日常のページ

 

2/1() 鳩山総務大臣が、かんぽの宿をオリックスグループが格安ですべてを一括購入することに反発している。

 膨大な簡易保険の資金を使って全国各地に建設された保養施設は、かなりのところで、毎年大きな経営赤字を出している。もともと、国民の福利厚生施設という意味合いが強いかんぽの宿。。。儲けよりもたくさんの国民のみなさんに安く利用してもらおうという趣旨で作られたものである。

 ところが、小泉改革の本丸である郵政民営化のおかげで、郵便局自体が民営化する段になって、いわば「浮いた」かたちになっていた。

 郵政民営化のための審議会の委員になっていたオリックスが全部の施設を108億円で一括買い取りをするのは、倫理的にも問題だし、だいいち、2000億円以上もの不動産価値のあるものを、なぜみすみす格安で民間に手渡さないとあかんのか・・・という鳩山さんの素朴な疑問も当然と言えば当然・・・なんやね。。。

 ところが、これには少し裏がある。このかんぽの宿の持っている借金40億円と、今までここに勤めていた人たち全員の一年以上の雇用継続・・・という条件が付いていたのやね。。。

 私は、ここに大問題が有ると思うのやね。。。このことは言い換えたら、今までゆるい経営をしていた付けと、従業員の雇用を、国民の資産を使って確保しようとしていること・・・なんやね。。。

 つまり、そのままやったら2000億円にはなる国民の資産を1900億円も使ってたたき売ろうとするようなもの・・・なんやらからや。。。こっちの方が大問題やで。。。そりゃ、今の時代、たまたま大不況やから、雇用の維持っていうのは大事・・・っていうのは分かる。。。でもね、そのために性急に資産売却を早急にやる必要があるのか・・・っていうことなんやね。。。

 鳩山さんが本当に言いたいのは、ここんとこ・・・なんやと思うのやね。。。一番ええのは、もっとかんぽの宿が経営努力して、利益の上がるような体質になってから、もっと高く売る。。。ということに、他ならないからね。。。

 つまり、問題は、かんぽの宿を経営している人たちの経営努力の不足と、親方日の丸的な体質。。。ということになる・・・。一見スムーズに見える郵政民営化だが、まだまだ努力はしない。。。給料は一緒。。。素人商売体質の抜けない豪華宿泊施設。。。であるかんぽの宿。。。個々に民間にやらせたら、何であかのか・・・という答えに、誰も答えてないのやね。。。

 それより、不採算が分かっているのに、こんな馬鹿げたハコものを、公金を使って作り続けた責任をだれも取っていないのが、何より私には不満である。。。

    

2/2() 先週の金曜日の未明に、とうとう激しい腹痛に耐えきれなくて、救急車を呼んで、緊急入院しました。やっと容体は安定して、ノートパソコンが病室に来ましたのでブログを少しづつですが、書き足していこうと思っています。

 ただ、ネット環境がないので、更新が超遅れることを何とぞ御容赦ください。気がつけば一気に、二、三週間分更新されていた。。。ということになるかも。。。

 それと、メールやら、コメントで、たくさんの方々から応援メッセージをいただきまして、ありがとうございます。ありがたいもの。。。ですね。。。

 本来でしたら今日が入院予定日でしたので、三日も早い目に入院した・・・という感じ。。。しんどい時はよいのですが、元気なままの入院は、はっきりいって退屈そのもの・・・です。

 入院で何が辛いか・・・。それは、私の場合は、やっぱり食事ですね。。。入院直前まで調子が悪かったものですから、実は先週木曜日の朝から、何も口にしていません。。。

 入院直後も当然、絶飲食でしたので、まるまる四日は何も口にしていないことになります。幸い、腸にたまっていた便も、全部排出出来たので、今は点滴と、少量の水は口にできます。

 詰まりかけてパンパンに張れていた私の大腸も、抗生剤のおかげですっかり小さくなり、痛みもほとんどありません。有難いことです。。。

 今は、経過を見るためのレントゲン検査やら、採血してもらって血液検査などぐらいしか用事がない・・・さびしい生活です。

 たまに病院の地下にある売店で雑誌や新聞を買いに行ったりぐらいしか、やることがない・・・ですね。。。

 まぁ、ひと月前から入院の準備はしてきましたから、武器はいろいろあります。ニンテンドーDSのソフトはてんこもり・・・ノートパソコンは新調したし、文庫本もあります。幸い、以前から個室をお願いしていたので、部屋のテレビは24時間見られます。テレビ大阪が見られないので、毎朝のモーニングサテライトが見たい・・・。持ち株の動向が少し心配です。。。

        

2/3() 私の妹が糖尿の専門医なので、よく相談に乗ってもらってます。何度かお見舞いに来てくれるので、いろいろ聞けて助かってます。

 妹も20年ほど前には、いま私の入院している病院に勤務していたので、いろいろ心強いんですよね。。。

 私のようなあんまり病院のことを知らない人間には、ときどき、わけのわからない専門用語に出会う機会が多いです。

 先日も、妹が、「じゅんやさん」にお願いしてみたら・・・と、言いました。何やそれ。。。これって、看護婦さん。あぁ、そうそう、いま、看護婦って言ったらあかん・・のやて。。。看護師さん。。。男女平等やからね。。。

 その看護師さんの勤務って、3交代制なんやて。朝九時から夕方六時までの人が、日勤。夕方五時から深夜一時までの人が準夜勤。深夜零時から朝十時までの人が夜勤。そう、謎の「じゅんやさん」というのは、準夜勤の方のこと・・やったんやね。。。知らんかった。。。

 私の手術は今週の金曜日やから、それまでは当然、食事なし。。。手術が終わってから三日間ほども食事なしやから、都合十二日間ほど、食事をとらないことになる。。。ここまで長期間の絶食は、生まれて初めてや。。。テレビのグルメ番組を見るのが辛いこと、辛いこと。。。食べ物が、夢に出てくる?

 

2/4() 人事院という組織がある。公務員の給料の決定権やら、人事権など強大な権力を持つこの組織の現在の総裁は谷・・・という人。もともと郵政次官というから、旧郵政省のトップである。その後社団法人の理事長などを経て、このポストに就いているのだけれど、期しくも、この人と甘利さんがバトルしている。

 官僚天国と呼ばれる日本の国家公務員制度の中でも、人事院っていうのは、特別な存在である。いわば、官僚の中の官僚。。。なんとか役人中心のシステムを守ろうと必死である。

 今回の官僚改革で、政府は内閣府の中に別組織をこさえて、高級官僚の人事権と、給与体系を決定する特権をここに移そうとしたんやね。。。ところが、人事院の仕事がなくなると、これに反発した人事院の谷総裁は、首相の呼びかけに応じず、会議の出席を拒否した・・・んやね。。議院内閣制の日本で、内閣総理大臣より、官僚のドンが偉いのかね。。。

 人事院からしたら、自分たちの権限が奪われることになる会議なんて認めない。。。という露骨な反発の態度を示した・・・というところやろう。。。

 そもそも、こんなシステムを許してきた政治があかんのやけれどね。。。官僚の人事権が内閣府に移ると、アメリカのホワイトハウスのように、政権交代が起こると、有能なスタッフをいろいろなところから集めて来られる。。。

 おまけに、この不況時にも高い給料を保障してきたシステムも同時に崩れる・・・ということなんやから、役人たちは必死。。。

 もともと、国家公務員にはスト権などの労働三権が認められていない。そのために、あまりにも国家公務員の立場が弱くなりすぎることがないように、第三者機関として、その立場を決める組織として成り立っていたのやね。。。

