き合っていたら、えらいことになるということなんや・・・。世界の常識と、中国の常識はかなり違うから、中国に世界の常識を教えてやろう・・・なんて思っていたら、逆にこっちが中国の常識に押し返されてしまう・・・。つまり、中国のルールが世界ルールになってしまうほど、人が多いというのは、影響力も大きいということになってしまうんや。。。

 

 日本として、この中国の肥大化とどう向き合って行くか・・・。これは、議論しておく必要があることやろうね。。。中国の力が強くなりすぎないためには、国を分けさせる方向に向かわすのが安全や。。となると、日本は台湾の独立を支援したり、モンゴルの迫害を非難したり、西部の少数民族の人権尊重を訴えたり・・・というのが、本当は、得策やと言うことになる。。。

 

 中国の一番嫌がるのは、国が分断化されることや。。。一番嫌がるというのは、そこに、中国にとって、一番深刻な国内問題があるということなんや。。。中国は、実はものすごい数の多民族国家やからね。。。その民族がみんなメイン漢民族からの独立を勝ち取りたいと、実はみんな、本当に心の底では思っているはずなんや。。。でも、言えない。。。ところが、他の地域で、独立運動が進めばどうやろう。。。うちも、うちも・・・となるから、中国帝国は、バラバラになり、一気に力が弱まる。。。これが怖いんや。。。求心力の無くなった国家なんて、何の力も出せないからね。。。

 

 この路線で、北朝鮮問題を考え直すと、やっぱり、北朝鮮を中国化させるのは、あんまり良くない傾向・・・ということになる。。。。韓国があくまで、自由主義社会の一員であるという前提であれば、北朝鮮を韓国化させるのが、日本にとって得策であるということになるやんか。。。

 

 となると、北朝鮮の無害化は、中国にイニシアチブを取らせるよりも、韓国主導で物事を進めてもらうほうが、良いということになる。ここまでは判る。。。でもね、こっからなんや難しいのは、韓国の太陽政策が、せっかくの兵糧責めを無意味にしてしまうという指摘や、援助を食い物にして、金政権や朝鮮軍を生きながらえさせるだけ。。。こんな批判に、どう立ち向かって行けば良いか。。。なんや。。。

 

 日本は、北にせよ、南にせよ、これらの国々には嫌われまくっとるから、いくら関わっても、損をするだけ・・・というのが見えている。。。おせっかいを出して、また文句言われて、金だけ出さされるのなら、何もするなといのが得策になってしまう・・・。でもね、それが日本の安全につながるのやったら、北朝鮮がもし本当に核開発やミサイル開発をやめて、周りの国と仲良くすると言うのやったら、多少のお付き合いは仕方無い・・・。そう考えている人が多いのやないやろうかね。。。

 

 確かに日本は、過去、韓国に対して、莫大な賠償金代わりの経済援助をした。ところが韓国は、この金を国民への賠償金として使わずに、自国の経済発展のために使った。これが漢河の奇跡と呼ばれるほどの経済発展をもたらした。。。これは、これで、韓国にとって良かった事やと思うし、けっして間違ってなかったと思う。日本は、北朝鮮の分も含めて韓国に支払った・・・。という主張をする人は多いし、実際、そのつもりで支払ったのだが、これが、いまいち曖昧である。。。

 

北朝鮮が、別の国として、我が国にはまだ賠償してもらってない。。。なんて主張できるのはおかしいと思うのだが、また、お人好しの日本は、何やかんや言って、北朝鮮に、いや、統一朝鮮に、援助するんやろうね。。。日本のお恵み外交は、いったいいつになったら終わるのやろうね。。。

 

3/10(土) それにしても、何ともモラルの低い世の中になってきたもんやね・・・。北京五輪の影響で、世界のくず鉄価格が暴騰したが原因で、何と、公園の柵やら、下水の蓋やら、お墓の線香台まで盗んで金にしよる奴らが全国で後を絶たないのやて。。。そんな、見るからに盗ってきましたっ・・・というものを平気で、売る方も、売る方やけど、身元の知れない人から、何でもカンでも、買う方も買う方やで。。。何処の馬の骨かも判らん人でも、こんなのが売れてしまうから、浮浪者のオッチャンが、どんどん窃盗犯になりよる・・・。買い入れ業者は、もうちょっと、買い入れ先の身元をちゃんと確認してからしか、買い取らないようにさせるべきやろうね。。。そやないと、買取業者も、泥棒と共犯やで、こんなもん。。。。

 

 警察は、盗まれた公共資材の盗難事件に、もっと真剣に本腰を入れなあかん。。。。所詮、くず鉄屋に持ち込まれないと、換金出来ないのやから、絶対に犯人は特定出来るはずやんか。。。もし、出来ないのやったら、クズ鉄屋も、共犯者で逮捕しなあかん。ドンドン、逮捕されたら、こんな犯罪は「割が合わない・・・」ということにしないと、ナンボでも真似をしよるヤツが増える一方やんか。。。もっと、ビシバシ取り締まって、どんどん、見せしめに逮捕せんと、アホがどんどん増えよる。こんな犯罪がうまくいってしまうから、逆に犯罪者を増やしてしまうという、悪いスパイラルになる。。。早く食い止めんとアカンのや。。。

 

 かと、思うと、高速道路のパーキングエリアに、大型ゴミを持ち込みよるドアホがおる。高いお金を取っているのやから、ゴミぐらいええやんか・・・やて。タワケが。。。高速道路の通行料には、大型ゴミの処分代は入ってへんわぃ。。。なんぼ、大型ゴミの処分代が高くなったからって、サービスエリアとか、パーキングエリアとか、広くて人目の少ないことをええことに、不法投棄するなんて無茶苦茶な話や。。。公共の意識が低い事このうえない。。。

 

 高速道路は、確かに山の中を走っていて、パーキングエリアも深い山中にある場合が多い。だからと言って、大型ゴミを勝手に捨ててええわけがないやんか。。。

 

 でも、チョツト待て。。。このアイデア・・・。逆転の発想で使えるかも知れないで。。。道路会社は、地価の安い山中にけっこうたくさんの使い物にならない土地を持っているやんか。。。ここに、行政とタイアップして、大型ゴミの処分工場を作って、営業したらどうや・・・。大型ゴミを逆に受け入れる事によって、新しい商売をするんや。。。木材チップやら、ポリエチレン樹脂なんかの再処理工場なんか、作って。。。。。場所はもともと、だだっ広いから、経費は低い・・・。各自治体がバラバラにやるより、効率がええかもね。。。

 

 パーキングエリアに、もっといろいろな商売が出来るようにするのも手や。お店が増えて、人の目が増えたら、不法投棄も、しにくくなる。モラルの低さを嘆くだけでは、何にも前に進まないからね。。。積極的なディフェンスも大事や。。。それとも、全国津々浦々、防犯カメラでも取り付けるか?・・・

 

例えば、ETCの書き込み情報に、計量機の情報でも足して、入り口通過する車の総重量と、出口通過車の総重量で、大きな差が出る車には、自動的に排出料金が集金出来るようなシステムは出来ないものかねぇ。。。人は、不法投棄するものや。。。と、疑うことになるけどね。。。でも、こんなのが出来たら、荷物の固定が下手くそで、道路上に貨物を落としてしまいよるヤツも減るやろうし、荷物の転落事故防止にもつながると思うのやけれどもね。。。

 

 でもね、もともと、昔から日本人って、世界一、公徳心があって、公共の物を大事にしたり、悪いことをする人には、厳しく、弱い者はいたわる・・・。こんな、自己犠牲的とも言えるような国民性が、日本人の素晴らしい国民性として、世界に胸張っていたのやなかったかねぇ。。。いくら、戦争に負けたとは言っても、心までは失ってはいけないと、必死に歯を食いしばって、自分は貧しくてもより貧しい人には食べ物を分け与えたりする事が、美徳であると、重んじるような国民性が、世界から尊敬され、驚きの目を持って、日本人を黄色人種でありながら、初の特別白人と呼ばしめたのやなかったのかね。。。

 

 世界の人は、日本人が、類い希なる国民性を持っていることに驚いたはずや。。。それは、武士の文化で、人は銭金よりも、徳や仁の方を重んじる高い精神文化が、この日本人の根底部分にあったからに、他ならないと思うのである。日本は資源が少なく、耕地の少ない、自信や台風などの災害も多い、はっきり言って、他国と比べたら、あんまり良くない地理的な国土しかない島国である。そこには、「豊かさ」というものは、少なかったし、ほとんどの人はみな貧しかったのである。だから、お互い助け合ったし、信じ合った。知り合いは信用し、よそ者は信用しない。。。もともと、そんなお人好しが多かったやんか。。。

 

 私は、現在の日本と、昔の日本を比較するとき、決定的な差は、この「豊かさ」であると思うのである。昔の価値観でいくと、豊かであることは、もちろん良いことではあるのだけれど、お金持ちであることは、時として、あまりみんなの尊敬を集められるようなものでは無かったと思うのである。それどころか、金に卑しい人を、より軽蔑するような文化が、ここには有ったのではなかっただろうか。。。。修行をして、高い徳を積んだ僧侶が、人々から尊敬され崇められたり、良い政(まつりごと)をしてくれる主人に従って、その人のために尽くすことが、人生至上の喜びとされていたはずや。。。

 

 つまり、人生の喜びとは、精神的に、自分というものをより高めてくれる人に従事したり、自分がより高みに届く事の出来ることであると、していた日本人の精神構造がここは有ると思うのである。

 

 ところが、この崇高な精神は、日本の高度成長期までは、まだ生き残っていたが、バブル崩壊あたりから、何でもあり、「金が全て」、「金持ちがみんなの憧れ・・・」。いくら素晴らしい人でも、お金がない人は、「負け組」。。。こんな事が、日本の主流になってしもた・・・。この考え方があかんのや。。。

 

 こんな日本に誰がした。。。安倍ちゃんの言う、美しい日本というキャッチフレーズも、本当は、こんな精神的な部分を建て直したい・・・、こんな思いを主張したかったのやと、私は、思うのやけれどね。。。

 

3/11(日) 自民党の中に、憲法改正を視野に入れるために、国民投票法案をこの5月に通そうという動きがある・・・。何か大事な事を決めるときに、地方では、住民投票という方法が採られてきた。これの国版なのだが、私には少し性急で、唐突・・・な気もする。

 

 何か、物事を決めるときに、多数決で決めるということは、今では一般的で、賛成意見の多い方に決まるというのは、一番フェアーな方法であると、誰もが信じて疑っていない。でもね、私は、あえて、この多数決の論理に、少し異論を唱えてみたい。なぜなら、国民はまだまだ、本当の個の意見が十二分に確立されているのかどうか・・・という、議論が、置いてけぼりになってはいないか。。。という点が、懸念されるからである。

 

 民主主義のルールは、実は、多くの意見を集めた者に従うと同時に、少数意見の者の意見を最大限尊重するという点にも特徴がある。議会制民主主義は、そんな多種多様な意見を集めるような手法なのだが、白黒を単純に決める国民投票法が可決となると、国会の意味が薄れてしまう懸念もある・・・。

 

 日本人は、一般的に、何か、物事を決めるときに、他の人に流されて、決めてしまう「きらい」がある。隣の人の意見を聴いて、それと同じにしておこう・・・という人が多いのである。これは、その人たちとのグループの中の「和」のほうを、「個」より重んじる傾向がある。ということなのである。

 

 あるグループでリーダー的な人がいたら、その声の大きい・・・、あるいは、他の人より何がしらの力のある・・・、あるいは、仲間の多い・・・、そんなことで、その人の意見に合わせてしまう人が、実はものすごく多いのではないかと思うわけである。このことは、人との関係に、波風を立たせたくない・・・とか、意見を出して目立ちたくない・・・とか、そういう心理に裏打ちされているから、困ったものである。本当のところは、自分は、反対意見なのに、あの人がこう言っているから、その意見に従っておこう。。。あの人の機嫌を損ねるぐらいだったら、何にも意見を言わない方が、丸く収まる。。。こんな考え方の人の何と多い事か。。。

 

 これは、島国日本で、うまく生活して行くための智恵であり、この人間関係重視の傾向が地方で強いから、保守は消極的保守票を大量に取れるのである。。。私は、何でも右に倣え・・・。の、国民性の根本が、ここにあると、感じているのである。

 

ある1つの事が流行ったら、あっという間に、それが日本中のブームになっている・・・。という現象がしばしば日本では見られることが多いやんか。これなんか、典型で、女子高生と言ったら、ルーズソックスをはいていないと、ダサイ。。。なんていうカタチを、勝手に作ってしまっているのやんか。。。これって、実はものすごく怖い事なんやで。。。

 

 流行の現象の裏側には、時代に取り残されないように・・・とか、他人と違うことをすること・・・への恐怖感がある。つまり、人と違う事・・・が、実は日本人を一番、精神的に不安定にさせる・・・そんな要素が少なからずあると思うのである。第二次世界大戦に向かって突き進んでいた日本が、そうやった。全てがお国のため。天皇陛下に逆らう者は、みんな逆賊、非国民・・・。人と違う考え方や、行動を取ることが、「悪」とされていた時代だから、この孤独の不安心理を最大限に当時は利用していたんやね。。。

 

 国民投票法案というのは、実は郵政改革など、国のカタチを大きく変えるときに、選挙以外で国民が直接表現する方法が無いだろうか・・・として、出てきた案である。これは、小泉さんというカリスマ首相が、熱狂的な国民の支持を受けて首相に就任した時に、この議論が始まっていて、この時には、日本も国民が直接首相を選べるような大統領のような権利を日本の首相にも、与えてはどうか・・・こんな流れの中から生まれている。。。

 

 このことは、実はヒットラーやムッソリーニなどの独裁者がだんだん、より強い権力を自分に集中させて、独裁的な力を強めていった過去に大変よく似ているのである。。。結論から言おう。日本人には、欧米型の1人のスーパースターが何でも強大な力を持って、ガンガンと政策を進めて行くようなスタイルは向かないと思う。複数の指導者が合議で進めていくスタイルの方が相応しいと思うのである。なぜなら、この1人に権力を集中させてしまうと、その人がどんどん、精神的に上り詰めていってしまって、結果として、誤った政策を決定してしまう教訓が多いからである。

 

 石原慎太郎型、小泉純一郎型のリーダーは、みんなが待望して、歓喜して戴くのだが、実は、たった一人の判断に、国の行方を委ねてしまうという、とても恐ろしい事を可能にしてしまう事になるからである。。。日本人が好きなスタイルなんだけど、リスクが高すぎて、怖いのである。。。

 

 日本が核武装すべきであるという人が、戦後62年経って、出てきた。。。世界で一番、平和のありがたみを受けて、その恩恵を享受してきた日本が、一番、言ってはいけないタブー視されてきたことを公言する人が出てきた。核兵器の世界唯一の被爆国である日本が、このような発言をすることが、いったい、どれだけ大きな影響を世界に及ぼすか・・・。その意味をもっと、慎重に考えて発言すべきやと思うで。。。

 

 安倍首相の日本軍や官憲が直接、嫌がる女の人たちを無理矢理連れて行って、慰安婦にしたという事実は無いと発言した。この発言は、「日本軍の関与は無かった」という一点だけを言いたかったのだろうが、世界は、そうは、取ってくれない。。。これが、「下手な言い訳」に取られるのである。。。お陰で、日本に比較的温情的だった議員まで、敵に回してしまった。。。アホやなぁ。。。

 

 日本の軍隊は、売春婦の性病検査までしている。それは、性病なんて軍隊で蔓延したら、えらいことになるからやったことなんやけど、これを他の国の人が見たらどうなる。果たして、日本軍人が、民間人を強姦しないように・・・とやったことなんや・・・って、百ぺん言うたって、そんなの通らへん。。。慰安所の運営に直接かかわっている・・・と、見られるのが当然やんか。。。これは、しゃあないで。。。

