建て替え大作戦2005

アーバン・コレクションβシステム

ジオ・トリステージU(積水ハウス)

建て替え1(プランニング) 建て替え2(仕様決定)へ 

建て替え3(工事日程)へ 建て替え4(解体工事)へ

建て替え5(修復工事)へ 

建て替え6(基礎工事1)へ 建て替え6−1(基礎工事2)へ

建て替え7(外装工事1)へ 建て替え7−1(外装工事2)へ 

建て替え8(内装工事1)へ 建て替え8−1(内装工事2)へ

建て替え9(仕上げ工事)へ 建て替え10(外構工事)へ

 

建て替え1(プランニング)Vol.

説明: 説明: 醒ヶ井正面パース

――――――(プランニング)―――――

10/1(金) 今年は、台風の当たり年。もちろん悪い意味の当たり年やけど・・・。昨日上陸した台風21号、日本に上陸した台風の数は過去最高の8つ目という多さ。天災の少ない京都にしては、珍しく直撃でした。前の2回の台風で、築100年以上のオンボロ我が家は、度重なる台風のアタックに耐えきれず、屋根のトタン板は飛んでいってしまうわ、大雨でそこいらじゅう雨漏りはするわ、悲鳴をあげていました。もう、ええかげん、この家も建て直さんと、あかんかなぁ・・・。限界やわ。。。

 

 もし、本当に建て直さなくてはならないとすれば、私にとっての家づくりはわずか1年半振り。続けて2軒目という感じになります。というのは、つい1年半ばかり前、火災で燃えた実家の建て替えで、去年の空きに新しい家が出来上がったばっかりだからです。その時の経験があるから、同じハウスメーカーで建てたら、確かに要領は早いかも知れません。

 

ただ、ヨメサンにもうええかげん家を建て直したいけど、どうやと聞いたら。そんな夢みたいな事ばっかり。。。と、真に受けてもらえません。今まで幾度と無く建て替えの話しが出ては消え、消えては現れを繰り返していましたから無理はありません。今度は本気やで・・・。たまたま、妹夫婦も高知でご主人さんの実家を積水ハウスで新築中なのだそうです・・・。もう少しでその家も完成です。いよいよウチも、頼まなあかん順番かなぁ・・・というところです。お馴染みの積水ハウスの営業さんT氏に電話したら、早速測量させてくださいと・・・。さすがプロ。タイミングを逃しません。全く、気が早いなぁ・・・。でも、今までの経緯があって、気心知れているから、ホンマ話は早い・・・。さてさて、いよいよ本気モードで建て替え大作戦・・・。大ごとになってきた・・・。

 

 我が家の敷地は間口が7メートル80センチ〜8メートル、奥行きが長くて32メートルほどあります。土地の坪数は確か79坪ほどやったと思います。。。いわいる、ウナギの寝床と呼ばれている東西に細長い土地の形です。家の前の市道である醒ヶ井通は、ぎりぎり4メートルの道幅で、そんなに取り立てて広い道ではないですが、京都のまちなかの市道としては平均的なものかと思います。建築基準法でも道幅が4メートルあれば、確かセットバックはしなくても良いハズです。

 

ウチの土地は西入り玄関の方向で、敷地の北側は料理屋さんにぴったり隣接、南はお寺という街中にはよくある状況です。西側には通りを挟んで13階建てのマンションがどお〜んとそびえ立っています。家の真裏にあたる敷地の東側も7階建てのマンションがあって、北側も20メートルほどは離れているものの、7階建てのマンションが建っています。そう、つまり東も北も西も背の高いマンションに囲まれているから、今どき珍しい平屋である我が家は、言わば、谷底という感じです・・・。南側はお寺さんやけど2階建て。その向こうは閉校になった小学校の体育館ですから、3階建てにすれば、南側は少しはええ見晴らしがあるかなぁ・・・というところです。

 

 「都会に2階じゃもったいない」というハウスメーカーのテレビコマーシャルがありましたけど、実際問題、3階建てにすると、建築費がけっこう、ええお値段になってしまいます。まして積水ハウスという会社は、建築戸数も業界一、二を争う会社ですが、家の価格もかなり高いので有名です。中高級路線っていうヤツですね。

 

私は、積水ハウスさんには、実家の新築時の印象で、出来上がった家の品質はまずまず高く、信頼できるというイメージを持っています。さすが、大手ハウスメーカーだけあって、クレームに対するアフターサービスは最高レベルでしたし、建物を売るという感覚より、サービスを売るという会社のポリシーも、ええかげんな話が多い建築業界では、目立って良い評判であると思います。実家のアフターサービスの対応の良さを間近に見ているだけに抜群の安心感は有ります。これで、もう少し値段が安ければ言う事無いのにねぇ。。。

 

さて、実際の家のプランとなると、以前から、建て替えるとするとどんなパターンが良いかを、かれこれ数十年は、いろいろイメージしていました。ドーンと前を開けて駐車場にして奥にだけ家を建てるか、2階建てでいいから、敷地をめいっぱい使って大きな家にするか、1階を全部駐車場にして2階3階に住むか、この3パターンぐらいかなぁ・・・・と思っていました。いずれにせよ私とヨメさんの2人が免許を持って車も運転してますから、最低2台の駐車スペースは必要です。これに先日、長女や息子が車の免許を取ったものですから、車が欲しいと言い出すのは時間の問題です。もしそうなれば、車3台分もの駐車スペースを、確保しければなりません。街中では、この駐車場を借りるだけで車1台で、月2〜3万は要りますから、逆にこれを貸せば安定した収入にもなります。いろいろ、悩むところです・・・。

 

 よくよく、考えてみたら、私もこの1月でもう48歳になります。家を建てるにも住宅ローンを組むにも、50になると何かとキツイ。今がラストチャンスかなぁ・・・とも思うんですよね。。。。ここで、思い切っておかないと、ひょっとしたら、心臓発作で急死してしまうかも知れん。そうしたらやっぱり悔いが残りますよね・・・。人生で一番大きな買い物である自分の家も建てずに死ぬのかと。。。そんなところまで、考えてしまうんですよね。。。

 

実際に家を建てることの大変さは前の実家の新築で、十二分に感じていました。本当のところ、もう一度あれをするのかと思うと、ホンマ、気が遠くなるほどの思いではあります。。。。永年、たまり貯まったゴミや家財の処分整理も本当に気が遠くなるような作業です。でも、タイムリミットは近い感じがします。やっぱり、新築は気合いでやらんと、なかなか出来ひんわ。。。「気合いだぁ〜!」

 

一般的に家を建てようとする人は30代が多いそうです。結婚してしばらくは賃貸に住んでいても、子どもが出来て、大きくなってくると、どうしても部屋数が足らなくなる。大きな間取りのマンションに移るか、それとも思い切って家を買うか・・・。そんなところでしょう。。。家賃を払い続けるよりは、ローンを払った方がマシ。やっぱり自分のモノになりますしね・・・。

 

 逆に、子どもがみんな成人して、嫁いでしまって、家が大きすぎて住みづらくなった場合は、便利な場所にあるマンションがええですもんね・・・。ウチの前のマンションもそんな老夫婦が意外と多いです。家は住む人のライフスタイルによって、望むものが変わってゆくものです・・・。今のウチは、少し中途半端なタイミングではあるのですが・・・。でも、一生一度の大仕事。やらねばなるまい。。。と言ったところです。

 

10/6(水) いよいよ家を建て直さなあかんようになってきて、いろいろ悩みは尽きないです。ウチは5人家族ですが、みんなもう大きいですから、個室もやっぱり最低5つは要ると思います。犬も、大型犬のゴールデンレトリバーが1匹いるので、その犬を飼うスペースも考えなければなりません。でも、子どもたちがあと10年もしたら、多分、家を出て行くやろうし、もしそうなったら、小さな個室が、いくつも残ってしまうことになります・・・。そんなこんなで、条件を満たしていくものと、割り切って行くものに分けて考えます。

 

いつも、我が家では、お風呂へ、誰が先に入るかでもめます。ちょっと昔なら、その家の家長が好きな時間に入るのが当然だったのですが、今は全然親に威厳がありません。とほほっ。。。あかんで〜私が先やで。と、娘たちが良い時間帯を長風呂で独占してしまいます。そんなことから、出来たら、お風呂の他に、別にシャワーだけでも良いからほしいです。父の数少ない望みです。。。

 

トイレも、やっぱり2個以上は必要です。どうせ建て替えをするのなら、収納はたっぷり欲しいです。山のようなキャンプ用品やスキー、旅行カバンや子どもらの古い教科書、増え続ける衣類なんかを入れる場所も相当要ります。そうそう、ピアノやお仏壇やヨメさんの持ってきた婚礼家具を置く部屋も要ります。なんやかんやで、必要な部屋数を全部揃えようとしたら、いくらお金があっても足りません。プランは拡げるだけ拡げて、またそこから縮めてゆく作業も必要です。こりゃ、ホンマえらいこっちゃ。。。

 

10/9(土) この一週間ほど、新しい家の間取りプランを考えていて、寝ても覚めても家の間取りばかり。夢にまで出てくるようになったら、やっと本気モードでしょうね。。。。ああでもない、こうでもないと考える作業は、やっぱり一生で一番大きいお買い物。いろいろ楽しいものです・・・。今は、まだ始まったばっかり。これから先はかなり長いけど、ええ家にしたいもんです・・・。

 

10/10()  さて、家づくりのプランニングのため、時間を見つけてはインターネットでダウンロードした、イエスマイハウスという家の間取りを作製するソフトで、ああでもない、こうでもないを繰り返す日々が続いています。寝ても覚めてもこの間取りばっかりやっています。こうも毎日やっていると、夢にまで出てくるぐらいです。。。家族全員からの要望を1つの図面の中に盛り込む作業は、本当に大変なことです。ただ、1年半前に実家の建て替えを経験しているので、その時の知識がそのまま活かせます。

 

私は、このソフト以外に「建て塗り住宅」というソフトを持っているのですが、これがなかなか使いにくいんです。その点、この「イエスマイハウス」は無料なのに、使い心地は製品版と同じです。フリーソフトなので印刷が出来ないのですが、そこはそれ。蛇の道は蛇というもの。CAPCAPなるグラフィックキャプチャーソフトで出来た図面を取り込んでワードか何かに張ったら、立派に使えます。これ裏技。ほんまは、あかんにゃろうけどね・・・。