 ところが、この権力があまりにも強大過ぎて、いろいろな改革を進めていくための抵抗勢力として、今度立ちはだかってきた・・・のやね。。。そもそも総裁自身が天下り・わたり・・・の高級官僚。。。心情的にも、ヒールに仕立てられた。。。という部分はあるのやけど、いきなり、改革の本丸に来た。。。というのもあるね。。。渡辺善美議員が自民党を離党してまで、渡り廃絶を求めたことも、世論を喚起したという部分で、意味があったのやないかね。。。

 これだけ世の中が激しく変化している昨今、公務員さんたちだけが、安全地帯にいて、甘い汁を吸い続けている・・・という現実に、世論が激しくNOという意思表示をした・・・という、ことなのやないのかね。。。

    

2/5() 長く入院していると、テレビがお友達になる。。。暇なものだから、自然とテレビをつけている時間が長くなるね。。。

 ええ暇つぶしになるのが、国会中継である・・・。前原誠司が麻生さんのことを、解散をやるやるといってやらない。道路特定財源の一般財源化もやるやると、言ってやらない。。。やるやる詐欺ないか・・・なんて喰ってかかっているのを、なかなか面白く見させてもらっている。

 民主党はこの日、前原、長妻、馬淵、菅さんやら、エース級を揃えて、質問に立って、民主党が政権交代しても、大丈夫ですよ・・・という安心感を見せたかった・・・ようにも見えた。。。確かに質問する人の口調が、批判一辺倒ではなくて、政権交代したら・・・というのを前提に、役人たちをけん制している部分もあって、面白い。。。

 民主党政権になったら、どこまで変えられるか。。。腹の探り合い・・・といったところか。。。

 実際問題として、この日予算委員会で質問に立ったメンバーなんかは、民主党内閣になったら、閣僚クラスになるのが確実な人ばっかり・・・やろう。。。人材的な層の薄さが、国民からしたら心配になるところやけれど、この心配にどこまで応えられるかが、民主政権が続くかどうか・・・を決めるポイントになるやろうね。。。

 

2/6() いよいよ、オペの日。。。上手くいきますように・・・。ほんと、願うような気持ちやで。。。と、言っても朝から全身麻酔するから、何にも意識が無いはずやから、あとは、先生にお任せするだけ。。。目が覚めたらすべてが終わっている・・・。死んでませんように。。。と、念じるしかないわなぁ。。。

 さて、やっと来たか・・・という手術の日やど、ニュースの方でも、いよいよ来たか・・・というニュースが出た。それは、自動車の販売台数が、いよいよ中国が米国を抜いたのである。中国の中産階級の人たちの数は、半端ではないほど増えており、その人たちは、我々の想像以上に豊かで、旺盛な購買力がある。

 この逆転は、まだまだ先と考えられていたのだが、サブプライムローンショックによる経済危機によって、米国の自動車販売台数が大幅に減少し、思いのほか早い逆転になったようである。

 世界経済の主役交代劇とも言えるような今回の統計は、世界の中心が確実にアジアに近づきつつある・・・という現実を示しているのかね。。。

 みのもんたの朝ズバを見ていると、これからの日本は、中国シフトが続いて、今まで太平洋側が発展していたけど、これからは、日本海側が良くなるのではないか・・・なんて言っていた。もし、本当にそうなると、日本の均衡ある発展の意味では良いことやろうね。。。

 新潟・金沢・米子・福岡などがいろいろな意味で物流的に有利になるかね。。。まさに、日本海時代・・・の到来。。。日本の貿易も中国向けがメインになるのが目に見えているからね。。。

 日本経済も好調な中国経済に、ある程度あやかるような形でしか、進むしかない・・・と思う。日本の人口が減っていくのやから、マーケットからしたら、内需内需なんて言ってられへん・・からね。。。しばらく中国頼みの経済の時代が続くのは間違いない。

        

2/7() それにしても麻生のオッサンは何をしょうもないことを言うておるのかね。。。小泉内閣で自分は総務大臣やったけど、郵政民営化には反対やった・・・なんて。。。

 第一次小泉内閣で直接担当、第二次では、竹中平蔵が担当だった・・・という言い訳は、まぁ、そうやったんやろうけど、それにしても、閣内不一致のまま、自民は郵政選挙で大勝して、2/3を国民から付託されたんやから、こんなネタばらしを、いまどきさけてもねぇ。。。。

 おまけに、国民のほとんどが4分社化・・・なんて知らずに投票している・・・なんていう発言・・・。支持率が落ちるのも訳があるで。。。国民をばかにしているからね。。。あほなことを言ったもんや。。。

 エラー続きの麻生さんやけど、もう秋の総選挙の話が話題になってきている。自民は、麻生では勝てないのを分かっているから、町村あたりを、次の総裁候補にして、一気に総選挙に向かうつもりなのかね。。。中川秀直を降格させたあたりがどうも、くさい。。。

 でも、町村さん・・・弱いね。。。今の自民の中で総裁にして勝てる人なんているのかね。。。白塗りお化けと呼ばれる小池百合子は小泉のラインだしあり得ない。。。若い小渕さんの娘さんでも出してみるのかね。。。桝添なんいう変化球もあり・・・かな。。。とりあえず、今のままでは大敗は見えている・・・のやからね。。。

 

2/8() アメリカにとってのアフガニスタンは、第二のベトナムになる・・・今週号のニューズウィーク誌が、こう指摘している。

 米国は、実はとんでもない持病を体内に抱えていて、それは、いつもどこかで戦争を続けていないと、国内の軍需産業が持たない・・・ということ。。。なんやね。。。

 だから、せっかくイラクが終わったのに、撤退した兵力をどんどんアフガンに送りなおす・・なんてことをやっているのやね。。。

 米国のメジャー軍需産業の後押しを受けていたブッシュ共和党と違って、オバマ民主党政権は、どちらかといえば、好戦的ではない方のアメリカの側面がある。そのかわり、国内的には、どちらかといえば、保護主義的であり、大きな政府を目指す傾向がある・・・のやね。。。

 ところがいまは、時が時や。。。100年に一度の経済危機になっている今、軍需産業も、馬鹿に出来ないほどの雇用を担っているから、なかなか急に、撤退・・・の指示なんて出せないのやね。。。ここがアメリカの持病やで。。。

 今週クリントンの嫁さんが日本に来て、いろいろ、無理難題を恐らく言ってくるやろう、日本はそれに対してどうするか・・・や。。。たぶん、また巨額の米国債を買えと言ってくるのやろう。。。

 日米同盟を堅持するとは言いながら、自身は中国シフトしていくアメリカ・・・いつまで、日本はええ顔を米国にやり続けるのか・・・やね。。。

 

2/9() 先週の金曜日。無事、予定通り大腸癌の摘出手術をやりました。朝6時起床。歯磨きとひげそりを終えて、手術を受けるための術衣に着替えます。パンツは脱いで、丁字帯と言われるふんどしのようなものにはき替えます。

 術中は、脚がうっ血する・・・とかで、その防止のための弾性のハイソックスのようなものをはきます。つまり、病衣に靴下、下着はおふんどし・・・なんか、奇妙な格好です。。。

 朝8時半の時間が来たら、看護師さんに連れられて五階にある手術室に向かいます。この大学病院では、月水金がオペの日と決められているそうで、朝のオペ室は、満員電車並みの混雑です。

 患者の取り違えを防止するために、受付でバーコードがスキャンされ、同時に氏名を言って、確認します。それが終わると徒歩で私のオペ室へ。

 オペ室では、見覚えのある研修医さんが準備万端整えてくれていて手早く段取りを進めます。手術台に仰向きになると、まず心電図のターミナルが次々に張り付けられ、大きなシートのようなものが被されます。ブルーシートのちょっと良いようなものです。

