日常のページ

 

10/1(水) なんや・・・中山国交大臣、辞めちゃったんやね。。。まぁ、大臣としての仕事より、自分の主義主張を国民にアピールすることを、優先させただけ・・・。自民党に迷惑がかかるから・・・。選挙に影響が有れば「万死に値する・・」やて・・・。この人、やっぱり、ちょっと時代がかっている。。。のかね。。。

 

 そして、交替に3つ年上の中山恭子さんが、拉致担当に逆戻り。。。嫁さんのほうが、人気も実力も1枚・・上手やった・・・ということかね。。。

 

 さて、中山元大臣も間違って言っていたけど、大阪府と大阪市。それと、京都府と京都市の関係って、ホント難しいのやね。。。政令指定都市であり、特別市である都市は、どうしても上下関係っていうのが馴染まない。。。大阪も京都も府市協調。。。なんて言っているけど、ホントは、あんまり仲がよろしくない。。。何かの挨拶に府知事と市長が呼ばれた時に、どっちが先に挨拶するか・・・こんな、しょうもないことで、いつも、もめとる。。。府は自分のところが上だという意識があるし、市の方は、自分の方がより密着した地元であるというプライドがある。

 

 京都府の場合なんかでも、府の人口260万人のうち、147万人が京都市の人口。。。つまり半分以上が京都市民なんやね。。。つまり、これが、京都市内なんかでは、二重行政・・・なんていう批判が起こる原因になっとるのやね。。。京都市内には、市道と府道・国道があって、各々の管理を別々にやっとる。。。京都市内には京都市立の高校と京都府立の高校があり、各々、別々の教育委員会がある。市内に府の立派な施設があったり、それと、似たような市の施設が近くにあったりして、無駄・・・になっとることもあるのやね。。。

 

 何かイベントをやったり、公共工事をやるときも、府と市は、別々に予算組をして、別々に負担割合を調整せなあかん。。。何か問題が、有ったら、押し付け合いになるし、手柄は奪い合いになる・・・。困ったものやね。。。

 

 私は、道州制推進論者だし、早く都道府県の県庁や府庁を地方別に州に統合して、府議会県議会を州議会に統合すべきやと思っているのだけれど、なかなか、役人さんたちは、守るべき利権や仕事が多いのか、遅々として改革が進まないね。。。府会議員県会議員を何千人もクビに出来るのにね。。。年収2000万ほどの人を何千人規模で、税金で雇わなくても、よくなったら、ものすごい税金の節約が出来るのにね。。。

 

 私は、増税、増税と言う前に、行政の無駄を徹底的にそぎ落とす必要があることは、みんな共通の認識やと思うのやね。。。ところが、公務員さんとか、行政からのお金で飯をくっとる人たちは、必死になって自分たちの仕事が無くならないように、守りに入ってくる。そうなると、何が無駄で、何が本当に必要か・・という優先順位のような考え方が、効かなくなってくる・・・のやね。。。

 

 みんなから集めた税金に、必死になって、ぶら下がっておる人たちを、いかに減らして、いかに仕事を減らし、人や費用を減らせるか。。。これしか、増税せずに済ませる方法は無いのやね。。。

 

 日本は、何でも親方日の丸的な考え方が、まだまだ蔓延っているところがある。。。だから、自然と、優秀な人材は、官僚に集まるようなシステムになっとるのだが、本当は、そんな人たちに、民間で、思いっきり生産性の高い仕事をしてもらうような社会に変えていかないと、日本に未来は無い・・・のやないのかね。。。資源のない日本で、唯一世界に互していけるのは、「人的資源」だけである。ところが、行政や政治は、何も生み出さない・・・極めて生産性の低い仕事のひとつ・・・である。そんな後ろ向きの産業に、掛け替えのない日本一優秀な人材を埋没させて、ええのか。。。何か、ものすごく、勿体ないことを、戦後日本は、延々と、やってきたのやないか。。。それを反省する時が、いま、来ているのやないかね。。。

 

 もう、官僚主導の日本国の運営という発想は、終わりにしていかないとアカン・・・。そう思わないか?

 

10/2(木) 大阪の難波にある雑居ビルで夜中の3時に火事。。。15人もの人が亡くなったのやて・・・。火を見た人が少ない・・・っていうから、煙に巻かれて亡くなったのやろうね。。。気の毒に。。。

 

 ただ、この場所がエロビデオを個室で見るための店やったことから、なかなか、亡くなった人のことが報道されにくい・・・っていうことはある。聞けば、このお店は1室2帖ほどの広さで、11時から次の日の11時まで居ても、僅か1500円で済む・・・ような店だったことから、終電に遅れた酔い客が、朝まで過ごす・・・ような状況やったんやろうね。。。カプセルホテルやサウナより安いからね。。。

 

 そう言えば、新宿歌舞伎町の雑居ビルの火災でもそうやったけど、この手の店舗は、なかなか防災とか、防火の設備が出来てない場合が多い。1泊1500円しか、取れないようなところで、完璧な設備をせよ・・なんて、指導しても、こんな薄利な商売では無理や・・・と言われてしもたら、残念ながらお終い。。。そんな、木賃宿みたいなところに泊まる方が悪くなってしまうのかね。。。

 

 これから、泊まるところを、選ぶのも、運命を分けることになってしまう・・・のかね。。。

 

 夜中の3時、こんな繁華街の片隅のたった2帖の個室で、死んだ人の無念さ・・・を考えたら、ほんと、哀れやで。。。でも、これって、ひょっとしたら、明日は我が身・・・っていう可能性がある。。。友達と難波で飲んでいて、気がついたら終電終わっていて、仕方がないから、泊まるところ探す・・・。たまたま、近くにあった個室ビデオ屋に入って、仮眠。。。でも、どこかの部屋のヤツが、寝たばこでもしておって、出火。。。煙に巻かれて、一酸化炭素中毒で死亡。。。なんて、どこの誰でも、可能性がある。。。それだけに、怖いことやで。。。

 

 よく考えてみたら、ホテル業や旅館業は、客を1晩、泊めるためのスペースを貸す・・・のがメインの仕事や。。これが、けっこうな、お値段を取れるものやから、他の業種がどんどん、参入して来よる・・・。最初は、サウナ屋さんやったかね。。。サウナの休憩室をゆったりと仮眠出来るようにしとった。。。それが、半個室のようなカプセルホテルに進化。。。最近では、24時間営業のファミレスなんかも増えて来たのやけれど、さすがにココじゃ、眠れない。。。そこで、インターネットカフェやら、今回の火事で注目を浴びた個室ビデオなんかが増えて来たのやろうね。。。

 

 私のように、ええ歳になると、こんなところには、行こうとも思わないのだが、学生さんやら、若いサラリーマンの人には、抵抗感が無いのやろうね。。。若い人の行動パターンやら、趣味、嗜好に合わせて、いろいろなビジネスが発展してくるものやからね。。。

 

 どんどん、新しい形態の商売が生まれては消える今の世の中。。。その流れのスピードに警察とか、消防とか、行政とかが、ついていけてない。。。という現状があると思う。火事のあった雑居ビルに、どれだけ火災報知器やら、スピリンクラーやら、消火器やらがあったか・・・。多分、そんなのは、ええかげんにされとったのやろう。。。消防訓練も、多分、ろくにやってないやろう。。。いつも、何かが有ってから、初めて、動く。。。誰かが死なないと、問題点が分からない。。。こんな事の、繰り返しでしか、情けないことに、何も出来ない国に、もう、日本はなってしまっているのやね。。。

 

10/3(金) 大阪・難波のビデオ視聴屋火事は、結局、放火事件・・・やったみたいやね。。。それも、犯人は、かなり、変人やったそうや。。。いつも、バンイチ。。。借金があって、もう死にたい・・・と思ったそうやけど、死にきれず、火を付けたら、怖くなって、慌てて店員に通報・・・。自殺するつもりのヤツが、いの一番に逃げ出して、店の奥にいた客が15人も逃げ遅れて死んだのやから、死んだ人は、居たたまれないね。。。死ぬのやったら、勝手に、一人で死ねや。。。って、みんな言いたいところやで。。。道連れどころか、15人もの命を奪っておいて、自分は助かって、すみません・・・で済むのか。。。

 

 殺人罪っていうのは、明確な殺意が求められるのやけれど、コイツの場合、客を殺そうと思って殺した風ではない。。。ところが、結果として15人も人が死んだ。。。この落とし前、どう付けてくれるねん・・・っていう話やと思うのやね。。。殺す気がなくても、そんなことをしたら、他の客が死んでしまうかも知れない・・・というのは、当然、予想出来たはずやろうからね。。。

 

 一度に15個もの人の人生を、一瞬のうちに奪ったのやから、そんな尋常な罪で、許したらあかんわなぁ。。。そやけど、この裁判、多分、もめるで。。。もともと、テレクラやったお店をキャッツっていう、ビデオ視聴屋に模様替えして、経営しとった・・・のやろ。。。非常口は無いは、窓は無いは・・・・。手前の部屋で火事出されたら、奥にいる人なんかは、ホント、逃げようがない。。。被害者の人らは、気の毒に、煙と熱で逃げ場のない状態やったんやろうね。。。ほんま、これ以上の不幸は無いで。。。

 

 不特定多数の出入りするこのような場所で、放火・・・という卑劣極まりない犯罪を、完全に防ぐのは、事実上、不可能である。それだけに、万が一のことを考えて、消火設備やら、避難経路やらの確保だけは、最低限、必要なんやろうね。。。ところが、そんなお店が、ちゃんと、消防法を守って、法律通りのことをやっているわけがない。。。もともと、この法律、役人が作ったザル法の最たるモノやからね。。。

 

 田舎のスーパーとか、ホテル、旅館とか、パチンコ屋の裏とか行ってみ。。避難通路に荷物や什器が山積みのところなんか、ザラにある・・・。消防検査の時だけ、片付けられていて、普段はゴミの山・・・っていうところが、ほとんど。。。っていうのが実態や。。。多分、この法律の目指しているところは、要求が高すぎて、理想主義的過ぎるのやね。。。もっと、実態に即して、せめて、ここには換気口を付けろとか、逃げられるように窓をふさぐのはアカンとか、現実的な、本当に危険がある場合だけに、絶対に、改善をせんと、営業停止にするぞ・・・ぐらいのことをやらなあかんのと、違うのかね。。。逆に、どうでもいいところ、危険のないところは、対象から外してもええぐらいや。。。風俗店とか、いかがわしい店を、ガンガン取り締まらないから、いつも、こんなところで、何かがある。。。ような気がするのやね。。。

 

 国家権力というものは、国民の生命、財産を守るための最低限の取り組みをすることが求められている。。。いざとなったら、いつでも最低限は外へ逃げられるようにする。それぐらい・・・は、守らせないと、事業者の商売にもならない・・・というぐらいにしとかんと、まだまだ似たような事が続くと思うで・・・。

 

 いつも、何かがあった時だけ、総点検。。。ってなる体質。。。いつまで繰り返されるのかね。。。全ての客商売・・・っていうのは、客の身の安全が守られること・・・というのが、お商売の前に、第一条件だと思うのだけども、どうだろうか。。。それとも、そんな危険なところ、利用せんとこ。。。で、淘汰された方がええのかね。。。

 

10/4(土) 野田聖子大臣が、こんにゃくゼリーを自主回収するようにメーカーに言ったそうや。。。大臣の要請だけに、こんにゃくゼリーのメーカーは、頭を抱えているそうである。。。消費者庁なんて、私は要らないと思っている方なので、野田さんの、横やりは、選挙近しのパフォーマンスの臭いがプンプンやね。。。

 

 私はそんなに、こんにゃくゼリーを食べないのやけど、この商品のカタチや大きさが悪いのやったら、メーカーも死活問題やから、いろいろ、努力しているのやろうし、そけでも、誤飲して、窒息して亡くなる人もいる。。。これは、有る程度防げないことなのやないのかね。。。

 

 例えば、お正月になれば、毎年、お餅を喉に詰まらせて、亡くなるお年寄りが後を絶たない。。。これは、周りにいる人やら、ご本人が、気をつける以外に再発防止策が無いのやね。。。こんにゃくゼリーも、これに類する話やと思うのやね。。。

 

 このゼリーを凍らせて食べるのが好きな人は、多いらしいのだが、その人は、その人で、十分に喉を詰まらせる危険性を認識して、食べてはる・・・と思うのやね。。。それを、やれ、凍らせて食べないでください・・・と書いていないから、売っちゃダメ。。。なんていう横暴な話は無いと思うのやね。。。

 

 野田大臣の自主回収要請・・・っていうのは、お上が、この商品を全否定してしまうことになるから、本人が、思っている以上に、強制力が強い事なんやね。。。この商品を作って売っているメーカーの工場で働く人、運送する人、売る人、この工場に材料としてのこんにゃく芋の粉を売っている人、そのこんにゃくいもを作っている農家の生活・・・。そんな全てを停止させてしまうような拘束力のある事なんやね。。。恐らく、何千、何万人もの人がこのこんにゃくゼリーのおかげで、生活している・・・っていうことを考えたら、そんな簡単な問題ではないのやね。。。軽々に口出しするのも、大問題になる・・・のやね。。。

 

 昨今の食品偽装とか、食の安全の問題で、最近、メーカーは、よく自主回収をしている。それは、ひょっとしたら危険な成分が自社の製品に混入していたかも知れない・・・から。。。という理由である。ところが、品質的に、何の問題もない食品なのに、自主回収をせよ。。。ということになったら、これは、公権力の濫用やないか。。。ということにもなりかねない・・のやね。。。

 

 この件に関してだけ言えば、野田大臣の言ったことは、消費者の身方のようなふりをした、クレーマーにしか、見えないのやね。。。餅を食べるときは、喉に詰まらせたら危ないので、小さく切って食べましょう。。。それだけのこと。。。こんにゃくゼリーを食べるときも、半分に切って、よく噛んでから飲み込みましょう。。。それだけのこと・・やんか。。。

 

 一大臣が、そこまで、1つの食品だけを、徹底的に目の敵のように、虐める・・・というのは、どうなのかね。。。役所の権力をどんどん大きくして、何でも役所が口を出してくる・・・ような方向性に、自身に、私は、かなり疑問を感じるのやね。。。それとも、この商品のおかげで、売上が激減した業界から、陳情でも有ったのかね。。。そっちを、疑ってしまう。。。

 

10/5(日) 福岡の公園のトイレで、我が子をホースでしめ殺したあの事件。。。何か、腑に落ちないところが多かったのやけど、この母親、自分の子に多額の生命保険をかけておったそうや。。。死んですぐ、保険会社に死亡保険金の請求をしているあたりを考えると、どうも、ご本人が警察でしゃべっていた理由が、嘘ばかり・・・に聞こえてくる。。。

 

 当初、子どもが行方不明・・・っていうのを装っていて、悲劇の母親を演じきっていたこの母親。。。GPS携帯をわざと隠して、ほかしたり、何か、やったことに、あんまり整合性が見えにくかった・・・んやね。。。子どもの葬式が過ぎて、警察に追い詰められて、自分が殺した事を自供したんやけど、その際に、その子が、自分を介助してくれなかった・・・とか、将来を悲観して・・・なんて、言い訳をしていたのやけれどね。。。それも、また、嘘やった・・ということなんやろうね。。。本当の殺人理由が、保険金にあったとしたら、もっと、殺された子供は報われへん。。。

 

 それにしても、実の我が子を、カネのために殺める。。。そんな母親が、この世の中に居てもええのかね。。。この、狂気にも似た、鬼母の頭の中を見てみたいもんやで。。。ほんま、人の仮面を被っただけの畜生・・・以外の何者でもない・・・やんか。。。

 

 そやけど、こんな事件が続くと、お金って、何やね。。と、思ってしまうね。。。人の命よりも大事なもの・・・なのかね。。。と、ホント、思ってしまう。。。それと、保険というシステム。。。人の命をお金に換えてしまう・・・悪魔のような商売・・・に、私には見えて仕方がない・・のやね。。。自分が支払ったお金より、たくさんのお金が貰えてしまう・・・。これが、保険加入者の射幸心を煽ってしまっている・・・のやね。。。

 

 保険金を払っている人は、何かの時には、取り返してやろう・・・という心理が働く。。。入院が1日10000円もらえるから、事故や怪我で入院した人は、出来るだけ長い間、病院にいられるように先生に懇願する・・・。これも、アホな話やで。。。もう、とっくに元気になっているタクシーの運ちゃんが、休業補償をたくさん、貰いたいがために、痛くもない足を、痛い痛いと言って、ずるずると入院を引き延ばしている・・・ことなんか、よく聞く話やんか。。。こんなことをしているから、健康保険が大赤字になる・・・のやけれどね。。。

 

 保険屋という商売は、実は、何も生み出さない商売である。人が元気で働いているから、成り立つ商売なんや。。。加入者がみんな怪我したり、病気になったり、死んだりしたら、保険屋は、お手上げである。。。つまり、それだけの商売。。。やっていうことなんやね。。。悪く言えば、人の不安感に付け込むような商売やからね。。。もし、病気になったら・・・とか、もし、急に死んだら・・・とか、普段の生活なら、有り得ない状況が大前提にある。。。

 

 ところが、一度、何かで、保険金が貰えたら、それに味を占めるような人が出てくるのやね。。。保険金を取るのが趣味・・・みたいな感じの人。。。これが、どんどんエスカレートしていって、人まで殺してしまう・・・という感覚まで・・・になってしまう。。。事の善悪や、その出来事の大きさや影響力・・・なんて、二の次・・・という境地にまで達してしまった時、人はこんな恐ろしい事を平気で出来てしまう感覚になるのかも知れないね。。。

 

