日常のページ

 

6/1(日) 中国四川省の大地震で、中国政府は、一旦、日本政府に自衛隊機によるテントなどの輸送を依頼した。前の江沢民やったら、国民向けには、徹底的に反日を演出して、国民の結束を図ろうと、しておったのやけど、今度の胡錦涛は、素直で、日本にはまだ好意的・・・なのかね。。。

 

 今度の地震で、中国国内の反日感情というものは、少し雰囲気が変わってきた感じはある。反日サイトでも、日本に感謝、救援隊やら医療チームにお礼を書き込む人も多いそうやからね。。。

 

 ただ、中国政府は、最初、チベットの時と同じように、外国人を域外に出して、中国の恥部として、外に出来るだけ災害ニュースを出さないようにしてきた。もちろん、四川省には、大規模な核施設が有ったり、大陸間弾道弾の秘密基地があったり・・・っていうのもあったやろう。。国家機密がこの機会に外に漏れてしまうのを最も恐れた・・・とも取れる。

 

 ただ、それよりも、地震の被害があまりにも大きすぎた・・・。国が一生懸命、被害の隠蔽工作をする・・・。けれども、被害者はどんどん増える・・・。学校の建物が手抜き工事だったことが判る。役所はがっちりした建物で、学校はボロボロの建物で、多くの子供たちが生き埋めになって死んだ。。。となったら、国内的に、怒りの矛先が中央政府に向くことになる。。。暴動だって起こるかも知れない。。。。実は、何より、これを一番恐れていたのやね。。。

 

 それと、台風被害で、大変なことになっているミャンマーのことも、影響したと思う・・・。世界からの援助を断り、自らの選挙を優先した、ミャンマーの軍事政権への世界からの批判・・・これも、かなり大きく影響したと思う・・・。まして、中国は今年、オリンピックという一大イベントをやる。外国と無用なトラブルは避けたい・・・。このあたりが、中国の頭の固い軍部や中央政府の役人達を動かせたのやろうね。。。

 

 それにしても、当初の計画では、日本の自衛隊の軍用機が中国本土の奥深くまで飛んで行く。。。少し複雑な心境の中国人も多かったのやろう。。。日本軍の、重慶の爆撃を覚えている人も多いからね。。。やはり、反発が出て、自衛隊機による輸送はその後あきらめて、民間チャーター機による輸送に変わったようである。。。でも、日本からの救援を受け入れた・・・という点は、大きな変化やね。。。どこの助けも要らない・・・っていう態度やったのが、ここまで変わったのやから。。。国民の非常時の大きな不満を解消する方が優先課題やった。。。そういうことやろう。。。当然と言えば当然なんやけど、中国という国にとって、この変化は、実はとても大きな一歩なんやね。。。

 

 今の中国は、日本を利用して、世界とのトラブルを出来るだけ少なくしようという意図が見え隠れする。日本との友好関係を戻して、何とか好調な経済を維持したい・・・。五輪と万博で世界の先進国入りを果たした、かつての日本の姿を、北京は思い描いているのやろう。。。

 

 ともすれば、曲解されてきた日本人。。中国人にも日本人という国民性が、少しずつだが、理解されてきた。。。意外と良い人たちやんか・・・。雨降って地固まる。。。災害の被害は大きいけれど、日中両国にとって、この大震災は、ひょっとしたら、とても良いキッカケになったのかも知れないね。。。

 

6/2(月) オリンピックがだんだん近づいているのだが、日本のメダル有望種目である水泳で、もっぱらの話題になっているのが、水着問題である。イギリスのスポーツメーカーであるスピード社製の水着を着けた選手が、軒並み世界新記録を連発する・・・ということで、大きな話題になり、このままでは、日本選手はスピード社に負けてしまうのではないか・・・という不安が原因である。

 

 水の抵抗を最小限にすれば、泳ぐ早さが早くなる。このために、水泳選手は、どうしたら水の抵抗を減らせるか・・・これに苦心してきた。髪の毛はもちろん、身体中の体毛を剃る選手。水着の素材も日進月歩の技術革新で一時鮫の肌のようなのが流行ったり、全身スーツのようなのが流行ったり、いろいろな試行錯誤が繰り返されてきた。

 

 スポーツメーカーは、その会社の技術の粋を結集して、最高の水着を開発するため、心血を注いでいる。ただ、今度のスピード社の水着というのは、水着をちゃんと身につけるのに、30分ぐらいもかかる・・・というものすごく身体を締め付けるタイプの水着なんだそうである。身体を締め付けることによって、体表面積を数ミリでも減らせたら・・・1000分の1秒を競う世界では、大変な有利になることになるのやろうね。。。

 

 ところが、日本の水泳協会っていう団体は、日本のミズノ・アシックス・デサントという3つのメーカーからスポンサー契約という名の協力金を貰っている。水泳っていうのは、なかなかお金にならない類のスポーツで、水泳の競技会に何万人もの観客が来てくれて、高額の入場料を払ってくれる・・・っていうのは、なかなか無いのやろうね。。。

 

 だから協会の収入っていうのは、自然とスポーツメーカーさんやスポンサーさんからの広告などが頼りになる。つまり、日本水泳連盟にとって、大事な大事なスポーンサーさんであるスポーツメーカーさんの言うことは、天の声に近い。。。ところが、今回のスピード社の水着問題が出てくると、スピード社の水着を着なかったからメダルが取れなかった・・・なんてことになったら、日本中からバッシングが来る。。。。これが怖かったのやろうね。。。

 

 日本水連は、5月末までに水着の改造を各メーカーに依頼。スピード社に負けない水着の急遽開発を依頼していたのやね。。。そこに名乗りを上げたのが、ウェットスーツなどの素材を作っている大阪の会社。ウチの新開発の生地を使って、競泳用の水着を作ってくれ・・・ということになったのやね。。。

 

 オリンピックというものは、選手同士が競い合うものなんやけど、スポーツメーカーにとって、自社の商品を使っている選手が金メダルを取ることによって、莫大な売上が期待できる・・・つまり、スポーツ用具の技術を競う・・っていう意味も多分にあるのやね。。。だから、各社、必死になって選手達の使う用具の細かいチューンナップなんかに、大変熱心なサポートをする。。。

 

 私は、水連うんぬんより、競技する選手の自主性に任せてみてはどうかと思うのやね。。。北島康介が、ミズノと専属契約をしているから、ミズノの開発した水着しか着ない・・・。それはそれでええと思うんや。。。それで、もし負けたのなら、ミズノを着た北島が負けた・・・ということなんや。。。日本人っていうのは、こんな場面で浪花節になりすぎる帰来があって、スピード社の水着を着せないなんて選手達が可哀想・・・なんていう方向に話が行くことが多い。

 

 でもね。違うと思うんや。。。もっとストイックに自分を追い込んでいる選手達は、同じ体調で泳いでいて、水着の差・・というものに、一番敏感に反応すると思うのやね。。。もしスピード社の水着を着た時が他より0.2秒も早い・・・って思ったら、迷わず、スピード社の水着を着たいと思うだろうし、それを水連がいくら世話になっているからって、排除するのはあかんと思うんやね。。。

 

 コンマ1秒を縮めるために、全ての青春を賭けてきた選手達。。。。その選手たちが思いっきり自分の実力を100%出せる場を提供してあげるのが、周りにいる人たちの仕事。。。それでもし、日本選手全員がスピード社の水着を着て出場することになっても、仕方のないことなのやないかね。。。少なくとも、着なかった時に、後悔するよりはマシや。。。もちろん、日本のメーカーがスピード社に勝てる水着を開発出来たら、言うことはないのやけどね。。。

 

6/3(火) 先週末、株主優待券を使って、水谷豊の相棒っていう映画を見てきた。。。。東宝っていう会社の株をそこそこ買うと、毎月1回映画が見れるタダ券を6枚、つまり半年分送って来ていただけるのだが、この券がその月だけ有効・・・っていう券なので、毎月、何かの映画を見に行かないといけない・・・ということになる。

 

私は、根が貧乏性なので、せっかくタダ券があるのに、無駄にするのは嫌・・・っていうのが辛いところで、いつも月末になったら、あぁ、今月有効期限の券・・・あと2日しかない・・・。しゃあないから、今日でも行くか・・ってな感じで消化しに行く。。。いわば、株主優待の奴隷やね。。。嫌なら、優待取らなきゃええのに・・・。券が有っても行かなきゃ良いのに。。。それでも、勿体ないから・・・と何かを見に行く。。。こんなのが半年続いた。。。

 

 私は、もともと、そんなに映画好きな方ではないのやね。。。テレビやDVDなんかがあるから、見ようと思えば、いつでも見れる。。。それに、2時間ほどの時間を人混みの中で、何かに拘束されるのが嫌・・っていうのも有るのやね。。。そんなので、映画館なんて、何十年も行かなかった。。。高校や大学の時なんかは、カネはなくて、時間はあるから、3本立てを朝から夕方まで、必死こいて見ていたけど、就職してから、そんな余裕めいた時間なんか無く、すっかりご無沙汰になっていたんやね。

 

 そんな私が久々に見た映画が、ALWAYS三丁目の夕日っていう映画やった。。。これは正直、良かったねぇ。。。恥ずかしながら、人目も気にせず、涙も出た。。。それと、映画館が、昔のように古くて、どこか消毒の臭いと、トイレの芳香剤のような臭いのした、窮屈なぎゅうぎゅう満員やなくて、比較的近くに東宝シネマズという綺麗なシネコンが出来ていたのも好印象になって、それからちょこちょこ行くようになった。。。ええ椅子やし、足下も広い。掃除も行き届いていて、そんなに満員でない・・・。これなら、ゆっくり映画が楽しめるっちゅう訳や・・・。

 

 そんな、「にわか映画ファン」になった私が、最近見たのは、硫黄島からの手紙、ヘアースプレー、ALWAYS続三丁目の夕日、アイアムレジェンド、陰日向に咲く、魔法にかけられて、少林少女、相棒。。。てな感じ。良かったのはヘアースプレーかなぁ。。。アメリカのミュージカル系の映画に私は弱い。。。ウエストサイド、サタデーナイトフィーバー、グリース、みんなそうやった。。。

 

 先週見た、相棒も最初は良かったのやけど、終わりの30分は、正直言って、かなり辛気くさかった。。。よく見たら、この映画はテレビ朝日の何周年かの記念映画。。。どうも、ちょっと、思想がかっていて、特に、終わりの方が説教臭いんやね。。。

 

 数年前に日本政府が渡航禁止にしている国で、日本の若者が拘束されて、ネットで処刑するぞ・・・なんて言う事件が実際にあった。いわいる、邦人人質事件やね。。。。相棒という映画は、この事件をモチーフにしているのやけど、この映画が言いたかったのは、その時、日本中がそんな危険なところに政府の制止も無視して言った人が、バッシングされた。この人達が、言っちゃ悪いが、どちらかといえば、左翼的な思想の持ち主やった。。。これを擁護するような内容に映画はなっているのやね。。。

 

 Sファイルという、当時の外務省が、その国を渡航禁止にした時期が、本当は、邦人の人がその地に行った時より、後やったのに、世論を誘導するために、それより前から渡航禁止だったように事実を捏造した・・・って言いたかったのやね。。。これが発覚するのを恐れた巨悪の政治家が、この事実を永久に隠蔽していた。。。これを徹底的に批判したかったのやろうね。。。。でも、ただ、それだけのことなのに、現地の子供たちの写真なんかをたくさん暖炉の火で燃やしたり、何か、あんまりリアリティが無かったんやね。。。僕には。。。何か、取って付けたみたいで。。。

 

 この映画の制作者は、何でも、ちよっとしたことで、一人の人間を、寄ってたかって、バッシングしてしまうような、今のネット右翼のような風潮を批判的に描きたかった・・・私には、そう見えて仕方がなかった・・・。予告殺人からマラソン大会の爆破予告、政治家への復讐とドンドンめまぐるしくターゲットが変わるところまでは良かったんやけどね・・・。後味があんまりスッキリせえへんかったね。。。自民党の大物議員さんが最後に吊し上げられて、溜飲を上げる・・・のやけど、こんなのでスッキリするのは、やっぱりレフトな人・・・っていう感じなんやね。。。少し、感覚が違うのやね。。。

 

 この相棒っていう映画、大ヒットなんやそうである。。。まぁ、突然のように、水谷豊を持ち上げて、見事に水谷ブームを盛り上げた手法・・・の方が、世論誘導って言うのか、印象操作・・・っていうのの感覚に近い。。。と思った私は、ひねくれもの・・なんやろうかね。。。

 

6/4(水) 6月になって、何が変わった・・・と言ったら、やっぱり物価やろう。。。特に、ガソリンが1リットルあたり元売りレベルで10円もの値上げは、狂乱物価と言われた1960年代でも無かった事なのやないかね。。。株式市場に有った資金が、株価下落を受けて、石油先物市場やら、穀物市場なんかに流入して、実需とは関係ないところで、ありとあらゆるモノの値段が高騰している。。。

 

 よく、今のアメリカの株式市場の体たらくは、サブプライムローンという貧乏な人向けの無理な貸し付けの破綻が原因とされている。。。でも本当は、そんなんやなくて、中国、インドなどの人口の多い国の経済が、爆発的に拡大していて、食料でも石油などの資源などでも、急激な需要拡大が起こっているのが原因なのでないか・・・と、捉えた方が正しいのやないか・・・という意見に、私も賛成である。

 

 ちょっと前まで、一人当たりの年収が、平均で、わずか3万円余りだった中国が30倍以上の年収90万ぐらいになったら、その×(かける)15億もの人たちの生活が改善され、いろいろな分野で、爆発的な需要増が起こる。。。このことが何を意味するか。。。もう、ぼちぼち、そんな資源危機やら食糧危機の予兆めいたものまで出てきているのやね。。。

 

 石油が高値になると、トウモロコシなどの穀物から取れるバイオエタノール燃料の需要が急増する。。。今まで人間や牛、豚などの口に入っていたトウモロコシが、アルコールにされて、車の燃料向けに使われてしまう。。。その結果、どういう事が起こってくるか・・・。経済力が弱く、穀物の輸入やらが出来ない最貧国では、世界食料機構などの援助物資に回される穀物が無くなり、飢餓の危険性が高まっているのである。。。つまり、力のない国から、どんどん食糧危機が拡がっていっているのである。。

 

 先週、福田総理が、マラソン会見したアフリカ各国の首脳たち。。。みんな、何で、日本に来てまでアフリカ各国の会議をするのか。。。これは、資源が欲しい日本と、援助が欲しいアフリカ・・・っていう構図が、もたらした・・という意味があるのやね。。。サミットでアフリカの意見も聞いた・・・という既成事実づくり・・・。国連の常任理事国入りを目指したい日本の票集め・・・という意味合いももちろんあるけどね。。。

 

 昔の世界の先進国と後進国の役割分担では、ECがアフリカを援助し、日本がアジアを援助し、アメリカが南米を援助する・・・っていう構図やった。ところが、アメリカは、中南米の共産国化と反米感情で失敗し、ヨーロッパは、いつまでも植民地的な感覚でアフリカを捉えているから、アラブ系を中心に反発を食らい、うまく行っているのは、日本が東南アジアへの援助をして、この地域の各国が随分、良くなった・・・というところだけなんやね。。。

 

 これは、まだまだ、白人が他の有色人種たちに、施しをする・・・という感覚。。。資源だけを提供させられて、おいしいところは、全部持っていく・・・という白人が他の国の人たちを経済的に搾取する・・という感覚から抜け出せないで居る・・・という点が、失敗の大きな原因になっているのやね。。。実際問題として、石油のメジャーは資源国に進出し、暴利を上げているし、金属、製鐵、流通、などの多くの分野で、世界各地で、白人たちの会社は、ええとこどりをして、現地経済の発展なんていう視点は、全く無いからね。。。

 

 日本式は、日本企業が現地に行って、多くの雇用を創出し、実際にその国の経済の底上げによって、その国を豊かにする・・・というやり方をとっている。日本人にとって安い賃金でも、その国の人からしたら、驚くほど高給・・・っていう待遇で多くの還元を日本方式は、地元にしていることになるからね。。。

 

 つまり、第二次世界大戦後、元日本の植民地やった地域は、どこも、結果として、大きな繁栄を手に入れているし、他の国の植民地やったところは、多くは貧しいまま・・・なんやね。。。何でか・・・それは、教育や。。。日本の植民地やったところは、どこも、日本式の教育制度を持ち込んだ。国民のほとんどが読み書きも出来なかったのに、今では8割以上の人たちが、文字を読めるし書ける。。。

 

 つまり、日本は、人を資源として、ちゃんと扱っていただけ・・・そうとも言えるのや。。。それが人だけが資源やった国・・・日本が取れる最大の武器やったからなんやね。。。この、人を教育して、生産性の高い、仕事をする・・・ということは、長い目で見て、とても大切なことで、実は、その国が豊かになるための、一番の近道やった・・・ということが、証明されたことにもなったのやね。。。

 

 これからの世界は、資源を奪い合うようなカタチになる。ただ、モノだけやなくて、優秀な人という資源をどれだけ生み出せるか、どれだけ集められるかが、その国の価値を決めることになる。。。日本が、22世紀も23世紀も輝き続けられる国であるためには、やっぱり、その国に住む人が、どれだけ頑張れるか・・・にかかっているのやね。。。人という資源を、大事にし、どれだけ磨きをかけられるか。。。これが、その国の存在意義になる。。。そんな気がする。。。