 

積水ハウスの家は、木で作る在来工法の家とは違って、メーターモジュールという規格で出来ています。イエスマイハウスは普通の尺モジュールを前提にしたソフトなので、1メートルピッチと91pピッチの違いがあります。1ピッチあたり9pの誤差はあるのですが、大体のことはこれで出来ますので、かなりこれは使えるソフトです。おまけにジオ・トリステージという積水ハウスの重量鉄骨3階建ての商品は、まだこの上に、25pピッチで微調整が出来るのが有り難いです。普通のハウスメーカーの商品やと、なかなかこれが出来ないそうです。積水ハウスは自由度が高いから、良いのですよと、営業君は胸を張ります。他が出来るか出来ないのかは私には解りませんけどね。。。

 

 楽しい家づくりも、いざ自分の番になると、なかなか難しい部分があります。子どもたちやヨメさんの部屋をええ風にしようとしたら、自分の部屋を削って、あきらめなあかん事も出てくるし、あれもしたい、これも入れたいを繰り返していると、巨大な家になりすぎて、いくらお金があっても足りません。幸いにも土地だけは80坪弱と比較的、恵まれた条件なのですが、車を家族分、例えば3台も置くとなるとけっこうなスペースが必要になります。よく街なかで使う手であります、ビルトインガレージという軒下に車を駐車する手は、建物の値段が高くなるのでやめて、あと2台分ぐらいは駐車場にして貸せるかなぁという感じで考え中です。

 

 今、住んでいる築100年を越える我が家は、昔ながらの家で、平屋建てです。つまり、階段というものがありません。ウチの子は、小さい時、友達の家へ行くと階段が物珍しくて、何でウチには階段が無いの?階段作ってえなぁ・・・。なんてせがまれた覚えがあります。でも、出来ることなら無い方が良いですよね、あんなもの・・・。

 

間取りの基本は、「どこに階段を作るか」にあると思います。この階段の位置で大きく使い勝手が変わってくるからです。比較的、家の中心付近に階段がないと、廊下がやたら長くなって、スペースが勿体なくなります。ところが、階段というものは人が通ると、音がするから、部屋内のレイアウトで、すぐ真横にベットが来ないように、クローゼットなんかでガードして、防音対策をする必要があります。

 

 同じようにトイレも、寝室に聞こえないようにレイアウトしなければならない、嫌われ部屋です。となると、トイレと階段は出来るだけ居室から離すのが鉄則になります。我が家のようにウナギの寝床みたに、細長い敷地だと5人分の寝室を2、3Fにレイアウトすると、2階に3人、3階に2人寝ることになると思います。

 

本当は2階か3階にリビングを配置するのが良いのでしょうが、犬が一人ぼっちで可哀想や・・・ということになります。だから1階リビングは、犬がいることを思えば動かせないポイントになってしまいます。制約の多い条件ですと、なんぼ頭をひねって考えても、落ち着く所に落ち着くといったところですね・・・。あぁ、難しい難しい。。。

 

 10/11() もう10月やというのに、まだまだ暑い日が続きます。秋めいてくるのは、いつのことやら・・・。それにしても、京都はほんま災害の少ない所です。台風も来る来ると言っていましたけど、大したことなく東にそれました。これはやっぱり地形的なものなんでしょうね。。。台風災害の名所といえば、三重県の宮川村が有名です。ライフラインの電気、水道は寸断されるし、道路は土砂くずれ。線路も流されたそうです。ほんま大変です。。。

 

 先週末の台風一過。この連休はええ天気に恵まれました。朝から積水の営業くんが打ち合わせに来られました。午前中一杯かかって、少しは間取りプランが煮詰まってきたかなぁという感じです。私の間取り図描きも、ソフトのせいで、91センチピッチしか描けないので、細部になってくるとなかなかうまく更新出来ません。さすがプロの使っているCADは、自由度が高いです・・・。

 

 プランニングの方は、間取りの方から、だんだん内装や外観の方に移ってきた感じがします。打ち合わせが終わってからも、モデルハウスを見に行って、ああでもないこうでもない・・・。これが、まだまだ、しばらく続きそうです。。。

 

 10/12(火) 今日は新聞休刊日というのを忘れていて朝刊を取りに家のポストへ行ったら、積水ハウスさんの訂正プランがポストに届けられていました。昨日、あれから帰って、プラン書き直してくれはったんやろう。。。いつもながら素早い対応、感謝してます。。営業くん。あんまり寝てないのとちゃうやろか。。。この仕事も、ホント大変なお仕事です。。。

 

 出てきたプランは、大体が昨日の打ち合わせ通りでした。技術的な問題のある部分はまだ少し残りますが、基本的な部分は大分詰まってきました。ただ、これからは、今のプランのままで行くとかなりの予算オーバーですので、これから頑張って削る作業になると思います。優先順位をつけて要るものと、どうでもええものに分けて行きます。。。せっかく拡げたプランを絞るのはつらいのですけどね・・・。

 

さて、我が家もいよいよ建て直しの計画が進んできて、毎日毎日ああでもないこうでもない・・・。2年前にやったのと、全く同じような事を、また一からやるのですから、気が遠くなるような作業です。しかし、家というものは、ほんとうにたくさんのパーツで出来ているものです。そのパーツ一つ一つの形や材質や色や種類なんかを、全部指定するという作業は並大抵のことではありません。下手に、前に一度やっているだけに、ハウスメーカーの営業くんや設計君任せになかなかしておけない部分が多いのも足かせになります。

 

 家は3度建てて、初めて満足が行くものが出来上がるとは、誰かさんの言葉ですが、うまく言ったものです。実際、建てる前に思っていたイメージと、実際に出来てからのイメージはどうしても差が出てしまいます。建てる数を重ねると、そのイメージの格差がだんだん小さくなります。1回目には見えなかった部分が、次なら予想できるものだから、よりこだわりたくなるものなのです。だから、1回目より2回目は、より指定が細かくなります。でもまだまだ、現物が「出来てからドン」の勝負になる部分が残ります。3回という回数は、そのころになったら、イメージがほぼ完全に掌握できるだろうという回数なのかも知れませんね。

 

 普通の家づくりは、ハウスメーカー選びでまず悩むものですが、もう、私は最初から積水でと決めていました。メーカー選定のための無駄な労力を省きたかったからです。打ち合わせを重ねてきた他のハウスメーカーさんを断るのは大変な労力がいるものです。それは、やっぱりカットしておきたかったのです。それに、同じ建物を造るにも、全ての面で積水より他に、満足感の得られそうなメーカーを私は今のところ知りませんから仕方ないです・・・。

 

しかし、それにしても積水ハウスさんは、同じ建物が多分、安いハウスメーカーと比べて1割以上は高いです。工務店さんクラスでしたら2割〜3割高いです。ホント、それは覚悟しなくてはいけないです。でも、アフターサービス代が入っているという考え方も出来ます。実際、クレームには、驚くほどのスピードで対応していただけます。土間タイルも張り直して貰ったり、サッシ丸ごと交換してもらったり、ちょっとでも悪い所が有れば、すぐ交換してくれます。もちろん不具合ですから、全部ただです。でも、この分も値段に入っているのですよね。これは、考え方の問題だと思います。具合が悪いまま使い続けなくてはならないのと、不具合を解消するまで、とことん付き合ってくれる企業姿勢。こんな対応が期待できるのであれば、少しぐらい高くても良いのではないか。私は、そんな気もしています。

 

いろいろ工事現場を通りがかるのですが、積水の重量鉄骨3階建ての構造ほど、がっちりした重量鉄骨の現場は戸建て住宅では、見たことがありません。まるで、ビル工事の現場みたいです。今まで、100年以上経っている古い家に住んでいると、せっかく建て替えるのなら、歪まない、傾かない、朽ちない、頑丈な家に住みたくなるものです。工法的にはRCでも良いのですが、鉄筋コンクリート造の家は、あんまり快適ではないんですよね・・・。私の昔の実家がそうでしたから・・・。湿気もきついし、第一、家らしくないです。まぁ、その中間が重量鉄骨造というところなんでしょうね・・・。

 

 積水ハウスにはビエナというシリーズと、ジオ・トリステージという2種類の重量鉄骨3階建てのシリーズがあります。ビエナというのは、シェルテックコンクリートという強化コンクリート外壁のもの。ジオは厚さ25ミリのSCセラミックウォールというセラミック製の外壁材を使ったシリーズです。価格的にもジオの方が少し安いのと、シェルテックコンクリート外壁というのや、ダインコンクリート外壁というのが、けっこう欠けているのを見てしまった事もあり、これがかなり不細工やったので、2年前はジオ・トリステージで建てました。

 

その時は、初代ジオで、ずっと打ち合わせしていましたら、契約寸前になって、ジオ・トリステージUというのが発表されることになって、早速、その新シリーズの外壁材を使いました。全く偶然にも、今回も2004年11月17日にジオ・トリステージの次世代バージョーンが発表されるということが判りました。何と、少し何かの因縁めいたものを感じるますねぇ・・・。

 

 ジオ・トリステージV(勝手に名前をもう決めていますが、BeGioなんてネーミングになるかも知れません・アーバンコレクションなんて名前になる・・・という噂も。。)は11月8日発表。我が家は娘の受験の関係で3月下旬から4月上旬着工の予定ですから、十分、間に合うとのことです。外壁が追加されたり、使えるアイテムが増えたりのマイナーチェンジだろうと、営業くんは言っていますが、早く新しいシリーズのカタログを見るのが楽しみですね。

 

 10/24() 今日は無くなった祖母の25回忌。朝から法事して、近くの木乃婦というちょっとええ料理屋さんに食事に行きました。この古い家でする最後の法事になりそうです・・・。

 

 日曜日の昼からは、ショールーム巡りをしました。家づくりをするにあたって、なかなか現物が無いとイメージ出来ない場合は多いです。いくらパンフレットにカッコのええ写真を撮ってあっても、実際に使ってみると、高すぎて手が届かなかったり、ひどく使い勝手が悪かったり、するものです。特に毎日使う、キッチン、バス、トイレなどは、現物が有ると無いとでは、全く使い勝手の理解度が違います。後悔しないためにも、現物を見られるショールーム見学は、必須であると言えます。

