日常のページ

 

9/1(火) 先週、日本の失業率が5.7%にもなった・・・という報道が出ていた。関西だけに限ったら、6%を超えている。。。労働人口の中に占める、働く意思と、働ける身体があるのに、職に就けない人の比率っていうことや。。。100人のうち、6人も仕事がない。。。昔の学校で50人学級やったら、クラスのうち、3人の子供の親が無職や・・・っていうことやんか。。。

 

 ただ、最近、この無職っていう人たちもアルバイトをしていたりする人もいれば、生活保護をもらっている人もいる。公的な補助をもらって、職業訓練に行っている人もいれば、生活のために、長時間労働のアルバイトを掛け持ちしている人もいる。。。

 

 統計っていうのは、有る意味、とても残酷で、こんな人たちの実態を、バサッっと切り捨ててしまうような冷たい面があるのやね。。。国は、労働局という組織を地方にたくさん、こさえていて、ここにハローワークと呼ばれる国営の職業紹介所を運営させているのやね。でも、これって、あくまで国営の組織で、無職になった国民全部が、ここに登録している訳ではなく、多くの若者は、就職情報誌やら、ネットによる求人などでも就職をするし、こんな人たちのことを、全く把握していないと言えば、居ないのやね。。。

 

 コンビニで12時間労働している人が、それだけで生計を立てている。でもこの人の身分はあくまで、統計上は、アルバイト店員、あるいは、パートタイム従業員・・・というカテゴリーになる。トヨタやキャノンの工場で派遣労働者として働いていた人は、仕事が暇になってクビを切られたことになると、失業者として、カウントされる。では、いつクビを切られるか判らない人たちっていうのは、潜在的な失業者ということになり、この人たちの実態なんて、掌握出来ているのか・・・って言ったら、なかなか難しい。。。

 

 いま、大企業は、100年に一度の大不況という格好の言い訳を背景にして、国から、莫大な金額の補助金をもらっている。期間社員のクビを切らない代わりに、その人達の給料の6割を国が負担する・・・という、特別措置を受けているのやね。。。

 

 つまり、民間企業の人件費が、平気で税金で賄われている。。。こんなおかしな事がまかりとおっているのやね。。。もし、これが無くなったら、失業率なんて、もっともっと上る。。。国は、何とか政府の体裁と、メンツを保つために、とんでもないことをやっとるのやね。。。

 

 国が民間企業の給料の肩代わりをする・・・なんていう政策は、緊急避難的に行われるべきで、いつまでもだらだらとやるべきことやないのやね。。。一部の企業だけ、国が税金で助けるなんて、こんなこと、大っぴらにやられていたら、モラルハザードが起こる。。。

 

 国のやる政策っていうのは、もっと長期的に見て、日本という国はこれから、こうして食っていくんや・・・っていう明確な意思のもとにやるべきものなんやね。。。ところが、こういう短視眼的政策は、一時的には企業を楽にする効果はあるものの、今度はそれが打ち切られた時に、独り立ち出来ないような、ひ弱な体質を作ってしまう事にもなってしまうのやね。。。

 

 政策っていうのは、一度決めたら、ぶれない・・・徹底的にやり抜くっていう信念のようにものも必要や。。。ドイツでは、徹底的に太陽発電をやるんや・・・っていう国の方針で、新築の家には太陽光発電のパネルが屋根に全部乗っている。設置費用の半分を国が負担して、出来た電気は、強制的に電力会社に高値で買わせる・・という法律まで作って、徹底的に脱石油社会を作ろうとしているのやね。。。

 

 資源のない日本は、太陽光やら、風力やら、いろいろ世界に先行した技術がありながら、なかなか本腰を入れて来なかった。。。ここにきて、エコカー減税とか、エコ家電でポイント助成なんかを、やっとやっているけど、まだまだ中途半端な部分は否めないのやね。。。同じやるのやったら徹底的にやらんと効果は薄いからね。。。

 

 いま、日本がやるのやったら、やっぱり水だけで走る車とか、振動だけで発電できる技術とか、そんな先進性のある技術を本腰を入れないと、あかんのやね。。。国の産業構造っていうのは、世の中の流れによって、どんどん変わっていく川の流れのようなもんや。。。既存の工業製品を作って外国に売る商売があかんようになったのやったら、日本は、これからは環境技術とか、省エネ技術で食っていく・・・しか生き残る道は無いのやね。。。

 

 そんな会社や、そんな技術を持つ会社をどんどん応援したり、他業種からの鞍替えをどんどん促進することによって、新たな雇用を生んでいかないと、なかなか本来の雇用の実需っていうのは、生まれてこないものなのやね。。。どんな商売でもそうやけど、去年と同じことを、毎年繰り返していたら、売り上げは毎年少しづつ勝手に下がっていくものや。。。

 

 新しいお客さんや新しい商品が出てくるから、この現象に歯止めがかかって、売り上げが上がっていくものなんやね。。。雇用も同じや。。。国に任してたら、役人の発想しか出来ひん。。。どんどん新しいお商売やらら、元気な新しい企業が生まれてきて、全体としては状態が良くなる・・っていう風にせんと、なかなか今までのことをベースにして、何とかしようと思っても、無理な相談なのやね。。。

 

 今の経団連や、経済同友会の企業さんたちには申し訳ないけど、その半数ぐらいの企業がここ20年以内に、そっくり入れ替わる位の感覚が、今の日本には必要なんやね。。。いつまでも、旧態然とした大企業さんのトップの顔色ばっかり見ている政治家や役人たちには、未来のニッポンは任せられない。。。そう思わないか?

 

9/2(水) それにしても308議席はすごい。。。前回自民が郵政選挙で大勝した時の議席でさえ、300議席やったのに。。。それだけ、自民党の続けてきた今までのやり方にNOの意思表示をしたい人が多かったということやろう。。。

 

 京都一区でも、伊吹文明氏が、民社党の平さんに、選挙区で負け。。。惜敗率が高かったから、かろうじて比例で当選したけど、その伊吹さんが、うまいこと、言ってはった・・・。今の日本は、有る意味、大病を患っている患者さんのようなものや。。。もちろん、医者に通っているのやけど、国民は、今度、その医者を替えるという選択肢を選んだんや・・・。そうやね。。。言い得て妙やね。。。

 

 逆に言えば、国民の選挙での投票行動っていうのは、患者が病院を選び直すような感覚に近い・・・ということや。。。つまり、良い医者やったら掛かり続けるけど、もうひとつや・・・と感じたら、平気で浮気するものや・・・って言いたいのやね。。。まさに、その通り。。。少しは義理があるけど、アカンと思ったらバッサリ行く。。。そんな、思い切った事を、今回の国民はやった。。。そういうことなのやろう。。。

 

 民主党には公約の早期実現に邁進して欲しいと同時に、日本の役人たちが、累々と築いてきた、今までの予算策定システムをぶっ壊して、本当の意味での政治主導での税金の無駄づかいの排除を断行して欲しいもんや。。。いかに、無駄が多かったか、好き放題やっとったのか。。。そして、その責任を役人たち自身に取らせるような方策も必要になってくるのやろうね。。。

 

 私は、今まで税金で、バンバン支出してきた補助金のかなりの部分が、NPOとか、特殊法人、公益法人とかに、プールされている現実をまず掘り起こして、税金の囲い込みをしていた奴らから、公金を取り戻すことをやったらええと思うのやね。。。今までせんど甘い汁を吸っておった奴らを、真っ青にさせるような、ショック療法が必要やと思うで。。。そして、税金の使い道を決めるやり方が、今までとは、ハッキリ、変わったのやということを、徹底的にやるべきや。。。

 

 その第一に、前年実績というのを、排除すべきやし、予算の使い切りという悪しき風習を、根絶させるべきやと思うのやね。。。つまり、予算を余らせた部署や人が高い評価を得られるようなシステムに切り替えるべきなんやね。。。大阪府が橋下改革でやっとるのやから、出来るはずや。。。

 

 これらを徹底的にやったら、ひょっとしたら、消費税を国の取り分、ゼロに出来るかも。。。消費税は地方が集めるモノ。。。にして、国には入らなくても良いようにする手もあるで。。。そして地方分権の流れを本物にするために、具体的に4年後の衆院選を地方分権選挙にして、実質的に、霞ヶ関を無くすという、大改革を国民に提示して、信を問うべきや。。。

 

 この地方分権っていうのは、実質的に日本を約10個ほどの独立国にして、国はそれを束ねるだけ。。。っていう米国のスタイルである合衆国に似ている。例えば関西州には、霞ヶ関を分割された役人たちが来て、近畿地方だけの仕事をする。国交省の人たちは、ホントに地元だけのことを考えて、近畿地方だけの仕事をする。

 

 今まで何でも東京で決めていた事を、関西州なら、例えば大阪で決める・・・のやね。。。今までの府庁、県庁、県議会や府会は全部廃止して関西州という州都に一本化する。。。つまり、都道府県議会やら、知事さんは全部クビを切れて、市長さんたちや、その地方を代表する州議会委員たちだけが州都で会議して決める。こんな改革で、恐ろしい数の、税金でメシを食ってきた人たちの数を減らせるのやね。。。

 

 国民は行政コストの圧縮と、効率化を望んでいることは間違いない。。。人口が減っているのに、役人の数が増え続けていたら、国民一人当たりの負担はどんどん重くなるのは当然や。。。だから、そんなに負担は出来ないから、思い切った行政改革が必要になってくるのやね。。。

 

 日本は、はっきり言って、大変、重病である。早く良い病院で、大手術をせんとあかん。。。そんなに、時間の余裕は無いと思うで。。。

 

9/3(木) 今度の選挙で、初当選した民主党の議員さんは何と、全体の半数ほど。。。小泉チルドレンの代わりに、何と呼ぼうか・・・。やっぱり小沢チルドレンか。。。いや、民主党ガールズ。。。確かに女性の議員さんは、増えたね。。。

 

 象徴的やったのは、久間元防衛相を破った、肝炎被害者九州代表の福田さん。。。ベッピンさんで、28歳と、お若いから、マスコミの注目度も一番やった。。。でもね。。。私、正直、この人、苦手やわ・・・。この人の発言を聞いていると、ある種、バリバリ左翼の人たちの「におい・・・」がするのやね。。。申し訳ないけど。。。民主党がエースにしたいのは、判るけど、この人見ていると、福島瑞穂とか、辻本清美とか、蓮舫とかと、同類にどうしても見えてしまうんや。。。。

 

 そういえば、この頃の世の中を見ていると、私は最近、九州の女性が話題になる事が多くないか?先ほどの福田衣里子さんもそうやし、話題の、のりぴーも、そうや。。。一般的に、きつい性格の女の人っていうのは、どうしても嫌われるもんや・・・。大阪のオバチャン然り、陰険な京都女も然り、関東では、かかあ天下の群馬女もそうかね。。。。。

 

 でも、それにも増して、キツイのが、九州女・・・と言ったら、九州の女性全員を敵に回してしまうことになるのだけど、これ、言えてる。。。って、感じる人、多いのやないのかね。。。九州女性は、情が深いし、人の世話を焼くのが好き。。。悪く言えば、おせっかい・・・なのやけど、これの度が超していて、人の生活にづけづけと、土足で踏み込んでくるようなところがある。。。のやね。。。

 

 これは、男の人にとっての、好みの問題でもあるのやけれど、ヨメさんに、どっかと、尻に敷かれて生活したい・・という草食系男子は、良いのだけれど、そうではない人にとって、こんな女の人は、とても、重荷に感じる事が多いのやね。。。九州の女の人は、尽くして尽くして尽くしまくるからね。。。

 

 まぁ、肉食系より、草食系が増えた昨今の男性陣からしたら、ソフトバンクの携帯のコマーシャルで、見せる松田聖子の、「冗談たい・・・」って喋る、博多弁の艶っぽさがたまらん・・・のやろうけどね。。。

 

 私の知っている女性にも、何か、九州の女の人独特のオーラがある。。。芸能人で九州出身の人を並べても、スザンヌとか、浜崎あゆみ、蛯原友里、深津絵里、宮崎美子、蒼井優、松雪泰子、福田紗紀、加藤ローサ・・・不思議と、みんな、べっぴんさんで、気がきつそうな人が並ぶね。。。

 

 まぁ、裏返せば、それだけ九州の女の人っていうのは、何事にもバイタリティがあって、生活力があり、押しのきく人が多い。。。ということなんやろう。。。つまり、芸能界などには、うってつけや。。。向上心も強く、粘り強く、あきらめない忍耐力もある。。。

 

 日本の元気は九州女性が支えている。頼りなくなった日本男児より、強い女性がどんどん政界進出を果たして、日本の政治も、変わる。。。のかもね。。。

 

9/4(金) 民主党政権になったら、高速道路が無料になる・・・ことについて、中日本高速道路の会長さんが、そんなことをしたら、高速道路会社3社合わせて20000人もの職員の雇用が無くなる・・・と、「泣き・・・」を入れている。。。

 

 私なんかは、こんな雇用を人質にするようなやり方は、汚いと思うけどね。。。。もともと、債務償還したらタダにする約束で作り出した高速道路網や。。。1964年開通の名神高速は、30年後の、1994年にとっくの昔に償還が済んでいる。。。償還の済んだ、それ以降支払った15年分の高速料金、返せって言いたいぐらいやで。。。勝手に人をどんどん増やしておいて、国民にこの責任を取れと言うのかね。。。

 

 やっぱり、民主が政権を取った今こそ、約束を守ってもらおう。。。と、言うのが筋やろう。。。料金プール制なんて、屁理屈は聞きたくないで。。。。高速道路の料金所の職員さんは、もともと道路公団や、国交省などからの天下りや、高齢者対策で雇っている人が多いと聞く。。。あんまり、新聞広告とか、求人誌で、高速道路料金所職員募集広告・・・って、あんまり見たことが無いやろ。。。

 

 きっと、とんでもなく高給で、優遇された雇用体系になっているのやと思うで。。。そんな人たちに、クビになってもらうのに、何の遠慮が要るのかね。。。せんど、国民から集めた料金を、贅沢に、裕福に使ってきたんやろ。。。もう、ええかげんにしたら・・・どうや。。。っていうのが、今度の高速無料改革やで。。。

 

 他にも、民主のマニュフェストには、刺激的な内容が多い。。。子供手当など、首を傾げるようなのも多いけど、国民は、民主の公約を見て、それを選んだのやから、民主主義や。。。。主権者としたら、それに違えた事をやっとったら、何をヤッ取るのか・・って怒らないとアカンことになる。。。

 

 私が一番期待しているのは、今の国家予算を決めるやり方を、一から見直す。。。という点なんやね。。。実際、8月末が期限の各省庁から出ている概算要求を、無視に近いものにする方針を鳩山氏は出している。無駄使いをどうして、チェックするか、そのシステムをどうして構築するのか、全部を民主の国家戦略室でやるなんて不可能やろうけど、ほなどうして、無駄な予算なのか、有用な予算なのか。。。を判別するねん。。。という話になると思うのやね。。。

 

 役人たちは、このあたりは、多分、百も承知で、もうこの四年間の補助金やら、助成金を先に取り込んでいる可能性もある。。。これを、どうして吐き出させるかやね。。。OBさんたちの給料が、かかっているから、奴らは必死になるはずや。。。

 

 役人の無駄遣いは、実に巧妙にやっとる。。。言い方は悪いが、予算のくすね方は、天下一品や。。。その手口をどうして、明らかにするかが、予算削減が本当に出来るかどうか・・にかかっているのやね。。。

 

 民主党の政権獲得によって、外交関係もぐっと変わってくる。中国寄りにシフトする可能性と、米国と距離を置く関係になるのではないか。。。と予想される。。。その空気を読んでか、日米首脳会談までに、日本に釘を刺す意味でか、米国の高官が、沖縄の基地移転問題で、日本とは再協議をしない。。。なんていうジャブを出して来た。。。

 

 民主党は、もともと米軍のグアム移転費用やグアムでの空軍基地の建設費用まで、何で日本が出してやらねばならないのか・・・と、自民が決めた合意案に反対姿勢やった。。。私も、さすがに、そこまではやり過ぎやろう。。。と思っていたのやけどね。。。

 

 米国は日本が、首脳が一度約束をしたら、それを守る国であると思いこんでいる。しかし、日本のトップは交代したんや。。。つまり、今までの約束は、リセットされたもの・・・と、思うべきなのやね。。。日本の納税者は、そんな、莫大で理屈の通らないカネを米軍に支払うのを、政権選択をもって、拒否したのやから。。。お金を払って欲しいのなら、約束した麻生さんにどうぞ。。。そう、言ってやったらええねん。。。

 

 おまけに、この米高官は、日本が自衛隊を出さないのなら、代わりにどんな負担をしてくれるのか。。。そのプランを楽しみにしている。。。なんて、嫌らしい事を言ってきているのやね。。。民主の外交力と、交渉力は未知数だし、今のウチに、ガツンと叩いておこう・・・というのが、見え見えやね。。。ここやね、政治三流が試されるところは。。。。

 

 私は、日本という国が借金まみれになっていて、一番得をしているのは誰か。。。っていうことを、第一に、考えたらええと思うのやね。。。空港を作るのかて、高速道路を造るのかて、何で、民間のような特殊会社にやってもらう必要があるのかが、私は不思議で仕方がないのや。。。

 

 本来、インフラの整備っていのは、国や地方自治体が税金を使って直接作るべきものやろう。。。と思うのやね。。。それを、役人達は屁理屈をこねくりまわして、民間企業によく似たようなシステムで、未来永劫、公務員か、それに近い立場の人が、給料やボーナスやら退職金をもらえるような組織にしてしまいよったのやね。。。ほんま、ずるがしこいわ。。。

 

 そして、一番得をしたのは、役人たちと、莫大な額の金利を取る金融機関なんやね。。。本来、税金で出来るだけ借金をせずに、作ってしまった道路や空港などを、出来るだけ低料金で利用者の便宜を図るっていうのが、国のやるべき事業のお手本や。。。ところが、誰も借金して作ってくれと言ってないのに、莫大な借金はする。。。出来た施設でまた、たくさんの人が、飯を食うために働く。。。こんな茶番のようなことが、日本中でまかり通ってしまったのやね。。。

 

 例えば関西空港。国が作った羽田や成田と違って(一応、民間企業のフリはしているけど、関空とはケタ違いに税金が入っている・・・)大阪府と手を組んだ三セク民間会社が作って稼ぐなんていう、馬鹿なことになっとる。。。国際空港なんて、国が国家の威信をかけて税金で作るモノやろう。。。今すぐ関空会社を廃止して国営に切り替えるべきやで。。。1兆六千億の有利子負債なんて、返していけるはずがない。。。一兆円を借りたら二兆円返さないとあかんやんか。。。

 

 つまり、ここで、銀行がボロ儲けしとる。。。今すぐ他の予算を徹底的に削って、借金を先に返してしまったら、莫大な節約になるやんか。。。少々、インフレになってもええ、お札をどんどん刷って、こんな借金をチャラにしてしまったらええんや。。。。

 

 経済っていうのは、実は、正直者が馬鹿を見る・・・ということが多い・・・というのは、歴史を見れば判る。。。今までの幕府の借金、全部チャラにします・・・なんていう徳政令を出した事もあるし、日本軍が植民地で出していた軍票なんて、終戦と共に、チャラにして、日本は一切の支払いを拒否している。。。

 

 今の日本の国家予算を見ていると、国債の償還(つまり、借金の返済)に予算の4割を取られている・・・なんていう馬鹿なことがまかり通っているのやね。。まず、少々無茶をしても、この借金を棒引きにして、返済をしてしまう・・・というのはどうやろう。。。そうやないと、銀行、もうけさせすぎやで。。。

 

 自民が民主を批判していたのは、二言目には、財源はどうするか・・・や。。。実は国っていうのは、日本銀行券という通貨を発行できる大変、大きな権限を持っているのやね。。。円の信用度はいささか下るけど、通貨を増刷して、借金をどーんと返済してしまう・・という政策を、もし、選択しても、政府や国民は大きなお荷物を降ろすことが出来るし、その金ぐらいは、まだ今の日本の経済力からしたら、どうにでもなる位のダイナミズムが、必要なのやないかね。。。