 麻酔は三通りの方法で入れられます。ひとつは点滴から、ひとつは、呼気から。そして、もう一つは、背骨からです。前日に説明は受けていたものの、背骨に管を入れるために、まず局所麻酔の注射をするのですが、なんせ、生まれて初めて注射される場所ですから、少し痛いけど耐えるしか無い。。。大丈夫ですか・・・って聞かれても、痛いです。。。なんて言えないですよね。。。普通。。。

 あとは、麻酔薬を点滴から入れます・・・と、同時に口からもガスのようなものが出ているマスクがかぶせられて、三十秒もしないうちにお休みなさい。。。

九時から麻酔されて十時から手術、終わったのは、それから四時間後の二時ぐらいかなぁ。。。麻酔が覚めるのを一時間ほど待って、三時頃には観察室に戻ってきたようです。。。。

 気がついたら、とにかく、寒い・・・体中がぶるぶる震えて仕方がない。。。麻酔の醒めかけの時によくある症状なのだそうだけど、寒い寒い。。。誰かが周りにいてくれるのだけれど、声は出ない。。。そんな感じ。。。喉にごっつい管を突っ込まれていたのらしく、とてものどが痛い。。。でも、なんとか生還できたみたいでした。。。

 

2/10() 漢字能力検定っていうのが、最近、若い人の間で、人気の資格になっているのだという。。。私らの時代には無かったものだから、ここ10年ほどのことやろう。。。

 漢字の読み書きというのは、学校がちゃんとこどもに身につけさせるべき勉強の一部やったはずなんやけど、これがなかなかできない。。。麻生さんじゃないけれど、いきなり、恥ずかしいような間違いで周りの人を驚かせる。。。こんなことが今の時代背景としてあるのやろうね。。。テレビのアナウンサーでさえ、変な漢字の読み方をしている気になる人が後を絶たない・・からね。。。

 まぁ、こんな事から漢検何級っていうのが、ちゃんと漢字の読み書きができる人であるという証明書みたいなものになってきたんやろうね。。。

 その漢検を取り仕切るのが京都にある財団法人漢字能力検定協会である。烏丸通りに数年前、立派なビルができた。何で京都なんやろうね。。。

 そういえば、ここが主催する今年の漢字は、毎年清水寺の法師さんに大きな紙に毛筆で書いてもらって発表する・・・っていうのが、年末の風物詩みたいになっている。

 さて、その漢検が一口5000円で請け負っている漢字能力検定の試験が、人気で、儲けが出すぎている・・・とマスコミにたたかれている。私は、このシステムを構築しはった人は、才覚のあった人だと思うし、こんなしがない資格をこんなに多くの人が希望するなんて、思いもよらなかった・・・のやないかと思うのやけれどね。。。

 ところが、これが、当たったから、叩かれた。。。出る杭は打たれる・・・の日本の悪いところやと思うわ。。。確かにマスコミのいうように、財団法人っていうのは、公益法人であるのだから、公共の益のために活動する。その代りに、納税が免除される・・・っていうのはある。

 ただ、利益が出る・・・というのは、あくまで結果であって、誰も保証はしてくれていないのやね。。。全国、いろいろなとこを借りて試験をして、この結果を採点して裁定する。この価格が一人5000円・・・。資格としてそんなにボッタくりではないと思うけどなぁ。。。

 問題があるのなら、納税してもらったらええねん。。。公益法人はずしてね。。。ビジネスモデルとして成功してはるのやから。。。

 ただ、個人の作ったレベルで、いかにも公的に見える資格が与えられてしまう。。。これが、役人たちには、カチンと来ているのやろうね。。。本来、役人たちの専売特許みたいなみのやったからね。。。これを民間がやりよって、よう、儲けとる・・・これが許せへん。。。そんな図式なのやないのかね。。。私はこの漢検を始めたオッちゃんが極悪人のような人には見えないのやけれどね。。。

 

2/11() 大阪府の橋下徹知事がダムや高速道路の建設費の一部を、地元負担分として地方に支払わせる今のやり方はおかしい・・・として、地元支払い分を拒否したことで、他の都道府県にも、追随する動きが出てきた。

 今度は新潟県の知事さんが、県内を少し通過する北陸新幹線の地元負担分として、建設費が増額した・・・とされる部分の支払いを拒否する・・・と発表したのである。

 昔からしたら、随分と、意識が進んだものである。昔なら、地方の知事は、中央の担当者にヘこへこして、接待して、なんとか予算をつけてもらうために、官官接待までしてたのにね。。。ええこっちゃ。。。

 そりゃ、そうや。地方の首長っていうのは、その地方自治体にする県民が投票して信任された人たちやんか。ところが中央の役人たちっていうのは、何の国民からの支持もなく、たまたまお金を使ってもよい立場を与えられているだけの人たちやんか。。。

 どちらが偉い・・・っていえば、国民に支持のある方の人が上やないとおかしいわなぁ。。。ところが、今まではそれが逆やった。。。

 ちょっとした計算ミスで、予算が足らない・・・そしたら地方に言って金を出させたら良い・・・こんな安直なことばっかりをやっておったんやね。。。とんでもない話やで。。。

 国の権限をもっと地方に振り分けないとあかん。役人っていのは、大きな権限を持てば持つほど、つけあがりよる。。。一番の良手は、細かく細分化してしまって、その発注権が、あんまり美味しいものではなくなるようにしてしますことなんやね。。。

 霞が関解体にはまだまだ程遠いけど、中央の役人たちのやっとることに、おかしいと、ちゃんと、いえる人が増えていくことは、大事なことやね。。。 

 

2/12() ついに、小泉元首相が、麻生首相を批判・・・いくら、辛抱していても、自分一所懸命やってきた郵政改革に反対やった・・・まで言われたら、文句、言わないとしゃあないわなぁ・・・。それを言っちゃ、おしまいやで。。。

 ことは、自民党を割るような話とか、定額給付金法案に反対する・・・あるいは、棄権する議員が16名以上出てくる可能性・・・すら出てきたのやね。。。

 あほなことを、言うたもんやで。。。

 話がここまてなってくると、自民党の一部の勢力が割れて、民主党政権の弱いところを補完する・・・というような関係が出てくる可能性があるのやね。。。

 民主党からしたら、政権を渡せ、渡せって言っていても、いざ本当に自分の党が政権担当したら、どうしても弱いところって出てくるやんか。。。あの、オバマさんかて、ホワイトハウスの人事や、国務長官を誰にするか・・・なんていうことになると、クリントンの言うがまま・・やった・・・って言うやんか。。。それほど、人事って、簡単なことやないのやね。。。

 民主党内閣になって、小沢総理、長妻厚生労働大臣、前原外務大臣はええとしても、あと、菅さんやら、岡田、鳩山、テレビによく出ている5、6人はめたら、あとは、誰やねん・・・っていうような人ばっかり・・・の内閣になるの、見えている・・・やんか。。。そういう意味でも自民党からの人材はありがたいのと違うかね。。。

 民主党は予算の決め方、使い方を根本から変えると、言っている。今までの予算使い切りではなくて、使わなくてよい予算はも繰り越す。。。こんな当たり前のことを、できてない・・・。これが本当に出来たら、予算の3割ほどが余ったりしてね。。。

 

2/13() 手術から一週間。。。体中に繋がれていた管は、日に日に減って行って、いよいよ点滴の管を残すのみ。。。外科はやることが早い・・・。先生からも看護師さんからも、歩け歩けと言われるのやけど、腹に負った傷はまだまだ痛いし、つないだ大腸は、引きつられたまま・・・。腹膜やらほかの臓器との癒着が怖いから、せっせ、せっせと院内を巡るのだが、なかなかほかの病棟まで行くと、大病の人たちばっかりやから、見ていて辛いものがあるね。。。