 

 中国の故事に五十歩百歩というのがある。ある戦争で、自軍の旗色が悪くなって、逃げ出した兵士同士の会話である。前線から、50歩後退した兵士が、100歩後退した兵士に言った「おい、お前、100歩もお前は逃げている。卑怯やんか・・・」100歩逃げた兵士が言い返した「50歩であろうと、100歩であろうと、逃げ出したということに変わりはない・・・」これと、ちょっと似ている話やんか。。。

 

 中国や満州で日本軍が慰安所のお世話になっていた。。。これは、事実や。ここで働いておった売春婦には日本人もいたし、朝鮮人も多かった。ここに連れてこられた経緯は、儲かると思って、求人に応募した人もいるやろうし、家が貧しくて口減らしのためとか、家族の生活を支えるために、嫌々来た人もいた・・・。中には、半ば強引に身売りされたような可哀想な人もいたやろう・・・。ここまでは、誰も、異論は無いやろう。安倍ちゃんは、このうち、女の人を日本軍人が銃剣を突きつけて、無理矢理かわいい女の子を集めて連れてきたということはないって、言っている。ところが、朝鮮人娼婦だっ人は、日本人かどうかは知らないが、軍服のような服を着た人に連れていかれた・・・と、言っている。。。

 

 私は、このことをちょっと引いて考えてみると、この軍服のような服を着た人が日本人であったか、日本人で無かったか・・・。そんなことに拘る必要が本当にあるのか・・・と思うんや・・・。何か、ケツの穴の小さい話やんか。。。そりゃ、何万人もいた娼婦の一人一人を検証したって、あんまり意味のないことやと思うで。。。もし、一人でも、日本人の不心得者がもしおったら、全部日本軍のせいにされてしまうのやから、こんなのを、必死で争うのは損やで。。。河野談話やら村山談話が、国益を削いだとか、見直すべきやとか、やいやい言っておる人は多いけど、60年以上前の、自分が見てもいないような、ちゃんとした証拠の見つかる可能性の少ないものを、重箱の隅を突くような事を言っていて、何の意味があるのや。。。

 

 確かに、ろくに調べずに、とりあえず謝っておけ・・・という、当時の河野官房長官の発言は、少し情けなかったのやけど、せっかくこの時、恥を忍んで謝ったのに、その謝った内容が間違っていたなんて一国の首相が言うたら、どうなるんや・・・。この謝罪内容そのものを、全面否定してしまうことになるやんか。。。その結果、どうなった?大騒ぎで韓国・中国はもちろん、親日的な米国人まで敵に回してしもたやんか。。。下手くそなことをしたもんや。。。河野談話を踏襲するって言っておきながら、日本軍は連行に関わった事実は無いなんて・・・。ぜんぜん、潔く無いわ。。。

 

 この例を見ると、安倍ちやんは、あんまり、大局が見えてないね。。。。少しカルトな右好きの若者たちの意見が、国民大勢の意見であると勘違いしている。。。実際に、戦争に行ったお年寄りたちが、我々は酷いことをやった・・・と言っているのに、そんなに酷いことまではやってないなんて、必死で言って何になるんや。。。これが国益を守ることや・・・なんて信じているのやったら、お門違いもええとこやで。。。

 

 もう、この件は、すみませんで、何にも言わへん方が良い。蒸し返すことが、一番国益のためにならん。。。そう思わんかなぁ。。。

 

3/12(月) 私は、昔、かなりの、ヘビースモーカーやった・・・。毎日、チェリーを2箱・・・。飲みに行ったりすると、3箱は吸っていた。。。嫁ハンやら子供たちからは、臭い臭い・・・と煙たがれ、部屋の壁紙は真っ黄色、窓のガラスも雑巾で拭いたら、茶色になったほどやった。。。

 

 ところが、ある日突然、夕食を食べ終わって、部屋に隠って、食後の一服をしようと、タバコに火を点けた瞬間やった。猛烈な胸痛に襲われて、ベッドにうずくまった。。。脂汗は出てくるは、胸の痛みは治まらないは。。。パニックになった。。。

 

 手に持っていたタバコを、灰皿にこすりつけて、何とか火を消して、部屋を這うように出て、ヨメサンに、救急車を頼んだ・・・。その夜は、しばらくして、救急車が来るまでに、容態は少し、ましになったが、軽い心筋梗塞やった。。。救急車で病院へ行って、診察してもらった後、タクシーで遅い目の深夜に帰宅したのだが、帰ってすぐ、タバコのまだ7〜8個入っていたカートンをすぐゴミ箱にほかして、たくさん趣味で集めていたジッポーのライターも全部、ほかした。。。こんなに、苦しい目に遭うぐらいなら、タバコなんて、吸わない方が良い。。。この日から、もう、ただの1本もタバコを吸うのは止めた。。。

 

 それから数年の年月が流れて、世の中は変わった。。。タバコは健康には百害あって一利無し。先進国ではどんどん喫煙率が下がっていた。航空機内の禁煙は当たり前、駅など公共の場所での喫煙は、全面禁止・・・。スーパーの中にまで喫煙室が出来て、この中以外では、例え、屋外でもタバコを吸うことは出来なくなった。。。。他人のいる場所での喫煙は非常識・・・というところまで、みんなの意識が変わってきた。

 

 そんななか、京都市では、昨日、四条通や河原町通での歩行喫煙を禁止する法令が可決されるような話が出てきた。東京都千代田区や名古屋市など一部の地域では、もう始まっているのだが、歩行喫煙で捕まると、罰金1000円から2000円ほどが必要になるのだという。。。世の中、本当に変わってきたね。。。取り締まりには警察OBがあたる予定で、自動車内での喫煙は対象にされないけど、自転車バイクなどを運転しながらもダメ。市バスのバス停にある灰皿も、禁止区間にある分は撤去されるという。。。

 

 タバコを吸う人は、どんどん肩身が狭くなっていくやろうね。。。でも、全国有数の観光地で、それも京都一の繁華街で、この条例が施行されるのは、意義がある事なのかもね。。。煙草の吸える喫茶店が繁盛したりするかもね。。。スタバも外の席は禁煙にせんとあかんのやろうなぁ。。。

 

 タバコを止めて、初めて判るのは、その「臭い」のすごさである。パチンコ屋やら喫茶店、ラーメン屋などで近くの人が喫煙していると、家に帰ってきた時に、髪の毛やら服やらが、けっこう猛烈に匂うのである。丁度、焼肉屋とかお好み焼き屋から帰ってきたら、服が、油煙でものすごく匂うのと同じぐらい、凄いのである。。。

 

 今まで、こんなに臭かったんか・・・。と、改めて思い起こされる。。。ヨメハンやら子供たちが嫌っていたのも、判るわ。。。

 

 喫煙は、血管を収縮させて、血流を悪くさせる。人間の身体を長い間かけて蝕む要素が多い。大きな問題は、タバコを吸う人だけでなく、その周りの人にも、その悪影響を振り回してしまうことにある。吸っている本人は、意外と意識してないのだが、周りの人にとったら、ものすごく迷惑な行為である。タバコOKのラーメン屋なんかで、隣でタバコ吸われたら、メシがまずくなる・・・。こんな経験、みんなしているやろ。。。

 

まして、人混みでタバコを吸う人などは論外である。タバコを持つ手の高さが、丁度小さい子供の目の前になる。タバコの火で顔に火傷を負う幼児の例が、これだけ言われていても、無神経な人は多いもんや。。。

 

 もうひとつ、よく問題になるのがポイ捨てのマナーである。タバコやマッチのゴミは、道ばたの至る所でポイ捨てされている。。。後進国では当たり前の風景だけど、先進国でこれは、少し恥ずかしいね。。。中国人は、所構わず、道ばたで唾を吐いたり、手鼻をかむと、よく日本人はバカにするが、煙草の吸い殻に関して言えば、日本は、まだまだ後進国並みや。。。

 

同じ中国人の国、シンガポールでは、ものすごく厳しい法律で、街には塵一つ落ちていない。。。やったら出来る。。。のええ例や。。。問題は、やる気があるかどうか。。。これやろうね。。。社会のルールというものは、少し厳しいぐらいが、丁度良い。特に、自由とわがままの区別が付かないような今の人には、信賞必罰の方が判りやすい。どれだけ、モラルに訴えても、残念ながら徒労に終わる場合がほとんどやからね。。。

 

人の嫌がる事はしない・・・。これだけのことなんやけどね。。。

 

3/13(火) どうも、世界の風向きが、日本にとって悪い方に変わってきたのやないやろうか。。。日本にとって、「拉致はテロである」と、言い続けてきた通り、北朝鮮のやっていたことは、国家的犯罪やということが、世界認識として、浸透すると同時に、60年以上も前の日本人がやっていた軍隊での慰安所のことも、同じように、若い女の人を連れてきて、酷い事をしていたと言うことに関しては、同じことやないか・・・という認識が、世界で広まってしまった。。。この点に関して、日本政府の官邸は、完全に大きなミスをしとる・・・。

 

 日本は、北朝鮮に対して、「テロ支援国家」の米国による認定を外さないでほしいと言い続けておる。この訴えている日本も、実は過去に酷いことをしておった。。。これで、ぜんぜん、説得力が無くなるやんか・・・。まんまと、北朝鮮やら中国のロビー活動に完敗した結果やね。。。

 

 北朝鮮が、拉致事件を認めたとき、詰め寄る日本に対して、日本人も過去に朝鮮人に酷いことをして、女の人を連れ去ったのではないかと言われて、ほとんどの日本人は、何を言っておる。。そんなことは無いぞと、思っていた。。。。日本の主張は、日本の軍隊が満州や中国に進出していって、慰安所を作って、そこで、若い兵士の性的欲求を解消しようとした。この行為は、現地での強姦事件を防ごうという措置やったのだが、実は、これが裏目に出てしまったフシがある。。。

 

 潔癖性の日本人は、性病の蔓延を恐れて、当時の娼婦の健康診断、性病チェックなど、陸軍が、組織的に、かなり関わっている。このことが、日本軍が組織的に売春婦を集めて、慰安所を運営していたと、捉えられてしまって、誤解されている原因になってしまったということやろう。。。

 

 ところが、他の外国人の人から見たら、日本人であろうが、朝鮮人であろうと、昔の日本軍が、組織的に慰安所を運営して、そこで働く娼婦を集めていたという事自体が、異常なことで、ここで働く人がどういう経緯で、この慰安所で働くことになったのか、とか、その娘を連れてきた人間が、日本人か朝鮮人か・・・そんなことは、どうでも良い事なんやろう。。。日本は、これだけ酷いことをやっていた。。。その事実だけが、センセーショナルに報じられてしまったのである。。。

 

 ここでの、日本の犯した失敗は、下手な言い訳をしてしまったことである。日本は、慰安所で娼婦を集めて、金はちゃんと、払っているとはいえ、合法的集団暴行のような、世界の常識とはかけ離れた、「異常な行為」していたのである。この事実を、正当化するために、「軍は関わり知らなかった事」なんていう、下手な言い訳が、世界に通じると思いこんでいたことや。。。これは、認識不足も甚だしいやろうね。。。このスキャンダラスな史実を知った多くの人は、どう思うかや。。。誰でも、無茶なことをしよる・・・。と、感じるやろう。。。認識が甘いね。。。金さえ払っていれば、ええのやろう・・・なんて、ものすごい甘い認識。。。これが、人道的に、どれだけ酷い運命を売春婦の人たちに持たせたか。。。どこに、この同情が集まるのか・・・。このことを、全く考えられていなかったんやろうね。。。

 

 特に欧米の白人たちは、黄色人種に対しては、腹の底では差別しとるし、日本や韓国中国などが台頭してくるのを恐れておる。今回のことは、その矛先が日本政府に直接に向いてしまった。。。またまた、日本の政治三流が、世界の笑い者になってしまった。。。そういうことやろう。。。

 

ニューヨークタイムズが、ロサンゼルスタイムズが、週刊誌のタイムやニューズウィークが・・・。みんな、どちらかと言えば、左翼的な傾向のあるマスコミだが、そのメジャー米国マスコミが、こぞって、特集を組んだり、一面で扱ったりして、日本の安倍首相の、「日本軍が慰安婦に、組織的に関わった事実は無かった・・・」という、世界的な感覚から見たら、とてもおかしい発言を、平気で言って、自分たちのやったことを正当化していると、日本を総攻撃したのである。。。

 

 日本は、完全に読み違えとった。。。この言い訳が通じると、思いこんでおった。。。でもね。。。こんな言い訳を繰り返していて、いったい何が進むんや。。全く、意味無いで。。。下手なことを言ったもんや。。。ある意味、歴史的失言かもね。。。報道2001とかの、国内向けの日本の民放テレビの発言ぐらいに、考えていたんなら、大甘やね。。。

 

 慰安婦問題は、日本にとって触れられたくない恥部である。もちろん、他国の軍隊も、いろんな戦争で、平気で暴行事件やレイプなんか、やっとる。。。沖縄でも米兵のレイプ事件が後を絶たない。。。でもね。それは、あくまで、やった個人が犯人であって、悪いことをしたら、罰せられるという正義の概念の中にあるんや・・・。ところが、日本は、慰安所という、出張女郎屋を海外にまで持って行って、そこで働く女性を何らかの方法で調達していた。つまり、組織的に、売春行為を行ってきたということになるのやんか。。。これが、白人特有の正義からしたら、女性からしたら、とても許せない、極悪非道な行為に写ってしまうんや。。。例え、当時、売春が合法であったとしてもね。。。

 

今、日本が世界から突きつけられているのは、世界から悪いことをしたのなら、ちゃんと謝れ。謝ったのなら、ごたごた言うな。これだけ、やと思う・・・。もう、二度と、このことについて発言をしない方が良い。こういう類の話は、しゃべればしゃべるほど、深みにはまって行くもんやからね。。。

 

3/14(水) 人を見たら、泥棒と思え。。。今の社会の惨状は、人のモラルの崩壊が原因なのだろうが、ここまで来たか。。。という事件が山形で起こった。

 

 真室川音頭で有名な山形の片田舎の長閑な町で、パチンコ屋の景品交換所から、現金を持った女性が出てきたところを、男が襲って、手に持っていた現金120万円入りのバッグを奪って逃げた。これだけだと、よくある現金強盗事件なのだが、問題は、この犯人である。何と、この犯人は、現職の警察官だった。。。

 

 奪われた女性が、逃走に使った車のナンバーを覚えていたことから、犯人が逮捕されたのだが、この犯人、何と、自分が犯人のこの現金強奪事件の捜査を、自分でしていたというからお笑いである。。。オマケに、隠すところに困った強奪した現金入りのバッグを何と、警察の敷地内の除雪した雪の壁の中に隠していたというから、二度ビックリである。。。

 

 男は、住宅ローンなどに加えて、パチンコなどで、消費者ローンに、大きな借金があったのだという。。。警察官も、元はといえば、ただの人間・・・。金とか女なんかには、めっぽう弱い。。。警官がこれだから、世の中の人も推して図るべきか。。。情けない世の中やね。。。

 

 それにしても、こんな事件で、いつも話題になって、いつも出てくるのが、消費者ローンである・・・。こんなとこが、元々資産もない人に、分、不相応な額の金を貸す人がいるから、いろんな困った問題が起きる・・・。マチ金は、銀行などでお金の借りられないような人が利用する・・・。本来、そういう性格のものなのに、最近はどうだろう。いかにも、無担保で、誰でも簡単にお金が借りられますよ。。。というのを売り物にしとる・・・。これが、世の中を狂わせておる犯人やで・・・。

 

 誰も、お金を返せないかも知れない人に、大事なお金を、貸すはずがない。。。そういうところは、その人がこれから稼ぐであろう給料や、賞与を抑えられるから、貸すのであって、そんなのも、何もない人にはやっぱり貸さないのである。それでも、まだ金を貸すのは、この人の命、つまり、生命保険に入って貰って、その保険会社から将来入ってくるであろう死亡保証金を目当てに金を貸すのである。。。

