日常のページ

 

2/1(月) しばらく静かや・・・と思っていた北朝鮮。。。事もあろうか、韓国の西海岸の沖に、航行禁止区域を設定したかと思えば、何と何十発も、実弾射撃訓練・・・やと。。。何か「忘れんといてや〜」「ここにいるで〜」って、子どもが言っているみたいでいじらしいぐらいやね。。。

 

 まぁ、この国は、平気で国民を飢えさせるような国や。。。もし、三男坊が次の大将になるとしたら、何と親子孫三代にわたって、世襲で国の長が引き継がれるという、地球上でも珍しい独裁国家や。。。中世やあるまいし。。。もう21世紀やで。。。

 

 

 まぁ、金さん一家って、いうのは、もともと馬賊の親玉の家系。。。盗賊の一家が国を仕切っている限り、民主的な発想っていうのは、出てこないし、軍が国民を押さえ込んで、国家体制を維持してきた国やから、何としてもこの体制を守ることが、この国にとっての第一義。。。つまり、鎖国前の日本のような感じやね。。。

 

 

 普通の国なら、このままでは、世界の流れから置いて置かれてしまう・・・という危機感が国内で生まれてきて、日本の明治維新のような、自らから、民主化の動きが出てきて然るべきなのやけど、この国は、これらを厳しく押さえ込み続けている。。。

 

 

政治体制の維持も大事だが、経済発展も大事という方針に転換した中国の成功例を横目に見ていると、我が国も。。。となるのが普通なのやけど、何せ、個人経営みたいな国家やから、いつ、寝首を刈られるかが怖くて思い切った事が出来ない・・・。これが、北朝鮮の実情なのやないかね。。。個人崇拝しか手がない国家っていうのは、哀れなモノや。。。

 

 

そんな北朝鮮も、日本の在日実業家らが、紳士服の工場を北朝鮮に作ったり、韓国の企業が、白頭山なんかに、大規模な経済投資をして、少しは、国の経済発展のことを好転させる動きは有った。。。これを続けていれば、北朝鮮は、今のように孤立化する事も無かったやろうし、何かにつけて、逆ギレする反抗期の男の子のような行動を取ることも無かったのにね。。。

 

 

北朝鮮っていうのは、プライドを大事にする国のようで、人に支援をしてもらうくせに、素直に御礼が言えない。。。つまり、「ありがとう」が言えない国家や。。。支援する方は、なんでそこまでして、支援してあげないとあかんのか。。。って、腹が立つ事が多い・・・。だから、忍耐が必要なのやね。。。

 

 

ただ、必要以上に甘やかせるのは、この国にとって、よろしくない。。。同民族である韓国がトウモロコシを何十万トンも毎年支援している。。。北朝鮮は無計画な伐採のため、土に保水力がなく、少しの雨で土砂崩れが起きたり、水不足による干ばつや、肥料不足で土地が痩せて、作物の不足が続いていて、食糧事情は極端に悪い。。。

 

毎年のように何十万人もの餓死者が出ているというから、深刻やね。。。それでもテレビに映っている人はいかにも幸せで、ふくよかに太っているから、国を挙げて、酷い状況であることを、国際社会に見えないように、必死になって隠している。。。たまに、在日朝鮮人の人が墓参りと称して北へ中国経由で帰った時の映像などが、漏れてくるけれど、みんなガリガリで、干からびたトウモロコシを奪うようにして取り合っている姿なんかが映ると、ほんま、国家って何なんやね・・・って思う事が多い。。。

 

 

もともと朝鮮半島は、貧しく何の産業もないような乞食の多い国やった。一部の支配者層だけが良い生活を送っていて、他の多くの国民は貧しく酷い生活を送っていた。。。まぁ、日本も一時は、飢饉の時なんかは、似たような状況だったから、人のことは言えないのだが、そこから、何百年経っても、未だに抜けられずにいる・・・。こんな表現が正しいのかも知れないね。。。

 

 

私は国っていうのは、努力が報われる・・・っていうことが、発展のための第一条件やと思うんや。。。いくら、頑張っても下級武士だった坂本龍馬は上級武士になれなかった時代より、努力して、他人様に認められれば、良い家に住めたり、良い服が着れたり、美味しいものが食べられたり・・・っていうのが、人を努力させるものやからね。。。

 

 

中国に出来て、北朝鮮に出来なかったのが、まさしくそれ。。。中国は努力すれば大金持ちになれるという、「チャイナドリーム」を国が保証した。。。ところが北朝鮮は軍や国家政府の上層部以外の人間が、金正日将軍様より、良い生活をしたり、良いモノを食べたりすることを許さなかった。。。つまり、努力しても、努力のしがいのない国・・・にしてしまっていた。。。のやね。。知らず知らずのうちに。。。

 

 

かく言う、我が国日本はどうやろう。。。鳩山さんのように毎月1500万円もお小遣いをもらえる人は、何も努力もしなくても権力者になれるし、人の嫁さんも横取りしてこられる。。。

 

 

赤貧の人力車夫の家庭に育った某幹事長は、何とか金持ちになりたくてなりたくて、まともなやり方では、そんなに金儲けが出来ないものやから、少しぐらい無茶なことをしてでも、金の亡者になって、阿漕な金儲けをする。。。こんな国や。。。

 

 

ジャパンドリームがちゃんと描けるような国・・・に、今の日本はなっているのやろうか。。。もし、それが無いのやと、これからの日本には、明るい未来は無いで。。。

 

2/2(火) 横綱・朝青龍が徹夜で酒を飲んでいて、朝の四時に飲食店の店員を車に連れ込んで暴行し、鼻の骨を折る怪我を負わせていた。。。またまた、お騒がせ横綱のご乱行・・なのやけど、ちょっと前までは、付き人と身内の喧嘩をしていた・・・って嘘をついていた点があって、今度のは、ちょっと悪質や。。。

 

 

 私には、朝青龍をずっと横綱とは認めない・・・と言って、横綱審議会の任期を終えた内舘さんの言葉が、今更のように、よみがえってくるね。。。相撲は国技で、他のプロスポーツとは違って、文部科学省が管轄している。日本相撲協会は、公益性のあることをしている・・・として、税法上の大きなメリットを与えられていて、納税義務が免除されている公益法人である。。。

 

 

 私は、今度のことがあるから。。。ではなく、言っちゃ悪いが、相撲に公益性とか、社会的な規範性とか、青少年の健全育成なんて、取って付けたような蘊蓄が、今の時代、まだ必要なのか・・・っていう点に置いて、甚だ疑問に思うのやね。。。

 

 

 相撲は、本場所と呼ばれる場所以外にも地方巡業と言って、全国いろいろな所をまわって、入場料を取って見せるスポーツや。。。この点に置いて、プロ野球やJリーグ、ボクシングやレスリングと、何ら変わることはない。。。ところが、相撲だけ、日本人の心・・・とか、精神的な相撲道・・・みたいなものがあって、神聖なものである。。。として、特別扱いをしている。。。こんなことも、もう、ぼちぼち見直す時期が来ているのではないか・・・と思う時が最近多いのやね。。。

 

 

 相撲取りの間に、覚醒剤常習者が見つかったり、星を売り買いする八百長が見つかったり、外国人が全盛のこの世界では、最早、親方がその人の人格や行動そのものまで監理したり、それに対して責任を負ったり出来ないところまで、来てしまっているのやないのかね。。。

 

 

 いま、貴乃花が理事選挙に出て、何とか現代に合致した相撲界にせんとあかんのやないか・・・って、やっている。私は、有る意味、危機感の表れ・・・として、この騒動を見ているのやけど、相撲関係者は、薄々は、今までのままでは難しい・・・と感じ出しているのは間違い無いのやないかね。。。伝統っていうのは、守るだけではなくて、何か付け加えて行くものやないと、結果として守れないのは、いろいろな世界を見ていれば判ることや。。。

 

 

 スポーツエンターテイメントっていう考え方がある。プロレスリングは、ショーとして、楽しめる中身を作るし、やらせではないプロスポーツは、真剣な力と力のぶつかりに魅力がある。どちらも、見て人を愉しませるという点においては同じや。。。

 

 

 ただ、人を愉しませることが仕事の、プロ選手が、素人さん相手に喧嘩したり、人を傷付けてしまったり、社会一般的にも、犯罪になるような行為をしてしまうことは、厳に慎まなくてはアカン。。。有名人だから・・・で許されることではないからね。。。

 

 聞けば怪我をさせたのは、元ヤーサンで、外国人クラブの店長とか・・・。朝青龍は、外人モデルをレイプして、それを止めに入った店長を、付き人とともに車に連れ込んでボコボコにした・・・っていうのがどうやら真相らしい。。。噂では覚醒剤もやっていたのやないか・・・っていうのもある。。。あま、相手がヤーサンだけに、警察には告発せえへんのやろうけど、現役横綱のご乱行・・・。行きすぎにも程があるで。。。

 

 

 相撲は、古くから日本人に親しまれたスポーツ。。。日本人にも高い人気があるスポーツや。。。ただ、これを他のスポーツと、特別扱い出来るスポーツとして、これからずっと、未来永劫残して良いか。。。よく話題にされる、古い親方との師弟関係を大事にするやり方が、これから先も現代っ子に通じるのか。。。いじめで兄弟子に殺されても泣き寝入りしていたような、異常な世界でなくなるようにするのが、最低限、いま取り組まないといけない話になるのやないかね。。。

 

 

 私は、もう相撲が公益法人格・・・っていうのを返上して、スモウレスリングとして、複数の興行主が競うような方向性が出せないやろうか。。。って思うんや。。。力を競うスポーツやのに、体質は身内だけの暗い組織。。。上の者は、大金をつかめるが、下の者は、生活すらまともに出来ない・・・。若い衆には、個室も与えられないし、兄弟子たちの食事の世話をするだけの毎日。。。。そんな、組織内の格差もある。。。それもこれも、競争が無いのが原因で、もし新日本相撲協会が出来て、交互に興行権を持って、力士も、各部屋毎に年俸制にして、トレードも出来るような体制になったらどうやろう。。。

 

 

 新弟子検査にぜんぜん人が集まらない。。。。来るのはハングリースピリットにあふれた外国人ばっかり。。。こんな現状も、もし、幕内力士になったら、年収1億円が保証されるとなったりしたら、相撲とりになろうか・・・っていう日本人の若者も増えへんやろうか。。。貴乃花が言っている、タニマチさん頼み・・・から、相撲サポーターシステムへの資金集めシステムの変更も、こんな流れを誰かが作っていかないといけない・・・という、心配から出ていると思うのやね。。。

 

2/3(水) 先月の28日の午後、京都の人にとったら、とてもビックリするようなニュースが走った。。。京都一の繁華街四条河原町にある阪急百貨店が何と今年の秋にも退店するのだという。。。三十四年前、阪急がとうとう京都にも進出してきた・・・と思っていたが、まぁ、私らには、ほとんど縁のない商品ばっかりしか売ってない。。。若い女性向きの服しか無い珍しい百貨店やという認識やった。。。

 

 

