日常のページ

 

1/1(祝) 新年あけましておめでとうございます。皆様方におかれましては、たびたびのお運びを戴きまして、誠に有り難く、厚く御礼申し上げます。今年も、頑張って、いろいろと書き込みますので、何とぞ、お付き合いのほど、宜しくお願い申し上げます。

 

 さて、新春一発目の話題は、残念ながら、嫌な話題。。。大阪府で、少し前の昨年末、89歳のおばあちゃんが、救急車を呼んだんやけど、38もの病院に、搬送を拒否され、数時間後に亡くなったんやて。。。救急車は8分で来たんやけど、それから延々と2時間以上も、電話をかけ続けたんやけど、どこも断られて、あかんかったそうや。。。砂漠の中やら、山の中の一軒家やあるまいし。。。一人の人の命も助けられないような、お粗末な医療体制・・・。日本は恥じるべきやろうね。。。

 

 この話をすると、いつも、共産党は、診療報酬をけったり、予算を削ったりするから、医師不足になって、病院の経営が悪化して、廃業する病院が出てくる。国の医療政策の失敗や・・・と、声を上げる。そういえば、病院に行ったら、やたらと共産党系のポスターが貼ってあるところが多いね。。。

 

 私も、健康診断で診療所へ行った時に、婦長さんみたいな人が、採血しながら、このビラに署名お願いします・・・なんて言われて、びっくりした。。。自分の腕に注射の針を刺されている状態で、これを言われたら、何か、脅迫されているような気になるで・・・。そう、思わへんか。。。。自分の腕が向こうの人質になっとる感じや・・・。大概の人は、ろくろく見もせずに署名させられるのやないかね。。。それにしても、仕事しながら、政治活動してええのかね、ここは。。。

 

確かに、病院というところは、大変厳しい職場だし、夜勤があったり、汚れ仕事や危険な仕事も時にはせなあかん時がある。人の命に関わる現場で仕事をしているのやから、それ相応の報酬も、もらわんと、やってられない・・・というのも判る。。。ただ、本当の意味で、人の命を預かる仕事・・・という認識が残念ながら薄く、聖職者という感覚より、労働者としての権利ばかり要求するイメージ・・・と、どうしても、私には一致しないんやね。。。

 

 それにしても、病院の労働組合ってのは、ものすごく強い。。。どちらかと言えば、左翼系の政治思想バリバリの人が多いんや。。。私は、組合の強い職場というのは、大なり小なり、世間一般の常識が、通らなくて、ここだけの勝手なルールが作られている場合が多い・・・と思うんや。。。もちろん、どこも・・・というわけやないけどね。。。

 

 この組合の強い職場の典型が、悪名高き、社会保険事務所や・・・。ワープロ打つのに、何分間に、タイプ何文字以内・・・とか、45分仕事したら、15分、マッサージ器で休憩。。。お昼休みには、ゴルフの打ちっ放し場が屋上にあって、これで、リフレッシュ・・・。こんなの、みんな、我々の年金掛金で好き放題、カネを使っておった。。。許せへんね。。。こんな職場は、馬鹿げた枠をこさえて、世間的には、とても非常識な、非効率さの職場をつくっておる。。。普通なら、10人で出来る仕事を、この人らは20人いないと出来ない。。。なんて、言うのである。。。こんなのと全く同じで、実は、病院の本当の経営を蝕んでいる。。。そういう部分も有ると、思うんやね。。。

 

 20人確保出来ないから、みんなが嫌がる夜間診療は出来ない。当直する人もなかなかいないから、救急患者を受け入れられない。。。悪循環になるのやね。。。何らかの制度改革をやろうとしても、いつも組合に反対されるから出来ないし、協力してもらえない。。。人手不足の時は、働いている人の方が強いからね。。。変な状況になっとる。。。

 

 昔は、労働組合と言ったら、庶民の身方で、弱い者の意見を代弁して、大企業や、お上に対抗する正義の味方・・・っていイメージが強かったやんか。。。ところが、今はどうやろ。労働貴族・・・なんか言われて、大きな会社の労働組合の委員長なんかは、運転手付の黒塗りの車で送り迎えや。。。いくら、自分の会社や病院、学校などの組織のことなんて、二の次で、自分さえ、良ければよい。。。なんていう風潮があるやんか。。。日本が豊かになるにつれ、どんどん労働者の生活も良くなって、今や、公務員さんなんて、大企業の社員さんをとっくに追い抜かしたような待遇の良さや。。。

 

 景気が悪くなって民間企業やったら、ボーナスが無くなったり、大幅に給料や残業がカットされとるのに、こいつらは、そのままやろ。。。相対的に、ろくに、働かずに高い給料と、身分の保障を得ている・・・そんなイメージになってしもているのやないかね。。。。そんな人らが、格差や格差やって、叫ぶな・・・って言いたいね。。。ほんま。。。

 

ちょっと、話題が病院から、公務員さんに脱線したけど、今年も、こんな感じで、起承転結のなってない、とりとめもない駄文を並べる事が多いと思います。何とぞ、ご容赦下さい。。。今年も、よろしく!

 

1/2(水) 昨日は、朝9時から、近くのイオンモールまで福袋をゲットすべく並んだんやけど、あえなく、私のサイズの福袋は、少し前で売り切れ。。。XLサイズの福袋、もっと増やしてくれよ・・・エーグルさん。。。。

 

 そして、今日からは百貨店の初売り。。。またまた長蛇の列で10000円やら5000円の福袋をたくさん抱えた人が四条通に溢れる。。。毎年恒例のイベントやけれど、ここだけ見たら、日本は豊かになったね。。。と、しみじみ思う。。。

 

 何でも、今年の小売業の傾向は、通常1月の末ぐらいから始まる冬物バーゲーンを、早くも1月の正月、初売りから始める・・・ということなんやそうや。。。まだまだ、これからが、冬本番やのに、もうバーゲンをやっていたら、いつ、プロパー品を売るのかね。。。あんまり、早くバーゲンをすると、誰もアホらしくてプロパーで買う人がいなくなるのやないかね。。。もともと、服の値段は、プロパーで利益を確保して、バーゲンで原価を確保・・・という流れが普通やんか。。。それやのに、バーゲンばっかりやってたら、それでも利益が確保する売り方になる。。。それだけ、ボロ儲けしとる。。。ということなのかね。。。

 

 失われた10年で、日本の市場で売れる商品の価格はかなり下がった。ユニクロやら、100円ショップがもてはやされ、3000円ぐらいはした、カッターシャツは、たった800円で買えるようになった。残業が無くなって、給料も相対的に下がり、正社員の率は下がり、非正規社員の比率は増大した。。。。つまり、企業は徹底的にコストカットをしたんやね。。。乾いた雑巾をまだ絞るように。。。

 

 その結果どうなったか。。。働いても働いても低い賃金しか得られないワーキングプアーな人が増えて、大企業の社員さんや、公務員さんたちは、ええ生活をしているけど、下請け中小企業や、パート、契約社員などは、信じられないような低賃金、低収入に甘んじている。。。そんな格差社会を拡げてしまったんやね。。。

 

 ヨーロッパなんかは、物価がかなり上がって、給料も上がる・・・という拡大経済政策を採っている。そのせいで、ロンドンのタクシー代なんか、とても高いものになっている。イギリスだけやない。。。最近、やたらと、日本に中国・台湾・韓国の人たちがやってくる姿が、目立たないか?観光客が増えてくれるのはええことなんやけど、そもそも、この原因が、極端な円安なんやね。。。極東アジアの国々の人たちの所得が上がってきたのは、もちろんやけれど、そんな人たちが、どんどん日本に押しかけてくるのは、実は、物価安が原因なんや。。。

 

 同じものをEUやら台湾・香港・韓国などで買うよりも、日本で買う方が、遙かに割安である。。。という実感があるのやろうね。。。これって、日本人からしたら、痛し痒し・・・。っていう心境なのやないかね。。。自分の国の通貨が弱くなって、どんどん外国人に、買われていくのが、何か、少し、淋しい感じがするのやね。。。何か、情けないというか、敗北者のような気がしてね。。。

 

 日本の経済を、これから、どうして行くか。日本にはプロの政治家が少なすぎる・・・と、思うんや・・・。高級官僚たちは、有る意味プロなのだが、どうしても、国家戦略という視点で、物事を見る力は劣っている。私は、有る程度のインフレターゲットを設定して、毎年2%程度の緩やかな成長戦略を日本もええがけん立てないと、あかんのやないかと思っているんや。。。

 

トヨタは世界一の会社になったけど、実際の日本人の給料は、長い不況のおかげで、ほとんど、ずっと上がって無い。これがずっと続くとどうなるか。。。中国インドやらの経済がどんどん拡大していく中で、日本だけ置いてけぼり・・・という世界が、やってくるのやないか・・・という懸念が有るのや。。。相対的に日本の国力がどんどん下がって、国連常任理事国どころか、OECD加盟国の中でも10位以下・・・なんていう情けない、ただの国・・・になってしまうのやないかと思うのである。。。 それを防ぐのは、今しか無いのやないか・・・。今、日本に足りないのは、そんな危機意識なのやないかね。。。

 

1/3(木) 正月も3日になると、お屠蘇気分も抜けて、いざ仕事の準備のために、ゆっくり身体を休めておこう・・・という感覚になる。。。帰省ラッシュのピークは今日と、6日ぐらいになるのかね。。。

 

 さて、今日来た新聞に、驚くべきことが書いてあった。日本が中国から、地球温暖化阻止のために、二酸化炭素排出権を買う。。。ということで、日中で合意した・・・。というニュースや。。。私は、CO2の抑制のために、いろいろな手だてを各国がやる。。。ということは、大事なことやと思うし、そのためのリーダーシップを日本が取る・・・ということには、大賛成である。いや、それこそ、これからの日本が生きる道である・・・とさえ思っている。

 

 でもね。。。CO2排出権という概念を、「カネ」に置き換える・・・という発想が、私には受け入れられないのや。。。。何故なら、先進国は、何も変えずに二酸化炭素を排出出来てしまう仕組みを残してしまうことになるからなんやね。。。つまり、先進国がたくさんのCO2を出す代わりに、後進国にカネを出す。。。この、何でもカネで片を付ける・・・。という感覚が、とても許せないんやね。。。

 

 先進国が後進国に支払った金は、いずれ、後進国に文化的な生活をもたらすやろう。。。でも、そのことは、より多くの二酸化炭素を排出する生活を世界に広めてしまうことに、他ならないからなんや。。。つまり、結果として、先進国達は、あいも変わらず、派手にエネルギーを使い、後進国達も、より多くの二酸化炭素を排出してしまう生活を広めることになってしまうからなのである。。。

 

 私は、先進国がカネを出して、後進国を援助していく・・・ということは、良い事だとは思うのだが、このことを、地球温暖化防止という立場で考えると、全く逆の結果になってしまう・・・というジレンマに、みんな、もっと早く気付くべきやと思うのやね。。。

 

 日本やアメリカ、EUなどの先進国たちは、我々の生活スタイルを全世界に拡げて、全世界のくにたちが、我々と同じような豊かな生活が出来る事が理想である。。。という基本的な、押しつけがましい考え方を、まず最初に見直すべきやと思うのやね。。。そのうえで、我々の地球を守るためには、何が出来るか・・・。これを真剣に考えて行く必要があると思うんや。。。

 

 中国は、未だに発展途上国や・・・という立場を取っているが、それは大違いで、もう既に世界有数の経済大国である。それなのに、こんな国にCO2規制の網を掛けないで、好き放題やらしておること・・・。これ自身が大問題やんか。。。規制がかかってないことをええことに、日本が、中国にわけのわからんカネを出す。。。アホちゃうか。。。ODAを打ち切る代わりに、日本軍が中国に残した毒ガス兵器の回収作業に何年もカネを出し続けて、それが終わりそうやったら、今度はCO2排出権かいなぁ。。。

 

日本からよっぱど中国にカネを払い続けたいような、勢力が日本の中におるのかいなぁ・・・。カネでしか、カタを付けられないほど、日本は情けない国なのか・・・。もっとちゃんと、国民のコンセンサスが、得られてないと、国民は納得しないのやないかね。。。

 

1/4(金) 大発会やのに、株がダダ下がり。。。いつの間にか、円が対ドルで108円代になっとる。。。まさに波乱の幕開けかね。。。もう、株なんてやめた・・・っていう人が、たくさん出て来なけりゃええのやけれどね。。。

 

 そんななか、1バーレルあたりの原油がついに100ドルの大台に乗った。。。ちょっと前まで30ドルぐらいやったのに、この値上がりは明からに異常である。サブプライムローンなどの破綻で、どんどん債券やファンドから逃げ出した資金が、行き場を失って、商品相場や原油などに流れ込んで、大幅な値上がりを助長している。。。世界的なインフレの引き金にならなければいいけどね。。。

 

 それにしてもおかしいのは、原油先物相場の世界である。ニューヨークの石油先物市場というのは、実際の世界で売買されている原油の指標になっているのやけど、実際の取引高というのは、世界市場の僅か3〜4%なんやて。。。そんな、シェアしか無いマーケットが、何故、世界の原油価格を左右するのか。。。このメカニズムが、単純に考えたら、おかしなことやんか。。。OPECなどの石油輸出入機構が、今年の石油生産量を増産したり、減産したりして、価格調整をするのは、判るのだがね。。。

 

 ここがアメリカの戦略の一つなんやね。。。アメリカという国は、大量の石油を輸入しているのやけれど、実は、石油産出国でもあるんや。。。。アラスカ原油なんかは埋蔵量もたくさんあるそうやから・・・。でも、世界一の石油の消費国でもある。だから、この国での相場が世界の原油価格を決めるのに指針にするのに、まんまと成功しよったんやね。。。他にも原油の市場はあったけど、圧倒的な流通量で、他の市場をぶっつぶしてしまいよった。。。。感がある。。。本来、生産者側が価格決定のイニシアチィブを持っていたものを、消費者側が決定権を持つように変えてしまいよったんや。。。これが、アメリカという国のえげつないところや。。。

 

 1970年代、石油は、産油国からしたら、まさに、カネになる魔法の液体やった。。。アラブ諸国は、一気に豊かになり、オイルマネーが世界を席巻した。。。そして、産油国の意見が強くなり、いろいろな意味で、アメリカは、アラブに頭が上がらなくなったんやね。。。その逆襲が今の原油高をアメリカ主導での原油高演出になったんやないかね。。。。1バーレルたった10ドル以下で出てくる石油を10倍にする錬金術を身につけたようなもんやからね。。。

 

 石油の価格が上がると、儲かるのは原産国だけと思っていたら、大間違いや。。。本当は。石油メジャーと呼ばれる奴らが、ボロ儲けしよるんやね。。。つまり、結果として、アメリカは、石油という商品を使って動く大きなお金の、一番美味しいとこだけを、独り占めに近い形にすることに、まんまと成功しよった。。。そうなるんやね。。。

 

 力のない国は、アメリカさんの決めはったバカ高い石油の値段を、しぶしぶ受け入れないといけない。。。つまり、一番馬鹿を見るのは、アホほど高値で原油を買い続けなければ、生きていけない日本などの大量消費国・・・。っていう、図式になっとるんやね。。。このパターン。ほんま、嫌になるね。。。

 

政治がいつまでも三流やから、アメリカさんの好きにされる。。。石油に頼らない海水で走る車でも作ってんか。。。そしたら、日本は一気に資源大国やんか。。。

 

1/5(土) 何を考えているのか?政府が消費者庁の設立を検討やて。。。やっぱり福田さんは、官僚出身やから、日本の政府を、どうしても、大きい政府にしていきたい政治家なのかね・・・。役人寄りの発想ばかりが目立つ。。。もう、そんな時代やないのに、まだまだ役人中心主義での国家運営を目指しているところを見ると、この人には、本当の改革をする気がないのやないか・・・という疑念さえ、生まれてくる。。。

 

 私は、何でもかんでも、国がしゃしゃり出てくる社会には、基本的には大反対である・・・。なぜなら、どんどん役人達の人数を増やしていけないと、やっていけなくなるからである・・・。このことは、逆に言えば、どんどん、税金を上げないと、やっていけなくなることを、意味しているんやね。。。日本経済が右肩下がりになって行くのが、見えているのに、今まで以上、国の仕事を増やして行ってどうするねん。。。

 

 日本が目指すべき方向性は、政府のダウンサイジングである。ほおっておいたら、奴らは、税金をどんどん、たくさん使う性質があるからね。。。立派な立派な庁舎を建てた文科省。。。時代に逆行しているのやないかね。。。究極的に言えば、国の仕事は、外務省と内務省の2つの組織だけでええのやないやろうかね。。。ちょっと極端かも知れないけど。。。役所の数が増えれば増えるほど、目が届きにくくなって、せんでもええ仕事をやる人が増える・・・。そういうもんやからね。。。。

 

 この庁の趣旨は、消費者の視点に立った行政やて。。。ということは、他の省庁は、消費者や国民たちの視点に立って仕事をしていない・・・そういうことなのかね。。。何が公僕や。。。公務員全員が国民のためになる、国民の目線で仕事してもらわんと困るで。。。それが筋や。。。税金でメシを喰わせてもらっている人らが、絶対に忘れたらアカンことなのとね違うのかね。。。

 

 役所の数を減らすことも大事やけど、役人さんたちの仕事を減らすことはもっと大事や。。。国民には全く訳が分からないような仕事をしている人たちのいかに多い事か。いかに、今の役人さんたちの仕事ぶりが非効率で無駄の多いものか。。。ここらをバッサリやってもらわんと、アカンと思うんやね。。。

 