10/6(月) 相撲が八百長であるかどうか・・・。私には、あんまり関心がない。。。相撲という国技が、いつも、真剣勝負でなければならない・・・という必要性も、私には感じないからね。。。客が枡席で、お弁当食べて、酒呑んで見てるのやから、お芝居やらと、同じ「見せ物」である・・・と考えた方が判りやすいからね。。。

 

 前にテレビで、地方場所を特集して放送をしていたけど、力士同士が、面白、おかしく場内の笑いを誘うような取り組みをする、しょっきり・・・ってあるやないですか。。それにチビッコ力士が何人もかかって、大きな力士に立ち向かうヤツ・・・とか、いちばんひ弱そうな子どもに、わざと負けてあげて、場内をドッと、沸かせるヤツ。。。あれって、相撲を十分、パフォーマンスとして見せるショー的な要素の強いものやと思うのやね。。。

 

 それに、地方場所での取り組み・・は、本場所と比べたら、ぜんぜん真剣味が違う。。。と、誰だって感じるはずや。。。それやのに、地方場所は手を抜いて、本場所はガチンコ・・・って言われたってねぇ。。。みんなで、売り出したいスターがいたら、ソイツにわざと、勝たせてやって、人気を上げる。ふてぶてしい態度を取る力士は、悪役に徹して、これまた場を盛り上げる。。。それで、アカンのかね。。。

 

 プロレスやらボクシングと同じ・・・と思ったら、そんなに腹を立てるようなことでもないからね。。。プロレスの試合で、八百長や・・・と叫ぶ人はいないやろうからね。。。昔、プロ野球の黒い霧事件とかも有ったけど、プロスポーツの選手達は、そのスポーツばっかりやっているのやから、有る意味、抜き方・・・もうまい。どうしたら、手を抜いているように見えずに、素人に見破られずに、済むか。。。こんなの、お茶の子サイサイ。。。なのやないのかね。。。

 

 いつも、真剣勝負、いつも100%の力ばっかり出していたら、選手生命が短くなる。。。そのスポーツを生業とするなら、出来るだけ長い間、客を呼べる選手として活躍することが求められる。そうなりゃ、当然、「抜きどころを探す」・・・のは、必然・・・という部分はあると思うのやね。。。

 

 格闘技で、本当に真剣に闘い合ったら、相手の選手を故障させてしまう・・・っていう部分はあると思う。200sも体重のある人に、普通の人が上から乗られたら、確実に圧死してしまうやんか。。。だから、力士は、相手の力士にも配慮しながら相撲を取る・・・。これは、至極、当たり前のマナーになる。そうなりゃ、真剣勝負か、そうでないか・・・の差っていうのは、その力士の心の中のさじ加減次第・・・というところが有ると思うのやね。。。

 

 だれも、そんな心の底の奥深い部分にまで、立ち入って詮索は出来ないから、誰も白黒は付けられない。。。ということなんやろう。。。板井っていう元力士や、大麻でクビになった外人力士やらが、週刊誌のネタとして、いろいろ言っているが、誰も決定的な証拠を掴めないやろうね。。。お金を振り込んでたりしたら別やけど。。。それとも、実際に金の受け渡しをしているところを証拠写真でも撮るか・・・やね。。。そんなヘマはしないやろうから、八百長の立証は難しい。。。

 

 相撲・・・っていう1つのスポーツを、国技である。。。というところまで、神格化する発想は、実は、旧日本軍が、戦争につき進む日本を象徴化するために、神道を利用した・・・っていうイメージに実は近いと思うのやね。。。横綱の土俵入りは神社の境内で行われるし、このセレモニーが神事であるかのように仕立てて、いかにも、相撲が何か特別なスポーツである・・・という風な巧みな演出をやってきたのやね。。。相撲の代わりに剣道や柔道でも良かったはずやからね。。

 

 でも、横綱が神様の使いではない・・・というのは、明々白々やし、日本人の好きな規律立った世界も、実はどろどろとして人間くさい世界や・・・というのが明らかになってきているし、新弟子の子がイビリ殺されていた・・・なんて話が昔から後を絶たない・・・ことから考えると、もう、昔ながらの封建的な相撲部屋制度のやり方が通用しなくなってきている・・・ということはあるやろうね。。。

 

 まぁ、それも含めて、何かと話題になっている相撲界。。。これも、有る意味、相撲のプロモーションに、結果としてなっとる・・・ことを考えたら、話題づくり・・・という観点では、芸能界とあんまり、変わらない・・・。どちらも、人気商売や・・・ということなのやないのかね。。。人気取りのためには、何をやっても許される。。。八百長も、そんななかの一つ・・・って考えたら、腹も立たないで。。。相撲で、賭け・・・・・なんてやってない限りね。。。

 

10/7(火) 年金の記録が改ざんされていた件で、自民党と民主党が、互いに相手の責任や・・・と、なすりつけ合いをやっているのやけど、これって、どうなのかね。。。この問題は、確かに自民党政権下で起こったことやけど、問題の多くは、社保庁という9割が自治労という特異なお役所体質の組織。。。その支持団体が民主党である。。。辞めた中山元大臣の言っていた事も、あながち嘘やないで。。。

 

 厚生年金は、その掛金を企業が半分、本人が半分負担する・・・っていう不思議な構造になっている。。。将来、その人が貰えるようになる年金の掛金を、本人のために、半分、会社が積み立ててあげている・・・という構造なんやね。。。つまり、企業側からしたら、現在の給料の他に、退職してからの本人の収入のための支出・・・っていうことになるのやんか。。。これまで、手厚い事を、本来、企業がやるべきなのかね。。。社会主義国やあるまいし、企業という私的な要素の強いところに、年金という公的な徴収義務を課す・・・という構造の矛盾があるような気がするのやね。。。

 

 まして、終身雇用制・・・なんていうのは、とっくの昔に薄れてしまっている・・・というような今の御時世で、企業が裏給料のような支出をやり続けている・・・。まして、このお金は、所得税の計算から控除されている・・・となったら、これって、官民一体となった脱税・・・って見えなくもない。。。やんか。。。

 

 まぁ、そんなことに、いくら文句を言っていても始まらないのだが、この厚生年金の企業側の負担分。。。これが、ことのほか、大きな額になっていて、経営の苦しい中小企業のなかには、支払えないところが多い。。。厚生年金の掛金を集金するのが仕事である社会保険庁は、都道府県から、このおいしい仕事を分捕ったまでは良いのだが、何にもしなくても、勝手にお金が集まるモノだと、タカをくくっていた。。。

 

 ところが、予想外にカネを払わない会社が多い・・・。役人さんという人種は、人に頭を下げたり、粘り強く交渉したり、足繁く通って何とか・・・とか、なかなか入れてもらえない掛金を集金する・・・・という作業を、やりたがらないものなんやね。。。ただでさえ、社保庁の職員さんは、自治労などの職員組合に入っている人の比率が9割・・・を超える。。。全庁オンライン化に反対して、機械化をして、職員数を減らすのに、徹底的に反対していた曰く付きの労働組合である。。。

 

 休みを増やしたり、休憩室にはマッサージ器完備、保養施設は立派なモノが全国にある。。。ゴルフの練習場まで職場の屋上に作っておった・・・という札付きのサボリ役所やんか。。。。休憩時間を増やしたり、タイプ打ちは、1時間に何文字まで・・・45分働いたら15分休憩・・・なんて、馬鹿げたルールを要求して、徹底的に仕事が楽になるようにしてきたのやね。。。そんな、やる気のない職員ばっかりの社会保険事務所の職員さんたち・・・。こんな人らが、掛金未納の企業回りをして、徴収率が上がるワケがないやんか。。。

 

 案の定、厚生年金の掛金の徴収率は、低いまま。。。このままでは、まともに払っているところが馬鹿を見る・・・というモラルハザードが起こる・・・直前。。。まで来ていたのやね。。。そこで、ヤツらが考えよったのが、徴収率を、見せかけだけ上げるためのセコイ不正である。。。そもそも厚生年金の掛金は、標準報酬月額・・というものを基準に決められている。例えば30万の給料の人の分やったら、厚生年金掛金5万を25000円づつ、会社が負担する。この標準報酬月額の金額を、もし、20万円にしておいたら、どうなるか。。。掛金は40000円になったとしたら、本人の給料からは25000円天引きしておいて、残りの15000円だけ会社が負担する。。。こんな悪知恵を、事もあろうか、社保庁の職員がやっとったんやね。。。25000円やったら払えないけど、15000円だったらなんとか、払う・・・からね。。。

 

 でも、こんなことをやられたら、天引きされている本人の将来貰えるはずの年金額まで減ってしまう。。。つまり、本人が気付かないまま、将来もらえる年金が削られている・・・という恐ろしい現実がここにあるのやね。。。社保庁の職員からしたら、結果として厚生年金の掛金の徴収率が上がる。。。会社は支出が抑制できて大喜び。。。馬鹿を見るのは社員さんだけ・・・というような格好なんやね。。。

 

 この問題の根幹にあるのは、やっぱり、楽して仕事したい・・・という社保庁職員のぬるま湯体質・・・やと思うのやね。。。不正な改ざんまでして、楽をしたい職員たち・・・。こんな職場が成り立ってええものなんかね。。。こんな酷い事をして、社会的な大問題にまでなっているのに、改ざんをやった人や、指示をした人に、誰一人逮捕者も無い。。。これこそ、モラルハザードやで。。。ホンマ。。。牢屋に入れろ牢屋に。。。ちょうどええわ。訴追された懲戒免職に出来るから、退職金も払わなくても済む。。。そのぐらい、悪質なことやで、これは。。。国民への背信行為や。。。

 

 社会保険庁という役所は解体することが決まっている。。。ただし、看板の掛け替えだけ・・・になってしもたら、庁益が残り、異常なまでの職員厚遇の風土が残ってしまう・・・。何で、国税庁に統合しなかったのか。。。ほんま、悔やまれるで。。。

 

 日本は税金が低い、ええ国や・・・と言った人がいたけど、私は、そうは思わない。。。優秀な大蔵官僚たちが、どうしたら、痛税感が重くならずに、1銭でも多く国民の財布から、カネをくすめ取るか・・・こればっかり必死に考えて来よったからやと思うのやね。。。社会保障費は、本来、その全てを、税金から出すものである。年金も税金から、高齢者の医療費や、老人介護のお金も税金で出すべきものやか。。。それを日本は、所得税やら、固定資産税、相続税、ガソリン税、消費税、厚生年金、介護保険料、後期高齢者保険料など、名目を代えて集めている・・・っていうだけやと思うのやね。。。感覚的には稼ぎの4割ほどは、取られている。。。のやないかね。。。トータルしたら。。。

 

 問題は、この負担がバラバラになっているから、融通性が無いのやね。。。サイフが別々になったら、1つがたりないとスグ値上げになる。。他のサイフにカネがあるのに1つのサイフが空になると足りない足りない・・・と騒ぎ出すからね。。。これが、どんどん続くから、結果として、莫大な埋蔵金が有るのに、使えない・・・という馬鹿なことが起こってくるのやね。。。

 

 私は、日本は低福祉低負担の国を目指すべきやと思う。。。年金なんかも、誰でも、月に1人一律10万だけ貰える・・・ぐらいであかんか。。。後は蓄えで食える・・・っていう方がまともな社会やで。。。自分の食い扶持を全部、国からもらうなんて、やり過ぎやと思うのやね。。。誰も努力しなくなる。。。そのためには、なるたけ小さな政府にして、税金で飯を食っているような人の絶対数を劇的に減らすべきやと思うのやね。。。人口が減る。経済が右肩下がりになっているのに、役人さんたちだけが、元気で、ええ家に住んで、ええもん食っているようなそんな日本は、アカンと思うからね。。。

 

10/8(水) それにしても、NYSEの株価暴落が止まらないね。。。まさに、ヒステリックな動き・・・この先、どこまで落ちるのやろ・・・。。。値下がり幅が一時800ドルを超える・・なんて、普段と、動き方が、一ケタ違う。。。とこまで来ている・・・のやね。。。

 

 もともと、サブプライム、サブプライム・・・って言ったって、所詮、アメリカの不動産バブルの崩壊。。。っていうことなんやね。。。もともと、そんなに所得のない人にまで、無理矢理ローンを組ませて、分不相応の高い家を買わせた。。。その借金が返せなくなっただけ・・・。言わば、自業自得のようなこと・・・や。。。そんなヤツにまで、バカスカ、お金を貸したヤツが、一番、悪いだけなのやけど、このケツフキを、みんなが税金でせなあかん。。。ほんと、理不尽なお話・・・なんやね。。。

 

 アメリカの株式市場には、全米はもちろん、全世界から投機マネーが流れ込んでいる。。。特に保険業界なんていうのは、契約者からお金を集めて、そのお金を運用してもうけている。。。その、世界一の保険会社AIGが、詰まってしもて、もう、あかん・・となって、米政府が公的資金を注入して、守ろうとした。。。そのために、日本の3つの保険会社を売却する・・・って発表したものやから、さぁ、大変。。。保険契約者は、アリコや、GEエジソン、スター生命の日本法人の3社は、どこかのスポンサーに売られる事となったのやて。。。

 

 私は、そんな難しい経済のことは、判らないのやけど、これって、よくよく考えたら、ちょっと不思議な話・・・なのやないのかね。。。日本の契約者が支払った保険掛け金は、もちろん、有る程度プールされては、いるのだろうけど、かなりのお金は、米国の株式やら債権やら石油なんかに投資されている・・・のやろ。。。その投資が、うまいこと行かなくなっているのに、日本のAIG傘下の3保険会社の株を誰か他に売り払って、またそのお金を米国のAIG本社に行くわけなんやろ。。。それって、ものすごく、勝手で詐欺に近いような話なのやないのかね。。。

 

 日本人の支払った金は米国に言ったまま帰ってこない・・・それやのに、また、在日3社の株式を売り払って、またその金をアメリカに持っていく・・・。素人なりに考えると、こんな虫の良い話は無いのやないのかね。。。これじゃ、日本人からしたら、盗っ人に追い銭・・・みたいな事にならへんのか???マスコミやら、日本の保険会社は、必死になって、契約者に、冷静に・・と呼びかけているけど、投資に失敗した保険会社の損失のツケはどこに回るのか。。。保険契約者が本来もらえるはずの給付や配当に、全く影響が無い・・なんて、誰が明言出来るのかね。。。

 

 似たような話で東京のゲートウェイ21という、日本人の留学を斡旋をしている会社が何十億ものカネを焦げ付かせて、倒産した・・・。留学のための費用として前払いしていた人は、当然、自分の支払った金は、留学先の学校の授業料や、ホームステイ先の滞在費として、支払われているものやと信じ切っていたのやね。。。ところが、この会社は、社員の給料や、立派なビルの家賃として使ってしまっていた。。。そうや。。。

 

 もともと、この会社は、留学・・・にかこつけて、カネを前払いでローンまで組ませて支払わせる・・・という詐欺まがいのことをやっとったようやね。。。だから、新規に取った契約で何とか自転車操業のような事をやっとった。。。ところが、新規の顧客が獲得できないと、当然、資金繰りに行き詰まってしまう。。。もともと、それだけの会社やったんやろうね。。。

 

 ゲートウェイ21っていうインチキのような会社と、AIG3社を、同じように、比較に出すのは、失礼なんやけど、私には、保険という仕事が、もともと、言っちゃ悪いが、ちょっと、いかがわしいような商売に見えて仕方がない・・・のやね。。。人が死んだり、病気したり、怪我したら、お金を支払います・・・っていうのが、保険会社のシステムやろ。。。これって、滅多にないこと。。。を前提に、商売、しているのやね。。。

 

いくら、高い死亡保険の生命保険に入っても、自分が死んでしもたら、ヨメサンや子どもに行くだけ・・・。それに、多くは、80歳になったら保険満期で、81歳に死んだら、1銭ももらえない。。。人間、80になって、これから死ぬ確率がぐんと上がるのに、いざとなったら貰えない。。。そんな世界なんやね。。

 

 つまり、若くて元気で、まず、何ともないはずの大多数の人の支払った保険掛け金を、いろいろ運用した利益で保険会社っていうのは、利益を出しているのやけど、これが利益を出すのがなかなか難しい状況になったらどうやろ。。。もともと、国などの安定性のある母体があるところが、このような制度を、国民生活の安定のために、政策的にやるのは、良いことなのだけど、民間のそんなに資産力の無いようなところが、保険業をやることの怖さ・・・って言ったら無いよな。。。

 

 世界で最初の保険会社はイギリスの船乗りたちの集まるパブで始まったとされている。。。船が海賊たちに襲われずに無事に目的地まで着くかどうか。。。博打に近いような話で、ある人が、海賊に襲われる・・に賭けた分をすべて、呑んで、結果は無事だって、大儲けしたことから始まっているのやね。。。つまり、意外と保険って、山師のような商売・・なんやね。。。それから、「賭け」の対象が個人の命になって、それが生命保険になり、交通事故を補償するような保険・・・になって来ただけや。。。

 

 そして、保険会社は、人から集めた金を利用して、稼ぐことを、延々とやってきた。。。つまり、人のふんどしで相撲を取るような商売なんやね。。。だから、未だに、山師のような性格をもつお仕事・・・という部分からは、抜け出せない・・・っていうところがあるような気がしてならないのやね。。。

 

 不透明な時代、何を信じるかは、その人の運命を左右する・・・。中国人はこんなとき、金を買う・・のやて。日本人は、何で自分の資産の目減りを防ぐのか。。。1ドルが101円代になったから、米ドルを買う人もいるやろ。千載一遇のチャンスと、安値で株を買い戻す人もいるやろ。そんなアホなことを、やってられん・・・と、普通の銀行の定期預金にしてしまう人もいるやろ。。。そんないろいろな人の思いたちで、世界のマーケットは回っている。。。