 

 カネが無くてピーピー言っているような世界の大多数の国のことやない。中国に抜かれたとはいえ、世界第三位の経済大国の日本や。。。今のウチやったら、こんな、大胆な手も、使えないではない・・・という選択肢。。。考える価値は有ると思うで。。。

 

9/5(土) 今月1日、消費者庁っていうのが、出来た。初代消費者庁の大臣さんは野田聖子。役人さんたちのトップは内田俊一氏や。。。いろいろな消費者からのクレームセンターのようなイメージのある消費者庁やのやけど、はたして、本当に国が消費者からの情報を一元化して管理する必要があるのかどうか。。。私には疑問やね。。。都道府県が地元でやって、問題が拡がる可能性のあることや、広域的になる可能性のある事柄だけを国に上げればそれでええことやんか。。。何でも東京だけに集めたらアカン。。。一極集中の弊害っていう話はどこへいったのかね。。。

 

 消費者庁が出来た経緯として、パロマ製湯沸かし器の不正改造事件やら、中国製毒餃子事件があるのやけど、これって、経産省や農林省、警察、なんかの連携が悪かっただけの話。。。いわば、役人さんたちのチョンボの色合いが強いやんか。。。私は国が、新たに年間8億円の家賃まで払って、ビカピカのビルにテナントまで借りてやることなのか。。。と思うのやね。。。行政改革に逆行している。。。

 

 新しい庁の入居先かて、まずは、今までの役所の中で間借りでスタートすれば、済むこと。。。何百人もの人が消費者庁のために集まるのだから、それだけ他の省庁のスペースが開くはずやんか。。。それをそのままにさせていたら、甘いと言うしか無いわなぁ。。。

 

 実は、私は、今回初代トップになった内田俊一氏には、昔、京都市の副市長さん時代に、お会いして、一度か二度、一緒に酒を飲んだことがある。。。向こうさんは覚えて無いやろうけどね。。。この人、バリバリの建設官僚なんやけど、官僚らしからぬ所があって、頭も良く、人柄も悪くない。。。あの人のことを悪く言う人は少ない・・・と思うほど好人物やね。。。私が知っている人だから、どうこう・・と言うのでは無いけど、単純に、元官僚だからダメ・・・っていう民主党の言い分には、ちょっとね。。。って思う方や。。。

 

でも、官僚との対決姿勢が求められている今やったら、この消費者庁の人事は、誰がイニシアティブを取るか・・・っていう、先陣争いのようなところがあるから、民主党から、このことをスケープゴードにされる危惧はあるやろうね。。。

 

 民主党の首相が誕生する9月16日まで、まだ、意外と日がある。いま、役人達は、かけこみで、いろいろなところに天下りしとる。。。民主党になったら、禁止されるから・・・っていうせこいヤツらや。。。役人たちからしたら、今まで何十年間も先輩方は、甘い汁を吸ってきたのに、なんで、われわれの時代だけ、ダメなんや・・・と思っておるのやろうね。。。まぁ、確かに不公平と言えば不公平なのやけど、今までの安直なやり方に対して、もう、ええかげんにせえって、国民からダメだしされたのやから、しゃあないわなぁ。。。

 

 官僚達は、補助金や助成金を外部の団体に出す。この団体、何をしておるのか、訳の分からないような、胡散臭い団体が多い・・・。この補助金が、官僚OBたちの人件費や退職金に化けて、実質上、公金が莫大な額、元役人たちの懐に転がり込むような、仕組み。。。これって、役人達が悪知恵を働かせて、大手を振って、公金横領が出来るようなシステムを作りよったようなものやんか。。。

 

 これを止めさせるのに、一番良いのは、兵糧攻めや。。。補助金、助成金の類を徹底的に絞り上げて、出させないようにするのやね。。。特に、一部でも人件費に使われているお金の支出を徹底的に禁止するんや。。。人件費は別枠管理・・・これで、天下りは無くなる。。。お上からお金も出ないのに、ろくに働きもしない人を、受け入れたいところなんて、無いからね。。。

 

 渡辺ミッチーの息子がやってた官庁版のハローワークなんかも、これで、有名無実になる。本当に得難い人材なら、堂々と雇えば良いし、苦労しなくても、良い人は売れるし、だめな人は雇われない・・・っていう当たり前の世界になると思うで。。。ほんとうに良い元役人さんやったら、ヘッドハンティングしてでも欲しい。。。ヒモ付きで、無しでね。。。あたりまえのことや。。。

 

 内田氏のような人やったら、私は引く手数多やと思うのやけれど、天下り禁止のお触れは、実は、公務員制度改革の問題にも直結する。。。官僚たちのピラミッド体質で、上に行くほど、人を肩たたきして、減らしていくという組織の維持の方法は、辞める人の再就職をどうするか。。。という人事の問題でもあるのやね。。。

 

 この議論になると、そんなら、65歳の年金が出るまで、しっかりその役所で働いてもらったら良いやんか・・・という話になる。となると、役所の中での高齢化問題が一挙に起こるのやね。。。すると、国の組織の中での高齢化により、機能障害が起こる可能性があるのやね。。。これを一挙に解決する妙案なんて、なかなか無い。。。

 

 官僚さんたちは60の定年まで働いてもらった後は、いま、人手不足で困っている保育や介護、福祉、僻地医療などの分野で何とか、がんばってもらえないものやろうか。。。週三回とかの楽な勤務でもええやんか。。。あとの週四日は、ゆっくりハーフリタイア暮らしを満喫してもらったらええ。。。

 

それが無理やったら、地域のボランティアとか、地方での福祉相談員とかでもいい。。。役人のキャリアを生かして、行政書士や、司法書士のお仕事でもいい。。。元役人さんには、30年以上やっていた人には、そんな資格を自動的に与えるっていうのも、一案や。。。

 

今の役人さんたちは、あまりにも民間と比べて恵まれすぎているから、みんなから、ずるい・・・という批判が出る。身分保障がされていて、クビにはならないは、退職金は何度ももらえるわ、ろくすっぽ仕事をしなくても、高額の所得を得られている現実、これがアカンと国民は言っているのやね。。。

 

官僚さんたちは、優秀な人たちなのだから、国民と同じとまでは言わん。。。せめて良識の範囲内に収まる厚遇に直してくれ。。。国民の言いたい点は、この一点やと思うのやね。。。かといって、優秀な人材が国家公務員に集まらないようになったのでは、これも、ちと困る。。。ようは、バランス感覚の問題なのやね。。。

 

9/6(日) NTTナビスペースというところが、全国の年代構成にも配慮した、1000名に行った「京都をイメージする有名人」というアンケート調査が公表された。それによると・・・

 

<京都をイメージする有名人>2009

第1位 112人 島田紳助  京都市 大谷高校卒、紳助竜介での漫才、司会などで人気

第2位  95人 安田美沙子 宇治市 東宇治高校卒業後大学在学中にスカウト

第3位  45人 倖田來未  京都市 京都精華女子高校在学中にオーディション合格

第4位  39人 山村紅葉  京都市 京都教育大附属高校から早大卒、作家故山村美沙の娘

第5位  36人 中島知子  京都市 京都精華大学在学中にオセロ結成。洛東高校出身

第6位  32人 チュートリアル

第7位  31人 中村玉緒

第8位  23人 杉本彩

第9位  17人 辰巳琢郎

第9位  17人 ロザンの宇治原史規

第11位 15人 三田寛子

第11位 15人 西村和彦

第13位 13人 宮沢りえ

第14位 12人 沢田研二

第14位 12人 名取裕子

第16位 11人 市田ひろみ

第17位 10人 misono

第18位  9人 佐々木蔵之介

第18位  9人 京本政樹

第18位  9人 森光子

第18位  9人 ブラックマヨネーズ

 

 以上なのやそうや。。。これ見て、都はるみとか、風吹ジュンとかが、何で入って無いねん。。。って思ったアナタ、そう、あなた。。。十分、お歳です。。。時代は移り変わっているのやね。。。京都はまだ若者も多い街やからね。。。

 

 まあ、あくまで京都をイメージする有名人なのやから、この人達全部が京都出身者ではない。学校だけ京都に来ていた人も、けっこう、多いからね。。。

 

 この他に名前の出ていなかった人を少し挙げると、芸能界では宇崎竜童、田村三兄弟、寺島しのぶ、坂下千里子、ギャル曽根、やしきたかじん、レギュラー、サバンナ、クルム伊達公子、レッドソックスの岡島とかが、挙がっても良かったかな。。。あくまで私見やけど。。。

 

 まぁ、京都といえば、ノーベル賞学者さんは、ほとんどやし、作家や建築家、茶道華道、政治家、ジャーナリストなんて入れたら、星の数ほど有名人は居る。。。中でも京都大学の威力は大きくて、前原誠司、伊吹文明、太田昭宏、鳥越俊太郎、変わったところでは台湾の李登輝さんも京大出身や。。。

 

 それにしても、この調査によると、紳助が京都のイメージリーダーってか・・・。ちょっと微妙やね。。。私はオナイ(同い年の意味)やから・・・タニコー(大谷高校のこと)のヤンキーやっとったヤツがねぇ。。。有る意味、大したもんやけど。。。市長選でも出たら通るかもね。。。京都にも橋下知事みたいに、インパクトのある首長さん、欲しいもんやな。。。

 

 いくら、千年の都って言っても、京都経済っていうのは、凋落の一途を辿っている。。。昔、日本で三大都市って言ったら、江戸・なにわ・京やった。。。それがどうや。。。今や、東京・横浜・大阪や・・・以下、名古屋・札幌・神戸にまで抜かれて、やっと京都。。。七番目か。。。下にも福岡、川崎、さいたま、広島、仙台、千葉、北九州、堺、新潟、浜松、静岡と続く。。。全判的に見て、関東の都市が人口を伸ばしていて、東京一極集中が全く変わってない。。。

 

 いま、日本の都市っていうのは、どんどん都市間戦争が激しくなって来ている。多くの人が便利で、魅力的で、住みたいと思う良い都市にならんと、どんどん人が他の都市に逃げていく・・・という、サバイバルレースが起こっているのやね。。。

 

 京都はそのままでええ。何も変わらないからええ・・・って言う人は多いのやけれど、140万人を超える人が、ここで生活し、ここで食って生きているのやから、そんなわけにはいかんのやね。。。都市っていうのは、新たな魅力がどんどん付け加えられて、発展していくもんや。。。何でも古けりゃええ・・・っていう京都ファンも多いけど、その人達のためだけに、我々の生活はあるのやないからね。。。

 

 京都で旅館ホテルおみやげなどの、観光産業で食っている人は全人口のおよそ1割。それより多いのが多くの大学を含む教育関係で食っている人がおよそ2割なのやそうや。。。。中には学生の下宿のオバチャンやら、食堂のおっちゃんも含まれるけどね。。。いつまでも若者が集まる京都っていうのは、やっぱり、京都の生命線や。。。ここは、守っていかんと、京都はようならへんからね。。。

 

9/7(月) 京都市下京区にある梅小路公園に、いま、新しい動きが2つある。。。1つは、現在有る梅小路蒸気機関車館の横に、JR西日本が、新たに鉄道博物館を増設しようというもの。そのために隣接地にある老朽化した国鉄アパートの跡地を京都市に寄付する代わりに、京都市の持つ市有地と交換してほしいのだという。。。

 

 こっちの方は、大阪の西九条にある鉄道博物館を縮小移転するための措置であることも含めて、概ね反対意見は少ない。問題なのは、もうひとつの大きな動きの方なんやね。。。

 

 現在の梅小路公園の北側には、京神倉庫という倉庫会社があった土地がある。もともと、梅小路公園は、国鉄の梅小路貨物駅やったところの跡地である。貨物駅跡地を公園化する際、京神倉庫が市に売却を希望したのだが、このタイミングが少し悪く、市が概ね公園の整備計画を策定してしまってから後の売却になったため、予算も付かず、現在は業者用駐車場などにしか利用されておらず、中途半端な状態になっていたのやね。。。

 

 ここの目を敷けたのが、かんぽの宿で、ボロ儲けしようとして阻止されたオリックス不動産。。。この宮内さんっていう会長さんはなかなか、政商の部分が大きく語られていて政府の諮問会議委員やらを10年やっていたり、行政のやる公共事業に食い込むなどの、なかなかのやり手や。。。

 

 このオリックスが、海のない京都に内陸型では日本最大規模の水族館を計画して、この梅小路公園に建てたいと言い出したのやね。。。私は、年間200万人もの集客力とか、地域が賑やかになる意味では、良いことだと思う方の人間なのだけど、ちょっと考えたら、なんで、水族館なんや。。。という素朴な疑問が残ったのやね。。。確かに多くの人が指摘しているように、少し違和感がある。。。

 

 この手の話が出てくると、ぐっと、元気になるのが、京都の共産党や。。。京都市民の9割が反対する水族館計画に反対!とか、京都市の集めた市民からのご意見の7割が反対意見だった・・・っていうのを、ネットや広報誌を使ってバンバンやっとったんやね。。。

 

 その時は、あぁ、また、何でも反対の共産党がやっとるわ・・・ぐらいに思っていたのやけどね。。。だいたい、ご意見を求められていて、集まる意見っていうのは、反対意見がほとんどや。。。反対でない人っていうのは、意見を出さないもの・・・なのやからね。。。それやのに、鬼の首を取ったように、9割、7割なんていう数字をバンバン出してくるのは、いつもの手・・・と思って聞き流していたんや。。。

 

 ところが、よくよく考えてみたら、海のない京都市に5000トンもの、人工海水をこさえて、これを循環させて使う・・・のやろ。。。普通の水道水に、塩を加えて作る人工海水。。。これって、結局、汚れたら当然下水に流すわなぁ。。。下水処理場を経るとはいえ、塩水を何千トンも桂川やら、木津川、淀川に流したら、どうなる。。。淡水魚なんて、いちころに死んでしまわへんのやろうか。。。

 

 つまり、よくよく考えたら、生態系への影響が多き過ぎるのやないかと思ったのやね。。。海のない京都に、無理矢理、小さな海みたいなものを、作るのやから。。。これって、神への冒涜?やないのかって。。。そう思ったら、これって、かなり無茶な計画やないか・・・って思うのやね。。。淡水魚だけの水族館って出来ないものなのかね。。。それやったらびわ湖と同じになるか。。。イルカのショーとかも無理やわなぁ。。。

 

 それと、何千トンもの海水プールって、もし地震や災害が起こった時にどうか・・・つていうのも、未知数で怖い。。。辺り一面、漏れた塩水浸し・・・何て可能性もある。。。実は、私の実家は、この施設の建設予定地の真ん前なので、臭いがくさくないか・・とか、塩水の影響で、周辺の空気が塩っ気を含んで鉄が酸化されやすかったり、人が多く多く集まりすぎて、周辺の道路に入って違法駐車したり、生活道路にまで、よそものナンバーの車がバンバン入ってきて、休日などは、身動きが取れないような状況になるのやないか・・・という危惧もあるのやね。。。

 

 市の土地を民間会社に貸して、そこでもうけてもらう・・・っていうのは、税金も賃料も払ってくれるのやから、民間活力の導入という部分では別段問題はない。。。大きな問題は、この事業が、最初は良かったけど、入場者がだんだん減って、採算が合わなくなった時に、誰がリスクを負うか。。。という話まで、考えておかないとアカンということなんや。。。

 

 オリックスがもし逃げたら、後の施設は市のお荷物になる。それにはメンテに、また税金が使われる可能性がある。それを考えると、公共の土地を売らずに貸す・・・っていうことは、意外と、難しい問題を含んでいることになるのやね。。。

 

 例えば、梅小路の北側にある京都市中央市場は、野菜や果物、魚などの市場なのだが、大手の流通の力が大きくなってきて、近年空洞化が叫ばれている。規模を縮小して、誰かに貸そうか・・って言ってもなかなか、どこのだれでも貸せるものやない。。。市は、またまた三セクみたいなものを作って、なんちゃらセンターをこさえようと計画しているようやけど、???疑問符がいっぱい付く。。。

 

 私は、梅小路公園北側の土地の有効利用方法として、ほぃ、そうですか・・と、オリックス案を鵜呑みにせずに、他にも対案というか、セカンドオピニオンを集める努力が、市にも必要なのやないかと思うのやね。。。それが、ひょっとしたら、円山音楽堂のようなものであるかも知れないし、宝ケ池の子供の楽園のようなものであるかも知れないし、ちょっとプランも出ていた京都パープルサンガのスタジアムかも知れない。。。地下を使って、京都ドームっていう手もある。。。上は公園、下はドームってええやんか。。。京都には、適当なハコがないから、ドームツアーなんかが、全然来ないからね。。。学生も多いのに、いつも、大阪へ行かないとあかんのは、嫌になる。。。

 

 どこかのテレビ局とか、FM局を誘致したり、レストラン街を作ってみたり、鉄道博物館をもっと立派な日本一の規模にしてもらう・・・なんていう選択肢もアカンのかね。。。緑の公園とマッチングが良い、巨大屋外芸術の森なんていうのも、ええで。。。

 

 オリックスっていう、所詮、金貸しに、大事な京都の未来を、例え一部でも、賭ける・・なんてことをやってええものかどうか。。。門川大作さん・・・よう、考えてからにしてや。。。京都が元気になるのは賛成やけど、何にも水族館で元気にしなくても、ええのやないのか。。。っていうのが、私の意見や。。。

 

9/8(火) 期待満々で当選した民主党の議員さんたちやけど、民主党の幹事長がまた旧態然とした小沢氏になったことで、少しイメージが悪くなったと、がっかりしている人も多いのやないかね。。。何せ、西松事件の責任を取って、ついこの前に、辞めたばっかりの小沢代表が、舌の根も乾かないうちにまた、幹事長やろ。。。何か、馬鹿にされているような気になる。。。

 

 民主党308議席のうち、小沢氏の息のかかった人たちのグループは120人ぐらい、いると言われている。数は力。。。っていう、小沢イズムは、田中角栄の秘書やった時代から、この人のなかでは変わっていない。。。豪腕豪腕と言われて、押しのきくことでは有名なのやけど、どうも、その風貌からか、アイドルのような人気はあまりない。。。だから、いつも陰から人を操るようなイメージが強くて、人気という点ではなかなか高くならないのやね。。。

 

 まぁ、どこの政党でも、100点満点が常に取れるところなんてないのやから、国民も、有る程度のことには、目をつむる覚悟は出来ているのやろうけどね。。。それより、問題なのは、社民党と国民新党との連合政権を組む・・・という点なのやね。。。民主党は衆院で、308議席という大量の議席を取ったのやけど、民社と国民新党は併せてもたった、10議席や。。。いくら、参議院での過半数のハードルがあるとはいえ、そのために、民主党の掲げていたマニュフェストを、いちいち、反古にされていたのでは、国民の熱は一気に冷めるで。。。

 

 連立は組むけど、ここだけは譲れない・・・っていう線を出せるかどうか。。。思いの違う人たちと一緒に改革をやろうというのは、なかなか高いハードルがある。。。ただ、国民の信頼は民社党に集まったのであって、社民党や国民新党ではなかったのやね。。。その辺の整合性をどこで持たすのかや。。。少数党が、大事な政策決定のキャスティングボードを握ってしまう理不尽さ。。。難しいところやね。。。

 

 個々の問題で、民主党には、まだまだこれから、乗り越えなければならない壁はたくさんある。鳩山さんのやりたかった政権移行チームもなかなかうまくいかず、閣僚も3ヶ月も移行期間のある米国なんかとは、比べものにならないぐらい、ドタバタして決めなくてはいけない。。。せっかくの政権交代だから、下手は打ちたくない。。。大事なのは、批判ばっかりするのではなくて、温かい目でみてあげることなのやないかね。。。

 