 それに、この百貨店は、京都の百貨店やったら当たり前だった「デパ地下」が無い。。。地下一階にも婦人靴なんかの売り場だけ・・・ってなったら、なかなか人が集まらなかったのやないかね。。。実は私、この百貨店、この34年間で多分、5回ぐらいしか、中に入った事がない。。。それも、セブンエイトっていう上のレストランフロアや。。。まぁ、そういう意味では、デパートであってデパートやない・・・。私にはそんな感じの百貨店やった。。。

 

 

 それにしても、有楽町の西武といい、京都の河原町阪急といい、今まで消費のバロメーターとなっていたような業種が、もう、時代遅れの商売のやり方として、廃業を余儀なくされている。。。郊外の山の中に出来たアウトレットには、朝早くから平日でも車の行列が出来るというのに。。。消費者の指向の変化っていうのは、残酷なものやね。。。

 

 

 それだけ、今まで百貨店は、あんまり、ライバルがいなくて、デパートの看板の上にあぐらをかいて、殿様商売をやっておった・・・。そんなところやろう。。。実際、平日にでも、今の百貨店へ行ってみ。。。見事に高齢のおばちゃん・・・ばっかり。。。いや、おばあちゃんか。。。この人たちが足腰立たなくなって、買い物にも来られなくなったら、ほんま、デパートなんて、誰も人が集まらなくなるで。。。

 

 

 若い人らは車でいろいろなところに出来るショッピングセンターやら、ショッピングモールへ出かけるけど、年寄りは敬老パスでデパート・・・っていうのがメインやからね。。。あと20年したら、この世からデパートなんていう商業形態が消え失せるのかもね。。。

 

 

 実際、京都の近くでも、駅前の近鉄百貨店のあとは今年の秋にもヨドバシカメラが出てくる。。。枚方市のくずはにあった松坂屋の跡は、くずはモールといって、なかなか人気のショッピングセンターになっとる。。。駅前で、場所がええからね。。。何の商売でも出来る。。。

 

 

 今度閉店が決まった阪急も、四条河原町っていう超一等地。。。まして角地。。。京都の高島屋や大丸が5万u規模の大型店やのに、たった8千uという規模の小ささはあるにせよ、跡に何が来るか。。。は、しばらく京都っ子の話題になるやろうね。。。

 

 

 似たような規模では、いま四条烏丸の北西角で、新風館を成功させた、NTT関連の開発会社が商業施設を建築中や。。。こちらとの、河原町対烏丸の競争も見ものやね。。。

 

 

 阪急電鉄の終着駅、四条河原町近辺では、OPAであったり、ミーナとか、コトクロスとか、最近ファッション関係の新しいビルがどんどんオープンしている。。。私らオッチャンには、てんと、縁がないのやけどね。。。まぁ、その路線で、ファッション関係の元気のあるブランドを誘致するとか、流行のH&Mとか、そんなのになるのやろうね。。。

 

 

 何といっても、この場所は、京都一、地価が高い場所や・・・。今一番元気のあるところしか、ここには出てこれないはず。。。この器を使いこなせるのは、いったいどこか・・・。大変興味深いね。。。

 

2/4(木) それにしても、小沢一郎・・・っていう人の感覚。。。またまた別の4億円のお金の出所を追及されて、知人から預かった・・・。その人はもう死んでいる。。。。今度は「死人に口なし作戦」かいな。。。ほんま、見苦しいで。。。

 

 

 その前の4億円のお金を何故、頻繁に金融機関から出し入れしたのか・・・って聞かれて。。。新しいお札と換えたかったのだろう・・・やて。。。まるで、人ごとのように言う。。。。まぁ、マネーロンダリング・・・っていうのは、確かに資金浄化・・・っていう意味。。。後ろめたいお金を、堂々と使えるお金に見せかけるために出し入れ・・・していたのは、確実やんか。。。白々しいにも、程があるで。。。

 

 

 おまけに、そのことを、またまた秘書しか判らないと、人ごとのように言っている。。。細かい事は秘書に任せていた・・やて。。。4億円のお金の出し入れが、「細かい事」なんていう言い訳が通ると思っているのかね。。。まさしく、小沢本人がお金のやりくりをしていたことは、明々白々やで。。。

 

 

 おまけに、その資金の言い訳に使っていたのが、何と、妻と子どもの名義。。おいおい、小沢一郎名義を妻や子ども名義に換える・・・つていうことの意味。。。こいつ、判っているのか。。。これを資金の譲渡。。。つまり贈与や。。。当然、半分は税金に持って行かれるぐらいの大金の贈与や。。。これって、鳩山さんと同じように、完全な脱税犯・・・やんか。。。

 

 

 政治資金規正法の趣旨は、政治家が、賄賂をどこからも、貰っていませんよと、選挙民に、毎年、自らの資産を公開して、知らしめることにより、身の潔白を常に自ら証明する事にある。。。だから、毎年、政治家は自らの財産を洗いざらい報告する義務がある。。。ところが、政治資金の管理団体っていうのを使えば、この資金の流れの一部、、、いやほとんどが、隠せてしまう・・・という「ザル法」の部分が見つかった。。。ほんま、早急に法律変えないとね。。。

 

 

 贈与に関して言えば、鳩山さんの場合は、ゴットマザーの存在があったけど、小沢一郎の場合は、資金の供給先は、ゼネコンしかない。。。さぁ、今度は、どんな言い逃れをするつもりかね。。。これだけ巨額の脱税と、収賄、政治資金規正法違反、虚偽記載。。。刑事事件になって、小沢一郎自身が起訴されない限り、幹事長職も辞めない。。。もちろん、議員バッチも外さない・・で、世間の批判に、どう立ち向かうつもりなのかね。。。民主党、参議院選で大敗するで。。。

 

 

 聞けば、小沢以外の自民党員にも、政治資金で不動産を買っていたヤツがあと何人かいたそうや。。。でも、だからと言って、そんなことが正当化されるはずはない。。。政治資金っていうお金の中には、多分に公的な意味合いの強いお金が含まれている。。。小沢自身は、自由党の解散の時に、前の政党助成金を返還すべきなのに、そのままネコババしている疑惑が浮上している。。。これって、ものすごく判りやすい公金横領事件や。。。何で、財務省は小沢一郎に対して、執拗に返還を求めないのかね。。

 

 

 敵対するグループもやっとったから、小沢だけ批判されるのはおかしい・・・つていう論理は、他にも万引きしているやつがいるのに、自分だけ逮捕されるのは不当だ・・・って言っているのと同じ。。。たまたま、交通取り締まりの、ねずみ取りに捕まったのが運が悪いのやなくて、やっぱり、スピードオーバーして、車を運転していたのが悪い・・・という当たり前の論理や。。。

 

 

 最近の民主党の中を見ていると、どもう、善悪の見極めも出来ないようなヤツらが多すぎる。。。検察が捜査情報をリークしていることが、公務員の守秘義務に違反している・・とか、取り調べの状況を透明化して、小沢一郎に何とか有利な展開に持っていきたい・・・そんな意図が見え見えや。。。検察もおかしい・・・なんて言い出したら、それって、どこに正義を求めるのかね。。。まして、その検察の組織上の最高指導者っていうのは、鳩山さん本人なんやで。。。この不思議と矛盾。。。どう説明するねん。。。

 

 

まだまだ民主党は、野党癖が抜けないというか、人の批判は得意やけど、自分では何も出来ひん・・・労働組合のような体質。。。もう、4ヶ月も経っているのやから、賞味期限も過ぎているで。。。今の状況に陥ったのは、前の政権の責任・・・なんていう言い訳や、批判をしている限り、まだまだ、政権与党の器になってない・・・って、思うのは、私だけやないで。。。その自民党政治を変えるって約束して、選挙に勝ったのやからね。。。下手な言い訳は止めた方が宜しい。。。

 

 

 確かに、日本っていう国は、「参考人」っていうレベルとか、「被疑者」「容疑者」っていうレベルとか、それが「犯人」になり、「囚人」となるまでの、扱いが、大変不明確や。。。事情を聞く段階と、容疑についての弁明を聞く段階と、起訴する材料を集める段階、起訴されて裁判にかけられる段階・・・本当なら、その各々に、人権に配慮されるべきところがあったり、顔写真の公表を伏せてもらったり、いろいろなケースが出てきた。。。

 

 

 ただ、明らかに犯罪を疑えている場合、「顔をさらさせる」っていうのは、有る意味、辱めを与えるっていう意義がある。日本の場合は、逮捕された瞬間、その人がまだまだ容疑者の段階にも関わらず、マスコミによって、事実上、罪人としての制裁が行われるケースが多い。。。小沢一郎のケースは、もう政界一の実力者の犯罪や。。。好き放題やっとった過去を悔いて、「悪うございました。もうしません」。。。っていう勇気。。。要ると思うで。。。

 

2/5(金) 小沢問題は、政治資金規正法での、虚偽記載については、どうやら不起訴処分になりそうやという。。。まぁ、予想通りやけどね。。。ただ、政治資金で20もの不動産を購入していた事実。。。その資産を夫人や子ども名義にしていた事実については、前者については、倫理に悖るという意味で、後者は、大金の贈与税脱税で、いずれも告発されないと、おかしい・・のやないか。。。

 

 

 政治資金規正法での立件は見送られたというだけで、贈与税の脱税や、政治資金をネコババしておった罪っていうのでは、当然のことながら、批判を浴びないと、おかしい・・わなぁ。。。こんなの許していたら、日本中で小沢は良くて、私ならアカンのはなんでや。。。ってなって、家族間贈与が非課税として流行ってしまうことになるからね。。。しっかり取り締まらないと、モラルハザードが起こる。。。

 

 

 それに、検察は堪忍してくれても、国民は堪忍しない。。。支持率低下で、小沢幹事長での参議院選挙は、事実上、出来ないこと・・・になるのやないかね。。。誰が見ても「真っ黒」な小沢の言うことなんか、誰も聞かなくなるからね。。。政治家っていうのは、人気商売や。。。不人気ものは政界から去るしか道は無いで。。。

 

 

 さて、人気もの・・・・って言えば、大阪府の橋下知事さん。。。就任からもう2年もなるのに、未だに85%もの、高支持率をキープしている。たった、2年で大阪府を黒字決算に戻した実績。。。無駄への切り込みに府民が絶賛を送った・・・というところやろう。。。

 

 

 その橋下知事が最近特に多く発言するのが、府と市の統合や。。。大阪府と大阪市っていうのは、互いに似たような施設を近くに持っていたり、水道事業など、重複したインフラ整備を続けているなど、ほんと無駄が多い。。。

 

 

 東京などは、都庁と、その下にすべての区と市町村があるすっきりとした組織になってるのだが、大阪などの政令指定都市は、多くの場合、二重行政になっているケースが多い。。。横浜市と神奈川県。大阪府と大阪市・堺市。京都府と京都市。兵庫県と神戸市。仙台市と宮城県など、その地方の中で大都市のあるところはすべて、この問題に悩まされている。。。

 

 

 例えば京都の場合、教育委員会でも、京都市教育委員会と京都府教育委員会の二つがある。府立の高校と市立の高校が似たような地域に点在し、無駄なこと、この上ない。。。府と市のやることを、もっとしっかり手分けして、ダブらないように調整出来ないものか・・・って私ら素人は思うのだけれど、各々の役人さんたちにも言い分があって、なかなかそれを手放そうとしないのやね。。。