 入院患者は六十代七十代八十代がほとんど、私のように五十代を探してもなかなか同世代は見つからないものやね。。。

 まだまだ痛いおなかの傷をひーひー我慢しながら歩く姿は、少し行にも似ていて、下手なスポーツにも近いかな。。。そんなに大した運動量ではないのやけれど、痛くて冷や汗が出る。。。

 やっとほとんど外してもらった管たちだが、これがおしっこの管だったり、ドレインといわれる体内の廃液のようなものを体外に出すようなもの。これがなかなかショッキングである。ほとんど、血の色やからね。。。

 お昼はええのだけれど、問題は夜である。管につながれた身体っていうものは、結構難儀なもので、下手に寝返りなんかしようものなら、管がこんがらがって大ごとになる。だから寝返りするごとに管の整理をしながら、しなあかん。。。これでは、なかなか熟睡できない・・・これがなかなか辛いものなんやね。。。

 入院生活もあと約一週間ほど・・・。お酒も飯も、よく、我慢できているものやと、我ながら驚いている。。。13 日間の絶食も記録ものかな。。。現在体重は82.4キロ。六キロほど減ったかな。。。

 

2/14() 小泉さんがついにプチ切れて麻生首相に苦言を。。。自分はロシアに行ってしまうのやけど、今季限りで引退する人は、普通なら、口を足さないのが普通やんか。。。でも、それでも、辛抱出来ひんかったほど麻生さんのプレ具合が酷かった・・・というところやろ。。。

 久々の小泉節に、ちょっとほっとしてしまう私は、どうなんやろうね。。。安部福田麻生と不人気の余分三兄弟が続いたのやけど、もう小泉さんみたいな国民感情を敏感にくみ取ってくれるタイプの首相は出て来ないのかいなぁ・・・。ほんま、日本は政治家に人材が少ないのかね。。。

 政治なんて、どうせ三流。クラス委員になる人はお人良しで、何にもよいことがない・・っていうのがあかんのかもね。汚職は困るけど、もっとええ人が政治家という職業を目指そうと思う社会が、まともな社会・・・なのと違うやろうか。。。

 橋本徹のような愚直で、賢い熱血漢のような人が、もっと増えてきたら良いのにね。。。

 

2/15() 日本郵政がやっと、かんぽの宿をオリックスグループに一括でたたき売る案を白紙撤回したそうや。これだけ、話題になったらね。。。世論を全部敵に回すほど、オリックスもあほやない。。。

 このオリックスというところ、所詮は金貸しである。確か、企業向けのコピー機やオフコンなどの事務機器や建設機器などのリース事業で、業績を伸ばしたのやなかったやろうかね。。。

 ライブドアは近鉄を買えなかったのに、オリックスやら楽天が球団を買えたのは、政治的なつながり方が上手やった・・・から・・・という感じがする。。。京都の梅小路公園という京都駅近くの一等地に内陸型の水族館を計画するなど、都市開発など、行政やら政治がからむような仕事がお得意のような印象を受けるね。。。

 それだけ、旨みのありかを探る嗅覚が優れている・・・ということなんやろう。。。そもそも、オリックスグループが一括で購入しようとしているかんぽの宿は、簡易保険の掛け金という潤沢な資金を、活用して、全国各地の景勝地やら温泉地に建てた贅沢に建てた簡易保険厚生施設である。

 似たようなロケーションにあるリゾートホテルが、宿泊率50%で十分運用が可能といわれているのに、70%も泊ってもらっているのに、まだ赤字が出る・・・という、おかしい体質の宿泊施設なんやね。

 その昔、私も泊ってみたことがあるが、レストランで食事を持ってきてくれる人がどう見ても郵政からハネダサレたようなご年配の男性・・・。どう見ても説客業の経験は、ここ一二年・・・といった感じ・・・

 人様の懐なんて関心はないけれど、高卒の女の子の倍は給料もらっとる・・・のと違うやろうか・・・。もともと、役人根性バリバリやから、努力はあんまりしない。目立たぬように、稼がぬように、仕事をこなしていくだけ。。。こんな商売っ気のないようなことで、どうする。。。

 安い宿泊料もええけれど、ビール頼んでもなかなか持ってきてくれない・・・やっと持ってきてくれても、ありがとうございます・・・・というサービス業なら当たり前の気持から出ている素直な笑顔がない。。。こんなので、客商売になるはずないやんか。。。

 こんなものをつくってしまったつけを、価値ある施設を二束三文でたたき売られる・・・という形で、国民に回してくる・・・。本当に責任を取ってもらわんとあかんのは、誰やねん。。。 

 

2/16() 麻生総理の支持率がついに一割を切った。郵政がらみで、実は自分は郵政民営化に反対やった。。。なんて言ったから、さすがの小泉のオッサンも、これには反発。あほやなぁ。。。尻尾、踏んでしもて。。。政治家は正直過ぎたらあかん・・・。この最も悪い方の例になってしもたで。。。

 こんななか、米国国務長官のヒラリーさんが来日。同時に日本の昨年末のGDPの下落率が発表された。欧米が36%の落ち込み・・・なんてやっているのに、日本は12%以上の落ち込み。。。

 

 おいおい、誰やねん。。。日本のリーマンショックの被害は世界に比べたら小さい。世界で最初に景気回復をさせる・・・なんて豪語してたんは。。。一番、割りを食ったのが日本・・・という数字が出ているやんか。。。所詮、輸出頼みの経済でしかない日本は、製品を買ってくれるはずの国の景気が一番影響する・・・。これが現実やね。。。

 かといって、日本には最も大事な内需が弱い。おまけに人口が減り続ける・・・こんな国に未来はないで。。。せめて人口が増えるような政策をやらんと。。。

 私は、日本は北欧諸国のように、何でも政府がしゃしゃり出てきて、いろいろなケアをやりすぎだと思うのやね。。。

 何かあったら国家賠償。分厚すぎる医療や年金制度、おまけに介護保険まで。。。国や行政がここまでやらないといけないか・・・というところまで、過剰サービスをする。

 アリとキリギリスのお話のように、夏にせっせと働いて、貯えを残していた蟻たちは、寒い冬を乗り越えられるが、何もせずに優雅に遊んでいたキリギリスは、凍え死ぬ・・・というのが自然の摂理なんやね。。。

 ところが日本という国は、蟻たちのせっせと冬のために集めた貯えの上前をはねて持っていって、何もしてこなかったキリギリスたちにも、分け与えて、キリギリスも越冬させるようなやり方をやっているのやね。。。私は、ここに政治の傲慢さがあると思うのや。。。

 そんなことをしていたら、国民全部がキリギリスのように何も貯えをしない・・・ようになってしまう・・・。このことがわからへんのかね。。。ところが、国の保護であるサービスは受けたい・・なんていう、大変厚かましいような話になってくる。つまり、モラルハザードが起きてしまっいる・・・のやね。。。

 昔のどっかの宰相が貧乏人は麦を食えて、言ってた。ところが、今の日本、どんなにお金のない人もちゃんと銀シャリ食っとる。。。いまの世の中に裕福な人と、そうではない人が出来るのはある意味当然なことであるのやね。それは、やっぱり、頑張った人とそうではなかった人と、の差でもある思うんや。

 ところが日本という国は、世界でまれに見るほど貧富の差の少ない国を是としてきた。私は、ここの思想に無理があったと思うのやね。。。

 日本は、もう、今までのように全国民が平等に手厚いおんなじ行政サービスを受けられたり、異常なまでに、行政にもたれかって生きている人たちにNOを突き付ける時期に来ていると思うのやね。つまり、格差を拡げる・・・といいことを、今まで悪いこととしてきた価値観を破棄して、格差は悪いことではない・・・という考え方に直すべき・・・やと思うんや。。。ほかの多くの国がそうであるように。。。

 いまの日本人が、元気がなくなってしまっている大きな原因は、国が何でも管理して高すぎる税金を集め、それをあまりにも不公平に、理不尽なほど下手くそに使っているのが原因やと思うんや。。。