9/9(水) 民主党の組閣人事が着々と進んでいるようやね。。。鳩山総理に、菅直人が副総理と、国家戦略局担当大臣。。。岡田さんが外務大臣か。。。手堅い布陣で、まずは国民から安心感を持って貰おうという配慮が伺える。。。

 

 一番の敵は、やっぱり、官僚たちの反発をいかに抑えるか・・・かね。。。そいう意味では菅さんは適任かもね。。。官僚達と丁々発止で、やり合っていたイメージがあるし、厚労大臣経験もある・・・。うまく、丸め込まれない事だけが心配やけどね。。。

 

 どちらにしても、国家戦略局っていう組織の意味合いが、民主党改革の本命になるのは間違いなさそうやね。。。自民党政権のときの、内閣官房とか、内閣府とかに似ているのやけど、大きな違いは、組織の中に、役人を入れてないことぐらいかね。。。役人主導ではなく、政治家主導で、物事を決めていく・・・ということなのやろうけど、本当にそんなにうまく出来るものなのか・・・その辺が少し心配やね。。。

 

 まぁ、政府の改革って言ったら、お金の使い道をどう決めるか・・・っていう話になるのやけど、本当は、予算執行とかは、あくまで手段であって、目的ではないのやね。。。

 

例えば、日本を北欧型のとても社会福祉の充実した国にしましょう・・・って決めたとする。そのために、国民の医療費を全額国負担で、それにはこれだけの予算が要る。。。高校教育まで、子供の授業料を全額国が負担しましょうってなったら、これだけの予算が必要だ。。。てな、調子なのやね。。。

 

 問題は、そんな福祉充実型の社会にしてしまったら、国民の税負担は増えて、法人からの税金もとても重いものになる。個人も法人も稼ぎの半分は貢がされる・・・そんな日本にすることに、本当に国民は了承したのか。。。って言われたら、そうではないと思うのやね。。。

 

 政策っていのは、国民に「受け」狙い・・・でやってもうては困る。不公平感が増えたり、税負担が増えたり、社会への不満が増えたり。。。それには、いろいろな要素があるのやね。。。戦後、日本の驚異的な成長は、実は、日本が貧しかった・・・から、生まれた部分が多い。つまり、貧困は、成長へのバネになるのやね。。。

 

 ところが、豊かになってしまった日本に、更なる成長を目指そうと、国民一人一人が心の底から思えるような、そんな「バネ」がなかなか無いものなのやね。。。人間っていうのは、有る程度の豊かさ・・・というぬるま湯・・・に浸ってしまうと、やる気や、競争力なんていうものに興味が無くなってしまって、保身と、利己主義に走ってしまう傾向があるのやね。。。

 

 私は、政治の大きな仕事っていのは、国民に大きな夢と目標を与えること・・・っていうのが、有ると思うんや。。。これって、時代の節目を作るっていうか、100年後のこの国の目指すべき道を指し示すことなんやね。。。

 

 例えば、日本は、100年後、どこよりも平和を愛して、どこよりも環境問題に先進的な、世界から尊敬されるような国になろう・・・っていう目標を決めたとする。。。そのためには、世界から貧困による餓死者を撲滅するためにがんばるとか、クリーンで、環境負荷が少ないエネルギーの開発とか、国連の常任理事国になるとか、多くの日本発の文化を発信出来る国になる・・・とか、そんな具体的な政策に、重点的に取り組むのやね。。。

 

 ガソリンが要らない車。電気のコンセントが必要のないテレビ。手軽に海水を清潔な真水にできる技術。そんなので、今後の日本は食っていく。。。そんな未来が、見えないと、なかなか難しいのやろうね。。。

 

 そして、もっと難しいのが、国民の重くなってしまったお尻をどう、叩くか。。。っていう問題なのやね。。。何やかんや言っても、日本は豊かや。。。でも、その豊かさが、どんどん、薄っぺらなものに、なりつつある。。。比較的若い世代の人たちの貯蓄率は下がり、しっかりため込んでいたはずの高齢者たちの貯蓄は、どんどん目減りして、失業率は上がり、特に65歳以上の人の職に就いていない人の比率は、どんどん高くなっている。。。

 

 危機感は有るのやけど、歳だし身体が付いて来ん。。。悠々自適の年金生活も、実は、意外と夢の世界ではなくて、現実は、何かやっていないと、途方もないほどの不安にかられる。。。少ない蓄えを大事に大事に使うから、景気も上がらない。。。こんなジレンマに陥ってくるもの・・・なのやね。。。まさに、英国病の日本版。。。ニッポン病かね。。。

 

 こんな閉塞感を打破させるのは、やっぱり、世の中の流れを変える・・・っていうことになる。。。高速1000円で、地方の都市の観光客がどんと増え、世の中の人たちが、お金を使ってくれると、景気も上がる。。。子供手当を一人26000円も、毎月、どーんと支給されたら、子だくさんの家計では、ものすごい購買力が上がる。。。国家戦略局っていうのは、言葉遊びだけやなくて、日本人のマインドを操作・・・って言ったら語弊があるけれど、未来の安心感を与えてくれるようなものやったら、人は安心してお金を使うと思うのやね。。。

 

 逆に、多くの権力が国家戦略局に一極集中するから、有る意味、ファッショ・・・になる危険性もある。何でもかんでも菅直人さんのお許しがないと国のお金が一切使えない・・・っていう制度を、作ってしまうことは、チェックをする人にとても大きな権限が集中し過ぎてしまう帰来があるのやね。。。これに気をつけないとアカン。。。

 

 今回、民主党がやろうとしている、やり方は、国のやっている仕事を、どうしても国がやるべき仕事・・・とか、民間に任せて良い仕事・・・とか、国がやる必要のない仕事とか、地方がやるべき仕事とかに、色分けする作業から入っている。

 

 これは、確かに効率的で、今までの多くが丸投げされてきたことを、止めさせるためには、とても大事な作業になってくる。ただ、これを誰が判断するのか。。。誰が百戦錬磨の役人さんたちに、本当に無駄な仕事である・・ということを、納得させられるのか・・・っていうところがポイントになつてくるのやね。。。若い民主党議員さんたちが、これの担当になって、官僚達と対等にやり合っていけるものか。。。ここが見物やね。。。

 

 私は、橋下大阪府知事が、いろいろなことを記者に公開させて、職員とのやりとりまで、テレビ撮影を許可するというやり方。。。これ、けっこう効果的や・・・と思うのやね。。。国民を身方に付けておくために。。。今まで省庁の中での事なんか、まさに密室で決まってきたことばっかり。。。田中真紀子が伏魔殿とまで言い放った官僚達の牙城は、そう簡単に崩せるものやないからね。。。官僚達は抵抗するやろうけど。。。

 

 官僚さんたちには、もう今までのやり方は通じませんよ。。。世の中、こう変わったのやから。。。って思わせることも大事や。。。

 

 鳩山さんが国連で演説する時の原稿は、今までやったら、外務省の職員さんが徹夜してこさえてきた。これをいきなり鳩山氏は拒否。。。自分でこさえると・・・。今まで外務省では当たり前やったことが、今度は当たり前ではなくなった。。。いや、今までやってきたことが、間違いやった。。。そこまで踏み込まないと、何にも出来ひんわなぁ。。。ええぞ、ええぞ。。。その調子。。。

 

9/10(木) イチロー選手が先日、メジャーリーグ通算2000本安打を打った。イチローがメジャーデビューした時には、敵地では、コインやアイスクリームをスタンドから投げつけられていたのに、それから9年・・・敵地の相手方ファンまでもが、イチローの2000本安打に、スタンディング・オベーションで祝福した。。。確かに、イチローは、メジャーリーグさえも、変えたね。。。

 

 身体が大きい選手が豪快なホームランを打つ。パワー対パワー・・・っていうのが、米大リーグやった。そこに、細くて、ちっこいイチロー選手みたいなのが、乗り込んで言って、何が出来るのか。。。多くの解説者は、イチローの活躍に否定的やった。。。でも、体格で劣る日本人が、どうして、メジャーリーガーたちに勝つか。。。それは、人並み外れた精神力と、徹底したトレーニングしかなかったのやろうね。。。

 

 イチローのチームメイトは、言っていた。オフシーズンにみんながゴルフに行っている間も、彼はトレーニングしていた・・・って。。。そう、彼は、トレーニングを人の何倍もすることで、超一流選手になり、またそのポジションを維持し続けるために、トレーニングを怠らなかった。。。そういうことやろう。。。

 

 さて、大相撲の元大横綱、大鵬さん。彼は、巨人・大鵬・卵焼き・・・とまで言われた昭和の大横綱だが、彼は、彼が結婚した時から、ずっと、大鵬号という、献血やら、血液の緊急輸送に使う特殊な車を、日本赤十字に寄付し続けているのだという。

 

 その数、何と、40年間で70台。。。一台200万円もする車を、しこ名が入った浴衣とか、手ぬぐいなどを販売した収益の一部から、出していたんやて。。。なかなか、出来ることやないで。。。

 

 何でも、長く続けることっていうのは、本当に、エネルギーが必要やし、何より、その気持ちを、づっと持ち続けなくてはならない。。。これが並の人には真似が出来ない事なのやね。。。イチローも大鵬も、何か、今の日本人が忘れてしまっている何かを、指し示してくれているような気がして、ならへんのやね。。。

 

 今の日本人は、我慢や辛抱・・・っていう言葉が嫌いだし、その場限りだったら何か頑張れるのだけれど、地味に、ずっと・・・というのが、不得意な人が多いのやないかね。。。何か方針を出しても、すぐに結果を求めてしまうし、長い目で見て・・・っていうのが、なかなかその余裕がない。。。

 

 確かにいまの世界っていうのは、特に先進国では、時は金なり。。。生き馬の目を抜くように、ちょっとぼやっとしていたら、置いてけぼりを食らってしまう事が多い。。だから、いつも、世間の流れを追い続けてなければいけないし、常に緊張感を強いられている。。。その代償として、気持ちのゆとり・・とか、長期的な展望っていうのが、無視されている。。。

 

 でも、ふっと振り返って考えると、いったい、自分は何をしてきたのか・・・と、反省させられるようなこと・・・って多いのやね。。。流されて生きるのに慣れてしまうと、楽だから、人間その楽な方、楽な方に流されてしまうもんや。。。

 

 ここなんやね。。。大事なところは。。。自分に勝つっていうか、忙しいなかでも、冷静に見る・・・っていうこと。。。なかなか凡人の私なんかには、及びつかないところなんやけど、人並み外れた人っていうのは、そこで自分の軸足がぶれない・・・のやね。。。

 

 人の人生っていうのは、意外と短いもの。。。何か、やり残したことは無いですか?そんなことを、自問自答しながら、みんな生きているのやね。。。

 

9/11(金) 選挙に大敗した自民党が、16日に投票が行われる内閣総理大臣の首班指名選挙で、誰に投票するかで、もめている。。。馬鹿じゃないのか。。。誰に入れようが、国民の関心は、新政権にしか行かないって・・・。何か、野党慣れていない自民党の見苦しさが出ていて、情けないね。。。まだ、自分たちは注目されていると、勘違いしているとしたら、早く頭を切り換えてもらわんと。。。

 

 多分、自民党の中には、麻生さんのせいで、選挙に大敗した・・・と思っている人が多いのやろうね。。。でも、それって、ちょっと違うで。。。今までの、自民党のやり方に、国民がもうついて行けない・・・って感じたから、民主党への投票行動に出た・・・っていうのが国民の本音やないのかね。。。

 

 それやのに、やれ白紙投票する・・・だとか、石原氏でどうか・・・って、次の自民党の総裁決めの前哨戦を、ここでやられても、国民はしらけてしまうわなぁ。。。それも意味のない党争や。。。時間有るのやったら、9月28日なんて言ってないで、もっと、素早く党内選挙でも何でもやったらええのやんか。。。そう、しいひんのやったら、じっくり後で決めたらええ。それまでは麻生総裁でね。。。

 

 でも、自民党は、救急車を呼ぶ番号である、119しか議席取れなかったのやから、それはそれで、現実問題として、真摯に受け止めて、負けた麻生総裁で投票するのが筋・・・やと思う人が、一般的な話やないのかね。。。石原伸晃を出して、民主党の若手議員が、間違って投票でもしてくれる・・・のやったら別やけど、そんなことはまず、無いのやから。。。

 

 それより、自民の新代表を出して、投票で負ける・・っていうケチを付けておいた方が得策やと考える人がいるのかね。。。あほらし。。。

 

 日本人っていうのは、まだ、潔さ(いさぎよさ)を格好良い・・・とする美意識はあると思うのやね。。。どうせ、散るのやったら、その結果を甘んじて受ける・・・っていうこと。。。これを国民に見せるっていうのも、良いことやと思うのやけれどね。。。麻生総理が大差で首班指名で負けるところを国民みんなに見て貰う・・・っていう事で、しっかり区切りを付けて、次の選挙での自民党躍進のスタートにしたらええのやんか。。。

 

 それやのに、愚痴愚痴と、しょうもないことばっかり言ってたら、党を分けるような話にでもなる。。。これって、自民党員が一番望まないことやし、せっかく二大政党制がスタートして、このシステムが有効に機能するためには、健全野党である自民党は要るのやね。。。

 

 自民党の議員さんたちや、官僚さんたちは、長年、なあなあで、同じやり方で仕事をしてきた。この仕事の仕方を、ゴロッと変えなければならないのが、今度の政権交代や。。。どうせ変えるのやったら、ことは、一気呵成に進めないとアカン。。。4年のウチに。。。なんて甘っちょろい事を言っていたら、何にも改革なんて出来ないのは、目に見えているからね。。。

 

 今までは何でもかんでも、役人さん任せにし過ぎた。。。改革案を自民が出しても、結局、役人達がもっと素晴らしい対案を出して来るものやから、どうしても言いなりになってしまう。。。この轍を踏まずに、民主党が、いかに、自らの主張してきた改革を実現出来るかやね。。。ガンバッテや。。。

 

 今までは自民党の総裁イコール総理大臣やった。自民が野党やった時の、河野洋平氏を除いてね。。。今度の自民党総裁も、あと4年もやらない限り、総理になれない自民党党首っていうことになる。。。いわば、火中の栗そのもの。。。誰が拾おうと、関係ないから、そんな姿、誰も見ない。。。石場さんやろうと、谷垣さんやろうと、石原さんやろうと、所詮、野党の党首っていうだけ。。。

 

 どうせやったら、来年の参議院選に勝てるような若手にしとくのが、自民にとって、得策なのは間違いないのやろうね。。。今は、自民党の立派な負けぶりを、しっかり目に焼き付けて、臥薪嘗胆しておくのも、大変大事なステップやと思うで。。。

 

9/12(土) 5月の連休をゴールデンウィークと言うのに対して、今年から出来た9月の連休をシルバーウィークと呼ぶのだそうだ。。。

 

 今まで、バラバラだったお休みを固めて、間を埋めて、連続した休暇にすれば、国民はちょっと遠出をしたり、長くなった休みを利用して、海外旅行なんかに出かけるだろう。。。まぁ、それはそれで、そうなんだろうけど、国が国策で、国民にお金を一生懸命になって、使わそうとする・・・というのは、どうなんやろうね。。。

 

 そりゃ、国民がお金を使ってくれれば、内需が喚起出来て、お金が回ることは判る。。。でもね、それってスポット的な効果は有っても、国民の消費性向が少し変わるだけの話であって、お金の使い道を、ちょっぴり変えさせただけ・・・って言ったら言いすぎやろうか。。。

 

 旅行へ行って、お金を使ったから、今月は、ちょっと、生活費をケチっておこう。。。と考えるのが普通の人の感覚やんか。。。つまり、一時的な消費喚起は、実は、全体的に見れば、トータル的に見れば、消費拡大にはあんまりなっていない・・・ということやと思うのやね。。。

 

 近畿地方では、安くなった高速道路やバカ高くてなかなか乗れなかった、瀬戸大橋を使って、お休みには、ちょっと遠出してみようという人が増えている。その行き先が、四国の香川県。。。そう、讃岐うどんの製麺所を巡るツアーが人気なのだという。。。映画UDONによる讃岐うどんブームは、まだまだ続いていて、麺通団なる団体が発行するガイドブックがバカ売れしたり、有名店には、開店の朝8時半には、長蛇の列が出来るのだという。。。

 

 特に多くの人に人気があるのは、便利な国道沿いにある駐車場完備の大きなうどん店ではなく、辺鄙な山奥にある小さな小さなうどんの麺だけをこさえている製麺所。ゆでられたばかりの麺に、ねぎや卵、醤油をたらしただけで頂くうどんが、うまいと人気なのだという。。。

 

 人気の秘密は、一杯100円から150円という値段の安さにもあって、若い人などは、朝から晩まで、5軒も6軒もうどん屋をはしごするのだという。。。

 

 大人からしたら、わざわざ高速使って、高いガソリン焚いて、一杯100円かそこらのうどんを食べに、わざわざ200qの道のりを旅する意義が本当にあるのか・・・って、つい、思ってしまうのだけれど、それはそれで、旅の楽しみ方として、「あり」なのかも知れないね。。。まぁ、今の日本人が、効率とか、だけではなく、別の価値観に、愉しみを見出そうとしている・・・現れなのやろう。。。

 

 今の消費者は、お金をたくさん使って愉しめるのは、当たり前。でも、そんなにお金をかけなくても、似たような愉しみ方が出来る・・・と考えだしているのやね。。。つまり、楽しみのコストパフォーマンスが高い遊び方をしている人が、一番、格好いい・・・という価値観。。。これがブームの根底にある。。。

 

 政府が国民にどんどん消費を、させようとする政策っていうのは、実は、そのお金で企業たちを潤して、税収を上げよう・・・って、言っている事と同じ事なんやね。。。ところが、主権者である国民は投票という行為が出来る。それに対して企業っていうのは、いくら法人と名乗っていても、国民の代表を決める権利を持っていないのやね。。。つまり、企業は一票も国政に口出し出来る制度にはなってない。。。カネはたくさん払っているのやけれどね。。。

 

 今までの自民党は、実はちょっと、税をたくさん納めてくれる企業側に有利な政策ばっかりをやっていた傾向があるのやね。。。自民党が負けたのは、私は、そのことに、多くの国民が気づいた・・・っていうことも、有ると思うのやね。。。本当の政治っていうのは、国民の幸せのためにある。もう一度、優先順位を国民のため・・・つまり、「民主」に、戻させようとする選挙・・・これが、今回の政権交代選挙やったような気がするのやね。。。

 

 自民も民主も、すべての政党は、最終的には、国民の幸せのためにある・・・といって過言やない。。。ただ、そのためのやり方が、異なっているだけ・・・なんやね。。。ただ、この国民の幸せを、どんどん、追求していくと、その手法っていうのは、最初は、ぜんぜん離れていても、だんだん似通ってくるものなのやね。。。そんな極端な奇策とか、突拍子もないことは、なかなか出来ないものやから。。。

 

それこそ、本来の二大政党制の目指すべきところ。。。どんどん、丁々発止をやりやって、激論を交わしていってほしいものや。。。そこに、党利党略だけではない、本物の王道・・・と呼べるものが見えてくるはずだからね。。。

 

9/13(日) 今年の夏、私は、インドネシアのバリ島に行ったのやけれど、そこでちょっと感じたこと。。。まだまだ日本人は捨てたものやないってこと。。。

 

 まぁ、バリ島って言ったら、完璧なリゾート地なのやから、世界中からいろいろな国籍の人がやってくる。リゾート地に来る人の国籍っていうのは、世界の経済情勢を反映していて面白いのやね。。。遊びに来れるっていうのは、その国がまずまず景気の良い証拠でもある。特に遠いところからでも来ている・・・となると、やはり目立つ。。。

 

 バリ島の中でも、その国の人たちが、好んで、よく行きだがる地域っていうのがあって、最近の日本人は、初心者はヌサドゥア。高級ホテルの建ち並ぶ、安全な地域・・・やからね。。。。リピーターになると、ウブドという、内陸にある町にあるこじんまりした高級リゾートに泊まる人が多いのだという。

 