 

6/5(木) 四川の未曾有の大震災が起こって、しばらくの時が、経つ。。。第一番に行った日本の救命隊の役割も終わり、その次に行った医療チームも日本に帰ってきた。民間機でテントが行ったけど、200とか400とか・・・の数・・・4500万人という被災者の数を考えたら、焼け石に水・・・の感は否めないね。。。

 

 崖崩れ、山崩れによって川がせき止められていて、ダム湖のようになった地域では、ダムの決壊を恐れて、避難が相次いでいる。。。これが被災者の数を押し上げているそうや。。。かの国では、避難・・・しか、この人達を、救う方法は無いのやろうね。。。それにしても日本の人口の1/3以上もの恐ろしく多い人数の被災者。。。あまりにも、ケタが多きすぎるで。。。

 

この人達が一斉に北京や上海などの大都会に食料や安定した生活を求めて、押し寄せて来たらどうなる。。。故郷を捨ててでも、、安全を求めて大移動してたら、やっぱり、社会的な不安要因はとても大きくなるで・・・。北京五輪どころやないのやないか・・・。誰だってそう思うで。。。

 

 中国政府が、これら、半ば難民のようになった人たちの生活を確保出来なければ、ひょっとしたら、不満の矛先が政府の方に向くかも知れない。。。これを一番恐れているはずや。。。そうなったら、果たして、中国共産党幹部やら人民解放軍などは、それらの不満を抑え込むことが出来るのやろうか。。。チベットといい、四川といい、中国人の人たちからしたら、何で、こんな大事なときに、天変地異のような大きな事が続発するのか・・・って思っているのやろうね。。。どこかのアメリカ人が四川の大震災のことを、チベツト人を抑圧した報いや・・・と発言して、袋だたきになっているけど、中国人たちが、この困難を乗り越えることが出来るかどうか。。。今後の北東アジア地域の安定のためにも、日本は、関わらざるを得ない・・・という状況に追い込まれるのやないかね。。。

 

 一部の報道では、何と、北京五輪の競技の一部を日本で開催して助けてあげたらどうか・・・なんて、びっくり仰天な話が出ていた・・・。意地でも中国は他国の手助け無しにやりたいところやから、ゼッタイ、ゼッタイに、こんな申し出は受け入れないと思っていたが、国民からの批判を和らげるため・・・にもし、そういう世論になるのなら、一考はしているのかもね。。。被災者の面倒も満足に見れてないのに、海外からの選手には、ご馳走を食べさせるのか。。。なんて、ひがみ、やっかみの世界の話になるからね。。。

 

 風呂も無い、寝るところもない人が何千万人もいるのに、海外からのお客さんは、良い環境の選手村を与える・・・。それを被災者が見たら、確かに神経を逆なでするような事になる。。。中国国民の方を優先せよ・・・なんていう世論になりかねないからね。。。

 

 これを防ぐためには、中国政府は、被災者の仮設住宅を何百万という規模で大至急こさえないといかん。。。ところが、そんなの無理になる。。。自国内で賄えないから、隣国に助けを借りる。。。可能性は無くもないかもね。。。前途多難や。。。

 

 震災などの自然災害の時は、国の体裁とか、メンツなんて言ってられない。。。いつも、仲の悪い国だって、人道的な支援をどんどんする。。。それが、世界の常識や。。。非常時ぐらい、お互い様の気持ちにならんと、人間やないからね。。。これが、劇的な国民感情の変化をもたらす。。。このことは、今度のことでも起きた。。。日本の救命隊が救出できなかった人の遺体を現場から運び出したとき、全員が死者の霊に報いるために、黙祷をした。日本でなら、当たり前のことが、中国人からしたら、とても新鮮に映ったのやろうね。。。

 

 死んでしまった人への畏怖の念。。。これを中国人の人は感じていても、感覚として、忘れていた。。。それほど、人の命の値打ちが低い国やった・・・ということを、思い知らされた思いがしたのやろうね。。。結果として、これから、反日掲示板は、親日掲示板に変わったのやから。。。

 

 誰だって、しんどい時は、お互い様・・・。自分たちが苦しいときに、助けてもらったことは、ほんとうに有り難く、感謝の気持ちにならないわけがない。。。神戸で震災になったときに、全世界から、ものすごい助けをしてもらった。。。その事を、日本人は忘れてない・・・。頑なに、自分たちで何とか出来る・・・。なんて、突っ張っていないで、しんどいときは、甘えたらええ。。。お互い様・・・っていう気持ちにみんながなれたら、きっと、ええ関係になれると思うよ。。。

 

6/6(金) 高級官僚さんという職業の人は、毎晩のように残業してタクシーで帰るもの・・・そういうことになっとる・・・ということなんやろうね。。。いろいろなところで、深夜タクシー代が問題になっていたなかで、タクシー運転手が、役人さんたちに指名してもらおうと、缶ビールとおつまみはもちろん、商品券を渡してんやて。。。我々の税金から、出しているタクシー代やのに、タクシー運転手に接待してもらうとは、何ごとや!と、マスコミは袋だたきにしている。。。

 

 まぁ、タクシー運転手からしたら、厳しい顧客獲得戦争を少しでも有利にしようと、いつもチケットで長距離を乗ってくれるお客さんを安定的に獲得しようと、あの手この手を繰り出してる・・・というところやろう。。。私は、これぐらいは、サービス合戦・・・として、目をつぶってあげてもええのやないかと思うのやけれどね。。。

 

 よく、個人タクシーなんかに乗ると、のど飴どうですか・・・なんて言って、くれる運転手さんは多いやんか。。。これは、少しでも車内の雰囲気を良くして、運転手さんもお客さんも気持ちよい時間を共有しよう・・という表れ・・・やと思う。のど飴をもらったから、この運転手さんを、今度も指名しよう・・とまではいかないやろう。。。

 

 ただ、こんな心がけの良い運転手さんやったら、今度もご贔屓にしたい・・って思う人も多いのやないかね。。。会社の社長さん・・・って言ったら、黒塗りの運転手付の高級車・・・っていうイメージやったけど、今どき、燃料や車代やら人件費やらが上がりまくっているので、専用車をやめてタクシーで・・・っていう進んだ役員さん方も増えてきているのやないのかね。。。その方がずっと安くなって、経費削減になるから。。。

 

 そうなったら、毎朝迎えに来てもらう・・・なんていう有り難い客・・・という需要もあるわけや。。。そんなお客さんを欲しいから、コーヒーを出したりして、多少はサービスをする運転手さん方が増える。。。これは、逆に、ええことやと思うのやね。。。

 

 それより、問題なのは、終電前でもタクシーを使う・・・というモラルの無さ・・・なんやね。。。気が大きくなって配ったタクシーチケット・・・・飲み屋のねぇーちゃんが官僚のタクシー券使ってご帰宅・・・しているやろうという現実・・・。こっちのほうが、大問題なんやね。。。

 

 私は、深夜まで、国の仕事をしていて、残業をしている人が、どうしようもなくなってタクシーで帰る。。。。これは、致し方のない事やと思うのやね。。でも、これは、何らかの歯止め・・・が必要なんやね。。モラルという歯止めがないタクシー券の濫用は、ただ単なるタクシー券を自由に使える立場を自分たちは国民から与えられている・・・という役人たちの、勘違いにつながっているのやね。。。残業をしなくてええのに、慣例的にしている職場も問題や。。。

 

 民間なら、そんな無駄な残業代を払う余裕が無いから、部下を時間内に仕事を終わられるように効率的な仕事をさせる・・・というのが、上司の手腕になる。。。だらだら10時間仕事をやらすより、集中して7時間で同じ仕事をさせる。。。時間を作る・・・っていうのも、その人の能力の一つやと思うからね。。。

 

 居酒屋付タクシー、カフェ付タクシー、大いに結構・・・。でもね。そんなのを利用する時は、自腹にしてね。。。タクシーチケットが、税金や・・という感覚が無いから、こんな馬鹿げた報道になる。。。あんたら、たくさん給料貰っているのやから、稼いだ残業代で、飲みに行くのもええやろ。人のカネで飲むより、自分のカネで飲んだ方が楽しいで。。。そんな細かいことで、公私の区別も付けられないのやったら、役人なんて仕事・・・早く辞めたらええ。税金を使う資格は、そんな人には無いで。。。そう、思わないか・・・。

 

6/7(土) 大阪府の橋下知事が、鉄は熱いうちに打て・・・ということで、ブチ上げた大阪維新プロジェクトを発表した。年間予算を1100億円も減らすという公約を実現したものやったんやけど、よくぞ、ここまでやった・・・と、大阪府民の9割近い人が支持をしている・・・。大したもんや。。。

 

 大阪府には5兆円もの借金がある。年間2兆円もの収入がある大阪府で、たった1100億の削減かいなぁ・・と感じるのは、素人考えのようで、それだけ、予算というものが、いかに硬直化していて、通常やっている仕事が、いかに効率の悪いことか・・・というのが表されていることにもなる。。。

 

 大阪府の職員は何と9万人もいる。この人たちの給料やボーナスだけで350億円も減らした。大英断やね。。。おかげで大阪府の職員さんの平均給料は全国一安くなった。ローンも抱えている人もいるやろうけど、年収700万円が平均っていうことは、やっぱりええ給料やで。。。ボーナス200万取っても、月給45万も平均で有るっちゅうことやろ。。。これで文句言ってたらあかんわ。。。民間の平均金額を見てみ。。。

 

でもね。3〜4年前まで全国1位の給料取っていたんやかから、これが、あまりにも、現実的やなかった・・・ということなのやないかね。。。これだけ財政が悪くなっているのに、役人の人たちの給料だけ良いまま・・・なんていうのが許されない・・・そういうことなんやろう。。。大阪市の方も見習えや。。って言いたいね。。。もっとも、平松さんは市の労働組合の支援で当選しているから、橋下さんみたいな真似はゼッタイに出来ないと思うけどね。。。

 

 役人の世界をご存知な方は、今度の人件費カットという政策が実は、ものすごい効果を上げることになることを指摘されるやろうね。。。それは、府というのは、大阪府下の市町村の上部組織やということなんや。。。府の職員さんの給料より、府下の職員さんの給料が良い・・・っていうのは、役人の組織として有り得ない・・・のやね。。。つまり、府職員の給料カットは、大阪府下全部の市町村の職員の給料が、いずれ下る・・・っていうことを意味するのやね。。。

 

 つまり、橋下知事のやったことは、350億円の人件費カットなんやけど、ほんとうは大阪府全体で、公務員さんの人件費を、1000億か2000億以上もの大幅人件費カットをしたことになる可能性が高いのやね。。。これはスゴイ。。。

 

 ただ、今回、示したハコモノの廃止、売却なんていうのは、そんなにスグに出来るものでもない。誰が国際児童文学館・・なんて買ってくれる?大阪五輪の誘致に失敗して埋め立て地にはぺんぺん草が生えているし、企業の誘致も、シャープや松下のテレビ工場ぐらいしか進まない。大阪本社の会社がどんどん東京に移転する・・・。本当の意味での大阪の地盤沈下を、止めるための策では無いからね。。。

 

 行政がやらなあかん治安維持のための警察官を減らさない・・・。救急医療体制、これも削減無し。水道やインフラなどには一切手つかず。方針がハッキリしているね。。。行政が本当にやるべき必要最低限の部分とは何かこれだけは、キッチリ抑えてはる。。。だから、言っていることに、安心感がある。。。

 

 橋下知事は、「出血を止める」という言葉で、瀕死の重傷を負っている大阪府の現状を訴えた。問題は、出血を止めた後やね。。。カネの無駄遣いをいくら減らしても、やらなあかんことは、やらなあかん。道州制に逃げるのだけやなくて、大阪らしい将来ビジョンがないと、これからは、人は付いて来うへん。。。まだまだ、前途は多難やろうね。。。

 

 でもね。そんな人気の橋下さんに1つだけ苦言や。。。橋下さんのやったことは、確かに今の大阪の現状を鑑みたら、ものすごく大事なことや。今までの知事がやろうと思って出来なかったことをやったことには、素直に評価出来る。でもね。政治家って、選挙民に夢を語るものやと思うのやね。何にも、大きな予算を使って派手なことをやれって言っているのやない。知恵を絞って、カネをかけずに大阪が元気になることも、考えなあかん。まだまだやれることはあるはずや。頑張ってや。。。暗い顔して、下ばっかり向いてたら、大阪全部が暗くなる。。。嘘でもええから、明るくやってほしい。みんなが見ているのやから。。。

 

6/8(日) 東京が2016年のオリンピック開催都市のノミネート4都市の1つとして勝ち残った。今年、アジアで北京五輪がある・・・というのに、五輪が、ロンドン行って、果たして、またアジアへ帰ってくるのか・・・。という意見もあるけど、まぁ、さすが東京やね。。。

 

 日本という国は、戦後の復興をするときに、丁度今の中国の沿海部のように、何でもかんでも、経済資源を東京に集結して、一点豪華主義で、東京が日本の経済発展をぐいぐいと、引っ張っていったという歴史がある・・・。だから、日本中の富が東京に集まっていて、設備投資も、集中的に行われた。つまり、有る意味では東京は、ほかの地方全体を踏み台にして大きくなった街なんやね。。。お金の面でも、人の面でも。。。だから、何でも日本一が東京にある。

 

 そんな日本の誇る東京が、アメリカのシカゴ、スペインのマドリッド、ブラジルのリオデジャネイロと共に五輪の開催候補地に残るっていうことは、当たり前と言えば当たり前なんやね。。。都市基盤の整備が整うどころか、まだまだ進化し続けている街なんやから。。。

 

 それだけ他の候補都市は、東京に比べたら見劣りがする・・・という部分は多い。けど、2016年・・・って言ったら、どうやろう。。。南米初の五輪開催を目指すリオは、経済発展も目覚ましいし、私は本命やと思う。予備選の段階で、オマーンのドーハより評価が下やったのに、4つの候補都市に残ってきた・・・というのは、何か意図的なモノも感じるしね。。。

 

 バルセロナでオリンピックをやったばっかりのスペインでは、ロンドンの次・・・となれば、ちょっと厳しいと思う。。。欧州で続けて五輪・・っていうのは無いで。。。普通。。。その次が次・・・となれば狙うための布石っちゅう感じや・・・。アメリカ経済が下降気味になっているシカゴも、少し旬を外している感はある。。。でも、金儲け・・・を目指して、必死になって来る可能性は、侮れない。。。。でも、そうなれば、東京の目も無いとも言えないね。。まぁ、せいぜい、IOCの委員さんたちに、ミシュランで有名になったお店なんかで、接待攻勢でもかけて、日本ファンを増やしたらええと思うけどね。。。そんなのに、少々税金使ったって、文句言わへんから。。。。

 

 ただ、気になるのは石原さんが言っていたけど、日本人のいまどきの国民感情・・・なんやね。。。1964年の五輪は、日本にとって、世界の先進国の仲間入りをするための関門・・・やった。だから、日本人全部が、東京五輪の開催を大喜びした・・・今の北京や、1988年のソウルみたいにね。。。。でも、いまの時代の日本人の気持ちのなかに、そんな熱狂的なオリンピックを切望する気持ちがあるのやろうか・・・。

 

 五輪と言えば、日本は1964年の東京以降も冬季五輪を1972年の札幌、1998年の長野と、3回経験している。。。ただ、夏の五輪と違って、冬の五輪は、田舎の五輪の要素が高く、都市型の五輪になる夏季五輪は、もし、東京五輪が再度実現することになっても、52年ぶり・・・ということになる。。何と、あのオリンピックからもう半世紀になるのか。。。

 

 われわれの年代の人間にとって、マラソンの君原やら東洋の魔女が活躍した1964年は、少し前のこと・・・なんやけど、今のほとんどの人はもう、日本で夏季オリンピックが行われたこと・・・これ自体が、教科書のうえだけの話・・・なんやね。。。これじゃいかん・・・と石原都知事が、若者のためにも、日本がまだ元気なウチにもう一度五輪をやっておきたい・・・と思う気持ち・・・も、判らないでも無いからね。。。

 

 日本は環境技術においては、世界でなかなかの水準をいっている。例えば、石油を一切使わない五輪・・・風力発電やら原子力発電、太陽光発電など、徹底的にエコに徹したオリンピックを提案してみたらどうやろう。。。後で、思えば、あの時がきっかけで、世界中の石油依存体質から脱却出来た・・・なんて言えるようなね。。。

 

 環境を守るっていうのは、成長を我慢することやない。地球を守るっていうことが、実は、人の命も守るっていうことになる・・・そんなお手本になるようなことが、日本に出来たら、素晴らしいのやないかね。。。選手村では、使い捨ての容器は、使わない。使うお湯はエコキュート、空気を汚さず、廃棄物が少ない、それでもって、世界一清潔で心地よい・・・。ひょっとしたら、日本が、22世紀以降、この分野で生きていける・・・そんなきっかけになる東京五輪に出来るかも知れない。。。ちょっとぐらい無理しても、みんなで何とか、実現してみようや。。。助けてよ・・・。石原さんの呼びかけは何か、日本の行く末に、明るい一筋の光を指し示してくれているような気もするんや。。。

 

6/9(月) ネットを見ていたら、久々に、胸がスキッとする意見が有ったので、ご紹介します。

(以下引用)―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

市民で作るインターネット新聞「JANJAN」に、大阪の中学校に勤める吉田みえこさんの記事が掲載されていました。タイトルは『橋下知事へ「府職員も大阪府民やで!人件費カットで誰が笑えるねん!ほんまに大阪がよくなること考えて行動してや!」』。

 記事の内容ですが、知事の給与が145万円、それに対して私の手取りは34.5万円と少ない。とても贅沢な暮らしなんてできない。大型プロジェクト失敗のつけを人件費の削減で解消しようというのは筋違いだ、と訴えられています。もうあきれかえるしかありません。

 

 手取り34.5万円。この額は私のように民間で働いている庶民からすると、とてつもなく羨ましい額です。手当などを含めると年収は額面で700万円にはなるでしょうか。しかも、これでリストラの心配はありません。対して民間では平均年収400万円、リストラはもちろんありますし、会社が倒産すればそこでおしまいです。

 

 大阪府は今、倒産しようとしています。しかし、職員は人件費の削減に反対です。私はそこに「甘え」があると感じています。――自治体は倒産することはない。この甘えが自分たちの保身しか考えない今の府職員たちを作り上げています。

 

 給料が不満ならやめてしまえばいいのです。どうぞ転職して下さい。あなたに手取り34.5万以上の能力があるのであれば、民間は喜んでその額を支払います。だから、どうぞ退職して下さい。大阪府は沈もうとしている船です。その船の乗員が、水を汲み出しもせずに自分たちを助けろとばかり叫んでいたら船はどうなるでしょうか?