 例えば、政権交代が、その好機になると思うんや。。。もし民主が勝ったら、マニュフェストで、例えば、社会保険庁を廃止します。農林水産省を解体して、全部、地方に任せます。。。って、公約するやろ。そして、民主が勝ったら、ほんまに無くしてしまうんや。。。そんなビックリするようなこともある・・・・その癖を役人達に付けないとあかんのや。。。国民の選択が変わったら、いつ、自分の職場が無くなってしまうかも知れない。。。という、緊張感と危機感のままで、仕事をしてもらわんとアカンのやないやろうか。。。アメリカみたいに。。。

 

政治家は、税金の使い方をどうこう言うのが仕事やけど、究極の無駄遣いの削減は、国の仕事をどんどん無くす、つまり、役所そのものを無くしてしまうことなんやね。。。つまり、政治が行政を支配しているんや・・・という、意識づけ。。。これが、とても大事なんやね。。。そうせんと、役人達は、国民の方を向いて仕事をしない。。。かくれて、こそこそと、自分らのやりやすいように、どんどん繁殖してゆくアメーバのようなもんやからね。。。。

 

1/6(日) 福田首相の新年の年頭会見で、就任以来を振り返って、思う通りにはいかなかった・・・。と、感想を漏らした。。。そりゃ、そうや。参議院選では、民主党に大敗を喫して、衆議院で通った法案が、参議院で否決。衆議院で再可決した、強行採決やと批判されるし、かと言って、民主党は協力に応じないし、国会は何にも法案を通して無いことになる。。。

 

 国会は立法。つまり、法律を作るのが仕事なんやけど、参議院選以降、1本も法律が通ってない・・・ということは、政治的にも、世間的にも不幸なことなんやないかね。。。テロとの戦い支援継続にはええ言い訳やったかも知れんけど。。。石油が高い時に、無料のガソリンスタンドをやってると、国民感情的にもキツイからね。。。

 

 それにしてもガソリンの値上がりはえげつない。。。それやのに、暫定税率を維持やて。。。政治家も、自腹でガソリンや灯油を買わせないとあかんで、どんだけ痛いか、全然こいつらには実感が無いのやろう。。。

 

 私は、以前から、ガソリン税、揮発油税というのは、原油価格が高騰しているのやったら、廃止して、国民生活を守るべきや・・・と、言っていたのやけどね。。。まさに、こいつら政治家が、どっち向いて、仕事しとるか・・・やわ。国民のためやなくて、官僚たちを守るための政府。。。こいつら、これ以外の何者でもないわなぁ。。。

 

 税金を集めたり、その率を決めたりは、昔から、日本のエリート中のエリートたちが集まって決めていた専権事項やった。。。国家の根幹に関わることやからね。。。大蔵官僚は、まさに官僚の中の官僚やったし、そこいらのヘッポコ役人とは、別次元の人種やった。東大出の中でも上位やないとなれなかった役職であるとともに、とても威厳が有ったし、その人たちの決めたことは、絶対的な重みが有ったし、誰も反論出来ないぐらいの重みや、裏付けが有った。

 

 そんな人たちは、今みたいに、自分の所に有利になるように動いたりせずに、本当に日本の将来を真剣に考えて、答えを出す・・・という良心が有ったと思うんや。。。ところが、日本のエリート養成方法も、いつの間にか、衰えて来た。よりよい生徒が大企業やITの急成長企業たちに流れて云ったから。。ビルゲイツ、孫正義なんかの影響やろうね。。。国が国家として、日本一の人材を集められなくなった時、昔のような官僚中心主義でのええ意味での国家体制を維持するシステムが崩れていったのやろうね。。。

 

 大蔵官僚になるより、自分で起業して、ガッポリ儲けた方が、良い生活も出来るし、大きな収入も得られるからね・・・。こうして、志の高い良い人材は、公務員にならなくなった。その代わりに公務員になりたがったのは、私利私欲にかられた、そこそこ優秀な人たち。この人らは、国家云々なんて、どうでもええ。いかに、自分たちの待遇が良くなるか、いかに、楽に仕事が出来るか。定年後も、どうしたら良い収入を得られ続けるか・・・。こんなことばっかりに、熱心な奴らやったんやね。。。だから、日本の政府は腐って来たんやね。。。

 

 日本ぐらいの先進国なら、当然やけれど、国家的に特別な人たちをエリート教育して育て上げる・・・という作業は、当然、必要になってくるものやと思うのやね。。。旧社会主義国たちが、こぞって、メダルの取れそうな優秀な五輪選手たちを、特別良い環境で育てるようにね。。。この特別な人たちを、変な平等主義やら、競争させない教育を言い訳にしてやってこなかった。。。これは、本当に悔やまれることやね。。。

 

安倍首相が提唱していた日本版国家安全保障会議(NSC)も中止にしてしもた福田さん。あんた、いったい、何がやりたいんや。。。中国に媚びを売るだけやったら、民主党にも出来るで。。。100年後の日本をどうしたいか。どんな日本になりたいか。。。政治家がほんまにやらなあかん仕事は、実は、これなんやで。。。

 

1/7(月) 人事院というところは、何をするところか。。。公務員さんの給料や待遇を決定するところらしいのだが、このほど発表された、国家公務員の時短には私は、納得出来ないね。。。人事院勧告というのは、役人さん達にとっては、何か特別な絶対的権力を持つところらしいのだが、そこが、2008年から、国家公務員の1日あたりの労働時間を8時間だったのを、7時間45分に、時短する勧告を出したそうや。。。お手盛りもええとこやんか。。。

 

その、勧告が、云うには、民間企業の労働時間が短くなっているのに合わせた措置・・・らしいのだが、いったいどこの民間企業を参考にしているのか、明示がない。。。それぐらい公表すべきやろう。。。ついでに、その人事院の云う労働者さんたちが、いったい、全労働人口の何パーセントなのかもね。。。

 

 お役人さんたちだけに都合の良い「統計結果」を捏造して、それに則した変更をする。。。ほんま、やりたい放題やんか。。。一度、人事院とかいうところの責任者を吊し上げたらんと気が済まへんわ。。。こいつらが、いちばん、空気読めない奴らやんか。。。

 

 ほとんどの中小企業は、恐ろしく早い時間から、信じられないほど夜遅くまで、一生懸命、働いていると思うで。。。こいつらは、いつも「民間並み」という基準を引き合いに出しよるけど、そもそも競争の厳しい民間企業と、身分が完全に守られていて、食いっぱぐれる心配の無い役人さんらの給料が、全く同じである必要がどこにあるのか。。。そら、だれでも、クビになる可能性が無くて、ノルマもなくて、安定している方が、少々給料が安くてもええ・・・と、思う人が多いのやないかね。。。日本人の平等・・・っていう価値観で比べたら、まだまだ公務員さんは優遇され過ぎている・・・って言えるやろうね。。。

 

 もちろん、同じ公務員さんでも、ものすごく働いている人もいるし、反対にろくな仕事しかしてない人もいるやろ。そのへんを何とか数値化して、それに応じた報酬を支払うようなシステムには出来ないものかね。。。脳波の動いた回数とか、汗をかいた量とか、それこそ、タイピングしたタッチ数とか、作った書類の枚数とか。。。

 

一度、彼らに、本当の民間の悲哀っちゅうのを、十二分に味合わせてやりたいもんやね。。。人事院のお偉いさんにも、トラックの運転でもしてもうて、安い給料で、重たい荷物を何百個も運ばせてやりたいもんやで。。。。それが、ほんまの民間並みや・・・っちゅうのをね。。。そんなのを味わったら、15分全員一律で労働時間を短くします〜っていうのなんか、云えないはずやからね。。。

 

ところで、時短やるのやったら、給料そんだけ減らすのやろうなぁ。。。もしもそのままやったら許さへんで。。。土曜休みの時も、何やらうまいこと誤魔化して、休みは増えて、給料そのまま・・・なんて、ど厚かましいことやりよったんやから。。。

 

いっそのこと、労働時間半分の4時間にしたらどうや。その代わり、給料もボーナスも半分やで。。。それなら、納得したるわ。。。ワシらは、おまえらに優雅に働いていただくために、一生懸命、税金払っているのと違うからな。。。それだけ忘れるな。。。ええかげんなことばっかりやってたら、役所なんて無くしてしまうぞ。。。そのぐらいの危機感持って仕事してくれ。潰されたく無かったら、働け。仕事が無いのやったら、予算取るな。それが一番、国民のためやで。。。。ほんまに。。。

 

1/8(火) 今年は北京オリンピックの年であると同時に、アメリカの大統領選の年である。先週行われた緒戦でどうも、オバマ候補がクリントンのヨメはんを抑えて優位に立ったというのが、報道されとった。民主党の優位は変わらないから、どっちが大統領になっても、史上初・・・。つまり、初の女性大統領か、初の黒人大統領か。。。そのターニングポイントになるのは、ニューハンプシャー州なんやそうや。。。

 

 現在のところ、この二人の支持率は共に33%で並んでいるそうや。。。支持率を落としてきたクリントン候補に対し、伸ばしてきたオバマ候補。白人、ブロンド、ブルーの目でないと米国大統領には当選出来ないとされてきたのだが、その歴史は今年、変わるのか。。。全ては2月5日のメガチューズディと呼ばれる一度にたくさんの州で投票が行われる火曜日で決まる・・・とされている。流れではオバマやけど、白人至上主義者がまだまだ多いアメリカだけに、その歴史は変わるのか。。。に注目される。。。。

 

 アメリカが自分の国の選挙で外交がお留守になっている時に、日本では洞爺湖サミットがある。ロシアも大統領が替わったし、イギリスもそう。いろんな意味で入れ替わりの時期のサミットは、何か、腰を落ち着けて会議が出来るよな雰囲気ではなく、初顔合わせや、死に体のトップが集うだけ・・・にならへんかね。。。福田さんは、特別大きな提案もしないやろうし、基本的には事なかれ主義やから、何にも成果のないただの集まりにならなきゃええけどね。。。

 

 この他にも、今年は、大阪府知事選やら、京都市長選などが目白押し。サミット後には、ひょっとしたら衆議院選挙があるかも知れない。日本も政権交代が起こるのかどうか。福田さんのこれからの支持率の上がり下がりによって、色々な意味で、流動的な情勢は続くのやろうね。。。

 

 京都には、伊吹文明と谷垣禎一という2枚看板の代議士がいる。お二人とも自民党の幹事長やったり、谷垣さんは何やったかな。政調会長やったっけ・・・。二人とも要職や。。。伊吹さんはよくテレビに出るのやけど、谷垣さんはなかなか出ない。この前、久しぶりにテレビで見たら、何と、あの人がパーマをかけておった。自民党の総裁選挙の時に、どうしても、ひ弱な秀才坊っちゃんのイメージがあって、損をしてはったから、誰かがアドバイスしはったんやろうね。。。ガラッとイメチェンしたはった。政治家は有る程度、顔で勝負するものやからね。。。

 

 人間は、その人の顔を見て、そのほとんどを決めている。第一印象というのは、ものすごく大事やからね。。。まして、政治家なら、人気商売や。不細工より、キレイな方、男前の方が良いに決まっているし、嘘でも、笑顔で堂々と答えたら、この先生は良い先生や。。。ということになってしまうから不思議や。。。

 

 何とか還元水で自殺しよった松岡大臣とか見てみ。。。見るからに悪いことをしそうな人相やんか。。。引退した野中広務なんか、どこからどう見ても、怖いオッサンやんか。。。歴代首相でも大平さんとか、福田さん、田中角栄なんかが、見てくれの悪い方かね。。。それに引き換え、小泉さんとか、福田さんとか、安倍ちゃんとか、みんなルックスがええやんか。。。。いかにも、悪いことをしなさそう。。。そう言えば、歴代米国大統領はみんな男前が多い。ケネディ以来ね。。。

 

 サミットなんかで各国の首脳が揃ったら、判る。前のイギリス首相とか、今度のフランス大統領のサルコジなんかも顔で、得しているクチや。。。政治家も顔で仕事する時代なのかね・・・。

 

1/9(水) 長い間、高速道路建設工事が続いていた、ウチの会社の前だが、やっとのことで完成し、今週末には地域へのお披露目を兼ねてイベントが催される。正しくは阪神高速8号京都線と言うのだそうだが、やっとのことで、京都市内初の都市型高速道路の完成である。これで少しは車の流れも変わるかね。。。(正式な一般車両が通行可能になるのは、1月19日(土)の午後3時から)

 

 京都を走るようになったのに、道路の名前が阪神高速のままなのは、少し解せないが、まぁいずれ、京阪神高速とか、関西高速とか、そんな名前にしてくれるのやろう・・・。春秋の観光シーズンには、京都南インターはパンクして、長い渋滞が京都の街中まで伸びてたのやけど、これで少しは解消されるやろうか。。。まぁ、本格的な渋滞解消は、第二名神が枚方から門真まで繋がる2010年度までお預けやろうけどね。。。

 

 何はともあれ、京都は、共産党のおかげで、随分インフラの整備が遅れに遅れてきた。道は狭いうえに、道路予算をなかなか取らないから、デコボコだかけ。。。病院やら学校の職員さんの給料や待遇は上げるのに、地下鉄は反対。高速はとんでもない。マンションの建設にまでイチャモンつけてなかなか認めない。。。そんな感じやったからね。。。保守系の市長さんや知事さんになった時には、他の都市からのインフラ整備の遅れは、10年とも20年とも、言われていた。。。

 

 とりあえず、革新府政や市政は、工事という言葉もそんなのに使う予算を付けるのも嫌いやったからね。。。区役所や学校も保健所も京都はボロボロやった。。。ほんま、恥ずかしいぐらい。。。

 

 まぁ、そんな京都も保守系の市長さんや知事さんになって、必死に他都市に追いついて来た・・・。そんな感じかね。。。147万都市に高速道路も無かったのなんて・・・、京都だけやったのやないかね。。。新しい京都駅が出来たのも、大きなターニングポイントになったと思うんやね。。。景気の後退や人口の減少で、少し自信を無くしかけていた京都が、やっと他に胸を張れるような、さすが京都・・・と、言われる施設が出来たのやからね。。。

 

 まぁ、高速道路が無かったって言ったって、名神高速は通っていたし、古い町並みの残る旧市内に大阪や東京みたいな無粋な高架道路が通るのは、共産党やなくたって、誰だって、美意識を疑う。京都の町並みに似合わないところに、大量の自動車が流入してきていて、これをどう捌くか・・・。これが京都の命題やったんやね。。。京都市は京都盆地というところにあって、東西と北を山に囲まれておる。。。発展させるのは南しか無い。。。そんな地政学上の理由がある。多くの荷物を扱ったり、多くの人が集まる地域を南に移して、旧市街地の混雑を緩和して、南にいろいろなものを作って、そちらを活性化する。京都の生きる道はこれしかないのやね。。。誰がどう考えても。。。

 

 だから、そのために背骨となる地下鉄と高速道路が必要やった。。。それだけのことなのやと思う。。。実際問題として、あと3年したら、懸案やった京都と大阪を最短距離で結ぶ第二名神が出来る。遠回りしていた名神高速と違って、大阪都心部と京都の都心部がダイレクトにつながることになる。それを見越して、多くの企業が真新しいビルをこの地域に建てていて、それに応じてたくさんの外食産業などもすでに店舗をたくさん構えている。

 

 今はまだ計画段階だけど、地下鉄烏丸線も京阪電車か、西進した地下鉄東西線と接続する横大路の三栖辺りまで南進する計画がある。これが決まれば、一気にこの地域の活性化は進むるやろうね。。。私は出来たら、巨椋干拓池を埋め立てた広大な土地に是非とも、みやこドームとかいう名前の多目的競技場とか、アウトレツトモールなんかを誘致して、京都南部活性化の目玉にして欲しいのやけれどね。。。

 

京都って、若者がたくさんいるのに、大きな集客施設がないのやね。。。海外アーティストとかが来ても、京都の人はいつも、なみはやドームとかまで行かないとあかんかった。。。プロサッカーチームであるパープルサンガかて、いつまでも小さい西京極では気の毒やんか。。。野球場かて、プロ野球が試合をするには外野席が未だに芝生で、2万も入れば満員札止め・・・なんていう球場では、あんまりやんか。。。みんなが行きたいと思う、夢のある大型室内スポーツ施設が、京都ぐらいの大都市やったら、必ず必要なのやないかね。。。

 

京都はまだまだ都市間競争で負けるわけにはいかん。。。観光だけで喰っていると思われるのは心外やし、実際京都経済の9割は、観光以外の産業で喰っている。京セラ・任天堂・村田製作所・オムロン・村田機械・島津製作所・ローム・京都に本社を置く企業は、以外と多いし、世界的な大きなシェアを誇っているところがほとんどや。。。ノーベル賞は、まだまだ東大には負けないし、何より大学が40ほどもある。新しい市長さんには、京都の本格復活の夢をなんとか現実のものにしてほしいものやね。。。

 

1/10(木) 大阪の城東区で37歳の女性がひったくりに逢った。これだけやったら、物騒な話やね・・・。で話が終わるのだが、何とこの被害にあった37歳の看護士さん。ひったくられたバッグの取っ手を、絶対に離さなかったんやて。。。えげつない根性や。。。

 

 それもそのはず・・・。バッグの中には現金1万円しか入って無かったのやけれども、そのバッグ自身があの、ルィ・ヴィトンの新柄。。。市価20万円相当・・・やったんやて。。。そら、必死になるわなぁ。。。それにしてもこの人の根性が凄い。。。。バッグの取っ手を握りしめたまま、何と50メートルも犯人にひきづられていたんやて。。。それでも手を離さなんだ。。。それだけやないで。。。犯人は卑怯にも、特殊警棒のようなものを持っていて、これで被害者の頭を幾度もなく殴ったんやて。。。そこまでされても、この人は手を離さなんだ。。。

 

 想像してみ。。。頭から血を流しながら、50メートルも引きづりまわれながも、けっしてカバンを離さなかったこの女の人の様子を。。。結局、犯人は、こらあかんわ・・・と、諦めて逃げたそうやったけど、犯人も恐ろしかったやろうね・・・。このオバチャンの根性に負けた・・・そんな感じやろうね。。。よう、やろわ。。。