 

 

 道路工事をやるにしても、国道は国が、府道は府が、市道は市が工事をバラバラにやる。。。一本化すればええのに、各々がバラバラに工事をやられた日には、そこいらじゅうが、工事だらけになる。。。何とかならんのか。。。って思うのは、私一人やないで。。。

 

 

 これを何とか解消する方法は、この日本に基礎自治体と呼ばれる一番身近な行政の存在と、その地方をまとめる州に仕事を集約して、今の府庁や県庁を廃止し、近畿地方なら近畿州だけにする。。。っていう方策が効率的になる。。。

 

 

 つまり、大都会では区が基礎自治体になり、東京都のように、東京市は要らなくするのや。。。大都市の市議会や、府議会、県議会は解散して、州議会に統合する。。。これでけで、日本中の行政コストが、どれだけ削減出来るか判らないほどの効果が有る。。。

 

 

 これから少子化高齢化を迎える日本にとって、今のような非効率な行政システムというのは、贅肉でしかなくなる。。。コンパクトで、効果的な行政サービスとは何か・・・っていうのを突き詰めて行かないと、この国は、役人たちに食いつぶされてしまう。。。税金でメシを食っている人の総人数を、もっともっと減らさないと、日本全体の高コスト体質は、直らないし、一日も早く役人天国を終わらせないと、日本はもう立ち直れないほどのダメージを受けてしまうことになるのやないかね。。。

 

2/6(土) 今週、国土交通省からの発表があって、今年6月から、高速道路を無料化する路線が発表になった。。。全体の18%の路線が無料になるのだけど、これって、国が無料化した代金をケチって、なるべく、交通量の少ない、安く済む所だけを無料化した・・・って感じ。。。ぶっちゃけて言えば、不採算なところを全部無料化した・・・っていう本音が見える。。。

 

 

 私は、そもそも、国が税金を使って作った道路を道路会社か何かに独占的に預けて、運営管理させて、その料金をその道路会社のものにする。。。っていう発想、そのものが、大変、間違った考え方やと思うのやね。。。その道路の料金を無料にするために、国がまたまた財政出動して、赤字路線の補填をするようなものやんか。。。

 

 

 これって、実は、道路って言う国民共有の資産を、食い物にしている奴らを未来永劫、認め続ける・・・っていう事やからね。。。つまり道路利権や。。。道路は国が直接造って、無料で通させる・・・のが当たり前・・・という大前提を崩してしまったら、こんな外郭団体の言うがママ・・・になってしまう。。。

 

 

 本来、高速道路の料金徴収は、国家としてのインフラ整備を促進するために取られてきたはずや。。。税金だけを使っていては、工事費の嵩む道路建設はなかなか進まない。。。だから、利用者から料金を取って、そのお金で、道路建設費のためにした借金を返済していこうとしたんやね。。。

 

 

 ところが、開通から30年も40年もかかって、やっと借金の返済が終わったと思ったら、今度は、他の道路を整備するために、もう少しの間だけ、料金を集めさせてくれ。。。料金プール制なんていう、屁理屈を考え出しよった。。。

 

 

 そして、もう日本の背骨の部分は完成して、やっと無料になると喜んでいたら、またまた無料にはならんやて。。。ほんま、馬鹿にしているんか。。。太平洋ベルト地帯に住む住民や企業は、もっと怒らないとあかんで。。。せっせせっせと、馬鹿高い料金を払ってやっているのに、いつになってもタダにならない。。。

 

 

 民主党が高速道路を無料にします・・・って言うから、投票してやったら、当選して数ヶ月も経たないうちに、無料にするのは、田舎だけ・・・やと。。。馬鹿にするのも、ええ加減にせえって言いたいわ。。。これを詐欺って言わないでどうするねん。。。

 

 

 国民っていうのは、法の下の平等っていうのが認められているはずや。。。都会に住む人は、毎日のように、高い高速道路料金を払い続けさせられて、田舎に住む人たちは、出来たばっかりの新品の道路を毎日使ってもタダってか。。。そんな理不尽なことは無いで。。。その道路作った金は、我々が払った料金であったり、我々の払った税金やぞ。。。田舎に無駄な道路をたくさん作って置いてすぐに無料化するなんてとんでもない。。。元が取れた都市部の路線から無料化するのが、筋ではないのか。。。不公平、極まりないで。。。

 

 

 そもそも、民主党の高速道路無料化の公約は、高すぎる日本国内の物流コストを下げることにあったはずやないのか。。。こんな誰も使わないような路線だけ無料化したって、どれだけ費用対効果が見込めるものか。。。今ある高速、特に交通量の多い路線を無料化しなくてどうするねん。。。

 

 

 無料化したら、高速道路が渋滞するから・・・っていう問題は、私は別の話やと思うんや。。。交通量予測をしっかりして、路線を6車線化、8車線化せんかいな。。。それがあんたらの仕事やろ。。。愚痴を言うのは、仕事放棄やで。。。

 

2/7(日) 何かとお騒がせなのが、お相撲さんの世界。。。朝青龍が示談で決着したと思ったら、引退表明。。。ファンに頑張れと言われて逆ギレしたと報道されているけど、どうも真相は違うのでは・・・。そうやないと、引退までせえへん。。。。

 

かと思うと、今度は貴乃花親方が一門から離脱しても理事に立候補。3人も貴乃花親方に投票した人がいて。。。犯人捜しに躍起・・になっている。

 

 

 そんなことをするくらいなら、最初から、無記名投票なんて、しなけりゃええのに。。。スポーツマンらしくないなぁ。。。そんななか、正直に私は貴乃花親方に投票しましたと話したのが安倍川親方。。相撲協会から、脱退する覚悟で記者会見をした。

 

 

 さすがに、若い親方の捨て身での抵抗に、理事会側も折れて辞めることはない。。。と引き留めた。。。まぁ、そのぐらいの覚悟がないと、相撲協会は変わらない・・・ということなのやろう。。。投票する人を一人一人睨み付ける威圧感のある投票風景を見ていて、「あぁ、これぞ、民主的な投票や・・・」と感じた人は、少なかったのやないのかね。。。

 

 

 よく聞けば、この若い親方連中っていうのは、誰かから、年寄りの株を貸して貰って、投票をするのだという・・・。この年寄株っていうのが、かなり力士の間で、高額な取引がされているといいうのを聞いたことがある。そこそこのお金がないと、これを持てない・・・。つまり、現役時代、どれだけ稼げたかで、この年寄株が買える人と買えない人が出てくるから、厳しい世界や。。。

 

 

 裸一貫、勝ち星を稼いで、土俵に埋まっている金を掘り出す。。。相撲のロマンは、やっぱり、破格のご祝儀や、高額のお給金で成り立っている。。。ただ、他のプロスポーツと比べてどうか。。。野球の名選手やら、プロボクシングの選手達や、サッカーのJリーグの選手の年俸が何億円・・・とか新聞に出ているけど、力士たちの収入はどうなのか。。。

 

 

 封建的な師弟関係はまだ我慢できても、収入の面で押さえ込まれていればなかなか、なり手がない・・・。こんな問題がある。。。一人一人に、個室が与えられて、本人が練習に集中出来るような近代的な設備とか待遇がないと、なかなか今時の若者は来てくれない・・・のやないのかね。。。

 

 

 部屋っていう名のプロダクション。土俵っていう名のリンク。相撲協会っていう興行主。言葉を変えたら、そのまま、プロレスになる現状を考えたら、国技っていう名の上に胡座をかいているのやなくて、もっといろいろな方策は考えられる。。。若い若乃花親方に期待がかかるのも、そんなところやないのかね。。。

 

 

 親方っていうのは、元関脇とか、元大関とか、元横綱とかがなる。名力士が必ずしも名親方にはならないから面白い。。。現役時代に、花が咲かなかった人も、指導者として花が開くことがある。。。でも、逆に現役時代に、弱っちいヤツやったのに、理事会では大きな顔は出来ない・・・っていう、本音の所は、力勝負の世界やから、やっぱり有ると思うのやね。。。

 

 

 一時代を気づいてきた人っていうのは、どうしても、相撲協会に貸しもあるし、恩もある。。。。それだけ、昔の戦績っていうのが、声の大きさに関わってくること・・・っていうのは、有る程度は仕方のないことやと思うのやね。。。その意味では、千代の富士やら貴乃花なんかは、大横綱として君臨してきたし、実力も有った。。。

 

 

 でも、反対に、ひがみやっかみの世界では、相撲界のサラブレッドのような体質を持つ貴乃花を、快く思っていない人・・・っていうのは必ず存在する。。。それを考えると、これから先は、結構、茨の道かもね。。。

 

 

 相撲っていうスポーツは、特別なもの・・・っていうことにしていたら、いつまでも今の人気が保てるか。。。って言ったら、難しいやろう。。。実際問題として、上位の成績を見ているとほとんどが外国人力士・・・つていう現実がある。。。日本の国技である相撲で、日本人が外国人に勝てない・・・では、相撲人気もなかなか長続きしない。。。相撲部屋が近代化すると同時に、子ども時代から、相撲に慣れ親しんで、将来はプロ力士になろうという、人材を発掘し続けるシステム構築が、やっぱり、急務なんやろうね。。。

 

2/8(月) 今週末からいよいよ、バンクーバーオリンピック。。。カナダのバンクーバーでは、あんまり雪が積もって無くて、必死で雪張りして、スキーのコースを作っているそうや。。。私がバンクーバーに行ったのは、もう33年も前・・・。。。ゆったりした港町やった記憶がかすかに残る。。。ヨットハーバーが印象的なところやったけど、これから数週間はウィンタースポーツの祭典会場として、世界的な注目を集めることとなる。。。

 

 私の記憶が確かならば、カナダのバンクーバーとアメリカのシアトルは、かなり近い。。。国境を挟んで、少し町は間にあるけど、お隣同士のような関係。。。つまり、カナダにしては、一番南の西の端の位置にある大都市がバンクーバーや。。。カナダのウエストコーストっていう感じ。。。比較的温暖で過ごしやすい都市。。。そんな印象や。。。

 

 

 まぁ、冬期五輪っていうと、実は、北半球五輪って言っても過言やないぐらい、赤道より北の国々しか参加しない。。。もちろん、この地球上にある国を北と南でわければ7対3ぐらいで北に集中している。。。雪を見たこともない国の人がスキーをやるのも大変やし、まして、その長いスキーをはいて、飛んだり跳ねたり、長い距離を滑ったり、氷を作ってその上で滑ったり、は、やっぱり気温がそこそこ低い土地でしか出来ないことや。。。

 

 

 人間っていうのは、有る程度気温の低いところでも生活できるように出来ていて、その気温の低さを克服した国が栄える・・・っていう傾向がある。。。人類の歴史を見ていると、どうも赤道近くの国は、暑すぎて、何をやるにしても、集中しずらい。。。適度に暑く適度に寒い地域っていうのが、人が生活するのに適していて、そのエリアに人が多く住むのは、自然の摂理でもあったのやね。。。

 

 

