建て替え大作戦2005
アーバン・コレクションβシステム
ジオ・トリステージU(積水ハウス)
Vol.5(修復工事)
3/26(土) 隣家の壁や塀を修復するための足場が搬入されました。組立はまだなのでブルーシートにくるんで置いてあります。
3/28(月) 日曜の夜から月曜にかけて、雨が降りました。雨降って地固まる。地盤調査もこの日行われたようです。何も問題が無ければ良いのですが・・・。地盤改良の費用は、驚くほど高くつきますからね・・・。
隣家の壁や塀の補修箇所が増えたので足場も増えたのか、それとも本体工事にも使う足場なのか不明ですが、追加で足場が搬入されました。変更見積が来るのが恐怖です・・・。
恐らく地中に埋まるであろう部分にも先に補修工事がされました。ここらへんは、往々にして、
ええかげんにするものですが、さすが積水さん丁寧にやらはります。
雨が降ると現場はぬかるみ状態。光っていたはずの革靴もすぐにドタ靴になります。
3/29(火) お隣の壁の補修工事と地縄張りが始まりました。測量や、地盤改良工事は終わったのでしょうか・・・。これらは形跡がないので判りません。
昨日のぬかるみも少しだけマシになりました。
お隣の壁面には修復工事用の足場が建てられました。
波板を張るための下地が施工され、地面に近い部分はモルタルで押さえられました。
地縄をこうして見ると家の配置がハッキリします。
こうして見ればかなり小さいように見えます。
北東の角はギリギリにしないと、家が入りません。。。
裏庭のある東側面は境界線に糸が張られました。
暗くなってからしか写真を撮りに行けませんので、かなり暗い写真ばかりですみません。
3/30(水) お昼過ぎに現場の近くを通ったので、久しぶりに昼間の写真を撮ってきました。3人の大工さんが作業中でした。もちろん、ちゃんとヘルメットを着用されていますが、高いところなんで、落ちないでくださいね・・・。
養生してあったブルーシートも取り除かれ、波板を張り付けるネタが完成。この後、波板が張られて行く予定だと思います。
南側の木塀の補修も進みました。お隣のお寺さんのご要望で塀を少しカットして細工しています。
出っ張っている屋根庇は、境界線通りにカットさせて頂きました。所謂、ケラバ切りというヤツです。いよいよ明日は地鎮祭。一つの節目の儀式です。
3/31(木) 良く晴れた大安の今日、地鎮祭を執りおこないました。お祓いをお願いしたのは、いろいろとご縁のある近くの五条天神宮さんです。会場の設営は全て積水ハウスさんが無料でやって頂けました。お祝いにお酒も2本頂きました。ありがとうございました。神主さんへの御礼は「御玉串料」と書いた紅白の水引で、金額は御礼が4万、御供えが1万、合計5万円でした。
会場には大きなテントが1張り。その四隅には青竹が立てられて荒縄が張られています。
テントの中には神棚が。お供えものや、これら一式は神主さんがご準備頂きました。
お供え物は御神酒、洗い米、するめいか、大根、茄子、りんごなどでした。
盛り土には榊が植えてあります
設計のFさんが鎌でえぃえぃおぃで刈り取ります。
お忙しいい中、駆けつけていただきました積水ハウス京都北営業所の大田所長さんが鋤入れです
営業のTさん・設計のFさん・現場監督さんのHさんも玉串をあげて頂きました。
鬼門(北東角)方位除けのお祓い
裏鬼門(南西角)のお祓い
古井戸のあった場所のお清め
東面と南面の補修用波板張りの工事はもう終わっていました。後は水切り笠木ぐらいでしょう。
北面はまだまだ補修工事が残っています
無事、地鎮祭も終わって、現場少し打ち合わせです。ここで、営業の長徳谷さんから、あんまり良いお話ではないのですが・・・と恐怖の告白。先日の地盤調査の結果、少しだけ地盤の弱い所が3カ所見つかりました。大したことは無いのですが、地盤改良工事を柱状補強工事に変更させてくださいとのこと。50万だった表面だけの地盤改良を80万円もする工事に変更。つらいけど、こればっかしは、仕方無いわなぁ。。。
もともと、表面の土だけの地盤改良でもウチの場合、50万もしてます。これは、前の工事でも見ましたけれど、土をこねくり回して、何か凝固剤のようなものを土に混ぜるだけで、1日で終わり。なんでこんなのに40万円も・・・と驚いた前の記憶があります。それと比べたら直径60pの穴を23本も開けて、コンクリートミルクを流し込んで固めたりする地盤改良方法が80万円というのは、よくよく考えたら安い気もしないではないですよね。この地中柱の上に基礎を配筋するから、そりゃ強いわなぁ。。。深さは普通3メートルほどなのだそうですが、そこまでは必要無く、120pほどだけの柱で良いそうです。
でも、この辺で、そこまでやっている普通の上の新築工事は、私は見たことがありません。少しオーバースペックのような気もせんではないけど、言われたらやらない訳にはいかんわなぁ・・・。これをやらなかったから家が傾きましたでは、洒落にならんですからね。。。工事日程がこれで押さなければ良いのですけれど。。。
工事のご担当をいただく堀江さんとも少しお話ができました。この方、一級建築士免許もお持ちです。お顔が失礼ながら、前の防衛庁長官の石破さんに、そっくり。お名前が、今、旬のホリエモンさんと同じなので、ウチの家族の中では、勝手にホリエモンさんと、愛称で呼ばさせていただいています。
