京都の道路建設計画一覧表

供用済事業中計画段階

説明: 説明: 説明: 京都府地図

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【鳥取豊岡宮津自動車道】(事業主体:京都府ほか・1994年自動車専用地域高規格道路計画路線指定)

[綾部宮津道路宮津ICから鳥取方面につながる・幅員22m・4車線(暫定2車線)]

(野田川・岩滝IC−宮津IC間)6.4q

19954月整備区間指定・1995年事業着手>

(兵庫県境−網野町−野田川町)38q<1995年調査区間指定>

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【近畿自動車道敦賀線】(事業主体:日本道路公団)[舞鶴自動車道と北陸自動車道を結ぶ]

(舞鶴東IC−高浜IC−大飯IC−小浜西IC・2003年春供用開始)

(小浜西−小浜IC・平成24年3月開通予定)

(小浜IC−三方IC−美方IC−敦賀IC間・平成26年度開通予定)

1989年2月基本計画・1991年12月整備計画>

大飯IC−小浜IC−三方町−敦賀IC間

<1989年基本計画・1996年12月整備計画>

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【舞鶴自動車道】(事業主体:日本道路公団)[阪神地区と京都府北部を結ぶ・幅員20.5m・4車線]

(丹南篠山口IC−福知山IC間)

1970年基本計画・197310月整備計画・19873月供用>

(福知山IC−綾部IC−舞鶴西IC間)

1972年基本計画・197811月整備計画・19913月供用>

綾部−綾部パーキングエリア間(5.8q)は2002年度中に4車線化

(舞鶴西IC−舞鶴東IC間)

1972年基本計画・19891月整備計画・19983月供用>

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《京都縦貫自動車道関連》[京都府を南北に結ぶ]

【綾部宮津道路】(事業主体:京都府・京都府道路公社)[綾部と宮津を結ぶ全長25.1q]

(宮津IC−舞鶴大江IC間)全長12.2q

<1990年11月都市計画決定・1990年事業着手・1992年本線工事着手・2003年3月2日供用開始>

(舞鶴大江IC−綾部JCT)

全長12.9q<19983月暫定2車線供用>

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【丹波綾部道路】(事業主体:建設省)[丹波町と綾部を結ぶ]

(綾部JCT−和知IC・2008年9月開通)

(和知−丹波IC間)・4車線(暫定2車線)

<1993年事業着手・1994年2月都市計画決定・平成27年3月開通予定>

うち綾部JCT−綾部東IC間2001年事業着手・2003年春2車線供用開始

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【八木園部道路】(事業主体:建設省・日本道路公団)

(丹波IC−園部IC−八木中IC−千代川IC)全長15.7q・幅員22m・暫定2車線

1973年事業着手・1979年都市計画決定・19964月2車線暫定供用>

八木西−園部間(4.5q)は2002年度中に4車線化

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【亀岡道路】(事業主体:建設省・日本道路公団)

(千代川IC−亀岡IC)全長5.3q・幅員22m・4車線

1974年事業着手・19791月都市計画決定・19882月暫定2車線供用・19938月4車線拡幅工事着手・19964月4車線供用>

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【老ノ坂亀岡道路】(事業主体:日本道路公団)

(亀岡IC−篠IC−沓掛IC)延長10.3q・幅員22m・4車線

19791月都市計画決定・1979年工事着手・19882月供用>

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【京都第二外環状道路】(事業主体:建設省・日本道路公団)

[9号線バイパスと名神高速・京滋バイパスを結ぶ・全長15.7q・幅員22m・4車線]

国道478号の京都第二外環状道路は久世郡久御山町から京都市西京区大枝沓掛町までの区間15.7qの自動車専用道路。

現在、京滋バイパスから大山崎インターチェンジ(名神高速道路との接続地点)までの区間で工事が進み、2003年夏の開通を予定している。

なお一般道路も併設されている。また大山崎インターチェンジから大枝沓掛町の間では引き続いて調査設計していくことになっている。

 

南北を結ぶ第二京阪道路、東西を結ぶ京滋バイパス・京都第二外環状道路が交差し、要となるのが久御山ジャンクション。この面積は約13ha、甲子園球場の約3.5倍もある。

東西が約600m南北が約700m。完全立体交差の5階建て円筒形の構造で、1階は京滋バイパスの一般部、2階は第二京阪道路・洛南連絡道路の専用部、

3・4階は両方の道路を接続するランプ部、5階は京滋バイパスの専用部。ランプの総延長は6750m、橋脚・橋台は全部で139基あり、全てがケタ違いのスケールである。

2001年8月には南側のランプ橋架設がほぼ完了、北側のランプ橋架設は2001年秋から開始。その後順次、床板、塗装、標識設置等の工事を行い、平成15年度夏には通行できるようになる。

 

(大枝IC−大山崎IC・JCT・平成25年3月開通予定)

1989年都市計画決定・1989年事業着手・平成24年度開通を目標に事業中> 

 

【中央自動車道西宮線】

(大山崎IC・JCT−久御山西IC−久御山IC間)

1989年都市計画決定・1989年事業着手・2004年4月開通>

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【京滋バイパス】(事業主体:日本道路公団)

[久御山ICで京都第二外環状道路と結ぶ・幅員20.5m・設計速度80q・4車線]

(宇治市二尾−笠取IC−宇治東IC−宇治西IC−巨椋IC)

19884月供用>

巨椋IC−久御山JCT−久御山西IC間2.0q

1981年都市計画決定・1992年事業着手・2003年3月30日供用開始>

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【洛南道路】[京都高速道路油小路線と第二京阪道路を結ぶ・設計速度80q]

(京都市伏見区向島−巨椋池北IC−久御山JCT間)延長3.3q・幅員20.5m

<1985年4月都市計画決定>2002年3月30日供用開始

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【京奈和自動車道】(事業主体:198387日本道路公団・88−建設省)

(城陽IC−田辺西IC−精華下狛IC−精華学研IC−山田川IC−木津IC間)17.0q

1981年都市計画決定・1983年日本道路公団事業認可・20003月供用・幅員20.522m

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【名神高速道路】(事業主体:日本道路公団)[日本の大動脈]

(京都市山科区−京都東IC−京都南IC−桂川SA−大山崎町間)1964年開通

(京都南IC−吹田IC間6車線拡幅工事1982年整備計画・1984年施工命令・1998年完成)

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【第二名神高速道路(近畿自動車道飛鳥神戸線)】(事業主体:日本道路公団)

[名古屋市−神戸間174qを結ぶ・幅員36.5m・設計速度120q・21世紀初頭完成]

―――☆道路公団民営化のあおりを受けて、異例の事業着手後の保留―――

 

(宇治田原町禅定寺−城陽IC間)12.9q

1989年基本計画・19919月都市計画決定・199112月整備計画・199311月施工命令・1996年事業着手・21世紀初頭開通予定だったが゛凍結

 

(城陽IC−八幡市美濃山)4.8q

1989年基本計画・1993年ルート公表・19957月都市計画決定・1996年整備計画・199712月施工命令・平成29年3月開通予定

 

(八幡市美濃山−高槻JCT間)

1989年基本計画・1993年ルート公表・19957月都市計画決定・1996年整備計画・199712月施工命令・21世紀初頭開通予定だったが゛凍結

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【京阪神高速大阪京都線】[バブル時代の計画のため。進展せず]

京阪連絡道路(阪神高速湾岸線−京都市南区久世間)50q

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【第二京阪道路】(事業主体:日本道路公団)

[久御山町で洛南連絡道路と結ぶ・設計速度80q・幅員29m・6車線]

国道一号線と並行して建設している第二京阪道路は京都と大阪を結ぶ自動車専用道路と、これに併設する一般道路(洛南道路・京都南道路・大阪北道路)からなり、

京都市伏見区横大路から門真市までの区間。京都国道事務所では、洛南道路と八幡市上津屋(こうづや)までの京都南道路の6.6qを担当しており、着実に進んでいる。(2001年8月1日付京都新聞)

