日常のページ

 

9/1(土) 韓国と北朝鮮が、日本海の表記は、日本の植民地時代に不当に付けられた名前で、「東海」「朝鮮海」を併記せよ・・・と、国際会議で主張している。日本側は日本海とい名前は19世紀から世界で認識されている名前で、今更何言うてんねん・・・という感じかね。。。。

 

 私は、海の名称なんて、各国が好きなように呼べば良いと思っているのだが、どうも、他の国が使っている世界地図に、なんとか東海とか朝鮮海という名称を付けたくて付けたくて、仕方がないのやろうね。。。

 

 そもそも、海の名前の呼称を、他の国に強要する国があること自体、不思議で仕方がない。。。ほんま、この国の人は、いちゃもん付けるのが好きやね、。。。日本からしたら、なぜ、こんなことでもめなければいけないか。。。困ったモノやね。。。自分の国が日本海のことを、東海(トンヘ)と呼ぶのは勝手がが、他の国にまでそれを併記せよと要求するのはどうなのかね。。。ロシアにとったら、ここは南西海だし、中国にとったら、東シナ海の北にある海の名前なんやから、北東海でええのとちがうか。。。てなところやろうね。。。

 

 それにしても、この国のやり方は異常や・・・。国民が一丸となって、言うことを聞かない国の機関へ徹底的に無限のメールを送って、抗議する。抗議された方は、どうでもええこと、あまり関係のないことなので、うるさいから・・・という理由で、この抗議を簡単に受け入れてしまう。。。そして、だんだん、この国の主張通り、東海併記のところが増えてきている。。。困ったものやね。。。

 

 どうも、この国の得意技は、集団で抗議して、仕事をさせないほど妨害をする。。。これって、戦後、在日朝鮮人たちが日本の役所に大量に押しかけて、大騒ぎをして、仕事をさせなかった。。。この時、やっていた手と同じやんか。。。。あっそうか、同じ国民性や。。。

 

 でも、このやり方は、はっきり言って、かなり暴力的で、威圧的名やり方、そのものやんか。。。うるさいから、言うことを聞いておこう・・・では、正義は守られない。。。このようなサイバーテロとでも言える抗議方法は、世界で、キッチリ、禁止する・・・とかしないのかね。。。こんなのを続けていたら、きっと世界でもこの国を真似する国が出てくるで。。。そうなりゃ、厄介やで。。。少なくとも、事の善悪ぐらい、教えてやらんと。。。。

 

 韓国の人は、一番嫌いな国は米国で、次が日本なんやそうである。。。でも、多くの韓国人が、日本好きで、たくさん観光にやってくる。この辺が矛盾するところや・・・。まぁ、漢字を使っていて、生活ぶりや顔が近いやろうから、来やすいのやろうね。。。一番気になる国なんだそうや。。。反対に韓国に行く日本人が減ってきているんやそうや。。。為替のこともあるのやろうけど、中国へ行く人が増えているのも影響しているのは間違いない。。。

 

 日本は、べつに韓国や北朝鮮、中国なんかと、喧嘩する必要は無いんや。。。出来たら普通に付き合いたい。でも、ネットやマスコミは、どうしても、煽るような表現をする場合が多い。これも、あんまりええことやないね。。。ムキになると、ろくなことはない。。。。

 

 中国へ行っても、韓国に行っても、観光ぐらいで行く分には、そんなに、反日を感じる場面は少ない。こちらは、観光のお客さんやから、向こうにとっては、メシのタネ。。。大事にしないと困るからね。。。でも、教育やら、政策、メディア、などは、面白可笑しく、対立を演出しようとする。。。何故か。。。

 

 つまり、国内的な不祥事を隠したり、自国向けの政策への不満を、外へ向けておけば、やりやすいという、意図がそこにあるからなんや。。。外に敵を作ると、国内的にはまとまるからね。。。みんなは、まんまとそれに乗せられているだけ。。。そう思わないか。。。いつの間にか、拉致問題が北朝鮮との国交断絶理由になってしまつているのだが、これも、少し、日本人のナショナリズムを煽りすぎの部分があると思うんや。。。

 

 そりゃ、北朝鮮当局の拉致問題に対する態度には腹が立つ。。。でも、少し引いて考えてみ。。。たった50〜100人の話やで。。。もちろん、当事者からしたら、決して許すことの出来ない事やろうけど、向こうからしたら、たったこれだけの人数のことで、ゴタゴタ言うな。。。という感覚なのやないかね。。。事は、国と国の事やからね。。。それだけの人数のことで国家間の交流や貿易禁止までする。。。その方が国際的な常識からしたら、おかしい・・・と、思っておる北朝鮮の方が、まともに見えるときがある。。。

 

 小泉さんは、実は日朝国交回復をしたかったのやないかね。。。少なくとも、1回目の訪朝をした時には、その気があったと思うんや。。。日本の言う、拉致被害者をちゃんと誠実に調査して、返すべき人を全部返して、ちゃんと過去にやった拉致を謝罪したら、日本には、断る理由は無かったからね。。。ところが、拉致問題は予想外に進まず、結果も、とうてい国民が納得できるモノではなかった。。。だから、断念したんやろうね。。。

 

 安倍氏にいたっては、北朝鮮を仮想敵国のように考えとる。。。そりゃ、ミサイルボンボン打つし、核兵器まで作ったと公言するのやから、本当の敵国と考えても無理はないのやけどね・・・。でも、いつまでも、その関係のまま・・・という訳にはいかんやろう。。。いずれ、胸襟を開かせて、日本とも普通のお付き合い出来る関係になってもらうのが一番やからね。。。

 

政治家というものは、戦争に勝つか、平和を回復するか、をすると後世に名前が残るモノである。。。田中角栄が、なんやかんや言われても、中国と国交回復した政治家として名前が残っておる。。。小泉さんは、実はこれを狙っていたのやないかね。。。小沢は、密かに、これを見ておる。。。そんな気はせんかね。。。。

 

9/2(日) 奈良県で妊婦の女性が救急病院をたらい回しにされて、その挙げ句の果てに、救急車が、交通事故に遭い、子供を流産してしまうという事件が報道された。また、奈良か。。。そう、思った人は多いやろうね。。。

 

 産婦人科医の不足は深刻で、どこの都道府県も、ほんと、人材確保に苦労しているという。。。医者になる人で、少子化と共に、需要がどんどん減っていく、お産は病気ではないのに、出産に際して、母胎や胎児の死亡率は高い。。。つまり、医療ミスで訴えられたりするリスクの高い分野なんやて。。。。だから、産婦人科医になろうとする人が極端に少ない。。。そして、今回のように救急医療の体制が整っていない所が多い。。。いろいろ問題点が多いのやね。。。

 

 奈良県では、以前にも妊婦さんが受け入れ先の病院が無くて大阪まで行った挙げ句、亡くなってしまったという事件があった。。。奈良には産婦人科の医療体制が無いのか。。。と、誰もが疑問を持つところやろうね。。。

 

 テレビで言っている言い訳が、腹が立つ。救急車から依頼の電話があったときに、当直医が他の患者の処置中であった。。。。でも、受け入れを拒否した訳ではない。。。やて。。。役人さんに聞くと、1回でも、産婦人科を受診していたら、登録されていて、スムーズに受け入れが出来るシステムは出来ていた。。。やて。。。想定外で済まされてええのかね・・・こんなこと。。。あまりにも下手な言い訳やで。。。

 

 日本は少子化少子化とあれだけ言ってるのに、肝心のお産の体制がこんなのやろ。。。お寒いのを通り越して、あきれてしまう。。。奈良県に住む人は、妊娠したら出来るだけ早く、奈良県外へ引っ越した方がええかもね。。。死にたくなかったら。。。

 

 日本の出産時における乳児死亡率は、世界でも群を抜いて低い・・・。それだけ、高度な医療が進んでいる・・・とういうことやろう。。。ところが、いざというときに、この体たらくやったら、国民の不安は大きくなるで。。。

 

 救急車を呼んだ経験のある人なら、同じ事を経験するのだが、せっかく早く駆けつけてくれても、受け入れ先の病院を探すのに、何軒も電話をして5分10分と時間がかかる場合が多い。。。1分1秒を争う時に、こんなに時間がかかっててええのかいなぁ。。。と、不安になる。。。今回のことも、これの延長線上のことなんやろうね。。。

 

 救急車をタクシー代わりに使う人やら、浮浪者の行き倒れ。。。など、このシステムを維持するためには、いろいろな問題点も多い。このへんのことが重なって行って、この大変有り難いシステムが壊れなければ良いけどね。。。「オオカミが出たぞ〜」という手をを何度も使うと、今に誰も信じてくれなくなるからね。。。119番の使い方も、ちゃんと考えておくべきやろうね。。。

 

9/3(月) 埼玉に住んでいる、この8月24日まで九州厚生局の局長さんだった松嶋賢(59)という人が、大阪の枚方市にある社会福祉法人の理事長(80)から、高級車を中古とはいえ3台も譲って貰っていたり、自宅の改築費やお小遣いをたびたび貰っていたというのが問題になっている。

 

 ただ、このオッサン。淡々とテレビの、インタビューに応えてはいるものの、とてもそんな大それた悪事を働いていた・・・という認識は無いようである。。。。。。ひょうひょうとしてはるのや。。。聞けば、この人のヨメサンと件の理事長の亡くなった内縁の妻がいとこ同士の関係なのだという。。。胃ガンで摘出手術して助かった御祝いに車を貰った。。。家の新築に何百万かの御祝いをもらった。。。と、言われれば、そうかいなぁ・・・と、思ってしまうのである。

 

 ひょっしたら、この理事長さんは古くから老人ホームをやっている人らしいから、けっこうなお金持ちで、生い先短いから、人に施しをしたり、お金をあげたりをするのが好きな人なのかも知れん。。。20以上も年下のこの人に、小遣いをあげて、ええかっこうをしたかっただけ・・・とも言える。。。

 

 ただ、マスコミは黙ってへんね。。国家公務員が、例え、九州と大阪とはいえ、監督される側が、監督する側に金品を送っていたのやから、問題や。。。となるわなぁ。。。私は、普段から、役人達のええかげんさや、怠慢を叩いて来たのやけど、今回だけは、ちょっと違うかなぁ。。。という勘がする。。。直接、この人が80の理事長さんところに便宜を図っていたとか、そういう事実は、多分出て来ないような気がするんや。。。

 

 と、言うのも、私たち昭和30年代生まれの人間にとったら、小さい時には、明治生まれのおじいちゃん、おばあちゃんをリアルで知っているやろ。。。昔のお年寄りの人っていうたら、若い者の面倒を見るというのが、自分たちの指命であるような感覚が有ったんや。。この理事長さんも、20も年下のかわいい親戚。。。この人がもし、身寄りの少ない人やったら、何かと気に掛けて欲しい。。。だから、お前、わしのお古やけど車乗るか。。。おい、小遣いやるから、これで、何か部下に美味しいモノを喰わしてやれ。。。そんな感覚に近かったのやないか・・・と、思うのである。。。

 

 もちろん、現実的に言えば、厚労省の局長さんにお小遣いをあげて、この部下に奢らせることによって、間接的に自分のところへの心証を良くしたかった・・・ぐらいの計算はゼロではなかったかも知れないけどね。。。まあ、その辺は、戦前生まれの人の大らかさ。。。メシをおごったるぐらい、何か悪いねん。。。ぐらいの認識しか無かったのやろうけどね。。。

 

 この件で、この前の局長さんは、退職金返納ぐらいの罰をもらうかも知れないね。。。それも仕方がないのかも知れないけど、22で役人になって、59まで37年も真面目に勤めてきた人の退職金を全部返せというのも、何か酷な気がするね。。。いくら、もらう予定やったのかは知れないけど。。。

 

 役人達は高額の退職金を貰って再就職したり、何度も補助金を出している先を渡り歩いて、とことん金を貰う奴もいる。。。これは、システム上の穴や。。。穴があるから付け込まれる。。。この穴を塞いで、役人たちが、真っ当な仕事が出来て、ちゃんと年金が貰えるまで働かせてあげるのも、1つの手やと思うのやね。。問題は、税金、予算を使うために、役人達が作った外郭団体や、公益法人、NPO、独立行政法人などの組織や。。。

 

 この組織を全部廃止させるのが、本当の行政改革の目的なんや。。。けど一言に、廃止と言っても、そこには、この前局長のように、永年勤め上げて来た人たちの雇用問題があるんや。。。ハィ、明日から、来なくて良い・・・と、言えないんや。。。だから、行政改革は難しい。。。。

 

今年、来年と、段階の世代の役人達が大量退職する。。。この時が、実は、行政をスリム化する大チャンスなんや。。。これを契機に、税金でやる仕事を減らさせることを、真剣に取り組まさせる事が出来るかどうか。。。ここが正念場やと思うのやけどね。。。

 

9/4(火) 厚労省のセルシオもらった叔父さんと比べて、防衛省の守屋というのは、風体といい、物言いといい、どこからどう見てもヒール(悪役)やね。。。どうせ。大臣はお客さん・・・。大事なことは、こっちで全部決めるという。。。高級官僚独特のオーラがバリバリやんか。。。

 

 小池大臣の離任式で、見え透いた、いつも通りの美辞麗句を並べた送別の辞を読んだ守屋事務次官が、辞めるかわりに、どこかの新聞が、顧問に就任らしい・・・って書いたもんやから、さすがの高村防衛大臣も怒り心頭。。。。そんな話、聞いてないよ・・・。。。ダチョウグラブやあるまいし。。。

 

 そもそも、役人たちは、人事権限を、何だと思っているのかね。。。大臣が次官より偉い。。。というのは、唯一、人事権限を持っているからである。。。それを蔑ろにするとは、この罪は重いで。。。まして、防衛省やろ。。。シビリアンコントロールの最たる部分やんか。。。つまり、防衛省という軍部が、われわれ国民が選んだ国会議員や、大臣の指示によって初めて動くという、至極当たり前のことを、この人は、勝手にやっておった・・・ということなんや。。。

 

 これを許したら、役人は、自分らの好き勝手に、物事を何でも出来てしまうことになる。。。その事の重大性をこいつは判っておるのかね。。。昔なら、銃殺もんやで。。。反乱罪の首謀者やからね。。。命令違反でもある。。。指示無く人事を勝手に決めていたのやから。。。

 

 それはさておき、最近の政治を見ていたら、まるで、下手な草野球を見せられているみたいなもんやね。。。見ている方が嫌になる・・・。チーム安倍は、せっかくメンバーチェンジをしたばっかりなのに、身方のエラーばっかりやからね。。。たったの1週間で、またまた農林大臣が交代や。。。身体検査が足らなかったのかね。。。気合いが入ってないから、こんなのがポロポロ出てくる。。。

 

小泉さんの時には、飯島首相秘書官という、大物の秘書官がいたから、少しぐらいのスキャンダルはもみ消していたのやろうけど、これだけ次々と出てくるとなると、仕事にならないやんか。。。安倍ちゃんの秘書官が、それだけの「寝技」をかませるような人材がいないだけ。。。そうとも言えるかもね。。。

 

 マスコミの方も、新しい人が大臣になったら、政治資金報告書の記載事項に、何か不具合が無いか、必死になって嗅ぎ回るからね。。。まるで、ちょいと前の公務員の飲酒運転みたいなもんや。。。どんどん、見つけ出して、どんどんニュースバリューを上げていきたい。。。こんな意図が働くのやろうね。。。

 

みなさん、少しぐらいは、叩けば埃の出る身体・・・。。。何か出て来るわなぁ。。。こんなのやったら、聖人君主しか大臣になれないからね。。。あんまり、こんなのが続くと、日本の政治にとって不幸なことになると思うね。。。政治家は、マスコミを、極端に怖がることになる。。。すると、マスコミはつけあがって、余計に力を持つようになる。。。スキャンダル暴きばっかり見せられる国民の方は、ええかげんに仕事せえ・・・と、思うからね。。。

 

 世界陸上で競歩の選手を1周間違って早く誘導して、失格にさせたり、何か、今のニッポン、いろんな意味で「たるんどる」のやないかね。。。もっと脇を固めて、真剣に取り組んでほしいもんやね。。。

 

政治に重みが無くなってきたのも、気になる。。。芸能人も、政治家も、同じように、週刊誌のネタにされるのは、あんまり、ええことやないと思うからね。。。

 

9/5(水) あれだけ大騒ぎして、結局、土佐の銅メダル1ヶだけかいなぁ。。。大阪で行われていた世界陸上が、この日曜日に終わった。。。陸上競技の世界選手権。。。陸上競技自身が地味な上に、日本人選手の活躍する場面が少ない。。。TBSに取ったら、少し高い買い物やったかも知れないね。。。

 

 このイベントに100億円使った・・・と言われる主催者の大阪市も、ホテルが確保出来てなくて、選手が床で寝かされていたり、競歩の誤誘導やら、お粗末な部分が露呈して、よう、こんなので、オリンピックの招致・・・なんてやってたなぁ。。。て、批判されても仕方ないほど、トホホやったね。。。

 

 まぁ、こんな大会を運営する大阪市も、きっと、この期間、大阪市の職員を総動員して、出勤させたのだろうから、そのお手当がバカ高くついてたのだろうけどね。。。イベントがあって、一番儲かったのは、大阪市職員さんやったりして。。。。あの競歩で誘導ミスしたオッチャンにも、手当は支給されるのやろうね。。。

 

