日常のページ

 

1/7(水) 年末年始と、通院で検査検査・・・。で、結局、転院。。。そしてまた同じような検査検査。。。大病院は入院待ち、手術はもちろん、検査まで予約がビッチリ。。。大腸を切って貰うのも、なかなか大変や。。。

 

 スグにでも入院・・・の心づもりをしていたんやけど、しばらくは不定期に仕事場に来れるようなので、ちょっとづつ、ブログを更新出来れば・・・って思っています。

 

 さて、遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。100年に1度・・・と言われる経済危機の余波は、年が変わることで少しは様変わりした様子・・・もある。。。新春の恒例行事でもある福袋の初売りも、意外とたくさんの人出があり、繁華街の賑わいも、不況時とは思えないほどの人出があったようにも思う。株価は年明け以来好調で9000円を回復するし、円は93円代まで戻している。。。最近の出来事で、唯一の不安材料は、年末から続く、イスラエルのガザ攻撃。。。また石油危機が来るのやろうか。。。の危惧である。。。

 

 何か経済危機があると、戦争でも起こして、誤魔化してしまおう・・・なんていうアメリカの傲慢な政策が、後ろに見え隠れしてならん・・・のやけれどね。。。非常時にしてしまえば、自らの起こした経済危機から、免れる。。。とでも思っているのやろうか。。。

 

 今回の経済危機の、そもそもの大元は、胡散臭い金融商品をアメリカという国が何の規制もなしに、野放しにしてしまった・・・という事にあると、私は思っておる。。。借金を分散化して債権にして、それをまた流通させようなんていう考え方。。。不動産を証券化して、それで儲けようなんていう考え方。。。日本なんかでは、考えもつかないような金融派生商品を次々と開発して、それを素人同然の人たちに、売りまくる。。。その責任の範囲をどんどん曖昧にして、自分たちだけのリスクは回避して、ええとこどり・・だけはする・・・そんな悪賢いことばっかりやってきたツケが昨年秋についに爆発した・・・・。そう、思うのやね。。。

 

 市場経済っていうのは、自由に放置しておいた方が、自然と自らの治癒力を発揮して、良い方向に向かって進んでいく・・・という、経済学の常識が有ったと思うのやね。。。ところが、この自由である事の意味を最大限悪用して、何でもあり・・・の世界を築きあげさせてしまった。。。ここが問題やったんやね。。。

 

 市場にはルールが必要で、そのルールを決めるのもまた人間である限り、神のような存在は無い。。。つまり、人が人を律する・・・という至極当たり前のことを、当たり前のようにやらなかった責任・・・というのが、FRBには有ったと思うのやね。。。

 

 アメリカは、世界の金融市場をどん底まで陥れた。。。自らの反省を元に、もうこれからは、アメリカ一国主義の経済では、世の中は動いていかない・・・。今回の経済危機は、この大きなターニングポイントになったと思う。。。

 

 つまり、世界の金融はドルとユーロ、元などが複雑に絡み合った複合経済の時代に入った・・・と言えるのやないかね。。。そして、世界の中心が欧州から米国、そしてアジアへと、移動していく大きな流れ・・・の中にある。。。アジアは世界の成長センターとして、その大きな役割を担っていく。。。そんな試練がしばらく続くのではないやろうか。。。

 

1/8(木) 実は私は、7年ほど前に、一度、心筋梗塞で、死にかけている。。。そして、今度もまた、生死を彷徨う可能性のある大病である。そりゃ、人間やし、落ち込むし、せんど泣いた。。。もう、アカンかも知れない・・って思ったら、何もする気がなくなるし、生きているウチに何が出来るか・・・なんて考えてしまう。。。

 

 もともと、私のようなものが、そんなに人間が出来ているワケが無く、ジタバタするし、時には自暴自棄にもなる。。。でも、結局、何も出来ない自分に気付いて、自分で言うのも、変かも知れないけれど、ある種の「悟り」のような世界に入り込む時がある・・・のやね。。。

 

 間寛平ちゃんが、マラソンとヨットで世界一周のチャレンジにスタートした。ヨットの帆には、親友の明石家さんまが贈ったという、「生きているだけで、まるもうけ」という言葉が描かれているのやね。。。私は、この言葉がものすごく、ガン・・・ときた。。。

 

 人間、いつまでも生きたい・・・っていう欲はある。いつ死んでもええ・・・なんて思って生きている人もいるやろうけど、なかなかそんなに格好良くはイカン。。。それは、自分では、自分一人の力で、生きていると思いこんでいたんでは何も出来ない。。。本当は、人に生かされている・・・という境地に入ったら、途端に自分がものすごく楽になれる・・・ことが判るのやね。。。

 

 そして、それを超えたところにあるのが、生きているだけで、まるもうけ・・・という、ちょっと茶化したような言葉なんや。。。大阪人は、銭勘定にうるさい。。。だから、まるもうけ・・・っていう言葉には、ラッキーっていう意味の他に、ものすごく、お得である・・・という感覚が入っているのやね。。。このヘンのさじ加減が、微妙で、とても楽しい・・・のやね。。。

 

 人の命なんていうものは、その人の人生そのものや。。。若いときには、自分が死ぬ時に、あぁ、自分の人生って、とても良い人生やった・・・と思って死ねたらええ・・・なんて思っていた。。。そやけど、大分ちゃうのやね。。。そんな綺麗事やなくて、本当は、もっと生きたい・・・。あれもやっておけば良かった。これも、やりたかった・・・っと思って多分、死ぬのやろうね。。。

 

 おもろいのは、それが自分で決められないこと・・・やからなんや。。。だから、朝、目が覚めたら、あぁ、今日も生きている。次の日の朝も、あぁ、今日も命がある・・・って思ったら、もっと、毎日、大事に生きようと思うやんか。。。それが生きているだけで「もうけもの」の精神やと思うのやね。。。そして、そんな大事に生きた人生が重なって、やっと、ええ人生になる・・のやろうね。。。

 

 だから、もっと自分の人生を大事にしまひょ。。。二度と無い自分の人生やからね。。。

 

1/9(金) 世の中の不景気は、一番厳しいところに、一番響く。。。大阪などで頻発しているタクシー強盗やセルフのガソリンスタンドを襲う事件。。。タクシーやらスタンドの売上のカネなんて、そんなに大金は無いやろうに。。。そんなのに、いのちが危機にさらされるなんて・・・割が合わない話やで。。。

 

 特にナイフ1本で、出来てしまうタクシー強盗なんて、僅か数万円を狙うのやろ。。。。そこまで、切羽詰まった人たちが、この世の中にウヨウヨいる。。。これほど、社会不安が増大している状態は無い・・のやないかね。。。ほんま、物騒な世の中になったもんやで。。。

 

 そんななか、いろいろなところが、派遣契約を切られた人たちを雇うと、手を挙げている。。。。万年、人手不足のタクシー業界やら、後継者不足に悩む農業、水産業、林業、介護の現場の仕事なんかも、選ばなきゃ、仕事はあるんや・・・。

 

 この年末に東京のどこかの公園で、派遣村なんていうのが作られていたけど、私、あれ、ちょっと、どうかと思うんやね。。。東京に製造業の工場はそんなに無いはずやし、派遣切りされた・・・って言って、コメントしてはる人が、テレビのインタビューで、ものすごく上手にしゃべらはるのに、とても違和感を感じたんやね。。。この人たちって、何か政治的な活動をやってはる人たち・・・なんやないか。。。なんて、疑いたくもなるような饒舌さ・・・やったんや。。。

 

 それに、あの、労働組合のストの時のような、乗り。。。そこに、いかにも、あなたたちの身方ですよ・・・と現れる共産党の志位さんや、社民党の福島さん、民主党の菅さん。。。なぁんや、これって、政治ショーなんか・・・と思ってしまうやんか。。。誰でも・・・。。。。これって、かなり、しらけた話やで。。。

 

 今年は、秋に衆議院の任期が来るから、どないしても選挙がある。今の情勢やったら、圧倒的に麻生さんのエラーが目立つから、民主が勝つのやろう。。。ただ、民主は参議院で過半数に10票足りない議席数や。。。自然と、他の野党と連立を組まないと、この衆議院選で圧勝したとしても、ねじれ現象は解消しないことになるやんか。。。

 

 だから、渡辺ミッチーの息子とか、中川秀直とか自民の中で今、反主流になっている人たちを少しでも取り込みたい・・・と考えるのが自然や。。。今まで、自民の文句ばっかり言っていたら良かった万年野党体質を、解消できるか。。。これが、民主の大問題やろうね。。。いざ、自分のところが政権担当する・・・ってなって、ちょっと、びびっている・・・。そんなところが、見えなくもない・・・。まぁ、本当の意味での二大政党時代になる・・・というのが、日本の政治を安定させる・・・っていうことには良いことになる・・・とは、思うけどね。。。

 

 2兆円・・・とブチ上げた定額給付金も、最初は貧困者救済の意味合いで、金持ちは遠慮してくれって、言っていたのに、今は、景気対策の観点から、金持ちも、ちゃんと貰って、大いに使ってくれ・・・やて。。。朝令暮改もええとこや・・・。この、ええかげんさが、九州人麻生さんの、大らかさ・・・なのかも、知れないけど、結果として、2兆も血税を使って、何やったんや・・・っていうことになるのやったら、もう、止めておいた方がええのと違うかね。。。世論調査も、そう出とることやし。。。

 

 それより、小学校の耐震工事に、どーんと、大金を使って、建設業から景気対策した方がマシ・・・っていうのが橋下徹大阪府知事の言い分。。。。要らない公共工事は困るけど、誰もが納得する公共工事なら、どうせいつかやらなくてはならないもの・・・。これを前倒しでやって、無駄な投資を避ける。。。っていう考え方は、良いと思うね。。。

 

 ド田舎の山の中にある古賀橋とか、全く使われていない田んぼのど真ん中に忽然と出来た、ハコモノであるコミュニティセンターみたいなのに、バカほど、税金の無駄遣いをするこんな公共工事と違って、こんなのは、本当に必要な事やから、みんな、納得するで。。。大事なのは、誰もが納得する税金の使われ方をしている・・・という視点やと思うからね。。。

 

1/10(土) 検査待ち、入院待ち、手術待ちの身分っていうのは、どうも、中途半端でイカン。。。職場には行くけど、あんまり根を詰めてもイカンし、いろいろなことが心配で、気も入らない・・・っていうのが本音・・・でもある。今のうちにやっておかないとあかんことを、コツコツとやっておく・・・。それしかないからね。。。

 

 さて、仕事も半分にしてると、少し時間があって、家で国会中継なんかを見る時間が有った。。。麻生さんが、あんまり、的を得てないような答弁を繰り返し、野党が、それを突っ込む。。。何か、茶番劇のようなものを見せ続けられているような感じ・・・。おまけに、ドサクサ紛れに、公務員の天下りとか渡り・・・って呼ばれている悪しき慣習を容認するような流れまで出来てしまって、何か・・・変な流れや。。。。何を考えてるのか。。。

 

 いくら、公務員改革なんて叫んでいても、50過ぎると未だに昇給が有って、高くなりすぎた給料で雇い続けなけりゃあかん。。。それが無駄だから、早期退職を勧める。。。退職させたら、その後の面倒を見ないとあかんから、天下りをさせる・・・なんていう、役人サイドに立った言い訳をするあたり、どっち向いて仕事しとるんか・・・って、疑いたくなるね。。。官僚の言いなりになっとるのやったら、渡辺ミッチーの息子が怒るのも、判るで。。。。

 

 どうも、麻生財閥のおぼっちゃまは、やっぱり、金持ち、喧嘩せず。。。で、首相っていう立場は欲しいけど、大変なことはしない。。。答弁は役人達にお任せ・・・。自分から進んでは新しいことは進めないタイプなんやろうかね。。。役人達を向こうに回して、丁々発止なことをする・・・ような事は、出来たら避けたい・・・のが本音なんやろうね。。。ちょっと、がっかりしたわ。。。

 