 

10/9(木) 時の宰相、麻生太郎氏のお祖父さんは、吉田茂である。。。吉田茂といえば、戦後、日本の復興のためには、日本は再軍備よりも、経済発展を優先すべきである・・・と主張した吉田ドクトリンが有名である。GHQのマッカーサーと渡り合って、いろいろと日本の意志を、堂々と示した気骨のある政治家としても知られている。。。もっとも、吉田茂氏の引退後の著書では、本当は日本の再軍備と自前の軍隊を蔑ろにした事を悔やむ記述があるそうだが。。。

 

 有る意味、吉田茂の当時の決断は、戦後日本の進むべき道を決定づけた・・・という点で、意義が大きい。。。と、思うのやね。。。軍隊に予算をたくさん回さずに、経済成長に集中的に予算配分をしてきたお陰で、日本の復興は早まった・・・ということは、やっぱり、間違いなかったやろうからね。。。

 

 さて、時は60年も流れて、21世紀、平成も20年になる。これからの日本はどう進むべきか、奇しくも孫の麻生太郎氏が天下人になった。。。私は、麻生さんは、吉田茂氏の果たせなかった夢を実現すべきや・・・と思うのやね。。。それは、日米安保条約の解消である。日本は、戦後60年間、米国の軍事力や、核の傘の下で守られてきた。。。そして、世界第二位の経済大国にまでなった今、いつまでも、米国に、守ってもらっていてええのか。。。という素朴な疑問が有るのやね。。。

 

 もちろん、米国には米国の思惑があり、日本や韓国に自国の軍隊を駐留させているのだが、それはそれ。日本が同盟関係にある米国に、基地を貸してあげている・・・という現実まで変える必要はないのだけれど、米国に守ってもらっている・・・という関係を、ぼちぼち、解消すべき時期に来ているのではないか・・と思うのやね。。。

 

 どこが違うか・・といえば、米軍から、家賃を取れ・・・ということなんやね。。。ここ、大事なところなんやね。。。日本が米国軍に守ってもらっているから、好き放題豪華な官舎とか、贅沢すぎるような待遇が、まかり通ってしまっていたのやね。。。これが、こちらから、お願いして、いてもらっている・・・のではなく、米国の思惑だけで、いさせてくれ・・・と、向こうから言わす・・・そういうこと・・になれば、どうなるか。。。立場が逆転すると思うのやね。。。

 

 日本は、民主主義の国家である。国民の総意として、米軍に、もう守ってもらわんでも、自前の自衛隊でなんとか出来る・・・と、言えるように、なるべきやと思うのやね。。。実際、タダでさえ、日本は、米国の兵器産業の大得意さま・・や。。。高くて最新鋭の戦闘機やら、とてつもなく高いイージス艦など、世界一の装備を誇る最新鋭の装備をどんどん買っている。。。

 

 日本にとって、在日米軍が日本にいてくれるメリットは、昔から比べたら格段に下がっている。。。ただ、太平洋の覇権とか、中国、ロシアとを牽制する意味合いからしたら、まだ意味はある・・・日本がその代わりが出来るまでになるのは、なかなか難しいやろうからね。。。

 

 沖縄などの日本側の負担は、もう限界に近づいている。米軍の駐留経費まで思いやり予算で出してあげてて、そら、米兵さんはええやろ。。。でも、大金積んでグアムへの移転費用を日本側が出してあげたり、米国の身勝手な論理で、無理強いをしてくる関係・・これに、もう、ピリオドを打つ必要があるのやないか。。。日本もいつまでも、納税者が黙っている国ではなくなるやろうから。。。

 

 1964年、日米安全保障問題は、大論争になった・・・。学生運動で、安保粉砕、闘争勝利を叫んでいた段階の世代の人たちは、いま、どんどん定年を迎えている。。。それだけ時代が動いているのに、今のままで日本はええのか。。。ぼちぼち、米軍にお引き取りいただくような方向に、持っていく事が、日米両方にとって、プラスに働くことになるのやないかね。。。

 

米国も民主党のオバマになったら、大幅に軍事予算を削ってくるのは見えている。。。ドンパチ好きの共和党ブッシュと違って、米国の武器産業は共和党の側にいる。。。どうみても、世界は平和指向に向くしか無いのやないのかね。。。景気も悪いし。。。

 

10/10(金) 最近、冴えない話題ばっかりだった日本に、久々に明るい話題。。。今週、今年のノーベル物理学賞に日本人が、何と3人も一挙に選ばれたんやて・・・。スゴイね。。。ノーベル賞っていうとね、いつも話題になるのが、東大対京大の争い。。。不思議と、京大関係者にノーベル賞の受賞者が多い・・・っていうので、京都人としては、またまた溜飲の下がる思いをしている。。。自分には,全く関係のないことやけどね。。。

 

 まぁ、なんでもそうやけど、何か急に有名人が出たり、立派なことをした人が出たりすると、その人の周りには、急に古くからの友人のような振りをするような人がたくさん増える。。。全く知らない人やのに、あたかも、友達のように自慢げに話す人が増えるのは、見ていて嫌になるね。。。まぁ、今度の人も名古屋のご出身がお二人と、東京の人がお一人。。。たまたま、京大の助手をやってられた時の研究が30年もかかって、評価された・・・ということなのやそうや。。。素粒子や、クオークや・・って言われても、凡人には何がスゴイのかさえも判らないけどね。。。

 

 さて、そのノーベル賞には賞金が出るのだそうだが、1億何千万の半分を貰わはるのが、米国にいる元日本人で、現在は米国籍を取得されている方なのだという。。。米国籍を持ってはるのやったら、アメリカ人やんか。。。日系というだけ。。。それを、我がモノ顔で、日本人3人がノーベル賞・・・と書く日本のマスコミも韓国の自画自賛マスコミと同レベル・・・と思わなあかんのかね。。。まぁ、めでたい事なんやけど。。。

 

 それにしても、日本人科学者が、日本では十分な力を発揮できなくて、米国に流出してしまっている・・・ということは、国として、ちょっと情けない事やね。。。比較的自由な環境がある・・・と言われている京都でさえも、モノ足らない・・・。それだけ素晴らしい事をした人でも、そんな裕福な生活をされてない・・・という現実。。。これって、国としてどうなのかね。。。もっと、真剣に取り組まないとあかん事業なのやないのかね。。。日本って、人しか資源のない国なんやから。。。

 

 昔なら、祖国を捨てて、外国に言ってしまうような人のことを、売国奴・・・なんていうキツイ言葉で罵っていたのやけど、今はどうやろ。。。私は、最近の若い人が、いとも簡単にこの売国奴・・・なんていうキツイ言葉を平気で使う・・・このことが怖いのやね。。。だって、国を売った奴やで。。。この言葉の裏にある戦前の日本の国粋主義的な臭い・・・このことを判って、こんな言葉を使っているのかね。。。

 

 私は、有る意味、戦後の日本が、あまりにも、日本国という感覚を教育の中に入れるのを、毛嫌いして、これを拒否し過ぎて来た証しが、ここにあると思うのやね。。。今の若い人には、国を売ってまで・・・という感覚すら、ほとんどない・・・と、言って良い。。。ただの裏切り者・・・ぐらいの感覚で、平気でこの言葉を使っている。。。そういえば、今の学校って、国とは何か・・・という感覚でさえ、教えてないのやね。。。日本の国の旗である日の丸でさえ否定し、国歌である君が代も教えることに反対しているような先生たちが、こんな子供たちをつくってしもた・・・という感覚。。。判るかなぁ。。。

 

 人は、自分が生まれて育った街を愛する気持ち・・・っていうのは、大事なことやと思うのやね。。。自分の故郷は、美しくあってほしいし、良いところであってほしいし、魅力のあるところであってほしい・・・と、思うのは誰しも感じる感情や。。。そんな街にゴミが落ちていたり、落書きが多かったり、キタナイまま放置されていたりしたら嫌ヤンか・・・誰でも。。。

 

 私は、自分の生まれ育った土地や街、ひいては、国に愛着を持つ・・・と言うことは、人間としてとっても大事でええことやと思うのや。。。自分の故郷やら生まれた国を愛せないような人が、他の町や国を愛している人の気持ちを理解しようなんて無理やと思うからね。。。

 

 ところが、戦後60年間の教育では、米国の徹底的な骨抜き政策で、教育の現場で、日本がまた全国民が一丸となって・・・という事を悉く嫌って、これを排除する思想を押しつけられて来たのやね。。。日本人も、ええかげんにしてくれ・・・って言ったらええのに、馬鹿正直にこれを守って来た・・・。そのおかげで、集団で行動することが苦手な子ばっかりになったし、個人の意見が過度に尊重される世界が、重んじられてしまったし、生徒や学生が、自分の学校や自分の街を誇りに思う・・・という感覚も、あんまり歓迎されない・・・という歪んだ状況が続いていたんやね。。。

 

 自分の生まれ育った街や国に誇りをもっと持とう。誤解を恐れずに、良い意味での日本人の良心を取り戻そう。。。いま、これが大事な事やと思う。。。

 

10/11(土) 何とまたまた日本人がノーベル賞やて。。。今度の人は、クラゲの身体が光る研究やて。。。何かスゴイね。。。京都の福知山出身の人で、家族総出で、クラゲ取り・・・の写真が、ものすごく親近感があった。。。

 

1ドルは100円を切って、日経平均は10000円を大幅に割り込んでいる・・・なんていう世界不況の入り口。。。っていう感じの御時世なんやけど、妙に明るいニュースが続く。。。ええこっちゃ。。。

 

 昔、ノーベル賞を取った日本人が試験に良く出たけど、16名も書ける人もう、いないのやないかね。。。難問になりつつあるね。。。これ。。。日本人・ノーベル賞でググってみたら、

 

@湯川秀樹(物理学賞・1949)

A朝永振一郎(物理学賞・1965)

B川端康成(文学賞・1968)

C江崎玲於奈(物理学賞・1973)

D佐藤栄作(平和賞・1974)

E福井謙一(化学賞・1981)

F利根川 進(医学生理学賞・1987)

G大江健三郎(文学賞・1994)

H白川英樹(化学賞・2001)

I野依良治(化学賞・2000)

J小柴昌俊(物理学賞・2002)

K田中耕一(化学賞・2002)

L南部陽一郎(物理学賞・2008)

M小林 誠(物理学賞・2008)

N益川敏英(物理学賞・2008)

O下村 脩(化学賞・2008)

 

 これを見て、全問正解出来る人・・・。なかなか、いない・・・やろうね。。。でも、今回授賞した南部さんが、あのアインシュタインと、激論を交わしていた・・・ということを聞くと、随分、授賞までに何十年もの時間がかかっている・・・という印象を受けるね。。。ノーベル賞は、生きている人に贈られる賞やから、やっぱり長生きしてないとあかんね。。。北里柴三郎やら、野口英世なんかも、ノーベル賞の最初から候補者になっていたらしいけど、お亡くなりになったらやっぱりね。。。。

 

 それにしても、4人もいっぺんにノーベル賞の受賞者が出る・・・というのは、前代未聞。。。それだけ、日本人の優秀なことが認められた・・っていうことになるのやから、日本人にとっても、ホント、うれしいことやね。。。

 

 でも、30年も前の研究がやっといま、認められたっていうことは、今から30年後に認められるような事をはたして今、やっているか。。。っていう、疑問はあるね。。。下村さんや南部さんも、最近のご多分に漏れず、アメリカに頭脳流出した日本人や。。。ええ人は、日本にいないでアメリカに行ってしまう。。。この傾向は、日本にとって、喜ばしい事やないのやね。。。

 

 日本という国が、世界から優秀な人材が集まる国にしないと、日本は生き残れない。。。それなのに、単純労働者やら、ビザ無しの不法入国の中国、韓国、東南アジア人ばっかり増えてもね。。。研究者を抱えるだけの余裕のない企業や大学が、増えてきてしまうと、難しいのやね。。。頭脳労働者が、重んじられて、優遇されるような社会にせんと、日本の生き残りの道が途絶えてしまうのやから。。。

 

10/12(日) 消費者庁を作る・・・とかいう案が出ているのだが、私は、またまた、税金の無駄遣いをするような可能性が大きい、役所増設の話には、やっぱり、反対やね。。。もともと、全ての官庁は、国民、つまり消費者のためにあるのやから、どうしても作りたいっていうのなら、今ある全部の省庁をひとまとめにして、国民省とか、内務省みたいにしたらええねん。。。そうしたら、この前の汚染米の時の農産省職員みたいな、間抜けた発言なんて無くなるのに。。。国民の生命より、業者さんたちの利益の方が優先・・なんて感覚の役所なんて、一刻も早く無くしてしまわんとあかんで。。。

 

 国の仕事なんて、内務省と外務省だけで、全部まとめてしまえる。。。どんどんいろいろな役所を増やすから、建物も人員も予算も要る。。。それこそ、戦後、どんどんと役人たちが増え続けて、勢力を伸ばし続けて来た・・・まったく酷い悪癖やんか。。。仕事を増やすからゼニが要る。ゼニが要るから、増税しなあかん。。。簡単な話や。日本はもう人口が減って、不況で国民の所得が減っていく国や。。。何で、役人さんたちだけ、増やして、給料を上げ続けなければならない・・のや。。。おかしいやろ。。。

 

 これからの世の中は、どれだけ無駄のない効率的な政府や行政に、変えていけるか・・・っていうのが、大事なポイントになってくると思うのやね。。。それには、野放図に増殖し続けている官僚機構を解体、弱体化させるのが、不可欠になってくるはずや。。。無駄だらけの役人達の仕事を、バッサリと切って、定年を延長して給料カットして節約、天下りを全面禁止させて、わけのわからん、公益法人やら、独立行政法人、なんとか協会、なんかを、全面的に潰してしまわんと、この国の無駄遣い体質は変わらない・・のやね。。。

 

 多くの税金が、毎年のように、補助金やら、助成金、で、出先団体での天下りした役人達の、高額の人件費に化けている実態を考えたら、これをもし、全面的に禁止出来たら、国家予算は、ひょっとしたら、半分になるかもね。。。その分、本当に必要なところに弾力的に税金が使える。。。小学生やら老人の医療費なんかも、平気で無料に戻せるのやないかね。。。消費税も撤廃できる。。。

 

 昔から日本という国は、役人たちが、威張っていて、民百姓たちから年貢を集めて、ええ生活をしていた・・・という歴史がある。。。そこには、どうしても上下関係が、確立してしまっていて、いくら憲法で、主権在民・・って言ってみても、現実は主権在官・・なんやね。。。官が全部のカネや権力を握ってしまっていて、本当の意味での国民が一番の権力を持つ・・という、民主主義ではない・・・のやね。。。残念ながら。。。

 

 私は、これを官僚民主主義・・・みたいなネーミングが当たっていると思うのやけれど、全ての仕組みは官僚が組み立てて、国民は、選挙で選んだ代議士が、これを監視する・・・という、建て前だけの関係に甘んじている。。。のやね。。。

 

 実際、麻生総理も、役人を使いこなせ・・・って、いろいろ、ハッパを掛けて、言っているけど、ある日突然やってきた大臣が、何万人もの権力組織が、厳然として出来上がって、機能している役所のシステムの上に、ちょん・・と載るだけで、仕事が出来るほど、甘いモノではないのとちがうのかね。。。実質上は、事務次官をトップにした官僚組織が、大臣の答弁書など、必要なことを全て1から10までやっている・・・。これが国の組織の現実・・・なんやね。。。

 

 以前、戦後、一度か二度だけ、自民党でない政権が出来たことがある。日本新党の細川総理大臣の時と、社会党の村山総理の時である。この時、実は、官僚達は、大変慌てた・・・。今までは自民党の先生方の言うことをハイハイと聞いておったら良かったものを、今度は他の政党の先生方が、天下を取ったのやからね。。。ところが、そんな時でさえ、それほど、大きくこの体制を変えることは出来なかった。。。つまり、がっちりとした官僚体制が、その組織を、少しも触らせる事すら、出来無いように、徹底的に、守ったのやね。。。それを支えたのが公務員さんたちの労働組合や。。。

 

 もし、この1年以内に総選挙があるから、それで、民主党が政権交代に成功しても、実は、この時のように、なかなか役人天国にまで、斬り込んで行くことは出来ないやろう。。。なぜなら、自治労などは、民主党の支持母体であるし、日教組の親玉も民主党の中に、重鎮として、しっかりおる。。。私は、このことが、もし民主政権が出来たとしても、二大政党時代を生き抜くための、大問題になってくるのではないか・・と思うのやね。。

 

 民主党左派の中には、極めて社民党に近い人も多いし、逆に小沢、前原、岡田なんかの極めて自民に近い右派がいる。。。つまり、思想的に、寄り合い所帯の悲しさで、民主はイデオロギーで、割れる可能性を秘めている・・・と思うのやね。。。安定感のある二大政党時代を迎えようとする日本は、どうしても、この踏み絵とも言うべき、問題を乗り越える必要があるのやね。。。

 

 私も、多分、投票は自民の人に入れて、政党は民主に入れる・・というような、前に似た投票行動をとろうと思う・・・。一度は、民主にやらしてみて、世の中、どのぐらい変えられるか・・・。お手並みを拝見してみたいのやね。。。特に、ガソリン税廃止、高速道路無料化などは、魅力的な公約がある。。。自民のままでは、何も変えられない。。。変えられないのやったら、変えられる人にやってもらう。。。これが、本当の意味での、国民の意思表示やと思うからね。。。アメリカも日本も、時代はChengeやで。。。選手交代を宣告するのは、主権者である、国民や。。。

 