(巨椋池北IC−久御山町JCT−佐山IC−上津屋IC−八幡市JCT−松井IC−枚方北IC)10.5q

19854月都市計画決定・1992年事業着手・1997年工事着手・2003年3月30日供用開始

 

(枚方北IC−国道307号交差−大阪府門真市稗島間) 15.5q

19854月都市計画決定・1992年事業着手・1997年工事着手・2010年3月全線開通予定

うち伏見区外環状線から大阪府枚方市の国道307号線までは2003年3月30日15時供用開始

説明: 説明: 説明: 都市計画図

《京都市高速道路関連》[京都市南部の渋滞解消を目指す]

阪神高速道路公団事業<総延長19.5q>1992年都市計画決定済[通行料450円の予定]

 

【京都市高速道路・新十条通】<京都高速1号線・設計速度60q>

(京都市山科区西野山−京都市伏見区深草)2.8q・幅員18m・山岳トンネル構造

1987年都市計画決定・1994年事業着手・1996年工事着手・1997年7月着工・2008年開通>

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【京都市高速道路・油小路線】<京都高速2号線・高架構造>

(京都市伏見区深草−京都市伏見区向島)7.3q

<1999年事業着手・2008年開通>[洛南道路と新十条通を結ぶ]

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【京都市高速道路・斜久世橋区間】<高架構造>

(京都市南区上鳥羽−京都市南区久世)[京阪連絡道路・新十条線・油小路線を結ぶ]<平成23年3月完工予定>

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【京都市高速道路・堀川線】<地下構造>

(京都市下京区堀川松原−京都市伏見区深草)[油小路線・新十条線・久世橋線に結ぶ]<未定>

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【京都市高速道路・西大路線】<地下構造>

(京都市下京区西七条−京都市南区吉祥院)[久世橋線に結ぶ]<未定>

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【都市計画道路・鉄道】

桂川街道(久世梅津北野線)桂上野南町−京都市右京区

境谷本通(久世茶屋線)西京区川島六ノ坪町−大枝北福西町

葛野大路通(四条−御池間)

堀川通近鉄西側道(東寺駅南−札の辻通南側)W6m・440m<2003年3月供用開始>

近鉄東寺駅−鴨川間高架化工事<1999年完成>

新油小路通(九条−十条間)拡幅工事2002年11月供用開始

新油小路通(京都市南区久世橋通−京都市伏見区竹田)2002年12月暫定供用開始

新堀川通延伸・洛南道路(京都市伏見区横大路−久御山)

国道9号線千代原口立体交差化2001年着手・2002年用地買収開始

五条通JR丹波口駅〜東御前通間拡幅2001年土地買収・2003年夏8車線拡幅完了

地下鉄東西線(六地蔵−石田間)平成16年度完成

地下鉄東西線(二条−西大路−天神川駅間)

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【橋】

久我橋<平成15年完成>

新小枝橋<平成13年6月22日供用開始>

大宮大橋<平成14年3月23日供用開始>

第二久世橋工事中

羽束師橋<平成11年供用開始>

新宇治橋<平成12年供用開始>

          京都国道事務所事業費473億9千万円(5%増)うち京都第二外環状道路関連事業費144億6千万円を盛り込み、大山崎ICと大枝IC間(9.8q)では、長岡京市と大山崎町の道路計画住民説明会を開催。調査設計に着手する。久御山〜大山崎間(5.7q)は2003年夏までの供用開始を目指して工事を進める。国道9号千代原口交差点は立体交差に向けた用地買収の地元説明を開始。五条通のJR丹波口駅〜東御前通間は道路拡幅のための用地買収を行う。第二京阪道路は京都市伏見区の外環状線から枚方市の国道307号線までの区間で2002年度中の供用を目指して工事を進める。○福知山事務所は京都縦貫道のうち綾部ジャンクションと綾部東インター間の工事を進める。

 

 

−京都の交通関連新聞記事−

(平成14年12月1日京都新聞朝刊)「京都南大橋」開通へ 油小路通 九条通と外環結ぶ 12日から

京都市が伏見区竹田で建設している都市計画道路・油小路通で鴨川に架かる「京都南大橋」を含む区間が平成14年12月12日から、二車線で開通する。来年度には四車線で全面開通の予定だが、今回の部分開通で油小路通は九条通(南区)から外環状線(伏見区)までがつながり、市南部の幹線道路となる。部分開通するのは、府道中山稲荷線から名神高速道路付近にかけての862メートル。鴨川に架かる京都南大橋が区間の大半を占め、南北両岸で油小路通と結ぶ。12日午後2時から通行開始となる。周辺の土地区画整理事業の遅れで橋の一部工事が未着手のため、二車線での通行となる。四車線での通行は2003年度中の予定で、道幅は50メートル。総工費は四車線分で48億円を見込む。この油小路通の中央分離帯部分には今後、国が京都高速道路油小路線を建設する予定。今回の開通により、国道1号の東側を走る油小路通は九条通〜外環状線(5.9q)がつながる。市建設局は「市中心部との連絡が飛躍的に向上し、市南部の活性化に貢献できる」としている。

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(平成14年12月3日京都新聞朝刊)新十条通「04年春完成は困難」京都市会で明らかに 用地買収遅れ

阪神高速道路公団が京都市山科区〜伏見区区間で建設中の新十条通について、市は二日開かれた市議会決算特別委員会で、伏見区の鳥羽街道団地などで用地買収の遅れのため、予定していた2004年春の完成が「困難」との見通しを明らかにした。開通の新たなメドはついていない。鳥羽街道団地(12棟)では、地下にトンネルが通る四棟分は買収を終え、今年六月までに立ち退きが完了した。ところが、区分所有法の共有財産である団地敷地の所有権を残りの八棟から買い取る交渉で、管理組合が土地だけを売却するための規約改正がまとまらず、こう着状態となっていた。このため、同公団は10月30日、京都府収用委員会に収用採決を申請した。申請は11月13日に受理されたが、16日に管理組合が総会を開き、規約改正を決めた。同公団は任意での買収交渉を始め、11月29日現在で四割の住民と合意に達しているが、六割の住民とは交渉中という。決算特別委で市建設局は「できる限り任意交渉で解決したいが、最終的には反対する人も残る」と述べた。団地東側の住宅地でも用地買収が難航しており、今夏の着工予定だったトンネル掘削が大幅に遅れていることから、市は「03年度末の完成は非常に厳しい状況」と報告した。府収用委は地元向けの縦覧手続きの準備中で、裁決の日程が確定していないため、着工や完成の新たなめどは立っていない。新十条通は山科区西野〜伏見区深草間の2.8q。工事全体の進捗率は9月末で50%。

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(平成14年12月13日読売新聞朝刊)市道拡幅で用地明け渡さず 府、18日代執行を通知 油小路線

 京都市の市道油小路線の拡幅工事(九条−十条間、650メートル)で、用地を明け渡していない民家の男性(53)に対し、府は十二日、土地収用法に基づく代執行を、18日に行うと通知した。府と市は今後も明け渡し交渉を続けるが、交渉がまとまらない場合、同日午前から強制的に建物の撤去などを行う。府によると、府内の土地収用法に基づく代執行は、名神高速の工事に伴う1件(1962年)のみ。市建設局によると、同工事は油小路通を一車線から四車線に拡幅するため、1994年度に着手。8月30日に暫定供用を始めたが、土地取得が完全でないために交差点の車線一部が使用できず、歩道の拡幅も終わっていない。市は2000年8月、府収用委員会に土地収用を申請し、4月に明け渡し裁決があった。しかし、裁決で指定された期限の10月7日を過ぎ、市が府に代執行を請求。市が交渉を続けてきたが、期限の12月10日までに明け渡しに応じなかったために、代執行が決まった。

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(平成14年12月13日京都新聞朝刊)二条−天神川間07年度ゴー 地下鉄東西線 400人出席西伸で起工式

 京都市の地下鉄東西線二条−天神川間の起工式が12日、行われた。2007年度の開通に向けて2003年度から本格的な建設工事が始まる。延伸する二条−天神川間は、御池通の地下を走る延長2.4q。西大路駅、天神川駅(いずれも仮称)の2駅を設ける。総事業費は745億円。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――(平成15年1月8日京都新聞朝刊)京都縦貫道 綾部宮津道北区間3月2日に開通 京都−宮津30分短縮