 

 先日も、会社の近くにあるクリナップと東洋キッチンのショールームを覗いてきました。どちらも、さすがに会社の顔。突然訪問したのですが、快くちゃんとご説明をしていただいて、立派なパンフレットを頂戴しました。意外だったのは東洋キッチン。地味なイメージだったのに、ものすごくハイテックな、デザイン重視の商品が多かったです。デザイナーズマンションみたいなところで使うものすごくお洒落な流し台なんか見ていると、我々下々の者が使っている台所が、前世紀の遺物のように見えてなりません・・・。

 

 反対にクリナップさんの方は、夢のような部分は少ないけど、ほんとうに実用的で便利でよく考えてある商品が多いです。引き出しは自動でゆっくり閉まるし、収納の戸袋はエレベーターのように電動で上下するし、流しスペース全部を無駄なく使い切る。そんなイメージのあるキッチン。ほんとうに使いやすそうでした。

 

 10/25(月) 昨日の法事の後、TOTOのショールームとサン・ウェーブのショールームへ行ってきました。TOTOはお風呂とトイレに入れる現物を見たかったのですが、お風呂の現物は残念ながら有りませんでした。なかなかイメージできないなぁ・・・。トイレは現物がありました。今どきのトイレは、ほんと、驚く事が多いです。近づくと、勝手に便器の蓋が開くし、便所暖房は付いているし、用を足している間は音楽がなる。便器の中や足下には照明が点くし、お尻は洗ってくれるし、マッサージしてくれるし、乾燥させてくれるし、それが終わったら水まで自動で流れる。まさに21世紀。隔世の感があります・・・。もっとも、これはネオレストEXなる38万円也の最高機種のお話。我が家のように、3つもトイレを付ける予定の者にはご縁がない・・・。

 

 いろいろ調べると、TOTOのライバル社であるイナックスでもなかなかカッコのええ、サティスというトイレがある事が判りました。これなら上代で10万も安いです。機能もほとんど変わらないです。これにしょうかなぁ・・・。1階だけ。。。1階で贅沢した分、3階は今のトイレをそのまま持って行けば良いか。。。。

 

 サンウェーブさんのショールームでは、入れる予定のキッチンを確認できました。ここには、もう積水ハウスさんから見積もり依頼が来ていたので、それをベースに考えることが出来ました。ここでも、最新の時代の流れを感じる設備が増えていました・・・。天井近くの高い所にある収納は電動エレベーターでゆっくり降りてくるし、コンロはIHヒーターやし、食器洗浄機は上下2段式やし、シンクには裏にゴムが張ってあるのか、水の音がしないようにしてある。引き出しはどんなに思いっきり閉めても、フワァーとゆっくり無音で閉まって行きます。変な感じです。。。

 

今回選んだキッチンの他との一番の大きな違いは、以前はほとんど開き戸中心だった収納部分です。開き戸式の奥行きの深い収納だと、どうしても奥のモノを出そうと思えば、前のモノを一端出さないといけませんでした。今のは、ほとんどが引き出し式。ドバーっと大きい引き出しが前に出たら、奥のモノも簡単取り出せます。こりゃ、この方がええわ。

 

 大きな違いのその2は、水屋(今はハイカラに、カップボードというらしいです)。ウチはコンロとシンクのある方に奥行き65pのカウンターが来るタイプでそのほとんどが引き出しタイプなので、その裏側にあるカップボードも引き出しにするとどうしても真ん中がうるさくなるというので、奥行き45pのガラス風アクリルで出来た引き戸式にしてみました。

 

 悩みましたのが、オーブンレンジです。よくあるコンロ下にビルトインするタイプは、どうしても下にかがんで作業する必要がありますため、毎日のことやから、これは大変です。折しも、シャープから出たヘルシオという水で調理する電子レンジみたいなものが、売れに売れているとか。これでも買って、カップボードの中に置けば、楽な姿勢で作業出来る。これがええやろ。。。。

 

 いろいろと好き放題のオプションを付けて行くと、家の設備というのは、どこまでも値段が上がって行くものです。しかし、あんまり、カットカットで切りつめてしまうと、夢もヘチマも何にもない事になって行きますから、これも困ったモノです。プランの進め方とすれば、まず自分の希望を、出来うる限りどんどん入れて行きます。そこで、MAXの見積を一端出してもらって、それから、譲れるモノと譲れないモノに優先順位を付けて削って行きます。これがええやり方やろうと思います。

 

後になって、あれが欲しいと言えば、一々見積もり直しの必要が無く、単価の分かったものの追加になるので大変楽です。後で追加するパターンにすれば、モノによっては、全体プランの大変更を余儀なくされる可能性もあります。この方法ならそれも少ないし、第一、予算オーバーの分を減らして行く作業の方がやりやすいものです。まだまだ、楽しい悩みの種は尽きません・・・。

 

10/27(水) いろいろと間取りを素人が考えていますと、一周回って、結局、元のプランに戻ったり、こっちを縮めて、こっちを移してを、繰り返していくことになります。そして、またどんどん小さな小さな家になってきたり、とてつもなく大きな家になったりを繰り返します。

 

家の価格というのは、基礎部分の占める要素が大きいので、基礎面積が建物価格に大きく影響します。ジオトリステージのように、重量鉄骨で出来たがっちりした骨組みの家は、最大1750ミリもオーバーハングが使えるのが大きな利点です。このオーバーハングとは、言わば張り出しの事で、1階の基礎部分は小さくても、2階3階を外に張り出したカタチにすれば、十分広いスペースを確保した、コストパフォーマンスの高い家になりますよと、積水ハウスの営業くんは、おっしゃいました。

 

 ただ、これを忠実に守って1階を小さく2階を、ガバッとおおきくすると、見た目にものすごく不安定な家に見えるから困ったもんです。廻ってる駒みたいな形の家は、見た目にも倒れそうで怖そうです。。。

 

家の価格を決めるもう一つの大きな要素は、家の形です。正立方体に近ければ近いほど外壁部分の部材が最小で済むので安くなりますし、逆に凹凸の多い家は高くなります。あと、家の価格を決めるための大きな要素は、延べ床面積。もちろん、広ければ広いほど高いのは当たり前です。

 

 家の値段を比較するやり方として、「坪単価」で比較する方法があります。ただ、この坪単価というのが、かなり、くせ者です。普通、ハウスメーカーの営業さんは、外構工事費とか、古い建物の撤去費、登記の費用、エアコン、カーテン、消費税等の費用は見積もりに入れたがりません。なぜなら、競合するメーカーと価格を比較される時に、圧倒的に不利になるからです。これ常識です。

 

仮に、2500万円で50坪の家を建てようと思ったら、坪単価は50万円なのですが、本当はこれに諸費用として解体費150万円、カーテンが50万円、エアコンが50万円、消費税が150万円、地盤改良費用が100万円ほど必要だったとしたら、本体価格以外にこの合計500万円が上乗せされることになり、計3000万円になります。これを50坪で割ると、坪単価が60万円になってしまうのです。

 

自動車の値段が車両本体価格とエアコンやカーナビなどのオプション、登録諸費用から構成されているのと同じで、消費税も本体価格が大きいから5パーセントは車が楽に買えるほどの値段になります。

 

 坪単価のカラクリは、ここにあります。1坪あたり298000円という広告が良くありますが、設備費や必要な経費や消費税全てが果たして含まれているかどうか。まず、まともには、含まれていないでしょうね・・・。まともに考えたら、坪30万円で、設備込みで出来る家は、現実的にちゃんとした機能が備わっていない可能性があると考えられます。お風呂にかける平均費用は80万円から150万円、キッチンにかける費用は100万円から200万円、15万のエアコン5台使って75万円、トイレが1カ所30万・・・こんなのでどんどん引いて行けば、いったい建物は幾らでできているねん。というほどの安い価格になってゆくからです。

 

 各々の設備のランクも要注意です。メーカーの在庫処分品。いわいるプロパーでない製品がうまく自分のストライクゾーンであったら、それでもいいかも知れません。でも、注意すべきは傷ものと呼ばれるカテゴリーの設備機器です。一度現場へ行ってサイズが合わなかったりして出戻ってきた商品であったり、クレームで交換して、それを直した修理上がりの商品であったり、裏商品にはいろいろなものがあります。

 

こんな商品を、いちいち素人はチェック出来ないし、しても判りません。全部が全部、こんな酷いことをやっているのではけっして無いとは思いますが、おうおうにして建築現場では、良くあるケースです。こんな商品は、問屋はロスになるから、何とか安くしても早く換金したい。不心得な設備屋が、こんな商品を新築の家に取りつけていることが絶対にないとは言えないでしょう・・・。だから建て売りなんかは怖いんです。買い手の顔が見えないから、簡単にこんな商品でも押し込めますからね・・・。顔が見えないと、悪いことも平気で出来るものですから。。。

 

普通、見積の中で、設備関係は、不思議と差が出にくいものです。というのは、家はどんな家でも、普通、風呂は1つ、台所も二世帯でなければ1つ。トイレも1つか2つの家がほとんどです・・・。家全体の大きさが広いと、1坪当たりの単価は下がるし、小さい敷地に建てた家ほど1坪あたりは高くなります。これは当たり前のことですよね。

 

それにしても、積水ハウスの家は高いです。家の基礎も、ほんまにこれだけデカいのが要るのかいなというほどデカいですし、鉄骨も、ここまでぶっといのが要るのかいなというほど大きいです。この頃の鉄の相場は中国の影響で、高くなっているそうです。。。坪単価は設備等を入れると80万円近くまで行ってしまうのではないでしょうか・・・。ああ、怖い怖い・・・。

 

10/30(土) 積水さんから第一次見積が上がってきました。かなりの予算オーバーです・・・。さて、何から削って行きましょうか・・・。しばらく悩みは続きます。私はギフト店も経営していますので、もう少ししたらお歳暮セールに突入してしまいます。だから、今のうちの休みは本当に貴重な1日です。取りあえず明日は、積水の北大路ショールームで、ガバーッと開く、ワイドオープンサッシというのを見たいのと、イナックスのショールームにサティスという便器を見に行きたいのと、関西電力にエコキュートという省エネ電気湯沸かし器みたいなものを見に行くとか、ニトリという家具のデカイ店にいろいろ見に行くなど、大忙しです。疲れそうやなぁ・・・。そうや、納得工房へも一度ゆっくり行きたいなぁ。新色や新製品も多く出ていることやろうから・・・。