10/13(祝) どうやら、麻生政権は、発足早々の支持率に高いうちに、解散総選挙をやる・・・という作戦を、棚上げにした雰囲気がある。。。思いの外、発足支持率が取れなかったことと、その後のゴタゴタで、支持率がまた下がってしまったからや・・・。誰も、負けが判っている勝負はやりたくない。。。任期満了までまだ1年近くもあるのやから、それまでに良いタイミングを見計りたい・・・というところやろうね。。。

 

 民主は、少し作戦を失敗した・・・感がある。。。私が民主党の小沢さんやったら、景気対策のための補正予算・・・なんか、人質に取られても、国民に信任されてない3代目の内閣の決めたことなんて、認めない・・・で、押し通すけどなぁ。。。この金融不安の時に・・なんて、いくら批判されても、心配せんかて、そんな三流の政治になんか、みんな何も期待してへんて。。。日銀やら、経済界の言うことには、市場は反応するけど、政治家の発言で、為替や株式市場が、コロっと好転した・・なんていうケースは、ほんと、少ないからね。。。全部、そんなの、折り込み済み。。。もっと他のことで相場は回っている。。。

 

 民主は、国民の信を問うて無い政府のやることには応じられない・・・と、審議に応じず、解散せざるを得ない状況に、自民を追い込むべきやった・・・んやね。。。。ところが、自民の方が一枚上で、解散権は、首相の専権事項・・・という当たり前の手を採った。。。そういうことやろうね。。。民主の詰めの甘さが出た格好や。。。

 

 困っているのは、選挙や選挙や・・・と準備に走っていた地元の選挙事務所や。。。やれ10/26や、いや11/2や。。。連休はアカン。それなら11/9か・・・なんて、やきもきして準備している。。小沢民主党のテレビコマーシャルやら新聞の一面広告も、どんどん出している。。。早い所では、ちょっとフライングして、もう事務所開きをやったところまである。。。ところが、一向に衆議院は解散しない・・・。いったい、どうなってるのや。。。仮事務所の家賃は嵩むし、こんなのを、何ヶ月も続けていたら、カネがかかって、しゃあない。。。

 

 そうか。。。自民党は、これを狙っているのか。。。いつ、解散するか・・・で揺さぶりをかけたら、回りは大変やしね。。。反対に、民主は、自民党にええように、振り回されとる・・・。そんな感じかね。。。自民の方が選挙上手・・・っていうことやろう。。。

 

 冷静に見て、前回の小泉郵政民営化選挙で、自民は、国民的なブームを巻き起こして、圧勝している。小泉チルドレンって言われる人たちが、大量に当選しているのやけど、この中で果たして、何人が2度目の選挙に勝てるか・・・やね。。。同じ自民でも、古くからの人は、地元では、名が通っているから、比較的楽な手堅い選挙が出来るやろうけど、新しい人は、結局どんなことをここ数年でやってきたか・・というアピールポイントに乏しい・・・。自民党批判やら、後期高齢者、年金不信、食の不安など、いろいろな意味で、自民のエラーが目立っているから、この風がやはり、批判票として、吹く・・・と考えるのが妥当・・・となると、今度の選挙は、より拮抗した好勝負・・となる可能性が高い・・・やろう。。。

 

 民主党とすれば、ここで、一番欲しいのは、もう一風。。。敵のエラーやなくて、味方のヒットで、もう一点・・・ほしいところやね。。。ところが選挙下手の民主はなかなかこれが出来ない。。。まぁ、そんなところも含めて、この政党にほんとに任してええのやろうか・・・。今、国民は、そんなのを、しっかり見ている時期・・・とも、言えるのやろうね。。。

 

10/14(火) アメリカの株式市場の平均株価が、たった1〜2週間の間に45%も、下がったかと思うと、何とたった1日で11%も戻した。。。ジェットコースターのような相場展開に、ついて行けないのは、素人だけ。。。結局、負けを見たのは、狼狽売りした個人投資家ばかりなり。。。っていうところなのかね。。。それにしても、この乱高下の値幅が、異常に荒っぽい・・・。世界大恐慌の再来か・・・と思わせるぐらいや。。。

 

 この非常事態に対応して、G7やら、欧州首脳やらが、やっと、やったのが、資本注入・・ってヤツや。。。まさに、モラルハザードを採るか、世界恐慌を採るか・・という究極の選択・・になった。。。ということなんやろう。。。私企業である銀行に税金をブチ込んで、無理矢理、半国有化するようなやり方なんやけど、日本にとったら、いつか来た道。。。日本発の金融危機が、疑われていた時期に、かつての日本がやった「手」である。。。

 

 銀行が私企業という歴史のあるイギリスなんかでは、屈辱の選択なのやろうけどね。。。今までの金融ルールを超えたところにあるやり方やからね。。。つまり、今までの、欧米型の金融システムの敗北を、有る意味、認めてしまったことになるからね。。。

 

 借金の焦げ付きが増えると、銀行っていうところは、なかなかお金を貸さない・・・。そして、資金の流通量が極端に減って、これがまた、金融不安を呼ぶ。。。所謂、悪の連鎖が起こるのやね。。。これを、封じ込めるのが、金融機関への資本注入。。。という奇策。。。社会という身体に回る血液の量を増えして、何とか金融不安を止めよう・・・ということなんやね。。。

 

 まぁ、今日の所は、この作戦が成功した・・・ということなんやろうけど、根本的な問題は残っているから、これからどうするか・・や。。。株なんてリスクの高いものは辞めよう・・・という動きが、今以上に広まって来たら、じり貧状態は続くのやないかね。。。

 

 今回、日本は、前と違って、比較的、余裕のある状態で、見ていられている。。。比較的、日本経済が堅調で、今回のサブプライムショックでの影響力が、他の国と比べたら、まだ少ない方・・・やからね。。。ところが、経済っていうのは、一人勝ちを許さないようなシステムになっているから、日本の市場も、相当、荒れとる。。。あまけに、円高というより、ドル安、ユーロ安で、輸出で食っている日本は、なかなか厳しい。。。内需、内需って言ったって、そんなに、バカスカ金を使ってくれる国民やないからね・・・日本人は。。。

 

 結局、日本は、アメリカ向けがアカンようになったら、大消費地を抱える中国向けに商売の方向を変えないと、食っていけなくなる。。。ひょっとしたら、今回の大騒動は、世界経済の中心が、欧米から、アジアに移る・・・という、歴史的な流れの転換期になるのではないか・・・という気もするね。。。これからは、アジア経済が、世界を回していくことになるのかも知れない。。。つまり、日本も、しっかりせんとあかん・・・というこっちゃ。。。

 

 何や、かんや言ったって、中国は、成長し続けている発展途上国や。。。豊かになる勢いは、少しは鈍化してくる・・・やろうけど、何と言ったって、15億という、恐ろしい数字の市場が、何と、自国内にある。。。他の国がいくらこけたって、自国内に大きなマーケットのある国は、こんな他国のマネーゲームに左右されることなく、自前の経済を構築出来るのやね。。。

 

 いくら、メラミンがミルクに入っていたり、農薬が食べ物に残っていたりしても、中国の人は、そんなことを言ってられない。。。何かを食って生きていかなあかんのやから。。。文句を言いつつも、みんなが、ぎらぎらとしていて、豊かになろうとする向上心の塊・・のような国。。。そんなエネルギーが、この国を動かしているのやね。。。

 

 世界の人口の5人に一人が中国人で、2人に一人がアジアに住んでいる。。。この現実を考えたら、いつか、アジアが世界経済活動の中心になるのは、当たり前と言えば、当たり前のことなんやね。。。今まで全世界人口のわずか1%〜2%の人たちが、全世界の富の半分を持っている。。。という馬鹿げたアンバランス。。。破綻したリーマンブラザースの役員たちが何千万円もの給料を取っていた・・・という歪んだ市場経済が、やっぱり、ちょっとおかしいのやないの・・・と思う、あなた。。。アンタは正しい・・・わ。。。あまりにも偏った富の配分が、正しい市場経済の発展を歪めてしまってきた・・・。今回の世界恐慌の入り口の大騒動は、こんな誤ったやり方への、強烈なメッセージやったのやないのかね。。。そんな、気がする。。。

 

10/15(水) ロス疑惑事件の三浦知義が死んだ・・・そうや。。。。どうでもええ話やけど、とりあえず、あの変なオッサンは、亡くなったそうや。。。若い頃から、悪いことばっかりして、結婚詐欺みたいなことから、ヨメサンに莫大な保険金を掛けて、そのヨメサンが銃撃されて死亡。。。自分は九死に一生を得た・・・。

 

 それにしても、戦後、こんなような人が、日本人の中にも、出てきた・・・っていうのは、エポックメイクな人やったね。。。日本人っていうのは、嘘をつかない、真面目で正直。。。という、良いイメージだったのを、コイツは、滅茶苦茶にしてくれた・・・って感じが、私にはするのやね。。。あぁ、日本人にも、こんなに自己顕示欲が強くて、息をするように、平気で嘘をつけるような人種が生まれて来たんや・・・というのが、この事件に対する私の、率直な感想やった。。。

 

 その後、グアムで三浦は拘束されることになったのやけど、日本政府も、この事件だけは、日本人である三浦を庇おうとは、しなかったね。。。パスポートも持っているし、日本国民なのにね。。。外務省も、釈放要求を全くしなかった。。。何でかね。。。そこには、暗黙の了解が有った・・・と言えるのやないかね。。。

 

 日本の裁判では、結局、知人に頼んだ偽装襲撃を立証出来ずに、三浦は無罪を獲得。。。彼は、多額の保険金を手にすることになるのだが、日本人が100人いたら100人とも、コイツが殺りよった・・・っていうのを思っていた・・のやないのかね。。。わざとらしく、一美、一美・・と叫ぶ、白々しいセリフ・・・。新婚の嫁さんが、殺されたっていうのに、涙一つ見せずに、声だけ、泣き声で、饒舌にインタビューに答える様を見ていて、だれも、コイツの無罪なんていうのを、許したらアカン・・・と思ったのやないかね。。。普通の日本人やったら、意外と嘘をついている人・・っていうものは、第六感で、判るものやからね。。。

 

 それにしても、コイツの死は、最後まで疑惑のままや。。。普通、死のうとまで思い詰めていた者が、揚げ物は止めて・・くれ・・・とまで、食事のリクエストまでするとは考え難いし、死んでしまっては、どうもこうもない・・・と考えるのが普通である。。。それが、ロス市警の発表では、シャツを裂いて、首吊り自殺・・やろ。。。そんな手頃な高さの位置に、体重を支えられるだけのフックや、棒状のものが、独居房にあったとは、考えにくいからね。。。

 

 この発表を聞いて、私は、へぇ・・・と驚いたと同時に、何か、これまで、胡散臭いなぁ。。。と、思ったのやね。。。ロス市警の中に、三浦を許せないような正義感の塊のような人がいて、こっそり、ヤッちまったのやないのか・・・と最初、思った。。。それや無いのやったら、三浦は、とっさに、自殺のふりをして、人から、哀れみを、貰おうと考えたのやないか・・と次に思った・・・ところが、自殺する真似をして、本当に死んでしもた。。。そうは、考えられへんやろうか。。。

 

 なぜなら、コイツは、本当に自らの罪を悔いて、自殺して、しまう・・・というイメージから、最も遠かった存在やからや。。。自分の嫁さんまで殺して、カネにしようとしたヤツやで。。。いくら70日も拘留されていた・・って言ったって、隙あらば、自殺しようとしていたのなら、サイパンでも出来たはずや。。。それをわざわざ、疑惑の因縁の地、ロサンゼルスまで言って、自殺するか?それとも、一美さんの、亡霊でも見たのかね。。。何でも、三浦が運び込まれた病院は、一美さんの運び込まれた病院と同じところやったそうやから。。。

 

 あの世から、一美さんが降りてきて、三浦に復讐した。。。もし、本当に、そうやったとしたら、まるでドラマのような話やけどね。。。そして、言ってあげたいね。。。怨みは晴らせたかぃ?ってね。。。

 

10/16(木) 9年前の北朝鮮不審船事件を受けて、海上自衛隊は、特殊任務を行う精鋭部隊を、広島に作っていた。任務そのものが、極秘だっただけに、装備や規模、任務内容などは、あんまり公表されることが無かったのだが、先月、その隊員1名が死亡していたのが判ったのやて。。。

 

 その死亡原因が、一人1分ほどの格闘技を15名の人間とやる・・・というもの。防具やヘッドギアなどは付けているものの、まぁ、いじめのような集団リンチに近い・・のかね。。。亡くなった隊員は、もともと潜水艦部隊に配属されておったのが、この精鋭部隊に、選ばれて来た。ところが、やっぱり、激務に着いてこれなかったのか、元の潜水艦部隊勤務に戻される・・・というところやったらしい。。。

 

 海自の言い訳会見からすると、この集団リンチは、落ちこぼれを制裁する・・・ような意味があった。。。ということなのやろう。。。はなむけ・・のためにやった。。。のやと。。。はなむけとは、誰かの出発を御祝いする・・・ということ。御祝いに、こんな手荒なことをするのは、やっぱり、海自は、軍隊である。。。生と死にいつも直面した仕事をやっている人たちの、歓送・・・は、手荒いを、通りすぎて、社会的には、集団暴行・・・としか取られない事をやりよる・・・からね。。。

 

 私は、軍とか、自衛隊という組織が、まるっきり、世間の常識と同じレベルであるべき・・・とい考え方は、少し無理があると思う方である。国の防衛・・・という、世間からしたら、全く別の価値観を持たなければ、ならない世界で、平時だから・・・と言って、社会一般と同じ行動を取りなさい・・・と、いくら言っても、無理な部分があるからなのやね。。。。

 

 この人たちには、時と場合によっては、殺人を認められている組織である。。。ということなんやね。。。警察や海保の警察活動の一環と同じで、正当防衛での、相手への対抗措置が、仕事である・・・という面があるのやね。。。もちろん、そのために、自らの命を賭けなければ、ならない・・・という厳しい仕事でもある。。。本当は、世の中に軍隊なんて、無くなれば良いのだけれど、万が一の時、外国人が日本に攻め入ってくる事が全くない・・・とは、言い切れないのやね。。。

 

 現に、北方領土は、ソ連軍に軍事侵攻されて、60年経っても、未だに返してくれないし、竹島は韓国軍が占領していて、我が国の主権を侵している。。。事実、北朝鮮の工作員に、多くの日本人が拉致されている・・・という現実を考えると、町の駐在さんでは、話にならない。。。。というのは、当たり前やんか。。。丸腰が、格好良い・・・なんて、言っていられるのも、最初だけで、何にも無くても、ある程度の軍事力を、日本は持っている・・ということ。。。この存在が、他国の侵略の謀略を阻止する唯一の方法である。。。と言われても、これを排除出来ない・・のやね。。。

 

 どこかの都市が、非武装で、永世中立・・・で、無防備都市宣言・・・なんていうのをして、いきがっている・・・みたいだけど、これって、どうなのかね。。。ジュネーブ宣言の通り、うちの町は、非武装で、抵抗しません。。。だから、攻撃されないから、安全・・・。こんなことを、信じる人って、ほんと、お人好しもええとこやんか。。。平和惚けの日本人が、いくら戦争は嫌だ。。。平和が一番大事。。。って、何百万回叫んでも、どこかの国の軍隊が攻めてこない保障には、ならないのやね。。。そんなに世界は、甘くない。。。世界で最初に永世中立国歌を宣言したスイスでさえ、最新鋭の軍備をしっかり供えている・・・。これが現実やんか。。。

 

 日本海で、日本の漁船が、いったい何隻、韓国軍に不法に拿捕されたり、拘留や、処刑されたりしているか。。。日韓漁業協定が締結して、李ラインは無くなったはずやのに、未だに韓国軍の掃海艇が、日本の漁場を我が物顔で、検閲しながら航行している。。。これが厳しい現実。北海道の日本の領海内でも、ロシア軍が漁船を取り締まって、時には拿捕して法外な保釈金や罰金を要求してくる・・・これも現実。。。かと思えば、東京湾の近郊にまで、中国船籍と思われる謎の潜水艦がやってきて、日本の海上警備のお粗末さを、せせら笑っている。。。これも、悲しい現実や。。。

 

 誰もリンチ事件を肯定する人なんて居ないが、マスコミの何でも公開せよ・・・。隠蔽体質が問題・・・という態度は、別の意味では、国益を損ねる事もある・・・のやないかね。。。。繰り返し放映される特殊任務の海自隊員の訓練風景の映像で、他の国の諜報活動にとっては、またまた、日本は、チャロイ国・・・組み安し・・・の印象を持たれてしもたんやないかね。。あんな、極秘にしておくべき映像、テレビにドーンと、出させたらアカンわ。。。。マスコミも、ちょっとは、自重せんとアカンと、私は、思うで。。。

 

10/17(金) 株はまたもや暴落するし、毒食品事件は、あんこに続き、今度はいんげん豆。。。まさに、混沌とした時代・・・っていう感じかね。。。世の中、カオスだらけ・・になっとる。。。

 

 餃子の時も真相解明が難しかったけど、今度のインゲン豆も、厳しそうやね。。。日本で2割のシェアを持つ、日本一の冷食会社のニチレイが、世界一厳しい生産管理していても、防げなかったのやから、もう、中国で口に入るモノを日本向けに輸出するのは、今後、難しくなってくるのやないかね。。。ここまで、問題食品が明らかになってくると、誰も怖くて中国産の食べ物を買わないようになってくるからね。。。売れないものは、作れない・・・。これが、食品業界の掟や。。。

 