 麻生さんの支持率が2割を切った。。。危険水域を下回って、まだまだ下る一方・・・。また1年以内に首相が変わる・・・ことになるのかね。。。小泉以降、どうも日本のトップが定まらない。。。格好悪い話やで。。。小沢さんがやっても、似たような話やろうけどね。。。また、政治に対する国民の信頼がどんどん低くなって、諦め・・・の状態に戻ってしまうのかね。。。政治三流の風土はなかなか変えられないのが日本・・・。また、しらけムードに逆戻りや。。。

 

 現代の政治っていうのは、国民のニーズをいかに早く反映するか・・・っていうことにかかっている部分がある。景気が悪いから景気対策。雇用が悪いから雇用対策。円高が続くから為替の安定のための方策。株価が暴落したから、市場安定化対策。とかく、政治が素早い対応を迫られる場面は多くなったと言えるやろう。。。昔みたいに、1年のターンでゆっくり方策を考えていたら済むような時代では、最早、無い・・のやね。。。

 

 それなのに、スピード、スピードと言っておきながら、なかなか対策が進まない。。。二次補正が年内にやらなあかんのに、年明け・・・。おまけに給付金のバラマキが年内やなくて、年度末・・・つまり3月末まで。。。あと2ヶ月もしたら、もう景気の潮目が変わってしまっている。。。のやないのかね。。。いろんなことを考えたら、何にもスピーディやない。。。。大事なのは、タイミング。。。そのタイミングをもう逸してしまっているのやから、仕切り直した方がええのにね。。。向こう三ヶ月、明日から消費税を0にします。。。って言った方が、よっぽど、景気刺激策になるのにね。。。インパクトも大きい・・・。2兆円もかからへんし。。。

 

 私は、これは、いろいろな方策を考える人たちの、政治的なセンスの問題やと思うのやね。。。小泉さんが、あれだけ、世間に、うけたのは、この流れを読む・・・ということが、大変長けていたからやと思うのやね。。。だらだらと時間が過ぎてしまっていて、それでもって2兆円も税金使ったのに、何の効果も無かった・・・。こうなったら、誰が責任を取るんや。。。

 

 誰が今度首相をやるにしても、是非、世の中の流れをちゃんと読める人にやってほしいもんやね。。。人の気持ちが判らないような人は、何をやっても、うまくいかない。。。これをやったら、どう世の中の人が、どう思うか。。。どういう反応をするか・・・そんな想像力が働かない人は、やってほしくない。。。

 

 国民の思っていること、考えていること、願っていることを、大多数の人が、本当にそう願っていたら、もっと支持率は上がるものやで。。。

 

1/11(日) 日本が、2兆円の給付金で、これだけバタバタしているのをあざ笑うかのように、総額72兆円にも上る景気対策と、300万人もの雇用対策を、アメリカの次期大統領のオバマ氏が、ドーンと、打ち上げた。。。

 

 アメリカは、もうすでに、金融機関などの支援に、そのぐらいの規模の財政出動をしているのやけれど、追加措置でこれだけもやる。。。っていうのは、まだまだ世界一の経済大国・・・やということやろう。。。ただ、そのツケがどうせ、米国の国債だよりで、その国債を買っているのが日本や中国なのやから、ある意味、人のふんどしで相撲を取るような格好・・・とも、言えなくもない。。。

 

 国債だよりで、債券をバンバン刷って、ドル札もバンバン刷って、それで、酷いインフレになせない・・のやったら、苦労は無いはなぁ。。。日本からしたら、つけ回しだけは、ご遠慮したいところやけれど、米国という、お客さんに喰わしてもらっている立場の日本は、弱いわなぁ。。。自国に大きなマーケットを抱える中国とは、根本的に経済構造が違う・・・からね。。。

 

 それにしても、アメリカの政策っていうのは、つくづく、ずるい・・・やんか。。都合が悪くなったら、アメリカ経済を牛耳っているユダヤの母国イスラエルが、喧嘩をしかけて、戦争でも起こせば、何とか国民の目をそっちへ向けられる・・・なんていう古典的な政治手法を、まだ使っているのやからね。。。全世界の国が反対しても、アメリカは、イスラエルを支援する。。。それだけ、ユダヤ人は、アメリカという国に、しっかりと、巣喰っている・・のやね。。。

 

 今まで、アメリカべったりやった日本は、珍しく今度は、パレスチナのガザへの人道的支援を打ち出した。日本が中東問題で、政治的に、ここまでハッキリした態度を表明するのは、久しぶりや。。。この件に関しては、EU諸国らと共同歩調を取るのが良い・・・との判断やろう。。。アメリカという国の、世界での存在感が、少し弱まってきている・・・という、流れもある。。。

 

 つまり、今、世界のパワーバランスが少しずつやけど、動き出している・・・ということもあるのやろう。。。中国が空母を計画したり、パレスチナ側に中国製の武器やミサイルが供給されている・・・なんていう噂もある。。。第六次、第七次の中東戦争が、起きかねない状況・・・というのは、変わらない・・・のやろうね。。。

 

 それにしても、いつも思うのは、アメリカという国の政治の力強さである。一国のリーダーを決める方法も派手やけど、国民一人一人が、政治に対する関心が高い。。。納税者意識も高いのやけれど、それに対する政府や行政の仕事ぶりも、大変真摯で、不正に対する警戒感や倫理の高さがある。これは、宗教的なバックボーンもあるのやけど、あのオバマ大統領を、みんなが、ワァーっと、一緒になって盛り上げていくパワー・・・。どこかの国の政治家も、ちょっとは、爪の垢でも煎じて飲んで欲しいぐらいやで。。。

 

 あれだけ多種多様な人種が暮らす国やから、あそこまでの力強さがないと、一つになれない・・・という部分はあるのやけれど、それに比べて、極めて単一民族に近い日本人は、どうなんやろう。。。阿吽の呼吸で、何でも事が進んでしまうことが、良いようで、あんまり良くないこと・・・っていう弊害ばっかりが目立ってしまっている。。。

 

 この原因をどこに求めるか。。。それは、やっぱり日本の国の政治のやり方が、明治以来、英国をお手本にしてきたこと・・・。これにあるような気がしてならないのやね。。。英国流の議会制民主主義っていうのは、確かに日本のある時期においては、大変優位に事が進む優秀なシステムやったのやけれど、一握りのエリート官僚たちが、実質上の裏権力を握ってしまっていて、その人たちを、国の主権者である国民が、選んだり、罷免したりできない・・・という制度上、大変大きな欠点がある・・・ということに、気付かないとアカンと思うんや。。。

 

 つまり、政治が行政をコントロール出来ないほど弱くて、官僚達がいないと何も出来ないようなシステムが出来上がってしまっていること。。。このことが本当に大問題なのやね。。。日本も、ええかげん官僚中心主義から、政治が中心になるまともなカタチのシステムにだんだん切り替えていかないと、いかん。。。具体的には日本も、大統領型の政治システムに移行していかないと、これらの改革は無理やと思うんやね。。。

 

 日本はかつての戦争へ突っ走った反省から、一部の独裁者が生まれないような政治システムが一番・・・やと信じて、これを維持してきた。。。これが、日本が大統領制へのアレルギーのようになってしまって、何でも合議して、誰も責任を取らないような、ぬるま湯のようなシステムを延々と続けているような気がしてならない・・のやね。。。

 

 確かに日本は天皇という存在があり、これを政治的にフルに重視してきた歴史はある。ただ、それがトラウマになって、本来、政治のシステムを変わるべき時に、何も出来ない・・・というようになっている・・・ことはないやろうか。。。いま、日本は生き残りをかけたところに来ている。。。日本がこれからも、良い国であり続けられるために、いま、何をすべきか。。。これを、もっと真剣に検討すべきやと、私は思うのやね。。。

 

1/12(祝) どうも、いまの世の中、派遣切り・・・ばっかりにスポットライトが当てられていて、何か、おかしな感じがする・・・。その派遣村には4000万円ものカンパが集まっていて、支援母体の労働組合やら弁護士さんたちは、旅館を借り切って、派遣切りにされた人たちを、タダで泊めてあげる・・・のやて。。。派遣切りされた人達は、可哀想で、助けてあげるべき人たちで、寒空の中、公園に寝泊まりしているホームレスのオッチャンたちは、ほおっておく。。。何かとても矛盾を感じるのやね。。。人として、差別する理由がどこにあるか。。。わからんやんか。。。

 

 年末にクビになった人の所持金が何十円。。。マスコミは、ほら、かわいそうでしょ、酷い話でしょ・・・と騒ぎ立てているけど、どうも、私には、派遣切りをした大企業を、せいぜい批判したい・・・がためのパァフォーマンスに見えて仕方がないのやね。。。ほんなら、あんたらが雇ってやったらええやんか。。。それも、東京の日比谷公園なんかで、派遣村をやって、悲劇のヒーロー、ヒロインを、これみよがしに作り上げて、闘い続ける。。。何や、おかしくないか。。。うじうじ、雇ってもらう望みのない所と、いつまでも、雇い直してくれ・・・と闘うより、早く他の良い仕事をガンバッテ、探せよ。。。

 

 面接に行くための交通費が無いから、カネを貸してくれ。。。そして、5万ほど借りて、面接に行く。。。どこまで、甘えたら、気が済むのや。。。そのカネって、みんなが払った税金やで。。。自分らがクビになったのは、その会社がその人を必要でないと判断したから。。。果たして、この人たちは、クビにならずに済むように努力をしたのか。。。もっと他の職に就けるような就職活動を、必死になってやってりゃ、ひょっとしたら、正社員で雇ってもらえるところも有ったのやないか。。。全部を会社や社会のせいにされたんじゃ、頑張っている人たちは、やってられないやんか。。。

 

 大型観光バスをチャーターしてもらって、日本青年会館から、立派なホテルへ移動する元派遣労働者の人たちの映像を見て、ちっとも、お気の毒・・・可哀想やと思わない私は、非情なのかね。。。

 

 私は、ごね得。。。っていう言葉が一番嫌いや。。。自分は何も努力しないで、文句ばっかり言っていたら、何とかなる・・なんていう甘い考え方をしとる人。。。テレビカメラの前で、必死にアピールしとるヤツら・・・こんなヤツら、雇う方の身にもなってみ。。。私やったら、こんなの、絶対に雇いたくないわ。。。キツイ言い方すりゃ、身から出た錆・・・やで。。。

 

 いまの世の中、行政やら大企業やら、何かに頼って生きていくような人って多すぎると思わないか。。。人の施しは受けない。。。自分は自分のかいしょで、何とか生きて行く・・・っていう、気構えが微塵もない人が多すぎるやんか。。。極貧・・・になる人っていうのは、自分には甘くて、ええ時には、贅沢してしもて、後から後悔している、キリギリスのようなところがある。。。

 

 自分のカネがないことまで、人のせいにされても、困るわ。。。それは、自分の責任やんか。。。ごねたら何とかなる・・・ほど世の中、甘く無いで。。。甘いことばっかり言っておったら、みんな、まともに頑張る人がいないようになる。。。ここ、ほんま、重要な話やで。。。

 

1/13(火) 昨日は成人の日。毎年のことながら、マスコミは、荒れる成人式を期待して、大挙、沖縄を目指す。。。マスコミが、あんなに騒がなきゃ、調子に乗る奴らも、減るのやろうに。。。言ってみたら、目立ちたい奴らを、マスコミが作り出している・・・っていう部分、有ると思うのやね。。。

 

 酒呑んでバカ騒ぎすることが、どれほど、格好悪いことか・・・。みんな、判っているのに、テレビが来るから、一生一度の晴れ舞台。。。全国ネットに映る機会は、これを置いて他にはない・・・なんて思いこんで、テレビカメラを一所懸命探して、バカをやる。。。沖縄では、こんな馬鹿な風習があります。。。恥を恥やと思わないのやったら、大人の資格は無い・・・わなぁ。。。ええ、歳して。。。。

 

 今年の成人式は、事実上、最後の昭和生まれ。。。来年からの成人はもう平成生まれやから、何やら少し、恐ろしいような気がする。。。人間、歳を取ると、20年前なんて、ちょっと前。。。という感覚。。。えっ、あれからもう20年も経ったのか。。。と、思うと、ほんと、少しは焦る気持ちも出る。。。

 

