日常のページ

 

8/1(金) 爆笑問題の太田総理を殺します・・・とか、今日、京都駅で人をたくさん、殺します・・・とか、程度の低い殺人予告が続いている。。。インターネットやら、携帯の掲示板サイトでの、このようなひどい書き込みは、これらの世界では、どこか、現実とは、全く別の世界である・・・と、未だに、感じている人が、まだまだ多い・・・ことの裏返しなのやろうね。。。。

 

 ネット社会の、秘匿性は、個人が特定されない・・・っていうのが前提になっているのやけれど、本来、そんな、都合良いようなことを、平気でみんなが認めてきた・・・という点が、そもそもおかしい・・・と思うのやね。。。人が、誰かに成り済まして、非常識な発言や書き込みを繰り返していたり、現実の社会では、とても言えないようなことを、特別な世界では、平気で言えたりしてしまうこと・・・。そもそも、そこに、大きな問題点があるのやね。。。

 

 特に、ティーンエイジャーが多く集まる、学校裏サイトとかいうところでは、平気で実名を上げて、公然と批判するような話が後を絶たない。。。心が未成熟な子供たちが、現実とはまるで乖離したような、こんな世界で、自由奔放に、人の心を平気で傷つけるような、遠慮もない罵倒を繰り返している現実。。。全くもって、良くない事やね。。。自殺者まで出ているのやから。。。

 

 ネット上のサイトというものは、有る程度制限を加えて、表だけにして、裏にさせないような、何らかの規制が必要なのやないのかね。。。そのためには、ネット社会特有の、発信者や発言者の、個人特定が出来ないような仕組みを認めないようなルールづくりが必要やと思うんや。。。どこの誰でも書き込み出来て、発言者が特定できないままでは、その発言に責任を持つことも難しいだろうし、知られないことをええ事に、非常識な誹謗中傷が横行するような状態になっとる。。。のやね。。。

 

 本来、サイトに書き込みが出来る人は、自分の氏素性を公表する人だけにすべきであると思う・・・。実際に、現存する人の、本人確認が出来た人だけが、そこで発言権を持つような、ミクシーに近いようなカタチでないと、そんな掲示板サイトを利用出来なくする。。。ということも大事である。また、そのサイトの管理者は、その学校の管理者自身でなければならない・・・っていう点も大事や。。。自由・・・ということの裏返しに、しっかりした責任を取れる人であること・・・という裏付けがないと、利用させないという、現実社会では至極当然のことが、バーチャルな世界でも、絶対に、必要や・・・ということを思い知ってもらわんとあかんのやね。。。

 

 インターネットの普及や携帯サイトなど、どんどん世の中がめまぐるしく変わって行っているのやけど、それに、ついて行けない人たちと、若い人たちの間での格差、これをデジタルデバイド・・・と言うのだが、これが、これからもっともっと拡がっていく。。。ただ、新しいモノというのは、大草原に自由に解き放たれた・・・だけではあかんのやね。。。そこにルールがないのなら、しっかりルールをつくらないとあかん。。。その対策の遅れが、どんどんインターネットを悪用して、現実ではとても社会に認められないようなこと・・・まで、まかり通るようなことになってしまっている。。。のやね。。。

 

 例えば毎日、150通ほど届く、迷惑メール。。。出会い系やら、不倫やら、援助交際やら、わけの判らんのばっかり。。。ほとんど無料で送れるから電子メールでのDMは、大流行やけど、これを一ヶ月に4〜5千通も受けて、削除処理をしなければならない理不尽さは、ほんと、大迷惑である。相手側が承認していない電子メールをどんどん送りつけてくる行為は、違法行為・・・っていうことにしてもらわんと、本当に大事なメールを捜し出すのにほんと、往生する。。。

 

 大変便利な電子メールなのだが、メールの発信に、例えば1円とか5円とかの費用が必要なルールにしてみたらどうやろう。。。つまらんクズメールは、一気に淘汰されると思うで。。。

 

 電子メールのアドレスも、フリーメールという、そのアドレスの所有者が特定出来ないような物は、使用できないようなルールが必要やと思うのやね。。。他にも、人のメルアドを使って、なりすましをやったヤツには、罰金刑とか、人の嫌がるようなものとか、わざと重いデータを大量に送りつけてくるような迷惑行為とかに、何らかの法的な対策をせんといかんのやないのかね。。。ウィルスを送りつけたり、勝手に公的なサイトの中味を書き換えてしまったり、業務を妨害するような行為にも、何らかの制裁的な刑罰が必要やと思う。。。

 

 新しい技術の発展は、我々の生活を十二分に便利にしてくれている・・・。でも、それが新しいだけに、まだまだ、抜け道が多い・・っていうのも、事実や。。。新しい技術を使って、勝手、し放題なことをやっとる奴らに、いくら、ネット上でも、やってええことと、悪いことがある・・・というケジメをつけさせる必要が、最近、特にあると思うのやね。。。ネットの社会って言ったって、けっして、特別な世界ではない。そこでも、世の中の当たり前のルールが、しっかりと適用されていて、とんでもなく悪いことは、ネット社会でもやっぱり、許されないことやない・・・ということを、しっかり、ケジメをつけさせる・・・。これが肝心やと思うのやね。。。

 

8/2(土) 苦しいのは、漁業や農業をやっている人だけやないで。。。政府は、原油の異常な値上がりを受けて、農業、漁業の人たちに、燃料代の補てん名目で、税金のバラマキを始めた。。。自分らの票になる人たちだけを助けて、それでも平気なのかね。。。

 

 東国原知事で有名になった宮崎でも、特産のマンゴーをつくるのに、ハウスの中を暖房してやっているのやて。。。つまり、石油を焚いて、マンゴーを育てておる。。。その石油が高くなったから、今度は、燃料サーチャージを導入して、その分を上乗せしよう・・・なんていう案を出して来た・・・。全国のJAでも、ハウス栽培をやっとるところは、みんな、燃料の値上がりに悲鳴をあげているのやけど、これを価格に転嫁して、最終的に消費者に負担させる・・・というこの発想。。。もう、ええかげんにしとかんと、おかしいことにならないかねぇ。。。

 

 一年中、野菜が食べられる有り難さはあるのやけど、暖房してまで野菜つくっている現実・・・何かおかしいね。。。何がCO2削減や。。。誰がどう見たって、地球に優しくない。。。日本の農業は補助金をじゃぶじゃぶ湯水のように使って、帳尻合わせて成り立っている。。。恐ろしい高コストなことをやっていたのやね。。。

 

 そもそも、燃油サーチャージとか、燃料サーチャージなる仕組みは、航空機業界が、あまりにも燃料価格が値上がりするのを、何とかお客さんにも負担してもらおう・・・と、考え出したものである。本来、この手の原価の値上がり分は、運賃に反映させて、値上げをするのが筋である。ところが、国交省という役所は、国が、民間から上げて来よった航空運賃を、認める、認めない・・・という、認可権を利権にしておって、認可運賃でしか商売をさせない・・・という建て前にしとるんやね。。。

 

 ところが、この認可運賃というもの。相手がお役所だけに、6ヶ月前に申請して、3ヶ月前に認めて、実際の運用は、また3ヶ月先・・・っていう風に、お役所仕事で大変時間がかかるのやね。。。。だから、緊急避難的に、サーチャージという特別の料金を取ることを認めた・・・という経緯があるのやね。。。日本独特のこの制度。。。役人社会であるニッポンのおかしなところなんやね。。。

 

 航空会社みたいな大企業ならではのこの作戦は、見事成功しているのだけれど、運送業界やらバス、タクシーなんかの業界からしたら、恐ろしい燃料の値上がり分を、転嫁出来ないまま、自分の会社の経営が、どんどん悪化しているだけ・・・なんやね。。。

 

 私がおかしいと思うのは、例えば漁業で使われている重油なんやけど、成分はほとんど灯油や軽油と変わらない・・・ところが、運送会社にはたっぷり負担させられている軽油引取税という税金。何と漁業をやっている人たちには免税になっているんやてね。。。これだけでも、えげつない不公平やと思っているのに、今度は、燃料の値上がり分を税金で補てん・・・やて。。。

 

 日本の農業や漁業を守れ・・・っていうのは良くて、日本の運送業は潰れてもええ・・・と言うのかね。。。野菜つくっても、魚を獲っても、誰が街まで運ぶねん。。。こんな不公平なことをしたらあかんわ。。。

 

 私は、ここまで異常な値上がりになっている石油関連商品は、全部を一度、政府の管理下に置いて、統制品にすべきやと思うのやね。。。今や、石油は全ての産業の血液みたいなもんや。。。その大事な血液がいま、危機になっているのやから、こんな付け焼き刃的な政策でやっとったら、ますます不公平を拡げるだけやと思うのやね。。。

 

 3月の暫定税率の騒動どころか、規定税率も取っていたら、日本中が心底、困ってしまうようなレベルの、原油高に、もうとっくに、なっとる。。。政府は即刻、ガソリンや軽油にかかっている高率の税金を撤廃して、石油自身の安定供給と価格統制に、手を付けるべきやろう。。。そうやないと、ガソリン税で、立派な立派な道路ばっかり、どんどつつくっても、そこを走る車がほとんどない・・・なんていうおかしな日本になっていくで。。。日本中、いや世界中の人が、いま、車を売りはらって、バカ高い燃料を買わなくて良いようにシフトしている。。。郊外型のスーパーは車で来る客がガタ減りしているし、まちなかの月極駐車場は、どんどん空きが増えている。。。

 

永田町ばっかり居てたら、判らないのやろうけど、早く、何とか手を打たないと、日本は、大不況がやってくる・・・のやないかね。。。やることが遅すぎるで福田さん。。。内閣改造なんかしている場合か。。。もっと、先に、どうしてもやらんならんことがある。。。そんなことも判らんか。。。鈍感力にも程があるで。。。

 

8/3(日) アメリカの政府機関の1つである地名委員会というところが、竹島のことを韓国領と表記していたのを、所属未確定地に変更したら、韓国から例によって、猛烈な反発が来て、北京五輪のついでに韓国に立ち寄る予定のブッシュは、慌てて、ライスに元に戻しておけ・・・と指示したんやて。。。結局、竹島はアメリカの地名委員会では、韓国のものと、認めた格好になったんやて。。。

 

 韓国は大喜びなのに対して、日本は、反応無し。。。ここは、一応、アメリカさんにも、文句を言っておかんとあかんのと違うのかね。。。何もコメントを出さないと、この決定を容認してしまったことになる。。。このあたりの感覚が、どうも、いまいち・・・やね・・・町村さんも福田さんも。。。直接の利害関係者である、島根、鳥取の票はいらんということか。。。

 

 それどころか、福田首相は、改造内閣やて。。。そんなことをして、何の意味があるのやろうね。。。また、問題の多い人でも出てきたら、支持率上るどころかね下るのに。。。福田さんは、どっちに向いて仕事をしているか・・・。ほんとに、日本国民の方を、しっかり見てほしいもんやで。。。

 

 まぁ、何やかんやで、今週末からは、いろいろお騒がせの北京五輪が始まる。。。五輪と万博という世界の注目を集めるイベントを経て、中国が、本当に世界とうまくやっていけるような国に、真の意味でなれるかどうか。。。今回のことを、世界中の国が見守っている・・・というのが、別の意味での注目を集めるところやろう。。。

 

 この100年、中国という国は、世界の列強たちに、したい放題に蹂躙されてきた屈辱の歴史がある。。。近年まで、何をやってもダメダメだった国民性を、何とか、自分自身で、胸を張れるような国になることができたか・・・。これが、今の中国に突きつけられている踏み絵である。。。そのためにも、中国は、このイベントに、勝利しないと、いけない・・・という命題を背負っている・・・のやね。。。

 

 ここで、こけることは、まだまだ中国は、先進国の仲間入りをするためには、到底早すぎた・・という烙印を世界から押されてしまう結果になるし、そうなれば、絶好調だったはずの世界からの一極集中的に集めてきた投資を他国に流出してしまうことに、なりかねないのやね。。。この傾向は、もうだんだん出て来ていて、安い労働力だけが売り物であった中国の世界の工場化計画は、中国人のええかげんな国民性・・・であったり、とても非合理な風習、習慣であったり、仕事が長続きしない性格であったり・・・・これらが、チャイナリスクとしてある。。。

 

 おまけに、この国は一党独裁という極めて他に類を見ないような政治体制のまま、経済だけ改革開放路線・・・という、ご都合主義というか、ええとこ取り・・といか、内部矛盾に満ちあふれている。。。政府がある日突然、外資の出資した立派な工場を、国営に接収してしまう・・・。つまり、いくら中国に投資をしても、回収が出来ない・・・という可能性のある極めて不安定な政治システムが、未だに、存在する。。。投資家にとって、これ以上のチャイナリスクは無いからね。。。

 

 こんなことから、中国での工場運営に見切りを付けて、近隣のベトナムや、インドネシア、タイ、マレーシアなどの政治的に安定感のある国に拠点を移動するような動きも増えてきている。。。これも、注意しないといけないね。。。つまり、ええ時は、そんなに永くは続かないし、いつか、中国バブルは崩壊する・・・っていうこっちゃ。。。もう香港のハンセン市場なんかは、先読みして驚くべき暴落をしているけどね。。。

 

 日本にとって、隣国の中国の安定・・っていうことは、市場的にも経済的にも、無視出来ない。好むと好まざるとに関わらず、15億の人口を持つ国が隣にいるという現実から日本は逃げられないのやね。。。だから、いろんな意味で、無事、このようなイベントが成功裏に終わってくれることを、祈るしかないのやね。。。これが日本にとっての国益である限りね。。。

 

8/4(月) 8月に入って、俄然世の中は夏休みモード。。。今週末からは北京五輪が始まるし、盆までの二週間は、何か、ぼんやりしたムードになるのは仕方がないね。。。

 

 そんななか、福田内閣が金曜日に改造を断行。麻生さんに禅譲する密約が有ったとか、無かったとか。。。福田じゃ、次の選挙に勝てない・・・っていうのを、自覚したはるのかね。。。それまでのつなぎ役に徹する・・・っていう考え方やったら、それはそれで、ええのやないかね。。。困るのは、福田さんなら、組易し・・と、踏んでいた民主党や。。。麻生が出てきたら、風向きが変わるかも知れん・・・からね。。。

 

 今の世の中、政治に一番、影響力を持っているのは、地方のお年寄りなんやて。。。そのお年寄りを虐めるような後期高齢者医療保険制度やら、年金のチョンボが、これだけ続いて居てるのやろ。。。普通やったら、今度の選挙は、自民は大敗してあたりまえ・・・てなことをやってきているのやね。。。だから、福田じゃ勝てないんや。。。安倍で勝つつもりが、あっという間に病欠やろ。。。この前の郵政選挙から、安倍も福田も、一度も国民の審判を、衆議院選では仰いでないことになるやんか。。。参議院選では大敗しているし。。。

 

 衆議院の任期は、2009年の秋までやから、自民からしたら、それまでに、自分にとって一番有利なタイミングで選挙をしたいところや。。。反対に民主は、自民のエラーの大きいところで、一気に解散総選挙に追い込みたい・・・そんなところやろ。。。

 

 ここで、問題になってくるのが、公明の存在や。。。創価学会とほぼ同じ母体であるこの政党は、自民と協調路線を採ってはいるが、海上自衛隊の給油派遣問題や、在日外国人の参政権問題では、自民と意見が異なる。。。今回の改造内閣でも、環境相の1ポストだけ入閣したとおり、言えば2ポスト取れたかも知れないのに、坂口や、冬芝ダメージが大きいのか、1つだけに留まった。。。つまり、いつでも政権交代したら、与党側に常に回る・・・という戦略をこの政党は選択する可能性を残しておるのやね。。。

 

 つまり、民主が政権を取ったら、公明は民主と連立を組む可能性がある・・・ということなんやね。。。公明は永く野党であり続ける戦略を採ってきたのやけど、最近は与党になることによって、より政治的に力を出せることに気付いたのか、そんなに、政権与党の席の座り心地が良いのか、ここ数年、与党戦略を採っている。。。。悪く言えば、日和見主義的なところがあるのだが、創価学会の会員数というのに、モノを言わせて、選挙協力に強い動員力がある。。。

 

 本来、宗教と政治とは、相容れない部分があり、一部の宗教の意見が重用されるという風潮は、信教の自由という意味からも、宗教組織と行政の立場という観点からも、あまり好ましいことではないのやね。。。創価学会=公明だけが、特別な力を持つと、他の宗教から、文句が出て当然やからね。。。

 

 それに、他の国では、ソウカをカルト宗教に認定しているところもあるそうや。。。強引な会員介入のやり方、池田大作という個人崇拝的なところ、こんなのが、ひっかかる人が多いのやろう。。。公明の存在が大きくなりすぎることは、日本の政治にとってあんまり良いことやないと思うのやね。。。

 

8/5(火) 大阪府の橋下知事が、伊丹空港を廃止する議論を・・・って言ったら、兵庫県の知事さんやら、冬芝のオッサンまで、素人は口を出すな・・・やて。。。その素人を選んだのは大阪府民やろ。。。あんまり下手なことを言うと、大阪府民を敵に回すことになるで。。。

 

 そもそも、都市部に近くて、膨大な周辺対策費を使って、飛行時間にも厳しい制限があった伊丹空港の代替として、関空をつくったんやろ。。。それやったら、関空が出来た時点で、伊丹に使う予算はゼロにして、国が直接、関空の事業主体者になるのが筋やったのやないのかね。。。ところが、国が屁理屈を言ってきよって、関空は民間活力の活用・・・との美名のもと、純然たる民間会社が経営する私立の空港・・・になってしもたんやないのか。。。国際空港やのにね。。。