 ところが人類は、エアコンとか暖房などを使って、比較的気象条件の厳しいところでも生活出来るようにしてきた。。。そのおかげで地球は、毎年のようにだんだん平均気温が上がってきている・・・というのを皆さんはご存じだろうか。。。まぁ、地球温暖化の話なのやけど、今年の日本でもこの傾向が強い。。。流氷は来ないし、湖も凍結しない。。。雪は少なく、気温も高い。。。こんなのが続いているのやね。。。

 

 

 実は、人は生きているだけで、地球環境には悪い影響を与えている。言い換えたら、人は地球上にある資源を食いつぶして生きている生き物や・・・とも言えるのやね。。。石油や石炭、天然ガスなどを燃やさないと、人は生きていけない。。。その効率を少しでも良くすることによって、地球の命を長くしようとする活動が、地球温暖化防止運動や・・・っていうことになる。。。

 

 

 ただし、この発想は、自分一人だけが我慢したり、燃料を節約していても仕方がない。。。っていう発想ではなかなか成り立たない。。。比較的、自己中心的な考え方や、利己主義、個人主義的な考え方が強い国々では、なかなか社会全体で、熱量の放出を抑制しようなんていう発想にはならないのやね。。。

 

 

 特に米国や中国などの資源大国兼消費大国では、そんな細々したことを考えるより、経済のパイを大きくして、どんどんお金を回すことの方が大事・・・っていう考え方が主流や。。。ケチケチ、自らの生活行動を我慢してまで、生活を変えるのは嫌だ・・・という考え方の方が強い。。。

 

 

 私は、この地球上に住む60億とも言われている人間のうち、その60億分の1の責任を負え。。。と言っているのではない。。。先進国に住む人たちは、後進国に住む人たちの数万倍のエネルギーを消費して、快適な生活をしている。これが大切なんやね。。。環境先進国と言われる欧州では、この権利意識と、環境へのローインパクトであることが、社会のものさしとして、機能している。。。

 

 

 ところが、そのほかの地域では、全くと言って良いほど、意識が低い・・・。この格差が大問題なんやね。。。確かに、環境を守ることと経済を大きくすることは、両立させることは難しい。。。経済成長の過程で、大きく環境を悪くするというのは、今まで先進国が歩んできた道やからや。。。

 

 

 これを先進国の同じ物差しで、発展途上国や後進国に高いレベルの基準を押しつけることは、不公平だし、不可能や。。。ただ、省エネルギーな車や設備機器を提供したり、リサイクル可能な材質で、作った製品を売ることによって、CO2の排出レベルを下げることは可能や。。。これらをまとめて環境技術と言うのだが、この環境技術が地球の未来には大切や。。。

 

 

 今度のバンクーバーオリンピックでも、環境にことさら重視した取り組みがなされている。資源大国であるカナダでさえ、ここまでやっている・・・。オリンピックのために新設された会場や設備は、環境性能評価システムに基づいた設計がされていて、廃棄物や排気、有害物質や燃料消費、水の利用を最小限にする工夫がなされている。またゴミを最大85%も削減する目途が付いていて、多くの資源がリサイクルされるのやね。。。さすが、グリーンピース発祥の地やね。。。

 

 

 国際的なイベントの開催に、もうエコであることを外す事は出来ない。。。使い捨ての文化から、再生可能なモノへのシフト。。。多くのエネルギーを必要としない効率的な運営。。。そんなのが、求められている。まぁ、一番エコでないのが、深夜まで競技を見ていて、暖房し、テレビにかじりつくこと・・・なのかも知れないのやけれどね。。。

 

 何はともあれ、ガンバレ、ニッポン!

 

2/9(火) アメリカのマスメディアが予想した今度の冬期五輪での、日本のメダル数は、何と銀が3個だけ・・・なんやと。。。まぁ、前回の五輪での日本のメダルが荒川静香の女子フィギュアーの金1個だけやったからね。。。仕方ないと言えば仕方ないのだけれど、何か情けないね。。。

 

 

 浅田真央が銀で1個。他に、スピードスケートで銀1個。ジャンプか複合で銀1個。。。このぐらいしか、期待が出来ないのが現実なのやそうや。。。残念やけど。。。モーグルの上村愛子とか、岡崎朋美とかダメなのかね。。。まぁ、やってみなけりゃ判らないのが勝負事。。。まぐれでもええから、一発スターが生まれりゃええのにね。。。

 

 

 さて、その今週末から、アジア圏では、旧正月ウィークに突入する。。。相撲を引退した朝青龍もハワイで遊んだ後、モンゴルへ帰るという。。。アジア人にとって、旧正月というのは、特に特別な日でもある。。。それにしても、何で日本はアジアなのに、旧正月をお祝いする風習が薄れちゃったのかね。。。

 

 

 恐らく東アジアでは、日本だけと違うかね。。。新年をこの時期に祝わないのは。。。明治以来、西洋の文化風習をいち早く取り入れた日本だけが、新暦を使って、旧暦を使うことが、悪いことのように自分たちの文化を変えてしまっている。。。

 

 

 こんな例は他にも有って、例えば尺貫法・・・なんていうのは、最たるモノである。。。メートルやセンチメートル、キログラムに、長さや重さの単位を統一している。。。そっちが、世界標準だから、世界に合わす。。。その考え方は、合理的ではあったのやけれど、その反面、いろいろに日本独自の文化まで、塗りつぶしてしまっている部分があるのやないのかね。。。

 

 

 土地の面積を現す坪とか、建築関係によく使う間(けん)とか、米とかもまだ合(ごう)なんて単位、まだ使いますよね。。。尺とか一升瓶、一斗缶なんていう言い方も、まだまだメジャーや。。。これらの単位は、明治24年の法律改正で、使ってはいけない単位になったのやけれど、なかなか使い慣れた単位だから、未だに使われているものなんやね。。。

 

 

 この世界標準って、実はけっこう曖昧で、あの新興国のアメリカでさえ、未だにポンド・ヤード・マイルを使っていて、s・qは普及して無い。。。それだけ、単位っていうのは、人々の生活の中に深く入り込んでいるもの・・・なんやね。。。

 

 

 永六輔さんなんかは、昔ながらの鯨尺をお上が禁止するのは、民衆の文化を規制して、日本的なものが消えていってしまうから、こんな法律に反対・・・なんていう運動をやってはる。。。失われてしまうものの、大きさが予想外に大きい・・・。そんなにまでして、世界的に単位を統一する必要が有るのか。。。その地、その地でしか使われていない単位で、なぜアカンのか。。。このことを問いかけてはるのやね。。。

 

 

 単位の統一っていうのは、確かに交易をするとか言うときに、必要になってくる。こちらの一貫匁の穀物が60sであったり、55sであったりしたら、おかしな事が起こるからね。。。不都合が無いように合わせておかないと、困る。。。

 

 

 文化と文化がぶつかるときに、どちらの規格を使うかは、その時の力関係が関係する。より高度な文化を持っていると思われる方が、より優秀であると思われた方が、共通のルールになる。。。ところが、各々の文化が対立して、混じり合わないところ・・・っていうのは、あるものや。。。新暦やら旧暦の問題は、文明衝突の問題や。。。暦は天文学や、科学で、合理的な方が勝った。。。

 

 

 でも、いま、本当に、世界的に何でも統一してしまう必要が有ったのかどうか。。。そんな反省が見られると思うのやね。。。いま、中国経済というのが、上昇傾向にある。。。世界の人口の5人に一人は中国人。。。人口が多い中国人が、大きな経済力を持つと、中国人の風習が世界標準になる可能性がある。。。いまは、その過渡期である・・・っていう見方もある。。。

 

 

 あと50年したら、今の世界は、ひょっとしたら、旧正月で新年を迎えるのが当たり前になっているかも知れないね。。。世の中は、どんどん流れていっていくものやからね。。。

 

2/10(水) 今月の12日〜15日まで、業界の旅行で台湾へ行きます。今度は高雄まで行くので、夏服を慌てて出さないと。。。それと、風邪をひかないように気をつけないとね。。。

 

 

 昨日も書いたけど、今年の旧暦のお正月は2月の14日。13日が大晦日で、街はカウントダウンと爆竹や花火で大騒ぎになるという。。。そういえば、2年前シドニーで、この時期お正月を迎えたけど、あの大騒ぎ。。。本場で迎える旧正月。。。愉しみです。。。

 

 

 実は私の家は昔、離れに下宿の留学生を受け容れていて、台湾には知り合いが多い。。。今度も是非会いたいというので一日、日程を開けてある。。。台湾の人は、義理堅いというか、何というか、もう何十年も前になるのに、未だに訪ねてきてくれたり、向こうへ行った時には、案内やら歓待やらをしてくれる。。。

 

 

 もう日本語はほとんど忘れているけど、台湾の人たちの親日ぶりは、半端やないね。。。元々台湾は戦前は、台湾省で、日本の教育をやっていたからね。。。台湾の人は、日本式の義務教育のおかげで、自分たちの生活を良くしてくれた・・・と、未だに義理堅く感謝してくれているのやね。。。

 

 

 よく、同じように、同化政策をしていた朝鮮半島と比較されるのやけれど、台湾人は、日本にシンパシーを感じてくれているケースが多い。。。有り難いことやね。。。

 

 

 いま、中国経済ていうのは、絶好調や。。。その多くの資本が台湾資本から出ている。。。台湾に住んでいる人の半分は中国本土から来た人。。。元々住んでいた人が残り半分。。。中国本土というのは、台湾経済を何とか本土経済に組み入れたい。。。ところが、自由主義経済が身についている台湾側からしたら、政治体制の壁は高い・・・のやね。。。

 

 

 香港や台湾で成功してお金持ちになった人たちは、金を買って、カナダへ移住する・・・なんていう人が多い。。。中国で共産主義になったら、個人の資産は没収されるのではないか・・・と不安があるからね。。。今のところ、イデオロギーに目をつぶって、個人的な裕福さを容認する政策を採っている中国やけど、いつ、国家が取ってしまうのかが判らないほどな不安がある。。。共産主義と自由主義のええトコ取りするやり方が、いつまで通用するか・・・なんやね。。。

 

 

 いつか中国の政治体制は、転換しなければならない時期が来る。。。地方政治では、まだまだ役人達の腐敗の問題はある。。。国家体制の基本が、まだ中国共産党の一党独裁体制っていうのと、いまの自由主義的な流れが、いつか衝突するときが来るからなのやね。。。

 

 

 いかに内戦をせずに、徐々に民主的な中国にしていくか。。。これには、実は台湾や香港の役割が大事になってくると思うのやね。。。一国二体制を徐々に民主的な体制にだんだん変えていく。。。今の中国は、歴史上の社会的な実験をやってるようなものや。。。日本は、じっくり、その行く先を注目しておかないとあかんで。。。

 

2/11(祝) 今日は建国記念日。昔の紀元節。。。桓武天皇が即位された日。。。か。。。。この日は、戦時中、日本は神の国・・・という軍部の政治利用された事から、左翼の人たちからしたら、目の敵にされた日でもある。。。

 

 