 若い頃には、なかなか進まなかったいのちの時計の針が、年を重ねる度に、猛スピードで回っているような気分にさせてしまう。。。そんなことないですか?果たして、いま、この一分一秒を大事に過ごせているか?と聞かれて、何人の人がイエスと、答えられるのかね。。。なかなか、難しいことやと思う。。。

 

 昔から、10年ひと昔・・・なんていう言葉が有った。人間、10年経てば、自分の暮らし方、考え方、生き様まで、ゴロっと変わっていて当然である。ところが、20年・・・っていったら、どうやろ。。。年配の人にとったら、意外と、あんまり変わらない・・・ってこと、有ると思うのやね。。。周りは変わっても、自分はあんまり変わらない。。。40歳くらいが境目かなぁ。。。それ以降は、意外と変わらん。。。

 

 私は、酒呑んで騒ぐ子供たちって、そんなに悪いこと無いと思うのやね。。。今どきの若い子って、妙に、小賢くって、変に、言うことを良く聞いて、なかなか、自分の中に秘めているエネルギーを外に出す・・・っていう人が、少ないやんか。。。これって、いまの社会が、こぢんまりした人間ばっかりを良し・・・としていて、その規格から外れた人間を、ダメ人間である・・・というようなレッテルを張り付けてしまっている・・・ような感じがするのやね。。。

 

 我々の世代かて、朝まで酒呑んで、バカ騒ぎもしたし、たまには、悪いこともした。。。それって、青春の特権・・・っていう時代が有ったやんか。。。それやのに、いまの子って、あんまり、感情を表に出さないし、変に、世渡り上手で、その分、おもんない人間になってしまっている・・・ような気がしてならへんのやね。。。社会が、規制をしてしまって、そんなアウトローな奴らを除外してしまうような気風・・・って、良くない傾向やで。。。

 

 こんな人づくりしか出来ない社会・・・って、未来が無いのやね。。。破天荒やけど、非常識やけど、この部分においては、飛び抜けて素晴らしい・・・なんていう人がノーベル賞を獲ったり、とてつもない発明をしたりする・・・やんか。こんな人たちも、容認するような、ほわん・・・とした、幅のある社会っていうのがとても大事や。。。

 

 人は無限の可能性を秘めている。そして、二十歳の若者って言ったら、これから、まさに旬を迎える人たちや。。。我々の年代の者からしたら、眩しくて羨ましくて仕方ないような年代。。。大事にしいや・・・。今しかない、素晴らしい20代に乾杯!

 

1/14(水) 一人12000円の金を、そんなに欲しくない・・・って、7割もの人が言っているのやから、日本はやっぱり、豊かな国・・なんやろうね。。。そりゃ、みんなが貰っていたら、自分だけ貰えないのは、何か損をしたような気になるから、貰うのだろうけど。。。

 

 マスコミ各社が、この12000円のお金を、どう使うか・・・っていうのを、ご丁寧にも、アンケート調査をしている。。。そして、その結果が、パァーっと使う人が何パー、貯蓄する人が何パーって、やってるのやけど、何か虚しい事無いか?だって、たった、12000円やで。。。普通の人やったら、日常的に使っている金額のお金やんか。。。

 

 貰ったお金に、定額給付金なんて、名前が書いて有るハズないのやから、そんなの、普通の人やったら、お小遣いが少し増えただけ・・・っていう感覚やと思うんやね。。。そら、路上生活をしているような人やったら、12000円貰ったら夢のような贅沢が出来る・・・と思うのかも知れないけど、そんな人たちは、まともな住居も無いのやから、このお金も貰えないんやそうやんか。。。

 

 このバラマキのお金が、生活支援なのか、景気対策なのか、迷走する中で、最初に支給有りで、その理由を、後からこじ付けて物事をやる・・・っていうのは、筋道が間違っている・・・と、言わんとアカンと思うのやね。。。お金をばらまいて、支持率上げておいて、総選挙・・・なんて、それこそ、「さもしい」・・発想で、こんなことをやってたらイカンわなぁ。。。

 

見方を変えりゃ、これって、政府が、国民にお金をばらまいて、その代わりに票を貰おう・・・なんていうことになるのやから、ちょっと、引いて考えたら、これって、公職選挙法に抵触する可能性もなきにしもあらず・・・やんか。。。カタチを変えた票の買収や。。。大規模にやったら犯罪にならなくて、小規模なら違反、逮捕・・・。何か変な感じ・・・やね。。。やっとることが、あんまり、変わらない・・・と思うのやね。。。

 

 政治っていうのは、有る程度の国民の支持が必要や。国民が望んだら、何でもやらなあかん・・・というのも、言い過ぎやろうけど、もし、そんな場合には、政治家の信念のようなモノが無いとアカンと思うのやね。。。何にも無しで、民意に全く反することをするには、それなりの大義名分というか、ポリシーというか、そんなものが無かったらアカン。。。国民の7割が反対する定額給付金制度を、押し切るには、それなりの理由が必要や。。。

 

もし、それも無いのやったら、早い目に白旗を上げるのが賢明や。。。遅れてしもたら、命取りになる。。。意地を張ってるだけじゃ、ええ政治家とは言えないで・・・麻生さん。。。こんなことしか、争点のない政治は、日本にとって不幸や。。。。

 

1/15(木) 衆議院でやっとのことで、2次補正予算が通ったけど、自民は60日規定を使って3月に法案を通そうとしたら、議席の差が何とあと16名なんやそうや。。。渡辺嘉美氏の他に、当選2回目の松波内閣府政務官が予算案の採決を棄権したから、あと16名の自民からの造反者が出たら、衆議院での再議決も出来なくなる。。。それって、微妙な数字になる。。。十何名かの人数で、麻生さんに直談判するような人が出てきたら、その人のことを無視するワケにはいかないことになるからね。。。

 

 それだけ、議席の数っていうのは、国民から信託を受けた人たちの数でもあるのやから、重い・・・っていうこと。。。なんやね。。。ミッチーの息子一人の離党ぐらい、屁とも思わなかった人たちも、潮目が変わってきて、自民党が下野するのが明白になって来たら、どういう行動を取るか。。。雪崩現象が起こらないと、誰が言えるか。。。。自民から民主に鞍替えする人も出てきて然るべき。。。なんていう状況もあり得る。。。

 

 自民からしたら、定額給付金の話は、もともと公明党の定率減税が発端や。。。選挙に勝ちたい公明党は、自民にお金のばらまきと批判の多いやり方を、党内の反対意見を、押し切ったカタチでねじ込んだ・・・。自民にとって公明党は、選挙協力において、大きなパートナーなんやけど、もともと、創価学会という宗教がらみの政党・・・を毛嫌いする人も多い。。。何で、そんな党と連立をするのか・・・という批判も多いのやね。。。でも、切れない。。。ここが自民の弱みや。。。

 

 政権維持のため、公明の言うことも聞かねばならない。。。自民と公明は、憲法解釈やら、在日外国人の参政権付与などについて、大きな意見の違いがあるのに、連立与党を組み続けている・・・という内部矛盾を、常に抱えたまま、来ているのやね。。。それが、この定額給付金問題で、一挙に問題点が表面化した。。。そう、思うのやね。。

 

 公明党は、もともと、政治に宗教を持ち込むべきではない。。。という憲法の理念に抵触する恐れのある政党である。宗教っていうのは、日本の歴史を振り返ってみても、強大な力を背景に、民を先導する力を持つ。時の為政者たちは、この力が大きくなりすぎるのを恐れて、弾圧を繰り返してきた歴史がある。。。。それだけ、日本人は、有る意味、宗教に対して免疫力が低く、言葉は悪いが、洗脳されやすい・・・という民族性を持つのやね。。。

 

 だから、信教の自由は認める代わりに、宗教の政治への関与をなんとか弱めようとしてきた歴史があるのやと思うのやね。。。ところが、今の時代、たくさんの信者を持つ巨大宗教っていうのは、実は、票が大きくまとまりやすい集団として、無視できない状況にあるのやね。。。ただでさえ、日本人は、上がシロ・・・って言ったら、白。黒って言ったら、いくら白いモノでも黒。。。っていう集団性が強い。。。巨大宗教のトップは、ことのほか、影響力が強いし、異常なほど権力を持ってしまう。。。という部分が有ると思うのやね。。。

 

 創価学会っていう宗教団体は、その中でも特別デカくて、ほおっておいたら、日本を乗っ取ってしまうほどの勢いがある団体である。宗教が政治を牛耳る・・・そんな時代に咲いたあだ花・・・のようなところがある。。。その影響力は強大で、テレビに良く出ているタレントも多くが信者であるとか、御大の池田大作は、いろいろと話題にはこと欠かない。。。

 

 ただ、公明を毛嫌いする人も多く、宗教が政治に関わりすぎることを良しとしない人も多い。。。聖教新聞なんて、おもんない新聞を買いたいなんてホントに思っている人は、信者の人しかないやろうからね。。。まだまだ、カルト宗教的な臭いも消えない・・・んや。。。

 

 今の政治の問題っていうのは、実は、自民党を造反するかも知れないグループや、公明党のように、一部の、そんなに多くの人の支持を得られているわけでもない人たちでも、大きな政治的なキャスティングボードを握ることが出来てしまう・・・という不幸にもあると思うのやね。。。つまり、こんな人たちは、支持する人の数よりも、遙かに大きな力を握ってしまう。。。からなんや。。。

 

 いま、政治は混迷期にある。。。訳の分からないような、小さなパーティが命綱を持てるようになる社会より、私はやっぱり、二大政党が互いに競い合って政権をどちらかが担っていく・・・というスタイルの方が、これからの日本の為になると思う・・・のやね。。。第三極への集約は、政治を不安定にして、何も出来ない政府を続けさせて、結局、そのツケが国民に回ってくる・・・だけ。。。やと、思う。。。

 

 国民の多くは、民主に一度やらしてやろう・・・と思っている。支持率の差がそれを物語っている。私もそれに賛成や。。。ただ、そのためには、もう、一悶着が必要なのかも知れない。。。民主に本当に政権担当能力が有るかどうか。。。今の関心は、そこに移りつつある・・・のやないかね。。。

 

1/16(金) リニアモーターカーの夢を絶ちきれないでいる人たちが、100年に一度の経済危機をええことに、またまた、建設に向けての検討に入ったのやそうや。。。でも、京都から東京に行くのに2時間半。。。これ以上、早くしてどうするのかね。。。まぁ、京都はリニアモーターカーを停車させる気はない・・・ようやけど。。。年間5000万人近くも、やってくる京都への観光客の需要が要らないのやったら、それでええけど。。。まぁ、500qもの、路線を造るのは、もう厳しいやろう。。。採算の面でもね。。。

 

 私は、リニアモーターカーのような特別な建設費のかかる公共事業は、もう少し短い区間を便利に早く移動したい・・・っていう需要に応えるべき交通手段やと思うのやね。。。例えば、東京なら、羽田と成田の間、関西やったら、関空−神戸空港−伊丹空港の間や。。。空港っていうのは、有る意味迷惑施設やから、騒音防止のために、都心部から随分離れた所に作るやんか。。。

 

 それは、ええのやけとけど、そのおかげで、空港への移動時間が、ものすごくかかる。。。京都から1時間半もかかる関空。。。京都から、のぞみに乗っていたら同じ時間で、もう静岡か箱根付近までは来ておるで。。。

 

 中国の上海なんかでも事情は同じやから、高速のリニア鉄道を整備して、ものすごく便利にしとる。。。特に航空不況になってきたら、関空なんて、どんどん不便な空港になってしもて、どんどん便数が減らされていく。。。事情は成田も近い。。。便利な羽田が使い勝手が良くて人気があるのに、遠い成田は敬遠され勝ち・・・やんか。。。

 

 関西人からしたら、ニューヨークへ行くのに、わざわざ、成田まで飛んでそこで乗り継ぎ。。。ほんま、不便な話やで。。。おまけに、関空−成田や伊丹−成田っていうのが、便数が少ない。。。羽田行きはたくさんあるのにね。。。羽田−成田間にリニアが出来て、ほんの数十分で結ばれるようになったら、待ち時間は減るは、無駄な便は減らせるは、良いことづくめのハズやで。。。

 