 私たちは初バリだったので、ヌサドゥア地区にある大きなホテルに泊まったのだが、そこから、少し歩くとバリコレクションという少し鄙(ひな)びた感じの、屋外型ショッピングゾーンがある。ここで、まばらな人出のなか、ゆっくりと最終日の時間つぶしをしていたのだけれど、ちょうどそこで、足のマッサージ40分1000円っていうのがあったので、ヨメさんと二人でやってもらった。

 

 カタコトの日本語を喋るこの男の子に丁寧な足裏マッサージをやってもらっている間じゅう、真横では、いろいろな言葉で、客引きをしている子たちのことが、いやがおうにも目に入った。マッサージをやってもらっているのが屋外で、屋根のある日陰やったからね。。。

 

 客引きの子は、向こうから歩いてくる観光客を見て、その国籍を瞬時に判断し、韓国人には韓国語、日本人には日本語、オーストラリア人には英語、フランス人にはフランス語、中国人には中国語で、話しかける。。。足のマッサージはどうですか。。。安いですよ。。。っと。。。

 

 そこで、私は、私がマッサージやってもらっている子に、英語で、どこの国の人が、ここは多いの?って、聞いた。。。その答えは、意外にも、ロシア人だった。。。えっ?ロシア。。。特に、ここ、ヌサドゥア地区では、ロシアの旅行会社の関係なのか、たくさんのロシア人ツアー客が、多いのだという。

 

 ロシアっていえば、確かに新興工業国BRICSの一角だけれど、未だに社会主義国の臭いが強くて、他のリゾート地でロシア人と遭遇することはあんまり無かったのやね。。。まぁ、世界的な資源不足と、石油獲得競争で、広大な国土を持つロシアは、石油の埋蔵量が無尽蔵な手つかずの土地がいっぱいある資源大国。。。

 

 地球温暖化で、シベリアの永久凍土が溶けて、その下から肥沃な土地が出てこれば、ロシアの時代が来る・・という評論家さんたちもいるぐらいやからね。。。ロシアが豊かになると、日本にもいろいろな意味で影響力が大きくなる。。。中国、ロシアに近い日本は、有る意味絶好のポジションにある国やからね。。。

 

 さて、足も楽になったことやし、つい食べそびれていた昼食にでもしようかということになった。外国に旅行していると、ほとんどの日本人が、醤油味が恋しくなる。まぁ、最後ぐらいええかって、ちょっと高いのを覚悟で、そのショッピングモールの中にある日本料理店に入った。確か、HANABIとか、かいてったかな。。。

 

 外が暑かったのでまず、ビンタンビール、つまみに少しお寿司を頼んで、メインはざるうどん。。。久しぶりやと、美味しいものやね。。。このお寿司屋さん、もちろん、日本人の寿司職人なんか、一人もいない。全員がインドネシア人。バリ人なのか、隣の島から出稼ぎに来ている人なのかまで、我々の知るよしもないのだが、ここで、こっちの人の、数字に弱い・・・っていうのが、徹底的に思い知らされてしまった。。。

 

 お会計をしてもらうと、どう計算したら、こんな数字になるのか。。。わざわざ電卓まで叩いているのに、それも大きく、桁間違いをしている。安いのだから、そのままにしておこうかとも思ったが、気の毒なので、申し出ると、また、出してきた次の会計も、間違っている。。。今度は高い。。。また、違うよって指摘して、若いレジを任されている20歳ぐらいの女の子に、お金を支払うと、またまた、お釣りが間違っている。。。

 

 もう、二度三度となると、笑うしかない。。。どう考えても10000ルピアお釣りが足りない。。。指摘すると、オー、ソーリィ。。。悪気はないのだろうけど、申し訳ないけど、アホなのやね。。。

 

 バリ島ではお金のヤリトリをする時は、ほんと、注意が必要や。。。日本での買い物をするときに、明細をチェックするのは、かえって失礼な感じになるのやけれど、欧米人さんたちの買い物を見ていると、執拗に明細をチェックしていることが多い。。。これは、相手をまるで信用してない。。。ということなのやけれど、実は、日本人が相手を信用しすぎている。。。というのが正解なのやね。。。

 

 バリ島の繁華街には、多くの両替屋があるのだけれど、マジックのように、お札の数をごまかすところが多いので有名なのやそうや。。。両替をお商売にしているプロがお札を数え間違えるはずがない・・・っていう、日本人の常識は、他の国の人、特に悪意を持っているような人にとったら、格好なカモになる。。。これに、計算が弱いっていう国民性が加わるから、ややこしい。。。何がホントか訳が分からないようになる。。。

 

 おまけに、ルピアは1円が100ルピアほど・・・なんていうレートになるから、10000円を両替すると、10000ルピア札が100枚・・・っていう感じになる。。。数えるのが邪魔くさいほどなんやね。。。これに計算間違いが加わるから、まるでカオスの世界やで。。。

 

 教育っていう、国民に対して直接する投資の大事さは、世界的に見たら、義務教育っていう、最低限の教育レベルでさえ、ほとんどの国は、満足に受けられてない・・・というのが、世界の常識。。。っていう現実に直面させられる。。。日本は、世界でもトップクラスにはいるほど、教育に力を入れてきた国であるということを痛感させてくれるのやね。。。

 

 教育は、人に施すインフラ。。。。人しか資源のない日本にとったら、その人にしっかり知識やスキルを付けて貰うことは、当たり前といえば当たり前のことかも知れない。。。でも今、教育の大切さってこと、ちょっとおろそかにされ過ぎているのやないかね。。。日本の未来がかかっているとしたら、もっと、国として一番、真剣に取り組んでいかなければならない課題なのやないのかね。。。教育は未来を担う人間を作ることや。。。つまり、未来の日本を作ること・・・。国っていうのは、国土やない。人なんやからね。。。

 

9/14(月) これからの日本が生き残っていくためには、地方分権で、行政コストを、ドカンと圧縮するしかない。。。この結論が、もう何十年も前に出ているのに、一向に進まない行政改革。。。いまのまま・・・を出来るだけ守りたいお役人さんたちと、自分たちの権限が低くなってしまうことになる政治家さんたちが、タッグを組んで、抵抗勢力になっとる・・・のかもね。。。

 

 役人天国は、縮まるどころか、どんどん肥大化を続けていて、国民の税負担は大きくなる一方や。。。何でも東京一極集中で物事を決めるのではなく、出来るだけ多くのことを地方で決めさせる。この当たり前と言えば当たり前のことが、そうなると困る人の抵抗でなかなか進まないのは、日本にとって本当に不幸なことやね。。。

 

 お金っていうのは、たくさん、集まれば集まるだけ、些細なことが疎かにされていって、その使い道の精査が、ぼやけてしまうものや。。。だから、公金の使い道っていうのでは、出来うる限り詳細であることが望まれるのやね。。。

 

1つの役所で使う鉛筆1ダースがいくら・・・っていう計算は判るのやけど、日本中のいろいろな役所で使う鉛筆、何億円って言われたら、それが本当に無駄なく使われているのか、誰か不心得者が、ちょろまかしているのではないか。。。鉛筆買うっていうことにして、仲間の送迎会の飲み食い代に使っておるのやないか・・・なんていう嫌疑が、あるのやね。。。実際、業者にプールさせて、他に使っていた例なんかが、ボロボロ出てきていたら、何も信用出来ないことになるからね。。。

 

道州制っていう改革案は、全国津々浦々にある県議会議員さん全員の首を切って、全都道府県庁を廃止して、州議会と州政府にまとめようという、壮大な計画や。。。各州政府には、今まで国がやっていた仕事を十二分に精査して、必要であれば、その州だけの規模で設置する。。。

 

つまり、ざっくばらんに言えば、日本を10ほどの独立国に分けて、アメリカ合衆国のように、国は小さな政府で、外交、軍隊、金融だけをやる。。。という案なんやね。。。米国では州が軍隊まで持って、その国の独立や政治を脅かすような行為を警察と一体となって阻止している。。。

 

つまり、今は、市区町村−都道府県庁−国という行政システムを、市区町村−地方州−国という流れに変えてしまおうということなんやね。。。これだと州に大きな権限と財源が集まることになるのだけど、国単位でやっていたことを、地方である州単位でやる・・・っていうこと。これって、無駄が見つけられやすいし、全国一律で、その地方の実情や習慣に合致していなかった事柄も、カスタマイズされることで、税金の無駄遣いが防げるっていうメリットもある。。。

 

とかく効率が悪くて、使い道が不明確だと言われてきた補助金、助成金の類は、本当に必要なものは、残さないといけないけど、ほとんどの仕事は、どうでもええ事やったのがばれて、無くなるというメリットがある。こんな、いいことずくめの改革やのに、このプランが進まないのはやっぱり、省益とか、官益を必死になって守っている、役人達の抵抗なんやね。。。

 

改革っていうのは、口では言うのは簡単やけど、多くの血が流れる話や。。。役人達の首切りが、膨大な数になりすぎるから、社会的な不安もものすごく高まる。だから、比較的好景気の時しか出来ないものなんやね。。。かといって、いつまでも、我々の税金が無駄に使われている実態に、看過してはおけないのやね。。。

 

政治の仕事っていうのは、改革の方向性をしっかり示して、それをいつまでに実現するかを、公約で国民に約束し、今度はそれを着実に実行に移すことにある。。。それには、法制化っていう手が一番、てっとり早いし、役人たちも法律の遵守っていう性質からしたら、有無を言わせず、守らざるを得ないところがあるのやね。。。

 

民主党の政権交代っていう、このタイミングっていうのは、千載一遇のチャンスだ。いつまでもゴタゴタの続く自民党なんか、ほっておいて、どんどんと、行政の無駄を暴いて、どんどん省益、権益を吐き出させること。。。これが、大事になってくるのやないかね。。。これに成功すれば、民主政権は続くことになるし、それに失敗したら、それみたことか・・・と、自民党政権に戻るだけ・・やからね。。。

 

9/15(火) 地球温暖化防止のために、二酸化炭素の排出量を、25%も削減すると、民主党の鳩山代表は、高らかに宣言した。。。

 

高い目標だけ出しておいて、後でやっぱり、出来ませんでした・・・。っていうのは、日本の政治家さんたちが、よく使う常套手段だけれど、国連の場で、日本の首相が発言した・・となったら、これは、立派に、世界的なニッポンの公約っていうことになってしまう。。。達成出来なければ、日本の信用は地に落ちるし、日本がええかげんなことばっかり言っていたら、オオカミ少年のお話のように、どこの国も、日本の言うことを信じてくれなくなる。。。

 

 麻生さんは15%削減だったのに、鳩山さんは25%・・・。大風呂敷を広げたものだ・・・と、批判する人も多い。。。というのも、旧来型の環境対策では、環境投資といのうは、生産効率には悪い影響しか与えないし、タダでさえ高コスト体質の日本で、厳しい規制や、多額の投資が必要となると、日本企業は、海外に逃げ出すしかなくなるのやね。。。

 

 例えば東京都がトラックやバスなどのディーゼルエンジンから出る窒素酸化物の排出規制をした。多くの東京近郊の運送業者は、まだまだ使えるトラックを廃車にして、規制をクリアする新しいトラックへの買い換えを余儀なくされたのやね。。。

 

 そのトラックは、開発途上国に売られて行って、そこでまたまた多くの窒素酸化物をはき続け、何十年も走り続ける・・・のやね。。。いったい、何をしているか判らない。。。現在多くの都市で排ガス規制を条例でハードルを高くしてどんどん古いトラックの乗り入れ規制を進めているのだけれど、その周辺の都市では、規制がないままやから、何十年も前の古いトラックが、相も変わらず、黒煙を吐きながら走り続けているのやね。。。

 

 環境の問題っていうのは、とかく、国や地域でのエゴの問題になりやすい。断っておくが、「エコ」ではなく「エゴ」である。。。自分の住むところさえ、快適でキレイであれば良い・・・という、考え方では、本当の意味での環境問題の解決には全くなっていない・・・ということなのやね。。。

 

 国をまたいでも、これは同じ事。。。権兵衛が種蒔きゃ、カラスがほじくる・・・。先進国だけが、エコやっても、後から発展してくる国々が安価で莫大なエネルギーをバンバン使うと、そんなの吹っ飛んでしまうものやからね。。。

 

 鳩山氏が、どういう根拠に基づいて、炭酸ガスの排出量を25%も減らすつもりなのかは知らないけど、何の自信や裏付けもなしに、こんなことを、言わはったのやないやろう。。。

 

ただし、これには、日本のエネルギー革命のような、激変措置が必要になってくるし、一番のCO2排出者である家庭の環境を激変させないと、難しい数字なんやね。。。これに、日本人が耐えられるかどうかや。。。

 

 恐らく、この高いハードルの達成のためには、日本人の暮らしぶりは一変させないとアカン。。。例えば、ガスや石油などを使うものは、基本的には、無し・・・にしなあかん。。。都市ガスも、石油を使って発電している今の施設は使用禁止。プラスチックやラップ、フィルムなども、大幅に他の代替素材になる。

 

 スーパーでお刺身を買うのだって、お皿をスーパーに持参することになる。ガソリンを使う車を運転する人は、特別に高い税金を納めなくてはならなくなるから、自家用車が激減する。すべての新築家庭の屋根材は太陽光発電が義務づけられるし、すべての家庭用照明は高いLED電球に買い換え。電気代は、コストがバカ高くなるから、今の5倍は支払わないといけなくなる・・・。

 

 エコ、エコなんてと、バカにしていた人たちは、エコにあらずば人に非ず。。。という位、社会から、虐げられるようになる。。ちょうど、未だに、タバコを止められないような喫煙者のようにね。。。ほんと、肩身が狭くなる。。。

 

 ガソリンの価格なんて、今の5倍には上るだろうから、燃料焚いて、商売にしている運送、タクシーなどの企業は、ペイ出来ずに衰退する。生き残るのは、バカ高い電気自動車を買える大手と、公共機関だけになる。。。ガス会社は無くなり、石油ストーブも売れなくなる。自家発電した電気を使って、空気の熱で冷暖房する高価なエアコンシステムを買うことの出来る人だけが、快適な生活を送れることになる。

 

 日本中で、裸の火を使用する事が禁止され、花火やキャンプも出来なくなる。。。何か、味気ないね。。。

 

 そして、人口爆発が基本的には、一番の環境破壊につながるから、世界的に産児制限が起こる。。。嫌な世界やね。。。そんなにまでして、やらなあかんのかね。。。

 

 私は、ヒステリックに叫ぶ学者さんたち・・・つていうのは、少し極端に発想する場合が多いので気をつけないといけないと思う方なのやね。。。私の中学ぐらいの時、30年後に地球上の石油が枯渇する。。。えらいこっちゃ・・と騒いでいた人たちがいた。。。でも、30年経ったいま、まだ石油は、どんどん新しい油田が見つかり、どんどん採掘されて、まだまだ、潤沢に、世界中に出回っている。。。

 

 地球温暖化で、南極上空にあるオゾン層の穴がどんどん拡がることにより、太陽から有害な紫外線を多く含む光線が増えて、人類は滅亡する・・・って言っていた人も、それがいつだ?って聞かれて、100年後かも知れないし、10000年後かも知れない・・・としか、よう、答えられへん。。。

 

 南極の氷が溶けて、地球上の海面が何メートル上がって、日本の多くの大都市は海面下に沈むと予言した人たちも、何十年経っても、上がらない水位に、どうやねん。。。なんて言われているのと違うのかね。。。

 

 地球って、実はそんなに単純なものではなくて、いろいろな要素が、ごちゃまぜになっている。海面の水位が上がっても、何十日も日照りが続くと、海面からの水が莫大な量、蒸発してくれて、調節してくれるし、もう掘り尽くしたハズの石炭石油は、まだまだ新しい鉱脈が無限のように見つかる。。。

 

 環境問題っていうのは、実は、出来るだけ環境に負荷がかからないように、我々の生活スタイルを変えて、本当に来るのかどうか判らないけれど、地球最後の日を、少しでも後に伸ばそう。。。という運動になると思うのやね。。。

 

 ただ、便利な現代に慣れきってしまっている人たちが太古の原人の人たちの生活をいきなりせよと言われても、無理な話や。。。だから、出来るだけ、ハイテクの環境技術の力を借りて、快適なのに、安くて、資源を無駄にしない方法が大事になってくるのやね。。。

 

 よく考えてみると、今の自動車のシステムっていうのは、もう何十年も経っているのに、基本的にはあんまり進歩がない。。。ガソリン燃やしてその力をタイヤに伝えて車を走らせる・・・というやり方を、いつまででも続けている。。。これって、進歩が止まっているとも言えるのやね。。。

 

 私の幼いときに見た手塚治虫の鉄腕アトムの世界のマンガは、ほとんどが今、実現しているのだけれど、空中を浮上して走る車っていうのだけ、まだ実現していない。。。石油があまりにも安くて、たくさんとれる資源であったのは事実だけれど、本来なら、もう、次世代の自動車システムっていのが、とっくの昔に現れていなければいけないのに、石油の安さがそれを阻害してきたとも言えるのやね。。。

 

 石油に頼り切らない、新しい生活様式の総合的な開発・・・これが、いま、必要になってきているのやないのかね。。。

 

9/16(水) 高速道路無料化をマニュフェストに挙げた民主党が、あれだけ選挙で大勝したのだから、今度こそは、この公約が実現されることになる・・・のは、確定的なのやろう。。。

 

 ただ、私は、この高速道路無料化には、やっぱり、筋を通しておくべき部分があるのではないか・・・と思う方なのやね。。。

 

 基本的に道路っていうものは、国がみんなの税金を大事に使って、通行料無料で、整備すべきものやと思う。ただ、その費用が、日本っていうのは、山あり谷ありっていう地形だから、アメリカみたいに土盛りして、押し固めた上に、舗装するだけ・・・という訳にはいかないのやね。。。

 

 だから、どうしても、建設費が割高で、地震にも強い立派な道路が必要になってくる。。。これは、仕方のないことなんや。。。その割高な道路を造るための費用が、なかなか税金だけでは足らなかった。だから、通行料金を取って、その費用を捻出し、高速道路が出来た利便性を先に享受する方法をやった。。。ここまでは、良かったのやね。。。

 

 問題は、完成してからずっと、30年以上も、高い料金を取り続けたら、その施設は償還が終わるから、その高速道路を無料にしますよ・・・って、国民に約束をしておいて、やっぱり、他の高速道路も造らなければいけないから、料金を取り続けますよ・・・と、方針変更をやったところから、話がおかしくなってきたのやね。。。

 

 名神高速が開通したのが1964年。償還が終わる約束の年が1994年。。。それからもう、余分に15年も。。。これって、やっと住宅ローンの支払いが全部済んだのに、まだ借金の返済をさせらているようなもの・・・なんやね。。。いつもの利用者からしたら。。これって、例えば、なんで近畿に住む人が、北海道やら九州の道路建設費用の借金を払い続けなければならないのか・・・という、公平性の不均衡の問題でもあるのやね。。。

 

 30年のローン組んだのに、45年も借金の返済をさせられて、これからまだ、下手したら一生、支払いをさせられるって、日本って、何てあくどいことをしてきたのかね。。。逆に田舎の人は、高速道路の恩恵もないけれど、こんな借金、一銭も支払っていないのやんか。。。これも、有る意味、ものすごい不公平やと思うけどなぁ。。。同じ、国有財産って言うのならね。。。。

 

 ずっと名神高速を利用し続けている人にとったら、自分たちの払った料金が、とんでもない田舎のほとんど車の通らないところの道路建設に無駄遣いされていたり、国交省の天下り団体やら、大した仕事もしていないぬるま湯体質の道路会社の職員さんたちの、食い扶持に使われている・・・というのが、耐え難い苦痛なんやね。。。

 

 そこで、私の提案なのやけど、高速道路を無料化するのは、もう償還が済んだところから順次・・・という風にするのが筋だと思うのやね。。。名神高速、東名高速、中国自動車道、東北道なんかの古くから出来た高速道路はもう十二分に、元を取っているのやろうから、無料化して、全部の料金所を廃止。職員さんは、減らして、他に配置転換・・・していったらええと思うのやね。。。徐々にね。。。