 

11/1(月) 昨日はなかなかのハードな一日やったです。家づくりのためのメーカーショールーム巡りが休みの日課になってしまいました・・・。朝一から、駅前の関西電力にあるでんおん館という所に行ったら何とお休みでした。ショールームが日曜お休みなんて、いったい、何を考えているのやろう・・。やっぱり関電もお役所気分が抜けないですね。そりゃ、競合他社は居ませんからね。。。私はエコキュートの比較資料が欲しかったのにね・・・。その後、御池にあるINAXのショールーム、松下電器のショールームをはしごしました。愛犬チェリーの餌を買った後、北大路通にあるモデルハウスで積水ハウスと夕方まで、ず〜っと打ち合わせです。これがなかなかしんどかったです・・・。

 

 第一次の見積は出ているのですが、これは概算見積と思いきや、かなり煮詰まった正式見積に近いのが出てきていましたので、いろいろ検討がしやすいです。私は一昨年に続き、家づくりが2度目なので、今度は前のと比較が出来るメリットがあります。建物も同じですからね・・・。そこそこ内容を詰めてから見積を出して貰っているので、床面積が11%以上も少ないのに何故、躯体が23%も値段が高いのですか。とか、外壁の面積比較の資料を出してくれとか、かなり、突っ込んだ質問が出来ます。

 

 熱源は、いろいろ悩んで、オール電化にすることにしたのですが、電気温水器と、エコキュートというものの違いが今いち、判りませんでした。何でも、エコキュートにしたら、空気中の二酸化炭素を採り入れて、それを圧縮し、そこから出来た熱で、お湯を90度まで温めるのだそうです。使うときは、これと水を混ぜてお湯にして使うらしいのですが、素人には、なんでそんなことでお湯が高温になるのか、サッパリ判らんです。

 

 私が判るのは、これが一式70万円もする高価な設備であるということと、10年ぐらいの耐用年数しか無いということ。仮に月に900円の電気代で安く済んだと喜んでいても、70万を10年で割れば年7万。月で割れば、5833円。これってランニングコストに含まないと、フェアーじゃないですよね。ということは、足して、月に6733円のコスト。ガスで8000円から12000円ぐらい毎月払っている人は、少しはメリットあるか・・・。でも、耐用年数である10年後に70万もまた払うのは嫌やなぁ・・・。いろいろ悩みは尽きないです。。。

 

11/6(土) 来週からいよいよシャディのサラダ館は、お歳暮セールに突入しますので、今日が年内最後のお休みです。最後の休みはやっぱり積水ハウスの納得工房という大型シヨールームみたいなところへ予約を入れてあります。床や建具の色決めをしたり、壁紙を検討したり、やるべき事は山ほど有ります・・・。家づくりは、ほんと大変な作業です。。。

 

さて、金曜日に、解体の見積の立ち会いと地盤調査のため、夕方に時間を作りました。建築予定の庭、数カ所を鉄の棒みたいなモノをどんどん地中に埋め込んで行き、どのぐらいの深さに硬い地層があるかを調べる地盤調査が実施されました。もし、この結果が悪いと、何百万もの地盤改良費用がかかる可能性もあるから、大変重要な調査です。金曜の調査では、比較的浅いところで硬い地盤があることがわかり、ホッとしました。あんまり、こんなのにお金をかけたくはないものですからね・・・。

 

 さて、積水ハウスが鉄骨の3階建てのシリーズを統合して、アーバンコレクションという商品にして、来週発表するそうです。詳細はまだ判りませんが、新しいパンフレットは、届けてくれるとのこと。楽しみやなぁ・・。大枠のプランは出来上がっているので、あとは、どう色づけするか。使えるネタが増えていたら良いですけれどね・・・。

 

現在の課題になっているエコキュートですけど、関西電力のお客様センターみたいなところに問い合わせたら、1階に電気温水器かエコキュートを設置して、3階でシャワーを使うのは、無理ということです。電温が高圧式でも駄目ですかね・・・。加圧ポンプ付けてもあかのでしょうか。と、食い下がってみましたが、あかんもんはあかんとの事です。手洗い程度なら出ますけど・・・という、お寒いお返事でした。ほとんどお湯の出ないようなシャワーを手に持って途方に暮れる姿。。。想像しただけで恐ろしいです・・・こんなシャワーは有っても無駄です。最悪のパターンです。。。やっぱり、シャワーは痛いぐらい水圧がないとねぇ。。。

 

ほな、いったいどうしたら良いのでしょうか。3階でシャワーが使いたい時は・・・。いろいろお伺いしてみたら、3階に温水タンクを置いたら、3階のシャワーと、2階のお風呂まで給湯が可能ということが判りました。何でも温水器のタンクの上部から上下4メートルの高さが限界なんやそうです。だから、3階のルーフテラスに温水器を設置したら、今度は1階の台所でお湯が使えないことになります・・・。そんなあほな。。。

 

素人的に考えたら、水は高いところから低い所へ流れます。使えないはずがないやんか・・・。またまた食い下がったけど、あかんもんはあかん・・・。結局、お湯の使用量のことを考え、2、3階は多くのお湯を使うエコキュート。1階の台所は小さな電気温水器がええやろうということになりました。なんで、うちのような小さな家で2つも温水器付けなあかんのやろうか・・・。なんとかならんものでしょうかね・・。

 

11/7(日) 朝10時から午後4時まで、京都府木津町にある積水ハウス納得工房という、家づくりのでっかいショールームみたいなところへ行ってきました。私は2年振りで2度目です。

 

ここは、4階建ての巨大な施設で、あらゆる家の部品が展示されているので、なかなか壮観です。家づくりは、なかなか図面とパースだけではなかなかリアルな現実が判らないもの。お風呂やサッシ、キツチンや玄関ドアに建具、床材やタイル、壁紙に至るまで、現物に触ってみないとなかなか実感が湧かない事が多いので、ここは大変値打ちがあのます。

 

前もそうでしたが、やっぱり来て良かったというケースが今回もありました。お風呂はどれに入っても、今のお風呂より小さく納得出来るモノが有りませんでしたので、もう少し捜すことにしました。玄関ドアも「静穏」という和風の引き戸にしていたのですが、ヨメさんの掃除がしにくいとの一言で変更しました。建具も、決めていたものがもうひとつだったので、変更しました。変更の嵐となりました・・。もし、ここへ来てなかったらそのままのプラン。よく考えてみたら、ああ、恐ろしい恐ろしい・・・。

 

11/11(木) 毎日のように、色指定や品番指定をして、細かい変更をFAXで指示してきました。いちいち文章で書くのは、見る方も大変だし、昨日、表で各部屋別に指定したものをFAXしました。扉の詳細も表にしました。これなら漏れが少ないかも・・・。これだけ終えると何とか一段落。これで、かなり詰めた見積が出し直せるでしょう。。。それが終わると、さすがに連絡する事項が減ってきた。変更点も何度か行ったり戻ったりを繰り返すうちに、減ってきた。こうなればもう終盤なのかも知れませんね・・・。

 

イエスマイハウスという、間取り作製ソフトもフリーソフトの割には、完全に使いこなせるようになって、何十編もの変更変更に使いまくった感じです。積水さんもその度に変更のレイアウトを作り直してくれました。その数、10枚以下ではないです。。。来年1月末の発注まで、細かい手直しや指定直し、仕様変更の作業がまだまだ続くことでしょうね。。。

 

さて、積水ハウスは今日の朝刊で大広告を出して、アーバンコレクションという、重量鉄骨β方式の3階建て住宅の新製品を発表しました。今まではシェルテックコンクリート外壁のビエナ。SC25のセラミック外壁のジオ・トリステージの2つに分かれていたのが、これを統合したものに新素材や新色を織り交ぜた内容となっています。今まで説明を聞いていた通りの変更点で、新外壁は早速サンプルを手配しているとのことです。使えるのがあったらええですけどね。。。

 

素人がいろいろと間取りを考えていると、実際に建つと、絶対に通ることが出来ないスペースやら、逆に途方もなく無駄なスペースがあったりするモノです。その辺りはプロの目でしっかりチェックしてくれます。

 

ハウスメーカーで家を建てることのメリットは、意外にもこんなところにあると、私は勝手に思っています。工務店や大工さん、設計事務所さん等と間取りの検討をしていると、どうしてもこっちのペースで物事を進めることが出来ない場合が多いのです。その結果、どういうことが起きるか・・・。私なりに感じる所を比較してみました。

 

【工務店】工務店は、プランを作る際も、素人相手の意向の引き出し方が下手なので、どうしても少し一方的になってしまい、素人の施主は、中々気兼ねして言いたいことが言えない場合も多いのでは無いでしょうか・・・。年配のおっちゃんにこの方がええで。こうしときなさい。なんて、言われたら若い施主さんは、素人やから反撃出来ないものです。。。何度も何度もプランを作り直そうモノなら、邪魔臭がって、結果的に設計料が上がりまっせ、なんて脅す傾向もあるかも知れません。これは、もってのほかやろうね・・・。自分の所の手持ちの不良在庫の便器や、ダブって仕入れてしまった高価な風呂の浴槽なんかの部材や設備を、何とか押し込んで売ってしまうような傾向に陥るところが残念ながら多いし、このセコさが堪らなく嫌という人も多いでしょう。こっちにとってはせっかく、一生一大の買い物やのにね。。。

 

そして結果的に、向こうの言いなりのプランになってしまっていて、向こうのやりやすいような施工の家になる場合が多いのと違うでしょうか。経費的にも、大まかな見積しかせずに、作り上げて行くといえば聞こえが良いですけど、追加追加で泣かされるのは施主の方であります。しっかりした設計力のある設計士をお抱えで持っている工務店は中小では少ないし、大手でも給料で働く設計士と、自分で事務所を持って開業している設計士さんでは、力量の差も大きいのではないでしょうかと思います。やっぱり、切磋琢磨されないような職場環境では、なかなか良い設計を出来る人材を育てることは難しいです。。。

 