京都府は七日、京都縦貫自動車道綾部宮津道路の北区間(11.3q)を3月2日に開通する、と決めた。北区間の開通により、京都市から宮津市までの所要時間が約30分短縮され、丹後地方へのアクセスが容易になる。今回開通するのは、舞鶴大江ICら宮津市喜多の宮津天橋立ICまでの区間。道路幅は12mで当面、二車線の対面通行となる。開通に伴う普通車の通行料金は舞鶴大江IC−宮津天橋立IC間が350円。綾部JCT−宮津天橋立間ICが750円になる。同道路の全線開通で綾部−宮津間の所要時間は現在の約70分から約40分になる。綾部宮津道路は、府と府道路公社が事業主体となり、1990年度に着工。南区間(綾部JCT−舞鶴大江IC12.1q)は、98年3月に供用開始された。北区間は、97年から本線工事に入っていた。総事業費は約1170億円(うち北区間は約510億円)。開通当日は、午前10時半からテープカットなどのセレモニーがある。一般の通行は午後3時からとなっている。

(平成15年5月9日読売新聞朝刊)淀川御幸橋、玉水橋今年度中に開通 

京都府は八日、すでに大枠を発表している2003年度当初予算のうち、具体的な場所や予算額が決まった公共工事を発表した。土木建築では国庫補助が決まったものと、府単独事業を合わせて計959カ所、619億円で、前年度に比べ21カ所28億円増えた。土木建築のうち、道路事業は513カ所で322億円。工事中の八幡市と大山崎町を結ぶ淀川御幸橋、京田辺市と井手町を結ぶ玉水橋が今年度中に開通することが決まった。

(平成15年11月28日京都新聞朝刊)名神大山崎IC・12月24日に開通 −国道171号から出入り可能−

年内開通を目指し、日本道路公団が大山崎町円明寺で工事を進めている名神高速道路の大山崎ICが12月24日に全面開通することが分かった。国道171号線が、名神高速道路や京滋バイパスと結ばれる。すでに一部区間が開通している測道の国道478号も、残る京都守口線(八幡市八幡)−国道171号線(大山崎町下植野)間1.2qが12月13日に開通する見通しとなった。大山崎ICは、当初は今年8月に京滋バイパスとして開通した久御山JCT間6.3q同時供用を目指していたが、工期が長引いていた。開通によって国道171号線から名神高速道路、京滋バイパスへ出入りが可能になるほか、国道171号線と国道478号線も結ばれる。三川合流地域での慢性的な交通渋滞緩和など府南部と西部を結ぶ新たな道路網として期待が寄せられる一方、地元では通過交通量増大を懸念する声も聞かれる。

(平成15年12月10日京都新聞朝刊京都国道事務所広告)

12/13(土)午後3時国道478号線天王山大橋開通 

−京滋バイパス(京都第二外環状道路)に併設される国道478号線の一部区間(国道171号線から府道京都守口線までの1.2q)−

歴史の舞台が結ばれます。−あらためてこんにちは−目と鼻の先にありながら近くて遠かった大山崎と八幡市。そんな向かいどうしの町が気軽に行き来できるようになります。桂川、宇治川、木津川をはさんでそれぞれに育まれてきた歴史と文化。天王山大橋の開通で三川合流地域の交流が活発になります。そして府道京都守口線などの京都市内に接続する幹線道路相互を東西に連結することで、京都市内への流入交通の分散や通過交通の迂回が出来るようになります。

天王山大橋開通で渋滞緩和が期待できます −桂川渡河ルートが増えました−桂川・淀川を渡河する橋梁が少ないため、宮前橋に交通が集中し、京都守口線の納所交差点では、慢性的な渋滞が発生しています。このたび天王山大橋が開通することにより、交通が分散され円滑な道路交通が実現します。

<予告>12月24日(水)午後3時大山崎インターチェンジが完成!!これにより国道171号線から名神高速道路・京滋バイパスへり出入りが可能となり、利用しやすくなります。

(平成15年12月11日京都新聞朝刊)久我橋リニューアル −12/13開通・拡幅で渋滞緩和に期待・大型車など通行便利に−

京都市南区上鳥羽と京都市伏見区久我の桂川に架かる久我橋の付け替え工事が完了した。13日供用を開始する。拡幅で大型車も通りやすくなるため、渋滞緩和が期待されている。旧橋は1938年に建設された。道幅が狭く、歩道が北側しか無いうえ、老朽化していた。付け替えは、京都市が1995年に着手。工事中は仮橋を設けた。完成した新橋は全長263.9m。旧橋と同じ2車線だが、幅は倍の14.5mになった。このうち歩道は3.5mで橋の両側に設けられた。11基だった橋脚は4基になり、川の流れも改善された。総事業費は約55億円。橋の西側で接続する府道も久我交差点まで拡幅され、国道171号線との接続が円滑になる見込み。仮橋は来年度中に撤去する。13日午前10時から、地元の久我自治連合会が現地で完成式典を開く。車両が通行出来るのは午後3時から。

(辛口コメント)京都南大橋が2車線の橋2本で862メートル、幅50メートルもあるのに48億円で出来ているのに、この小さな橋は55億。誰が見てもおかしい・・・

仮橋にそんなにかかったのだろうか・・・。

(平成15年12月16日京都新聞朝刊)伏見・京都南大橋北行橋梁 2車線が完成

京都市伏見区竹田の都市計画道路・油小路通で建設中の京都南大橋の「北行き橋梁」の2車線工事が、このほど完成した。18日から暫定供用、24日から供用を開始する。すでに2車線となっている南行橋梁と合わせ、4車線が開通する。油小路通は市内の南北主要幹線道路で、第二京阪道路への接続道路としても使われる。京都市は1997年度から国道1号線など周辺道路の交通渋滞緩和と市南部地域の活性化に向け、鴨川に架かる京都南大橋を含む862mの整備を進めている。総事業費は約48億円。昨年12月に南行橋梁の2車線工事が完成し、北行、南行各1車線で暫定供用を開始していた。今回の北行橋梁の完成により、北行、南行各2車線での供用が可能となり、渋滞の緩和が期待されている。市は引き続き残りの工事を進め、2007年度末に南北6車線の全面開通を目指す。

(平成16年6月29日京都新聞朝刊)京都縦貫道整備費 国に貸し出し・京丹後市長が特区提案

〜合併特例債から100億円〜

高速道を市町村の貸付金で造ろう−。京丹後市の中山泰市長は1日、国が募集する「構造改革特区」のアイデアとして、市が地方債で捻出する財源を、高速道路整備の経費のため国に貸し付ける制度の導入を提案したことを明らかにした。窓口の内閣官房構造改革特区推進室は、「国に資金を貸すという発想は斬新。制度の合理性を検討したい」としている。

同市から府南部に向かうには宮津市以南の京都縦貫自動車道(計画距離約100q)を利用するが、綾部市−丹波町間(約27q)が未完成のため、京丹後市から京都市まで車で約3時間かかっている。この歯抜け区間の建設には1500億円以上の工費が必要で、全通は十年後の2014年の見込み。府北部では早期完成の要望が強いが、高速道路の建設経費を市町村が負担することは地方財政法で禁じられている。

このため市は合併した自治体が道路や公園整備などに充てる合併特別債を使って100億円程度を捻出し、国に貸し付ける仕組みを発案。他の市町も同様の手法で費用を工面して総額600億−700億円を確保すれば、未着工区間の工期を半分に短縮できると試算した。

特区提案の採否は9月になる見込みだが、内閣府で規制緩和を担当していた経験もある中山市長は「高速道を造って欲しい」ではなく「みんなでつくろう」という考え。全国的に波及し得るアイデアで、都市部との時間距離を短縮したいという住民の願いを実現したいと話している。