 それにしても、テレビの映像でこの世陸を見ていて思うのは、これは、黒人と白人だけの運動会や。。。という印象しか残らない・・・ということなんや。。。世界中で一番人種的に人数が多いはずの黄色人種が、ほんの一握りしか出て来ない。。。何故なんやろうね。。。心肺能力的なもの?運動能力的なもの?やたらと、白人の国の息のかかった、肌は黒い選手ばかりが目立ったような気がしてね。。。

 

 やっぱり、赤道付近に近ければ近いほど、このような能力は高いのやろうか。。。と、思ってしまう。。。

 

 私は、世界のいろいろなスポーツは、けっこう声の大きな人や国のわがままで、ルールがどんどん変えられてしまっている・・・のが悔しくてならない。スキーのジャンプ競技で日本人選手が有利になると、どんどん板の長さが短く制限されたり、柔道競技で、日本人選手に不利になる襟の部分が分厚いものや、袖口が掴みにくいスリムなものが増えて来たり、酷いもんや。。。

 

 バレーボールかて、日本人のように粘り強いレシーブが得意な国は、ラリーポイントではなく、サーブ権制の前のルールの方が有利やった。。。白人やラテン系の国はあきらめるのが早いからね。。。それが、いつの間にかルールが変わって、日本はぜんぜん勝てなくなった。。。どうも、日本が強くなったスポーツは、いつの間にか、日本不利になるようにルール改定がされている・・・。というのが、現実なんや。。。まだまだ世界のスポーツは白人の国中心主義やからね。。。日本人がそのスポーツ連盟の理事として、国際機関に出ている例がまだまだ少ない・・・というのも、有るのやろうけどね。。。やっぱり言葉の壁は、まだまだ日本をスポーツ鎖国の状態にしているね。。。

 

 その点、陸上競技には、そのルールが必要最低限しかない。。。速く走る。高く飛ぶ。遠くまで飛ばす。やることが単純明快で、邪なルール変更の入る余地が、極端に少ないやんか。。。だから、私は好きやね。。。それでも日本はなかなか勝てないけどね。。。

 

 日本が陸上競技で入賞する人を増やすには、日本人自身が体格がもっと良くなること・・・ぐらいしかないかね。。それとも、身体が小さい人が有利な競技種目を増やしてもらうかや。。。ただ、走るだけやなくて、スキーの回転競技みたいに、棒を建てて、その間を縫うように走る競技とかね。。。これなら、小さくてすばしっこい人が有利やろ。。。走り高跳びやなくて、どれだけ低いバーをくぐれるか・・・のリンボーゲームとか、テレビでもやっているような、モンスター跳び箱とかサスケとかはどうやろ。。。

 

 季節は秋。暑さも少し和らいで来て、何かスポーツでもやろかいなぁ・・という、「ええ季節」になってきた。今度のお休みには、ちょっと遠くまで歩いてみるかね。。。そんな時分やね。。。

 

9/6(木) 当選僅か二期目で厚生労働大臣になった舛添大臣が吠えまくっとるね。。。過去に年金掛金を横領したヤツは、牢屋に入ってもらう。。。と、やっと、普通のことを言ってくれる政治家が出たなぁ・・・という感じ。。。ええぞ、ええぞ、もっとやれ!。。。安倍政権の急激な支持率アップも、舛添氏のおかげかもね。。。

 

 そもそも、年金掛金をちょろまかしていた犯人の指命を公表しないって、何や。。。しなくてもいい・・・という以前のルールそのものが、世間の常識とは、かけ離れとるやんか・・・。中には、架空の年金掛金口座を何口も作って、そこに入ってきた年金給付金を何百万もネコババしとったヤツがいるそうやんか。。。これを犯罪と呼ばず、身内をかくまう体質って何やろうね。。。かくまうヤツらも共犯にしてもええと思うけどね。。。

 

 おまけに、今は、その横領した金を返しているから・・・。という言い訳も見苦しい。。。スーパーで万引きをして捕まりました。商品を返しました。お金を支払いました。で、その犯罪がチャラになるのなら、警察要らんわなぁ。。。それと同じやで。。。こいつらの言ってること。。。

 

 おまけに、テレビで釈明しとった、社会保険庁の職員のいいぐさは何や。。。たった50件ほどの調査に、手間がかかるから出来ない。。。やて。。。ふざけるのもええかげんにせえっ・・・。それがお前の仕事と違うんか。。。調べりゃすぐに判ることやんか。。。社保庁の職員の中にある病巣のひどさに、改めて唖然としたね。。。こいつら、腐っておる。。。。自治労の強いとこの役所ってこんなもんなんかね。。。どうしたら、こんな人たちを再教育出来るかね。。。自衛隊にでも出向させて、ビシバシやっても直らないやろう。。。。。

 

 こんな話をすると、民営化したJRのことを思い出す。。。国鉄にも、国労と動労という、どうしようもない強力な組合があり、いつもストして、仕事しない。。賃上げ闘争・・・・を繰り返していた。。。。私の実家近くには国鉄の寮があって、そこでは昼と言わず、夜と言わず、四六時中、麻雀パイをかき混ぜる音が途切れた事がなかったぐらいやったからね。。。みんな仕事せんでも喰っていける人たちなんやなぁ。。。と、思っていた。。。

後から思うと、多分、こんな人たちは、労働貴族と呼ばれる人たちで、組合活動をしていても給料が貰えたりする人たちだったんやなぁ・・・と、思う。。。ほんま、ひどい話や。。。そやけど、国鉄がJRになり、民営化されて、ほんま、JRは、良くなった・・・。昔、学校で習った三公社五現業は、国鉄、専売、電電、郵政、林野、印刷、造幣、アルコール専売。。。

 

現在も残っているのは林野ぐらいかね。。。他は、官業と民業の区別をきっちり付ける目処が立っている。。。ところが、このような改革が進んでいるかと思えば、一方で、役人達の税金を使うための商売が暗躍しとる。。。国の予算を独占的に自分たちの作った法人に降ろして、そこで、好き放題しとる実態。。。ミッチージュニアの渡邉行革大臣が、各省に出来る改革を出せと言ったら、問題になった緑資源機構だけしか出て来なかった。。。なめとんのか?と、なぜ、誰も怒らないんや。。。

 

次の行政改革の本丸は、各省が持っている外郭団体や、独立行政法人、特殊法人、社団法人、NPO法人、○○協会などの、紐付きエセ企業たちや。。。これらの法人は天下り先になっていて、肩たたきされた役人達の受け入れ先になっていて、われわれの税金をバカスカ使いまくっておる。。。それも、多くが、その法人の使う人件費にね。。。つまり、役人と、団体職員たちが、ぐるになって、われわれの税金をええように偽装しながらちょろまかしておる・・・とも言えるんや。。。

 

このシステムは、役人天国を拡大させて、より強固なシステムを作り上げていこうという役人達の壮大な計画線上に、どっかと腰を据えておるんや。。。これは、なかなか天変地異が起きないと変えられへんで。。。下手したら何十万人の人たちを路頭に迷わせることにねなるからね。。。

 

私は、外郭団体へと毎年、恒常的に支払っている金の流れを止めるのが、かなり効果的やと思うんやね。。。そういう金は、補助金とか、助成金という形で降りておる。その内容の精査が出来ないのに、支払いしているお金を、もっと厳密に規制して、実質、天下りした役人達の人件費に消えているお金を止めるんや。。。いわいる兵糧攻めやね。。。

 

こうした法人の多くは、建て前的には、民間団体やから、国からの補助金以外にも、民間からの事業収入を上げている所が多い。だから、民間並みに、どんどん競争してもらって、稼ぎ口を増やさせる努力をやってもらうことやね。。。つまり、朝から晩まで新聞読んでおるだけの奴らに、外回りの営業をさせるようなもんや。。。多分、そんなこと、ようせえへんから、そんな人は辞めて行きよる。。。

 

つまり、国は、率先して、各省庁の息のかかった組織をどんどん虐めて、場合によっては、国会承認が無いと予算が執行出来ないように規制をするんや。。。税金を出しているのなら、監視するのは当然やからね。。。それが嫌なら、他で稼いで来いと、突き放すんや。。。そしたら、今まで無制限に使っておった予算も、始末しなければならなくなるし、使い放題も少しは抑制されるやろうからね。。。

 

役人達の永年築き上げてきた緻密な予算ネコババ作戦を、短時間でぶっ壊すのはなかなか難しい。。。でも、これをやらんと、この国は役人達に食い潰される。。。役人達を雇うために税金を払っているのやない。。。我々国民の生活の為に、我々は高い税金を払っているんや。。。それを忘れたらあかんで。。。

 

9/7(金) 私は以前から思っていたことなのだが、なぜ、「振り込め詐欺」なんていう犯罪が成立するのやろか。。。。お金を振り込んでもらうのだから、当然、口座が無いとあかんやんか・・・。その口座は、本人確認が無いと開設出来ないはずやんか。。。となると、振り込め詐欺と判った時点で、振込先を特定するだけで、犯人に辿り着けるはずやないのかね。。。そうしたら、すぐにばれてしまうから、こんな犯罪が成立しないはずやんか。。。

 

 ところが、世の中では、こんな被害が続発している。。。これは、今の金融機関のシステムに、どこか抜け穴のようなものがあって、これが悪用されているからなんやろうね。。。これだけ本人確認とか、セキュリティが高くなっているのに、犯人達は、どうやって、その網をくぐり抜けているのやろうね・・・。私のような素人には、想像も付かないのだが。。。。

 

 以前、テレビで、銀行口座が売買されいてる・・・というのも聞いた事がある。浮浪者に近いおっちゃんを連れてきて、銀行に100円貯金させる。銀行は、何か公的な証明さえ有れば、こんな口座の開設を拒否出来ないからね。。。職安の発行したカードとか、以前働いていた時に作った年金手帳とか、健康保険証とかさえ有ったら、誰でも口座は作れてしまう。これを売買されて、他人が使う。。。こんな感じなのかね。。。。

 

 また、インターネットでもネットバンクが開設出来る。資料が送られて来て、それに記入して100円ショップで買ったハンコ押して、身分証明書のコピーを送ったら、誰とも顔を合わせる事なく、銀行口座が出来てしまう。。。こんなので、口座が転売されたら、警察もお手上げやね。。。

 

 今の世の中、ものすごい数の口座が日本に存在するという。いつの間にか、本人が亡くなってしまっていて、忘れ去られたままになっている預金口座も無数にあると、銀行員の友人から聞いたことがある。。。10年経ったら、郵貯は、お知らせはがきが来て、それでも住所不明になっていたり、反応がない口座が星の数ほどあるのだという。。。

 

 このお金っていったいどこへ行くのかね。。。銀行がネコババする・・・か、国庫に入るかなんやろうね。。。どうも、釈然としない場合が多いやんか。。。

 

 私は銀行の方も、もうちょっと幽霊口座の撲滅に努力すべきやと思うし、過去に預金していた口座残が1円以上ある全口座に、何らかのアプローチをして、この残高を0にするための手だてが必要やないかと思うんや。。。

 

 銀行からしたら、休眠口座の管理は、全く無駄なことだから、どんどん減らしたいというのが本音だと思うんや。。。だから、欧米の多くの金融機関は、口座維持管理手数料というのを取っている。例えば、口座残高が30万円以下の人の口座からは、毎月500円程度の手数料を頂きますよ・・・というのである。これは、庶民からとったら、金持ち優遇だ・・・となるが、本当の意味からしたら、そんなに悪い制度ではないと思うんや。。。逆に、この口座クリーニングをしないまま、放置していることは、ちゃんと生きた口座を持っている人にとったら、幽霊口座の管理費まで、間接的に負担させられていることにも、なるからね。。。

 

 もちろん、30万ぐらいなら、貯蓄を奨励する・・・のが目的ではない。つまり、幽霊口座をそのままにしておく・・・という、放置防止に役立つのである。日本の人口は1億2000万人なのに、日本にはその何10倍もの口座がある。。。まぁ、普通の大人なら、2つや3つの口座を持っているだろうが、それにしても、多いのは、ほとんどが幽霊口座化しているということや。。。これをなかなか整理出来ないのが金融会社のジレンマやと思うんやね。。。

 

 つまり、全金融機関が、口座維持管理手数料を取ることにすれば、恐らく、大多数の口座が整理されて、犯罪やら不正な事柄に悪用される率も格段に低くなると思うんやね。。。銀行口座に500円ぐらい残っていても、ほおっておく人が多いからね。。。これらの口座の維持が有料になって500円が自動的に口座から落とされることになったら、ほとんどの人は、口座をまとめて、変なお金を払いたくないだろうからね。。。

 

 銀行の方も、口座残高が0円を切って1年ほど動きが無かったら、自動的にこの口座は無くなりますと、脅せば良い。。。逆に口座に残金が無くなってしまえば、500円の引き落としも停止すればいい。マイナス残にするのは、理解が得られないからね。。。本人が、その口座を維持したければ、入金すれば良いだけのことやからね。。。悪いことをしようと思っているヤツに、この毎月500円・・・が効くんや。。。100も200も口座を扱っていたらバカにならないからね。。。

 

 それから、指紋とか、指の静脈とか、眼の毛細血管とかのパターンで、本人確認する生体認証制度も、法律で義務化したらいい。。。。1年に1回以上、ATMを使って、生体認証を義務化することで、違法口座転売などは、急速に無くなると思うからね。。。これ、積極的に採り入れるべきや。。。これだけで、違法口座には、大打撃や。。。

 

本人の確認のためのセキュリティ技術は、どんどん上がって来ている。匿名社会と呼ばれる現代でも、人類は、化けの皮を剥がすテクノロジーで、やがて、これを封じ込めて、勝利せんとあかんのや。。。こんな、せめぎ合いが、しばらくは続くのやろうけどね。。。悪さしとるやつに、負けてどうする。。。こんなヤツらに絶対に勝たないと、社会のモラルは守れないで。。。

 

9/8(土) 政治家なんて、みんな叩けば埃の出る身体や。。。今や、政治家の進退を決めるのはマスコミ・・・という風潮になってきているのは、少しどうかと思うね。。。政治とカネ。。。難しい問題や。。。

 

代議士先生や首長など選挙に出る立場の人たちは、ほとんどみんな、後援会というのがある。。。これが所謂、政治団体になるのだが、この政治団体が、選挙のためのいろいろな活動をする。支持者を集めたビアパーティであったり、温泉バス旅行であったりするのやけど、これが、どこまでが利益供与で、どこまでがボランティアなのか・・・線引きが難しい。。。

 

選挙の時に、選挙カーに乗って、アナウンスするウグイス嬢や、たすきがけしたり、お揃いのウィンドブレーカーを着て、のぼり旗を持ったり、ビラ配りしたり、ポスター貼りをしたりしている人っているやろ。あの人たちって、アルバイトやないのかね。。。私はてっきりそうやと思っていたのやけど・・・。そんな人たちに、弁当食べさせたり、バイト代を払ったりしたら、公職選挙法違反になるのって、少なくとも私は知らんかった。。。

 

ボランティアで、そんな人たちが仕事休んで、バイト休んで来てくれるもんかいなぁ。。。何か現実的やないね。。。一方で、政治家の資金集めパーティなんか、500人しか入らない会場のパーティに3000枚ぐらいのパーティ券を売って、露骨に資金集めやっとるやんか。。。こっちの方が、えげつないで。。。1枚30000円の○○先生の健闘をたたえる会とか、国会報告会、叱る会、名前は違えど、こんなので、政治家は資金集めをしとる。。。

 

選挙にカネが要る。。。これが日本の選挙の現実やけどね。。。まだまだ日本の選挙はどぶ板選挙やからね。。。政治資金規正が問題になった時に、いつも代議士先生の言い訳が、香典に領収書を貰えと言うのか。。。というのがある。先生になったら、知り合いの人や後援会の人との付き合いが大変である。だから、そんな人との冠婚葬祭のお付き合いは、当然、普通の人より多くなる・・・・というのを、この人は言いたいのだろうけど、これはどうだろう。。。

 

人とのお付き合いが大変なのは、何も国会議員の先生方だけやないやろう・・・。議員は、歳費で祝い金やら香典をしてもええ・・・そうも取れる発言やでこれは。。。普通の人はねみんな自腹で香典やらお祝いをしとるんやで。。。その事を忘れてもらっちゃ困る。。。香典や祝い金が、票に直接つながるから、その費用は、必要経費である・・・という発想自体、即座に止めて欲しいもんやね。。。

 

国会議員には、国鉄のグリーン車乗り放題。。。超格安の東京での議員宿舎住まい、秘書を公費で雇って貰える権利、一般人には無い優遇された議員年金、そして、高額の給料や、政治活動のための歳費の使用など、とても優遇された特権が数多くある。つまり、この範囲内で、十分に政治活動をしてくださいと、国民は枠をこさえて言っているのやね。ところが、この贅沢な枠でも、足りないと思っている人が欲を出して、政治献金などのいろいろ金集めの活動をやっとるのやね。。。

 

私は、日本は自由主義国家なのだから、企業やいろいろな人たちが、自分に有利な政策を実行してもらうために、政治家に献金をするのは、有る程度は仕方ない事やと思っているのやね。。。アメリカでもライフル協会とか、軍需産業の業界やら、石油メジャーなどの団体は、ひいきの政治家や政党に多額の献金をして、その政治活動を助けるのと、引換に、自分たちの業界に有利になるように政策を誘導する・・・ということわ公然とやっとる。。。所謂、圧力団体やね。。。

 