 

 そんな簡単なことも分からず、声高に給料、やる気、待遇と叫ぶ大阪府の職員たち。目先の金にばかりとらわれて、全体が見えていません。今、少しの削減を飲むか、それとも3年後の夕張市のような状態を飲むか。あなたたちはその選択を迫られています。

(引用終わり)―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

どうです。手取り34万5000円っていう、お給料が安いのか高いのかという議論はさておいて、泥船の中にいるのに、水をくみ出さない。。。それどころか、まだ、この期に及んで文句を言っている。。。この人の比喩力はお見事です。。。。私は、この文章を見て、拍手したいような気持ちになりました。。。みなさんは、どうでしたか?

 

まぁ、公務員さんは、世間知らずです。先生という職業は、給料は安いけど、クビにはならない・・・。そう、大昔からインプットされているから、まさか他の仕事に転職なんてことは、ゆめゆめ考えられなかったのやろうね。。。そのうちに、世間が不況になり、給料がどんどん下るなか、相対的に公務員さんの給料が知らず知らずに世間より高い・・・っていうことになっていた。。。。そんなところやないかね。。。でも、この人たちは、辞める気など、微塵もないから、こんな甘いことを言ってられるのやね。。民間の会社なら、考えられないような、甘ちゃんな話やね。。。

 

かつて、先生という職業は、聖職やった・・・。子供たちより、遙かに高い、高みに立ち、人生の何たるかを、生きることの素晴らしさを語ることの出来る素晴らしい職業やったはずや。。。。。それが、一介の労働者に成り下がった。。。これが日教組の罪なところや・・・。クラブの顧問をやったら、サービス残業になるから嫌や・・・、夏休みの出勤が特別手当が無いと嫌や・・・などと言っている限り、この人達には、子供たちをちゃんと育てることが、自分たちの指命である・・・という意識すら無いのが見え見えや・・・。。。夏休み、冬休み、春休みに週休二日制・・・これでもまだ休みが足らん・・・こんなことを言うこと自体、ふざけているやんか。。。

 

府民全体の奉仕者である公務員さんの中で、府庁にいる職員さん方は比較的、冷静な受け止めをしている。。。でも、大阪府の職員さんって言ったら、それこそ、いろいろや。。。府の外郭団体に天下りしとる人やら、大阪府警の警察官、大阪府の水道の職員さん。府立高校の先生、府立大学の職員さん、大相撲をやっとる府立体育会館の便所掃除をしている人まで公務員さんや。。。その数、9万人。。。すごいね。。。ほんまに、そんだけの人が要るのやろうか。。。

 

本来の人件費の抑制とか、予算の削減って言ったら、何年かかかって、少しづづやる・・・っていうのが、本筋やんか。。。でも、もう、どうしようもないところまで来ているから、待ったなしで、緊急措置をやる・・・っていうのが、今回の橋下改革なんやね。。。だから、本来の固定費的なお金の使い方にまで、今回は踏み込めてないんや。。。それに、こんなになるまで、ほおって置いた責任がどこにあるのか。。。太田房江知事が何千万も退職金もらっとるけど、そんなこと、モラル上、許されてええのか・・・っていう問題もある。。。

 

議会かて、無傷で済むのはおかしいわなぁ。。。議員の数を減らすとか、歳費カットに応じるとかせんと。。。だいたい、無駄な大金を承認した責任もある。。。そんな議員を選んだのは府民やけどね。。。

 

これからは、いままでせんど、ええ目をしていたヤツらをあぶり出すことやろうね。。何にもろくな仕事もせんと大金もらっていた人。。。ごっそり退職金を貰って、いま、息を潜めるように暮らしている人・・・。こんな人に、少しはケツをふいて貰わないと、2兆円の借金を持っていく所がない・・・。とっくに、親方日の丸の時代は終わった・・・と、役人さん方が、しっかり認識して、今までのことを反省してもらわんと、また戻りよる。。。しっかりしてもらわんと、どもならんで。。。。ほんまに。。。

 

6/10(火) 先週行われた男子バレーの世界最終予選。見事、日本は16年ぶりに五輪に出られることになったね。。。長かった・・・。4大会ぶりや。。。初戦で、イタリアに24対17からひっくり返されて大逆転負けしたから、どうなることかと思ったけどね。。。

 

私がバレーをやっていた頃は(今もやっているけど・・・)テレビで、ミュンヘンへの道・・・っていうドラマとアニメを組み合わせたような番組が流行っていた。当時の全日本は、松平監督のもと、猫田、大古、横田、森田、木村、南、嶋岡、佐藤、なんかが頑張っていて、見事、ドラマの通り、ミュンヘン大会で日本男子が金メダルを取ったのやね。。。でも、それがピーク。。。それ以来、日本男子は長い長い不調の時期になった。。。

 

 もともと、バレーボールは、東洋の魔女と呼ばれた日紡貝塚の単独チームが世界一になってから、いつも女子バレーにスポットライトが当たってきた。男子はおまけのようなもので、テレビも数字が取れるのはいつも女子だけ・・・。そんなつらい辛い過去があったんやね。。。今回も栗原惠美ら、杉山愛、木村沙織・・・やったら、テレビを見る人が多いけど、なかなかゴッツ石島ではね。。。華が無い。。。越川、山本ぐらいやったらまだ黄色い歓声も少しは飛ぶのやけど。。。

 

 それにしても、ええ歳したオッサンがやっているバレーなのに、何で「男子」なんやろうね。。。素朴な疑問や。。。いつまでも「子」っていう漢字が外れないのは、やっぱり子供がやるスポーツ・・・っていうイメージしか無いのかね。。。男性バレーやったらおかしいか・・・メンズバレー、ウィメンズバレーって呼んだらええのに。。。って、昔から思っていた。。。どうでもええことなんやけどね。。。

 

 今回の世界最終予選は、すでにワールドカップやら世界バレーで上位になったり、開催国やったりでもう8チームが五輪への参加が決まっている。出場枠12のうち、今回の東京大会で、アジア枠1と、全体優勝枠1が決まり、あと2が他の都市で行われている最終予選で決定する。。。その試合も終わったので北京の組み合わせが世界ランキングによって決定した。

以下産経からのコピー―――――

男子】

A組=中国(開催国)、米国(3)、ブルガリア(4)、イタリア(7)、日本(8)、ベネズエラ(11)

B組=ブラジル(1)、ロシア(2)、ポーランド(5)、セルビア(6)、エジプト(9)、ドイツ(10)

【女子】

A組=中国(開催国)、キューバ(3)、米国(4)、日本(7)、ポーランド(8)、ベネズエラ(11)

B組=ブラジル(1)、イタリア(2)、ロシア(5)、セルビア(6)、カザフスタン(9)、アルジェリア(10)

(注)数字は開催国を除く出場国の世界ランク順

日本男子は中国、米国、ブルガリア、イタリア、ベネゼエラと同じA組。楽な相手は1つもない。。。けど、ベネゼエラは☆1つが大丈夫やろうから、この前の試合のリベンジでイタリアに何とか勝って、米国、キューバの雑なバレーの隙を突いたら、勝機は無いこともない。。。のやないかね。。。ブラジル、イタリアの2強が別組・・・というのは、ラッキーとも言えるのやないかね。。。

 まぁ、しばらく遠のいていた五輪の舞台、アジアでま開催の利点を生かして、何とか世界ランキングを上げてほしいもんやね。。。そしたら、日本男子バレーの本当の復活やで。。。

 

6/11(水) 秋葉原で、またもや、通り魔事件・・・。殺すのは誰でも良かった・・・。目標は、ワイドショー独占・・・。見事、目的を果たした犯人は、ええのやろうけど、殺された人や家族なんかは、たまらんね。。。こんなヤツらがウロウロしていたら、迂闊に街も歩けないようなことになる・・・・。

 

 福田首相は、こんな事件が起こってしまったが、その原因を社会的な背景も含めて調べるように指示した・・・。と、記者会見で言っていた・・・。でもね、こんなとんでもないことを、しでかすようなヤツの発生を、どうしたら阻止できるのか。。。そんな無理難題を言われたって、どうしようもないことやと思うよ。。。

 

 この事件の遠因が、派遣で働く多くの若者の給料が極端に安いこと・・・とか、身分が著しく不安定なこと・・・に求めようとするのかね。。。ちょっと、筋違いな気もする。。。おかしいヤツはおかしい。。。陽気が良くなると出てくる。。。季節の変わり目、木の芽時期、梅雨時・・・人が狂いやすい季節・・・ッていうのは、昔から良く言われてきた。躁鬱症の人が増えているのも、社会のせい?私は、現代人が、明らかに、精神的に、ひ弱になってきた・・・というのが、一番の原因だと思うのやね。。。

 

 今の若者達は、いろいろな意味でも、精神的に弱すぎる。。。すぐに切れたり、内向的になったり、自分の生きている・・・意味・・・という存在感が見いだせなかったり、人との折り合いがとても下手くそやったり・・・集団の中になかなかとけ込めなかったり、人はいろいろな面でストレスを感じることが多い・・・。ただ、それをしっかりした自己が制御して、いろいろな障壁を乗り越えたり、都合の悪いことなんかと、共存していく手だてを見つけ出したり、このような事が大変で、途中で投げ出してしまう人が多くなってしまったんやね。。。

 

 私は、これらの精神構造の中に、「甘え」というキーワードが存在すると思うのやね。。。今の世の中、いろいろな意味で、個の尊重というのが進んできた。これは、有る意味、その人の希望や要望を自己実現する・・・ということが、一番大事なことである・・・という価値観の上に立った考え方なんやね。。。ただし、今の世の中はこれが少し行き過ぎている帰来がある。

 

 行き過ぎた個人主義は、個人のわがままを助長し、社会という人の集団の輪・・・という概念が軽んじられる傾向がある。戦前の軍国主義や全体主義を、あまにも毛嫌いするがために、個人が、その組織全体のことを考えて、1つの大きな目標を達成する・・・という、概念が、完全に薄くなってしまっているのやね。。。

 

 団体で行動する・・・ということは、確かに、自己の欲望を少しは、抑えなくてはいけない。自分の好き勝手な行動が他の人たちに、迷惑になるからね。。。ところが、これを苦痛と感じる人は、この苦痛から、すぐ逃れたい・・・と思ってしまうのやね。。。これが、社会全体の輪を結果して乱している・・・っていうことより、自分の自己実現や、思いこみの方を最優先してしまう気持ち・・・。これが、この社会をおかしくしている。。。。これが甘えやと思うんや。。。

 

 普段はさえない人生を送っていて、自分の将来に絶望した人が死を考える。ただ、死を選ぶことはそんなにたやすいことではない。ただ、死んだ気になってやれば、自分だって世間をアッと言わせてやる・・・ということが出来る。。。これが、こんな馬鹿げた通り魔殺人事件に結びついているのやないかね。。。

 

 この世の中に生まれて来ない方が良かった・・・なんて命は無いと、信じたい。。。自分が生まれてきたことに、意味と、意義を感じて、一生を掛けて、自分探しをする・・・。それで、自分の人生って言えるモノが、死ぬ直前になってやっと判る・・・そんなもんなんやないかね・・・人生って。。。せっかく、この世に生まれて来たのやから、こんな、しょうもないことに、自分の人生を賭けるより、もっともっと別の意義がある・・・っていうことを信じて生きるべきなんやないかね。。。

 

 ワイドショーを独占することが、目標・・・なんて、寂し過ぎるやんか。。。生きてりゃ、もっと他に、何かええこと有るって。。。そう、信じないと生きてられへんのやないか。。。もう、こんな馬鹿な事件をやろうなんて思うな。他のヤツが真似しよったらどうなる。。。そう、この通り魔殺人事件の犯人に言ってやりたいね。。。。

 

6/12(木) それにしても、秋葉原の事件は17人もの人を殺したり怪我をさせたりしたんやて。。。青森出身の一見ひ弱に見える男が、こんな恐ろしい事をたった一人でやったんやね。。。通販では遅いから、福井までナイフを5本も買いに行く。。。人を殺せてしまうナイフが、いとも簡単に買えてしまうのもどうかね。。。まして5本もいっぺんに買って、この人は、何をするつもりなんやろう・・・って、ナイフを売ったお店の店員さんは、疑わなかったのかねぇ。。。

 

 日本で銃の規制は有るけど、刃物に関する規制は少し甘いのやないか。。。包丁で人を殺せる・・・って言えば、それまでやけど、サバイバルナイフって刃渡りが長いものなんかは、規制の対象にすべきなのやないかね。。。だいたい、キャンプにナイフなんて、よっぽどやないと、使わないで。。。

 

 それと、犯人は、携帯電話の掲示板サイトに、自分の犯行を予告して書き込んでいる。。。「秋葉原で人を殺します」これだけやと、何かのイタズラ書きやとも取れる・・・。でも、この犯人は、それを実行した。。。。克明に犯行までの事を逐一書き込む事によって、ひょっとしたら、誰かにこの犯行を止めて欲しい・・・なんていう気持ちがどこかであったのやないかね。。。。こんな馬鹿なことは止めろ・・・って、誰かに言って欲しかったのやないかね。。。

 

 この社会で、自分の存在感が無い・・・と思いこんでいるような人は、いつも、誰かから認められたい。自分は、こんなショボくれた人間ではない。他のヤツラより、もっと、出来るし、もっと価値のある人間である・・・と思いこんでいて、それなのに、社会からは不当に低い評価しかさけていない・・・。このイライラが極度に達しているのやろうね。。。

 

 青森の実家の49歳の父親と母親が記者会見していたけど、自分の子が17人もの人を殺めた・・・。このショックは、想像を絶する。。。この子の育て方を間違ったのは、我々の責任・・・。兄より優秀だった弟の方をかわいがる親を、犯人は、どういう気持ちで考えていたか。。。泣き崩れる母親の姿を見ていると、同世代の親として、同情の念も湧く。。。この親御さんの周りの人は、このご両親が自殺されないように、しっかり見ておいてあげんとあかんと思うで。。私たちの年代の人間だったら、まだ、死んでお詫びを・・・と、考える人も多いから。。。

 

 こんな事件が起きると、いつも、悪者探しが始まる。。。こんな子供を育てた教育環境。こんな犯人を疎んじた職場の仲間達・・・。派遣社員という社会的に弱い人たちを生んでしまった世相。。。ゲーム好きのオタク文化にしか、自分の居場所を見つけられないようなそんな現状。。。でも、そんな、いろいろな状況に、共通しているものがあるとするならば、それは、「愛」の不足・・・っていう事なんやないかね。。。

 

 それだけ人と人の間が疎遠になってきていて、人を愛することはもちろん、人との関係を煩わしいもの・・・としか感じられない。。。人との関わり方が下手な人が増えて、他人は何をする人ぞ。。。っていう感覚が蔓延している。。。つまり、その人のことを、愛情を持って接したり、見ることが出来ない・・・という癖。この癖が、人と人のこミューケーションという、人間が生きていく上で、一番大事なことを、億劫にしているのやね。。。

 

 人に対する温かい気持ち・・とか、思いやりの心・・とか、そんな人間として当たり前のこと。。。これが欠落しているからこんな事件が頻発するんや。。。もちろん、今の人間に、そんな心の余裕のようなものが無くなっている・・・というのも、大きいやろうけどね。。。

 