 

 おまけに、今までせんど文句を言っていた伊丹市やら豊中市などの大阪空港の地元自治体は、いざ空港が無くなるかも知れない・・・となると、今まで、クーラー大やら、二重窓の防音ガラス窓工事代で、国から何千億もの保障をしてもらっていたのに、それが0になるのは困ると、掌を返したように、今度は空港存続運動やて。。。少し、勝手過ぎるのやないのかね。。。空港騒音公害訴訟で、廃港まで頑張る・・・って言っていたのは何やったんや。。。

 

 私は、そもそも、空港のように、公共性の高いものを、民間にやらせること・・・そのものに無理があると思うんや。。。海上空港は建設費に膨大なお金はかかるは、遠いから、アクセスが悪い。。。自然と、空港までの交通費が高い。。。マイナス要素が大きすぎるやんか。。。こんな施設こそ、税金をしっかり使って、便利なように、国民が安く利用できるようにして、多くの人を惹き付けるような仕掛け作りをせなあかんのや。。。ところが、関空会社にまかせっきり、地元の自治体に負担をさせて、もう、大変なことになっとる。。。

 

 橋下知事の言う事にも一理はあるで。。。日本発の24時間空港は、深夜でも離発着が出来るから、文字通り、アジアのハブ空港になるはずやった。。。ところが、伊丹は存続するは、神戸は勝手に空港をつくるやろ。。。関空に集中するはずやったアクセスが3つに分散されてしまったら、計算が狂うのは当たり前やんか。。。

 

 確かに、京都に住む私からしたら、伊丹は近くて便利で、安い。。。関空が出来るまでは伊丹から外国へ直接行けたから、それはそれで良かった。でも、一度、みんなで関空に、1本化するって決めたのやったら、それはそれで、みんなが、従うべきなのやないのかね。。。国も、伊丹にはカネ出すけど、関空は民間やから知らん・・・という態度はおかしい。。。国際空港は国の顔や。国が税金を使って運営して当然や。。。その責任を回避しておいて、何でも民間、民間・・なんてことをするから、おかしくなる。。。空港っていうのは、カネを儲けるところやない。みんなの便利のためにある施設や。言うなれば、税金をちゃんと使ってでも国のメンツをもってでも、運営していくのが、最も相応しい施設なのやないのかね。。。それを大阪府おら周辺自治体の人たちの税金で、勝手にやれ・・・は無いやろう。。。

 

 空港使用税・・・なんていう費用負担を何でも利用者に負担させよう・・という方針も、ケチくさい。。。そんなものぐらいは、国がドーンと負担してやれよ。。。安くて便利で近くなったら、自然と航空会社も寄ってくるし、増便にもなると思うんや。。。空港っていうのは、集中してして、乗り換えが簡単っていうのが、一番大事なんやね。。。前泊せんでもええし、帰国後乗り継ぎ便を待つためにホテルに泊まらないといけない・・・っていうのは、ハブ空港失格なんや。。。

 

 どんどん離発着があって、便利・・・っていうことにならんと、あかんのやね。。。例えば、京都−伊丹−関空を結ぶリニアモーターカーって出来ないやろうか。。。料金も格安にして。。。京都−大阪空港って50q・大阪空港−関空が100qとして、150qの距離を時速500qで走ったら、わずか20分ほどで移動出来る事になる。。。これが出来たら空港同士が有機的につながって、便利になるのにね。。。

 

 まず関空・伊丹・神戸の3空港間のアクセスが飛躍的に伸びたら、いろいろな効果が出るのにね。。。上海にリニアって走っているのやろ。。。関西に出来ひんことないと思うのやけれどなぁ。。。

 

 関空は確かに不便で遠い・・・。でも、そうなんやったら、早く安く行けるようにしてやったらいい。。。関西の人全部が、大事に育てていくのも、大事なことやと思うで。。。

 

8/6(水) さて、先週メンバーチェンジをした福田内閣の評価が、だんだん出揃って来た。ざっと、見渡して、消費税を引き上げる方の増税派・・・の意見の人ばっかり入っている・・・っていう印象は否めない。。。上げ潮派と呼ばれる中川秀直や、小池百合子なんていうのは、あえて外した・・・っていう感じがあるね・・・。

 

 それと、みんな官僚と仲のエエヤツばっかり並べた・・・っていうイメージが強いね。。。改革派があまりにもいない。。。言葉は悪いが、自分では何も思い切った変革をしないような人ばっかり・・・や。。。まさしく、役人の言いなりになって、思い切ったことは何一つしない、ケツり穴の小さいヤツらばっかりが、ズラっと並んだ感じかね。。。

 

 この前の福田首相は、前の安倍政権のピンチヒッターやったから、前の内閣を居抜きで、もらっておる。つまり、今回の組閣が始めて福田カラーと言えるもの・・・である。それで、これなんやから、この人には、公務員改革とか、年金制度改革とか、後期高齢者医療制度の改革とか、自衛隊の海外派兵とか、狂乱物価とか石油対策とか、いま、迫られている喫緊の改革なんていうのは、はなから先送りするつもりで、何もやるつもりがない。。。というのがみえみえやんか。。。

 

 もちろん、参議院で野党に多数を取られているのだから、仕方ない事ではあるのやけど、それならそれで、それなりに野党も賛成する政策を打ち出して、どんどん、やらなあかんことを処理していったらええのに、何もせん。。。この体質がまるで役人たちと、一緒なんやね。。。役人は仕事を変えるのを嫌う。毎年、同じことを楽にやって、苦しいこと、困難なことは、じっと耐えしのいで、何もやらないで済むようにやり過ごす・・・。この体質が、根っから染みついているのやね。。。

 

 福田さんも、今度の福田内閣の面々も、何一つ飛び抜けた事を、やってやろう・・・という意欲的な人が全くと言って良いほど居ない・・・というのが残念やね。。。消費者庁なんか、役人を増やすだけ・・・の世の中の流れに逆行したものやし、役人や議員の数を減らそうなんていう気はこの人にはさらさら無い。。。おまけに、今度のメンバーは、福田イエスマンばっかりを集めた身内内閣・・・っていう感じかね。。。こんな人らが国政のどまんなかにいたら、国民はどんどんイライラが募ってくるのとちがうやろうか。。。役人天国、ここに至れり。。。高級官僚たちは、ついに政治家たちまで、自分たちの味方に完全に組み入れることに成功しよった・・・。そんな、勝利宣言のようにものが、裏から聞こえてきそうな感じがする。。。

 

 私は、政治家は、プロでない方が良い場合が多いと思う時の方が、多いと思うのやね。。。政治のプロっていう人たちは、何かといろいろなしがらみがあって、思い切った事が出来ない場合が多い。冬芝のオッサンは、素人は黙っとけ・・って言ってたけど、私から、言わせたら、政治なんかで飯を食っておるヤツは、ろくなことがないから、そんなヤツこそ、黙っておけ・・・って言いたいのやね。。。

 

 橋下大阪府知事が、素人として、庶民目線で、行政のシステムを変えようとしているのを、今まで、せんど、美味しいめをしてきた既得権益のある人たちが、抵抗勢力となって、これらを抑え込もう・・・とする。。。政治とは、流れる川のようなモノで、どこかで澱むと、水が濁るように、利得が生まれるし、今度はその利権を必死に守ろうとする人たちを生む。。。だから、常に新しい水がどんどん流れている状態・・・というのがベストなんやね。。。つまり、メンバーチェンジをどんどん促すのが、最大の組織腐敗防止になるのやね。。。。

 

 そう言う意味で言えば、例えば、政治家は、議員、首長も含めて2期8年以上は出来ないようにする・・・っていうのはどうやろう。。。ついでに高級官僚も8年以上同じポストで、勤務させない・・・という特殊なボランティア的な組織にしてしまうんや。。。こうすれば、大物・・・って呼ばれる人は生まれないし、政治のプロ・・・いや、政治ゴロ・・・って言うべきかな。。。なんていう人たちの存在自身を否定してしまうのや。。。。

 

 政治とカネの問題は、太古の昔から日本の歴史と共にず〜っとある問題や。。。人が暮らしていく限り、これはゼッタイに無くならない。。。無くならないのなら、どうして、不正や役得を防止するか。。。やっぱり、その役職に留まっている権限に、期限を設けることが、最も有効な阻止方法になるのやね。。。選挙で選ばれる人や、権力を持っている人たちの腐敗防止のための決定打は、年限を切る・・・これしかないと私は思うで。。。

 

8/7(木) 中国北西部の新彊ウイグル自治区で、武装警察官36名が死傷するテロがあった。バス爆破のあった、昆明に次ぐテロ事件で、まだまだ、この国が安定している・・・と言うのにはほど遠いような印象を受けた。。。

 

 イスラム色の強いこの地域には、もともと、中国からの独立を目指したい勢力が強かった。それを、何とか漢民族が抑え込もうとして、強力な軍隊を派遣している。。。その構図が、やっぱり、変えられなかった・・・ということやろうね。。。

 

 中国でのオリンピック開催が決まった2001年、世界は、中国が2008年までに、国を変えて、自由で民主的な五輪の開催をする・・・という約束を信じて、賛成票を投じてもらったはずである・・・。もちろん、この五輪の成功をきっかけに、中国という国自身が生まれ変わるであろう・・・という世界からの期待を込めてね。。。この時の条件であった、世界各国マスコミの自由な取材、インターネットの接続規制、大気汚染問題の改善・・・、どれも、この開催直前になって、かなり改善されたが、まだまだ・・・という向きもあるのは事実である。。。

 

 国家権力による強制で、何とか、かんとか、体裁を取り繕っているだけ・・・という意見も多い。。。やはり、この国が五輪を開催するのは、少し早すぎた・・・という意見もある。。。のは残念なことである。。。

 

 まぁ、そんなことを今更言っていても仕方がない。。。この国は、この国なりの、一生懸命さで、この一大イベントを何とか成功させようと必死になっている。。。我々は、それを、じっと見守るしか無いのやね。。。

 

 まぁ、ここに来て、中国国内のいろいろな問題点が、一気に露見してきた・・・っていうのはある。地震のあった四川では、倒壊した中学校の下敷きになった子供たちの親に250万ほどのカネをばらまいて、口封じ作戦に出た。五輪開催中に、身内のごたごたを他国のマスコミに嗅ぎ回られたくない・・・という中国当局の本音が見え隠れしているね。。。北京の無茶な都市計画で家を追われた人たちも、今しかない・・・と、当局に立ち退き保証金を出させようと必死である。。。

 

 世界は、いま、社会主義国やら共産主義国は、ほとんど減ってきてしまっていて、あのロシアですら、国内の独立勢力の高まりを受けて、多くの国が独立している。ところが、中国政府は、あれだけの多民族国家であるのに、何とか1つの中国・・・を堅持したい・・・っていう矛盾した状況が続いて居るのやね。。。台湾も香港もマカオも、全部含めて内モンゴルも、ウイグルも含めて1つの中国・・・っていう、少し、時代遅れな感覚なんやね。。。

 

 ただ、中国の中には、たくさん、自分のところだけで、独立国になりたい・・・っていう勢力がたくさんあるのやね。。。それを必死に抑え込んで、何とか漢民族による多民族の支配を維持したい・・・っていうのが本音なんやね。。。だから、例え1つでも独立を認めてしまうと、雪崩のように中国国内で民族独立の嵐が起こる・・・。これを今の政権は一番恐れている・・・と言えるのやね。。。つまり、五輪や万博は、何とか国民の気持ちを1つにつなぎ止めておくための、イベントとして、中国政府は最大限に使いたい・・・のやね。。。

 

 何やかんや言っても、中国は、このイベントをやりきる。。。問題は、その後やね。。。本当にこの国が、世界と歩みを揃えて生きていこうとする気があるのかどうか、それとも、数にモノを言わせて、その中華思想のパワーを世界に広めていくのか。。。自身をつけた中国は、やや一人勝ちの懸念があるのだが、そんなのは、全く気にもとめていない・・・15億の民が、先進国なみの生活を手に入れてしまったら、いったい、どういうことが起こるか。。。壮大な社会実験を見ているような気分になるのは私だけやろうか。。。

 

8/8(金) 長かったお中元セールも、やっと終わり。。。振り返ったら、この2ヶ月ほどで、2日ほどしか休んでない・・・。なんじゃこれ。。。。ということで、昨日から2日だけリゾートに来ています。少しは人間らしい生活を取り戻さないと。。。

 

 さて、今日から北京五輪もはじまる・・・。交替で娘達も、ちょこっとだけ、帰省してくるみたいです。。。せっかく帰ってきても、友達とすぐに遊びに行くし、親としてはなかにか複雑な心境です。。。

 

 さて、どうも、マスコミは、ネガティブキャンペーンのネタを、常に仕込んでいるようで、以前に麻生氏が、パネルディスカッションで、衆議院で、審議拒否ばっかりしている民主党のことを、ドイツのナチス党になぞらえたことをネタにして、麻生潰しをやろうとしているみたいやね。。。

 

 この麻生さんという人は、話が上手で、聞いていてとても、面白いことを言わはる・・・のやけど、時たま、脱線して、不適切な発言が多い人である。それだけに、この人の揚げ足を取るのは、いとも簡単なんやけど、それにしても、この程度のネタで、麻生潰しが出来ると、マスコミが思っているのなら、お門違いやろうね。。。私は、むしろ、こんなしょうもないことを、引っ張り出してくるような大新聞社の方が、情けないような気がするね。。。ナチス・・・っていったら、独裁政党。。。これに倣えるのはタブー・・・っていう単純なネタ。。。このワンパターンの攻め方・・・恥ずかしくないのかね。。。

 

 以前、大学生のファッションで、Tシャツにナチスドイツのハーゲンクロスのマークが入っていただけで、ボロクソ書いていた新聞が有ったけど、そのセンスを悪く言うのは、どうなのかね。。。いつも、不適切・・・っていうネタだけでは、オモロイ事も何ともないで。。。ナチスの格好の真似をする・・・というのは、ひょっとしたら、ナチスドイツを批判的に捉えている人なのかも知れないやんか。。。

 

 朝日新聞の社旗によく似た旭日旗を、持っていたら、多くの日本人は、右翼団体か、朝鮮や中国の反日団体をイメージするが、民主党が審議拒否をしてばかりいたら、世界的な独裁政党になる・・・なんていう話は、いったい、誰がそんなことを連想するのか・・・って言いたいぐらいのことやんか。。。そんな、ひねくれたとらえ方をする人の方が、何か、おかしな思想的なモノを持っているのやないか・・・と疑いたくなるね。。。

 

 どうも、マスコミの中には、何とかして、自民ではない、民主党勢力に勝たせてやりたい・・・と、全社を挙げて、頑張っているところがありそうである。。。反自民なのは、朝日系が、以前からだけど、最近は毎日も、やけに、政府批判的なポジションを取る場合が多くなってきた。日本のマスコミグループは、綺麗に系列化されていて、左から順に、朝日−毎日−日本経済−読売−フジ産経の順に思想的に右寄りになっていく・・・。

 

 そうやけど、昔は、NHKと同じく、出来るだけ、放送局や新聞っていうのは、中立の立場で、報道をすべき・・という暗黙のルールが有ったのやなかったのかね。。。最近、とみに、これが崩れてきてしまって、政治的な傾倒を全面に押し出すようなところが、多すぎるのやないのかね。。。マスコミというところはね多くの人を読者や視聴者として持つのだから、思想的にも、政治的にも、出来うる限りの中立性、公正性が求められて当然なのやないのかね。。。

 

 ところが、特にこの10年ぐらい、マスコミの偏向が目に付くようになったのやね。。。私は、どこか、編集者とか制作者の企画意図の中に、政治的思想的に、国民をある一定の方向性に誘導しよう・・・という、見え透いた意図が明らかにある・・・というような気がしてならないのやね。。。モノの道理・・とか、世間のごく一般的な社会の尺度で物事を考えることを、マスコミがやめてしまったら、私は、有る意味、マスコミの責任放棄・・・のような気さえするのやね。。。

 

 良識の塊のようなものだった新聞やテレビが、どこかお馬鹿になって、レベルや民度が下がってきてしまって、いったい、この世の中は、何が正しくて、どこに問題があるのか・・・という視点が、どんどんぼやけていってしまっている。。。このことに、もっと心配すべきやろうし、その有るべき道筋を示せないでいるようにところが、マスコミとして、既成権力の上に、どっかと、胡座をかいて座ってしまっていることの不幸・・・。これが一番、何とかすべきことなんやなかろうかね。。。

 

8/9(土) 大阪府の橋下徹知事が、大阪市が3セクでやって大失敗しているWTC(ワールドトレードセンター)を何とか助けてあげようと、大阪府庁のWTC移転論をぶちあげた。。。この前の知事やった太田房江時代に、府庁は、旧い建物を耐震補強して使う・・・っていう結論めいたものが出ているだけに、うまいこと行くのかねぇ・・・と、心配する向きはあるものの、今まで府庁が手狭になっていて、いろいろな民間ビルに間借りしている状況を考えたら、府庁をWTCに集約して、移転という案は、先々の費用負担も抑えられる。無駄な耐震工事も不要、の、ええことづくめ。。。ということになる。

 

 ただ、これにもどうせ、利権がからんどるやろうから、工事をやる予定やった業者やら、いま、大阪府にビルを貸しているところやらは、大反対するやろうね。。。公明なんか、早速、議会軽視やと、反発しておる。。。こいつら、どっちを向いて、政治をやっとるのかね。。。少なくとも府民の方は向いてない。。。

 