これを、完全に排除するというのは、難しい事やと思うんや。。。ただし、ここには、厳格なルールが必要なのと、より透明性を高めて、裏でこそこそやらさない・・・ということが大事になってくるんや。。。例えば、トラックの団体が、我々の支払っている高いガソリン税や軽油引取税を、道路意外の予算に使おうとしたりしたら、大反対する。その反対の最先端には、国交省の族議員たちに、普段から政治献金をして、この人たちに頼んで、その運動をするんや。。。その人たちへの献金は、各都道府県のトラック協会が有志の寄付を集めて資金作りしているんや。。。

 

私は、このような政治献金は、透明性の極めて高い献金やと思うんやね。。。献金=賄賂というイメージが高い人も多いと思うけど、本来は、違うのやないか・・・とさえ、思うんや。。。。

 

アメリカでは、1人20ドルと言った個人献金というのをたくさん集める。。。1人2400円ほど・・・という微妙な金額を、その人個人の考え方に一番近い人に、自分の票と一緒に託すんや。。。これって、ものすごくピュアでキレイな献金やと思わないか?お金を政治家に渡すことが、袖の下であると、後ろめたいイメージで捉えていた人たちは、一度、発想を180度回転してみたらええと思うのやね。。。。

 

私は、政治とカネの問題は、その国の民度を計る尺度であると思うのやね。。。どこまでが許されて、どこまでがダメ・・・。これは、その国の国民自身が決める事なんや。。。日本の政治が三流と言われるようになって久しいけど、これって裏返せば、日本国民の民度も三流やっていうことなんや。。。政治を一流にするには、国民の意識も一流になってもらわんとあかん。。。それには、もっと、国民みんなが納得するような厳格なルールづくりが必要なのやろうね。。。

 

いま、安倍内閣やら、いろんな政治家のスキャンダルが、まるで日替わり定食のように出てくる状況を見てると、どうも、このルールづくりがちゃんと出来て無い。。。そんなのが大きな原因の一つになっているような気がしてならへんのや。。。政治資金規制法の基づいた報告書がもし、間違っていたのなら、簡単に訂正して、ハイ、終わりでは、おかしいやろ。報告書は公文書やら、不実記載、あるいは、公文書偽造などの犯罪の可能性もある。1つの領収書を4つも計上していたなんて、まさに悪質や。。。ただのミスで終わらせられることやない。。。それこそ、臭いメシを喰って貰うことにもあることやで。。。。

 

逆に、どうでもええような事、自分の電気代を、政治団体事務所のほうに付けておった。。。これも、あかんことはあかんやろうけど、大の大人が頭を下げて、全国にお詫びする必要のある事かね。。。金額が4万円やて。。。こうなると、マスコミによる身体検査も、ええかげんにせえよ・・・となる。。。

 

政治に金がかかりすぎるのなら、現実的に、議員の数を減らすなどをして、一定の枠をこさえる必要が有ると思うんや。。。私は、議員さんなんて、衆参合わせて100名もいたらええと思うんや。。。そんなに多くの議員をつくるから、どんどん政治が肥大して挙げ句の果てに、増税なんていうのをしないと、やっていけなくなるんや。。。小さい政府、小さい議会、小さい役所、これを実現出来たら、増税どころか、減税も出来るで。。。

 

これって、ものすごく、単純な計算やで。。。

 

9/9(日) 世の中にはもめ事というものが増えて来ているみたいで、裁判所は大はやりや。。。毎日のように裁判が行われていて、毎日のように判決が出ている。。。その中で、いつも、矛盾を感じるのが、国賠(国家賠償責任)に関するものである。。。

 

 誰かが、悪いことをして、その人の罪を裁くのが、普通の裁判であるとしたら、この国賠というのは、悪いことをした犯人が特定出来なかったり、もう無くなっていたり、賠償能力がない場合に、被害者救済の意味合いで、国が訴えの相手になるケースになる。。。

 

 先日も、薬害裁判で、珍しく原告敗訴の判決が下りていたが、こんなのも、典型的な国家賠償の裁判やね。。。C型肝炎になった患者が血液製剤を作った製薬会社とその製造を許可した厚生省を訴えているものやけど、今度の裁判の裁判長は、当時、フィブリノゲンは、有効な薬として使われていて、国はこの製造販売を認めた事は、後からは失敗であったけれど、当時は仕方なかったとして、国側の責任が無い・・・・という判決を出した。。。。

 

 訴えられている国というのは、実は我々国民の払った税金を元に敗訴すれば賠償し、勝訴すれば、賠償しない。。。当たり前のことなのだが、この葛藤がある。。。私は、この当時、血液製剤を安全なものであるとして、人の血液から作った薬を患者に与えてもよいとした人たちが、賠償責任で訴えられるのなら判るのだが、それがなぜ、血税から支払われるべきものか・・・その理屈に合点がいかないことがあるんや。。。

 

 もちろん、医者を信じて、フィブリノゲンを点滴されて、その点滴によって、肝炎のウィルスが体内に入ってしまって200万人もの人が感染した。。。この事実は大変重い。。。当事者のミドリ十字だけでは、こんな賠償責任を負う事が困難や。。。だから仕方なく国が賠償する。。。この構図は理解出来るのだが、ナンヤラ、税金で賠償することに、抵抗感は無いか???

 

 お金を払うということは、普通、こっちに過失があったり、人に迷惑を掛けたりしたからするもんやろ。。。ところが、この厚生省の人たちや、薬事審議会の人たちは、我々国民の選んだ人ではない。。。どこの誰かも判らない人が、ミスって、やってしまったことを、なぜ、我々の支払った税金でケツ拭かなあかんねん・・・という感覚になるのは無理無いのやないかね。。。。つまり、この辺りが、ものすごく不明瞭なんやね。。。

 

 これは、極めて社会正義の問題であると思うんや・・・。ただし、第一義的には、危険とは知らなかったとはいえ、禁断の血液製剤を作った会社が悪いことにせんと、モラルハザードが起こると思うんや。。。そして、それを見抜けなかった厚生省の薬事審議会メンバーも罪がある。ただ、ミドリ十字も薬事審議会メンバーも、我々のミスで、みなさんの納めた税金から多額のお金を使わせることになって、大変に申し訳がない。。。。ただ単に、謝って済む話ではないけど、国民に土下座してでもお詫びする態度が、全く無いから、釈然としない部分があるのやないか・・・と思うんやね。。。

 

 日本人というのは、何でも、なあなあ・・・にしてしまう悪い癖がある。それは、狭い国土で、出来るだけ波風を立てないで、仲良く暮らして行こうとする国民性から来ているのやろうけど、これが、悪く言えば、身内や知り合いを必要以上に庇ったり、問題のある人がいても、うやむやにしてしまって、問題化を避ける・・・・という風潮を作りだしているのやないかね。。。社保庁のネコババ事件の時もそうやったように。。。そして、つけ回しは、国にさせる。。。つまり、全国民が親方日の丸感覚に染まってしまっている・・・。こうとも、言えるやんか。。。

 

 それと、もひとつ。。。日本人はまだまだ、納税者意識が低い。。。だから、一旦支払った税金は、もう、自分には関係のないお金であると、あきらめてしまっている部分がある。。こんな感覚やから、税金や年金掛金を、役人らに好き放題に使われたりするんや。。。そやないで。。。しっかり、我々の支払ったお金の行き先を、監視してまっせ・・・。下手なことしたら、許さへんで。。。という気持ちや態度が大事なんやね。。。

 

だから、国賠の時でも、どうせ、「お上の金」やから、自分の腹は痛まないと、勘違いしている人がほとんどや。。。賠償するお金も、我々の税金である・・・という感覚が、もっともっと大事やと思うんやけどね。。。そうしたら、少しは、世の中の見方が変わってくるのやないかと思うんや。。。

 

9/10(月) 安倍首相がAPECで訪れた先で、日本のインド洋上での給油貢献活動は、国際公約であると言い切った。また、同時に、テロ特措法の継続に、職を賭して・・・という表現で、背水の陣で望むことを宣言し、先に、駐日米国大使と民主党の小沢代表が自衛隊を撤収させると公言したことに、反論した。

 

 私は、インド洋という、日本の石油移送にとって、大変重要な海域で、日本の自衛隊の艦艇がそこにいると言うことだけでも、意義があるとは思っている。ただ、その活動が、米国などの外国の軍艦への補給である必要があるか・・・。その点には、少し疑問を持っているんや。。。

 

 その昔、米国のアーミテージが、「SHOW THE FLAG(国旗を見せろ)!」とか「BOOTS ON THE GRAUND(現場へ赴け)!」とか威勢の良い事を言っておった時に、何か日本にも、現地に行ってお手伝い出来ることはないか・・・というので、考え出されたのが、今の洋上補給だからね。。。何か、情けないような、何か世界から、小馬鹿にされているのではないやろうか・・・という気持ちが、正直、有った。。。

 

 日本の中でも、やや右よりの人のなかに、日本も、他の国と同じように、国際的に貢献するような、「ええところ」を見せたい・・・と、思う人は、確かにいて、その人達は、何とか、憲法九条の範囲内で、日本に出来ることを考え続けて来たのやろうね。。。その結果が、サマワなどでの、給水支援だったり、平和維持活動であったり、選挙監視であったり、機雷の撤去であったり、後方支援的な移送であったり、海上での給油だったりするわけや。。。

 

 その昔、日本は、湾岸戦争の時に、参加しない代わりに、戦費を負担する・・・という事もやっている。。。カネを出す代わりに、参加しない、お手伝いしない・・・という感覚は、実は、私の住む京都にも有って、祇園祭の山鉾町では、「ふきん料」と言うのだが、この言葉が、いろいろ調べても、どの漢字を使うのか判らない不思議な言葉なのである。。。ふきんの「ふ」は、恐らく、「不」やろう・・・「きん」は多分、勤めを意味する「勤」。つまり不勤料・・・。つまり、お勤めをしない代わりに支払うお金の意味。。。だと思うのだが・・・。どうだろう。。。

 

 つまり、日本は、この不勤料を払って、湾岸戦争には、全く人を出さなかった。。。これが、日本人の中の、それも右寄りの人のなかで、悔しくて堪らなかったのやろうね。。。日本人は、カネだけ出して、危険を冒さないという卑怯な奴らだ・・・。という陰口を叩かれるのを潔しと、しなかったのやろうね。。。

 

 それからや。。。日本は、憲法の禁じている他国への武力行使にならないように、何とか外へ出かけていく口実を探し出した。。。そう、言えると思う。。。また、集団的自衛権という概念もひねり出した。。。憲法は国を守ることまでは禁じていない。でも、守ることと攻めることは、なかなか、別にするのが難しい概念や。。。攻撃は最大の防御なり・・・という言葉もあるしね。。。だから、日本は米国と一体となって、自国を守るという部分は日本が、他国を攻撃するという部分は米国に・・・なんていう都合の良い考え方を作ったんや。。。

 

 でも、戦争なんて、所詮、殺し合いや。。。ルールなんて有ったもんやない。。。人類がやったことで、最も愚かな行為が戦争やしね。。。つまり、諍いばっかりしている国に、良い事はないやんか。。。日本は、世界自由で、唯一、他国を攻撃するのを放棄した国や。。。この理念は、平和惚けと、いくら批判されても、世界に拡げるべき、良い思想やと思うのやけれどね。。。ただ、現実問題やと、そうはいかん。。。これが難しいところや。。。

 

 そこで、日本がやってきたのは、貧困や災害支援やら、経済援助などの、お金で出来る活動の数々や。。。他の国からしたら、裕福な国日本がやってくれる「施し」ぐらいか思っていない国やら、逆に、今までにない文化的な生活を送れるようになったと、大変感謝している国も多い。。。

 

 世界の中では、南米を米国が支援し、アジアを日本が支援し、アフリカをECが面倒を見る。。。という、大枠の取り決めめいたもの・・・があった。。。富める国が、貧しい国を助けるのは当たり前のこと・・・という、キリスト教のドネーション的な発想は、そこにあった。。。ただ、私は、そのやり方に、大きな差があったと、思うんや。。。欧米各国の援助は、あくまで、施しに近い、寄付感覚で、額も、そんなに大きく無かった。。。

 

 でも、日本のやってきたのは、その国にとって、必要と思われる水道施設や、橋や、空港、学校、病院などの具体的なODAが中心やった。。。これが、大きかったのやろうね。。。インフラが整備されたおかげで、日本の支援した国は、ほとんど、早く大きく発展していて、いまや、アジアは世界の成長を支える、パワーセンターになっとる。。。つまり、日本の他国への支援制度は、世界一うまくいった・・・という、良いサンプルになったと思うんや。。。

 

 日本は、このお陰か、親日的な国が世界でも多い。。。そりゃ、そうや、日本の世話になった国が多いのやから。。。これと同じ事を、今は中国がやっとる。。。特に中国はアフリカ支援に熱心や。。。なぜか。。。それは、資源外交の面と、中国を支持してくれる国を増やす・・・という国策的な意味との二つの面がある・・・。アフリカは、まだまだ貧しく、開発、発展する余地が大きいからね。。。そして、何より、国の数が多く、今まで後進国だった中国には、アフリカの事情が理解しやすい。。。中国ファンをたくさん、作って、国際的に中国は後進国のリーダー・・・というイメージでも、広めたいのやろうね。。。。まさに、中華思想そのものの国やからね。。。この国は。。。

 

 日本は、経済力という武器がある。これは、有る意味、腕力だけ強い国よりも、大きな意味を持つ時がある・・・。ただ、その反面、有事に弱いという弱点も、持つ。。。もし、戦争でも起こったら、経済なんて言ってられないからね。。。平和である・・・という大前提の上に、日本の今の繁栄があるのやからね。。。

 

 日本は、ぼちぼち行く・・・という、感覚が必要だと思うんやね。。。それこそ、はっきり白黒を付けないような曖昧戦略や。。。日本にとっての国益は、どの国とも喧嘩しないというところにある。。。例え、相手が横暴でも、酷いことをしよるヤツでも、矢面に立つのは、避けた方がよい。。。先頭に立つのは、国益を損なう場合が多いからね。。。日本人にとって宗教は、とてつもなく無頓着な分野である。特に、イスラムやユダヤの諍いに、下手に首を突っ込むのは、止めた方がよい。。。国民全部があまりにも関心が低いし、深い意味を知らない人がほとんどやからね。。。

 

 今回、小沢民主党党首が自衛隊撤退を表明したのやったら、それが民意になる可能性が出て来た。いくら、国際公約と、安倍氏が声高に叫んでも、政権が変わってしまったら、そんな約束は反故にされるのが、当たり前になる。。。前政権の約束をそのまま、守っていたら、政権が変わる意味がないことになるからね。。。

 

案の定、テロ特措法延長に、多くの国民は、NOと言う人が増えている。。。いくら、首相が世界に約束したとしてもね・・・。一度、引いて、それから考えるのも良いのやないかと、国民は思っているのやないかね。。。それなのに、あんまり突っ張っていると、安倍政権の命は、どんどん短くなっていくかも、知れないで。。。覚悟しときや。。。リーダーシップのない首相は、ともすれば、国勢調査の奴隷になるからね。。。国民に後ろ指ばかり、さされることは、有っても、なかなか国論をリードする・・・なんていうことは、今の安倍氏には難しい事やろうからね。。。

 

9/11(火) むかし、日本人の国民性を表す言葉に、「几帳面」で「真面目」、それに「勤勉」・・・というのが有った・・・。でも、どうも、いつの間にか日本は・・・その日本人を、良く捉えてくれたそんな言葉たちと、今はもう、オサラバしてしまっているのやないかね。。。

 

 少なくとも戦後の経済成長を支えてきた段階の世代の人たちが現役だった頃までは、この勤勉で真面目な日本人像というは有ったと思うんや。。。少ない給料に文句言いながらも、仕事が楽しくて、より上を目指して、がむしゃらに働いた・・・・。それが、今の日本人になると、どやろ・・・、几帳面で真面目か・・・。私は、少し疑問符が付くと思うんやね。。。

 

 人に物事を頼まれたら、最後まで責任を持って「きっちりと」する・・・。これが出来ない人が増えてきているやんか。。。それは、今の世の中がどんどん「ええかげん」になってきている・・・ということとも、微妙にリンクしている。。。特に、賞味期限を誤魔化していたりする食の安全・・・。耐震強度を誤魔化して建物を作っていたという偽装・・・。こんなのは、人は、嘘をつかない・・・という、信用、信頼を根本から覆してしまうような、極悪犯罪やと思うんやね。。。

 

 お商売をしている人は、商品を売っているだけではなく、顧客からの信用というものも、一緒に売っていたのに、それが、一転して疑惑の目で見なければならなくなった。。。これが大きいのやね。。。騙した方より、騙された方が悪い。。。こんな疑心暗鬼の暗い世の中にしてしもたのは、誰が悪いのやろうね。。。こんな犯人捜しばっかりしていてもね。。。

 

 私は、国民の価値観の変化がとても大きいと思うのやね。。。それは、日本という国が、宗教に対して、全く無頓着である・・・という点も見逃せないと思うんや。。。宗教には、キリスト教であれ、仏教であれ、人として生きて行くための「教え」というものがある。。。人を裏切らない・・・。人に嘘をつかない・・・。相手を尊重する・・・。この、人が人として生きて行くために、とても大事な当たり前の最低限のルールでさえ、今の日本人は与えられる機会がない。。。いゃ、そんなことから、逃げているフシもある。。。。これは、ひょっとしたら不幸なことなんやろうね。。。

 