 人は一人では生きて行けない。。。多くの人は、自分一人だけの力で、生きているつもりでいるけど、実は、いろいろな他の人たちの「お陰様」で生きている。いや、生かされている・・・のやね。。。そう、思えたら、人生変わってくるのやけれどね。。。お坊さんやないと、そこまではなかなか考えられない。。。気がつけば、おかげさまのなか・・・。人に感謝する気持ちになれたら・・・こんな独りよがりな事件にはならないのにね。。。何か、今日は、宗教がかった話になっちゃつたね。。。

 

6/13(金) 相次ぐガソリンの値上げで、とうとう1リットル172円。。。安かった時期からしたら倍になったようなもんや。。。政府は、何とか有効な対策をせえへんのかね。。。高騰する燃料費のおかげで、漁業関係者の中で、漁を取りやめるところが出てきている・・・100台のトラックを持っていたところが、燃料の高騰に耐えきれずに50台を休ましている・・・なんていう現実。。。どう思っているのかね。。。動いたら損する世界は、やっぱり異常やで。。。

 

こんなのが続くと、当然、社員のクビ切り問題になる・・・失業者が増大して、今よりもっと社会が不安定になる・・・それなのに、政府関係者からは、何にも救済措置が出てこない。。。これは、政府は国民生活の安定を図るためにある・・・という、最も初歩的な仕事を放棄しているのではないか・・・とさえ、思ってしまうのは私だけやろうか。。。

 

 今の世の中、石油が無かったら生きていけない人ばかりになっとるやんか。。船舶はもちろん、飛行機・トラック・バス・タクシーは石油が無いとお手上げ・・・。いろいろな影響は、驚異的な物価高騰に火を付けている。本来なら、国策としての備蓄で原油は、半月分程度は余分に確保されているはずなのに、あまりにも急激な原油高のために、ガソリンの価格などは、ヒステリックに値上がっている。それでも、政府は何にもしてくれないのか。。。ガソリン税減税が無理ならせめて補助金で値上げを低く抑えさせるような政策は採れないものか。。。もう、お尻に火が付いている状態なのに、火消しもしてくれない。。。。こんなことが続いたら、日本の基幹産業である自動車産業がえらいことになる・・・。車なんて買う人がいなくなるで。。。

 

 イランなどの石油産出国では、ガソリンは1リットル12円なんやと。。。つまり、国が補てんをしているんやね。。。他にも多くの国が国内の需給を安定させるために、いろいろと手を出している。ところが、日本は、ガソリン税の暫定税率は、死守して、値下げなんてさせないようにしている。。国民の生活より、道路族たちの先導している業界の生活の維持の方を優先する政策。。。信じられへんわ。。。そんなことしているから、参議院で問責決議・・・なんていうダメだしをされるのやないかね。。。

 

 多くの国は、自国の石油価格を安定させるために、いろいろいな施策を採っている。価格が安いうちに、油田の権益を確保していて、安い原油を安定的に供給する・・という対策をしているのやね。。だから、ニューヨークの石油先物市場が、いくら馬鹿高い価格になっても、そんなに大慌てしてないのやね。。。特に産油国は、国際価格が上がれば上るほど、自分たちに入ってくるお金が増えるのやから、ホクホクや。。。ボロ儲けしとるところは、何にも発言せえへん。。。

 

 今の世界は、まるで、石油がある国と無い国の間で、ものすごい不均衡が生じているのやね。。。何の努力も無しに、石油が出るだけで、世界中の富が自分の所に集まる。。。日本のように資源のない国は、一生懸命働いて、一生懸命、ものづくりして、何とか食っているのに、その上がりを全部、産油国にかっさらわれる。。。そんな理不尽さが、最近目立つのやね。。。

 

 世界の富が、集まる国では、有り余る資金を、またまた米国などの商品先物市場などに再投資するものやから、またまたその市場が過熱する。。。こんな、悪魔の循環・・・が続いているのやね。。。株なんかの市場が、過熱するとバブルの心配になるのだけれど、商品の先物市場の世界では、実際の食糧不足、石油不足などの恐怖がふるから、なかなかこれらの市場が冷やされない。。。

 

 自由主義社会では、モノの値段が需要と供給の関係で決まるのが、原則なのだが、商品相場や株式相場の世界に、何の歯止めもなく、こんなルールを当てはめてしまったら、どうなるか。。。果てしなく世界インフレが起こり、世界の価値観が日替わりで変わってしまって、どうしようもないことになるのやないかね。。。市場原理主義とも言うべき世界では、本来は国家というものが、有る程度統制して、その市場の過熱を防ぐ仕組みが作用するはずなのだが、こと、商品先物市場などでは、世界中の投機マネーが、瞬時に、しかも膨大な規模で動いてしまう。。。つまり、制御不能なバケモノ市場になってしまうのやね。。。

 

 私は、このようなボーダレス化しつつある市場経済を、国や国際組織などが、何らかの方法で、制限を加えるような必要性が有ると思っているのやね。。例えば、WDIというニューヨーク石油先物市場で扱える商品の量を、その市場のある国で消費される量まで・・・というルールを作って、その範囲しか取引できない・・・っていうようなルールを作るのやね。。。だって、今は、全世界がその市場の指数を神経質にウォッチすることによって、全世界の石油価格が、ニューヨークの市場で決まってしまう・・・というアホな話しになっているやんか。。。このシステムに風穴を開けるのや。。。

 

 アメリカ主導の今のようなルールが、実は、アメリカという国だけに、世界からお金を一極集中させるための作戦やった・・・ということに、早く気付くべきなんやね。。。これらに対抗していくためには、このアメリカ式のルールがおかしい・・・と、誰かが声を上げないとあかんのや。。。かといって、今まで出来てしまったルールを一朝一夕に変えられるもんやない。。。だから、最初が肝心なんやね。。。

 

 これからの時代、中国が台頭してきて、こんなアメリカ主導のルールをだんだんと塗りつぶしていく事が考えられる。その源泉はやっぱり、3億人のアメリカ、15億の中国。つまり、アメリカの5倍の人がいる・・・っていうことや。。。つまり、あと100年もしたら、今度は、日本は、中国式のルールに悩ませられることになる。。。いつまでたっても、日本は独自の政策が出来ない国・・・。それしか生き延びる手がないのは、寂しいことやね。。。

 

6/14(土) 三重県伊賀市の整形外科で、点滴を受けた人が具合が、急に具合が悪くなったり、酷い人は、亡くなったりしていた。。。田舎にある診療所のようなところだが、お年寄りの方からしたら、この地域には、ほぼ、そこしかない、まち一番の、うでききのお医者さん。。。設備も新しくて立派やし、万全の信頼を寄せていたのやろう。。。1日に何百人もの患者さんが通っていたこの繁盛医院には、実は、とても大きな危険が隠されていた。

 

 お医者さんの世界では、医師の診療報酬というのは、点数制度になっている・・・。レントゲン何点。注射何点、検査が何点・・・てな調子になっとる。。。1点がなんぼで、全部で何点でかけると、治療費が計算される仕組みなんやけど、これに、個人が3割負担やったら、それだけが本人に請求され、残りの7割が健康保険などに請求される仕組みや。。。

 

 その中で、長い時間がかかる点滴っていうのは、比較的、この点数が高い。。。当然のように医院は、点数の低い注射より、点数の稼げる点滴をやりたがる・・・。患者も何か丁寧に治療してもらったような感覚になるのかね。。。注射の内容はほとんど生理食塩水なのやけど、薬剤を直接注射するより、点滴のほうが、薄めて投与するから、激変する危険性は低いと思われるから、点滴は多用されていたようや。。。

 

 ただ、この医院は、かなり、鎮痛剤の点滴を受ける人が多かった。。。8人いる看護師さんは、患者さんの腕を見てから薬剤の調合をしていたんじゃ、効率が悪い・・・と、感じていたんやろうね。。。まさか、調合済みの点滴剤が、細菌の繁殖とかで、そんな危険なもの・・・という認識も薄かったのやろう。。8個とか10個とかの点滴剤を前もって調合しておいて、たくさんの患者さんにあんまり待って貰わずに点滴を効率よく受けて貰おうとしていたのやろう。。。つまり、作り置きをしていた・・・のを白状した。。。場合によっては、次の日に余ったのを使い回しもしていたそうや。。。あんたのとこは、船場吉兆か。。。。

 

 筋肉注射と違って、直接血管内に薬剤を注入する点滴は、外部からの細菌をブロックする障壁が全くと言って良いほど、ない・・・。少しでも菌の繁殖した製剤があれば、その菌が体内に入り込んでしまい、抵抗力の弱い人などは、これに対抗できない。。。これが感染の仕組みや。。。

 

 今回の問題は、医業に携わる人たちの、これぐらいやったら、大丈夫やろう・・という、独りよがりの過信から来ている・・・と思うのやね。。。点滴のベースになる生食のパックは、厳重に滅菌パックになっていのだが、底部のシールを剥がした瞬間から、そのシーリングが外れて、外部からいろいろな細菌がパック内に入り込む危険性の高いものになる。。。この状態で放置された点滴剤を使ったら、頃合いに雑菌が繁殖してしまった薬剤を患者さんに投与することになる・・・という認識が薄かったのやろうね。。。医療のプロであるはずの30代の看護師さんの、過信・・・。これが全てや。。。

 

 こんなことで、亡くなっていたおばあちゃん。。。昔やったら、年寄りやったから・・・で済ませられていた事故なんやろうけど、こんなにたびたび、あそこで点滴をしたら調子が悪い・・・ってなったら、誰かておかしいと思うわなぁ。。。

 

 ただ、今回の事で、少しだけ、病院の医療費を、何とか、少しでも稼ごうとするような体質・・・これが垣間見えた・・・のやないかね。。。注射でええのに、センでも良かったかも知れない、無駄な点滴をして、墓穴を掘った・・・そんなところやろう。。。

 

院長が、マスコミのインタビューで、私の家にはお風呂が無いんです。。。そんな貧しい医者が、利益第一主義みたいなことをするはずがない・・・なんて泣きながら、変な言い訳をしていた。。。あれって、見苦しいね。。。テレビの映像を見る限り、立派な診療所やし、何より、あれが野戦病院のようなもの・・・なんて比喩はいただけない。。。それにしても、お風呂も入っていない医者に治療される患者は、やっぱり不潔やし、嫌やと思うのは私だけやろうか。。。それに、あんまりお金がない医院やからこそ、しっかり稼ごうと思っていた・・・っていう方が、私には自然に聞こえるのやけれどね。。。

 

まぁ、この医院さんだけやない・・・。全国のお医者さんは、せっせと点数稼ぎで、国民の医療費を少しでも膨らませるように、日々、邁進している・・・っちゅうのがみえみえや。。。医療保険とか後期高齢者問題とかもええけど、こんな出る方の馬鹿げた無駄な治療方法まで、制約していかんと、だだ漏れになっていく医療費の増加は、止められないのやないかね。。。。

 

6/15(日) 先日、世界各国の防衛費のデータが発表されていた。1位はダントツで米国。2位は、日本、次がドイツ・・・っていうのが定番やったのだが、今年は中国が第二位。。。これを見たら、時代の移り変わりの瞬間・・・やなぁ・・・と感じる。。。まぁ、中国は、あれだけの軍人人口が居るのやし、その人たちの人件費が上がってくると、必然的に防衛費とか軍事費の総額は上がってくるものなんやけど、それにしても、ここ10年ぐらいの中国の軍事費の増加は多すぎる。毎年2ケタ増・・・。

 

 どの国との衝突を想定しているのか、巨大空母も建設しているところをみると、太平洋に覇権を伸ばしていきたいのが、みえみえやね。。。そこで邪魔になるのが中国を囲うようにある日本の存在や。。。日本は中国からしたら、邪魔な存在。。。米国が太平洋を制しているのと比べたら、対抗心がメラメラ・・・というところやろう。。。

 

 こう考えると北東アジアにおけるミニタリーバランスというのは、本当に微妙な段階に入っていると言える。中国にとって最大の関心事が台湾問題なのだが、台湾に親中派の政権が出来たことで、台湾の内国化を進めて、晴れて太平洋に出て行きたい中国からしたら、ここは大きなポイントなんやろうね。。。今まで諸外国に蹂躙されてきた歴史を考えると、中国も外へ対するプレゼンスを上げることが、自国の国益を守ることになる・・という事をやっと先の戦争で、学んだからね。。。軍拡の手綱は緩めないやろう・・・しばらくはね。。。

 

 そんななか、日本が占有していて、台湾との間で領有権でもめている尖閣列島付近で、日本の巡視船と台湾漁船が衝突。漁船は沈没したものの、18人もの乗組員は海保に救助されたそうや。。。詳しい経緯は、まだまだ不明やけど、日本の領海を守りたいこちらと、漁場が欲しい漁師の思惑・・・これだけやなく、国と国とのメンツの問題にも発展しそうなこの事件や。。。

 

 日本びいきの多い台湾でも、反日強行派も多い・・・という現実を見たら、なかなかこの問題は後を引くのかも知れないね。。。日本側の事情聴取を向こうは、不当拘束・・・と捉えているらしいから。。。早く解放せよ・・・という意見も、ひょっとしたら、政治的な意図を持って、尖閣に乗り込もうとしたのではないか・・・という深読み・・も出来る。。。土台、漁船に18人やろ。。。ちょっと人数が多すぎないか・・・。勘ぐりすぎやろうか。。。

 

 領土問題っていうのは、古くて新しい永遠のテーマや。。。縄張り争いの類の話は、いつも、国と国とのもめ事に発展し、こんなのを古代の時代から、人間はアホらしくも繰り返している。。。21世紀になっても、この感覚はなかなか変わらない。。。よう考えたら、これは、ものすごく愚かなことやし、とても感情的になり過ぎる帰来のある問題なんやね。。。

 

 でも、例えば今の日本を考えたら、大阪府と京都府の境で、自分の領地を争うようなことは、せえへんやんか。。。それは、府の境というものが、単なる地図の上の区分けだれの意味にしかならなくなっているからなんやね。。。もちろん、大阪府は借金が多いから府民税が高い・・・とか、そんなのはある。でも、それは、京都も大阪もそんなに驚くような格差がない・・・という前提が出来たら、この境の意味は決定的に薄れていくのやね。。。

 

 今の国境に、この格差を無くして、どっちに住んでもそんなに変わらない・・・となったら、そんなに角突き合わして喧嘩せんでもやややないか・・・ということになる。。。これを実現しよったのがEUや。。。つまり、人間の知恵と勇気と英知があれば、国と国の境がどこであるか・・なんて、どうでもええような関係をお隣さんとつくる。。。これが、とても意味のあることになってくるのやね。。。言語も宗教も価値観も違う国同士の統合・・・EUに出来た事が近い将来、アジアにも出来ないか。。。そんな夢のような理想を持ってもええのやないかね。。。

 

 もちろん、これには大きな障壁がある。。。50年とも言われていた経済格差は、この10年ほどで、随分縮まった。。。まだまだ有るけど、所得格差が、2倍以内になったら可能性は出てくる。。。それより、これからの問題はアジアの大国である中国の政治体制・・・になってくるやろうね。。。中国をいつの時点で、自由主義社会の国として解放されるか・・・。これが大問題になってくる。。。国家と軍隊の力で、いつまでも国民を押さえつけ続けることが出来るかどうか。。。豊かになった中国人たちが先導して、その豊かさを維持発展していくためには、どうすればよいか・・・これを一番に考えだすやろう。。。地方の腐敗役人達が、一掃され、本当の意味で、中国が民主的な国になるのは、何か大きなきっかけが要るのかもね。。。

 

 これを自国内でなかなか出来ないのがこの国の欠点。。。周りの国が中国に対して民主化要求をし続けること。。。しばらくは、これしか無いのかね。。。

 

6/16(月) 土曜日に東北の栗原市などで、大地震か発生した。。。阪神大震災と同規模ながら、人口のあまりいない過疎地での震災だったから、大地震の割りには被害が少なかった。。。それでも、土砂に生き埋めになった方もおられて、改めて、自然災害の恐ろしさを痛感させられたね。。。

 

 どうもここ最近、大きな地震のニュースが続いているので、我々は中国の四川大地震と、どうしても比べてしまう。。。日本は地震が多い国だからかも知れないけど、今回の地震は、一部だが、大きな揺れが来る14秒前に緊急地震速報が発令されたんやて。。。大きな揺れの予兆を察知して、少しでも災害が予見出来たら、命が助かることもある・・・。どこの国に住んでいるかで、生き延びられる命もあるし、見捨てられる命もある。。。。

 

 宮城や山形などの雪深い地域では、家もちょっとぐらいの雪ではへこたれないほど頑丈に作ってある。。。四川の豆腐のおからで作ったような学校の建物と違って、がっちりした日本建築は、震災にもけっこう強かった・・・というのも、今回、立証されたカタチになった。。。

 

 それと、今回は早い時期から、防災ヘリ、自衛隊のヘリ、ドクターヘリなんかが、何十機も飛んだ。。。中越地震の教訓で、どこかに何か大きな災害があったら、近隣の県が、お互いに協力して、救援支援をする体制が出来てたんやね。。。だから、動きが速かった。。。道路が土砂崩れで孤立化したところへも、どんどんヘリが飛んで、空から年寄りなどを救出出来たのも、良かったことやろうね。。。

 