 

 ようは、無担保、保証人無しというのは、建て前で、裏ではしっかり、担保を抑えておる。。。これが、金貸しの実態である。。。。ただ、この担保が、なかなか取れにくいものやったり、焦げ付くリスクがあるから、普通より高い金利を取らないと、なかなか割に合わない。。。。だから、利息制限法が厳格になる前までは、無法な高利で金を貸していたんや。。。

 

 ところが、去年、この利息にも、上限の網が掛けられて、一定額以上の金利は法律で取れなくなってしまった。そこで、小さなマチ金は、バタバタと潰れた。。。今まで、せんどあくどいボロ儲けをしておった証拠やね。。。大手のサラ金も、銀行の傘下に入って、裏金融界から、足を洗おうとしているのやろうけど・・・。所詮、金貸しは金貸しや。。。やっとることは、銀行も同じや。。。人生の裏街道を行く人たちと、お付き合いしなあかん仕事やからね。。。

 

 さて、バタバタと倒れた零細マチ金が、今、何をやっとるか。最近、目に付くのが、レンタル商法というのである。ロレックスとかの高級腕時計をレンタルされて、そのレンタル料を支払うことにすることによって、利息制限法の網をくぐり抜けようとするセコイ手である。実態は、金貸しとかわらへん。。。それも、結果的には、ものすごい高利になることになる。。。けったいな事、考えだしよるなぁ。。。

 

 手口はこうである。レンタル業者は、高級腕時計を1週間に18000円支払うという契約で、女性に腕時計を貸す。この女性はこの時計を質屋に持っていって、現金11万円を受け取る。ところが、この時計が、質流れしたため、現物をいつまでも返せない女は、ずっと、高額のレンタル料を業者に払い続けなければならない。。。裁判になった例では、この女性が質屋から受け取った金額は、いろいろ併せて、120万円なのに、レンタル業者に支払った金額は、750万円にも上ったという。。。何と、この金利、年利換算にすれば、500〜1500%にもなるという。。。

 

 それにしても、いろいろな手を考えよるもんやねぇ。。。確かに、こうしたら、業者は本人に高級腕時計を貸しただけ、この時計を質入れするかどうかは、借りた人の判断ということになるから、逃げ仰せることになるわなぁ。。。質屋に犯罪を問うわけにいかんからね。。。

 

暴力団対策法が出来てから、あちこちで、組の看板を返上するヤクザが増えた。そんな奴らが、今、何をやっとるか。交通事故の示談交渉とか、労働争議、人権問題、地上げなどの不動産争議、そして、この金融業とか、保証業。。。こんなのに、見事にとらば〜ゆ、しとる。。。まだまだ、こんな、経済ヤクザが、世間で幅をきかせておる。。。怖い話やね。。。

 

メシのタネになるものは、必死で考えよるわ。。。

 

3/15(木) 伊丹空港から高知に向かった飛行機が、前の車輪が出ないため、大変なことになった。この全日空機を操縦していたのは、36歳の若いパイロット。カナダのボンバルティアという、ボーイング、エアバスに続いて、世界第三位の飛行機メーカーのQ400という機体だったのだが、この飛行機、実は、いろいろ曰く付きの機材やった。。。

 

 もともと、ボンバルディア社というのは、鉄道の車輌などを手がけていた会社である。それが、世界の航空機産業に進出して、低燃費で低騒音、それでもって、プロペラ機なのに、ジェット機に近いスピードが出る高性能旅客機市場に進出した。ところが、そこは、後発組の弱いところ。油圧系や電気系統にいろいろなトラブルが出ていたのやという。。。

 

 今回、この機体は、フロントギアを格納していた扉を固定するボルトが外れていたのが原因なんやそうや。。。聞くところによると、この手のビスは、そんなに簡単に緩んだり外れたりするものではなく、特殊な固定方法で、その上にピンまで入れて、絶対に外れないようにしているもので、整備ポイントからは外れている部品なんやそうや。。。外れないはずのボルトが外れていた。。。それって、製造ミスというより、部品の精度が低かったか、取り付けられていたボルトが設計通りではなく、別の部品を代用していた可能性がある。。。日本製と違って、まだまだQCのレベルは、低かったのやろうね。。。国産プロペラ機のYS−11を、製造打ち切りにした日本は、こんなところで、後悔することになったね。。。

 

 それにしても、今回の事故で、全日空はまたまた株を上げたんやないやろうかね。。。燃料を使い果たすために2時間ほど上空を旋回していてたおかげで、多くの人がテレビのライブ映像で、全日空機が胴体着陸に成功した瞬間を共有した。。。まさに、映画を見ているようやったし、若き機長の「何度も訓練していますので、ご安心下さい」という一言に、56人もの乗客が、誰一人、パニックを起こさずに、結果的に全員ケガもなく無事に着陸に成功したのやからね。。。日本中の人が、「良かった・・・」と、心の底から思った。。。そんな瞬間やったからね。。。

 

 胴体着陸を実際にやったことのある機長なんて、本当はいるはずがないやんか。。。1機何億円もする飛行機を壊す可能性のあるそんな訓練が出来るはずがない。でもね、機長は、何度も離着陸の経験を繰り返しているから、この飛行機が、どのぐらいのスピードまで落とせば、何とか前輪無しで着陸することが可能かという、「勘」を持っている。その勘だけが、この胴体着陸では、頼りやったはずや。。。一歩間違えれば、機は大破する。。。そんな危険を回避したのやから、ある意味、この機長は神やね。。。マスコミにはまだ顔を出さないけど。。。

 

 飛行機は、その事故率が、ものすごく低い乗り物や。でも、もし、自分があの飛行機に乗り合わせていたら・・・。このことを考えると、出来たら、列車で・・・。と、なるかもね。。。つまり、精神的に、飛行機事故の社会に与える影響は、本当に大きい。どうしても、事故のことが頭をよぎるからね。。。

 

 飛行機の専門家が、テレビで言ってたのやけど、今回の飛行機は、プロペラ機で、比較的軽いから、99%の機長は、今回と同じように、胴体着陸に成功するやろう・・・。という・・・。でも、これがもし、大型ジェット機やったら・・・。この確立はぐっと下がって、ほとんどは炎上してしまうやろう・・・。とのことである。つまり、こういう類の事故は、機体が小さいほどリスクが低いという、素人から見たら意外な結果になんやそうや。。。

 

 飛行機に乗ってどこかへ行くと、現地に着陸する前に、機体の下で、車輪を出すギィ〜という音がする。油圧で、タイヤを外へ押し出して、固定する作業をしているのだろうが、これがなかなか機構的に難しい構造なのだという。油圧装置の故障で、よく手動で車輪を出して・・・というのがあるが、これは万が一のために、物理的にハンドルをくるくる回して、ねじで押されて車輪が出る仕組みになっておる・・・。ところが、今回は、この車輪を格納している扉のねじが外れていたため、この扉が斜めになってしまったため、この扉がロックされてしまって、開かないという、新たな原因が明らかになった。。。

 

ダブルの予防措置も、別の原因があると、全く機能しなくなる・・・。こんな悪い例になってしもたね。。。最悪の事態に備えるために、飛行機の機体には、固定式の補助輪でも付けとくべきかもね。。。

 

それにしても、良かった・・・。命びろいとは、まさに、このことを言うのやろうね。。。

 

3/16(金) それにしても、政治家が、どいつもこいつも、シャキッと、せえへんなぁ。。。安倍内閣の松岡農林大臣が事務所の光熱水代が、あまりにも高額や。。。イオン還元水が500ミリで何千円も払っていたとか、またまた下手な言い訳・・・。何を言っても、法令の範囲内で、適正に報告している・・・。の一点張り。。。こんなの、嘘ついているのがバレバレやのに、安倍ちゃんも、こんなになぜ庇うのかね。。。いくら、お父さんの代から、世話になってる人やと言ったって、ここまで、身内に甘いのを見せつけられると、みんな、あんまり、いい気はしないね。。。

 

 でもね。民主もだらしない。。。小沢代表もそうやったけど、他にも自分の所で、事務所費を誤魔化しておった人が出てきたら、何や、同じ穴の狢やんか。。。と、こうなる。この世の中に領収書の要らない金は、ポケットマネーだけ。一定額以内なら領収書がいらないなんて、お手盛りルールを許しているから、こんな問題が次から次へと出てくる。。。

 

 土台、政治家を取り締まるべき法律を、政治家自身に作らせるから、こういうアホなことになるんや。。。政治家のことは、別の審議会とか、裁判所が入った組織とか、学識経験者とかマスコミとかが入った内閣府の組織とかで、厳しくルールづくりをするようなシステムに、何とか出来ひんのかねぇ。。。議員年金の件でも、結局だらだら続いているし・・・。議員特権は多いし、公金は使い放題やし、誰がこんな強力な特権を議員に与えたんや。。。議員の数も、多すぎる。人口100万人に一人の代表を出す。日本の人口は1億2000万人やから、赤ちゃんや子供を除いて、100人が議員になって、この人たちが全てを決める。。こんなシンプルで判りやすいシステムにならんかね。。。北海道の北の端から、順番に、100万人になるように、市町村を分けていくんや。。。これなら、一票の格差も解消やで。。。

 

 選挙システム一つとっても、議員たち、自らにルールを決めさせるから、話がおかしくなる・・・。自分で自分のルールを決めるのは、本当に、難しいもんや・・・。どうしても、自分らには甘くなるからね。。。

 

 国会というのは、日本の現状を反映する縮図やないとあかんと思う・・・。それがどや・・・、比例代表とか、地方区とか、議員定数とか、ルールが、コテコテになっておっていかん。。。もっと、シンプルで、金のかからない、不正の出来ない、良いルールに日本も、早くチェンジすべきやろう。。。今の議員は、実は、元役人やったヤツが多すぎや。。。こいつらは、東大出て、役所にはいって、どんどん出世して、先が見えて来た事になると、地方に戻って、国会議員になりよる。

 

 議員になれないヤツらは、天下りして、役人たちの仕事のやりやすいように、また働きよる。。。つまり、今の議員の半分は、役人の代表であるとも言える。そんな奴らに、役人たちの利権を切らせたりする構造改革、政治改革が出来るわけがないやんか。。。日本の役人天国の問題は、ここがキモである。。。優秀な人材が役人にかたまりすぎないように、この人たちの利権をシステム的に削いでしまっておかないと、この状況はいつまでたっても変わらないんや。。。

 

 役人たちという人種は、実は何も生産しない・・・。経済的には、百害あって、一利無し・・・。それどころか、国民の血税をザバザバと、使う立場である。どういう風に使うかは、建て前的には、議員さんたちが決めるようになっているのだが、実質的には、役人たちが、自分たちの力関係によって、予算を取り合い、自分たちにとって、いかに都合の良いシステムのところに、お金が流れるように、仕組んでおる部分がある。。。役人たちの代表が族議員になって、その役割を果たしておるのやからね。。。

 

 つまり、全ての役人たちは、自分たちの組織をより強く、強大なものにするために働くし、自分たちの利権をより確固たるものにするために、必死になって働く。。。この性格を、どうしてブッタ切ることが出来るか。。この一点に、本当の政治改革が出来るかどうかが、かかっておるんや。。。役人天国をぶっつぶすことが、日本の国益に一番叶うことなんやないかね。。。

 

 政治家も、役人も、清貧やなかったらあかん。みんなのお金を預かっている特殊な聖職をやっているんや。。。という、意識を、もっと明確に持って貰わんと困る。。。こんな特殊な職業は、当然、世間の厳しい目が向けられて当然やし、常に不正をしていませんよと言う、透明性が求められていると思う。

 

公金の使い道を公開しなくていいなんて、ふざけた事を言っているようなヤツは、今すぐ公職を全て、辞めろ。その根性が間違っておるわ。。。

 

3/17(土) ベースアップ。。。まだ、こんな日本語が生きていたんや。。。日本の春闘とか、労働運動とかは、バブルの崩壊とともに、すっかりなりを潜めておったと思っていたのだが、今年の春闘で、ベースアップ1000円の回答が松下電器からあったんやて。それも、子供のいる家庭優先。。。企業が、そこまで政治的な配慮をすべきなのかねぇ。。。

 

 ベア額の1000円というのも、私は何か違和感を感じる。大手企業サラリーマンの平均月収が確か28万円とか言っていた。そのうち1000円という額が、あまりにも何かちんけな額に見えてしやあない。。。そりゃ何万人も社員のいるところで、定期昇給以外にこの額を上げるという意味なのだろうけど、それにしてもね。。。

 

 今の会社は、多くの企業が年俸制を採用していて、昔ながらの年功序列で、優秀な人もそうでないひとも、頑張った人もそうでない人も、毎年一律に給料が上がるシステムなんて、まだやっているところがあるのやねぇ。。。

 

 そもそも、大企業の労働組合というのは、労働組合活動だけ専門にやっておる社員がおる。役人たちなら、専従と言われて、世間から税金の無駄遣い、タダメシ喰らいやと、批判されるのやけど、これが民間企業やから、他の組合員の支払う組合費で運営されとるから、批判には当たらない。企業側も、社員の待遇と給与を付与しているところが多いからね。。。

 

 私は、この労働運動のプロたちを、労働貴族と呼んでいるのだが、この人たちは、平気で運転手付の黒塗り高級車を乗り回し、何処へ行っても、特別扱いや。。。メーデーの会場や、民主党のイベント、組合系のイベントなどでも、ほんま、そっくりかえっておる。。。何が偉いのか、知らないけどね。。。

 

 私は、この人たちのような類の人たちがいること自体が、何か日本の労働運動が、とてつもなく歪んでいるような気がしてならないのやけれどね。。。仕事もせんと、労使交渉だけで、喰っていけるやなんて。。おかしいやんか。。。

 

 この国は、お役人体質が、こびり付いておる。自由主義国なのに、社会主義国のように、国民が国にもたれかかっておるし、何かあれば、国や自治体が面倒を見てしまうような悪い癖がある。労働組合も、親方日の丸的なところが、まだまだ色濃く残っていて、何でもカンでも、みんなで決めて、みんな一律でないとね不公平であるという感覚が、染みついておる。。。

 

 本来、ビジネスの世界では、誰がいくらの注文を取ってきたかとか、いくらの利益を生み出す製品を開発したかとか、日本的社会主義とは、全く別方向の性格を持つ世界やんか。。。これをごっちゃにしたら、頑張った人が馬鹿を見る社会になるし、何もしないで、だらだら仕事しているような人でも首に出来ないという、馬鹿げた構造が出来てしまうやんか。。。こんなのを許していたら、日本の致命傷になるで。。。

 

 労働組合は、社会の寄生虫のようなもんや。必要悪で済んだ時代ならええが、こんなのに、のさばられていたんでは、その会社は危ないで。。。昔のように、今の企業は、労働者から不当な搾取わして、経営者だけが、ボロ儲けして、私腹を肥やす。。。こんな体質は、とっくの大昔に消えておる。。。会社は、株主のもので、利益追求の場。それに参画するのは選ばれた経営者であり、社員はその目的のために努力して、分け前をもらう。。。こんな感覚が当たり前になってきているからね。。。

 

昔ながらの会社のままでは、生き残れない。。。そんな厳しい時代になったとも言えるかもね。。。

 

3/18(日) 嘘をつくことは悪いことである。これは、当たり前や・・・。でも、最近、本当に、当たり前のように嘘をつくことが、あまりにも目に付かないか?