 でも、日本に於ける天皇制っていうのは、世界に誇るべきもので、これだけ永くに渡って、国王であり続けている家系っていうのは、珍しい・・・。大概は、反対勢力が出てきて殺し合いをやってしまうからね。。。日本は、皇族と幕府という二重体制を作って、そのバランスを取るというやり方で、ひとつの「家」を守ってきた。。。

 

 

 まぁ、どんな人も、親が居て、その親にもまた親が居るのだから、この世に生きている人にはすべてご先祖様がいる。。。必ずね。。。天皇家でなくても、自分のルーツっていのは、必ず有って、その命がつながれていると思ったら、自分が今、この世に生きていること・・・っていうのは、実は、奇跡的なこと・・・であるとも言えるのやね。。。

 

 

 でもその家系っていうことが、いま、ちょっと危機にある。今の法務大臣が奨めようとしている夫婦別制問題なんや。。。日本は男女平等とは言っても、どうしても男系社会である。女の人は結婚してダンナの家に嫁ぐ形になることが圧倒的に多い。。。つまり、男方の姓を優先的に継ぐ形で家系制度が成り立っている。。。

 

 

 つまり、女の人しか生まれなかった家は、自然と家系が途絶えてしまうという悲運にあるのやね。。。これは、不公平だと、言い出したのが今の法相さんたちで、女の方の姓のままでも結婚を認めて、その子どもがどちらの姓を名乗るのかを選択制にしたい・・・っていうのが、この人たちの狙いや。。。

 

 

 ただ、この実現には高いハードルがあって、従来型の家系制度っていうのを、根本から崩してしまう要素が強いから困ったことになるのやね。。。多くの場合、姓名っていうのは、その人本人を特定する方法として、便利に使われてきた。ところが、別姓を簡単に認めてしまうと、改名っていう、滅多にないことが、かなり頻繁に出来てしまう事が考えられる。。。

 

 

 極端な例になると、毎年のように結婚離婚を繰り返し、たくさんの姓を持つような人が増えてくると、いろいろと都合の良くない事も増えてくるのやね。。。その度に新しい融資が受けられたり、多重債務の人が増えたり。。。本人確認が難しくなることがあるのやね。。。

 

 

 いま、民主党政権は、納税者番号制度と国民年金番号を統一して、国民背番号制度をやろうとしている。昔、自民党がやろうとして、一番に反対していた人たちが、似たようなことをしようとしている。何故か。。実は、国のやっている政策っていうのは、一貫性が乏しい事が多い。。。厚労省のやっていること。財務省のやっていること。そして基礎自治体がやっていること、全部がバラバラや。。。

 

 

 普通、個人の身分を証明するものっていうのは、パスポートであったり、運転免許証であったり、健康保険証であったり、古くは米穀通帳であったり・・・・いろいろや。。。世の中にはいろいろな人がいて、お上に自分のところのサイフの中を全部見られるのは嫌だ・・・っていう考え方の人は多い。。。監理されたくない。。。っていう人や。。。

 

 

 ところが、こんな人たちっていのは、実は裏金をもらっている政治家であったり、本当は税金を払わなくてはいけないのに、隠して払いたくない人であったり、いろいろな事情で、人に資産があることを知られたくない人であったりするわけや。。。

 

 

 一般に、「とうごうさんぴん(10/5/3/1)」とか、「くろよん(9/6/4)」とか呼ばれるその人の収入の捕捉率の問題が、ここにはある。サラリーマンは9割から10割、自営業者やら医師、商店主とかは5割〜6割、農業従事者は3〜4割、そして、政治家は何と1割しか、収入を捕捉されてない・・・というのや。。。

 

 

 民主党の支持基盤である労働組合の人たちっていのは、ほぼ10割近く所得が捕捉されている人たちだから、ちゃんと全部が真面目に税金を納めていないのはずるい。。。国民全部に背番号を付けて、100%の所得を把握できるシステムにせよ。。。って言っているのやね。。。

 

 

 欧米にも社会保障番号って言うのがあって、これで納税しているかどうか。社会保障を受ける権利があるかどうかなんかをチェックして、不公平が無いようにしているのだけれど、不思議と日本では出来ない。。。なんでかね。。。

 

 

 これをいつも反対しているのは、何故か、どちらかというと、左寄り・・・の人たちである。。国家に個人を掌握されすくぎて、思想チェックまでされた昔の「赤狩り」「レッドパージ」のイメージがあるのやろうね。。。個人を特定されて逮捕されてしまうのやないか・・・なんていう考え方を未だに引きずってはる。。。いつの時代や。。。

 

 

 私は、フェアーっていう考え方がある限り、この国民総背番号制に賛成や。。。みんなが正確に公平に課税される社会っていうのが、一番大事やからね。。何故かと言うと、いまの社会っていうのは、実は、もの凄く不公平感が広まっている社会になってしまっている・・・ということの裏返し・・・やからや。。。

 

 

 公務員やのに、異常に高い、社会保障を受けたり、格安の家賃で公的住宅に住み、生活保護を受けたり。。。こんな事例がたくさんある。。。横の連絡が無いことを良いことに、別人格に成りすまして、「うまいこと」している人たちがいかに多いか・・・なんや。。。

 

 

 自分のデータを一元的に、お上にしっかり掌握してもらって、いろいろな社会サービスを受けるときや、いろいろな申請をする時、また大事な届けをする時、子どもが就学する時など、に正確にチェックしてもらうこと。。。これって、実はええかげんな事をしていてる人たちとか、税金も払わず、働きもしない人たちを、有る意味排除出来るシステムにもなる。。。ひいては、生活の安全性にも関わってくる大事なことなんやね。。。

 

 

 世の中の不公平感をいかに減らすか。。。これは、これからの大きな問題になってくる。。。制度的に法の下の平等の問題がいつも出てくるっていうことは、実は今の状態が不平等であることを指している。。。本当の意味でのフェアな社会を実現するのは、社会のなかで、最も基本的に大切なことである。この建国記念日に、こんなことを真剣に考えてみることも、ええことなのやないのかね。。。

 

2/12(金) 今日から4日間、台湾出張のため、書き貯めた文で、ご容赦下さい(いつもですけど・・・)

 

 

 さて、菅直人財務大臣と日銀総裁が、経済サミットに出ていた。。。その菅さんのファッションが、オレンジ色のVネックセーターに黄色のトックリセーターの組み合わせ。。。私は、いつも、思うのやけれど、普段着でやる会合っていう雰囲気づくり・・・っていう主催者側の意図っていうのは、判るのやけど、国と国との代表が会うときの服装として、ゴルフに行くような服が相応しいかどうか。。。甚だ疑問なのやね。。。

 

 

 そういえば、クールビスの時に背広の袖を無理矢理ちょん切ったファッションが出てきたけど、あれと同じように、見ている方にはとても「痛い。。。」ハッキリ言って、似合って無いし、とってつけたようで、恥ずかしい・・のやね。。。

 

 

 なかなか、日本では、政府の要人らが、テレビに映るときとか、党の大会の時など、大勢の人たちの前に出る時に、おしゃれに気を遣う文化っていうのは、なかなか少ない。。。まぁ、日本国民の代表で行く・・・っていう意識が少しでもあるのなら、恥ずかしい格好は出来ない・・・って思うのは、当然のことやと思うのやけれど、皆さんはどう思われるやろう。。。

 

 

 米国では大統領に専属のファッションコーディネーターが付く。。。より力強く見えるには。。。より誠実に見えるのは。。。より格好良く見えるのは・・・。人間、中身が大事・・・なのはその通りやけど、見た目っていうのも、実は大事な要素や。。。

 

 

 日本のような大国で、惨めたらしい格好をするとか、どうしたら、卑屈に見えないかを考える人がいるかどうかは、実は大事なのやね。。。オバマが低くお辞儀をするだけで、大騒ぎになるぐらいやから。。。

 

 

 菅さんも、もし次期の総理を目指すのやったら、もう少しファッションに気をつけられたら良いと思うね。。。鳩山さんやら、安倍さんやら、麻生さんはまあまあやったからね。。。菅さんのあの色づかいに違和感が有った。。。

 

 

 男性やったら、やっぱり、スーツがビシッと決まった感じがする。。。アクセントとして、ネクタイやポケットチーフに赤を使うのがアメリカ流。。。パワータイ・・・とか、パワーカラーなんて言う。。。まぁ、勝負服・・・勝負色・・・というような日本語になるかね。。。

 

 

 その昔、水玉柄のネクタイばっかりする首相とかいたけど、今の鳩山総理は、金色が勝負色なんやという。。。金色っていうのは、縁起がいいし、金運にも繋がるそうや。。。それに、何より、黄色人種の肌の色に合う。。。あんまり、金ピカは、漫才師みたいで、格好悪いけど、ネクタイやチーフぐらいの使い方は、まあまあ、おしゃれ上級者に見える。。。

 

 

 7割が辞めろと思っている某幹事長と違って、鳩山さんはまだ支持率がある。何とか鳩山さんのネクタイの色にあやかって、日本の景気も良くなったらええね。。。

 

2/13(土) 立春を過ぎ、今日は二の牛の日。。。スーパーは真冬やのに、鰻を売ろうとしている。。。ちょっと前まで太巻き寿司を派手に売っていたところ。。。では、今はバレンタインデーのチョコレートを・・・。なんでも商売に繋げようという商魂は大したもの。。。売れない二月をどう乗り切るか。。。みんな苦労してはるのやね。。。

 

 

 まぁ、世間一般に、二八(ニッパチ)っていう言葉がある位、二月と八月っていうのは、あまりお商売的には、宜しくない。。。真冬の寒さと真夏の暑さで、人々が気持ち的に、内にこもる傾向があるからや。。。何をしてもなかなか売れないから、この時季にバーゲンをやって、消費を刺激しよう・・・としているのやけど、だんだんバーゲンが日常化していて、普段から安売りばかりしているイメージが強くて、いかに特別感を出そうか・・・にみんな苦労している。。。

 

 

 ギフトの業界でも、中元歳暮っていうのは、特別なイベントで、これを年々早く始める傾向が強い・・・。夏のお中元セールが終わったばかりやのに、もうお歳暮の早期内見会をやったり、9月におせちの内覧会をやったり・・・。ちょっと節操が無くなっている。。。それもこれも、マスコミが一番最初にやったところだけ取材に行く・・・という弊害があるから、こうなっとる。。。

 

 

 ニュースっていうのは、意外性が大事だから、みんなが「えっ?もう?」って思う時季にやらないと注目されない。。。他より早いこと・・・これだけが、意味のあること・・・になってしまっているのやね。。。これって、実はニュースでも何でもなくて、早くやって目立ちたいだけ・・・。こんなのを、取材するから、癖になるのやね。。。

 

 

 同じような話で、どんどん早まるのが就活のニュース。。。昔なら夏休み明けには内定・・・なんていうところが多かったのやけれど、今は何と1年前を通り越して、大学3年の1月に就活戦線が始まるのだという。。。まだ4年生の就職先が全然決まってない先から、三年生の就活が始まるっていう矛盾。。。ほんま、どこか、この国は、おかしくなってきているで。。。

 

 