 超豪華な東京都庁と違って、WTCのビルは、もともとテナントをたくさん、入れるために建ててある。結果として、公金をたくさん使った建物が府庁として、有効活用されて、無駄な耐震工事費やら、ビル家賃を大幅にカットできるのやから、問題は無いやろう。。。震災の時の指揮にあたる場所として大阪湾岸がどうかという論議はあるけど、何より、行政コストが大幅にカットできるメリツトが瀕死の大阪府には何より大事なのやないのかね。。。

 

 まぁ、あとは、便利なまちなかに、なれきった職員が、大阪湾のど真ん中に埋め立てで出来たような、辺鄙なところに、行きたくない・・・という本音との闘いになるのやないのかね。。。もちろん、そんなヘタレな意見は、言語道断に切り捨てないとあかんやろうけどね。。。

 

 実は、京都の市役所も、移転の話が浮かんでは消え・・・を繰り返している。京都駅の南側に・・・という案も、複合商業施設の建設で消えたし、伏見区の高度開発地区への移転も、御池にこだわる人たちの抵抗でなかなか進まない。。。確かに京都市も、手狭な市役所の周辺にたくさんの間借りした事務所があり、その家賃の支払いにきゅうきゅうしている。。。どこかに、どーんとまとめて引っ越したらええのにね。。。

 

 今の時代、行政の費用をどうして抑えていくか、これは、本当に深刻な問題になってくるのやね。。。少子化が進み、税金の使い途の硬直化が進んでしまうと、増税の圧力が強まって、ますます、役人達の使うお金は増えていく。。。これをどうして抑えるか・・・。これが本当の大問題になってくるのやね。。。

 

 税金を上げる論議が日本ではまた進みそうだけれど、アメリカなどでは、逆に、減税をして、より経済を活性化しようとする流れが大きくなっていく。ただでさえ、日本の消費税は5%と、欧州各国の17%とかいう、数字と比べたら、桁違いに安いような気がするのだが、年金掛金やら、高い所得税やら、介護保険料やらの負担を足していったら、日本も似たようなところに行くのやね。。。だから、単純に消費税の額だけで比較したら、おかしいことになる。。。

 

 国民の税的な負担の比率をあんまり上げていってしまうほど、その社会は、より社会主義的になっていってしまうのやね。。。国民が国に頼り切ってしまうような国は、あんまり活性化されない国になってしまうのやね。。。

 

 例えば、アメリカで、土地や建物を所有していたら、その固定資産税は、社会的なコストとして、所得税の計算から控除してもらえるけど、日本は、そんなのない。。。家を持っていたら払わなきゃいけない税金や、家の所有者が死んで相続する時に払う税金は、日本は特に高く、3代相続したら、その家は相続税が払えなくて手放さないといけなくなるほど、高額である。。。不動産を所有していない人が多かった昔なら、家を持つ事=お金持ちという図式やったから、お金持ちから、たくさん税金を取れ・・・っていう感覚の税やったのやけれど、今の時代、ほとんど持ち家の人ばっかりやんか。。。それなのに、こんな懲罰的な税制が、そのまま残っている事自体、おかしいのやないかね。。。相続税やら固定資産税っていうのは、もっともっと減らして行くべき税金やと思う。。。

 

 そもそも、税金は、公平に集めて、公正に使うモノである。問題は何が公平で何が公正か・・・という議論なんや。。。それやのに、日本は、そんな論議もないまま、未だに旧い時代のままの税金が幅を効かせていて、いろいろなものに、複合的に課税がされて、もう、税金の集め方が、ごちゃごちゃになってしまっている・・・のが現実なのやないのかね。。。このことが、ものすごい社会的な不公平を生んでいるような気がするのやね。。。

 

 75歳以上の人だけが負担する後期高齢者医療保険。。。豪華な賃貸マンションに暮らす人は、1銭も支払っていない固定資産税。その家賃を事務所費にしたら、所得から差し引いて計算出来てしまう不可解さ。。。貧しくても走らないと生きていけない白ナンバーの運転手さんたちが支払う高額のガソリン税、これら、いろいろな人たちが支払っている税的なお金を個人別に、各々を比較してみたらええ。。。どれだけの不公平が今の日本に有るか・・・っていうのがわかると思う。。。

 

 今年の10月から最低賃金が15円上がって、時給700円をやっと超えた。。。つまり、法定の8時間働いたら1日5600円になる。土日休みでも20日働けば、112000円の給料にはなる・・・っちゅうこっちゃ。。。それやのに、生活保護に出しているお金は、地方自治体によるけど、15万ほどもある。。。最低賃金より高い生活保護費って何なんやねん。。。こんなに出してたら、誰も働かない方がマシ・・・ってことにならないか。。。昼間からパチンコして、それでもって、ベンツに乗って、家賃1万円とかの公営団地に住む人・・・って何やんや。。。ずっと、病気治療中で働きたいけど働けない人のふりをするような、社会に甘えているような人たちを、これ以上増やして、どうなる。。。

 

 働かざる者、食うべからず。。。日本は、こんな人たちをどんどん増やしてしまって、そんな人たちは、ほとんど税金を払っていない。。。カネがない人の方が強い世の中って、何か、恐ろしいような、気がせえへんか。。。誰も、一生懸命にやらないような世の中にしてしまったら、日本は終わってまうで。。。ほんと。。。

 

8/10(日) この前、関西でもあったけど、どうも今年の夏は、ゲリラ豪雨に各地とも悩まされとる・・・。突然、わき上がる積乱雲とバケツをひっくりかえしたような大雨。。。何か、南の島のスコールを思わせるような激しい雨が、突然降る。。。これらの気象情報は、なかなか予報は難しく、急にやってきて、短期的、集中的に大きな落雷とともに、一気にやってくるのやね。。。

 

 神戸の川では子供たち5人が犠牲になったし、東京の豊島区ではマンホールに入っていた人たちが、突然の降雨で出た鉄砲水に流されてしもた。。。ほんとうに、気の毒なことや。。。

 

 今回のゲリラ雨の被害は、都市部で起こっている・・・という特徴がある。地面がアスファルトで覆われていて、、コンクリートの土管を流れる水は、山間部と違って、雨水が地中に浸透する事がない。。。つまり、ほぼ、100%の雨水が、低い下水管や急な傾斜の小川に集中して流れてくる・・・。これが許容量を超えると、こういうことになるのやね。。。

 

 そう思うと、山の森林などに降る雨や雪・・・っていうのは、本当に有り難いものなんやね。。。土壌の中やら、湖やら、積雪の中に水分を貯めておいてくれるのやから。。。それを少しずつ、川に流してくれるから、川はいつも澄んだ水が途切れることなく流れているし、干上がったり、氾濫したりしなくてすんでいるんやね。。。これを山の持つ保水力というのやそうやけど、このおかげで、我々は水不足に陥らないで済むし、大水で、苦しまないで済むのやね。。。つまり、天然のダムのような役目をやってくれているんや。。。

 

 ところが、都市部に降る大雨は、この機能が通用しない。。。一気に降った大雨は、低くなったところを目指して、一気集中的な流れになって、襲いかかる。。。これが、不幸な事故につながったんやね。。。都会では、傘を差したり、長靴をはいたり、しなくても、生活が出来る便利な町を我々はつくってきた。。。そんなまちづくりにも、思いがけないような弱点があった。。。これからは、浸水性のある舗道ブロックとか、緑地を増やすことなどで、水を一気には流さないような工夫も、必要な世の中になってくるのかね。。。

 

 便利になりすぎた都会の生活。。。水に親しめる親水施設も増えてきた。ところが、万が一の急な大雨のようなとき、誰でも、恐ろしくなって避難するもの・・・と、我々は体験的に覚えてきた・・・。ところが、そんな原体験の少ない人たちが、ほとんどの都市部での生活では、わずか、水深5センチしかなかった流れが、僅か数分後に、腰までの猛烈な流れになる・・・なんていう予測をすることが不可能なんやね。。。今回の2つの事故は、改めて自然の脅威の恐ろしさを、街のど真ん中でも感じるような、そんな教訓を教えてくれている。。。あらためて、亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。。。     合掌・・・。

 

8/11(月) 今年、スーパーの店頭から、中国製の冷凍食品が消えるほどの大騒ぎになった、天洋食品の毒餃子事件。。。やっぱり、中国国内で、メタミドホスが混入していた・・・っていうことかを、やっと中国側は認めていたのやて・・・。まぁ、日本側からしたら、当然のことやけどね。。。餃子の外袋の浸透実験までしていたのは、いったい、何やったんやろうね。。。向こうさんからしたら、北京五輪までは何としても、抑え込んで置きたかった・・・。そんな意図が見え隠れするね。。。

 

 まぁ、それにしても、天洋食品が回収していた冷凍餃子が、何故、中国国内に流通していたか。。。廃棄するには、勿体ないと思った現地の社員が持ち出して、それを、大丈夫やと思いこんで、横流しをした。。。そんなところ、なんやろうね。。。そんな毒のある食べ物を・・・危機感が無いというか、アホというか。。。何やら、かなりの中毒病状やったそうやんか。。。

 

 まぁ、多分、会社か日本人に怨みのあるヤツが、中国なら、どこでも手に入る農薬を使って、困らしてやろう・・・という感じでやりよったんやね。。。

 

 それより問題は、この話は、洞爺湖サミットの直前に、中国側から日本側に伝えられた・・・という話なんやね。。。福田総理が中国側の警察の対応を、大変、積極的だ・・・と「評価」していて、アホちゃうか・・・と思っていたけど、どこまで、この国に「配慮」したらすむのかね。。。こんな、ニュースは、それこそ、毒を食べさせられた子どもや家族には、真っ先に報告すべきやろうし、胡錦涛さんに土下座せえ・・・とまでは言わんけれど、中国側の大使館の人とかが、中国製の餃子を食べて健康被害に遭った人に、お見舞いを兼ねて、お詫びぐらい・・・に来ても、良かったのやないのかね。。。

 

 当時、中国側の警察当局は、問題のメタミドホスは、中国側で混入された可能性が全く無い・・・とまで、断言していた。。。やんか。。。ところが、中国側でしか混入する余地のないところで、メタミドホス中毒患者が出てしもたから、もう、言い訳が出来ない。。。だから、中国の警察当局もしぶしぶ、認めざるを得ない。。。まして、いま、中国は、五輪で、世界中から、報道機関の人間が集中しとる。。。いつもの、知らぬ存ぜぬ・・・という作戦は、通用せえへんのやね。。。

 

 そう言えば、新彊ウイグル自治区でのテロ事件の報道のために、日本の記者が現地で取材していて、一時的にだが、現地の警察に拘束される・・・という事件が起こった。。。記者は、ウォーシー・キィージャ・リーベン・・・私は日本の記者だ・・・って必死で叫んでいるのに、現地の中国警察は、うるさい、それがどうした・・・。なんていう生々しい会話がビデオに映っているのやね。。。

 

 その記者は、後ろ手にされて、顔を地面に打ち付けられて、暴行・拘束された・・のだという。。。まぁ、こんなところからみても、まだまだ中国は、世界的なレベルの個人の人権やら、外国人記者に対する対応が満足に出来ない国・・・ということを証明してしもたんやね。。。馬脚を現した・・・ってところか。。。外国人記者を不当監禁して、取材拒否とか、撮影した映像の強制消去を強要した・・・となったら、どんな国際問題になるか。。。この警察官には、事の重大さが全く判ってない。。。のやろうね。。。多分。。。

 

 北京五輪を開くために、中国が世界に約束した、自由で公正な報道の保障・・・というお題目は、このような、現状を見たら、はるかに遠い。。。外国の新聞やテレビの記者たち・・・っていうのは、自分たちにとって都合の悪いことをばらしてしまいよる、悪いヤツ・・・という感覚なんやろうね。。。この国は、まだまだ、国家が取り繕わないと、外面的な体裁を保てない・・・という、恥ずかしくて、情けない状況にある。。。ということなんやね。。。あちこちで、取材規制をし、中国当局にとって都合の悪い記事や映像は、配信させないし、検閲無しでは、出さない・・・という管理された状況でしか、いまの中国をうまく、世界に見せられない・・・という現実・・・。寂しいことに、これが現実や。。。

 

 何と、北京五輪の映像も、5秒遅れ・・・で配信するそうや。。。何がしたいのかと言うと、この5秒間のうちに、チベット独立賛成・・・とかいう横断幕が万一、映像に映ってしまったら、これを取り除くために5秒のタイムラグを設けているのやて。。。つまり、この5秒で検閲をする・・・ということなんやろう。。。おかげで、例えば日本選手を応援するために持ち込む横断幕やら、統一のユニフォームのようなものまで、中国当局は禁止規制の対象にしているのやそうや。。。何ぼ何でも、そこまでは、やり過ぎや。。。そんなのは、世界中から抗議になるやろうから、多分、規制解除になると思うけどね。。。

 

 このことは、何を意味するか。。。やる気になれば、中国は、五輪の結果までも、検閲できて、悪く言えば、結果も勝手に塗り替えてしまうことさえ、出来てしまう・・・ということなんやね。。。つまり、結果の捏造までやろうと思えば出来てしまう。。。女子マラソンで野口みずきの映像と中国選手の映像を、こっそり別に撮った映像をさもライブであるかのようにすり替えて、全世界に放映してしまったら、そっちの方が、真実になってしまう。。例えば、こんな芸当も出来てしまうことになりかねないのやね。。。

 

 だから、本来、IOCは、この5秒遅れの生中継を絶対に、認めたらあかんのやね。。。そこには、何の手も加える余地がない・・・という、ライブだけが持つ価値・・というものを否定してしまうことになるのやからね。。。ライブだからこそ見えるハプニング、ライブだからこそ伝わる感動・・・5秒待って、造られた映像は、ちょっと、値打ちが下がったような気になるのは、私だけではないと思うのやね。。。

 

8/12(火) 先週の日本は、実は原爆ウィークであり、今週の日本は、終戦ウィークである・・・。北京五輪ばっかり話題になって、関心がみんな、そっちに行ってしまっているのやけど、8月の日本は、戦争と平和を考える上で、大事な月なんやね。。。

 

 折しも、北京五輪の開会式当日、ロシアの一部であるグルジアで、またまた、内戦のようなことが起こっている。ロシアからの分離独立を願う、クルド人たちの勢力と、資源が豊富なグルジアの権益を守りたいロシアの思惑がぶつかっている・・・と言えるやろうね。。。これに呼応して国連の安保理事会が緊急招集されたけど、各国の反応は冷ややかそのもの・・・。同じように国内に独立に前向きな勢力を抱える中国だけが、肯定的なコメントを出した。。。国内の別人種勢力を何とか独立させないように・・・という思惑がみえみえやね。。。

 

 それにしても、北京五輪の入場行進を見ていて、思ったのは、何と言っても、これほどまで、名前も知らないような国が増えているのか・・・という点である。。。ロシアから独立した国なら、まだ判るけど、アフリカやら中南米の新興独立国は、名前さえも初耳・・・というところが多い。。。それだけ世界で、1民族1国家を目指して、いろいろな国が植民地政策から逃れて、独立を勝ち取っている・・・ということやろう。。。

 

 時代は違えど、旧宗主国であった、英仏スペインオランダなどのかつての強国たちが支配していた植民地は、ことごとく独立していて、これらの国々は、その地域での独占的な権益を放棄している。。。ところが、ロシアや中国などは、まだまだ国内に独立したい勢力がたくさんあって、何とか1つのロシアや中国を維持したい勢力と、何かにつけてぶつかっているのも事実である。。。

 

 さて、日本でも広島と長崎に原爆が落とされて、ほどなく終戦となったのだが、この時期、朝鮮半島などから、日本にたくさんの人たちが軍需工場などに、出稼ぎに来ていて、被爆地で、多くの人が不幸にも被爆している。日本人と同じように、原爆の後遺症に苦しみながら、祖国に帰っていった人も多いのだが、その人たちが、日本の被爆者と同じように、傷痍金を自分たちも、貰えないのはおかしい・・と、裁判をしていて、5千人を超える人たちが、一人当たり120万円ほど、貰えるようになったそうである。。。

 

 私は、この問題を考えるとき、なぜ、日本という原爆の被害に遭った国が、自国民のために設けた制度に、外国人である朝鮮人の人たちがその恩恵を与えられなくてはならないのか・・・不思議で仕方がないのやね。。。確かに、当時、日本は満州国を、植民地化していたと言われれば、そうかも知れないし、同化政策で、朝鮮人を日本国民にして、アジアでの勢力拡大を狙っていた・・・と言われれば、嘘ではない・・・とは思うのやね。。。

 

 でも、そのことと、アメリカの原爆投下による被害への補償・・・というのは、少し別に考える必要があると思うのやね。。。賠償を求めるべきは、加害者であるアメリカであるはずやのに、被災国である日本が、戦争をやって負けたから、原爆を落とされたことに対する保障をする・・・という考え方の、あまりにもおかしい発想・・・そのヘンチクリンな考え方がどうしても理解できないのやね。。。

 

 まして、この人たちに送られるお金の出所は、日本人が汗水垂らして、働いて、納めた税金である・・・。国が、お気の毒な自国民の人のために、税金で何らかの手助けをする・・・というのなら判るのだが、本来、朝鮮半島の国から来ていた人たちは、日本で罹災したからと言って、その国から、保障をもらわないといけないのか。。。私や、そんなカネを支払うために税金を納めるは嫌やね。。。まして、時代も違いすぎるやんか。。。もう60年以上も前やで。。。

 

 税金の使い途というのは、基本的に、絶対的な国民的なコンセンサスが、必要なものやと思うのやね。。。一部の政治家や、役人達がええ顔をしたいためだけに、こんな理不尽な支出がまかり通ってしまうことの、不可解さを、何とかせんとあかんのと違うのかね。。。納税者の完全な理解もなしに、こんな勝手なお金の支払いをするのなら、国民の反発がかなり、強いと思う。。。少なくとも私は反対や。。。。あんまり、日本の国民を舐めたことをしていたら、きつい、しっぺ返しが必ず有ると思うで。。。気ぃつけや。。。