 

北陸電力で臨界事故が8年前に起こっていたのに、この事が公表されていなかった。早稲田大学の野球選手に西武が大金を渡していたのに、知らなかったことにしておけと指示していた。ライブドアのホリエモンは、実際は赤字の会社やったのに、大もうけしていたように装って、株価を上げようとしていた。日興コーディアル証券も、上場企業でありながら、決算書を良いように改ざんしていた。消費期限の切れていた材料を使っていた不二家などなど、今の世の中嘘つきだらけやんか。。。

 

 昔なら、「嘘も方便」なんて、呑気なことを言ってられたけど、今の世の中、情報開示(ディスクロージャー)と法令遵守(コンプライアンス)は、何か、錦の御旗のようになっていて、これが出来ない所は、ダメ。。。こんな雰囲気に、世の中全部がなってしまって来ている。。。

 

 このことは、それはそれで、良いことなのかも知れないのだけれど、でもね・・・何か、ものすごく息苦しいような気がせえへんか?コンビニで売っているおにぎりが、今のように暑くない時期にたった1日で、悪くなるはずがないやんか。。。マクドナルドで売っているフライドポテトを大量に、捨てているところを見て、ものすごく、もったいないと思ったことは無いか?知らなければ済んだことなのに、知ってしまったために、不幸になったことも多いのやないかね。。。今の世の中、何か、全然、余裕が無さ過ぎて、ギスギスし過ぎとるわ。。。

 

 ビジネスの世界では、何でも一番にならなきゃ、ダメ。。。マニュアル通りにやらないと、クレームの嵐・・・。何か、社会や企業のシステムに、本当は主役であるべき人間がこき使われているような感じ。。。人が主役やなくて、何か血の通っていない化け物のようなものが、好き勝手にこの世の中を動かしているような気がしてならないんや。。。

 

 社会のルールというものは、政治家や役人たちが作るのではなくて、実は、社会の大きな流れが作っていると思うのや。。何か大きな問題が起きて、公園の遊具が危なかったり、ホテルやビルの回転ドアが危なかったり、エレベーターが危なかったり、特定の飛行機が危なかったり、何でも、日本の法律は、事件の後追いで、変わって行く。所謂、病気で言えば、対処療法や。。。本当は、病気にならないための予防療法やったら良いのに、それがなかなか出来ひんのや。。。

 

 これは、今の世の中が、何かにつけて余裕のない所に原因があると思うんや。。。いつも、目先のことばっかり追いかけて、いつも流行の最先端で、居続けなければならない・・・こんな生き方。。。したいか?ものすご、しんどいで。。。もっと、一つのことを大局的に考えて、大らかな生き方が、私はしたい。。。そう思わへんか。。。実際には、なかなか出来ひんけどね。。。

 

 今の世の中に本当に必要なのは、人間性の恢復やと、思うんや。。。もう一度、社会の中心に、人間の心というか、倫理観というか、そういうものを、どっかと、据えさせる。そうせんと、いつも、どこかピントのずれた話ばっかりが、どんどん増殖して、どんどん世の中の軸がぶれて行きよる。。。そんな気がしてならない・・・。

 

嘘をつくことは、悪いことである。当たり前のことやのに、今の人は、少しも悪いことやと思っていない。。。まず、何より、このことから、直していかんと、何にも前に進めないような気がする。。。

 

3/19(月) 負けるが勝ち・・・。今の日本で忘れ去られてしまったようなこの言葉。。。恐らく、現代の日本人は、なかなかこれを理解出来ひんやろうね。。。常に勝つことだけを周りから求められている世の中やからね。。。

 

 昔、サッカーの国際試合があって、その中で、プレー中に、相手の選手が転んでケガをした。その事に気が付いた日本の選手が、自分の持っていたボールを外に蹴り出して、ゲームを切って、その選手のケガの治療のための時間を作った。やがて、プレーが再開されたのだが、相手ボールになったスローイングを相手国の選手は、日本にパスして返した。

 

 今では当たり前の光景なのだが、このプレーにあれっと、思った日本人は、その当時、このプレーに大きな拍手をしていた。フェアープレーというか、武士の仁義というか、相手のしてくれた思いやりに報いる。。。見ているみんなが、少しホットするような瞬間やね。。。

 

 負けるが勝ちというのは、一時的に勝ちを相手に譲ることが、大局的、最終的には、こっちの勝ちにつながる・・・ことなのだが、このプレーには、その言葉以上の意味がある。同じサッカーというスポーツをやるものとして、何としても勝ちたいという気持ちは、大切である。でも、そんな中でも、相手のことを気遣ったり、思いやったりすることが、人間として、どれだけ大事なことか。。。ちょっと、大げさに言えば、この人の生き様みたいなもの・・・こんなことまで関係することなんや。。。

 

 同じサッカーの試合をして、勝ちたいのなら、どんなことをしても勝ちたいと、闘志をむき出しにする国もある。でも、勝つためには手段を選ばないという、生き方は、ともすれば、世界からは、嫌われる。と、思うのである。同じ勝つのなら、正々堂々と勝ちたい。相手のチームや観客が納得して、拍手をしてくれるようなゲーム内容で、勝ちたい。相手の選手と、終わってからお互いの活躍を健闘し合える状況で終わって勝ちたい。。。色々な勝ち方があるやんか。。。

 

 これは、有る意味、美学でもあると、思うんや・・・。勝つことも大事だが、自分の思う通りのゲームで、見ている人が感動するゲームで勝てれば最高。。。そう思うのが人間やんか。。こう思えた選手は、また一つ、高みに上がれた事になるし、同じスポーツ選手としても、人から尊敬される選手としての評価を得られることになる。。。そう、思うのである。。。

 

 今の世の中に何が足りないかと、考えた時、この「美学」っていう言葉、大事なキーワードやと思うのやね。。。結果よりプロセスを大事にする。この思想が、人間の精神的な成長を促したり、言い換えれば、「徳」を積んだようなイメージにつながっているのやないかと思うのである。。。

 

気持ちに余裕のあることは大事なことである。あわてない、あわてない・・・。一休み、一休み・・・。一休さんはええこと、言ってはるわ。。。

 

3/20(火) この前、テレビを見ていたら、軍事評論家の人が、おもろいことを、言っておった。。。その人、曰く、日本は、いつまでも、ええ子ちゃんぶらずに、もっと、ガンガン、強気の外交をやれと言うのだ・・・。日本は、戦争に負けて以来、周辺各国に、この60年間、あまりにも卑屈になりすぎていた・・・というご指摘なのである。

 

 日本は、米国に、軍備放棄をさせれられたし、近年は、中国、韓国、台湾、南洋のスマトラ、ボルネオ、などの元日本軍占領地である、東南アジア各国には、戦争責任から、経済援助をやり続けて来た。つまり、それまで恐れられていた日本が、第二次世界大戦での敗戦を機に、立場が逆転して、どこの国にも、絶対に刃向かわないし、絶対に侵略しない国になることを約束させられたんや。。。

 

 喧嘩でも何でもそうやけど、向こうから、絶対に殴って来ない相手なんて、周りの国からとったら、ぜんぜん怖くないやんか。。。つまり、日本は、この全面的に相手に屈服します・・・なんていう歴史上、稀に見るような事を、世界に向かって誓って、米国の押しつけた、お嬢さん憲法を受け入れたんや。。。ところが、どうやろ。世界中に、未だかつて、そんな情けない、そんな国が有ったか?絶対に殴りかかって来ないことが判っているから、周りの国は、好き勝手やってきよった。

 

 終戦間際のドタバタに、ソ連は北方領土に無理矢理進出して、そこに住んでいた島民を追い出して、樺太など四島を、力ずくで自分の国のものに、してしまいよった。。。火事場泥棒やと、何度言っても、返してくれない。。これも、日本が、もう、全然、怖くなくなったからや。。。

 

 竹島はどうや。韓国の軍事政権のやった李ラインなんて、向こうが、勝手な国境線を一方的に強いて来て、もともと、島根県の一部やった竹島を、自分勝手に、独島なんて名前にして、韓国軍まで駐留されて、自国のもんや・・と、不法占拠してしまいよった。。。日本が武力で取り返しに来ないことをええことに、今度は対馬の番や・・・なんてぬかしとる。。。ホンマ、ふざけ取るわ。。。

 

中国かて、尖閣諸島周辺の島が中国のものやと、言い出して、ガス田開発のための春暁なんていう、勝手な施設を際どいところに作っておる。。。コレも、日本が攻めてこない事をええことに、なめておるのやろうね。。。

 

 これらの国で向こうの国益は、この60年以上も、日本が、あまりにも、大人しくなったから成り立っている・・・。かつて、日本海軍は、日本近海では、その昔は、最強の戦力を保持していて、恐れられていたからね。。。それが無くなったのをええことに、好き放題やっとる。。。と、いうのがこの評論家さんの意見や。。。まぁ、一理も二里もあるわなぁ。。。

 

 このことの裏返しは、実は、ロシア、中国、韓国、などの国は、本当は、日本が怖いのである。怖くて怖くて堪らんのである。。。今まで、60年も、これ幸いに、日本が大人しくしていたもんやから、何にも無いように思っていたけど、もし、またまた、日本が軍事大国になったり、核を持ったりしたら、恐ろしいから、必死で警戒しているのである・・・。安倍ちゃんの少し勇ましい発言に、いちいち反応して、発言をするのには、裏返せば、日本の軍事強大化が、本当は一番怖くて、北朝鮮の核開発に反対するのは、実は、これを日本が口実にして、核保有の道を歩むのではないか・・・というのがあると思うのである。。。

 

 北朝鮮が近年、やったことは、実は大変に意味が大きくて、核保有国になるということは、いかに貧しくて小国であろうとも、核兵器をたった数発を持てば、あのアメリカさえも、まともに相手にしてくれる・・・。という、核倶楽部の優位性を証明して見せたことにある。。。。事実、そうやろう。。。あれだけ北朝鮮とバイの関係で交渉はしないと明言していた米国が、北朝鮮の核実験以来、堂々と、二カ国協議をやっとる。。。日本がいくら、拉致拉致と言ったって、お構いなしや。。。

 

 今までの日米蜜月なんて、はかない夢やったんかね。。。アメリカが本当に日本を、北朝鮮の核から守ってくれると、信じているのなら、ホント、日本人は、おめでたいね。。。そんな、あてにすること自体がアホやで。。。在日米軍や、米政権は、絶対に、日本の政府や日本の国民の思い通りには、絶対に動かへん。。。あくまで、その時の、米国民の世論によって、動くものやということを、思い知っておくべきやろうね。。。

 

 米国のCIAがヨーロッパで、いったい、何をとしるか、知っているか?欧州の他の国に行って、アメリカ政府に対抗するグループの首謀者や、リーダーをこっそり誘拐しとるんやで。。。これって、北朝鮮のやってたことを大きな声では非難できひんやんか。。。これだって、立派な、国家による誘拐なのやから・・・。つまり、アメリカも、二枚舌もええとこ・・・というや。。。

 

 中国にとって、北朝鮮の核は、本当は、あんまり影響がない。だって、自分の友好国が、自前で核兵器保有国になる。その国の照準は、自分の国には向いていない。。。それより、うまいことやって、南朝鮮を統一して、中国にとってやりやすい地域にしたい。。。ところが、ここに日本がある。北朝鮮が核兵器なんていう危ないオモチャを振り回しよったら、日本も持つぞという、格好の口実になる。これがいちばん嫌なことやんか。。。

 

 このように、日本の周りには、本当は、日本を恐れておる国ばっかりやということが、この評論家先生は言いたかったのである。だから、日本は、もっと強気で、そんなことをしたら、もっと、日本も軍事力増強をするぞ・・・と、脅せと言っているのだそうである。。。物騒な話やけどね。。。。

 

 でもね。。。私は、この最後の部分だけは、どうも頂けないのである。。。何故なら、○○しなければ、日本が核を持つぞ。。。とか、軍事的に増強するぞ・・・とか言う方法が、まるで、北朝鮮や韓国のやっている、言っている事と、同じロジックであるからである。。。

 

 何か、相手の国を、自分の国の思うがままにコントロールしてやろう・・・という発想自信がまず、セコい。。。殺されなく無かったら、手を挙げろと言っている銀行強盗とおんなじやからね。。。日本は、こんな、子供じみた脅し合いには、組みしないということを、バーンと言うべきやし、核やイージス艦、ミサイル防衛などを、カードにして、北朝鮮の真似事をする必要は、実は、全くないと思うからである。。。

 

 北朝鮮は、どちらかと言えば、仲間はずれにされてしまった、だだっ子のようなところがある。戦後、大きく発展した東アジアのなかで、ただ一人、繁栄から、全く取り残された国。。。この国と、今、ちゃんと、関わらなければいけない理由は、日本には全くない。出来るものなら、日本は、こんな国とは関わり合いになりたくないのが本音である。それなのに、北朝鮮は違う。何とか、日本や韓国から、援助を引き出して、たかってやろうという、魂胆が見え見えだからである。。。

 

 だから、何とか、構って欲しいと、必死になっとる。。。構ってくれないと、ミサイル発射するぞ。。。核兵器ぶち込むぞ・・・。まるで、ガキの思考回路やんか。。。いくら、たった、人口2000万円の貧しい国で、日本と絶交しても、日本にとって、大して影響のない国だろうけど、刃物や、危ないオモチャを振り回すような子なら、こっちも困る。。。あめ玉や、お菓子をあげるから、そんなものは、早く、ほかせ。。。ちやんと、手放したら、ちょっとは、ええもん、上げるから。。。これが6カ国協議やんか。。。

 

 だから、日本は、向こうのペースで、同じようになったらあかん。日本は、そんな、子供だましのような遊びは嫌や・・・。と、言わなあかんわなぁ。。。これをやったら、こうしてあげるとか、援助を受けてあげるから、国交回復しょう。。。なんて。全然、筋の通った話やないからね。。この、無茶苦茶な理論の組立が、朝鮮半島の特色やわ。。。

 

 外交を、交換条件でやるのはあかん。向こうのペースにはまってしまう。。。日本は、経済制裁を止めてあげようか・・・。それには、拉致被害者の調査開始が条件ですよ。。なんていう交換条件を出している。。。これが向こうの思うツボやと思うのやね。。。外交は、こっちの弱みを相手に見せた方が負けや。。。日本は拉致問題を解決してほしい。。。この要件を、真正面から言い過ぎや。。。拉致の安倍・・・なんて言われているぐらいやから、ほんなら、向こうが横田めぐみさんを本当に捜してきて、日本に返してきたら、核の保有も何もかも目をつぶって、国交回復するつもりか?そやないやろう。。。

 

 本当の日本にとっての脅威は、核兵器を搭載したミサイルが日本に向いて、発射準備が整っている事に他ならないやんか。。。こんな危ない国に、何を言っても、仕方がない。。。だから、なし崩しに向こうの要求を呑む。。。これが、向こうの手やんか。。。やっと手に入れた核兵器。向こうが廃棄するはずがない。。。これだけは、言っておく。北朝鮮は核武装解除に絶対に応じないし、応じるつもりはない。。。

 

 外交なんて、基本的には、武力が背景にある。軍の力が無いと、どんな交渉上手でも、国益をより最大限に出来ひん。。。笑顔で握手している裏で、兵士たちが互いに相手の方に、ライフルをたくさん構えて持っている・・・。これが残念ながら、現実やんか。。。だから、日本は、戦争を仕掛けなくてもええけど、相手になめられないだけの最新の装備は必要やし、万一の時には、徹底的に出動して、相手を有る程度威嚇しておくなどの用意も、必要やろうね。。。

 

いつまでも、自衛隊をお飾りだけのお嬢様部隊にしておく必要は無いからね。。。

 

日本は、戦後60年以上、平和というものの恩恵を世界一、享受してきた国や。。。でもね。このまま、向かって行く方向が、いつまでも、ちゃんと定まらず、ふらふらしている状況が続いてきたら、これから30〜40年先ぐらいに、韓国、朝鮮、中国、ロシアなどの周辺国と、衝突する可能性が出てくると思う・・・。戦争を、聞きっかじりの知識でしか知らない世代がほとんどになり、何故、日本だけが戦争をしてはいけない国で、あり続けなければいれないか。。。この問いに、明確な答えが、探せないでいる可能性が増大してくるからや。。。