 景気が悪いときは、ええ人材を確保するチャンス。。。一流企業が軒並み採用者数を減らしているから、学生は大変。。。企業側は、恐ろしく早くに内々定を出して、1年以上先の人材確保に走る。。。囲い込み・・・っていうヤツやね。。。その頃まで、その会社、潰れなきゃいいけどね。。。ほんま、シャレにならない話やからね。。。

 

 

 せっかく就職しても、思ったほど仕事って面白くなかった・・・っていう人が多くて、けっこうな人が退職してしまう。。。この不景気にもったいない話や。。。企業の方も、大金かけて研修して、さぁ、これから元を取ろうというときに、あっさり辞められたら、何やったんや。。。って話になる・・・。志望先は、慎重に選んで欲しいもんやね。。。

 

 

 ある雪深い地方での講演会で講師が、「山に積もった雪が溶けたら、何になる?」っていう質問をしてはった。。。そうやね。。。長い間降り積もった雪が、やっと溶けて、水になる・・・。って言う人や、やがて、川になる・・・っていう答えた人が多かった・・・・。。。そうしたら、聴衆の中にいた子どもが手を挙げて「雪が溶けたら、春になる」って答えたそうや。。。

 

 

 そうやね。。。長い冬を深い雪の中の生活に、じっと耐えて過ごしてきた人たちからしたら、春になるっていうが、大正解。。。なのやね。。。就職氷河期が早く溶けて、本当の春が早く来たらええのにね。。。

 

2/14(日) それにしても、テレビの政治番組で、やけに小沢一郎を擁護する人が多い。。。あるホームページを見ていたら、小沢一郎の政治資金でいろいろな勉強会をやっていて、そこ講演会に随分たくさんのテレビでよく見るコメンテーターたちが呼ばれていて、50万とか30万とかのギャラが支払われているそうや。。。

 

 

 これって、有る意味、メディア買収のようなところが有って、幻滅してしまうね。。。普通、これだけの事件が有ったら、マスコミはこぞって、小沢辞めろコール一色になる。。。手違いで済む話やないからね・・・。ところが、鼻薬を効かせたヤツばっかりがテレビに出てコメントを出していたら、どうなる。。。

 

 

 マスコミに出ているっていったって、いちばん有り難いのは、たった1時間少し話しただけで50万も60万もくれて、おまけにアゴ足付き・・・。食うモノも世話してくれて、グリーン車、ハイヤー移動も確保。ホテルの部屋も、しょうもないビジネスやなくて、立派なジュニアスィートクラス・・・となったら、さすが小沢先生。。。って、批判も出来ないって。。。ひょっとしたら、女の子まで手配して、ハニートラップもかけとるかも。。。まるで北朝鮮や中国のやり方やんか。。。

 

 

 その手のリストには、勝谷、大谷、小倉、室井、諸星、高野、仁木、末延、森田、倉田、山口、寺島、嶌、なんていう、テレビで良く聞く、うるさ方たちの名前がずらり。。。せっせと講師に呼んで、銭払っている。。。みんな買収されてやんの。。。あぁ、アホらし。。。

 

 

 どうも、テレビ番組を見ていると、ごめんなさいで済む話と、そうではない話をごっちゃにして、すり替えようという意図が見え見えのことを言う奴らばっかりで嫌になる。。。この事件の悪質性は、誰が見ても明らかで、小沢は政治献金を集めまくって、賄賂貰って、この原資で、不動産投資までしとった。小沢先生に献金したい・・・と、周りに大物振りを吹聴させて、自主的に金を出させる仕組みまで、こさえておった。。。

 

 

 これを隠すために、いろいろな隠蔽工作をやっていて、こうすれば、逃げ仰せるといいうギリギリなポイントを、見事に見極めていて、巧妙に金集めをして、実力を発揮していた。。。のやろうね。。。民主党の若手議員達は、小沢先生からの陣中見舞いや、餅代っていうのをたくさん貰っていて、その金の出先を問われると、返答できない状態。。。つまり一蓮托生・・・の関係になっとった。。。だからみんなで小沢批判はしなくて、小沢擁護に回るしか無い。。。そんなところなんやろうね。。。

 

 

 それにしても、小沢の手口っていうのは、実に判りやすい。。。人間、羽振りの良い人には、ついて行くもの。。。金のないところに人は集まらない・・・。小沢一郎の哲学っていのは、そのまま、政治は金・・・そのものや。。。金のある者が力を持ち、金のないヤツが従属する。。。多分、これは、田中角栄や、金丸信から、たたき込まれた哲学やね。。。

 

 

 ただ、いま、小沢一郎は、幹事長職を引くタイミングを図っていると思う。。。参議院選の直前になると、小沢辞めろコールが大きくなるやろう。。。その上で、自身のポストの値打ちを一番高くするのには、どうすれば良いか。。。これを考えているはずや。。。小沢のままでは勝てないのは、阿保やないから、わかりきっているはずやからね。。。

 

 

 小沢の実家は元々貧しい人力車夫の家系や。。。その後、テキ屋さん稼業が父の仕事。。。鳩山さんとは、似てもにつかない家系で、小沢一郎がのし上がるためには、これしか、術がなかった・・・これが、現実なんやろうね。。。新潟から金持ちの嫁さんをもらって、必死に銭集めを覚えた。。。銭集めが政治そのものや・・・と、小沢一郎が思いこんでも無理はないで。。。

 

 

 もう、小沢一郎タイプの政治家は出てこないと皆は言う。。。でも最期やから、何しても良いというのはアカン。。。20件もの不動産売買、12もの地上げに近い資産操作。。。これを公私混同に限りなく近い状態で運営していたこと。。。これの是非は、法律に規定がないからで済ませる訳は行けないで。。。

 

 

 政治家にとって一番大事なのは、人からの信頼・・・。これが全くなくなったのやから、小沢一郎がまだ政治家でいる意味が有るのかね。。。7割の人が辞めろっていう珍しい政治家を、あなたたちは、本当に許せるのか。。。それが問題やで。。。

 

2/15(月) 先週、昨年夏に当選した衆議院議員の資産ランキングが公表された。。。トップは鳩山総理で16億。。。二位は弟さんの方で8億。。。あれだけ世間を騒がせていた小沢一郎がたった、1億6000万円。。。4億も現金で保有していたと答えたのに、これだけしかない・・・っていうのは、白こいにも程があるで。。。

 

 

 定期預金しか報告義務がない・・・ってあんた。。。普通預金や、現金で持っていたら、いくらでも言い逃れが出来てしまうような、こんな法律あかんやろ。。。それに、政治資金管理団体の資産が公開資産に含まれてないっていうの。これもザル法やで。。。小沢一郎がたくさん持っている都内の不動産・・・なんで公開されたリストにないのか。。。これも腹立たしいね。。。

 

 

 私は、政治家の先生方が税金で給料もらったり、秘書の費用を出して貰っていることは、ぜんぜん当たり前のことやから、良いことやと思うのやね。。。問題は、その以外の資産が急に増えてはいませんよ。。。私は賄賂は一切貰っていませんよ・・・というのを、家族分も含めて公開して、ガラス張りにしておくこと。。。これが、政治資金規正法の意義やと思うのやね。。。

 

 

 ところが現実には、いくつも抜け道が有って、後から、いくらでも言い逃れが出来てしまう。。。これが歯がゆいのやね。。。こんなぬるま湯の構造でどうするねん。。。これって、議員年金がいつまでたっても廃止されない・・・とか、議員定数がなかなか減らない・・とか、高級な議員宿舎は要らない・・・っていうことに似ていて、塊から始めよ・・・にも何にもならへん・・・ということなんや。。。

 

 

 政治っていう世界は、たくさん金が要って、汚い世界ばっかり・・・。これって、後進国みたいな話で、日本社会の政治的な幼さが原因している。。。未成熟な政治の世界では、道理が引っ込んで、非合法なことがまかり通る。。。もう、ええかげん、こんなことは辞めて欲しい。。。無駄ばかり目立つ政策。政治への信頼感は地に墜ちて、あきらめの境地や。。。

 

 

 週刊誌の記事によれば、小沢一郎は沖縄県の普天間基地の移転先である辺野古近くに土地を買っているそうや。。。その土地を売ったのが沖縄県の議員さん。。。おいおい、地上げ屋みたいなことばっかりやってるのか・・・こいつは。。。それで辺野古の海は守る・・・なんていう。。。何をしたいのかね。。。

 

 

 こんなことばっかりしていると、日本の政治家っていうのは、政治で金集めして、財テクまでして、政治の力を上げようとする奴らばかり・・・なんていう間違った見方を海外からされてしまう。。。これって、実は日本にとって、とてもマイナスなこと・・・なのやないのかね。。。国益を損なう・・・ほどのことや。。。

 

 

 東南アジアならいざ知らず、日本人っていうのは、清廉潔白が好きで、曲がったことは大嫌い。。。勤勉でよく働く・・・っていうイメージをガンバって戦後作ってきたのやと思うんや。。。ところが、政治家が好き勝手にこんな悪さをやっとる。。。となったら、日本という社会が、それを容認していると、勘違いされる恐れが多分にあるのやね。。。

 

 

 私は、こんな巨悪な政治家達の行い・・・っていうのは、大変大きな罪があると思うのやね。。。日本人全体の尊厳まで傷つけとる・・・。世界に影響力のある政治家リストに、小沢一郎の名前があるだけでも、日本の恥や。。。もっと恥ずかしいのは、悪いことをやっとるのがわかりきっていて、どうにも出来ない日本の政治・・・っていうことになる。。。自ら浄化出来る能力が無い国っていうのは、誰からも相手にされなくなるのやないか。。。日本は、もう、そんな情けない国になってしまったのかね。。。

 

2/16(火) キリンとサントリーの統合。。。経済紙だけやなくて一般紙の一面も飾ったビッグニュースは、先週、結局、白紙撤回・・・という結果になった。。。

 

 表向きの結論は、統合比率の相違点・・・。対等統合に限りなく近づけたかったサントリーと、一時1対0.5という厳しい案を出してまで、交渉テクニックを見せていたキリン。。。1対0.75まで話が進んだのやけれど、これ以上の譲歩は両者とも不可能と、統合話は、決裂した。。。

 

 

 ビール食品分野での大企業同士の統合は、私は実は二つの企業文化の衝突が、一番の原因やと思うのやね。。。一言で言えば関西VS関東の企業風土の差や。。。サントリーといえば、非上場を貫いてきた珍しい企業。。。鳥居さんと、佐治さんという創業家の扱いを、統合した会社でどう扱うか・・・ここが一番揉めた原因やと思うのやね。。。

 

 

 統合話は、当初、佐治会長、キリンの加藤社長(CEO)の線で進んでいた。。。ところが佐治さんはダブルCEOを要求。。。サントリー側の創業家を祭り上げておく・・・というキリン側の意図に、サントリー創業家側が気づいて、激怒した。。。というのが本音らしい。。。

 

 

 キリン側はサントリーの創業家という特殊な関係を、金は出すけど口は出さない。。。サイレントマジョリティにしておきたかった。。。ところが、サントリー側は、いざというときには口も出す・・・という、創業以来のサントリーのやり方を温存したかった。。。ところがキリン側はこれを嫌った。。。これが一番の決裂の原因やったのやろうね。。。