 

8/13(水) 田村で金、谷でも金・・・やったヤワラちゃんも、ママでも金は難しかったね・・・。ママでは銅。。。でも、5大会連続オリンピックでメダルは、立派やね。。。ご苦労さん・・って言いたいね。。。これから、しばらくは、オリンピック一色・・になりそうな感じやね。。。

 

 まぁ、オヤジの仕事・・とか、日本選手たちの競技直後のインタビューで発する言葉って、今までのその一瞬までに、その人が、ずっと積み上げてきた人生そのものが、素直に出ていて、人々の心を打つ、眩しい輝きがある。。。今の時代、なかなか、そういう機会が無くて、そんな素朴な何気ない言葉に、胸を打たれるのやね。。。

 

 スポーツ、それもオリンピックレベルの体力や技量を、何年も保ち続ける・・・というのは、並大抵のことやない。。。2大会連続の金とか、一口で言うけれど、この4年間の間、ずっと世界一で居続けなければアカンのやから、並大抵の事やないで。。。まして、マラソンとか、格闘技系の、多くの体力と気力を要するスポーツは尚更や。。。

 

 馬術、とか、ライフルとか、アーチェリーとか、投てき系とか、比較的若さより、その人の技術とかが優先する場合が多いスポーツは、長く第一線で続けられる人もいるのだけれど、その他の多くのスポーツには、年齢的に不利になる要件が揃っている場合が多い。バレーボールなどで、比較的高い年齢の人が頑張っているけど、多くの場合、人間は18〜25歳位で、体力的なピークを迎える場合が多いそうである。

 

 水泳、体操なども、どんどん若い力が出てくるところが、やっぱり強い。。。女子の体操なんか、中学生みたいな選手が、メインである・・。そうなってきたら、やっぱり、競技人口の層の厚さが、スポーツ大国の要件になってくるのやね。。。

 

 例えば、野球。日本では、子どもの頃、少年野球を続けていた人も多いやろう。。。最近は少年サッカーのチームに入りたい男の子も多いやろう。。。女の子なら、バレーボールクラブとか、テニス、水泳、体操なんかが多いのかね。。。どうしても人気が偏る・・・のやね。。。みんながやるスポーツっていうのは。。。

 

 なかなか、ヨットやボート、アーチェリーにエアライフル、ホッケーやハンドボールなんかのマイナースポーツをやろうという人は少ないからね。。。そうなってくると、やっぱり人口の多い国が、オリンピックでは断然優位になる。メダルの順位を見ていると、中国やアメリカ、ロシア、などの大国はたくさんメダルを取るけれど、人口の少ない割りに、イギリス、ドイツ、フランスなどの先進国が上位に来る。人口は多くても、インドやブラジルなんかは、そんなにメダルが獲れない・・・というのは、やっぱり、その国が、スポーツを出来る環境であるかどうか。。。ということに、関係しているのやね。。。

 

 つまり、オリンピックっていうのは、いくら世界204カ国から選手達が集まって来ているとはいえ、まだまだお金持ちの遊び・・・であるという側面が拭えないのやね。。。スポーツに国境は無い。。。と、よく言われるけれど、遠くにある金メダルより、今日食べる食糧の方が、大事・・・っていう国の方が、まだまだ世界では大半・・・なのが現実やからね。。。

 

 だから、お金持ちの国は、たくさんの選手が出せて、貧乏な国は、開催国が費用を出してあげて、五輪に参加してもらっている・・・こんな舞台裏がある。。。これも、史上最多の参加国数・・・という、名を取りたい・・・という、開催国の思惑が優先された結果なんやからね。。。

 

 スポーツは、いろいろな国の人たちが、同じ舞台に立って競い合える・・・という素晴らしい部分がある。つまり、いくら貧しい国に生まれ育った人でも、ひょっとしたら世界一早いマラソンランナーになれるかも知れない・・・っていう夢があるんやね。。。欧州とか、南米の高地まで行って、必死でやってきた選手でも、名もないアフリカからやってきた選手に、簡単に敗れてしまう・・・という現実・・・。これが、ドラマになる。。。

 

 でも、ほとんどの場合、国家や、スポンサーが莫大な経費をかけて、メダル獲りのために多くを投資した選手たちが、やっぱり勝ってしまう・・・。これも、現実である。。。だから、残念ながら、今年も、また、豊かな国の人たちのためだけのオリンピックが開催される。。。メダル獲りの競争もええけど、もっと、スポーツのお祭りである・・・という側面を表に押し出してくれる大会になったらええのにね。。。国威掲揚の場・・・という感覚だけでは、偏狭なナショナリズムを高めてしまうだけ・・・ってい結果になる。

 

 他国の選手であっても、素晴らしいプレーには拍手を贈ろう。仲の良い国は応援して、仲の悪い国にはブーイング・・・。こんな国民目線が、愚かしくて、恥ずべき事だという認識を持とう・・・。このことは、今回の五輪のホスト国である中国だけに言いたい事ではない。。。ややもすれば、今の日本も、心の狭いことを言ってしまう人が増えすぎてきている。。。みんな、同じ地球という大きな1つの国に住んでいるのやから、言葉や肌の色が違っていても、一生懸命なプレーには、みんなが感動を共有出来る。みんなの大きな拍手を、ほんとうに頑張った選手には素直に贈る。。。こんなのが大事なことやと思うね。。。スポーツって素晴らしい。。。

 

8/14(木) 世の中、すっかり盆休みモード。。。まちなかは、ガランとした感じ・・・である。お正月もお正月らしくなくなってきたが、お盆休みも、分散型になってあんまり、季節感がない。。。昔から、楽しいことの例えに「盆と正月がいっぺんに来たみたい・・・」というのがあるけど、もう、この言葉も死語になってゆくのかね。。。今どき、昔のような、丁稚奉公(でっちぼうこう)・・・もないやろうからね。。。

 

 しかし、京料理の世界では、まだ、このような修行のようなことが続いていて、私の自宅近くにある「木乃婦(きのぶ)」という京料理のお店には、地方から、高校を出たばかり・・・と思われる丸坊主頭の若い男の子がたくさんいる。。。そこの寮が大宮駅の近くにあるらしく、いつもその寮を出て、割烹着姿でお店に出勤するから、これがけっこう目立つ。。。朝早くから、夜遅くまで働く板場の修行は、いまどきの若い人には辛いだろうけど、京都の老舗で修行をした・・・という看板を貰うために、みんな頑張っているのやろうね。。。

 

 私の友人にも料理屋さんがいて、そんな子らには、どのぐらいお給料をやっているねん?って聞いたら、修行で、向こうから頭下げて来てはるのやから・・・、4〜5万ぐらいのお小遣い程度やで・・・という、答えが返ってきた。。。へぇ〜。いまどき、そんなお金で1ヶ月も、こき使うのか。。。ッて少し驚いた。。。これって、最低賃金の法律にひっかからないのやろうか。。。なんていう素朴な疑問が頭に浮かぶ。。。

 

 修行中というのは、有る意味、料理の技術やら、ノウハウを教えてあげる料理学校みたいな意味もある。。。授業料と、お店のお手伝いをしてもらっていることを相殺している・・・と言えば、納得出来なくもないか。。。

 

 そういえば、先日、インドネシアから、3年とか4年とかの期限を切って、日本に働きに来る現役看護師さんのことが、ニュースになっていた。何でも、この期間中に、日本語での日本の国家試験に合格すれば、晴れて日本でも、看護師さんとして働ける・・・とのことである。。。日本はご存知の通り、看護師さんや、介護士さん、それにお医者さんも、絶対数が不足している。。。

 

 海外から、そんなところに、たくさんの人がやって来てくれるのは、ハッキリ行って有り難い事やろう。。。ただ、全く日本語を話せない人がたった3〜4年で、複雑怪奇な日本語を習得し、日本の医療専門用語を読み書きして、国家試験まで合格するには、並大抵の努力ではいけない。。。医療のレベルは下げられないのなら、準看護師のような、補助的な仕事が出来るような資格を新設するのも、現実的な対応だと思うのであるがどうだろうね。。。

 

 東南アジアでは、その昔、ジャパ行きさん・・・なんて言葉が生まれたぐらい、日本の夜の世界で働く大量の女性たちがやってきた。。。その多くは、ホステスさんや、風俗産業、ダンサーなどだが、日本の方の規制強化によって、大分、減ってきた。。。しかし、まだまだ日本と東南アジア各国の経済格差は大きく、日本で働くことが出来たら、向こうで働く5倍から10倍もの稼ぎが短期間で得ることができる。。。この経済格差が、安い働き手・・・というイメージで東南アジア諸国の人たちを見てしまう、悪しき日本人の癖・・につながってしまっているのやろうね。。。

 

 日本にとって、海外の人たちは、安い労働者・・・という感覚では、この立場の差・・・っていのは、全く埋まって来ない。。。人が人を使う・・・っていうのは、どちらかが一方的に、もう一方の人たちから搾取するだけ・・・という関係では、何も進まないのやね。。。日本の自動車産業にも多くの日系ブラジル人たちが、出稼ぎ・・・にやってきている。。。彼らも、自国内では考えられないような高額のサラリーに惹かれて、遠い故郷に家族を残したまま、頑張っているのやろう。。。でも、本当にそれでええのか。。。

 

 日本の自動車メーカーは、自国内に外国人を引っ張ってきて安く使っている。それも、大変立場の弱い期間契約の社員としてや。。。これがいつまでも続くハズがないのやないかね。。。多くの安い賃金の人たちの犠牲によって成り立っている国内産業・・・っていうのは、いつか、大きな曲がり角を迎える。。。強い立場の者が弱い立場の者から搾取する・・・なんて、日本の産業史上で、蟹工船の世界に逆戻りしているようなものやんか。。。。

 

 私は、これからの時代は、日本は、日本人と同じ、あるいは、高い技術力があれば、より高い賃金でも取れるような人たちを多く、この国に集めるような方向に持っていかないとアカンと思うんや。。。誠に失礼ながら、安かろう、悪かろう、頭数だけは揃えれば・・・という世界は、発展途上国に任せておけば良いのや。。。日本はどれだけ世界から、秀でた人たちをたくさん集められるか。。。このことをもっと真剣に考えるべきなんやね。。。

 

 単純労働者などの、日本人がやりたがらないような仕事・・・、キツイ、キタナイ、仕事ばっかりやる人を、どんどん日本に呼んでいたらどうなる。。。日本の治安は悪化するは、その人たちが、ひょっとしたら日本に帰化していく・・なんてことを考えたら、日本にとって良い人に来て貰わないとホントに困ったことになるのが目に見えているやんか。。。フランスでは、大量の単純労働者を、国内に住まわせている。そのほとんどで、貧富の差にあえいだ暴動騒ぎが絶えない・・・。日本は、移民政策で大失敗したフランスから、もっとしっかり、いろいろなことを、ちゃんと学ぶべきやろうね。。。

 

8/15(金) それにしても、北朝鮮っていうのは、交渉力に長けた国やね。。。日朝交渉でも、結局、拉致被害者の調査委員会の設置・・・といういとも簡単なハードルだけで、日本の経済制裁の一部解除を勝ち取ってしまいよった。。。日本の外務省の斎木も、結局、ブラフの北朝鮮の術中にはまってしまっただけ・・・という感じやね。。。

 

 北朝鮮は秋までに拉致被害者の調査結果を発表する。。。という約束をしたわけだが、これと引き換えに、北朝鮮と日本の人的交流の再開・・という制裁解除を勝ち取りよった。。。これで、また、パチンコマネーが、大手を振って、北へ渡ることになる。。。万景峰号なんて来なくても、実質的に北朝鮮は困らなくなってしまったのやから、この解除の持つ意味は、あまりにも大きい。。。

 

 もともと、北朝鮮には、日本の拉致被害者を調べて帰そうなんていう気なんていうのは、さらさら無い。。。というより、向こうの秘密を知りすぎているから、とっくの昔に、処刑してしまっている可能性の方が、残念ながら高いのやと思うんや。。。そんなことは、絶対に公表出来ないから、調査はしない。だから、事故で死んだ・・・と言い張っているのやろう。。。

 

 北朝鮮の一番の目標は、米国の敵国指定の解除である。北朝鮮の足かせになっている米国の悪の枢軸に対する厳しい経済包囲網を外させないと、他国への武器輸出とか、偽ドル札の流通とか、北朝鮮のやっているボロ儲け口がやりにくいのやね。。。おまけに、北朝鮮が核保有国であるということを、認めさせたら、今度はこの核兵器を他の米国とは敵対する勢力に拡げるようなことを、ネタにしてくる可能性が高いんやね。。。

 

 この国は、自国を経済開放なんかして、開こうなんていう了見は、これっぽっちもない。。。北東アジアの中で、軍事的に強国になって、他の国やら世界を脅して、何とか食っていこう・・・というセコイ国家戦略がみえみえやからね。。。他国からの援助や協力をお願いする立場なのやから、普通やったら、もっと謙虚に、他国のご機嫌を伺うものやのに、反対に危ない核兵器をちらつかせて、援助しないと、ぶっ放すぞ。。。なんていう恫喝外交を繰り返す。。。ほんま、困った国やで。。。

 

 恐らく、北朝鮮は、表に出ていない日本人や、よど号乗っ取り犯の妻たちを日本に帰国させることで、拉致事件の幕引きを計ってくる可能性が高い。実際、今までの交渉の中で、何度か、無名の日本人拉致被害者がいることを、示唆している時が有ったからね。。。このカードを、拉致被害者調査委員会の最終結論と一緒に切ってきて、日本に戦後賠償がらみの、経済援助や食料支援を要求してくるのやろう。。。

 

 ここで、気をつけないとあかんのは、相手は、いつになく、したたかなタフネゴシエイターやということや。。。最低の譲歩で、最高の条件を引き出す事を、国家戦略として、そればっかりやっとるプロなんやね。。。この交渉ごとを、失敗したら、これから、日本は、この国に、搾り取られるだけ搾り取られることになる・・・ということなんや。。。韓国やら中国も、日本の援助を上手に引き出してきたけど、今度は、一枚も二枚も上手やということ・・・を覚悟しないとあかん。。。

 

 甘い事を言っていたら、気がつけば、日本から莫大な経済援助という名の、将軍様への貢ぎ物をさせられていた・・・。そんなことになりかねないと思うのやね。。。この国との付き合い方は、やはり、着かず離れず・・・しかない。。。出来れば関わりたくないのが本音なのだけど、向こうは、関わらざるを得なくなるような、あの手この手を、しつこく、売ってくる。あんまり無視すると、核ミサイルを突然日本に撃ってくるような危なさがある。。。からね。。。

 

 日本は、中国と韓国との付き合い方で、決定的なミスを犯している。。。それは、日本が、相手の国を良くしようと、一生懸命になって、真剣に考えすぎることなんやね。。。。言い換えたら、日本人は、お人好しすぎるんや。。。他国に技術力を一生懸命に、移転して、先進工業国の仲間入りをしてあげた日本は、どうなった?多くの半導体は韓国で作られるようになったし、日本の半導体メーカーは淘汰されてしもた。。。。中国に工場を移転した日本は、国内が空洞化して、大不況になった。。。薄型テレビはサムソンが世界一になってしもたし、他国に、おいしいとこまで、気前よく、せっかくの先進的な部分まで教え過ぎなんやね。。。中国に至っては、世界からの投資が一極集中している。。。だから、五輪まで開ける国に、急激に成長した。。。。

 

 つまり、日本という、この国は、実は、自国の国益なんて真剣に考えている人なんてほんとうにいるのか・・・という状況になっているのやね。。。経済というのは、どんどんグローバル化するし、工場などの大きな設備と、安い労働力を欲しがるものは、どこでも移転する。。。ここには、日本が良くなるように・・・なんていう視点は無く、経済効率だけが求められる・・・という世界がある。。。こんなことをしていたら、今に日本からモノヅクリの産業は無くなっていってしまうのやないのかね。。。

 

 人だけが資源の日本が、これからの世界の中で生きていくためには、明確な国家ビジョンが必要である。今の北朝鮮は実は、戦前の日本に大変似たところがあって、厳しい戒律で国民を統率し、国家の危機に、国民を総動員させて立ち向かおうとしている。北朝鮮の方が、何か、国家の戦略として、日本よりしっかりしていることに、何となく一抹の不安を持つ私は、少し考えすぎだろうか。。。北朝鮮を、あんまり追い詰めていくと、いつの日にか、昔の日本のように、戦争を起こしてくる可能性がある・・・。最後の一兵たりとも、金正日将軍万歳を叫んで、死にものぐるいで戦ってくる。。。何か63年前の日本とダブらないか。。。私の不安が的中しなければ良いのだが。。。

 

8/16(土) 政府が、洞爺湖サミットの時に、中国毒餃子事件の被害が中国国内で出たことを、先に聞いていたにも関わらず、国民に情報公開しないのは、真義にもとる・・・と民主党が、批判している。。。福田首相が、北京五輪を控えた中国に配慮したのではないか・・・。日本国民の健康被害の問題より、中国との関係を重視した姿勢として、批判していたのである。。。

 