 日本人は宗教に対して、常に、恐れる政策を取ってきた歴史があると思うのやね。。。仏教の僧侶の力が大きくなりすぎないように、時の権力者は弾圧をし続けてきたし、織田信長はキリスト教的な思想が、日本中に広まって、国家転覆をされるのではないかと、徹底的に禁じた。。。そして、先の戦争では、国家神道が、戦争を泥沼へ向かわせたと、戦後は必要以上に宗教を排除する風潮がある。。。つまり、宗教の力を恐れすぎるがために、日本人の中に、宗教に対する畏怖感や、嫌悪感を持つ人まで増えてしまっているのやないやろうかね。。。

 

 健全な宗教は、その人の精神的な心の拠り所になる。その部分が無いのが、何か今の日本人が、どことなく、ぼんやりと不安で、あんまり良い将来の夢を見られない・・・そんな、つかみ所のないような、不安感につながってしまっているのやないかね。。。

 

 私は、べつにお寺さんの手先ではないけど、今の世の中に、もう少し、精神的な心棒になるようなものが、みんな欠落しているのやないか・・・と思うんや。。。健全な宗教が育たないから、わけの判らないカルト宗教が蔓延るのやろうしね。。。。

 

 では、今の日本人の特長は、いったい、どういう言葉で集約できるやろうか・・・。ちょっと考えてみた。。。やっぱり、世の中のタガが緩んできて、自由とわがままの区別の付けられない「はき違い」の人が増えてきた・・・・とか、何でも自分のせいにしたくなくて、人のせいにしたがる「責任回避」・・・・それに、「事なかれ主義」というのになるのかね。。。言われた事は、上手に、無難にこなすけど、それ以上が無い。。。。

 

 どんどん、世の中が自由になってきて、ルールまでがゆるゆるになる。。。怒らない方が悪いのか、気付かない方が悪いのか。。。ホントの意味での「大人」が減ってきてしまっているのが、本当の原因なのかね。。。まぁ、嘆くだけでは、何にも変わらないのやけどね。。。

 

9/12(水) 政治とカネの問題は、泥沼化の様相を呈していて、消えた年金問題やら、年金掛金のネコババやら、議員の事務所費問題・・・今の、世の中、お金にまつわるトラブルには、事欠かない。。。お金という者は、たくさん集めるから、そこに力が集まり、集めないと、あんまり大したことにならない不思議なものである。。。

 

 我々の毎月、毎日払っている税金を、ちゃんと効率良く使っていてくれたら良いのだけど、この使い方が、どうも、安心して見てられない。。。つまり、お金を使う人たちのことが、どうも信用出来ない。。。このあたりから、国民の不信感は出ているのと違うかね。。。。

 

 そうは、言ってみても、使い道の透明度を上げる・・・というのは、なかなか難しいものや。。。議員の使った金のうち、領収書が必要な額を5万円以上だったのを、1円からにするのか、1万円以上にするのか。。。1円なら、事務が繁雑になる・・・というヤツがおるらしい。。。普通の企業会計で、消しゴム1個、ボールペン1本でも、領収書付けるやろう。。。それなのに、議員先生の使う金は、公金なのに、領収書が要らない・・・なんていう方が、非常識やんか。。。こんなヤツは、つるし上げてやらんとあかんで。。。

 

 よく、香典に領収書が貰えない。。。と、二言目には言うが、香典を公金で出すバカがどこにおる。。。ポケットマネーで出せないのなら、香典出すな。。。お前さん方の票をもらうために、税金を使っていたのだとしたら、即刻、国庫に金返せ!筋が違うで。。。

 

 民間企業の会計では、税務署というチェック機関がある。ところが、議員先生は、自主申告だけ。政治資金報告書を提出する所が、もっと、厳しく公金の使い道を監視するシステムには出来ないのかね。。。

 

 まぁ、いろいろと、人のカネの使い方には、文句を言う人も、自分の事となったら、なかなかそうはいかない・・・という人も多い。今、国民年金の貰える額が月に7万いくらやろ。。。ところが、生活保護を受けている人はね月に12万いくらも、貰うのやて。。。これって、矛盾してるね。。。まぁ、生活保護を受けるには厳しい審査が有るのは当然だけど、年老いて、仕事が無く、年金だけで、生きている人からしたら、年金より、生活保護の方がたくさんお金が貰える・・・となったら、みんな、生活保護の方が良い・・・となってしまうやんか。。。

 

 実際問題として、生活保護を受けながら、外車乗り回しているようなアホな話しを効く度に、この国の病巣の深さを感じる。。。

 

 我々は、税金を支払ったり、年金掛金を支払ったりしているやろ。ところが、この金が、どんどん無駄遣いされたり、社会の歪みが大きくなるに従って、どんどん負担が増えてくるんや。。。だから、どこかで、行政サービスの質を下げてもらうような動きがないと、このまま、負担がどんどん重くなっていってしまう・・・と思うんや。。。

 

 我々が税金を支払って、有り難いと実感して、身近に感じているのが、公共サービスや・・・。ゴミの処理や、上下水道、消防に警察、救急医療。これらは、なかなか削減することは、難しいやろう。。。警察などは、治安の向上などには必要不可欠やから、まだ増強してほしいぐらいや。。。

 

 でも、道路や橋を修繕したり、区役所を改築したり、学校を建て直したり、バスや地下鉄、これなんかも、お金が要る。。。こんなのに公金を使う・・・・。程度問題は有るにせよ、ここまでは、みんな異論のないところやろう・・・。問題は、これ以上のサービスを果たして、多くの人が望んでいるか。。。この一点に尽きると思うんや。。。

 

 悪い施策の最たるものが、補助金、助成金の類である。役人さんたちは、自分で役所が決めた政策を、直接やったらええのに、これを外注する場合が大変多い。こんなこと、止めたらええのに。。。こんなの税金の無駄遣いや・・・というようなものが、星の数ほどある。。。その多くが、金のばらまきや。。。一部の企業にだけ、大量の公金が流れておる。。。これって、ものすごい不公平やと思うで。。。。言い換えたら、公金横領を、合法化しただけのようなもんやからね。。。

 

それと、諸悪の根源は、国や地方自治体の予算立てにあると思うんや。。。。昨年度これだけ使ったから、今年もこれだけ必要・・・という予算の組み方を、いつまでも、許している。。。ここに、最大の無駄が残ってしまう原因となってしまうんや。。。

 

 行政サービスなどの固定的経費を予算化するのは、当然で、この方法で良いと思うのだが、他の非固定的経費を予算化するのはどうも、馴染まないのやないか・・・と、私は、思うんやね。。。例えば、この町に、大きな川が流れていて、これが、大雨が降ったら溢れる。何とか治水工事をしたい。。。今年の予算で、調査費と称したお金を予算化する。仮に1000万円としようか。。。この金は、川の流域がどの程度の標高で、どれだけの高さの堤をこさえたら、氾濫が防げるかを調べるのに、1年だけ使われる。

 

 ところが、次の年になっても、また調査費が上がっておる。。。実際に工事が始まって、今度は流域に住む住民や、田畑へ引く農業用水の調査にまたお金が要る。。。ということになる。ところが、またまた次の年になっても、また調査費が上がっている。今度は、100年に一度の、今の堤防でも保たない大水になったら、どうするかを調査するのだという。。。そして、またその次の年には、今度は、その川の近くに、水を溜めておく大規模地下ダムを作るための調査・・・やという。。。つまり、一度付いた予算というのは、何とか、次につなげて、減らしたくない。。。という心理が役人さんたちに、働くのやろうね。。。ずっとずっと、調査やっとる。。。いつか、知らないうちに、毎年、アンケート調査になっていて、こんな無駄な調査、必要か・・・の論議が全く欠落しておるんや。。。

 

 私は、お金。特に公金の使い方について、特に、確定していない支出を、無理矢理、消化しとる・・・ような事業が、出来ないようにするような仕組み作りが、絶対に必要やと思うんやね。。。つまり、本当に必要なものだけ支出する・・・。という、普通の企業やったら、当然やっている事やんか。。。

 

 ある部署での文具費でボールペン100本買ったとしよう。他の部署は、また別に100本買っておる。そんなのまとめて総務が一括して安く仕入れておいて、各部署に配ったらええだけやのに、予算の壁があるから、流用をしない。。。全てがこの調子なんや。。。10万円の予算があったら、10万円、きっちり使わないと、いけない。。。そやないと、5万しか使わなかったら、来年から5万円に抑えられて、自分らが苦労しないとあかんからね。。。だから、要りもしない金を使って、貯めておく・・・プールなんていう悪いことを役人は平気でしとる。。。全てが万事やと思うのやね。。。

 

 役人が長い間かけて、作ってきたルールを、変えさせるのは本当に難しいと思う。でも、それをやってもらわんと、もう、あかん時代になっとる・・・。というのを認識してほしいもんや。。。そのためには、役所の予算を、固定的な部分と、流動的な部分に分けて、その流動的な部分を出来るだけ大きい組織の中で、共有化する・・・という一手間が必要やと思うや。。。これで、流動的経費が1/3ぐらい節約できる可能性がある。

 

それと、毎年、ゼロベースでの予算組みを、習慣づけさせることやね。。。前年比何パーとかいう指針を止めさせるんや。。。去年は去年、今年は今年、同じ事をやっていたら進歩がない。。。役人達には、前年より支出を抑えたら報奨金を出してもええと思うで。。。みんなが競って、予算削減に努力したら、結果として総予算は減らせるからね。。。そして、コストカットの実績のある人から昇進してもらうようなシステムも有効やろう。。。もっと、もっと風通しを良くして、省庁間や地方自治体間での、人事交流をもっと活発にするのもええ。同期入庁で、苦労なく給料が上がっていくような、時代がかった昇給システムは、もう、今の世の中じゃ、時代遅れやろう。。。

 

ええかげんに、目を覚まして欲しいものやね。。。

 

今、突然、安倍首相辞任のニュース。。。それにしても、第二次安倍内閣が発足して、国会での所信表明演説をやったばかりの、このタイミングで、何故?首相の退陣表明としては、史上最も不細工な辞め方やないかね。。。世間に迷惑かけるにもほどがある。。。こんな時に辞めてどうすんねん。。。。

 

そう言えば、昨日のニュースで、京都選出の中川やらの、小泉チルドレンの会合に出席していて、1年生議員から、揃って攻撃される安倍ちゃんを見ていて、何やら情けない顔していたわ。。。案外、若い議員にまで批判されたのが、こたえたのかもね。。。

 

まぁ、多分、マスコミの連中は、1時の発表やから、大騒動になっとるやろ。夕刊間に合わないから、号外出すかね。。。まぁ、次は、順当に行ったら麻生あたりかね。。。まだ、安倍氏よりは、安定感があるけど、敵も多いかもね。。。口が上手やから、またまたマスコミの格好の餌食になるかも。。。大平さんみたいな首相が、マスコミは一番困ったやろうけど、逆にしゃべりすぎても、軽くなるからね。。。

 

安倍氏は、抜群の人気で首相になったのはええけど、ちょうど1年。。。政権の投げ出し方も、身勝手なオボッチャマ風やった。。。と、批判されてもおかしくないね。。。この人の考え方は、なかなか先進性があって、良い部分やったけど、対外的に強気過ぎたり、思想的に右寄り過ぎたりで、それを怖がる勢力が自民党の内外にも有ったと思うんや。。。。まぁ、それでも、防衛省の昇格ぐらいかね・・・やったことと言えば、後は、少し気の毒に、身方のエラーばっかりが目立った。。。そんな1年やったのやないかね。。。

 

9/13(木) 私が以前から指摘していた事が、やっと、朝日新聞で、問題にしてくれた。。。匿名の時代という記事の中で、学校で、電話連絡網が出来なくて、先生が台風の時に、全校生徒へ休校の連絡をしたが、何名かの生徒が連絡が間に合わず、登校してしまった・・・というのだ。。。

 

 個人情報保護条例というのが、施行されて数年たつけど、どうも、綻びが出てきている・・・。というのを指摘している記事だった。私は、この法律の出来た経緯が、どうも、役人達の都合の良いように、利用するために出来た法律のような気がしてならないんや。。。

 

 こんな法律が出来ていたとしても、高校生の娘には、どこからか大量の大学やら専門学校のDMは来る。七五三の時には、その案内が、成人式の時には、レンタル着物の広告が、ちゃんとくる。。。問題にしているのは、この住所と名前の情報を、どこから手に入れたのか・・・と、ヒステリックに叫ぶ人たちがいる。。。ということなんやろうね。。。

 

 こんな人たちは、国家や企業に、自分の情報が掴まれているのが、悔しくて悔しくて堪らない人なのかも知れないけど、よくよく考えてみたら、何も、それによって、不利益を被った訳ではないのである。。。

 

 戦前や、戦時中、そして、安保闘争の激しかった時などに、国家が憲兵隊や公安などにより、共産主義者を探し出そうと、徹底的に個人を管理統制して、国家転覆を謀るような不穏分子を捜そうとしていた感覚が、まだ、これらの人の中にはあるようで、左翼系の人は、特に、個人の思想やすこに住んでいるという情報すら、知られたくない・・・。という、人が多かったんや。。。

 

 日本のように、個人意識が、まだまだ確立していない国で、ストーカー事件などがあると、どうしても、日本人は過剰反応を起こしてしまって、自分がどこどこに住んでいるという情報まで、隠してしまえ・・・というような雰囲気になってしまった。。。そして、出来たのが個人情報保護条例なのである。ところが、いざ、施行されて、どうなっただろう。。。一部の変わった感覚をお持ちの人たちの欲求を満たすために、どうも、かなり不便になってないやろうか。。。

 

 例えば、電話帳である。昔は、電話帳に自分の名前がちゃんと載っている事は、まっとうな人の証明であり、社会的に戸主であると認められている。。。そんな意味があったと思うんや。。。反対に、電話帳に名前も載せない・・・。こんな人は、過去に犯罪歴があるとか、自己破産したとか、借金取りに追われているとか、などの、何か特殊な事情のある人だけやった。。。だから、宅配の業者さんは、お留守の家でも、夜に電話さえすれば、在宅時間を簡単に聞けたし、無用な不在連絡票なんて必要無かった。ところが、今や、電話帳に自分の電話番号を載せないのが当たり前になってしまった。。。これは、不便になったね。。。

 

 子供同士の年賀状のやり取りも極端に減ってしもた。。。相手の住所も名簿で調べられないからね。。。○○ちゃんのところへ子供が遊びに行った。。。ところが、そこで、子供が忘れ物をした・・・。親が取りに行かなければならない。。。でも、住所が判らない。。。こんな不便は、限りなく増えた。。。

 

 逆に、病院でお見舞いに行った人が入院しているかどうかの情報まで、なかなか教えて貰えなかったり、個人情報ですので。。。と、断るための言い訳に、この法律が使われている事の多くなったこと・・・・。いくら何でも行きすぎやで。。。と、思う事もしばしばや。。。。

 

 私は、この個人情報保護条例の制定は、はっきり言って、「薬の効きすぎ」の部分があると思うんや。。。どうも、今の世の中には、人との間の距離を広めよう広めようと思う人が増えて来たのか・・・と、思う時がある。。。。この根底には、自分さえ良かったらええ。。。という、個人主義というより、利己主義的な考え方の人が多くなってきてしまっている・・・ということがあると、思うんや。。。

 

 本当は、もっと、人と人は、密接に関わった方が良いのに、その流れに反して、どんどん家の中に引きこもって行くような感覚が強くなってしまっているのは、あんまり良くない事やね。。。女の人の一人暮らしならまだしも、男性の人も、家に表札を付けない。昔やったら、表札の横に電話番号まで掲示してあったのにね。。。

 

私は、今のような世の中と、昔のような世の中と、どちらが、まともな世の中か・・・というのを、今一度考えてみるべき時やと思うんやね。。。難しい問題やけど、法律の綻びは、早い目に修正しておいたほうが良いと思うんやわ。。。

 

9/14(金) それにしても、日本という国も、軽くなってしもたもんやね。。。たった一言、首相が辞めるっていっただけで、一国の首相が替わってしまうのやからね。。。何か、他の国と違って、軽薄過ぎやないかね。。。

 

 安倍首相が、なんで、この時期に、それも、あまりにも唐突に辞めると言い出したのか。。。これについても諸説紛々である。。。自己の脱税疑惑を週刊誌に叩かれそうになったからだとか、病気説とか、麻生に実権を握られてしまたから、それの面当てだったとか、小沢が党首会談を断ったからだとか、ブッシュに必ず給油支援の継続を確約されていたのに、それが果たせそうに無かったからだとか。。。まさに、いろいろやね。。。

 

 本当のところ、安倍ちゃんは、ブッシュのリクエストと、それを約束したのに関わらずも、自衛隊の支援活動がテロ特措法の期限切れで中断してしまうこと。。。これが、どうしても耐えられなかったのやろう・・・と、思うのやね。。。意外と、生真面目な人やから。。。そういう意味では、日本という大国のリーダーにしては、「図太さ」」が欠けていた・・・とも、言えるのかもね。。。

 

 安倍氏は、辞任会見で、何度も、テロとの戦いへの支援を中断させてはいけない・・・という言葉を使っている。また、現状の打開。とか、巻き返しとかいう言葉も多い。。。何とか、アメリカさんの機嫌を取っておきたい・・・・。というところが、少し、情けないぐらいやけどね。。。まぁ、彼の中では、優先順位が、これが一番だったのやと思う。。。だから、それだけ、自分を追い詰めていたし、精神的に参ってしまっていたので、今のままでは、ちゃんとした判断が下せない・・・と、考えて、突然の辞任劇になったのなら、少しは、このドタバタの意味が解る。。。