 

ちょっと前の日本なら、こんなことは無かったと思うが、どうも、この頃の日本人は、危なくなってきている。。。またまた、愚かな、戦争を始める可能性も増えてきている。。。これに歯止めを掛けるには、どうしたらええのかね。。。

 

「これ以上、日本を、本気にさせるな・・・」なんていう、気障なセリフを北朝鮮に言ってやるつもりか? そんな、安もんのヤクザ映画みたいな、外交しか出来ないように日本がなってしまったのなら、それも、それで、運命なのかも知れないけどね。。。

 

3/21(水) 今春の健康診断で、少し、引っかかってしまって、潜血便があるというので、大腸のバリウム検査をやることになった。。。。40歳以上なら、毎年健康診断でやる、胃のバリウム透視と違って、大腸の検査は、少々検査の前から準備が必要である。前もって診療所へ行って、前日1日分のレトルトの食品や、2種類の下剤を渡される。腸の検査のためには、腸の中身をからっぽにする必要があるから、前々日の夜以降からの準備が必要になる。

 

 金曜日の午後からの検査予約だった私は、水曜日の夕食以降から、だんだんお腹のなかを空っぽにする準備が必要になることになる。。。。いややなぁ。。。とは、言っても、いきなり絶食といのうは、つらいもの。。。そこで、検査前日の朝から、特別食となる。指定された食事は、和風かゆと、おみそ汁である。レトルトのおかゆをお湯で暖めて、おみそ汁と一緒にいただく。。。絶食する事を思ったら、食べられるのだから、まだましである。でも、朝食の時間が短い。。。すぐに食事が終わってしまう。。。

 

 会社でのお昼ご飯は、「中華かゆ」とすまし汁。朝と同じように、湯煎でいただく。。。おかゆは味気なく、そんなに美味しいものではないが、おすまし汁を少し濃いめにしておけば、その塩分で、何とか食べられる。この特別食の箱を見ると、ハウス食品工業が製造元。発売元は、風邪薬で有名なカイゲンとある。。。いろんところに、進出しているのやね。。。

 

 さて、朝、昼と、少量のおかゆが続くと、さすがに90s近い私は、足りなくて、少しフラフラする・・・。ただ、その辺のところを計算しているのか、検査前日の午後には、間食というのも、ちゃんと入っている。カロリーメイトのチョコレート味みたいなのと、オレンジ味とアップル味の粉末ジュースみたいなものである。。。これを3時頃にゆっくり頂く。。。水分だけはたっぷりと摂取する。。。

 

 そして、帰宅してからの夕食。。。これがコーンポタージュスープが一杯だけである。。。そして、しばらくしてから、2種類の下剤をかけて、お腹のなかを一気に空っぽにする。。。何度も何度もトイレに行って、朝の出勤時には、もう何にも出ない状態にまでなる。。。

 

 検査当日の朝は、もちろん絶食である。10時頃までなら、お茶程度は少し飲んでも良いのだが、お腹を膨らませるほどには飲めない。。。10時半から検査予約の13時半までは、絶飲食である。。。少しふらつきながら仕事へ行く。このへんが一番つらいところやね。。。

 

 お昼過ぎになって会社近くの診療所へ行く。X線の検査室に入って、紙製の穴あきパンツに着替える。衣類は、指定の病衣に着替える。。。造影剤の効果を高める注射をされて、いよいよ検査本番である。。。

 

 お尻の穴に何かゼリー状の麻酔薬的な物を塗られて、ビニールの管を突っ込まれる。。。そして、空っぽの大腸に400ccほどのバリウムが注入される。別にどおってことない。。。ところが、この後が気持ち悪い。今度は、大腸に空気を送り込んで、膨らませるのである。。。これが、なかなかつらい。。。というか、こんなことをされた経験なんて、この50年間、タダの一度もないやんか。。。お腹がボコボコ鳴るし、だんだん空気を入れられると、お腹が張ってくる。。。まるで、拷問みたいやね。。。

 

 昔、どこかの子どもが、カエルを捕まえて来て、このカエルのお尻の穴にストローを突っ込んで、ここに空気をふぅ〜っと吹き込んで、カエルのお腹を膨らませて、遊んでいる光景を思い出してしまった。。。あんまり大きく膨らまし続けると、残虐にも、お腹が破裂して、カエルは死んでしまうのである。。。小さい子って、こんな惨いことを意外と平気でやるものなのだが、なんだか、私も、そのカエルの気分が少しだけ判ったような、そんな気分である。。。情けないね。。。

 

 子供の頃、喫茶店で出されたクリームソーダをストローで飲んでいた時、小さい子どもなら、逆に息を吹き込んでブクブクを一杯作って遊んで、親に怒られた人も多いやろうと、思う。。。ちょうど、あの感覚に近いんや。。。クリームソーダの中が、腸のなかのような感じや。。。。

 

 どんどん、腸に空気を送り込まれると、何か自分が風船になったような気分になる。容赦なく、空気が送り込まれて、十分に大腸が膨らんだら、下腹部に、鈍痛が拡がる。。。トイレに行きたいけど、何にも出ない時のような、えも言われない感覚。これで、いろいろと、レントゲンの撮影が続く。。。

 

 お尻の穴に、管が刺さったまま、検査台の上に横たわったり立ったり・・・今度は、右へ回れ。左腰を上げろ、少し逆さづり気味にされたり、棒にぶら下がったり。。。けっこうつらい。。。何がつらいって、お尻に刺さった管が固定されていないものやから、今にも抜けそうで、気が気やない。。。

 

お尻の穴から先には管が続いていて、この管が何度か身体を回転するうちに両足に巻き付いてくる。こうなると、管が抜けそうになるから、必死で肛門の筋肉を閉めて、何とか抜けないように頑張るのだが、レントゲン技師の方は、どうやら、あんまりこの状況を理解出来てないようで、もう私の両足はお尻につながった管が2周ほどグルグル巻きになっている。。

 

 2〜30分ほどで終わると聞いていた検査は,小一時間ほどかかって、やっと終わった。。。結局最後は、お尻に刺さっていた管は抜けてしまって、私は腸の内圧が異様に高いまま、空気を抜いてもらえることなく、自前でトイレでバリウムと大量に送り込まれていた空気を出した。。。

 

お腹の中にはバリウム以外、何もないのに、トイレばかり行っては、ガス抜きだけ。。。これ、半日も続けてみ。。。けっこう、メゲるで。。。いやなもんやで。。。

 

3/22(木) 北朝鮮がまたまた、「日本には6カ国協議に参加する資格がない」と、珍発言を繰り返している。。。どうやら、この国の人は、自分の国の置かれている状況を正しく理解出来ていないらしい。。。と、言うか、6カ国協議という場が、我が国の晴れ舞台であるなんていう、とても勘違いの感覚すら、持っている感じである。。。困った国やで。。。

 

 そもそも、日本から見れば、六カ国協議は、北朝鮮という国が、世界に隠れて核開発をしていて、ミサイル実験や、核実験など、勝手気ままな行動を取り、これを大変迷惑に思う近隣各国が、何とか、これを止めさせようとするために開いた会議だ・・・という認識である。つまり、裁判で言えば、北朝鮮が被告で、他の五カ国が原告・・・。こんなイメージやんか。。。それやのに、諜報人である北朝鮮が、原告の一人である日本に、お前が言うな・・・と、言われてもねぇ。。。という感覚や。。。

 

 ところが、北朝鮮にとったら、世界最貧国の一つである北朝鮮という国が、世界一の大国である米国と対等に渡り合って、自国の存在と、自国の安全保障を確保しようという、晴れ舞台であると、思いこんでいる。誇らしい、誇らしい。。。。オマケに、テロ支援国家の汚名をぬぐいたいし、悪の枢軸なんていう、誹謗中傷を止めさせて、自分たちに科せられている足かせを外させたい。。。そんなところやろう。。。

 

 北朝鮮は、軍事独裁国家だし、何とか、カンとかして、外貨を稼いで、自国の経済維持のために使いたいということなんやろうけど、結局、中国に依存するしか、無いのやろう。。。ところが、その頼みの綱の中国が、つれない。。。

 

 日本にとったら、北朝鮮のお世話を中国にさせておく方が、ええことかもね。。。好調すぎる経済を、少しぐらい足を引っ張る要因が有る方が日本に取ったらバランスが取れて良いからね。。。

 

 北朝鮮は、それにしても、少し日本という国を、十分に理解しきれていない所がある。北はトップダウンの国やから、頭が了承したら、何でも下は付いてくる・・・。そんな封建社会みたいな社会構造だと、思いこんでおる所がある。。。自分の国がそうだからと言って、日本も、同じだと思われても困るね。。。日本は、自由主義国なんやから、いくら首相が決めても、国民の理解がないと、次の選挙で落とされてしまうから、あまり、国民の意思に反した事が出来ない仕組みになっとる。。。

 

 つまり、北朝鮮がもし、日本から経済援助を貰おうとするのなら、日本国民のかなりの部分の人が納得せんと、いけないことになるやんか。。。つまり、少なくとも拉致事件について、詫びたのだから、その後の経緯について、ええかげんな報告や、捏造ではなく、誠意を持って、事実を調べる態度を、取ってもらわんと、納得出来ひんわなぁ。。。メンツもあるやろけど、そんな見え透いた事をやられたんじゃ、とてもやないけど納得出来ひんからね。。。

 

 多分、北朝鮮は、拉致した日本人で、帰ってきていない人たちを殺してしもたか、死なしてしもた・・・という可能性が高いやんか。。。それを言い出せないものやから、嘘に嘘を重ねよる。。。正直に認めて、拉致被害者家族に謝罪することやね。。。そうでもせんと、日本は一銭も金を出せない。。。この日本の中の理屈をまず、判らんとあかん。。。強気なことばかり言ってたら、何にも前には進まないということを、思い知らんとあかんわ。。。アメリカと違って、何にも譲歩する理由が日本には無いということも、知っておかんとね。。。

 

 最近になって、拉致家族会とか、この拉致を政治利用しとる現安倍政権に批判が出ている。拉致問題で食っているとか、いう批判は気の毒やけど、安倍政権が拉致を利用しておるというイメージは、そう言われれば、そうかもね。。。ずっと、強気なことを言っておれば、ある一定の人たちの支持は集まるからね。。。

 

 ただ、難しいのは、外交というものは、押したり引いたりして初めて成り立つものであるということや。。。今の日本のように、押し続けていれば良いという状態の時は、強いけど、時には、譲歩しなければならない時が来る。。。一番、難しいのは、その時や。。。押すのは簡単やけど、引くのは難しいで。。。

 

 強気なのは、かっこええけど、引いたら、国民から怒られるもんやから、引くに引けないという、こともあるからね。。。それに、あまり押し続けていると、他国の反発も食う。。。六カ国協議の中で日本だけが強硬姿勢を崩さないままでいると、他の国から、譲歩するように説得される状況になる。。。こうなると、これを受け入れずにガンバつていると、またその国との摩擦を日本が背負い込む事にもなる。。。ロシアや中国、米国と、意見対立を先鋭化していくことは、あんまり日本にとって得策ではない事態も考えられるからね。。。

 

 米国がマカオにある北朝鮮の資金凍結を全面解除するのに合意した・・・。日本にとっては、この突然の変わり身に、違和感がある。。。何で、そんなに急に。。。という感じや。。。まぁ、本当に核施設を封鎖しよるのか、しばらく様子見・・・。というのが日本の立場やろう。。。以前に軽水炉の金を出さされたのに、結局隠れて核開発しとったという事実があるからね。。。もう、騙されへんぞ。。。というのが日本の立場なのは、当然や。。。

 

 今の日本は、次なる一手を捜している・・・。日本にある北朝鮮関連施設や、朝鮮総連などへの課税強化とか、今まで、見逃し放題していた在日朝鮮人の経営するパチンコ産業への、徹底的な脱税防止検査の強化などが考えられる。。。他にも、もし、日本にその根性があるのやったら、在日朝鮮人の人の資産とか、資金を凍結させて、動かせないようにさせる措置も、可能である。。。そこまでやるか、やらないかは、別問題としてね。。。

 

 もともと、在日マネーは、北朝鮮の金政権を支える重要な役割を続けて来たし、暴力団員の半数が在日朝鮮韓国人であるという現実を考えれば、ここを抑えれば、日本国内における北朝鮮政権の関わりを決定的に弱めることが出来るからね。。。覚醒剤や偽札事件も深く関わっているからね。。。

 

 北朝鮮は、日本が国内でやっている朝鮮総連いじめを、ことのほか素早く批判しよる。。つまり、一番痛いところを突かれている・・・と、思っておる証拠や。。。北朝鮮に帰国した親戚が人質になって、在日の人らは、随分、北朝鮮に搾り取られて来たからね。。。この金や食糧が貧乏国北朝鮮では、けっこう大きいのやろう。。。北朝鮮も、在日の人の事は、ものすごく蔑むくせに、それなら、国として、日本から北へ帰って来いという積極的な政策を採らないのは、このまま、在日朝鮮人が日本で稼いでいってくれるのが、有り難いのやろう。。。つまり、有る意味、日本は、北朝鮮から、人質を取っている事になる。。。この事に意外と気付いてない人は多い。。。

 

核兵器を放棄しないのなら、在日朝鮮人を北朝鮮に強制退去させるぞ。。。なんて、脅してみたらどうや。。。そんなことされたら、向こうが困るから、意外と、すっと、核放棄したりして。。。他の国からしたら、おかしいことやけど、この国には、こっちも、ちょっと斜め上から、ピントが少し外れた作戦でいかんとね。。。意外と、おもろいかもね。。。

 

3/23(金) 安倍政権が、突然、役人の天下り問題対策に手を出した。

 

 公務員の再就職を人材バンクという組織で、1つに束ねて、そこが再就職先をみつけて、あっせんする・・・。そんな構想のようである。。でもね・・・、私ゃ、この人材バンクなる案は、どうも、ものすごくピントの外れたプランやと、思うのやね。。。

 

 だいたい、役人のように、ふんぞり返っていた奴らが、何の取り柄も無いくせに、良い大企業に再就職出来るはずがないやんか。。。今まで、天下りがまかり通っていたのは、この役人を自分の企業に受け入れられて来たのは、役所の仕事を受注出来るからやろ。。。そのパイプ無しに、口利きを一切禁止したり、出身省の仕事と全く関係のない所への再就職で、企業には、何のメリットも無いやんか。。。

 

 普通で考えたら、役人という人たちへの、企業側からの退職後の求人情報なんて、いったい、あるのか?何の使い道もない頭の固い、ろくな仕事をしない人材なんて、いったい、誰が欲しがると思っているのかね。。。認識不足も甚だしいで。。。

 

 私は、天下りを無くして、再就職の透明性を高める。この事に異論があるわけではない。むしろ、ようやった、よう言うた・・・と、褒めて上げたいぐらいや。。。でもね、役人たちの手にかかると、この天下り人材バンクは、再就職を正当化するだけで、終わってしまいそうな気がするのや。。。結局、官と民の癒着の構造なんて、そんな一朝一夕に無くせるわけがないほど根深いからね。。。

 

 私は、それより、官が自ら定年延長をして、年金給付開始の65歳まで責任を持って雇うという、姿勢が必要やと思うんや。。中央から地方へ、地方から市町村への再就職でも、ええやんか。役人は退職するまで役人しか出来ひんて。。。下手に利権を作らせるから、何度も退職金をもらいよったり、ろくな仕事をしない人が、とてつもない第二の高給取りのようなアホな構造が出来てしまうんや。。。65歳まで退職できないような仕組みで、その分、新規雇用を抑えさせるのも、手やで。。。

 