 震災は忘れた頃にやってくる・・・のやけど、今回の避難所の雰囲気を見ると、どこか、昔の阪神淡路や、中越、能登などの時と比べて、悲壮感が少し薄い。。。あれだけ大きな震災やったのに、そんなには大きな被害にならなかった事への安堵感。。。これも影響しているのやろうね。。。何より、日本は安心感が違う。。。

 

 実は私は、東北地方へは、今まで、一度も行ったことが無い。。。北海道や沖縄へは行くのに、東北は、関西人にとって、いちばん遠いイメージの日本である。。。それじゃ、今年あたりは、一度行ってみようか・・・と、東北への旅のパンフレットでも集め始めたところに、この地震やったので、実はほんと、ビックリした。。。これで、また東北旅行は、遠のいてしまうなぁ。。。

 

 まだ、湯治宿にいていた人で行方不明の人もいる。。。バスが崖を転落したのに、九死に一生を得て助かった人も何人もいる。。。人の運とは、わからないものやねぇ。。。秋葉原を歩いているだけで、命を落とす人もいるのやからね。。。これを運と呼ばずに何を呼ぶのかね。。。

 

 人は、生まれながらにして、ものすごい強運を持って生まれてくるのやて。。。そりゃ、受精の際に、何億分の1という狭き門をくぐり抜けてこの世に生を受けるのが人間やからね。。。だから、今生きている人は、みんな、すごい運の強い人ばかり・・・なんや。。。もともとね。。。だから、ちょっとやそっとの事では死なないもの・・・なんや。。。

 

 日本人は70、80まで生きる人が多い。。。これはね・・・亡くなる確率が低い・・・っていうこと。。。それなのに、不意に訪れる事故や災害・・・これだけは、防ぎようがない。。。運が悪いだけでは、済まされないような死。。。人の命の、はかなさ、切なさが、そこにはある。。。

 

 生まれた国が日本で良かった。。。そう感じている人も多いのやないかね。。。生まれた国で人の命の重さが違う・・・。これが現実なのかもね。。。

 

6/17(火) 今年は、オリンピックイヤーだから、また世界各地で、自分の国の選手を、必死に応援する姿が話題になる。。。世界第二位の経済大国・・・なんて誇っていても、日本は、今度の北京で獲得するであろうメダルの数は世界第14位なんやて。。。なんか、寂しい数字やね。。。日本中が自信喪失症になってしまうわ。。。

 

 まぁ、イギリスのブックマーカーっていうから、スポーツの結果にカネを賭けて、儲けとるところの予想だから、どこまで信用するのか・・・は別にして、それにしても14位は情けないね。。。英国から見たら、極東の島国である日本の存在なんて、そのぐらいのモノ。。。なんやろうね。。。

 

 私は、スポーツというものは、有る程度、「遊び」の延長にある部分が多いものである・・・と、思うのやね。。。スポーツを出来る人・・・っていうのは、衣食が足りている・・・というのが、最低条件になる。。。明日、食べる食べものにも窮している人が、マラソンを走ったり、きれいなプールで泳げたり、芝生のグランドでボールを蹴れたりするはずがないからね。。。

 

 つまり、オリンピックに出られる・・・ということは、そこそこ、経済的に裕福でないと無理・・ということなんや。。。例えば乗馬・・なんて競技は、お金がない人には無縁やし、何千万もするヨット競技も、道具の善し悪しで勝敗が決まってしまう類のスポーツや。。。つまり、自由と平等を唱っている五輪も、実は、有る程度商業主義に毒されていないと、成り立たない・・・という部分があるのやね。。。

 

 そういう意味で、日本は、まだまだ世界の成金国家である。カネの力がモノを言う世界では、本当は、もっともっと強い選手やコーチ、監督などを集められる能力があると思うのやね。。。ところが、これをしない。。。日本企業にとって、スポーツというものは、ボランティアっていう感覚・・・これが拭えないのやね。。。つまり、本気で良い選手を集めて育てよう・・・という企業メセナの精神が、まだまだ不足している・・っていうことなんやね。。。

 

 これは、国のスポーツに対する政策にも出ていて、例えば、企業がオリンピック選手のための育成の費用を負担したら、いくらかの、税金を免除してもらえるような制度は出来ないやろうか。。。スポーツ振興っていうと、立派な国立の施設を作って・・・っていうハコモノやなくて、選手達の待遇をいかに良くして、多くの優秀な選手がそれを目指そうとするような体制を整えてあげる・・ことにあると思うのやね。。。

 

 例えば、金メダルを取った人には、年金を2割り増しであげますよ・・なんてどうやろ。。。僅かなお金で大きい効果がある。。。ボーナス100万より有り難いのやないか。。。ようは、もっと、日本人一人一人がもっともっとスポーツに熱心になること・・・これが大事なことなんやね。。。

 

 日本は、これだけの経済大国でありながら、スポーツ貧国である。その理由は、スポーツをずっと続けている人の立場が、あまりにも脆弱な人が多い。。。テコンドーの選手が、オリンピック出場の資格をせっかく取ったのに、みんなで、寄付集めをしないといけない。。。このお寒い現状・・・を国として、何とかする。。。財源、財源って言うのなら、衆議院議員の定員を、50人ぐらい減らしたら、そんなもん出てくるやんか。。。

 

 国会議員50人より、日本選手が獲得するメダルのほうが、よっぱど日本人の心を豊かにするで。。。スポーツを引退しても、身分が保証されるような国立コーチシステムもええ。。。メダリストたちが、次のメダリストを作り出す・・・。これはどこの国でもやっていることや。。。ところが、旧社会主義国では国家が熱心にやっていたシステムも、自由主義社会になると、なかなか難しい。。。それでも、このスポーツを目指そうとする人たちにとって、将来の自分の姿を想像出来る人・・・っていうのは、励みになれると思うのやね。。。

 

 日本もスポーツ選手出身の政治家が出てきたり、監督さんや連盟の理事さんが、元金メダリスト・・てなぐあいにね。。。これは、ええことやと思うんや。。。ただ、これは、日本にとって人気のあるスポーツや、カネになるスポーツに限られてくる。。。のやね。。残念ながら。。。

 

 アーチェリーのメダリストは高校の先生。職業を持ちながら、好きなスポーツを続ける人も多い。そんな人たちを例えば、自衛隊の別組織みたいなところで、ステートアマチュアとして、支援できる方法は無いやろうか。。。国家公務員さん並み・・・の資格が保証されたら、励みになるやんか。。。

 

 オリンピックの度に、日本は、もっと国が・・・っていう意見が増えて、それが済むと、またそんな意見が、どことはなしに消えていく。。。ほんとうに、一番、問題なのは、飽きっぽい日本人の性格なのかも知れないね。。。

 

6/18(水) なかなか動かなかった日朝協議や、6カ国協議・・・。しびれを切らしたのか、北朝鮮側が少し動いてきた。短い射程のミサイルをパンパン撃ったりして、まるで、お菓子を買って貰えなくてダダをこねている子供みたいや。。。。夏場になると、食糧危機が懸念される北朝鮮。秋の穀物の収穫期まで、国内の食料が持たないかもしれない・・・という危機感から、動いてきたのやろうね。。。たぶん。。。

 

 今回、北朝鮮は、今まで「拉致問題は解決済み」と行ってきたのを、「解決済みとは言わなかった・・・」というのが進歩。。。なんやと。。。何か、餃子問題で、中国側の警察の態度を、非常に積極的だ・・・と評価した・・という、トンチンカンな福田発言に通じるところがある。。。

 

 北朝鮮側は、拉致被害者について、再調査に応じる・・・。そして、さすがに、これだけでは弱い・・・と思ったのか、よど号実行犯の返還・・・を口に出してきた。。。唐突なように見えるよど号犯。。。よど号犯の妻達が、拉致の実行犯だった・・・ということを考えると、北朝鮮からしたら、「用済み」になった元日本人の亡命者を帰すだけで、日本の譲歩を得ようという作戦。。。少し、虫が良すぎる話やないかね。。。日本が返して欲しいのは、日本を捨てたヤツらやなくて、北朝鮮に連れて行かれた人たちなんやけどね。。。

 

 この話と引き換えに、向こうが要求してきたのは、経済制裁の一部解除。一部と言っても、人道支援・・・という名にかこつけた食料援助。万景峰号で、在日北朝鮮の人たちが向こうにいる親族に、いろいろと食料やお金などを送ってきた・・・これを軍部が、かすめ取っているらしい。。。つまり、これが出来なくなると、いろいろな日本の高級食材などが入ってこない・・・。これが辛いのやろうね。。。飛行機のチャーター便なんかも、旅行荷物に忍ばせた外貨が喉から手が出るほどほしい。。。この表れやろう。。。

 

 さすがに、北朝鮮側が、ずらずらと並べてきた要求に外務省の斎木も、呆れて、こんなにたくさんはダメだ・・と言ったとか・・・。それほど、ど厚かましく、好き勝手な要求をしてきたのやね。。。ここで、日本は、ハイハイそうですか・・・と、経済制裁の手綱を緩めたら、向こうの言いなりになるし、国内世論も黙ってないやろう。。。またまた、新潟港で、万景峰号の入港反対デモの再来になるのは見えている。。。

 

 私は、拉致問題に関して、北朝鮮当局は、本当に何も判らないし、大したことは知らない・・・というのが、本音なのではないか・・・という懸念を持っているのやね。。。つまり、ポーカーで言えば、ブラフなんである。ノーペアなのに、どんどんレイズしてくる。。。このど厚かましさ。。。これがこの国の信条やからね。。。拉致の名前の上がって居る人たちは、国がもう殺してしまった。。。今更、そんなことを正直に言えないから、誤魔化そうとしているだけ。。。こんなところやないのやろうか。。。

 

 ただ、現在明らかになっている拉致事件の被害者以外に、向こうに連れて行かれている日本人たちが何人かは、いる・・・というのはあるやろう。。。複数の証言もあるからね。。。これを向こうはカードにしたい・・・ところが、拉致被害者がまだ増えるとなったら、ますます北朝鮮は、こんなに悪いこともやっていた・・・と、自らの悪事もばらさないといけない。。。だから黙っているのではないかね。。。

 

 曽我さんやらの拉致被害者を日本に返して貰うのに、実は日本政府は、ものすごい高額(多分、億単位)のお金を向こうにこっそり渡している・・・という噂がある。人質をとっている犯人に、追いゼニをやったようなもんやけど、これで格好をつけた・・・という部分があるのやないかね。。。一国の首相が2回も、頼みに行ってるのやから。。。

 

 ただ、何でも良いから、自分の所のメンツが立つ状態で、土下座をせずに、援助を取りたい・・・これが向こうの本音や。。。これから8月にかけてが、向こうは飢饉が、一番つらい。。。今年も何万人もの餓死が出るのではないか・・・とも言われている。。。金正日が早く通風でも心筋梗塞でも、死によらへんかなぁ・・・と、周りの国の人みんなが思っているのと違うやろうかね。。。いや、ほんとうに、一番望んでいるのは、北朝鮮の国民自身やったりして・・・。

 

6/19(木) 先日、連続幼女殺人事件の犯人である宮崎勤が死刑執行になった。この人を含めて3人の死刑が執行されたのやけど、この事件から、何と、20年やて・・・。もう、そんなに経っていたのか・・・というのが正直な感想や。。。ということは、今の20代の人なんかは、ほとんどこの事件を知らんということなんやろう・・・。

 

 思えば、この宮崎勤の住んでいた埼玉の家の自室がテレビで映った時、5000本を超えるビデオテープの山。。。これに驚いた国民は多かったまやないか。。。今まで、何か一つのことに熱中している人のことを、「オタク」って言っていたのやけど、この事件以来、このオタクっていう言葉に、「気持ちが悪い・・・」っていう隠れた意味が加わったと思うのやね。。。

 

それ以来、随分この事件に影響を受けた事件が頻発している・・・。小林カオル・・・神戸のバラバラ殺人、幼女を狙った変態殺人事件のはしり・・・そんな事件、やったんやないのかね。。。宮崎勤を、何か神を崇めるように英雄視するような、ケッタイな連中が、この事件以来、はびこって、次々と類似犯を誘発した・・・。そういえるのやないかね。。。何か、おかしなヤツらに、与えてはいけない市民権のようなものを与えてしまった感じ。。。。そんな気がする。。。そして、この前の秋葉原の事件やろ。。。何か共通性のある臭いがプンプンする。。。

 

 秋葉原の事件かて、警官は7人もの人を殺して逃走している犯人を確保する際、何故、射殺しなかったか。。。アメリカならとっくの昔に犯人は撃たれていて当然やったはずや。。。でも、日本の警察は、まず、急所を外せ、撃つぞと警告して、観念したら、まず銃を撃たない。。。それが判っとるのか、銃で撃たれて死ぬのが怖かったからか、犯人はあっさり観念して捕まりよった。。。

 

 死刑廃止を訴える人は多いが、人は誰でも、普通は殺されることが嫌である。。。だから、ひどいことをしたら、死刑になる。死刑になったら首をロープでくくられて、絞首刑で、苦しみながら死なないとあかん。。。そんな目には遭いたくないから・・・という意味で、抑止力というのは、存在すると思うのやね。。。

 

 ところが、日本は100人近くの死刑囚がいて、法務大臣の署名捺印がないと、執行されない・・・。つまり、死刑が確定したにもかかわらず、多くの人が安全な牢獄の中で、3食昼寝運動付の生活をのうのうと送っているのやね。。。この費用、看守などの人件費やら刑務所の費用などを入れたら1人300万円ほどもかかっているのやという。。。つまり1年間で3億。もし、100人に、20年も無駄飯を食わしていたら、何と600億円もの血税が使われているのや。。。

 

 今の鳩山法相がこれで13人も殺した。。。多すぎる・・・なんていうお門違いの批判をする人たちがいるけど、文句を言う先が間違っている・・・。文句があるなら、死刑確定後6ヶ月以内に処刑を執行する・・・という法律を改正するように運動すれば良い。それなのに、20年も経ってから処刑したのでは、見せしめの意味も無くなってしまうのではないか。。。みんなが覚えている間に処刑がされないと、刑罰としての制裁的な社会的意義が薄れてしまうのやね。。。

 

 犯人に、かわいい我が子を殺されて、陵辱されて、焼かれて、その骨を食べられて、・・・そんなヤツが20年も、のうのうと、塀の向こうで生きている・・・。その親御さんの気持ちにも、なってみ。。。。そいつが、まだ自分と同じ空気を吸っている事すら、許し難い・・・と思うのが当たり前と違うか。。。

 

 現在の法制度では、死刑の下の罪は、無期懲役である。ただ、無期懲役・・・というのは、刑務所で模範囚として10年過ごしていけば、仮出所や恩赦で、シャバに出てこれる可能性が高い。。。懲役30年・・・なんて言っても、7〜8年で出て来られてみ。。。何かの事件で関わって証人になった人が、出所してきたヤツに、お礼参りされて、殺された・・・なんてことになってみ。。。誰も裁判なんて、知らぬ存ぜぬ・・・なんていうことになるで。。。

 

 宮崎勤は、ネズミ人間が出てきて・・・とか、意味不明のことを裁判で口走るなど、精神異常を装っていたフシがある。。。心身降着状態だったら、死刑にならない・・・という判例・・・これが、弁護士の吹き込みになっとる・・・。光市の事件かて、ドラエモンが何とかしてくれると思った。。。なんて、有る意味、これの模倣犯やんか。。。

 

 通常、死刑執行は金曜日に行われるのやて。。。執行官かて人間や。。。仕事とはいえ、人の命を自分の手で終わらせるのやから、嫌な仕事や。。。せめて、終わった後で、気分転換が出来るように、休みのある週末前を選ぶのやそうや。。。まぁ、それが異例の火曜日やったんやて。。。秋葉原の事件を意識したのかね。。。そして、絞首台に上がった死刑囚の足下には床が抜ける装置が仕込んである。この装置には5つのスイッチがあるのやて。。。そして、5人の刑務官が同時にスイツチを押す。誰が最後のスイッチを押したのかを判らなくするための配慮なんだそうである。。。

 

 

 世の中のねじが緩みだして、現代のようにおかしな時代になってきた原点が、この宮崎勤の事件にはある・・・。とうとう最後まで、反省と謝罪の言葉を口にしなかった犯人。最後まで、死刑にだけはしないでくれと、法務大臣に嘆願書を出しておったヤツ。。。絞首台の床が落ちるスイッチを、私が、被害者の親やったら、自分に押させてくれ・・・という感情も出てくるのやないかね。。。

 

 世の中の人ほとんどが、悪いことをして、自らの命をもってでしか、他に償う方法がない・・・と思う時、死刑は執行されるべきやし、その死刑執行が、これから起こるかも知れない類似の事件の発生を少しでも減らす意味がなければ、死刑囚の命は無駄死に・・・になる。。。もう、こんなアホな事件は二度と起こさないためにも、この死刑囚に、国民みんなが「自業自得である」と、言ってやって、こんなアホなヤツの真似事なんて、ゼッタイにするな・・・って、世の中を、おかしなヤツらを、少しでも追い詰めて行く方向に向かわないと、なかなか同種の事件は、なくなっていかないのやろうね。。。

 

6/20(金) 昨日までの2日間、全国のイカ漁で生計を立てて居るところが全部燃料の高騰に抗議して舟を一斉に出さなかったんやて。。。イカと言えば、日本の水産物のなかで、サケやマグロを抑えて、堂々の第一位の消費量を誇る魚介類なのやけど、いま、このイカ漁が大ピンチになっているのやて。。。