(平成16年8月10日京都新聞朝刊)京都市営地下鉄延伸検討路線に 近畿地方交通審

京阪神間の交通ネットワーク整備を検討する近畿地方交通審議会(会長・野村明雄大阪ガス会長)が9日、大阪市内で開かれ、「近畿圏における望ましい交通のあり方」の答申案をまとめた。京都市営地下鉄や京阪奈新線の延伸などを検討路線に盛り込んだ。答申案は2015年を目標に近畿圏の総合的な交通施策の基本的な方向性をまとめた。「中長期的に望まれる鉄道ネットワークを構築する新たな路線」には、13路線を選定。費用対効果や採算性、設備整備に相当の支援措置があることなどを考慮しており、新線整備には2020年に目標を据えている。京滋関係では、京都市交通局東西線延伸(天神川−梅津−上桂−洛西、7.7キロ)京都市交通局烏丸線延伸(竹田−大手筋−京阪本線交叉横大路付近、4.4キロ)・京阪奈新線延伸(登美ケ丘−高の原、3.8キロと、登美ケ丘−学研中央−祝園ニュータウン−新祝園、6.2キロ)を盛り込んだ。答申案は、一般から意見を募集した後、10月上旬に近畿運輸局長に答申する予定。

(平成16年9月12日京都新聞朝刊)京都縦貫道を延伸 石原国交相

9月11日、京丹後市では、石原伸晃国土交通大臣を迎え、タウンミーティングが開催された。その中で、奥京都観光の軸として、現在未開通の京都縦貫道・綾部安国寺〜和知間は平成19年度中に、和知〜丹波間も平成20年代半ばころには開通させる」と答えた。

(平成16年10月1日京都新聞朝刊)鳥取豊岡宮津道 車線数や設計速度見直し

早期完成へコスト縮減 山田知事府会答弁 年内にも手続き開始

京都府の9月定例議会は30日本会議を再開し、一般質問を行った。山田啓二知事は、京丹後市内が未着工となっている鳥取豊岡宮津自動車道の整備方針について、「車線数や設計速度などの見直し計画を取りまとめ、年内にも公共事業事前評価審査など必要な手続きに取り組む」と表明。四車線を二車線にするなど都市計画決定の変更手続きをした上で、早期完成を目指す方針を示した。同自動車道は宮津市から兵庫県豊岡市を経由して鳥取市に至る延長約120qの高速道路。1999年3月に宮津市−旧網野町間の路線(約23q)が速度80q、四車線で都市計画決定され、現在は野田川町以南(6.4q)で工事が進んでいる。答弁で山田啓二知事は「新しく誕生した京丹後市にとって、高速道路を市域まで一日も早くつなぐことが重要」とした。今後の事業化は厳しい財政状況をふまえ、「将来の予測に基づく車線数の見直しや、コスト縮減につながる設計速度の変更、沿線住民が利用しやすいルートやインターチェンジの計画見直しが必要だ」との考えを示した。府は今後、地元市町と整備計画案を調整し、第三者機関の「公共事業評価審査委員会」で12月までに費用対効果やコスト縮減などをチェックする。その上で、来年度の当初予算に反映させたい意向だ。

(平成17年9月9日京都新聞朝刊)京都高速道 京都市、一部区間を負担

油小路線北端部100億円以下に

阪神高速道路公団が建設中の京都高速道路「油小路線」(京都市伏見区深草〜同区向島、7.3q)のうち、10月の同公団民営化に伴い事業費のめどが立たなくなった未着工の一部区間について、京都市が費用を負担して継続することが、8日までに明らかになった。同区間の事業費は270億円。国や府の支援で、市の負担分は当初想定分の百数十億円から、100億円以下に圧縮される見通し。市が事業費を受け持つのは、油小路通線北端部の斜久世橋区間(京都市伏見区深草〜同区竹田1.4q).同公団は、京都高速道路「油小路通線」と「新十条通」(京都市山科区西野山〜京都市伏見区深草2.8q)を建設中。両路線の総事業費は1688億円に上るが、民営化に伴い、1418億円しか投資出来なくなった。このため、京都市などと事業のあり方について協議し、市が斜久世橋区間を270億円かけて整備することで合意した。事業は国が55%を補助するため、市は当初、百数十億円の負担を想定していた。しかし、国の交付金の新たな活用や府の支援を得ることで、「市の負担は100億円を切るくらいに抑えられる見通しになった(市広域幹線道路課)という。完成は、斜久世橋区間が2009年度末、同区間以外は、06年度末の予定。通行料金は一律450円で、1日57000台の交通量を見込んでいる。市広域幹線道路課の西村裕課長は「高速はつながって初めて効果が出るため、負担を決断した。早く利用者が使えるようにしたい」としている。

(平成18年2月16日京都新聞朝刊)開通1年遅れ2011年4月に

用地交渉が難航

阪神高速道路公団が京都市山科区から伏見区まで建設中の京都高速道路」(10.1q)の開通が、用地交渉の難航などで現在の計画より一年遅れて、2011年4月となることが15日までに明らかになった。京都高速道路は三区間に分かれて工事が進められおり、08年2月から順次開通するが、各区間とも計画より10ヶ月から1年2ヶ月ずれ込むことになった。同高速道路は、「新十条通」(山科区西野山−伏見区深草2.8q)、油小路線「直線区間」(京都市伏見区竹田−同区向島(5.7q)、同線「斜久世橋区間」(京都市伏見区深草−同区竹田、1.4q)の3区間で工事している。最も早く開通する油小路線の「直線区間」は2008年2月の開業見込み。2007年4月の開通を予定していたが南端で接続する「洛南連絡道路」の工事完成に合わせるために遅らせた。2008年6月に開業する新十条通も、2007年4月完成予定だったが、トンネル部分の用地交渉が難航し、工期が伸びている。油小路線「斜久世橋区間」は、同社が公団から民営化し、投資限度額が限られたため建設出来なくなり、新年度からは京都市が事業主体となる。2010年4月の開通を予定していたが、新十条通の整備が終わらないと機材の搬入などが出来ないため、計画が遅れ、2011年4月の開通となる見通し。焦点となっていた斜久世橋区間の事業費の負担割合は、総事業費270億円のうち、京都市が26億円、国が200億円、京都府が12億円を補助することになった。京都市は新年度一般会計当初予算案に、斜久世橋区間の新年度分の工費62億7000万円(国、府の補助を含む)や同社への出資金17億円を計上した。市は「高速道路はつながって初めて効果が出る。できるだけ早く全線開通させたい」(広域幹線道路課)としている。

(平成18年3月31日京都新聞夕刊)八幡−城陽間事業を認可

国土交通省は31日、各高速道路会社が整備する高速道路路線として、西日本高速道路会社の第二名神・八幡市−城陽市(4q)などを事業許可した。同区間は2016年度完成予定で、西日本会社は06年度から地元との設計協議に入る。同区間は、国交省が着工判断を先送りしている第二名神の大津−城陽市(25q)と八幡市−高槻市(10q)に挟まれているため事業の長期化が懸念され、京都府などが早期着工を求めていた。西日本会社関係では、このほか、建設が進んでいる第二名神・大津−三重県亀山市間(41q)が08年度、京都縦貫道・京都市西京区沓掛−大山崎町(10q)は12年度、第二京阪道路・枚方市−門真市(17q)は09年度の完成予定と、それぞれ明記された。阪神高速道路会社が建設中の京都高速道路の完成予定は京都市山科区西野山−京都市伏見区深草の新十条通(3q)が08年度、南区と伏見区を結ぶ油小路線は上鳥羽−向島(6q)が07年度、深草−上鳥羽(2q)は10年度が完成予定とされた。

(平成18年4月1日読売新聞朝刊)高速・有料道路の完成年度

(京都近郊関係のみ・完成年度順)