会社や倉庫などの無骨な、実利主義的な建物なら、工務店でもええかも知れませんけれど、人が住む家は、血が通ったような部分が必要になると思います。無駄に広いとか、使いにくい間取り。一点豪華主義の床柱や一枚板の床の間。趣味ではない銘木を変なところで使われて、豪華仕様に見せようとする傾向があるのも困りものです。。。

 

【大工さん】大工さんは、より自分の腕を見せたがった自己顕示欲旺盛な作品を作るような考えの施工がどうしても多いのと違うでしょうか。大工さんの趣味と偶然会えば良いのですが、感性のぴったり一致するような大工さんに巡り会うことは、砂漠で1粒のダイヤを拾うようなモノに近いです。現実的には不可能に近すぎることだと思います。

 

設計費なんてものは、ほとんどがいりませんなんていう場合が多いけど、その分もらっていた荒い図面と、出来上がった現物の差が、やけにあるということは良く聞く話です。大工さんスペシャルで、いろいろ良かれと思われてやっていただくのは良いのですけど、出来上がってみたら、思っていたイメージとかけ離れていたというのでは、本末転倒になる可能性が高いのやないでしょうか・・・。

 

「現場主義」は、悪く言い換えれば、「行き当たりばったり」であるとも言えます。。。施工期間も4ヶ月ぐらいと言っていたのが、実際は6ヶ月かかってしまったなんていう例はザラです。そんな場合でも、工賃は4ヶ月分だけではなく6ヶ月分をしっかり取られる場合が多いのではないでしょうか・・・。もし怒って、そんなん絶対に払わへんぞと頑張って見たところで、結局5ヶ月分ぐらいは、心情的に払わなあかんようになるのやろうね・・・。遅れたのを施主の追加変更のせいにされる場合が多いので、当初見積以外に百何十万も追加請求されたという話は良く聞く話です・・・。

 

何より困るのは、ヘルプや下請けを使わずに施工を全て自分の手だけでしようとする傾向があるので、1階が終わったら2階、2階が終わったら3階という風に、工事がホント、なかなか進まないです。施工レベルは高くても、時間が掛かりすぎたら結果として価格の高いものになるというのは建築では常識の話です。お山の大将的な人が多いので、設備機器などのシビアな仕入れは不得意。そのツケは当然、施主に回ってくるのではないでしょうか。引き渡し時期が遅れたら損害賠償なんて、シビアな施工契約もほとんどがしてない場合が多いので、のんびりゆっくり、ええ家にしましょうという人が多いです。遅れた場合の仮住まいの追加家賃は施主負担やのにね。。。

 

【設計事務所】設計事務所さんで図面を引いて貰って、工務店に発注するスタイルはなかなか良いのですれど、自分の思いを、家に込めてくれるような設計士さんに出会えるかどうかが決め手でしょう・・・。この確率もなかなか低いのじゃないでしょうか。この人なら全てを任せられる。。。という人に出逢えれば最高です。でも、全体予算のコントロールまでしながら、現場管理まで出来るようなスーパー設計士さんはなかなか数少ないのではないでしょうか。もし、出会えて本気になって貰えたら、これが最高のパターンであるとも言えると思います。

 

ただ、設計事務所さんの一番の弱点は、出来た建物への責任体制への不安です。何か不具合があると、工務店は設計事務所の責任にして、工務店は設計事務所のせいにします。つまり、施主の意向より、利害が先行して、なすりつけ合いになる事が容易に考えられるのです。建物の出来上がった後のフォロー体制もなかなか難しいです。設計士の先生に、あんたの下手な設計のお陰で、雨の日に洗濯物を干す場所がないやんか・・・と、文句を言っても仕方無いですしね。。。

 

【ハウスメーカー】 全て事前に、計画的にプランづくりが進められるのが良い点です。一度契約したら、変更がない限り、追加料金は一切必要ありません。良い営業や設計の人に当たれば、プランニング段階で、とことん自分の納得が出来る家になるまで付き合ってくれます。工務店や設計士さんなら早く済ませてしまいたいようなプランニングの作業を根気よくやれるのも、余裕があるハウスメーカーならではかと思います。そのための費用なんかは、一律で価格の中に含まれているので、十二分に満足行くまでの打ち合わせが可能です。ただし、費用的には同じ建物を工務店に頼んだケースに比べて数割以上も割高な場合が多いです。その割高の部分をメーカーとしての安心感のために払えるかどうかが、決め手になります。

 

いくらハウスメーカーで建てても、実際に施工するのは下請けの工務店さんです。施工のレベルは、残念ながら、まちまちである可能性が高いです。その点、規格が厳格に決まっていて、その家の7割〜8割を工業化された工場で作られているようなプレハブ住宅なら、限りなく現場での施工レベルのバラツキをカバーできるのではないかと考えているのが大メーカーです。実際、家の精度はミリ単位で恐ろしく高く、もし仮に下手な大工さんの施工であっても、時間を掛けても、成功するまで何度もやり直すし、結果的に平均点以上の仕上がりになる工夫がされているとも言えます。

 

住宅建築産業はまさしくクレーム産業です。人は、自分の生活する場所づくりに、平均点以上の満足を求めるものです。水道が漏れる。扉の立て付けが悪く重いて空きにくい。床鳴りがする。タイルがはがれてきて浮いている。上の階の足音が下に響く。トイレの音が食事中に聞こえる。魚を焼くと煙が部屋の中に充満して外へ出て行かない。断熱性が低く、夏に暑くて、冬に寒い。建てたばかりなのに基礎コンクリートにひび割れがある。この前の豪雨で床下浸水した。地震で家が傾いた。雨漏りがする。鼠に柱をかじられた。家へのクレームは、人により千差万別です。中には建築業者には、全く関係のないことまでクレームとなって持ち込まれる場合があります。

 

多くの場合、引き渡しから1ヶ月の間にこの手のクレームは集中します。これらの対応は、どの建築業者でもちゃんとやるでしょう。最初はね。。。問題は半年後、3年後あたりです。3年も住んでたら、いろいろ気に入らないところも判ってきて、気になる不具合も出てくるものです。大工さんは、いくらええ人でも、そんなに何度も何度も直しに来て貰うのははばかられるし、第一、他の現場をかかえているから、こっちの都合の良い時間に来て貰うのは不可能です。

 

工務店も、そうたびたび、一銭にもならない仕事を命じられるのには、対応出来ません。こんなことは、口には、出さなくても顔や態度に出るものです。家を建てるのはほとんどの人が一生に一回こっきり。次の受注につながり難いそんな人に、いつまでも構ってられへんというのが本音でしょう。。。ましてや、設計事務所さんに文句言っても、そんな前のこと知らんと言われるのが落ちです。重い腰は絶対に動きません。

 

その点、ハウスメーカーは、カスタマーセンターという専用窓口があって、いつでも、ちょっとした不具合なら、ほとんどの場合無料で対応してくれます。この分の安心はやっぱりあります。実際、この厳しい時代です。工務店さんは廃業されてしまえばお終いですし、大工さんはお亡くなりになれば、縁が切れます。墓の中まで雨漏り直してくれは、言えませんからね。まぁ、ハウスメーカーがええのは、こんなところぐらいやろでしょうね・・・。

 

ただ、このハウスメーカーでも会社によってかなりの差があります。ええかげんなとこは、やっぱりええかげんにしか出来ません。言わば、そのメーカーの企業姿勢だと思います。たまたま、私のパートナーになった積水ハウスさんは、その要件が満たされていたといことだろうと思います・・・。実家、妹夫婦、ウチ、と積水さんで建てるの3棟目ですからね・・・。この差はやっぱり大きいと私は思います。

まだまだ変更はあるでしょうが、間取りがほぼ固まってきましたので公開します。

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△1階

 

説明: 説明: 2f

△2階

 

説明: 説明: 3f

   3階

 

11/15(月) 間取りのプランニングをいろいろと進めて行くと、いろいろな問題に突き当たります。これが大きな問題だと、家のサイズ自身を、触らないといけないことになる場合もありますし、そんなことをするとなると、すぐに50万100万単位で高くなってしまいます。間取りソフトを使って、ああでもない、こうでもないと、何とか枠内に収めようといろいろと無い頭をひねるのですが、出来ることと出来ないことがあり、その限界点がだんだん判ってきます。

 

家族全員分の寝室内のレイアウトをいろいろ考えていると、いろんなことが判って面白いです。10帖や8帖ぐらいの広さがあれば、いろんなパターンでベッドや机や本棚クローゼット、窓、テレビなどをかなり自由にレイアウトできるのですが、これが6帖、4帖半、3帖となってくるとそうはいきまません。部屋の大きさが小さくなるほど、自由度が無くなってきます。

 

つまり窓の位置や扉の位置が決まると、入口の扉の「開けしろ」には全く物が置けませんし、クローゼットの前にも置けません。ベッドの宮の部分は壁付が原則ですし、本棚を窓の前には置けない。ベッドに寝転がりながらテレビを見たければ、自然とテレビはここしかダメということになりますから、どんどん固まってしまって、小さい部屋ほど固定的なレイアウトしか不可能になってくるのです。

 

よく、電気のコンセントの話をすると、そんなもの安いもんやから多めに付けておきゃ、ええやんかと、言う人がいるのですが、私はそうは思いません。寝室のレイアウトをちゃんと固めておくと、主に電気のコンセントとか、テレビのアンテナ線の位置、電話の線の位置が確定しやすいですから、見積額も大分変わってくるからです。

 

タンスをずらっと置いてしまうような壁面にいくらコンセントを付けておいても一生使わないコンセントになって無駄になりますし、下手なところにテレビや電話の入線パネルを付けてしまったら、部屋の床のど真ん中を無様なコードがバシバシ横断することになのます。こんなのを避けるためにも、家具のサイズを計っておいて、しっかりレイアウトを決めてしまうか、模様替えをするなら何パターンか想定した方が良いのは、当たり前のことです。

 

家の中の電気の配線というものは、全部をまとめると想像以上に、ものすごい量になります。予算的にも1部屋1つのコンセントを節約するだけでも10万ほどはすぐ浮くことになりますから、電子レンジとか、マッサージチェアーとか丸ごと買えてしまうことになります。無駄に多いコンセントは、ドブにお金を捨てることに等しいと私は思います。。。。

 