 重すぎるいろいろな公的負担が、福祉や医療、介護や生活保護などに大量に費やされ過ぎていて、本来景気を押し上げるべき、消費や住宅建設、設備投資などの前向きな経済活動に回っていない・・・。これはゆゆしき問題やと思うのやね。。。

 

2/17() みなさん、給料で生活している人は、ぜひ一度給与明細書じっくりとご覧になってみてほしい。特に天引きされて支払っているもの。所得税、厚生年金の掛け金、おまけに介護保険の掛け金。毎月毎月、こんなに取られているなんて、我々は、ちょっと大人し過ぎるのやないかね。。。

 納税は国民の義務だから、我々が国のやることの費用を負担するのは、仕方のないことや。ても、年金や保険の掛け金、これは税金ではないのに、半ば強制的に引かれている。実は、私はこれも税金の一部として取るべきやと思うのやね。。。

 今の年金制度は、これから先に年金掛け金を支払ってくれる人たちの分を先食いしている。今の若い人たちが年金を貰うころになったら、まともに貰えないかもしれない。。。となったら、年金のシステムっていうのは、確実に破たんするのやね。。。

 働かざる者食うべからずの世界で、昔わずかばかりの年金掛け金を払っていただけで、たくさんの給付が受けられる年金制度は、まさに夢のシステムやった。実際に支払った掛け金の七倍も八倍も死ぬまでにもらえた人がいたぐらいやからね。。。

 ところが今や、年金制度は風前のともしび。。。若い人たちが全く年金掛け金を払わないし払えない。。。先は見えておるわなぁ。。。私は、これって、国が仕掛けた壮大なネズミ講とか円天市場・・・のような、胡散臭いもの・・に見えて仕方がないのやね。。。

 こんなのがなかった時代は、日本人は、不安な老後を解消するために、みんな、せっせとお金を貯めて、老後に備えていたやんか。。。少ないながらも、子や孫たちには迷惑はかけない・・・という暗黙のルールがそこにはあったと思うのやね。。。それはそれで良かったはずやで。。。ところが今はどうやろ。

 働かないで、二月に一回、お国がお金をくれはる。。。こんな年金生活をやっててみ。。人間、努力しなくなくなるし、お商売なんて身が入らない。それを見ている子供の世代まで、あんまり努力しなくても、優雅な年金生活を夢見るようになってしまう。。。これは、国が国民に仕掛けた麻薬のようなものに。ほかならないのやないかね。。。

 私は、収入の例えば二割を国が集めて、その範囲で政治も年金も医療も介護も、やりくりする・・・というようなことができないものかと思うのやね。それだけで足りないというのなら、消費税は10%でも仕方がない。その代り、この税率を憲法にでもうたってもらって、政治家や官僚たちが勝手気ままに変えることができない数字にするのが条件や。それに赤字国債も発行できないことにする。これだけで今まで事実上、青天井だった税金の近い道に上限を設けることができるのやね。。。無い袖は振れない・・・というヤツや。。。

 つまり、限られた税金の原資を役人たちに取り合いをさせる。ここに大きな意味があるのやね。そうすることによって、役人同士がほかの役所の税金の無駄遣いをチェックできるかも知れないからや。つまり他の無駄が減らせれば自分のところの取り分が増える・・という構造にしてしまうんやね。。。

 となると効率よく仕事をせんといけなくなるから、外部の団体に委託していた仕事を自分らでやるようになる。外郭団体をなくして自分たちの組織の中で何とかしようとするから、天下りや渡りの問題も少しは軽減されるかもね。。。

 税は大事なものである。大事なものであるからこそ、無駄遣いは許されないし、もっと税金の使い方が国民の前で、わかりやすいものでないとあかん。毎日使う税金をみんながきっちりとチェックできるような、そんな体制ができないものかね。。。確定申告が始まったいまだからこそ、税金の使い道をちゃんとしてほしいものやで。。。

 

2/18() G7に行って、またまた酒癖の悪い中川財務相が、醜態をさらした。本人は風邪薬を普段の倍飲んでしまったから。。。なんて言っているけど、どうみても泥酔酩酊状態にしか見えない。。。

 こんな目立つところで、あほなことをやってしまったものだから、外国のメディアにまで、ヤル気あるのか?まで言われて、お恥ずかしい限りやね。。。

 もともとこの人は、農林族やった人。麻生さんや安部ちゃんとかと馬が合うのか、通産相などに重用されていた。ところが、この人の酒癖の悪いのは、政界ではちょっと有名なお話し・・・。深酒どころか、朝からウィスキーを小さいスキットルと呼ばれるイレモノに入れたのでちびちび、やっとる。。。ほどアルコール好き。。。

 名門有名高校から東大に行ったこの人からしたら、酒ぐらいは、唯一の愉しみったのかねぇ。。。ただ、身の程を知らないというか、ええ年をして、自分の酒量もコントロールできないのは、情けない話で、国会議員のような責任のある立場の仕事には向かないのやないのかね。。。海外でまで酒乱癖を知らしめてしまうのやから、日本の恥と言われても仕方がないわなぁ。。。

 麻生さんからしたら、小泉ショック、支持率一割切りショックに次ぐ、中川酒乱ショック。。。野党は審議拒否しとるし、辞意表明でもせんと収集がつかない。。。あほなことをしたもんやで。。。酒で狂う人生。。。政治家生命も今度という今度は危ないかもね。。。

 

2/19() 長かった入院生活も、あと少し。考えてみれば、個室だし、テレビや電話もあるし、洗面や冷蔵庫、ロッカーなどの設備も有るし、申し分のない環境なんやけど、それでも、人間の欲っていうのは、限りないもので、長くいればいるほど、いろいろと不満も出てくる。

 毎日、決まった時間になると食事が出るのやけど、これがやっぱり病院食だから辛い。。。私の起床時間はいつも朝の四時半ぐらいだから、朝八時の朝食までが、やたらと長い。。。

 逆に朝の八時半ぐらいの朝食となると、お昼の十二時までたった四時間しかないから、お昼時にお腹が減ってないのやね。。。そして、夕食は夕方六時過ぎ。。。もちろん、普段なら、たしなんでいるお酒は、無いから、あっという間に、楽しいはずの食事は終わってしまう・・・のやね。。。

 人間の食欲っていうのは、最も基本的な欲求のうちの一つなのだと思うのだが、これが、まぁ、そんなに美味しくないのもあるのだが、自然とこれが抑制させられてしまう。。。これって、結構、きついのやね。。。

 入院前には89キロほどあった体重も今や80キロ代。。。一割以上も体重が減るのは、手術のせいだけやないと思うわ。。。

 それと、ネットにつなげられる環境がない・・・っというのも、意外とキツイね。。。何か調べ物をしたくても、ノートパソコンはあるけど、インターネットにつながらないから、ダメ。。。株も売買もできないし、オンラインバンキングもダメ。毎日、何百本と来ていたメールも緊急入院以来、一切チェックしていない。。。何万本ほどたまっているのやないか・・・・と、思うとも少し憂鬱になる。。。

 つまり、それだけ、今までネットに依存していた生活をしていた・・・といういことなんやろう。。。もっと、どっぷり浸かっている人は、耐えられない・・・のやないやろうかね。。。

 

2/20() ここにきて、小泉元首相の発言が話題になることが多い。。。私は、郵政民営化には、実は反対だったと、麻生さんがポロっと、漏らしてしまったのが、よっぽど頭にきた・・のかね。。。小泉さんからしたら、誰のおかげで衆議院の2/3もの議席が取れたのか・・・忘れてもらっちゃ困る・・・ということなんやろう。。。