 

 さて、世の中はドライなもので、政局の関心は、次の総理は誰か・・・になっとる。。。辞任会見より前の10日には麻生は聞いておった・・・という情報があるが、どうやったんかね。。。本人も、まさかこんなタイミングで。。。と、感じていたんやろう。。。麻生にとったら、やっぱりかいなぁ。。。かな。。。

 

 元もと、今度の第二次安倍内閣は、麻生内閣と呼んでもええぐらい人事権が麻生幹事長に行っていた。。。お友達内閣とか、お友達官邸とか揶揄されて、仕方なしに人事権を大物政治家に任せるしかなかったのやろうね。。。ところが、安倍氏は側近には、麻生さんに騙されたとまで言っている。。。。この辺にも確執があったのかね。。。

 

 さて、現実は、どんどん進んでいって、今日14日が自民党総裁選挙の告示、19日には投票。。。というスケジュールが、水曜日には、もう発表されておった。。。手回し良すぎるでこれは。。。麻生は、前もって聞いておったから、自分に都合の良いスケジュールが組めた・・・とも言えるやろう。。他の候補は、まだ体制が整わないうちに、先に決めてしまおうという手が見え見えやからね。。。早ければ早いほど、前の総裁選で次点だった麻生有利になる・・・。そう、踏んだのやろう。。。福田や谷垣、などのライバルが陣営を固める隙を与えない。。。鉄則やろうね。。。

 

 政治の世界は、特に、このような、ドタバタの中で、事が進む場合が多い。。。大平首相が亡くなった時とか、急転直下で、物事が決まる。。。そこに、凝縮された人間ドラマがある。。。今回も、そんなドタバタ劇で、物事が進んでいくのやろうね。。。

 

ただ、今回の安倍政権で、唯一サプライズだった本人の辞任劇は、民主党には痛かったやろうね。。。民主党にとったら、次の衆議院選まで、選挙に弱い安倍でやっててもらって、その安倍を破って、政権奪取という、シナリオを描いていた人が多かったやろうからね。。。自民は、これで、誰がやっても安倍よりは支持率が上がる。。。つまり、風向きが変わることになるんや。。。民主からしたら、叩こうと思っていた敵が、ある日突然、いなくなるのだから、国民にええとこを見せるシーンを取られたことになる。。。これは大きいね。。。これで、政権交代の可能性が少し低くなった・・・。そう、見る人も多いやろう。。。

 

9/15(土) 次の首相を決める日程が、反麻生勢力の巻き返しで、4日間伸びて23日に投開票することになった。自民党の総裁=内閣総理大臣という図式は、いくら参議院で民主党が過半数を持っているとは言え、やっぱり衆議院での首班指名が優先されるからね。。。

 

 ここへきて、小泉時代の官房長官の福田氏が、俄然、総理の有力候補になってきた。有力視さけていた麻生はね何と言っても、小さい派閥だしね。。。この指止まれになったら、誰でも、勝てそうな方に乗りたい。。。福田もこの辺のところは、抑えていて、最後の最後まで、立候補宣言を控えていた。。。可哀想なのは額賀さん。やる気満々やったのに、どうやら福田に大勢が流れてしまいそうな雰囲気。。。谷垣は、早々に上げかけた手を引っ込めた。。。何と言っても、選挙はパワーゲームやからね。。。

 

 大きく流れが変わったのは、やっぱりこの人・・・。そう、小泉さんや。。本人はチルドレンら37人もの推薦署名が集まったものの、再出馬はしないと断った上で、福田支持を表明。。。流れは大きく福田氏に傾いた。。。問題は地方票。。。どっちに向くかやね。。。福田本人が言っていたように、貧乏くじにならなきゃええけど・・・。

 

 麻生氏は、安倍首相を支えていた人だから、けじめが必要と、早くも牽制する動きが見られるが、経済界などは、福田より麻生の方が良いと表明するやろうしね。。。それにしても、福田にしても、麻生にしても、二人とも、「皮肉屋さん」でならした人ばかりが対決することになったね。。。安倍氏がストレート。直球しか投げられないピッチャーやったのに、今度は、二人とも変化球専門のピッチャーや。。。重みは増すやろうけど、国民にとって、また解りにくい政治になる可能性もあるね。。。

 

 さて、今週の木曜日に、私は、京都市長・桝本さんの後援会の宴会に出て来た。京都の市長選は来年2月だから、もうぼちぼち、市長選に立候補宣言をしなければならない時期なのだが、結局、立候補表明は無かった。。。。京都市では、職員の不祥事が、立て続けに起きて、桝本さんはその度に、お詫び行脚。。。1万何千人も職員がいたら、少しぐらいけったいな人がいても仕方ない・・・なんて、愚痴に近い話もあった。。。

 

それより、事情を良く知る人の話では、桝本さんは立候補しないやろう・・・とのことらしいそうや。。。代わりに出るのは、教育長の○川さんらしい。。。まだ噂の段階だろうけどね。。。桝本さんが教育長出身やから、後進に道を譲る・・・っちゅう感じかね。。。それにしても、立候補しないのに、1000人以上の規模の後援会をやる。。。どうも、この意味が、もひとつ解らん。。。まだまだ、政治の世界には、裏の裏の裏があるのかね。。。

 

首長選と、総裁選の違いはあるにせよ、選挙の世界というものは、魔物のように不思議なもの・・・が棲んでおる。風が読めるかどうか。。。この動物的な勘が勝敗を左右するもんや・・・・。KY(空気・読めない)だった安倍ちゃんは、そういう意味では、適格者じゃなかったのかもね・・・。

 

9/16(日) 今回の安倍辞任で、一番割を食ったのは、民主党やろうね。。。せっかく参議院選で圧勝したのに、世間の話題は、ほぼ全部自民党に持って行かれておる。。。存在感がまたまた弱くなると、またまた自民党のペースになるやろうからね。。。

 

 どうやら、新聞は福田総理誕生でもう決まったような感じで報道しとる。。。本当はもっと総裁選を盛り上げるように接戦になった方が、自民党には良いやろうにね。。。私は、70歳の福田より、麻生の方が日本のリーダーとしての素養は有ると思うんやが・・・。ただ、50代の安倍が転けたから、その後は野となれ山となれ・・・これを継ぐには、安全パイの福田になってしまった・・・という流れは、仕方がないかなぁ・・・という感じや。。。

 

 まぁ、どちらにしても、二世三世の議員さんやろ。。。福田赳夫の息子と、吉田茂の孫。。。日本には、まだまだ世襲制が残っていると、世界に印象づけてしまうかも知れないね。。。北朝鮮の金正日の世襲制を批判出来ないかもね・・・日本も。。。

 

 せっかくだから、二人の総理候補を比較すると、福田は、専門家に任せて自分は、調整役に回るというスタイルの首相になるだろうし、麻生は、自分から目標設定して、リーダーシップを持ってやっていくスタイルの首相になるやろう。。。どちらが、今の時代に向いたリーダーか・・・そういう選択になるやろう。。。

 

 ただ、どちらが首相になっても、あんまり、変わり映えがしない・・・という感覚に、国民がなるのは、否めないやろうね。。。内閣のメンバーに思い切った若手を抜擢するとか、民主への流れを食い止められるような決定打を打てるコマを配置できなければ、自民の苦戦は続くやろう。。。

 

 マスコミの言うとおり、福田首相になったら、外交は180度変わることになるやろう。。。福田氏は自民党の中でも、ハト派で、平和主義者やから、中韓とは、屈辱的と批判されても、融和政策を進めるやろう。。。多分、また北朝鮮への支援やら、経済制裁やらを緩めるような政策に持っていくことが想像される。。。右寄りな人たちからしたら、かなり批判されるやろうけど。。。

 

 中国・韓国からしたら、この日本のメンバーチェンジは、願ったり叶ったりになる。。。福田氏はね靖国問題の時も、ただ一人小泉参拝を批判して、国立の追悼施設を建設する案の推進派やったからね。。。つまり、自民きっての穏健派。。。世界的な右派や強行派、ネオコンなど過激な行動で知られる人たちのグループの衰退・・・という流れに、日本も向かうことになると思われる。。。

 

 この流れに、世界はどう反応するかやね。。。福田は安倍と違って大人やから、喧嘩は好まない。。。国民受けするような、過激な発言も少ないやろう。。。だから、単純で解りやすかった安倍氏や小泉氏と違って、若い世代やらネット上のシチズンであるネチズンからは、嫌われるやろう。。。ただ、その分、安定感は増すから、いろいろな意味で、落ち着いた政局運営になるのは、間違い無いやろうと思う。。。やっぱり、世の中、うまいこと出来ていて、ここでも、振り子の論理が働いている。。。

 

福田氏に国民から望まれるのは、たった一つ、「安定感・・・」だと思う。。。若くて、危なっかしい安倍政権の後だから、尚更、大人の政権が求められるやろう。福田は、その役にはピッタリ・・・、適任かも知れないね。。。まぁ、昔の官房長官時代ような、皮肉好きの癖があんまり、目立たなければええけどね。。。ただ、その上で、改革が中途半端になったりしたら、国民は黙ってないやろう・・・。ここだけは、ポイントを抑えておいてもらわんとね。。。

 

福田は、専門家任せの政治スタイルやから、ひょっとしたら、役人たちの言いなりになる可能性が高いからね。。。消費税増税も来るかも。。。

 

9/17(祝) ハッピーマンデー法案か何か知らないけど、何か月曜日休みの連休が増えたね。。今月なんか、二週連続や。。。土曜休みの人なんかは、3連休が続くことになる。。。こんなアホな法律を役人達が作りよるから、どんどん日本の国力が落ちて行くのや。。。

 

 世界中の国が、どれだけ必死になって働いておるか。。。ところが、日本は、欧米からの働き過ぎや・・・という批判を真に受けて、学校は休みにするは、会社も休みにして、働かないようになった。。。連休が増えると、これだけ経済効果が有りますよ。。。なんて馬鹿なデータを必死で作ってまで。。。

 

 このデータ。実はものすごくずるいんや。。。だって、企業が休むことによる経済的な損失。つまり、マイナス部分を公表してないからね。。。2000億円の経済波及効果があっても、5000億円の損出がもし有ったら、差し引きマイナスや・・・というのを、言わないのは、ずるいわなぁ。。。

 

 ところが、みんな、ええわええわで、休みにしてしもた。。。ところが、本当に休んでおるのは、大企業や公務員さんたちだけや。。。中小企業は、休めば休むだけ収入が減る。大迷惑や。。。サービス産業や小売り外食なんかに従事している人もそうや。。。仕事が忙しくなるのはええけど、それに見合った賃金は上がるわけやない。。。結局、世の中の人たちの中に、得をした人と、損をした人を増やしただけやないのかね。。。いわいる、格差や。。。連休でも休めない人は、概ね収入が低くて、休む人たちは、だいたい裕福な人たちが多いからね。。。

 

 私は、一度、逆に土曜日の休みなんて止めてしまってもええと思っているのや。。。1週間に1日休んであと6日仕事や勉強する。。。これって無理のあるスケジュールだとは、私は思わないからね。。。ゆとり教育も見直すのなら、土曜休みも止めて仕事したらええんや。。。ほんま、一度、こんな大きな事をしてしもたら、取り返しの付かない事になる・・・という良い例やで。。。

 

 日本人に、ハングリーさが無くなって来たというのも、大きい。。。スポーツの国際大会でも、何が何でも勝つ。。。私は日の丸を背負っているのだから・・・という、そこまでの根性が無い。。。スポーツというものは、実力差があまり無い場合は、最後は気力の差で決まるものや。。。今まで、日本は、他の国と比べて、比較的、良い環境でスポーツが出来るという、環境格差で、そこそこの成績を上げられて来た。でも、もうそんな時代やない。アジア大会なんて、昔は全部日本が勝ってしまうもんやから、二流の選手の活躍の場やったからね。。。それがどうや、日本は、予選で簡単に負けてしまう。。。

 

 国力差というのは、その国の国民の、自己発展しようという気力の差でもある。戦後日本がここまで経済発展したのも、日本人みんなに、向上心が旺盛で、何でも努力して、何でも歯を食いしばって取り組んできたからやないか。。。これが、今は現状に満足してしもて、より良い生活をしたい・・とか、もっと良い製品を作りたいとかいう・・・気力のような物が薄れてきてしまったのやないかね。。。

 

 これも、みんな、ボンクラ役人の責任やと思うんやね。。。国や行政というのは、有る程度、国民を叱咤激励して、より良い国にしようと、お尻を叩くのも仕事の一つやと思うんや。。。ところが、この機能が全く無くなって、逆に国民の足を引っ張るような事ばっかりしとる。。。本末転倒もええとこや。。。

 

本当の行政改革というのは、もちろん小さな政府の実現ではあるのだけれど、これは、言い換えたら、小粒でもぴりりと辛い政府の実現でもあると思うんやね。。。少数精鋭のエリート役人達が、どうしたら日本が良くなるかを真剣に考えて施策を作る。。。そんなことが、今、望まれているような気がするのだけどね。。。

 

9/18(火) 世の中は、自民党の総裁選の話題ばっかり・・・。ところが、議員の票は、もう、ほとんど福田に行ってしもたから、もう勝負的には、ぜんぜん面白く無くなってしまっている。。。小泉チルドレン連中なんか、小泉のオッサンが福田支持を固めた途端に、あっと言う間に、福田支持・・・やろ。。。節操がないというか、自分だけの考えって、無いのかね。。。

 

 まぁ、そりゃ、寄らば大樹の陰。。。とか、誰しも勝ち馬に乗りたいっていう心理は解る。。。でもね。政策的に近いっていうのならまだしも、みんなが行くから。。。というのを、理由にしているようやったら、議員なんて、早い目に辞めたらいい。。。どうせ、次の衆議院選で、多分、半分は落ちるのやろうから。。。ブームでうかった人はブームで落選する。。。その間にどれだけ勉強して、自分の信条を叩き上げられたか・・・やと思うで。。。

 

 前にも書いたけど、私は麻生さんの方がまだマシやと思っておる方や。。。福田さんになったら、何にも自分で決めへんからね。。。まぁ、どっちにしても、役人達にとったら、やりやすい首相になることは間違い無いやろう。。。小泉さんみたいに、予想外のことはやってこないからね。。。

 

 国民は安定感を求める。。。まぁ、安倍ちゃんが、あんな辞め方をしたのやから、それも判らんでもないけどね。。でも、また、政治が面白くなくなりそうやね。。。福田になったら。。。この人、本当に自分のやりたいことがあるのやろうか。。。街頭演説の範囲ではなかなか、見えて来ない。。。

 

 ただ、1つ福田さんが大阪で言った言葉・・・。私が「拉致被害者問題を解決する・・・」と、この人にしては珍しくハッキリと約束をしている。。。ここに私は注目したいね。。。普通、拉致被害者を北朝鮮から取り返すつもりなら、「必ず連れて帰って来ます」って言うやろう。。。ところが、この人は、「拉致問題を解決する」と、言った。。。この言葉の裏には、小泉さんのように、自ら勇ましく北へ乗り込んで行って・・・というイメージが無いんや。。。つまり、福田は、日本が北に譲歩して、経済援助をして、日朝国交回復を狙っている。。。その上で、拉致被害者の帰国を実現しよう・・・という風に考えておると、思うんや。。。

 

 ただ、福田という人、石橋を叩いても渡らないような人。。。余程の確証がないと動かない。。。それと、案外、国民感情というのを無視する帰来がある。。。。まぁ、考え方は、昔のタイプの政治家やね。。。マスコミにも、食ってかかるところがある。。。

 

 福田という人は、どちらかと言うと、インテリタイプで、経済面には明るいイメージがある反面、外向的にはどうか。。。そのへんは未知数やね。。。そういう意味でも昔のタイプの政治家や。。。慎重なのはええけど、煙たがられるのかもね。。。

 

 主義信条的には、福田はかなりのハト派。平和主義者なところがあるから、そういう意味では、安心して見ていられる。アメリカの尻馬には、へいへい乗らないで、少し距離を置いてくれるやろう。。。小泉、安倍氏が危機を演出して、強気を主張することによって、国民の支持を集めるタイプの政治家だっただけに、芸風は180度変わる事になる。。。問題は、真面目で退屈な福田流の政治手法に、どれだけの国民が長く耐えられるか。。。その一点に尽きるのやないかね。。。

 

しばらくは、お手並み拝見といこうかね。。。

 

9/19(水) 京都の市立高校で、男子バレー部が昔から強いところと言えば、洛陽工業高校というところの名前が真っ先に挙がるやろう。。。そこの監督をしていた52歳の先生が今、話題になっている。。。。

 

 この先生は、熱血先生なのか、ただの八つ当たりなのか・・・は知らないが、とりあえず、この男子バレー部の顧問としては優秀で、このチームを何度も全国レベルの大会に出している。つまり、実績のある先生なんやね。。。ところが、この先生は、体罰でも有名らしくて、厳重注意処分を3回ほど喰らっているようである。

 

 その先生が、京都市教育委員会が選ぶ、卓越した指導力の教師に贈られる模範教師・スーパーティチャーに認証された事から、どうも、外野がうるさくなって来た。市教委は、なんで暴力教師なんかをスーパーティチャーにするんや。。。という、いつものヤツである。。。

 