実際の部屋のレイアウトを決めて行くと、これ以上は変えようがないなぁというベストなレイアウトは、必ずあるはずで、変える必要もないほど、ぴたっとしているものです。そして、不思議と無理のないレイアウトというものは、見た目にも美しい場合が多いです。きれいな図面と、使い勝手の良いレイアウトは別物であると言う人もいますけど、10人10色。やっぱり、10人中9人が使いやすいと思うモノは一番美しい場合が多いものだと思います。

 

11/22(月) 家づくりの方は、大体のプランが固まってきて、あとはクロス選びやらタイルの色選びやら照明器具なんかの細部の詰めが残っている感じです。お歳暮セール中は、店が休み無しなので、しばらくそっちの方はお休みといった感じです。

そんな中、先日地盤調査の報告書が来ました。それによると、我が家の地盤はまあまあ硬いが、自沈層が少しあるので、表層の土だけ硬くする工事が必要だという事です。積水さんで工事と名が付けば数万円で収まるハズがない。また50万ほど余計に要る勘定やろうか・・。考えてみれば、この地盤調査は、絶対に家を建てる時に実施していて、必ず何らかの弱い地盤が出てくるものです。

 

この地盤改良工事は、少しでも不安が有れば、やっておかないと後で後悔するから、全く仕方のない工事です。そら、地盤が弱い所があったから、家が傾いてきました。すみませんじゃ、済みませんからね・・・。だから、必ず何らかの追加費用が要る場合が多いのではないでしょうか・・。場合によっては200万も300万もかかる場合がありますから、施主にとっては、恐ろしいものです。でも、もっと恐ろしいのは、ちゃんと調査もせずに建てることです。家なんか傾いたら終わりですからね。。。

 

もうひとつ、解体工事の見積も出てきました。最近の解体工事は、リサイクル法という法律が出来てから、無茶苦茶大変になっているようです。以前は、ガレキというカテゴリーで一括してほかしていたものが、今は完全に分別して、別々に廃棄するか、リサイクルに回さないといけないようです。廃木材と廃コンクリート、ガラス、陶器、石、畳、ふすま、障子、瓦、土壁、家を構成している全てのものを解体現場で分別して、それぞれ適切に処理しなくてはならない。こりゃ大変です。。。

 

積水さんみたいな大会社がええかげんなことは、出来ひんから、その分別とリサイクルを完璧にやるようです。だから自ずと見積も高くなります。75坪の敷地に平屋の1階建てが166平米。これをつぶして処理するのに何と240万でまだ税別やと。。驚きです・・・。

 

このほかにピタッとウチの家がひっついていたため、隣家の壁を補修したりするのにも修復工事が必要ですし、登記費用や、不動産取得税も要ります。こら、えらいこっちゃ。。。ほとんどの京都の家は、街中であればあるほど隣の家と接触しています。それは、下手に隙間が空いていると防犯上も良くないし、家と家との間に雨水が入り込むと、雑草が生えたり、雨水の流れる溝になってしまったり、何かと良い事が無いからです。

 

だからお互いの家は屋根の庇を、お互いの助け合いの意味合いで相手の敷地上でも張り出していました。しかし、最近は、家が単独で境界から越境しては建てないというのが新しい常識になってきましたので、出っ張っている屋根や窓の庇をカットして、越境部分を切り取るケラバ切りという作業が必要になってきました。古い家がお隣の建物にもたれかかってやっとのことで建っているなんていうケースなら悲惨です。家をつぶせないのです・・・。

 

ただ、ケラバを切るというだけでは済みませんので、鋼板などで、雨水が染み込まないように水切りをするとか、家を撤去して隣家の土壁がむき出しになったら、トタン板などで養生しなければならない等の補修工事が必要になります。京都では、建て直す方がこの費用を見るという原則があり、その費用もけっこうな額になります。

 

12/5() 午前中だけ時間を作って、積水ハウスの現地見学会にのぞきに行きました。現実の家の竣工目前の姿を見ると、絵空事のような展示場ではなく、リアルな現実がそこにはあります。

 

ハウスメーカーの展示場は、7〜80坪近い敷地に、まさしくモデルルームとして、豪華仕様で、建築されているので、実際に自分の家を建てるとなると、ぜったいに、こんなスペース空けへんやろう。。。とか、こんなところに、バカほど大きいバルコニー普通付けへんやろう・・・とか、こんな変わった壁紙、使えへんやろうとか・・、非現実的な場合が多いです。

 

そりゃ、夢を売るのが商売やから、日常から少し切り離した所にポイントを置いておかとあかんわなぁとは、思いますけど・・。現実の家には必ずある窓に填める網戸もショールームでは見たこと無いし、必ずそこにあるはずの、洗濯機や、ゴミ箱も多分置いてないです。日常を連想させますしね・・・。

 

ところが、竣工直前の実際のお家を公開する現地説明会は、わけが違います。家には、その人の思いが少なからず入るものです。神棚が作ってあると、あぁ、ここはおばあちゃんの部屋なんやなぁというのがわかりますし、何故、コンセントがこんなにたくさんあるのか判らないなぁと思っていたら、ここのオーディオルームやったり、ロフトがあったら子ども部屋やろうなぁというのがわかったり・・・。

 

ただ、施主さんの気持ちになったら、赤の他人に自分の家を見せるのは何か恥ずかしいような、嫌なような気がするはずです。積水さんは、この辺の所も承知していて、値段交渉の終わりにポロッと、この手の話を持ち出します。謝礼の5万円ぐらいという少しの値引きとセットでね・・・。ハウスメーカーにとったら、現地説明会というのは、新たなお客さんを呼び込む千載一遇のチャンス。建築中にどんな家やろうかと、好奇心満々のご近所さんの欲望も満たせるし、あわよくば、二匹目のどじょうも、望めますしね。。。

 

ただ、私が施主ならあんまりこの手のイベントは堪忍してほしい方です。ご近所のひがみやっかみを買ってしまうことになるのと、どこにトイレやお風呂、何から何まであるかまで、来た人全部に判ってしまうのは、あんまり気分の良い事ではありません。もし、お隣さんが自分の家の食堂の真ん前が便所だと判ったとしたら、猛抗議されるでしょうからね。。。つまり間取りというものは有る意味、プライバシーであると思うのです。家は、不特定多数の人に見せるために作っているのではありません。防犯上も大変困ることになるしね・・・。といいながら、私はネット上で公開してますけどね。。。

 

現場見学会へ行くと、もう一つ気になるのが来場者の方たちです。もし、その人が家を建築中の人だとしたら、施主さんの気持ちも判るから、ちゃんと貸して貰った白手袋もするし、出来る限り壁などに身体が触れないように気を付けるのですが、そんな気のない人も、けっこう来られるものです。収納や扉は、がちゃがちゃと開け閉めするし、コンロは火を点けてみる、水道の蛇口はひねってみるし、電気のスイッチ類は必ず点けてみる、窓は開け閉めするし、ベランダは出てみる。子どもは走り回る。手垢は真っ白な壁紙に着き放題・・・。施主にしてみたら、ホントこんなもの、やるもんやないです・・・。

 

ただ、家を建てている人に共通して言えますのは、どこかでちょこっと、ここまでやっているのですよと、見せびらかすまでは行かないけれど、少しは自己主張したいという部分が無いわけではないと思います。人にきれいやねとか、センス良いねと、褒められたら悪い気はしないモノです。そこらへんをハウスメーカーさんは、うまく、くすぐるから、しぶしぶ現場説明会の開催を承諾する人も多いのだと思います。でも、私は、どこの誰でも見て下さい・・・というのはご遠慮したいと最初から申し上げています。いま、家づくりを考えておられて、その参考にしたいという方がおられて、その方だけに見て頂く程度なら、喜んでご協力するのですけどね。。。

 

12/9(金) 積水ハウスの営業のT君、設計のFさん、電気温水器の会社の方、関西電力がお2人、で設備関係の打ち合わせです。ここまで大人数は、今回の建築では初めてでした。お湯をいかに少ないコストで、有効に使って、しかも機器の費用をどう抑えるかがポイントです。

 

電気温水器はいろいろな種類が出ていますが、一番大きなウエイトを占めるのがお風呂のお湯張りです。これだけで、150リットルから200リットルはお湯が必要です。最近の電気温水器は完全自動化していて、マイコンが流量をちゃんと計算してくれるスグレモノです。それだけではなく、その家のお湯の使用量を統計して、自動的に深夜料金で湧かすお湯の量を調整してくれるそうです。以前は不得意だった、お風呂のお湯の追い炊きも、もちろん出来るようになっています。

 

お風呂の汚れたお湯を温水器のタンクのお湯と混ぜたら汚いやんかと、素人考えでは思ってしまいますが、どうやらそうではないようです。お風呂のお湯を一端タンクの熱いお湯の中をくぐらせて、混ぜずにお風呂に戻すから、お湯が汚れることはないとのこと。技術は日々驚くほど進んでいるのです。

 

我が家の計画では、給湯は1階の手洗い、台所、立水栓、2階の風呂、洗面所、3階のシャワーの6カ所。この中で一番の問題は、3階のシャワーです。1階にある電気温水器から3階のシャワーまでは、圧力が低くなるので、加圧ポンプを付けたとしても事実上不可能とのこと。それならばと、3階のルーフバルコニーに電気温水器を設置することを考えたのですが、このマイコン制御の自動お湯張り機能には厳しい制限があって、1階から2階風呂の給湯は出来るのですが、階下への給湯は、圧力の関係で、出来ないのだといいます。素人には全く判らないのですけどね・・・。それではと、いろいろ悩んだ挙げ句、仕方ないので、1階と3階に電気温水器を2台置くことにしました。

 

そこでまたまた悩むのがタンクの容量です。1階のタンクは5人家族がお風呂とシャワーと台所のお湯を使うのですから550リットルほどのタイプが要るでしょう。ただ、3階はシャワーだけなので、150リットルほどでよいと思います。こちらはお湯を給湯するだけだから、お風呂の湯温なんかをこのマイコンで制御するタイプまでは要りません。でも強いお湯のシャワーを望めば170Kpaの高圧型が良いということになります。となると、最低でも370リットルクラスのものしか設定がありません。そんなに大きいタンクはいらんのですけどね・・・困った困った。

 