 まぁ、確かに、福田首相がどっちの方向に顔を向けて仕事しているのか・・・が問われるようなお話なんやろうけれど、これには、福田はんも、少し、しもたっ・・・って思ったはったのやろうね。。。必死になって、中国の捜査状況に影響があるから公表しなかった。。。と、最初に下手な言い訳を、言ったもんやから、余計に、マスコミが噛み付いて、批判的になった。。。そりゃ、そうやろ・・・。中国で作った餃子から検出されたメタモドホスで、日本人がそれを食べて中毒になったのやから、本来、福田さんが、味方にならないといけないのは、日本人被害者の気持ちの方やないか。。。

 

 ところが、こんな批判的な記事が新聞に載った途端、福田さんは、少し怒って、捜査状況の確認が出来ていない中途半端な、状況で、公表せよというのか・・・。そんなことは出来ない・・・やと。。。おいおい、中国側が、こんな大事なことを憶測やら、未確定の状態で、言ってくるとでも思っているのか。。。事実として、天洋食品の餃子をどういう経緯がわからないけど、大丈夫だと思いこんで食べた人が農薬の中毒症状で苦しんでいる・・・という情報やろ。。。これを公開することが、捜査の進展にどう悪影響があるのかね。。。

 

 この中国人の中毒事件の事実確認を、日本政府としても、当然、すぐに、やったのやろう・・・。そんなことは、日本の現地役人が少し調べれば事実確認が取れるやろ。。。そんなのに、何ヶ月もかかっていた・・・となったら、別の意味で、日本の現地情報収集能力の低さが問題になるで。。。

 

 今の時代、日本政府が大事なことは、天洋食品の作ったJTブランドの餃子を食べて、健康被害にあった人や、ひょっとしたら、これを食べていたかも知れなかった人たちの、真相究明への答えを早く出すことやろう。。。実際問題として、七転八倒の思いをして病院に担ぎ込まれた人の身になって、政府は、どれだけのことを、中国当局にビシッと、言っているのか・・・というのが大事なのやないのかね。。。

 

 中国側も、中国国内でメタミドホスが混入した可能性が高い・・・と、認めざるを得ない状況になったことを、隠しきれないと感じて、正直に日本に言ってきたのやろ。。。ところが、政府は、この情報を握りつぶした。。。だから、みんな、怒っているのやんか。。。そんなことも、判らないのかね。。。

 

 別に中国と、喧嘩をせえとは言ってない。でも、配慮っていうのは、相手の痛いところを突かない・・・っていうことやろ。それは、事の善悪を曖昧にする・・・っていう意味とは少し違うと思うのやね。。。悪いことは悪い・・・ってハッキリ言ってやらんと、この国のええかげんなところは、なかなかなおらへんで。。。

 

 今回のメタミドホス混入事件は、普通で考えたら、天洋食品に勤めていたか、何らかの関係のある人が、会社に不満があるか、思想的に日本をターゲットとして、農薬を混入させたか・・・、が、考えられる。。。中国にとって最悪なのは、当局が何のチェックも出来てないという実態が明らかになり、中国の食品全部が、大変危険である・・・という烙印を押されてしまってしまった・・・ということやんか。。。

 

 従来から、基準値を何十倍も上回っている残留農薬が検出されたり、あまりにもお粗末極まるような衛生管理しか出来ていなかった・・・とかいう中国がらみの事実は、たびたび明らかになっている。。。このままでは、中国製品の品質そのものが、大変危ない・・・というイメージが払拭できなくて、企業の中国離れに発展しかねない状況が続いているのやね。。。

 

 ここで、中国は、先進国並の厳しい食品基準であったり、製品の安全性に関する部分で、世界各国を納得させ得るだけのレベルであることを、全世界に証明せんとあかんのやね。。。

 

 今回の日本との事件は、この試金石的な意味合いが強い。頻発するチャイナ・フリー、中国製品お断りの波を、ぎりぎりのところで、食い止められることが出来るかどうか。そこに、この国の将来がかかっている・・・とも言えるのやないのかね。。。

 

8/17(日) お盆休みも、今日まで、みなさんは、良いお盆でしたか。。。もし、ご先祖さんがいないと、いま、自分はここにいないのやから、年に何回かぐらいは、ご先祖さんのお墓に参って、感謝して、いろんなことを、報告する。。。日本人の、良い習わしやと思うね。。。

 

 うちも、石材屋に騙されて、市価120万ほどの墓を1000万以上払わされて、母親が買わされよった。。。細木数子がどんだけのもんかは知れないけど、こんなえげつない商売をようやっとる・・・と思うわ。。。ボロ儲け・・・とはこのことや。。。

 

 お墓に1000万もかけたっていうから、どんな豪華なお墓にしたのかいなぁ・・・って思ったら、ちんもい普通のお墓が、5つ、L字型に並んでいるだけ。。。何やねこれ・・・って感じた覚えがある。。。まぁ、そのお墓も建てて、もう10年ほど。。このお墓の、おかげさまで幸せに暮らせている・・・と、言われりゃ、そりゃ、それだけの値打ちがあったことになってしまうから、この商売は、言い逃れがしやすいわ。。。

 

 信仰とか、何かを信じる気持ち・・・というのは、人それぞれである。誰も、他人さんのことをとやかく言う権利はないし、誰からも文句を言われないようなものである。。そうやけど、人の弱みに付け込むようなやり方をする宗教は、やっぱり許せない・・・という気がある・・・。

 

 日本という国は、島国っていうのもあるのだろうが、宗教に対して、寛容過ぎる。こんなに、いろいろな宗教を信じるのを、お互いに許してしまうようなところって、珍しいのやないかね。。。それは、日本人自身が、1つの宗教に凝り固まってしまうことを、恐れる・・・そんなバランス感覚を持った人種やった・・・というのが有ったと思うのやね。。。

 

 日本はもともと農耕民族やったし、時の権力がいくら変わっても、自分の任された田畑を必死に耕すしかない・・・。そんな生活やったやんか。。。そうなりゃ、いくら、時の権力者が変わっても、自分の生活を変えられないのやね。。。そうなりゃ、長いものには巻かれろ・・・っていう風潮が強くなるし、変わったものに対して抵抗する保守的な考え方が強くなる。これが、新しい宗教が入ってきても、なかなか世間に浸透しない・・・という原因になったんやと思うんや。。。

 

 そのうち、いろいろな宗教が日本に入ってきて、いろいろな布教活動が繰り広げられるのだけど、けっして、1つにのめり込まず、どの宗教とも等間隔の距離を保つ・・という感覚が出来てきたのやろうね。。。

 

 ムラ社会っていうのも、良い意味でも悪い意味でも、これに深く関係してくる。自分の住む地域の人たちと何かにつけて、仲良くしないと、なかにか一人では生きていけない。。。となると、濃厚な人間関係が、その地域地域で出来ることになる。逆に、この枠から外れて生活するのが難しいぐらい、この人間関係っていうものは濃くなる。。。

 

 こうなると、何か人から頼まれことを受けると、断り切れないのやね。。。その地域での人間関係をこれから、死ぬまで、あんじょう、していかないとあかんから。。。ところが、また別の人からも、頼まれごとがある。。。これが宗教への介入やったら、この2つが別々の宗教やったら、その2つとも、お付き合いで続けなくてはならない・・・。これが、広く浅く・・・という今の日本人の宗教観が出来上がってしまった原因やと思うのやね。。。

 

 宗教っていうのは、固っくるしく考えなくて、自分の心の中の傾きを写す鏡のようなところがあるのやないかね。。。。自分を知る意味で、あるいは、ほんとうの自己を発見する意味で、自分と、一度正面から向き合ってみるといい。。。いつもとは違う自分に気付くこともあるからね。。。

 

8/18(月) 五輪開幕前の予想よりは、意外と善戦している日本選手団。。。それにしても、アテネから2連覇・・・っていうのが多いね。。。つまり、あんまり、ニューヒーロー、ニューヒロインが生まれて来ていない・・・という証拠。。。ロンドン大丈夫かなぁ。。。っていうのは、先読みし過ぎかね。。。

 

 まぁ、後半戦は、なかなかメダルを計算出来るような競技が少ないから、これから、イライラ感が募るかもね。。。

 

 さて、何やかんや言っても、中国に批判的やったマスコミも、五輪モードになったら、それなりにヒートアップして、知らない間に、テレビにかじりつき・・・なんていう人も多いのやないかね。。。そりゃ、スポーツのお祭りなんやから、どんどん世界一の競技が入れ替わり立ち替わり開催される。。めまぐるしいとはこのこと。。。日本選手の活躍が何度も新聞の号外になって出るし、他の番組を見ていても、臨時ニュースで、伊調馨の金メダル・・なんていうニュースが流れるから、いやが上にも、五輪一色になる。。。

 

 時差の少ない中国だから良いけど、寝不足気味になるのは、深夜まで五輪放送が続くから。。。これは一緒やね。。。

 

 そんななか、あんまり調子がよろしくないのがロシアである。選手の調子やない・・・政治的な調子や。。。南オセチアへのロシア軍の侵攻が世界中から批判され。ドイツのメルケル、フランスのサルコジ、アメリカのブッシュ、みんなロシア軍の強引なやり方に批判的や。。。もともとソ連の一部やった国たちが、独立した地域では、ロシアの影響力がどんどん落ちている。反ロシア的な意向の強いグルジアなどでは、NATOやEUへの加盟まで視野に入っている・・・というから、ロシアからしたら、黙って見ておれない・・・というところやったんやろう。。。

 

 だからといって、立派な独立国である隣国に自国の軍隊を派遣して、自分たちの言うことを聞かせよう・・・というような、20世紀的な感覚でまだロシアがいるのなら、世界からまたまた孤立する可能性がある。これを支持している中国も同じや。。。国内外に反宗主国的な勢力をかかえる・・・ということは、まだまだきな臭い雰囲気が続く・・・であろうということ。。。アメリカが近隣諸国にミサイル基地を新設し、NATO支援に力を入れている事を考えると、またまた、冷戦の時代に世界は逆戻りするのかね。。。そんなに争い事が好きなのかねみんな。。。

 

 米ソ冷戦の時代は、まだ、イデオロギーの対立があった。でも、今は共産主義やら社会主義がどんどん廃れてきていて、全世界が自由主義の風の中にある。資源国がこれから力を付けてくる時代に、資源大国のロシアや大資源消費国になろうとする中国が、孤立政策を採ることの意味なんて無いで。。。そんなことをしたら、せっかく順調になってきた自国の経済が、台無しになってしまうからね。。。ロシアには、そんな馬鹿げた選択肢を採らないように、他の各国が必死になって説得している。。。そんな感じかね。。。

 

 華やかな五輪の裏では、様々な国々の利権を巡った泥仕合が繰り広げられている。。。笑顔で握手している裏で、角を突き合わせているような状況で、何が平和の祭典や。。。喧嘩して、得なことは何もない・・・という世界にしないと、秩序っていうのは、なかなか維持出来ない。。。自国の意図で他国を何とかしよう・・・というのでは、いつまでも植民地的な、勝手な思いこみが続くことになる。。。これには断固反対しないとあかん。。。

 

 それにしても、日本はこの件に、コメントの1つも出さない。。。対岸の火事で済ませてええのかね。。。ロシアは日本にとって、警戒すべき隣国なんやで。。。福田総理や町村氏の呑気さには、呆れるで。。。

 

8/19(火) 日本の高村外務大臣が中国へ訪問。。。ところが、向こうの外務省は、どうせ、北京五輪を見に来た・・・のやろうやて・・・。毒餃子事件の捜査の進展具合を聞きに来たり、北朝鮮の6カ国協議の事をただしに来たのに、物見遊山と決めつけるのは、無礼千万・・・と怒らんかい。。。えっ、女子マラソンやら、女子レスリングを観戦してたって・・・。こいつ、みんなの税金使って何をしに行っておるんや。。。

 

 それにしても、高村外相も、存在感無いなぁ。。。日本選手団を激励って、外相の仕事かいなぁ。。。こんな軽い事ばっかりしているから、舐められとるんや。。。ほんま、緊張感が無い。。。

 

 まぁ、今の世の中、日本は盆休みで、向こうでは五輪で大騒ぎ。。。仕事も手に着かない・・・のも、判らないでもない。。。でもね、世界は刻々と動いておる・・・。イランは衛星打ち上げロケットと称して、弾道ミサイルにもなる技術で、ロケットの打ち上げに成功しとるし、グルジアでは、ロシア軍が警備活動と称して、街を占領しとる。。。日本の外相は、もっと、やるべき事があるのやないのかね。。。日本がやるべき外交・・・って何にも出来てないやんか。。。

 

 日本は、まず、他の西側諸国と協力して、ロシア・中国などの人権を無視したような民族覇権主義みたいなの・・・をあきらめさせるように努力すべきやろうね。。。この二カ国は、未だに、大ソ連、大中国という、ロシア人や、漢民族が周辺に住む少数民族を統治、隷属させる・・・という19世紀のような夢物語を、21世紀の現在になっても、未だに呪文のように唱えておる。。。世界の趨勢が、自主独立により、多くの自立した独立国がたくさん生まれている。。。これは、人権と自主独立を両立させるには、人種や宗教、思想によって、1つの国を作るのが念願であるという、大きな世界の流れがあるのやね。。。ところが、中・ロのやっていることは、この時代の流れに完全に逆行している。。。1つの中国、1つのロシアを目指して、その力が、分散、弱体化するのを、嫌っている・・・なんていう現状。。。これを何とか説得しないとあかんのやね。。。

 

 ただ、誰がこのネコのクビに鈴を付けるようなことをやるか・・・って言ったら、なかなか難しい問題なんやね。。。私はロシアにはフランス、ドイツ、イギリスなどの西欧各国が覇権主義を放棄させるように、もっていき、中国には、日本が、少数民族の人権を守らせて、漢民族のみによる支配を止めさせる方向で、その役にあたる・・・っていう必要性があると思うのやね。。米国は、両方に関わるのやろうやけど。。。

 

 中国は1つの中国・・・って言って、全中華が統一する・・・という思想がある。台湾の独立、新彊ウィグルや内モンゴル、チベットなどの、西部に多い中国から独立分離を目指したい勢力なんかを、必死になって、抑え込もう・・・としているのやね。。。歴史を見れば、かつて、今の中国のエリアが1つの国として成り立っていた時期っていうのは、ものすごく短い・・・のやね。。。この何十年かが、奇跡的に統一されている・・・と言う方が正しい。。。

 

 私は、この国を、なんとか1つにつなぎ止めておくためには、共産主義でしか出来なかった・・・という時代の判断は仕方がないし、正しかった・・と評価する方なんやね。。。ところが、この共産主義から市場原理主義に変貌した中国が、各個人の資産の所有や、利益の保障をやりだしたとき、社会の構造と、個人の意志の尊重・・・という最大の矛盾にぶち当たるのやね。。。

 

 ところが、今の中国は、ご都合主義というか、経済は自由主義社会のええとこどりをしておるくせに、国家は中国共産党の一党独裁で、それ以外の自由な意見や思想を、一切、排除している・・・という、大変歪んだ社会構造になっとるのやね。。。政府の人間はみんな賢くて、ほかの一般人民は愚かで貧しい・・・。愚民政策の最たる考え方やね。。。。

 

 中国では、今や、億万長者になった人の数が、日本を遙かに超えている。。。豊かになった中国人が、強い原理主義に変貌しはじめていて、アジアの経済大国日本になだれのように押し寄せている・・・という現状。。。この力を持ったお金持ちたちが、社会の中で力を持って、今まで好き勝手に権力を握っておった役人達とぶつかる。。。この衝突が不可避になる。。。

 

 毛沢東が豊かになれる人からなったら良い・・・という今の政策も、沿岸部と西部の格差、生まれた都市によって、差別される賃金格差、社会のなかで、いくら努力しても埋まらない差別。。。これへの不満が、いつか爆発する。。。こうなった時、強い軍事力は、実は、国内向けに、反対分子を抑え込むために組織されているのが現実なのやないのかね。。。人民解放軍と呼ばれる国軍も、武装警察も、実は、対外的にではなく、国内の反政府分子の制圧のための組織。。。なんやね。。。

 

 この国に、人権という意識が根付くためには、まだあと100年もの時間を必要とすると思う。そう、この国には、個人一人一人の人権より、国家の統率の方が、よっぽど大事である・・・という思想がまだある。人民や国民に主権がない国は、国家や政府が飛び抜けて強く大きな権力を持つたがる。。。これが、この国のアキレス腱になるのやね。。。この国が民主国家になる日は、まだまだ遠いし、でも、この国の国家の中枢を成しているのは、多くが海外留学経験のあるテクノクラートたちである。

 

 北京五輪は、この国にとって、かなり背伸びした、かなり無理のあるイメージの大会やった。。。ただ、中国政府は、この大会をきっかけにして、有る意味、大きな賭に出た・・・とも言える。。。一気に、中国人たちの意識を先進国並・・・とまではいかないけど、中進国ぐらいには引き上げようとした・・・とは言えるやろうね。。。果たして、この企みは成功したのか。。。それは、これから、半世紀、中国がどんな国にかっていくか・・・これにかかってくる。

 

 他の国では、信じられないような矛盾を内部にかかえたまま、とりあえず、ものすごい勢いで爆走しながら、いろいろなことを考えている国・・・。それが中国である。。。

 

8/20(水) オリンピックの前半戦が終わると、少し気が抜けたようになった感じ・・・。日本は後半、あんまり有望種目が無いからね。。。

 

 さて、京都は大文字の五山送り火も過ぎて、夏の名残を惜しむような季節に入る。。。京の夏の残りは、地蔵盆と夏祭り・・・それが過ぎたらもう季節は秋やね。。。

 

京都市内の小学校は、2期制を採っていて、子供たちの夏休みは、8/24で終わり、その代わり、秋に少しだけ秋休みがある。何か、1週間、夏休みが短くなって、損をしたような気になるけれど、その分、夏休みの宿題のラストスパートも1週間早い。。。だから、親御さんは大変やね。。。