 ただし、55歳までは昇給してもええけど、56歳から65歳までは嘱託扱いで給料は20〜30万だけやで。。。そんな高給出す必要は無い。給料かて、民間並みっていうのやから、こんなところも、民間中小企業並みにしてもらわんと、不公平や。。。

 

 もともと、天下りは、かしこい役人が、自分の組織防衛と、個人の利権拡大を狙って、コツコツと作り上げてきたシステムや。これを一気に放棄させるのは、なかなか難しいと思う。でも、やってもらわんとあかん。。。人材バンクが、お払い箱バンクになって、みんなが、こりゃダメだと気付くまで、やったらええけどね。。。

 

まぁ、この法案、どんなふうに、骨抜きにしてきよるか。。。しばらく、役人たちのお手並み拝見としとこか。。。定年間際の役人さんら、慌てよるで。。。必死になったら、ボロも出る。。。全国各地で頻発する談合事件も、根っこには天下りが有ると思うからね。。。今まで、さんざん、無駄遣いしまくっとる税金を、もっと大事に大事に使ってもらわんとね。。。

 

3/24(土) インフルエンザの特効薬タミフルが、ティーンエイジャーに異常行動を起こさせるという事例が後を絶たない件で、厚労省は、やっとのことで、原則10代への使用を禁止する措置に出た。遅きに失した感はあるけどね。。。

 

 厚生労働省は、その医薬品が、安全であるか、薬効があるか、危険は無いかの判断をして、日本で販売を出来るかどうかの許認可権を持っている。だから、製薬会社は、いろいろな新薬を開発して、いろいろな臨床実験などをして、安全や効能を十分に検証して、この役所に認めて貰って初めて、やっと、販売が出来ることになる。つまり、現行制度では、厚労省は、国民の生命に関わる大事なお仕事を担っていることになる。

 

 私は、もともと厚労省など必要ない役所やと思っている方なので、もともと、こんな役人たちのやっていること、何にも責任有る仕事だと思っていないし、全く、信用していないのだが、ただ、現在の制度において、ここの役人たちが今までやってきた仕事が、いかに、ずさんで、何にも実のあることをやってなかったか。。。これが、今回、実証されてしまったと思っている。。。

 

 つまり、厚労省は、実は、タミフルの副作用について、ちゃんと、データを集めたり、危険性についてろくな検証もしていなかったのである。これは、はっきり言って、怠慢以外の何者でも無いね。。。やっていたのは、小児科医に対するアンケート調査みたいなことだけで、そりゃ、子供の事件しか、判らないはずや。。。

 

 それから、世間が騒ぎ出してから、慌てて、医師会なんかから、データ集めをやりよったんやろうね。。。こんなのが、みえみえやんか。。。そしたら、かなりの異常行動の実例があったのが判った。。こりゃ、えらいこっちゃということになって、今までお墨付きを与えていたメンツをかなぐり捨てて、今回の使用禁止になったんや。。。

 

 私は、厚労省もあかんと思うけど、外国のロッシとかいう製薬会社から、輸入してそのまま売っておった中外製薬も責任有ると思うで・・・。下手したら、気がふれたようになるような、恐ろしいキチガイ薬を平気で売っておったんやから・・・。今まで死んだ人にどう言ってお詫びするつもりなのかね。。。まさか、国が認めた・・・で、逃げるつもりやないやろうな。。。

 

 これは、あくまで私の推測なんやけど、タミフルという薬の薬量の問題は無いのやろうか。。。欧米の大人の平均体重が70〜90sあるとしたら、この体重の人に合うだけの薬の量が処方されるやんか。。。見たところ、カプセル剤のタミフルは、大きな大人でも一錠、体重10キロ代の子供でも一錠なんていうことなら、副作用とか、薬の効き具合なんかにも、影響すると、素人目にはそう思うんや。。。

 

 このタミフルというカプセルが、本来、この半分以下の薬量で効果的に効く薬なのに、身体の小さい子供に同量を服用させたために起こった悲劇・・・。こんな単純な話のような気がするんや。。。毒にも薬にもなるって言うやろ。。。過ぎたるは、及ばざるが如し。。。半分の量ならインフルエンザの菌をうまく制御出来るのやろうけど、倍の量だったために、大きな副作用が出た。。。そんな感じやないかね。。。

 

 もし、この論理が正解やとすると、ティーンエイジャーだけではなしに、大人でも体重の軽い人は、この薬の副作用の影響を受ける可能性が高くなるんや。。。日本は全世界の何と7割ものタミフル消費大国なんやて。。。この背景には、医師があまりにも安直に薬に頼りすぎるという、薬漬けの現状があるのやないやろうかね。。。

 

 私の妹は医者だから、少しは雰囲気を知っているのだが、今の製薬会社などの営業体質は、異様な世界やと思うんや。。。どの薬を使うのかが医師の権限になっているから、売上を上げようと思う製薬会社は、よく薬を出してくれる医者を徹底的に営業攻勢をかける。。。大学病院なんかの早朝の従業員入り口に、早朝の出勤時間帯に、一度、行ってみ・・・。狭い通路の両側にずら〜っと各製薬会社のプロパーと呼ばれる営業部員が並んで、販促品や資料やら、時には隠れた商品券?などを配りまくっている。。。

 

 製薬会社に行った私の大学の友達は、どんな不況でも、何百万もの個人接待費を使える立場なんやと。。。製薬会社って、ぼろい商売なんやね。。。ボロ儲けできるんや。。。わずか10円で出来る物を1000円で売る世界やからね。。。こんな薬代に、われわれの納めた健康保険料が湯水のように使われているんや。。。何とかせんとあかんわなぁ。。。

 

 人間、病気になったら、高価なお薬を処方してもらえるのは、有り難い事やと、思われている。でもね。ちょっと、考えてみてほしい。風邪で近くの町医者に行ってもらってくる薬。本当は抗生物質のカプセル1個でええのに、この薬で胃が荒れるのを防ぐ胃薬とか、下痢を止めるための整腸薬とか、熱を下げるための薬とか、頭痛を緩和する薬とか、喉のタンを出させるための薬とか、山ほど出されないか?ここまで、行ったら、少し異常やで・・・。と、思った事のある人も多いはずや。。。

 

 薬漬けにされた日本人。。。何か、どんどんひ弱になって行きそうな気がするね。。。

 

3/25(日) 生活保護費を受給している人の数が急増しているのだという・・・。傷病など、何らかの理由で、働くことが出来なくなった家庭を、なんとか、みんなで助けてあげよう。。。生活保護の精神は、こんなところから、始まっていたはずである。

 

 ところが、この生活保護費を、不正に受給しているという、ニュースも、最近よく出る・・・・。とかく、胡散臭さがつきまとう生活保護という、制度。。。この制度を利用している人の比率が、大阪市で何と、3.54%・・・、旭川市で2.84%、高知市が2.74%、札幌市が2.50%、神戸市が2.47%と続く・・・。それにしても、この生活保護受給者の比率・・・。あまりにも高過ぎないか???全人口の3.5%って言ったら、1000人のうち、35人やで・・・。少し、基準が緩過ぎるのやないかね。。。

 

 働かざるもの食うべからず・・・。ちゃんと働いている人がバカを見る事のないように、してほしいもんやね。。。日本は、社会主義国やない。自由主義国や。努力したものが報われる。そんな当たり前の社会のルールが、もし、この制度で歪められているとしたら、真っ先に是正すべきやろう・・・。

 

 この議論をしていると、いつも話題になるのが、社会福祉と自助努力の問題である。みんなから集めた税金を、ある一部の人のためだけに使うと、税金を使ってもらえない人から不満が出る。お年寄り、身体の不自由な人、と、働く気のない人とを、どう切り分けて、どの人に給付をして、どの人に給付をしないのか・・・。これを判断するのは難しいで。。。

 

 なぜなら、大部分の人は、いろいろな複合的な要素が入り混じっているからや。。。高齢で、腰痛持ちで、職がない人は、どの程度なら仕事が出来て、どの程度なら、仕事出来ないから、給付をしてあげるかなんて、なかなか、一律の基準で決めきれるものやないからね。。。

 

 それにしても、日本は甘い国やね。。。働かないでも、朝から酒呑んで、パチンコ屋通いしている人に、生活保護費というお小遣いを、みんなの血税から、ばらまいてあげているのやからね。。。こんなことに、いったい何の意味があるのか???ホント、判らなくなる。。。こんな人への給付を制限したり、減額したりするのは、当然なのに、共産党の議員さんは、いつも、福祉切り捨てや・・・とか、弱者切り捨てや・・・とか言うのやからね。。。生活保護予算を削減したり増額したりするのは、本来、その対象世帯が増えたり減ったりすることから決めるべきなのに、まず予算獲得ありきの論理は、全く主客逆転しているからね。。。

 

 人が、他の人の助けを借りずに、自立して生きて行く・・・というのは、社会のルールとして、基本中の基本である・・・。でも、一度、役所に頼る事で、味をしめた人は、事ある毎にどうしたら、公的な制度が受けられるかに注力する。このことが拡がって、本来は特別な人たちだけのための制度が悪用されて、我も我もと、税金をむしり取るような輩が跋扈する・・・。そりゃそうやで・・・近所に生活保護を貰っておるオッチャンがいるとするやろ。。。どうしたら、給付を貰えるのかを聞く人がいるやろ。となりのオッチャンでも、貰えるのなら、私も貰えるのやないか。。。と、考えよるヤツが増える。。。こうして、どんどん、受給者が不用意に増えていくんや。。。

 

 こうして、本来、生活保護を受ける必要のない人まで、どんどん受給者が、増えていってしまう。。。一定の要件を満たせば、こっちの人が貰えて、こっちの人には支払わないなんて出来ないことやからね。。。

 

 ある商店主は、自分のお店で、朝から晩まで一生懸命働いていた。そのお店は、そんなに流行っていないながらも、何とか食べていけるだけは儲けが有ったとするやろ。。。この店主が、どこからか生活保護の話を聞いてきた。そんな、ええ話が有るのなら、わしも、楽して金だけもらいたい・・・。もうそろそろ、歳やしな・・・。そう考えて、持病の診断書を添えて、生活保護の申請をして、これが通ったらから、店を閉めてしまった。。。こんな事例はどうやろ・・・。

 

 もし、この制度が無かったとしたら、このケースでの店主は、お店を続けて何とか死ぬまで自立していたはずや。。。ところが、制度があったために生活保護の受給者になってしもた。。。こんな積極的に受給者になる人が増えてきたから、今の世の中、こんなおかしな事になったのやと思うんや。。。

 

 こんなに受給者が増えてくると、税金を上げるか、給付額を下げないとあかんようになる。。。結果として、本当に寝たきりで動けない人とか、特別な介護が必要な人とか、他に収入が無く、明日の食べ物にも困っている人たちへの給付が減らされて、本来、受給する必要がないかも知れない人に、税金が垂れ流されているという、理不尽な事にナットる可能性があるんや。。。

 

 生活保護費を支払うことは、本来は自由主義の基本的ルールである「働かざる者、食うべからず」を曲げることになる。だから、もっと細心の注意を払って、ハードルを高くしておかないとアカンはずや。。。ところが、一度、制度に頼った人は、社会により寄り掛かるようになるし、よりアテにしてしまって、このことが、本人の自立を阻んでしまうことになる。。。難しい問題やね。。。

 

 国民皆年金の時代になって、ほとんどの人は、有る程度のお金を生きている限り国から貰える。そもそも、この年金制度の発想が社会主義的やろ?ろくすっぽ年金掛金を払ってない人にも、ちゃんと、たくさんの年金が入るのやから、世の中にこんなうまい話は無いやんか。。。年金制度と生活保護の関係は、実は、ものすごく深い関わりがある。。。

 

現役時代にかなりの収入が有って、高額の年金が常に入ってくる人のことを横目に見ながら、無年金だった人たちにも、最低限の生活を国や地方自治体が保証する。。。本来、生活保護というのは、負け組の烙印であって、とても恥ずかしい事であったはずや。。。それを、貰えるものなら、なりふり構わず。。。取らないと損・・・。こんな感覚で受給請求する人が多い。。。これは、日本人の意識の卑しさと、この生活保護制度自身の欠陥を如実に表しているのやないやろうかね。。。

 

3/26(月) 土曜日のサタずばっ!を見ていて、片山虎さんが、どっちを向いて政治をやっとるヤツかがハッキリ判った。。。それほど、この人が、役人の利益代表で、国民の利益代表ではないというのが、明白になったということや。。。ホンマ、酷かったで。。。

 

 もともと、国の役人が50歳の働き盛りで、肩たたきされて、自分の省庁と関連の深い団体や企業に転職するなんていう行為は、企業倫理的にも、社会通念的にも、とても、許されることやないと私は思う。。。だって、そうやろ。それらの団体や企業は、その省庁から仕事を貰って喰っておるのやから、そんなことを許していたら、発注者と受注者が、同じ省庁出身の元上司と部下の関係になってしまうやんか。。。部下は上司から言われたら嫌とは言えないし、そうなると、シビアな発注や公正な取引が行われないのは、見え見えになるやんか。。。だから、このような関係を作らせたらアカンのや。。。

 

 私は、このような関係が続いて、一部の団体や企業に独占的高値で仕事や発注をすることは、不当に高い価格になったりして、カタチを変えた公金横領的な犯罪であるという意味さえ、有ると思うのである。。。日本中で繰り返されている談合や、入札妨害事件の、全ての根元が、ここにあるのである。。。

 

 ところが、どうだろ。こいつらは、悪いことをしている意識が全く無い。本気で、自分たちに能力があるから、企業や団体が喜んで受け入れていてくらるなんて思っているのやろうかね。。。そして、何度も再就職を繰り返し、高額の給与と、非常識な退職金を何度も貰いよる。。。この金がどこから、出ているのか・・・。もちろん、税金からである。つまり省庁は、この団体や企業を利用して、迂回的に、この人にお金が回るように計画的に画策しているとさえ見えるやんか。。。

 

 渡辺行革相のやっている人材バンクも、やっぱりアカンで。。。50で肩たたきするのを止めないのやったら、ちゃんと、他の人と同じように、普通のハローワークに行きなさい。50歳以降の再就職が、どんなに大変な事か、身にしみて感じて貰わんと、気が済まへんわ。。。結局省庁人材バンクは、ハローワークに格差を付けた特別なハローワークを作ろうとしているだけ。。。そう見える。。。

 

 その手口はどうか。。。役所と関連のある企業や団体、役所を主な収入源にしているところに、何人を受け入れるのかと、人材バンクが打診しよる。これを点数制にしよって、高い得点の所に受注が行くように調整させよる。こんな事が考えられる。。。これも、あかんやろう。。。結局、発注を人質に、役人の再就職の口入れしとることになるからね。。。

 

退職させるなら、普通のハローワークへ行け!役人の特権プンプンの特別なハローワークなんか作らせたらあかん。天下りは百害有って一利無し。むしろ、税金ドロボーの立派な犯罪であるという認識が今、一番必要なんやないかね。。。

 

3/27(火) 株をやっている人にとって、昨日と今日は、少し特別な日である。

 

上場している会社のうち、かなりの多くの企業が、3月末を本決算日にしているのである。つまり、3月最後の営業日である3月30日が株主としての権利である配当を貰う基準日であり、株主優待も、貰う基準日である。株の世界では、一年の内、この3月末日1日だけある会社の株を持っていても、1年以上、あるいは、半年持ち続けている人と全く同じ権利が得られる日なのである。

 

 ところが、株のルールがあって、この3月末の株主名簿に掲載されるためには、処理期間というのがあって、この名義を変更したりする日数として、中3日間という日を設定しているのである。つまり、3月31日が今年は土曜日にあたるので、3月30日が最終営業日となり、この4営業日前である3月36日の月曜日が、この権利を取るための確定日となる。つまり、別にいつも、この会社の株を持っていなくても、このたった1日だけ、この会社の株を持っていたら、晴れて株主様になれる特別な日なのである。

 