 私は、どっちかと言うと、この教師や市教委に同情的である。体罰は、常識の範囲では容認されるべき・・・だと信じている派やからね。。。クラブを全国レベルのところまで持っていくには、それこそ、尋常な苦労ではない。生徒との信頼関係はもちろん、その生徒の性格や、気の弱さ、チャンスに強い精神力まで、養わないと、なかなか勝てるもんやないからや。。。大人ではない高校生に、それを一からたたき込むには、大なり小なり、少しの無理は必要になってくるもんやからね。。。

 

 洛陽の男子バレーに入ってくるヤツらは、それを覚悟して入ってきているはずや。。それなのに、指一本触れるなでは、教師が何も出来ひん。。。信じて任せてお願いするような立場が親御さんにも、必要やと思うのやね。。。

 

 最近のクラブでは、先生の体罰をあまりにも特別視しすぎる余り、指は触れないけど、精神的に追い込むような指導方法が採られていると聞く。。。何か、こっちの方が陰湿で、スポーツらしく、サッパリしてない。。。ビンタ1発より、おまえなんか、もう練習来なくて良い・・・の方が、よっぽど子供たちの心には効くからね。。。

 

 良い先生は、子供たちの心の中まで、全部判って顧問をやっとる。。。この子は反発して伸びる子、この子は褒めてやらんと出来ない子、この子は、ガツンとしばいたらんと、素直になれない子、この子は突き放してやらんと、本気になれない子、そんな、生徒一人一人の気持ちの中をみんな知っている先生がほんまのスーパーティチャーなんやろうね。。。

 

 クラブ活動の指導は、難しいもんや。。。教育の一環とは言え、そんなレベルでは、全国では通じない。。。ただ、体罰体罰と言っていたら、生徒はどんどん先生をなめる。先生に生徒達を統率されるような方法を与えないで、指導せえ・・・というのも、少し酷な気がするんや。。。こんなことをしてたら、今の日本から、熱血先生というタイプの先生がいなくなるし、こんなのやったら、教師になんてなりたくない。。。こんな人が増えてしまうのやないかね。。。

 

教師は、毎日、直接生徒達と身体を張って向き合うのが仕事や。。。なかなか大変な仕事や。。。あんまり、学校の先生を叩くだけが新聞の仕事にしてしもたら、良いことやないわなぁ。。。どうしようもない先生にご退場いただくのは賛成やけど、こんなことで、良い先生の活躍の場をなくしてしまったり、芽を摘んでしまっていたらあかんと思うんや。。。もっと、教師という仕事の特殊性と、主体性を考えて、教師に裁量の幅を持たしてあげるべきやと、私は思うがどうだろうか。。。

 

9/20(木) 総務省なんていう役所は何をやっとるのか判らないような役所やね。。。ほんとに、こんな役所もう要らないのやないかね・・・と真剣に思うで。。。

 

 今、携帯電話を買いに行くと、旧機種などで1円とか、0円・・・とかいうのがある。新規加入者を増やして、毎月払う基本使用料で稼ごうという企業の戦略で、こんなのが成立しているのは、みんなが知っていることである・・・。確かに、日本は、携帯電話の価格が決定的に安い・・・。外国では4〜5万円以上するのが当たり前なのに、日本は桁違いに安いね・・・。携帯電話の販売店は、商品を販売するというより、携帯電話会社から高額の契約手数料が入るのを主な収入源にしている。。。だから、こんなことが実現するのである。。。

 

 もちろん、携帯電話同士の競争が激しく、顧客獲得合戦を繰り広げてきたから・・・という日本の事情もある。ただ、その反面、携帯電話の1ヶ月あたりの基本料金が割高で、その費用が携帯電話代に回っているという批判もある。もっと、携帯電話の基本料を下げて、携帯電話自身の代金を高く取りなさい・・・と、役人達は言っているのである。

 

 私は、原則的には、民のことに、このように官が口を出すべきではない・・・と思っているんや。携帯が0円で、何が悪い・・・。携帯0円にしても、ええから、他で儲けたい。。。そんなお商売の方法も、「民」の勝手やと思うんや。。何で役人連中に、商売のやり方を規制されなあかんねん。。。と、思うわけや。。。

 

 役人達の言い分はこうや。。。携帯電話は、頻繁に機種を取り替える人が多い・・・。これを野放図にしておくと、1つの携帯電話を長く使っている人が高い固定費用を多く負担し、頻繁に携帯を取り替える人との間に不公正が出るからや・・・と言うのである。。。つまり、本当は、1台5万円もするものを、たった半年使っただけで取り替えている人たちは、携帯電話会社は、端末の採算をまだ取ってない時期にもう次の携帯電話に乗り換えている。この分の損は、長く同じ機種を使い続けてくれている人の負担になってしまっている。。。と、言うのである。。。

 

 まぁ、よくよく考えて見ればそういうことなのかも知れないけど、そやけど、役人が何で民間会社の財布の中身まで心配しないといけないのか。。。公僕であるはずの人たちが、一部の特定企業の懐具合だけを心配してあげる方が、もっと問題が大きくて、違和感のある行為なのでは、ないやろうかね。。。

 

 世の中に起こる経済現象というものは、生まれては、自然淘汰され、より良く、変化してゆくものである。今回の携帯電話の場合もそうや。きっと、携帯電話会社は、1台5万もする携帯電話は売れないし、普及しない・・・と踏んだんやね。。。だから、これを1万円にしてでも、まず顧客を囲い込んで、たくさんの人たちから、契約基本料をもらったほうが、賢い・・・と、判断したんや。。。実際は、いろいろな携帯会社がしのぎを削って販売をしている現場で、1台5万円の携帯を売ってみ。例え、基本料金半額にしても、売れないのが見えているやんか。。。

 

 これは、パソコンのインクジェットプリンターの関係と酷似している・・・。パソコンの普及に伴い、年賀状をインクジェットプリンタで印刷して出す人が増えたやろ。。。爆発的にインクジェットプリンタが売れた・・・。当時、確か1台49800円ぐらいはしていたと思う。。。それが今やどうやろ・・・。たった1台、6800円とかで、立派なインクジェットプリンターが売っているやんか。何故か。。。。インクジェットプリンターのメーカーは、考えたのやね。。。印刷にはインクが要る。これで後から稼いだら良い・・・と。。。

 

 たった6800円のインクジェットプリンターのインクが切れて、買いに行ったら、1個、2400円もした。。。でも本体があるから、買うわなぁ。。。つまり、メーカーは後から稼ぐために、本体を赤字覚悟で売っている・・・という戦略を採っていると思うんや。。。

 

 私は、商売の仕方というものは、余程、公序良俗に反しない限り、限りなく自由に近いものでなくてはいけないと思うんや。。。誰がどう考えても高いインクカートリッジも、メーカーの純正ではなく、サードパーティ製のものが半額で売られて来ている。プリンタメーカーはまたまた対策を取ってくるやろう。。。当然の流れやね。。。

 

今の世の中は、どんどん変化していっている。それも、消費者にとって良い方、有利な方に流れて行くもんや。。。競争原理が働くからね。。。役人は、その流れを歪めようとしているのではないか。。。。経済原則の本流の流れをせき止めて、流れを変に変えてしまうような動きは、絶対にするべきではない。。。民間の競争をしっかり見極めるだけでええ。。。官僚は、余計なことすんな!。。。私が言いたいのは、それだけや。。。

 

9/21(金) 株価が珍しく上がっている・・・。日銀が金利の利上げを見送った・・・というのが、原因らしいがね。。。実は、日本の株価動向というのは、かなり予想するのが簡単な方で、前日のニューヨーク相場の傾向を8割から9割以上引き継ぐ傾向がある。地球は丸いんだから、前日のニューヨーク市場の取引が終わって、日付変更線を超えて初めて開くのが東京市場・・・。影響受けない方がおかしい。。。

 

 だから、日本の株式市場は、まだまだ成熟度が低いのか、9時の開場だけにバァーっと売買が集中して、その日1日のトレンドが決まってしまう場合が多いんや。。。だから11時半に終わる前場の終わり状況だけを見ていても、全体の把握が出来る。つまり、前場の終値が出る夕刊だけでも、株式市場の方向性がほとんど読めてしまうのやね。。。

 

 ただ、株式市場を動かすエネルギーである資金は、どうやら他に動きつつあるようであるという記事がこの前新聞に載っていた・・・。退職した人たちが、退職金を持って投資とか資産運用にデビューするのだが、この資金の行き先がどうも、投資信託に行っている傾向があるらしい。。。先日、日本の個人金融資産の金額が発表されていたが、1330兆円を超えていた。。。こんな、お金をせっせと貯め込んでいるような国は無いで。。。

 

 ただ、この貯め込んでいる人の人数が発表されていないから判らないが、単純に日本の人口で割れば、おぎゃーと生まれた赤ん坊から、棺桶に片足を突っ込んでいるご老人まで、全部おしなべて、1名あたり1330万円も金融資産を持っている勘定になるんやね。。。4人家族ならこの4倍。。。つまり、1軒あたり5000万円の金融資産がある人が、今の日本の平均点。。。そういうことになる。。。アメリカなんかやったら、パァ〜っと使ってしまうやろうにね。。。国民性の問題でもあるのやけど。。。

 

 ただ、問題は、この偏差値で、仮に1300万人の人がこのお金を持っているとすると、1人あたり1億円という数字になる。。。日本人10人にひとりが億万長者である。。。という、驚くべき数字なのである。。。つまり、これは、10人に9人という残りの人が金融資産が0円である。。。という仮定だから、こんな数字になるのだが、借金をしている人もたくさんいるのだから、それらを差し引きすれば、よりリアリティのある数字になってくるのやろうね。。。

 

 つまり、1億円以上の資産を持ったまま、日本人の多くは歳を取り、この死ぬまで使わない金を持ったまま死んで行く。。。これが日本人の性なのかね。。。老後の不安を抱えながら、まだまだ生きられると、あつかましく信じ続けてきて、そのまま金を使わずに死んで行くんや。。。何か、ちょっと虚しいものを感じるね。。。

 

 日本という国は、まだまだ社会主義国のようなところがあって、人が亡くなって、住居の相続などの際には、5000万円ほどの控除が有って、手厚いのだが、こと金融資産においては、相続税は半分ほど持って行きよる。。。お金は、死んだら、半分はお国のものになる。。。つまり、個人で中小企業を経営しているところなんかは、金を息子に残すのは悪である・・・という思想があるのかね。。。息子は1からガンバレ。。。国は知らん。。。という考え方なんかね。。。

 

 3代相続したら家が潰れる。。。こう言われるのもうなずける。。。つまり仮に、おじいちゃんが息子に10億相続したら、息子の手元に残るのは5億円。その人がまたその息子に相続したら2億5000万円。。。そんな資産力なんかでは、やっていた事業の継続は無理になって来よるやろうなぁ。。。

 

 私は、日本の中小企業のほとんどが同族経営で、ほとんどが世襲制である・・・という現実をもっと直視すべきやと思うのやね。。。事業の継続に必要な資金は、このような会社の多くは社長さんの個人保証で成り立っている。。。つまり、社長の個人資産が無いと、多くの会社はやっていけない・・・という現実があると思うのやね。。。

 

 日本の相続税を半分も国が持っていくのは、私は移乗と思うのやね。。。その金が何に使われているか。。。役人達の給料や退職金に回っているとしたら、民間中小企業の経営者は、やってられへんで。。。役人のために、一生懸命稼いできたことになるからね。。。こんなことしてたらあかんわ。。。

 

 共産主義国やら社会主義国なら、個人の資産の保有を限定的にしか認めていなかったから、このような方法で、社会の公平を図る・・・という思想は成立していた。ただ、自由主義国である日本で、こんなに馬鹿げた高額の相続税を取っている国は、他にあるのだろうか。。。人が死ぬことで、金銭的にはチャラになってしまう。。。まぁ、ゲームで言えば、リセットボタンやね。。。人生には、リセットボタンは無いのに、こと、相続では、このボタンがある。。。

 

根拠の薄い、おかしい税金やと私は思うけどね。。。

 

9/22(土) 山口県光市で、母子が少年に殺された事件が結審した。この手の刑事事件では最も注目されている殺人事件か障害致死事件の一つで、裁判後に弁護士が感極まって泣いたり、被告の元少年が逆ギレして、「検察よ、俺をなめないでくれ」なんていう、けったいな発言もあった。。。

 

 本村さんという、殺された女性のダンナは、いつもながら一貫して、死刑以外に償う方法がないとの主張をしている。

 

 まぁ、人殺しをするようなヤツは、どこか変わっているヤツが多いのは当たり前だけど、この元少年は、それ以前に、反省や謝罪の気持ちのひとつもない。。。検察への逆ギレも、証人の意見陳述への感想を求められて、メモを取ることに集中していたから、聞いていなかった・・・。と、答えたそうや・・・。それで、検察に、そんなに真剣にメモを取っていたのかと聞かれ、自分のバッグの中にあった紙を持って、検察に突き出した・・・。ほら、見てみろ、これが証拠だ・・・と言いたかったのかね。。。検察にもういい、判ったと言われて、その後、検察官に言ったのが、俺をなめるなよ・・・という発言だったようである。。。

 

 このことは、元少年の、切れやすく、短絡的な性格を露呈したとも言えるやろうね。。。いくら、死刑廃止論者の弁護士たちが大弁護団を組んでも、いくら、お花畑のようなストーリーで塗り固めても、この元少年のやったことを、正当化は出来ないやろう。。。もし、この男が死刑意外の判決を受けたとしたら、法律は、社会に対する何の抑止力も無いという、諦めの空気が世の中に席巻してしまうからね。。。

 

 死刑は、人が人を裁く罪の中で、最高の罰則である。ただ、この、人が罪の償いのために、人を殺すということを正当化してはいけないという人たちもいる。アムネスティなどは、何人も人を殺す権利など無いと訴えている。宗教的な意味合いもあるけどね。。。

 

 法律というものは、そのものの存在によって、犯罪を抑止するためにある。死刑になりたくないから、人を殺してはいけない。。。その最低限の抑止効果を期待したものの1つである。。。ただ、人の命は、昨今、とても軽んじられて報道される場合が多い。誰も、平和に、元気に、生きていきたい。ところが、犯罪によって、この至極当たり前の権利が、ある日突然、奪われてしまう。。。こんな悲劇が起こる。

 

 犯罪を起こす方は、自分の命なんてどうでもいい。自分の生きたいように生きたいという考え方。被害者の方は、普通に幸せに大事な人生を暮らして生きたかっただけ。。。この2者に、命というものへの感じ方や、価値観の大きな差があるんや。。。

 

 今回の裁判では、弁護士という職業にスポットライトが当たった。この元少年の弁護士たちには、日本中から、バッシングのメールが来たのやろう。また、マスコミなどでも、徹底的に叩かれたやろう。。。日本中の多くの人が、この犯人は許せない。。。死刑になるのが当たり前や・・・と、思っている中、この元少年の弁護をずっとやってきて、世間の矢面に立たされた弁護士の苦悩。。。。とても、人格的に問題のある元少年の何とか命だけは助けてやりたい・・・そんな思いもあったんやろう。。。それが、記者会見で感極まって泣いたというのにつながった・・・それまでは判るのやけど。。。何か、少し違和感を感じたね。。。これも、泣き落としの演技の一つやないのか。。。そんな風に、勘ぐってしまうような、人間不信にさせられるような、何かが、今回の事件にはあったね。。。。

 

どらえもんが赤ちゃんの命を助けてくれる。。。とか、殺した女性とエッチしたら生き返ると思ったとか。。。。殺人罪ではなく、傷害致死罪なら7年で出て来れる・・・・。とにかく、この事件での元少年の発言は、異常極まっている。。。精神異常だったら、罪に問えないとか、日本の法律は、何故か、いつも、犯人のことばっかり考えておる。。。殺された方の遺族の立場に立った量刑が、考慮されるべき時代に来ておるのやないかね。。。裁判員制度の導入も、今までの日本の裁判への疑問から出ているところがあるのではないか・・・と、ちょっと感じた。。。

 

9/23(日) 社会保険庁やら地方自治体の年金関係の部署というのは、なぜこうまで横領事件がポロポロ出てくるのか・・・。ほんま、呆れて開いた口が塞がらんわ。。。舛添のオッサンが、調べろ・・・報告せよ。。。と言う度に、また有りましたでは、ほんま、この組織というのは、泥棒や詐欺師の集団か・・・と、言われても仕方無いで。。。

 

 私は、そもそも、年金というものが、最初から、胡散臭かった・・・と、思うんや。。。そんなのも、一因やったと思うで。。。政治家の票稼ぎにも利用されていた部分もあるしね。。。だって、そうやろ。年金は貯金ではないのに、なんで、自分が支払ったお金より、高いお金がもらえるねん。。。そもそも、この制度設計そのものが、眉唾もんやったやんか。。。みんなも半信半疑やったと思うんや。。。始まった当初は、ろくすっぽ掛金を払ってない年寄りが、たくさんお金をもらっていた。。。。そりゃ、有り難い、有り難いって言うはずや。。。昔に、月々2〜3千円ほどしか払ってなかった人が毎月十何万も、もらっていたのやからね。。。どうなっとるんや・・・と、疑問を持たない人の方がおかしいわ。。。

 

 そのお金はどこから来ていたかと言えば、働き盛りの人たちと、企業が折半で出しておったんやんか。。。基本的にはこの構造は、今も変わってない。。。年寄りの食い扶持を若い者が面倒見る。。。極めて日本的と言うか、牧歌的と言うか・・・。でも、このことの危険性に誰もが気付きながら、どうせ。我々の年代には関係無い・・・と、どんどん後の世代の、若い人たちに先送りしてきた。。。そのツケがぼちぼち出だしてきていて、年金破綻が近づきつつある。。。そんなところやないかね。。。。