 2900PPMって言ったら、残留成分・・・というレベルの話やない。ほとんど殺虫剤の原液・・・を何者かが冷凍食品の袋の中に入れよった・・・ということやろ。。。袋には何の傷や穴もなかった・・・というから、最終の袋詰め段階までの、どこかの行程でしか、こんなこと、出来ないことやんか。。。日本ではダンボール梱包のまま、イトーヨーカドーの売り場で開封されているのやからね。。。

 

 誰が、何の目的でこんなことをするか・・・。向こうの人の中で、日本人に怨みのある人がいた。。。とか、会社に不満があり、困らせてやろう・・とした。。。。社会に不安をばらまこうとした。。。そうなりゃ、これは食品テロやね。。。イスラムなんかの自爆テロより、確実に被害を拡大出来る可能性がある。。。

 

 食べ物を食べて、お腹がいたくならない・・・。健康被害が無い・・・というのは、人間として、食料を扱っている人たち共通の社会的な責任なんやね。ところが、こんな一部の不心得者の出現で、食に対する安全が、いとも簡単に揺らいでしまう。。。私は、こんな事をする犯人の心境を考えてみると、この前、電車の車体に落書きをした東欧系の外国人の発想と、近いモノがあるような気がするのやね。。。つまり、一言で言えば、愉快犯。。。世の中を騒がして、喜んでいるような奴らの仕業・・・っていうのが、一番近い感覚やと思うんや。。。

 

 恐らく、この遠因になっているのが、その昔、中国で、都会の青年インテリ層を大量に農村に送り込んだ、下放政策ではないかと思うのや。。。その昔、中国は、都会の若者が、反政府行動をして、民主化要求をするのを、恐れていたんやね。。。だから、そんな若い学生たちを、西方の山岳地帯などの貧しい農村に強制的に移住させた。。。だから、モンゴルや四川などには、不自然に、そんな大量の漢民族が移り住んでいる・・のやね。。。北方領土に大量に強制移住させているロシア人と同じや。。。共産主義国には、国民に、自分が住むところを選べる自由がなかった・・からね。。。

 

 ところが、中国は、地方役人たちの腐敗が酷い。。。都会から下放された若者達は、地方でそんな腐敗役人達を糾弾するデモを、今でも頻繁に行っているのやね。。。政府は、社会の不満を1つにしないで、分散させておけば、政府は安泰・・・と思っていたのやろうね。。。。そこには、都会を追われた怨みと、いくら努力しても、収入が上がらず、虐げられてきたままの貧困が根っこにあるのやね。。。いろいろの毒食品が製造されているのが、まさに、こんな社会的な背景のある地方都市ばっかりやんか。。。

 

 その食品工場の多くが、合弁などのカタチこそ、取ってはいるけれど、実質的には、古い体質のまま・・の旧国有企業たち・・・ときたら、何か、ここに、一連の事件の共通点があると思うのだが、どうだろう。。。

 

 私は、いつまでも続く、中国製の毒食品事件が、政府や企業に不満を持つ個人やグループの仕業である。。。と、思っているのやね。。。そりゃ、中国っていう国は、先進国なんかとは比べたら、衛生管理や、品質管理に関しては、少しは劣っているとはいえ、過失なんかで、これほどの大きな被害を出すほど、アホではないと思うのやね。。。つまり、悪意のある者が、意図的に行わないと、有り得ない犯行・・なんや・・・、みんなね。。。

 

 自分たちの犯行を誇示したい・・・という類の犯行なら、発覚直後、犯行声明を出すのだが、そこは、中国、そんなことをしたら、すぐに公安にひっ捕まって、死刑にされてしまう。。。だから、それより、実質的に会社や役人などを困らせてやろう・・・と思って、やった犯行としか、考えられないのやね。。。茹でた、いんげん豆の一部に、どこにでもある殺虫剤をちょろっとまぶすだけやろ。。。誰だってこんなこと、出来てしまう。。。やんか。。。冷凍する前でも、してからでも出来る。。。簡単や。。。

 

 これで、さんざん威張り散らしていた会社の上司や、気に入らない日本人の役員たちが、困りよる・・・。ええキミや。。。と、ほくそ笑んでおるのやろうね。。。これが、日本やったら、自分の生活に悪影響の起こることや、自分の会社の恥になるようなこと・・・なんて、絶対に、しない・・・のやが、そんなメンタリティを中国人は、持ち合わせていない。。。1年経ったら、より給料の高いところを見つけて、転職しよる。。。一生、この会社でお世話になる・・・という感覚が有るー人なんて、一人もいない・・・と思って良いからね。。。だから、こんなことが平気で出来てしまうのやね。。。

 

それでいて、決して、自分がそんな悪いことはしていない・・・と、思っている。。。悪いのは、自分の10倍も給料をもらって、ろくすっぽ、仕事もしない人や・・・という論理になる・・・。中国人のこんな考え方を、一朝一夕のうちに、変えようと思っても、なかなか難しい。。。こんなことは、中国人全体の民度が上がってこないと、なかなか、直らないことやからね。。。

 

 私は、中国という国が、外国の人に、自国の作物や、食品を食べて貰おう・・・とするのが、少し早すぎたと思うのやね。。。自国の中で、よく売れて、多くの支持を得られたモノだけが、外国でも通用する・・・って考えるのが普通やんか。。。それを、人件費と生産原価が、格段に安い・・・という理由だけで、ある日突然、外国向けの食品が作れてしまう・・・。ここに無理があるのや。。。自国の中で問題のない事が証明されないと外国に輸出出来ないようにする。。。これしか、対処方法は無いのやないのかね。。。このままでは、中国製食品を禁輸するしか、防御方法がない・・・という現実になってしまっているからね。。。

 

10/18(土) 大阪府門真市では、京都と大阪を結ぶ第二京阪道路の建設が進んでいる。その建設予定地を巡って、5年前から地元の保育園と大阪府の間で、立ち退き交渉が頓挫している。

 

 この高速道路の建設予定地にある農地には、15年前から保育園の園児たちが、サツマイモを植えているのやという。ところが、そのサツマイモの収穫行事の2週間前に控えた今週、大阪府は、既に裁判所から出ている強制代執行を執行したのだという。。。

 

 私は最初このニュースを聞いた時、大阪府も、たった2週間ぐらいのことやつたら、ちょっとぐらい、待ってやったらええのに・・と思っていた。大阪府の橋下徹知事の2週間遅れれば、2億〜3億も通行料収入源になる・・・という言い訳も、たった2週間ぐらい、工事の工程をちょっと急がせたら、何とかなるのと違うのん?と思っていたんや。。。

 

 ところが、いろいろと、このことを調べていたら、この保育園は、この農園の立ち退き・・・というよりは、高速道路の建設そのものに、ことごとく反対し、府と、裁判合戦をやっている・・のやて・・・。5年前から用地買収交渉が進んでいて、問題の農地も、ちょっと前に、既に買収が終わっていた。それなのに、芋の苗を代替地ではなく、今まで通りの農地に植えて育てている・・・のやね。。。つまり、ことごとく、高速道路建設反対運動のために、この農地を利用している・・・と、言って良いぐらいなんやて・・・・つまり、この人達の本当の目的は、大事な大事なサツマイモや幼児の夢を守ることやなくて、お上に反対するのが目的やった人たちやったんやね。。。

 

 おまけに、この芋掘りが、子供たちの大事な食育の場・・・と、のたまう・・・あたり、ちょっと、左巻きのDNAがぷんぷんする。。。そして、今回の大阪府の強制代執行のスケジュールに合わせて、保育園の子供たちを動員し、子どもを楯にするようなことを、平気でやっている・・のやね。。。子どもを最大限利用してまで、自分たちの主義主張を通させようとするような、こんな人たちに、教育を語る資格なんかあるのかね。。。

 

 こんな、ネタは、マスコミも、安直に、飛びつく。マスコミはいつも弱い者の味方気取りで、紙面には、保育園児の夢を奪う極悪人であるかのように大阪府の執行官を描く。。。ほんま、これって、フェアやないね。。。みんなの税金を使って、大渋滞の国道一号線を何とかしよう・・・とする第二京阪は、確実に多くの国民の利益になる。1日に何十万台もの通行が予測されるような幹線高速の整備は、まさに、国民的な利益になると言って良い。

 

 問題は、成田空港反対同盟なんかの時もそうやったけど、大きな公共の利益のためには、必ず、犠牲になる人たちも、少なからず居る・・・ということなんや。。。北京五輪でも、多くの人たちが五輪施設の建設のために、昔ながらの自分たちの住処をを追われたし、大きな道路の建設のお陰で、全く、無くなってしまった地域のコミュニティ・・なんかもある・・・。でも、それでも、やっぱり、やらんならんもんは、やらんならん。。。これは社会正義やろ。。。社会正義は個人の利益より、やっぱり優先されるべきものやからね。。。

 

 社会の幸せは、個人一人一人の幸福の上に成り立っているのだが、その裏で、実は、犠牲にならざるをえなかった人たちの悲哀・・っていうのもあるのやね。。。行政は、この人たちのためには、細心の心配りをすべきやし、その人たちの移転先の確保などに、公金が少しぐらい多い目にかかったとしても、文句を言うような人は、少ないのやないかね。。。もちろん、常識的な接し方と、交渉の仕方、しこりの残らないような配慮などもとても大事や。。。

 

 ところが、それでも、自らの主義主張のため、あるいは、立ち退き条件を、より良くしよう・・という、極めて個人的な理由のために、執拗に反対だけを唱え続け、このままでは、工事全体の完成時期まで遅れてしまう可能性がある。。ところまで来ている・・・。こして、このことを政治的に利用しようとまでしている。。。これって、どうなのかね。。。私は、この時点での強制執行は、仕方がなかったのやないかと、思うし、裁判所が出した、「さつまいもは、別の場所でも植えられる・・・」という判断が、至極当然で、常識有る判断であると、思うのやね。。。

 

 立ち退きを迫られた人は、確かに大変不幸なことだし、それによって、その人の人生やら、生活まで一変してしまう・・・。このことは、大変、お気の毒である・・とは思う。でも、だからと言って、自分たちだけ頑張って、立ち退き料をつり上げたい。少しでも条件が良くなるように、反対運動を頑張る・・・というのは、地域エゴそのものであり、まして、子どもをこんなことにまで利用するような、卑怯な手を使うのは、とんでもないことや・・と思うのやね。。。

 

 大阪と名古屋を貫く国道25号線を建設する際、多くの地元の人たちが、お国が良くなるためだったら、喜んで自分たちの土地を供出しましょう。お金は一銭もいらないから、その代わり、われわれが寄付をした区間だけは、通行料金を取らないでくれ。。。と、要望して、土地を寄付した人たちの、気概がお判りか。。。未だに、この名阪国道は、高速道路並みの快適さと、立派さなのに、インターチェンジに料金所はない。。。。こんな人たちの、爪の垢でも煎じて飲んで欲しいもんやね。。。

 

10/19(日) 殺虫剤が混入していた、中国製冷凍いんげん豆の袋に、何と、1ミリぐらいの穴が見つかったのやて。。。これで、この殺虫剤が、ひょっとしたら、日本の店頭とか、流通過程とかで、注射器による混入・・・という方法も可能性として、出て来た・・のやね。。。

 

 前のメタミドホスと違って、今度の殺虫剤は、日本でも比較的容易に手に入るものらしいから。。。中国製野菜の評判を落としたい・・・何らかの意図を持ったヤツの犯行・・・っていう線も、出てきた・・・ということやね。。。

 

 となると、これは、縫い針をパンに刺したり、布団に潜ませたりするような類の、いやがらせ犯・・ということになるのかね。。。悪いのは、日本や・・・、いや中国や・・・という、国家のメンツ的な話ではなくて、何国人かは判らないけど、一人、多くても4〜5人の犯行・・・っていうことになるから、日本じゃ、威力業務妨害。致死量の薬物を使ったのなら、殺人罪で、捜査されることになる・・・のやろう。。。

 

 この手の事件を見ると、昔のグリコ・森永事件を思い出す。お菓子に青酸カリを入れたぞ・・と、特定の企業を脅す。その企業から、やられたくなかったら、何千万、カネをよこせ・・・っていう話やったから、その点は、ちょっと今回とは違うけどね。。。

 

 この事件以来、日本の食品メーカーは、製品をフィルム包装したり、一度開封したら、明らかに判るようにガードを固くした。売り場でも、多くの店舗で防犯カメラが設置され、縫い針や、毒物などの異物を混入されても、その証拠映像が残るような防衛策を採ってきたのやね。。。その結果、これらの犯罪を封じ込めるのに、成功した・・・という部分はある。。。

 

 中国国内でも、毒餃子事件以降、工場内に監視カメラが設置されたり、社員の厳正な持ち物検査など、セキュリティ面で、随分レベルが上がってきたのやね。。。高いハードルをクリアしないと、外国に輸出出来ないように、中国政府が、監視体制を強化したからね。。。それでも、また起こってしまった。。。これからは、倉庫内とか、流通の各課程までも、監視の目を強化せんといかんのかね。。。犯人と当局や企業側の、化かし合いは、続く。。。。

 

 日本は、いろいろな意味で、他の国から食料を輸入しないと、食っていけない国である。食料自給率の低さ・・・と言ったら、他の先進国と比べても最低クラスや。。。情けない事に、米は有り余って、米を作らないために、減反奨励金という税金まで農家に支払って、米を作らないでいてもらっているのに、他の多くの作物を、中国、米国などからの輸入に、頼り切っている・・・という現実があるのやね。。。つまり、日本で、高いコストをかけて作るより、安い外国製の野菜を買った方が、よっぱどまし・・・。という、経済的な理由がメインなんやね。。。

 

 でも、これからは、少々高くても、安全性の高い食品の需要が上がってくる・・のだと思う・・・。つまり、これからは、農業が有望産業になる可能性があるのやね。。。ただ、そのためには、国は、大英断をしなあかんのや。。。それは、農地法の改正である。現在、農業というのは、基本的に企業が、大々的には出来ない仕組みになっとる。農業に従事する人の数が多くて、この人たちの選挙の時の票・・・っていうのが、日本の政治を左右している・・・という現実が過去からずっとあったからなんやね。。。

 

 だから、有る意味、農家は、政治的に膨大な補助金を貰って、税制面でも、ものすごく有利な固定資産税で手厚く守られているのやね。。。民主党も、自党のマニュフェストの中で、農家の特別優遇措置を、ドーンと唱っている。。。つまり、農業政策=政治という、有る意味、癒着の構造に近いモノがすっかり出来上がっていて、農家は、共同組合を作って、そこに、大量の税金からもらえる補助金をプールしているという、歪んだ構造が、慢性化しているのやね。。

 

 だから、本来、日商岩井、三菱商事、住友商事、などが代表する食料に強い商社などは、企業として、自前で、農産物を大規模に低コストで作ろうと思っても、法律でこれを禁止している・・・というおかしな事があるのやね。。。つまり、弱小零細農家・・・は、政治的な1票になるけど、これを企業として大規模にやられたんじゃ、困る・・・というので、農家保護をやっとる・・・。これが現実なんやね。。。

 

 私は、農家の高齢化が進み、どんどん農業をする人たちが減ってきて、日本の耕地面積がどんどん減少していってしまっている・・・という現実。。。これを国は、もっと直視すべきやと思うのやね。。。休耕田や、耕作放棄された畑を、借り上げて、まだ力のある人たちが、集まって、農業会社をつくり、大規模低コスト安全を売り物にして、いろいろな作物を作る・・・こと。。。これを、奨励すべき時代に来ていると思うのやね。。。

 

 これは、有る意味、日本人が、日本人の食の安全を守る・・・という、当たり前と言えば当たり前の、大きな意義がある・・と思うのやね。。。未曾有の経済危機の中で、日本だけ一人勝ち・・・っていうワケにもいかないから、日本のGDPは下がって来るやろう。。。大企業は生産調整をして、多くのパートや期間社員、派遣社員なんかが失業するようになる。。。そうなりゃ、失業率が一気に上がる。。。これは、社会不安を増大させて、浮浪者や、ネットカフェ難民などを急増させることになる。。。

 

 でも、モノは考えようで、地方に行けば、土地はあるし、農地はある。その土地を使って、作物を作る仕事っていうのは、地道だけど、そんなに大きな収入にはならないかも知れないけど、それでも、食っていけるぐらいは、かせげる事業なんのやないのかね。。。都会で余った人材を何とか、地方で起こった農業企業などが受け入れることが出来たら、一挙両得。都会は浮浪者が減るし、農村には比較的若い働き手が増えて活性化する。。。そんな、夢は描けないやろうか。。。

 

 日本人が作った食物を日本人が食べる。。。こんな、当たり前のことなのに、今の政治は、どんどんこれとは逆の方向のことばっかりやっている。。。既存の農家を擁護するだけやったら、今の日本が抱える根本的な問題は解決しない。。。個人個人の農家ではなく、あくまで戦略的な農業企業が、日本の市場で、少々高くても、消費者が買ってくれるような、安心安全な食料をたくさん、安定的に、供給する。。。そこに、活路があるのやないやろうかね。。。

 

10/20(月) 昔から、お年寄りは、いたわって大事にしなさい。。。みんな、そう、言われて来たのやないか?だから、ご高齢の方たちは、もう十分に働いて来たのやから、もう、ゆっくりしたらいい。。。って、言ったら、怒られるのやね。。。

 

 今のお年寄りは、いつまでも、生涯、働き続けたり、動き続けないと、生きていけない・・・という性を持っている年代の人たちなんやね。。。昭和一ケタ。。。青春時代は、戦時中で、食べたい盛りに、あまり良いモノも食べられなかった。仕事をしたら、高度成長時代で、馬車馬のように働いて、ちょっと油断したら、人に足をひっぱられるような、生き馬の目を抜くような、厳しい時代を生き抜いて来た・・のやからね。。。