 ただ、この考え方は、少し横柄で、それ以降、もう三人も首相が交代している。国民が信任したのは、確かに人気のあった小泉首相ではあるのやけど、それを含めた自民党に投票したのであって、小泉さん自身に100%任せた・・・ということになりゃ、ちょっと違うで・・・と言いたくなる・・・。

 おまけに、定額給付金の配布のための法案に、私の取った議席である2/3を使うな・・・とまで言うのは、少し言いすぎ・・・と、誰も思うのやないのかね。。。今季限りで辞める議員が、そこまで言うのは、どうか。。。文句があるのやったら、息子に地盤を禅譲なんかせずに、自分が再度、責任ある立候補をせんと、説得力がない・・わなぁ。。。

 ただ、小泉さんのスタンスは、わからないでもない。。。それは、今の法案全部が大変わかりにくいし、これを通したからって、劇的に景気が好転したり、大きな問題が解決できたりするわけやない・・・からなのやね。。。つまり、小泉さんからしたら、麻生さんは国民の期待に応えられていない・・・そう、言いたいのやないか。。。

 私は、一刻も早く景気回復を図るのには、今の方策ぐらいでは、とても足らない・・・と思うし、多くの国民も、そう、思っている。。。百年に一度という未曽有の経済危機にしては、たった二兆円の一時的な給付金の、ばらまきぐらいで、世の中の風が変わる・・・とは、到底、思わない・・・しね。。。

 政府のやっている景気対策っていうのは、資金の貸付に対して、信用枠を行政が与えて、資金繰りに困っている中小企業を助けよう・・・というものが多い。でもね、今の不景気って、受注や売り上げが激減するタイプの不況やんか。。。借金しているところを助けるだけでは、実は何にも景気は良くならないのやね。。。

 問題は、信用不安より、需要喚起にある。どうしたら企業が設備投資にシフトしてくれるか・・・。どうしたら、需要が喚起されて、生産や物流が上向くか・・・。つまり、どうしたら、もっと、金が世界中にたくさんまわっていくか・・・ということなんやね。。。

 信用不安を解消するための究極の方策は、日銀の国営化である。親方日の丸を前面に押し出して、日本の円を徹底的に守り、コントロールを直接政治がする。市場絶対主義を放棄して、中国のように国策としての金融を行うことで、危機は回避できる。。。

 問題は、市場の流通性を上げて、消費者の購買意欲をいかに喚起するか・・・なんやね。。。私は、決定打になるのは、やっぱり減税しかない・・・と思うのやね。。。大事なことは、国は、損して得取れ・・・の感覚が必要や。。。全国民がどうしたら物を買うか。。。これを考えたら、たとえば消費税を一年間ゼロにする。不動産や、車、十万円以上の家電製品などの消費税を一時的にでも、非課税にしたら、どうやろ。。。

 一時的には、国は消費税の収入が、がくんとは減るやろうけど、企業の売上がどんと上がって法人所得税が上がるから、そっちの税収は増えることになる・・・。企業が忙しくなると、雇用も上がるし、個人の支払う所得税も増える。。。つまり、損して得取れ・・・になる。。。のやね。。。

 消費税の一時廃止・・・これ、国民に与えるインパクトが大きいし、これぐらいのことをしたら、逆風になっている、風向きも変えられると思うのやけれどね。。。

 

2/21() いよいよ、今日で病院と、おさらば・・・長かった。。。永い間お世話になりました。。。

 さて、退院していきなりやが、我が家の洗濯機がいよいよ、ご臨終となった・・・。結婚した時に買った洗濯機は15年ほど、もったが、その時、買い換えた二代目が、約10年ほどで、排水ができなくなったのやそうや。。。

 家を建て替える時に、洗濯機も買い替えたらどうや・・・って言ってたのやけれど、嫁さんが、まだいける・・・と使い続けて、今年、ついに動かなくなった。。。

 そう思ったら、洗濯機って、なかなか長持ちする家電製品やね。。。構造が単純やから、故障もしにくい。。。

 さて、今買い換えるのやったら、斜めになったドラムのやら、コインランドリーにあるような乾燥もできるヤツが出ている。三年前ぐらいに一度買い替えを検討したときに、いろいろ見てみたのやけど、ひとつ、大きな問題点があった。それは、最近の洗濯機は、以前よりかなり背が高くなっていて、全自動洗濯機を想定した今の家の専用蛇口の位置が低すぎる・・・という問題点が有ったのである。

 つまり、その当時最新式のものを買うと、定位置に収まりきらず、十センチ以上前に洗濯機を置かないと収まらない・・・という大問題があったのやね。たかが十センチ、されど十センチである・・・。この差は大きい。

 洗濯槽のサイズも問題である。子供たちがもう巣立って家にいないのに、そんなに大きな洗濯機は必要か・・・という話にもなる。。。でも、毛布を洗うのやったら、ソコソコの大きさはやっぱり必要。。。孫でも出来ておしめでも洗ったら・・・なんて言うと、このごろはみんな、紙おむつになっていて、昔ながらのおしめを使うのは稀・・なんていう反論に会う。。。

 洗濯物をお風呂で手洗い・・・なんていう時代には、もう逆戻りは出来ない。。。早晩、電機屋さんに赴いて、買い替えることになりそうである。。。

 

2/22() 日本の経済指標は、戦後最悪の状態を指していて、その割には国民には悲壮感はなく、何かどうやねん・・・てな感じの時代が続いている。

 そんななか、昭和2223年生まれの団塊の世代の人たちがいよいよ大量に定年を迎えて、日本はこれからどうなっていくのか・・・という彷徨い感が覆っているのやないのかね。。。

 その中で韓国の企業が、日本企業の定年退職した技術者の人たちを再雇用したがっている。韓国は、日本などの技術協力などのおかげで、世界第11位の経済大国になってきたし、サムスンやLGなどは日本の電気メーカーを凌駕してしまっているし、現代自動車などはアメリカ市場でカーオブザイヤーを獲得するまでになっている・・・のやね。

 ただ、輸出頼みの経済構造は深刻で、外国の景気の波のあおりをもろに受けるという体質は日本よりひどいし、韓国経済もぼろぼろになっている。

 そんななかで、韓国の日本より劣っている点は、やっぱり、部品産業にあるのやね。。。日本の中小企業は、やっぱり優れた技術力を持っていて、なかなか他にはまねのできないものを持っている。世界的なシェアが八割九割なんていう独創的な企業も日本には多い。。。

 つまり、韓国は、製品の製造は得意になったが、そのパーツを日本から輸入しなくては成り立たないという構造的な貿易赤字を抱える要因には、根本的なメスが入って来なかったのやね。。。つまり、中国と同じな、組立工場立地型の製造業でしかない・・・という現実からなかなか脱せなくなっている。とも言えていたのやね。。。

 そこで、退職した日本の技術者たちをなんとか韓国に来てもらって、部品から製造できるような体質にしたい。。。ということをやっているのやね。。。韓国企業が、日本の技術者を引っ張ってきて、技術力まで「輸入」しようと躍起になっている・・・これは、ここ何十年も変わらない流れやね。。。

 ここで、日本側から、いつも出てくるのが、技術力の保護主義論である。日本の企業は多くの研究開発費を費やして、独創的な新製品を生み出し来ているのに、何の苦労もなしに、その企業機密を人間ごと持っていくのは、卑怯なやり方である・・・という日本人の感情や。。。

 まぁ、日本のトヨタがアメリカのT型フォードを買ってきて、徹底的にばらして技術を盗んできたり、松下電器が「まねした電器」って言われるぐらい、他でヒットした製品のコピーで生きてきた過去を考えたら、あんまり、日本人も、褒められたことやない・・・のやけどね。。。