 

 同じ近畿でも、比較的最近に開通した第二名神なんかは、まだまだこれから、元を取らなあかん道路や。。。ここまで、無料化してしもたら、その莫大な建設費は誰が払うねん。。。ということになる。金が足らんから、消費税20%・・・とか、やられても嫌やしね。。。だから、料金を取り続けたらええと思うのやね。。。ただし、償還が済んだら、ここも無料化しなあかんけどね。。。

 

 どこも、道路を造ってほしいのは、やまやまや。。。でもね。やっぱり、利用者があまりにも少ない所に、立派な立派な高速道路を造り続けるのは、公金の使い方としては、間違っている・・・ということだけは、はっきりしておかない事やと思うのや。。。逆に渋滞が酷いところでの道路改修とか、パイパス建設なんかは、どんどんやるべき。。。しっかりとした優先順位を決めることが大事やね。。。

 

 料金無料にしてしもたら、道路のメンテナンスの費用、誰が払うねん。。。となるはずやんか。。。そう、思った人、よく考えて欲しい。。。高速道路っていうのは、例えば高架下をいろいろなところに貸したりして、賃料収入もある。サービスエリアとかパーキングエリアでは、テナントの収入も見込める金の卵みたいなものや。。。この収入を、この道路メンテナンス代に振り向けられないものやろうか。。。と思うのやね。。。どうせ、今までは、道路公団の人たちがポッポナイナイしていた金や。。。

 

 高速道路が無料化されたら、インターチェンジ近くの土地も、今より見直されてくる。。。今まではいちいち、高速から降りたら、余分な料金がかかるから、目的地までまっしぐらの人たちばっかりやったけど、今度はどのインターでも、乗り降り自由になる・・っていうことやから、インターチェンジ各駅停車の旅。。。なんて使い方も出来るようになるのやね。。。

 

 だから、インターチェンジ近くの土地っていうのは、今までは比較的郊外の寂れた感じ・・・やったのが、駅前の一等地に変わる可能性があるから、いろいろな外食産業とか、今までサービスエリアで、高くてまずいメシしか、食べられなかった人からしたら、かなり選択肢が広まる・・・っていうことにもなるのやね。。。

 

 高速道路っていうのは、道路を建設する時も、道路を使い続ける時も、利権のかたまりみたいになっとる。。。道路会社という、民間会社になったとしても、その株は国がもっとる。当たり前やわなぁ。道路が国有地なのは。。。JRが国有やったのに、民営化したときと同じ問題がここにもあって、はたして、本当の意味での民営化なんて出来るのか。。。ひょっとしたら、道路とか鉄道なんて言う公共財をそもそも、私企業の所有物にしてしまったことが、とんでもない間違いやったのではないか・・・という素朴な一点に帰結するのやね。。。

 

9/17(木) 先週、あの日本航空が、米国最大手のデルタ航空に、事実上支援をお願いして、買収してもらう・・・っていう記事が新聞に出た・・・。日本のナショナルフラッグであるJALが、ついに、あれだけ日本政府からの援助を受けていたにも関わらず、再建を諦めた・・・っていう感じかね。。。白旗かいなぁ。。。

 

 デルタは、ちょっと前に、ノースウエストを取り込んで、世界一の航空会社になったばかり。。。航空不況とはいえ、どんどん、生き残りを賭けた航空各社のサバイバルレースは、どんどん、国境の垣根を越えて、どこに向かって行くのかね。。。成長が期待出来るアジア路線の充実は、草刈り場になりつつあるからね。。。

 

 それにしても、日本の国策航空会社やったJALが、こんな無様なことになるなんて、いったい誰が予想したのやろう。。。親方日の丸体質のまま、中途半端な民営化で、強すぎる労働組合が経営の足を引っ張り続けて、殿様商売で、高給を取り続けていたら、こうなってしまう・・・という典型的な例になってしもたね。。。

 

 ただ、日本人からしたら、日航は特別な感情のある航空会社やったはずや。。。JALの鶴丸マークは、日本人の海外旅行ブームにも乗って、世界中に路線を拡げていたからね。。。海外に行っていて、日本の飛行機を見たらホッとした経験のある人も多かったのやないかね。。。

 

 当初、日本の運輸省は、日本発着の航空会社を日航一社に独占させて、日本の航空産業を強力に、育成させようしていたのやね。。。ANAがこれに反発して、ライバル会社になって、世界から、いろいろな航空会社が日本に乗り入れるようになったら、大競争時代に突入し、本当やったら、もっと、バカ高い給料を取る、機長さんや、キャビンアテンダントさんたちをリストラして、人件費の安い外国人を大量採用したり、給与水準を引き下げたりして、財務体質を変えなければ、アカンかったんやね。。。

 

 ところが、公務員さんのように、何か特別な体質のここの労働組合は、首切りにも、コストカットにも、応じず、高いコスト体質のまま、経営が続けられていたのやね。。。税金が投入されてもね。。。これって、どこかの自動車会社みたいな話や。。。有る意味、モラルが崩壊しとるわ。。。

 

 そういえば、日航のCAさんは、言っちゃ悪いが、少しご年齢が高い人が多い。高給優遇だから結婚しても辞めないし、資料見たら、日本航空の社員さんの平均年収は810万円。平均年齢は44.5才、平均勤続年数は18年。ANAが799万円。格安航空会社のスカイマークは何と平均年収が380万円。。。同じような仕事をしていて、えらい差やね。。。

 

 スカイマークのCAさんは、飛行機が着いた途端、機内の大掃除を自分たちでしたはる。。よう、働くのに、安い給料や。。。

 

 航空パイロットだけの年収を比較してみても、日航やANAは年収2000万円ほど・・・スカイマークの619万円と比べたら3倍以上やんか。。。そら、そんなに払っていたら、会社潰れるわ。。。若くて給料の安い社員が多ければ多いほど、コスト的に下ると言うのも、わかるわなぁ。。。

 

 でもね・・・、外資の圧力のお世話にならないと、自分の会社の社員の賃下げや首切りが出来ない・・・って、いったい、何なんやろうね。。。しょっちゅう、ストして、客足離れが起こっているのに、それより自分たちのサラリーやら、労働条件改善の方を、優先させるような体質は、どうかしている。。。

 

 お客さん有っての社員やし、自分たちの生活は、お客さんたちのご愛顧の上に、初めて成り立っている・・・という基本的な考え方が抜け落ちて、間違っとる。。。会社が損しても、国が何とかしてくれる・・という、甘えた考え方がそこにはあるのやね。。。

 

 自分の会社が絶対に潰れない・・・。国が潰させるはずがない。。。こんな甘い考えばかりの人たちが、日航の財務体質をどんどん、悪くして行ったし、自分らさえ、良ければよい・・・という、穿った考え方が、結果として会社を食いつぶしてきた・・・のやね。。。

 

 航空機って言ったら、客の命を預かるお商売やし、社員の給料をケチったら、安全が疎かになる・・・というのでは、困る。でも、給料が1/3しか無い航空会社の飛行機は、よく落ちて、高い給料の会社の飛行機が、安全だという相関関係も成り立たないと思うのやね。。。

 

 日航が、安全で価格競争力もある、航空会社になるためには、会社の経営陣の一新も大事なのかも知れないけど、一番大事なのは社員さんたちが、一致団結して、この危機を乗り切ろう。賃下げやリストラに応じて、危機感を持って、会社自体が無くなってしまわないように、意識改革を起こすことなんやね。。。

 

 航空産業間の熾烈な競争という現実と、強過ぎる労働組合の主張。。。どっちに優先権があるか・・・なんていう話は、論を待たない。。。会社潰れて、強い組合だけが残って、いったいどうするねん。。。危機感なさ過ぎやで。。。国民の税金をせんど使ってきた、国策会社をアメリカさんに、取られた責任、誰が取るねん。。。って言いたいわ。。。

 

9/18(金) 日本の政権交代で、いま、アメリカでは、鳩山首相とは、どんなヤツか・・・。中国には親密感を持っているのに、アメリカには、かなり、冷たいのやないか・・というような話題が、けっこう新聞紙上を賑わせている。。。まぁ、どこの国のマスコミも、論文の一部だけを切り抜きして、ライターの主張したい方向で、巧妙な「切り抜き」はやるもので、とかく、センセーショナルに扱いたいアメリカの新聞は、鳩山になったら、大変だ〜って、やりたいようやったね。。。新聞が売れるから。。。

 

 まぁ、鳩山氏は、東大出てからも、長い米国留学経験もあるし、アメリカンフットボールをやっていた・・という話も有名。ポジションは、QBやったそうだけどね。。。まぁ、一番、頭が要るポジションやわなぁ。。。有る意味、アメリカ大好き人間であることは、間違いないわなぁ。。。しゃべらはる英語も、歴代総理の中では、ピカ一ぐらいにうまいし、オバマさんとの電話会見でも、ネイティブで、通訳がほとんど要らないぐらい。。。大したもんや。。。

 

 鳩山氏と言えば、付いたあだ名が、宇宙人。。。人とはかなり違う考え方をする・・・というので、付いたのやそうな。。。まぁ、そんなので、少しアメリカ人なんかには、ミステリアスなイメージを持たれているのかね。。。そんな鳩山氏は、アメリカとは、主従の関係ではない、対等の関係を望むと言っている。米国の属国とまで言われた日本の土下座外交が、鳩山氏の中では、とても屈辱的なものに、映っていたのかね。。。

 

 日本が政権交代して、民主党政権になってから、随分、アメリカの政府高官とか、軍部の人間とかは、先制攻撃のジャブ・・・を出して来ている。。。普天間の移転計画は、もう、決まった事やから、絶対に変更させないぞ・・・とか、海洋給油なんて、止めさせないぞ。。。とか、ちょっと、品のないようなコメントが多いのも、鳩山氏が、どんなヤツかが判らないから、それをけん制しておきたい。。。っていう意図が見え見えなんやね。。。

 

 まぁ、民主党政権になって、一番の対米案件は、やっぱり、核問題になってくるかも知れない・・・。というのも、今までの自民党政権は、対アメリカと約束してくることと、対国内向けの態度が、明らかに違っている・・・という「あいまい政策」を採っていた・・・のやね。。。

 

 例えば、核の三原則。核を作らず、使わず、持ち込ませず。。。日本は世界唯一の被爆国なのやから・・・という国内向きの建前と、北東アジアに於ける、ミニタリーバランスの調和を目指した、米国の核の傘・・・という考え方。。。これって、明らかなる矛盾がある。

 

 だって、日本にあるはずのない・・・と言っている核兵器であるはずなのに、日本は米国軍の保有する核兵器のおかげで、守られている・・・なんていうことになっているのやね。。。これは、明らかに、日本は米軍の核兵器持ち込みを容認どころか、期待しているのに、核兵器の持ち込みを無いものと信じる・・なんていう馬鹿な二枚舌の論理で、言い訳し続けてきたのやね。。。

 

 この問題の根底には、明らかに、日米の国民の意見のなかに、明確な意識の違いがあることを忘れてはアカンのやね。。。日本人は、アメリカが日本で使用した核兵器を、絶対に許せないもの・・・つまり、「悪」であるという意識がある・・・。そりゃ、そうや、核兵器落とされて、たくさんの人が殺されて、ありがとう・・・これのおかげで、戦争が終わって良かった・・・なんて誰が、思うかいな。。。

 

 それに対して、米国民は、未だに、日本への核攻撃は、戦争を終わらせるために、仕方なくやったこと・・・と、正当化しているのやね。。。これは、どんなに考えても、日本人の感情を逆撫でしているし、敗戦国だからというだけで、抗議すら出来ずに60年も悶々としていた恨みでもあるのやね。。。

 

 自民党政権は、このことを不問に付すことで、日米同盟を作り上げてきたのやけれど、日本人の誰もが、未だに、完全には、許してはいないこと・・やし、多分、ずっと、許したらアカンことなんやね。。。これこそ、米国がやった最も残虐な行為であるのは間違いないし、明かな大量破壊兵器の使用なのやから。。。

 

 そして、鳩山氏の最近の指摘で、なかなか当を得ているのが、昨年10月のリーマンショックの総括や。。。多くの日本人は、やっぱり、あの経済危機を引き起こした元凶は、「市場経済主義」にある・・・という認識に、かなり納得している人が多い・・のやね。。。ところが、米国から見れば、市場経済主義の否定は、資本主義を否定することになる・・・と、強気なんやね。。。この日米の意識の差というのは、けっこう大きい。。。

 

 私は、弱肉強食型の社会が、実は、狩猟により生計を立ててきた人たちの発想で、人との協調型を尊ぶ、社会が、農耕民族の発想であるという意見に賛成や。。。強い者だけが勝ち残るっていうのが、ジャングルの中で、獣たちが繰り広げているような行為と同じ・・・。みんなが、仲良く、生きられて、弱い者でも、守られて生きていける。。。和を以て尊しとなす・・・社会。。。これが農耕型の日本の考え方なのやね。。。

 

 サププライムローンなる金融商品は、言ってみれば、ハイリスクハイリターンの金融商品。言い換えたら、素人騙しが出来て、金融のプロたちだけが、儲けられるような、ネズミ講のような、儲け話に、世界中の人たちが、乗せられてしまっていた。。。ということなんやと思うのやね。。。市場経済主義っていうのは、ある一定の公正なルールが、存在しているうちは良いのだけれど、超えてはならない一線を越えても、普通の人には判らないという、ずるさがあったと思うのやね。。。

 

 金融のプロ達が、自らの稼ぎを大きくするために、自分たちだけには大変有利で、損するのは客だけ・・・っていう、ボロ儲けのくちを、一所懸命考えて、荒稼ぎしよった・・・っていう感じやんか。。。そこには、礼儀もモラルもない。。。あるのは、マネーゲームに明けくれる、金の亡者ばかりや。。。

 

 ここで、アメリカ人は、開き直るのやね。。。金儲けして何が悪い・・・。損をしたのは、知識や能力や経験が足らなかったからであって、我々が悪いのではない。。。でも、結局、損をしたのは、口車にうまく、乗せられた人たちだけ・・・。これには、日本人が、一億、総投資家にさせられて、バカみたいに、虎の子の老後のための蓄えを吐き出さされただけ・・っていう人たちも多いのやね。。。

 

 市場経済は怖いもの・・・。日本人がそう感じるのも、無理はなかったと思うのやね。。。やっぱり、日本の国民性には、あんまり、ぴったりとは、合致していないのやないかと・・・感じてきたんや。。。

 

 白人たちが、営々と築き上げて来た価値観や、倫理観を、有る意味、世界的なルールにするのに、成功した感はある。ただ、まだまだ、世界には、これとは違った考え方やら、全く別の幸福感を持って生きている人たちがたくさんいるのやね。。。

 

 未開の土人の人たちが、服を着れて、ええ服着れたからって、幸せではないかも知れない。。。そんなの、白人達の幸せのお仕着せなのかも知れない・・・っていうのも、気づく必要があるのやないやろうかね。。。市場経済万能主義のアキレス腱はここにある・・・のやね。。。

 

9/19(土) 大阪府の橋下知事がWTCに府庁を移転、この近くにカジノでも作って、展示会やら、会議やらの需要を大阪のベイエリアに誘致しようとブチ上げた。まぁ、カジノって言うたら、ちょっと違和感のある人も多いやろうけど、外国からの人たちを誘致して、活性化を図ろうという意図はわからんでもない・・・わなぁ。。。

 

 大阪はええわなぁ。。。海を埋め立てたら、どんどん土地が拡がるし。。。京都も、何か進まないと、どんどん没落していくで。。。

 

 そんななか、最近、油小路通の十条交差点、南東角にあった、ゴルフの打ちっ放し練習場が廃業して、取り壊してはる。。。そこの中に有ったイタメシの「きあっそ」・・・美味しかったのにね。。。何が出来るのかって、聞いたら、息子が、任天堂が買うたらしいで。。。だって。。。何でも、任天堂の研究所にするのやそうや。。。

 

 はぁ、業績好調なところは違うなぁ。。。確かにこの場所は、近鉄十条駅からも近いし、地下鉄十条駅までも歩ける。阪神高速の上鳥羽口出入口へもすぐ。。。条件、ええわなぁ。。。滅多に出ない大規模な土地。。。黒字で困っているぐらいの任天堂さんからしたら、ええ先行投資やし、節税にもなる。。。

 

 油小路通周辺は、都市計画で高度利用地域やから、これからどんどん拡がる可能性のある地域。ええとこ、目を付けはったなぁ。。。まぁ、任天堂さんが来て、町並みでも整備されたら、これから良くなるかもね。。。くず鉄屋さんとか、古紙屋さんには、もっと郊外に引っ越してもらったら、ぐっと環境も良くなるやろうからね。。。

 

 最近、よく思うのやけれど、都心の一等地にある立派なテナントビルに、役所の一部門が入居しているケースって、ほんと、増えてないか。。。消費者庁が家賃三億円のテナントビルに入って、マスコミから批判されていたように、京都でも、国の出先機関やら、何々協会とか、ナンチャラ連合会とか、まるまる組合とかいう、ちょっと公的な仕事をしているところが、四条烏丸やら、烏丸御池、河原町御池あたりのホテルのような豪華大理石張りのテナントビルにぞくぞくと入居しとる。。。

 

 どうも、世の中の流れが、公務員さんたちに、逆風になりそうなご時世なのを感じてか、民主党政権になる前に、駆け込み的に、豪華テナントビルに入居しておいて、その家賃を公金からの支出として認めさせよう。。。という魂胆がみえみえやね。。。既成事実作り・・をやっとる。。。嫌らしい事するね。。。

 

 家賃っていうのは、完全なる経費として認められてしまうから、固定費的に公金で確実に予算化される・・・このことを逆手にとって、先に手当しとるんやろうね。。。でもね・・・こんなこと、公務員の勝手にやらせてたらあかんわ。。。

 

 公金で給料をもらっている人たちのオフィスは、もっと、郊外で交通の不便なところに、率先して引っ越してもらって、当然や・・・と、私は思うのやね。。。大阪の橋下知事が府庁のWTC移転を考えたのも、何にも公務員が、大阪城の近所の、そんな一等地にオフィスを構える必要があるのか・・・という視点から来ていると思うのやね。。。

 

 京都も例えば、府庁とか、市議会場、市役所を、もっと南、例えばパルスプラザあたりに引っ越して、そこにいろいろな役所を集約させて、まちなかの一等地を民間に払い下げて、地域の活性化と、土地の有効利用を進めたらええと思うのやね。。。

 

 竹田は不便やというのなら、地下鉄を一駅だけでも南へ延ばして、市役所前とかにすれば良い。京セラもワコールも、毎日、竹田から通勤バス出しているぐらいなんやから。。。一般の市民は、市役所になんて行くのは、一生のうちに数回しか無いやろうし、府庁なんて、もっと無い。。。大きな駐車場が確保出来る、土地の値段の安いところやったら、公金から出す家賃とか、経費が段違いに節約出来るやんか。。。

 

 ちなみに車一台の駐車料だって、四条烏丸付近なら月に5万もいるけど、竹田やったら、1万ほど。。。財政の苦しい京都市・京都府も、引っ越したら、ものすごい節約になると思うけどなぁ。。。

 

 三方を山に囲まれている京都は、南しか、街が伸びる方向はない・・・のやね。。。将来、久御山町あたりも、京都市に合併してもらって、久御山区になってもらうとか、地下鉄を、木津川を超えて、巨椋干拓池跡地あたりまで伸ばして、そこに、新しい地下鉄の操車場とか、ドームのサッカー場か、イベント会場でも作って、人の流れを作って、アウトレットでも誘致して、どんどん、活性化を図っていかんと、地盤沈下に歯止めがかからん。。。

 

 京都にとって、南部開発は、京都の生き残りを賭けたチャレンジや。。。旧市内で、なかなか地域経済の活性化が出来ないのやったら、南へ延びて、街を拡げていかんと、都市間競争に負けて、奈良みたいになってしまう。。。(奈良の人、ごめんなさい・・・)