 

 そんな京都の子供たちの夏休み最後のお楽しみ・・・って言ったら、やっぱり地蔵盆である・・・。この日は大人達が町内の子供たちのために、いろいろと遊びやおやつを準備して、子供たちの成長を祈る。。。おつとめ・・・っていう特大の数珠を回して、お経をみんなで唱えるなんていう機会は、年に一度の、この時だけである。まだ、京都には、こんな風習が残っているのか・・・と、驚く人も多いが、数少ない町内会全員が参加するイベントとして、町内会の親睦にも役だっている。。。

 

 この地蔵盆っていうのは、どうやら、京都市やら大阪府の北部だけの限られたエリアだけにしか存在しない・・・らしいけど、どこの町でも、地蔵信仰っていうのは有って、お地蔵さんに、ちょっとしたお願い事をする・・っていうのは、そんな深刻な悩みではなくて、家族の健康やら、家内安全、平穏な生活が送れますように・・・というぐらいの、ちょっとしたことを、気軽にお地蔵さんにお願いするのやね。。。

 

 そんな軽い願い事だから、お地蔵さんの方も、気楽に叶えてくれる確率がかなり高い。。。大病したり、大けがしたりする人や、家が火事になったり・・・そんな大事は、滅多にないからね。。。だから、何事もなく、今年も一年、過ごせました・・・と、お地蔵さんにまた感謝するのやね。。。大事なのは、その願いを叶えてくれたのは、お地蔵さんのおかげさま・・・であると信じる気持ちなのやね。。。

 

 人間は一人で生きているのではない、いろいろな人と関わりを持って生きているものである。そんな人間関係のなかで、人を貶めたり、人を卑しめたり、人と争ったり、人間はいろいろな悪行をこの世で行っている。でも、本当は、良い人間関係の中で平穏な生活を送りたいものである・・・と、心の底では思っているものなんやね。。。

 

 その拝む対象がたまたま、お地蔵さまである・・・というだけ。。。なんや。。。これは、神様とか、大木とか、仏さまとか、山であったり、海であったり、大きな石であったり、いろいろなものを崇拝の対象にしているのやね。。。つまり、言葉は悪いが、何でも良い。。。これが日本人の宗教観なんや。。。そんな中で、一番身近な存在が各町内会にあるお地蔵さん。。。京都の人は、そう信じて、町内のお地蔵さんを大事にしてきたんやね。。。

 

 子どもたちは、そのまちの、未来を託す大事な存在である。京都のまちなかでは、高齢者ばかりになって、子どもなんてほとんどいない町内も多い。。。それでも、地蔵盆だけはやっていて、その町内を出て、他の町で世帯を持った人が孫を連れて、この時期に里帰りする・・・という光景も見受けられる。。。

 

 私の住む町内は、たまたま大きなマンションが2つも建って、そこに入居された方々が子どもをたくさん育ててくれているので、たくさんの子供たちがいる。その子供たちが、だんだん大きくなってきて、またこのイベントを懐かしく思い出してくれる限り、この地蔵盆のイベントは続く。。。マンションに住みながら、この日だけは、町内のお寺さんで1日、みんなと楽しく遊ばせてもらったり、おやつをもらったり、おもちゃを福引きでもらったり、おつとめをみんなでしたり。。。

 

 私は、幼いころ、地域にある小学校ではなくて、遠い国立の小学校へ行っていたので、この地蔵盆だけが、近くの子供たちと一緒に遊ぶ唯一の機会やった。。。でも、普段、なかなか、付き合いのない子どもは、なかなかみんなにはとけ込めないのやね。。。でも、大人たちは分け隔てなく、いろいろとお世話をしてくれる。。。おかげで、しばらく一緒に遊んでいたら、自然と仲良くなって、小さな想い出が、子ども心に、刻み込まれる・・・のやね。。。もし、このイベントが無かったら、恐らく私は、町内に一人も友達がいない子どもとして、寂しい思いをしたやろうね。。。

 

 京都の夏の日は、こうして、ちょっぴり甘酸っぱい想い出を残しながら、ずっと続いていくのやね。。。

 

8/21(木) まだまだ熱戦の続く北京五輪。そやけど、ここに来て、いろんな問題が噴出してきている。中国人が一番期待していた選手のひとり、110メートルハードルの劉翔という選手。この人、日本選手で言えば、北島康介みたいな存在なんやね。。。

 

 アテネオリンピックで、アジア人としては初の、フィールド競技ではないトラック競技での金メダリストであるのは、もちろん、中国内で、いろんなオリンピック関連のコマーシャルやら、ポスター、看板、など、劉翔を見ない日は無い・・・というほどの人気選手なんやそうや。。。おかげで、この選手の出場する国家スタジアムのチケットは、プラチナチケットで、何十倍ものプレミアが付いていたそうや。。。

 

 それやのに、当日、決勝の時になって無念の出場断念。。。中国人は、本当に、がっかりしたんやろうね。。。コーチや監督が泣いて会見するぐらいやから、よっぽどやで。。。向こうの新聞も、この選手のことを批判するのを止めよう・・・というキャンペーンをしなくてはいかないほど、中国人のがっかりぶりは、大きかったのやろうね。。。ネットで劉翔を批判する書き込みもかなり酷いそうや。。。

 

 日本だって、女子マラソンの野口みずきの突然の肉離れによる北京欠場・・・にがっかりした人は多かった。。。一度頂点に達した人が4年後にまた世界一であることを期待されるのは、仕方のないことなのかもしれないけど、4年の歳月というのは、容赦なく選手本人に降りかかってくる。。。毎日100qを超える走り込みをこなしてきた野口。。。走った距離は裏切らない・・・・という名言を残していたのやけど、ハードな練習をし過ぎて、故障してしまう・・・というリスク。。。なぜ、そこまで自分を追い込むのか。。。それは、金メダリストとはいえ、練習しなくては、不安で不安で仕方がない・・・という、心の裏返しなんやと思うのやね。。。

 

 野口が北京断念を発表して、同じ女子マラソンの土佐礼子にどれだけのプレッシャーがかかったか。。。野口がダメ・・・になって、土佐が疲労骨折していた・・・なんて、絶対に言い出せるものやない・・・同僚の渋井陽子が言っていた言葉が、北京に来て、全国民から寄せられた期待の大きさ、その重圧の恐ろしさ。。。それを想像させられるような話や。。。

 

 最近の日本選手のオリンピック感は、自分のベストを出せればよい・・・とか、自分らしい活躍がで聞けばよい・・・とか、自分色のメダル・・・とかに代表されるように、自己実現型、選手の個人の最高のパフォーマンスが出せれば良し・・・とする風潮にだんだんなってきている。

 

 とはいえ、北京に来ている選手達は、故郷や同僚、コーチやスタッフの多くの人たちに支えられて、ここにいる。。。という感覚にやっぱりなる。。。この期待に応えられれば良いのだが、自分の責任で負けた・・・とか、自分の努力不足で失敗した・・とかなれば、穴があったら入りたい・・・なんてことになるのやね。。。

 

 東京五輪の男子マラソンでメダルを獲得した円谷選手は、その後、日本中の期待に押しつぶされて、自らの命を絶つという・・・壮絶な死を迎えている。。。それ以来、日本では、必要以上に選手たちに重圧を与えないようにしよう・・・という配慮が生まれてきた・・・と思うのやね。。。

 

 五輪は参加することに意義がある。。。と良く、言われてきた。。。でも、その事は、裏返しとして、国のため、自分の名誉のために、戦え。。。これだけ、税金を使って強化策をしてもらっているのだから、負けることは許されない・・・という、脅迫めいた雰囲気が、全く無くなることは無いのやね。。。。

 

 特に、今の中国では、中国選手一人には110億円もの巨費が投じられている・・・なんていう信じられないほどの数字が新聞に載っていた。。。失敗の許されない、この日のために・・・という思いは、ある時は、その人の能力を120%引き出す事になるのだけれど、その逆の時には、恐ろしいバッシングの嵐で、その選手そのものを押し殺してしまうのやね。。。

 

 結果が全てではなくて、その選手がやった精一杯の努力に、素直に感動し、結果に関わらず、大きな拍手を送ってあげられるように、早く世界中の人たちが、なれればいいね。。。

 

8/22(金) お産で亡くなった方の父親が、執刀した産科医を訴えていた事件で、裁判所はこの医師を無罪という判断を下した。。。この亡くなった母親は、前置胎盤という胎盤が普通ではない産道近くの場所に出来ていて、帝王切開で出産後、これを無理に剥がそうとして、出血多量で亡くなってしまった・・・という事案だった。

 

 この件をいろいろ考えると、いろいろな側面がある。私は、この事案の中で、誰も「悪い人」なんていないと思うのやね。。。悪人を裁く・・・のが刑事事件であるとしたら、この事案を民事ではなく、刑事で裁くことに、無理がある・・・と私は思うのやね。。。

 

 医者は、当時、出来うる限りの対策をして、何とか、子宮を取らずに、母胎に残してあげようと努力されたと思うのやね。。。検察の言うように、子宮を全摘出していれば、この母親は死ななかったのかも知れない。ところが、その善意が仇になった。。。。でも、この医師は、何とか子宮全摘出をせずに済ませられないか・・・と頑張ったはったのやと思うのやね。。。

 

 お産で亡くなるなんて・・・という、今の日本の医学では、なかなか、考え難いことなのやけど、実は、お産は、それほどリスクが高いこと・・・ということが、今回の件であらためて明らかになったのやと思うのやね。。。

 

 お産による死亡事故で、執刀の産科医が逮捕される・・・という前代未聞のことは、産科医が、それだけ高いリスクがあるということを、日本中に知らしめてしまったし、お産による患者死亡の確率が意外と高い・・・ということは、産科医にだけは、なりたくない・・・という社会現象まで生んでしまって、全国で産科医が不足する・・・ということにもなってしまった・・・のやね。。。

 

 実際問題として、全国の病院で、リスクが高く、勤務形態が厳しい産婦人科は、どんどん減ってきていて、特に出産が近づいて、危険な状態であるのに、近くに、診てくれる病院も無い・・・なんていう悲劇は、奈良県の患者たらい回し事件を見ていても、とても深刻な問題になりつつあるのやね。。。お金がかかるので、出産まで1回も検診に行かず、生まれそうな間際になってやっと、救急車で担ぎ込まれる・・・というドタバタ出産も増えているのだという。。。そんな危ない状態の人ばっかり、診さされていたら、医者も叶わない・・・というのが、きっと、本音やろう・・・。

 

 ちょっと前の、日本だったら、医者が患者に訴えられる・・なんて考えもつかなかった。。。それが、訴訟社会になって、何でも、裁判で紛争を解決するような世の中になってきてしもた。。。これって、どうなのかね。。。そりゃ、そのお陰で、今まで医者のミスで誤魔化されていたことがちゃんと白日のもとに晒されるようになってきた。。。それはええことや。。。でも、そのお陰で、ちょっとしたことでも、何か訴えられるのではないか・・・という恐怖と、医者は、常に対面しなければならなくなった・・・。

 

 医者からしたら、今までは病院という組織が、何かミスが有ったとしても、護ってくれていたのが、何でも、個人の責任が厳しく問われるようになった。。。その結果としての医師のなり手不足。。。何か、矛盾した話になってきたのやね。。。

 

 医療事故は、死にかけの人と常に体面している商売の医師からしたら、ゼロには出来ない。。。その人の死が、医師のミスによるものなのか、医師の技術力の低さによるものなのか、或いは患者さんの運命なのか、そんなことを誰がどう判断できるのか・・・って言われたら、誰もそんな判断は出来ないのやないのかね。。。医者はその人の出来うる最善の策を採った。。。と、自信を持っていても、より有名な腕の立つ先生・・・と比べたら、とても稚拙な処理方法やったかも知れないやんか。。。だから、それも、含めて、普通は、医師の裁量の範囲・・・っていうことになる。。。

 

 ただ、実際に医者の判断ミスで大事な人を失ってしまった・・・という遺族感情は、とても大きなものがある。病院や、医師側に問題やミスがあり、それを認めた民事裁判のケースでは、病院が損害賠償に応じたりしているのが現実やろう。。。お金じゃない。。。○○を帰せ・・・っていうのも本音やけど、医師に明確な殺意が無い限り、医師の罪として認めてしまうことは、多くの医者たちにとって、一生懸命にやって、逮捕され、罪人扱いにされるのは、筋が違う・・・という意見にも、妥当性があると思うのやね。。。

 

 人さまのいのちを預かる仕事っていうのは、大変、責任の重い仕事である。だからといって、これをやってくれる人が居なくなると、大変社会的にも大混乱な状態になってしまうことも事実である。だから、医師っていうのは、大きな収入が得られる職業であり、みんなから、信頼され、尊敬される職業でなかったらあかんのやね。。。この構図まで無くしてしまったら、日本という国は、とても歪(いびつ)で、不幸な国になってしまうのやと思うのやね。。。

 

多くの若者が、医師という崇高な職業を目指そうと思う・・・。そんな、まともな考え方が戻ってくれることを切に願いたいものやね。。。

 

8/23(土) 日本は消費者がうるさいから、日本の食品は基準が厳しい。。。農相の発言を同郷の福岡県選出である麻生太郎氏が「うるさい」とは関西以西では、「こだわりのある」という意味が多分に含まれている・・・と、助け船を出した。。。

 

 同じ舌禍問題で、いつも、マスコミに、やり玉に挙げられる麻生さんからしたら、気軽に出した軽口なんやけど、これに、自民党の幹事長なら、日本の一部の地方でしか通用しない言葉を使うのは如何なものか。。。なんて、野田大臣が身内叩きをやっとった。。。消費者庁の立ち上げの大事なときに、いらんことを言うな・・・というのが野田聖子の本音なんやろうけど、それにしてもキツイねこの人。。。

 

 私は、消費者庁の創設なんて、またまた大きな政府を目指す官僚達の言いなりになった馬鹿げた話やと思うのやね。。。この国の役人達は、自分たちの仲間を増やしたり、仕事をどんどん増やして、バカスカ税金を使える方向には、必死になる傾向がある。まったく、時代に逆行している話やで。。。

 

 この前、テレビでやっていたけど、例えば、国土交通省の役人さんは何万人もいるけど、ほとんどが地方で採用され、地方で仕事をしている。多いのは、国道管理とか・・・の仕事。。。全都道府県に、国道事務所なんていう立派な立派な、国の役所がある。。。国家公務員という身分を、末端の人まで保障しないと仕事が出来ない・・・なんておかしな話やと思うのやね。。。これを都道府県に移譲したら、少なくとも、国道と県道、市道とかの管理を、似たような仕事をバラバラにやっている・・・なんていう恐ろしい無駄が省けるのにね。。。

 

 役人さんという、税金で飯を食っている人たちの賃金の全体と、総数をなんとか、減らさないと、この国は役人に食い潰されてしまう。。。そのために、国は地方自治体に、予算と権限をどんどん移していかないとあかんのや。。。ところが、これが遅々として進まない。。。それは、役人達の抵抗なんやね。。。権益を必死になって守り抜こうとしている人たちに、政治家がまたまた税金の使い途をひろげてくれる新設の省庁なんていう夢のような話を出してくれる。。。もう、こうなりゃ、政治家も役人達の手先・・になっとる。。。そう批判されても仕方がないのと違うのかね。。。

 

 私は、国の仕事なんて、外務省と内務省の2つの組織だけでええと思うのやね。。。本当に国家公務員でなければ出来ない・・・なんて、事無いもんね。。。財務も総務も通産も国交も防衛も全部1つの組織にしたらええと思うのやね。そしたら縦割り行政なんて一挙に解決や。無駄のあるところから、忙しいところに人材もどんどん再配置が出来る。。。

 

 公務員さんたちは、よくアメーバに例えられる。自然にどんどん繁殖して、どんどん自分らの都合の良い環境をどんどん勝手に作っていきよる。。。国の財布なんていう打ち出の小槌ぐらいにしか思っておらへん人たちが、好き放題、お仕事をさせていったら、どういう事になるか。。。歯止めが無い役人天国は、国を滅ぼしかねない・・・っていうのは、いろいろな国の歴史を見れば明らかなことや。。。

 

 本当に「うるさく」なって貰わないと困るのは役人達を監視する政治家であって、役人達の暴走を阻止して、無駄遣いを見つけて止めさせてもらうのが、政治家のお仕事のはずや。。。それやのに、新設の役所なんていう美味しいエサを与えてどうする。。。消費者庁なんてホント反対。。。。やっぱり、その政治家さんたちに、一番「うるさく」ならないと、いけないのは、われわれ国民のほう・・・なのかね。。。

 

8/24(日) 日本の北京でのメダルも、もう終わりかいなぁ・・・と思ったら、女子ソフトボールは金を取るし、400メートルリレーは銅メダルを取るし、うれしい誤算と言えば、失礼やけど、良いニュースが続くね。。。フェンシングの銀とかも、みんなびっくりしたのやないのかね。。。

 

 さて、そんな中でも、オリンピックばかり気を取られているうちにも、世界は刻々と動いていて、アメリカはポーランドにミサイル防衛システムの基地を作ることに合意したり、ロシアは、軍隊を引く・・・と約束したのに、まだこそこそ、動いているとか、このところ、昔の冷戦時代を彷彿とさせるような話が続いている。

 

世界は、イデオロギーによる対立は終わっているのだけれど、昔は経済小国で、自信をすっかり失っていて、ソビエト連邦の崩壊・・・なんてことになったロシアが、、このところの原油高、資源高で、一気に経済的に自信を取り戻した。。。これが、またまた、帝国主義的な部分を刺激して、息のかかったまま、何とか、CIS体制を維持していきたいロシアと、分離独立をキッカケにNATO入りを目指したい旧ソビエト連邦諸国の間で、綱の引っ張り合いが続いているのやね。。。