 

 私は、この年寄りのメンタリティが、この年になって、ちょっとは、理解出来るようになってきた。。。というところやね。。。ちょうど、自転車の運転のようなもんや。。。立ち止まると倒れてしまうから、一生懸命、こぎ続けてないといけない。。。別の世代の人なら、なかなか理解出来ない感覚なのやけど、この年代の人は、そうなのである。私の親の年代やからね。。。

 

 ところが、昭和21〜23年ぐらいに生まれた段階の世代の人たちは、これとはまた違う。。。同時期に生まれた人の人数がとても多いから、お互いの競争が激しい。。。小さい声でボソボソ言ってたのでは、自己主張が出来ないから、自然と、強い表現でアピールする・・・。集団のなかに埋没しないようにライバルを蹴落としても自分を主張する。。。こんな年代的な特徴があるのやね。。。そういえば。。。あの人は団塊の世代やなぁ。。。と、心当たりのある人も多いやろう。。。この年代の人は、しっかりと、自分を持っていて、自分だけが不公平な目に遭うことを極端に嫌う・・・という傾向がある。。。

 

 さて、今の日本を象徴するかのような、この2つの年代が、いま、やっぱり注目されている。。。というのは、昭和一ケタの人たちは、75歳以上の後期高齢者のまさにど真ん中に居る人たちであるし、団塊の世代の人たちは、60歳の定年の歳を迎えて、まさに、これから、年金給付開始までの、魔の5年間を経験する人たちだからである。

 

 後期高齢者世代の人たちは、極端に世間の人たちから、別扱いをされるもの嫌う。年寄り扱いをされたくない。自分は、まだまだ現役だ・・・と、いつまででも言われたい世代なのである。。。ところが、新しい医療制度では、75歳という特別な枠をこさえて、これ以上の人たちだけ、いつまでも若くはないのだから、何か罰金のような感覚で、この制度を捉えているフシがあるのやね。。。つまり、若い人たちから、のけ者にされた感覚。。。これが、今、この制度が、大きな反発を受けている・・・大きな原因の一つやと思うのや。。。つまり、年寄りのメンタリティに触れてしもた・・・ということや。。。この年代の人たちの悪い方の琴線に触れてしもた・・・ということなんやろう。。。

 

 今の制度で、厚労省は、多くの人にとって、負担は減る・・・ということを、必死になってアピールしているのやけど、そんなことやない。。。カネやないのや、のけ者にされた感覚が一番許せない・・・のや。。。という事なんやね。。。

 

 これとは別で、団塊の世代の人たちは、定年を迎えたら、ちょっとは、ゆっくりしたい・・・と考える人もある。その反面、この年代の人も、競争社会を生き抜いてきた世代やから、なかなか急には、自分の生活ペースを、変える事が出来ない。。。会社人間だった人が、急に家庭にいるようになって、熟年離婚なんていうのが増えたり、あらためて女房との接し方が判らない・・・なんていう問題も出てきているのやね。。。奥さんはパートを続けるが、ダンナはそんな都合の良い再就職先は見つからない。。。そんなこんなで、鬱になったり、落ち込んだり。。。ダンナの年金も夫婦別々になるし、魅力の無くなった旦那さんが元気な奥さんからポィと捨てられる。。。そんなのが離婚原因になるのやね。。。

 

 そんな、有る意味、対照的な2つの世代やけど、ここに共通点がある。それは、みんな、一緒・・・という感覚なんや。。。とくにこの2つの世代の人たちは、自分だけ、不利な条件にされる・・・ということを、他の世代より強く感じる人が多い世代やと思うのやね。。。有る意味、今の日本を動かしてきたこれらの世代の人は、日本社会において、まだまだ強い影響力を持つ。一方は、カネを持っているし、一方は数を持っているからね。。。

 

 次の政権が自民になるのか民主になるんかは、わからんが、これだけは言える・・・のは、これらの世代の気持ちをグッと掴んだ方が、勝つ・・・ということや。。。選挙が11月30日や・・・。いや1月や・・・っていう党利党略みたいなこと、ばっかりやってんと、もっと、これらの年代にも、支持のえられる、筋の通ったまともな政策で、勝負してほしいもんや。。。年金、介護、医療。。。福祉ばっかりを、国が重視していくような国はフィンランドみたいに国が破産していく。。。ということも、お忘れなくね。。。みんなが公平にサービスを減らされるのは仕方ないと思っていただけるけど、今までの福祉サービスをこれからも維持し続けるために、負担増をしなけりゃあかん・・・というやり方では、もう、これからは、難しくなっていくのやないかね。。。

 

 税金も年金も払い続けてきた人からしたら、いざ自分が年寄りになって来たら、肝心の時にまた自腹で他の人の医療費まで負担させられるのやったら、いったい、何のために今まで払い続けて来たのか・・・という感覚になる人は多いと思う。。。税でやるべきものまで、別に負担させるようなやり方は、許せない・・・っていう感覚。。。無理もないのやないかね。。。

 

 年金の事を言えば、何にもしなくても、国から年に200万以上ものカネを貰える国は、そりゃ、ええ国なのかも知れないけど、その金額を維持出来ないようになる・・・のは見えている。。。そうなりゃ、年に100万位の給付でも、何とか生活できるような仕組みがやっぱり必要になってくるのやないのかね。。。団塊の世代が行った後には、ぺんぺん草も生えてない・・・。そんな状況になってしまうのは、今から見えているのやないか。。。。

 

10/21(火) NHKの朝の連続テレビ小説がこの秋から、「だんだん」に変わった。忙しい朝にテレビを見ている余裕のある人が減っているのか、この時間帯の視聴率は年々、下がっていて、視聴率も、毎作品ごと、史上最低を更新しているのやと。。。まぁ、一番早いBSでも7時45分からの放送。出勤前に見られる人の数は、やっぱり、少ないやろうね。。。もっと早く家を出なければ行けない人の方が圧倒的に多いやろうからね。。。

 

 この「だんだん」は、もともと双子だった姉妹が、家庭の事情で京都祇園の舞妓と、島根のしじみ漁師の子として、別々に育てられる・・・という設定のお話し。。。ふたりっこでデビューしたマナカナちゃんが、またまた双子の姉妹役で出演している。今週は、この二人がまるっきり入れ替わってそれぞれのまだ見ぬ両親に再会するストーリーなのだが、これが、なかなか、面白いし、泣ける・・のやね。。。やっぱり、朝のテレビは泣けないと・・・。

 

 さて、この番組の主題歌を歌っているのが、あの竹内マリアさん。この人、島根県のご出身で、松江にある竹野屋さんという料理屋さんが、ご実家なのやそうや。。。島根出身・・・ということで、この主題歌を依頼されて作られたのやと思うのやけど、これが、ちょっといい・・・のやね。。。この歌詞、覚えたくてちょっと調べてみた。。。

 

 

 「袖触れ合うも多生の縁」と昔からの伝えどおり  この世で出会う人とはすべて見えぬ糸でつながっている

 

 天が描いたシナリオに沿いあなたと私知り合うの 時に愛して時には泣いてやがて固い絆へと

 

 どんなに細い縁(えにし)の糸も物語運んでくる 未来の二人つないでく。。。

 

 

 この詩が、番組の内容ともリンクしているし、男女のつながりにもとれる・・のやね。。。だから、結婚式のBGMなんかにも、ええのと違うかね。。出雲大社は、縁結びの神さんやから、ちょうどええ。。。なかなか、この番組も、ちゃんと、ネタ繰りが出来ている。さすが、NHK・・・というところや。。。番組タイトルの「だんだん」も、島根弁で、ありがとう・・・の意味みたいやし。。。

 

 これから、この二人は双子のアーティストとしてプロデビューを果たし、歌手活動に入っていくのやけど、まぁ、お話としたら、かなり突拍子もない設定ではある。まぁ、お話やから・・・で許される範囲やね。。。このだんだんの脚本家・森脇京子さんは、確か、京都在住の人やった。。。あと5ヶ月も、どんなネタで愉しませてくれるか。。。だんだん面白くなる「だんだん」に注目したい。。。最近、NHK大阪制作の、風のハルカ、芋たこなんきん、ちりとてちん・・・なんかを、抜けたらええけどね。。。

 

10/22(水) 山口県光市の母子殺人事件の弁護をやっている人権派弁護士たちに、みんなで懲戒請求をしようと、テレビの番組中に視聴者に呼びかけた件で、大阪府の橋下徹知事は、それは、いくら何でもやり過ぎやろう・・・と、当時のタレント弁護士だった橋下氏をたしなめる判決を下された。たくさんの人からの懲戒請求をされたら、弁護士サイドからしたら、いちいち抗弁書という書類を作成しないといけなくなり、ものすごい手間と労力をかけられた・・・と、怒ってはる・・のである。

 

 これに対し、橋下徹知事は、素直に謝罪し、矛先を納めた格好になっていた・・・。ところが、何を思ったか、朝日新聞がこの事を、取り上げて、新聞の顔である社説欄で、橋下徹知事の、弁護士資格を剥奪すべき・・・なんてことを書いたのやて。。。いくら何でも、弁護士を辞めろ・・なんて言われた橋下氏サイドは、この記事にカンカン。。。弁護士にあるまじき行為をして、弁護士を辞めなければならない・・のやったら、朝日新聞社は、事実誤認やら、誤報やらを連発しているのだから、廃業すべきや・・・と噛み付いたんやね。。。

 

 まぁ、人のやる喧嘩は派手な方が、面白いのやけど、昨日の朝日放送のあは朝・・・なんか、みんなでよってたかって、橋下徹大阪府知事の批判ばっかり。。。お互いに、幼稚で、ガキっぽい中傷である・・・と言っている。。。私から見たら、どっちもどっち・・・やね。。。大新聞のケチつけ・・・も見苦しいし、大阪府という大きな自治体の長という立場にある人の発言としても、大人げないと言えばそうやね。。。。

 

 そやけど、いつから、中立の立場であるべきマスコミは、ここまで偏った立場を取るようになってきたのかね。。。朝日、毎日はかなり、左寄りな発言が目立つし、産経は右寄りな立場が強い。。。みんな、メディアの立場にある人たちは、中立であるべき・・・という大原則はどうなったのかね。。。番組で平気で民主党の応援をする。自民批判ばっかりやっている割りには、自民党のコマーシャルも流して、広告代は、しっかり貰っておる。。。何か、矛盾するね。。。

 

 こんなことがあるから、NHKという半官半民のような中立の公営放送を維持してきた・・のに、最近はNHKでさえ、政府に批判的なより左翼的な番組も、放送する。。。中立の立場・・・というのは、なかなか難しいものなんやね。。。

 

 橋下徹知事や、朝日の社説執筆者達に、共通して言える事は、近頃、言葉に重みが無くなってきた・・・ということなんやね。。。発言がどちらも、相手を貶めようとか、蔑もう・・とか、しようとする意図がみえみんなんやね。。。おまけに、言う事に品がない。。。相手を思いやるような優しさが無いのやね。。。発言に心がない。。。相手をコテンパンに叩きのめす・・・ことしか、出来ないほど、話に厚みがない・・・のやね。。。

 

 橋下徹弁護士事務所にも、それでメシを喰っている人はいる。。。廃業せよ・・・とまで言うことは、その人達の生活を奪うことにもなるのやね。。。反対に朝日新聞なんていう大新聞が、もし、本当に、何らかの事の責任を取らなければいけなくて廃業したらどうなる。。。全国に何十万人ものこの新聞でメシを喰っている人たちがいるのやね。。。そのことまで、考えて、モノをしゃべらんとあかんわな。。。それやのに、売り言葉に買い言葉・・・みたいな事ばっかり言っててみ。。。そりゃ、ちょっと変な人(失礼)が弁護士になる・・・というのは、判るのやけど、人としてどうか・・・という部分なんやね。。。

 

 私は、日本人同士のコミュニケーションの場に、欧米式の、ディベートのような手法が、あんまり深く入り込むことは、良くないことやと思っているのやね。。。相手の言うことを聞かず、相手を言い負かした方が勝ち・・・という世界。。。これが、世界の標準や。。なんて言われても、日本には、これとは、また別の文化がある・・・と、思うからや。。。米国のように多民族の国家なら、いろいろな人種や宗教が入り交じっている。だから、自分の主張を押し通す・・・のが正義であり、力こそ、最大の紛争解決方法である・・・という考え方には、私は抵抗があるのやね。。。

 

 まぁ、今回の事は、喧嘩両成敗。不毛な論議は、最初はオモロイけど、飽きっぽい民衆は、いまに、見向きもしなくなるで。。。新聞も知事も人気商売や。。。誰も、客(市民)に嫌われたら、終わりやで。。。。

 

10/23(木) 大阪の梅田で早朝4時代にひき逃げ事件。。。車通りが少なかったから横断禁止になっている大阪駅と阪神百貨店の間の国道を横断しようとしたのかねぇ。。。昼間やったら、こんなところを横断している人なんて、まぁ。いないからね。。。朝まで飲んでて、始発にでも乗ろうと、思わはったんやろうか。。。

 

 それにしても、やっぱり、異常なのは、ひき逃げ犯の方である。黒いステーションワゴンに乗った犯人は、何と、3.2q。。。環状線の駅で言えば福島の次の野田駅のあたりまで、轢いた被害者を引きずっていたんやて。。。その経路には、夥しい量の血痕のあと。。。人を轢いて判らないわけがないから、コイツのやった行為は、人間のやる行為やないで。。。人でなしや。。。

 

 犯人にも、言い分は有るやろう。。。人が横断してはいけないところで、酔っぱらいがフラフラしていた。。。まぁ、轢いてくれ・・・みたいな状況やろ。。でも、これは私の推測やけど、こいつも、少しは酒を飲んでおったのと違うかね。。。だから必死に逃げた。。。。まして、轢いたのは曾根崎署の真ん前やろ。。。かなり、動揺していたのやろう・・・ということは、推測出来る。。。

 

 ただ、ここで、問題なのは、人を誤って轢いてしまった時の対応や。。。常識のある人やったら、スグに救急車を呼んで、被害者を助けようとするやろう。。。ところが、こいつは、被害者を放置するどころか、引きずる事によって、ひょっとしたら、まだ亡くなっていなかったかも知れない人を、死に至られてしまったんやね。。。これは、明らかに、人殺しや。。。

 

 これは、最近の傾向なんやけど、人一人の命と、自分が逮捕されること・・・を天秤に掛けて、どっちが大変なことなのか・・・という判断がつかないほど、自己中心的な考え方が蔓延してしまっている・・・ということなんやね。。。誰がどう、考えても人の命の方が大事やのに、それより、自分に火の粉が降りかかってくる事を嫌い、そっちの方の選択をしてしまう。。。これって、やっぱり、どこかの大臣がポロッと本音を言ってしまっていたけど、教育。。。それも、日教組の責任・・・って有ると思うのやね。。。少しは。。。まぁ、今更、犯人捜しをしても仕方のない事なのやけどね。。。

 

 人生で、とても大事な選択を迫られたときに、大所高所に立って、判断する・・・ということがなく、自分にとってプラスかマイナスか・・・これだけが、判断材料になってしまっている。。。この端的な例やと思うのやね。。。人の命の大切さ、自己を犠牲にしてでも、公共のために奉仕する精神・・・これらが、戦後教育において、どれだけ蔑ろにされて来たか。。。。という部分は有ると思うのやね。。。

 

 戦後の教育に何が一番足りなかったか。。。それは、「愛」なんやね。。。相手の人を、人として大事に思う気持ち。隣の人を大事に思う隣人愛。自分の母校を愛する母校愛。自分の生まれ育った街を愛する郷土愛。そして、自分の生きている場所である、国を愛する気持ちである母国愛。。。愛にもいろいろあるけれど、基本は、向こうを愛せないような人は、向こうからも愛して貰えない・・・ということなんや。。。。

 

 愛せば、自分が優しくなれるのやけど、それを禁じ続けてきたのが、戦後の歪んだ学校教育なんやね。。。戦前のような愛国精神は、また戦争に利用されるからアカン。。。これだけの理由で、日本人の素晴らしく良かった精神構造まで、否定してしまった・・・という反省が、今、必要やと思うのやね。。。

 

 日本人は、宗教が極端に弱い・・・。心の拠り所に縋らなくても、立派に生きて行ける・・・といえば、聞こえは良いけど。。。。本当は、健全な宗教が育っていない・・・とも言えるのやないかね。。。。他の先進国は、キリスト教などが事の善悪を教え、社会秩序や、倫理観は、宗教によって維持されていると言って良い。

 

ところが、日本は仏教徒が多いが、そんなに敬虔な人は稀で、そんなに宗教家が世の倫理観をリードする・・・なんていう状況にないのやね。。。だから、イカサマみたいな細木数子のような輩が跋扈するのやね。。。大宗教の門跡のような人は、どんどんマスコミに出て、人の道や、大事な教えなんかを説く活動をやったらええのに・・と思ってしまう。。。

 

世の中、不況になって、ますます、人間の心の中は荒んでくる。。。ここで、頑張らないとアカンのは、やっぱり宗教家の人たちなのやないかね。。。人心を豊かにして、自分の生きている意味や、人としての生きる道を示せるのは、もう教育者には無理や。。。カルトではない、健全な宗教の出番・・・・だと思うけどなぁ。。。

 

10/24(金) 日本という国は、ほんと、何かにつけて対処療法の国やね。。。ホテルの回転扉が危ない・・・となったら、総点検。公園の遊具で誰かが怪我をしたら、全国の同様の遊具を撤去。エレベーターやエスカレーターの事故があったら、またまた総点検。。。良い意味でも、悪い意味でも、まだまだ、右向け右の国民性や。。。

 