国道一号(第二京阪国道)阪神高速接続部−巨椋池 1q 2007

京阪神高速道路油小路線 上鳥羽−第二京阪接続部 6q 2007

京阪神高速道路新十条通 山科−十条 3q 2008

近畿道名古屋神戸線(通称第二名神)甲賀土山−大津JCT 28q 2008

国道一号(第二京阪国道)枚方東−門真JCT 17q 2009

京阪神高速道路油小路線 十条−上鳥羽 2q 2010

国道478号線(京都縦貫道)沓掛−大山崎JCT 10q 2012

近畿道名古屋神戸線(通称第二名神)城陽−八幡 4q 2016

近畿道名古屋神戸線(通称第二名神)高槻第一JCT−箕面 18q 2018

近畿道名古屋神戸線(通称第二名神)箕面神戸JCT 22q 2018

(平成18年6月3日京都新聞朝刊)新十条通08年5月開通にめど−府収用委地下使用権を強制収用

京都市伏見区深草の京都高速道路「新十条通」のトンネル建設予定地について、京都府収用委員会が阪神高速道路会社の地下使用権の強制収用を認める裁決をしていたことが、二日分かった。予定地については地元住民との交渉が難航し、一部区間の掘削工事が遅れていた。今回の裁決が出たことで、新十条通は当初予定より五年以上遅れて2008年5月に開通するめどが立った。裁決によると、対象は南明町と願成町の住民19戸。権利設定が地下であるため、立ち退きの必要はない。同社が19戸分(約1400u)の補償金約3700万円を支払えば、地下の土地使用権が認められる。権利取得時期と明け渡し期限は7月6日とした。一連の問題では、地下使用契約の交渉が一部地域で難航したため当社が04年6月から05年9月にかけて裁決を順次申請した。府収用委は現地調査や地価鑑定など審理を実施し、6月2日までに裁決の決定を下した。採決に不服がある場合、国土交通相への不服申し立てか、採決の取り消しを求める訴訟を提起できるとされる。阪神高速道路会社は、すでに契約締結済みの地下部分でトンネル掘削を進めており、「08年5月の開通に向け、補償金を支払い、粛々と工事計画を進めたい」(京都建設部)としている。新十条通は山科区西野山−京都市伏見区深草をほぼトンネルで結ぶ2.8q。地元町内会と同社は先月工事で懸念される地盤沈下などの対応を定めた協定書を結んだという。

(平成18年8月29日読売新聞朝刊)甲賀土山−大津開通08年3月に−第二名神、西日本高速−

西日本高速道路の石田孝会長は28日、大阪市内で記者会見し、第二名神高速道路の甲賀土山(甲賀市)−大津間の開通時期を、当初計画より1年早め2008年3月とする方向で検討していることを明らかにした。−中略−甲賀土山−大津間の開通前倒しは、用地の取得が予想より早く7月に完了したため。石田会長は、「地元の理解を得るなど、(今後クリアすべき)課題は大きいが、造ると決めた道路はなるべく早く造る。12月ごろには結論を出したい」と話した。

(平成18年11月15日京都新聞夕刊)宮津自動車道・京都府、完成前倒し・2車線に縮小、一部ルート変更

京都府は14日、建設を計画している地域高規格道路「鳥取豊岡宮津自動車道・宮津網野線」(宮津自動車道)について、四車線を二車線に減らしてルートを変更し、コスト削減と早期完成を図ることを決めた。総事業費を、約1100億円から約500億円に半減出来る見込み。22日、京都市内で開かれる府都市計画審議会に変更案を提案する。地域高規格道路は、高速道路網を補完する自動車専用道路。宮津自動車道は宮津天橋立インターチェンジ(宮津市喜多)−網野IC(京丹後市網野町)間約23qで、今回の見直し区間は野田川岩滝IC(宮津市須津)−網野IC間約17q。1999年度に都市計画決定された。当初は完成後の交通量を1日10000−16000台と予測していたが、変更案では人口減少や経済活動の低下などで1日6000−9000台に減るとみて、車線数を削減した。また制限速度を80qから60qに引き下げることで、直線区間を多く取れる山中に設定していたルートを、最大約800メートル南西の市街地寄りにずらした。区間の長さは約400メートル延びるが、トンネルの掘削個所が3カ所減り、経費が大幅に縮減できるという。また、利便性を向上するために、大宮IC(京丹後市大宮町)の設置を取りやめ、代わりに大宮峰山ICと、宮津行きだけが乗れる大宮森本ICを新設する。宮津自動車道では現在、京都縦貫自動車道と接続する宮津天橋立IC−野田川岩滝IC間が、2010年前後の完成を目標に建設が進んでいる。変更案が承認されれば、野田川岩滝IC−大宮森本IC間で、2010年代前半の完成を目指して本年度内に事業着手する。府都市計画課は「交通量予測が減っているので、身の丈に応じた計画にした」としている。

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(平成19年1月30日京都新聞朝刊)京都縦貫道2014年度全線開通 −府07年度「丹波綾部道」着手・名神に接続めど

京都府は29日、京都縦貫自動車道の未整備区間「丹波綾部道路(京丹波町須知−綾部市安国寺町、26.6q)のうち、和知インター(京丹波町才原)北側の7.7qが2007年度、南側の18.9qが2014年度に完成する予定、と発表した。これで南北に長い府の「背骨」となる延長100qの高規格幹線道路・京都縦貫道が全線開通し、名神高速道路(大山崎JCT)と接続するめどが立った。流通の改善や観光振興に向けた府中北部の長年の悲願が実現する。

建設主体となる府道路公社に府が事業費(07年度は5億円)を出資し、同公社が国土交通省に事業許可を申請する予定。府は、2月5日開会の定例府議会に、着工に向けた関連議案を提出する。丹波綾部道路は暫定2車線(将来は4車線)で、設計速度は時速80q。国交省が先行して用地取得や造成工事を進めている。舗装や開通後の運営は当初、西日本高速道路(大阪市)を予定していたが、民営化に伴う事業見直しで昨年3月に撤退した。代わりに府道路公社が参入する。公社の事業費は14年度までに計105億円を見込み、府が25%を新たに負担する。京都縦貫道は、京都府久御山町と宮津市を結ぶ計99.6q。最初の都市計画決定は1979年。このうち京都市西京区−京丹波町(31.3q)は順次延伸して、1996年までに開通。久御山町−大山崎町(5.9q)と宮津市−綾部市(26.0q)も03までに完成した。

また、名神高速と接続する大山崎町−京都市西京区間(9.8q)は2012年度、縦貫道の北側に接続する与謝野町までの有料道路も2010年度ごろの開通を目指して工事が進んでいる。府道路総括室は「観光や産業、生活に役立つだけではなく、災害時には代替道路となる。府民の期待に応えられるよう、1日も早い開通を目指して事業を進める」としている。

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(平成19年2月6日京都新聞夕刊)第二京阪道路・大阪府負担、年100億円増 〜旧公団投資減が影響〜

京都府久御山町と大阪府門真市を結ぶ第二京阪道路(全長27.4q)の建設で、2009年度の全線開通までに大阪府の負担が、年間100億円も増大することが6日、分かった。道路公団民営化に伴い発足した西日本高速が、通行料金収入を下方修正。投資額を減額したことで、国が受け持つ支出額が増加。直轄事業負担金制度により、国受け持ち分の三分の一が、大阪府の負担となるためだ。大阪府は、2007年度予算案に06年度より約95億円増の200億円を計上する見通しだが、財政赤字を抱える府財政をさらに圧迫することになりそうだ。第二京阪は、2003年3月に京都府久御山町−大阪府枚方市間の10.5qが供用開始し現在、枚方市−門真市間の16.9qが工事中。国土交通省近畿地方整備局などによると、当初第二京阪の総事業費見込額は約9720億円。旧公団は1日約8万台の交通量を想定し、建設費に充てる通行料金を約4020億円とはじき出していた。しかし、公団民営化に伴う事業再点検の結果、西日本高速は06年3月に交通量を1日約五万台に修正。投資額を約740億円減額した。減額分は国の受け持ちとなる上、国も「地元要望に応える」として、遮音壁の設置などを追加。府によると工法見直しで経費を圧縮しても、国の追加額は最大約900億円になるという。府の負担も300億円増大する勘定だ。大阪府は「予定通り開通させるには、負担するしかないが、国に事業費を軽減するよう働きかけていく」と説明している。