 韓国とちがって、中国なんて、技術力とか企業機密なんていう概念そのものがない・・・。ホンダそっくりのバイクを平気で作って先に登記してしまったり、工場そのものを他の国から投資させて作らさせて、その工場ごと、国のものにしてしまう。。。なんていうパクリよりもっとエグイことを平然とやってのける。。。

 知的所有権とか、特許とか極秘の社内技術なんていう概念そのものが、軽視されていて、他の国の十分の一とか百分の一とかいう超低価格で、物を作ってしまう・・・という、ある意味呆れてしまうようなスピードとパワーがある・・のやね。。。日本人がいくら、うちの国が発明した大事な技術なんやぞ・・・って凄んでも、向こうは、それだどうした・・・で終わりや。。。

 日本は、今まで、他国とは違って、抜きんでた技術力で他国を圧倒し、そのライセンス料や技術移転を商売にして、生きていこうと目論んでいたふしがある。。。実際、欧米の企業は、この方法で特権的な先見利益を守ってきた。。。でも、成長著しいアジアで、こんな悠長なことをやっているのは日本だけで、青色LEDがすごい発明や・・・と新聞に出たわずか数カ月後に、その技術をちゃっかり利用した製品が格安に大量に世界に行きわたってしまう・・・という、恐ろしい現実に直面するのやね。。。まさに、ルールのないサバイバルゲームのようなもの。。。

 これに、日本が打ち勝って行くには、より高度な技術であるとか、ゲームソフトのような、コンテンツ系のものとか、より多くの世界の人たちに受け入れられるものを、他より先に、どんどん生み出し続けるしかないのやね。。。

 いままでの日本はある意味なんでも日本という国の中だけで完結できるというコンパクトさが強みやった。でも、これからは、素材産業やら、比較的誰でも出来るような仕事や製品の製造はほかの国に任して、日本でしかできないことをやるしか、無くなってくるのやね。。。どんどんも、これからも国と国との国境なんて意味がなくなってくる。真似をした、された・・なんていっていると、どんどん時代に取り残されて行ってしまうから怖いもんや。。。日本人が思う理不尽さなんて、他の国からしたら、屁のツッパリとも思ってない。。。。日本の価値観を他国に押し付けるには、もっと日本がいろいろな意味で強い国にならないと無理やからね。。。

 

2/23(月) 久しぶりに会社に出ました。まだ退院して3日目やから、顔出し程度ですけどね。。。一ヶ月近くメールチェックしてないと、さすがに容量がデカ過ぎて、フリーズしかけました。。。以前の状態に戻るのには、もう少し時間がかかるかも。。。

 

 さて、退院して、久しぶりに家のテレビを見ていたら、島根県で、何やら大騒ぎ。。。韓国から来た人たちが、県庁付近で抗議行動をしている映像やった。聞けば、2月22日は竹島の日。。。これに抗議に来ているのやて。。。暇なものやで。。。

 

 それにしても、わざわざ日本にまでやってきて、領土問題で独島は我が領土・・なんてやるか。。。この人たちの頭の中の構造は、どうなっているのかね。。。この島を巡る領有権は、日本も韓国も引くに引けない間柄にある・・という認識が無い・・のかね。。。

 

 韓国が李ラインを一方的に主張して、軍隊を竹島に上陸させて、無理矢理実効支配をしてしまった。。。日本は、このことに、ずっと抗議している・・・。当たり前やんか。。。誰が自分の国の領土やと主張している所を勝手に占拠されて、文句を言わない事があるか?

 

 ところが、日本は、ずっと遺憾の意・・・ばっかり・・やんか。。。遺憾・・・っていうことは、残念である・・・っていう意味やんか。。。隣国韓国が勝手に自国の島を占拠してしまって、何十年も、残念や残念や。。。で済ましている。。。これなら、舐められてもしゃあないで。。。

 

 日本の島を不法占拠している国の人が、日本にわざわざやってきて、竹島は韓国のものだから、日本が日本のモノと主張するのは許せない・・なんてやっているのやろ。。。こんな盗っ人たけだけしい人たちを、日本はなんで、入国拒否せんのかね。。。日本での思想、政治、信教、なとが、自由なのはええけど、外国人にまで、その自由を認める必要がなんであるのか、甚だ疑問に思うのやね。。。

 

 仮に日本人が、団体で韓国に言って、竹島はわれわれのもの・・・日本に早く返せ!なんていう抗議活動をしたらどうやろうね。。。石は投げられるは、逮捕されるは、下手したら、ボコボコにされて、刑務所に入れられるか、国外退去処分にでもなるのやないかね。。。

 

 逆に考えたら、日本は、おっとりしたもん・・・やわなぁ。。。

 

2/24(火) 日本の映画が、初めてアメリカのアカデミー賞の外国作品賞を受賞。短編アニメ賞も同時受賞。。。暗いニュースばっかりやった日本で、久しぶりの快挙。。。日本のテレビは、おくりびとの話題ばっかり。。。

 

 しぶがき隊のモックンが、構想10年。。。普通なら、ネガティブな内容である葬儀の話も、明るく表現して、評価された。。。

 

 納棺師という、どちらかと言えば、日陰の仕事にスポットライトを当てて、人間としての尊厳の大切さ。自分が死ぬのやったら、こういう風にして、送られたい・・・。そう、思った人も、多かったのやないかね。。。

 

 でも、納棺っていうお仕事、何か、賞を取ったら、マスコミなんかは、日本独特の文化である・・・とか、特殊な死生観・・なんていう風に、持ち上げるけれど、何か、蜜に群がる蜂。。。のようなもの。。。どっちか言うと、人の嫌がる仕事・・・の部類やったやんか。。。

 

 今まで、日陰の仕事やったのに、オスカー取ったら、急にチヤホヤするような体質・・・。節操がない・・・と言えば、そうやないかね。。。まさに、矜持の問題。。。やね。。。

 

 でも、とりあえず、日本の快挙・・・。素直に、喜んだらええ・・・のと違うかね。。。最近、ええことが何もない日本で、一筋の光明・・・やないかね。。。

 

2/25(水) 不人気で支持率がどんどん下る一方の麻生総理を、オバマアメリカ大統領が迎える最初の外国首脳として、ホワイトハウスに呼んでくれた。

 

 ヒラリー国務次官が、先ほど来日して、正式に招聘したんやけど、さすがに準備不足は否めない。。。公式声明は無し。首脳同士の昼食会も無し。。。まぁ、とりあえず、日本のメンツを立ててくれた・・・っていうこと。。。日本人は、米国にどう思われているのかを、極端に気にするからね。。。よぅ、知ってるわ。。。

 

 アメリカの本音は、米国の経済危機に際して、米国債をたくさん刷るから、日本にもたくさん受け入れてくれ・・・っていう事やろう。。。日本からしたら、サブプライムローンを、詐欺に近いような金融商品にして、世界中に迷惑をばらまいた米国に、真摯な反省を求めたい・・・っていうのが本音・・・なんやけど、人ごとにしておくには、あまりにも、日米の関係・・・っていうのは、緊密過ぎる・・のやね。。。

 

 日本の経済危機は、全治3年・・・なんて、麻生さんは言っていたけど、本当は、もっとかかる・・・のやないか・・・っていうのが、エコノミストたちの意見やんか・・・。日本は、世界で最初に経済危機から、脱却する国になる。。。こんな事を言っても、日本だけ一人勝ちできるような、世界の経済状況やないわなぁ。。。

 

 日本は、1990年代に失われた10年・・と言われた不況を、世界でただ一国だけ経験している。デフレが進んで、景気が一向に上向かない・・・。日本が、ゼロ金利になったおかげで、日本の円は、世界中から、格好の標的にされた・・・やんか。。。金利がゼロの円を借りて、他の国の通貨で資金運用してたら、そら儲かるわなぁ。。。

 