 

 新聞に拠れば、これを新・冷戦と呼ぶのやそうやけど、昔の米ソ対立の構図が、微妙に変わってきている・・・ところが注目点や。。。自由主義経済の恩恵をフルに受けている中国も、昔の同盟国、ソ連には、疎遠にはできない・・・。関係維持はしたい・・・から、ロシア寄りの発言をしているが、日本や米国と対立する構図になることまでは望んでない。。。まぁ、ロシアを孤立化させるのは危険だから、表向きは賛同をしているが、実際のところはどうなんやろう。。。

 

 中国国内には多くの分離独立をしたい勢力がある。これを何とか1つの中国でまとめておきたい・・・という中国の本音がここにある。ロシアで、またまた分離独立の流れが強まると、それが自国にも火の粉が降りかかってくるのを、一番恐れているのやろう。。。

 

 世界の大国たちは、パワーゲームをまだ続けている。冷戦終結以来、大国同士は、いがみ合いは無くなっていた。もめ事があるのはイスラムやら、中東やらやったけど、大国同士が喧嘩しだしたら、えらいことになる。。。だからフランス、イギリス、ドイツなんかは、ロシアの説得に躍起になっている。。。ヨーロッパの戦争の歴史はロシアと欧州諸国の戦争の歴史やからね。。。ボタンを掛け違えたら、えらいことになる・・・というのを、嫌と言うほど判りきっているからね。。。

 

 私は、もう、世界大戦などの、世界を二分してやるような馬鹿な戦争は、ここ100年ぐらいは起こらないと思っているのや。。。先進国は、戦争のでメリツトを、肌で知っているし、そんなことをしたら、自分たちの生活やら、ありとあらゆることが、全て無に帰す・・・ことになるのを判っているのやね。。。

 

 ところが、発展途上国、特に、最近、力を付けてきた国なんかは特に注意が必要や・・・血気盛んで怖い者知らず・・・やし、宗教的にも、文化的にも先進国とは、相容れない部分があるからね。。。中東・中南米・アフリカなどで、細かい小競り合いは続くのやろう。。。経済格差、食料や資源の分捕り合戦、宗教的な対立・・・などが、その発火点になる・・・。

 

 ふと、アジアに目を向けてみれば、アジアの火薬庫、危険地帯は、やっぱり北朝鮮や・・・。核保有国になり、ロシアや中国と同盟関係を持っているように見えていても、実は、独裁者の国。。。金さんが、もう死んでいるのではないか・・・という噂が絶えないように、カーテンの向こうにある不気味な国である。。。

 

そう言えば、最近、キム・ジョンイルのニュース、聞かないなぁ。。。核実験が終わって、ホッとして、本当に死んでいるのかもね。。。もし、死んでも、5年は隠し通す・・・やろうからね。。。何や日本の昔の戦国武将みたいなものや。。。死んだら、一気に敵に攻め込まれるから、影武者を立てて、いつまでも生きているように偽装する。。。やりそうなことや。。。

 

 北朝鮮が、いろいろなことで、急に軟化してきたのも、何かおかしい。。。あれだけ、威勢の良いことばっり言っていたのに、最近はどうや。。。悪の枢軸の一角からの指定解除を早くしてもらわんと、自由に動かせるカネが無くなって、底をつきかけている。。。それを必死になって隠そうとしている・・・風にも見えるやんか。。。

 

 そんな北朝鮮を隣国ロシアや中国は、虎視眈々と凝視している。この国が韓国と合併して、1つの国になったら、その国が親中の国になるのか、親露の国になるのか、親米親日の国になるのかで、この地域のミニタリーバランスが大きく変化するからね。。。ロシアが、いざとなったら、ドサクサ紛れに動いてくる国であることは、北方領土の時に、嫌ほど、知らされているからね。。。

 

8/25(月) 北京五輪がまたまた、ど派手な閉会式で閉幕した。独裁国家のオリンピックは、こうなる。。。という見本のような閉会式やったね。。。あの人の動員力。。。ボランティアと称してはいるけど、ほぼ強制的に国家が権力にモノを言わせたからこそ、実現したような式典・・・・。何か、漢民族の意地のようなものも感じたね。。。

 

 この17日間の競技シーンで、私が印象に残ったのは、北島康介も良かったけど、女子柔道の谷本歩実が決勝で、一本勝ちを確信しながら、相手選手をまだ投げている最中やのに、もう、笑っていたシーン。。。これが一番かね。。。この人の元気さと、正直さが見事に出ていた場面やった。。。それと、400メートルリレーで、アンカーの朝原が、日本の銅メダル決定を知って、目をカッと、見開いてバトンを天に放り投げた瞬間。。。これも良かった・・・。そして、柔道の内柴が日本初の金メダルを取って、観客席に居る息子と嫁さんに、大声で叫んでいた場面。。。おじいちゃんに抱え上げられていた息子さんの横で、泣いていたヨメさん。。。グッと来た人も多かったのやないかね。。。

 

 まぁ、それにしても連覇の目立った、日本チームやった・・・。逆に言えば、あんまり、新しい人が出てこなかった・・・ということ。。。五輪が終わったら、いろいろなことを言う人が急に出てくるけど、意外とメダリスト以外で4位から8位に入賞した人って多いのやなかったかね。。。意外な人たちにもスポットが当たったし。。。フェンシングの銀メダルの太田なんて、大金星やし、オグシオの陰に隠れていたスエマエなんて、世界ランク1位の中国ペアを破ったのやしね。。。スゴイで。。。

 

 それと、女性選手たちの活躍も目立った。女子レスリング、バトミントン、柔道にソフトボール、サッカー、みんな光ってたね。。。やっぱり、プレーしている選手が一番綺麗に見える。。。私的には、シンクロの原田さんとか、バトミントンの前田さんとかが、綺麗に見えたね。。。

 

 そんななか、柔道の柔ちゃんこと、谷亮子が、早々にロンドンオリンピックを目指す・・・なんて発言している。銅メダルに終わった北京。。。もう、この人のピークは、過ぎているのは、衆目の一致するところやろう。。。日本人の層の厚い、48s級で、同じ人が5大会も6大会も、そのネームバリューだけで、独占させるのは、どうなんだろう。。。実際問題、谷は、国内の大会でも他の日本人選手に破れている。。。強い選手が五輪代表になるのが当たり前の世界で、いつまでもママでも金・・・は、ちょっと、いただけないと思う。。。

 

 スポーツ選手の、引退時期っていのは、難しい。。。朝原のヨメサンの奥野史子が言っていたけど、30歳代になると、選手は、引け際を探すようになる。世界レベルの選手達にとって、4年後が今より良い状態になれる・・なんていう保障は何もない。。。連覇にすがるよりも、新しい選手がどんどん出てくるように、後進の人たちを、立派に育てていく体制を、もっとしっかり立てていく。。。そんな側に回る・・・ということも大事なことなのやないかね。。。

 

それにしても、たった27億円しか、五輪選手達の強化費用の予算が付かない日本で、みんな、ようやっているわ。。。福田さん、せいぜい、頑張ってね。。。こんな言葉しか日本の代表選手たちに声かけが出来ない・・なんて、ピント外れ過ぎなのやないか。。。アンタには、熱い気持ちなんて、カケラも無いのかね。。。

 

8/26(火) 今年は何か、少し秋の訪れが早いような感じ・・・。盆過ぎあたりから、過ごしやすい日が続いている。。。いつも、残暑が厳しくてふぅ〜ふぅ〜言っていたのが嘘みたいや。。。少し風が強い日に屋外に長くいると、少し喉が痛くなるような感じ。。。汗をかいた後、風に吹かれていると、気化熱で意外と身体は冷えてしまうもの。。。気をつけないと、風邪をひいてしまいやすいパターンである。。。

 

 さて、このところ、どうも、株式の相場が芳しくない・・・。アメリカ経済が低迷期に入ったのと、日本の景気後退がはじまったのと、いろいろな要素が出てきて、市場が迷っているような感じかね。。。日本の景気は、戦後最高の長さで拡大を続けていたそうなんやけど、この景気判断がやっと今月見直された。もともと、景気の拡大が続いている・・・なんて、感覚は、我々庶民には全くない。。。そんなに悪くもないけど、良くもない・・・っていう感覚がずっと続いている感じかね。。。

 

 民間では、昔はベースアップというものがあったけど、今は無いところが多いのやないかね。。。定期昇給なんていう言葉も、戦後の高度成長期に出来た言葉なんやけど、今や、死語になりつつある。経済が右肩上がりやった頃の癖で、未だに役人たちは、何号給なんていう制度で、就職してから、何年目かに、給料が上がり、昇進する・・・なんて馬鹿げた給与体系を維持しているのだけれど、これは、ええかげん、止めささないとアカンのやないのかね。。。

 

 民間なら、降給というのが、なかなか出来ないから、リストラで、給料の高い人のクビを切って、若くて給料の安い人を雇い直すのやけれど、役所はこの融通が効かない。。。同じ勤務年数なら、同じ給料にしておかないと、もめる・・・というのが理由である。。。私は、この自治労の関与が余りにも強いこと・・・が癌やと思うのやね。。。労働組合というのは、労働者の権利を守る・・・という大義名分のもとに、横並びの賃金体系・・・という、愚かな賃金制度を獲得してしまっているのやね。。。

 

 つまり、頑張る人も、サボる人も、いくら働いても、もらうものが一緒・・・なんていうおかしな賃金制度を、ずっと続けているのや。。。この賃金制度の弊害が、どれほど大きいことか。。。どれだけ多くのやる気のある公務員さんたちが、出る杭は打たれる・・のならいで、潰されて来たことか・・・。役人達は、自分より仕事が出来て、上手に早くやる人たちの出現が、一番困るのや。。。自分たちが、無能で、いかに仕事をやってないか・・・というのが、見え見えになるからね。。。職場の和を乱す・・・として、こんな人たちを排除して、ぬるま湯の職場を維持しようというのに、必死になる。。。嘆かわしい事やね。。。

 

 永年続いてきた公務員の賃金制度を大改革するには、どうしたらええか。。。これが大問題や。。。公務員さんたちの給料は、人事院勧告・・というものに基づいて決められている。まず、この勧告を、労働人口全部の平均給与を元にすべきやと思うのやね。。。今は従業員1000人以上の大企業の正社員さんの給与だけ・・・しか参考にしていない。。。これでは、余りにも国民感情を反映していない。。。全体の2割〜3割とかの人の給料で判断されたら、そら、ええ給料になるのに決まっている。。。

 

 それと、公務員の定年を、一刻も早く、65歳まで延長することや。公務員さんだけ55歳で定年退職して、65歳の年金支給開始時期までまで、いろいろなところに出向して、税金の無駄遣いをバンバンやっとる現実。。。これをブチ切るのが大事や。。。65歳までしっかり仕事をやってもらって、10年は、安い嘱託給料で我慢して、しっかり仕事してもらう。。。これで、どれだけの税金が節約出来ることか。。。

 

 そして、公務員さんは、国民・市民のお世話役である・・・という、原点に戻って貰うこと・・・。これに尽きると思うのやね。。。権限は国民から与えてもらっているもの・・・。けっして、自分たちが、頑張っているから偉い・・・のやなくて、自分たちが優秀だから、愚かな国民を先導していかないとあかん・・・なんていう・・思い上がりを、どうにかすること・・・やね。。。

 

 役人は国民の便利や利益のためにあるのであって、市民生活を縛ったり、役人のお許しを請わないと何にもしない・・とか、こんなのを全廃させないとあかんのやね。。現在の役人は、国民経済にとって、百害あって一利無し。まず、役人の権限を手放させることから、始めるべきやと思う。。。

 

何にも仕事をしない役人が、残念ながら、国民にとって一番有り難い役さんたちである・・・という現状をもっと自覚すべきやろうね。。。つまり、役人は究極すれば、ほとんど要らない。。。9割は要らない。。。この人たちの存在ほど、税金の無駄遣いはない。。。。そう、思わないか。。。

 

8/27(水) 北京オリンピックで北島康介が世界新で、男子平泳ぎ100の金メダルを取って、続く200でも金メダルだったとき、北島康介に、国民栄誉賞をあげるべきだ。。。なんて話が新聞に出ていた。この国民栄誉賞は、今の福田首相のお父さんが創設したもので、支持率が低迷する福田政権からしたら、北島康介人気にあやかりたい・・・のは山々・・・なところである。。。

 

 ところが、その後で、チームジャパンは予想外の善戦をして、いろんな人がどんどん連覇で金メダルを取っていった。女子ソフトも金を取ったエース上野が、福田首相のお膝元の出身・・となったら、上野にも国民栄誉賞を・・・なんてことになったら、お手盛り批判が出る・・・。じゃあ、他の金メダリストには何故、賞をやらないのか・・・ってなったら、何も言えなくなってしまうのやね。。。

 

 もともと、国民栄誉賞なんていうものは、広く国民に大きな感動を与えた・・・なんていうことらしいが、実のところ、明確な基準なんて無い。。。つまり、時の首相が判断して、いくらでも出せる類の賞。。。ただし、あんまり出し過ぎると、値打ちが無くなる。。。意外と難しいものなんやね。。。

 

 もともと、賞というものは、権力者が目下の者に授け与える勲章の感覚に近い。。。つまり、権力の象徴的な意味合いが強いものなんやね。。。実は、これが役人は、庶民よりは、上である。。。という感覚から、未だに日本が抜け出せないでいる・・・という深い部分があるのやね。。。つまり、時の為政者は、一部の者を特別に顕彰することにやって、他の者たちの見本とさせて、権力者自らの立場をより堅固なものにする・・・。このために授賞を利用してきた・・・という歴史があるのやね。。。

 

 考えて見れば、賞状1枚を授けるだけで、貰った人は名誉だと喜び、贈った人も、ええ気分になる。。。賞の授賞には、そんな魔力がある。贈る人も、贈られた人も、何か、自分は、特別に偉い人である・・・という錯覚に陥るのやね。。。これが大いなる勘違いのもとになる。。。

 

 これを知ってか知らずか、国民栄誉賞の授賞を、唯一、断った人がいる。あのイチロー選手である。日本のプロ野球からアメリカ大リーグへ行き、押しも押されぬ大スターになったイチローが、何故、この賞の授賞を断ったか。。。私は彼の考えのなかに、賞というのは、何か大きな事が、終わってから貰う目標のようなもの・・・である・・・という一種の美学のようなものがあったと思うのやね。。。

 

 自分はまだまだ、これから大リーグで大きな記録を目指して頑張ろうと考えているのに、彼の頭の中ではゴールである国民栄誉賞を、もらってしまったら、目標が無くなってしまうことを嫌がったのやと思うのやね。。。

 

 北島康介やら上野投手やらに国民栄誉賞をあげるのは、別に悪いことでしない。。。。でも、また、4年後のロンドンを目指そうと思っている人たちに、あんたは、今がピークですよ・・という意味合いのある国民栄誉賞をあげることが、あんまり良くない結果を招いてしまうかもしれない・・という点にも、私は配慮すべきやと思うのやね。。。

 

 あんまり、若すぎる現役選手たちに、この賞は似合わない・・・。現役を引退されたとか、ご不幸にも亡くなってしまつたとか、そんなときに、そっと国民の総意として、賞をあげるのが、私は相応しいと思うのだが、みなさんは、どうだろうか。。。。

 

8/28(木) また、あんたかいなぁ。。。福田首相のボヤキが聞こえてくるようやね。。。太田農相が、問題発言問題に続き、今度は事務所費問題が発覚。。。秘書の自宅を、自分の政治団体の事務所ということにして、事務所費を何千万も計上しておった。。。明らかに、「うまいこと」しとった・・・というのがバレバレやね。。。それにしても農相というポストは鬼門なのかね。。。次から次へと問題のある人が座る・・・。日本は農業に従事している人が田舎ではまだまだ多いから、利権ポストになっとるのか・・・と疑われても仕方無いね。。。

 

 この太田のオッサン、集団レイプをやったヤツらを、元気があってよろしい・・・って言ったり、日本の消費者はうるさい・・・発言で、物議を醸していたのだが、これだけ立て続けに問題が表面化してきたら、いくら麻生さんや福田さんでも、庇い切れないやろう。。。もう、辞めるしか道はないのやろう。。。ね。。。どうせ辞めるのなら、国会が始まる前がいい。太田大臣問題で、バタバタやられたら、肝心の国会審議の邪魔になる。。。そのぐらいの判断は、このオッサンにもつくやろう。。。

 

 記者に辞めないのか・・・と、聞かれて、その質問の意味が判らない・・・なんて、言っている場合やないと思うで。。。秘書の自宅で使った経費の領収書なんて揃えられるはずがないのやから、早く観念しといたほうがええ。。。

 

 それにしても、またまた政治とカネの問題か。。。こんなのでガタガタやっている暇は無いのやけれどね。。。

 

 今の政府は、大きく分けて、政策が真二つに分かれている。1つは、日本的社会主義なようなものを目指すようなタイプや。。。強力な政府が、高福祉で、微に入り細に要り、きめこまやかな政策をやって、その代わり、税金は高くしよう・・・とする方向を向いている人たちである。この人たちは、選ばれた優秀な官僚たちが、何でも政務を決めて、国民は、それに着いてこい・・・ッて言っているようなモノやね。。。高福祉増税を目指している。

 

 もうひとつは、減税して、景気対策にどんどん公共投資をして、カネの巡りを良くして、自然増収で日本の景気を上げ続けていこう・・という考え方である。ただ、日本がかかえる借金は、なかなか減らないし、返済を先送りにするだけ・・・という批判はある。。。でも、福祉を削減して減税しよう・・という方向は、国民には受け入れやすいのやないかね。。。