 この前、こんにゃくゼリーで、誰かが喉を詰めて亡くなった事件があったら、こんにゃくゼリーをついに、発売禁止にしたのだが、今度は、給食のパンを喉に詰めた子どもが窒息死した。。。おぃ、野田大臣さんよ。。。パンは発禁にせえへんのか。。。どちらも、食べ方に問題があっただけやろ。。。こんにゃくゼリーはダメで、パンやったら良い言い訳でも、考えてみたらどうや。。。

 

 もともと、異物を喉に詰めて亡くなる事故の原因になるのが、1番がお餅。2番がパン、3番がごはん・・・なのやそうや。。。食べる確率が高いモノが当然、上位に来る。さすがにうどん・そばは少ない。。。こんにゃくゼリーなんていうのは、誤差の範囲ほどの、極めてレアケース・・・なんやね。。。政治的にパーティ券を買ってくれたところだけ擁護して、そうでないところは、叩く。。。アムウェイなどのマルチ商法の会社を擁護するかのような発言をしてきた野田大臣は、実は、最も消費者庁の大臣に不向きな人なのやないのかね。。。

 

 政治家さんという人たちは、何かにつけて、言うだけやから、困る。民主党が高速道路を無料にする・・・って言うもんやから、自民は半額にする・・・と、対抗策を出す。おぃおぃ、そんな大胆なことが出来るのやったら、何で早く、せえへんねん。。。とっくの昔に償却の済んだ名神を、高い金を払い続けて乗らされている我々からしたら、はよ、せんか・・・って言いたいで。。。

 

 道路を作るのに大きなカネがかかるから、通行料を取るのは、仕方無い・・・。けど、その償却がもう、済んでいるのに、無料開放しないのは、詐欺に等しいで。。。欧州なんかでは、すぐに元が取れて、無料開放しとるやんか。。。後は税金でメンテをすりゃええやんか。。。

 

 おまけに、20兆円の大規模減税やて。。。公明党が言いよったら、いいなりやんか。。。選挙の時まで、対処療法。。。喉もと過ぎれば増税か。。。こんなに、フラフラしていたら、大事な国民からの信任まで失うで。。。自民が、選挙で負ける確率がどんどん上がれば、解散なんて怖くてやれなくなってくるのやないのかね。。。このままやったら、11月30日なんていう、選挙日程も怪しくなってくる。。。このまま、ずるずると、国民の信任の無い内閣が続くことが、日本にとってあんまりええ事や無いのやね。。。

 

 いま、北朝鮮への石油支援が日本の拉致事件があるから留まっている。日本からしたら、拉致問題を何とか動かしたいテコのようなものやから、これは譲れない一線なんやね。。ところが、米国がオーストラリアや欧州の国に日本の負担分を肩代わりしてくれないか・・・と打診しとるのやて。。。これは、日本は怒らないとあかんで。。。ホイホイと支持なんかしてたら、支援拒否をしている意義が無くなる。。。そして、ますます、日本の外向的な立場は弱まってしまうことになるからね。。。

 

 私は麻生さんに言いたい・・・。福岡での日中韓首脳会談もええけど、小泉さんみたいに、北朝鮮へサプライズ訪問でもしたらどうや。もし、拉致被害者を一人や二人でも連れ帰れたら、麻生支持率は確実に、8割に跳ね上がるで。。。麻生が勝つには、これぐらいのビックリ作戦が必要や。。。秋葉原なんかで、オタクな若者相手に、受けているからといって、ええ気になってたら、足下をすくわれるで。。。何か、大局的に見て、現実的な結果を残さないと、小手先の対処療法では、もう、国民は信じてくれない。。。政治家さん方にとって、国民がアホで、騙され易い・・・っていう時代は、もう終わっているからね。。。

 

10/25(土) その人がたまたま妊婦だった・・・というだけで、緊急手術の必要な、脳溢血の妊婦のいのちを病院のたらい回しで救えない・・・。それで、日本の首都、東京でござい。オリンピックを開催したい・・・なんて言うな!少しは恥を知ったらどうかね。。。

 

 山の中の一軒家じゃあるまいし、大病院がひしめき合っているような東京で、いくら訴訟リスクの高い妊婦さんが患者だからといって、火中の栗を拾いたくない・・・。こんな気持ちで、救急救命医療に従事されているのやったら、これほど、困ったことは、無いね。。。みんなで寄ってたかって、見殺しにした・・も同然やないか。。。無作為の作為。。。助けられるいのちを助けなかったのやから、断った病院、みんな同罪やで。。。

 

 確かに周産期を迎えた妊婦さんは、何が起こるか判らないほど、いろいろな危険がつきものや。。。病院もトラブルが多く、医師不足のために、一人の産科の医師にかかる負担が極端に大きいことから、産婦人科を敬遠して、廃科にするところが相次いでいる・・・のが現実やそうや。。。ただ、それでも地方なら、どこかの大学病院とか、その県で一番の病院・・・とかいうのがあって、そんなところは、最後の最後は面倒を見る・・・。つまりリスクを取っても、患者のいのちを助けるために、最大県の努力をする・・・のやね。。。それが、行政や医療機関の良心であるはずなんやね。。。。

 

 ところが、東京のような大都会になると、何にも、自分の病院が、よりにもよって、そんな危ない患者の面倒を見なければならない・・・という義理はない・・・と、冷たいものなんやね。。。それが、リスクの高い妊婦さんお断り・・・の実状になっているのやね。。。これで、よく、日本は、先進国です・・・なんて言えるね。。。国が医療制度を、民間に任せっきりにしてきたツケが今、来ているのやないのかね。。。利益のでない国立の病院を潰したり、公立の病院を、民営化の波の中で切り落として来た・・・。

 

 国は、国民の生命財産を守るのが仕事。いらない役人を、高い給料で、何十万人も雇う金があるのなら、もっと、国民の命を守る仕事に人とゼニをかけてくれ・・って言いたくなるやんか。。。普段は健康でも、いつ何時、お世話にならなければならないか。。。こんな不安を国民に抱かせるような医療体制って、どうなんかね。。。まさに、社会不安を国や地方自治体が増大させている。。。っていうことなんやね。。。

 

 救急救命医療っていうのは、我々国民が、これだけは、ゼツタイに手を抜いて欲しくない分野のサービスやんか。。。高い税金を文句を言わずに(言っているけど。。。)払っているのも、何かの時には、助けてもらわないといけないから。。。こんな、行政サービスの基本の基本が、揺らいでいるようやったら、何よりも最優先で改善してもらわないとあかん・・のやないのかね。。。。

 

 救急救命医療の現場では、慢性の医師不足が続いていて、医師や看護師個人に、重い負担がかかっている。何とかこの仕事に従事していただける人たちの人数を増やして、人間的な生活が普通に出来るシフトが組める体制にしないと、どんどん人材が逃げていく・・・のやないのかね。。。それこそ、日本の医療の一大危機や。。。

 

 ただ、人を増やすだけでもアカン。。。それは、この仕事に従事する人たちのプライドというか、意地みたいな部分や。。。けっして、救急患者を断らない・・・という社会的な使命感のようなものを、この方々に持って欲しいんや。。。事なかれ主義は、くそ役人たちだけでいいからね。。。この立派なハートを持ち続けてほしいんや。。。この人達が、もし、居なかったら、我々は安心して生活が出来ないし、この人たちの存在のおかげで、生きていける・・・のやからね。。。こんな、社会的な意義の大きい仕事は無い。。。と思うで。。。

 

 世の中に、いろんな仕事があるけど、その中でも、人様のいのちを救う・・・・というのは、一番高いところにあるべき仕事である。国会議員や総理大臣たちでも出来ないような仕事をするのやからね。。。だから、我々は、この仕事に従事している人たちを、もっと大事にして、もっと、高い社会的地位を差し上げて、もっと大きな社会的特権に近いものをあげてもええぐらいなのやないかね。。。大事なお仕事を守り抜くために、いま、何をすべきなのか。。。もっと、真剣に考えていく必要があると思う。。。

 

10/26(日) 宝くじが当たった人・・・っていうのは、必ずしも幸せになれない。。。普通の人が2億円もの大金を手にしたとき、回りの人がどう変わってしまうか。。。お金っていうものの、ど汚さを改めて見せられたような気がしたのが岩手県の事件やった。。。

 

 それにしても、この男、ヨメサンがいるのに、他の女の人に手を付けて、その人が宝くじが当選したことが判ると、その使い途でもめて、殺してしまう。。。その殺人事件を隠そうと、引越をしたかのように偽装工作をして、自分は東京で新聞配達をしながら、また別の女の人と、所帯を持つ。。。どんな神経の持ち主なのかね。。。どの関係者に聞いても、とても、そんなことをするような人には思えなかった。。。という、判を押したようなコメントしか帰ってこない。。。

 

 今の時代、どこにでもいる普通の人が、何かのキッカケで、恐ろしい殺人事件を起こしてしまう・・・そんなことが、どうも多すぎる。。。カネが一番の世の中になると、人の心よりも、お金の方が大事・・・なんていう馬鹿な価値観が生まれて、そんなおかしな事が、大手を振ってまかり通ってしまつている・・・のやね。。。

 

 庶民の夢である宝くじ当選・・・っていうのは、実は、射幸心を最大限煽るモノで、本当は、社会にとっては、悪・・なんやないか。。。まして、その射幸心を煽って、一部の銀行やら、国や自治体が、食い物にしとる・・・。それって、社会的な正義・・・っていう考え方からすると、競馬パチコン競艇競輪なんかのギャンブルよりも、ひょっとしたら、タチの悪い意図がそこにある・・・のかも知れないりやね。。。

 

 人は、コツコツと、毎日、こまめに働くべきもの・・・。この社会的な絶対正義である概念と、一攫千金、1つ当たれば、一生働かなくても生きていける金が手に入ってしまう・・・という馬鹿げたアイデア。。。そのお金を払っているのは、多くの庶民。その上がりをかすめ取っているのが国や自治体や大銀行・・という構図。。。私には、とても健全な社会構造には、思えない・・・のやね。。。

 

 実際、宝くじが当選してしまって、今までの仕事を止めて、毎日遊びほうけてしまって、定職に就かず、堕落してしまって、もう普通の生活に戻れない・・・というような話は良く聞く。。。当選が、この人にとって、果たして良かった事なのやろうか。。。いや、やっぱり、毎日、真面目に働くのが一番ええ。。。という、価値観に落ち着く・・・のやないかね。。。

 

 まぁ、宝くじの話は、どうせ、当たらない・・・というオチが必ず付く・・・のがお決まり・・・。何度買っても、カスリもしないもの。。。ところが、世の中には大金を手にした人が、何人もいるから、そんな羨ましい目に、一度は会ってみたい。。。ひょっとしたら、自分にもつきが回ってくるかも知れない・・・と、かすかな望みを託して買ってしまう・・・のやね。。。

 

 私は、競馬やパチンコや最近は宝くじも買わないようになった。。。なぜか。。。あまりにも、効率が悪すぎて、賭けるに値しない・・・と感じたからなんや。。。博打なんてものは、勝たないとおもんない。。。勝てないのが判っていて、それでも賭けたい・・という人・・・。それは、やっぱり、もっともっと冷静に考えてみたら、ドブにゼニを捨てているようなもの・・・やと思うからやね。。。そんなカネがあるのやったら、貯金したり、株でも買った方がまだマシや。。。

 

 株も最近は無茶苦茶リスキーな投資方法やけど、一瞬のうちに自分の資産が0になる・・・なんていうことは、まぁ無いからね。。。2割3割減ることは有っても、それでも7割は残る。。。からね。。。そう言う意味では、これは博打ではなく、マネーゲームと呼ぶのに近い。。。と思う。。。

 

 ただ、何をするにしても、負けたときの、最後のオチは、決まっている。。。「明日から、真面目に働こう・・・。」これだけやね。。。

 

10/27(月) それにしても、マスコミっていうのは、何でこれだけ、ひねくれた考え方しか出来ない人が多いのかね。。。麻生総理が、スーパーマーケットに視察に行ったその後に、夕食は帝国ホテルで豪華な食事した。。。と、批判していた。。。このごろは、庶民でも、年に数回ぐらいは、ホテルでメシぐらい喰うやろう。。。それとも、一国の総理が、どこかのガード下の居酒屋さんででもメシを喰うべき・・なんて言うのかね。。。アホ、ちゃうか。。。

 

 そうかと思えば、皇太子妃の雅子さんが、愛子さんの運動会観戦を、公務である身障者のスポーツ大会よりも優先した・・・と批判する。。。皇室は、何でも、この新聞社の言うとおりに、行動しないといけないのかいな。。。公務を休んだ説明責任がある・・・とまで宮内庁に文句を言うような感覚。。。よっぱど、ひねくれたヤツが、こんなヘボ記事を書いておるのかね。。。

 

 雅子さんが愛子さまの運動会に、何で行ったらあかんのか。。。それより公務を何で優先する必要があるのか。。。この新聞社にも、こんな記事を出した説明責任がある・・・なんて、切り返したくなるで・・・。

 

 マスコミの人っていうのは、いつも、庶民の身方のフリをしないとあかんものや。。。という、古くさい固定概念があるのやね。。。庶民の身方が、正義の味方であって、お金持ちや、権力を持っている人たちっていうのは、常に悪者でなければならない・・・なんていう、恐ろしく時代がかった考え方で、まだ新聞を編集しているのやったら、やっぱり、ちょっと、頭を切り換えてもらわんとあかんで。。。

 

 麻生さんは、確かに、生まれながらの大金持ちで、昔から、庶民からしたら雲の上の存在・・・なのかも知れない。。。でも、それは、本人のせいでも何でもないやんか。。。私はね、お金のある人が、政治家になることが、そんなに悪いことではないと思うのやね。。。お金持ちなら、そんなにガツガツしてないから、利権を集めたり、悪いことをする必要性もないから、意外とええ政治が出来る・・と思うからやね。。。

 

 それでなくても政治家は、何とか取り入って、うまいことをしようとする人たちから、接待、賄賂の攻勢が、隙あらば・・となる可能性のある職業や。。。お金に余裕のある人なら、そんな誘いに乗ることは無いし、税金をちょろまかせて、懐に入れたり、何とか自分に優利にしよう・・なんて思わないやろうからね。。。

 

 それを、うらやましがって、金持ち批判ばっかりしていたら、みんなから受ける・・・と勘違いしている人たち。。。戦後の闇市の時代やあるまいし、今は、そんなに贅沢もしなけりゃ、何とか三食、おまんまに有り付ける人ばっかり。。肥満気味の浮浪者だって多い・・・。そんな時代に人の食っているものをうらやましがるような感覚。。。私は、ちょっと違うで・・・って思うで。。。

 

 雅子さまの事だって、雅子様の生活費は確かに、我々の税金から出ているのだから、公務を優先にしてくれ・・・っていう意見は、有る程度は、論理性がある。でもね・・・。雅子様だって、一児の母親やんか。娘の運動会ぐらい、顔を出してやりたいし、愛子さまからしたら、両親とも自分の運動会に来てくれない・・・なんて状況になったら、人として可哀想・・・という感情が出てくる方が自然なのやないのかね。。。

 

 愛子様が走るところを雅子様がビデオカメラで追っかけられる・・・。そのほほえましい姿に、多くの日本人は、心が安らぐと思うし、夫婦そろっての式典参加も大事かも知れないけど、そのぐらい認めてあげんと、今の世の中、どんどんおかしいことになって行くのやないかね。。。この新聞記者のように、こんな、ごく当たり前のことに、いちいち、噛み付いて、心ない批判をする新聞記事を堂々と紙面に出す感覚。。。お前こそ、マスコミ業から廃業した方が、世のため人のためやで・・・って言いたいね。。。一番、庶民の感覚から遠いような感覚しか、持ち合わせて無い人に、子育てとか、偉そうに、語って欲しくないわ。。。

 

10/28(火) 政治家さんたちは、どうもバトルがお好きのようで、大阪府の橋下徹知事と朝日新聞の、ド派手なバトルに続いて、今度は、東京都の石原都知事と舛添厚労大臣のバトルが勃発した。。。妊婦たらい回し事件について、東京都と国とが、各々を批判し合ったものやったけど、両方とも、言い合っている場合か・・・って言いたいね。。。何か、責任のなすりつけ合いのようで、見苦しい。。。

 

 医師不足は、厚労省が、医療費全体を抑えようとして、そのために医師の数を減らそうとした結果、起こった事。完全な失政・・やのに、誰一人、責任を取らない。。。これは、確かに、大きな意味での国の大チョンボや。。。まぁ、既存の医師たちが、そんなのを後押ししていて、自分たちの価値を高めようとしただけ・・・という見方も出来る。。。これは、ほんま、国の大きなミスやね。。。

 

 ただ、東京都のような大都会で、医師不足・・・なんて言っても、そんな理屈は通らないと思うで。。。ようは、使命感に燃えて、やる気のある人たちを、ちゃんと確保出来ているか・・・という問題やからね。。。その医師の適正配置が出来ていない状況を作ってしまっていた・・・となったら、東京都に責任が無いとは言えないやんか。。。

 

 救急救命医療の現場では、大きな病院がたくさんある都会では、輪番制で、この曜日は、この病院は絶対に、断らない・・・というような方式を採っているところもあると聞く。そうしないと、患者のたらい回しが後を絶たないからや。。。そのためには、そんな病院では、どんどん患者を転院させたり、早期に退院させたりしている。つまり、救急救命に徹底しているのやね。。。そんな工夫が大都市型の街には必要や。。。

 

 ところが、病院の経営側からとったら、このお客さんを追い出すようなことが、なかなか出来ないのやね。。。この辺りが、ビジネスとしての医療の難しいところで、医は算術なり・・・なんて言われるほど、高額のお金が動く世界で、いろいろな葛藤があるのやね。。。