 日本の経済政策・・・っていうのは、基本的には、頼りない・・・。企業は世界一流やけど、政治は、三流。。。こんな日本の不幸は、いつまで続くのかね。。。

 

2/26(木) 政府が、地方の高速道路の料金を、土日祝、自家用車、ETC搭載などの条件付きながら、最大1000円にするとういう案が、通ろうとしている。私は、この案は、今までの道路行政に風穴を開けたという点では、評価するのやけど、そのやり方がどうも気にくわない・・・のやね。。。

 

 もともと、高速料金を半額にする・・・っていうのは、民主党のマニュフェトに載せておった公約やった。。。。これを、自民党の議員が、国交省の官僚達と協議して、何とか出来る案は無いか・・・と、出したのが、今回の案なんやろうね。。。

 

 私が、文句があるのは、この高速料金を安くするために何百億円もの税金を、高速道路会社に支払う・・・っていう点なんやね。。。もともと、国民の税金で、作った高速道路を、たまたま道路公団の民営化で、高速道路会社に託しているだけやのに、その料金を下げさせるために、血税を使う・・・という感覚が、ど厚かましい。。。と、私は思うのやね。。。筋が違う話・・・やんか。。。

 

 名神・東名などの高速道路は、とっくの昔に償還したのだから、本来、料金を取っていること自体が、違法やと思うのやね。。。ドル箱路線の高速道路で料金を取り続けて、その金が全部、天下り役人たちの食い扶持や、利権になっているだけや・・・。

 

 今回の行為は、高速道路の料金を下げさせるためには、いくら税金を使っても良い・・・っていうことを、公的に認めさせてしまう。。。という国交省の役人達のセコイ魂胆を、みすみす呑んでしまうことにある・・・と、思うのやね。。。私には、これがたまらなく悔しい・・・のやね。。。

 

 このことが、どういうことになるか。。。せっかく、民営化した東日本・中日本・西日本の各NEXCO、道路会社が、やっぱり、税金を大手を振って、入れてもらえるような、特殊な会社である。。。という半官半民的なお墨付きを与えてしまったことになる・・・と思うのやね。。。

 

 民間会社に税金を入れる・・・ということが、どれだけ異常なことか。。。このことの倫理性を、議員連中は、意識しているのかね。。。。

 

 今度のことで、民間のフェリー会社は、大きな痛手を受けて、ひょっとしたら廃業の危機になっているところもある。多くの役人の天下っているところには、平気で税金入れて経営を助けて、そうではない民間会社は、潰れても知らん顔。。。これが、政治のやることか。。。

 

 やっぱり、こいつらに、公金を使わせる資格なんか、無いわ・・・。自由主義国の最も基本的な要件である、公正さが担保出来ひん・・・のやったら、こんなこと、絶対やったらアカン・・・と、思うで。。。

 

2/27(金) 小沢民主党党首が、日本の防衛ぐらいやったら、米国の第七艦隊だけで十分やないか・・・と発言して、自民党の中の、ちょっと元気の良い人たちから批判されている。まぁ、自民からしたら、守勢一辺倒から、やっと攻勢に転じられるネタが出てきた・・と言ったところやろうか。。。

 

 防衛とか軍事とかいうネタは、戦後の日本では、タブー視されてきた内容が多い。憲法第九条で、日本は他国に対する戦争を放棄し、専守防衛を、戦後ずっと、呪文のように唱え続けてきた。平和国家・日本の方針は、アジアにおけるアメリカという大国のプレゼンスを持ち続けたい・・・という、米国の思惑と相まって、とても都合の良い関係が、日本と米国の間で続いてきたのやね。。。

 

 まさに、日本と米国の利害が一致してきた60年・・・とも言えるのやろう。。。ところが、米ソ冷戦が終わって、米国はアジア各地にある米軍施設を、撤退、集約する流れが出てきた。。。

 

 その代わりに、中国が経済的な好調さを背景に、軍事大国化を計ってきた。。。今までの日米同盟は、世界に敵無しの関係でいられたが、これからは、中国を無視出来ない存在になっていく。。。

 

中国と直接的な対立を嫌う米国は、だんだんアジアから引いて行きたい・・・と思うのやないかね。。。そこで困るのは日本や。。。今までアメリカ一辺倒で良かった外交関係を、中国と米国、そして日本と、バランスをシフトした関係に変えていかんとアカン・・・そうやけど、急には変えられない。。。そんなとこやろ。。。

 

小沢は、確実に中国との関係改善を狙ってくる。。。となると、米国の基地が集中する沖縄やらの負担を軽減して、平和的な関係を築く・・・ということを目指して行く。。。のは、自然な流れ・・・なのやないかね。。。

 

恐らく、右寄りの人たちは、こんな小沢の態度を平和惚けや・・・、そんなことで日本の防衛が出来るか。。。なんて言う・・のやね。。。まぁ、米軍が撤退していったら、日本は自前の防衛に予算を割かないとあかんようになるから、そっちの方が大変やと、心配する向きも判らないでも無いけどね。。。

 

まぁ、幸いにも日本は、自衛隊という軍隊を持ちながら、長い間、他国と戦争をせずに済んでいる。。。世界には、スイスのように永世中立国になりながら、世界一線級の戦力を保持し続けて居る国もある。。。戦力があるから抑止力になる。。。この論理は、核がない世界でも、有る程度は成り立つ。。。

 

日本がいつまでもアメリカの核の傘の中に高い金を払い続けているのも、不自然な事かも知れない・・・のやけど、かといって、劇的に現状を変えることへの抵抗感が高まる事へも、理解出来る。。。

 

一番の問題は、日本の国としての防衛論議に、誰も真剣に立ち入ろうとしない・・・という、今の状態・・なのやないのかね。。。そういう意味では、小沢発言は、池の中に小石を投げ込んだ・・・という意味では、一歩が踏み出せることになる良い機会になったのかも知れないね。。。

 

2/28(土) 本当は一部120円もかかる通信販売のカタログの送料を、僅か8円で済ませていたDMの発送業者が、逮捕された。この業者は、身障者の団体が発行する新聞や雑誌が、格安の郵送料で発送出来ることに目を付けて15年以上前から、格安でのDM発送を請け負っていて、ボロ儲けをしていたのやて。。。

 

 この郵便は、第三種郵便という制度で、社会的にハンディキャップのある人たちの社会進出を促したり、特別な配慮をしてあげることにより、少しでも、生き甲斐のある社会活動が出来るように・・・との配慮から、政策的に特別措置として設けられていたのやね。。。

 

今回、これを悪用しておった悪いヤツらが捕まった・・・ということや。。。それにしても、15年以上も前から、こんなことを続けられてこられた・・やなんて、郵便局のチェックも甘過ぎたのやないのかね。。。

 

 でも、このような件は、本当やったら、被害者である日本郵便が、警察に訴えて、その問題のある業者に、損害賠償をする・・・という、所謂、民事事件・・・として、処理されるべき案件なのやないのかね。。。

 

 今は、郵政が民営化されているのやから、日本郵便は、一民間会社や・・・。黒ねこヤマトのメール便やら、佐川メールが、いくらで郵便物を請け負おうと、民間の勝手や。。。郵便会社だけが、格安で政策的な料金の郵便物をやらないといけない・・・というのは、いずれ解消されないとアカンやろうね。。。身障者への支援は、税金で別枠でやる・・・という方法に変えていかないと、アカンのやろうね。。。

 

 いつまでも、日本郵便が特殊な会社で、特別扱いをしてもらえる・・・という関係を続けるのは、好ましい事やないわなぁ。。。JRやJT、古くは新日鐵とかまで国営の会社やったのが、今では立派な民間企業としてやっとる。。。

 

政治が特定の企業にだけ何かを強いたり、逆に、特別扱いが受けられたりする制度に、もっと我々は真剣に監視の目を持つべきなのやないかね。。。

 

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