 

 そやけど、この女性、頭から血が出るわ。転んだときに左手首を骨折するわ。ほんまに大けがや。。。治療代の方が高かったかもね。。。きっと、この人、コツコツと小金を貯めて、やっと買った大事な大事なヴィトンやったんやろうね。。。それにしても、この執念・・・さすが大阪の女や・・・ほんま、負けるわ。。。

 

 日本人が海外旅行に言ったりすると、旅行社なんかは、窃盗犯には、絶対に抵抗せずに、ポケットに20ドル札を2枚入れておけ・・・って言われる。向こうも、40ドルの稼ぎになったら、犯人も納得するし、旅行者の方からしても、40ドルで、怪我無く済んだ・・・と、諦めの付く金額なんやそうや。。。それを下手に抵抗したり、全く金を持ってなかったりすると、ブスリとやられたり、腹いせに、鉄砲をぶっ放しよったりるんやて。。。怖い、怖い。。。

 

 だから、こんな外国での常識から考えたら、この看護士さんの取った行動は、絶対にお奨めできない行動なんやろう。。。カバンは買い直せるけど、命は一度とられたら、取り戻せないしね。。。ほなら、もし、このバッグの中に、自分の家を買う大事な大事なお金が3000万円ほど入っていたらどうやろう。。。やっぱり、こっちも、目の色変えて、必死になって防御するやろうね。。。。。そうなると、犯人と格闘するボーダーラインの金額って、どのくらいやろうね。。。人によって違うやろうけど。。。

 

 それにしても、日本もしょうもない強盗のような犯罪が頻発するような国になってしもたね。。。駅でカバンをベンチに置き忘れても、半日経ってもまだそのまま置いてあるような、長閑な国やったのにね。。。こんなので、日本人そのものの国柄というか、人の性根の綺麗さ・・・というのが無くなってしまってきている・・・というのが判ってしまうから残念やね。。。

 

 思い起こせば、日本も戦後は強盗おら、かっぱらいやらが多かったはずや・・・人の心が荒んでいたからね。。。。それでも、日本は、経済的に成長して、1964年に東京五輪が開かれることになって、ドヤ街は無くなったし、外国からのお客さんに恥ずかしくない日本にしよう・・・という運動が起こって、正直で、真面目で、よく働く・・・という日本人のイメージが出来上がったのやないかね。。。それから、44年後、今度は中国の北京で、そのオリンピックが開かれる・・・。多分、いま、北京も、そんなキャンペーンに、躍起になっているのやろうね。。。歴史は繰り返す。。。

 

五輪のような世界的なイベントは、その良いきっかけになる。。。。成功したらええね。。。

 

1/11(金) 福岡で酒を飲んで車を運転して事故を起こし、幼い子供の命を3人も失わせた福岡市の元市職員の裁判の判決が先日有った。出来たばかりの危険運転致死傷罪という重い罪に問えるかどうかが、注目されたところやったけど、結局、業務上過失致死罪だけやった。。。

 

 この裁判で、マスコミは、なぜ、福岡地裁が、重刑を認めないか・・・という批判めいたことを言っているが、私は、これは、少し無茶やと思うね。。。結果として、3人もの、子供の命を奪ってしまったことと、犯人を思い罪に出来なかった事が、こうさせているのだろうけど、これは、この法律自身の設計ミスに問題があると思うからである。。。

 

 この事件の原因は、恐らく、裁判でも言っていたように、被告の脇見運転であろう。ただ、急ブレーキをかけている点を見ると、確かに、泥酔まではいってなかったんやろう。。。ほんとに、ぐでんぐてんやったら、ノーブレーキで突っ込んでいるやろうからね。。ただ、この事件の一番の問題は、この男が、被害者の救助もしないで、現場から逃走し、自らの保身のために、友達にたのんだ1リットルもの水を飲んで、酔いをすっかり覚ましてから出頭し、自らの刑を低く抑えようと画策した行為、そのものなんや。。。悪質極まりないやんか。。。卑怯、極まりないこんな行為を、今の法律では重罪で罰することが出来ない。。。これは、大問題やろうね。。。

 

 罪の重さを決めるとき、司法は、本人の過失の大きさやら、本人の故意であるか過失であるか。その事に重きを置きがちである。。。ところが、本当は、やってしまった事の大きさ・・・。今回の場合は、結果として3人もの幼い子供の命を奪ってしまったこと。そして、何より、人間としてあるまじき、卑怯極まる行為をしたこと。これを加味するべきなんやろうね。。。そうやないと、被害者はやってられない。。。。

 

 司直は、社会正義を追求するものだけど、この正義の概念・・・というものは、時代と共に流れている事なんやね。いつまでも昔の基準のままでいる必要は全くない・・・。人間として許すまじき行為をした人に、重い罪を科するのも、正義やし、あまりにも、被告の権利を守るために、歪んだ判断がなされてしまうのは、最近の困った傾向であると言わざるを得ないと思うんや。。。光市の母子殺人事件かて、こんな犬畜生にも劣るような事をやりよったヤツまで、法律は助けてあげなければならないものなのか。。。死刑が無くなることで、防げなくなった凶悪犯罪の増加の責任は、一体、誰が取るのか。。。

 

最近、日本の刑法の罪に、社会奉仕活動を罪の一つに加えようという動きがある。もちろん、軽微な罪の犯人のことなんやろうけど、犯人に落書き消しの作業をやらせたり、便所掃除をやらせたり、誰もがいやがるような罪を受けさせる・・・。とってもええことやと思う。例えばホリエモンに、何千万の保釈金を払わせるよりも、10日間の地下鉄の便所掃除の方が、本人にとっては、嫌なことやろうからね。。。それが嫌だから、法律に触れるようなことはやめておこう・・・となって、悪いことへの抑止効果がある。

 

もっと、基本に戻って、刑罰の見直しをすることも、ええことかも知れないね。。。お尻百叩きの刑・・・なんて、嫌やで、きっと。。。

 

1/12(土) 東京都の区立中学で、面白い試みが進んでいる。何と、普通の公立中学で放課後に特別な講座を開いて、塾の代わりをしているというのである。それも格安ではあるが、お金を取ってや。。。

 

 この杉並区立和田中学は、もともとクリルートの社員さんやった人を校長先生に抜擢した学校である。「夜スペ」と呼ばれる夕方から夜の特別補習授業は、月に18000〜24000円の授業料を取る立派な進学塾。講師も先生がやるのではなく、進学塾の先生に来て貰ってやる。いわば、塾が学校の教室にやってくる出前塾である。生徒は無駄な移動時間が無くせるし、塾の費用も普通の約半額というので、今月からの開塾に期待する声が多かった。

 

ところが、やっぱりというか、ボケナスというか、東京都の教育委員会から横やりが入った。。。教育の機会均等とか、公教育の非営利性について、疑義がある・・・のやて。。。アホちゃうか。。。こいつら。。。

 

文句を言う前に、まず自分たちがやってきた教育政策で、本当に十分な公教育が出来てきたか・・・これをもっともっと反省すべきやないのかね。。。塾へ行かないと着いていけない授業・・・。事なかれ主義で、生徒と向き合えていない、まるでやる気のないお役人的な教職員たち。まともな学校へ進みたいのなら、私学へ行かなければならない現状。。。だれが、この責任を取るんや。。。その対策に何をやってきたんや。。。自分らだけでは、どうしようもなくなって、民間から校長を迎えようという荒療治を思いついたんやないのか。それを身内が足をひっぱってどうする。。。

 

さすがに、都教委の親玉である石原都知事や、文科大臣も、これには噛み付いた。。。都教委の言っていることは、言わば、負け犬の遠吠え。建前論もええけど、現実をもっとよく見ぃ〜というのが、本音やないかね。。。この学校の父兄も、この民間出身校長のやることを後押しして、信じておる。育ってきた良い芽を摘んでしまうのが都教委の仕事なんやったら、こんな奴らは、どんどん遠慮無く、クビにしてまえ。。。既得権益を守りたいだけで、何にもチャレンジ精神が無いやんか・・・こいつらには。。。

 

いま、全国で、公教育の危機が叫ばれている。その多くは、今までやってきたやり方を頑なに変えようとしない旧態然とした体質が原因になっている場合が多い。出る杭は打たれる・・・やなくて、出る杭を伸ばして、みんながボトムアップする・・・。こんな体質に変えられなければ、公立の凋落は、これからもどんどん進むのだと思う。

 

教育改革のための敵は、実は、教育委員会のお偉いさんたちや校長先生を始めとする教職員の人たちの心の中に、ある。。。この人らの頭の中を改造せんと、何にも変えられない・・・という実態が、今回、明るみになったのやないかね。。。抵抗勢力を封じ込めるだけの力を、みんなが支持して助けていかんと、山は動かない。。。

 

スクラップ&ビルドが出来ないシステムは、やがて壊れていくもんやからね。。。

 

1/13(日) 日本人の貯蓄率というのが、10年前までは11.4%やったのが、何と3.2%まで落ち込んだんやて。。。高齢化が進んで、預貯金を取りつぶす人か増えて、低所得の人たちが、食べるだけで、精一杯。。。そんな姿が見えてくるようやね。。。

 

 そやけど、収入の3%も貯蓄している人はまだ、ええで。。。どこのだれが広めたのか知れないけど、最近は、収入が入る前に、借金してもう使ってしまうようなアホが、どんどん増えて来たんや。。。高い金利を払ってね。。。普通やったら、そんな人らに金を貸す人はおらんかったのやけど、そんな低所得で、返せるか、返せないか判らないような人にまで、せっせと、金を貸すバカがおるから、サブブライムローン問題のようなことが、起こってしもたんやないかね。。。どこか狂っておった・・・それが証拠やんか。。。こんな人は、金利の分だけ余計に金を払わないとあかんから、ただでさえ貧乏やのに、もっと貧乏になっていく。。。それがアホやから判らんのやね。。。

 

 私は、古いのかも知れないが、欲しいものがあったら、お金をしっかり貯めてから買う方や。金がないのに、家や車が買えてしまう今の世の中が、少しええかげん・・・やと、思う方なんや。まぁ、そんなことを言っていたら、一生、家や車なんて買えないやんか。。。と、反論されれば、それはそうなんやけどね。。。

 

 この問題は、分、不相応の問題やと思うんや。。。給料十何万の女の子が、フランス製の何十万もするハンドバックや、ブランド品のドレスやらを着るのが、フランス人なんかは、笑っておるで。。。信じられない・・・と。。。言わば、日本人の持つ価値観が、とても、滑稽に見える・・・ということなんやろうね。。。そんなお金があるのやったら、もっと、自分の生活やら気持ちを豊かに感じられるために大事なお金を使ったらええのに。。。と、言われているような気がしてなんへんのや。。。

 

 ほおって置いてくれ・・・と、言うのは簡単やけど、この問題は、昔から日本人の心の中深くに有り続けた問題なのやないかね。。。こんなに豊かになって、こんなにええ生活が出来るようになったのに、なぜ、日本人は豊かさを実感できないような心の貧しい性格なんやろうね・・・。きっとそれは、家賃8万の家に住みながら、海外旅行でパァーっと100万使ったり、パリのプランドショップで、いかに高い買い物をするかだけが、贅沢のはけ口になっていて、何故か、それで満たされない自分がいる。。。そんな、心の貧しさにあるのやないかね。。。

 

貯蓄は美徳。。。と、言われて、国民はせっせと貯蓄にいそしんできた。そのお金を財政投融資という、国家のやる公共投資に使うためである。。。貯蓄の貯は、郵便貯金の貯である。銀行では預金という。。。その郵便局も民営化されて、ゆうちょ銀行になった。もう、ええかげん、国策であった貯金ではなく、本当の意味で国民一人一人が心豊かになれるための蓄えとは何かを、日本人も真剣に考えていく必要がある時やないのかね。。。

 

1/14(祝) 今日は成人の日。地域の新成人を御祝いする会で、スピーチをする予定・・・。若いっていいね。。。

 

 さて、先日、松下電器が、松下という創業家の名前と、ナショナルというブランドの使用するのをやめる。。。と、発表した。今まで、躍起になって名前を売り込むのに大金を使ってきたのに、これを全く使わないようにするのは、何か勿体ないような気もするのやろうけどね。。。松下幸之助さんは、どう言うやろう。。。

 

 コンセントや壁のスイッチやら、電球やら冷蔵庫、洗濯機、テレビにエアコン・・・ありとあらゆる松下の商品には、Nationalの文字が入っておる。これを全部Panasonicに変更するだけで、ものすごいお金が要ると思うのやけれどね。。。そうや、電気屋さんの看板も、換えなあかんか。。。パンフレットも伝票も、社員の名刺も、ほんま、全部やんか。。。そこまでして、ブランド統一をしたいかね。。。

 

 確かに、Nationalのブランドは、日本国内では強いが、海外にはすでに同じ名前が使われていたから、松下電器は海外向け製品にはPanasonicを使って来た。ただ、そのブランドも、SONYやCANON、TOYOTAなんかと比べると、少し見劣りするようになってきてしもた。家電業界では韓国のSAMSONやLG電子の方がシェアを取るようになり、名前だけで、勝負出来た時代は、もう終わっている。。。という事なんやろうね。。。

 

 日本製品が安くて性能が良く、故障が少ない・・・というのは、もう、製品の分業化がどんどん進み、電気メーカーは、組立(セットアップ)をするだけ・・・という、パソコン方式になってしもてから、その優位性は保てなくなってきていて、コスト重視の業界になってきてしもたんやろうね。。。日本の良さが発揮できない世界。。。日本の電気メーカーは、生き残りを賭けて、他には真似できないものを探している。。。

 

 もともと松下電器は、マネシタデンキ・・・とも、揶揄されたように、他の先発メーカーが作った製品をスグに類似品を、より良い改良を加えて完成度を高めることによって、大量生産し、シェアを一気に奪ってしまう・・・というパターンを得意にしていた。SONYとのベータ対VHSのビデオ戦争なんて、その例やね。。。後から追い掛けて、抜かしてしまう。。。これが得意技や。。。

 

 ところが、これと同じ事を韓国のメーカーにやられてしもた。日本が開発した薄型テレビの技術も、プラズマも液晶も、サムソンやLGに真似されてしもて、それが全世界的なシェアを取ってしまいよった。。。それも、低価格でね。。。攻めているうちはええけど、守りに回った松下は弱いわ。。。どうせ、定年退職した日本人技術者を高い給料で釣って、大量に雇って、真似しよったに決まっているやろうけどね。。。企業の機密なんて、アジアにおいては、無いも同じやからね。。。

 

 何で、韓国、中国にもドーンと打って出て、シェアを取られないように囲い込みをやらなかったんやろうね。。やっぱり、経営の神様が亡くなった松下は、同じ関西の凋落していったサンヨー電機のように、じり貧を続けて行ってしまうのかね。。。

 

関西の巨大電器メーカーは、実は、遅ればせながら、大阪港周辺に大画面テレビの巨大工場を建設している。シャープとパナソニックである。その投資額は5000億円というから、驚く数字である。これから、薄型テレビの業界は、どんどん大型化、低価格化の黎明期を迎える。1インチ1万円と呼ばれた時代はもう過ぎて、50インチのプラズマが20万円を切るようになってきている。パナソニックのブランドが再び世界を席巻できるようになるのか。松下が、関西の復活もかかった、大勝負に出た・・・・。その意気込みは世界に伝わるのだろうか。。。

 

1/15(火) 昔で言えば、今日が小正月。お正月飾りのしめ縄を外して、お善哉をいただく。寒さもやっと本番を迎えて、少しは冬らしくなってきた・・・というところかね。。。

 

 さて、昨日は地域の新成人を御祝いする会があって、そこで最後に少し話をしなければならないので、ちょこっと調べたのだけど、今年の新成人が生まれた1987年という年は、どんな年やったか。。。何とあの天安門事件が正月に起こった年やったんやね。。。もう、20年にもなるんか。。。自分が年をとるはずやね。。。この他にも、関西新空港の工事が始まったり、電電公社が民営化されてNTTになって上場を果たしたり、まだ右肩上がりのバブル景気に湧いていた頃やから、どこかの保険会社がゴッホのひまわりを50億円以上で買ったりしていた年やった。。。

 

 そして、この年の流行語大賞がマルサの女。。。あんまり儲かり過ぎて、いかに税金を払わなくてすむように・・・こんなのが、まさに、世相を表しているね。。。それから20年経って、中国では、今年、オリンピックが開催されるし、随分世の中が変わってきた。。。絶好調やった日本経済も、このあとのバブル崩壊を受けて、失われた10年・・・と呼ばれる平成大不況に流れ込むことになるんやね。。。

 

 10年ひと昔・・・というから、20年は、ふた昔や。。。20年経ったら、世の中は、ほんま、大きく変わっておる。。。ジャパンアズナンバーワン、飛ぶ鳥を落とすような勢いやった日本は、アメリカから、働き過ぎやと言われて、ハィ、そうですか・・・と、あっさり、土曜日を休みにしてしもたり、一週間に働ける時間を制限されたりして、世界からは全く恐れられないような存在になってしもた。。。この責任を誰がどう取るねん。。。まんまと、日本人の牙を抜くのに成功してしまいよった。。。あほな手に乗ってシモタもんや。。。

 

 人しか資源のない日本で、その人が、あんまり勉強しなくなったり、あんまり一生懸命働かないようになったりしたら、どうなるねん。。。。まんまと、アメリカの口車に乗ってしもて、ほんま、アホなことをしてしもたもんやで。。。おかげで、世界第二位の経済大国やったはずの日本は、坂を転げ落ちるように順位を下げて、いまに世界18位になる・・・なんていう専門家も出てくる体たらくや。。。

 