 

 

 いま、世界の企業は凄まじい勢いで、食ったり食われたりを繰り返している。。。今ある企業が、一年後も同じ形で生き続けているなんて、難しいと言われるほど、すさまじいM&Aの嵐が吹き荒れている。。。日本企業だけその例外でいられるはずもない。。。

 

 

 多くの場合、今まで、日本企業は、買収される方より、買収する方やったから、良かったけれど、日本企業が100戦100勝し続けられる保証なんてどこにもない・・・のが現実や。。。まして、今の世界標準っていうのは、多くのマーケットをシュアした方が握る・・・という、厳しいサバイバル戦。。。

 

 

優秀な技術を持ちながら、日本独自の狭いマーケットに固執して、世界マーケットを失った携帯電話市場の失敗を考えたら、他の分野でも、日本方式が世界標準なんていう夢は、もう捨てた方が良い。。。

 

 より大きなマーケットを抑えた方が、そのすべてを総取りするような時代。。。それだけ世界の市場は収斂して来ているのやね。。。

 

 

 いま、東南アジアのスーパーマーケットでは、まだまだ日本製の食品が多く並んでいる。その多くは日本企業が現地生産している日本製品や。。。。ただ、その中に最近は韓国メーカーのものや、中国メーカーのものが増えてきている。。。製品というものは、市場があるところに拡がっていくもので、需要が製品を欲しがるものや。。。

 

 

 いつまでも、日本で作って外国に売って商売するスタイルにこだわっていては、コスト高などの理由で、他国製品にその市場を取られてしまう。。。つまり、大企業は、多国籍企業になり、グローバル化を進めていくしか、生き残っていく道はない・・・というのが現状や。。。

 

 

 好むと好まざるとに関わらず、世界のマーケットは常に安くて良いものを追い続ける。。。その欲求に応えられる企業だけが最期に生き残る。。。そんなサバイバル戦は、まだ始まったばかりなのやね。。。

 

2/17(水) 大腸癌の切除手術を受けて早いものでもう一年になる。。。腹腔を縫った跡が、中にある腸の圧力ではじけてしまって、術後腹壁瘢痕ヘルニアというのになっている。腹筋に力を入れたり、咳をしたりすると、ずしんという鈍い痛みが走って、腸がポコンと出た状態になるのである。

 

 これを防止するためにスポーツ用のウエイトリフティングの選手や腰痛持ちの人が使うマジックテープで止めるベルトのようなもので、常時腹部を押さえつけている状態が続いている。何しろ、便秘になると、患部で腸閉塞になるのではないか・・・という恐怖もあり、なかなか、便が固まらないようにするお薬が手放せない状態が続いている。

 

 

 調子が悪い時には家で横になっている時も多いので、普段は見慣れない昼間のテレビを見てしまう機会も増えた。。。何せ、昼間に寝てしまうと、夜が寝られないという悪いパターンになるので、なるべく昼間は横になっても、眠らないようにしている。。。

 

 

 先日も、再放送のドラマものに飽きて、テレビのチャンネルをザッピングしていると、珍しく国会中継なんていうのをやっていた。野党になった自民党の人たちが、衆議院の予算委員会で民主党の鳩山内閣に質問していた。。。

 

 

 その時の質問者は、石破元防衛大臣。。。この人、人相もあんまり宜しくないけど、質問もイケズやね。。。まさしく、軍事オタクがそのまま議員になった感じ。。。自分から北沢防衛大臣に、質問しておいて、「私、あなたより何倍も知っているので、お答えいただかなくて結構です」・・・やて。。。イヤミ・・・っていう形容が、ほんま、ピッタリする。。。

 

 

 この人の悪いところは、自分の演説やら、自分の考え方に、酔ってしまう・・・ようなところがあるところ・・・なんやね。。。特に、文民統制(シビリアンコントロール)関連の話をさせたら、話が長い長い。。。武器関連の知識は、確かにオタクやから、詳しいのだろうけど、それで。。。どうやねん。。。っていうケースが多い。。。ちょっと、この人、人とお話をする術というか、態度っていうか、そんなのを、もうちょっと勉強した方がええね。。。周りを不愉快にするだけしか意味がない。。。

 

 

 確かに防衛関係のお話は、民主党は不得意分野でもある。平和ぼけ、無抵抗平和主義で事が済んだら苦労は無いのやけどね。。。安保関係とか、親中国、親韓国過ぎるところも心配が多いからね。。。あまけに、日本に住む在日外国人に地方選挙権を与えるなんていう、危険でふざけた事を言っている。。。国とは何か。。。もういっぺん、考え直して欲しいね。。。

 

 

 鳩山さんは「いのちを守りたい」っていう施政方針演説をやったはった。。。まぁ、早速、野党には、「鳩山内閣のいのち」を守りたいだけ・・・って切り替えされとったけどね。。。「小沢一郎の政治生命」を守りたい・・・。「石川代議士の命」も守りたい・・・って聞こえたら、そらあかんわ・・・って言うしかないね。。。

 

 

 前代未聞の民主党の政治と金にまつわる大不祥事。。。無傷で済むはずがないやんか。。。自分に与えられた職責を全うするだけ・・・って言えば、何をしていても許される・・・なんて、ご都合主義、通るはずがないやんか。。。

 

 

 石破元大臣の防衛論争以前に、政治家としてやってええこと、悪いこと・・・の問題。。。ご退場いただくしか、許してもらえないことやと思うで。。。

 

 

小沢は賄賂で買い集めた全ての不動産を売り払って、国にでも寄付したらええ。これしか、汚く集めた金でも、綺麗に使う方法は無いで。。。嘘と逃げ口上ばっかりの小沢が牛耳った政治なんて、もう見たくもない。。。みんな、そう思っているで。。。頼むから、民主党政権に泥を塗らないでくれ。。。せっかくの政権交代が台無しやで。。。

 

2/25(木) 台湾で入院中に、いろいろと向こうの友人とお話をする機会がありました。今日はちょっとそのお話を。。。

 

 台湾っていう島国はちょうど日本の九州ぐらいの島。ここに二千万人にも満たない人が住んでいる。首都の台北付近に二百六十万人もの人がいて、この人たちの多くが蒋介石さんが戦争で毛沢東率いる八路軍から逃れて台湾に政府を作った歴史っていうのは、ほとんどの方がご存知やろう。。。

 

 ところが、中華人民共和国は、台湾っていう国を全く認めない。台湾は中国の一部であり、台湾政府というのは、中国の一地方でしかない。。。当時、国連の常任理事国だった中華民国からその座を奪って、台湾の地位を徹底的に貶めたのやね。。。おまけに、台湾と中国は台湾海峡を挟んでドンパチまでやる始末。。。

 

 中国からしたら台湾は目の上のたんごぶっていう感じなのかね。。。他の国に圧力かけて、台湾人がヨーロッパの国にいけないように画策したりもした。。。二つの中国は認められない・・・ってね。。。

 

 日本もそうやけど、台湾も、たった五十年ほど前までは、ほんと貧しかった。。。。でも、そこから何とか抜け出そうと、ほんと頑張ってきたのやないの。。。ろくすっぽ、食べるものも無かった時代から、したら、必死に努力してやっとええ生活が出来るようになった。。。それやのに、何もしなかった中国人に、そんなことを言われたくは無い。。。台湾人の心意気はそんなもの・・なんだという。。。

 

 まぁ、二つの中国問題にしたら、日本っていうのは、なかなか微妙な立ち位置にいる。台湾は台湾省って言って、昔はずっと日本の一部・・・やったのやから、台湾にとって日本っていう国は、憎い統治国でもあったんや。。。でも五十年にもわたる日本統治のおかげで、台湾には鉄道も出来た。教育も拡がった。だから中国本土より先に先進的な地域になった。。。これもまた事実である。だから台湾の人たちは、ホントに日本人に感謝してくれている部分がある。。。。

 

 ところが中国との関係改善、日中国交回復の流れのなかで、日本も米国も中華人民共和国が唯一の中国政府っていうのを、認めてしまった。台湾の人たちからしたら、何か梯子をはずされた感じ。。。強い憤りもあったやろうね。。。

 

 だんだん中国の力が大きくなってくると、台湾や香港など、もともと資本主義の恩恵に預かっていた地域に住むお金持ちの人たちっていうのは、中国が共産主義のまま、このまま大きくなっていくと、蓄えたせっかくの財産も何もかも国に取られてしまうのではないかということを恐れて、自由で、移民の受け入れにも寛容なカナダなどの国に移住をしたいと考える人たちが多いのだという。。。

 

 だから、世界的にも資産価値が安定していて、為替リスクの低い金を持ちたがるお金持ちの台湾人、香港人は多い。。。この話を

 

 何でも、いま、カナダでは、別の意味で中国人がどんどん増えているのだという。。。なぜか。。。それは、中国の地方役人の子弟が、大金を持って、大挙してカナダ移住をしているのだという。。。どういうことか。。。

 

 それは、中国の地方の役人制度という、この国の癌のようなお話と密接に関係がある。いま、中国は、絶好調の経済を背景にして、地方へどんどん投資がされている。たとえば中国政府が一千億元もの巨額の地方振興策を採るとする。ところがところが、実際の目的である地方のインフラ整備とか地方振興に使われるのはその五分の一かそこら・・・なのだという。。。

 

 なせか。。。そのお金が地方へ行くと、一番上がガバッと私腹を肥やしてしまって、その下がまたとって、そのまた下が取って。。。というのが繰り返されるのやという。。。それに対するチェック機能がまるでない。。。だから、ガバっと横取りした金を子供に持たせて海外に移住留学させて、とりあえず、今、盗り放題の税金を確保しておこうとしているのだそうや。。。

 

 これをいろいろな地方でやるものだから、カナダに留学している子供たちは、地方の有力役人の子弟ばっかり。。。なんていう、恐ろしい状況が続いているのなんやそうや。。。まあ横領した公金で子供に夢を託す。。。中国人の考えそうなこっちゃで。。。

 

 まぁ、開放改革制度と昔ながらの地方役人の腐敗体質が交わった感じ。。。ほんま、この国にルールなんてない。。。

 

 例えば電話ひとつとっても、日本は固定電話の時代があって、公衆電話の時代があって、それが自動車電話になり、携帯電話に進化した歴史がある。。。

 

 ところが、中国本土や、発展途上国では、いきなりハンディホンや。。。公共の場所とか、車の運転中、病院の中などの医療機器に影響のあるところでは使わないなんていうマナー、あるいは、打ち合わせ中にかかってきた携帯電話へのコールは後回しにするとか、講演会中は電源を切ったりマナーモードにする。。。とかいう、我々にとって当たり前の文化というか、マナー、常識といったものが、これらの国ではまったく無い。。。まさに無政府状態。。。好き放題。。。映画館で他の人の迷惑を顧みず、大声で携帯でしゃべる人を誰もとがめない。。。信じられへんわ。。。

 

 もちろん、このことは直接中国の人が悪いわけではない。そのような文化が熟成される期間をすっ飛ばして携帯電話が普及しだしたのやからね。。。日本に置き換えてみたら、明治時代にいきなり携帯電話が出現したようなもの。。。ルールができる時間的な余裕もそんなステップも無かったのやろうね。。。