2階のお風呂で、万一、お湯が切れた時に、3階のタンクから、お湯がなんとか流用できないものでしょうか。普通に並列に配管するのは、マイコン電気温水器が誤作動するので出来ません。それならばと、3階のタンクのお湯を2階のシャワーにつなげることを考え付きました。必要は発明の母です。こうすれば1階に設置するタンクも小さいもので済むのじゃないでしょうか。

 

つまり、1階には370リットルのマイコン制御型(これも高圧型)。これで1階の台所、手洗い、立水栓、2階の洗面、お風呂のお湯張りだけを賄います。これは、シャワーなどと違って、比較的お湯の使用量が読める部分です。3階のルーフバルコニーの貯湯タンクは給湯専用の370リットルの高圧型にして、これで3階のシャワーと2階浴室のシャワーと蛇口を賄います。こうすれば、2階のお風呂では、1階のタンクのお湯と3階のタンクのお湯の残量を見ながら、余裕のある方のお湯を使えることになります。370+370ですから、合計で740リットル。これだけあればお湯切れの心配も無いと思います。

 

実際に使う方は、「節約モード」とか「深夜料金重視モード」とかいろいろとあるメニューから、自分の家にあった使い方を選ぶだけのようです。これは、余り目立たないですが、大変便利なハイテク機能ですよね・・・。

 

電気温水器にはエコキュートという、電気代が1/3にもなる魔法のようなヒートポンプ式のお湯を沸かす機械があります。タンクが1つで良かったら、当然これを検討したのですが、タンクがどうしても2つ必要ということで、今回、これは断念しました。

 

ランニングコストがいくら安いとはいえ、設備機器代が一式70万以上するのは、施主にとっては痛すぎます。これで20年保ったらええのですが、10年したら交換ですからね。今はええけど、10年後の70万の出費がかないません。70万円を耐用年数の10年、つまり120ヶ月で割ると、1月あたり5833円。いくら電気代が1800円ですむと言っても、先払いしている5833円を足すと、7633円。水を温めてお湯にするだけの経費としたら、1日254円。これに水道代がまだ要ります。このコスト、そんなに安いもんじゃないですよね。。。

 

今回のプランは、エコキュートではないマイコン型電気温水器と普通の電気温水器の2台を付けても、50万円程度という見積が出ています。2台にしては、意外と安い・・・。1つ潰れても、もう1つが何とか使えるので、リスクの軽減にもなります。大規模震災が起こった時も、電気温水器の中のお湯は何とか使えますので、非常用にもなります。また、震災時に打撃を受けたライフラインのうち、一番早く復旧するのは、線をつなぐだけでよい電気です。ガスと水道は管をつながなくてはならないので、大変時間がかかります。そんなのが、今回、ウチがオール電化を選んだ理由です。

 

12/26() 今日は、烏丸御池南東角に新しくオープンした積水ハウスのSHICプラザという所へ行ってきました。以前は富士ゼロックスのショールームだったのが空いたので積水ハウスさんが先月から借りたそうです。積水ハウスさんには京都府木津町に納得工房という大規模ショールームがありますが、そのミニミニ版といったところでしょうか。ここでは、外壁や扉壁紙やタイル、建具やクロス、取っ手や瓦など、家の部品がいろいろ見られるようになっています。ここの打ち合わせ室には、大きなディスプレーがあって、テレビ画面で、建築前の家の様子がウォークスルーで見られるようにもなっています。

 

家の内装プランは、往々にして、変更に次ぐ変更で、だんだん無難に無難に変わって行くものです。なかなか、思い切った挑戦や、冒険は出来ないものですからね。。。建具の色とかクロス床材なんて、一度、家を建ててしまったら、二度と変えられないものばかりですからね・・・。

 

そうなると、どうしても、奇抜な色やデザインの組み合わせは、だんだんと敬遠しなくてはならないようになってきます。こうして、どんどん積水さん推奨パターンになってゆきます。この流れは、前回もそうでしたが、どうしようもない事かもしれません。。。家づくりが初めての人は、どうしても営業や設計の人の言われるがままになりがちです。この部屋は、誰に何と言われても、これでゆくという信念を持たないと、なかなかこれ対抗することは難しいです・・・。

 

部屋の内装のコーディネイトのやり方は、まず、最初に床の色を決めると合わせやすいです。私の使った床材は、積水さんの床材で行けば、一番真っ白なのがスノーバーチ(SB)、これはほとんど真っ白なので、パス。この次がモダンライト(ML)という色です。これをダイニングに採用しました。この床色は表面がシート貼りの新製品で、傷が付きにくいほか、フローリングによくある欠点である溝からの液体の染み込みに強いというSCGフロアです。

 

フローリングというものは、表面が少々濡れても直ぐ拭けば大丈夫なのですが、溝の目地部分はほとんどの製品がベニアのままノーガードです。1ミリ以下の溝とはいえ、隙間は隙間です。ここに、こぼしたジュースや醤油がしみこんだら、まず拭いても取れないし、シミにもなります。

 

ところが、このSCGフロアはV溝部分までコーティングしてあって、V字の溝も掃除しやすそうです。ただ、シート張りだから、悪く言えば、ベニアの上に木目柄の写真のシートを貼り付けてあるようなものです。表面はかなりガードされていますが、決定的な傷になると、補修が難しくなるかも知れないというリスクもあります。積水さんの建具のほとんどが、このシート貼りという方式で、そこそこの見栄えのものが出来ているのを信じて、このフロアをリビングダイニングと玄関ホール、階段という一番頻度の高いところに使ってみました。ちょっと冒険ですけどね。結果は10年後に出ると思います・・・。

 

我が家のメインフロア材は、クリアメイプル(CM)という白っぽくてやや節目、ヤニ、木目のある床色のフローリング材です。1階の和洋折衷の部屋のほか、子供たちの部屋全室、と各階ホールは全部これで統一してあります。

 

ヨメさんの部屋は、本人のたっての希望で、正方形の畳が4枚だけ入れてある関係もあって、ナチュラルウォルナツト(NW)という濃い茶色の木目のある床材になっています。何せ3本の濃い木目色の婚礼たんすと、色合わせをするのが難しいもので・・・。

 

私の部屋の床は黒っぽい柄のあるのカーペット敷きですから、これまたちょっと合わすのが難しい・・。内装は、自分の好みを心の奥底にある引き出しから、これと思うものを探し出して、絞り出す作業のようなものですね。。。

 

他にリビング横の三角形のサンルームというところには、真っ白のホワイトバーチというタイルを張る予定です。水を使うところはクッションフロア(CF)が一番という大原則を崩さずに、キッチン、洗面所、便所、脱衣場はクッションフロアでゆく予定です。

 

この決まった床色に壁紙などを合わせて行きます。一口に壁紙と言いましても、星の数ほど種類や柄、材質の違いあります。その中から、ウチが選んだのは、ペット対応の壁紙。汚れに強く、すぐ雑巾で拭ける。価格もSDクラスで安い。種類は8種類ぐらいしか有りませんが、白ベースに少しベージュがかったものを選びました。玄関、和室、各階ホール、階段室、各寝室まで全部これでゆく予定です。

 

別のクロスを使うのは、リビングを少しモダンにしたいので真っ白でいったのと、1階便所をモノトーンにしたかったのでやや白っぽいスタッコ調。どうでも良い半地下収納は、コンクリート打ちっ放し柄のクロスにしてみました。意外と悩んだのが3階便所。愛着のある今使っている便器を使いたかったので、それに合わせて、壁を一面だけ、濃いブルーにして残りは白。意外とあっさり決まったもんです・・・。まだ変えるかもしれませんけどね。。

 

床と壁が決まりましたら、必然的に幅木や窓縁、収納の扉、建具の色が決まって行きます。ハンドルも少しずつ変えて、いろいろ付けてみようか。。。そんなに値段変わらないし、そこそこ遊べるところである。朝9時半から午後2時までびっちり打ち合わせです・・・。ああしんど・・・。

 

12/30(木) さて、家づくりも佳境に入っていて、ああでもない、こうでもないをここ数ヶ月続けてきました。積水ハウスさんには、打ち合わせ時間の節約のために、毎朝8時前と夕方6時前に、変更点を箇条書きにして、FAXにして入れています。多分ちょっと嫌がられていますでしょうけどね。。。

 

家づくりではホントにいろいろな部分で、施主のリクエストが出てくるものです。あまりにもその項目が多いので、口頭で依頼すると、電話を受ける方も大変です。一言一句聞き逃さないようにしていても、人間ですから、絶対漏れが出てしまいます。それも人間のやることやから仕方ないです。でも、その漏れを最大限少なくするのがFAXだろうと思います。FAXは必ず文書で残るので、言った言わないが、まずありません。クロスや設備の品番なんかも厳密に指定出来るので、間違いが少ないです。このFAXの紙を綴じたファイルも数pの束が出来るほど厚くなってきました。FAXは家を建てる人には絶対に必要な方法やと思いますよ。。。

 

でも、ここで注意点です。あんまりきっちりと、全部が全部、こっちが指定してしまうと、せっかくのプロの視点が入る余地が無くなってしまうので、勿体ない事があります。いくらプロの人でも、こっちはお金を出す立場やから、施主の言った事、お願いした事は、基本的には絶対的な要望になってしまいます。もちろん、最大限に採り入れようと努力してくれます。でも、その通りにして、結果としてバランスの取れた良いものになるかどうか。これは疑問です。

 

ここの壁は白が良いのか黒がよいのか、茶色が良いのか、素人は固定化した概念しか抱けませんが、プロは別の素材を持ってきたり、自分のやった多くの施工例が頭に入っておられます。だから、想像も出来ないような展開が期待出来るケースもあります。これは、家づくりをする上で、大変有り難い事ですし、こんなアドバイスは、必要不可欠なことも多いと思います。

 

全部を施主が指定するのなら、設計家は要らないし、ハウスメーカーの営業さんもいらない。一番安い工務店さんに頼めばよいです。プロにもしっかりアドバイスしてもらって、力を発揮してほしいから、ハウスメーカーが成り立っているのだと思います。まだ正式な工場発注まで1ヶ月もあるし、飽きずに、今のテンションを続けられるかどうかは疑問ですが・・・。このエネルギーは大変なもの。だれも後悔したくないから、ホント、必死です。今は、これを楽しむぐらいでちょうどかなぁと思います。