 今の日本は、どこか、世の中のタガが緩みっぱなしになって、いろんな意味で、モラルが欠落している。。。そう、思わないか?人間というものは、どうしても、楽な方、楽な方へと流れてしまいがちになる。。。本当の意味で、自分を厳しく律することが出来る人が、勝ち残れるのやけど、日本は中途半端に、豊かになりすぎていて、そんなに多くを望まなければ、何とか生きられてしまうような、そんな、ぬるま湯の中にいるような国になってしもたんやね。。。

 

 その結果、どうなったか。。。努力する人が減って、楽に楽しく生きたい。。。そんな価値観が出来上がってしまったんやね。。。つまり、日本人の大きな人生観や、価値観の変換が、この20年にあった・・・ということになる。。。

 

 一旦、こういう考え方が蔓延ってしまったら、ふんどしを締め直すには、最低10年以上の時がかかってしまう。。。えらいこっちゃで。。。

 

 報道によれば、日本人の中で、とても貧乏な人たち・・・の比率、これを貧困率というのだそうだが、昔は3%以下・・・という数字やったのだが、今は何と28%にもなっているのだという。。。ほんまかいな・・・という驚きの数値なのやけど・・・、努力することを怠った人、少しでも上を目指そうという意欲の無くなった人たちが、いかに増えてきてしまった・・・そんな証拠なのやないかね。。。

 

世の中っていうのは、上手いこと出来ているもので、貧しい人たちが増えると、何とかええ生活かしたい・・・とか、良い家に住みたい・・・とか、良い車に乗りたい・・・とかいう、上昇志向が生まれてくるのやね。。。今の日本人が忘れかけているハングリースピリット。。。これが。また日本を生き返らせる・・・そんな動きになればええのに。。。と、願ってしまう今日この頃である。。。

 

1/16(水) 株式の下げが止まらない・・・。日本の株安の原因をアメリカのサブプライムローンの焦げ付きだけのせいに、今までしてきたのやけど、どうやら、本当は、日本の企業価値が、根っこの部分で、どんどん下がってしまっている・・・。そんな素直な反省が必要なのやないかね。。。そうやないと、今年世界一になろうともしているトヨタ自動車の株がこれほど売られるわけがない。。。ヒステリックな売りやなく、狼狽売りでもないとしたら、これは、日本以外の国が画策した日本売り・・・以外の何者でもないのやないかね。。。

 

 大昔に、日本が絶好調やった時代に、日本製品は世界を、いや、アメリカを席巻した。あまりに好調過ぎて、対米貿易黒字が大きく成りすぎて、ジャパンバッシング(日本叩き)というのが起こった。アメリカという国は、自由と平等を標榜しておきながら、やっぱり、心のどこかで、黄色人種を差別している・・・というか、怖がっているところがあるのやね。。。黄色い禍と書いて、黄禍論・・・というのが、米国で持て囃されていた。世界で一番人種的に人数が多いかも知れない日本・中国・韓国など極東アジア地域の人間が、いつか、世界中の富を握ってしまうのではないか・・・という不安が白人達の間に有るのやろうね。。。

 

 そして、去年辺りから、盛んに言われている言葉が、ジャパン・パッシング(日本無視)である。中国が台頭してきた現在、日本経済が世界に占める割合がどんどん減って来て、何の影響力も持たなくなってしまって来た。。。こんなのを、揶揄した言葉やったんやけど、ここに来て、今日のモーニング・サテライトなんかでは、ジャパン・ナッシング(日本消滅)なんて過激な言葉も使っておる。。。

 

 というのも、先進国、発展途上国を含めて、株価がここ1〜2年マイナスなのは、日本だけなのである。。。他の国の株価は、なんやかんや言っても、上昇率に開きはあるけど、上がっている・・・のやね。。ところが、日本は福田内閣になってから、何とダウが2500円も下がった。。。16500円から14000円を切るまでになってしもたんやから、それだけ日本の企業価値が2割以上も下がってしまったことになるんやね。。。これは実は、大問題なんや。。。

 

 日本の政治は、ガソリンの暫定税率をどうこう今頃になって言っているように、ほんと、経済に対しては、ほんと、無頓着そのものや。。。庶民の払うガソリン代なんか、何の関心もない。。。政治家達は、政権を取ることには熱心やけど、日本の経済をどうコントロールしていくかなんて、全く無関心なのが、はっきり判ったね。。。日銀に丸投げして、その福井総裁も、もうぼちぼち勇退やろう。。。経済に無策なのを、市場に見透かされているから、経済閣僚が何を発言しても、マーケットが全く、反応しない。。。もう、とっくの昔に、信頼関係が崩れてしまっているからね。。。

 

 そうこう言っている間に、またまた為替は、1ドル106円代に、急騰。。。1日に2円も動いたらあかんやろう。。。いつも、アメリカは、為替で、自国の利益の帳尻を合わせて来よる。。。今まで1ドルが108円やったのが、たった1日で106円にされるのやからね。。。好き勝手に為替相場を操作されたら、結局、日本だけ馬鹿を見る・・・といういつもの展開にされてしまう。。。こうして、いつも貧乏くじを引かされるのは日本。。。アメリカにしたら、赤子の手をひねるようなもんやんか。。。。ここでも日本の無策が目立つ。。。

 

 こうなるのが、判りきっているのに、やれ、ビッグバンや、やれ、グローバルスタンダードやと、アメリカさんの口車に乗って、どんどん日本経済を開放してしもた人。。。外資は、日本のええとこだけつまみ食いしてしもて、さっさと引き上げて行きよるで。。。この責任、誰がどう取ってくれるのや。。。

 

 日本人が、貯めに貯めた個人貯蓄は、郵政民営化と高齢化で、どんどん下がってしもた。。。やれ、これからは、投資ファンドや・・・・リートやと、貯金を解約させられて、せっせと買った人も多いやろうけど、最初は儲けさせてもらったけど、今は大赤字・・・気がついたら2割も目減りしてた・・・なんていう人、多いのやないかね。。。リスクの低い金融商品しか手を出さなければ良かったのに、株や、聞いたこともないような国の債券や株式、何の価値もないようにも思える不動産なんかに、ど素人が投資して、勝てるわけがないやないの。。。ほんまにね。。。

 

 いろいろな金融商品が下落してその金が、どこに移っているかと言えば、石油や大豆、トウモロコシ、そして金の地金なんかの現物・資源関連の市場や。。。行き場が無くなった資金が大量に流れ込むもんやから、これらの市場は、空前の活況を呈している。。。やっぱり、金は、世界中で余っているのやね。。。少しでもええ投資先を目指して、ものすごい早さで動く。。。怖いもんやね。。。

 

今の世の中、絶対・・・なんていうことが、無くなってしもた。。。不確実性の時代どころか、霧の中で手探りで歩いているようなもんや。。。誰もが、前がよく見えない。。。こんな時は、動いたら負け。。。もがけばもがくほど沈んでいく、底なし沼のようなもんや。。。しばらく、静観するしか、方法は無いのやないかね。。。

 

1/17(木) 血液製剤による肝炎をめぐる訴訟は、やっとのことで、国の全面譲歩・・・という形で決着を見た。これからは、製薬会社や厚生省の元担当者やら、関係者の責任追及が必要やろうね。。。なんせ、国民に何十億円、ひょっとしたら何百億円もの被害を負わせたんやから。。。。なんにもお咎め無しで、済ませるわけにはいかへんで。。。

 

 それにしても、今回の訴訟で、どうしても見え隠れしてきたのが、一部の政党の影や。。。本来、国家賠償の裁判に、政党が関わったり、訴訟そのものを、政治に利用するのは、司法の性質から考えると、許されない事なんやと思う。ところが、今回の薬害訴訟をやっている人たちが、何故か、普通の主婦には、とうてい見えない人たちだから、困ったもんである。。。つまり、訴訟を政治的に利用している・・・・という面と、一部の政治団体が、訴訟の原告団たちを、全面的に支援しているように見えて、しゃあないのやね。。。。

 

 私の親戚に昔、ある商店街の理事長さんをやっていた人がいて、その人が、たまたま、発表された京都市の地下高速道路計画に反対・・・っていうコメントを新聞記者に聞かれて言ったもんやから、さぁ、大変。特定政党・・・まぁ、丸わかりやから、ハッキリ言うと、共産党なんやけど、そこの人がやってきて、我々と一緒に自民党の高速道路計画を阻止するための活動を、一緒にやりましょう・・・と、ひつこく、勧誘されたそうや。。。この人は、商店街を横切る事になってしまう高速道路計画は困る。。。って言っただけやのにね。。。

 

 このように、一部の左翼系政党を支持する団体の人たちは、いろいろな意味で、自分たちの活動のネタを捜しておる。。。どこかの町で、マンションの建設計画が出ていて、町内や、隣の老舗旅館と建設反対運動でもめている・・・。と、聞きつけたら、すぐにやってきて、我々が手助けしますから、一緒になって戦っていきましょう・・・なんてやりよるんや。。。そして、まんまと、市民運動家・・・と呼ばれる人たちを、きっちりと名前を売るのに使って、切るべき○○選挙には、この人をよろしく・・・なんてことをやっておるんや。。。

 

 これらの人たちは、実は、市民のフリをしたプロの政治活動家で、その政治的思想は、限りなく特定政党のものである。。。もちろん、日本は政治活動を自由にやって良いという国だし、どんな宗教を信じようと、どんな政治的な目標を持って活動しようと自由の国である。でもね。。。そのやり方が、私には、どうもね。。。と、思う事が多いんやね。。。

 

 京都という街は、つい100年ちょっと前までは、王城の地。つまり天皇陛下がお住まいになっていた都やった土地柄である。ところが、明治維新になって、遷都が行われ、天皇陛下も東京へ「ちょっと」お引越をされた・・・という経緯がある。だから、もともと、江戸や東京、お上への反骨の気風が町衆の中にあり、アンチ東京という意味から、特定の政党が、他都市と比べても特別に強い。。。

 

 1960年代の学生運動華やかな頃、マルクス、レーニン主義の提唱する理想的な国家、貧しい人も富める人も、格差のない社会を築こう・・・という思想は、当時のインテリだった人には、とても多く受け入れられていて、左翼はちょっと賢い人たち・・・、右翼はカラはデカイが、能タリンばかり・・・なんていう雰囲気が、有ったといえばあったのも、事実や。。。それが、ちょっと、格好良く見えて、学生運動を目指す人も多かったし、ゲバ棒振り回して、機動隊と喧嘩するために京都の大学を目指す人も多かったやから、今から思ったら、驚きやね。。。

 

実際、京都は、長い間、革新系の知事や市長が頑張っていて、全く中央に、頭を下げることをしない。。。だから、金もないので、思い切った事が何も出来ない・・・経済的には、こんなので、京都の近代化やインフラ整備は、かなり遅れたんやね。。。そんな経緯があるんや。。。やっとのことで、最近は、保守系の首長になったけど、まだまだ、反東京の気骨は残っておるし、少しだが、このことを誇りに感じている人たちがいるのも確かや。。。だから、何でも東京に倣え・・・っていう今の風潮には、日本で唯一対抗できる都市なのやないかね。。。。東京の人を唯一、田舎者呼ばわり出来る街が京都・・・なんやからね。。。こんなプライドが、政治的にも独自な思想を育ててきた・・・という部分があるし、いくら、考え方が保守的なの人でも、満更、そんな京都が嫌いでもない・・・というところがあるから、複雑なんやね。。。

 

1/18(金) 衆議院でのテロ特措法採決の際に、最大野党である民主党の党首である小沢代表が欠席していて、大阪府知事選の応援に行っていた。。。このことを巡って、党の内外から批判が出ていることについて、小沢は逆ギレ。。。またまた顰蹙を買っている。。。

 

 小沢党首は、予算委員会やら、大事な委員会にも、国務大臣の欠席が多い事を、マスコミは、なぜ批判しなくて、なぜ野党の私なら批判するのか・・・と、逆に記者に食ってかかっていたのだが、この理論は、いただけないね。。。人が泥棒やっていたら、自分もやってもええのか・・・という子供の口喧嘩のようなレベルの話やからね。。。国民の目から見たら、最大野党である民主党の代表やったら、あれだけテロ特措法というか、海上給油継続に反対していたのやから、ハッキリ、反対の投票をするのを国民の前でみせる・・・ということの意味の大きさも考えて欲しかったんやね。。。

 

 国会議員というのは、国民の代表であり、代弁者である・・・という大前提を忘れてもらっては困る・・・っちゅうこっちゃ。。。代議士という名前も、そこからきておるのやからね。。。つまり、政治家としての意志をハッキリ示す場面で、それを放棄して、選挙応援に行く・・・ということ。。。これは、やっぱり、本末転倒。。。こう思う国民が多いと思うんや。。。世論調査でも、8割がこの意見や。。。ところが、それを認めようとしない態度。。。これは、民主党にとっては、大きなマイナスポイントになる。。。このことが、判らない小沢という人に、疑問を持たざるを得ないね。。。

 

 議員が自分の意志を表示するのには、もちろん、選挙とか、国会での質問とかがある。でも、一番の意思表示の方法は、採決の際の投票行動やんか。。。ここで、賛成票を投ずるのか、反対票を投ずるのか、あるいは、棄権するのか、またまた会議自身を欠席するのか。。。いろいろな意志表示の方法がある。このなかで、棄権とか、欠席・・・というのは、実は、自分の意志をはっきりと表明しない・・・という点において、実は、一番卑怯な手なんやね。。。後で、何とでも言えるからね。。。実はその法案に賛成やったけど、党の方針に背くことになるから、棄権した・・・。欠席した・・・という使い方も出来るのやからね。。。

 

 民主党という党は、いつも、ええとこまでいっててるのに、身方のエラーで負け試合になっている・・・。こんな運のない党・・・というイメージがつきまとう。。。去年の参議院選の時は、安倍首相への批判票を一気に取り込んで、せっかく、支持率1位の党になったのに、福田さんが出てきて政治が安定に向かうと、すぐに支持率第一位を自民党に取り返えされてしまいよった。。。今年、衆議院選が有ったとしても、恐らく、衆議院で第一党になるのは難しいやろう。。。だから、ねじれが続いてしまう。。。

 

 国民は去年、一度、民主党に任せてみようか。。。と言う選択を参院選でしたんやね。。。ところが、大連立の話が出てきたり、今度のように、党首のKY発言が出てくるようなら、国民みんなが、やっぱり民主党で大丈夫か?と、不安に思うんやね。。。こんなムードにしてしまった一番の原因が小沢党首自身であるなら、また今年も民主党政権は出来ないのか・・・という、国民の落胆にもつながってくるのと、ちがうやろうかね。。。

 

 これだけ二大政党時代への期待が高まっている日本で、本当の意味で政権交代が出来て、本当に政権を担える自民以外の政党の必要性は、高まっているのやと思うのやね。。。自民党が一党独裁でやってくると、どうしても党の運営とか、に偏り勝ちで、国の将来とかいう大事な部分について、疎かになってくる。。。だから、国民の選択肢として、他に政権を担ってやっていけるもうひとつの勢力というのは、絶対に必要になってくるはずなんやね。。。つまり、ニーズはある。ところが、その勢力が、少し、足下が危なっかしい・・・となったらどうや。。。結果として、やっぱり・・・今まで通り、自民党に・・・となってしまうやんか。。。

 

このことは、日本という国にとっても、選択肢が狭められてしまう・・・という点において、とても不幸なことなんやね。。。だから、民主党にもっとしっかりしてほしいんや。。。私は個人的には前原とかと、自民党の左派・穏健派などが手を組んで今の自民党が割れて、新民主党になって、民主党の中での横路とか旧社会党系の極端に左派な人たちが、ついて行けずに党を出る・・・という流れが良いのではないかと思っているんやね。。。民主党の中にも、良い人材は育ってきておる。。。影の内閣やなくて、本物の内閣を組めるような人材をしっかり自党内に取り込む。。。この流れを作らないと、しんどいやろうね。。。小沢じゃあかん。。。もう、みんな判ってきていることと違うのか?