 関西の3空港でも、事情は似たようなものや。。。神戸空港が三ノ宮に近いから便利やけど、本数は少ない。伊丹も便利やけど、関空は遠い。。。もし、関西3空港のどこへ降りても、リニアで数十分ぐらい・・・で結ばれていたら、これは、3空港が有機的につながって、とても便利なハブユニット空港になる。。。24時間飛べる関空のメリットが最大限活かせるから、伊丹と神戸は国内便専用でもいける。地方からの国内線が全部関空につなげられたら、客も随分増えるで。。。便数が増えたら、離発着料や、駐機料を値下げ出来るし、ますます、便利度は、増す・・・。まさにええことずくめやんか。。。

 

 いま、世界は、金融危機で、大不況の入り口に居ると言われている。その対策として、各国では、大規模な財政出動で、何とか不況にならないようにしようとしている。もし、これに失敗したら、その国の未来は暗くなるからね。。。比較的、堅実路線やったドイツでも、今回の危機感は相当なモノで、政府が財政出動をドーンと、出してきて、この危機を乗り切ろうとしている。。。

 

 日本は2兆円程度の金を出す出さんで、大もめ。。。世界の趨勢からしたら、2ケタほど、規模が違うで。。。緊張感の違いなのかね。。。100兆規模のことを世界はやろうとしているのに・・・・。日本の国家予算は80兆程度やろ。。。その2年分ほどを、ドーンとやる。。。このぐらいのことをせんと、経済なんて、動かないで。。。でも、無駄に銭を使うのは嫌や。。。そしたら、何がこの国の未来のために大事か。。。そのための投資として何が相応しいか。。。私は、このリニアなんて、有る意味、最も相応しい投資やと思うなぁ・・・。未来の人たちが、ずーっと使えるインフラになるのからね。。。

 

 それから、ソーラーやら、風力発電、ハイテク農業、石油を使わなくて良いシステムや、水だけで走る車。海水を真水に変える技術、砂漠に緑化する技術・・・。100年に一度の危機を、禍転じて福と成す・・・幸いにして、日本には、ネタがたくさんある。。。これを気に、ドーンと、社会の構造を変えてしまうぐらいの大胆さが、今、求められているのやないかね。。。千載一遇のチャンスは、そんなに、たくさん、転がっているわけやないで。。。

 

 昔、見た手塚治虫の鉄腕アトムには、21世紀の日本が、夢として、描かれておった。その多くが実現しているいま、空を飛ぶ車や列車であるリニアは、まだ日本では、実験段階で終わっていて、なかなか、本格化してない。高速道路に磁石を埋め込んで、電磁石を車の下に埋め込んで、空を飛ぶように走る車は、出来ないやろうか。。。磁気浮上による交通手段は、まさに夢の交通手段。。。もう、21世紀を生きている我々は、その夢を実現する資格があるのやないかね。。。

 

1/17(土) 麻生さんは、何を考えているのかね。。。自民党の中でも、定額給付金に異論のある人は多い・・・。おまけに、景気回復の前提も無しに、消費税の引き上げまで、法律に盛り込んだら、選挙をやる立場の人にとったら、勝てるわけがないやんか。。。もう政権を放棄するつもり・・・なんやろうか。。。

 

 そんななか、どさくさ紛れに、一院制の話題が出てきた。。。歴代総理経験者たちの会合で、議員の数が多すぎるから、衆議院と参議院ょ1つにして、その定数を半分にしよう・・・という議論らしい。。。

 

 まぁ、せんど、ねじれ国会で苦労してきた小泉・安倍・福田氏らからしたら、憎き参議院・・・。これさえ無かったら・・・という気持ちは、判らないでみ無いけどね。。。けど、いきなり一院制・・・へジャンプ・・・という議論は、ちょっと唐突や。。。議員定数削減は、評価出来るけどね。。。

 

 衆参両院の制度は、言ってみれば、激変緩和措置の意味合いと、一方の議会の暴走を、もう一方の議会が止められる・・・という、歯止めの意味がある。自民党の一党支配が永く続いてきた時代では、参議院お荷物論・・・っていうのも、何度も論議されてきたけどね。。。カタチだけなら、要らない・・・っていう意見も有る程度は、意味がある。。。ただ、これから、二大政党制になる・・・と考えると、二院制っていうのは、バランサーとしての意味を持つ・・・のやないかね。。。

 

 そもそも、二つの議会が必要か・・・っていう論議は、もう少し先に延ばしてじっくり考えるべき問題だと思うよ。。。政党っていうのは、圧倒的な多数を得てしまえば、4年なり6年なり、国民の審判を受けないで済む任期を与えられてしまう。この間、例えば、強引に憲法改正がされて、日本が核武装して、どこへ向けても、戦争の出来る国になってしまうあるいは、消費税を急に20%にしてしまう。。。。。。例えば、2/3の議席をたった一党で得てしまえば、こんなことも出来る事になってしまう・・・のやね。。。

 

 私は、議院内閣制の最大の弱みは、国の代表である首相を、主権者である国民が、直接選べない・・・という事にあると思うのだけれど、政党の代表者がイコール総理大臣になる・・・というシステムでは、政策内容の一本化は、確かに出来るけど、議会と政府の切磋琢磨っていう部分はほとんどゼロ・・・なんやね。。。全く期待出来ない。。。これが、官僚に付け込まれる最大の理由になっとるんや。。。

 

 政治家が、全く勉強しない・・・役人任せの政治をやっていてて、その頭に乗っかっているだけで、へぃ、大臣でござい・・・と、奉られているだけ・・・。これは、困った状況やで。。。総理を国民による直接投票で決めるようになれば、国民の意見が政治にダイレクトに反映されるし、世論の動向が、国の行く末を決めていく。。。という政治本来の姿に戻せると思うのやね。。。

 

 愚民政策っていう言葉がある。国民は、どうせ、政治のど素人だから、口を出さなくて良い・・・。愚かな国民は、投票さえしてくれて、議員先生に、難しいことは、任せておきなさい。。。という考え方。。。森元総理が、選挙民は、政治に無関心で、投票に行ってくれない方が良い。。。なんて、発言をして、顰蹙を買った事が有ったけど、まだまだ政治家連中の頭の中には、本音として、政治に無関心な国民を、寝た子を起こさないように考えているフシがある。。。どうせ、自分が投票してもしなくても関係がない。。。結果に大きな変わりがない・・・。こんなあきらめに似た状況がずっと続いてきたのも事実や。。。

 

 選挙の投票率がいつの間にか5割を割り、4割を下回り、3割台にまで落ち込む・・・。国民の3割だけしか審判に参加しない選挙・・・。こんなのに、何の意味があるか。。。もっと、国民に大きな選択肢を示してくれるような選挙をやること。。。これが、喫緊の課題なのやないかね。。。

 

 天下りや渡りの禁止・省庁にぶら下がっている特殊法人やナンチャラ協会などへの予算執行停止・在日外国人や、働けるのに、働く気のない人への生活保護禁止・公務員の総数半減・役人の給料を民間並みに下げさせること・・・、こんな事を公約にしてくれたら、私はうれしいけどね。。。

 

1/18(日) ニューヨークのマンハッタンのすぐ横を流れるハドソン川に、着陸後、エンジンに鳥を吸い込んで飛べなくなった旅客機が不時着した。操縦不能になった旅客機を、冷静な判断で、一人の死傷者もなく狭い川に奇跡的に不時着させたのは、元米国空軍のベテランパイロットやった。。。ハドソン川の奇跡。。。この伝説は、語り継がれるやろうね。。。

 

 さて、ファインプレーをやってのけた航空パイロットさんとは違って、エラー続きなのが麻生さん。。。国民の七割が反対している定額給付金を強行しようとしているし、役人の「渡り」と呼ばれる高額退職金を何度ももらう再就職を、国会を経ない政令で、お墨付きを与えてしまう・・・とか、この世界的な景気後退で、他の各国が減税やら、財政出動を、バンバンやっている最中に、法律で2011年から消費税を段階的に上げていく・・という、信じられないような、法律を今国会に提出しようとしている。。。いったい、この人、何をやりたいのか、ワカラン。。。身内の自民党員でさえ、反発しているのに、これをやり抜くような構えや。。。

 

 お陰で、麻生さんを支持しない・・・という不支持率は何と81%にまで上がった。。。国民の8割以上に、支持されない首相・・・っていのは、日本の国民にとっても不幸やし、政府にとっても、八方塞がり・・・っていうことなんやないのかね。。。

 

 取引先の人といろいろ話をすると、自民は、これから、どうするのかねぇ・・・という話題になる。。自民もアホやないから、このまま麻生で総選挙は出来ひんやろぅ・・・。昨日の、朝のテレビで、民主党の福山が、安倍でワンアウト、福田でツーアウト、麻生でスリーアウトチェンジや・・・と、上手いこと言っておったけど、その得意先の人は、チェンジせずに、自民は「最後の賭け」に出る・・・のやないか・・・って言ってはった。。。それは、予算成立後に、電撃的に、首相を人気のある小池百合子に変えて、一気に総選挙に雪崩れ込む・・・という、秘策や。。。

 

 なるほど・・・。初の女性首相、小池に対する期待度は、ひょっとしたら・・・うまいこと行くかも知れないね。。。相手が決して人気があるとは言えない小沢やしなぁ。。。小沢と小池と、どっちがええか。。。小池、勝つかもね。。。まぁ、自民からしたら、これしかない・・・秘策かもね。。。

 

 今の日本は、問題が山積み・・になっとる。それやのに、それを何一つ解決出来ひん。。。国民の不満は、まさにそこにある・・・のやね。。。雇用、年金、税制、天下り、景気回復、何一つ、目に見えて進まない現状を考えたら、政府はいったい、何をしているねん。。。っていうことになるやんか。。。高速道路が休日だけ安くなるのもええやろ、中小企業に安い金利で、融資してくれるのも、ええやろ・・・。でもね、せっかく融資してもろても、仕事がなかったら、何も出来ひんのやんか。。。つまり、根本的な問題解決のための政策になっとらん。。。ということなんやね。。。

 

 前官房長官の塩崎さんが言っておったけど、今の二大政党っていうのは、何を以て、二つの政党に分かれているか・・・この点がやや不明確や。対米関係、社会保障、歴史観、このあたりを軸にして、もう一度、シャッフル、ガラガラポンをすべき時期なのかね・・・。自民党の中でも意見が分かれて、民主党の中でも違う観点で論議が進んでいるから、見ている方は、本当に判りにくい。。。今年の総選挙で、このあたりをもっと精査して、どっちの党に政権を任せたら良いか、そんな判りやすい選択肢を示してもらったら、良いのやけれどもね。。。

 

1/19(月) 岐阜に、岐阜商業っていう野球の強い学校がある。この学校が、立命館の附属高校にあるのかならないのか・・・でもめているそうや。。。今の教育界は、少子化問題から、生き残りを賭けた闘いが続いている・・・。魅力のない学校は、志願者が激減し、学校教育そのものが成り立たなくなる。言ってみれば、サバイバルレースの、真っ直中にある・・・とも言えるのやね。。。

 

 岐阜の場合、公立だから、校舎の改築、施設の充実がなかなか出来ない・・・っていう難しい部分はある。。。立命になったら、真新しい建物がバンバン建つ。。。かも知れない。その代わり、公立が私立になるのやから、授業料は格段に上がる。歴史のある学校なら、校風がガラッと変わってしまうという卒業生の心配もある・・・。

 

 京都の場合でも、義務教育ではない高校教育は、私立で特に厳しい。京都の教育レベルでは、洛南やら洛星などの進学レベルの高い高校が上にあって、その下に公立、その下に私立という、偏差値サンドイッチ状況が続いていたのやね。。。このままでは生き残れないと危機感のある下位の私立は、男子校だったのが共学になったり、国公立を目指すレベルの高いクラスを新設して、全体の底上げを図ったり、必死の改革に取り組んでいる状況や。。。

 

 そんななかで、熱心なのが、有名私立大学との系列化である。昔から、東山高校は京都産業大学に多くの生徒が行ける枠を特別に作っていたり、というのは有ったけど、光華学園女子高校が関西大学のパイロット校になったり、宇治高校が立命館宇治になったり、平安高校が龍谷大学付属になったり、企業のM&Aとまでは行かないまでも、系列化を進めて、何とか、生徒の確保につなげようという動きは、盛んになってきている。