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1/14(金) いろいろ悩んだ挙げ句、やっと外壁の色が決定しました。裏と1階部分だけはホワイト3JGという白にして、表の棟の2階3階部分だけはライトウォーム4JGの茶色にしました。変わってきたカラーパースをしげしげと見ると、そんなに大きな家やないなぁ・・・という感じです。今の家が平屋で敷地全部に建っているものですから、敷地の後ろ半分に建てる今度の家はどうしても今より住居部分が狭くなる可能性があります。これはしゃあないわなぁ。。。

白色の外壁は汚れてくるので、当初は少しグレーがかった白色にしていましたが、やっぱりきれいな真っ白にしました。セラミックの外壁は水かけりゃキレイになると思いますので。。。

 

2/1(火) 寒い寒い。。。今朝、外に出たら鉢の水が凍っていました。京都でも氷点下になるんやなぁ。。。そんな中、我が家は3月12日には引越ですから、そのための荷造りが大変です。。。結婚以来20年余り、昔から突っ込んであった荷物や山のようなゴミとも格闘しなければなりませんから、普通の何倍も手間がかかります。思い切って、捨てなければ、新しい家には収納場所がそんなにありません。ところがアルバムなど捨てるに捨てられないものが50年近く生きていると、けっこうな量があります。

 

シミジミと古い写真なんか見出したら一向に整理のほうは進みませんし、時間はいくらあっても足りません・・・。我が家の場合、仮住まいの実家への引越荷物と、当分使わないもの、捨てるものにまず分けます。会社に2メートル立法のコンテナボックスがあるので、このコンテナ3個にどんどん押し込んでいってます。実際、困るのは、古い故障したオーディオやビデオカメラなどの廃家電。こんなのは大型ゴミでもなかなか処分しにくいものです。。。ゴミほかしは有料のご時世、こっちもたいへんです。そんな時に助かるのが、リサイクルショップや古道具屋さん。我が家も今回は少しお世話になろうと思います。まだまだ整理の毎日が続くのですが、夏にはまたまた再引越が待っているので、そのことを頭に入れながらやらんとね・・・。あぁ、腰痛っ。。。

 

さて、家づくりのプランも大枠固まってきて、いよいよ大詰めです。やっとのことで、2月8日の大安の日に契約する運びまで来ました。思い起こせば、この数ヶ月、毎日毎日FAXで変更を送り続けて、積水のTさんのFAXファイルは厚さ3p、図面はラフプランから入れたら20枚の書き直し。見積は本体・外構・解体・先行外構などを入れると15部ぐらい。よくまあ、嫌な顔一つせず、お付き合い下さったもんです。ありがとうございました。

 

我が家の場合、11月頃から約3ヶ月と、プランの検討期間がたっぷりと長かったから、いろいろと変更が続けられました。娘の受験という3月のタイミングが絶対条件でありましたので、これに合わせると、実際の建築期間より準備期間がたっぷり取れるという好条件だったことになります。

 

全体の仕様は決定次第、次のページでアップロードします。

 

逆に、今回のプランで、最初のプランには入っていたのですが、コスト的に高かったのであきらめた設備は、次の通りです。@浴室暖房乾燥機A浴室テレビB2階の広いルーフバルコニーCロジアという中空空間Dリビングの作りつけの家具E掘りごたつ式のリビングF本格和室の床の間と仏間Gシースルー階段Hアルカリイオン整水器I丸いFIX窓J外構のモダンな門袖壁Kアルミ製の外周用フェンスLコンクリート敷きの駐車場M地下隠蔽配線NTOTOネオレストというタンクレストイレOミストサウナPジェットバスQ高級な照明器具R外部格子スクリーンSせいおんという高級玄関両引き戸(21)大理石の上がり框・・・など数多く。。。予算の関係や仕様の変更など仕方ないもの多いなぁと思います。。。など。。。やっぱりええもんは高いです・・・。

 

2/10(木) もう変更することも無いやろうと、思っていたら、10カ所以上も変更してしまいました。今日の午後、烏丸御池にある積水ハウスの新しく出来たSHICプラザというショールームみたいなところへ出かけて、CGで計画中の家を見せてもらってきました。

 

この設備なかなかのスグレモノで、前回建てたときに木津町の納得工房で見たものを、少し改良して、コンパクトにした感じのものです。最近のパソコンソフトは日々進歩していて、わずか1980円で市販されているソフトでさえ、3Dでウォークスルーが出来る凄い機能が備わっているのがあります。もちろん、ここにあるのは、それより大幅に素材が豊富なので、表現力はかなり高いです。普通、家の平面図をよく見ていると、かなりの部分でどんな家になるのかは想像出来るのですが、一番判りにくいのが、窓やカウンターなどの高さと、カラーリングです。この2点がクリアできるのが、この手のCGソフトの良いところです。

 

実際、このCGを見て、地窓のサイズを少し大きくしたり、掃き出し窓を天井までの高さのものに変更したり、お風呂の窓を細長いものに変えたり、天井近くの窓をより幅の広いものに変更したり、念のために見ておいて良かった。。。というのが率直な感想です。出来てから替えてくれは言えませんからね。。。あと、広い面積のリビングダイニングのエアコンを15年後故障したときの代替えのことを考えて、天井埋め込み型から普通の壁掛け型に変更しました。これだけで価格が5万は値段が下るそうです。。。

 

今まで、いろいろ検討課題だった電気の床暖房も、松下電工のカタログを熟読したら、小さいものをいろいろ組み合わせるより、出来るだけ大きい面積のものを少ない枚数で貼る方がコストパーフォンマンスが高いのが判りました。その方針に変更して、置き換えてみたら、床暖房の面積が大きくなったにも関わらず、4万も値段が下がるのが判りました。これはやっとかなあかんなぁ・・・という感じです。見直して良かったです。いっぺん施工すると、床下のことやから、二度と変えられませんしね・・・。

 

契約書を一端交わしたので、この分は変更見積として最後に精算ということになります。一端発注してしまうと、追加は出来ますが、中止はなかなか出来ない場合が多いと思います。当たり前ですが・・・。だから、ここでの最後のあがきは、実はとても大事なことなのです。つまり、発注後は金額がプラスにはなるが、マイナスにはならない場合が多いです。そらそうです、2メートル×2メートルの板を注文した後で、これを2メートル×3メートルに変更したら、前の分はまるまる使えません。これは、当然でしょう。

 

だから、正式発注後の変更は無茶苦茶高くつきます。プラスだけですからね・・・。それにしても、積水さんは最後の最後まで根気強く付き合って頂いています。こっちも真剣やけど、向こうもプロ。熱意が伝わってくるのは、一番有り難いことです。感謝してます。

 

2/24(木) 寒の戻りというのやろうか。今週はやけに寒い日が続きます。京都でさえ、最低気温が氷点下。。。ただ、日中はかなり暖かくなる日もありますから、だんだん、こうして春が近づいてくるのでしょうね。これからが三寒四温の時季です。

 

家の解体の日もだんだん近づいてきて、家の中もだんだんと片づいてきました。不要不急のものをどんどん毎日毎日会社のコンテナに運んでいるのですが、この量も半端ではなく、2メートル立法のこのコンテナも、もう4つめになっています。やっぱり5人家族、けっこうあるものですね。さて、積水さんから今日、いろいろご提示がありました。そのために今日は8人も自宅に来られました。

 

営業のTさんと、設計のFさん、外構業者のA造園さんが2人、解体業者の方が2人、現場監督さんと担当工務店さんが各1人。いよいよ始まるなぁという感じです。今のところ決まった日程は、3月14日から解体工事に入るという事と、4月4日に基礎着工、4月28日が躯体工事資材の第一便到着日ということ。5月上旬から大工さんが入って6月中旬には木工事は終わり。設備工事とクロスなどの仕上げ工事が続いて、6月末ごろには目途がつく。積水ハウスさんの場合は大体基礎着工から3ヶ月で本体工事を終えるように工期を組まれますから7月上旬の完成が見えてきたというところでしょうね。7/16日の祇園祭宵山に間に合うのを目標にお願いしますと頼んであります。

 

私は、ジオトリステージという積水ハウスの重量鉄骨3階建ての現場を見るのは、今回が2回目ですので、大体のことは、前と同じで、段取りもほぼ覚えています。その前回の工事で、一番気になったのが、建方工事が梅雨時で、大雨が降っていたことです。せっかく組み上げた躯体と、ALCが雨でびしょ濡れになってしまったのが大変嫌でした。基礎の中にも水深20センチぐらい水が貯まっていましたしね。。。今回のスケジュールではゴールデンウィーク直前から建方が始まりますから、上手く行けば梅雨入り前の5月中旬には雨じまいが済むと思います。屋根さえ出来てしまえばあとはいくら雨に降られても平気ですから、出来たら雨無しでこの時季をやり過ごすことが出来るかも知れないなぁ・・・。と、密かに願っています。。。

 

3日に1度は雨が降ると言われる日本の気候で、これは本当に難しいことです。それにしても、家を建てる人は、どの季節に建てる人が多いのでしょう。積水のTさんに聞くと、ハウスメーカーの場合は、どうしても売上の関係や、施主さんの事情で、12月の年末引渡とか、3月末までに引渡し、というのが多くなるそうです。ということは、10〜11月、1〜2月がドタバタと忙しい時期ということになります。へぇ、そんなもんかねぇ・・・。つまり、一番時間の掛かる木工事を担当する大工さんは秋から冬がけっこう仕事が詰まることになる。この時期じゃなくて良かった。。。

 

前回の建築日記を参考に、今回の建築スケジュールを勝手に組んでみました。積水ハウスさんは、前回もそうでしたが、なかなか工程表をくれません。その通りにならなければお客さんからクレームになる可能性があるから、出さないのではなく、出せないのだろうと思います。一端、工程表を出してしまうと、どうしてもその通りにやらないといけなくなるから、無理にその日のうちに終わらせる事を強要してしまったり、無駄な手待ちの時間が出来てしまうのを嫌われるのだろうと思います。私が現場監督でも、工程表に縛られずに臨機応変にやりたいですわなぁ・・・。

 

私の勝手に作った工程表を営業君から見せてもらった現場監督さんは、かなり現実に近いですねぇと、おっしゃったそうな。そりゃ、そうやわなぁ、実際に2年前に建てた記録と同じような工程やもんなぁ。。。

 

建て替え2はほぼ決まった仕様について写真入りで掲載しています。

 

 

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