 

 つまり、年金のシステムそのものが、ものすごく社会主義的な理想像の上に構築されていて、いずれダメになるのが判っているのに、誰も見て見ぬふりをしていたんや。。。。だから、掛金を集める方も、ええかげんやった。。。ちょっとぐらい自分がちょろまかしても、バレない。。。どうせ、あと30年後しか判らない。。。あとは、国が何とかするやろう。。。こんな気持ちが担当者みんなにあったんやろうね。。。。だから、公金としての意識が低い。。。困ったもんや。。。。

 

 オマケに、社会保険庁という役所は、自治労という組合員の構成比が95%という異常な組織率の役所や。。。仕事はしない。給料は高い。徹底的にサボることばっかり考えておる。公金をいかにうまく自分らの自由に使うかばっかりに智恵を絞る。。。目的は天下り先養成やら、組織の拡大や。。。。グリーンピアなんかや、資金運用などで、膨大な額の、大失敗をしでかしても、誰も責任は取らない。ミスしても謝らない。失敗してもフォローしない。よっぽどのことが無いとクビにならない。。。つまり、超ぬるま湯の職場体質。。。こんな人らを使っている限り、いくら改革やっても一緒やで。。。組合活動をするような人は、ご遠慮いただかないと。。。

 

 実は、この年金の問題が、今の世の中に大きく影響していると私は思うんや。。。企業は、個人の年金の掛金を本人と折半して支払わないといけないやんか。。。これって、大企業になればなるほど、ものすごい金額になるんや。。。つまり、正社員を雇うということは、その人の年金掛金も半分負担しますよ・・・ということなんや。。。。ところが、製造業などでは、世界的な価格競争の嵐に見舞われている。。。だから、人件費の安い中国に多くの企業が行ってしもて、日本が空洞化する・・・と、言われていたやんか。。。

 

 ところが、企業は、価格競争力で負けないために、ずるい手を考えついたんや。。。社会保障費を企業が負担しなくて良い身分である、派遣社員、契約社員、請負社員、一人親方などの制度がこれや。。。このおかげで、日本の製造業は空洞化せずにすんで、日本の製造業が生き残った・・・とまで言われている。ところが、世の中の弱いところにしわを寄せるだけ・・・のこの制度は、結局、働いても働いても貧しい生活しか出来ない人と、正社員として週休2日で優雅に仕事する人たちとの格差をどんどん拡げて行ったとも言えると思うんや。。。

 

 つまり、年金制度のおかげで、社会保障費を払いたくない企業は、無年金の人たちを切り捨てて、ワーキングプアーな人たちを生み出した・・・とも、言えると思うのやね。。。つまり、年金制度の不備や矛盾が、大きな社会問題を引き起こした・・・とも言えると思うんや。。。

 

 一度、年金というシステムを作ってしまったら、ずっとそれを続けなくてはならなくなる。。。この役人的な発想が間違いの元や。。。6人の働く人が1人のお年寄りを支えるシステムの時は良かったけど、1人の働く人が1人以上のお年寄りを養うまでになると、負担する方は、その重圧に耐えきれなくなって、年金制度は崩壊すると思うんや。。。だってそうやろ。もし、年金掛金が月に10万や20万にでも、なったら、だれも、そんなお金を払えなくなるやんか。。。でも、そうしないと、制度が維持出来なくなる。。。そこで、年金掛金払わない人が増えて、支給する人たちはは今まで通りたくさんいる。。。しまいには月に1万ぐらいしか支給出来なくなって破綻する。。。。

 

私は前から、こんなマジックみたいな年金制度はあかんと思っていた。自由主義社会、資本主義社会の大原則に則ってないからね。。。今からでも遅くないから、年金手帳を銀行の通帳のようにして、払った分だけはもらえる通帳方式にするべきやと思うね。。。そうやないと、年金掛金を全く払ったことのない例えば在日韓国朝鮮人の人が、われわれにも年金よこせ。差別や〜なんて言い出したら、税金で払ってあげないといけなくなるような馬鹿なことが起こりそうな気がするんや。。。これは、ちゃんと掛金を払った人だけがもらえるもの・・・やと、言うことをもっとしっかり制度の上で確立しておかないとね。。。。

 

9/24(祝) 幼稚園は文科省の管轄。保育園は厚労省の管轄。幼稚園の先生は教諭であって、保母さんと呼んだら怒られるそうや。幼稚園では教育をするが、保育園は勉強を教えない。ただ、お遊びをするだけ。。。もちろん、幼稚園は義務教育ではないので、行かせたい親が行かせたいところに入れて貰うもんである。

 

 ところが、まだこの他に、無認可の保育所というのがある。共働き世帯が当たり前になっている昨今、子供を幼稚園や保育園に預ける親は、実は、そのあまりにも預かってもらえる時間の短さに驚く・・・。幼稚園に至っては、お迎えのバスの車内で小一時間、幼稚園で50分、またバスに揺られて1時間・・・なんていうところも、ざらである。。。その点、保育園はまだ、時間が長いところが多いが、夜の6時7時まで預かってくれるところは稀で、ほとんどが午後の3時4時まで。。。これでは、親が働いている世帯は大変や。。。

 

 おまけに、保育所は競争率が高くて、なかなか希望するところに行けないのが現状。。。そこでこんな需要のあるところに、24時間、子供を預かる施設が少ないがある。。。。夜のお仕事をやっている人などにとっては、なくてはならない存在で、少し保育料は割高だが、ここが有るから働ける・・・という人も多いやろう。。。。

 

 ところが、先日、北九州で、無認可の保育園に4歳と5歳の姉妹が2年間も預けられたままになっている・・・というニュースが出ていた。。。2005年の春から20代の母親がこの子らを預けて、しばらくは毎日送り迎えをしていたらしいが、10月から突然、迎えに来なくなり、そのまま2年間。その子らは預けられたままになっているのだという。。。その後、その子の父親が2度訪ねてきて、二人の寝顔を見て、涙を流していたという。。。どうやら、夫婦は離婚したようで、その後、連絡は途絶えたそうや。。。

 

 市が両親を捜し出して、事情を聞いたところ、母親は「借金で昼も夜も働いて体を壊し、父親に引き取りを依頼した。子どもたちに申し訳ない」、父親は「働いて迎えに行けるようになればと思っていた」と話したという・・・。情けない話やで。。。

 

 このことは、匿名の通報で明らかになったそうなのだが、私は、このニュースを聞いて、何か違うで。。。と、思ったんや。。。というのも、この通報によって、責められているのは、この砂津保育園(園児13名)の園長さん63歳や。。。この人は、保育料も受け取らないで、涙を流した父親のことを思い、施設に引き渡すのは忍びない・・・と、この幼い姉妹の面倒を見続けた人やで。。。なかなか、出来る事やない・・・・。他人の子どもやで。。。

 

 北九州市は、園の対応が児童福祉法(要保護児童発見者の通告義務)違反にあたるとみて調べているらしいが、私には、この園長の「最悪の事態には、養子にしても良いとまで思っていた・・・」という言葉で、この人がやったことが、そんなに悪いことなのか・・・と、責める世間の方がおかしいのやないか・・・と、思ったんや。。。この人は、恐らく九州人によく言う、「肝っ玉母さん」のようなところがあったと思うんや。。。

 

 他人の子とはいえ、我が子のように育てて、それを市や県に報告しなかった。。。それが、その子らを守りたい・・・という母性反応のようなものをこの人に感じたんやね。。。確かに、他人の子をずつと預かったままにしていめのが良い・・・かと言われれば、あんまり褒められた事ではない。。。でも、世の中には、いろいろに事情で子供たちを養育できない、親失格の人も、残念なからおる。。。

 

 この園長のやったことを、褒めるならまだしも、叱責するヤツがおるのやったら、ちょっと、文句を言いたいね。。ほな、あんたがやってみろ!とね。。。今の世の中、社会的に立派なことをやっている人を貶めようとする変な動きがある。何が正しくて、何が人として間違っているか・・・そんな区別も付けられなくなったのかね。。。情けない情けない。。。

 

もう一度言う。。。私は、この人、立派な人やと思うけどね。。。

 

9/25(火) へぇ〜っ。福田さんって、外務族やったんや。。。知らんかった。。。まぁ、福田さんが首相やったら、周辺国との関係は改善されるやろうね。。。小泉・安倍と、今までの日本にとっては珍しく、ツッパリ型の外交姿勢の人が続いたからね。。。これも、揺り戻しやろう。。。ただ、北朝鮮だけは、ちょっと注意がいるやろうね。。。この前の、軽水炉建設の時にも金だけ出さされて、嘘つきよったから。。。。少しキツイ目の態度を取っておかないと、またイカレてしまうやろうからね。。。

 

 それにしても、自民党の四役に、京都出身の伊吹文明と谷垣禎一が二人とも入ったのは驚いた。。。なかなか京都出身の政治家・・・といえば、野中以来、目立った人がいなかったからね。。。いつかは頂点を狙えるかどうか。。。どうも、最後の一押しが弱い二人やから、首相はなかなか回って来ないやろうけどね。。。

 

 それにしても、9月も最終週やと言うのに、暑い暑い。。。電気屋へ行っても、ストーブはまだ控えめにしか置いてなくて、扇風機が置いてある。。。もう、秋だというのに、夜が25度以上・・・昼間も30度以上になる。。残暑きついわ。。。何か異常気象なんかね。。。

 

 さて、今日一番のニュースは、ご近所の火事である。京都市下京区の烏丸駅近く、綾小路通東洞院東入で、木造の民家が焼けて、中に居るであろう足の不自由なお年寄りを助け出そうと、消防隊員が火の中に飛び込んでいかれたそうや。。。近所の人の話では、ものすごい炎でとても救出に入れるような状況やなかったのに、その消防隊員は火の中に入っていかれたそうや。。。

 

 ところが、間の悪い事に、その救急隊員が家に入ってしばらくして、2階部分が焼け落ちて、その隊員さんは意識不明の重体。他の隊員3名も軽傷やったそうや。。。足の悪いおばあちゃんは、まだ見つかって無いそうや。。。お気の毒に。。。多分、あかんやろうね。。。

 

 京都市の中心街では、まだまだ木造の古い民家が数多くある。最近は、京町屋と言って、古い民家を改装して、そのままレストランや居酒屋にするお商売が盛んになっている。丁度火事になったところ付近も、こんなお店が点在しているところや。。。何しろ京都の中心烏丸駅に近いからね。。。

 

 ところが、今回のような火事になると、木造の古家は、情けないほどよく燃える。。。あっけないほどね。。。周りはビル街がすぐ近くまで迫っているのだが、まだまだ京都の中心部には、このような木造家屋が、びっしりと建っていて、防災上は、大変危険な状況になっていることは間違いない。。。

 

 町家を残すことはええことなのかも知れないけど、実は、その裏側には、旧態然とした消火器や防火バケツなどの、脆弱な防災システムしかなく、防火材を使っていない簡単に燃えてしまう建材だけで建てた家が星の数ほどあるという現実がある。。。これらの家のいったいどれだけに、火災報知器や消火装置、などの設備が施されているかと言えば、ほとんど無い・・・というのが現実やろうね。。。

 

 ヨメサンの実家でも、古い屋根裏に電線が走っている。。。漏電は大丈夫やろうか。。。埃が溜まって発火しないやろうか。。。とかの怖さがある。。。私の前の家もそうやったけど、昔の電気配線なんて、ええかげんなもの。。。家の中で年寄りが裸の火を使うガスコンロや瞬間湯沸かし器、お風呂のボイラー、石油ストーブやガスストーブなんかも怖い。。。。よく考えたら、人間はこんな危険と隣り合わせに暮らしているのやからね。。。。

 

 自分が老齢化して、身体が不自由になって、ストーブを付けて寝てしまったり、ガスの火をかけたまま忘れてしまったりという危険は、ボケと共にリスクが上がってくる。。。新しい家なら、段差を無くしていたり、消火装置が付いていたり、安全に配慮されているのだが、古い家は、無防備な部分が多いのではないかね。。。

 

 家を建て替えるというのは、特にお年寄りにとったら、生活基盤が、全く別のものになってしまうから、敬遠する人が多い・・・。でもね。全面建て替えまでもいかなくても、設備の更新を怠ると、いろいろなものは、危険が出て来る。古い扇風機やテレビが発火したり、安全装置の無い古い機種のガスコンロなど、あの時、取り替えていれば・・・という事例もある。。。私は、お年寄りほど、安全のために、身の回りの設備や家を新しくすべきやと思うのやね。。。

 

若い人に人気の京町家も、実は、年寄りに取ったら、とても危険で住みにくい家である・・・という現実も忘れたらあかんと思うやわ。。。

 

9/26(水) 福田内閣はほとんどの閣僚が再任されたこともあって、面白みには欠けていたね。。。安倍前政権が残していたのをそのまま、「居抜き」で譲り受けた。。。そんな感じかね。。。この居抜きという意味・・・。皆さんはご存知だと思うが、ラーメン屋さんなんかで、以前そこで同じ商売をやっていたところで、看板だけを掛け替えて、そのまま営業すること・・・なんや。。。つまり、安倍商店から福田商店への看板の掛け替えだけ。。。内装も設備もそのままや。。。。まぁ、前に身体検査も済んでいる人ばっかりやから、新しい何かは出て来にくいし、もし出て来たとしても、前任者に任命責任を持って行くことが出来るから、よく考えたら、この手はずるい手でもあるね。。

 

 まぁ、福田氏が選ばれたのも、若くて威勢の良かった安倍氏が、あまりにも危なっかしくて見ていられない・・・という人が多かったし、また、スキャンダルでどんどん閣僚が辞めていってしまうなどの「軽さ」がマイナスイメージになった・・・という反省点から、安定やら安心感を求める流れが、71歳と高齢の新首相を選ばせたのかもね。。。

 

 閣僚名簿を見ていると、よくもまぁここまで派閥均衡型にしてあるなぁ。。。という感じかね。。。派閥の首領で名前が出てないのは津島さんと破れた麻生さんだけや。。。後の派閥の長は全部入っておる。。。これだけ露骨な派閥中心主義を見せられると、無派閥の人たちも、どこかに入らないと・・・。と、ちょっと、焦るかもね。。。

 

 まぁ、以前までの派閥のイメージは、年末の「もち代」やら、選挙の時に使う「現生爆弾」やら、「差し入れ」など、必要な政治に使う金の山分け方法のひとつやったからね。。。お金の分配システムだったから、多くのお金を集められる人が親分になっとった。。。。ところが、このシステムはもう壊れている。良い意味で政治的に信条の近いグループという意味での派閥であるとしたら、私は、派閥にも、意味があると思うのだけれどもね。。。。

 

 政治とカネの問題は、古くて新しい問題である。。。政治には金がかかる。。。とは、言っても、なかなかその実体を全部明らかにする人は少ない。というより、明らかに出来ない・・・と、言った方が良いか。。。。政治家は、まだまだ、地元選挙民との極めて濃厚な人間関係の上に、成り立っている。いくら、法律で規制しても、いくら、金のかからない政治を目指していても、現実問題として、地元の支援者の人が亡くなったら、ポンと10万は香典しなあかん。。。後援会長の娘さんが結婚したら、御祝いに10万は、せなあかん。。。だから、付き合いが大変や。。。これをせえへんかったら、次の当選が無いのだからね。。。

 

 この金をどうして出すか。。。歳費だけでは足らない。秘書の給料や、地元の事務所にも人を雇っておかないとあかん。。。定期的に国会報告会をやらんとあかんし、地元の式典やらには、必ず顔を出さないと、そっぽを向かれる。。。たまには資金集めパーティをやらなあかんし、政治資金規制法の範囲内で、寄付金も集めないとやっていけない。。。これが大変だというので、税金から、政治家に政治資金として支出をしましょう・・・・と、なったのが今のシステムや。。。こうでもせんと、他の悪い事をやって、袖の下もらいよるからね。。。

 

 でもね、税金で政治のことをやってもらうために支出を認めるのやったら、その金を何に、いくら使ったのかは、当然のことながら、そのお金を払った国民に対して報告する義務がある。今まで50000円以下の支出は領収書が要らないなんて、ザルみたいなルールやったのを、あんまりだから、10000円以上にしよう。。。いや、民間と同じやないとあかん・・・。というので、1円以上、つまり、全ての支出には領収書が必要である・・・というルールが出来て来た。

 

 考えてみたら、当たり前のことやんか。。。今までレシート無しで、これこれ買ったから、これ事務所費で落としておいて。。。なんてやっていたんやろ。。。こんな金の使い方していたら、やりたい放題やんか。。。

 

 ところが、これに抵抗のある議員も多い。。。事務が繁雑になる・・・。そのためにまた人を雇わないといけなくなる・・・。こんなことを言っていた。。。こんなのもっと吊るし上げてやらんとあかんわ。。。現実問題として、事務所費なんて経費は、何でもつっこめた都合の良い経費項目やったはずや。。。秘書の夜食代から、ちょっとした買い物、何でもカンでも、事務所で使う経費・・・ということで、つっこんで来たのやろうからね。。。

 