 出来るだけ多くの会社の株主になりたい人は、この3月末の権利日の集中日にどの会社を持っていようかと悩む人が多い。もちろん、お気に入りの会社を持ち続けるのも、自由だし、ネット取引のお陰で、格段に株の売買手数料が下がったために、頻繁に株の売買をしても、そんなに負担にならないという考え方の人も増えてきたようぶある・・・。

 

 そして、この3/26の翌日、つまり今日が、権利落ち日と言って、前日まで保有していた株をみんなが一斉に売ろうとするために、株がほぼ間違いなく暴落する特別な日なのである。株をやらない人は、ほとんどご関心が無いだろうが、そんな人も、今日の夕刊か、明日の朝刊の株式欄を見てみてほしい。そこには、権利落ちによる値下がりを示す。◇←こんなマークがならんでいると思う。これが、通常の株取引ではなく、権利落ちによる株価の大幅な変動がある銘柄であることを指している。。。

 

 かなりの上場企業が3月末を決算日にしているので、今日は、間違いなく株価が落ちるということが、毎年決まっている特異日であると言えるやろうね。。。

 

 まぁ、世の中の人の考えるような事は、みんな考えるもので、どうしても、株を売りたい時期は一致する。不思議なもので、相場は、その株を持っていて貰える配当や、株主優待の価値の分だけ値下がりしよる。。。これも、経済原則なのかね。。。それでも、元気な企業はいるもので、権利落ちの日なのに、逆に値上がりする会社もあるから不思議である。よっぱど、内容が良いのかね。。。

 

 さて、株取引と言えば、最近、話題になったのが、ライブドアである。ホリエモンは、2億か3億の保釈金を払って、刑務所から出てきて、六本木ヒルズに住み、超高級焼肉店に通い、あいかわらずの生活を送っているのだという・・・。この前なんか、南の島のリゾートにお弁当持ち(女の子を連れての意味・・・)で、言ってたんやて。。。ええご身分やね。。。そう言えば、自家用ジェットも持っていたんやったわなぁ。。。

 

 ライブドア株を大量に買って、大損をした人は、自己責任で済ますのに、それを画策しておったヤツが、のほほんとして、お詫びの一つもせんのは、やっぱり日本人の感覚からしたら、許せないやろうね。。。

 

 そんななか、フジテレビが、ライブドアによる乗っ取り工作と、その防衛策で、多額の損出を出したということで、ライブドアを訴えよった。。。私は、これはダメやと思うで。。。株の損はオウンリスクというのが世間の常識やからね。。。そんなの全部織り込んで、みんな株をやっとるのに、一人だけダダこねられてもね。。。

 

ただ、そのために、ホリエモンの個人資産をはき出させることが出来るのなら、痛快やけどね。。。でも、本来は、この差し押さえ資産は、騙された人たちの救済に回されるべき・・・というのが筋なのかもね。。。

 

 株式という世界は、残念ながら、まだまだ、ちょっと頭のよく回る、詐欺師のようなヤツが、生きてゆけるような、あいまいな部分の多い世界である・・・。勝手にどんどん株券を印刷して、他の人から投資資金を集めて、本当は儲かってもいない会社を、さも、儲かっているかのように見せかけて、またまた投資資金を集める。。。これって、誰が見ても詐欺やんか。。。こんなことをした犯人が、のうのうと生きてられて、再チャレンジ出来るのやから、世の中、ちょっと甘過ぎるのやないかね。。。二度と立ち直れないように、してもらわんと、嘘をつかれて、被害に遭った人は、気持ちが収まらないわなぁ。。。

 

 情報が命のこの世界で、インサイダー取引・・・というのも、笑わせる法律である。自分の会社が今度、今までにないような爆発的に売れそうな新製品を出す。その事は、新製品を開発しとる人と、そのための広告の準備をしとる人だけが、知っている情報やんか。。。この人が家に帰って、このことをポロッと、嫁はんに言った。この嫁さんは、内緒やで・・・と、口止めしながらも、近所の奥さんにこのことを話した。。

 

 この奥さんからその人のダンナに伝わった情報を元に、このダンナがこの会社の株を買って、新製品の発表と同時に暴騰した株を売って、大もうけしたとしよう。。。明らかにインサイダー情報による株取引なのだが、実際の所、このダンナと開発チームに所属するご主人の間には、一面識もない。。。つまり、立件がかなり、大変難しいのである。。。この情報を誰からか聞いた証券会社に勤める営業のご主人が、良い情報が有ります・・・と、この会社の株を買うように顧客に勧めた。。。それで大もうけ出来た。。。まず、こんなの、つかまえられへんやんか。。。

 

 ある山の中に今度、高速道路が通る事になった。その情報を、代議士の口から知った人が、その土地が値上がりするだろうと、買いまくった。。。しばらくしてその道路のルートが発表されて、この人は買った値段の10倍の値段で、土地を買って貰えて、大儲けした。。。こんな話、そこいらじゅうに、転がっているやんか。。。株の世界だけインサイダー取引禁止っていう法律が出来ただけのこと。。。情報を早く手に入れたことは、「勝ち」につながる。。。こんな原則は、何にも変わっていないんや。。。

 

 法律は、いろいろなことを規制する。それは、あまりにも不公平で、あまりにも、社会正義に反するから、制定されるのやと思う。。。まだまだ、時代の流れに立法が追いついていない時代やね。。。国会は、日本と言う国のルールを作るところである。もっと、現代の時代に則した、効果的な立法が求められているのやろうね。。。M&A関係では、ものすごい日本の法律制度の不備が指摘されている。。。

 

日本という国のルールは、何でもかんでも世界標準に合わすだけでは、日本の企業は、ことごとく、外資に全部乗っ取られてしまうで・・・。中国なんか、上手にやっとるで。。。日本が自分の国に一番有利になるようなルールを先に確立しておかんとあかんで。。。もっと、よう勉強せんとあかんで。。。

 

日本は、会社という概念は、欧米と違う。。。家族的な企業ほど、ドライでクールな外国人投資家とは、相容れない要素が多い。。。この辺は、何とかケアしておかないと、日本中の企業が、食い物にされて、おいしいところだけ、持っていかれて、ポイされるで。。。ほんま・・・。

 

3/28(水) どうも、最近の日本は、何かにつけて、極端になって来ていて、いかんわ。。。安倍晋三総理の誕生で、日本の政治志向は、大きく極右的に梶が切られてしまったと、私は、思うのである。

 

 私はもともと、自分では、少し右寄りな考え方を持っている人間だと思っている・・・。だから、今の日本の風潮は、どうも、とてもだらしなく、とても良くない方向に流れが向いていると思っている一人である。だから、安倍総理のように、一本筋を通してくれる人は、心地よく思う部分があるし、何事につけても、ピシッとしているとか、整然としている。とか言うのを好む方だと思う。

 

 先日、自衛隊の方のお葬儀に参列する機会があって、ほとんどの方が自衛隊員・・・というお葬儀を見ていて、大変、清々しいものを感じた。お焼香一つとっても、実にスピーディに、きびきびと行動される隊員の方たちに、さすが自衛隊員さんやなぁ・・・。と、思った。今の世の中、個性が尊重されすぎていて、団体や組織のことを考えて、行動する人なんて、なかなかいないからね。。。トイレへ行くにも駆け足で行かれる若い隊員さんを見て、はぁ〜っと、思った。。。もちろん、良い意味で。。。

 

 私も含めて、今の若い世代の人は、リアルな戦争というものを知らない。映像や書物や親や祖父からの話でしか、第二次世界大戦のことは判らないのだが、その感覚が、だんだんと時代の流れと共に、変わってきているのではないかと思うのである。。。

 

 昭和20年の終戦から、昭和50年代の高度経済成長を経て、日本は平和であることが当たり前の世界で生きてきた。平和であるからこそ、奇跡的な経済成長が出来たと言って良い。ところが、この平和の有り難さが、だんだん薄れてきて、「奢り」に変わろうとしている。。。そんな気が、最近、するのである。。。いわば、平和惚けの進化形やね。。。

 

 日本は、現在、世界有数の経済大国になった・・・。だから、もっと、世界で大きな地位や、発言力を得たいと考える人たちが、増えてきたのである。確かに、日本の経済力を考えると、日本には客観的に見て、その資格が有るのかもしれない・・・。でもね、実は日本は、戦後60年間、ずっと、これを押し殺して生きてきた・・・。何故か・・・・。それは、より強国になることが、再軍備をして、戦争が出来る普通の国になるということと、同じ意味を持つからである。

 

 何や、カンや言っても、戦争をして、強い国が、他の国からは恐れられるし、軍事力というものは、その国の力を示すのに、まだまだ現役の力を持っているからである。。。残念ながらね。。。

 

日本は憲法第九条で他国と戦争することを封印されている。これを、米国から押しつけられた憲法であると考えるか、これ幸いに、戦争放棄を逆手に取って、それなら、米国さん、日本を守って下さいよ・・・。って、言い続けて来たのが日本の吉田茂以降の歴代ハト派の源流政治家たちである。

 

 私は、この戦争放棄を逆手にとって、戦争をしなくて良かった日本が、一番平和・・・という国益を享受してきたと考える意見に賛成である。こんなことを書くと、また、ネット右翼の人からの書き込みがあるかも知れないが、憲法改正論議の中で、憲法第九条に関しては、改正に反対である。今のままでよい。と、いうより、せっかくの平和でいられる言い訳を手放す必要なんて無いと思うのである。。。

 

 米国などでは、日本は再軍備すべきであるとか、核武装すべきである・・・という意見が出てくるやろう。。。でも、現在の憲法が米国の押しつけで出来た経緯を考えたら、もう、それ以上は言えないやろう。。。だから、この特権を使わない手はないと思うのである。まして、アメリカは、世界で唯一、2発も日本で大量破壊兵器である原爆を実戦使用している負い目がある。。。この好都合を維持していくのが、日本にとって大変有利であり続ける事に変わりがないのである。。。。

 

 安倍総理は、憲法改正に向けて、国民投票法という法律を通そうと考えている。これは、私は、戦前の国家総動員法と並んで、悪法だと思う。。。。日本は、戦前のだんだん戦争に向けて突き進んで行ったという経験をふまえて、なかなか、ハンドルが急旋回を切れるような仕組みにしていない。つまり、参議院は半分づつしか改選されないし、衆議院選挙も組み合わせれば、6年ほどの時間を掛けないと、なかなか政権交代が難しいように、わざと安全弁をこしらえてある。と、思うのである。

 

 ところが、国民投票法という法律は、何でもその時の国民の熱狂的な支持や、特別なカリスマ性で、大きく政治の流れを変えてしまう事が出来る危険性をはらんでいるのである。。。具体的には、小泉首相のように、大人気の政治家が出てきて、国民支持率80%なんて取ってしまうと、この人が独裁的な権力を一気に握ってしまって、この人が戦争するとか、言ってしまうと、それまでの安全弁がどんどん外されていってしまうことになるからである。。。

 

 まぁ、今の安倍首相の支持率は、かなり低いから、そんなことは出来ないと思うのだが、これが高いと、第二のヒトラーやムッソリーニが日本で誕生してしまうことを許してしまう危険もあると思うのである。。。

 

 今の日本人は、有る意味、平和ボケを通り過ぎて、刺激を求めすぎている。平和の有り難さを、忘れ過ぎている。。。。そんなところが無いか?

 

リーダーになれるための、大きい声、大げさな動き、派手なセリフ、人とは違う極端な意見。。。こんなのを、素晴らしいことであるなんて、過大評価したり、自分の個性であると、勘違いして、主張するくせが、みんなに出来てしまっているのやないやろうかね。。。本当は、そうでもないのに・・・。何かのキッカケで、どんどん、本当の自分の考えとは、違う方向に、ぐいぐい引っ張られて行く事って、あるやんか。。。そんな、本当の自分を持っていない、そんな人が増えてきているのと、違うやろうかね。。。これって、戦前に日本がどんどん戦争に向かって突き進んでいった状況と同じなんや。。。

 

 人間って、そんな単純なものやない。白か黒ではなく、その途中には、黒っぽいグレーもあるし、白っぽいグレーとか、ブルーっぽいグレーとか、チャコールグレーなんかもあるやんか。。。それを一律に白か黒かで判断するから、あかんのや。。。多様性は、有る意味、極端に走らないセーフティネットにも、成り得るからね。。。

 

 かつて、日本に、国際化の波が押し寄せて来て、どんどん欧米化した。。。でもね、欧米が自分たちの標準を押しつけて来たら、日本は違う・・・と言えば良い。それが通じないなんて、遠慮する必要はない。。。中国を見習ってみいな。。。自分流を絶対に崩さへんやんか。。。日本は、日本やんにゃから、日本流でええやんか・・・。多様性のあるのが日本なんやから、そんな画一的に決められても困る。もっと、日本は深みというか、厚みというか、懐の深いところのある国やからね。。。

 

今の日本に欠けているところ・・・。何でも右向け右・・・。これって、一番、怖い事なんよ。早く気付いて欲しいわ・・・。

 

3/29(木) 外国の動物園でシロクマの赤ちゃんが生まれた。かわいいシロクマの赤ちゃんだったが、何故か、その親シロクマが育児拒否をしてしまったため、人間の飼育員が24時間体制で母親代わりをしていたそうや。。。。ところが、シロクマという野生動物を人間が飼育すると、野生に戻せないということから、親シロクマが育児出来ないのなら、毒殺してしまう処置を決定したそうや。。。ところがところが、この処置を知った国民から、そんな可哀想な事をするな。。と、抗議が殺到して、結局、そのシロクマの赤ちゃんは、動物園で別に飼われることになったそうや。。。

 

 このことが示す通り、人間社会というものは、なかなか、ルール通りに行かないものである・・・。感情が、物事を動かす原動力になることは、まま有る事である。。。

 

 北朝鮮による拉致被害者が、ここまで大きい問題になったのも、拉致という行為が、如何に、とんでもない行為で、被害者の人が多くの人から、気の毒に思われた「感情」を集めることが出来たことが大きく原因している。。。

 

 外交のお仕事というものは、本来は、両国の関係改善とか、友好促進とか、交易増進とかが、双方の国益に叶う時、成立するものである。普通、十数人の人たちが誘拐された過去の事件などは、他の大きな事からしたら、黙殺されることが、国と国との交渉事からしたら、常識的なこと・・・という、価値判断が、世界一般的には成り立つ・・・。事実、北朝鮮は、当初、このことを、見くびっていた。日本もかつて、満州で、もっと酷いことをやっているのだから、お互い様やろう。。。そのぐらいの感覚でいたのやろう。。。

 

 日本が北朝鮮と国交回復して、経済援助して、向こうが軍縮や核廃絶に進めば、日本の安全保障上の危機は、遠のく事になるからね。。。ところが、拉致問題は、たかが10人か20人のことなのに、日本側の国民的な重大関心事までになってしもた。。。つまり、国として、これを無視して向こうと交渉したり、する訳にはいかないような事に、もう、なっているのである。

 

 つまり、拉致事件という、国と国との交渉というレベルからしたら、普通なら些細な事なのかも知れない事が、日本側から見たら、最も重要な要素の件になってしまって、つまり、国益より、国民感情の方が上回ってしまっているという、パラドックスに陥ってしまっていると思うのである。

 

 昔の外務省なら、拉致被害者の人たちを、国家間交渉の障害になるとさえ、思っていたはずや。。。それはそれで、外交官からしたら、どちらに、プライオリティを置くか、それからしたら当然やろう。。。でも、今の日本では、国民感情のことを、政治家が一番気を付けなければならない事になった。。。そう言えるやろうね。。。

 

 そういえば、その昔、似たような事件が有った。。。日航機よど号ハイジャック事件である。奇しくも、この時も北朝鮮がらみだったが、赤軍派が日本航空機をハイジャックして、刑務所に入っている自分らの仲間を釈放せよ。さもなければ、乗客を殺すぞ・・・と、やったのである。。。