 

 投機的な動きから始まった世界的な資源高騰問題・・・なのやけど、実需は増えているとはいえ、ここまで極端な上がり方は異常や。。。洪水やら台風で穀倉地帯が甚大な被害・・っていう報道が流れる度に、ヒステリックなインフレ相場が展開される。。。

 

 結局、大騒ぎになって、ウハウハと、儲かる奴らは誰なんや。。。石油や食料、資源なんかを握っているところが、全部、美味しいところを持っていきよる。。。そんな気がせえへんか。。。

 

 石油が上がって、困っているのは何にも漁業関係者だけやない。。。トラック運送業者なんかも、採算割れが続いている。。。走ったら走っただけ損が出る。。。サービスやら製品価格に転嫁出来ないところに、こんなしわ寄せが行くのやね。。。

 

 イカなんかは、漁師がこれだけ価格で売りたい・・・というので値段が決まるモノやない。。。市場価格っていう、需要と供給のバランスで決まるんや。。だから、品薄になれば価格が上がるし、豊漁になれば値段は暴落する。。。そんなリスクがつきものなんやね。。。だから、採算が合わなくなれば、イカ漁を辞める人が出てきて、他のもっと儲かる仕事に転職される。。。すると、供給が減るから、価格が上がって、採算が取れるようになる・・・という経済原則になっていくのやね。。。

 

 ところが、イカのようにポピュラーな海産物やったら、この仕事に従事する人の人数がべらぼうに多い。。。。8万円のコストをかけて、6万の水揚げ・・・なんていう、割に合わない仕事を、嫌々でも続けなくてはならない・・・。これが今回の一斉「イカストライキ」になったのやろう。。。

 

 少し、キツイ事を言うと、ちょっと、この人らは、甘えたはる・・・のやないかね。。。自分らの仕事の意義を認めて欲しいという気持ちは分かるけど、その製品の価値を消費者が認めてもらわないと、いけないのが漁業。。。他の多くの生産者からしたら、何でイカだけ、助けてやらなあかん・・・という筋の通った理由がない。。。日本は社会主義国やないのやから、イカの値段が上がらないツケを国民の税金に訴えられても困る・・・というのが正直なところやろうね。。。

 

 イカ釣りに必要な電球をもっと省エネなものにするとか、A重油をあまり使わなくても良いようなエコなものに動力を変えるとか、そんな努力はやっぱりやらんとね。。。収穫効率の良い大規模な船で、10隻分、まとめて獲る・・とか、何らかの工夫が必要やろう。。。

 

 文句ばっかり言う人っていうのは、自分は何も努力しないで、儲からなくなった。しんどくなった・・・と訴えるものなんやね。。。違うやろう。。。イカの値段が安いのやったら、その値段でも採算が合うような漁法を開発するとか、それでも合わないのやったら、その仕事から勇気のある撤退して、他の仕事を探すべきなんやね。。それを、日本の漁業を守れ。。。政府は補助金を出せ・・・って言うだけじゃ、日本人全部が親方日の丸的な発想の人ばかりになってしまうやんか。。。

 

 とはいえ、石油関係価格の値上がりは、どう考えても異常な水準になっとる。。。過去20年間、物価上昇とか、インフレなんかという言葉に無縁だった日本からしたら、有る意味平和ボケしていて、世界的なインフレの嵐が、日本にもどんどんやって来ていることに気付くのが遅れすぎている。。。これだけ第二第三の石油パニックが、もう既にやってきているのに、政府は何にも、表だった対策をやらない。。。これも、大問題やね。。。

 

 福田さんなんか、ほんま、人ごとのような何でも言う。。。違うやろう・・・。我々のことやで。。。それを決断しなあかんのと、そのケツを拭かないとあかんのは、アンタなんやで。。。って、あの人にトコトン判って貰わんとあかんで。。。

 

 漁業者を守る・・っていう政策をするなら、漁船の省エネ改修や乗り換えに補助するとか、比較的価格が安定していると言われる液化天然ガス・SNGで動く漁船の開発をするとか、やれることはいろいろあるやろう。。ガソリン価格の狂乱的な値上げを阻止するために、価格の安定している国策油田からの備蓄量を増やして、石油の市場価格の安定のために乗り出すとか、産油国に相場を冷やすための増産をお願いするとか、やれることはいっぱいあると思うのやけれどね。。。

 

6/21(土) 日中中間線という、日本側が主張しているラインぎりぎりに、中国は海底ガス田を採掘するための施設を次々に建設した。春暁のほかに3つか4つも。。。 このラインはEEZ(排他的経済水域)とは少し意味合いが違うようなんやが、これに日本が反対して、イチャモンを付けた。そんなところでガスを採掘されたら、日本側に伸びているかも知れない海底資源まで、中国側にストローで吸い取られるように、獲られてしまう・・・のやないか・・・という懸念が有ったからなんやね。。。

 

 当時の中川通産相が、この文句を付けたのやけど、これには中国側は驚いたやろうね。。。もともと、このガス田は、中国が上げたアドバルーン的な意味合いが強かった。日本側がどう出てくるか・・・様子を見る目的が有ったと思われる。だからあの微妙な位置に建てたんや。。。もともと、ガスの埋蔵量なんかは、そんなに大した量やない。。。海の国境線争いに優位に立ちたい中国側の作戦・・・っていうのがみえみえやんか。。。

 

 恐らく、日本は何も文句を行ってこないやろう・・・とタカをくくっていた。ところが日本の政治家の中にもこれにちゃんと反発する人がいて、驚いたのやろうね。。。今から思えば、あの中川氏の反発は大変意味のあることやった・・・と、改めて評価しないとあかんね。。。あれがなかったら、沖縄トラフを主張する中国側が、厚かましくどんどん日本の沖縄近海までシーレーンを拡げてくるところやった。。。中国っていうのは、そういう国やから。。。

 

 そして、今回、中国側は春暁への出資というカタチで1割ほど日本の資本を受け入れることで、カタチばかりの共同開発を受け入れたカタチになった。また翌檜という北部の新しい海底油田では、出資比率を5割まで認めた。今までの中国側の態度を考えたら、よう、ここまで譲歩したなぁ。。。という感じがする。案の定、向こうの、反日サイトでは、なんでここまで譲歩したのか・・・と、交渉をした向こうの事務次官は売国奴・・・やと袋だたきに遭ってるけどね。。。

 

 今回の交渉で、当初、中国側は尖閣諸島近くの海域を共同開発地点として執拗に推してきたのやけど、日本が政治的に難しい場所だからとこれを拒否していたんやて。そりゃ、そうや。台湾がらみもある地域やから、国境問題にもろ、抵触する・・・。進む話も進まない・・・。それでケンのない翌檜になった。そんなところやろう。。。

 

 ただ、日本が、本当に、気をつけなくてはいけないのは、むしろ、これからなんやね・・・。今までは中国側ばかりの試掘やから、今度は日本側での試掘や、共同開発をやらせろ・・と向こうは必ず言ってくる・・・。むしろ、今回の合意は、その布石の意味がある。。。相互主義やから、日本側でも共同開発をさせろ・・・と言ってきたときに、日本側にこれを断る理由が無くなってしまうのやね。。。この意味を十分、考えておかんとあかん。。。

 

 いずれにしても、本当の中国の狙いは、自国の制海権の拡大にある・・・というのだけは間違いないと思わないとあかん。。。日本側の、もめ事を嫌う体質だけで、外交が出来ると思ったら、大きな間違いや。。。人のええだけで、交渉下手な福田政権は、いつの間にか、大きな国益を失っていた・・・ということにならなきゃ、ええけどね。。。

 

 ただ、大きな流れとして、問題点を棚上げして、日中友好を重視する・・・というスタンスは、日本が、今獲る戦略としては、致し方ないと思うのやね。。お互い、大きな喧嘩になるような事だけは避けたいやろうし。。。ただ、その中で、一方的な譲歩だけではなく、お互いが、ちゃんと相手のことや、自国の国益と世論を相手国に主張する・・・ということ・・・これが大事になってくるのやね。。。

 

 軍事力とか、経済力とか、往々にして、どちらか力の強い方の意見が通って、力の弱い方の世論は封殺されてしまう・・・っていうのが、今までの歴史やったからね。。。そうやなくて、お互いの主張は主張として、言い合って、その中から、何かできることを考え出すとか、智恵を出し合う・・・っていう行為は、これからもますます大事になってくる。。。

 

 国と国との主張の違いは、国境線や領土の線引きに端的に出てくる。これを話し合いで解決する・・・っていうのは、実は、無理なこと・・・なんやね。。。国境線っていうのは、武力でしか動かないし、場合によっては金銭で売買されたりしたから、経済力で動くことはあるけど、まぁ、それは稀なことや。。。つまり、武力衝突でのみ、国境が動くのなら、それを回避するためには、国境線論議というものを、お互いに棚上げしてしまわないと、何にも出来なくなってくる・・・ということなんやね。。。

 

 これが、成熟した日本なら出来るのだけれど、血の気の多い若い国である中国では抑えが効かない。。。だから、日本は中国でのナショナリズムの増大に、これからは、必要以上に神経質になる必要が出てくる。。。平和的に中国は発展しては欲しいけど、そっちの方の矛先を日本に向けられるのは困る。。。これが日本の本音なんやね。。。

 

6/22(日) 安倍元総理が、しばらく大人しかったのだが、小泉さんがぼちぼちマスコミ露出するのに影響されてか、あんな前代未聞な恥ずかしい総理の辞め方をした割りには、元気な発言が最近、目立っている。それは、元自民党副総裁の山崎拓氏らの親朝寄りの議員さん方を牽制する意味もあるようである。

 

 どうも、最近福田政権は、このままにして置いておいたら、いずれ、あっさりと、日朝平和友好条約・・まで、結んでしまうのではないか・・・というほど、北に靡いている・・・。米国のブッシュも、最後に何か歴史に残ることを・・・なんて考えているのやろうから、北朝鮮との国交回復・・・なんて狙っているのやろうかね。。。テロ国家指定解除に向けて、ライス国務長官までが、あんなことを言ったもんだから、日本政府はてんてこ舞いである。。。ブッシュも、まぁ良い方に転がったら、ノーベル平和賞かて貰えるかも知れん。。。福田さんも、これを狙って訪朝でもして、何人か拉致被害者連れ帰って、人気がグッと上がったところで、総選挙なんていうシナリオを妄想してないとは言えない。。。

 

 拉致が進展しないと、テロ国家指定を解除してほしくない日本。。。米国の経済制裁が解除になったら、いくら日本だけが経済制裁をしても、意味がなくなる・・・。これに呼応してか、北朝鮮も、拉致被害者の再調査を確約したり、よど号乗っ取り犯人の引き渡しなんていうオマケまで出して来よった。。。全ては、北朝鮮がテロ国家指定解除してもらって、世界銀行などから融資をしてもらいたい・・・こんなのが目的なのやないやろうかね。。。

 

 それにしても、安倍ちゃんがエロ拓に言ったセリフ。。。久々のヒットやったね。。。政府が一生懸命、交渉をしているときに、政治家が甘いことばっかり言ってたのでは困る。。。親・北朝鮮過ぎるのは、「百害あって一利無し」ではなくて、「百害あって利権アリ・・・」なのやないか・・・という発言やった。ヤマ拓はカンカン。。。頭から湯気が出てそうな勢いや。。。。名誉毀損だ。訂正と謝罪を要求する・・・やて。。。同じ自民党の中で、何をやっておるのやら。。。

 

 でも、この利権って何なんやろうね。。。最近話題の北朝鮮産のレアメタルなのか、それとも地理的に近い九州の土建屋さんが期待する北朝鮮での公共工事・・・なのか。。。はたまた、パチンコなどの資金豊富な、在日団体からの献金の多さ・・・とか、在日朝鮮人に参政権を与えて、朝鮮総連なんかをうまく使おうとしているのやろうか。。。。どっちにしても、この人やったら、ケッタイなことでも、やりかねない・・・というイメージが出来上がってしまっているからね・・・。スキャンダル以降、失うモノがない人は強い・・・・。完全にエロ拓は、ヒールになっとる。。。確かな証拠も無しに、ここまで言う人やないからね。。安倍ちゃんは。。。多分、何か掴んではるのやろう。。。

 

 まぁ、このヤマ拓のようなフィクサー的な胡散臭い政治家が、日朝間に跋扈するのは、あんまり良い事やない。。裏交渉をやっとるようにも見えるのやけど、裏で、何千億ものお金が動いている。。。なんてショウモナイ噂が後を絶たない。。。おまけに、このオッサン無類の女好き・・・と来ている。。。北朝鮮で喜び組にハニートラップをかけられて、おかしな写真でも撮られて、脅されていても、おかしくないからね。。。だから、北朝鮮のために一生懸命働きよる。。。安倍ちゃんが国益を害している・・・って言うのも無理はないような気もするわ。。。

 

6/23(月) 国家公務員さんが出張で、せっせと貯めたマイルは誰のものか・・・。こう言われたら、そら、税金でもらったのやから、国のものや・・・ってしか言いようが無い。。。外務官僚さんなんかは頻繁に海外に行くから、マイルなんてスグ貯まる。貯まったマイルを使って、年に一度は家族孝行。。。役得やねぇ・・・なんて思っていたら、これはダメと言われた。。。。しゃぁないのかね。。。

 

 私はマイルぐらい・・・の役得が有っても、お目こぼししたったらええのに。。。と思うのやけれどね。。。何にも、役所が、損をするわけやないのに。。。

 

 

厳しい人の意見やと、このマイルを使って旅行した場合、公金横領とみなす。。。なんていうのもあった。。。そやけど、このマイレージサービスって、もともと、自社の飛行機を選んで貰うためのサービスやんか。。。ANAで行くかJALでいこうか・・となったら、どうせ同じやったら、自分の集めている普段良く使う方の航空会社を使ってやろう・・・と思うのが人情やんか。。。これを、あかんとなったら、どうなのかね。。。マイル要りません・・・なんて言わせるのやろうか。。。それも勿体ない話や。。。

 

 出張で貯めたマイルは無料航空券に変えて、これを仕事に使え・・・そりゃ、ごもっともや。。。それなら、マイルいらないから、その分、チケット安くしてくれ。。。なんていう話になるやんか。。。正規の航空運賃払って行かないで、格安航空券で行ってくれ・・・っていうのが民間なんやけどね。。。

 

 よくよく考えたら、今の世の中、マイルとかポイントとか、何とか、お客さんを囲い込もうと、どこも必死や。。。普通に都会に暮らしている人は、どこどこのサービスポイントカードとか、スタンプを推して貰ったり、シールを貼ってくれたりする会員証の類をヤマほど持っている人ばっかりなのやないかね。。。

 

 今日日は、百貨店で物を買っても、ポイントカードにポイントが貯まっていく。。。10000ポイント貯めたら1000円の商品券と交換します・・・っていうヤツ。。。あれって、なかなか貯まらなくて、忘れた頃に使おうと思ったら、もう有効期限切れです・・・なんて、頭に来ることが多い。。。

 

 税金で何かモノを買っていたら、こんなポイントサービスなんて、ものすごい金額が貯まることになるやんか。。。国が使う予算全てのポイントをどこかに一括で貯めたら、年間何兆円分ほどになったりしてね。。。

 

 そうや、いっそのこと、国の予算執行を全部クレジットカード決済にしたらどうや。。。支払い先は明確になるわ、一元管理は出来るは、おまけに、ポイント、ゴチャマンと貯まるで。。。。このポイントだけで、文科省の予算ぐらい出たりしてね。。。

 

 それより問題は、こんな細かい話にまでなってきてしもた、役人のひどい無駄遣いのことなんやね。。。こんな事も言い出さないとあかんほど、役人さんたちが、何かどっぷりと、ぬるま湯の中に浸かりきっていて、出てこない感覚。。。ここがどうしようもないのやね。。。

 

 大阪の橋下知事が40代の中堅職員を自衛隊に研修に出して、鍛え直そうとしている。。。ええ歳して自衛隊の厳しい訓練を売れなければならない方々も少しは気の毒だと思うけど、橋下知事が変えたかったのは、府職員の意識・・・やったんやろうね。。毎日庁舎に来て、何事もなく5時になって、帰宅する繰り返し。。それで、そこそこのお給金を頂けるという安直さ・・・。そこには、府民のために・・・という意識の欠片もなけりゃ、公僕としての自覚もない。。。これと、同じ話なんやね。。。

 

 このマイルやポイントを自分たち個人のもの・・・とせずに、創意工夫して、税金の節約に使えないか・・・とか、ベッタリの出入り業者にはポイントが無いから、他に変えるぞ・・・とプレッシャーをかけて、支出を削減しよう・・という意識にまで変えて欲しいのやね。。。そして、ドーンと経費削減に成功したところがあったら、ドーンとご褒美でもあげてやったらええと思うのやね。。。結果として、税金を使う金額が減らせたり、無駄をカットできたのやったら、それぐらいええと思うんや。。。

 