 

 今の自民党は、実は、このようないろいろな意見が出ていて、1枚岩の政策が出せないで居る。。。。自民党という党は、どちらかと言えば、前者のタイプの考え方の人が多い。。。福祉を高めて、増税・・・したいのやね。。。ほおっておけば、北欧のように収入の6割はお上に納める・・・という高福祉高負担の国になってしまう。。。これに、いま、NOと、言ってオカンとアカンのやね。。。日本をそんな国だけには、してくれるな・・・と。。。

 

 それには、国民がどういう選択をするか・・・これにかかっているのやね。日本ではいろいろな考え方の人がまとまって政党を作っているのだけれど、何故か、自分の考え方に、ピッタリ一致する・・・という風な政党が、実はない・・・というのが、現実の不幸なのやないやろうか。。。それが証拠に、国民にアンケート調査をしても、いつもトップを占めるのは、「支持政党無し」や。。。

 

 これを専門家の先生は、国民は、政治にしらけてしいて、関心がない人たちが多い・・・の一言で済ませているのやけど、私は違うと思うのやね。。。自分の考え方に近い党は有っても、ピッタリと同意出来る政党が、本当にない・・・のやと思うのやね。。。だから、支持政党無し・・・なのやないやろうか。。。

 

 つまり、今の政治家の先生方は、国民が政治に何を求めているのか。。。これに、あまりにも無頓着過ぎる。。。国民のああしてほしい、こうしてほしい。をよく聞くのが政治家の仕事やと勘違いしている。。。政治家は、己の信念を示して、国を有るべき道に正しく進ませるのが仕事や。。。地元に予算をたくさん取ってきてもらうのが、良い先生・・・なんていう時代は早く終わらせて、役人の数を減らして、いかに少ない税金で効率的な国の運営をするか・・・これを実現させるために働く・・・こんな政党が必要やで。。。

 

8/29(金) ロシア軍が隣国のグルジア共和国の南オセチア地区に侵攻して、実質上居座っている問題について、ついにブッシュは、ロシアを批判する声明を発表した。この、問題、実は何にも知らない日本人には、大変判りにくいね。。。今日は、少し、新冷戦の構造について書いてみようと思う。。。雑誌の受け売りやけれどね。。。

 

 ベルリンの壁が崩れて、それに続いて、ソビエト連邦が崩壊したとき、グルジア共和国を含めて、多くの国がソ連から独立した。当時、国力が随分、弱まっていたソ連にとって、まさに、身を裂かれるような感覚やったのやろうね・・・。そして、ロシア離れした国々が次々とNATO勢力側に着くことを、断腸の思いで見ていたのやろう。。。

 

 ここでややこしいのは、グルジアの中にも、ロシア寄りの考え方の人がいて、その人たちは、今のグルジア共和国の中でも、別の考え方を持っていて、ソ連邦やロシアと密接な関係を保ちたい・・・と思っているのやね。。。

 

 中国もやっていることやけど、ソ連は、ロシア人を、自国の勢力圏を維持するために、ロシア人がもともと住んでいなかった地域にも、大量のロシア人を移住、入植させるような政策を採っていたのやね。。。あんな小さな北方領土・樺太にも大量のロシア人が来ているのと同じや。。。共産国は、政策で人の住むところを強制的に決めていたのやね。。。ソ連の崩壊前に、かなりのロシア人が、異民族の住む土地に、入植していた。。。言ってみれば、人の楯のようなもんやね。。。

 

 ところが、ソ連邦の崩壊と同時にいろいろなところで独立国が出来て、各々の民族の国が出来たのやけれど、そこには、大勢のロシア人たちが住んだまま、独立しているのやね。。。グルジア共和国でも同じや。。。報道に拠ると、全部で2800万人とも言われているほど多数のロシア人がロシア以外の国に住んだまま独立国になっとる。。。こんなことがこの事件の背景にあるのやね。。。

 

 グルジア国内では、もともとその地に住むグルジア人が政治の実権を握って国を運営している。グルジア人たちは、やっとのことで、ロシアの隷属関係から脱したのやから、どちらかと言えば、西側諸国と仲良くしたい。。。ところが、グルジア国内には、多くのロシア人がいて、その人たちは、当然のことながら、自分たちの母国であるロシアとの関係を維持したい。。。これが対立構造になる原因や。。。グルジアの地理上の位置が、ロシアにとっても、要衝である・・・という点も見逃せない。。。ここの位置にロシアの友好国が無いと、ロシアが南への侵攻を封じ込められることになるからね。。。

 

 ロシアは、グルジア共和国内に多く住むロシア人たちを護るため・・・という大義名分のため、自国の軍隊を隣国であるグルジア共和国に侵攻させたし、グルジア軍は、これに対抗している・・・。これが今の対立の構図や。。。そして、今回、ロシアは、比較的多くのロシア人が住む南オセチア地区などを、親ロシア国として、独立させて、少しでもロシアの覇権を回復しようと試みた。。。そんなところやろう。。。

 

 折しも、世界的な原油高で、資源大国であるロシアは、多くの資金が入ってきている。。。自信を無くしかけていた北のシロクマが、またまた牙をむいてその勢力を拡大しようとしてきた。。。とも、言えるのやね。。。

 

 ロシアという国の体質を、歴史上、嫌と言うほど知っているヨーロッパの国々は、またまたロシアの覇権主義が頭をもたげてきたことに、当然のことながら、大きく反発している。。。歴史は繰り返す・・・やからね。。。

 

 1960年以来の冷戦構造は、米ソという世界の二大大国が、互いに睨み合って、対峙した。。。というものやった。そして、その冷戦は、ソ連側が、経済的に困窮し、東西の壁が無くなり、社会主義、共産主義の失敗・・・として、終わったのやね。。。つまり、イデオロギーの対立・・・は、一方の自由主義社会の大勝・・というカタチで終わっている・・・のや。。。

 

 でも、ロシア人からしたら、この時の屈辱は、忘れられない・・のやろうね。。。ロシアは、それ以来、開放改革路線で、次第に経済的にも力を戻してきたし、自国の崩壊という屈辱にずっと耐えてきた。。。これが、このタイミングで、爆発した。。。そうとも言えるやろう。。。ロシアのプーチンは、首相に退いてはいるが、裏でメドベージェフを裏で操っている。。。ロシア国民の威信回復は、プーチンの悲願やった・・・とも言えるやろう。。。そして、この対立関係は、長く続く事が考えられる。。。まさに新冷戦や。。。

 

 問題は、今や西側諸国からしたら、中国の存在感は大きい。この国がまたまたロシア側に付くと、世界に与える影響は大きい。。。逆に中国は、この新冷戦の板挟みになることになるわなぁ。。。

 

 中国の政策決定の第一義は、国内の制圧である。中国は、1つの中国という同じような国内事情を考えると、大ロシアの復活を、カタチの上では、歓迎するのやろうけど、西側諸国との関係も切れない・・というジレンマがある。こうして、歴史は進んでいく・・・のやね。。。しばらく、ロシアから目が離せなくなってしもた。。。

 

8/30(土) 参議院の民主党から、渡辺秀央(74)(参院比例)、大江康弘(54)(同)、姫井由美子(49)(参院岡山選挙区)の3人が独立して、新しい会派を作ったそうや・・・。改革クラブやて。。。民主党は、渡辺、大江両氏は、党に貰った票で当選したくせに、離党するのは、筋が違う・・・と、怒っている。。。そりゃそうや・・・。民主党って投票用紙に書いてもらって議員になった人が民主党から外れたら、選挙で選ばれた国会議員とは言えない・・・という論理には整合性がある。。。

 

 この3人の他に、郵政民営化反対で無所属になった荒井広幸氏やら、松下新平氏が合流する模様・・・。この話、誰かが裏で揺さぶりをかけとるなぁ。。。二階のオッサンなんかね。。。

 

 参議院で絶対過半数を占めている民主党からしたら、仲間割れは、死活問題。。。党の決定に不満のあった人たちが、亜流自民に乗り換えた。。。そんなところかね。。。ガソリン税の暫定税率廃止の時とか、日銀人事の時にも、この人たち反対しとったしね。。。

 

 それにしても、何でこのタイミングなのかね。。。国会開会前、議員さん方は、政党別に座るから、席が決まるまでに自分の会派ははっきりしておかないといけない。。。民主とは別会派・・という意思表示をしておくことで、アイデンティティをはっきりしておきたかった。。。そんなところやろう。。。ただし、皆さんは参議院議員やから、任期はまだまだある。ここで別会派宣言をした・・・というのは、近づいてきた衆議院議員選挙に鞍替え立候補を決断した。。。ということ。。。と、普通、考えられるわなぁ。。。

 

 まぁ、姫の虎退治・・・ぶってぶって不倫で有名になった姫井氏やら、小泉元首相と堂々と渡り合っていた荒井氏なんかは、メームバリューも、人気もあるやろうから、実力で通るやろうけど、他の人は、ちょっとキャラが薄いかな。。。マスコミに名前が売れている・・とまではイカン。。。このグループには、なかなか頭になる人がいないような・・・そんな気がする。。。。

 

 まぁ、小沢が嫌いだから離党した。。。だけじゃ、ただのわがまま。。。になっちまうから、改革クラブとして目指す政治を、もっとちゃんと説明してほしいものやね。。。場合によったら、もっと人が集まる可能性もあるのやから。。。反福田勢力って自民党の中にも意外と居るからね。。。自民を割るような流れに、もし、なったら、まさしくガラガラポン・・・の起爆剤になるかも知れないやんか。。。

 

 小泉首相時代は、国民全部が、もう一度政治にかけてみよう・・・という熱意というようなものがあった。小泉さんの言う通り、いっぺん、信じてやってみよう・・・うまくいくかも知れない。。。という淡い期待もあったんやね。。。

 

 ところが安倍さんが転けて、福田さんになって、また政治が面白くなくなった。。。ほとんどの国民は、役人天国を一日も早く終わらして欲しい・・・と願っているのに、今の政治家は、高級官僚たちを監視、指導するどころか、官僚の手先みたいなことばっかりやっとる。。。全く方向性がこの点では逆の方向を向いてしまっておる。。。だから、選挙に負けたんや。。。

 

 自民党は、参議院選でなぜ、大敗したのか。。。その原因の追及がまだまだ甘い・・・。今のままでは、どんなにひっくり帰っても、次も勝てないのに、何にも変えようとしない。。。その態度に、みんないらついているのやね。。。

 

 いま、もし、小泉さんが、自民を出て、こんなところへ、動いたら・・・。びっくりするようなことが起こるかもね。。。この動きは、小泉新党の実現・・・なんていう、政治好きにはたまらなく面白そうなネタになるような流れに、進む可能性を秘めている。。。そうなったら、この人、本当に自民党をぶっ壊すことになる。。。この人なら、その機会を狙っている。。。そんなことになったら、とても面白いのにね。。。。

 

 このブログを書いた直後に姫井さんが、やっぱり、や〜めた。。。やて。。。姫井さんといい、さくらパパといい、そもそも議員なんて器やない・・・ひとが議員になっとる。。。民主党のアキレス腱にならなきゃええけどね。。。

 

8/31(日) 私は、ノースウエスト航空という会社のマイレージを、ここ数年、せっせと貯めている・・・。ダイナースやら、シティのゴールドカードに入会したり、キャンペーンで使ったり、もちろん、カードの支払いも、せっせと集中させて、やっとのことで60000マイルが貯まった・・・。ヨメさんにも同じマイレージサービスのカードを持って貰って、こっちは28000マイルほどが貯まっていた。

 

この会社のええところは、他のところのマイレージサービスと違って、マイルの有効期限が、全く無いところやったんやね・・・。1年や2年ぐらいで消されていたら、ぜんぜん貯まらないもんね。。。おまけに、ノースは、このマイルを使って無料航空券を貰う時、燃油サーチャージが込み・・・やったんやね。。。サーチャージがバカ高くなっている昨今、これは本当に本当にお値打ちやったんや。。。

 

 ところがところが、ある日、ノースウエストのホームページを見ていたら、びっくりした。。。今年の9月15日以降の発券分から、燃油サーチャージを別途いただきます。。。というのが出ていた・・・。それも、思いっきり小ちゃくね。。。。へぇ〜えらいこっちゃ・・・あまりにも、突然やんか・・・。ということで、何とか、今年中に、マイレージを使ってしまおう。。。ということになった。。。何とか、9月15日までに発券して・・・というので、いろいろ探し出した。。。

 

 このマイル数で行ける範囲っていうのは、アジアかグアムサイパンぐらい。。。。せっかくやから、ビジネスを取って、豪勢に行こうか・・・と、11月初め辺りで、Cで、グアム行きの予約を取った。息子にこのことを言うと、一緒に行く・・・というので都合3人分をマイレージ特典航空券で取れた・・・。息子はYやけれどね。。。まぁ、ただはだだや・・・普通やったらエアー代で、nawやったら、格安航空券でも、一人17万ほどはYでも要るからね。。。

 

 同じタダで行くのなら、ホテルもタダのところを・・・というので、レオパレスグアムの1部屋がタダになる株主優待券を取った。レオパレスの株を買ったら、2枚、これが送られてくる。。。。これで1部屋が2泊分ただになる・・・。息子も行くと、もう1部屋2泊分、要るので、それはヤフオクで2枚落とした。。。1枚1800円×2で、3600円。。。レオパレスリゾートは1泊80〜100ドルぐらいはするから、かなり、格安である。。。

 

 ただ、グアムで2泊だけ・・・っていうのは、いくらタダとはいえ、勿体ない・・・。さすがに、もう1泊はPICというホテルを取った。。。これは1泊3人で1部屋300ドルぐらい。。。一人1万ほどか。。。

 

 さて、いろいろグアム行きを調べていると、面白い事に気付いた。関空からグアムへ行く便は、コンチネンタルがもう撤退していて、ノースウエストと日航、全日空の3社3便だけ・・・。航空不況、ここに極めり・・・かね。。。ところが日航と全日空は、行きは夜便で到着が、向こうに深夜2時とか3時着の悪い時間の便しかない。nwaは10時半出発の昼の3時頃着の昼便だから楽だけどね。。。

 

 帰りは、みんな、またまた、とんでもなく朝早い時間帯しかない。。。大阪発着のグアム行きは、帰りのまともな昼便は無くなってしまっている。。。夜中の3時に出て、朝5時とか6時に関空着とか・・・みんなそんなんや。。。やっぱり、これも関空の駐機場代が高いのが原因なのやろうかね。。。ノースは早朝、日本に飛んできて、その足で給油だけして、そのままグアム行きの客を乗せて、飛んでいく。。。グアムに午後に着いた後に、グアムで駐機させる作戦なんやね。。。ほんま、関空のバカ高い駐機料金のおかげで、肝心の利便性が失われておる・・・ほんま、不幸な話やね。。。名古屋やったらあるのに。。。ん?名古屋。。。京都からやったら、新名神も出来たし、名古屋セントレアも選択肢になるのとちがうのか???

 

 普通考えたら、午前10時頃に関空を発って、午後2時頃にグアム着。夕方5時ぐらいにグアムを発って、関空に夜の7時ぐらいに着いて、関空で駐機・・・っていうのが客にとって、ベストなパターンやんか。。。昔のコンチネンタルもANAもJALもこのパターンがあったのに、全部、カネの節約出来る、変な時間帯の便にしてしまいよった。。。ほんま、困ったもんや。。。ただでさえ、関空は客が減っているのに、飛行機の便利な時間まで悪くなったら、誰も乗らへんようになるで。。。

 

 ひょっとしたら、これからは、京都・滋賀の人は、高くて遠い関空を敬遠して、セントレアにシフトするかも。。。京都−名古屋は新幹線で30分、名古屋−セントレアは名鉄特急で28分・・・電車でも意外と近い。。。

 

 そこで車で行く想定で、関空と名古屋の比較を調べてみた。。。

 

 京都南−関西国際空港 泉佐野までの高速代2750円+橋代700円=3450円 100.1q 1時間18分

 京都東−中部国際空港セントレア 大府までの高速代3700円+知多半島道路900円=4600円 141.7q 1時間17分+知多道路

 

まぁ、伊勢湾岸自動車道の大府までぐらいでちょうど関空と同じぐらいの距離。良い飛行機の時間があるのだったら、セントレア、使ってみてもええかなぁ・・・てな感じかね。。。まぁ、今回は関空経由にしといたけどね。。。

 

私のグアム行きはもう、4回目になる。。。最初はピアリゾートというコンドミ泊まり、2回目はニッコーホテル、3回目は、アルパンビーチタワー、今度はPICとレオパレスか。。。同じところに泊まらへんね。。。まぁ、どうせレンタカーで動くのやから、あんまりホテルはどうでもええ方や・・・。夕飯の時に、酒が飲めないのはちょっと、辛いけどね。。。息子に運転さそうかなぁ。。。

 

アジアと違って、英語が通じて、わずか3時間半で行ける身近な外国、グアムは、最近、海外旅行デビューの家族連れなんかが多い・・・。小さい子どもをだっこして、どこか海外・・・っていうことになったら、グアムあたりは手頃やからね。。。沖縄あたりとあんまり距離感が変わらないからね。。。のんびりするには、手頃なところ。かといって、無茶苦茶、ど田舎でもない。。。ハワイのように、良いレストランもあんまりないけど、まぁ、それなりにのんびり出来る。。リゾートとしても、海は特別綺麗やしね。。。何度も行っても、あんまり飽きない。。。私にとってグアムは、とても手頃な渡航先なんや。。。

 

 

 

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