仮縄をしましたところ、予定より少し敷地中心部が狭くなってしまっていました。今のままでは建物南側の玄関前や裏庭に行く通路のスペースが狭くなってしまいます。下手をすれば、建物自体が敷地の中に収まらない危険性も出てきました。10pか20pのことですが、これがかなり厳しい問題なのです・・・。
そこで何とか建物が敷地内に収まって、少しでも南側の通路が広くとれるように、出来るだけ建物を北側一杯に建てて頂くようにお願いしました。もちろん越境は出来ませんので、限界はあるのですが、積水ハウスさんの工事現場をいろいろ見ていますと、京都のまちなかでよくある、お隣との境界線ギリギリ一杯という大工さんの名人芸の施工は余り見たことはありません。どうしても土地に余裕を持って建てられるケースが多いのです。しかし、この点だけは、私がこのジオトリステージという無足場工法が可能な重量鉄骨の住宅を選んだ第一の理由なので譲れません。南側の通路を極力広く確保してくださいという切なる要望にどこまで答えて頂けるかというところです・・・。
なんでも、あんまり北側のブロック塀ギリギリを溝掘りすると、お隣の塀が倒れてくる可能性があるので、基礎近くを崩しては補強、崩しては補強という、大変な作業がどうしても必要になってくるとのことです。でも、堀江さんは、努力しますと確約していただきました。この言葉に期待しましょう。。。現在の仮縄がお隣の塀から一番広いところで68p。(ただし、柱心)ジオの場合は外壁の面はここから18p外になるハズやから、壁と壁の間は68−18で50p。コレは空き過ぎやろう・・・。これが、どれだけ建物が北の境界に寄れるか、みものです。。。
4/1(金) 昨日の地鎮祭の後、作業が進み、壁の補修工事は大方が終わっていたようです。
残っていた部分に波板が張られました。聞けば補修だけなのに壁の中に、断熱材まで入れていたとか・・・。そこまでする必要のあるものなのでしょうか・・・。確かに土壁が落ちてしまっているところは有りましたが。。。
南側の木塀の補修はほぼ完了のようです
ケラバカットの後も、きれいに補修されています。
出っ張っていたお隣の窓庇もカットされ、あとは仕舞いだけのようです
端っこの所の補修がまだ少し残っているようです
このコンクリート壁をお隣にお願いして少しキレイにしたいと思います
4/1(土) 先日の地鎮祭で現場監督さんから工程表をいただきました。それによると、4/6〜4/27が基礎工事。4/28〜6/10が外装工事。5/22〜6/30が本体工事。6/27〜7/7が仕上げ工事。となっていました。7/9には引越したい旨をお伝えし、7/11〜8/8の外構工事を前倒しするように、お願いしました。祇園祭にはどうしても戻りたいのでね・・・。
隣家の養生がほぼ終わって、少し問題も出てきました。お隣の家の壁を直すのに垂木のネタを打って、波板を張ったため、今までの境界線よりもこちら側にけっこう張り出してしまったのです。当初の予定ではブロックで境界線をぴっちり明示したかったのですが、このブロックが来るべきところに、隣家の柱や床下足下の補強のため、モルタルで固めたものが来てしまったのです。
何せ、お隣の建物もかなりの年代物ですから、お隣の柱の下の部分はすっかり朽ち果てていて、柱が宙に浮いているような状況だったのです。そこで、モルタルで簡単な基礎を作って、柱を補強するという方法を取ったものですから、ウチの敷地内にまでコンクリートの基礎部分がかなり出っ張ってしまいました。立ち上がりの壁の前にブロックを立てる方法もあるのですが、そうなると土地の間口が狭くなって、車3台と通路という当初の予定が大きく変わってしまいます。困った困った・・・。いろいろ大変です。。。
今回、お隣に無理をお願いして、お隣の出っ張っている屋根庇のケラバと窓庇をカットさせていただきました。今回の計画で、電気、電話、テレビの電線をどうしてもここに通さないといけないという事情があるためである。ところが、せっかく入線ラインを開けて頂いたのに、またまた換気フードのようなものが、取り付けてありました。こんな大きな出っ張りは、全然私は、聞いてないよ。。。
台風などの強風のときは、このフードにカンカンと線が当たってしまいそうな予感がします。。。解体補修の大工さんは、恐らく、そんな事情は全然ご存じ無いのでしょうね。。。これは、打ち合わせ不足です。。。。大工さんは施主の言うこととお隣の言うことを両方聞かなくてはならないから、板挟みになったら大変やけど、わざわざケラバカットまでした理由を理解しておられなかったのは、困ったことです。。。補修工事の精算見積書も来ました。当初予定では77万ほどだった補修の費用も、終わってみれば123万円まで膨らんでいました。辛いところです。。。
仮設の立水栓も出来ました。いよいよ来週からは基礎工事が始まります。
4/4(月)隣家のブロック壁の地中基礎があんまりしっかり施工されていなかったため、地中に空洞が出来ていたようです。そのままハツると壁が倒れてくる可能性がありましたので、モルタルでお隣の壁の基礎部分を、こちら側からしっかり補強して、万全の対策を取られたようです。ただ、しっかり対策されたまでは良かったのですが、今度はこちらの基礎工事に支障が出るほど大きく補強部分が出っ張ってしまいました。もうモルタルが固まったので、今度はこれをハツリながら補修しながら基礎工事用の枠を何とかはめ込めるスペースを確保されるそうです。なんだか、素人目には無駄な工事のような気がしましたが、やはり、この方法しか無かったようです。。。