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(平成19年11月23日京都新聞朝刊)京都高速1月19日開通 〜上鳥羽−巨椋池間〜

阪神高速道路、京都市などは22日、建設中の京都高速道路(阪神高速8号京都線)のうち上鳥羽出入口(京都市南区)−巨椋池IC(京都府久御山町)間6.4qが2008年1月19日開通する、と発表した。市内で初めての都市高速道路で、国道一号線などの渋滞を緩和する。上鳥羽出入口−第二京阪道路接続部(伏見区)の5.5qと、同接続部−巨椋池ICの0.9q。阪神高速道路などが1999年から648億円かけて建設し、京都市も出入口(ランプ)工事を進めていた。京都高速道路は京都市山科区西部から京都市伏見区南部を結ぶ10.1qの高速道路で、2008年5月には新十条通区間(京都市山科区西野山)−京都市伏見区深草、2.7q、2011年3月末までに斜久世橋区間(京都市伏見区竹田−京都市伏見区深草)が完成し、全線開通する予定。通行料は現金で普通車450円、大型車900円。ETCは、普通車350円、大型車700円。全線開通まで割引を求める市議会決議もあり、2008年2月3日まで開通記念キャンペーン割引が実施される。ETC利用に限り、普通車250円、大型車500円になる。京都市は、国が来年度から道路特定財源の一部を高速道路料金の引き下げに充てる検討をしているため、キャンペーン後の割引も求めていくという。

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(平成19年12月19日京都新聞朝刊)京都高速道、来年1月19日に開通 〜まず油小路線直線区間10年度中に全線開通へ〜

京都高速道路(阪神高速8号京都線)は、京都市山科区と伏見区南部を結ぶ延長10.1qで、3次に分けて開通する。まず、来年1月19日に開通するのは、油小路線の直線区間。上鳥羽出入口(南区)−第二京阪道路接続部(京都市伏見区向島)の5.5q。同時に国土交通省などが建設中の同接続部−巨椋池インターチェンジ(京都府久世郡久御山町)の0.9qも開通する。来年5月には新十条通(京都市山科区西野山−京都市伏見区深草)の2.7qが完成し、2010年度中には、油小路の斜久世橋区間(京都市伏見区竹田−京都市伏見区深草)の1.9qが完成し、全線が開通する予定になっている。京都高速道路が完成すれば、国道1号などの渋滞が緩和されるほか、京都市中心部と京都府南部方面を結ぶ交通所要時間が大幅に短縮される。また、第二京阪や京滋バイパスと結ばれることで、経済波及効果も期待される。通行料金は普通車450円、大型車900円。ETC(ノンストップ料金収受システム)利用の場合は割引となり、普通車350円、大型車700円。また、来年2月3日までは開通記念キャンペーン割引が実施され、ETC利用に限り、普通車250円、大型車500円になる。

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南部創造シンポジウムにおける資料 一部追記

南部地域における主な幹線道路等の整備状況(○は一般道路、◎は自動車専用道路、□は鉄道)

平成16年度

□地下鉄東西線の醍醐−六地蔵開通

 ◎京都高速道路(新十条通)

平成17年度

 □京阪本線淀駅付近の高架化

平成18年度

 ◎京都高速道路(油小路線)

平成19年度以降

 ○第二久世橋(向日町上鳥羽線)

<平成16年度開通情報>

説明: 説明: 説明: 東日本

説明: 説明: 説明: i西日本

開通予定についての記載を見つけましたのでコピーを貼らせて頂きます。

<<2006年度(H18年度)開通予定>>
道央自動車道 国縫−八雲 22km
中部横断自動車道 南アルプス−増穂 6km
山陰自動車道 宍道JCT−斐川 5km  
首都圏中央連絡自動車道 あきる野−八王子JCT 10km
首都圏中央連絡自動車道 つくば牛久−阿見東 12km
首都圏中央連絡自動車道 木更津JCT−木更津 7km
首都高埼玉新都心線 新都心−第二産業道路 4km

<<2007年度(H19年度)開通予定>>
道東自動車道 十勝清水−トマム 21km
館山自動車道 君津−富津中央 9km (9月ごろ)(館山道全通)
北関東自動車道 宇都宮上三川−真岡 7km(真岡−岩瀬間はH21予定)
北関東自動車道 友部−笠間 9km (岩瀬−友部間はH20予定)
東海北陸自動車道 飛騨清見−白川郷 26km (東海北陸道全通)
阪和自動車道 みなべ−田辺 6km
首都圏中央連絡自動車道 鶴ヶ島JCT−川島 8km
第二京阪道路 阪神高速接続部−巨椋池 1km
(京都高速油小路線との接続部です)
首都高中央環状新宿線 西新宿JCT〜熊野町JCT 7km(池袋−新宿)
京都高速油小路線 上鳥羽−第二京阪接続部 6km

<<2008年度(H20年度)開通予定>>
北関東自動車道 伊勢崎−太田 16km
北関東自動車道 岩瀬−笠間 9km 
第二名神高速道路 亀山JCT−草津JCT 41km
(亀山東JCT−亀山JCT−大津JCT−草津田上IC
気勢自動車道 大宮大台−気勢 10km
東九州自動車道 津久見−佐伯 13km
横浜横須賀道路 馬堀海岸−佐原 4km
首都圏中央連絡自動車道 阿見東−江戸崎 6km
首都高晴海線 有明東JCT−豊洲 2km
首都高川崎縦貫線 大師JCT−殿街 2km
京都高速新十条通 山科−十条 3km

<<2009年度(H21年度)開通予定>>
道東自動車道 トマム−占冠 26km
日本海東北自動車道 中条−荒川 21km
東関東自動車道 茨城JCT−茨城南 8km (茨城JCTで北関東道接続)
(位置:友部JCT−茨城町西−茨城JCT−茨城町東)
北関東自動車道 真岡−岩瀬 16km
山陰自動車道 斐川−出雲 13km
首都圏中央連絡自動車道 川島−桶川JCT 6km(桶川JCTで上尾道路接続)
首都圏中央連絡自動車道 つくばJCT−つくば 4km
首都圏中央連絡自動車道 八王子JCT−八王子南 2km
第二京阪道路 枚方−門真JCT 17km
西九州自動車道佐世保道路 佐世保−佐世保みなと 3km
首都高中央環状新宿線 西新宿JCT−大橋JCT 4km


―――第二東名・名神関連の開通時期(別ページも参照)―――
首都高湾岸線 高谷JCT−並木IC間開通済
横浜横須賀道路金沢支線 並木IC−釜利谷JCT間開通済
横浜環状道路南線 釜利谷JCT−栄JCT/IC 2007年度開通予定
横浜湘南道路 栄JCT/IC−藤沢IC 2007年度開通予定
新湘南バイパス 藤沢IC−西久保JCT/IC 開通済
圏央道 西久保JCT/IC−海老名南JCT 2010年度開通予定
第二東名 海老名南JCT−厚木南 2016年度開通予定
第二東名 厚木南−伊勢崎北 2018年度開通予定
第二東名 伊勢崎北−御殿場JCT 2020年度開通予定
第二東名 御殿場JCT−引佐JCT 2012年度開通予定
第二東名 引佐JCT−豊田東JCT 2014年度開通予定
伊勢湾岸道 豊田東JCT−四日市JCT 開通済
伊勢湾岸道 四日市JCT−四日市北JCT 2015年度開通予定
第二名神 四日市北JCT−亀山JCT 2018年度開通予定
第二名神 亀山JCT−大津JCT 2008年度開通予定
第二名神 大津JCT−城陽JCT/IC 一時凍結
第二名神 城陽JCT/IC−八幡JCT/IC 2016年度開通予定
第二名神 八幡JCT/IC−高槻第一JCT 一時凍結
第二名神 高槻第一JCT−神戸JCT 2018年度開通予定
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伸びる京の動脈(1)京都縦貫道 2014年度全線開通予定 京都−宮津半分の1.5時間に短縮<京都新聞5/3朝刊>