 

 同志社や立命館が附属の小学校まで開校しているのも、早く優秀な生徒を囲い込んで行こう・・・という計画の一端なんやろう。。。公立校でも、京都では嵯峨野高校やら堀川高校、西京高校などで、中高一貫やら、特別な科を作って、優秀な生徒を確保したい・・・という動きは盛んである。

 

 全国的に見ても、日本大学やら、東海大、などのマンモス大学は、各地に附属高校を作って、ピラミッド的な学内組織の充実に必死である。。。私立のこのような動きに比べて、公立は、やや防戦一方・・・という点は、やはり否めない。。。冒頭の市立岐阜商業の話も、有る意味、公立高校の経営を行政がする・・・ということを、放棄してしまったケースとして、市民にとらえられていて、市民側が18万人もの存続嘆願署名を集めるという騒ぎにまで発展した・・というのが現状やろう。。。

 

 まぁ、立命館からしたら、請われて名乗り出たのに、何や・・・と、戸惑っている感じやろう。。。あんまり、もめるのやったら、白紙に戻す・・・というのも、しゃあないと思うで。。。悪者になってまで、買収をやりたくはないやろうからね。。。立命の名前に傷が付くのも良しとせんやろう。。。

 

 ただ、教育施設や大学の誘致っていうのは、ことのほか、経済効果が地元に有るものなんやね。。。滋賀県は立命館やら龍谷大学に広大な土地を無償提供までして、誘致に成功している。何万人もの学生がやってきて、多くの大学関係者も近くに住居を求め、その人たちは、生活のために、その地で食を求め、住まいを求め、金や雇用を生む。。。のやね。。。

 

 だから、地元経済にとったら、無視できない存在っていうのが、教育施設なんや。。。ところが、少子化はどんどん進む。。。親にとって、授業料が格段に安い公立は、大変有り難い存在なのやけど、私立には、私立の良さが当然ある。公務員的な、事なかれ主義に染まった先生は少なく、教師同士が競い合った関係にある。高い授業料をいただいているから、それに見合った教育を提供しなければならない・・・という真剣さが、公立よりも高い・・・。就職や進学にも、より熱心・・・なんていうのも、有るやろう。。。

 

 でもね、私は、国や行政が、国民に対して、責任を持ってやるべき仕事・・・っていうのが、有ると思うのやね。。。それは、ゴミ収集や道路、上下水道などの生活サービス、警察消防などの治安維持、生活困窮者などへの福祉、病気になった人への医療、そして、未来を担う子供たちへの教育・・・これだけやと思うのやね。。。

 

 特に、公教育っていうのは、ある一定の基準で行われるべきもので、国として、最低限、これだけは知って大人になって欲しい・・・っていう部分が大事やと思うのや。。。どこかの国の民族学級が、我々の敬愛する金正日主席・・・っていうのを、一生懸命子供たちに何度も何度も、教え込んでいるように、日本は日本人なら、最低限、これだけのことは、子供たちに知っていて欲しい・・・っていうのがあるはずなんやね。。。これが国家の意思であり、日本が文科省っていう役所を作っているたったひとつの意味なんやから。。。だから、その大事な教育を全部、民営化してしまって、私立ばっかりにするのは、国が国民の教育との関わりを放棄することにも繋がってしまう・・と思うのやね。。。

 

 教育は国家の基本である。大人たちが子供たちに教えること。これをしっかり決めること。これを手放したらアカン。。。子どもの将来に責任を持つことを、大人達はもっと自覚すべきやろうし、いまどきの大人たちが、全般的に、親も先生も、だんだんと、あんまり、教育に無関心になっていっているのは、大変、残念なことや。。。公教育を守れっていう、岐阜の人たちの意見。大事にしないとアカンと思うで。。。岐阜って、確か、教育熱心な県やったと思うし。。。

 

1/20(火) 今年の1月1日現在で、日本には何と15万人近くの不法滞在の外国人が居るのだという。。。このうち、5人に一人は韓国人で、6人に一人は中国人、また、6人に一人はフィリピン人、なんだという・・・。この上位3カ国だけで、全体の半数を超える。。。

 

 日本のイミグレーションというのは、他の国と比べると、大変、手ぬるいというか、鷹揚と言うか、どんどん摘発して、本国に送り返す・・・ということを、あんまりしないのやね。。。ちょっと前に、不法入国したフィリピン人夫婦が14年間も日本に不法滞在して、日本で生まれた中学生にもなる子供が、強制送還されたら可哀想・・・と16000人の署名が集まったことが話題になっていたが、これこそ、まさに、司直の怠慢が生んでしまった悲劇・・・であるとも、言えなくも無いのやないかね。。。

 

 これって、制度として、不法滞在の人の子どもやのに、ちゃんと、日本の公立学校へ通えてしまう・・っていう大甘な日本の教育制度と、外国人であるのに、日本の社会保障で、生活保護などの福祉制度が受けられてしまう・・・っていう極めておかしい制度に、大きな問題点がある・・のやね。。。これがなければ、あきらめて帰国しはった・・のかも知れないのに。。。こんな国、無いで・・・普通。。。

 

 それと、日本では、米国や韓国などでは、常識的にやっている全指の指紋押捺による出入国管理を、最近まで在日韓国朝鮮人団体などの反対で、なかなか出来なかった・・・という経緯がある。犯罪人扱いや・・・ということで反対されてたんやろうけど、実際、韓国、朝鮮人の人の日本での犯罪は、比率的に見て、飛び抜けて多かった歴史があるのやからね。。。最近は、空港の出入国管理でやっているようだが、早くも、指紋を偽装した指サックで、入国を計るような人が出たり、狸の化かし合いのようなことが続いているようである。。。まぁ、何はともあれ、やっと、まともな規制がかかった・・・ということなんやろう。。。

 

 ただ、日本のような島国であっても、観光と称して、本国から両親を呼び寄せたり、ビザ免除規定を利用して、日本で仕事をしよう・・・という人たちは、なかなか、後を絶たない・・ということになんやろう。。。これは、有る程度は、まだまだ有る、経済格差の産物でもあると言えるし、そんなに目くじらを立てて怒ることでもない・・・と、楽観的に見る人たちと、続発する在日外国人による犯罪に憤りを感じる人たち・・・と、二つの見方があると思うのやね。。。。

 

 国と国との間を行き来する人が増えるということは、経済的には、別に悪いことではないのやね。。。韓国や中国の人たちが、だんだん、豊かになって、日本に観光に来る・・・。アジアも、やっとこの時代になったか・・・とも思う部分は有るし、それだけ、アジアにおける、日本の優位性が崩れてきた証拠とも取れなくもない・・・となれば、少し複雑な気持ちにもなるけどね。。。

 

 グアムなんかに行っても、韓国や中国の人って増えた。。。前はグアムなんて、日本人しか行かなかったのに・・・。これを「面白くないこと」と考えれば、確かにそうなのかも知れないけど、みんな、豊かになってきたこと・・・と、心広く考えれば、良いことでもある。まぁ、レストランで中国人の団体さんの食事タイムと、ご一緒になるのは、ちょっと御免被りたい・・・けどね。。。まぁ、むかし、日本の農協さんの団体が世界各国へ行って、顰蹙を買っていた昔の日本を思うと、いつか来た道・・・なんやけどね。。。

 

 日本人は、閉鎖的な国民性であると言われる。島国であり、地政学的に独立が自然と守られてきたから、「よそもの」さえ、警戒していたら、安心・・・していた部分は、21世紀の現代になっても、まだ有る。。。ただ、その「よそもの」が増えてきた。中には、良からぬ事をしでかす輩もいて、うっかり夜道も歩けないようになっても困る。。。これが悩ましいこと・・・なんやね。。。

 

 日本にとっての外国人受け入れ問題っていうのは、どれだけ、危険ではないような人たち、知的レベルや、経済的に裕福な人たちだけを、いかに、日本に来て貰って、そうではない人たちには、日本に住むことは御免被ることが出来るか・・・という問題なんやと思うんやね。。。ただ、このことは、人を格付けつるような事にもなるし、大変難しいこと・・・なんやね。。。だから、他国では、どのぐらいの預金残高が有るか・・・とか、永住するための不動産があるか・・・などを判断基準にしているケースが多い・・・のやね。。。

 

 国際化への対応が問われている日本で、外国人問題は、その中心部分の問題である。不法滞在15万人よりも、特別在留許可を持つ在日外国人が40万人、外国人であっても、日本人に帰化した過去を持つ人が、毎年1万人ものハイペースで増え続けている現在、日本に住んでいることと、日本人であることっていうのは、イコールからニアリィ・イコールになりつつある。これを、日本の危機であると見るか、国際化への過渡期と見るか・・・なんやね。。。

 

 まぁ、いずれにしても、大事なのは国家としての毅然とした意志であると思う。ゆるゆるの対応しかしてこなかった日本は、やっぱりアカンし、ルールは厳格に守られないと、モラルハザードが起こってしまう。厳格なルールを作った上で、何が大事か・・・っていう話になるのが、事の順序っていうモンや。。。

 

大事なのは、他の国ではどうか知らないけど、日本ではこれがルールである・・・ということを、ちゃんと示すことなんやね。。そうやないと、今のままやったら、日本っていう国が何や・・・ということになってしまう。。。国って何やろ・・・っていことを、もう一度、みんなで、しっかりと論議する必要が有るのやないのかね。。。それからやで・・・、日本をどうしたい・・って、本当に言えるようになるのは。。。

 

1/21(水) 人の噂も75日。。。あれだけ大騒ぎしていた、中国・天洋食品の、毒餃子事件。。。メタミドホスを混入させたのは、犯人は日本人か中国人か・・・で、連日、侃々諤々になった事件も、すっかり日本人は忘れていたのやけど、中国の公安では、捜査が進んでいた。

 

 元天洋食品の社員約1000人から、聞き取り調査をして、公安当局は既に3人まで、容疑者を絞り込んでいるのやという。。。本人は認めて無いのやけどね。。。そりゃ、そうや。。。あれだけ大きな騒ぎになったんや。。。日本と中国という国と国との話にまでなってしもたら、メンツもある。。。中国やったら、死刑は免れへんやろう。。。誰が認めるかいな。。。

 

 ただ、日本も、犯人出せ、下手人上げろ・・・と、必要以上に迫るのもどうやろ。。。日本と中国の間の歴史を考えてみたら、日本は、中国に随分、酷いこともしてきた。。。日清戦争で日本が勝利、清王朝が崩壊して、中華人民共和国の成立、満州事変、事あるごとに、日本は中国に攻め入っている。。。それでも、日中国交回復の時に、中国は、日本に対する戦争賠償を一切放棄する・・・という大英断を毛沢東は言ってのけている。。。

 

 どこかの国がいつまでも、謝罪しろ、賠償しろ・・・と言っているのとは違って、中国は、その時の事情も有ったのやろうけど、日本に大きな貸しを作る・・・という方法を選択したんやね。。。だから、日本は中国の復興のためにODAなどの経済援助もしてきて、今日の繁栄のための礎にもなった。。。そういう部分もある。。。こんなに近い国で、角突き合って生きていくのは、とてもしんどいこと。。。少しは仲良く、お互いのためになる関係を続ける方が、よっぽど良い・・・・。両方、そう、思っているはずや。。。

 

 ただ、国際問題となると、どうしても、国としてのメンツがあるから、うまくいかないところも多い。利害が対立する部分も多分にあるし、考え方も違う。。。どこの誰が言い出したのかは知れないけど、歴史認識をお互いに共有しようという試みを日中両国はやっているのやという。。。日韓でやって、決裂状態にあるのに、また同じようなことをまたやる。。。無理なことやのにね。。。

 