 

 今の時代を生きる我々は、自分たちのことだけ考えていないで、30年先の京都人が、ちゃんと食っていけるように設計をしておく責任があると思うのやね。。。22世紀に人口200万人ぐらいの京都を想定するのなら、四条と駅前だけでは、ターミナルや繁華街が足りない。。。南にもうひとつ拠点的なものをこさえないと、京都経済という視点では、しんどくなる。。。人が集まってくる装置への投資を怠ると、どんどん衰退が起こる。。。サボるな。。。ということやね。。。

 

9/20(日) 本日は地域のソフトバレーボール大会の予定。少しは涼しくなってきたから、運動するには気持ちの良い季節やね。

 

 鳩山政権も誕生して、いよいよこれから、政策決定やら、予算の作成やらの過程での、官僚主導だったやり方が、政治主導にしていく・・・っていう、実戦の段階になった。民主党政権には、がんばって欲しいところや。。。

 

 政治家には、衆議院議員なら4年、参議院議員なら6年という、任期がある。ところが、官僚さんたちは、入庁入省以来、ずっと・・・という、専門家としての意地やプライド、キャリア・・・がある。政治家がいくら勉強しても、官僚たちに勝てなかったのは、この歴然としたキャリアの差の問題があったのやね。。。

 

 だから、逆に自民党政権下では、官僚と対立するのではなく、有る程度官僚たちをうまく使って・・・・という手法が採られて来たのやね。。。ところが、本当は官僚達を使っていたのではなく、官僚達に使われてきたのが政治家たちや。。。これは、有る程度、仕方のないところやったとは思うのやけれど、官僚たちは、政治家という、国民の代表である、有る意味、聖域である必要のある立場までも、官僚出身者で埋めてしまう・・・という、ケースが多くなってきてしまったのやね。。。

 

 官僚たちは、確かにとても優秀なのだが、本来、監視監督するべき立場である政治家のポストまで、占めていては、「なあなあの関係」になるのは、明白や。。。力を付けすぎた官僚たちは、好き勝手なやり方で、役人天国を謳歌してきたし、この国の財政をとんでもない危機に陥れてまで、自分たちの立場の強化や、組織維持の方を優先してきた。。。今回、このことに、国民は怒って、鉄槌を下したんやね。。。

 

 民主党が大勝した本当の理由は、この国民のニーズを的確に捕まえたという一点にある。だが、自治労やら、日教組、労連、連合などの労働組合が支持母体の政党に、いったい、何が出来るのか。。。どちらかといえば、今の日本で、いちばん親方日の丸体質を持っているようなところが、全く、真反対のことをやらなければならない、自己矛盾に、どれだけ耐えられるか・・・。が、注目される点やね。。。

 

 私は、民主党っていう政党が、昔のように労組だけが支持する団体ではなくて、本当の意味で、国民政党となれる政党に生まれ変われるかどうかが、民主党政権が続くかどうかのポイントになってくると思うし、せっかく生まれた、二大政党制というシステムがうまく機能してくれるためにも、この民主党政権は、成功してもらわんと困ると思うのやね。。。日本のために。。。

 

 この際、徹底的な税金の無駄遣いを絞り出して、今までの酷い使い方について、誰かにしっかり責任を取らせて、断罪するぐらいの覚悟でやって欲しいものや。。。これが高級官僚たちを従順なポチに変えさせる踏み絵になる。。。

 

 あんまり多すぎる事を民主党に望むのは、少々気の毒な部分もあるのやけれど、外交も、少しは変わって欲しいところや。。。米国の属国。ブッシュのポチとまで言われていた日本の外交は、米国とは少し緊張感を持った関係に。。。中国、韓国とは、少し歩み寄った関係になることが予想される。

 

 米国とは今までの日米の地位協定やら、日本の支出してきた、馬鹿な思いやり予算、出て行ってもらう軍隊に、とてつもない大金を持たせてあげる・・・といった、屈辱的な関係を少しは解消することが求められる。。。喧嘩まではしないけど、米国発の経済危機を契機にして、世界の中でアメリカの占めるいろいろな意味での割合が減少していく・・・という現実をもう少し慎重に直視していかないとあかんと思うね。。。

 

 日本は米国べったりの外交の時は楽やったけど、これからは有る程度、独立独歩のイニシアティブを取っていくことが望まれる。べったりの先が米国から中国に変わっただけ・・・となったら、日本はいつまでたっても、政治三流の国から抜け出せないからね。。。例えば、環境や文化、平和の分野では世界一・・・。そんな、世界から一目置かれるような日本になれたらええのにね。。。

 

9/21(祝) シルバーウィークど真ん中。若狭湾にある三方五湖というところへ、美味しいお魚の舟盛りと天然細口青鰻を食べに行ってきます。楽しみです。。。

 

 さて、行楽って言えば、車で高速道路を利用する機会が多い。自民党が実施した土日休日、どこまで行っても1000円っていう大判振る舞いで、少し遠いところにある行楽地は活況を呈していたのだが、逆に近場の観光地では客足が極端に落ちた。。。

 

 同じパイを奪い合っているのだから、政策っていうのは、お金の落ちる先を、ちょこっと変えただけ。。。という見方も出来るのやね。。。私は、この高速道路1000円っていう、特別キャンペーンのようなことを、国がはたしてやるべき事なのか。。。というのが、疑問で仕方がないのやね。。。

 

 せっかく民営化した道路会社の料金を、わざわざ変えさせて、高いETCの装置を品切れになるまで売らせて、これって、国交省の役人達が、ETCによる利権を拡げたかっただけ。。。民主党の政策である高速道路無料化実現までに、何か、対抗するように、ばたばたと手を打って、既成事実を作っておきたかっただけ・・・のために、無茶苦茶なことをやりよった。。。というのが、正直、私の感想やね。。。

 

 つまり、高いETCを付けた国民は、高速無料化になれば、せっかく付けた装置が無駄になる。だから、高速は、有料だけれど、安くする・・・というような政策を支持するやろう。。。つまり、民意の誘導を狙っておるのやね。。。

 

 それに、一番おかしいのは、高速道路会社に、通行料金を下げろと言うのだけ・・・やったらええけど、その分の差額を、税金で支払う・・・と言いよったこと・・・なんやねこれ。。。どうせ半官半民みたいな組織なのやから、原価奉仕を政治力でさせたらええだけのことのやんか。。。税金なんて支出せなあかん理由が私には理解出来ん。。。道路って国民のものやろ。。。ちょうど、騙し船・・みたいなもんや。。。話に、筋が通ってない。。。

 

土曜日曜に行楽に行く人たちだけのための、偏った公金支出が、どれだけ国民に不公平感を与えるか・・・こんな、子供でも判ることをなんで計算しなかったのか・・なんやね。。。結果、高速道路は大渋滞。プロのトラックは仕事にならん。。。遠出をするからガソリンはたくさん消費されてCO2はたくさん排出。いつもの観光地は閑古鳥。。。どれだけの人に迷惑かけた・・・と思っているのやね。。。

 

 私は、政治っていうのは、センスの問題やと思うのやね。。。国民に迎合するとか、どうしたら国民を喜ばせられるか・・・なんていうのは、ダサイ発想やんか。。。もっと、国は、本当に国民が何を国に望んでいるのか・・・っていうことを、しっかり認識せんとあかんと思うのやね。。。私は国が国民に何かサービスをしてくれ・・・なんて、これっぽっちも望んで無いと思うで。。。それやのに、定額給付金やら、エコポイントやら、エコカー減税やろ。。。何やねこれ。。。国民は乞食やないで。。。

 

 私は、究極の良い政府っていうのは、何も無駄な仕事を一切しない政府・・・やと信じて疑わないのやね。。。国民も国には、全く頼らない。。。国民の生命財産だけ守ってくれはったらええ。。。役人さんたちに、何かをやってもらうと、そのたびに莫大な予算を使いよるし、そのために税金もたくさん集めなくてはいかん。。。

 

 例えば100億円の金を税金で集めたとしよう。日本の人口が1億だとしたら、一人当たり100円や。このお金を誰か貧しい人のために使おうとしよう。例えば10000人の人に使ったとしよう。一人100万円も使った。。。これだけやったら、ほかのほとんどの人は、自分の払った100円が、1万人の貧しい人のために使われたと納得するだけ。。。ああ、ええことしたなぁ・・・で終わりや。。。

 

 ところが、人間っていうのは、なかなか、そんな出来た人ばっかりやないのやね。。。私の払った100円、そのいくらかでも、自分に有利になるように使って欲しい。。。つまり対価を求める人が多いのやね。。。自宅の前の道路を舗装し直すのに使え・・・とか、もう年寄りになってきて、医者代が高くつくので、何とかそれを安くするために補助をしてくれへんか。。。とか、子供を学校へ行かすのに、ええ学校を作ってくれ・・・とか、いろいろな要求をするのやね。。。

 

 問題は、これらの要求をどれだけ認めていくか・・・っていう話や。。。もちろん、要求が多くなれば、税負担も増えていく・・・。100円だったはずのお金が、10000円になり、いつの間にか100万円になっている。。。これが現状なのやないのかね。。。もうこれ以上、払わされたら、こっちの生活がしんどくなる・・・ここで、税の限界点が来るのやね。。。

 

 ところが、この感覚が、鈍ってしまっている人が、今の日本には多すぎるのやね。。。役人たちが巧妙に偽装しているっていう点もあるけれど、自分たちの払った税金だけでは足らずに、将来入る予定の税金を担保にして、借金までして、その借金の金利の支払いで、もう、二進も三進も行かなくなっている・・・恥ずかしい話やね。。。

 

 今の税金の使い方っていうのは、各省の役人達が、去年はこれだけ要ったから、今年もこれだけ下さい・・・と申し出て、大枠で、財務省から貰うお金を決めている。この中には、本当は、そんなに必要性のないものも含まれているかも知れないのやけれど、一度予算を下げると、なかなか次には上げてもらえないから、何とか、使い道を無理矢理作ってでも維持しておきたい・・・という役人たちのスケベ根性が多分に働いているのやね。。。

 

 それと、自分らのOBの天下り先に補助金やら助成金で支出した金を、しっかりプールさせて、しっかり公金をため込むなんていう悪質な公金横領に近いようなことまで野放しになっとる。。。どうせ将来自分たちがお世話になった時に、自分たちの給料や、退職金になる資金を確保しておこう・・・というせこい発想や。。。

 

 お札には、名前が書いてないのやけど、どこまで行っても、元は公金っていう感覚が、今は極端にないがしろにされている。。。のやないかね。。。特に、人件費。。。外郭団体に出すにせよ、省庁の人間に出すにせよ、私は、公金から支出する人件費っていうのは、大臣の許可か承認が無ければ出せないぐらい、厳格にすべきやと思うのやね。。。別枠にしてね。。。あらゆる公金から支出されている人件費は、人事院が掌握するようにするのが良いやろうね。。。

 

 人間、賄賂を送ったり、もらったりするのは犯罪やけれど、大手を振って、ろくに仕事もしてないような人が高給を取っているなんていうこと。。。このことへの罪悪感が、特に悪徳役人たちには薄すぎる・・・。何とか国民の目の届かない所へお金をしこたま持っていって、自分で、好きなだけ取っている。。。こんな構図を許していたらアカンわなぁ。。。

 

 税金っていうのは、必要最小限を集めて大事にクリアに使ってもらわんとあかん。今の使われ方を見ていたら、つっこみどころが多すぎる。。。だったら、いっそ、そんな仕事、していらんわ。。。その分、税金安い方がええ・・・っていう発想になる。。。国民のためではなく、役人のための税金集めになっている点が、一番の国民の不満原因やと思うのやね。。。

 

 国は職員を1/10ぐらいに削減してほしい。それなら、仕事出来ないなんていうのなら、やってもらわんでいい。もう、役人さんたちのためだけに軸足が向いているような、偏った公金の使われ方がうんざりやって、言いたいのやね。。。使い方で、いろいろと、もめるぐらいやったら、そんな金、最初から集めなきゃ良い。。。それが一番、公平やで。。。

 

9/22(祝) 民主党が無駄な公共工事として予算の執行を停止しているのが八ツ場ダム。これで「やんばだむ」・・・って読む。不必要な公共工事っていうのは、確かに一番の無駄遣いに見えるし、象徴的なものにもされるから、よく目立つ。。。

 

 特にダムの工事なんていうものは、多くの住民の立ち退き協力が必要であったり、住居や田畑を放棄して、移住までやってもらうような大工事になるから、その影響力は大きい・・・。ところが、お国のためだから、仕方がないと、泣く泣く先祖代々の土地や家を明け渡して、工事が始まり、あと数年で完成・・・というところまで行っていて、政権交代が起こって、工事がストップ。。。そんな、殺生な事があるか・・・と怒られる住民の方の心情も判る。。。

 

 長い工事期間のかかる大工事ほど、こういうケースが多いのやけれど、この工事が進んでいくうちに、例えば水への需要が減ってしまったり、思ったより流域人口が増えなかったり、いろいろ事情が変わってくるっていうケース。有明海の防潮堤なんかもそうやけど、あるのやね。。。

 

 このとき、公共工事っていうのは、本当に難しい決断が迫られるのやね。。。国の予算っていうのは、まず最初に調査費が付けば、必ずと言って良いほど、完成までオートマチックに予算が付くケースが多いのやね。。。それは、もし予算支出を止めてしまえば、その前に出したお金が無駄銭になるから、国民からの批判の的になるからなのやね。。。中止にするなら、なぜ最初にお金を出した。。。その責任を問うぞ・・・って言われたら、役人は一番、困るのやね。。。

 

 だから、一度始まった工事っていうのは、何か特別な理由がない限り完成まで予算が付き続けるものなんや。。。ところが、時代が変わって、もう本当に、必要でない工事になってしまう・・・つていうケースが、けっこう有るのやね。。。東京の霞ヶ関の机の上だけで考えていると、見えないことが多いんや。。。その時、工事を止めるという勇気。。。これが役人たちには無いんや。。。責任問題になっちゃうから。。。

 

 だから、無駄な公共工事を止める・・・という判断は、政治にしか出来ないこと・・・と言われているのやね。。。政治には、公金の無駄遣いをさせない・・・っていう責任が有る。。。だから、いくら、殺生でも、99%完成していて、あと1%だけであっても、国民の損害を最小限にする・・・という使命から考えると、中止すべきなんやね。。。

 

 今度のダムかて、ダムの上に通るはずだった橋の高い橋桁が不連続でもうけっこう出来ている。。。心情的には、完成させてあげたい・・・という本音はあるのだけれど、一端、止めるとなったら、一銭も公金から出さない・・・っていう大原則からしたら、不細工なまま、放置するしか方法は無くなってしまうのやね。。。公共工事を中断したモニュメントぐらいの値打ちしかないのやけど。。。こんなので観光客は来ないかね。。。ピサの斜塔やあるまいし。。。

 

 ダムは作らずに、ダム湖の上を通るはずだった橋だけ県の観光予算で完成させて、撮影か何かの名所にでも転用出来たらええのにね。。。後は、知恵を絞るしか無いわなぁ。。。

 

 滋賀県で新幹線の栗東駅が嘉田知事の反対で中止になった件は、まだ、ひょっとしたら、栗東市が将来的に爆発的に発展する可能性が有ったから、私は新駅に賛成していたのやけれど、公金の使い道っていうのは、その投資の効率っていうのが、どのぐらいの経済波及効果があるか・・とか、どれだけの人が幸せになれるか・・・という尺度で決めればよいものやと思うのやね。。。

 

 このダムの完成によって、下流の多くの人の水不足による不安が解消されるとか、集中豪雨など100年に一回起こるか起こらないかの災害にも何百万人もの生命財産が守られるか。。。というのが問題なんや。。。それが、この工事の意義指数みたいなものに換算して、これより上やったらやる。これに満たないのやったら最初からやらない。。。この判断基準というか、指針みたいなものを、しっかり示しておく・・・これも、政治の役割として大事なことなんやね。。

 

 政治っていうのは、プライオリティ(優先順位)をどうつけるか・・・っていう問題でもある。日本中の人みんなが、同じ安全で快適な生活を送れるっていうことは大事やけど、僻地での条件と都市部での条件を全く揃えるのが平等や・・・なんて言い出したら、日本中を東京にせんといかんようになる。そんなの無理やから、どうして、東京一極集中させずに、地方の都市経済を活性化させるか・・・っていう話になるのやね。。。

 

 日本は東京に上場企業の9割以上が集中しているおかしな国や。。。この比率を5割以下にすることが、日本が良い国になる条件やという学者さんもいた。。。何にも地価の高い東京にいなくても、ネットとか、高速道路とか、空港とかのインフラさえあれば、企業活動は出来る。アメリカのインテルやグーグル、多くの大企業はニューヨークなんていう、大都会に本社を置くなんていうことは、しない。。。ど田舎に広大な敷地の社屋を建てて、多くの人材を集めて、快適な職場環境を確保している。。。雇用も現地に起きる。。。

 

 無駄な公共工事を止めて、本当に必要な東京の機能分散のための投資とかに、日本は早くシフトしていく必要があると思うのだが、どうだろうか。。。東京から、他の都市へ幸せのお裾分けが、どんどん拡がる必要があると思う。。。

 

9/23(祝) 先週、やっと酒井法子が釈放されて、謝罪会見を行った。世の中で、一番、覚醒剤とは、縁のないようなイメージだった、「のりぴー」が、実は、覚醒剤常習者の「らりぴー」やったことが判明して、世の中の関心を一手に集めた感じやったかね。。。この人、確か昔に、麻薬撲滅キャンペーンとかの、ポスターに出ていたのやなかったかね。。。ファンやった人からしたら、完全に、裏切られたイメージは拭えない。。。のりぴーのダンナの車に靴を投げつけた人の気持ちも判らんでもないわなぁ。。。

 

 しかし、スポーツ紙っていうのは、勝手なもので、釈放された人がきれいな女の人やったら、今まで酒井容疑者って言っていたのに、いきなり「のりぴー」に戻る。。。覚醒剤をやっていたなんて、それも、本当は何年も前から常習していた嘘つき女を、そこまで庇うかね。。。

 

 この女の人の本性が今回のことで、かなり判って、死んだお父さんがヤクザ。。。弟もヤクザ。。。すごい家系から芸能人になって、アイドル。。。やっぱり、芸能界って、普通の人が生きていく世界やない・・・のやなぁ。。。と再認識させられたのに、ファンを騙してナンボ。。。罪が軽くなるように逃走していたこと。釈放のタイミングを、準備周到に狙っていたこと。。。鳩山政権誕生にぶつけてきて、ダメージが大きくなることを最小限にするように、画策してきた点。。。どれをとっても、確信犯やんか。。。

 

 謝罪会見で、原稿まで準備してきて、台本通りに、満点の演技。。。涙を出すぐらい、女優やったら、出来てあたりまえ。。。この人の本性、見たり。。。っていうところやのに、まだ、提灯記事出すか。。。こんなことやから、またすぐ、活動再開出来て、しばらくしたら、またワイドショー出ておるのやろ。。。だから芸能界って甘い。。。って言われるんや。。。

 

 美川憲一、ショーケン、清水健太郎、槇原敬之、長渕剛、尾崎豊、勝新太郎、カルメンマキ、桂銀淑、ドリカム、サザン、上田正樹、井上陽水、研ナオコ、にしきのあきら。。。芸能界っていうところは、麻薬や覚醒剤で捕まっても、その時だけは、活動自粛や、永久追放・・・なんて言っているけど、いつの間にか、ほとぼりが冷めたら、いけしゃあしゃあと、平気な顔して、テレビで歌っている・・・なんてことが、日常茶飯事。。。これでは、大甘やって批判されても仕方がないで。。。まぁ、それだけ一人のタレントや歌手にぶら下がってメシを食っている人が多い・・・ということなんやろうけどね。。。

 