 

1/19(土) 読者の皆さんは、ご存知かも知れないが、私は、株をやっている・・・。今のような相場でも株をやっている人は、よほどの物好き・・・やないか・・・とさえ思えてしまうのやね。。。僅か数週間の間で、自分の保有資産が2割も減っていくことに、耐えられる人。。。こんなこと、なかなか奇特な人にしか出来ひんやろう。。。ほとんど、マゾやね。。。ここまで来たら、ほんま、自虐やわ。。。

 

 私の場合は、株主優待のコレクター・・・という、いわば、人とは、少々変わったことをやっている。普通は、株価の値上がりを狙って、株式の売買をする人がほとんどなのだが、私の場合はちょっと違うのやね。。。ちょっと、負け惜しみやけど。。。

 

 だから、株の値段が下がると、資産が目減りするのと同時に、次に買い換える株式の値段も下がっているので、不思議と予定通りの銘柄が買えてしまう・・・という現象も起きてくるのである。今まで120万も出さないと買えなかった株が100万円以下で買える。。。こんなことも起こるのやね。。。

 

 株式市況が右肩上がりの時には、権利落ちの寄りつきで売って、すぐ次の月の銘柄を買う。その銘柄が権利月だから、約定日に向かって少しは値上るから、その値上がり幅と配当、優待を頂いていたら、権利落ちの時に売っても、あんまり大きな損はしなかったのやけど、ここ1〜2年は、株価がその1ヶ月の間にどんどん値下がりするから損ばっかりや。。。去年1年で、プラスになったのは確か2月ぐらい。。。あとは全部大幅マイナスや。。。それも大きなね。。。つまり、高い株主優待についた・・・ということやね。。。

 

 今みたいな相場やったら、ほんま、値下がりが怖くてなかなか動けない・・・。そんなのが本音やないかね。。。たった1ケ月弱づつしかその銘柄を持たなくて、それを12ヶ月続けて来たけど、さすがに大負けしていて、少しは買い方を変えなあかんと思う。それにしても、今みたいな下落が続く相場が、まだまだ続くのかね。。。

 

 私と似たような考え方で株を買っている人も、けっこういるようで、これからは、権利付の1日だけ株主になる1日株主。いや、権利付日の、後場の最後にちょこっと買うだけの1時間株主・・・が増えるのやないかね。。。これだと少なくとも、株を持っている間の下落リスクは回避出来るからね。。。権利確定日だけその銘柄を持っていたら、立派な株主さんなんやからね。。。だから翌日、権利落ち日に売って、また現金化すればいい。。。情けないけど、これが今できる防衛策なのかもね。。。

 

 本当は、信用取引をすれば、それなりにリスク回避出来るのだが、私は、身を滅ぼす可能性のある、株の信用だけは、絶対にしない主義なので仕方無い。。。現物主義や。。。

 

私は、こんなことばかりやっていて、言うのも、なにだが、もっと日本の株は、本来の意味での人気投票的な要素が強い者でええと思うんやね。。。その会社の売っている製品や、やっていることに、「ファン」になる。だから、その会社の株を欲しいと思い、投資する。。。これが本来の株式投資のあるべき姿やと思うのやね。。。日本では。。。

 

 ところが、今の株式市場って言ったら、短期売買で、少しでも利益が出たら、売って、ちょっと上がりそうな材料が出たら、買う。。。そんな、毎日が繰り返されておる。。。だから、そんな株式市場の売買のパターンがもう、コンピータのソフトになっていて、市況が何パー下がったら、これだけ売りを出す。もっと下がったら全部売る・・・なんていうのが、もうプログラムの中に組み込まれてしもとる。。。。

 

 日本の株式市場の6割とも言われている外資のファンドが、みんなこんなソフトを利用しとるものやから、一旦、市況が崩れ出すと、まるで雪崩が起きたように、恐ろしい量の売り注文が浴びせられて、市場は、立ち直るキッカケも与えられないような酷い状況になる・・・。ニューヨークも東証も、必要以上の暴落、暴騰が繰り返されるのには、そんなカラクリがある・・・と言われているんや。。。

 

 つまり、生身の人間が、人の裏をかいて、売り抜けてやろう・・とか、今年一番の底値で買いたたいてやろう・・・とか思っても、そんなのは、みんな、ソフトの中では織り込み済みになっていて、取引の流れまで、コンピータが管理して、「作られている・・・」そんなところがあるのやろうね。。。だから、素人には手出し出来ないような市況が続いてしまっている。。。勝てない素人さんは、株なんて面白くない・・・。そして、日本の株式市場が縮小してゆく・・・という悪循環を作っていくのやね。。。

 

 株の世界では、インターネットを使って売買をする人が圧倒的に増えた。特に個人投資家は、パソコンで取引する人がほとんどや。。。売買手数料がバカ安やからね。。。本当は、ここに、少し問題がある。手数料が安いということは、一見、投資家にとっては大変良い事のように見えるのだが、実は、市場全体のことを考えると、フリーカント・トレーダー(頻繁に株式売買を繰り返す人)を増やしているだけ・・・という意味もあるのや。。。

 

 こんな人たちが増えると、株屋は儲かるのだが、安定株主の比率がどんどん低くなるんや。。。つまり、ここが日本企業にとっての一大事なんやね。。。上場企業というのは、往々にして、市場に出回っている自社株の、ほんの数パーセントしか、経営者が保有していない。つまり、市場で自社株がたくさん流通すると、それだけ、悪意を持って、その会社を乗っ取ろうとする人たちからしたら、楽に、買収が出来てしまうことになる。。。

 

 日本人のほとんどは、この問題にとても脳天気だが、実は、ある日突然、ファンドマネージャーが会社にやってきて、私がこの会社の株式の51%を持っています。現在の経営陣の全員解雇を要求します・・・って言われたら、従わなくてはならない・・・という現実には、全く無頓着なところが多いのやね。。。外国資本への参入障壁が取り除かれた時、資金力に余裕があり、市場から資金調達をしなくても良いような会社は、自ら上場廃止を申請して、上場企業の看板を外すことを厭わなかったところもあった。。。

 

 つまり、日本の会社の多くは、上場企業であるという看板が欲しくて上場しているところが、実はかなりあるんや。。。未だにね。。。だから、買収防衛策なんて、取っていないところがほとんど。。。つまり、隙だらけ。。。という現実があるのやね。。。だから、色々外資にねらい撃ちにされて、ええようにされてきた。。。ハゲタカ外資は、資産を多く持つ会社の株を買って、それを処分させて、もっと株主に配当しろ・・・と要求して、骨と皮だけになったら、他に高値に見せかけて、売りつけて逃げよる。。。そんなことばっかりやっとるのやね。。。まさに、ハゲタカや。。。

 

 そして、そんな外資が、また今、猛烈に日本を売って、新興国シフトに動いた。。。年明けからの日本株の動きは、こんなところが原因なのかね。。。日本がやるのは、こんなハゲタカ外資からもう狙われないようにガードを固める・・・。日本で得た利益をはき出させるように、高い税金をかける。。。などの方策がある。。。

 

 ただ、今の「日本売り」の状況は、実は、国際的に見て、日本の法人税が高いことにも原因がある。法人税が高いから、思ったほど利益が上がらない・・・だから、他へ資金が流れる・・・という側面があるのやね。。。だから、もう、外国企業であるから・・・と言う理由で、そこにだけ特別な税金を掛ける・・なんて言う方策は取れないのやね。。。日本市場は開放されてしもたんやから。。。

 

 となったら、日本は、どうしたら、もっと世界からの投資が増えるか・・・という難しい問題に取り組まないとあかんのやね。。。それには、やっぱり、日本国内の投資、特に、大きな金が回るようなものが必要になってくる。。。となると、少しは、本当に必要な公共事業だけは、しっかりやっていく。。。という必要が出てくるのやね。。。

 

新東名高速・新名神高速・リニアモーターカーなどのビッグプロジェクトへの公共投資が、ここ数年、余りにも押さえつけられてきた。。。田中角栄の時には、1億総土建屋。。。と言われたけど、今は、ほんと廃業してしまったところが多い。。。本当に必要な投資まで、押さえつけられてきた傾向があるから、それを少しは、ほどいていく勇気も、今、必要なのやろうね。。。だって、公共工事関係は、税金の使い途として、最も目に見える国民へのお返しやからね。。。

 

税金を集めて、それを、年寄りの年金の支払いやら、病院代やら、公務員の給料ばっかりに使っていたら、そら、みんな、おもんないで。。。蛸が自分の足を食っておるようなもんやから。。。納税意欲もそがれるわ。。。ほんまに、日本の国のためになっている・・・というのが実感出来るような税金の使い方をしてもらうのも、大事やと思うのやね。。。大気圏を飛ぶような国産のジェット機の開発に使うとか、水だけで走る自動車の国家的な開発に使うとか、世界一の金融センターとか、ハブ空港の整備に使うとか、和歌山−四国−九州を貫くトンネルでも作るとか。。。海底開発にもっと本腰入れるとか・・・そんなのが大事なんやないかね。。。

 

だからといって、無駄なダムやら、人より熊の方がたくさん通るようなところに道路を作るのは反対や。。やっぱり、人のたくさんいるところに、適当な投資をして、計画的に、街を発展させる・・・。この努力を惜しんだら、日本の右肩下がりは止まらないと思うで。。。

 

1/20(日) NHKの職員が、カッパクリエイトという、かっぱ寿司を展開する会社の株を、買ってインサイダー取引の疑いで調査されている。この職員ら3人は、午後3時のニュースで発表される予定のニュースの原稿を先に読んで、この銘柄を買っておいたら上るだろう・・と、考えて1000株から3000株を買っていたんやて。。。このニュースは、牛丼のすき家などを運営し、いろいろな外食産業を買収して大きくなっているゼンショーという会社の記者発表のニュースによるものである。

 

 通常、この手のニュースは、株式市場の値動きに大きな影響があるので、株式取引が終わる午後3時に発表する・・・という紳士協定のようなものがあるのやて。。。ところが、NHK職員というのは、前もって取材をしたのか、そのニュース原稿を端末で前もって知ることが出来る立場にあった。こりゃ、上るぞ・・・と感じた人が株を買ったら、確実に儲けられる・・・ということやんにゃろう。。。

 

 実際、この問題のあった日の株価の動きを見れば、早くも、後場から長く太い白ろうそくと呼ばれる縦長の棒グラフが長く上に伸びていて、次の日の寄りつきから、株価は暴騰している。。。このことを考えると、何にも、この情報を得ていたのは、このNHK社員だけやないのは、明かな話や。。。つまり、ゼンショー傘下にカッパクリエイトが入る・・という発表をした恐らく、相場が終わる3時までの間に、情報が漏れて、かなりの買い注文が殺到しているのである。。。みんな、こんなのは、見逃さないね。。。他にもいっぱい、ボロ儲けしとるヤツがおる・・・っちゅうことなんやね。。

 

 今のように、インターネットでの株取引が盛んではなかった時代は、証券会社の営業マンは、頻繁に顧客に電話をしてきて、極秘の情報が入りましたから、これ、いっといて下さい・・・。とか、どこかの投資会社が、この銘柄を買う・・・という噂がありますから、きっと、この銘柄は値上がりしますよ・・・。という風に、「材料」を示して、あなただけに良い情報を提供していますよ。。。と、いうのを売り物にしていた。。。

 

 つまり、株の世界なんていうのは、どれだけ新しい情報を、人より早く入手出来ているか・・・というが、勝敗を決める世界なんやね。。。こんなのは、当たり前の事なんや。。。ところが、余りにもえげつない事をやりよるヤツばかりになったもんやから、情報を持てる立場にある人は、関係のある株式の売買を出来なくする法律、つまり、インサイダー取引禁止法案が出来たんや。。。ところが、この法律は、ザル法もええとこ。もともと、情報戦が株式相場の命綱やのに、この情報の漏洩そのものを禁じたのやから、大変や。。。結局、本当の極秘情報は、深く目に見えない深さに潜り込んで、不透明性を高めてしまっただけ。。。という、見方も出来るのやろう。。。

 

 人の口に、戸は立てられない。。。噂話や、儲け話という甘い蜜は、恐ろしいほどの早さで広まるものである。。。それが、法律違反である・・・という意識をも超えて、自分だけが知っていて、その情報は、まだ人が知らない。。。それがみんなに知れ渡る前に、何とか、この優位性を担保しておきたい・・・という意識が、こんなインサイダー取引に走らせる・・・のやないかね。。。

 

 私は、守れないような法律は反対・・・というのは、基本的にはあかんと思う。せっかく法律を作ったのなら、それを国民全員が、真摯に守る・・・というのが、法津国家の基本やからね。。。でも、このインサイダー取引禁止の法律には、少し網の目が粗すぎるところがあるのやないかね。。。知っている人も多いやろうけど、証券会社の社員さんは、絶対に株式の取引が出来ないようにシステム的になっとる。

 

 法律で、特定の株の取引を禁止させるのであれば、例えば、自社の社員は、自分の会社と関係関連会社を指定して、その銘柄の売買をシステム的に出来ないようにするとか、もっと、この法律を厳格に適用すべきなんやね。。。では、マスコミはどうか。。。全マスコミに関わる人は、当然ながら、世間一般の人よりも、先に、良い情報を知ることが出来る立場にある。では、この人たちが知り得た情報を使って、株取引をしたり、知人に頼んで、その銘柄を売買することを、どうして防止出来るのやろうか。。。私は、これは現実問題として、難しい・・・と思うのやね。。。厳格にやろうとすれば、マスコミに関わりのある人は、全員、株を売買禁止にせんと、完全には、防げないんや。。。つまり、この法律には、建て前だけであって、現実には、何の歯止めにもなってない・・・というのが、現実なんやないかね。。。

 

 法律というものは、公平のためにある。ただ、情報を早く知るか、後から知るか・・・。これは、運と勘と、努力の問題や。。。ただ、モラルに訴えるだけで、社会正義が守られるものではない。。。同じ記者会見に出てた他のマスコミ各社も調べてみ。。。みんな、株を買っておるのやないか。。。その情報を知った段階で、素早く報道するのが、一番フェアーな方法なのやないかね。。。法律以前の問題や。。。

 

例えば、もし、記者会見を、午後3時からやります。。。って、言われて、NHKの記者だけが、その内容を先に聞き出す事に成功して、先に記事を書いていたのやったら、トップ、出し抜き・・・で、これが、記者たちが日頃から目指している事やとしたら、本当に大本営発表しか報道してはならん。。。という報道規制までの問題になって来よる。。。そうしたら、報道の自由が阻害されたとわあわあ言うヤツが出て来るやろ。。。今度のことも、こんな、他者を出し抜きたい・・・っていう、マスコミの本能が、事件の、本当の原因になっているような、気がしてならないのやね。。。

 

1/21(月) 昨年の後半、よくK・Yなんていう言葉が使われた。空気、読めない・・・の略なのだが、どうも、ええ年したオッチャンが、これを使っていると、無理して、若づくりしている・・・というか、若者言葉に迎合している・・・とかいう、イメージを持つのやね。。。。

 

 もともと、このK・Yなる言葉は、やけに日本人的な「和を保って尊しと成す」の思想が根底にあるのやね。。。この場の雰囲気に合わない発言をするヤツに、その場の空気を少しは読めよなぁ・・・という意味で、使う言葉や。。。

 

 でもね。本当に今の世の中に求められているヤツっていうのは、空気が読めるヤツやなくて、その場の空気をピンと張り詰めたものにしたり、その場の雰囲気をガラッと変えてしまうようなパワーを持った人なのやないのかね。。。つまり、空気を変えるヤツ。。。(K・K)かなぁ。。。実は、空気を読むようなヤツは、その場の雰囲気は壊さないのだけれど、何にも自分で主張も出来ない、そんな情けないヤツ・・・であるという印象が、私には強いのやね。。。

 

 実は、このリーダーシップというか、有る意味強引な響きを持ったような人・・・というのが、今、減ってきているのやね。。。波風立てないのが、何か美徳のような、今の御時世に、誰か、もっとガーンと言えるヤツが出て来ないとあかんわなぁ。。。何か、今の時代を象徴するような感じやね。。。。

 

 時代はヒーローの出現を求めているのに、それに相反するように、みんなで、出てきた杭を叩いている。。。大臣も総理も例外やない。。。。1億2千万、総批評家や。。。みんなの中に、何か、余裕めいたものは無くて、少しでも気に入らないところがあれば、徹底的に叩く。。。叩くことで、何か、ストレスを解消しているようなそんな寂しいところがあるのやないかね。。。

 

 日本は、昔は、今よりず〜っと大らかで、包容力のある国やなかったか?もっと、長い目でじっくりと見てあげる余裕のある国やなかったか?多分、世の中が、どこかギスギスしてきていて、いつも刺激を求め過ぎていて、ちょっとのことじゃ驚かないように、慣れっこみたいになってしもていて、その辺りが、心が貧しくなっている原因なのやないかね。。。

 

 今の日本は、何か、これから、どうしたいのか。これから、どんな国を目指したいのか。そのためには、どんなことをすれば良いのか。。。この答えが見つからない若者のようなもんや。。。。誰も、ちゃんとしたビジョンを示せてないから、世の中みんなが、お互いに甘え合っていて、事なかれ主義が蔓延り、糸の切れた凧みたいに、フラフラ空を彷徨っておるんやないやろうかね。。。

 

 福田首相は、国会冒頭の演説で、生活者と消費者のための国家・・・と言うスローガンを打ち出した。今の世の中を見ていたら、まぁ、役人サイドから見たら、耳障りの良いキャッチフレーズやろうね。。。でも、民主党の言っていることとあんまり差がない。。。

 

 いま、打ち出して行くのやったら、役人天国からの脱却・・とか、高福祉高負担はやめて、中福祉、低負担なちいさな政府を目指します・・・とか、やったらええのに。。。それから、逼迫するエネルギーや資源危機を乗り切るために、日本は、環境テクノロジー立国を目指します・・・。とか、明確な目標を出してくれるのも良い。。。そのためには、毎年5%の実質経済成長を目指して、世界から、優秀なヒト・最先端のモノ・豊富なカネが自然と日本に集まってくるような仕組みを組み立てて行きます・・・なんて、やってくれたら、満点や。。。

 

 私は、もっともっと学者さんらを入閣させたらええと思うけどね。。。大臣なんて、議員さんが名誉のためにやる役職やない。。。利権のために政治家になったヤツなんかにやらせないで、どんどん民間から、先進的な意見を持ったヒトにやってもらうべきや。。。そして、そのヒトたちが、木っ端役人達をしっかり抑え込んで、好き勝手が出来ないようにしてもらう。。。これが大事やね。。。

 

 今年は、洞爺湖サミットがある。それが済んだら、福田政権は衆議院の解散に打って出て、本当の意味での福田政権初の、信を問う必要がある。恐らく僅差で自民は勝って、内閣改造をするやろう。その時、やっとまともな人事が出来る。。。そこで今までみたいに派閥先送り人事なんかやっておったら、今度こそ本当に国民からソッポを向かれることになる。

 

そうならへんためにも、頑張ってや。。。

 

1/22(火) 昨年、とうとう民営化をした郵便やけど、何か、ぎくしゃくしたニュースが出て来た。。。この電子メール全盛の世の中になったのに、何を考えておるのか、何十億もの宣伝費を使って、年賀はがきキャンペーンなるものを打って、去年よりたくさんの年賀はがきを印刷したんやて。。。

 

 もちろん、いくら、郵便局が民営化したからって、そんなにたくさんの年賀状が売れるはずはなく、何億枚もの年賀はがきが売れ残っている状態や。。。ところが、これをまだ売ろうとしている。。。年賀状といえば、松の内。。。1/7までに出すものと・・・相場が決まっておる。。それやのに、今年は1/20頃まで売っていたのやて。。。常識ハズレもええとこやんか。。。