 

 特に、救急救命の世界では、市民サービスの意味合いが強い事から、採算を度外視した対応もしなければならないケースが多いと思うんや。。。浮浪者が行き倒れて、救急車で運ばれて来て、誰も引き取り手が泣く、行政が福祉予算で、火葬をして埋葬する。。。なんてこともある。。。24時間体制で急患を受け入れなければいけないところでは、医師や看護師をいかに確保しておくか・・・これが一番のキーポイントになる。。。

 

 ご存知の方も多いと思うが、公立の病院の医師のお給料なんて週に3回も来ている人でも、月給15万とか20万ぐらいしかならん。。。これだけでは、食って行けないから、私立の病院でバイトする。週に1回しか行かないのに、月給100万は貰える。。。なんていう話を聞いた事がある。。。つまり、医師を確保するためには、有る程度の高い報酬を積まないと来て貰えない・・・というのが現実なんやね。。。

 

 医者の世界では、大学病院の偉い教授さんたちが、大きな力を持っていて、その先生の傘下に若い勤務医が登録されているような制度が出来ている。だから、私立の病院なんかは、この教授さんに頼んで医師を派遣してもらっている・・・というような関係になっているのやね。。。。若い勤務医さんからしたら、大学病院で、ずっと勤務医をやっていたら、安い給料のまま・・・。私立の病院に教授の紹介で派遣されたら、たくさんのお金がもらえるから、バイトはとても有り難い。。。だから、とても教授先生には、頭が上がらない・・・という関係が強固になる・・・という構造になっとるのやね。。。

 

 ところが、医師の数が減ってくると、今まで私立の病院に派遣してきた医師を大学病院に引き上げて、何とか医師数を確保しよう・・・という動きが強まるのやね。。結果、どうなるか。。。民間の病院では当直するような医師の数が激減して、救急を受け入れられない・・・という理由でどんどん救急受付を辞める病院が出てきてしもたんや。。。特に、産科などではこの傾向は顕著だし、小児科医も少子化もあり、減ってきている。。。

 

 医者になる人たちも、内科や外科、歯科、眼科などは、なり手が多いのだけれど、訴訟リスクが高い科目や、勤務体系がキツイ科目は、やっぱり敬遠される傾向が高いから、ますます、特化した科目の医師不足に拍車がかかる・・・という現象が強くなってしまうのやね。。。医療というのは、なかなか、ビジネス。。と割り切れない分野のお仕事や。。。有る程度国や自治体が関与しないといけない性格の仕事・・・という認識が、やっぱり外せない。。。ところが、国や自治体は、民間の医療機関に、医療を丸投げして、公立の医療機関をどんどん縮小しようとする傾向にある・・・。これは、おかしな事になる。。

 

 日本では、救急車の費用が無料である。アメリカなんかでは、けっこう高額な費用を請求されると聞く。。。日本の医療は、いろいろな意味で民と官を微妙に組み合わせて、今のような体制を維持している。。。でも、それって、実はとても、綱渡り的な要素が強いのやね。。。

 

 ひとさまの命を助ける仕事・・・。これが商業ベースの環境でしか成り行かない・・・とすれば、民間病院が全部経営破綻したら、我々は病気にもなれない・・・という恐ろしい状況に追い込まれる。。。人の命を守る仕事は、ソロバンより、使命感の方が求められるものや。。。これはやっぱり、官が最もやるべきお仕事のひとつ・・なのやないのかね。。。日本でもいつか救急車が有料になる時代が来るかも知れない。。。人の命よりも、ゼニカネの方が優先されてしまう世の中に、なっていかんように、今、何が出来るかやね。。。

 

10/29(水) サブプライムローンの影響が最も少ない・・・・って言われてきた日本で、バブル崩壊の時を超えるような株の暴落。。。円が集中砲火を浴びて、一時、91円台・・を付けるなど、日本は、またまた、虐められ役に回らなければならない運命になるのかね。。。全く、いつものことながら、情けないわ。。。

 

 米国発の金融危機やのに、ニュースを見ていると、大統領選を1週間後に控えたアメリカのニュースは、明るい笑顔が目立っているのに、日本のニュースに映っている人たちの顔の暗いこと・・・。国民性かも知れないけど、世界中の不幸を、日本が一人でしょっているような麻生さんの顔を見ていたら、何か、こっちまで暗くなる。。。解散、総選挙は、こんな状況になったら、ますます遠のいた・・・という考え方が有望である。。。。

 

 もともと、今まで、日本は貿易黒字をしこたま貯めているのやから、米国債権とか、米国のインキチファンドになんか、手を出さずに、国内の株式市場なんかに安定投資しておきゃ、良かったんや。。。組合の年金基金とか、大企業の企業年金なんかが、やめときゃ、ええのに、ペテンのようなリスクの高い米国資本のファンドや、利息が恐ろしく高い投信などにどんどんカネを出しておった。。。

 

 そんなカネが回り回って、日本の株式市場に回ってきておった。。。外資としてね。。。ところが、この金融危機やろ・・・。投資したお金が、ガタ減りする前に、何とか現金化しておこう・・という動きが加速して、そんなに悪くないはずの日本の証券市場で、投げ売りのバーゲンセール状態。。。これが、この愚かなマネーゲームのツケやんか。。。まぁ、今の株式市場は、ババつかみのババみたいなもの。。。逃げている人が一番、賢いのかもね。。。私でさえ、半年前に投信やら、外貨預金の類は全て解約して、円定期にしている。。。動いた人が馬鹿を見る・・・そんな状況やからね。。。

 

 ただ、趣味の株主優待株集めだけは、セコセコと、やっている。せっかく取った権利なのに、会社が精算されて配当も優待もなくなる・・・という憂き目に遭うのも、何社かは有ったけどね。。。不思議と優待株は、優良大型株なんかとは違って、それほど大きな値崩れは少ない・・・のやね。。。まぁ、それでも、じりじりと値下がりはしているのだけれど、面白いもので、今まで高値でしか買えなかった株が、安く買えるので、意外と取れる優待の数は、減らない・・のやね。。悪いながらも、少しの配当と優待で、ちょっとは、癒される・・・っていう感じかね。。。

 

 よくよく考えてみたら、米国や英国なんかの作り上げてきた様々な、金融商品っていうヤツ。。。あの分厚い説明書を全部、読破して、完全に理解して、投資信託なんかを買っている人なんて、どこにも居ないのやないかね。。。つまり、バンカーや証券会社が、素人にカネを出させて、そのカネで、好き勝手な運用をして、儲けが出たら配当をして、損をしたら元本から補てんする・・・そんな構造のものがほとんど・・やんか。。。

 

 こんな金融商品って、よくよく考えてみたら、ものすごく身勝手で、ご都合主義なもの・・やと思わないか。。。儲けが出れば、ピンハネして、損をしたって、責任回避する・・・。こんな、売る方にだけ都合の良いものはないで。。。人のふんどしで相撲を取っておいて、勝ったら賞金は山分け・・・で、負けたら、身ぐるみはがされてポィ・・・やんか。。。白人たちが、考えそうなアイデアやで。。。そんなのに、ホイホイ乗って、自分の資産を、半分以下にしてしもた人。。。あなたが、一番の貧乏くじを引いただけ・・・リーマンブラザースの社員さんの平均年収知ってるか?日本円で2000万円やで。。。その給料、全部、ど素人を騙して、巻き上げた金や。。。どや、判りやすいやろ。。。

 

 日本が良くなろうとすると、為替という魔法の手を使って、日本の一人勝ちの邪魔をしよる。。。日本人が強くなると、スポーツのルールを変えてしまう・・ような事と、よく似ている。。。円が1ドル105円やったのが90円になったら、日本の輸出企業は、壊滅的な打撃やで。。。キャノンやトヨタなど、どんどんリストラで期間社員やらパートを首切りするやろ。。。。日本の失業率は跳ね上がり、街には、また浮浪者が溢れる・・・。いつか来た道や。。。

 

 こんな非常危機の時代は、政府も、もう一歩踏み込んだ、超法規的な措置を出すべきなのやないかね。。。私は例えば、1ヶ月だけ為替の変動相場制を辞めて、1ドル100円の固定相場をする・・・なんていう、事をやってもええと思うのやね。。。市場のパニックを抑えるためにね。。。中国なんかは、自国の通貨を自国で管理して、市場の食い物にされないように管理しとる。。。日本も出来ないことはないで。。。今の株安の一番の原因は、円高やからね。。。これさえ抑えたら、株価も落ち着くはずや。。。空売り規制やら、株式売買の税の軽減措置・・・なんて、使い古された手ばっかりやっているから、市場に、変わり映えしない対策で、効果がない・・・と見透かされるのや。。。

 

 日本は、かつて、バブルの崩壊で、金融危機が囁かれた時に、銀行の信用不安を解消するために、資金注入・・・という、奇策を採った。。。民間の会社である銀行に無理矢理、国民の税金を注入して、銀行が信用不安から倒産する・・という最悪の状況を回避したんやね。。。今回の金融危機で、この日本のやったやり方を欧米が真似をした。。。。先を競ってね。。。そう、せざるを得ないところまでパニックが進んでいたからね。。。そして、それは、今のところ、成功したように見える。。。

 

 ただ、問題は、これからなんやね。。。日本のようにファンダメンタルズの良いところは、銀行が業績を回復させて、注入した資金を返済できるのだが、他の国ではどうか。。。その借金が返せない銀行が続出して、政府はこれをささえるために、またまたお札をどんどん刷って、インフレを起こさせる。。。そして、アイスランドのように、円建ての債権を返済不能な国がどんどん出る。。。世界の金融秩序が崩れる・・・。そんな恐怖があるのやね。。。

 

 経済っていうのは、生き物である。その時代、その時代に応じた対応を、早め早めにやっていかないと、傷口はどんどん大きくなっていく。。。今年の株価暴落で何十兆円もの日本の資産が消えた。。。それが、どこへ行ってしもたか。。。もう、ええかげん、日本人も気付かないとあかんのやないかね。。。ズルをしとるのは誰かを。。。

 

10/30(木) ドルが90円代になったかと思えば、いきなり98円代に戻す。。。みんな、よく知っているね。。。火曜日の銀行では円をドルに換える人が行列を作ったそうや。。。そりゃ、1ドル90円なんていうレート、ちょっとしばらくは無いからね。。。それにしても、為替の激しい乱高下。。。株価も激しい乱高下。。。辛坊さんがテレビで言っていたけど、ジェットコースターに乗っているようである。。。まぁ、好きでジェットコースターに乗っている人たちはええのやけれど、問題は、乗ってない人やね。。。

 

 何にも悪いことをしてないのに、いきなり生活費が半分になってしもた韓国からの留学生。。。アジアからの観光客で、あれだけ沸き返っていた地方都市やゴルフ場なんかは、いきなり客が来なくなり、これからは、冬の時代になるのやないかね。。。いずれにしても、ここまで急激な相場の乱高下は、何某かの、防御策は取れないのかね。。。5%ほど動いたら、市場をストップさせるとか。。。株でもストップ高とかストップ安っていうのがあるのやから・・・。

 

 まぁ、今回の経済危機は、いかに、マーケットというものが、微妙なバランスの上に立っているものだというのを、思い知らされた格好になった。。。日本経済は悪くない、悪くない・・・と言いながら、為替でこれだけ動けば、何千億円もの儲けが吹っ飛んでしまう。。。からね。。。原価を削って、削って、下請けを虐めて、無理を言って、リストラをして、身を切るような思いで、何とか築きあげた利益構造を、まるであざ笑うかのように、相場があっという間に、綺麗スッキリと、持っていってしまいよる。。。企業の経営者からしたら、こんなの、やってられへんわ・・・。というボヤキにも似た声が上がってくる。。。

 

 財界の支持が厚い麻生さんは、ホテルのバーが安い・・・と言っては、文句を言われ、カップヌードルが400円と答えて、実体的なモノの値段を知らない・・・なんて批判されているが、そんなことを言っている暇があったら、みんなで智恵を絞って、この経済危機から脱出する妙案でも特集したらどうかね。。。麻生さんのお金持ちぶりをいくら批判しても、何にも世の中、変わらんで。。。

 

 為替相場の激変は、実は、日本人にとって、悪いことばっかりではないのやね。。。スーパーでは、円高を先取りして、円高還元セールが始まった。輸入に頼る日本にとって、円が上がるっていうことは、輸入品の値段がドーンと下る・・・という事なんやね。。。あれだけ値上げ値上げでヒーヒー言っていた小麦や大豆、トウモロコシなどの食料も、全部確実に1割以上下げたのやから大きい。。。

 

 もっと大きいのは、石油である。1バーレル170ドルなんい言っていた原油価格が今は何と50ドルとか60ドルにまで下がっている。オマケに円高やろ。。。もっと、ボロボロに下がってええはずやんか。。。ところが、ガソリンの価格なんかは、上げるときには、早く上げるくせに、下げるときは、なかなかや。。。政府はもっと、円高差益を早く価格に反映させろ・・・と石油元売り大手を、つっつくべきやね。。。火事場泥棒みたいに、どさくさまぎれに大儲けしとるのは、間違いないのやから、公取委辺りがもっとしっかり監視しなあかんで。。。

 

 原油価格の暴落と異常なまでの円高で、石油会社は空前の差益を得ているはずや。。。ガソリンは100円以下に下がらないとおかしいのに、未だに150円以上も取っているところがある・・・。これっておかしいことやで。。。

 

 それと、航空会社の燃油サーチャージ。これも早く撤廃させなあかん。。。ここまで原油価格が下がっているのに、本来、運賃の中に含めるべき料金である燃料費をいつまでも取るようなあくどい事・・・させてたらアカンで。。。今の円高が年末年始も続けば、ひょっとしたら、一大海外旅行ブームになるかも知れない・・・。燃料下がって、円の値打ちが1割以上も上がった・・のやからね。。。海外通販もまたブームになるかも知れない。。。円の強みを最大限、享受出来るようなところは、大忙しになる。。。物事には必ず表裏があるからね。。。

 

10/31(金) 政府は、いったい何をジタバタしとるのかね。。。止まらない株価の下落や円の乱高下。慌てるのも無理はないような状況は判るのだけれど、出てきた緊急経済対策が1000円で高速道路乗り放題・・・何を考えているのか。。景気対策と選挙目当ての対策をごっちゃにしたらあかんで。。。

 

 それも、異例の第二次補正予算まで組んで何と20兆円もの景気対策をやるのだという。。。まぁ、真水と言われる直接的な予算措置は5兆円ほどで、後は融資枠の拡大とかの、やり方らしいけどね。。。

 

 そして、問題になっているのが何と2兆円の減税。ところが、減税って言ったら、税金を払っている人の負担を減らすことなんやけど、そうではなく、税金を払っていない人にも、クーポンでお金をばらまく・・っていうから、驚きや。。。

 

 小渕内閣の時、地域振興券という名前の税金のバラマキをやって、景気を刺激しようとしたが、それを、今度は、何と生活保護を受けている人や、パチンコなんかをして、プータローをしている人にまで拡げようというのである。。。日本はええ国やね。。。働きも何にもしなくても、朝から晩まで酒喰らってひっくり返っている人にも、お金をあげる・・っていうのやから。。。信じられないわ。。。

 

 そんなお金はどこから来るか・・・っていったら、これも税金やんか。。つまり、真面目に働いて税金払っている人から集めたお金を、税金も納めない、働く気もないような人にも、ばらまく。。。これがまともな自由主義国がやる事かね。。。正気の沙汰とは思えない。。。それも1世帯3万8000円やと。。。一人暮らしでも5人家族でも一緒かぃ。。。何か変な話やね。。。モラルハザードが起きるで。。。

 

 国が国民へ贈るクリスマスプレゼントか、お年玉。。。って言ったところか。。。まぁ、普通の感覚を持っているまともな人やったら、そんな金に糸目をつけない、ばらまくのやったら、我々から集める税金をその分、減らせ・・という要求が出て当然やからね。。。人のカネを政治家の点取り合戦のために使われたんじゃ、堪らないやんか。。。そんなのに、使うのやったら、そんな税金払いたくない・・・っていう人がきっと増えるで。。。そんな人たちに、ちゃんと説明出来るのか。。。

 

 それに、クーポン券のバラマキは、国民を役所に隷属させる効果がある。お上がお金を下さるのだから、お上の言うことは、聞いておかないとあかん。。。経済の法則っていうのは、基本的なところで、お金を支払う者が強くて、お金を受け取るところが弱くなる。。。つまり、税金という無理矢理集めたお金を、この上下関係を強化するために、使われてしまう・・のやね。。。これが、ケッタクソが悪いやんか。。。

 

 それに、また、この商品券を刷ったり配ったりする経費が馬鹿にならない。。。日本銀行券であかんのか。。。何でクーポンなんや。。。そんな一時的にしか景気が良くならないようなモノに、何で大事な税金を使わないとアカンのか。。。やることが幼稚やで。。。ままごとやあるまいし。。。

 

 どうせやるのやったら、ガソリンを50円にするとか、全国の電車バスを100円にするとか、不況で困っている自動車業界支援のためにハイブリッドカーが100万円引きになるような補助金をドーンと出すとか、何か、世のため、人のため、環境のため・・・になるようなアイデアは無いのかいな。。。

 

 お金のばらまきでしか、景気刺激策を考えられないような感覚。。。これが政治3流・・・って言われる日本の政治の限界を見ているようで寂しいね。。。結局、土建屋が跋扈した日本列島改造論、田中角栄の時代から、何も進歩してない。。。日本は、これからも糸の切れた風船のように、大空を彷徨い続けるのかね。。。

 

 

 

 

 

 

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