 例えば、日本側の歴史家が、中国の天安門事件のことを文章にまとめようとすると、中国側は、ガンとして受け付けない。。。そりゃ、中国各地で起こった腐敗役人たちに対する民衆の不満が高まり、天安門広場で、国に対する大きな反発として最大規模のデモが起きた。中国当局は、人民解放軍が民衆に向けて発砲し、何千人の国民が犠牲になった・・・なんて、中国政府からしたら、こんな言い回しは、絶対に受け入れられない・・・やろうからね。。。なんせ、文化大革命が失敗の政策やったと、認めるのに、30〜40年もかかるお国柄なんやから。。。

 

 歴史は、それを見る人たちによって、どうとも変えて見るものである。それが正当であるかどうかなんて、誰も決められないし、いかに、自分の国の政策にとって、辻褄が合っているか・・・これしか、為政者には感心が無い。。。歴史学っていうのは、常に勝者が決めた結果が全て・・・になるし、敗者は、自分たちの歴史認識を引っ込めなくてはならないぐらい、惨めなモノである・・・というのは、日本が敗戦後、嫌と言うほど、思い知ってきた・・・のやないのかね。。。

 

 これだけの世界不況のお陰で、自国内に大きな市場を抱えている中国の優位性は、より高まって来るもの・・・と考えられる・・・。毎年、10%以上も軍事費を増大させている中国。。。そんな大きな空母を造って、何をしたいのか。。。今ではアメリカの衛星が標準になっているGPSも、ロシアや中国が衛星をどんどん上げて、自前の位置認識システムを構築しようとしているのやそうや。。。

 

 アメリカ一国頼み・・の部分は、受け入れられない・・・中国人の気質の一端や。。。中国は、独自の中華思想で、どんどんチャイニズムを世界に拡げて行こうとしている。。。それは、かつて、列強各国に自国を虫食いのように獲られてきた、蹂躙されてきた中国の歴史を考えてみたら、復讐・・・を今、やっとるようなもの・・・とも、取れるやんか。。。いずれにしても、日本にとって中国は、今、最も目を離せられないない国であることは、確かやね。。。

 

1/22(木) 昨日、アメリカのオバマ大統領が就任した。盛大な就任式とパレードで、国民みんなが御祝い気分を盛り上げている。。。日本からしたら、少し羨ましい様な気分になってしまうのは、私だけやろうかね。。。

 

 それにしても、大統領の就任演説で印象深かったのは、彼の父がたった60年前、町のレストランで入店を断られた・・・というくだりやろう。。。人種差別が激しいアメリカという国が、建国以来やっと200数十年の時を経て、黒人の大統領を出すまでになった。。。アメリカは、初めて人種の壁を、昨日、超えられた・・・ということやろう。。。

 

 そして、ブッシュ元大統領の目の前であることにも、臆することなく、一部の人たちだけが利益を得るような政策を、きっちり批判していたあたり、大したもんやなぁ・・・と思う。。。米国の金融システムが、あまりにも、酷いマネーゲームをして、多くの人たちが、踊らされて、大きな失敗を犯してしまったこと。。。大量虐殺兵器なんて、どこにもないのに、他の国にイチャモンを付けて、軍隊を送り込む。。。テロとの戦いという、大義名分で、アメリカの言うとおりにならない国に、づけづけと土足で乗り込んで行って、親米政権を無理矢理作って、またまた内戦の火だねを作る。。。

 

 儲かるのは米国の軍需産業たちや、石油メジャーなどの権益を持っている一部の特権階級だけ。。。ブッシュの8年を振り返れば、9.11に振り回されて、踊り続けさせられた8年・・・。そんな反省の言葉が頭に浮かぶ。。。

 

 金融崩壊の引き金になったのは、オバマの言う通り、ほんの一握りの人だけが、儲かる詐欺まがいの金融商品が、堂々とまかり通っていたこと。。。これに、たくさんの人が、たかっていたこと。。。マネーゲームの後始末も、オバマさんの大事な仕事になってくるのやね。。。

 

 さて、大統領がオバマに変わると、日本はどうなるか。。。米国は保守的な流れが出来て、より保護主義的な政策に向くことになるやろう・・・。。。福祉を充実し、増税をしてでも、国内産業救済や、弱者救済を拡げようとするやろ。。。イラクにいる米軍は、引き上げて、アフガンに振り替える。。。そして、景気的には、なかなか良い方向に向かないだろうから、財政出動をどんどんして、景気をなんとか良くする・・・というニューディール政策の時のような方向性になると考えられる。。。

 

 日本への影響は、まだまだこれからやけど、アメリカがどんどん内向きになっていく方向性は間違いないから、日本や中国などの米国にたくさんのモノを輸出している国は、関税障壁やらが高くなることを覚悟しておかないとアカンやろうね。。。トヨタはついに、車の販売台数で、GMを抜いてしまったのやから、当然、風当たりが強くなる。。。トヨタのハイブリッド技術をそのままよこせ・・なんて、平気で言ってくるかも知れないで。。。。

 

 中国や日本へのライセンスもの・・とか、著作権関係で、もっと金をよこせ・・・なんていう政策も有るかも知れない。。。手っ取り早いからね。。。米国の核の傘の中にいて、守ってやっている・・・というので、もっと日本は金をよこせ・・・なんていうのも、平気で言ってくるかも知れないで・・・。何せ、オバマ氏は、米国内向けを最重視してくるやろうから。。。対外的にはタフにならざるを得ない・・・わなぁ。。。そうなったら、余計に保護主義的に傾向が高まってしまう。。。日本にはマイナスに働くことが間違い無いわなぁ。。。

 

 日本も、ぼちぼち、アメリカ頼みの経済から、脱却しないとアカン時代になっとる・・・。このことが、真剣に考え直す良い機会になるかもね。。。

 

1/23(金) 大阪府の橋下徹知事が、大阪府の子供たちの体力測定結果の悪さ・・・にまたまた、キレていた。。。勉強はダメ。体育もダメって、これは何や!って、ところやろうね。。。

 

 この学力と体力っていうのは、けっこう、相関関係が有って、勉強が出来る県は、体力も高い・・・って傾向にある。つまり、先生にやる気があるかどうかだ・・・と、橋下さんは言いたいのやろうね。。。大阪の教育委員会はたるんどる。。。

 

 まぁ、彼は、文武両道・エリートの北野高校出身で、勉強は出来る。ラグビーでも大阪代表で花園まで出た橋下知事からしたら、大阪の現状がふがいなくて仕方ない・・・というのが本音やろう。。。これで、先生たちが発憤して、ガンバッテくれたら良いのやけれどね。。。

 

 ただ、大阪の教育の問題は、実は、大阪のどうしようもない地域の問題でもある・・・っていうのが、残念ながら言えてしまうのやないのかね。。。大阪府下の市町村別とか区別の学力点数やら、体力成績をつぶさに検証してみたら判るのやろうけど、極端に悪いところが全体の足を引っ張っておる・・・という関係が明白やからね。。。

 

 極端に生活レベルの低い愛隣地区やら、住民のほとんどが在日韓国朝鮮の人たち・・・っていう地域、住民の半分が生活保護を受けているような地域。。。大阪の教育問題は、実はそのまま、地域問題でもあるのやね。。。授業そのものが、全く成り立っていないようなこのような地域で、いくら熱血先生が、熱心に指導しても、なかなか生徒たちの生活習慣まで改善するのは難しい。。。こんな、あきらめに似た事情があるのやないかね。。。京都にも似たような状況のところがある。。。

 

 私がPTAの会長をしていた時に、ある女の先生が、新任の挨拶で、殺人事件が有った中学校から参りました・・・。って、言ってはった。。。それに引き換え、この学校は、何も問題もなくて、素晴らしい。。。と、絶賛されるのやね。。。でもね。。。それを聞いていて、何か虚しくなった。。。先生が自分の務めていた学校をそんな風にしか紹介出来ない・・・。こんな不幸なことは無い・・・のやね。。。

 

 聞けば、その問題校では、授業中、教室内で騒ぐ。。。学校に携帯は持ってくるし、化粧品やらナイフまで隠して持ってくる。。。元ヤクザの親の子は、残念ながら蛙の子はカエル・・・っていうケースが多いし、そんなヤツが仕切っているクラスでは、そのボスに媚びるヤツらが増殖してしまうから、最早、学校の体を成さない・・・ッ手言う状況が続く。。。公務員である先生は、出来るだけ関わりを持たないように、ただひたすら転勤を待ちわびて、耐えしのぐ・・・。こんな現実や。。。

 

 どうやって、こんな状況から脱出したらええのか。。。みんな真剣に頭を悩ましている問題なんやね。。。京都にも、域内に同和地区を抱える俗に言う同和校っていうのがある。最近こそ、意識はだんだん薄れて来たけれど、それらの地域は、どんどん子どもの数が減っている・・・のやね。。。同和問題っていうのは、実は、人として全く差がないのに、どこどこの出身である・・・というだけで、差別されている・・という問題なんやから、極端な事を言ってしまえば、子どもが大きくなって、その地域に住み続けなければ、他の地域に移り住んだら、全く判らない・・・という判りやすい解決策のある問題でもあるんやね。。。

 

 ところが、この地域をなんとか守り続けたい・・・っていう勢力がある。行政などに、不当とも言える要求をして、それらを食い物にしておった人たち・・である。被差別地域に住んでいることを、逆手にとって、これを特権にしている勢力。。。この人たちが癌・・なんやね。。。いまどき、格安の銭湯が特別に有ったり、考えられないような安い家賃の公営住宅が有ったり、隣保館とか、コミュニティセンターとか言われる立派な自治会館が公費で建てられていたり、公務員に特別に就職斡旋が行われていたり、とかく、胡散臭い事が多い問題や。。。

 

 この同和校は、大概ぴかぴかの校舎で良い施設になって、逆になんとか人を集めようとする。。。だから同和地区でも、昔ほど格差は出てこなくなって来ているのや・・・。教育は、有る程度の環境が大事やからね。。。生活が改善したら、学力や体力の数値も上がる。。。だから、教育問題っていうのは、社会問題である・・・とも言える部分がある問題でもあるのやね。。。

 

 私は、そこまで大阪の現況に詳しくは無いのだが、大阪も、このような被差別地域の問題やら、在日問題やらに、京都同様に必死に取り組んでいる・・・のやと思うのやね。。。まして橋下さんは、どっちかと言えば、そんなに柄のよろしくない所に住んでいらした・・と聞く。。。だからこそ、説得力が有るのやね。。。全部判って言っているのやから。。。ここまで、優先的にやってあげているのに、何や・・・と言う意識が有るのやろう。。。

 

 ここから先は、大阪の教育関係者が、どれだけ真剣に取り組めるか・・・っていうのが大事や。。。そこで立ちふさがるのが日教組やんか。。。橋下さんの怒っているのは、実は、教育委員会やなくて、日教組の言いなりになっている・・・大阪の教育関係者の体質そのもの・・・なのやないのかね。。。

 

1/24(土) 円がまたまた87円代・・・。どこまで騰がるのやろ。。。円高で日本の景気回復は、どんどん遅れるどころか、どんどんまだ落ち込んで行っている・・・。日本の相対的な力がレートでは上げられているのやけど、実質的には下がり続けてしまう。。。何か手を打たないのかね。。。

 

 テレビでは日銀が企業のコマーシャルペーパーを3兆円も買い取る。。。ことへの危機感を言っていた。。。アメリカはFRBが直接しないで、監視委員会が組織を作ってその仕事をやらせているのに、日銀は直接やっている。。。もしもの事が有ったら、日銀券の権威が地に墜ちるで・・・というご指摘である。。。私ら、素人にとったら、そんなもんか・・・っていう問題なんやけど、いざとなったら、ルールをひん曲げてまで、勝ちを獲っていく民族との勝負やからね・・・。知らないでは済まされないやんか。。。

 

 麻生さんは、日本を、世界で一番、経済危機から早く脱却させる・・・なんて大見得を切って見せたが、最近は、ちょっと語調が低くなっている・・・。どうせ、予想外の景気悪化で。。。なんて言い訳を早晩、言わはる・・のやろうけど・・・。日本の有名企業がどんどん通期決算赤字・・・それも大幅赤字を発表している。。。まさに、これから泥沼になろうとしている景気。。。日本だけ、早く立ち直れる・・・なんていう保障は、どこにも無いはずやで。。。楽観するにもほどがあるで。。。

 