 

 そう言えば、年賀状というば1/15がお年玉の抽選日となっていたのに、今年は、無理矢理、1月末まで抽選を引き延ばしておる。。。ほな、なにかい?正月に届いた年賀状を1ヶ月もちゃんと持っておかんとあかんのかぃ?民営化したばっかりというのに、殿様商売やっとるねぇ。。。来年はヤマトメールが年賀状出しよらへんかねぇ。。。現実の厳しさをガツンと味合わせてやらんと、わからんのやろうね。。。役人が商売人の真似事をやりよるから、失敗する。。。赤字になって、郵便代金値上げされて困るのはこっちなんやさかいなぁ。。。いらんこと、せんといてほしいわ。。。

 

 そて、その年賀はがきが、もうひとつ、大きな騒動になっている。。。年賀状に使う紙に地球に優しい再生紙を使う・・・と銘打った再生紙はがき・・というのがある。ところが、この再生紙はがきの成分を調べたところ、規程の40%も古紙が使われているのはほとんどなくて、少ないものは、1%の故紙含有率やったのが判ったのやて。。。

 

 さぁ、これからが大変や。。。日本には王子製紙、北越製紙、大王製紙、日本製紙など大手の製紙会社がこの再生紙はがきを作っていて、さぁ、配合比偽装や・・・なぜ製紙会社の社長は責任を取らないのか・・・と、マスコミは、大騒ぎや。。。。ほんま、マスコミは、鬼の首を獲ったように騒いでおるのやけど、これって、そんなに大きな問題なのかねぇ。。。

 

 この偽装のどこに、不正義がある?どこに迷惑がかかった?どこに大きな損害が有った?多分、全くと言ってええほど限りなく0に近いやろうね。。。

 

 製紙会社は、あんまり故紙の比率が高いと、紙質が悪くなって、お客さんから、クレームの対象となるのが嫌で、故紙の配合比率を下げた。。。上げたんや無いで、下げたのや。。つまり、良い紙質の製品にしたんや。。。それのどこが悪いねん。。。新聞社かて再生紙の新聞紙使っているやんか。その印刷の上がりをよくするために、カラー刷りなんかやったら、故紙配合比の低い、ちょっとええ紙を使っておるやんか。。。それやのに、何を食ってかかっておるねん。。。

 

 良い製品にして、何で文句言われるのや・・・と、製紙会社の社長さんは思っているやろうねぇ。。。まして、昨年来、北京五輪の影響か、故紙の相場はうなぎ登りや。。。そんな高い価格の故紙を使うぐらいやったら、さらの紙のほうがマシ。。。そう思うのは、自然やと思うで。。。

 

 もちろん、環境に配慮して・・・って唱っているのに、嘘をついていた・・・という部分はあかんけどなぁ。。。でも、その罪は、限りなく低いと思うで。。。それより、何でも、大問題にしてしまうような今の報道の姿勢・・・。こっちの方が、どこか、ビスが1本、外れているようなところはないか。。。。

 

村の若い衆が、酒呑まされて、酔っぱらって、東北伝統のナマハゲの格好のまま、女湯に入りよったアホのニュースも、そんなに、大々的に報道するような事なのかね。。。そんなの、昔から、ようあったような話やんか。。。それを全国ニュースで、ガンガン流す。。。。報道の本質とかけはなれていて、何か、情けないような気がするのは、私だけ・・・なんやろうかね。。。

 

1/23(水) 先週、モリトという、大阪本社の会社から、1枚のハガキが来た。何が書いてあるのか・・・とよくみると、株主優待の休止のご連絡である。。。。この会社の決算期は11月末だから、11月末現在の株主さん全員にこのハガキを出したのだろうが、ここでねハタと、小首をかしげた。。。この会社は、一応、立派な上場会社である。11月末現在の株主さんには、当社商品(3000円相当)が選べるのをお贈りしますと、会社四季報などで、公言しているのやね。。。

 

 ところが、このハガキの文面によると、去年の12月26日の取締役会で、2008年が創立100周年にあたるので、通常の配当に上乗せして4円の記念配当をします・・・って書いてある。これだけやったら、ええわい。余分に4000円の配当をくれはるのやから、何の文句もないわ。でもね。優待品の休止はあかんやろ。休止は。。。それも権利取りの日がとっくに終わってからの決定や。。。こんなの許されるわけがないやんか。。。

 

 だってそうやろ。私のように、株主優待のために株を買っている人にとったら、配当目当てやなくて、その会社の商品が欲しくてその株を買っているのやろ。それを、来年度ならいざ知らず、権利取りが終わってから、優待無しよ・・・はあかんやろ。。。こんなの、詐欺に等しいで。。。そりゃ、3000円相当の商品より、4円×1000株で4000円の記念配当の方が高い・・・そら判るのやけど、株主総会で決めたのならまだしも、社内の偉いさんだけの独壇場である取締役会の決定だけで、勝手に変えてええことと、悪い事があるで。。。

 

 これが、モリトというあんまり聞いたことの無いような会社やから、しゃあないなぁ。。。で済むのやろうけど、カゴメとかエスビーとか、吉野家とか、株主数の多い会社でこんなことをやってみ。。。どんだけ突き上げが来るか。。。一気に個人株主の信用を失うこと、間違いなしや。。。

 

 世の中にはいろんな会社がある。親族中心で、大きくなったから上場した会社も多い。でもね。上場会社のプライドが有るのやったら、ルールぐらいは、守らないとね。。。株主からのしっぺ返しは、必ず来るで。。。

 

 株式市場の世界では、株主優待というのは、あくまで、その企業からのプレゼント・・・と考えているところが多い。会社の経営者からしたら、配当の一部・・・ぐらいの認識しか無いのやろう。。。でもね。違うと思うんや。。。個人株主は、株主優待を通じて、その会社のことや、その会社の企業姿勢を推し量り、その会社のファンになったり、嫌いになったりするもんやんにゃ。。。つまり、株主優待は、企業と株主をつなぐ、架け橋のようなもの・・・という大事な意味があるんや。。。

 

 これをあんまり、軽く見てもらっちゃ、困る。。。まして、株主優待の改悪を、権利取り、直前に発表したり、ほんとにギリギリ間際にしよるところも、悪質や。。。ほとんどの人は、かなり前から、その株を仕込んでいるからね。。。変更の場合は、少なくとも半年前から、公表して、広く株式を取引する人たちに、知らしめるための期間を持つ・・・というのも、その会社の誠意であると思うし、礼儀であると思うのやね。。。だから、今回のように、権利取りが終わってから、1ヶ月半も経ってから、改悪をハガキたった1枚送りつけてきて、報告するなんて、もってのほか。。。この会社の経営者の考えていることを疑うわ。。。

 

おまけに、この会社のホームページを見ても、優待の変更が載せられてない。。。ほんま、手際が悪いと言うか、準備が出来て無くて、行き当たりばったりでやっているのが、見え見えや。。。あかんね・・・こんな、ええかげんなことをしているようやったら。。。この会社の総務部長さんは、もっぺん、一から株主対策というか、個人株主にどう向き合って行くのか・・・そのへんのとこを、性根を入れ替えて、考え直してほしい。それが出来ないのやったら、上場会社でございなんて、大きな顔をせんといてほしい。。。ほんま、そう思うで。。。

 

1/24(木) 1月も終わり頃になると、やっと冬らしい時候になってきて、寒さも本番や。。さて、この時期に出てくるのが、今年のお正月3が日の人出の統計とか、お賽銭の集計・・とかの、年末年始を総括する話題なのだが、京都で有名な初詣どころ・・・と言えば、圧倒的な集客力を誇る、お稲荷さんの総本山、伏見稲荷大社である・・・。商売人なら、お稲荷さんにお参りしてから、一年のお商売を始めるのが、関西では決まり事。。。京都はもちろん、大阪・神戸からも上場企業の役員さん方がお揃いで、大勢、参られる。。。

 

 その西日本一の初詣客が集まる伏見稲荷大社の近くでは、やっぱり年末年始は、人出と車の大渋滞で、交通麻痺がずっと起きとる。何にも、こんな混雑する時に、わざわざ車で来なくてもええのに。。。と、思うのやけれどね。。

 

 これだけ人が集まると、伏見稲荷大社の近くでは、ちょっと稼いでやろうか・・・という人たちも、当然のように出てくるもので、この付近に土地を持っている人は、自分の車を遠いほかのコインパーキングに駐めに言ってでも、アルバイトで臨時駐車場をやるところがある。。。そりゃ、次から次に他府県ナンバーの車は来るけど、限られた既存の駐車場にとめられる車の数なんて、たかが知れているからね。。。需要があるのに、供給が足りないと、高騰するのが、世の中の経済原則で、この時期の伏見稲荷付近の臨時駐車場の駐車料金は、何と2500円/1台1回までも、高騰するのやて。。。

 

 この付近に営業所のある京阪宇治タクシーというタクシー会社の稲荷営業所が、自分のとこの車を全部外に出して、この臨時駐車場をやっておった。。。というので、京都府警本部と、伏見署の捜索を受けたのやて。。。新聞記事によると、この会社は、年末は1台2000円、3が日は1台2500円で、お稲荷さんの臨時駐車場を、ここ数年やっていて、今年は、3が日だけで、数百万円の売上があったんやて。。。スゴイね。。。

 

 でもね。。。私は、この記事を読んでいて、ハタと、疑問に思ったんやね。。。このタクシー会社が捜索を受けたのは、国土交通省の許可を得ずに、臨時駐車場をやっていて、荒稼ぎしていた。。。という部分なんや。。。そもそも、駐車場経営をするのに、お役所の許可がいるのか?お役人さんに管理してもらわんと、何か不都合が起きるのか・・・っちゅうことなんや。。。役人のお許しがないと、何でもやったらあかんような世の中・・・の方が、本当は、ずっと、おかしいのやないかね。。。まして、この会社は、この収入を誤魔化していたわけやない。。。儲かれば、納税するのやで。。。

 

そのタクシー会社は、お稲荷さんの近く・・・という絶好の集客力の見込めるこの場所を、わざわざ、相場より高いのを覚悟して、土地を買って、営業所を設けている・・・という見方も出来る。そりゃ、そうや。辺鄙な場所でタクシー会社をやるより、少々高くても、人出の見込める土地でに会社を建てるのは、当然のことや。。。明らかに有利やからね。。

 

 ところが、警察の言い分は、タクシー会社は、自社のタクシーを保管する場所を確保しなあかん。もし、臨時駐車場を営業していたら、タクシーが返ってきたら、置くところが無いやんか・・・。だから、タクシーの車庫を、いくら、一時的に空いているから・・といって、許可無く、一般の人に、金を取って時間貸しのは違法や・・・っていう論理なんやね。。。

 

 ここやね、私が引っかかっているのは。。。そもそも、基本的には、自分のトコの土地を、誰にどう貸して、どう使おうが、自分の会社の自由・・・なんやないのかね。。。まして、タクシーのお正月3が日といえば、またとない稼ぎ時や。。車庫に車を寝かせているようなアホなタクシー会社は、一社も無いと思うで。。。昼も夜も、3交替させてでも、稼ぎまくって、普段の赤字を挽回したい。。。そんな時期なのやないかね。。。だから、そのタクシー会社からしたら、空いている車庫の有効活用・・・管理の社員を総動員させてでも、時間貸し営業をさせた。。。これのどこに、社会的な不正義があるのか。。。

 

 この捜査の根底にあるのが、実は、役人達が、何でも民間のやりよることを統制したい。。。管理したい。。。お役人のお許しのないのに、勝手なことはさせたくない・・・という馬鹿げた発想があるのやね。。。そんなことは、市民は何にも望んでないのに。。。役人達は、市民のやることを規制出来る・・・という、権限を何とか守りたいのやね。。。だから、いろんな民間のやる事に、口を出して来よる。。。ほっておいてくれ・・っちゅうねん。。そんな仕事をやるために、また余分な人を雇って、また税金を無駄に使わないといかんやんか。。。

 

 実は、区役所、保健所、警察署、税務署、社会保険事務所、消防署、府税事務所、その他いろいろな役所の役人達は、何とかかんとか、自分たちの利権を守ったり、拡げたりするために、躍起になっている。。仕事を増やして、仲間を増やして、予算をたくさん取りたいために、奴らは動くんや。。。だから、本当に、こんなことをする必要があるのか?というところまで口を突っ込んでくる。。。つまり、役人達は、税金を貪るエイリアンみたいなもんなんやね。。。。

 

 実は、この京阪・宇治タクシーという会社は、以前にも、JRAの出走表などの書類をタクシーで運んでいて、役所から厳重注意・・・を受けている会社なんやね。。。つまり、警察にめっこを付けられている。。。私は、これかて、どこに、社会的な不正義があるか、理解出来ないのやね。。。競馬のレース・・・という一般には漏れては困る大事な書類を、印刷所まで確実に届けてほしい。。。そんな依頼主のリクエストに応えて、信用されて、やっていたのやないかね。。。この会社は。。。

 

 タクシーは人を乗せて運ぶもの。。だから、人を乗せないで、荷物だけを運ぶのは法律違反である。。。という、論理なんやね。。。もちろん、タクシー会社がこれをやったら、バイク便やら、メッセンジャー便やら、或いは運送会社などの仕事を奪っていること・・・にはなる。でもね。圧倒的に多いタクシーの空車を使って、手荷物を運んだり、書類を届けたりすることまで、規制しなければならない理由が、本当にあるのかね。。。

 

 例えば、近鉄に赤福餅を載せて、伊勢から京都駅まで運んだら、違法なのか。。新幹線に荷物を載せて運んでいるのを見たことがあるけど、これは逮捕されないのか。。。何か、大手なら良くて、中小ならイジメる・・・。ほな、タクシー会社が、小荷物の運搬免許を申請して、その協会に高い会費を支払わせるのが目的なのか、そこに、役人たちの多くが天下っているので、そこへの再就職利権が目的なのか・・・。そんなところまで、疑わなくてはならなくなる。。。

 

タクシーは、不況業種や。。。車が増えるのに、売上は下がる。。。何とか空いている車庫を有効活用したい。。。空いているタクシーを何とか稼がせたい。。。そんな、努力をしたらあかん・・・と、役人たちは言う。。。私は、逆に、そんなことを言うような、アホ役人たちの方が、実は、社会にとって、「要らない存在」だと思うのだが、皆さんはどうだろうか。。。

 

1/25(金) 北川元三重県知事、片山元鳥取県知事、東国原宮崎県知事・・・などの改革派知事と呼ばれる人たちが、新しい視点で、この国の行く末を方向づけて行こうと、「せんたく」という会議をスタートさせた。とかく、政治ごっこに終始してしまう政治の世界なのだけど、何とか、しないと、日本はこのままでは、えらいことになる・・・どげんかせんとあかん。。。と、集まったんやて。。。既存の行政システムの枠外で、やっと出てきた良い動きなので、期待したいところやね。。。

 

 なんでも、この「せんたく」というネーミングは、チョイスという意味の他に、幕末の志士、坂本竜馬が、言った、「ニッポンを、今一度、洗濯しましょうぞ・・・」という言葉から出ているのやて。。何か、幕末のロマンがあって、ええ響きやんか。。。

 

 集まったメンバーは、元知事やら、現職の知事さん方で、有る意味、行政のプロというか、専門家の人たちばっかりや。。。地方の時代と言われて久しいが、なかなか地方分権が進まない今の制度に、ええかげん、しびれを切らせて、本当の意味での地方政府を作っていこう・・・という、流れ。。。これ、正しい流れ・・・なんやないのかね。。。

 

 今の日本の大問題は、国が何でも権限を東京、霞ヶ関1カ所に集め過ぎていて、無理やら、無駄やら、むら・・やらが、なかなか是正出来ないでいることや。。。今、どうしても、本当に国がやらなければ行けないことは、実は、ものすごく少なくて、日本を何分割かして、地方政府に分けて、その組織内で、やった方が、格段に効率が良かったり、無駄が少なかったりすることが多いのや。。。今まで築き上げて来た組織を弱体化させることになるので、役人達の反対は根深いが、何とかこれをやり遂げないと、日本は良くなって来ないのやね。。。全部の役人の仕事を地方での現場主義・・にさせるんや。。。ええことやんか。。。

 

 国の仕事として、残すべきは、官邸と外務省だけ・・・。国会議員も衆議院だけの、100名限定にする。。これで、十分やんか。。。立法のスペシャリストだけでええで。。。防衛省も国土交通省も、厚生労働省も、文部科学省も、総務省も財務省さえも、全部解体して、地方政府に分割すけばいい。。。何故か。この人らが使っている予算というものは、まとまれば、まとまるほど、金額が巨大化して、その分、もったいない使い方や、誤魔化された使い方をされている部分が多いのやね。。。10億の予算をチェックするよりも、全国を十何個の地方政府にまとめたほうが、1つあたり、7〜8000万円の予算なら、そのうち、何百万、何十万が、この費用である・・・と、明確になるのやね。。。

 

 防衛装備でも、この飛行機1機80億円ですわ・・・と、言われて、そんなものか・・・と思うよりも、その飛行機が何故、そんな高価になるのか・・・の原因を逐一追求していくことを、しないから、守屋みたになヤツが出て来るのやね。。。民生品の感覚で調達したら、実は1/10で済んだ。。。なんていう話は、よくあることや。。。

 

 平成の大合併なんかがあって、日本の町村議会も、随分減ったのやけど、まだまだ「市」という単位が星の数ほど、たくさんある。その上に、都道府県議会というのがあるけど、ものすごく多くの議員さんが、日本にはいるのやね。。。この人らは、みんな税金で喰っている人たちや。。。私は、最終的には、議員さん・・・と呼ばれる人たちは、地方政府と国会だけにしか必要でない・・・というところまで、した方がええとまで思っているのやね。。。市会議員、区会議員、町村会議員・・・なんて、必要ない。。。その市選出の地方政府議員だけで、十分。。。やないのかね。。。