 

 当時の総理大臣は福田赳夫。。。「人の命は地球より重い。。。」という名言を吐いて、超法規的措置で、政治犯を釈放した。その政治犯は日航機に乗って、北朝鮮に政治亡命を果たした。。。つまり、この時、福田は、法律を曲げてまで、国民感情に配慮した。。。そういうこっちゃ。。。

 

 皮肉にも、この赤軍派が、その後、実行犯になって、拉致事件を実行している。。。。福田赳夫の判断を、このことで、どうこう言う人はいないけどね。。。

 

 このように、政治家は、国民の感情に、最も敏感で、最も影響される。つまり、理にかなっていない事でも、例え理不尽な事でも、国民から沸き立つような、ヒステリックとも言える感情に勝てるものは無い・・・。そういうことや。。。

 

 京都では、その昔、将軍様の意のままにならないのは、川の流れと、比叡山の兵。。と、言われた。現在の大阪では、泣く子と、オバチャンには勝てない。。。と、よく言う・・・。つまり、いつの時代でも、人は、感情によって動く生き物である。。。本当に、物事を動かしているのは、実は法律や政治家たちではなくて、「国民感情」であるというのが判る。。。

 

 この魔物のような「感情」を制する者が、この世の中を制することになる。。。こんなことを考えたら、マスコミやら、政治家やらは、ひょっとしたら、ボンクラ揃いのほうが、平和でええのかも知れない。。。下手に頭の切れる人が、いろいろな意味での、強い権力の座に座ると、世の中をミスリードしてしまうことも、あるかも知れないからね。。。

 

人に何かを、やってもらうには、指示するだけではあかん。目の前で一緒にやって見せるだけでもあかん。その人が、それを本当にやってみたいと・・・思わす事や。。。何と言っても、人は感情で生きる生き物やからね。。。心が動かないと、本当に動いたことにならへん。。。何事もそうかもね。。。

 

3/30(金) パソコンというものは、そこそこ適当な時期に、有る程度、新しい物に更新しておかないと、いろいろ、トラブルが出てくるものである・・・。

 

ある日、母が、株屋に、バカ高い株式の売買手数料を払っているのを見て、そんなの、ネットでやったら安いで・・・。と、言ったのが、そもそもの間違いやった。。。

 

 実家には、10年ほど前のパソコンが置いてあって、これを給与振り込みやら、みずほ銀行での一括支払いに利用している。もちろん、インターネットに接続出来る環境にあるのだが、未だにISDNのダイヤルアップ接続である。

 

 このパソコンで、イートレード証券に繋ぐと、どうもうまく接続出来ないのである。。。今のホームページは、そもそもインターネットエクスプローラーの比較的新しいバージョンでないと、ちゃんと見れなかったり、ジャバとか、フラッシュ何とかを新しくしておかないと、表示されなかったりする場合が多いやんか・・・。パソコン雑誌などに、こんな最新バージョンのCDが付いていたりするのだが、今のブロードバンドで、電話線は繋ぎっぱなしが常識の世の中では、ダウンロードによるアップデートが一般的だろう。。。

 

 ところが、ウィンドウズ98の機械で、これをやると、いつ終わるかも判らないし、マシンのスペックも、なかなか厳しい。。。メモリも足らないし、CPUの能力もおぼつかない。。。もう無理であると、限界を感じて、8万円ぐらいで、デルのパソコンを買った。うちのパソコンは、ほとんどデルや。。。今買うなら、ウィンドウズ・ビスタなのだが、どうも、郵貯バンクとか、みずほ銀行のソフトがまだ対応出来ていないということで、あえて、XPにした。

 

 ついでに、NTTに申し込んで、せめてADSLにしようと思ったのだが、これは、電送データのソフトが対応出来てないということで諦めた。。。。

 

 古いパソコンのデータを待避するのがまた一苦労である・・・。フロッピーにしたら100枚ほどもある太いデータ・・・。何とかUSBポートが有るから、フラッシュメモリで書き出ししようとするも、ウィンドウズ98では、USBのフラッシュメモリが自動認識してくれない。。。何とかネットでドライバーソフトをダウンロードして、認識させるのに成功したが、ほんま、綱渡りやなぁ。。。

 

 そして、いよいよ、新しいパソコンが来て、早速、組み立ててみた・・・。ところがところが、ここでまた問題が出た・・・。新しいパソコンには、今まで使っていたプリンタポートの差し込み口が無いのである。。。そうやわなぁ。。今のパソコンはUSB接続が当たり前やからなぁ。。。しゃあないなぁ。。。それで新しいレーザープリンターを14000円出して買ってきた。。。

 

 さて、いよいよ、インターネットに、つなげようという段になって、またまた問題が発生した。。。何と、新しいパソコンには、通信ポートが無いのである。。。32ピンのも16ピンのも無い。。。どうやら、今のパソコンはモデムとLANケーブルでつなぐのが一般的になっているようである。。。困った困った。。。結局、今の仕様のISDNモデムでも買ってこないと、つなげないのかなぁ。。。。

 

 パソコンの世界では、いろいろな規格が日進月歩で変わる。。。10年前からしたら、2回も3回も規格が変わってきている。。。フロッピーディスクドライブの付いているパソコンはだんだん少なくなってきたし、スカジーなんていう規格は、とうの昔に消えてしまいよった。今ではUSBが万能の時代になっているが、その規格も1.0から2.0になり、今度3.0にもうすぐなるのだそうである。。。

 

 本来、いろいろな周辺機器は、一度買うと、ずっと使い続けられるもの。。。という概念が有った。今までの資産が生かせる。。。これがマシンを更新する際の決め手になっていた。。。ところが、今は違うね。。。いわば、使い捨てや。。。規格をアップグレードすることで、新製品を売る。。。そんなメーカー側だけの勝手な戦略が見え隠れする。。。パソコンを換えることは、実は今まで使っていた周辺機器も、全て換えないと使えないようになっとる。。。これは、少し理不尽な気がするね。。。

 

 それにしても、この業界は、エコロジーとか、地球環境保護には無関係なのかね。。。ベースになる基盤とか部品だけを交換するだけで、本体がずっとそのまま使い続けられるとか、中のソフトだけ更新したら、廃棄しなくていいとか。。。。そんなのが出来たらええのにね。。。

 

 そういえば、テロ対策か何かで、この3月から空港で機内持ち込みの荷物への制限がものすごく厳しくなった。液体は特に厳しくて、女性の使う化粧品もダメというのが増えたんやそうや。。。チッキに出す荷物には入れられるから、女性用便所でお化粧を直しておく人が増えたとか、どうだとか。。。

 

 先日、このニュースを報道する番組を見ていたら、ものすごい量の機内に持ち込めない商品を廃棄する映像が出ていた。。。まっさらのウィスキーのボトルを流しにドバドバとほかす映像とか・・・。何とかならへんもんかね。。。こんなの、発展途上国の人が見たら、どう思う。。。クレージー・・・もったいない。。。と、誰でも思うやろう。。。日本は金満の国で、平気でまっさらのウィスキーをほかす。。。

 

 旅客機の安全を守るため。。。この、理屈は判る。。。でも、明らかに未開封の飲料であったり、高価な商品を廃棄処分にしか、出来ないものかねぇ。。。どこかの引取業者に買って貰って、そのお金を恵まれない人たちへの寄付に回すとか、そんな智恵は無いのかねぇ。。。

 

 価値のある物を平気で、ほかせる人は、私ゃ、やっぱり、異常だと思うで・・・。パソコンでも、ウィスキーでも、世の中のため、人のため・・・になると思って、一生懸命作られたものやろ。。。それを粗末にすることは、私はどうも、良くない事やと思うのや・・・。そのものの命がある限り、使ってあげて、はじめて、生かされるのやんか。。。

 

まだ、使えるパソコンや機器を、仕方なく廃棄しなければならない・・・。これって、何か、豊かさ病にかかっているのやないかね・・・そう思ってしまう今日この頃である。。。

 

3/31(土) 3月も終わりになると、テレビの番組も最終回が続く・・・。NHK朝の連ドラ「芋たこなんきん」も、今日で終わりやね。。。ちょっぴり、寂しい・・・。でもこれで少しは、田辺聖子ファンになったね。。。健次郎さんも死んじゃったね。。。

 

 日本では、3月は、年度末でいろいろなことが終わる月である・・・。4月が全てが始まる月やからね。。。政府の教育審議会が、大学の9月入学を検討しているみたいやけど、なかなかこれは難しいやろうね。。。世界では、ほとんどが、9月入学というのが常識らしいけどね。。。

 

 日本のように四季のある国で、入学・・・と言えば満開の桜の中。。。というイメージが出来てしまっている。これが、残暑厳しき中・・・入学式、入社式。。。となると、ちょっと勘が狂うやろうね。。。私は、4月入学も9月入学も、どっちも有りにしたらええと思うけど・・・。何でもかんでも、日本中が同時・・・である必要は無いからね。。。学習机やランドセル、リクルートスーツが年中まんべんなく売れたら、ええやんか。。。販売集中が緩和されて、経済効果も、ちいとは、上がるかも知れないからね。。。

 

 9月入学という、提案には、私は、もう一つの別の意味があると思うんや。。。。それは、多分、安倍政権の、役人の決めた普遍的なルールへの挑戦という意味である・・・。予算や審議のルールというのは、実は役人たちが自分たちの仕事がやりやすいように、決めたルールである場合が多いやんか。。。例えば、国家試験だって、国が年一回って決めていて、1度失敗した人は、1年間を棒に振って、また1年後に再挑戦するしか無いやんか。。。これって、実は、ものすごく、おかしな事やと思わへんか?

 

 誰が国家試験は1年に一回だけって、決めたんや。別に半年に一回にしてもええやんか。。。このしょうもないルールのために、掛け替えのない青春時代を一年間も無駄にするのは、とても、もったいないことやと思うのやね。。。

 

 年間予算の執行ルールかてそうや・・・。予算申請をしたら、3月31日までに使い切らなければならないルールって、馬鹿げていると思わないか?これを個人に置き換えて見たら判る。。。ある家庭で、今年の文房具代の予算を3000円って決めたとするやんか。。。4月の1日から次の年の3月31日までにこの3000円を使うから、と決めたからと言って、絶対にその通りになるはずがないやんか。。。2500円しか使わなかったからと言って、あと、500円、使いもしない消しゴムや、のりを買う・・・なんて馬鹿なことするか?

 

 逆に、突然コピー機が潰れたので、要るのに、3万円のコピー機を買えないやんか。。。こんな不自由なこと無いで。。。本当に必要なものだけにお金を使う。予算が余ったら、勿体ないから、次年度に持ち越す。。。こんなのは、普通の社会やったら、当たり前のことやんか。。。ところが、役人たちの世界は違う。。。理不尽やね。。。

 

 年度としての概念は、普通の感覚からしたら、使った分だけ後から計上して、あくまで、いつからいつまでの、計算期間というだけの意味やんか。つまり、9月に始まって8月に終わる会計年度でもええ訳や。。。

 

 ところが、日本人というのは、他の人と違う・・・。という感覚を、とことん嫌う・・・というか、恐れる・・・というか。。。そんな感情を持つ人の割合が、まだまだ多いのかね。。。一番面白い例が、株主総会の集中日やと思うんや・・・。ものすごい数の企業が、口裏を合わせたように、全く同じ日時に同時に株主総会を開くやろ。。これって、なんでやと思う?これって、まだまだ、日本に株式会社という制度が、本当の意味でしっかり定着していない証拠やと、私は思うのやね。。。。

 

 日本人の頭の中には、まだまだ会社というものは、創業者のもので、その社員は、その社長さんに、雇ってもらっている・・・。そういう感覚を持っている人が、依然として多いということの、裏返し・・・やと思うんやね。。。株式会社という制度が、欧米の発想で、その考え方が世界的な標準になっているから、そのスタイルに従っているだけ。。。そう思うんや。。。

 

 欧米では違う。起業家は会社を興す資金を、出資という形で集める。そのお金の証文のようなものが、株券やんか。。。だから、会社は株主のもの。。という感覚が欧米では常識や。ところが、日本は違う。。。会社をやろうという人間は、まず、全額を自腹で賄う。だんだん儲かっていって、売上が伸びて、利益が出てきたら、個人事業主のままでいるより、会社を株式会社にして、そこから、給料という形で取った方が、税法上、有利になる。だから、自分で発行した株券を自分や家族で持って、形だけ、株式会社にする。。。

 

 会社の創生期では、多くの会社がこのように、自分の会社を形だけ株式会社にして、大きくしてきたんや。。。それがもっと大企業になったら、株券は、銀行から事業資金を借りるための担保の意味合いを持つ。多額のお金を貸した銀行は、この会社の一部を株式という形で保有しながら、自分たちの利益の拡大のために、パイを拡げてゆく。。。

 

 そして、もっと大会社になった企業は初めて、上場という形で、広く自分の会社の株式を他人に買って貰うという、本当の意味での、資金調達目的で株券を増資したりして、市場への流通を図るのである。。。

 

 ところが、大企業になったところでも、まだまだ中小企業的な感覚が抜け切れていない企業がほとんどで、株券をどんどん発行するということは、実は、株の自己保有比率がどんどん下がっていると言うことに気が付かない事が多い。だから、敵対的買収のように外資が、自社株を買い占めてきたら、なかなか有効な対抗手段を執ることが出来ないんや。。。いわば、株券という、自分の会社の借金の証文をどんどん印刷して、楽にカネを集めておったツケが、思わぬところで出た・・・。そんなうまい話に乗りすぎて、あほのように踊っていたのに、やっと気が付いたのやね。。。

 

 このことに気付いた企業は、自社株を市場でどんどん買って、つまり、市場からの借金をどんどん返して、自分の会社を、自分の物に、取り戻すのを始めた企業も出てきた。。。自らが、上場廃止を選択することで、積極的な外資からの企業防衛策に出た訳やね。。。

 

 もともと、お金持ちの企業は、株式市場みたいにヤクザな世界で、リスクの高い資金調達なんてする必要がない。。。有名企業で上場していないサントリーなんて、社内留保だけで、立派に回っているし、自分の会社がどれだけ儲かっているかなんて、公開すべき相手の株主がいないのやから、必要ないんや。。。こんな意外と日本的な企業もいるんや。。。

 

 明日からいよいよ、4月・・・。。。企業同士の三角合併とかが、日本で解禁される。。。このことを話題にすると、いつも、ハゲタカ外資が日本に乗り込んでくると、日本中の大企業が戦々恐々のパニック状態になるかも知れない。。。企業の総務部門の人間は、どうしたらM&Aに対抗出来るかのセミナーに毎日のように通っているのやと。。。

 

 日本企業が何故、外資を恐れるのか、どんなところが来ても、ハゲタカやと、色眼鏡で見るのか。。。実は、これが極めて日本的な企業体質を物語っていると思うのである。。。つまり、未だに日本の企業そのものが、同族経営を基盤にした、「会社は自分の持ち物」というオーナー感覚から、抜け切れていない・・・そういう事なんや。。。

 

 世界では、企業という物は、器でしかない。そこで働く人やノウハウ、生産される商品や提供されるサービス・・・それこそが、本当の企業価値であって、土地や建物や設備はあくまで出資者のものである・・・という感覚が、そもそも無いのやね。。。だから、必要以上に外資を恐れよる。。。ゴールドマンサックスやシテイなどの巨大資金を持ったところは、確かにカネに向かって、突き進む。それは、利益をその支持者から要求されるから、当たり前のことなんや。。。ところが、日本は、いつまでも浪花節とか、情というので人が動く。。。本当の意味での西洋化は、まだまだ日本人には遠いことなのかも知れないね。。。

 

時は春・・・。明日から、新しい季節の始まりである。。。日本人のほとんどは、桜の季節が好きである。。。外人さんとは違ってね。。。

 

 

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