南北に細長い京都府の「背骨」とも例えられる京都縦貫道(宮津市今福−久御山町森、100q)は、国土交通省が3月末に綾部市−京丹波町間の事業を許可したことで、2014年度に全線開通の見通しとなった。最初の都市計画決定(1979年)から35年かけての実現となる。全線が開通すれば、「京都から宮津まで一般道で3時間かかっていたのが、半分に短縮される」(国土交通省福知山河川国道事務所)という。大山崎町では名神高速とも接続する。国交省と一緒に事業を進める京都府の道路計画室は、「北部への企業誘致や舞鶴港を活用した流通、災害時の緊急輸送などに役立ち、全国の高速ネットワークにもつながる」と期待を込める。これまでに、京都市西京区大枝沓掛町−京丹波町須知、宮津市今福−綾部市安国寺町など計63qが順次、開通している。残る37qのうち、「丹波綾部道路」の綾部市安国寺町−京丹波町才原(7.7q)が来年(2008年)三月までに開通予定。由良川沿いの山間部を縫うように走る国道27号線のバイパス機能を果たす。3つのトンネルを堀り、7つの橋を架ける作業も終わり、舗装や料金所設置、国道への連絡工事を残すだけになった。未着工の京丹波町内(18.9q)と、「第二外環状道路」(西京区−大山崎町、9.8q)では、住民への説明や用地取得を進めている。ただ、高度成長期に宅地造成されたまま、放置されていてる京丹波町内では、「他地域に住む地権者が多く、訪ね当てるのに苦労している」(国交省)状態だ。京都市西京区や乙訓地域では、自然の豊かな西山を高速が通ることなどから、貴重な動植物や景観の保全を求める声も住民に根強い。完成後は乗客数の減っている北近畿丹後鉄道(KTR)と競合するため、KTRの存続を危ぶむ声がある。「通過交通」のまちとなる中丹、南丹地域では、過疎化に拍車をかけるとの見方も強く、魅力あるまちづくりが大きな課題になりそうだ。

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伸びる京の動脈(2)京都高速道路 2010年度までに3区間開通予定 京都市中心部から大阪へアクセス向上<京都新聞5/4朝刊>

京都高速道路は、2011年3月末までに、京都市山科区西部から京都市伏見区南部までを結ぶ10.1qの3区間が順次開通する予定になっている。まず、2008年1月に油小路線の直線区間(京都市伏見区竹田−向島、5.5q)が完成する。同時に、滋賀県に抜ける京滋バイパスや大阪府の枚方方面へ伸びる第二京阪道路の久御山ジャンクション(久御山町森)とも接続することになる。続いて4ヶ月後の2008年5月末には、「新十条通」(京都市山科区西野山−京都市伏見区深草、2.7q)が完成する。最後に、油小路線の斜久世橋区間(京都市伏見区深草−竹田、1.9q)が2011年3月末に開通し、3区間がつながる見通しだ。京都高速道路計画では、そのほか、堀川線、西大路線、久世橋線が都市計画決定されたが、事業主体も決まっていない現状だ。阪神高速道路会社によると、新十条通と油小路線が開通すれば、京都市中心部と山科、宇治市など府南部方面を結ぶ交通所要時間が、大幅に短縮される。第二京阪道路を活用すれば、大阪方面へのアクセスも、向上し、大きな経済波及効果が見込めるという。交通量が分散する事で、京都市山科区と京都市中心部を結ぶ三条通や五条通(国道1号線)、国道1号の名神高速京都南インター付近などの渋滞もかなり改善されるという。ただ、ここに至るまでには、紆余曲折もあった。新十条通は、1987年に都市計画決定されたが、当初2003年度に見込んでいた完成時期は、用地買収の難航などで、5年遅れた。2006年4月には、旧阪神高速道路公団の民営化に伴い、油小路線の斜久世橋区間が旧公団から京都市の事業に変わった。270億円の公費を投入する事態となり、京都市が56億円、京都府が12億円、国が202億円をそれぞれ負担することになった。環境面では専門家らが、「都市への車の流入を抑えるのが世界の潮流。まちなかに高速道路を引き込むのは時代に逆行している」と指摘する。市民団体「京の道と交通を考えるネットワーク」も、「高速道路は、採算を取るために交通量を増やさないといけない。逆に渋滞が悪化しないか、心配だ」と話す。京を走る新たな高速道路は、今後のまちづくりにも影響を与えそうだ。

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伸びる京の動脈(3)京都市地下鉄東西線 来年1月、二条−太秦天神川開業 建設費高騰赤字額、1日4000万円<京都新聞5/5朝刊>

直径約9メートルのトンネルに、2本の線路が整然と並ぶ。西伸工事中の京都市地下鉄二条−太秦天神川間の中間にある西大路御池駅(中京区)付近。2.4qある延伸区間の土木工事がほぼ完了し、7月からの試運転に向けて電気や設備の工事が進む。開業は来年1月。現場の担当者は、「とにかく安全第一」と、細心の注意を払う。太秦天神川駅(右京区)では、区役所などが入る再開発ビルが建設中。京福電鉄が新駅を設ける計画もあり、市バスも延伸に合わせて路線を整える。市西部の交通網の充実に期待が高まる。ただ、延伸によって便利さと活性化を呼び込む反面、市民負担は重さを増している。二条−太秦天神川間の建設費は約525億円。東西線全体では、5596億円にも上る。収入を大幅に上回る借金返済に迫られ、1日あたり、約4000万円の赤字を出しながら営業が続いている。東西線では、太秦天神川から洛西ニュータウン(西京区)へ、烏丸線では、竹田駅(伏見区)から南へ延ばす計画がある。2004年の近畿地方交通審議会の答申では、両区間とも、開業後40年後に黒字化出来るとして「中長期的には整備すべき」とされた。しかし、具体化の動きは全くない。今年3月の市議会でも、与党市議が、「市は洛西ニュータウンの入居案内で将来は地下鉄が来ると書いた。市民をだました。」と迫った。しかし、太秦天神川−洛西間を地下鉄で結ぶと、建設費は、約1500億円と試算される。財政難に加え将来の人口減少が確実となり、桝本頼兼市長も「早期事業化は困難」と繰り返した。烏丸線開業から四半世紀が経過。時代の動向に左右されながらも新設、延伸を続けたが、ここにきて、動きは止まったようだ。「地上」では、次世代型路面電車(LRT)導入や、歩行者優先の交通体系を目指す動きがある。今後は、取り巻く環境が変化しても、便利な地下鉄であり続けられるかどうかが、問われることになるだろう。

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伸びる京の動脈(4)新名神(第二名神) 来年春、大津−三重亀山完成 府内予定区間、大半、最終判断待ち<京都新聞5/6朝刊>

名古屋市から神戸市まで、名神高速道路と並行して175qを結ぶ「新名神高速道路」。これまで「第二名神」の仮称だったが、事業主体の西日本高速道路会社(大阪市)が4月23日、「快適性や走行性に優れた新時代に相応しい道路に」と、新しい呼称を発表した。愛知、三重両県内の23qが2003年3月までに順次開通しており、工事中の大津市−三重県亀山市(41q)は来年(2008年)春に完成する予定となっている。しかし、京都府内を通る予定区間の大半は、事業がストップしたままだ。大津市−城陽市(25q)と八幡市−大阪府高槻市(10q)は、名神高速や京滋バイパスと並行するため、「人口減少が進む中で、交通量の増加は見込めず、効率的な経営に反する」(猪瀬直樹・元道路関係四公団民営化推進委員)との批判が強く、国が抜本的見直し区間」と位置付け、事業が凍結されている。予定区間と、並行する国道24号線では、他府県ナンバーのトラックが数多く行き交い、道路脇に「早期実現」を訴える大型看板も立つ。西日本高速は、「滋賀県南部の工場立地や、関西空港二期工事の進展を考えれば、今後も物流が増えるのは明かで、必要性は、高い」(広報室)と主張する。事業が進むか、中止になるかの結論は、大津市以東の新名神や、第二京阪自動車道の大阪府枚方市−門真市の開通(2009年度)後の交通需要や、渋滞状況を見て、国が最終判断する。現在、見直し区間に挟まれた城陽市−八幡市(3.5q)だけが2016年度の完成目標に向けて昨秋から地元協議に入っている。短い区間だが、ここが完成すれば、京奈和自動車道と、第二京阪が接続することになる。第二京阪から京滋バイパス、京都縦貫自動車道(2014年度全線開通予定)を利用することで、「宮津市から木津川市まで、高速道路でつながる」(府道路計画室)。京都の北と南を結ぶ大動脈が伸びようとしている。