 これから景気がどんどん下がろう・・・という時に、2011年に消費税を上げる予定・・・なんていう法律を、いま、この時に決めなければならない理由なんて、本当に有るのか。。。。私は、信じられないけどね。。。自民党の中にはやっぱり、官僚中心主義の思想が有って、景気が悪くなると、どんどん税収が下がってくる。税収が下がると、自分たちの仕事や身分まで危うくなる・・・だから、何とか比較的景気に左右されない消費税を、いまのうちに上げておきたい・・・という勢力が多いのやろうね。。。私にはとんでもないこと・・・やと思うのやが。。。。

 

 国民から見たら、景気は悪くなって、失業者は増えるは、税金は上がるは、仕事は無いは・・・どうしたらええねん。。。こんなこと、人のことを全く考えへんヤツらしか、出来ない発想やで。。。選挙で自民は大敗北するで・・・。間違いない・・・わ。。。

 

 そもそも、税金っていうのは、集まった中で、どう使おうか・・っていうのを議論するのが筋や・・・。それを、国債をバンバン発行して、財政を、借金まみれにしてしもて、官僚たちは、高収入を取って、退職金バカスカ貰って、どんどん仲間を増やしておる。。。借金してまでね。。。いったい、誰のための税金なんや。。。役人を太らすためだけに私ら税金、払っているのやないで。。。ところが、ものすごい借金をこさえてしまいよった。。。この責任誰が取るねん。。。

 

 役人のための政治を、国民のための政治に変えないと、この国はアカンようになる。。。公益法人やなんとか協会、NPOなんかで無駄な税金を毎年、貪っておろようなヤツら。。。まずこいつらをしっかり退治して、クビを切らないとあかん。。。役所のやるべき仕事の見直しと、しょうもない仕事の下請けを厳しくチェックする機関を作って監視させる・・・そこらあたりから、始めないとアカンやろうね。。。

 

税金上げるまでに、やらんならんこと・・・一杯有ると思うで。。。

 

1/25(日) いろいろな人にご心配をいただき、申し訳御座いません。今のところ、2月の初めに入院手術の予定です。それまでに、いろいろと術前の検査が続きます。まぁ、私自身の備忘録も兼ねて、少し紹介しておきます。

 

 大腸に出来た癌を、どのようなものかを調べるのに、いろいろな検査の方法があります。まず、一番普通なのが、腹部のレントゲン検査。これは、健康診断でもやるヤツです。でも、最近のは、フィルムではなくて、全て、パソコンで見られるように画像ファイルで管理されているのが一般的なようです。電子カルテっていうヤツでね。。。

 

 これに疑惑が出て次にやるのが大腸の注腸検査っていうヤツです。1日前から検査食というおかゆとかスープのようなものしか食べてはいけません。まだ、絶食よりはマシですが、まぁ、このメシの不味いこと・・・。もちろん、お酒もダメです。検査前日の夜、2種類の下剤をかけて、体内に残っている便を全て排泄します。当日は、お尻に穴の空いた紙のパンツに履き替えて、検査用の服に着替えます。

 

 胃腸の動きを止める筋肉注射をして、検査開始。まず、肛門に管を突っ込まれて、造影剤を注入されます。技師の方は、被爆防止のエプロンをかけながら、テレビ画面で患部の撮影をされます。ただ、この際に、腸を膨らませるために、空気を入れはるのやね。。。これが結構、お腹が張って痛い・・・。しばらく撮影したら、機械から何やら棒のようなものがニューっと出てきて、お腹を押さえる。。。何をするねん。。。という感じですね。。。無事30分〜40分ほどで検査は終了。。。お腹に貯まった造影剤と空気を出すために便所にしばらく通い詰め。。。腹が減っているのに、気持ち悪くて、食欲どころではない・・・のが本音やね。。。

 

 腸のカタチが判ったら、まぁ、次は、直接内視鏡っていうので患部を見る・・・っていう検査になります。。。これは、注腸検査と前後するかも知れません。。。こっちの方が、便を完全に出しておかないとあかんので、食事制限は厳しいです。絶食のうえ、ほんと、たっぷりの下剤を次から次へと飲まないといけません。。。前日は、これで腹がたぶたぷ。。。何度も何度も便所通いです。。。

 

 便の色が全く無くなるまで、これが続きます。。。トイレ疲れするぐらい。。。そして、やっと検査当日。。。紙のパンツに履き替えるのは、腸の造影検査と一緒。。。肛門にゼリー状の麻酔薬を塗って、大腸の中に直径1センチぐらいの黒い管を入れていきます。この管の先にカメラが取付られていて、おまけに、ここには、武器のようなものが付いてます。輪っかを、ひょいと、リモコンで出したり、そこにある組織を採取したり、患部に注射したり、水を拭きかけて患部を掃除したり、なかなかハイテクのロボットアームのようなものです。

 

 これらの検査の他に、癌が他に転移していないか・・・というのを調べるPETというのがあります。検査の1時間前に、放射性物質を含んだ薬を注射して、1時間、隔離された部屋で薬が身体中に回るのを待ちます。時間が来るとインターホンで検査室に移動。ベッドに固定されて検査開始です。まぁ、これは断層写真を撮るCTとかMRIと一緒です。身体中に回った癌に反応する試薬を探して検査は30分から40分、念入りに続きます。。。動けない・・・っていうのは、意外としんどいもの。。。変なところに力も入るので、終わったら、身が入ってます。。。

 

 この他にも、血液検査やら、尿検査やら、以前にやった病気が、今回の手術に影響が無いか、術前検査が続きます。以前、心筋梗塞もやったことがあるので、私の場合は、心臓のエコー検査も。。。これは、胸にゼリー状のモノを付けて、音波探知機のようなもので、心臓の細部までテレビ画面で確認するもの。結構、念入りにやってもらえました。同じようなところをぐぃぐぃと、棒のようなもので押さえつけられるヤツです。。。お産の時に胎児の映像を見るヤツと同じやと思います。

 

 以上のような検査が終わってやっとのことで、オペ日と、どこまで切るかなどの方針の詳細が決まります。ただ、大病院というのは、いろいろなところから、重傷患者が集まってくるところで、町医者が中核病院を紹介、そこの医師が大病院を紹介。。。というケースが多いこともあり、何かにつけて、時間がかかる。。。紹介状がなかったら、初診で判断されて、次にその上の医師の予約を取る。それがまた1週間後。それから検査の予約、入院の予約、手術の順番待ちなんてしていたら、早くても1ヶ月以上待たされるのは、常識・・・という世界、みたいなんやね。。。

 

 早く手術をやってほしいのなら、空いている病院でやったらええのやけど、そこが、あんまり症例が無かったら、やっぱり不安・・・となるから、必然的に大手術は、大学病院のようなところ・・と、いうことになってしまう・・のやね。。。その間にも、いろいろな急患が病院には飛び込んでくる。。。難しいもんなんや。。。どの患者を先に処置するか。。。救急救命の世界で、トリアージとかいう言葉が、有名になったけど、医者の世界で、患者に優先順位をつけるのは、ホント難しい仕事やと思うね。。。

 

1/26(月) 東京の京品ホテルというところが、昨年の10月、倒産した。倒産した原因はいろいろ有るのやろうけど、とりあえず、会社は無くなったのやね。。。ところが、そのホテルで働いていた従業員が、そのまま、レストランなどの営業をし続け、土地建物を転売して、何とか債権者に返済したい会社側と、意地でも仕事を守りたい労働組合側で、訴訟沙汰になっていた。

 

 私は、このニュースを見て、40年ほど前の安田講堂事件などの一連の学生運動を思い出した。。。「のり」が、どうも、その「のり」なのやね。。。そもそも、会社が倒産したのに、その土地建物を使って、居座る行為っていうのが、不法行為っていう認識がない・・・労働組合側は、経営者側が悪い。自分たちは悪くない・・・と、主張しているのやけど、果たして、ほんとうにそうなのかね。。。会社が立ち行かなくなる・・・っていうのは、どっちもどっち・・・というのが普通やんか。。。

 

 倒産した会社には、当然、そこにお金を貸していた債権者っていうのが普通は居る。。。もし、この倒産が計画倒産だったとしても、経営者が廃業・・・って言ってしまえば、そのホテルはもうお終い・・・っていうのが社会のルールやんか。。。文句があるのやったら、その債権を全部あんたが、肩代わりしたらええやんか。。。それも出来ひんのに、何か、だだをこねているだけ。。。高齢になってしまって、この歳でどこへも働きに行けない・・・っていう事情は分からなくも無いけれど、私には、ただのわがままに見えて仕方なかった・・・のやね。。。

 

 このニュース、昨年の末ぐらいから、ずっと報道され続けているのやけれど、ホテル中に、アジビラを張り付けて、ホテルの倒産を、人のせい・・だけにして、居座り続ける状業員さんたち・・・に何か、違和感のようなものを感じてた。。。やっぱり、左翼系の人たちがバックに付いていて、その活動を支援していたんやね。。。その目的は何か。。。

 

 左翼系の人たちの、ど派手なパフォーマンスだった、歳末派遣村には、全国のいろいろな組織から、何と4000万円もの、支援金が集まっていたんやて。。。会社の面接に行くための交通費さえ無い人たちが、宿泊施設の移動に、とても割高な高級観光バスで移動してはるのを見て、あぁ、この金どっかから来ているのやなぁ・・・と、思っていたのやけど、やっぱり支援金で潤っておるヤツらがおったんやね。。。。。

 

 これと似たような話が、京品ホテルにも言えるような気がする・・・のやね。。。テレビでこんな活動が報道されれば、いろんなところから、支援金が集まるからね。。。まさに、労働貴族たちの出番や。。。昔と違って、大企業や公務員の労働組合なんかは、何の苦労も無しに、組合員の給料から天引きされた膨大な額の組合費が集まる。そのお金を、年に一度か二度の運動会に使ったり、組合員への融資に使ったり、労働組合自身の職員の給与に使ったりしている。

 

 この会計は、不況不況と言われている現代社会とは、浮世離れしているほど、安定していて、クビになることもないし、行き場を失っているような金でもあるのやね。。。この金が、事ある毎に、選挙に使われたり、他の運動への援助金とか、震災などの救援金に回されるのやろうね。。。これが、なかなかバカにできない金額になる。。。

 

 全国の労働組合のトップであるのが連合・・・。この組織が支援しているのが、民主党である。いま、選挙をやったら、民主党が比較第一党になる可能性が高いのだが、私は、この連合の言いなりになっている左派系の色が濃い連中が、天下を取る・・・という絵が、なかなか、想像しずらい・・・のやね。。。だって、この人たちっていうのは、基本的に自分では何もしないのに、上のやることには反対・・・とか、不平不満ばっかり、言っておった人たちやんか。。。そんな人たちが、第一党になって、責任有る国政を担当する・・・っていうイメージ。。。頭に描きにくいで。。。

 

 反対しか脳の無かった人たちが、ひょっとしたら本当に政権に就く。。。このことの準備が民主党に果たして出来ているのか。。。私は、一度、民主党にやってみてほしいと、思っている方なんやけど、一番心配なのが、この万年野党病・・・なんやね。。。民主党が、いかに左翼的な部分とか、労働組合的な部分をいかに薄めて、本当に国民のためになる政策を展開する・・・ためには、まだ少し何かが足らへん・・・。そんな懸念が残ってしまう・・・のやね。。。

 

1/27(火) 昨日の毎日新聞の一面を見て、「えっ」と思った大阪人は多かった・・・のやないかね。。。大阪府の橋下知事は、今のところ、大阪府民のなかで、たいへん大きい支持を得ている人気知事さんや。。。麻生さんとは、えらい違いや。。。ところが、昨日の毎日の一面トップは、「橋下改革に反対する人が6割」・・・の大見出しでの報道。。。何と、大阪府の役職にある人たちへのアンケートの結果なんや。。。この新聞、腐っておるね。。。何か新しい事をしようとしている橋下知事に反発するのが大阪府の府庁の中にいる職員たち・・・に決まっているやんか。。。そんな人たちに橋下知事の評判を聞いてどうするねん。。。

 