 今度の報道合戦で思った事やけど、こんなことで、かえって、麻薬や覚醒剤に関心を持ってしまったり、こんな身近な人までやっているのやから、さぞかし、ええものなんやろう・・・私も・・・とか、好奇心から、のりぴーと同じヤツをやってみたい・・・なんて、思ってしもた人も、増えてしもた・・・のやないのかね。。。

 

 私は、元トップアイドルの犯罪っていう話題性の高さより、どうしたら、報道による逆宣伝を防げるか・・・に、もっと関心を持つべきや・・・と思うのやね。。。実際、覚醒剤の味を覚えてしまった人の3割もの人が再犯してしまう・・という恐ろしさ。。。こんなことを百万遍聞いたかて、アカンし、経験者の人へ取材して、感想を聞いても、これがまた、アナウンス効果を得てしまって、かえって、波紋を拡げてしまう。。。という、アホなことになっとるんやね。。。

 

 私は、報道っていうのは、事実のみを端的に手短に報道して、この逆宣伝効果が出来るだけ出ないような配慮が、もっとなされるべきで、そのためには、容疑者の映像を今後一切、流さない・・とか、永久にその人を、テレビで放送されない・・・とかの、有る意味、厳格な倫理規定のようなものも、必要になってくるような気がするんやね。。。

 

 見せしめ・・・っていう言葉は嫌いやけれど、犯罪を起こしたら、こんな酷い目に遭う。。。自分の人生、終わってしまうで・・・っていう現実を見せるのも大事や。。。犯罪やのに、冷暖房完備の立派なベットのあるトイレ付き個室で、快適な刑務所、拘置所ライフが送れる・・・なんてこと、報道してたら、浮浪者のオッチャンなんて、三食昼寝付きを目指して、どんどん逮捕志願してしまうからね。。。

 

 今、犯罪の抑止力っていうのは、いろいろな意味で今の時代、難しくなってきている。まして、死刑廃止論者の人が、法務大臣になったりすると、人を一人殺したぐらいやったら、死刑にはならない。。。二人殺して初めて死刑の判決は出るけど、その執行さえも、なかなか執行されない・・・。こんなので、犯罪抑止力になるのか・・・という現状や。。。

 

 人間、悪いことをしたら、こんな酷い目に逢う。。。それがカナンから、悪いこと出来ない。。。本来人間は、悪いことをするもんや・・・という性悪説に立つと、重罰が重しになる・・・というのは、有る程度は仕方のない事や。。。問題は、この重しが、どんどん軽くなってきてしまっている現実。。。このことに、早く何らかの手を打っておくべきやと思うのやね。。。

 

9/24(木) 秋にも大型連休が出来て、行楽地はどこもホクホク顔。。。どこか暗い話題が多かった日本だけに、鳩山新政権とともに、しばらくは、日本にも上げ潮の雰囲気が続いたらええのにね。。。

 

 新幹線も満席、高速道路は渋滞、飛行機も満席。。。景気の良い話なんやけど、どうしても、普段の落ち込みは酷い。。。先日も話題になった日本航空かて、高コスト体質も、大きな破綻原因の一つなんやけど、本当は、もともと、採算が取れないような所に、政治的に路線を引っ張って行って、がんじがらめになってしまっていたという点も見逃せないのやね。。。

 

 特に地方の空港なんかでは、空港っていうのは、都会とつながる生命線のようなところがある。飛行機の席を埋めるために、行政は必死になってキャンペーンを張ったり、飛行機の離発着料を格安にしたりして、四苦八苦しているのやね。。。

 

 これって、赤字ローカル線を何とか利用しましょう・・・っていう国鉄の時と似たような話で、実は、そんなにがんばっても、ドブに金を捨てているようなところがあるのやね。。。地方都市にとって、経済の落ち込みは酷い状況やし、人、モノ、カネが、都会に集中してしまって、なかなか、地方経済には回ってこない・・・という根本的な大問題の解決には、全くなってないという現状は、変わらないし、むしろ、ひどくなって行く一方や。。。

 

 国土の均衡有る発展・・・って言ったって、地方は農業や、漁業、林業などの第一次産業の他に出来ることと言えば、観光客を誘致することぐらいしか手はない・・・のが現実なんやね。。。それも一時的にね。。。だから、公共工事頼みの地方経済・・・なんて、情けない話になる。。。でも、最近の地方の生き残り策・・・っていうのは、実は企業誘致に変わりつつあると思うのやね。。。

 

 実際、比較的交通の便が良くて、その割には地価が安いところなんかは、企業の立地が進む。。。都会のバカ高い地価のところでするべき仕事と、もっと緑に囲まれて、広々とした所で、のびのびとした方が良い仕事との、棲み分けが、最近になって見直されてきた・・・っていうことやろう。。。

 

 だから、関東なら、高速道路や新幹線の通っている北関東、関西なら、滋賀県あたりなんか、比較的いろいろな企業が移転して、大規模な建物を作っているケースが多いね。。。やっぱり、東京や大阪からの距離や移動時間が短くて済む割には地価が格安っていうところを、企業は上手に狙って来ている。。。

 

 企業が来ると、社員が動くし、雇用も生まれる。その人たちは、そこで暮らし、そこで生きていくことになるのだから、衣食住の需要も一緒に来てくれるから、関連産業が潤う・・・のやね。。。税収も上がる。。。

 

 今の日本は、そんな地方同士の競争の真っ直中にあるとも言えるのやね。。。高速道路もない、新幹線も通って無い。。。だから、どこの地方も、太いインフラが生き残りの鍵になるから、欲しくて欲しくて仕方ないのやね。。。

 

 ところが、いろいろな地方が、どこも似たようなインフラを手に入れたらどうなるか、結局、地政学的に近い・・・という点だけが残って、結局、元の木阿弥・・・になるのは見えているのやね。。。特色有るまちづくりを進める・・・と言ったって、日本の地方都市は、どこへ言っても金太郎飴。。。駅前にはパチンコとホテルと、デパートが有って、寂れた商店街を少し走れば、すぐに田園風景が拡がる。。。ちょっと郊外にはイオンが有って、その近くには吉野家やすき家、なか卯に、回転寿司、ファミレスが並んで、ホームセンターに家電量販店、コンビニが点在する。。。どこへ言っても一緒や。。。

 

 日本は国土が狭いから、企業にとって、一つのビジネスモデルが出来ると、みんなが同じ形で全国展開をする。これが、その地方独自の食文化や、独自色を塗りつぶしてしまって、淘汰していく。。。という傾向が強い。。。これが、どうしても地方の独自性が廃れていってしまう原因になっているのやね。。。

 

 実は、この傾向は大昔から日本には有って、日本人っていうのは、一つの成功例にみんながその真似をしてしまう。。。ということが多いのやね。。。全国に何千何万とある商店街も、○○銀座。。。なんていうネーミングが多い。。。東京の銀座・・・っていったら、一番栄えているところ・・・っていう象徴のような名前やから、みんな真似して、この名前を好んで付けてしまう。。。これって、国民性なのかね。。。

 

 ただ、その銀座と名前の付いているところのほとんどが、寂れてシャッター通りになっている現実、ほんと、多いのやないのかね。。。街っていのも、やっぱり流行廃りが有って、新しくて魅力のある所に人は寄るし、うまく新陳代謝が進まないようなところは、どうしても時代に取り残されていくものなんやね。。。

 

 文化っていうものは、古くからずっと有るように思えていても、実は、どんどん様変わりしているケースが多い。一つのモノを大事にするのもええのやけれど、その大事にするものが、よほど値打ちのある、ほんまもん・・・でない限り、続いていかないものなんやね。。。

 

 絶えず新しいモノが生まれて、その上に付け加えていく・・・という地道な作業を、やり続けないと、時の流れとともに、朽ちていく。。。っていうケースが多いものなんやね。。。だから、その企業が長い間、生き長らえるっていうことは、実は、ものすごく難しいことであり、大変なこと・・・なんや。。。

 

 守ってばかりで、攻撃出来ないところは、落ちぶれていくし、積み重ねを怠ったところも、寂れていく運命にある厳しい世界なんやね。。。東京やら大阪やらから、絶対的に遠いところは、もう、都市型の物まねまちづくりは止めた方がええ。。。大都市にいろいろものを吸い取られるような現状はどうせ変わらないのだから、地方で都会には無い「豊かさ」・・・っていうのが、キーワードになってくると思うな。。。

 

 都会の生活は、家は小さいし、稼ぎの割には豊かさが実感できないのやから。。。人は別の意味での豊かさをもっと求めてくると思うで。。。人間欲望は限りがないから。。。

 

ん〜ん。話に、いまいち、まとまりが着かん。。。すんません。。。

 

9/25(金) このシルバーウィーク中、少し、けったいなニュースがあった。テレビの人気漫画であるクレヨンしんちゃんの作者、臼井儀人氏の遺体が、荒船山で見つかった。事故か自殺か、事件か。。。どうも、ハッキリせん。。。

 

 週刊誌の見出しには、エホバの証人なる新興宗教との関係も書いてある。。。何やら、胡散臭い話もある。。。群馬の山奥へ、山歩きに行って、岩の上から写真を撮っていて、誤って転落してしまう・・・なんていう確率。。。はたして、あるのやろうか。。。

 

 まぁ、長谷川町子さんのサザエさんのように、書き貯めた作品群があるから、当分はテレビの放送出来るやろうけどね。。。ちびまる子ちゃんとサザエさん、クレヨンしんちゃんは、国民的マンガやったからね。。。残念やわ。。。

 

 このマンガ、もともと週刊アクションという、大人向けのマンガに掲載されていたのが、人気になって、子供にも受け容れられ、人気になった。当初は、下品過ぎるとか、子供が半分お尻を出した、しんちゃんの真似をして困る・・とか、いろいろ物議を醸していた。。。ただ、ギャグマンガとしての、純粋なおもしろさが、子供にも大人にも受けて、大ヒットが続いていたのやろうね。。。

 

 まぁ、信教の自由が憲法に謳われている日本でも、新興宗教だから、カルトだ・・・とか、恐ろしいことをやるのではないか。。。と、周りの人たちが恐れるというのも、判る・・・。氏が入信していた、エホバの証人は、手術の時に、輸血を拒否して、患者が亡くなってしまった・・・というお話が有名やけれど、これも、どこの誰とも知らない人の血を自分の体内に入れる。。。ことの危険性や、純血主義的な考え方を、よくよく考えて見れば、そんなに理解に苦しむような類の話でもないわなぁ。。。

 

 私だって、どこかの浮浪者のオッチャンが、自分の糧を得るために、自らの血を売って献血した血なんて、自分の体内に入れて欲しくない・・・という、自然な気持ちになるからね。。。

 

 日本人っていうのは、有る意味、宗教に対して、基本的な畏怖がある。島国に住む閉鎖的な国民性は、やっぱりみんな持っているからね。。。何か、自分だけが恐ろしい目に遭うのではないか。。。宗教にのめり込んでしまって、田畑、自宅など、一切合切を売り払ってしまって、寄付してしまった・・・なんていう極端な事例が、けっこう、どこにでもあるからね。。。

 

 エホバの証人という宗教がカルトであるかどうか・・・という判断は、各人がすればよい事で、何も、ハルマゲドンが来て、エホバという神が、世の中を正しくしてくれる・・・と、信じること自体に、罪はないし、そう信じる人にどうのこうの言っても仕方のないことやしね。。。

 

 ただ、宗教の布教活動やら、寄付を集めたりする行為が、一般的な社会通念から、突出していたり、極めて悪辣な社会的な影響力を持ってしまったり、社会的に犯罪になるようなことまでするのは、オウムの時のように、十分な規制が必要になってくるものやろうね。。。

 

 でもこのエホバは、基本的にはキリスト教がベースだし、自殺や殺人を否定している比較的常識的な宗教なので、しんちゃんの作者とあんまりつながり難い・・のやね。。。その割には、かつて、集団自殺が話題になったこともあるし、はっきり言って判らん。。。やっぱり、事故・・・の線が一番強いかね。。。

 

 日本人っていうのは、仏教徒が多い割には、あまりにも、宗教に対して無頓着過ぎるところが、気になる。普段の生活に、宗教に裏打ちされた基本的な考え方が無いから、何をもって、善悪を判断するのか・・・という西洋的な考え方が出来ないのやね。。。

 

 だから、日本人は、何事でも、みんなで合議するのが好きや。。。それが因習法になって、みんなを律していく。。。それが、神社崇拝やら、寺のお坊さんやら、なんでも、ゴッチャにしてしまった、言っちゃ悪いが、浮気性のある宗教に、みんなが向いているのやね。。。

 

 だから、為政者からしたら、声の大きい者、強く主張をする者、の言うことを聞く。。。という国民性は、とても統治に都合良くて、村のおさを抑えておいたら、その村の者みんなが言うことを聞く。。。というシステムが出来ていたんやね。。。村社会なら、人と違うことをしたり、目立つことをすることは、八分にされるから、怖くて出来ない・・・というベースがある。。。

 

 ところが、その村社会から、今の日本は極端に激変を果たした感がある。自民党しか投票しなかった人たちがこぞって、民主党に投票し、自らの意思をハッキリと、周りを気にすること無く、示すようになった。社会とか、他の人たちと、違うことをすることを、とても「いけないこと」と、信じてきたのに、最近では人と違うことは、タブーではなくなり、逆に自己をアピールすることが、個性的で素晴らしいこと・・・という社会になってきたのやね。。。

 

 クレヨンしんちゃんは、まさに、手のつけようのない、和を乱す張本人であるのやけれど、それが逆に、いまの日本人たちに、一番受け容れられる・・・という好例を作ったマンガでもある・・・という、ことにもなるのやね。。。

 

 何とか、うまく、話が戻ってきてくれて、助かった。。。ヒーローであるしんちゃんの発する、新しい名言が、もう付け加わることが無いのは、寂しいけどね。。。子供たちのイメージを崩してはいけないと、最後まで顔出しを、しなかった臼井さん。ご冥福をお祈りします。。。

 

9/26(土) 京都の繁華街、河原町通をどんどん南へ行くと、道がJRの下をトンネルでくぐる・・・。ここは、京都駅から至近距離なのだが、その割には、人があまり歩いていなくて、寂しい感じ・・・のする地域である。

 

 このJRの線路の下に国道24号線の道路を通す工事。。。実は、私が物心付いた時から、ずっと工事中が続いている・・・。もう私は50を遠に、過ぎているから、少なくとも40年以上は続いている工事・・・なのである。まぁ、京都の方なら、その工事が何故、そんなに長くかかっているのか・・・はご存じなのだが、これは、有る意味、地域エゴが関わっている事なんやね。。。

 

 そう、この地域では、地元に支払う工事のための警備費などが、利権化して、残っていて、そのことが、いたずらに工事を引き延ばしている・・・という現実があるのやね。。。それにしても40年も。。。やり過ぎやで。。。

 

 八ツ場ダムが、計画から30年も経って、やっと付帯工事が始まったかと思ったら、当初予算2110億ほどが、いつの間にか、4600億円にも膨れあがっていた。。。予算の執行ベースで7割ものお金をすでにつぎ込んでいるのだから、ダムは完成させるべきだ・・・とする意見があるけど、私は、水需要やら、災害防止にめどが付いているのなら、勇気ある工事中止・・・を公約にして、勝った民主党が、公約を守って、工事中止をするのが筋やという意見に賛成や。。。

 

 役人さんたちは、一度調査費とかの予算を、付けた案件は、完成まで、ずっと予算の面倒を見るもの・・・ということが、当たり前のように感じている。ところが、今度のように、政権与党っていうのは、国民の民意によって、変わってくるもの・・・というのが、今度の政権交代以降、当たり前になってくるのやね。。。

 

 このことが、ほとんど、民間企業の仕事のないような地方で、「唯一の仕事は公共事業」・・・なんて馬鹿な状況を、何十年も続けてきた・・・という、公金の無駄遣い・・・に直結しているのやね。。。

 

 国民の8割以上の人が、アンケートによると、税金の無駄遣いを感じているし、公金の使い方に、不安や不満を持っている・・・という財務省のアンケートが発表されている。。。つまり、今までの税金の使い方のルールが、もう全く国民には支持されていないやり方である・・・っていうことを、示してると思うのやね。。。

 

 民主党政権になって、マスコミ各社は、八ツ場ダム問題に関しては、地元住民側の立場に立って、いろいろな報道をしているのだが、私は、ちょっと、肩を持つ方を間違っているのではないか・・・と思うのやね。。。一口で、この八ツ場ダムの工事を言うと、もうあまり意味のない、必要性の極めて薄い工事・・・っていうことになる。。。

 

 言い換えたら、「どう考えてもおかしい公共工事」・・・の象徴のようなもの・・・でもあると言えるのやね。。。実は、ここに、地元の反対を押し切ってまで工事を進めてきた・・・という経緯があって、そのために、多くの保障や、移転のためのお金が払われ続けている・・・という部分があんまり表沙汰になってない・・・という事情があるのやないかと私は踏んでいるのやね。。。

 

 ダム建設反対の人たちが、何故、ダム建設推進派に変わったか・・・それは、公共のため・・・という美名のもと、現金爆弾が、飛び交っていたということは、想像に難くない・・・のやね。。。今更、その工事を止められてしまったら、地元に落ちるはずのお金や雇用が無くなってしまう・・・だから、反対している。。。これが現実なのやないのかね。。。

 

 この手の話をテレビで見ると、いつも、ダム底に沈む先祖代々の土地やら、思い出がいっぱいに詰まった故里・・・が、工事のために奪われる・・・と、ノスタルジック・・・な世界。。。感傷的になるようなお気の毒なお話・・・になるのだけれど、どっこい、そんなこととは、また別の、とんでもない税金のバラマキの実態が、そのウラに隠れていたとしたら、そんな話の、化けの皮が、はがれるのが判る。。。

 

 当初予算から倍以上に膨らんだ工事費の内訳。。。しっかり、公開してほしいものやで。。。きっと、辻褄の合わないお金が一杯出てくるのやと思うで。。。

 

 国や地方自治体の工事っていうのは、民間が発注して建てる建物や構築物なんかと比べると、とてつもなく高い場合がほとんどや。。。その金の中には、とんでもない利権がらみや、迷惑料やら、保証金の類が、たっぷりと含まれている場合が多いのやね。。。

 

 これは、いざ自分たちが当事者になったら、出来る限り多くのお金を取ってやらないと損や・・という、誠にさもしい日本人の感情が、ここにあるのやね。。。つまり、国民が国に、頼ってしまって、国なんかは、お金持ちだから、たっぷりと、もらえるものは、もらっておこう・・・という感覚。。。こんなアホなことを日本中でやっとるものやから、いくらお金があっても足らないのやね。。。

 

 税金の無駄遣い・・・っていうのは、実は一部の人たちだけに、えげつない利権が集中し過ぎていて、そのためのチェックが大甘になっている・・・という側面が少なからず有ると思うのやね。。。公共工事のカットも大事なのやけど、私は、もっと、このような、アホな地域エゴ利権に、もっともっと踏み込んでもらえないものか・・・って思っている方なのやね。。。

 

 税金は公平に払っているのやから、もっと使う方も、公平な使い方をしてもらわんと、利権ゴロたちの食い扶持にされ続けていたら、納税意欲は、下る一方・・・という現実も、もっと、しっかりと、見て欲しいのやね。。。

 

9/27(日) 今週は鳩山氏が、上々の国際舞台デビュー。。。国連総会への出席ついでに、各国首脳と初会合をたくさん出来て、ええタイミングやったね。。。いい感じや。。。今、いちばん、世界から注目されている人やからね。。。まぁ、初顔合わせだから、儀礼程度で、突っ込んだ話には、なかなかならないから、実際の利害関係を剥きだしにすることはないけどね。。。

 

 結局、アフガン支援とか、北方領土とか、いろいろぶつかるような話は、次回以降か、大臣級で。。。となるからね。。。それにしても、海上給油支援の代わりに日本がやること・・・。非軍事で、タリバンのメンバーに社会復帰のための職業訓練・・・やて。。。私、これ聞いて、「へぇ?」って、思わず、声を出してしまった。。。どこまで、平和ボケしとるのかね。。。