 

第二外環 残る区間着工祝う 長岡京で関係者ら式典<京都新聞2008/11/12朝刊>

京都第二外環状道路の大山崎ジャンクション−京都市西京区大枝沓掛町間の着工祝賀式が11日、長岡京市の市立中央公民館で開かれ、周辺自治体の関係者ら約100人が出席した。道路は総延長15.7qの自動車専用道で2003年に大山崎ジャンクション−久御山インターチェンジ間の5.9qが開通。本年度から残る区間9.8qに着工した。完成予定は12年度末とされている。式典は、京都縦貫自動車道・新名神高速道路等整備促進協議会(会長・山田啓二府知事)と京都第二外環状道路沿線市町連絡協議会(会長・小田豊長岡京市長)が開いた。事業主体の国土交通省や西日本高速道路の関係者が、事業計画や同市内での工事概要などを説明。工事区間の用地取得がまだ半分程度にとどまっている現状も報告された。さらに、両協議会代表らが壇上で、くわ入れのセレモニーを行った。

鳥取豊岡宮津道 京丹後以西40q 国、初調査の見通し<京都新聞2008/12/20朝刊>

京都府北部から山陰地方で計画されている鳥取豊岡宮津自動車道の京丹後以西の未着工区間約40qで、国土交通省が来年度、路線確定に向けた初めての調査に乗り出す見通しとなった。1994年の計画決定後、着工のめどさえ付いていなかった区間がようやく動き出す。国の直轄整備も視野に調査されるとみられ、早期完成に向け大きな弾みとなりそうだ。同自動車道で開通しているのは、宮津市から鳥取市までの全長約120qのうち兵庫、鳥取県の一部計10qのみ。府内域は府が工事を行い、宮津天橋立IC(宮津市)−野田川岩滝IC(与謝野町)の6.4qが2011年度、大宮森本IC(京丹後市)までの4.3qが2015年ごろに完成予定となっている。しかし、府の財政難もあり、大宮森本IC以西は事業主体が決まらず、網野IC以西はどのルートを通るか決める路線確定さえできていない。12月20日内示の2009年度予算の財務省原案では道路整備費1兆2000億円が計上されたが、個別道路への予算配分は来年3月末に決まる。関係者によると、同自動車道の開通に向けた調査費が盛り込まれる可能性が濃厚になったという。国は大宮森本IC−豊岡城崎IC間で航空写真による地形の確認や適切な経路を探る測量を実施する見込み。同自動車道は主に自治体が建設を担う地域高規格道路だが、トンネルや橋梁など高度な技術が必要か検討し国が事業主体となることも視野に調査が行われるといい、実現すれば早期完成に大きく近づく。京都府の山田啓司知事は「同自動車道への直轄事業導入に向けた検討を早期に実施していただけると思っている。北近畿の活性化に大きく期待したい」としている。

第二京阪3月20日全通 −名神など混雑緩和期待− <日本経済新聞2009/12/1朝刊>

国土交通省近畿地方整備局と西日本高速道路会社は30日、国道1号のバイパスとなる第二京阪国道(京都市−大阪府門真市)が2010年3月20日に全線(28.3q)開通すると発表した。京都市役所−大阪市役所間の所要時間が混雑時の国道一号線を使った場合に比べ、半分以下の約1時間に短縮する見込み。国道一号のほか、名神高速などの混雑緩和にもつながりそうだ。3月に開通するのは、第二京阪のうち、枚方東ICと近畿自動車道の門真JCTを結ぶ区間(16.9q)。片側三車線で、料金は未定。並行して整備した一般道路を含めた全線の総事業費約1兆円のうち、この区間は約6900億円。1988年に着工し、京都市伏見区−枚方市間は開通済み。京都市伏見区で阪神高速京都線、門真JCTで近畿自動車道でそれぞれ接続する。一方、西日本高速道路は30日、新名神高速のうち、高槻第1JCT−神戸JCT間を12月12日に着工すると発表した。30日の記者会見で石田孝会長は完成時期について「地元と協議した上で、これまでより2年早い2016年度に前倒しした」と明らかにした。計画中の新名神高速道路のうち2区間(大津市−京都府城陽市・京都府八幡市−大阪府高槻市)が「国土開発幹線自動車道建設会議」(国幹会議)により凍結されている。石田会長は「第2京阪の交通量の結果を踏まえて、新名神の必要性を問いかける」と建設に期待を込めた。

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京都高速2011年3月27日全通 −斜久世橋区間所要時間6分短縮− <京都新聞2011/2/10朝刊>

京都市と阪神高速道路は9日、京都市伏見区で工事を進めていた阪神高速8号京都線(京都高速道路)の「斜久世橋区間」が3月27日午後3時に開通すると発表した。市東部と南部を結ぶ京都高速の全線10.1qがつながり、所要時間が6分短縮される。開通は鴨川東出入口(伏見区深草)から上鳥羽出入口(同区竹田)の1.9q。京都高速の新十条通(山科−鴨川東)と油小路線(上鳥羽−巨椋池)を接続する。総工費307億円で、うち市が261億円を負担した。市東部から京都高速を利用した場合、鴨川東出入口でいったん一般道を利用するが、斜久世橋区間の開通で、全て高速道路で移動出来る。市の試算で、山科区役所から八幡市役所の所要時間は、38分から32分に短縮される。普通車の料金は450円で同じだが、自動料金収受システム(ETC)搭載車が対象の平日通勤時間帯と土日・祝日の割引後の料金は、全線利用で現在の250円から300円に上る。京都高速は、堀川線や西大路線、久世橋線が都市計画決定されているが、事業化のめどは立っていない。

 

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新名神 大津―城陽、八幡―高槻着工へ 国交省、凍結解除正式発表

−瀬田東、宇治の渋滞緩和・名神寸断時の備えにも−  <京都新聞2012/4/7朝刊>

国土交通省は6日、新名神高速道路の大津―城陽間(25.1q)と八幡―高槻間(10.7q)の2区間について、着工に向けた手続きを始めると正式に発表した。「抜本的見直し区間」として凍結されてから9年になるが、解除の背景には名神高速道路などで渋滞が増えたことや、東日本大震災を踏まえ、国土軸の代替性確保が求められている事情がある。

 

2区間は2003年12月、道路公団民営化を目指していた当時の小泉政権が、名神と平行して京滋バイパスが走ることなどを理由に、「抜本的見直し区間」として事実上凍結した。しかし、10年3月に京滋バイパスと大阪方面を結ぶ第二京阪道路がつながり、交通量が増加した結果、名神し京滋バイパスが合流する瀬田東ジャンクションで開通前後を比べると、渋滞回数が、95回から326回へと3倍以上に急増し、京滋バイパスの宇治トンネルでも8回が35回に増えた。

 

国交省は新名神の凍結区間を解除して全線をつなげることで、近畿と中部を行き来する車両を名神と新名神に分散でき、渋滞が大幅に緩和できると判断した。また、名神は開通後49年が経過し、老朽化も激しい。特に瀬田川橋や、追分橋、山科川橋は今後10年以内に大規模改修が必要だが、改修期間の代替道路としても、凍結解除を求める声が出ていた。させに、大震災などで近畿と中部を結ぶ名神が寸断された場合の備えとして新名神の重要性をあらためて認識し、凍結解除したものと見られる。

 

京都府の山田啓二知事は6日の定例会見で、「渋滞による経済的損失も発生していた。(凍結解除の)決定を歓迎する関西の力で有効利用出来る様にむしていきたい。」と述べた。

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