 今の世の中、どうも、キチキチし過ぎている。。。あんまり、ギシギシしていたら、みんなが、息が詰まりそうになってくるやんか。。。マイルなんかのことに、目くじら建てるより、もっと根本的なところで、膨大な金額の、悪い税金の使い方をやめささんとあかん。。。この国に、もうそんな余裕のある予算はどうしても無いのやからね。。。

 

6/24(火) 人がやっている喧嘩ほど面白いモノはない。。。火事と喧嘩は江戸の花・・・とも言われた通り、暇人にとって、野次馬根性をむらむらと興してくるのは、やっぱり、昔と変わらず、こんなことなんやね。。。

 

 就任以来、13人もの死刑執行をした鳩山法相を、朝日が夕刊の素粒子というコラムの欄で、「死に神」とあだ名を付けた。。。これに起こったのが鳩山さん。なぜ、私が死に神呼ばわりをされなあかんのか。。。死刑の執行という人の嫌がる仕事をやっている者に対して失敬やないか・・・って言いたいのやろうね。。。これは、鳩山さんの言っている方が、筋が通っている。朝日は当初はノーコメント。しばらくしてから、「鳩山氏を誹謗中傷したものではない・・・」と苦しい言い訳。。。子供やあるまいし、誰かて、死に神なんて言われたら、怒るで。。。朝日には、しもたっ・・・って思ったのやったら、たまには素直に謝ったらどうや・・・って言いたいね。。この新聞社は、もし、間違いがあっても、謝ったら自分の方の負け・・・という社風なのだろうけど、これも、社会の常識からかけ離れとるのやないかね。。。

 

 そして、もう一つのバトルが、安倍晋三氏と山崎拓氏。。。同じ自民党の中なのに、北朝鮮に対する対応で、ここまでキッパリと意見が食い違っていて、それを臆面もなく公表するのもどうなのかね。。。国民は迷ってしまう。。。ヤマ拓氏は、もう過去の政治家・・・っていうイメージが強いのだが、何とか一花咲かせたい・・・。逆転満塁ホームランを打ちたい・・・っていう想いが強いのやろうね。。。

 

 だから、少々のことは目をつぶって、日朝平和友好条約を締結して、国交正常化を図りたい・・っていうところなんやろう。。。私は、その方向性自身に、間違いは無いと思うのやけれど、大事なのは、その時期とタイミングやと思うのやね。。。北朝鮮という特異な国を、何とか普通の国にするためにも、あるいは、日本の安全保障上の危険因子を減らす意味でも、北朝鮮との国交正常化は、望ましいことではある。こんなに近い場所にある国が、核爆弾やらミサイルをたくさん隠し持っていて、その矛先がこっちに向いている・・・なんていう現実を思うと、一日でも早く、その状況を改善したい・・・っていう気持ちになるのは当然と言えば当然やからね。。。

 

 ところが、一番の問題は、この国の政治体制や。。。東アジアで唯一と言って良いほど、軍事独裁を徹底しているこの国を無毒化するのに、いったいどれぐらいの月日とコストがかかるのか。。。それを何故、日本が負担しなければならないのか・・・という、素朴な疑問が出てくるのやね。。。ただ、そんなことも、言ってられないから、だんだん他の周辺国と貿易やら人的交流やらを通じて、北朝鮮にいろいろな意味での、開国を求めていかないとあかんのやね。。。

 

 それに、日本には、喉に刺さったトゲのような「拉致問題」があるのやね。。。国家が起こした誘拐という犯罪。。。これが、あまりにも残酷で酷すぎる・・・という国民的な世論が、既に、出来上がってしまっている。。。比較論で言ってしまうと、戦時中に何万人もわれわれの肉親を殺した国が、たった数十人もの人をさらったぐらいで、何を言う・・・という北朝鮮側の論理も、国際的に通じないでもない。。。比較論からすれば、日本の方が、何万倍も酷いことをやってきたのではないか・・・。向こうはそう言いたいのやろうね。。。。でも、日本は、もう国論として、北朝鮮が拉致を認めたのに、被害者を帰さない・・・。こんな人でなしな国と、付き合ったり、貿易したり、我々の税金を使って、人道的支援をしたりするな・・・というのが、大勢の意見になってしまっているのやね。。。

 

 これを向こうは、完全に読み違っている・・・。有る意味、日本は国民心情が優先されるところがあって、ヒステリックに泣き叫ぶ人・・・とか、大きな声で怒鳴る人・・・には、基本的には弱いんや。。。拉致被害者家族の人たちの訴えに涙した人は、もう大方が、その人たちの味方になっていて、それに反する人たちは、とんでもない非人間・・・であるかのように思ってしまうところがあるのやね。。。日本独特のメンタリティ・・・っていうところや。。。

 

 これが外交のプロであるところの外務省職員にとっては、とても悩ましい部分なんや。。。拉致問題で譲歩することは許されないし、かと言って、向こうの言いなりになったのでは、何をしている・・・と批判される。。。人道的支援やら、軽水炉建設のための費用を出そうということになったときも、1億総批評家になってしもて、そんな金を出すな!となってしまう。。。つまり、日本外交の一番の飛び道具である、現金でカタをつける・・という手がなかなか使えないのやね。。。こうなると日本の役人は弱い・・・。もともと、交渉ごとにそんなに長けている民族ではない日本人にとって、交渉上手な北朝鮮のような相手と向き合うのは、ホント大変や。。。

 

 バトルと交渉ごとは、別の話や。喧嘩は相手を罵倒するのやけど、交渉は相手を持ち上げる。。。押したり引いたり、ありとあらゆる戦略を駆使して、如何に自国に有利に事を運ぶか。。。これに全神経を集中させる。。。北との関係は、しばらく、睨み合いが続くのは仕方がないことやろうね。。。

 

6/25(水) 大阪府の橋下知事が府職員との団体交渉で、労働組合の幹部と、丁々発止のせめぎ合い。。。今まで、せんど、「ええめ」をしてきた人たちが、必死になって既得権益を守ろうとして、必死になっとる。。。そんな感じかね。。。

 

 来年の3月で失職する臨時職員のオバチャンは、首切りをするな・・・と必死に訴えていたけど、臨時の職員にまで、永久就職の親方日の丸的な特権を与えたわけやないやろうに。。。そんなの、いちいち聞いていたら、何にも進まへんやんか。。。大阪府は、最早、倒産しかかっている会社のようなもんやんか。。。そうまでなった原因が、どこにあったのか。。。議員はもちろん、府の職員さんたちの今までの仕事ぶりにも、その原因の一端があったと、いう反省の認識は、この人たちには無いのかね。。。

 

 世の中には、来月末で・・・なんて言う感じでクビになる人が、ごちゃまんと居る。。。来年3月末まで、生活が保障されているだけで、ものすごい優遇やんか。。。まだ9ヶ月も次の職を探せる機会が与えられているのやから。。。

 

 労組の幹部さんとのやり取りを聞いていても、職員の給料削減の話を聞いていても、橋下知事がそんな財源がどこにあるのか、って言ったら、その財源を引っ張ってくるのが知事の仕事だ・・・なんて、開き直っとる・・・。この人は、ほんと、これまでの流れが判っていて、こんなことを言っているのかね。。

 

 そもそも、公務員さんに、定年までずっと働き続けていいですよ・・なんていうお墨付きを、いったい、誰が与えたんや。。。普通の企業やったら、業績が良ければ社員を増やし、悪ければ給料を出せないから、社員に辞めていただく・・・なんていうのは、当たり前のことやんか。。。何で役所だけ、そんなに恵まれた環境を与えなくてはならない必要性があるのかね。。。公務員さんかて、普通の会社員と同じように働いている人やんか。。。これが役人の特権でなくて何が特権なんや。。。これが、今の世の中、もう通用せえへんようになっている・・・。そんな認識が必要やろうね。。。役所にもね・・・。

 

 橋下知事を当選させたのは、大阪府民や。府知事選で、労働組合も推した民主の候補が負けた時点で、府民の審判は下っているのやんか・・・。橋下知事に盾突くっていうのは、府民に逆らう・・・っていうことや。民意に背くってことは、公務員としての資質さえも、疑わしくなる・・・っていうことやないのかね。。。府民が、誰がやっても、今まで既得権益を握っておった勢力を排除出来なかったのに、この人やったら・・・と選んだのが橋下知事やんか。。。その府民支持率何と87%・・・。9割近い人たちが橋下改革に、すがっている。。。この現状を判らないとあかんわなぁ。。。

 

 その橋下知事を暗殺する・・・なんて、過激なことを2ちゃんねるに書き込んでたヤツが東京で、逮捕されよった・・。この人、ちょっと前まで大阪に住んでいたそうで、橋下徹氏のことを事もあろうか、浪速の金正日・・やて言っておる・・・。このネーミング下手くそやなぁ。。。。独裁者・・・っていうのを言いたいのやろうけど、橋下知事と金正日とでは、決定的に違い過ぎる・・・。民意を受けているかどうか・・・という点では、全く正反対やんか。。。

 

まぁ、最近、目立つ何でもありの掲示板サイトに歯止めをかけることは、ええことや。。。ネットは、匿名だから素性がばれない・・・。なんていうのを、このまま野放図に放置しておいたら、あかんからね。。。ちゃんと、誰が書き込んだものか・・・足が付くようにするのは、おかしなヤツを閉め出す意味でも有効なことやと思うで。。。やったら出来るのやんか。。。

 

 大阪府には3万人もの職員がいる。もちろん、その中には、おまわりさんやら消防、救急など多くの現場で府民の生活を守るために必要な、人たちも多い。でも、その反面、ほんとうにこれだけたくさんの人たちを、みんなの税金で雇用し続けなければならないのか・・・という素朴な疑問が残るのやね。。。実は、この中に無駄な仕事をやっている多くの人が含まれていて、この人たちに、ご退職いただくことが、一番の財政再建策になる・・・という意味合いがあるのやね。。。ところが、この首切り・・・っていうのは、民間もそうやけど、なかなか出来ないものなんや。。。

 

 その人たち、一人一人の生活がかかっているのやからね。。。だから、だんだんと定年退職した人たちの補充を減らすとか、給料を下げて、こんな給料なら、やっていけない・・・と、感じた人たちに、抜けていってもらうしか、方法は無いのやね。。。こんなことをしたら、良い人たちが抜けてしもて、今の職にしがみついている人だけが残るから、本当は良くないのだけど、無い袖は振れない・・・というのも事実。。。

 

 今回、火中の栗を拾ったカタチになった橋下知事なんやけど、せめてもの救いは、府民の人たちの支持が厚い事や。。。選挙の時、労働組合の推薦を受けていたために、二進も三進もいかなくなっているMBSのアナウンサー出身の大阪市長さんとほんま、好対照になっとる。。。橋下改革は、1つの役人改革のモデルケースになる・・・。ここで折れてしもたら、いつまでたっても役人天国は変わらない。。。役人天国・ニッポンにNOを突きつけるためにも、橋下氏には頑張って欲しいもんやね。。。

 

6/26(木) 今度は岐阜県養老町の食肉業者が、本当なら1級品でしか「飛騨牛」というブランドで売ってはいけないのに、安い二級品の肉を混ぜて売っておった・・・というのが判った・・・。またまた、この食肉会社を辞めた元工場長の内部告発で判明したのやけど、マスコミは、またまた面白可笑しく、元社員と社長のバトル・・・てな視点で報道しとる。。。元社員は社長の指示で混ぜた・・・って言っておるし、社長は、そんなことわ指示した覚えはない・・とシラを切っているし・・・。ミートホープと一緒やね。。。

 

 この辺の経緯を見ていたら、誰が見ても、社長が嘘をついているように見える。。。でも、もし、これが会社をクビになった社員の腹いせ・・・やったらどうなる。。。またまた、違った見方が出来るやんか。。。まぁ、真実は、横に置いておいた・・・として、私が、アレッって思ったのは、どんな大企業でも、たった一人の社員の内部告発っていう蜂の一差しで、存続が危うくなってしまうことがある・・・っていう点なんやね。。。もちろん、その会社が悪いことをしておったのなら、ざまぁみろ・・・自業自得・・・ってなところなんやけど、もし、そんなのやなくて、この元社員が腹いせに、こんなことをやっていた・・・としたらどうやろ。。。我々は、もうちょっと、いろいろと、疑ってみる・・・必要があるのやないか・・と思うのやね。。。ややこしい話やけど。。。

 

 私は、例えば今回の肉の話は、ミートホープとはちょっと違うと思うのやね。。。ミートホープは豚肉やら内臓肉を混ぜて、牛肉のミンチによくにたものを作って、これを牛肉ミンチや・・として嘘をついて売っていた。

 

 今回のは、質の落ちる・・・という肉をブランド牛・・・やとして売っていた。。。もちろん、嘘をついていた・・という点では一緒なんやけど、その牛は、岐阜県で飼育された牛なんやろ。。。牛肉には80以上の部位というのがあるのやけど、その部位のうち、サーロインとか、ヘレとかの高く取引されるところだけが、飛騨牛なのやろうか。。。素人なんやから、判らんが、飛騨牛って言ったら、普通に考えたら、その牛一頭まるごと飛騨牛っていうのやないのか?

 

 飛騨牛のミノとか、飛騨牛のテッチャンとかレバーって言わないのやろうか。。。その辺が判らん。。。もし、そう呼んで問題が無いのやったら、この食肉会社のやった事って、何に問題があるのやろうか。。。アメリカ産を混ぜたとか、いうのやったら、インチキやと思うけど、そうやなかった、セーフなのやないのか。。。

 

 それやのに、鬼の首を獲ったように、ミートホープの再来やとか、食肉偽装やと大騒ぎするのは、何か、マスコミが意図的に、作っているような気がしてしゃあないのやけれどね。。。まぁ、今回の丸明っていう会社のやったのは、スーパーの返品の肉を加工用に回して使ったり、愛知県産の牛を飛騨牛として売った・・・という疑惑のほうが問題視されているのやけれど、これも、私はどうかね・・・と思う。。。色の変わってきた肉をしぐれ煮に加工するのは、お肉屋さんやったら常識やろうし、愛知県と岐阜県は県境を接しているのやから、その県境ぐらいのことで、愛知県産・・・なんていうのも、あんまり意味のない事なのやないかね。。。

 

 私は、マスコミが、お肉屋さんとか、お総菜屋さんとか、食品メーカーとかを、叩けば埃の出るような体質のところを、少し必要以上に吊し上げているように見えて仕方がないのやね。。。スーパーでたった1日賞味期限が切れていただけで、そのことを大きな記事にしたり、消費者からのちょっとたクレームを大々的なネガティブキャンペーンに持っていったり・・・。少し神経質過ぎるのやないか・・・という疑問が、ここ最近有ると思うのやね。。。

 

 日本人は、世界一、口に入るものにはうるさい国民性・・・っていうのも、実は、マスコミが主導して作り上げてきてしもたこと・・・なのやないのかね。。。。そのお陰で、まだまだ食べられる食材が、ものすごく大量に、毎日毎日廃棄され、日本も先進国病に陥っているのやないかね。。。

 

家で、カレーを作ろうと、タマネギやらにんじんを切っていて、1欠片だけキッチンの床に落ちてしまった。。。これ、どうする?。ゴミ箱に入れずに、洗ってお鍋の中に入れるやろ。。。うちは、ゼッタイに、ほかさない。。。ゴミ箱にポィなんてうちの子がしたら、叱る。。。。当たり前やんか。。。

 

 それなのに、不二家のパートさんが床に落としてしまったイチゴを3秒以内ならセーフ・・・なんていうのに、キーキーと、目くじらを立てる。。。プロやったらあかん。。。そりゃ、そうやけど、その気持ちの裏に、お金を払っているのだから、そんなものを食べさせるなんて・・・っていう、少しおごった考え方は、我々の方に、無いのやろうか・・・。我々は、お客様なのよ・・・。下に落ちたモノなんて口に出来るわけがないでしょ・・・なんていう考え方。。。イチゴだってにんじんだって、畑で出来たものを洗っただけ・・・。洗って食べて、なんであかんのや・・・。って考える方が、私は普通やと思うけどなぁ。。。

 

 食べ物には命がある。我々はその命をもらって、腹を満たさせてもらっている。食べ物を粗末にしない・・・・食に感謝出来ない人は、いつかバチが当たるで・・・。昔は、こう、教えられたのやけれどね。。。

 

6/27(金) どうも、アメリカは、北朝鮮への制裁解除に本気に乗り出すつもりらしいね。。。日本への言い訳を必死に考えている・・・ところや。。。何やかんや言っても、北朝鮮は核保有国・・・というビッグタイトルを獲得しよった・・・ってことや・・・。この時点でアメリカの態度はコロっと変わった。。。日本との蜜月の関係も、少し変化する。。。というのを、日本は少しは覚悟せんとあかんと思うのやね。。。

 

 日本にとって、北朝鮮に核兵器があるというのは、いつ、これが飛んでくるか判らないから、圧倒的な脅威である。日本がいくら核兵器を廃棄、放棄せよ・・・って言ったって、そんなこと、この国がするはずがない。。。北にとっては、これから、この核カードを存分に使って、いろいろなところから、援助や支援を脅し取ろう・・・という意図がみえみえやからね。。。

 