 

 確かにタリバーンが、米国主導の世界に反発して、悪いことばっかりやっとるのは、貧困問題が根底にはあるのは確かや。。。。でもね、自爆テロとか、無差別拉致・・・なんかをやっとる兵士らを、教室に座らせて、銃や爆弾を手放させて、職業訓練を受けさせる姿。。。これ、想像出来ないのやね・・・私には。。。それに、そんな危険なところに、いったい、どんな日本人が行くのかね。。。民主党の支持母体である、日教組専従の先生方にでも言ってもらえるのならええけど。。。

 

 どうも、日本の感覚が、世界でも同じように通じる・・・という、大きな勘違いをされているような気がしてならへんのやね。。。脳天気な話やで。。。まぁ、もし、ほんとうにそんなことが出来たら素晴らしいやろうけど。。。まさに、友愛かいな。。。。

 

 その前に、敵対する勢力である人たちの前に、丸腰で行って、生きて帰れるか。。。という高いハードルがあることを、もっとちゃんと認識せんとね。。。アホな日本人が何人も、何度も、職業訓練の先生や・・・って言って、現地に入っては、人質にされて、身代金でも、何度も支払わされて、それでも、どんどん続ける勇気、日本には無いのやないかね。。。現実問題として。。。

 

 タリバンは、日本も何度も米国追随国家やと、反発しているからね。。。つまり、こんなのは、妄想だけの世界。。。夢やで。。。たぶん。。。

 

 私やったら、日本お得意のODAで、世界銀行あたりから融資を取り付けて、アフガニスタンで、橋の建設とか、道路や鉄道、水道のインフラ整備のための支援やら、技術協力なんかが、妥当なところやと思うけどなぁ。。。雇用も伴うし、自分たちの手で作った施設やったら、下手に爆破したりしにくいやろう。。。少しでも、収入が増えたら、考え方も変わってくるはずや。。。向こうが少しは望んでいることやないと、なかなか難しいで。。。

 

 国際協力で大事なのは、その国の人たちが、誇りに思うようなモノや事をやること・・・やと、思うのやね。。。これだけは、隣国には負けないような技術や特別な作物、良質な製品を作る能力とか、そんなのが必要になってくるのやね。。。

 

 どうも、世界の先進国と呼ばれる国々の人たちは、白人社会の常識や思想、考え方を、他の国の人たちにも強要する傾向が強いのやね。。。別の文化である日本人は、先進国の言うことと、途上国の言うことの両方が理解できる立場にある・・・。日本も白人国たちに、占領統治された経験が有るからね・・・。搾取されるだけではなく、自らの道は自らで切り開いてきた・・・という自負が日本にはある。それが、紛争地域支援に、役立つ部分が、少なからず有ると思うのやね。。。

 

 そんな日本も、戦後60年を過ぎて、いつまでも、「アメリカのポチ」ではない日本・・・を夢見るようになってきた。もちろん、「中国のポチ」でもない日本・・・。この、対等なイメージを対内的にも対外的にも確立することが出来るかどうか。。。そもそも対等であることが、本当に日本が望んでいることなのか。。。まだまだ、議論の余地が残っていそうな問題やね。。。

 

9/28(月) この前の大不況の時、世の中の世相を経済評論家の先生は、ベンツに乗って、100円ショップへ買い物に行くようなもの。。。と評した。。。いかにも、アンバランスな消費動向を揶揄していたのだが、今はどうやろうか。。。

 

 言い換えたら、今は、エコカーに乗って、高速1000円使って、200円の讃岐うどんを食べるツアーに行くようなもの・・・やろうか。。。エコエコやと言って、せっかく燃費の良い車に買い換えたのに、減税までしてもらったのに、550qもの遠方のところに、高いガソリンをたくさん使って行って、ぜんぜんエコロジーやないことやっている。。。

 

 先週のシルバーウィーク最終日一日を使って、京都から延々280qも先の善通寺市まで、うどん3杯のために、ドライブに出かけた・・・。朝5時、暗いうちから京都を出発。朝8時半のお店の開店時間には現地に到着出来る。山陽道と瀬戸中央道に初めて乗って、訪れた善通寺は意外と近かったね。。。

 

 香川県というところは、映画UDONで有名になったとおり、街のあちこちにうどん屋さんがあり、その数1000軒とも言われているほどや。。。中でも映画に紹介されたお店となると、入店まで、30分や1時間待つのは、常識とか。。。たかが、うどん・・・されど、うどん・・・か。。。

 

 我々はまず訪れたのは、善通寺にある「長田in香の香」という一般店。開店直後だから、まだ14番目の木札をくれる。。。香川には、この他に、セルフ店というジャンルと、製麺所というスタイルがあるという。。。食べ歩きの基本は、うどん玉1玉である「小」にしておくこと。2玉の大なんてしたら、後が続かない。。。

 

 うどんの「冷たい」か「熱い」かを指定。釜あげはお湯につかったうどんが出てくる。釜あげは、別の猪口につゆを取り、ねぎやショウガをかけていただく。ここは、おだしが美味しいと評判のお店。冷たいぶっかけのつゆはやや薄め。熱いおだしは、しっかり濃いめの味付けで、どちらもよくだしが効いている。。。うまい。。。

 

 次に行ったのは、讃岐富士に近い土器川のたもとにある「なかむら」という有名店。ここの行列がすごい。。。まぁ、小一時間は並ぶ。。。うどんをゆでる釜が1つなので、どうしてもそのキャパが問題なのやろうね。。。なかなか列が進まない。。。釜を二つにしたらええのに。。。

 

 熱いうどんに冷たいだしをかけると、あつひや。冷たいうどんに熱いだしをかけると、ひやあつ。もちろん、あつあつもあるし、ひやひやもある。玉子をカルボナーラ状態にする釜たま・・・というのもある。ショウガも大根おろしも自分で擦る。。。ねぎも以前は裏の畑から自分で取ってきたらしいけど、さすがにそれは刻んであった。。。ほかに、トッピングに天ぷら各種。ちくわ天と、ゲソ天がおいしかった。。。

 

 このなかむらは、のれん一枚だけで、他はどうみても店舗らしくない。。。行列が出来ているから判るけど、どう見ても普通の農家。。。食べるところも屋外や、納屋を改造したようなところ。。。これだけたくさんの人が来ているのやったら、もうちょっと、小綺麗にされたらええのに。。。と要らん気にもなる。。。

 

 せっかく、これだけ並んだのだから・・・とお土産を買う人がいて、そのためにまた時間がかかって列が進まない。。。うどんの味は、まあまあのお味。。。並んだ分、お腹が減って、うまく思えてしまうマジックか。。。まぁ、こんなのは、愉しまないとね。。。

 

 さて、その次に訪れたのは、またまた善通寺に戻って、「岸井うどん」。。。何と、お店がここは、ビニールハウスのなかにある・・・という、ユニークなところ。ガレージに入れない車が道をふさいでプチ渋滞を起こしてしまうという、有名店である。

 

ここでは、最近始められたという、肉ぶっかけ・・・っていうのをいただいた。。。これ、ヨメさんには不評なのやけど、私的には、かなりうまかった。。。うどんの幅員が、かなり不揃いで、ワイルドなきしめん風のうどんに、甘辛くたいた牛肉が、ごちゃまんと入る。。。これが食べ応え抜群。。。もう一軒、行こうと思っていたけど、これは無理や・・・と、諦めた。。。ちょっとした下品さが、たまらなくうまい。。。そんな「おうどん」やったね。。。

 

せっかく四国に来たのやからと、こんぴらさんのお土産屋さんを少し冷やかして、淡路のハイウェーオアシスに立ち寄って夕方には帰宅。。。体重計に乗るのが怖い一日でした。。。

 

9/29(火) どうも、小泉改革っていうのは、良いところもあったけど、負の遺産の部分も意外と大きくて、日本人の生活とか、日本人が、どういう日本に、これからしていきたかったのか。。。という、大変、大事で大きい決断を、実は迫られていた・・・というのが、判ってきたのやね。。。

 

 何でも、競争させることは「善」で、その競争によって、世の中が効率的になり、価格が安くなったり、より便利なサービスを提供するところだけが、生き残れる。。。このことは、見るからに、正義の味方のふりをしている。でも、現実は、そうやなかった。。。

 

 日本中が、中小企業だらけの日本にとって、自由な競争っていうのは、強いモノだけが生き残って、弱いモノがすべて淘汰されてしまうことになる。。。という、至極当たり前のことが、見えて無かったのやね。。。これが一番わかりやすいので、今日は、流通に話を絞ってみよう。。。と思う。

 

近年の日本では、資金力があり、大きな店舗を展開できるところに、消費者は群がり、小さい小売店などは、大手のショッピングセンターなどに、すっかり、客を取られて、多くの店が、廃業してしまった。。。セーフティネットなんて、生やさしい話やない。。。日本の主権者である、多くの国民の生活が、ものすごく脅かされてしまった・・・という話なんや。。。

 

 商店街のシャッター通りを見ると、何かこれが、日本が、経済成長をする上で、避けて通れなかった道筋であった・・・という経済専門家の意見は、的を得ているように見えた。。。大手が一気に消費者を取り込んで、他の中小業者は、潰れた。。。

 

 ふと、気づいてみると、あっ・・・と思う事が多くなっていた。。。例えば、美味しいトマトを食べたいと思うのだが、大手のスーパーへ行っても、色や形はキレイで、そろっているのだが、昔のように、中がどろっとしていて、少し生臭いのだが、塩をかけて食べると、とてつもなくうまいトマトを手に入れるのは、本当に困難になっていた。

 

 以前なら、こだわりのある近くの八百屋のオッチャンが一生懸命、吟味したトマトを店先に並べていてくれたのに、もう、そんなものは、どこへ行っても買えなくなってしまった。大手のスーパーが指定した品種しか、栽培しなくなったし、それしか売らないから、全国どこのジャスコへ行っても、同じトマトを売っている。。。そこそこ、うまいのかも知れないけど、あの味には、遠く及ばない・・・のやね。。。

 

 そうだ、今日は、はまぐりでも焼いて食べたいと思ったのでスーパーへ出かけてみた。やっぱり、今まで北朝鮮産を国産と偽って売っていたのか、本当に不漁で、数がそろわないから、売らないのか、少し大きい目の焼いて食べるようなハマグリが、全く、売ってない・・・のやね。。。

 

 つまり、そこそこ、大手の持つルート市場に流通していて、仕入れ担当者のパソコンに入っている食品しか、仕入れないから、どんどん、食べ物の幅員が狭くなってきているのやね。。。以前なら、ここの魚屋になければ、別の所へ行けばある・・・のやったけど、大型店では、そんなの無理。。。

 

 ここで、我々、日本人は、とてつもなく、大きな間違いを起こしてしまったのやないか。。。しもた・・・って、今気づいているのやないやろうか。。。何でも大手に集約されすぎてしまうと、その地域の消費が、何と、そのスーパーの仕入れ担当者一人の手に委ねられてしまっていて、その人の選んだ食材しか、その地区の住民は口に入れられない・・・・なんて、馬鹿なことが、一つの大きいショッピングセンターに集約されてしまった地方では起き始めてたんやね。。。

 

商店街のお店も、一軒一軒が、国民であり、消費者でもある。。。そんな多くの人たちの仕事を奪ってまで、なんで、大手のスーパーだけに、消費を集めるような政策を支持してしもたんやろうか。。。集約が逆に、自由な競争を阻害してしまっているという、逆の現象がここにはあるのやね。。。

 

 商店街の店主達の後継者は、サラリーマンになり、このお店を継ぐことは、もうほとんどない。。。高齢化していたら、当然、廃業しかない。。。政府が大手企業だけが有利になる政策ばかりやるのは、たくさん税金を納めてくれるからであって、実は、政府が、本当に言うことを聞くべきやったのは、商店主らの、一票を持つ、国民のほうやったはずなんやね。。。大手企業は、国民の代表を決める選挙権を保持して無いのやから。。。

 

 ここの鰻の蒲焼きは絶品やった。。。このお寿司屋さんのマグロは、分厚くて大変食べ応えがあった。。。この八百屋さんは、大根の葉っぱをタダでくれていたから、これを油炒めにしたら、うまかった。。。皆さんの周りには、こんなお店が、きっといっぱい有ったはずや。。。でも、いつの間にか、そんなお店は閉店していて、もう、そこのものは手に入らなくなってしまった。。。ほんとに、こんな日本になるのを、みんな、望んでいたのかね。。。私は間違った・・・と思うのやね。。。大手も中小も共存して生き残る道を、もっとみんなが知恵を絞って考えるべきやったのやないか・・・と反省しているんや。。。

 

 こういう話をすと、商店街の店を畳まないといけなくなるのは、経営者に才覚がなかったり、経営努力が足らなかったからであって、競争社会のせいにするのは、おかしい・・・という人が出てくる。時代の流れやから、しゃあない・・・のやないの・・・という人も多い。。。

 

 じゃあ、どうすれば良かったのか。。。大型スーパーが進出してくる時に、大規模小売店舗の建設を規制する条例が全国各地であった。そんな大規模な店が来たら、わしらの商売がなくなってしまう。。。スーパーの進出反対・・・なんてことを、やっていた。。。ところが、規制緩和で、この枠組みが事実上、説明会を一回開くだけで良くなった。

 

 そりゃ、自分の買った土地に、建物建てて、スーパーやるのに、何で周りに、店舗の床面積を減らせ・・・とか、もっと駐車場を大きく取れ・・・とか、言われないとアカンか・・・って言われたら、筋が通らないわなぁ。。。でも、みんなは、自分たちの生活がかかっていたら、必死になって反対していたのやね。。。で、結局、建った。。。案の定、商店街は閉店が相次いで、シッター通りに。。。なった。。。

 

 ここで、ちょっと、知恵を出したところがあったのやね。。。規制緩和は仕方がない。。。新しいモールが出来るのも、元気が出て良い。。。だったら、地元の商店も、そのモールに出店させてくれ・・・と交渉して、出店したところもあった。。。結果は、なかなか厳しかったけど、とりあえず成功してくるところも出た。。。こんな手もあったんやね。。。

 

 何事にも、公平・・・っていうのは、難しい事や。。。でも、どういう日本にしたかったか・・・という設計図が、その時の日本に果たして有ったかどうか。。。いささか疑問なんやね。。。訳の分からないままも暴走していた日本社会。。。いま、一度、総括しなければいけない時期に来ていると思わへんか?

 

9/30(水) 鳩山内閣が誕生して、めまぐるしく政治の世界は変わっていく。。。無事、金融サミットデビューを果たして、改めて、鳩山氏個人への、意外なほど世界が注目してくれている・・・という感覚。。。感じた人は多かったのやないかね。。。日本の総理が、世界中から関心を持ってもらえる・・・。これって、かなり久しぶりやし、日本人としても、素直にちょっとうれしい感覚はある。。。

 

 みゆき夫人も、なかなかの才女で、ファッションセンスも、今までのトップレディから考えると、かなり上位。。。コシノジュンコとお友達・・・っていうのやから、世界の日本人女性を見る目を変えさせたかも知れないね。。。日本にも皇室以外のセレブが居るのやって。。。

 

 この旬なうちに、なんとか、コペーンハーゲンのIOC総会へ行って、ガッチリと、東京オリンピックでも、引っ張って来て欲しいもんや。。。オバマのヨメはん・・・とか有名人が、来たら、ふらっと、投票する人もいるやろうしね。。。リオデジャネイロとか、シカゴとかが相手やろうしね。。。ライバルは強敵や。。。皇太子さんが行って、アカンかったら、恥をかかすことになるから、難しいからね。。。今の鳩山さんやったら、うけるかもね。。。あんたが行かなかったから、取れなかったって、石原のオッサンに言われないためにも、行っておいてほしいものや。。。

 

 まぁ、順風満帆のように見える鳩山さんやけど、不安材料は無いわけやない。。。その第一は、藤井財務相や。。。大蔵省出身の割に、実はこの人、経済政策には無頓着なところがある。財務官僚によくあるタイプなのやけど、日本の円高を容認するような、不用意な発言をポロッとしてしまうあたり、この人で財務相、大丈夫か。。。って気にさせてしまう。。。

 

 確かに、円が強くなる事は、国民にとって、そんなに悪いことでは無いのだけれど、今の日本の現状を考えると、なかなか内需主導型の経済運営には、ほど遠い・・・っていう状況がある。。。つまり、まだまだ輸出依存型が残っている日本で、円高になってしもたら、輸出で食っている企業の儲けは吹っ飛んでしまう。。。

 

 この不用意な発言で今まで91円前後をうろうろしていたドル円は、一気に89円。。。これは戦犯ものやで。。。企業の為替財務担当者の悲鳴が聞こえてくるようやで。。。止めてくれ・・・って。。。

 

 さて、次に鳩山内閣の足を引っ張るのは、亀井静香や。。。このオッサン。小泉と喧嘩して、自民党は飛び出してみたものの、地元広島でもそんなに人気ものではない。もともと、警察官僚出身で、その前は、東大で、マル経(マルクス経済学)オタクのようなところがあったという。。。死刑廃止論者で、もともと自民党にいたのが不思議なぐらい、社会主義的な思想が強い。。。郵政民営化の見直しが、国民新党の党是やけど、そこまで、国民は求めていない・・・という感覚が解ってはらへんのやろうね。。。

 

 このオッチャンが、金融・郵政担当大臣になって、何を言い出すかと思っていたら、何と「モラトリアム」やて。。。おいおい、何か、時代錯誤なこの言葉。。。直訳すれば、返済猶予。。。借金をしても、その返済をずーっと待ってあげなさい・・・なんていう法律。。。支払い延期の意味なら解らないでもないけど、ちょっと経済をかじった事のある人なら、このモラトリアムという言葉には、どうしても、借金をチャラにしてもいいよ・・・というイメージがつきまとうのやね。。。

 

 つまり、カネを借りても、返せない人は、返さなくてもええよ・・・っていう世界。。。モラルの崩壊そのもの・・・なんやね。。。いくら友愛でも、これって、社会のルールとして、何か中世の世界とか、歴史の教科書の中でしか、聞いたことのないようなお話。。。ほんま、こんなこと、言わせてええのかね。。。こんなの続いたら日本中の銀行がバタバタと潰れよるで。。。

 

 最後の鳩山内閣のアキレス腱は、福島瑞穂や。。。組閣時期に、民主党本部に何度も何度も電話かけてきて、おの小沢でさえ、「ほら、また、オバチャンからや・・・」つて、言われていたっていう話は有名や。。。いくら参議院で過半数を取れないって、言っても、国民が支持したのは、民主党や・・・。社民党や、国民新党は、あんまり、大した支持をしてなかったのに、その政党の意見が強く出過ぎてしまうのは、困った問題や。。。

 

 消費者庁の設置にも、子供手当のバラマキにも、私は疑問を持っているのだけど、福島氏は、この特命大臣。。。弁護士出身だから弁は立つのだけれど、人権擁護が過ぎて、警官やら自衛隊は武器を使うな・・・なんていう発言を見ると、ほなら、その人たちの命はどうして守るねん。。。犯人にも人権はあるのやけれど、その犯人を手厚く守るよりも、被害者の命の方が軽視されるような今の風潮。。。どう考えても狂っているとしか、思わないで。。。

 

 ユニークなのはええ。ただ、筋は通してくれ。。。本当に良い政策っていうのは、確かに時代が評価するものや。。。いま、一番の大問題は税金の無駄遣いと、役人天国や。。。これを抑えるために、有る程度のことは、国民は目をつぶるやろう。。。そう、思えるほど、今の日本は重症患者や。。。これ、ゼツタイに、忘れんようにしてほしいね。。。

 

 

2000年9 10 11 12

2001年1         10 11 12

2002年1         10 11 12

2003年1         10 11 12

2004年1         10 11 12

2005年1         10 11 12

2006年1         10 11 12

2007年1         10 11 12

2008年1         10 11 12

2009年1         10 11 12

 

<最新の日常のページへ>

 

戻る

 

inserted by FC2 system