 

 今の世の中、行政の、これでもか・・・というオーバーサービスが、当たり前になってしもている。。。誰もそこまで、やってくれなんて言ってないのに、どんどん、役人達の数が増える。。。もう、そんな制度的なコストの高い行政サービスの負担に、国民みんなが、ねを上げている・・・のが現状やないのかね。。。つまり、これからは、どれだけ少ない税金を、いかに、効率良く使うか・・・や。。

 

 今まで、たくさんの利権を持っている体制をぶっこわすためには、やっぱり、バラバラにしてしまうしかない・・・と思うのやね。。。つまり、官僚の力を分散させて、弱くさせるのや。。。これしかないで。。。つまり、ほとんどの国家公務員を、地方政府職員にしてしまうんや。。。分ければ、特別待遇は出来なくなるし、国民の目も、行き届くようになる。。。情報公開も進むやろう。。。今まで、さんざん、ええかげんな金の使い方をしておったヤツらを、徹底的に絞ってやらんと、気が済まへんわ。。。

 

 行政というのは、パブリックサーバント・・・公の奴隷・・・という言い方があるのやけど、これは、日本は当てはまらない。。。いつの時代も、日本では、役人はえばっていて、隠れて悪いことをやりよるもの・・・と、相場が決まっておる。。。平成の世の中になっても、社会保険事務所の職員は、年金相談に来た人を、罪人扱いして、多分、本人の年金やのに、元の勤務先名とか所在地情報を教えたらあかん・・・ヒント禁止で、対応せよ。。。なんていう裏マニュアルを作っておる始末や。。。どう、思っておるのかね。。。自分たちのしでかしたミスやのに、この態度は。。。

 

もともと、役人達がちゃんと、本人確認もせずに、年金記録を保存してこなかった不始末や。。。宙に浮いた年金記録の数だけ、役人達のミスがあるのやから、ほんま、えらいことやで。。。そして、誰も、このええかげんなシステムを直そうとはしなかった。。。役人天国・・・ここに極まった・・・そんな感じやね。。。もう、国民の信頼感は、限りなくゼロに近い。。。改革派知事の人たちやったら、何とか、この政治不信、行政不信を改革してくれるのとちがうやろうか・・・。今の日本は、藁をも掴む気持ちなのやないかね。。。

 

1/26(土) それにしても、株安が止まらない。。。いま、株を持っている人は負け組なのかね。。。恐ろしいほどのスピードで、世界同時株安がどんどん進むから恐ろしい。。。サブブライム問題だけやなくて、アメリカ経済のリセッション(景気減速)が、世界中に影響を広めている・・・。何せ、アメリカは、世界中から金を集めておるからね。。。何でも債券化して、食い物にしてしまいよるような、アホなルールを許してしもたから、こんなことになりよる。。。こんなのは、取り込み詐欺と紙一重やんか。。。

 

 もともと、そんなに収入の無い家庭に、家を買うカネを、バカスカ貸したいがために、どんどん貸しておいて、やっぱり借金が返せない。。。ところが、この債券がヤバイから、他の金融機関に再保証させて、その代わり、高利の金利を支払ってきた。。。そんな感じかね。。。その手法が、債権を分割して、それ自身を売買取引が出来るようにした・・・という錬金術なんやね。。。つまり、半分ぐらいは、返せないかも知れない借金をリスクを回避するために、他の金融機関に、ツケ回ししたんやね。。。

 

 普通、そんなヤバイ債権は、誰も買いたがらないのだが、普通の金利の倍も3倍も利息を付けまっせ。。。そんな感じで売りよるものやから、その高利息に釣られて、いろんな金融機関やらファンドが買いよった。。。そして、いよいよ、バタバタと借金が踏み倒され続けて、返済が不能になった。。。外から見ていたら、そら見たことか。。。もともと、家を買えるような年収のない人に何千万円も金を貸すから、こんなことになるねん。。。と、言っても、後の祭り。。。

 

 サブプライムローンをせっせと売っていた奴らは、とっくに、その借金をいろいろなヤツらに、うまいこと言って、売りつけていて、それが、どんどん焦げ付いて、借用書がただの紙切れになる・・・ということが続いたようなもんやね。。。そして、シティグループやメリルリンチなんかは、小さい国なら、国家予算に相当するような大赤字を計上した。。。これが、大きな世界同時株安に、火を付けた・・・こんなところやろう。。。

 

 ブッシュは慌てて経済対策を発表して、この恐慌に近い状況を食い止めようとした。。。でも、その対策があまりにも急ごしらえで、サプライズが無かった・・・として、止まらなかったのやね。。。こんな世界的な流れになってしもたら、もう、事は一国だけの経済対策では済まなくなる。。。各国が協調して為替に介入するとか、債務保証をするとか、協調利下げをするとか、何か手を打たないと、何をしとるんや・・・ということになる。。。

 

 確かに悪いことは重なっている。今週の月曜日はアメリカが祝日でお休みやったし、この1日で、火種は大きくなってしもた。。。アメリカでは、大統領選の予備選挙のピークで、関心は選挙に行ってしまっている。。つまり、少ない商いで、大きく値が動く要素が揃っておる。。。来週ぐらいには安定してもらわんと、ほんま、世界恐慌に近い事になるで。。。

 

 日本も対策を取らないとあかん。洞爺湖サミットは、環境、環境・・・と言っているが、そんな話題に構ってられなくて、経済緊急対策サミットに、急遽切り替えなければならなくなる可能性も出て来たやんか。。。世界で動いているお金の2割3割が目減りしたに近いのやから、この影響は最貧国や、後進国ほど酷くなる。。。先進国からの援助が、真っ先にカットされるからね。。。

 

サミットは、お祭りやない。。。今、一番話し合うべき話題を、タイムリーに持ってこないと、無駄に金を使っているだけ・・・なんていう批判が起きる。。。物見遊山で来てもろて、警備に何十億かけて、わざわざ辺鄙な北海道のリゾートでやる必要が本当にあるのか。。。東京でコンパクトにやって、もっと実質的な中味に重点を置いたらどうや。。。そやないと、日本は、世界から、空気読めないヤツ・・・やと、言われなければ良いのだけれどね。。。

 

1/27(日) 毎日書いているこのブログなんやけど、今週、ランキングを見てびっくり。。。アメブロの政治経済人気ブログランキングで、58位になっとる。。。始めた時は1000位以下やったのに、よくココまで上がってきたもんや。。。みなさん、ホント、ありがとうございます。。。

 

 さて、以前から私の主張してきたガソリンや軽油の暫定税率の期間延長反対を、民主党が、ドーンと、メインに取り上げてくれて、これを政権交代のキーワードにしようとしている。。。ガソリン国会やて。。。そもそも、暫定は暫定であって、30年以上もずっと暫定のまま、しておくのが、そもそも、日本語としても、おかしいのやけれどね。。。

 

 遅れていた道路整備のために、34年前、ガソリンに1リットルあたり、余分に、25.1円の税金を上乗せして集め始めた。この税金は、精油所から全国の基地に出荷された時点で課税されるのだが、これがこの法律が切れる3月31日丁度に、うまいこと廃止されて、安くなったガソリン・軽油に切り替わるのが20日〜30日ほどかかるのやという。。。つまり、普通の需要が続けば、5月の連休までには、暫定税率が乗っかっていないガソリンが、市中に出回り出すはずで、いくらか、値下がり傾向のあるガソリン価格は、今のままやったら、物理的には、120円/リッターぐらいになることになる。。。ええことやんか。。。みんな、助かるで。。。

 

 ところが、いろんな人が、どうしても、この税金を手放したくないようで、おかしな事を言い出している。ガソリンの価格を値下げしたら、みんなが、バンバン安くなったガソリンを消費するから、地球温暖化のために、よろしくない・・・やて。。町村さんも、焼きが回ったね。。。そして、その税金でドンドン道路作る方がエコやなんて、どこをどうひねったら、こんなとんちんかんな論法が成り立つのかね。。。

 

 おまけに、この道路特定財源で、道路公団の職員の住宅を建設していたり、福利厚生のための野球のバットやボールを買うのに、使っていたとか、いうのがバレてきたりとか、実は、道路特定財源だけ、特別扱いして、他の公共事業と比べても、とことん、好き勝手に使っていた・・・という実態が明らかになってきたりしているのやね。。。

 

 もともと、ガソリン税は、この暫定的に上乗せされている25円だけやない。。。揮発油税24円30銭+地方道路税4円40銭の合計28円70銭は、もともと税金としては、30年以上前からこのままあるのやね。。。もちろん、4月1日以降もこの税金は取られ続けるのや。。。

 

 それが暫定税率で揮発油税が48円60銭、地方道路税が5円20銭も、いま、取られている。合計で53円80銭や。。。つまり、今の税金の論戦は、本当は今まで53.80円やったガソリンへの上乗せ額を、暫定分をカットして、28.70円にしよう・・・という話なんやね。。。つまり、約半分に税額を落とそう・・・という論議なのに、まるで、道路特定の予算をゼロにするみたいな言い方をしている人が多いのには、呆れる。。。勉強不足も甚だしい。。。

 

 高度成長期のように、もう、どんどん道路を建設し続けなければならない時代ではない。。。1960年代のように日本が右肩上がりの時代やないのやで。。。日本中、ピカピカの高速道路を張り巡らせて、この人らは、いったい、何をしたいんや。。。人のいないようなところに、そんなに、誰がどう見ても無駄な投資を、しなけりゃいかん理由がわからない。。。もったいな過ぎるわ。。。だから、道路の予算をもう、半分にする・・・妥当な選択やないかね。。。

 

 全国知事会もそうや。自分の所に回ってくる道路予算が予算が削られるもんやから、暫定税率廃止反対・・・こんな単純な話でええのか。。。25円、25円って言うけど、地方道路税は、1リットルあたり、5円20銭が4円40銭になる話なんやで。。。つまり、地方の道路に回るお金は減らすな。。。って、言えばええやんか。。。それも、たった80銭の差やんか。その分、国の取り分を減らせって、運動すればええのに、何で、全部をまとめて議論するねん。。。あほ、ちゃうか。。。国民を敵に回してどうするねん。。知事さんぐらいは、国民の見方でないと、やってかれへんやんか。。。

 

 役人なんていうのは、何とか、税金を減らされないように、必死になって抵抗しとるだけやんか。。。この3月に切れる暫定税率の他のものを、全部一緒くたにして、中小企業への優遇税制やら、証券取引の優遇やら、ワインり暫定税率引き上げまで、俎上に上げてきて、全部を、1つの法案にぶちこんで、何とか誤魔化そうとしておるのが、見え見えや。。。ガソリンの暫定税率だけ、別にして、決めさせたらええだけのことやのに、何とか他の良い法律までも、人質にして、ごり押しをしようとする姿は、とても醜いね。。。

 

私は、こんな抵抗をしているような、役人達を、もっと徹底的に晒し者にせんといかんと思っておるのやね。。。いつまでも、自分らのやりたいようにさせるわけにはいかんのや・・・というのを、徹底的に、教え込んでやらんとあかんと、思うのやね。。。役人主導のやり方を、政治、国民主導のやり方に、変えていく。。。これが、最も国民の望んでいる形なのやないのかね。。。マスコミも、もっと、役人たちを追い込まんとあかんわ。。。またベールの向こうに逃げ込んで行ってしまいよる。。。守屋だけやない。本当に悪質な官僚たちを、もっともっと、吊し上げたらんかぃ。。。それこそ、マスコミの使命と思うのやけれどね。。。

 

1/28(月) 能登半島で土曜日にまた地震。。。震度4を最大に想定していた地震速報装置が震度5弱と、地震が大きすぎたから作動しなかったやて。。。あほちゃうか。。。下手な言い訳も、ええかげんにしてほしいわ。。。どこの世界に予想外に大きかった・・・で作動設計するアホがおるのか?それ以上は絶対に作動するように設計するのが当然やんか。。。こんな、いざとなったら使えない装置に大金を使っていたなんて、よう、しゃあしゃあと発表出来たもんや。。。恥を知れ・・・って言いたいね。。。

 

 さて、先週あたりから、爆弾低気圧の影響で、日本各地が大雪や猛吹雪に見舞われとる。。。北海道ではマイナス30度を超える冷え込み・・・。灯油をバンバン焚かないと生きていけない寒冷地のことを思ったら、京都はありがたいね。。。まだ、最高気温が7度程度やから。。。そんな京都でもさすがに先週は雪が舞い散ったりして、うっすら雪化粧ぐらいはしておる。。。雪の日の朝、ヘリが飛んでいたら、金閣寺の雪化粧の写真撮りが目的や。。。案の定、読売新聞の夕刊には、綺麗な白と金のツートンカラーの金閣のカラー写真が載っておった。。。

 

 さて、そんな京都なんやけど、どうも、京都市長選が今ひとつ、盛り上がらない。。。やっぱり、教育長出身の桝本さんの後釜に、またまた教育長出身の門川さん。。。それに自民と民主が相乗りしてたんでは、市民からしたら、共産か、非共産かの二者択一しかなくなってしまう。。。もちろん、ムーバットの相談役の岡田さんとか、左京区の無所属で29歳の現役議員さんの人とかも、立候補しとるんやけど、イマイチ、決め手に欠けるのやね。。。

 

 恐らく、また小差で門川さんが勝つのやろうけど、ほんとに、これでええのかね。。。大阪知事選の橋下弁護士のような台風の目になるような候補がおらんのやね。。。京都は、そう言う意味では、中々良い人材が出て来ない。。。劇的に変わって欲しい・・・という市民の願いを受け止めてくれるような人材がなかなか出て来ない・・・そんな、感じなんや。。。京都にも有名人は多いのやけど、タレント候補が立候補して通ったためしがない。。。芸能人みたいなもんが、何が出来るねん。。。という風潮があるからかも知れないけどね。。。

 

 私は、京都人の気質がそうさせていると思うのやね。。。京都は昔から、いろいろな意味での職人のまちや。。。この分野では日本一・・・っていう人が、ほんま、たんさん居る。。。だから、全国からその技術を目指して、良い人たちが集まって来ていたんやね。。。職人さんたちの師弟制度が、その水準を高く維持したまま、ずっと長い間継承していく・・・という事に長けてしたんやろうね。。。

 

 そのかわり、その人は、良い意味でスペシャリストなのだが、その代わり、世間一般的には、ろくなお付き合いも出来ない・・・とか、ちょっと変わったはる・・・という風なところが有ったのやろうね。。。京都には日本一・・・と呼ばれる人も多い代わり、変人も多い。。。ただ、それをみんなが、お互いに見て見ぬふりをしたり、お互いに尊重したり、少しぐらいは大目に見る・・・という寛容さが育ってきていたのやね。。。

 

 だから、この道一筋の人が、急に、他のことをやる・・・というのが、認められにくい・・・という、気質があったんやと思うんや。。。つまり、テレビのニュースキャスターが政治家に鞍替えするとか、大学の先生が、バライティ番組に出る・・・なんていうのは、あんまり、良い風には見られないのやね。。。そんな雰囲気のある街だからこそ、なかなか有名政治家は、京都からは出て来なかった。。。確か、大昔に、お公家さんぐらいかね。。。京都選出で首相になったのは。。。

 

 ところが、最近の京都は、なかなか元気の良い政治家が出ている。野中広務以降、伊吹文明、谷垣禎一、前原誠司前民主党代表、山井議員。。。みんな、なかなかテレビによく出て来る人が多くなって来た。。。何でかね。。。私は、それだけ今まで、京都が政治的に何とか、どっちつかずのまま、いたい。。。という心理が、市民の中に有った・・・ということやと思うのやね。。。

 

 つまり、京都は1200年以上も都やったんやろ。つまり、全国から、時の権力者が入れ替わり立ち替わり京都を目指してやってきたんや。。。つまり、都を獲る・・・のが天下を治めることになるのだから、市民からしたら、一党一派に荷担することは、次の天下人には排除されることになるから、都落ちを意味する事やったんやと思うんや。。。つまり、町衆は、織田信長が来れば、織田に従い、豊臣秀吉が来れば、太閤さん・・・と慕い。。。常に権力におもねる・・・という、生き抜くための智恵をつけてきたんやね。。。

 

 だから、自分から政治的な姿勢を鮮明に打ち出す・・・というのは、そう言う意味で、してはならないこと・・・という何かタブーのような感覚が、ずっと有ったんやと思うのやね。。。つまり、政治に荷担すると、身を滅ぼす事になる・・・という代々染みついた教え・・・みたいなものが、どこの家にも有って、我が我がと、政に手を挙げることが、どうしても、下品に見えたり、まつりごとを志すモノは、何か、特別な京都以外の人・・・という感覚に陥って来ていたんやね。。。

 

 ただでさえ、京都は地方から力のある人が常に登ってきて栄えてきた歴史がある。。。京都で成功した人だけが、京の都に住み続けることが出来て、失敗した人たちは都落ちして、地方に逃げて行く。。。そんな新陳代謝が京都では1000年以上も続いてきたんやからね。。無理もないわ。。。

 

 ただ、京都出身の政治家さんたちが、全国ネットのテレビ画面で良く出て、活躍されるように、ここ10年ほど、増えてきた。。。つまり、京都人気質、特に政治に関する市民の関心が、少し変わってきた・・・という証しなのやないかと思うんやね。。。

 

 やっと、京都人は、京都はもう一地方都市であるということを認めだして、それまでのプライドを捨てて、生き残っていくためにはどうしたらよいか。。。これを真剣に考えないといけなくなってきたんやろうと思うのやね。。。京都で金持ちと言えば、室町通の呉服問屋とか、西陣織の帯を扱うような商社のようなところやったんやけど、長引く和装不況で、特にこの10年で、ばたばたと倒産していった。室町通や新町通なんかの呉服問屋街は、次々と跡地にマンションが建って、それが飛ぶように売れ続けた。。。地価が高すぎて、とても人が住めなかったところに、多くの若い人や老後を愉しむために初老の人たちが住みだした。。。そんな感じなんやね。。。