 結局、領収書を1円から保管する・・・。ということで決着が付いたようだが、今度はこの領収書を公開しない・・・なんて、いうヤツが出て来た。。。よっぽど、ひとさまには見せられないようなことに、お金を使っているのかね。。。以前、都議会議員が抱き枕を政務調査費で買っていたりして、マスコミにつっこまれていたのを、皆さんは見ていたのやろう。。。でも、そりゃ、公開してもらわんとあかんで。。。領収書を保管する意味が無くなる。。。税務署に調査させてもええと思うで。。。本当に正当な経費であるかどうか。。。

 

議員のセンセイだけ別格にしたらあかんと思うで、ほんまのとこ。。。

 

9/27(木) 事件というものは、恐ろしいもので、伝染することが多い・・・。京田辺で、警察官の父親を、女性関係にだらしない・・・と斧で殺した事件を真似て、またまた高校生の女の子が、父親を斧で襲った。。。インディアンじゃあるまいし。。。なんで、こんなのが流行るのかねぇ。。。娘に嫌われている父親は、おちおち枕を高くして眠ってられないのかね。。。

 

 まぁ、年頃の娘からしたら、母親以外の女性と仲がよい父親・・・というのが、許せなかったのやろうね。。。ただでさえ、男親が、不潔で、とてもゴミのような存在に見えてしまう時期と重なったら、こんな悲劇が起こってしまう。。。

 

 この、娘が2件連続で、斧で父親を殺そうとした事件も、かなりビックリしたが、私が???と、思ったのは、別件だった。。。この後の方の、ギロチン事件を報道していたテレビのニュース番組の中で、この高校生の女の子が通っていた高校の教頭先生の言っていたコメントに、びっくりしたんや。。。

 

 この高校では、事件翌日、全校生徒を行動に集めて、全校集会を持ったそうや。。。多感な時期の子供が、殺人事件で動揺するのを防ごうとしたのは、わかる。。。でもね。その後のテレビの取材に応じていたコメントがびっくりしたんや。。。。

 

 この先生は、親を斧で斬り付けた生徒が一日も早く学校に戻ってきて欲しい・・・・。と、コメントしてたんや。。。これって、どうやろう。。。この事件、そのものは、立派な殺人事件である。もし、このお父さんが亡くならなくても傷害致死事件に近い。。。つまり、この女性とは、どこからどうみても、人殺し・・・ということになるやんか。。。この人殺しに、早く学校に戻って欲しい。。。とコメントすることが、この人は、どういう意味を持つか・・・・こんなのも判らないで教師をやっとるのやろうか。。。

 

 親を殺すことは、尊属殺人と言って、罪が重い。。。この先生は、この子の罪が軽くなることを願っての発言だったのかも知れないけど、ものすごくお門違いで、違和感があると思わないか?第一、その子が、本当に次の日、何事も無かったように学校に来ていたら、怖いで。。。親を殺めておいて、自分だけ、普段通りに登校する。。。そんなことが許されてええことか。。。

 

 この子が学校に来て、友達とどんな会話をするんや。。。親がだらしないから、やったったんや。。。って、言うのか???友達も、ようやった。。。そんな親やったら、やられて当然や・・・なんて慰めるのか。。。。まさに異常な世界やんか。。。

 

 人を殺したら、自分も死ななくてはいけない。。。これは、古代から、世の中に平穏をもたらすための大原則のルールやったと思うんや。。。もし、そんな事が軽微な罪で許されてしまうのやったら、どんどん殺人事件が起きてしまうからね。。。この少女は、それだけのことをやってしまった。。。この時点で、この少女と学校との関係は終わる・・・と考えるのが普通や。。。少年法によって助けられても、もう普通の学校に戻れない・・・のは当たり前。。。このことが、判らんかったのかね。。。

 

 罪を犯した少女は、取り調べの後、少年院などへ送られる。。。元いた高校に戻る確率は極めて低い・・・と思われる。。。逆に、そうでないと、他の生徒たちに影響が多き過ぎるやんか。。。あの子は人殺しの子と同じ学校に通っているんやて・・・と、言われるのやで。。。たまたま今回の事件では再犯の可能性が低いかも知れないけど、もしねこの子が斧を持ったら、また事件を起こしてしまわないとは、誰も言えないしね。。。

 

 高校の先生も、もっと世の中の常識に照らしてコメントしてもらわんとアカンと思うで。。。殺人者をかばってどうする。。。そんなことが許されたら、世の中のモラルが変わってしまうやんか。。。

 

9/28(金) 相撲の名門部屋である時津風部屋で、17歳の斉藤君という新潟出身の弟子が暴行されて死亡した事件で、ワイドシューやらニュース番組は、この話題が多かった。この事件は2ヶ月前に起こっていたのだが、この子の両親が、死因に不審なところがあるとして警察に依頼していて、やっと事件が明るみに出た。。。

 

 報道によると、この弟子は入ってまだ2ヶ月。稽古が辛くて1回、部屋を逃げ出したのだという。。。連れ戻された彼は、当然、ボコボコにされた。。。。相撲のようなプロスポーツで、部屋の掟というものは、絶対的なものがある・・・。そうでないと、部屋の規律が守られない・・・。というのもあるしね。。。逃亡は、部屋の中では最大の大罪やからね。。。相撲部屋の掟は時として、治外法権のようなところがある。。。。まして、相撲は、格闘技である。普通の人同士がまちなかで、相撲をとって、ぶちかましをしたり、張り手をしたりしたら、傷害罪とか暴行行為になる。。。言葉を変えれば、喧嘩を商売にしている職業なのである。。。ところが力士がいくら激しいぶつかりをやっても、当然、罪にはならない・・・というのが、相撲取りにとっては、大前提なのである。。。

 

 こんな事を書くと、それでも、ビール瓶で殴ったり、金属バットで殴るのは行きすぎやで・・・。。という反論が来ると思う・・・。確かに限度問題ではあるのだが、箒や、竹刀や木刀で殴るのも、道具が違うだけで、犯罪・・・ということになってしまう。。。箒や竹刀なら良くて、木刀やらバットではダメなんて、そんな判断基準はどこにも無いやんか。。。

 

 私は、どこのテレビや新聞も、朝青龍の一件以来、相撲社会の特殊性を理解していない人たちが、何か意図的に暴いてやろう・・・的な鬼の首取りのような感覚で批判している現状が、少しおかしいのではないか・・・と、思うんやね。。。確かに、今回の事件には、行き過ぎた暴行のようなことがあったと思う。ただ、これは、どの世界でもあることやと思うんやね。。。暴行を加えた兄弟子たちも、この子を殺そうと思ってやっていた訳ではないと思うし、自分らも、こうして先輩力士たちの虐めやしごきに打ち勝って来た。。。こういう信念めいた部分があったと思うんやね。。。

 

 私は、今回のことがきっかけで、相撲というスポーツそのものが、どんどん衰退していくのではないか。。。というのを危惧するのやね。。。格闘技とは言っても、精神的には相撲も、喧嘩の一種や。。。相手を倒そうという闘争心が無かったら、強くならないし、勝てない。。。テレビで繰り返し、虐められている力士達の姿を放映してみ。。。裕福な日本の家庭で育った子供を、誰が相撲取りにさせたいと思うやろうか。。。ただでさえ、力士になりたい人は激減している。。。新弟子が集まらずに、厳しい稽古も禁止してしもたら、力士も強くならない。。。そんな、お嬢様スポーツになった相撲なんか、誰が見たいと思うかね。。。

 

 どうも、日本のマスコミというものは、感情論やセンチメンタリズムで動いてしまう場合が多い。。。少しでも刺激の大きいもの。少しでも興味の引くもの・・・。こんなのばっかり追い掛けているものだから、物事をちゃんと見る尺度というものが、疎かになってきているのやないかね。。。。

 

 昔なら、こんな事件は、練習中のケガがもとで死亡したケース。。。で、処理されてしまうことやったやろうからね。。。それだけ、相撲界の情報公開が進んで、透明度が上がってきて、閉鎖的な部分が減って、より一般社会の常識に近づこうとしているのだろうけど。。。。これが良いことか悪い事か。。。。私には判断が付かない。。。。

 

 スポーツクラブの「しごき」や、相撲でいう「かわいがり」は、昔なら、いつか見返してやる・・・というバネになっていた部分がある。。。だから、先輩にその時だけは、怨みは持っても、後からは感謝する。。。これが日本的なスポーツの伝統やったはずや。。。

 

 ところが、この伝統がいつか崩れて、先輩にしばかれただけで、すぐ傷害事件にしたり、人と人がうまく関わることの出来ない、人との関わり方が下手な人が増えて来たのやないかね。。。こうなると、シゴキは、いつの間にか、ストレス発散の意味だけしか持たなくなり、八つ当たりに付き合わされる方は、その人への怨念しか持たなくなってしまう。。。

 

昔は「学校」とか、「相撲部屋」とかいう所は、有る意味その外の世界とは隔絶された場所・・・という感覚があったと思うんや。。。その組織の中では、法律より上に、その場所だけのルールや掟があって、その治外法権を守るために、絶対的な権力があった。。。でも、最近、それがどんどん、暴かれて、特別な場所ではなくなってきた。。。そんな印象を、この頃、持つようになったね。。。

 

このままで、いいのやろうか。。。誰かがブレーキをかけないと、相撲が、ただの見せ物になってしまうような気がするのだが。。。。

 

9/29(土) 日本には、武士の情け・・・とか、死者を鞭打たない・・・という精神文化が有ると思っていたのだが、どうやら、そんなことまで、薄れて来たのかね。。。

 

 安倍首相の退陣を受けて、バタバタと福田政権が出来たのだが、まだひつこく、安倍元首相を叩いているマスコミがある。。。結局、安倍氏は極限まで来ていて、フラフラだった・・・というのが後になって判ったのだが、やれ、朝青龍に続いて、仮病だ・・・とか、そんなに身体の調子が、悪かったのなら、なぜ嘘をついたのか・・・だとか、臨時総理をなぜ、指命しなかったのか・・・だとか、世間では安倍る・・・という言葉が、物事を途中で投げ出す意味として、流行っている?だとか。。。ボロクソや。。。そんな言葉聞いたこと無いけどね。。。

 

 数日の入院でやつれた安倍氏に、まだ執拗に後追い記事を打つことに、いったい、何の意味と、社会的正義があるのかね。。。辞任した首相をまだ虐めるマスコミは、何をやってもいい特別な機関なのかね。。。

 

 私は、安倍氏は有る意味ではよくやったと思うよ。そりゃ、若い首相だったから、すっと受け流す事が出来なかったり、大人の受け答えが出来なくて、いつも必死。。。そんな感じやったけどね。。。ちょっと、やりたいことが山盛りで、全部を自分の任期中にやらなあかん・・・と、自分で自分を追い詰めていたのやろうね。。。今となっては、お気の毒に。。。という感想を持つばかりや。。。ちょっと、真面目過ぎたのかもね。。。

 

 そんななか、防衛庁の防衛省への格上げとか、教育基本法の改正、憲法改正の第一段階とも言える法律の改正、など、いろいろな改革をやった。どれも、十分なものではなかったけど、やらんよりマシや。。。ただ、美しい国日本とか、戦後レジームからの脱却。。。とか、自分たちのやろうとしてきた改革と、国民が望む改革との間に、かなりの行き違いが出てきた。年金問題や、政治とカネが関心事なのに、自分は国家百年の計のような壮大な事をやろうとした。。。この辺が、空気が読めない首相・・・というレッテルを貼られてしまう原因になったのやろうね。。。

 

 ブッシュ政権も、右翼的なネオコン勢力が、米国の下院選挙の大敗によって駆逐されたように、時代は緊張緩和(デタント)に向かっている。外向的に穏健派と呼ばれる福田氏が、ややタカ派と思われる麻生氏を抑えて総裁になったのも、そのへんの大きな流れが関係しているのやないかね。。。喧嘩するより、仲良くしようや。。。という感じかね。。。。

 

 日本は平和を世界一享受してきた国や。。。ここ60年、世界のどの国とも対立関係を作って来なかったし、もめ事はカネで解決してきた。。。そんなところがある。。。。だから、丸く収まっていた。。。ところが、小泉・安倍政権は、対立を演出して、国民の支持を集める・・・という、戦後日本では、タブー視してきた手法で、世論を味方に付けようとした。今まで、日本政府のやっていたことに、自虐史観だと批判的だった人たちは、大手を振ってよろこんだ。。。

 

 でも、結局、何が残った?中国や韓国を嫌いな人は少なかったのに、ここ数年で飛躍的に増えてしまった。向こうもそうや。。。反日の人の割合は飛躍的に伸びて、多くの中国人や韓国人が、日本を嫌いな国・・・と、感じるようになってしまった。。。これは、不幸なことやね。。。お互いに。。。

 

 確かに日本のやってきたことは、日本のプライドからしたら、許せない人も多いやろう。。。中国や韓国に資金援助や技術協力で、日本は多くの予算を使っていたからね。。。これが、戦後賠償の代わりになっていた。。。それなのに、向こうは謝罪と賠償を要求し続ける。。。まるで自殺した高校生にたかってカネをせびっていたヤツらみたいなものや。。。終わることのないこの関係を、どうにかしたいから、高校生は自殺した。日本政府は友好関係を犠牲にして、ダメ出しをした。。。これが、ここ数年の日本やろうね。。。

 

歴史は振り子のように右左に揺れながら、ゆっくり進む。。。福田氏は、また、中国に細菌兵器撤去費用の名目で、カネをとられよるやろうし、腹が立つけど、北朝鮮の復興支援やら、食糧支援に乗り出していくやろう。。。何度嘘をつかれてもね。。。それが歴史になるのやから仕方がない。。。今は、その大きな流れを創って行く時期やからね。。。。

 

9/30(日) 昔、ビルマって言っていた、現在のミャンマーで、日本人ジャーナリストが取材中に殺された・・・。お歳を聞くと、50歳・・・。私と同い年や。。。どうも、この人は、戦争取材専門のベテランジャーナリストやったそうや。。。お気の毒に。。。至近距離でカメラ持っているから狙われたんやろうね。。。この国の軍隊は報道されるのを極端に嫌うから。。。

 

 ビルマの竪琴・・・という映画でも有名なミャンマーは、東南アジアの最西端に位置していて、もうかなり長い間、軍事独裁政権が権力を握っている事でも有名や。。。民主化運動の主導者である、アウン・サン・スーチー氏が自宅軟禁されてからでも大分、経つ。。。この国は9割が敬虔な仏教徒の国で、僧侶が社会的にも地位が高い国である。その国で、ガソリンがいきなり5倍になるなど、一部の軍部が腐敗していて、ボロ儲けするなど、無茶苦茶なことを、やっとる・・・。そんな一面に僧侶たちが怒り、デモがだんだん大規模化、市民も巻き込んでの争乱状態になっていた。。。

 

 今の軍事政権は、先日発表の世界の公務員清潔度でも世界最下位・・・と、お墨付きのひどさや・・・。軍隊が、権力と軍事力を背景に、市民からカネを吸い上げて、自分たちだけ良い生活をしている。。。そんな国である。

 

 ところが、日本は、このミャンマーにどういうわけか世界一ODAをしていて、影響力を強めている中国と、競っているような関係かね。。。日本企業も、進出していることもあるからね。。。

 

 こんなミャンマーだが、数年前に、選挙が行われていて、民主化されるか・・・というシーンが、一時的にはあった・・・。スー・チーさんが選挙では圧倒的勝利したからね。。。ところが、軍部は、この選挙が無効だとして、軍事力を民衆を抑え込んだ。。。残念ながら、こんな国である。。。

 

 この国の形態は、実は、北朝鮮に酷似していて、一切の外国人も含めた人たちは、徹底的に監視されている。電話は盗聴されているし、少しでも不穏な動きがあると、国外退去させられる。。つまり、軍事政権側は、自分たちの利権を脅かすものは、徹底的に排除する。。。そんな姿勢なんや。。。北朝鮮と同じやね。。。

 

 ところが、世界の中でも珍しく日本は、この国に対しては、比較的、緩やかで大らかな外交方針を採っている。。。それは、この国の地理的な位置にある・・・。実は、今、中国は、このミャンマーを経由して、インド洋から続く、巨大な石油のパイプラインを作っておる。。。つまり、中国も、この国と仲良くしないと簡単に原油の供給を停止されてしまう・・・という位置関係にあるんや。。。つまり、あの中国が、頭が上がらない国・・・という意味がこの国にはある。

 

 日本にとっても中国を牽制する意味と、昔から比較的親日的な国民性があり、その意味でも、大事な友好国にしておきたい・・・そういう関係なんやろうね。。。

 

 日本としては、民主化して、政権が安定し、投資先としての価値が上がる方が良いにきまっている。かといって、今の軍事政権をバッサリと切れない。。。日本企業が人質になっとるからね。。。そんな位置づけが、見え隠れするね。。。

 

 我々は、今回、殺された報道に携わる人たちのおかげで、手に取るように向こうで起こっている事件や事故を知ることが出来る。。。映像という、大変優れた証拠能力のあるものが、正確に世界に、今起こっている大変なことを伝えるのに大変役だっている。。。これが無かったら、現実は伝わりにくいからね。。。

 

1つの出来事には、今の軍事政権側からの見方と、市民目線での見方とがある。今回の僧侶達の騒動も、国家を転覆しようという悪い奴らなのか、あまりの悪政に立ち上がった人たちの行動なのか・・・という2つの違った見方が出来ると思うんや。。。そして、歴史は、勝者の方だけに、スポットライトを当てる。。。。正義って何や。。。どちらがこの国のためになるのや?そんなの誰も決められへん。。。歴史が決めることやからね。。。

 

 

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