 米国からすれば、北朝鮮から他の反米国に核技術やらが流出するのが一番困る。だから、必死になって、核関連施設の届出と、ロシア、中国、米国らによる核監視・・・なんていうのにこだわっているのやね。。。核兵器を完全放棄して、無能力化してほしい日本とは、ハッキリとここで意見と利害関係が違う。。。つまり、そう言う意味では、日本は北朝鮮の思惑通り、ただ1国だけ、六カ国協議の場から、外される可能性が出てきたのやね。。。北朝鮮からしたら、日本なんてどうでもいい。アメリカとさえ交渉出来たら、どうせ、日本は、攻めてこれない腑抜けの国やから、向こうはナンにも怖くない・・・のやね。。。

 

 北朝鮮が怖いのは、在日米軍の持っているかも知れない核兵器。報復されるのが怖いから、使えない・・・という抑止力になっているのは、まさにこの点だけなんやね。。。

 

 この雰囲気を察知したのか、福田首相も、核の交渉が進むのは歓迎・・・なんていう、呑気な発言をしている。。。そりゃ、そうやけど、日本は何も利するところがない・・・。日本の唯一の武器である資金力を誇示して、核施設を全部爆破したら、1000億やる・・・なんて言ってみて、少し揺さぶりでもかけてみたらどうや。。。ただし、全世界のマスコミを入国させて、検証させなあかんで。。。それにさらった日本人、全部返す。。。この確約が無いと、日本は動けへん。。。

 

 それに、核施設の届出だけで、テロ支援国家の指定解除に応じる・・・ってどうなんやろ。。。まんまと、北朝鮮はアメリカとの交渉に成功した・・ってことなのかね。。。ハードルが低すぎるやんか。。。それだけ北朝鮮のタフなネゴシエイトが、長けているということ・・・なんかね。。。

 

 このままでは、最悪、日本は拉致問題の解決はもとより、再調査したけど、判らなかった・・・というみえみえの北朝鮮のお答えと共に、制裁をなし崩し的に解除させられて、何も得られるようなものがない・・・ということになりそうな気がするのやね。。。古い核施設の廃棄爆発ショーや、核兵器の禁輸、なんていくらやられても、日本にとって何もええことがないからね。。。つまり、交渉ネタにならない。。。そして、向こうは、日米分断にだけ成功する。。。そんな感じかね。。。

 

 こうなると、日本の中にも、ナショナリズムが芽生えてきて、日本も核保有国になろう・・とか、在日米軍を追い出して、日本の独自の軍隊を強化しようとか、憲法を改正して、他の国とも、万が一の時には交戦可能な国にしよう・・・なんていう意見が大きくなってくることが予想されるのやね。。。これは、あんまりええ方向性やないのやね。。。

 

 ほな、日本はどうすりゃええか。。。ここが、外向的に日本が独り立ち出来るかどうかの瀬戸際なんやね。。。日本は結局、喧嘩はしない方向を選択するのやろうね。。。多分、またカネは出すけど口はださん・・・といういつもの手に逆戻りするしかなくなるのやろう。。。情けないけど・・・。喧嘩せずに、日本の筋書き通りに事を運ぼうとするのは、難しい事である。圧力と対話しか方法は無いのやから、このさじ加減が難しい。。。圧力だけでもダメなんやけど、対話だけでも、なかなか話が前に進まない・・・という現状がある。

 

 またまた北朝鮮に騙されてやるフリをして、日本の安全保障を取る・・・という、チンピラの脅しに屈するような不本意な毎日が、日本には、これからも続くのかねぇ。。。ほんま、ストレスの溜まる国やわ。。。

 

6/28(土) 牛肉の次は、またまた鰻。。。来月の、土用の丑の日を前に、中国産の鰻を愛知県の一色産に偽装してまでナンとか売りたかった。。。気持ちは分からんでもないけど、やっぱり、「騙し」はアカンで。。。

 

 私は別に、鰻は好きだし、中国産でも、余り気にせず、食べると思うで。。。よっぽどヤバくない限りね。。。だから、このインチキしていた業者も、安くても仕方がないから、正直に中国産だとして売ったら良かったのにね。。。もちろん、その時期が、毒餃子事件で、中国製の食品に対する信頼性が、極端に揺らいでたから、全く売れなかったのかも知れないけど、それはそれなりに、売る方法は有ったのやなかったか・・・と思うのやね。。。加工用とか、業務用に回すとか、あきらめて、もっと安くたたき売る・・・とか。。。。。。

 

 食品っていうのは、なんとか無駄がないように、廃棄しなくて良いように、流れていくもんや。。。激安のお弁当屋さんのお弁当には、消費期限切れが近づいていて、安値で取引されている漬物やら佃煮が入っているケースが多いやんか。。。。でも、それはそれでええのやと思うのやね。。。売れ残ったカツオのお刺身は、甘露煮にしてお総菜として売ったってええやんか。。。ほんとうに、食べたらお腹を壊すとか、明らかに風味が損なわれた・・・というのなら別だけど、食べ物を無駄なく消費する智恵として、どこでもやっていることまで、みんなが目くじらを立てて批判するような風潮はどうかと思う・・・と私は以前から指摘してきた。。。

 

 でも、今度の産地偽装はちょっとこれとは話が別や。。。安い中国産を高い国産やと偽って、それも、商社と卸がグルになってやっていたのやろう。。。これは、JAS法違反で、指導だけ・・・なんて、甘っちょろい処分で済ませたらあかん・・・と思う。3億ぐらいしか価値のないものを7億で売ろうとした・・・。これは、立派な消費者詐欺事件やで。。。逮捕者を出して、監獄に入れるとか、業務停止か、何らかのペナルティがなかったら、こんなこと、次から次へと真似しよるヤツが出てくるで。。罰が軽すぎたらあかん。。。そんな法律が無いのなら、法整備してでも、こんなヤツを排除出来なあかんと思うで。。。

 

 べつに、私は、中国製食品の肩を持つわけやないけど、鰻なんかは、痩せた日本製よりは、大きくて肥えた中国製の方が断然食べ応えがあると思う・・・。脂ののりも、養殖だから当然なのかも知れないけど、中国製の方がよっぽど良い・・・。それから、椎茸なんかも、よくスーパーで売っているけど、中国製の方が肉厚で、うまいものが多い・・・。。。ニンニクなんかも、日本製の1/3の価格なのに、大きくて立派なのが多いやんか。。。つまり、安全性・・というハードルさえ、クリア出来てさえいれば、日本より遙かに大きな国土を持ち、多くの作物を大量に作っている中国の方が、はるに、安くて良いものを生産出来る・・・という素地は有ると思うのやね。。。

 

 まぁ、中国には15億の人間が暮らしていて、その人達が毎日のように中国の食材を食べて、生きているのやから、当たり前なんやけど、とんでもない濃度の農薬とか、必要以上の抗生物質を配合した餌とか、一部の生産者の決定的な無知が、中国製の食材の信用を地に落としている・・・という認識はある。でも、その数は、極々少ないのやないのかね。。。

 

 中国人も自分の口に入るモノには、警戒心があって、食べてみて、ヤバイ・・・って思ったら、使わない。これは当たり前やんか。。。腐敗した肉とか、しなびた野菜で作る料理なんか、美味しくないし、食あたりの危険さえ、ある。だから、調理をする人は、オウンリスクで食材を選んでいる。ところが日本は、買ってきたモノが全部安全で腐敗してたり、変質していないもの・・・と決めつけて料理している。これは、生産者や流通業者を100%信用している・・・という大前提にあるのやけど、ぼちぼち、日本人も、この日本人だけの非常識に目覚めるべき時期が来ているような気がするのやね。。。

 

 つまり、自分の目で見て、臭いを嗅いでみて、ちょっと試食してみて、それでその食品が食べられるか、食べられないかを、その人の責任において決めていく・・・こんな必要があるのやないかね。。。これが全て、お店まかせ、業者まかせ、メーカーまかせ・・・になっとる現状があるから、日本人は目利きが出来ないようになってしもたんやないやろうかね。。。

 

 以前、今の季節に綺麗な紫陽花の花と葉っぱを料理の飾りに使って、誤って紫陽花の葉っぱを食べてしまった人がいた・・・。紫陽花の葉っぱには、胃液などと化学反応して、青酸を作りだしてしまう成分が含まれていたのやて。。。私も知らなかったのだが、プロの料理人でさえ、これを知らずに、和食の高級店がよくやる季節感を出す飾り物として、これを使ってしまった。。。まさか、この葉っぱを食べる人がいるなんて・・・と思ったのかどうか。。。それより、この料理人さんが、紫陽花の葉は毒である・・・と言う知識がなかったのやないやろうかね。。。

 

 本来、和食の懐石料理で皿の上にお出しするものは、全て食べられるものを使う・・・という大原則がある。ところか、最近、これが乱れてきていて、春には桜の花の小枝を少しちぎってきて使ったり、秋には、食用にはあまり向かない紅葉の葉(天ぷらで食べさせるところはあるが)をツマ代わりに、飾ったりするところが多い。。。これらのことも、食材を提供してくれる人達を信じて疑わない・・・という、日本人の良いところと、タダの無知でお人好し・・・っていうところがあるのやないかね。。。

 

 我々も、他のほとんどの国の人たちがそうであるように、自分の目や舌や鼻で、食べても大丈夫なモノか、はたして、それは美味しいものか、それを自分自身で判断していかなければならない時代がもう少ししたらやってくるような気がするのやね。。。それまで、少し、いろいろな意味で過保護になりすぎて、虚弱体質になりかかっている自分を、ちょっとは、鍛えておかないとあかんのかもね。。。

 

6/29(日) 今週の京都は、何か厳戒令にでもなったような感じ・・・。G8サミット外相会議が京都であったからなんやけど、朝から上空は警備用のヘリがぶんぶん1日中、飛んでいるし、街は、警察の白と青緑色をした窓に網が張ってあって、ど派手な緊急車両用のフラッシュライトが取付けてあるバスが、ひっきりなしに、街を走っている。御所の近くでは、道路が封鎖されて、通過する車両のそこの部分まで爆弾がないか・・・検問しているし、繁華街では、サミット反対の左翼団体のアジビラ配りと、どデカイ拡声器でも演説。。。静かな古都は、どこへ行ったのかね。。。

 

 警備の警官も、どこからか応援でたくさんやってきて頂いているみたいで、アパホテルっていうビジネスホテルから制服の防刃チョツキを着た警官隊が何十人も出てくる姿・・・って何か変な感じやね。。。警察の人もビジネスホテルに泊まってはるんや。。。

 

 こんなことをしているさかい、警備費が嵩むのやろうけど、かといって、京都府警だけで、こんなドデカイ会議の警備やテロ対策をせえ・・・と言われても無理やから、致し方ないのやろうね。。。G8の外相が来ると、各国のマスコミも大勢、引き連れてくる。その人たちもホテルを取るし、食事もする・・・。役人たちや議員さんやら、経済人なんかも、一緒に来るから、意外と、梅雨時の京都のホテルでね。この2日間だけは満室が多いのやないやろうかね。。。

 

 まぁ、お付きの人らは、ゆっくり京都で羽を伸ばせてはるのと思うけどね。。。

 

 ほとんどが伊丹空港に専用機でやってきて、そこから高速で京都入り。帰りも伊丹から帰るパターンやから、気の毒に、せっかく京都に来てはるのに、観光地らしいところはホントは、何も無いのかね。。。そんななかで、こっそりお忍びで、ご飯食べしたり、在日の交流協会の人なんかと食事会をやったりしてはる。。。日米首脳会議の時の、軍用ヘリで京都御苑に乗り込んだブッシュもビックリしたけど、今回の、各国外相さんも、かなりのVIP。。。ライス国務長官なんか、怖いで。。。妖怪人間ベムに出てくるベラそっくり・・・。いゃ、失礼。。。

 

 ライスさんは、アメリカの国務長官やから、他の国の外務大臣・・・と比べたら、少し格的には上になる。。。日本でいうカウンターパートナーやったら、副総理格かね。。。まぁ、あらゆる大臣のトップって感じの人や。。。だから、迫力有るわ。。。

 

 いよいよ、来月は洞爺湖で、サミット本番。。。あんな、山の中の一軒宿の超豪華ホテル・・・。警備にはええのやろうけど、何かスイスのリゾート地でやっているみたいで、日本らしいところが何もないのやないかね。。。外人さんが日本らしい・・って喜ぶのは、寿司、天ぷら、芸者、着物、・・。この定番・・・なかなか変わらない。。。この中でなに一つもない洞爺湖みたいなところで、日本ならではのサミットが出来るのかどうか。。。お手並み拝見・・・ってところかね。。。

 

 やっぱり、出来たての和風国立迎賓館のある京都でやっときゃ良かった。。。ってことになるのやないかね。。。外務大臣さんは、京都で良かった・・・と、思って帰ってはると思うよ・・・きっと。。。環境、環境って行ったって、エコなことは、何かと不便を強いること・・・っていう反面がある。。。真面目過ぎる日本の悪いところが出なきゃええけどね。。。

 

6/30(月) 日本という国は、何やかんや言ったって、世界一、貧富の差が無い国やんやて。。。今の世の中、勝ち組とか負け組とか、格差社会とか、言われているけど、新入社員と企業の社長さんの平均給料の差が10倍もない・・・。こんな国は世界でも、そう無いのやそうや。。。普通なら100倍はある。つまり20万の100倍で2000万円の月給を大企業の社長さんやったら取っているということなんか。。。そうか・・・凄いな。。。

 

 ワーキングプアーで、働いても働いても、生活が良くならない人でも、月収10万はある。これって、やっぱり世界的に見たら、大した数字なんやて。。。後進国では月収1万円以下のところが、わんさとある。。。でも、その人の幸せ度を比べたら、そんなところに住んでいる人の方が、遙かに豊かな心で生活してはるのやね。。。

 

 日本人は、日本で有る程度稼いで、少しの蓄えが出来たら、晩年を、物価の安い暮らしやすい外国で過ごしたい・・・っていう人が多いのやという。。。段階の世代が大量にリタイヤするから、その人達を狙ったビジネスとして、スペインやらインドネシアなどに移住する手助けをするビジネスが流行っている。。。

 

 確かに物価が安くて、日本の円を持っていったら、向こうでは大豪邸が1000万で買えたりするから、ものすごく豊かになったような気になる。でも、やっぱり、日本が恋しくなって、舞い戻ってくる。。。というのも多いのやろうね。。。そこで、やっぱり、自分は日本人なんや・・・っていうのを実感する。。。そういうことなんやろう。。。

 

 ただ、外国の人が、歳を取ってから、どういう暮らし向きをしているか・・・。これを見習う所はあるやろうね。。。けっして、贅沢せずに、多くのモノに囲まれて無くて、質素だけれど豊かな気持ちで老後を愉しんではる。。。日本人は、どうしても、家具や家電、立派な家などに囲まれていないと、不安で仕方がない・・・。そんな人が残念ながら多いのやろうね、、、なぜか、それは、日本人が宗教というものに、あまりにも無頓着・・・なせいやと私は思うんや。。。

 

 今の日本人は、やっぱり、物質文明・・・というのに、すっかり毒されてしまっていて、ナンでも、お金に換算して、物事を組み立ててしまう・・・という癖が知らず知らずのうちに付いてしまっている・・・のやろうね。。。だから、年金にしがみつき、介護にしがみつき、世の中にしがみつく。。その手を離してしまったら、もう生きてはいけないような気になる。実際はそうではないのにね。。。

 

 そして、大概の人は、多くの資産を残して、人生最後の日を迎えるのだが、何かたくさんのお金やモノを子供に残してやることが、人生の目的のように生きてしまう・・・。でも、本当に死ぬときに、そのことが、実は、大した意味はあまりないことにも気付く。。。そんな感じなのやないのかね。。。

 

 人は何のために生きるか・・・と言ったら、自分らしく、自分の納得したカタチを求め続けて、自分の命を燃やし尽くすために生きるのだ・・・と言った人がいたけど、これは有る程度、当たっている。これを少し言い換えて、短くすれば、人は「よく生きる」ために生きているのだ・・・。よく生きる・・・この言葉の深い意味・・・に気付いたとき、人はハッとする。。。そうなんや。。。

 

 自分は、自分だけの力で、生きていると勝手に思いこんでいるのやけど、実は、周りにいるいろいろな人との関係のなかで生かされている・・のやね。。。よく生きる・・・というのは、自分の好き勝手な生き方をする・・・ということやなくて、人にも良い影響を与えて、自分の周りに素晴らしい人間関係を拡げる・・という意味があるんや。。。良く生きる・・とは、自分がこの世に生を受けて、生まれてきた意義を全うする・・・そんな高尚な意味があるのやね。。。これは、まさしく宗教観なんや。。。

 

 今の、日本人は、こんな宗教というものを、あまりにも低く見過ぎてきている。。。過去に宗教はその勢力が強くなりすぎるのを恐れて、時の権力者から、弾圧されてきた歴史がある。その積み重ねで、何か、宗教に没頭することは、おかしな事で、異端視するような世相が続いていたのやないのかね。。。だから、あんまり宗教は日本では重視されなかった。。。これが、いろいろな、けったいな殺人事件やらが頻発する原因なのやないのかね。。。

 

 これからは、こころの時代・・・と言われて久しい・・・。今の日本を良くするには、少し宗教家が頑張れるような世の中にならなあかんのと、ちがうのかねぇ。。。

 

 

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