 

つまり、やっと現実に目覚めて、政治にも言うことを言わないと、自分たちの生活は良くならない・・・という現実を見つめだしたんやね。。。京都よ、お前もか。。。という人も多いだろうけど、地下鉄は延び、高速道路が出来、酷い渋滞が解消した方がより、暮らしやすい・・・という現実の方が大事やと、考える人の方が多くなった・・・。そう、言えるのやないかね。。。

 

1/29(火) 先週末は、いろいろな意味でスポーツが面白かった。2場所休み明けの朝青龍に負けるわけにはいかないと、大熱戦の末、見事、優勝した白鵬。トラックの女王、福士が、35q付近までトップやったのに、マラソンの怖さを知って、フラフラになりながらも、根性で感動のゴールをした大阪女子マラソン。どっちも、見ている人に大きな感動を与えてくれた。。。

 

 そういえば、こんな全国民が感動するような事って、あんまり、最近無かったようにも思うね。。。橋下弁護士が大阪府知事になっても、福田総理がダボスで環境問題についてスピーチしていても、何か醒めた感じがするのやね。。。その点、スポーツはいい。。。今日明日も、問題になっているハンドボールのアジア予選のやり直し大会が東京で行われる。。。マイナースポーツを一躍、人気スポーツにしたのは、皮肉にも、あまりにもスポーツマンらしくない不公正な審判やったのも、何かエポックメーキングな感じがある。。。

 

 そもそもスポーツは、力と力、わざと技、研ぎ澄まされた肉体と、人並み外れた運動能力の競い合いである。オリンピックは、まさに、その国の名誉と誇りを賭けて、体力や技術の限界に挑戦する頂上対決や。。。だから、栄冠を競うためには、より厳しい公正さが求められて当然である。ところが、我々も信じられなかったのだが、露骨に一部の国の肩を持つようなスポーツがこの世の中に存在する。。。この事実は、有る意味、衝撃的やったね。。。

 

 スポーツというものは、審判の言うことは、絶対である。そうしなければ、ゲームが成り立たないからね。。。どんなスポーツでも、審判に逆らうことは許されないし、そのために下った判断に意義を申し立てることは、タブーであったはずや。。。それは、審判というものが、どちらのチームへも公平にジャッジをする・・・という、当たり前の事がその大前提にある。。。ところが、アジアハンドボール連盟というところは、クェートの王族が牛耳っていて、予算も出す代わりに、口も出す。。。つまり、身びいきな審判しかゲームをさせない・・という、日本では、全く信じられないことを、平然と、何十年も、やっていたのやね。。。

 

 普通のスポーツなら、人口が多かったり、スポーツをする環境が整っていたりするから、当然、先進国が多分、強い。。。ところが、ことハンドボールに限っては、東アジアの日本や韓国などが、全くと言って良いほどアジア予選で勝てない・・という、おかしな現象が10〜20年も続いていたのやね。。。そりゃそうや。。。審判が片方だけを、えこひいきしたゲームなんて、スポーツやないからね。。。韓国VSクウェート戦なんて、58ファール。韓国選手がクウェート選手の身体に触っただけで、ファール。抗議するとレッドカードで退場・・・こんなのやられてたら、ゲームなんかにならないやんか。。。

 

 怒った韓国チームは試合のビデオをDVDに焼いて、全世界のハンドボール連盟に送ったんやて。。。そして、こりゃ酷い。。。と、思った国際ハンドボール連盟が、アジア予選のやり直しを認めた・・・。アジアハンドボール連盟は、日本と韓国を除名して、予選結果の出たチームが、北京五輪に出る・・・と言っているけど、どうなるのかね。。。またひとつ、もめ事が増えた。。。。両方認めるか、両方不参加にさせるか、どちらの言い分を立てても、問題は多いから、大変やね。。。

 

 日本は東京五輪誘致を宣言しているので、出来ることなら、もめ事には加わりたくないのが本音かも知れない。。。東京都の人なんかは、密かに、日本は負けてほしい・・なんて思っている人も、中にはいるのやないかね。。。

 

 日本は、いろいろな国と善隣友好・・・の立場を外向的には続けて来たし、その基本姿勢は、あんまり変わらないやろうね。。。どこの国と仲が悪くなっても、損をするのは日本やからね。。。つまり、日本は「良い人」で有り続ける外交政策を、転換する必要は無いわけや。。。ところが、今回のことで明らかになったのは、意外と、日本人は、どこでも好かれているわけではない・・・ということなんやね。。。

 

 中東の人は、極東にある日本という島国に、そんなに関心があるわけではないし、日本製品は知っていても、日本人をよく知っていて、その国民性が好きなんて思ってくれている人なんて、ほとんどいない・・・というのが、本当のところなんやね・・・。

 

 自分たちの石油を買ってくれている国以上でもないし、以下でもない。。。つまり、日本でなくても中国がたくさん高値で石油を買ってくれるから、どっちでもいい・・・。そんな感覚なんやろう。。。つまり、日本と言う国にそんなに関心もないし、日本でなければあかん・・・という感覚に乏しいのやね。。。何でやろう。。。世界有数の富を持っている国で、世界二位の拠出金を出している日本が、常任理事国になれないで、今度、中国はインドの常任理事国入りを主張してきた。。。なんでこんなことになるのか。。。

 

 それは、日本が何もモノを言わぬ国やからやないかね。。。イギリスやフランスは例え経済的に小国でも、それなりの存在感を主張出来ているのは、やっぱり、存在感があるからやなんやろうね。。。今度のハンドボールの事かて、10年も20年も文句を言って来なかった。。。お隣の韓国がバンバン主張をするお国柄やから、再戦が実現したけど、何か日本人からしたら、少し情けないような気がするね。。。

 

 竹島問題でも、韓国は、独島はわが領土・・・と何十年も言い続けて、軍隊を常駐させていたら、いつの間にか実効支配してしまいよった。。。日本は反論するだけで、決して強硬な手段を取って来ない・・・と、なめられているようなもんなんやね。。。日本は韓国のことを、無茶苦茶なことをやってくる国、異常な国と、よく批判するのやけど、実は、日本という国だけが、以上に「あかんたれ」で、何かお隣さんとか、外人さんとかと、もめたく無いだけの国民性があって、実は、グローバルスタンダードは韓国や中国の方なんや・・・と言われても、何にも言えないように思えてくる事があるから、嫌になるね。。。

 

 つまり、私が言いたいのは、日本もええかげん、言わなあかんことは、ちゃんと言わなあかんし、理不尽な事には、毅然とした態度を取る・・・という、当たり前のことを言う国にならなあかん・・・ということなんや。。。日本に入国する外国人の犯罪が多いから、全員から指紋を採る・・・こんなのは法治国家として、当然の行為やし、いくら人権問題やと非難されても緩めたらあかん。。。領海やら、領空を侵犯してくるモノは、少々手荒くても、撃墜や、攻撃を加えることがある。。。余りにも理不尽な外資の投資のやり方にも、日本には日本のルールを押しつけてでも、国内企業を守る。。。そんな、いろいろな意味でも、なめられたらあかん場面は多いのやないのかね。。。

 

「ええ人」でいる政策ばっかりやってたら、大きな国益が削がれることがあるし、日本なんて、どうでも良い国・・・と思われたままになっいく。。。しっかりと、主張していく国日本になるのも、今、ちゃんとやらなければならないことなのやないかね。。。ハンドボールの日本チーム、勝ってほしいね。。。

 

1/30(水) 自民党が、ブリッジ法案なんていう奇策を出して、3/31日に切れるガソリン税の暫定税率を2ヶ月だけ延長する法案を出して来た。。。往生際が悪いというか、姑息というか、この人達は、何が何でも、せっかく、楽に、入ってくるお金を手放したくない・・・という、まるで、哀れさ・・・まで漂ってきているやんか。。。国民の7割以上が、原油高でヒーヒー言ってて、ガソリン下げろって言っているのにね。。。この人たちは、ほんま、民意が読めない・・・M・Yやんか。。。

 

 このことを誰かが、相撲を取っていて、負けそうになったら、土俵の徳俵をひょいと、外へ拡げて、伸ばすようなもの・・・と、面白いことを言っていた。。。まさに、そんな感じやね。。。私は、ガソリンへの上乗せ税が30年以上も、恒常的に行われていて、1リットルあたり、50円近くも国がピンハネしとることが、誠に異常な状態であると思っているのやね。。。

 

この法律が出来た時には、確かに、日本の大動脈である東名・名神・中国・東北などの背骨路線の整備は、待ったなしの状況やったやろう。。。でもね。それから30年以上も経っているのやね。。。道路の整備のために、辛抱してくれ・・・と、言われ続けて、払い続けさせておいて、明らかに、今までのペースで道路を整備しなくてはならないほど、道路だけ特別扱いで予算を組まないとあかん・・・なんて時代は終わっているやんか。。。もうそんなに、必要ないのに、まだ集め続ける・・・なんていうお話は、私は、詐欺に近いと思うのやね。。。あと、10年だけ・・・って言ったって、誰がそんな事を信じられるか・・・。こいつらは前科持ちやからね。。。 

 

 思えば、名神高速道路を作った1964年に、この道路は30年間経ったら、償却出来るから、無料にします・・・って、約束してたやんか。。。。それまで、ちょっと高いですけど、通行料金を払って下さい。。。と、当時、世界でも珍しい有料道路として、オープンしたはずや。。。そしても30年経った1994年。約束通り、無料にせえ・・・って言ったら、料金プール制とかいう、屁理屈を出して来よって、これから、地方の道路を整備していかないとあかんので、名神、東名などは、もとが取れているけど、無料にせずに、料金を取り続けさせて下さい。。。補修にもお金がかかる事やし、、、なんて、言い訳されてね。。。

 

 この時、一回、国は嘘をついているのやね。。。国民に対して。。。これって、詐欺罪が適用されへんのやろうか。。。やりますっ・・・と言って、やらなかったら、政治家は全部詐欺師・・・っていうことになってしまうのやけど、それにしても、名神高速の通行料は、無料になるどころか、値上がりになっとる。。。その金、どこに、なんぼ、使っておるんや。。。これって、道路会社が、利用者をたぶらかして、他に使い込んでおる。。。そんな典型やないのかね。。。

 

 この主要3路線の整備に例えば、10兆円、かかったとするやろ。この償却に30年。それが終わってからも、まだ15年も料金を取り続けておるのやで。。。これって、国が国民から何兆円もの金を、巻き上げ続けて、儲けておる・・・という風に、国民は取るで。。。その儲けを吐きだして、国民に返せ。。。国が、こんな阿漕な商売したらあかんわ。。。

 

 名神東名を利用している人は、バカ高い料金を、ど田舎の高速道路を作り続けるために、支払わせられている。。。ええかげんにせえ。。。って言いたいわ。。。だって、そうやろ。これって、完全に、利権やんか。。。名神・東名・中国なんていう30年以上前に作った高速道路は、フリーウエィにさせないとあかん。。。その後の維持費に、値下げ後の低くなったガソリン税を使う・・・っていうのなら、筋が通った話やから、しゃあないけど、ガソリンに上乗せされた税金を福祉や教育に回すというのは、いただけない。。。車を乗っている人は、その関係のために使うのなら、合点がいくけど、それ以外の事に使うのなら、その分、税金を減らしなさい・・・と、主張するのがあたりまえやからね。。。

 

 私は、ガソリン税、揮発油税などのお金を一般財源化する・・・というのも、あかんと思う。筋が違うからね。。。取りやすいところから取るでは、払わされる方は、納得出来ひんわ。。。おまけに、このガソリン税というもの・・・消費税も別に取られているから、二重課税の疑いが極めて強い、悪税なんやね。。。つまり、税金にも税金がかかっておるんや。。。余ったら、他に・・・という屁理屈もあかん。。。お金が余っているのなら、もっとフレキシブルに税率を下げなさい。。。当たり前やで、こんなこと。。。

 

 橋下弁護士が大阪の知事になって、言いよったことに、一つ、ものすごくええ言葉があった。今の子供は、ざるに好きなお菓子をたくさん入れて、親にお金を支払っておるようなもん・・・や。そうやなくて、100円なら100円をその子供に渡して、そのなかで好きなモノを買いなさい・・・というくせを、つけさせなさい・・・。大阪府の予算立てとか、財政再建も、この方式で、収入以上の支出はしない。無い袖は振れない・・・方式で、新たな借金はしないで、財政赤字を解消する・・・。それが出来なかったら、年収1000万以上・・・と言われる9万人もの府職員の給料を2割減らす。。。と、公言しとったんやね。。。橋下、よう言うた。。。その通りや。。。

 

今の日本の行政というものは、役人達が、しっかりと握ってしもて、その美味しいところを、けっして、手放しよらへんところに、大問題がある。。。この利権を手放させることで出来るのが唯一、政治なんや。。。民意を受けたリーダーが、公約をあげて、それを実行したら、役人や、既成の議員たちも、文句を言えない・・・というルールやからね。。。

 

日本の将来は、役人達による税金の食いつぶしをどう、止めさせることが出来るか・・・にかかっておる。。。負けたら、あかんで。。。

 

1/31(木) しかし、民主党もあかんたれやね。。。国民の7割もが、反対している暫定税率の廃止という、ええネタをつかみながら、せっかく福田政権を、土俵際まで追い詰めたのに、うっちゃられて、しまいよった。。。それもこれも、たった1日でもいいから、ガソリンを25円下げた・・・という実績だけが、欲しかった・・・なんて、馬鹿なことを言うているからや。。。1日だけやったら、意味がないで。。。堂々と、もう道路整備だけ聖域にするのに、NO・・・を突きつけんかいな。。。こんな、弱腰なことをやっとるから、いつまでも政権が取れへんのや。。。

 

 一時、民主党の方に分があった、今回のガソリン国会なんやけど、全国知事会が、道路予算を減らされる・・・と、官僚達に脅されて、一気に形勢が逆転されよった。。。まるで、関ヶ原の決戦で、小早川が裏切ったようなもんやで。。。知事たちもだらしない。。。1リットルあたり、たった50銭の取り分が減らされる・・・という、このことだけで、寝返るのやからね。。。私は、道路特定財源の今のままの維持に反対や・・と、大声で言うような、男気のあるヤツは、おらんのかね。。。

 

 またも、官僚の勝ち・・・かいなぁ。。。ハンドボールの日本代表やないけれど、ここまで、見事に負けると、応援のしがいもないわ。。。せっかく、ええお膳立てができていたのに。。。

 

 衆議院で、民主党は、「道路利権VS国民生活」と書いたビラを国会内に貼りだしておったが、これ、なかなか良いやんか。。。利権を潰させるのが、国民の利益になる・・・と、端的に表しておる。。。ところが、ところが、自民党が議員立法みたいな卑怯な手まで、出してきた、つなぎ法案の名前に、この国民生活という言葉を使っておるのやね。。。税金が下がったり上がったりすると、国民生活に支障をきたす・・・やて。。。アホちゃうか。。。下がったら、もう二度と上げさせない・・・。そう、みんなは、言っているのやで・・・。下げるのに、いったい、何で支障をきたすのや。。。支障を来すのは、利権まみれになって、今まで、せんど、ええめをしてきた奴らだけと違うのか?国民は、もう、今までのようなペースで道路を作り続ける必要は、今の日本には、全く無い・・・と、言っているんや。。。ほんま、センスを疑うわ。。。

 

 道路というモノは、基本的には、国や地方自治体が税金で作ったらええもんや。。。ところが、一部の自動車利用者だけが負担する特別な税金で金を集め続けてきたもんやから、もう、あんまり必要のない道路まで、バンバン作るという無駄遣いが、全国至る所で起きているのやね。。。まさに、金が余っているから、どんどん作れ・・・という風なところまで来ている・・・。人口が減って、過疎化してゆく集落に、立派な立派な舗装道路がどんどん出来て言ったところで、その村に人が帰ってくるはずないやんか。。。

 

 ほとんど車なんか通らない山間の良い道を通るのは、耕耘機とたぬきぐらい。。。そこには、20億もかけた政治家の名前の付いた橋。。。こんな風景が全国至る所で見受けられる。。。救急車は速く来るようになったけど、搬送されるべき救急病院に医師がいない。。。隣の県に行かないと、高度医療が受けられない。。。数百人の人の生活を守るために、何十、何百億ものお金を掛けて、日本中に立派な立派な道を整備し続ける。。。こんな、アホな事が、まだまだ続いてええはずがないやんか。。。

 

 金が余っているから、道路を作る・・・やなくて、本当に必要な道路なら、税金で、ちゃんと予算を取って作れば良い。。。ここ3年で、これだけは道を造らせてほしいから、ガソリンの税率は、この間、いくらにさせてください。。。と、国民にお願いするのが、筋なのに、いきなり、リッター25円も余分に取っておいて、この税率は、30年以上も、死んでも変えません・・・という態度は、いくらなんでも、おかしいわなぁ。。。

 

道路を作る必要性が下がって来たのなら、素直に、上乗せは、20円なり15円にします・・・という、話なら、まだ判るのやけど、何が何でも25円を死守する・・・という態度は、もう、政治家ではなくて、金のなる木を必死に守りたいがための、利益代表だけの意味しかない。。。こんな、政治家は、ほんま、吊し上げたらなあかんと思うで、、、ほんま。。。道路族のドンと呼ばれている、古賀みたいな、ミニ角栄のようなヤツが、またまた日本列島改造みたいな、かつての栄華を復興させようとしている・・・としたら、これだけは阻止させんといかん・・・と思うで。。。

 

こいつら、もう、今の日本には、いらんわ。。。

 

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