 

 

 

2/26(金) 私が台湾で入院している間に世の中はすっかりバンクーバーオリンピックモード。。。向こうの病院と京都の病院で2週間も入っていたら、何か浦島太郎状態になっとる。。。

 

 

 そんななか、やっぱり大注目ニュースはTOYOTAの社長さん公聴会吊し上げのニュースなんやろうね。。。私は、どちらかと言えば、アメリカっていう国が好きな方なのやけど、行き過ぎた訴訟社会の弊害か、権利意識が行き過ぎていた感覚っていうのは、大嫌いなアメリカの一面が見えて、鬱陶しい。。。のやね。。。

 

 

 ちょっと前に、毎日マクドナルドで高カロリーな食事を続けたために、過体重になって、マクドナルドを訴えて訴訟に勝った・・・っていうのがニュースになっていたけど、こんなような話に近い。。。この国は子供やないのやから、こんな大人の食べ過ぎてはいけないという当たり前の論理が、法廷という良識あふれる場所で、なされること事態、あほらしい。。。

 

 

 アメリカは異民族が集まった合衆国なのだから、なかなか、民族間での良識であるとか、倫理観というのを統一するのが難しい。だからこそ、どんな人種であれ、どんな思想であれ、共通の認識や不利益を被らないような工夫が発達してきたと思うのやね。。。それがアメリカの良心という良いイメージとなって、世界平和に方向性が向いていたのやね。。。

 

 

 ところが、行き過ぎた経済原則であるとか、極端なマネーゲームは、世界一の格差社会をこさえてしまって、力を持った者だけが、有能な弁護士を雇えてしまって、有能な弁護士が、白い者を黒と言わせてしまうような姑息な不正義を蔓延らせてしまったんやね。。。

 

 

 アメリカの陪審員制度っていうのは、所謂、法曹関係者の良識が、一般市民の感覚に敗れたような印象があるもので、人が人を裁くことの難しさを表しているのやけど、分別盛りのプロの法曹関係者より、一般庶民の判断が優先されてしまうという、或る意味、危険なポピュリズムになってしまう危険性を含んでいる。。。。

 

 

 日本も小泉首相の時に、劇場型の政治ショーとよく言われたが、無能な国民に政治という難しいことを理解させるために、国民にわかりやすい方法で国民に知らせる。国民に理解いただく。国民の支持を得ようとする。。。こんな、愚民政策とも言えるようなことが、アメリカでも残念ながら、流行っているのやね。。。

 

 

 つまり、GMというアメリカ政府が大株主である会社のライバル、TOYOTAを、ここぞとばかりに叩いて、国民の拍手喝采を得て、秋の下院選挙に勝ちたい人たちががんばる政治ショーにTOYOTAは付き合わされている格好になっとる。。。トヨタからしたら、日本から自動車部品を輸入していたらこんなことにはならないのに、品質の落ちる米国産の自動車部品を使うから、こんなことになるんや・・・って、のど元まで言いたい・・・のやけど言えない・・・のやね。。。

 

 

 アメリカは自国の雇用をトヨタという外国企業に20万人も頼っている・・・のやね。。。。バカ高い賃金で、文句ばっかり言ってあんまり働かない労働組合の強いアメリカみたいな国で、工場を残しているのも、雇用が市場の人質になっとる・・・っていう構造があるのやね。。。

 

 そんな米国も、もう世界一の市場っていう座を中国に譲っている。。。人口が3億になっても16億の中国からしたら足下にも及ばない。。。ところが、かつて、世界一厳しいといわれた日本の品質管理からしたら、赤子の手をひねるようなレベルやったアメリカも、やっと、生命がかかる問題となったら、火の玉になる・・・という、幼稚な国民性が前面に出てきてしまって、ひっかきまわしている。。。

 

 

 アメリカで車が原因で人が亡くなる事故を是非とも車のメーカー別、車種別に、フェアーな統計を出してみてほしい。。。トヨタは、おそらくトップレベルの安全性を確保できているはずだし、トヨタの安全性は顧客が一番よく知っているはずや。。。トヨタには地道な安全への努力しか、この難関を乗り切る手はないのやろうね。。。

 

 

 

 2/27(土) 真央ちゃん、銀メダル・・・残念やったね。。。キム・ヨナは精神的にも肉体的にも大人やった。。。すごいプレッシャーの中でも、満点の演技ができるっていうのは、やっぱり、それだけ厳しい練習を重ねてはった証拠。。。浅田真央ちゃんは、少し子供ぽかったのかな・・・。

 

 それにしても、もし、4年前に浅田真央がオリンピックに出ていたら、完勝していたかも。。。イナバウアーの荒川静香さんも、浅田には勝てなかったかもね。。。4年に一度というオリンピックの開催タイミングと、その選手の持っているプレーヤーとしての「旬」の問題っていうのは、やっぱり、運命的なものがあると思うね。。。

 

 

 真央ちゃんもキムヨナも、背が伸びて、昔のようなキレが、ジャンプになくなってしもた。。。そら身長や体重が伸びるのだから、仕方のないことけど、これって、或る意味残酷やね。。。五輪と五輪の真ん中に選手としてのピークが来てしまった選手っていうのは、五輪のメダルは取れない。。。いくら、幼い時から天才スケーターって言われていても、二十歳過ぎればただの人。。。っていう話はたくさんある。。。それだけ、オリンピックのメダルには価値がある・・・っていうことなんやろう。。。

 

 

 その昔、日本の男子バレーボールが、金メダルをめざしてがんばっていた時期に、監督の松平さんは、金メダルを取ることができる要素として、時の運、人の輪、サポート応援してくれる人たちや企業の結束・・・なんていうのを挙げておられた。。。この中の何か一つでも欠けたら取れない・・・。それほど厳しいものやっていうことや。。。幸い、このときの日本男子バレーはミュンヘン五輪で、後にも先にも唯一の金メダルを取っている。。。今では夢物語みたいなものやけれどね。。。

 

 

 五輪っていうのは、多分、旬な人と旬な人との運命的な出逢いで勝負が決まる。。。だから、おもしろいし、本番一発勝負で、やり直しが効かない。。。この一発勝負に、常に100%の力を出せる人だけが勝てる。。。モーグルの上村愛子も、あれだけ期待されながらも、何かが本番で足りない・・・。このここ一発欠乏症で勝てない試合が続く。。。

 

 

 人口1億2000万人もいる日本が、メダルランクがずいぶん下で、人口たった4000万人ぐらいの韓国がベスト5にいる。。。こんなのは、日本人がやっぱり、「ここ一番」で火事場のバカ力を出せない・・・。言換えたら、ちょっと違うけど、根性が足りないというか、ハングリースピリットが足りない・・・とかいうのが、絶対にあるという。。。豊かになった日本は、五輪で勝つ名誉をめざす人があまりにも減ってしまった。。。そんなのが言えるのやないかね。。。

 

 

 他の各国を見ていると、いろいろな意味で国やプロスポーツのスポンサーが、その選手の練習環境やいろいろな負担をカバーしているケースが多い。。。ところが日本は、スポンサーも貧弱だし、国の支援も事業仕分けに逢ってままならない。。。日本チームのボブスレーのそりは未だに8年前のものを使っている。。。こんなので、先進国・日本でござい・・・なんていうのもはばかられるほどお寒い状況。。。

 

 選手の渡航費も、やっと今度、ビジネスクラスになったというから、気の毒なものや。。。銅メダルとった高橋ダイスケかて、おうちは、そんなに裕福やないそうやで。。。何か今まではホテル代を自腹だからケチッて、エコノミークラスで時差で頭がフラフラのまま試合に出ていた・・・。何か涙ぐましいような話が多すぎる。。。

 

 

 五輪の成績っていうのは、実はその国の元気さと比例するものやと思う。。。旧ソ連の抑圧のなかにあったくにたちが、どんどん五輪で活躍する姿を見ていると、政治やその国の体制っていうのは、ほんと、選手たちの活躍に影響が大きいことがわかる。。。のびのびした活躍が見られると、オリンピックって、ほんと素晴らしい・・・と思う。。。いまの世界一が集っているのやからね。。。

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 2/28(日) 連日のようにテレビを賑わしているバンクーバーオリンピックやけど、これが終わると、パラリンピックが始まる。障害者のための冬季オリンピックなのやけど、実は、このパラリンピックで活躍できる選手っていうのは、ほんと先進国に限られていることが多い。。。

 

 

 身体障害者って言えば、福祉先進国では、さすがにいろいろな優遇措置がなされているから、社会全体で障害者の人たちを大事にしようという慈悲の心が、国民の意識の中にあるのやけど、これが発展途上国や後進国では、まだまだ社会のお荷物扱いで、冷遇されているケースが多いと思うのやね。。。

 

 

 私が台湾で車いすに乗せてもらっていて、道路を横断するだけで、車にひかれそうになったことからもわかるけど、結構経済的に豊かになっている台湾ですら、こうだから、他の国では、やはり、奇異な目で見られたり、邪魔者扱いされたりするのは、ある。。。これってやっぱり、心の中の精神的な余裕がある国と、そうではない国との差があると思うのやね。。。衣食住足りて、人間っていうのは、やっと他人にまで優しくなれる。。。

 

 

 障害者のスポーツ大会でも、昔は日本でも、ほんとマイナーなスポーツやった。。。障害のある人がスポーツをする意義がなぜあるか。。。そんなことに、昔の日本人も心を砕く余裕がなかったのやろうね。。。でも最近は、障害を持つ人たちこそ、生き甲斐を持つ必要性とか、人として平等に生きることができる権利がある・・・っていう認識がやっと広がってきたのやろうね。。。いろいろな障害者スポーツが広がってきた。。。

 

 

 ただ、障害を持った人がスポーツをするというのは、実はものすごくパワーが必要なものやし、遠征費とか、強化費とか、そんなのは、全部自費や。。。日本代表で行く人たちですら、こうなのやから、恥ずかしい話やね。。。JOCの役員さんをクビにしてでも飛行機代ぐらい出さんかいな。。。

 

 

 パラリンピックに出られる人たちっていのは、実は実家が少しはお金持ちであったり、障害者用のスキー用具一式50万円也を個人負担で、買える人に限られている。。。つまり、言葉は悪いが、お金持ちのオリンピックである側面は否定できないのやね。。。だから・・・と言えば失礼ながら日本の選手たちは金メダルがたくさんもらえている。。。お金がものを言う世界・・・。それが現実や。。。

 

 

 別に、そうやから、がんばっている日本人選手たちが、どうこう言うつもりはないけどね。。でも、競技者の人口がもっと増えて、誰でも障害者のスポーツががんばれて、貧しい国に生まれた人たちも、こんな大会で公平に活躍できる。。。こんなことが、望まれるね。。。

 

 

 スポーツっていうのは、ウソがない。そして何より「フェアー」やないと、人々に感動は与えられない。。。目標に向かって努力する人たちっていうのは、美しいし、見ている人に元気を与えてくれるもんや。。。そん、素晴らしいスポーツの祭典であってほしいね。。。オリンピックは。。。

 

 

 

 

 

 

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