 府庁の中での反発や、支持率の低さを記事にするセンスそのものを、私は疑うね。。。どうも、府庁のWTCへの移転に反対する勢力がまだまだおって、そいつらが、いろいろ工作している・・・ようやね。。。

 

 WTCは、確かに遠い・・・。遠いから、移転に反対・・・府民に不便になる。。。アホちゃうか。。。普通の大阪府民が一年の内、何回、府庁に行くねん。。。私なんか、生まれてこのかた、京都府庁に入ったのなんて、たった2回だけやで。。。普通の人やったら、一生、行かないのが府庁・・なのやないか。。。

 

 大災害が起こった時に、大阪府警本部と離れるのが問題・・・とか。。。そんな、引越たくない理由探しばっかりやっとる。。。対案も無しにね。。。大阪府庁のWTC移転は、最初は橋下知事の思いつきやったかも知れないけど、私はええ発案やと思うで。。。

 

将来、道州制になったら、州都は普通、大阪になる。その際、WTCやったら、近畿全体としての州会議なんかが開かれる場所になる。。。いくらでも土地を埋め立てて拡張出来る沿海部は、まさに最適地なのやないのかね。。。大阪も夢を持てる街になる第一歩やと思うけどなぁ。。。もし、大阪府が、州都が欲しくないのやったら、学研都市あたりになってしまうで。。。京都府が、州都取ってしもてええのやったら、それでもええけど。。。

 

毎日新聞っていう新聞は、インターネットの英語版で、ひどい嘘を書き並べて、配信停止になったり、日本の新聞やのに、日本より韓国、中国寄りの社説や、反日口調の記事を書く新聞として、有名になってしもた。。。在日韓国人の記者がいて、あまりにも、失礼な質問をする・・・というので、叩かれとったぐらいやからね。。。

 

現在、日本のマスコミ界は、日本テレビ−読売新聞・フジテレビ−産経新聞・テレビ朝日−朝日新聞・TBS東京放送−毎日新聞・テレビ東京−日本経済新聞・・・と、大きく5つのグループに分かれている。それぞれ、弱い所や、強いところがあるのやけど、テレビはフジが強いし、新聞は読売が強い・・・毎日新聞は、産経と最下位争いをしている状況。。。熱烈なファンも、少ない方なのやろうね。。。

 

中立公平をモットーにしてきた日本の報道機関は、近年、米国の影響か、ニューヨークタイムスやら、ロサンゼルスタイムス、ロイターなど、メジャーな新聞や通信社ほど、色を出す戦略に変わってきている。中立な、優等生的な新聞よりも、より、自分の意見に近いことを書いてくれる新聞を読者は、購買しよう・・とする傾向が有るからなのやね。。。

 

新聞の宅配制度が整っている日本は、世界の中でも異様に新聞の発行部数が多いが、他の国の多くでは、新聞は、駅売りや街売りが中心である。より、刺激的な見出しで、読者の興味をそそらないと売れないし、少しぐらい乱暴でも、スカッと胸の空くような気分にさせてくれる・・・そんな新聞を求めるのやね。。。。まぁ、日本の週刊誌か、夕刊紙のような感じや。。。当然、書かれる記事は、ちょっとぐらい、飛ばし・・・もあるし、しっかり裏の取れていない、ええかげにな情報も含まれてくる。。。のやね。。。

 

これを、日本の新聞は、権威を以て、発行する。良識の鏡になる・・とした理想主義が根底にあると思うのやね。。。インテリしか新聞記者にはなれないし、他人様に読んで貰うのに、下手な文章や、誤字脱字が有れば、バカにされる。。。それが新聞記者としてのプライド・・・今風に言えば、矜持の問題なんやね。。。これが、新聞のプライドを支えてきた・・・。これが、少し崩れてきた・・・。そんな気がするね。。。

 

1/28(水) この景気がどん底の時なのに、政府の対策は、またまた遅々として進まない。。。やる気有るのか?って聞いてみたいわ。。。2兆円の定額給付金も去年からやってて、どんどん先送り・・・。予算も通らないから、実際に配布する地方自治体も3月末の年度末までに配れない・・なんて言っている。。。景気対策で素早く国民全員に1万円づつ、振興券のようなものを配った台湾では、振興券を使ったら、特典が付く・・・というセール合戦が活況になっているのやて。。。

 

 日本でも給付金の金額である12000円と20000円ぴったりの、温泉宿泊パックなどの商品やサービスをぼちぼち考えるような所が出てきたようやけど、まだまだ・・・っていう感じやね。。。

 

 1万や2万なんて言わずに、一人40万ぐらいパァーっと特別な紙幣を刷って配ったらどうや・・・という経済学者もいる。。。そんなことをしたら、日本経済が、パニックになって、円の価値が暴落する・・・なんて反論が有るのやけれど、どうやろ・・・。円は高くなっていて仕方がない・・・のやんか。。。ちょっとぐらい円の価値が下がった方が、輸出で食っている日本からしたら、ええのと違うか?っていう反論がある。

 

 日本は真面目過ぎるから、紙幣をどんどん刷って、市場に流通するお金をどんどん増やす・・・という政策は、なかなか、取ってこなかった。。。資金を得るためには、ご丁寧にも、国の借金である国債を出して、それで資金調達をしていたんやね。。。このお陰で、日本は、インフレにはならなかったのやけど、その政策ってどうなんやろう。。。一部の学者は、インフレターゲットを設定して、日本の物価をやや右肩騰がりにする・・・方が、ええ・・という意見がある。

 

 日本の紙幣には、日本銀行券と書いてある。中央銀行である日銀が発行した紙幣が市場を流通する制度であるのやけれど、これ以外に、日本国政府が直接発行した紙幣っていうのも、過去には有るのやね。。。高橋是清の描かれた紙幣やら、戦時中に発行された軍票なんかがこれや。。。紙幣ではなく、コインには、日本国・・・って書いてあるやろ?あれは日本政府の組織である財務省造幣局が作っているのやけど、あれって、特別な法律改正をせずに発行出来るのやね。。。

 

 天皇在位60周年の10万円金貨なんてそうや。。。あれって、なかなか市場に流通しないから、国は丸儲け・・・になるのやね。。。これを使う手はある。。。例えば、この10万円金貨を特別に作って、これを国民全員に配る・・・っていうのはどうやろ。。。平成の経済危機金貨・・・や。。。景気良くなるで。。。

 

 振り返ってみたら、日本はだんだん物価が上がることによって、裕福になってきたし、貨幣価値を上がることによって、負の遺産である国債の償還なんかも進めてきた経緯がある・・・と思うのやね。。。30年前の100万円が、今は10万円ほどの値打ちしかない。。。そんな状況が戦後40年ばっかし続いて来たやんか。。。だから、借金の返済が楽やったんや。。。。そらそやろ、100万借りて、30年も経ってから貨幣価値が下がった金で返したらええのやから。。。こうして、日本経済は大きくなって来たんやんか。。。ところが、物価の高騰が収まったと同時に、日本の成長も収まってしまった・・・そんな気がせえへんか?

 

 大卒初任給が3万円やった時代・・・とか、言ってきたのに、今はどうやろ。18〜20万ぐらいで、この10年以上、変わってないような気がするのやね。。。これを少し世の中をインフレにすることによって、大卒初任給を30万円ぐらいを目標にする。サラリーマンの平均年収を800万から1000万ぐらいにする。。。そして、日本人が、本当の豊かさを、実感出来るようにする。。。こんな夢がいま、日本には、必要なのやないかね。。。

 

 欧米各国、特にユーロ圏内の国々は、いま、これをやっている。タクシーの初乗りが日本円で1000円ぐらいまで騰がる。タバコが1箱1000円以上する。でもバスや地下鉄の料金はそんなに上がってないし、食料品などは、消費税が非課税になっていて、むしろ、値下げになっている。。。こんな価格のバランスの変革が起こっているのやね。。。何か、日本だけ、世界の成長から取り残されている感じ・・・。この不安感って、とても重要なことやと思うのやね。。。

 

 今度の経済危機っていうのは、100年に一度の大変被害が大きい一大事や。。。その割りには、100年に一度の、効果的な対策が出来て無い。。。これが問題やで。。。もっとインパクトのある、国民に夢を抱かせるような、良いアイデアは無いものかね。。。給付金さえ、ゴタゴタしている麻生さんには、なかなか期待出来ないのかも知れないけど。。。

 

1/29(木) 東京の歌舞伎座が建て替えするとかで、松竹が、新しい建物の完成予想図を公開した。それを見てびっくり。。。ピカピカのガラス貼りファサードの高層ビルの入り口部分だけが、純和風の破風の出で立ち。。。ハッキリ言って、トータルで見て、「取って付けた」・・・ようなイメージは拭えない。。。

 

 文化財に指定されているような伝統的な建造物を建て替えようとすると、どうしても、いろいろな制約が出てくる。何とか以前からのイメージを残して、新しいモノと融和させようとするのだが、これがなかなか難しい。。のやね・・・。明治時代の大理石づくりの近代建築物なら、現代の建築物とマッチさせるのは、そんなに難しいもではないのだが、和風の建築物っていうのは、近代的なビルと組み合わせると、最悪の、醜さになってしまうのやね。。。

 

 京都でも、いろいろな試みが続いていて、思い切った和風モダンに挑戦したところは、成功しているが、以前までのものを、何とか、そのまま残そうとしたものは、大概、失敗している。。。私的にはね。。。

 

 それに、京都市には、景観条例っていうのが有って、最近建築されたマンションなんかは、マンションの入り口部分だけ、和風の瓦屋根をチョコンと付けた安っぽいものが多いのやね。。。全然、美しくない・・・・。どこかのハウスメーカーの宣伝文句でも有る通り、家や建物は、街の財産でもある・・・のやね。。。ホンモノしか生き残れない京都で、安ものの、取って付けただけの和風が、まかり通ってしまっている。。。こっちの方が、警鐘を鳴らすべき、由々しき事態・・・やと思うのやね。。。

 

 京都には古い木造のお寺、神社などが多い。その多くは、耐震強度不足を指摘されているし、老朽化によって、建て替え時期がとっくに来ているところも多い。。。檀家が多く、寄付が募りやすいお寺などは、鉄筋コンクリート造りだが、大変、モダンで美しいお寺をデザインして、建て直している・・・のやね。。。ここに、京都に住む人の意地と誇りがある。。。安普請の建て替えはしない。。。のや。。。これが未来の京都のお寺のあるべき姿や・・・と主張してはるのやね。。。

 

 フランスのパリにある、ルーブル美術館が中庭に、ガラスで出来たピラミッドのような建物を増築して話題になっていた。中世の建造物のど真ん中に、クリスタルの立方体・・・。建築物というのは、その国の文化そのもの・・・を表する事が多いし、ルーブルの挑戦は、いまを生きるパリっ子たちに、喝采を以て受け入れられたんやね。。。

 

 何かと話題になった京都の駅ビルも、最初は古都の景観を汚すもの・・・と、共産党などが大反対していたのだけれど、あの超近代的なデザインが、1200年の歴史のある京都と、見事にマッチングしていて、今は、京都人の自慢にさえなっている。。。文化は守るだけではアカン。。。新たな挑戦を繰り返して初めて、守れる伝統もあると思うのやね。。。

 

 東京に首都が移ってから100年以上の年月が経つ・・・。100年の歳月は、江戸文化の保存と、それとは相反する開発の問題を生む・・・のやね。。。京都が今まで悩んできた保存と開発の問題が、東京でもどんどん起こってくる。。。この悩ましい問題は、今を生きる世代の人たちが、決断を迫られる問題や。。。いま建て直した建築物が、後世の時代に、歴史的建造物として、ずっと残っていくことを考えれば、街の財産である・・・という考え方。。。理解してもらえおると思うのやね。。。

 

 歌舞伎座の建物が、変に歴史に媚びたものやなく、平成の歌舞伎座は、これしかない・・っていうレベルまで洗練された和風の近代的な建物やったら、日本中の人が拍手喝采をするやろう。。。ただ、今のままやったら・・どうなんかね。。。これは、好き嫌いの問題やない。。。街のけったくそ・・・みたいなものなんやからね。。。

 

1/30 救急車で緊急入院しましたため、誠にすみませんが、1月分は、カットしておきます。

 

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